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課題

所有者スーツケースを家の外に持ち出した際に物品管理を行った場合において、同一グループに属する複数のスーツケースのうち1つ以外が省電力モードに入ることで電力消費を抑えることができる物品管理システムを提供する。

解決手段

第1の可搬収納装置(スーツケースA)30と第2の可搬収納装置(スーツケース)35が家の中から外に出たと判定し、かつ、第1の可搬収納装置のビーコン発受信部32bから発されるビーコン情報と、第2の可搬収納装置のビーコン発受信部から発されるビーコン情報から、第1の可搬収納装置と第2の可搬収納装置が近傍にあると検知された場合に、グルーピング設定手段にて同一グループに設定された少なくとも1台以上の可搬収納装置は、省電モード移行する。

概要

背景

家庭内では物品を各種収納ケースタンスクローゼット等に収納し、衣装等の物品を管理する。例えば、旅行等で外出する場合はスーツケースに必要な衣装等の物品を入れて行くが、衣装等の物品を外出先から持ち帰り忘れることがある。特に管理する物品が多いと、スーツケース内に収納されている物品に何があったか、さえも所有者は忘れてしまう場合もある。

特許文献1には、少なくとも1つのセンサで鞄やスーツケース等の手荷物品の状態を監視し、例えば手荷物品が所有者から一定の距離以上離れた等、手荷物品の状態が変更されたことを検出できるシステムが開示されている。このシステムでは、検出された手荷物品の状態変更に基づいて、所有者のセキュリティデバイスに手荷物品の状態変更を通知するか否かを判断し、必要があれば通知を行うことが特徴となっている。

概要

所有者がスーツケースを家の外に持ち出した際に物品管理を行った場合において、同一グループに属する複数のスーツケースのうち1つ以外が省電力モードに入ることで電力消費を抑えることができる物品管理システムを提供する。第1の可搬収納装置(スーツケースA)30と第2の可搬収納装置(スーツケース)35が家の中から外に出たと判定し、かつ、第1の可搬収納装置のビーコン発受信部32bから発されるビーコン情報と、第2の可搬収納装置のビーコン発受信部から発されるビーコン情報から、第1の可搬収納装置と第2の可搬収納装置が近傍にあると検知された場合に、グルーピング設定手段にて同一グループに設定された少なくとも1台以上の可搬収納装置は、省電モード移行する。

目的

本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、所有者がスーツケースを家の外に持ち出した際に物品管理を行った場合において、同一グループに属する複数のスーツケースのうち1つ以外が省電力モードに入ることで電力消費を抑えることを目的とする

効果

実績

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請求項1

ネットワーク中に接続可能な第1の可搬収納装置(30)と第2の可搬収納装置(35)を備えた物品管理システムにおいて、前記第1の可搬収納装置(30)は、記憶部を有する制御部(32f)と、前記第1の可搬収納装置(30)の中身撮影可能な撮像部(33)と、電源部(32e)と、無線通信部(32)と、ビーコン情報(B1〜3)を発受信可能なビーコン発受信部(32b)と、前記第1の可搬収納装置(30)が開閉されたことを検知する開閉検知手段(31a、32a)と、を有し、前記第2の可搬収納装置(35)は、前記ビーコン情報(B1〜3)を発受信可能なビーコン発受信部と、前記第2の可搬収納装置が開閉されたことを検知する開閉検知手段と、を有し、前記物品管理システムは、前記第1の可搬収納装置(30)と前記第2の可搬収納装置(35)の複数の可搬収納装置を同一グループに設定するグルーピング設定手段と、前記第1の可搬収納装置(30)が家の中から外に出る、または家の外から中に入ることを判定する入出判定手段(S401〜406)を備え、前記入出判定手段(S401〜406)より前記第1の可搬収納装置(30)と前記第2の可搬収納装置(35)が家の中から外に出たと判定し、かつ前記第1の可搬収納装置(30)の前記ビーコン発受信部(32b)から発される前記ビーコン情報(B1〜3)と、前記第2の可搬収納装置(35)の前記ビーコン発受信部から発される前記ビーコン情報(B1〜3)から、前記第1の可搬収納装置(30)と前記第2の可搬収納装置(35)が近傍にあると検知された場合に、前記グルーピング設定手段にて同一グループに設定された少なくとも1台以上の可搬収納装置(35)は、省電モード(S406、S601〜608)に移行することを特徴とする物品管理システム。

