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課題

本発明は、変圧器の小型化に伴う放熱性を解決すると共に、巻線と巻線との間の距離や巻線とコアとの間の距離が縮まることによる絶縁性も解決する変圧器を提供する。

解決手段

本発明の変圧器は、コアと、コアを貫通するように形成され、高電位を有する一次巻線と、一次巻線の内側に形成され、低電位を有する二次巻線と、一次巻線を保持する4本の棒状の一次巻線巻枠と、一次巻線巻枠を固定し、風路窓が形成される側板と、を有することを特徴とする。

概要

背景

近年、様々な分野で電動化が加速している。特に、移動体(自動車航空機建設機械船舶等)の電動化や再生可能エネルギーの導入における電動化の進展が著しく、これらの電源ステムに使用される電力変換装置需要が高まっている。

電力変換装置の需要が高まるに連れ、電力変換装置に要求される様々な仕様にも迅速に対応しなければならない。電力変換装置に要求される仕様として、基本性能である交流直流入出力や高効率は、勿論、その他にも、小型化、高信頼化、入出力の複数化、高電圧化蓄電機能搭載などがあり、こうした要求される様々な仕様に対応することができる電力変換装置への需要は、今後増々、増加すると考えられる。

そして、設置スペース限界がある用途では、特に、電力変換装置の構成の一部である変圧器を小型化することが有効である。一方、変圧器の小型化を進めると、変圧器のエネルギー体密度が増加するため、放熱性が課題になる。

本技術分野の背景技術として、特開2016−219688号公報(特許文献1)がある。この特許文献1には、巻線部の軸方向両端部にそれぞれ配置された上部仕切板と下部仕切板とを備え、かつ、筺体の上部近傍に排気ファンを配置すると共に、吸気口を形成し、排気ファンの運転により、吸気口から巻線部の周囲に流入した冷却風を、上部仕切板の端部と筺体の内面との間に形成された端部通気口を介して排気ファンの方向に通過させる第1の気流と、吸気口から流入した冷却風を、仕切板内通気口と巻線部の内部とを介して、巻線部の軸方向に沿って排気ファンの方向に通過させる第2の気流と、を形成する変圧器の冷却装置が記載されている(要約参照)。

概要

本発明は、変圧器の小型化に伴う放熱性を解決すると共に、巻線と巻線との間の距離や巻線とコアとの間の距離が縮まることによる絶縁性も解決する変圧器を提供する。本発明の変圧器は、コアと、コアを貫通するように形成され、高電位を有する一次巻線と、一次巻線の内側に形成され、低電位を有する二次巻線と、一次巻線を保持する4本の棒状の一次巻線巻枠と、一次巻線巻枠を固定し、風路窓が形成される側板と、を有することを特徴とする。

目的

本発明は、変圧器の小型化に伴う放熱性を解決すると共に、巻線と巻線との間の距離や巻線とコアとの間の距離が縮まることによる絶縁性も解決する変圧器を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

コアと、前記コアを貫通するように形成され、高電位を有する1次巻線と、前記1次巻線の内側に形成され、低電位を有する2次巻線と、前記1次巻線を保持する4本の棒状の1次巻線巻枠と、前記1次巻線巻枠を固定し、風路窓が形成される側板と、を有することを特徴とする変圧器

請求項2

コアと、前記コアを貫通するように形成され、高電位を有する1次巻線と、前記1次巻線の内側に形成され、低電位を有する2次巻線と、前記1次巻線を保持する2つ板状の1次巻線巻枠と、前記1次巻線巻枠を固定し、風路窓が形成される側板と、を有することを特徴とする変圧器。

請求項3

前記コアと前記1次巻線との間に形成されるコア−1次巻線隔壁と、前記1次巻線と前記2次巻線との間に形成される1次巻線−2次巻線隔壁と、前記コアと前記2次巻線との間に形成されるコア−2次巻線隔壁と、を有し、前記コア−1次巻線隔壁と前記1次巻線との間、前記1次巻線−2次巻線隔壁と前記1次巻線との間、前記1次巻線−2次巻線隔壁と前記2次巻線との間に、形成される風路を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の変圧器。

