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技術 農業ハウス用谷樋

出願人 イノチオアグリ株式会社
発明者 林大策石黒康平
出願日 2019年2月27日 (1年11ヶ月経過) 出願番号 2019-034545
公開日 2020年9月3日 (5ヶ月経過) 公開番号 2020-137436
状態 未査定
技術分野 屋根ふき・それに関連する装置または器具 温室
主要キーワード 固定スプリング ビス先端 メイン支柱 中央ピラー 受けレール 合わせ板 鋼製角パイプ 底部構造
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年9月3日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

フィルム受け部材取り付け作業の煩雑さを解消する。

解決手段

谷樋TTは、上開口を有する断面U字状に形成されると共に、本体部には、側壁の少なくとも一部を構成する垂直部53と、垂直部から内側に向かって伸び水平部57と、水平部の先端に外向きに開口するフィルム受け部58と、が左右対称となる様に一体に備えられている。水平部57には上下方向に貫通する水抜き孔59が形成されている。左右対称のフィルム受け部は、互いに上部が離れる様に上開き傾斜となる関係に構成されている。本体部には、水平な底面部51を備え、底面部と距離をあけた内底部55が側壁内面に一体に備えられ、内底部と底面部との間を連結する垂直部56によって複数のボックス状空間を有する底部構造を備えている。

概要

背景

従来、農業ハウス用の谷樋は、断面略U字状を呈し、アーチパイプ傾斜角と同一となるように折曲げ加工されたものが用いられている(特許文献1)。

特許文献1によれば、谷樋に対してアーチパイプを固定する際、アーチパイプ上面に取り付けたフィルム受け部材と直交するフィルム受け部材をも谷樋に固定している。

概要

フィルム受け部材の取り付け作業の煩雑さを解消する。谷樋TTは、上開口を有する断面U字状に形成されると共に、本体部には、側壁の少なくとも一部を構成する垂直部53と、垂直部から内側に向かって伸び水平部57と、水平部の先端に外向きに開口するフィルム受け部58と、が左右対称となる様に一体に備えられている。水平部57には上下方向に貫通する水抜き孔59が形成されている。左右対称のフィルム受け部は、互いに上部が離れる様に上開き傾斜となる関係に構成されている。本体部には、水平な底面部51を備え、底面部と距離をあけた内底部55が側壁内面に一体に備えられ、内底部と底面部との間を連結する垂直部56によって複数のボックス状空間を有する底部構造を備えている。

目的

本発明は、農業ハウスにおいて、フィルム受け部材の取り付け作業の煩雑さを解消することを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

上開口を有する断面U字状に形成されると共に、さらに、以下の構成をも備えることを特徴とする農業ハウス谷樋。(1)前記断面U字状の本体部には、側壁の少なくとも一部を構成する垂直部と、該垂直部から内側に向かって伸び水平部と、該水平部の先端に外向きに開口するフィルム受け部と、が左右対称となる様に一体に備えられていること。

請求項2

さらに、以下の構成をも備えることを特徴とする請求項1に記載の農業ハウス用谷樋。(2)前記水平部には上下方向に貫通する水抜き孔が形成されていること。

請求項3

さらに、以下の構成をも備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の農業ハウス用谷樋。(3)前記左右対称のフィルム受け部は、互いに上部が離れる様に上開き傾斜となる関係に構成されていること。

請求項4

さらに、以下の構成をも備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の農業ハウス用谷樋。(4)前記本体部には、水平な底面部を備え、該底面部と距離をあけた内底部が側壁内面に一体に備えられ、該内底部と前記底面部との間を連結する垂直部によって複数のボックス状空間を有する底部構造を備えていること。

技術分野

0001

本発明は、農業ハウス谷樋に関するものである。

背景技術

0002

従来、農業ハウス用の谷樋は、断面略U字状を呈し、アーチパイプ傾斜角と同一となるように折曲げ加工されたものが用いられている(特許文献1)。

0003

特許文献1によれば、谷樋に対してアーチパイプを固定する際、アーチパイプ上面に取り付けたフィルム受け部材と直交するフィルム受け部材をも谷樋に固定している。

先行技術

0004

特開2002−291348号公報(図7

発明が解決しようとする課題

0005

このため、従来は、フィルム受け部材の取り付け作業が煩雑であった。

0006

そこで、本発明は、農業ハウスにおいて、フィルム受け部材の取り付け作業の煩雑さを解消することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成するためになされた本発明の農業ハウス用谷樋は、上開口を有する断面U字状に形成されると共に、さらに、以下の構成をも備えることを特徴とする。
(1)前記断面U字状の本体部には、側壁の少なくとも一部を構成する垂直部と、該垂直部から内側に向かって伸び水平部と、該水平部の先端に外向きに開口するフィルム受け部と、が左右対称となる様に一体に備えられていること。

