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図面 (6)

課題

ベゼル部材を狭幅化して外観品質を向上させることができる電子機器を提供する。

解決手段

電子機器10は、ディスプレイ筐体18と、平板状のディスプレイ16と、底面部24a上でディスプレイ16の一縁部に隣接して配置され、ディスプレイ16に電気的に接続されてディスプレイ16の表示を制御する制御基板28と、ディスプレイ16の一縁部に隣接して配置され、ディスプレイ筐体18に対して回動可能に連結されるヒンジ装置20と、底面部24a上で少なくとも一部がディスプレイ16と干渉し、一端部が制御基板28と電気的に接続されるフレキシブル基板30と、ヒンジ装置20の内部に通され、フレキシブル基板30の他端部と電気的に接続されるケーブル32と、を備える。

概要

背景

ノートブック型パーソナルコンピュータノート型PC)のような電子機器は、ヒンジ装置によって本体筐体ディスプレイ筐体とを回動可能に連結した構成となっている。ディスプレイ筐体は、ディスプレイと、ディスプレイの背面を覆う筐体部材と、ディスプレイの表示面の周囲に配置されたベゼル部材とを有する。通常、ディスプレイ筐体内では、ディスプレイの下縁部に配置されたベゼル部材(下ベゼル)で覆われた部分に各種の電子基板ケーブルが配設されている(例えば特許文献1参照)。

概要

ベゼル部材を狭幅化して外観品質を向上させることができる電子機器を提供する。電子機器10は、ディスプレイ筐体18と、平板状のディスプレイ16と、底面部24a上でディスプレイ16の一縁部に隣接して配置され、ディスプレイ16に電気的に接続されてディスプレイ16の表示を制御する制御基板28と、ディスプレイ16の一縁部に隣接して配置され、ディスプレイ筐体18に対して回動可能に連結されるヒンジ装置20と、底面部24a上で少なくとも一部がディスプレイ16と干渉し、一端部が制御基板28と電気的に接続されるフレキシブル基板30と、ヒンジ装置20の内部に通され、フレキシブル基板30の他端部と電気的に接続されるケーブル32と、を備える。

目的

本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、ベゼル部材を狭幅化して外観品質を向上させることができる電子機器を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

電子機器であって、少なくとも底面部及び側壁部で囲まれる収容空間を有する第1筐体と、前記収容空間に収容される平板状のディスプレイと、前記底面部上で前記ディスプレイの一縁部に隣接して配置され、前記ディスプレイに電気的に接続されて前記ディスプレイの表示を制御する制御基板と、前記ディスプレイの前記一縁部に隣接して配置され、前記第1筐体に対して回動可能に連結されるヒンジ装置と、前記底面部上で少なくとも一部が前記ディスプレイと干渉し、一端部が前記制御基板と電気的に接続されるフレキシブル基板と、前記ヒンジ装置の内部に通され、前記フレキシブル基板の他端部と電気的に接続されるケーブルと、を備えることを特徴とする電子機器。

請求項2

請求項1に記載の電子機器であって、前記制御基板は、基板側コネクタを有し、前記ケーブルは、ケーブル側コネクタを有し、前記フレキシブル基板は、前記基板側コネクタに接続される第1コネクタと、前記ケーブル側コネクタに接続される第2コネクタと、を有し、前記基板側コネクタ、前記ケーブル側コネクタ、前記第1コネクタ、及び前記第2コネクタは、扁平形状を有し、その幅方向長手方向が前記ディスプレイの一縁部に沿って配置されていることを特徴とする電子機器。

請求項3

請求項2に記載の電子機器であって、前記ヒンジ装置を介して前記第1筐体に対して回動可能に接続され、内部に前記ケーブルと電気的に接続される電気部品を有する第2筐体をさらに備え、前記ヒンジ装置は、前記第1筐体と固定されたヒンジ筐体と、該ヒンジ筐体と前記第2筐体との間を相対回転可能に連結したヒンジ軸と、を有し、前記第2コネクタは、前記ディスプレイの一縁部に直交する方向で前記ヒンジ筐体と重なる位置に配置されていることを特徴とする電子機器。