請求項2

前記第2の可搬収納装置(35)は、記憶部を有する制御部と、前記第2の可搬収納装置(35)の中身を撮影可能な撮像部と、電源部と、無線通信部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の物品管理システム。

請求項3

前記省電モード(S406、S601〜608)とは、前記第1の可搬収納装置(30)もしくは前記第2の可搬収納装置(35)の、前記ビーコン発受信部以外の機能を中断することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の物品管理システム。

請求項4

前記第1の可搬収納装置(30)もしくは前記第2の可搬収納装置(35)は、前記入出判定手段(S401〜406)より、家の外から中に入るまたは家の中にいると判定された場合は、前記省電モード(S406、S601〜608)に移行することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の物品管理システム。

請求項5

前記物品管理システムは、前記第1の可搬収納装置(30)もしくは前記第2の可搬収納装置(35)の中身の物品管理を行う物品管理モードを有し、前記第1の可搬収納装置(30)もしくは前記第2の可搬収納装置(35)は、前記開閉検知手段(31a、32a)にて前記第1の可搬収納装置(30)もしくは前記第2の可搬収納装置(35)が開閉されたことを検知した場合、前記省電モード(S406、S601〜608)を抜け、前記物品管理モードに遷移することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の物品管理システム。

請求項6

前記第1の可搬収納装置(30)の前記ビーコン発受信部(32b)から発される前記ビーコン情報(B1〜3)と、前記第2の可搬収納装置(35)の前記ビーコン発受信部から発される前記ビーコン情報(B1〜3)から、前記第1の可搬収納装置(30)と前記第2の可搬収納装置(35)が一定距離以上離れたと検知された場合に、前記第1の可搬収納装置(30)と前記第2の可搬収納装置(35)はそれぞれ通常モード(S405、S501〜508)に遷移することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の物品管理システム。

請求項7

前記物品管理システムは、前記グルーピング設定手段により前記第1の可搬収納装置(30)を親、前記第2の可搬収納装置(35)を子、として設定する従属関係設定手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の物品管理システム。

請求項8

前記制御部32fは、前記第1の可搬収納装置(30)の電池残量情報と、前記第2の可搬収納装置(35)の電池残量情報を取得して、前記従属関係設定手段より、親子関係入れ替えることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の物品管理システム。

請求項9

ネットワーク中に接続可能な可搬収納装置(30)と無線通信装置(90)を備えた物品管理システムにおいて、前記可搬収納装置(30)は、記憶部を有する制御部(32f)と、前記可搬収納装置(30)の中身を撮影可能な撮像部(33)と、電源部(32e)と、無線通信部(32)と、ビーコン情報(B1〜3)を発受信可能なビーコン発受信部(32b)と、前記可搬収納装置(30)が開閉されたことを検知する開閉検知手段(31a、32a)と、を有し、前記無線通信装置(90)は、無線通信部(98)と、ビーコン情報(B1〜3)を発受信可能なビーコン発受信部(99)と、を有し、前記物品管理システムは、前記可搬収納装置(30)をセキュリティーモードに移行させるセキュリティーモード移行手段(S701、702)を備え、前記セキュリティーモード移行手段(S701、702)にて、セキュリティーモード(S702、S801〜S811)に移行した前記可搬収納装置(30)が、開梱されたことを検知すると、前記制御部(32f)は、前記撮像部(33)より開梱時の撮影、かつ前記可搬収納装置(32f)から取り出された物品の管理を行い、撮影データと物品管理情報を前記無線通信装置(90)に通知することを特徴とする物品管理システム。

請求項10

前記物品管理システムは、前記可搬収納装置(30)が家の中から外に出る、または家の外から中に入ることを判定する入出判定手段(S401〜406)を備え、前記セキュリティーモード移行手段(S701、702)は、前記入出判定手段(S401〜406)で前記可搬収納装置(30)が家の外に出たと判定し、前記可搬収納装置(30)の前記ビーコン発受信部(32b)から発される前記ビーコン情報(B1〜3)と、前記無線通信装置(90)の前記ビーコン発受信部(99)の通信状況から、前記可搬収納装置(30)が近傍にないと判断された場合に、前記制御部(32f)は前記可搬収納装置(30)を前記セキュリティーモード(S702、S801〜S811)に移行させることを特徴とする請求項9に記載の物品管理システム。

請求項11

前記物品管理システムは、前記可搬収納装置(30)の前記ビーコン発受信部(32b)から発される前記ビーコン情報(B1〜3)を、前記無線通信装置(90)の前記ビーコン発受信部(99)が受信できない場合に、前記可搬収納装置(30)が近傍にないと判断することを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の物品管理システム。

