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技術 建設機械

出願人 日立建機株式会社
発明者 藤島弘明熊谷博稲場康彦
出願日 2019年2月28日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2019-035798
公開日 2020年9月3日 (4ヶ月経過) 公開番号 2020-139328
状態 未査定
技術分野 建設機械の構成部品
主要キーワード 字状パイプ タンク支持台 上取付板 取付パイプ 右前カバー エア抜き作業 開き構造 エア抜き孔
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年9月3日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

作動油タンクの高さ寸法を高くしたことによって生じる問題を解決できるようにする。

解決手段

燃料を貯える燃料タンク16は、旋回フレーム5の右サイドフレーム8とセンタフレーム6との間に位置してセンタフレーム側に配置されている。また、作動油を貯える作動油タンク19は、燃料タンク16よりも左,右方向の外側となる右サイドフレーム8側に燃料タンク16と左,右方向に並んだ状態で配置されている。この上で、作動油タンク19の上面部19Eは、燃料タンク16の上面部16Eよりも高い位置に配置されている。

概要

背景

一般に、建設機械としての油圧ショベルは、前,後方向に自走可能な下部走行体と、下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、上部旋回体に俯仰の動作が可能に設けられた作業装置とにより構成されている。

上部旋回体は、支持構造体をなす車体フレームとしての旋回フレームを有している。この旋回フレームは、前,後方向と直交する左,右方向の中央に配置されたセンタフレームと、センタフレームの左側に前,後方向に延びて設けられた左サイドフレームと、センタフレームの右側に前,後方向に延びて設けられた右サイドフレームとを含んで構成されている。また、旋回フレーム上には、燃料を貯える燃料タンク作動油を貯える作動油タンクとが設けられている。

一般的に、燃料の給油作業が定期的に行われる燃料タンクは、外部からアクセスし易い左,右方向の外側、例えば右側に配置されている。また、作動油タンクは、燃料タンクの左側に並んだ状態で配置されている(例えば、特許文献1参照)。

概要

作動油タンクの高さ寸法を高くしたことによって生じる問題を解決できるようにする。燃料を貯える燃料タンク16は、旋回フレーム5の右サイドフレーム8とセンタフレーム6との間に位置してセンタフレーム側に配置されている。また、作動油を貯える作動油タンク19は、燃料タンク16よりも左,右方向の外側となる右サイドフレーム8側に燃料タンク16と左,右方向に並んだ状態で配置されている。この上で、作動油タンク19の上面部19Eは、燃料タンク16の上面部16Eよりも高い位置に配置されている。

目的

本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、作動油タンクの高さ寸法を高くしたことによって生じる問題を解決できるようにした建設機械を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

前,後方向に自走可能な車体の支持構造体をなし、前記前,後方向と直交する左,右方向の中央に配置されたセンタフレーム、前記センタフレームの左側に前,後方向に延びて設けられた左サイドフレーム、前記センタフレームの右側に前,後方向に延びて設けられた右サイドフレームを有する車体フレームと、前記車体フレーム上に設けられ燃料を貯える燃料タンクと、前記車体フレーム上に設けられ作動油を貯える作動油タンクと、を備えてなる建設機械において、前記燃料タンクは、前記車体フレームの前記左サイドフレームと前記右サイドフレームのいずれか一方のサイドフレームと前記センタフレームとの間に位置して前記センタフレーム側に配置され、前記作動油タンクは、前記燃料タンクよりも左,右方向の外側となる前記一方のサイドフレーム側に前記燃料タンクと左,右方向に並んだ状態で配置され、前記作動油タンクの上面部は、前記燃料タンクの上面部よりも高い位置に配置されていることを特徴とする建設機械。

請求項2

前記車体フレームは、前記燃料タンクおよび前記作動油タンクが載せられるタンク搭載部を有し、前記タンク搭載部には、前記タンク搭載部から前記作動油タンクの下面部が上方向に離間した位置で前記作動油タンクを支持するタンク支持台が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建設機械。

請求項3

前記燃料タンクの上面部を含む作業用足場を有し、前記作動油タンクの上面部には、前記足場で作業するときに掴まるためのハンドレールが上側に延びて設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建設機械。

技術分野

0001

本発明は、例えば車体フレーム上に燃料タンク作動油タンクが設けられた油圧ショベル等の建設機械に関する。

背景技術

0002

一般に、建設機械としての油圧ショベルは、前,後方向に自走可能な下部走行体と、下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、上部旋回体に俯仰の動作が可能に設けられた作業装置とにより構成されている。