請求項4

請求項3に記載の電子機器であって、前記ヒンジ筐体は、前記第1筐体の内面から突出したヒンジ基部と、該ヒンジ基部の側部に並んで設けられたキャップ部と、を有し、前記ヒンジ軸は、前記ヒンジ基部に支持され、前記ケーブル側コネクタ及び前記第2コネクタは、前記ディスプレイの一縁部に直交する方向で前記キャップ部と重なる位置に配置され、前記ケーブルは、前記キャップ部内に通されていることを特徴とする電子機器。

請求項5

請求項4に記載の電子機器であって、前記ヒンジ基部は、前記第1筐体と一体に形成され、前記キャップ部は、前記第1筐体又は前記ヒンジ基部に対して着脱可能に取り付けられていることを特徴とする電子機器。

請求項6

電子機器であって、少なくとも底面部及び側壁部で囲まれる収容空間を有する第1筐体と、前記収容空間に収容される平板状のディスプレイと、前記底面部上で前記ディスプレイの一縁部に隣接して配置され、前記ディスプレイに電気的に接続されて前記ディスプレイの表示を制御する制御基板と、前記ディスプレイの前記一縁部に隣接して配置され、前記第1筐体に対して回動可能に連結されるヒンジ装置と、前記ヒンジ装置の内部に通され、前記制御基板と電気的に接続されるケーブルと、を備え、前記制御基板は、前記ディスプレイの前記一縁部に直交する方向で前記ヒンジ装置と重なる位置まで延出され、前記ディスプレイの前記一縁部に直交する方向で前記ヒンジ装置と重なる位置に、前記制御基板と前記ケーブルとの接続部が配置されていることを特徴とする電子機器。

請求項7

請求項6に記載の電子機器であって、前記ヒンジ装置を介して前記第1筐体に対して回動可能に接続され、内部に前記ケーブルと電気的に接続される電気部品を有する第2筐体をさらに備え、前記ヒンジ装置は、前記第1筐体の内面から突出したヒンジ基部と、該ヒンジ基部の側部に並んで設けられたキャップ部と、前記ヒンジ基部と前記第2筐体との間を相対回転可能に連結したヒンジ軸と、を有し、前記接続部は、前記ディスプレイの一縁部に直交する方向で前記キャップ部と重なる位置に配置されていることを特徴とする電子機器。

技術分野

0001

本発明は、ヒンジ装置で連結された筐体間電気的に接続された電子機器に関する。

背景技術

0002

ノートブック型パーソナルコンピュータノート型PC)のような電子機器は、ヒンジ装置によって本体筐体ディスプレイ筐体とを回動可能に連結した構成となっている。ディスプレイ筐体は、ディスプレイと、ディスプレイの背面を覆う筐体部材と、ディスプレイの表示面の周囲に配置されたベゼル部材とを有する。通常、ディスプレイ筐体内では、ディスプレイの下縁部に配置されたベゼル部材(下ベゼル)で覆われた部分に各種の電子基板ケーブルが配設されている(例えば特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2016−143357号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記特許文献1の構成では、基板コネクタ接続されたケーブルが下ベゼルの裏側で長尺に設けられると共に、適宜曲げられつつ本体筐体へと延びている。このため、ディスプレイ筐体は、下ベゼルの裏側にケーブル取り回し用のスペースを大きく確保する必要がある。その結果、このような構成では、ベゼル部材を狭幅化できず、外観品質を低下させている。

0005

本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、ベゼル部材を狭幅化して外観品質を向上させることができる電子機器を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明の第1態様に係る電子機器は、電子機器であって、少なくとも底面部及び側壁部で囲まれる収容空間を有する第1筐体と、前記収容空間に収容される平板状のディスプレイと、前記底面部上で前記ディスプレイの一縁部に隣接して配置され、前記ディスプレイに電気的に接続されて前記ディスプレイの表示を制御する制御基板と、前記ディスプレイの前記一縁部に隣接して配置され、前記第1筐体に対して回動可能に連結されるヒンジ装置と、前記底面部上で少なくとも一部が前記ディスプレイと干渉し、一端部が前記制御基板と電気的に接続されるフレキシブル基板と、前記ヒンジ装置の内部に通され、前記フレキシブル基板の他端部と電気的に接続されるケーブルと、を備える。