請求項12

前記可搬収納装置(30)は、報知部(34)を有し、前記セキュリティーモード(S702、S801〜S811)中に前記可搬収納装置(30)が開梱されたことを検出すると、前記報知部(34)は音または光もしくはその両方にてアラートを出すことを特徴とする請求項9乃至請求項11の何れか一項に記載の物品管理システム。

請求項13

前記物品管理システムは、前記セキュリティーモード(S702、S801〜S811)中と、前記セキュリティーモード(S702、S801〜S811)以外において、前記撮像部(33)で撮影した画像を保存する過程で画像の処理方法が異なる(S805)ことを特徴とする請求項9乃至請求項12の何れか一項に記載の物品管理システム。

請求項14

前記物品管理システムは、前記撮像部(33)で撮影した画像の処理方法を、前記セキュリティーモード(S702、S801〜S811)中は、前記可搬収納装置(30)を開梱した人物が特定できるように画像処理を行い、前記セキュリティーモード(S702、S801〜S811)中以外は、前記可搬収納装置(30)を開梱した人物が特定できないように画像処理を行うことを特徴とする請求項9乃至請求項13の何れか一項に記載の物品管理システム。

技術分野

0001

本発明は、物品を管理するシステムに関するものである。詳しくは、外出時にスーツケースなどの可搬収納装置内が開閉されたかを監視することで可搬収納装置内の物品を管理する物品管理システムに関する。

背景技術

0002

家庭内では物品を各種収納ケースタンスクローゼット等に収納し、衣装等の物品を管理する。例えば、旅行等で外出する場合はスーツケースに必要な衣装等の物品を入れて行くが、衣装等の物品を外出先から持ち帰り忘れることがある。特に管理する物品が多いと、スーツケース内に収納されている物品に何があったか、さえも所有者は忘れてしまう場合もある。

0003

特許文献1には、少なくとも1つのセンサで鞄やスーツケース等の手荷物品の状態を監視し、例えば手荷物品が所有者から一定の距離以上離れた等、手荷物品の状態が変更されたことを検出できるシステムが開示されている。このシステムでは、検出された手荷物品の状態変更に基づいて、所有者のセキュリティデバイスに手荷物品の状態変更を通知するか否かを判断し、必要があれば通知を行うことが特徴となっている。

先行技術

0004

特開2016−139215号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、特許文献1では、スーツケース自体の状態管理を行うのに、1つ以上のセンサを用いて常に状態を監視しなければならならず、電力消費増大が懸念されていた。

0006

本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、所有者がスーツケースを家の外に持ち出した際に物品管理を行った場合において、同一グループに属する複数のスーツケースのうち1つ以外が省電力モードに入ることで電力消費を抑えることを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記の目的を達成するために、本発明に係る物品管理システムは、
ネットワーク中に接続可能な第1の可搬収納装置と第2の可搬収納装置を備えた物品管理システムにおいて、
前記第1の可搬収納装置は、
記憶部を有する制御部と、前記第1の可搬収納装置の中身撮影可能な撮像部と、電源部と、無線通信部と、ビーコン情報を発受信可能なビーコン発受信部と、前記第1の可搬収納装置が開閉されたことを検知する開閉検知手段とを有し、
前記第2の可搬収納装置は、
前記ビーコン情報を発受信可能なビーコン発受信部と、前記第2の可搬収納装置が開閉されたことを検知する開閉検知手段とを有し、
前記物品管理システムは、前記第1の可搬収納装置と前記第2の可搬収納装置の複数の可搬収納装置を同一グループに設定するグルーピング設定手段と、
前記第1の可搬収納装置が家の中から外に出る、または家の外から中に入ることを判定する入出判定手段を備え、
記入出判定手段より前記第1の可搬収納装置と前記第2の可搬収納装置が家の中から外に出たと判定し、
かつ前記第1の可搬収納装置の前記ビーコン発受信部から発される前記ビーコン情報と、前記第2の可搬収納装置の前記ビーコン発受信部から発される前記ビーコン情報から、前記第1の可搬収納装置と前記第2の可搬収納装置が近傍にあると検知された場合に、
前記グルーピング設定手段にて同一グループに設定された少なくとも1台以上の可搬収納装置は、省電モード移行することを特徴とする。