0008

本発明の農業ハウス用谷樋によれば、屋根面を構成するフィルムは、その下端を谷樋の屋根側端部を越えて挿入し、谷樋が一体に備えるフィルム受け部に固定すればよい。また、ハウス側壁を構成するフィルムは、その上端を谷樋の外側端部を乗り越えて内側まで入り込ませ、谷樋が一体に備えるフィルム受け部に固定すればよい。谷樋は左右対称となる様にフィルム受け部を備えているから、谷樋の開口を塞ぐことなく左右の屋根のフィルムも軒側側壁のフィルムも固定することができる。この結果、フィルム受け部材取り付け作業の煩雑さを改善することができる。

0009

ここで本発明の農業ハウス用谷樋は、さらに、以下の構成をも備えることができる。
(2)前記水平部には上下方向に貫通する水抜き孔が形成されていること。

0010

本発明の農業用ハウス谷樋は、フィルム受け部材取り付け作業の煩雑さを改善する反面、フィルム受け部と垂直部との間に水が溜まる部分が生じてしまうが、上記構成をも備えることにより、「水平部に雨水が溜まる」という新たな問題をも解決することができる。

0011

これら本発明の農業用ハウス谷樋は、さらに、以下の構成をも備えることができる。
(3)前記左右対称のフィルム受け部は、互いに上部が離れる様に上開き傾斜となる関係に構成されていること。

0012

かかる構成をも備えることにより、フィルムの装着作業が容易になると共に、水平部及びフィルム受け部の裏側にビス先端を隠す様に飛び出させることができるから、点検作業も容易にすることができる。

0013

これら本発明の農業用ハウス谷樋は、さらに、以下の構成をも備えることができる。
(4)前記本体部には、水平な底面部を備え、該底面部と距離をあけた内底部が側壁内面に一体に備えられ、該内底部と前記底面部との間を連結する垂直部によって複数のボックス状空間を有する底部構造を備えていること。

0014

かかる構成をも備えることにより、水平な底面部により支柱の頂面に対して谷樋を直接取り付けることが可能になると共に、複数のボックス状空間を有する底部構造による強度アップが図られ、谷樋に軒桁部材としての役割を果たさせることもできる。これにより、農業用ハウスにおける長手方向の構造強度メンバーの構成を簡素化することができる。

発明の効果

0015

本発明によれば、農業用ハウスにおいて、フィルム受け部材の取り付け作業の煩雑さを解消することができる。

図面の簡単な説明

0016

実施例1の農業用ハウスの全体構成を示し、平面図、5通り背面図、3通り正面図、2通り正面図、1通り正面図、A通り右側面図、C通り左側面図、D通り左側面図である。
実施例1の農業用ハウスの要部を示し、(A)は4通り断面図、(B)は天窓取付部を西下方から見た斜視図、(C)は天窓取付部を(B)と同じ部分を東下方から見た斜視図である。
実施例1の農業用ハウスの天窓取付部を示し、(A)は天窓を閉じた状態の断面図、(B)は天窓を最大開度に開いた状態の断面図である。
実施例1の農業用ハウスの天窓とその支持部を示し、(A)は断面図、(B)は平面図である。
実施例1の農業用ハウスにおける谷樋を示し、(A)は斜視図、(B)は断面図、(C)は要部の拡大断面図である。
実施例1の農業用ハウスの施工例を示し、(A)は天窓部分を下方から見た斜視図、(B)は谷樋部分を妻側から見た斜視図である。
実施例2の農業用ハウスの天窓取付部を示し、(A)は合掌梁接合金具の斜視図、(B)は合掌梁接合金具、合掌梁、及び天窓の取り付け関係を示す正面図である。

0017

以下、本発明を実施するための形態を、図面に示す具体的な実施例に基づいて説明する。

0018

[農業用ハウスの概要
実施例1の農業用ハウス1は、図1に示す様に、時計回りにA1−B1−B5−A5−A1にて区画される東2と、B1−C1−C5−B5−B1にて区画される中央棟3と、C2−D2−D5−C5−C2にて区画される西棟4とからなる三連棟型のビニールハウスである。東棟2は西側片天の天窓5aを備え、中央棟3は両天の天窓5b,5c,5d,5eを備え、西棟4は東側片天の天窓5fを備えている。なお、西棟4には、2通りC−D間にシャッター6、3通りC−D間に引き戸7、5通りC−D間に引き戸8、D通り2−3間に引き戸9が備えられている。