0007

このような構成によれば、ケーブルよりも薄く形成できるフレキシブル基板によって制御基板とケーブルとの間を接続すると共に、このフレキシブル基板を容易にディスプレイと干渉する位置に通すことができる。つまり当該電子機器では、フレキシブル基板をディスプレイ側部に形成されるスペースで折り曲げつつ取り回す必要がない。さらにケーブルについても、このスペースでフレキシブル基板に接続されればよく、このスペースで折り曲げつつ取り回す必要がないため、その占有スペースを最小限に抑えることができる。その結果、当該電子機器は、ディスプレイ側部のスペースの幅、つまりこのスペースを覆うベゼル部材の幅を可及的に低減でき、外観品質を向上させることができる。

0008

前記制御基板は、基板側コネクタを有し、前記ケーブルは、ケーブル側コネクタを有し、前記フレキシブル基板は、前記基板側コネクタに接続される第1コネクタと、前記ケーブル側コネクタに接続される第2コネクタと、を有し、前記基板側コネクタ、前記ケーブル側コネクタ、前記第1コネクタ、及び前記第2コネクタは、扁平形状を有し、その幅方向長手方向が前記ディスプレイの一縁部に沿って配置された構成としてもよい。そうすると、ディスプレイを囲むベゼル部材の幅方向での各コネクタの寸法を最小限に抑えることができる。このためベゼル部材を一層狭幅に構成できる。

0009

前記ヒンジ装置を介して前記第1筐体に対して回動可能に接続され、内部に前記ケーブルと電気的に接続される電気部品を有する第2筐体をさらに備え、前記ヒンジ装置は、前記第1筐体と固定されたヒンジ筐体と、該ヒンジ筐体と前記第2筐体との間を相対回転可能に連結したヒンジ軸と、を有し、前記第2コネクタは、前記ディスプレイの一縁部に直交する方向で前記ヒンジ筐体と重なる位置に配置された構成としてもよい。そうすると、フレキシブル基板の第2コネクタに対して、ヒンジ筐体を通過したケーブルのケーブル側コネクタを真っ直ぐに接続できる。その結果、ケーブルがベゼル部材の幅に影響を及ぼすことを一層抑制できる。

0010

前記ヒンジ筐体は、前記第1筐体の内面から突出したヒンジ基部と、該ヒンジ基部の側部に並んで設けられたキャップ部と、を有し、前記ヒンジ軸は、前記ヒンジ基部に支持され、前記ケーブル側コネクタ及び前記第2コネクタは、前記ディスプレイの一縁部に直交する方向で前記キャップ部と重なる位置に配置され、前記ケーブルは、前記キャップ部内に通された構成としてもよい。そうすると、筐体部材と固定され、さらにヒンジ軸を支持するヒンジ基部にケーブル取り回し用のスペースを設ける必要がない。その結果、ヒンジ基部の幅が拡大し、ベゼル部材の狭幅化の障害となることを回避できる。

0011

前記ヒンジ基部は、前記第1筐体と一体に形成され、前記キャップ部は、前記第1筐体又は前記ヒンジ基部に対して着脱可能に取り付けられた構成としてもよい。そうすると、ヒンジ基部を筐体部材に取り付けるためのねじや取付板が不要となるため、ヒンジ装置を一層小型化できる。また、キャップ部が着脱可能であるため、メンテナンス性が損なわれることもない。

0012

本発明の第2態様に係る電子機器は、電子機器であって、少なくとも底面部及び側壁部で囲まれる収容空間を有する第1筐体と、前記収容空間に収容される平板状のディスプレイと、前記底面部上で前記ディスプレイの一縁部に隣接して配置され、前記ディスプレイに電気的に接続されて前記ディスプレイの表示を制御する制御基板と、前記ディスプレイの前記一縁部に隣接して配置され、前記第1筐体に対して回動可能に連結されるヒンジ装置と、前記ヒンジ装置の内部に通され、前記制御基板と電気的に接続されるケーブルと、を備え、前記制御基板は、前記ディスプレイの前記一縁部に直交する方向で前記ヒンジ装置と重なる位置まで延出され、前記ディスプレイの前記一縁部に直交する方向で前記ヒンジ装置と重なる位置に、前記制御基板と前記ケーブルとの接続部が配置されている。

0013

このような構成によれば、制御基板の延出部に対してヒンジ装置を通したケーブルを曲げることなく真っ直ぐに接続できる。これによりケーブルは、ディスプレイ側部に形成されるスペースで折り曲げつつ取り回す必要がない。その結果、このスペースでのケーブルの占有スペースを最小限に抑えることができる。従って、当該電子機器は、このスペースを覆うベゼル部材の狭幅化が可能となり、外観品質を向上させることができる。