請求項4

前記1次巻線は、前記コアと平行な方向の長さよりも、前記コアと垂直な方向の長さが、長く形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の変圧器。

請求項5

前記コア−1次巻線隔壁は、前記コアと平行な方向の長さよりも、前記コアと垂直な方向の長さが、長く形成されることを特徴とする請求項3に記載の変圧器。

請求項6

前記4本の棒状の1次巻線巻枠は、前記コアと平行な方向の2本間の間隔よりも、前記コアと垂直な方向の2本間の間隔が、長く形成されることを特徴とする請求項1に記載の変圧器。

請求項7

前記2つ板状の1次巻線巻枠は、板状の1次巻線巻枠が配置される間隔よりも、板状の1次巻線巻枠の板幅が、長く形成されることを特徴とする請求項2に記載の変圧器。

請求項8

前記側板は、コアと平行な方向の上下に、所定の幅の側板部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の変圧器。

技術分野

0001

本発明は、電力変換装置の構成の一部である変圧器に関する。

背景技術

0002

近年、様々な分野で電動化が加速している。特に、移動体(自動車航空機建設機械船舶等)の電動化や再生可能エネルギーの導入における電動化の進展が著しく、これらの電源ステムに使用される電力変換装置の需要が高まっている。

0003

電力変換装置の需要が高まるに連れ、電力変換装置に要求される様々な仕様にも迅速に対応しなければならない。電力変換装置に要求される仕様として、基本性能である交流直流入出力や高効率は、勿論、その他にも、小型化、高信頼化、入出力の複数化、高電圧化蓄電機能搭載などがあり、こうした要求される様々な仕様に対応することができる電力変換装置への需要は、今後増々、増加すると考えられる。

0004

そして、設置スペース限界がある用途では、特に、電力変換装置の構成の一部である変圧器を小型化することが有効である。一方、変圧器の小型化を進めると、変圧器のエネルギー体密度が増加するため、放熱性が課題になる。

0005

本技術分野の背景技術として、特開2016−219688号公報(特許文献1)がある。この特許文献1には、巻線部の軸方向両端部にそれぞれ配置された上部仕切板と下部仕切板とを備え、かつ、筺体の上部近傍に排気ファンを配置すると共に、吸気口を形成し、排気ファンの運転により、吸気口から巻線部の周囲に流入した冷却風を、上部仕切板の端部と筺体の内面との間に形成された端部通気口を介して排気ファンの方向に通過させる第1の気流と、吸気口から流入した冷却風を、仕切板内通気口と巻線部の内部とを介して、巻線部の軸方向に沿って排気ファンの方向に通過させる第2の気流と、を形成する変圧器の冷却装置が記載されている(要約参照)。

先行技術

0006

特開2016−219688号公報

発明が解決しようとする課題

0007

特許文献1には、巻線部の周囲を通過させる第1の気流と、巻線部の内部を通過させる第2の気流と、を形成する変圧器の冷却装置が記載されている。

0008

しかし、特許文献1には、変圧器の放熱性については記載されているものの、変圧器の小型化により、巻線と巻線との間の距離や巻線とコアとの間の距離が縮まることによる絶縁性については記載されていない。

0009

そこで、本発明は、変圧器の小型化に伴う放熱性を解決すると共に、巻線と巻線との間の距離や巻線とコアとの間の距離が縮まることによる絶縁性も解決する変圧器を提供する。

課題を解決するための手段

0010

上記課題を解決するため、本発明の変圧器は、コアと、コアを貫通するように形成され、高電位を有する一次巻線と、一次巻線の内側に形成され、低電位を有する二次巻線と、一次巻線を保持する4本の棒状の一次巻線巻枠と、一次巻線巻枠を固定し、風路窓が形成される側板と、を有することを特徴とする。

発明の効果

0011

本発明によれば、変圧器の小型化に伴う放熱性を解決すると共に、巻線と巻線との間の距離や巻線とコアとの間の距離が縮まることによる絶縁性も解決する変圧器を提供することができる。