0019

[天窓の概要]
本実施例においては、各天窓5a〜5fの幅はいずれも1500mmを採用している。長さについては、東棟3の天窓5aは18000mm、中央棟3の天窓5b,5cは9000mm、中央棟3の天窓5d,5eは4500mm、西棟4の天窓5fは9000mmとしている。また、各棟2〜4の幅はそれぞれ8000mm、長さは東棟2及び中央棟3を18000mm、西棟4を13500mmとしている。構造体としてのメイン支柱MPの間隔は、東西8000mm、4500mmとしている。また、メイン支柱MPの上端には、後述する谷樋TTが軒桁を兼ねる構造部材として取り付けられている。

0020

本実施例の農業用ハウス1は、図1,2に示す様に、複数対の合掌梁21,21によって屋根構造を構成している。各対の合掌梁21,21は、それぞれ上端に突き合わせ板22,22が溶接固定されている。合掌梁21,21は、それぞれの下端をメイン支柱MPの上端部に取り付けると共に、突き合わせ板22,22同士をボルト締めにより固定することにより、合掌屋根を構成している。

0021

図2(A)に示す様に、片天の西棟4においては、谷樋TTから突合板22,22の上端まで達する長いアーチパイプAPLにフィルムを張って西の屋根面を構成し、谷樋TTから天窓受け部材25まで達する短いアーチパイプAPSにフィルムを張って東の屋根面を構成している。これに対し、両天の中央棟3においては、谷樋TTから天窓受け25まで達する短いアーチパイプAPS,APSにフィルムを張って東西の屋根面を構成している。

0022

突き合わせ板22,22は、合掌梁21,21の上下左右に飛び出す面積を有し、上端部には、それぞれ天窓支持用の平板状のブラケット部材23,23が外に向かって突設する様に溶接固定されている。また、突き合わせ板22,22の下端部には、アングル材を介して上スペース中央ピラーUCPが垂直に固定されている。この中央ピラーUCPの下端は、各メイン支柱MP,MP間に東西方向に渡された下方梁部材UB1に接合されている。また、中央ピラーUCPの中程やや上側の位置にも合掌梁21,21間に東西方向に渡された上方梁部材UB2も固定されている。この上スペースには、遮光カーテンCTNが設置され、下方梁部材UB1のメイン支柱MP近傍にカーテン巻取り装置が設置されている。なお、突き合わせ板の西側面には上部中央桁部材UCGボルト固定されている。

0023

突き合わせ板22,22から外に向かって突設されたブラケット部材23,23には、図2(B),(C),図3に示す様に、上側から外嵌めする様に下向きコの字状の外嵌部材31,31がボルト軸支点として回動可能となる様に取り付けられている。このボルト軸は、複数対の合掌梁21,21のそれぞれにおいて、水平方向の同一軸線上に位置する様に差し通されている。

0024

ブラケット部材23,23に上方から外嵌めされる外嵌部材31,31の上面には、上向きコ字状の天窓受け部材32,32が溶接固定されている。そして、この天窓受け部材32,32に対して、天窓の回動支点側の上桟33,33が上方から嵌め込まれると共にボルト締めにて固定されている。

0025

天窓5a〜5fは、図4(B)に示す様に、上桟33と先端側の下桟35とを合掌梁の位置ごとに接合する軒方向横桟34,34,…(4500mmピッチ)とによって梯子状に組み付けられた外枠を備えている。なお、図示は省略したが、横桟34,34,…の中間位置(2250mmピッチ)に、垂木材を組み付けている。そして、図3(A),(B)に示す様に、桟部材33〜35の上面にはフィルム受けレールCUPが、開口部を上向きにして取り付けられている。図示は省略したが、2250mmピッチで取り付けた垂木材の上面にもフィルム受けレールCUPが開口部を上向きにして取り付けられている。これらフィルム受けレールCUPにより、天窓の上面側にフィルムFLMを張り渡すことができる。

0026

また、図4(B)に示す様に、合掌梁21の上面にも天窓受け部材26が取り付けられている。これにより、天窓は、各33〜35が天窓受け部材25,26によって下面を受けられた状態で閉じられる。