0014

前記ヒンジ装置を介して前記第1筐体に対して回動可能に接続され、内部に前記ケーブルと電気的に接続される電気部品を有する第2筐体をさらに備え、前記ヒンジ装置は、前記第1筐体の内面から突出したヒンジ基部と、該ヒンジ基部の側部に並んで設けられたキャップ部と、前記ヒンジ基部と前記第2筐体との間を相対回転可能に連結したヒンジ軸と、を有し、前記接続部は、前記ディスプレイの一縁部に直交する方向で前記キャップ部と重なる位置に配置された構成としてもよい。

発明の効果

0015

本発明の上記態様によれば、ベゼル部材を狭幅化して外観品質を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0016

図1は、一実施形態に係る電子機器の平面図である。
図2は、ディスプレイ筐体の内部構造を模式的に示した要部拡大斜視図である。
図3は、図2に示すディスプレイ筐体の正面図である。
図4は、図3中のIV−IV線に沿う模式的な断面図である。
図5は、変形例に係るディスプレイ筐体の内部構造を模式的に示した要部拡大正面図である。

実施例

0017

以下、本発明に係る電子機器について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。

0018

図1は、一実施形態に係る電子機器10の平面図である。本実施形態では、電子機器10としいてノート型PCを例示する。電子機器10は、タブレット型PCやスマートフォン等、少なくとも2つの筐体間を回動可能に連結した構成であればよい。

0019

図1に示すように、電子機器10は、キーボード装置12を有する本体筐体14と、ディスプレイ16を有するディスプレイ筐体18とを備える。ディスプレイ筐体18は、本体筐体14の後端部に対して左右一対のヒンジ装置20,20を介して回動可能に連結されている。図1は、ヒンジ装置20によってディスプレイ筐体18を本体筐体14から開いて使用形態とした電子機器10を上から見下ろした状態を示している。

0020

以下、ディスプレイ筐体18について、本体筐体14から90度開いて鉛直方向に沿って起立させた状態でディスプレイ16を正面から視認する方向を基準とし、厚み方向で正面側を前、背面側を後と呼び、幅方向を左右と呼び、高さ方向を上下と呼んで説明する。

0021

本体筐体14は、その表面にキーボード装置12が設けられた薄い箱体である。本体筐体14の内部には、各種の電気部品、バッテリ装置冷却装置等が収納されている。電気部品としては、例えばマザーボード等の基板22やこれに実装されるCPU(central processing unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等がある。

0022

ディスプレイ筐体18は、本体筐体14よりも薄い箱体であり、その前面に液晶ディスプレイ等のディスプレイ16が設けられている。ディスプレイ筐体18は、ディスプレイ16の背面側を覆う筐体部材24と、ディスプレイ16の前面(表示面16a)の周囲を囲むベゼル部材26とを有する。

0023

筐体部材24は、例えばディスプレイ16の背面を覆う底面部24aと、底面部24aの四周縁部から前側に向かって起立し、ディスプレイ16の四周側面を覆う側壁部24bとを有する。ベゼル部材26は、ディスプレイ16の周囲を囲む枠状部材である。ベゼル部材26は、ディスプレイ16の上下左右の縁部をそれぞれ覆う上ベゼル26a、下ベゼル26b及び側ベゼル26c,26cで構成されている。ディスプレイ筐体18は、これら底面部24a及び側壁部24bで囲まれる収容空間に平板状のディスプレイ16を収容し、ディスプレイ16の周囲をベゼル部材26で囲んだ構造である。

0024

次に、ディスプレイ筐体18の内部構造を説明する。図2は、ディスプレイ筐体18の内部構造を模式的に示した要部拡大斜視図である。図3は、図2に示すディスプレイ筐体18の正面図である。図4は、図3中のIV−IV線に沿う模式的な断面図である。

0025

図2図4に示すように、ディスプレイ筐体18は、ディスプレイ16の下縁部16bの下側に収納部Sを有する。収納部Sは、その前面開口が下ベゼル26bで覆われた空間である。つまり収納部Sは、上記したディスプレイ筐体18の収容空間におけるディスプレイ16の下縁部16bに隣接したスペースである。収納部Sには、ヒンジ装置20と、制御基板28と、フレキシブル基板30と、ケーブル32とが配設されている。