0012

なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、下記の実施例の説明により明らかにされる。

図面の簡単な説明

0013

本実施例に記載する変圧器をy軸方向から見た正面図である。
本実施例に記載する変圧器のzx断面図である。
本実施例に記載する変圧器をx軸方向から見た右側面図である。
本実施例に記載する変圧器のyz断面図である。
本実施例に記載する変圧器をz軸方向から見た上面図である。
本実施例に記載する変圧器のxy断面図である。
本実施例に記載する変圧器のxy断面図に風路加筆した説明図である。
本実施例に記載する変圧器の1次巻線とその巻枠のみを描いた抜粋図である。
実施例2に記載する変圧器の1次巻線とその巻枠のみを描いた抜粋図である。

0014

以下、本発明の実施例を、図面を使用して説明する。なお、実質的に同一又は類似の構成には、同一の符号を付し、説明が重複する場合には、その説明を省略する場合がある。

0015

図1は、本実施例に記載する変圧器をy軸方向から見た正面図である。

0016

ここで正面図とは、XYZユークリッド座標系において、y軸の負側から正側に向けて視点を取ったときの外観図である。

0017

コア(フェライトコアなどを使用)1は、4つのUコアから構成される。コア1に取り囲まれたウィンドウ(窓)の内部には、巻線群絶縁された隔壁などが配置される。つまり、巻線群や絶縁された隔壁などは、コア1のウィンドウ(窓)を貫通するように形成される。

0018

側板30は、コア1と巻線群(1次巻線(リッツ線などを使用)10および2次巻線(リッツ線などを使用)20)とを隔離するように左右(図中、巻線群に対して両側)に配置される。

0019

コア−1次巻線隔壁40は、コア1と1次巻線10とを隔離するように上下に配置される。つまり、コア−1次巻線隔壁40は、コア1と一次巻線10との間に形成される。また、1次巻線巻枠(絶縁物)15は、1次巻線10を固定するための巻枠である。なお、1次巻線10の内側には、2次巻線20が配置される。

0020

コア−1次巻線隔壁40は、コア1の電位と1次巻線10の電位との間には、大きな電位差が発生することがあるため、樹脂などの絶縁物で形成され、耐圧を上昇させるために必要な厚さを有する隔壁である。さらに、1次巻線10とコア1との間には、コア−1次巻線隔壁40のみならず、空隙を有する。

0021

この空隙の1つの目的は、部分放電を防ぐための電界緩和層としての役割である。また、この空隙の他の目的は、1次巻線10を冷却するための風路として役割である。さらに、1次巻線10とコア1とを隔離することにより、1次巻線10とコア1との互いの発熱による煽(あお)り熱を防止することもできる。

0022

図2は、本実施例に記載する変圧器のzx断面図である。

0023

1次巻線−2次巻線隔壁50は、1次巻線10と2次巻線20とを隔離するように1次巻線10と2次巻線20との間に配置される。コア−2次巻線隔壁60は、コア1と2次巻線20とを隔離するようにコア1と2次巻線20との間に配置される。

0024

1次巻線−2次巻線隔壁50は、樹脂などの絶縁物で形成され、コア−1次巻線隔壁40と同じような効果が期待される。コア−2次巻線隔壁60は、樹脂などの絶縁物で形成され、コア−1次巻線隔壁40と同じような効果を期待している。ただし、コア−2次巻線隔壁60は、コア1と2次巻線20との間の電位差が比較的小さいため、コア−1次巻線隔壁40や1次巻線−2次巻線隔壁50と同じような厚さでなくても良く、電界緩和層として役割のための空隙も僅かで良い。

0025

図3は、本実施例に記載する変圧器をx軸方向から見た右側面図である。

0026

ここで右側面図とは、XYZユークリッド座標系において、x軸の正側から負側に向けて視点を取ったときの外観図である。

0027

本実施例に記載する変圧器は、右側面から見た場合、コア1が中心に配置される。そして、コア1のウィンドウ(窓)を貫通するように、外側から内側に、コア−1次巻線隔壁40、1次巻線10、1次巻線−2次巻線隔壁50、2次巻線20、コア−2次巻線隔壁60が配置される。