0003

上部旋回体は、支持構造体をなす車体フレームとしての旋回フレームを有している。この旋回フレームは、前,後方向と直交する左,右方向の中央に配置されたセンタフレームと、センタフレームの左側に前,後方向に延びて設けられた左サイドフレームと、センタフレームの右側に前,後方向に延びて設けられた右サイドフレームとを含んで構成されている。また、旋回フレーム上には、燃料を貯える燃料タンクと作動油を貯える作動油タンクとが設けられている。

0004

一般的に、燃料の給油作業が定期的に行われる燃料タンクは、外部からアクセスし易い左,右方向の外側、例えば右側に配置されている。また、作動油タンクは、燃料タンクの左側に並んだ状態で配置されている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0005

特開2011−42994号公報

発明が解決しようとする課題

0006

昨今の油圧ショベルは、狭い作業現場でも旋回動作できるように、上部旋回体が小型化されている。これに伴い、旋回フレームも小型化されるから、エンジン等の機器類を設置するための旋回フレーム上のスペースが制限されてしまう。このような油圧ショベルでは、エンジン等の機器類を設置するために、設置スペースを上側に拡大することになるから、機器類の高さ寸法、設置位置が高くなってしまう。

0007

機器類の高さ寸法、設置位置を高くした場合に生じる問題の一例について述べる。まず、油圧ショベルの組立作業や作動油の交換作業を行ったときには、油圧回路内エア抜き作業が行われる。この油圧回路内のエア抜き作業では、作動油タンクに作動油を充填し、油圧ポンプの最上部に位置する油孔エア抜き孔)から作動油が流出したことで、各部に作動油が行き渡ったこと(エアが抜かれたこと)を確認している。このときに、作業者は、油圧ポンプの最上部の油孔から作動油が一気溢れ出ないように、作動油タンクに設けられたオイルレベルゲージで、作動油の液面高さが各部に作動油が行き渡ったときの高さとなる基準油面に近付いたかを見ながら、作動油タンクに作動油を充填している。

0008

しかし、前述したように、機器類の1つである油圧ポンプの設置位置が高くなると、基準油面(最上部に位置する油孔の位置)も高くなるから、作動油タンクのオイルレベルゲージの取付位置を高くする必要が生じる。これに伴って作動油タンクの高さ寸法が大きくなるから、作業装置を動作させたときに、油圧アクチュエータに作動油を給排するために作業装置に設けられた油圧ホースが作動油タンクに干渉する虞がある。

0009

また、作動油タンクの上面部は、エンジン等をメンテナンスするときの足場として利用されており、周囲には、乗降時や作業時に掴むハンドレールが設けられている。このため、作動油タンクの高さ寸法が大きくなると、地上から足場までの高さ寸法が大きくなるため、安全性の高いガイドレールへの変更が必要になる場合がある(ISO2867(2011)による)。しかも、ハンドレールよりも高さ寸法が大きなガイドレールに変更したことで、ガイドレールが輸送時の高さ制限を越えた場合、油圧ショベルを輸送する度にガイドレールを取外さなくてはならず、輸送作業に手間と時間を要してしまう。

0010

本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、作動油タンクの高さ寸法を高くしたことによって生じる問題を解決できるようにした建設機械を提供することにある。

課題を解決するための手段

0011

本発明は、前,後方向に自走可能な車体の支持構造体をなし、前記前,後方向と直交する左,右方向の中央に配置されたセンタフレーム、前記センタフレームの左側に前,後方向に延びて設けられた左サイドフレーム、前記センタフレームの右側に前,後方向に延びて設けられた右サイドフレームを有する車体フレームと、前記車体フレーム上に設けられ燃料を貯える燃料タンクと、前記車体フレーム上に設けられ作動油を貯える作動油タンクと、を備えてなる建設機械において、前記燃料タンクは、前記車体フレームの前記左サイドフレームと前記右サイドフレームのいずれか一方のサイドフレームと前記センタフレームとの間に位置して前記センタフレーム側に配置され、前記作動油タンクは、前記燃料タンクよりも左,右方向の外側となる前記一方のサイドフレーム側に前記燃料タンクと左,右方向に並んだ状態で配置され、前記作動油タンクの上面部は、前記燃料タンクの上面部よりも高い位置に配置されている。