0026

図2図4に示すように、ヒンジ装置20は、ディスプレイ筐体18及び本体筐体14に対して相対的に回動可能に連結されることで、本体筐体14の後端部とディスプレイ筐体18の下端部とを回動可能に連結している。ヒンジ装置20は、ヒンジ筐体34と、ヒンジ軸36とを有する。

0027

ヒンジ筐体34は、筐体部材24と固定され、ヒンジ軸36を相対回転可能に支持する部分である。ヒンジ筐体34は、筐体部材24の底面部24aの内面から前方に突出したブロック状のヒンジ基部38と、ヒンジ基部38の側部に並んで設けられるキャップ部39とを有する。本実施形態のヒンジ基部38は、筐体部材24と一体に形成されている。

0028

ヒンジ基部38は、キャップ部39側とは反対側の側面でヒンジ軸36を相対回転可能に支持している。キャップ部39は、内側にケーブル32が通される空間が形成された有底矩形筒状カバーキャップである。キャップ部39は、上下前後方向に沿った平面で切断した際の断面の外形がヒンジ基部38と略同一形状に形成されている。キャップ部39は、一側部から突出した取付片39aを有する。取付片39aには、取付ねじ41が挿通される貫通孔が形成されている。取付ねじ41は、側壁部24bに配置されたボスねじ穴40に螺合される。キャップ部39は、取付ねじ41を用いて筐体部材24に対して着脱可能に締結される。

0029

ヒンジ軸36は、一端がヒンジ基部38と回転不能に連結され、他端に本体取付片42が回転可能に連結されている。さらにヒンジ軸36の他端には、ヒンジ軸36と本体取付片42との間に所定の回転トルクを付与するトルク発生器43が設けられている。ヒンジ軸36は、一端がヒンジ基部38と回転可能に連結され、他端に本体取付片42が回転不能に連結されてもよく、この場合、トルク発生器43はヒンジ軸36とヒンジ基部38との間に回転トルクを付与可能に構成されればよい。

0030

図1に示すように、ヒンジ装置20は、ヒンジ筐体34が本体筐体14の後端部に形成された凹状部14aに回動可能に収納される。そして、ヒンジ軸36が凹状部14aの側壁面を通して本体筐体14内に突出し、本体取付片42に連結された図示しない取付板が本体筐体14と固定される。

0031

図2図4に示すように、制御基板28は、ディスプレイ16の表示を制御する電子基板である。制御基板28は、ディスプレイ16の下縁部16bに隣接して配置され、ディスプレイ16と電気的に接続されたプリント基板(PCB)である。制御基板28は、例えば図示しないフレキシブル基板や所定の配線を介してディスプレイ16と電気的に接続される。制御基板28の左右方向幅は、例えばディスプレイ16の左右方向幅の半分以下であり、上下方向幅は、収納部Sの上下方向の幅Wよりも小さい。下ベゼル26bの上下方向の幅は、収納部Sの幅Wと略同一である。制御基板28は、前面の一端部にコネクタ28aを有する。コネクタ28aは、その幅方向の長手方向がディスプレイ16の下縁部16bの延在方向(左右方向)に沿って配置されている。

0032

フレキシブル基板30は、制御基板28とケーブル32との間を接続する中継線である。フレキシブル基板30は、薄いフィルム状に形成された可撓性を有するプリント基板(FPC)である。フレキシブル基板30は、一端部に第1コネクタ30aを有し、他端部に第2コネクタ30bとを有する。第1コネクタ30a及び第2コネクタ30bは、その幅方向の長手方向がディスプレイ16の下縁部16bの延在方向(左右方向)に沿って配置される。第1コネクタ30aは、制御基板28のコネクタ28aに接続される。第2コネクタ30bは、後述するケーブル32のコネクタ32aに接続される。

0033

第1コネクタ30aは、コネクタ28aに対して上から下に向かって配策される。第2コネクタ30bは、コネクタ32aに対して上から下に向かって配策される。これらコネクタ28a,30a,30b,32aは、例えば厚み方向で裏側に向かって接続される構造のコネクタ、いわゆるボードtoボードコネクタである。フレキシブル基板30は、各コネクタ30a,30b間を接続する配線部30cが正面視で下向き略U字状に形成され、ディスプレイ16と干渉するようにその裏面16c側に通されている。つまりフレキシブル基板30は、コネクタ30a,30bが収納部Sに配置され、その間を繋ぐ配線部30cがディスプレイ16の裏面16cと底面部24aの内面との間に設けられている。フレキシブル基板30は、その全長がディスプレイ16と干渉する位置に配置されてもよい。