0028

また、1次巻線10は、4本の棒状の1次巻線巻枠15に配置(保持)される。この4本の棒状の1次巻線巻枠15は、側板30に固定される。

0029

なお、一次巻線10は所定の電位(高電位)を有し、二次巻線20は、一次巻線10の内側に形成され、所定の電位よりも低い電位(低電位)を有する。

0030

特に、本実施例に記載する変圧器は、右側面から見た場合、コア−1次巻線隔壁40、1次巻線10は、長方形に形成される。つまり、コア−1次巻線隔壁40、1次巻線10は、コア1と平行な方向(z方向:図中上下方向)の長さよりも、コア1と垂直な方向(y方向:図中左右方向)の長さが、長く形成される。

0031

また、4本の棒状の1次巻線巻枠15は、コア1と平行な方向(z方向:図中上下方向)の2本間の間隔よりも、コア1と垂直な方向(y方向:図中左右方向)の2本間の間隔が、長く形成される。

0032

これらは、いずれも、巻線と巻線との間の距離や巻線とコアとの間の距離を考慮し、絶縁性も解決するためのものである。

0033

また、側板30には、穴(風路窓)が形成される。そして、この穴(風路窓)には、1次巻線風路窓31と2次巻線風路窓32が形成される。そして、側板30は、コア1と平行な方向(z方向:図中上下方向)の上下に、所定の幅の側板部を有する。つまり、側板30に形成される穴は、コア1と平行な方向(z方向:図中上下方向)の長さよりも、コア1と垂直な方向(y方向:図中左右方向)の長さが、長く形成され、コア−1次巻線隔壁40、1次巻線10の縦横比よりも、側板30に形成される穴の縦横比は、大きく形成される。

0034

このように、側板30に、側板部を形成することにより、コア1と1次巻線10との間の空間距離や1次巻線10と2次巻線20との間の空間距離を確保することができる。この空間距離を確保することにより、耐圧を向上させることができ、放電電路の形成を抑制することができる。一方、本実施例では、2次巻線20とコア1とは、その間の電位差が比較的小さいため、側板30の側板部のような空間距離を確保する部材は有しない。

0035

なお、4本の棒状の1次巻線巻枠15は、側板30の側板部に固定される。

0036

このように、本実施例に記載する変圧器は、特に、1次巻線10を4本の棒状の1次巻線巻枠15に配置し、この4本の棒状の1次巻線巻枠15を側板30の側板部に固定することにより、変圧器が小型化され、変圧器のエネルギー体積密度が増加する場合であっても、放熱性が解決される。更に、変圧器が小型化され、1次巻線10と2次巻線20との間の距離や1次巻線10とコア1との間の距離が縮まる場合であっても、絶縁性が解決される。

0037

そして、このように、絶縁性や放熱性が解決される本実施例に記載する変圧器は、変圧器を高周波で駆動し、この高周波変圧器半導体素子とを組み合わせるSolid State Transformer型電力変換装置に有効である。特に、電力変換装置の設置スペースに限界がある用途に有効である。

0038

また、絶縁性や放熱性が解決される本実施例に記載する変圧器は、より高周波化が実現でき、変圧器のコア1の断面積を低減(小型化(小スペース化))することができ、そして、1次巻線10や2次巻線20の巻数を低減(低コスト化)することもできる。

0039

図4は、本実施例に記載する変圧器のyz断面図である。

0040

1次巻線10は、1次巻線巻枠15により固定される。これにより、1次巻線10は、その大部分が空気に包まれ(1次巻線風路310が形成され)、1次巻線10の冷却効率が向上し、放熱性が解決する。特に、1次巻線10は、励磁電流が流れるため、銅損が大きくなる可能性があるため、1次巻線10を4本の棒状の1次巻線巻枠15に配置することにより、放熱性が解決することができる。なお、1次巻線風路310は、1次巻線−2次巻線隔壁50と1次巻線10との間、コア−1次巻線隔壁40と1次巻線10との間に形成される。

0041

一方、本実施例では、2次巻線20は、励磁電流が流れず、銅損が抑制されるため、2次巻線20を4本の棒状の巻枠に配置しないが、2次巻線20も、空気に包まれ(2次巻線風路320が形成され)、2次巻線20の冷却効率も向上し、放熱性が解決する。なお、2次巻線風路320は、2次巻線20と1次巻線−2次巻線隔壁50との間に形成される。