発明の効果

0012

本発明によれば、作動油タンクの高さ寸法を高くしたことによって生じる問題を解決すことができる。

図面の簡単な説明

0013

本発明の実施の形態に係る油圧ショベルを示す正面図である。
作業装置を省略した油圧ショベルを右前側から拡大して示す斜視図である。
作業装置のブームを仰動させた状態の油圧ショベルを拡大して示す正面図である。
図3に示す油圧ショベルを作動油タンク、外装カバー、ハンドレールを省略した状態で示す正面図である。
外装カバー、ハンドレール等を省略した上部旋回体を示す平面図である。
カウンタウエイト、外装カバー、ハンドレール等を省略した上部旋回体を右後側から示す斜視図である。
旋回フレーム、燃料タンク、作動油タンク等を右前側から示す要部拡大の斜視図である。
旋回フレーム、エンジン、油圧ポンプ、作動油タンク等を拡大して示す一部破断の正面図である。

実施例

0014

以下、本発明の実施の形態に係る建設機械の代表例として、後方超小旋回型の油圧ショベルを例に挙げ、図1ないし図8に従って詳細に説明する。

0015

図1において、油圧ショベル1は、クローラ式の建設機械を構成している。この油圧ショベル1は、前,後方向に自走可能なクローラ式の下部走行体2と、下部走行体2上に旋回可能に設けられ、下部走行体2と共に車体を構成する上部旋回体3と、上部旋回体3の前,後方向の前側に俯仰の動作が可能に設けられた作業装置4とを備えている。

0016

作業装置4は、土砂掘削作業等を行うもので、ブーム4A、アーム4B、バケット4C、ブームシリンダ4D、アームシリンダ4E、バケットシリンダ4Fを含んで構成されている。また、図3図4に示すように、作業装置4には、アームシリンダ4E、バケットシリンダ4F等に圧油を給排するための複数本の油圧ホース4G(2本のみ図示)がブーム4Aの右側面に沿うように設けられている。各油圧ホース4Gは、例えば、可撓性を有するホース金属管とを組合わせた管体として形成されている。

0017

上部旋回体3は、下部走行体2の車幅とほぼ等しい左,右方向の幅寸法を有している。また、図5に示すように、上部旋回体3は、後述のカウンタウエイト11が旋回中心Oに近付くように前側(後述のキャブ15の近傍)に配置されている。これにより、油圧ショベル1は、上部旋回体3が下部走行体2上で旋回したときに、カウンタウエイト11の外周面がほぼ下部走行体2の車幅内に収まる後方超小旋回型の油圧ショベルとして構成されている。

0018

旋回フレーム5は、上部旋回体3のベースとなる車体フレームを形成している。図5図6に示すように、旋回フレーム5は、上部旋回体3の左,右方向の中央に配置されたセンタフレーム6と、センタフレーム6の左側で上部旋回体3の前,後方向に延びて設けられた左サイドフレーム7と、センタフレーム6の右側で上部旋回体3の前,後方向に延びて設けられた右サイドフレーム8とを有している。

0019

センタフレーム6は、前,後方向に延びる厚肉鋼板等からなる底板6Aと、底板6A上に立設され、左,右方向に所定の間隔をもって前,後方向に延びた左縦板6B,右縦板6Cとにより構成されている。左縦板6B、右縦板6Cの前側には、作業装置4のブーム4Aが俯仰の動作が可能に取付けられ、後部にはカウンタウエイト11が取付けられている。左サイドフレーム7は、センタフレーム6から前,後方向に間隔をもって左,右方向に延びた複数本の左張出しビーム(図示せず)を介してセンタフレーム6の左側に支持されている。

0020

さらに、右サイドフレーム8は、一方のサイドフレームを形成している。右サイドフレーム8は、前部がセンタフレーム6に向けて左側に屈曲している。右サイドフレーム8は、内部が空洞になった断面がD字状の構造体(Dフレーム)からなり、その上部は、平坦な上面8Aとなっている。右サイドフレーム8は、後述する右前張出しビーム9、右後張出しビーム10等を介してセンタフレーム6の右側に支持されている。

0021

図6図7に示すように、右前張出しビーム9および右後張出しビーム10は、センタフレーム6の右側に間隔をもって右サイドフレーム8を支持している。右前張出しビーム9および右後張出しビーム10は、前,後方向の中間位置に前,後方向に間隔をもって配置され、それぞれ左,右方向に延びている。各張出しビーム9,10は、左側がセンタフレーム6に取付けられ、右側が右サイドフレーム8に取付けられている。