0034

このように、フレキシブル基板30は、各コネクタ30a,30bの幅方向の長手方向がディスプレイ16の下縁部16bに沿って配置される。これによりコネクタ30a,30bは、収納部Sの幅Wに対する影響が最小限となり、幅Wの狭幅化に貢献している。しかもフレキシブル基板30は、コネクタ30a,30b間を接続する配線部30cをディスプレイ16の裏面16c側に通したことで、幅Wが最小化された収納部S内で配線部30cを無理に折り曲げて配策する必要がない。このため、配線部30cが断線等の不良を生じることを抑制できる。

0035

ケーブル32は、ディスプレイ筐体18の制御基板28と本体筐体14の電気部品(例えば基板22)との間を電気的に接続する電線である。ケーブル32は、例えば1又は複数の金属線の周囲を樹脂製の絶縁被覆層で覆った構成である。本実施形態のケーブル32は、フレキシブル基板30と基板22との間を接続している。ケーブル32は、ヒンジ筐体34のキャップ部39内に通されている。具体的には、ケーブル32は、一端に設けられたコネクタ32aがキャップ部39に重ねて配置され(図4参照)、このコネクタ32aから延びた矩形平線32bがキャップ部39内で断面円形丸線32cに集約され、丸線32cがキャップ部39から出て本体筐体14内へと配策されている。なお、ケーブル32のコネクタ32aは、制御基板28のコネクタ28aと左右方向で並ぶように設けられているため(図3参照)、制御基板28とケーブル32の間にフレキシブル基板30を設けた構成としつつも、幅Wの拡大が抑制されている。

0036

以上のように、本実施形態の電子機器10は、ディスプレイ筐体18内でディスプレイ16の下縁部16bに隣接して配置された制御基板28と、底面部24a上で少なくとも一部がディスプレイ16と干渉し、一端部が制御基板28と電気的に接続されるフレキシブル基板30と、ヒンジ装置20の内部に通され、フレキシブル基板30の他端部と電気的に接続されるケーブル32とを備える。

0037

従って、フレキシブル基板30は、電線であるケーブル32よりも薄く形成できるため、容易にディスプレイ16と干渉する位置、本実施形態ではディスプレイ16の裏面16c側に通すことができる。このため当該電子機器10は、収納部Sでフレキシブル基板30を折り曲げつつ取り回す必要がない。さらにケーブル32についても、収納部Sでフレキシブル基板30に接続されればよく、収納部S内で折り曲げつつ取り回す必要がないため、ケーブル32の収納部Sでの占有スペースを最小限に抑えることができる。その結果、収納部Sの幅W、つまり下ベゼル26bの幅を可及的に狭幅化でき、外観品質を向上させることができる。

0038

ここで、当該電子機器10は、ヒンジ装置20にはケーブル32のみが通され、フレキシブル基板30は通されていない。すなわち、仮にフレキシブル基板30がヒンジ装置20(ヒンジ筐体34)に通された構成を考える。この構成の場合、フレキシブル基板30は扁平幅広な基板であるため、ケーブル32に比べてじりや折曲に弱い。このため、このような構成では、ヒンジ装置20の回動範囲がフレキシブル基板30によって制限される。例えばディスプレイ筐体18は、本体筐体14に対して150度程度までしか回動できない構造となる。この点、当該電子機器10は、フレキシブル基板30を利用しつつも、ヒンジ装置20には電線であるケーブル32のみを通している。このため、ヒンジ装置20の回動範囲を容易に拡大でき、例えばディスプレイ筐体18を本体筐体14に対して180度まで回動させることができる。特に、当該電子機器10では、図4に示すように、ケーブル32の丸線32cをキャップ部39の奥側(前側)に通しており、これにより丸線32cがヒンジ軸36の軸中心延長線と重なる位置に配置される(図2及び図4参照)。その結果、ケーブル32がヒンジ装置20の回動を邪魔することを一層確実に防止でき、ディスプレイ筐体18の本体筐体14に対する180度回動構造を一層容易に実現できる。