0042

図5は、本実施例に記載する変圧器をz軸方向から見た上面図である。

0043

ここで上面図とは、XYZユークリッド座標系において、z軸の正側から負側に向けて視点を取ったときの外観図である。

0044

本実施例に記載する変圧器は、上面から見た場合、コア1が中心に配置される。そして、コア1のウィンドウ(窓)を貫通するように、コア−1次巻線隔壁40、1次巻線10、1次巻線巻枠15、1次巻線−2次巻線隔壁50、2次巻線20が配置される。

0045

1次巻線10は、棒状の1次巻線巻枠15に配置され、この棒状の1次巻線巻枠15は、側板30に固定される。そして、1次巻線10が、棒状の1次巻線巻枠15に固定されることにより、1次巻線10は、その大部分が空気に包まれ、1次巻線10の冷却効率が向上し、放熱性が解決する。

0046

図6は、本実施例に記載する変圧器のxy断面図である。

0047

本実施例に記載する変圧器は、上面から見た場合、コア1を貫通するように、コア−1次巻線隔壁40、1次巻線10、1次巻線−2次巻線隔壁50、2次巻線20、コア−2次巻線隔壁60が配置される。

0048

1次巻線10は、棒状の1次巻線巻枠15に配置され、この棒状の1次巻線巻枠15は、側板30に固定される。そして、1次巻線10が、棒状の1次巻線巻枠15に固定されることにより、1次巻線10は、その大部分が空気に包まれ、1次巻線10の冷却効率が向上し、放熱性が解決する。

0049

そして、1次巻線−2次巻線隔壁50は、1次巻線10と2次巻線20とを隔離するように1次巻線10と2次巻線20との間に配置され、コア−2次巻線隔壁60は、コア1と2次巻線20とを隔離するようにコア1と2次巻線20との間に配置される。

0050

1次巻線10は、その大部分が空気に包まれ、1次巻線10の冷却効率が向上し、放熱性が解決することがわかる。また、2次巻線20も、空気に包まれ、2次巻線20の冷却効率も向上し、放熱性が解決することがわかる。

0051

図7は、本実施例に記載する変圧器のxy断面図に風路を加筆した説明図である。

0052

このように、風路(1次巻線風路310および2次巻線風路320)が形成される。そして、1次巻線風路310は、1次巻線−2次巻線隔壁50と1次巻線10との間、コア−1次巻線隔壁40と1次巻線10との間に形成され、1次巻線10の両面冷却を可能としている。また、2次巻線風路320は、2次巻線20と1次巻線−2次巻線隔壁50との間に形成される。

0053

これにより、1次巻線10は、その大部分が空気に包まれ、1次巻線10の冷却効率が向上し、放熱性が解決する。また、2次巻線20も、空気に包まれ、2次巻線20の冷却効率も向上し、放熱性が解決する。

0054

なお、1次巻線風路310および2次巻線風路320に供給される空気は、ファンなどにより強制的に供給されることが好ましい。つまり、強制空冷であることが好ましい。

0055

図8は、本実施例に記載する変圧器の1次巻線とその巻枠のみを描いた抜粋図である。

0056

このように、本実施例に記載する変圧器は、1次巻線10は、4本の棒状の1次巻線巻枠15に配置される。この4本の棒状の1次巻線巻枠15は、側板30に固定される。

0057

そして、本実施例に記載する変圧器は、1次巻線10は長方形に形成される。つまり、1次巻線10は、z方向(図中上下方向)の長さよりも、y方向(図中左右方向)の長さが、長く形成される。また、4本の棒状の1次巻線巻枠15は、z方向(図中上下方向)の2本間の間隔よりも、y方向(図中左右方向)の2本間の間隔が、長く形成される。これらは、いずれも、巻線と巻線との間の距離や巻線とコアとの間の距離を考慮し、絶縁性と放熱性とを解決するためのものである。

0058

また、側板30には、1次巻線風路窓31と2次巻線風路窓32とを形成する穴を有する。

0059

そして、側板30は、z方向(図中上下方向)の上下に、所定の幅の側板部を有する。つまり、側板30に形成される穴は、z方向(図中上下方向)の長さよりも、y方向(図中左右方向)の長さが、長く形成され、1次巻線10の縦横比よりも、側板30に形成される穴の縦横比は、大きく形成される。なお、本実施例では、側板30の強度を考慮し、穴のz方向(図中上下方向)に、2本のリブを有するが、穴のy方向(図中左右方向)の長さは、この2本のリブの幅を含めたものである。