0022

右前張出しビーム9は、左,右方向の中間部から左側の上部が燃料タンク搭載部9Aとなり、中間部から右側の上部がタンク搭載部としての作動油タンク搭載部9Bとなっている。燃料タンク搭載部9Aは、燃料タンク16を支持するもので、作動油タンク搭載部9Bよりも低く形成されている。

0023

作動油タンク搭載部9Bは、燃料タンク搭載部9Aよりも高く右サイドフレーム8の上面8Aと同程度の高さ位置となっている。作動油タンク搭載部9Bは、後述するタンク支持台17を介して作動油タンク19の前側部分を支持している。作動油タンク搭載部9Bには、ボルト(図示せず)を用いてタンク支持台17の下取付板17Aが取付けられている。

0024

右後張出しビーム10は、右前張出しビーム9と同様に、左側の上部が燃料タンク搭載部(図示せず)となり、右側の上部がタンク搭載部としての作動油タンク搭載部10Aとなっている。また、作動油タンク搭載部10Aには、ボルトを用いてタンク支持台18の下取付板18Aが取付けられている。

0025

図5に示すように、カウンタウエイト11は、旋回フレーム5のセンタフレーム6の後部に設けられている。このカウンタウエイト11は、作業装置4との重量バランスをとるもので、左,右方向の中央部が後方に突出した円弧状の重量物として形成されている。カウンタウエイト11は、上部旋回体3の旋回半径が小さくなるように、旋回フレーム5の旋回中心Oに近い前側寄りに配置されている。

0026

エンジン12は、カウンタウエイト11の前側に位置して旋回フレーム5の後側に、左,右方向に延在する横置き状態で搭載されている。エンジン12の左側には、ラジエータオイルクーラインタクーラ等からなる熱交換装置13が配置され、エンジン12の右側には、後述の油圧ポンプ14が設けられている。

0027

油圧ポンプ14は、エンジン12の右側に取付けられている。油圧ポンプ14は、作動油タンク19から供給される作動油を圧油として後述のコントロールバルブ24に向けて吐出する。油圧ポンプ14は、例えば油圧ショベル1の組立作業時、作動油の交換作業時に、内部にエアが残って圧縮性能が低下しないように、内部のエアを抜き取って作動油で満たすエア抜き作業が行われる。そこで、図6図8に示すように、油圧ポンプ14には、作動油の流路の中で最も高い位置にエア抜き孔14Aが設けられている。このエア抜き孔14Aが開口している高さ位置が、作動油タンク19における作動油の基準油面L1(図8参照)となっている。

0028

なお、本実施の形態による油圧ポンプ14は、後方超小旋回型の油圧ショベル1に搭載されるもので、狭い設置面積に対して大きな吐出流量を得るために上,下方向に大きく(高く)形成されている。これに伴い、作動油タンク19の作動油の基準油面L1の位置も高くなっている。

0029

キャブ15は、旋回フレーム5の左前側に搭載され、オペレータ搭乗する。キャブ15の内部には、オペレータが着座する運転席走行用操作レバー、作業用の操作レバー、各種スイッチ類等(いずれも図示せず)が配設されている。

0030

燃料タンク16は、旋回フレーム5のセンタフレーム6と右サイドフレーム8との間に位置してセンタフレーム6側に配置されている。具体的には、燃料タンク16は、センタフレーム6の右縦板6Cの右側に近接して対面するように、後述する作動油タンク19の左側に並んで配置されている。燃料タンク16は、各張出しビーム9,10の燃料タンク搭載部9A上に取付けられている。燃料タンク16は、前面部16A、後面部16B、左面部16C、右面部16D、上面部16E、下面部16Fからなる上,下方向に延びた直方体状の容器として形成されている。燃料タンク16は、エンジン12に供給する燃料を貯える。上面部16Eには、燃料を充填するための給油口16Gが上側に突出して設けられている。

0031

ここで、燃料タンク16は、高さ寸法において作動油タンク19よりも低く形成されている。即ち、燃料タンク16の上面部16Eは、作動油タンク19の上面部19Eよりも寸法H(図7参照)だけ低い位置に配置されている。これにより、燃料タンク16の上面部16Eを作業時の足場として利用した場合でも、足場の位置を低く抑えることができる。例えば、燃料タンク16の高さ寸法(地上から足場となる上面部16Eまでの寸法)を、ISO2867(2011)で規定されたガイドレールが必要な高さ寸法以下に抑えることができる。