0039

当該電子機器10は、矩形扁平形状の各コネクタ28a,30a,30b,32aの幅方向の長手方向がいずれもディスプレイ16の下縁部16bに沿った左右方向に配置されている。このため、これらコネクタ28a等が下ベゼル26bの上下方向の幅に影響することを抑制できる。しかもフレキシブル基板30がディスプレイ16の裏面16c側に通されることで、コネクタ28a,30a間、及びコネクタ30b,32a間を円滑に接続しつつ、幅Wが拡大することを抑制できる。

0040

当該電子機器10では、フレキシブル基板30の第2コネクタ30bがディスプレイ16の下縁部16bに直交する上下方向を基準としてヒンジ筐体34(キャップ部39)と重なる位置に配置されている。このため、第2コネクタ30bに対して、ヒンジ筐体34内を通されたケーブル32のコネクタ32aを真っ直ぐに接続できる。その結果、ケーブル32が下ベゼル26bの上下方向の幅に影響を及ぼすことを一層抑制できる。第2コネクタ30bは、ヒンジ筐体34(キャップ部39)内に配置されてもよい。

0041

特に、当該電子機器10では、ヒンジ筐体34がヒンジ基部38とキャップ部39とを有し、ケーブル32はキャップ部39に通されている。そして、フレキシブル基板30の第2コネクタ30bは、上下方向を基準としてキャップ部39と重なる位置に配置されている。これにより筐体部材24に固定され、さらにヒンジ軸36を支持するヒンジ基部38にケーブル32の挿通用スペースを設ける必要がない。その結果、ヒンジ基部38の上下方向の幅が拡大し、下ベゼル26bの狭幅化の障害となることを回避できる。キャップ部39は、着脱可能であるため、メンテナンス性も確保できる。

0042

当該電子機器10のヒンジ装置20は、ディスプレイ筐体18に対する取付部であるヒンジ基部38が筐体部材24と一体形成されている。このため、収納部S内にヒンジ装置20の取付用のねじや取付板を設ける必要がなく、下ベゼル26bの幅を一層低減できる。ヒンジ基部38は、図示しないねじや取付板を用いて筐体部材24に固定されてもよい。キャップ部39は、筐体部材24ではなく、ヒンジ基部38に対して着脱される構成としてもよい。

0043

図5は、変形例に係るディスプレイ筐体18Aの内部構造を模式的に示した要部拡大正面図である。図5に示すディスプレイ筐体18Aは、図3に示すディスプレイ筐体18と比べて、フレキシブル基板30を用いていない点が相違する。このディスプレイ筐体18Aの制御基板28は、ヒンジ装置20側に延出された延出部28bを有する。延出部28bの表面には、コネクタ46が設けられている。コネクタ46には、ケーブル32のコネクタ32aが下から上に向かって配策され、厚み方向で裏側に向かって接続される。延出部28bは、ディスプレイ16の下縁部16bに直交する上下方向を基準としてヒンジ筐体34(キャップ部39)と重なる位置まで延出されている。つまり制御基板28のコネクタ46とケーブル32のコネクタ32aとの接続部も上下方向でヒンジ装置20と重なる位置に配置されている。

0044

従って、当該ディスプレイ筐体18Aを備えた電子機器10においても、制御基板28のコネクタ46に対して、ヒンジ筐体34内を通されたケーブル32のコネクタ32aを真っ直ぐに接続できる。その結果、当該ディスプレイ筐体18Aにおいても、ケーブル32が下ベゼル26bの幅に影響を及ぼすことを抑制でき、外観品質を向上させることができる。また、上記したディスプレイ筐体18の場合と同様に、このディスプレイ筐体18Aにおいても、ケーブル32はキャップ部39に通されている。このため、ヒンジ基部38の上下方向の幅が拡大し、下ベゼル26bの狭幅化の障害となることを回避できる。

0045

なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。

0046

上記では、一方のヒンジ装置20のみにケーブル32を通した構成を例示したが、他方のヒンジ装置20に対してもケーブル32や別のケーブル(例えばディスプレイ16がタッチパネル式である場合に、このタッチパネル用のケーブル)を通した構成としてもよい。

0047

10電子機器
14本体筐体
16ディスプレイ
18,18Aディスプレイ筐体
20ヒンジ装置
22基板
24筐体部材
26ベゼル部材
26b 下ベゼル
28制御基板
28a,32a,46コネクタ
28b延出部
30フレキシブル基板
30a 第1コネクタ
30b 第2コネクタ
32ケーブル
34ヒンジ筐体
36ヒンジ軸
38ヒンジ基部
39キャップ部

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