0027

[谷樋の概要]
次ぎに、本実施例の農業用ハウス1において採用した谷樋TTについて説明する。谷樋TTは、アルミ合金製一体成形品で構成され、図5(A)〜(C)に示す様に、底面部51と、この底面部51の両端から斜め約45度方向に開く様に伸びる下方傾斜部52,52と、下方傾斜部52,52の上端から垂直上方に伸びる垂直部53,53と、垂直部53,53の上端から斜め約45度方向に開く様に伸びる上端傾斜部54,54と、下方傾斜部52,52の内側を連結する内底部55と、内底部55と底面部51とを連結する中央垂直部56と、左右の垂直部53,53の内面側から水平に伸びる水平部57,57と、水平部57,57の先端に外向きに開口する様に形成さたフィルム受け部58,58とからなる左右対称の断面形状を有し、長さ方向にはメイン支柱MP,MP間に掛け渡すことのできる全長(4500mm)を有している。なお、底面部51の幅は、メイン支柱MPの頂面の幅と同一にしている。

0028

上端傾斜部54,54には、アーチパイプAPS,APLの下端をボルト締めにて固定するためのボルト挿通孔が長さ方向所定位置に貫通されている。また、下方傾斜部52,52の長手方向両端部には、合掌梁21,21の取り付けに際してボルト等を挿通させるための合掌取り付け孔群71,71も形成されている。さらに、水平部57,57の長さ方向両端付近と長さ方向中央付近には、図5(C)に示す様に、水抜き孔59が貫通されている。

0029

フィルムFLMは、図5(C)に示す様に、フィルム受け部58に対して、外側から押し込んだ上で固定スプリングSPRにて固定する。また、このフィルム受け部58にはさらに外側からカバー部材CAP嵌め込みビスBISでネジ止め固定される。このとき、ビスBISの先端はフィルム受け部58の裏側に飛び出すが、当該部分は水平部57及びフィルム受け部58の裏側の目隠し空間60となっている。

0030

谷樋TTの底部は、底面部51、下方傾斜部52,52、内底部55及び中央垂直部56により、二つのボックス状空間とされている。このボックス状空間を備えることにより、谷樋TTの曲げ強度が高められ、合掌梁とも接合されることにより、軒桁部材としての役割も果たさせている。

0031

谷樋TTは、フィルム受け部58,58を水平部57,57を介して垂直部53,53の内面に一体に備えているから、フィルム受けレールの取り付け等の作業が不要となる。水平部57,57を介して垂直部53,53とフィルム受け部58,58を一体の構造としたことは、谷樋TTの強度向上にも寄与している。そして、水平部57,57に設けた水抜き孔59が、「利便性向上や強度向上のために備えた水平部57,57に雨水が溜まる」という新たな問題に対する解決手段として効果を発揮する。

0032

[実施例の作用・効果]
次ぎに、実施例の作用・効果を説明する。

0033

(1)天窓の大型化
本実施例では、天窓5a〜5fの回動支点側を、合掌梁21の上端接合部に備えさせた突き合わせ部材22の上部から外側に向かって突設するブラケット部材23で構成すると共に、天窓の桟33〜35を合掌梁21に取り付けた天窓受け部材25,26で受け止める様に構成したから、天窓を大型化することが可能となった。

0034

この結果、図6(A)に示す様に、出願人の実験用圃場立ち入り制限により秘密管理下にある区域)において、桟部材33〜35として75mm×45mm、板厚1.6mmの鋼製角パイプを長い方の辺を横倒しにした形態で組み立てたものを用いることが可能となり、最も大きい天窓は、幅1500mm、長さ18000mmとすることが可能となった。なお、この例では、天窓受け部材25,26として、桟部材と同じく、75mm×45mm、板厚1.6mmの鋼製角パイプを長い方の辺を横倒しにして取り付けている。

0035

これにより、屋根上での作業の際に、天窓の桟部材の上に作業者が乗って作業をすることも可能となった。また、図6(A)から分かる様に、天窓下の開口部にはアーチパイプが存在せず、採光性が大幅に向上している。なお、図6(A)において符号NETは、天窓の下桟35及び両端の横桟34と天窓受け部材25,26との間に装着した防虫ネットである。図6(A)からは、この防虫ネットNETの部分にアーチパイプが存在せず、採光性が向上していることが明らかである。また、ブラケット部材23を回動支持部とすることで天窓を大きく開くことが可能となり、開口の大きさに加えて開度の大きさによる換気効率の向上が可能となる。

0036

(2)フィルム受け一体型谷樋による作業性の向上
図6(B)は、出願人の実験用圃場(立ち入り制限により秘密管理下にある区域)において実施例の谷樋TTに対してフィルムを張った状態を示している。フィルム受け部58が谷樋両側の垂直部53,53に備わっているから、屋根側のフィルムFLMに加えて側壁側のフィルムFLM2の上端の固定にも谷樋TT用いることができる。この結果、ハウスの側壁上端様のフィルム受けレールを別途取り付けるといった作業が不要となる。また、目隠し空間60により、ビスBISの先端が露出しないから、安全性が高まり、点検作業等における作業性も向上する。