0032

タンク支持台17,18は、作動油タンク19を旋回フレーム5上に支持している。図7に示すように、前側に位置するタンク支持台17は、右前張出しビーム9の作動油タンク搭載部9B上に取付けられている。また、後側に位置するタンク支持台18は、右後張出しビーム10の作動油タンク搭載部10A上に取付けられている。タンク支持台17,18は、作動油タンク搭載部9B,10Aから作動油タンク19の下面部19Fが上方向に離間した位置で作動油タンク19を旋回フレーム5上に支持している。

0033

これにより、タンク支持台17,18は、作動油タンク19を一方のサイドフレームとなる右サイドフレーム8の上面8Aの位置よりも高い位置に支持している。この場合、右サイドフレーム8の上面8Aから作動油タンク19の下面部19Fまでの寸法、即ち、各タンク支持台17,18の高さ寸法は、基準油面L1の位置を作動油タンク19のオイルレベルゲージ19Gの上,下方向の中間位置に表示できる位置まで当該作動油タンク19を高くできる寸法に設定されている。

0034

前側のタンク支持台17は、右前張出しビーム9の作動油タンク搭載部9Bにボルト(図示せず)を用いて取付けられた下取付板17Aと、下取付板17Aの縁部側から上側に延びた壁板17Bと、壁板17Bの上端部に下取付板17Aと平行に取付けられた上取付板17Cとを備えている。上取付板17Cは、作動油タンク19の下面部19Fにボルト(図示せず)を用いて取付けられている。

0035

後側のタンク支持台18は、前側のタンク支持台17と前,後方向で対称となるように形成されている。後側のタンク支持台18は、前側のタンク支持台17と同様に、下取付板18A、壁板18B、上取付板18Cを備えている。下取付板18Aは、ボルトを用いて右後張出しビーム10の作動油タンク搭載部10Aに取付けられ、上取付板18Cは、作動油タンク19の下面部19Fにボルトを用いて取付けられている。

0036

次に、本実施の形態の特徴部分となる作動油タンク19の構成について詳細に説明する。

0037

作動油タンク19は、旋回フレーム5上に設けられている。作動油タンク19は、燃料タンク16よりも左,右方向の外側となる右サイドフレーム8側に、燃料タンク16と左,右方向に並んだ状態で配置されている。即ち、作動油タンク19は、作業装置4のブーム4Aから離れた燃料タンク16の右側に隣接して設けられている。作動油タンク19は、下部走行体2に設けられた油圧モータ、作業装置4の各シリンダ4D〜4F等の油圧アクチュエータを駆動するための作動油を貯えている。そして、作動油タンク19は、各タンク支持台17,18を介して各張出しビーム9,10の作動油タンク搭載部9B,10Aに取付けられている。この場合、作動油タンク19は、作動油タンク搭載部9B,10A、右サイドフレーム8の上面8Aの位置よりも高い位置で、各タンク支持台17,18により支持されている。

0038

作動油タンク19は、前面部19A、後面部19B、左面部19C、右面部19D、上面部19E、下面部19Fからなる上,下方向に延びた直方体状の容器として形成されている。作動油タンク19は、下面部19Fが各タンク支持台17,18の上取付板17C,18Cにボルトを用いて取付けられている。これにより、作動油タンク19の上面部19Eは、燃料タンク16の上面部16Eよりも寸法H(図7参照)だけ高い位置に配置されている。

0039

図8に示すように、油圧ポンプ14側に位置する後面部19Bには、上,下方向の中間部から上側に延びてオイルレベルゲージ19Gが設けられている。オイルレベルゲージ19Gは、作動油タンク19内に作動油を充填するときに、適量の作動油が充填されたか確認するために設けられている。この作動油タンク19内への作動油の充填作業では、油圧回路内のエア抜き作業が行われる。

0040

このエア抜き作業では、作動油タンク19に作動油を充填し、油圧ポンプ14の最上部に位置するエア抜き孔(油孔)14Aから作動油が流出したことで、各部に作動油が行き渡ったこと(エアが抜かれたこと)を確認する。このときに、オイルレベルゲージ19Gは、油圧ポンプ14側となる後面部19Bに設けている。従って、作業者は、オイルレベルゲージ19Gを目視して作動油タンク19内に充填された作動油の量を把握することができ、作動油の液面が基準油面L1に近付いたら、作動油の充填するときの流量(単位時間当たりの充填量)を少なくする。これにより、油圧ポンプ14のエア抜き孔14Aから作動油が一気に溢れ出るのを防止することができる。