0060

このように、側板30に、側板部を形成することにより、コア1(図示なし)と1次巻線10との間の空間距離や1次巻線10と2次巻線20(図示なし)との間の空間距離を確保することができる。この空間距離を確保することにより、耐圧を向上させることができ、放電電路の形成を抑制することができる。

0061

なお、4本の棒状の1次巻線巻枠15は、側板30の側板部に固定される。

0062

このように、本実施例に記載する変圧器は、特に、長方形に配置される4本の棒状の1次巻線巻枠15に、1次巻線10を配置し、この4本の棒状の1次巻線巻枠15を、側板部を有する側板30に固定することにより、変圧器が小型化され、変圧器のエネルギー体積密度が増加する場合であっても、放熱性が解決されると共に、1次巻線10と2次巻線20(図示なし)との間の距離や1次巻線10とコア1(図示なし)との間の距離が縮まる場合であっても、絶縁性が解決される。

0063

図9は、実施例2に記載する変圧器の1次巻線とその巻枠のみを描いた抜粋図である。

0064

実施例1に記載する変圧器は、1次巻線10は、4本の棒状の1次巻線巻枠15に配置される。一方、本実施例に記載する変圧器は、1次巻線10は、2つ(2枚)の板状の1次巻線巻枠(絶縁物)16に配置される。そして、この1次巻線巻枠16は、側板30に固定(保持)される。

0065

そして、本実施例に記載する変圧器も、1次巻線10は長方形に形成される。つまり、1次巻線10は、z方向(図中上下方向)の長さよりも、y方向(図中左右方向)の長さが、長く形成される。また、2つ板状の1次巻線巻枠16は、z方向(図中上下方向)の間隔よりも、y方向(図中左右方向)の板幅が、長く形成される。つまり、2つ板状の1次巻線巻枠16は、板状の1次巻線巻枠16が配置される間隔よりも、板状の1次巻線巻枠16の板幅が、長く形成される。これらは、いずれも、巻線と巻線との間の距離や巻線とコアとの間の距離を考慮し、絶縁性と放熱性とを解決するためのものである。

0066

なお、側板30に、1次巻線風路窓31と2次巻線風路窓32とを形成する穴(風路窓)を有する点は、実施例1と同様である。

0067

なお、2つ板状の1次巻線巻枠16は、側板30の側板部に固定される。

0068

このように、本実施例に記載する変圧器も、特に、長方形に1次巻線10を配置し、この2つの板状の1次巻線巻枠16を、側板部を有する側板30に固定することにより、変圧器が小型化され、変圧器のエネルギー体積密度が増加する場合であっても、放熱性が解決されると共に、1次巻線10と2次巻線20(図示なし)との間の距離や1次巻線10とコア1(図示なし)との間の距離が縮まる場合であっても、絶縁性が解決される。さらに、本実施例に記載する変圧器は、1次巻線10の強度が向上する。

実施例

0069

なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を理解しやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、削除し、若しくは、他の構成を追加し、他の構成と置換することが可能である。

0070

1コア
101次巻線
15 1次巻線巻枠
16 1次巻線巻枠
202次巻線
30側板
40 コア−1次巻線隔壁
50 1次巻線−2次巻線隔壁
60 コア−2次巻線隔壁

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  • NTN株式会社の「 インダクタ装置」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】放熱性の低下を抑制しつつ、ケースの渦電流損失を少なくしたインダクタ装置を提供する。【解決手段】インダクタ装置1は、コア21および巻線22を有するインダクタ2と、インダクタ2を内部に収容し、板状... 詳細

  • TDK株式会社の「 コイル部品及びその製造方法」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】スパイラル状のコイルパターンが磁性素体で覆われた構造を有するコイル部品において、層間絶縁膜と磁性素体の界面における剥離を防止する。【解決手段】コイル部品1は、スパイラル状に巻回されたコイルパタ... 詳細

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