0037

(3)谷樋水平部の水抜き孔
実施例では、フィルム受け一体型とするために備えさせた水平部57に水抜き孔59を設け、「水平部に雨水が溜まる」という新たな問題をも解決している。

0038

(4)天窓受け部材と谷樋による部品点数節減効果
合掌梁21及びメイン支柱MPに対して、接合した天窓受け部材25及び谷樋TTが、天窓受けや谷樋としての機能に加えて、農業用ハウス1における長手方向の構造強度メンバーとしても機能する。この結果、ハウスの構造強度を発揮させるための構成を簡素化することが可能となり、ハウス全体の部品点数の節減が可能となった。

0039

実施例2の農業用ハウスにおいては、図7に示す様に、下向きコ字状断面を呈し、合掌梁21,21の接合部の屋根傾斜に対応するハの字状に組み合わされる合掌梁接合金具81,81同士の間に挟み込まれる様に板状部材82を取り付け、この板状部材82の表面に、コの字の開放側を外向きとする様に取り付けらた断面コ字状の金具によって屋根側接合金具83,83を構成している。また、天窓側については、平板状の窓側接合金具85を上桟33の下面に取り付けてある。なお、この窓側接合金具85は、上桟の長さ方向に4500mm間隔で溶接固定されている。

0040

そして、合掌梁接合金具81,81に対して合掌梁21,21を差し込む様にして取り付け、合掌梁21,21と合掌梁接合金具81,81とをそれぞれ複数本のボルトで締結する。

0041

こうして合掌梁同士の上端部の接合ができたら、屋根側接合金具83に対して窓側接合金具85をコの字の中に挿入する様に差し込み、各1本のボルトで抜け止め固定する。このとき、ハウスの長さ方向に対し、4500mm間隔で設置される合掌梁の上端接合部において、屋根側接合金具83に形成したボルト挿通孔84は全て水平方向の同一軸線上に位置する様に心出しされている。この心出しは、合掌接合金具81,81と板状部材82とを一体にしたものを用いて合掌梁21,21の上端部を接合することにより、容易に達成される。この結果、ハウスの長さ方向の複数箇所においてボルトで連結しているにもかかわらず、これらボルトが同一軸線上に位置した状態となる。

0042

(5)実施例2に特有の効果
合掌梁の上端の接合や屋根側接合金具の軸合わせが容易になり、天窓の開き方向への回動角度をより大きくすることができる。

0043

(6)各実施例における総合的な効果
これらの作用・効果から、農業用ハウスの建設コストを低減することが可能となる。

0044

以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内においてさらに種々の形態を採用することができることはもちろんである。

実施例

0045

例えば、谷樋は、アルミ合金以外の金属による成形品としたり、溶接によって一体構造としたものであってもよい。また、軒樋のみの使用とすることもできる。

0046

農業用栽培設備に利用することができる。

0047

1・・・農業用ハウス、2・・・東棟、3・・・中央棟、4・・・西棟、5a,5b,5c,5d,5e,5f・・・天窓、6・・・シャッター、7,8,9・・・引き戸、
21・・・合掌梁、22・・・突き合わせ板、23・・・ブラケット部材、25,26・・・天窓受け部材、31・・・外嵌部材、32・・・天窓受け部材、33・・・上桟、34・・・横桟、35・・・下桟、51・・・底面部、52・・・下方傾斜部、53・・・垂直部、54・・・上端傾斜部、55・・・内底部、56・・・中央垂直部、57・・・水平部、58・・・フィルム受け部、59・・・水抜き孔、60・・・目隠し空間、71・・・合掌取り付け孔群、81・・・合掌梁接合金具、82・・・板状部材、83・・・屋根側接合金具、84・・・ボルト挿通孔、85・・・窓側接合金具、
APL・・・長いアーチパイプ、APS・・・短いアーチパイプ、BIS・・・ビス、
CAP・・・カバー部材、CTN・・・遮光カーテン、CUP・・・フィルム受けレール、FLM,FLM2・・・フィルム、MP・・・メイン支柱、NET・・・防虫ネット、SPR・・・固定スプリング、TT・・・谷樋、UB1・・・下方梁部材、UB2・・・上方梁部材、UCG・・・上部中央桁部材、UCP・・・中央ピラー。

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