0041

ここで、本実施の形態による作動油タンク19は、例えば、既存の作動油タンクを用い、各タンク支持台17,18によって設置位置を高くすることにより、その上面部19Eが燃料タンク16の上面部16Eよりも寸法Hだけ高い位置に配置されている。従って、作動油タンク19は、オイルレベルゲージ19Gの取付位置を変更する必要がなく、全ての作動油が戻されたときの液面位置L2も、上面部19Eよりも下側の余裕を持った位置に設定されている。

0042

図1ないし図3に示すように、外装カバー20は、旋回フレーム5に搭載された各種機器類を覆っている。外装カバー20は、キャブ15と左,右方向の反対側で燃料タンク16、作動油タンク19の前側に配置された右前カバー20Aと、キャブ15とカウンタウエイト11との間に位置してエンジン12等の上側を覆うエンジンカバー20Bと、作動油タンク19の右側面を覆うタンクカバー20Cとを含んで構成されている。

0043

エンジンカバー20Bは、例えば、後端縁支点として前側が開閉可能な前開き構造をもったカバーとして構成されている。このエンジンカバー20Bを開いた状態では、エンジン12等のメンテナンスを行うことができる。また、右前カバー20Aは、燃料タンク16に燃料を補給するとき、作動油タンク19の作動油を交換したり補充したりするとき、エンジンカバー20Bを開いてメンテナンスを行うときに、上部旋回体3に上がるためのステップを兼ねている。これにより、作業者は、例えば、エンジン12のメンテナンスを行うときには、右前カバー20A、燃料タンク16に足を掛けることで、エンジンカバー20Bの前側の作業位置に上がることができる。

0044

ハンドレール21は、作動油タンク19の上面部19Eを含む上部旋回体3に設けられている。ハンドレール21は、例えば、燃料タンク16の上面部16Eに乗降するとき、足場となる上面部16Eで作業するときに掴まる。具体的には、ハンドレール21は、外装カバー20の右前カバー20Aを上り下りするときに掴む前側ハンドレール22と、作動油タンク19の上面部19E上で作業をするときに掴む後側ハンドレール23とにより構成されている。

0045

前側ハンドレール22は、下端部が右サイドフレーム8の前部に取付けられて上側に延びた縦パイプ部22Aと、キャブ15と同等な高さ位置で、縦パイプ部22Aの上端部から後側に延びた横パイプ部22Bと、横パイプ部22Bの後端部から下向きに延び、下端部が作動油タンク19の上面部19Eに取付けられた取付パイプ部22Cとにより構成されている。

0046

後側ハンドレール23は、前端部が前側ハンドレール22の取付パイプ部22Cの上部に取付けられ、後側と左側にL字状に屈曲したL字状パイプ部23Aと、L字状パイプ部23Aの左端部から下向きに延び、下端部が燃料タンク16の上面部16Eに取付けられた取付パイプ部23Bとにより構成されている。

0047

ここで、ISO2867(2011)において、ハンドレール21は、ガイドレールよりも低い寸法に形成することができる。従って、ハンドレール21は、油圧ショベル1を輸送するときに、輸送時の高さ制限の範囲に形成することができる。

0048

図4に示すように、コントロールバルブ24は、外装カバー20の右前カバー20A内に位置して旋回フレーム5上に設けられている。コントロールバルブ24は、下部走行体2の油圧モータ、作業装置4のブームシリンダ4D、アームシリンダ4E、バケットシリンダ4F等の各種の油圧アクチュエータに対し、圧油の給排を制御する複数の方向制御弁集合体として構成されている。

0049

本実施の形態による油圧ショベル1は、上述の如き構成を有するもので、次に、油圧ショベル1の動作について説明する。

0050

キャブ15に搭乗したオペレータは、エンジン12を始動して油圧ポンプ14を駆動する。これにより、油圧ポンプ14からの圧油は、コントロールバルブ24を介して各種アクチュエータに供給される。これにより、オペレータが走行用の操作レバーを操作したときには、下部走行体2を前進または後退させることができる。一方、作業用の操作レバーを操作することにより、作業装置4等を動作させて土砂の掘削作業等を行うことができる。

0051

油圧ショベル1では、作動油を定期的に交換している。この作動油の交換作業では、油圧ポンプ14を含む油圧回路にエアが残って油圧ポンプ14の圧縮性能が低下しないように、内部のエアを抜き取って作動油で満たすエア抜き作業が行われる。このエア抜き作業は、作動油タンク19に作動油を充填し、油圧ポンプ14の最上部に位置するエア抜き孔14Aから作動油が流出したことで、各部に作動油が行き渡ったこと(エアが抜かれたこと)を確認している。このときに、作業者は、作動油タンク19に設けたオイルレベルゲージ19Gを目視し、作動油の液面高さが基準油面L1に近付いたか否かを確認することで、エア抜き孔14Aから作動油が一気に溢れ出ないように作業することができる。

0052

ここで、油圧ショベル1は、後方超小旋回型の油圧ショベルとして形成されている。このため、上部旋回体3と共に旋回フレーム5も小型化されているから、エンジン12、油圧ポンプ14等を設置するための設置スペースは、上側に拡大されている。これに伴い、エンジン12、油圧ポンプ14等の高さ寸法、設置位置が高くなる。

0053

然るに、本実施の形態によれば、燃料を貯える燃料タンク16は、旋回フレーム5の右サイドフレーム8とセンタフレーム6との間に位置してセンタフレーム側に配置されている。また、作動油を貯える作動油タンク19は、燃料タンク16よりも左,右方向の外側となる右サイドフレーム8側に燃料タンク16と左,右方向に並んだ状態で配置されている。この上で、作動油タンク19の上面部19Eは、燃料タンク16の上面部16Eよりも高い位置に配置されている。

0054

従って、作動油タンク19を、燃料タンク16よりも高く形成した場合でも、低い燃料タンク16上をメンテナンス時の足場として設定することができる。これにより、安全としてガイドレールよりも低いハンドレール21を用いることができるから、構成を簡略化することができる。また、油圧ショベル1の高さ寸法を、輸送時の高さ寸法の範囲内に収めることができ、輸送作業を容易に行うことができる。この結果、作動油タンク19の高さ寸法を高くしたことによって生じた上記問題を解決することができる。

0055

旋回フレーム5は、燃料タンク16および作動油タンク19が載せられる作動油タンク搭載部9B,10Aを有している。この作動油タンク搭載部9B,10Aには、作動油タンク搭載部9B,10Aから作動油タンク19の下面部19Fが上方向に離間した位置で作動油タンク19を支持するタンク支持台17,18が設けられている。これにより、既存の作動油タンク19を各タンク支持台17,18によって高くするだけで、オイルレベルゲージ19Gの高さ位置を基準油面L1に合わせることができる。この結果、既存の作動油タンク19を用いて安価に構造変更することができる。

0056

油圧ショベル1は、燃料タンク16の上面部16Eを含む作業用の足場を有している。また、作動油タンク19の上面部19Eには、足場で作業するときに掴まるためのハンドレール21が上側に延びて設けられている。これにより、作業者は、例えば、エンジン12のメンテナンスを行うときに、ハンドレール21を掴むことにより、燃料タンク16上に安全に乗降することができる。

0057

なお、実施の形態では、車体を構成する上部旋回体3の左,右方向の右側に燃料タンク16と作動油タンク19を設けた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、車体の左,右方向の左側に燃料タンクと作動油タンクを設ける構成としてもよい。

0058

、実施の形態では、作動油タンク19は、旋回フレーム5上にタンク支持台17,18を介して支持した場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、作動油タンクの高さ寸法を大きくすることにより、この作動油タンクを旋回フレームに直接的に取付ける構成としてもよい。

0059

さらに、実施の形態では、建設機械として、クローラ式の下部走行体2を備えた油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばホイール式の下部走行体を備えた油圧ショベルに適用してもよい。それ以外にも、油圧クレーン等の他の建設機械にも広く適用することができる。

0060

1油圧ショベル(建設機械)
2下部走行体(車体)
3上部旋回体(車体)
5旋回フレーム(車体フレーム)
6センタフレーム
7左サイドフレーム
8右サイドフレーム
9右前張出しビーム
9B,10A作動油タンク搭載部(タンク搭載部)
10 右後張出しビーム
16燃料タンク
16E,19E 上面部
17,18タンク支持台
19 作動油タンク
19F 下面部
21 ハンドレール

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