発明の効果

0008

本発明に係る物品管理システムによれば、外出時に物品を管理するスーツケースの電力消費を抑えることができる。

図面の簡単な説明

0009

本発明の第1実施例に係わるスーツケース30の構成図である。
本発明の第1実施例に係わるスーツケース30とインターネット通信網80とモバイル端末90のブロック図である。
本発明の第1実施例に係わる物品管理システム内での同行者設定を行う画面である。
本発明の第1実施例に係わる外出判定の処理を行うフローチャートである。
本発明の第1実施例に係わるスーツケースA30の通常モードの処理を行うフローチャートである。
本発明の第1実施例に係わるスーツケースB20の通常モードの処理を行うフローチャートである。
本発明の第2実施例に係わるスーツケースA30の外出判定時におけるセキュリティーモードへ移行するフローチャートである。
本発明の第2実施例に係わるスーツケースA30のセキュリティーモードの処理を行うフローチャートである。

0010

以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるものであって、実施形態によって限定されるわけではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。

0011

以下、図1から図8を参照して、本発明の第1の実施例について説明を行う。

0012

まず、図1を参照して、スーツケースA30の構成について説明を行う。

0013

図1はスーツケースA30の構成図である。図1(a)はスーツケースA30の正面図、図1(b)はスーツケースA30の上面図、図1(c)はスーツケースA30上面図のA−A断面図である。図1(d)はスーツケースA30の閉状態(側面図)、図1(e)スーツケースA30の開状態図1(f)はスーツケースA30開状態のB−B断面図を示す。

0014

図1(a)〜(d)に示すように、スーツケースA30は上蓋31と下蓋32からなり、下蓋32にはスーツケースA持ち運び時に持ち手となる伸縮自在なレバー部32cが設けられている。スーツケースA30の上蓋31、下蓋32にはそれぞれ物品を収納することができる。

0015

上蓋31には、マグネット31aが備わっている。下蓋32にはコイル32aとビーコン発受信部32bが備わっており、図1(c)または図1(d)に示すように、スーツケースA30が閉状態の時、マグネット31aとコイル32aは対向するように配置される。

0016

さらに、下蓋32には、無線通信部32d、電源部32e、制御部32fが設けられている。制御部32fには不図示の記憶部が設けられている。上蓋31と下蓋32にはそれぞれ、カメラ33が取り付けられている。

0017

マグネット31aとコイル32aはモバイル機器90等に開閉検知させる開閉検知手段を構成している。以下に開閉検知の原理について説明を行う。

0018

図1(d)〜(f)に示すように、スーツケースA30の上蓋31を下蓋32から離す動作、すなわちスーツケースA30を閉状態から開状態へ移行する動作を行うと、対向していたマグネット31aとコイル32aとが離れる。これによりコイル32aを貫く磁束が変化し、電磁誘導の法則からコイル32aに誘導起電力が発生する。この電力によってビーコン発受信部32bを起動させ、電源部32eから電力供給を受けることでビーコン信号発信される。

0019

次に、スーツケースA30の上蓋31を下蓋32に近づける動作、すなわちスーツケースA30を開状態から閉状態へ移行する動作を行うと、マグネット31aとコイル32aとが対向する位置に近づく。これによりコイル32aを貫く磁束が変化し、電磁誘導の法則からコイル32aには、上蓋31を下蓋32から離す時と逆向きの誘導起電力が発生する。この電力によってビーコン発受信部32bを動作させ、電源部32eから電力供給を受けることでビーコン信号が発信される。

0020

上蓋31を開ける時と、上蓋31を閉じる時では逆向きの誘導起電力が発生することから、ビーコン発受信部32bから発信されるビーコン信号は区別が可能である。このため、一方を上蓋31が開けられたと判定し、他方を上蓋31が閉じられたと判定することができる。発信されたビーコン信号を後述するモバイル端末90等の電子機器で受信することでスーツケースA30の開閉を他の電子機器に検知させる。また、スーツケースA30自身は上蓋31と下蓋32の開閉時に発生する誘導起電力を制御部32fが検知することが可能である。以上が開閉検知の原理である。

0021

スーツケースA30の開閉時だけではなく、スーツケースA30に備わるビーコン発受信部31bからは通常時10秒毎に1回の頻度でビーコン信号が発信される。このビーコン信号を第1のビーコン信号B1と呼ぶ。また、前述のとおり、スーツケースA30の上蓋31を開けられたことが検知された際と、閉じられたことが検知された際にもビーコン信号が発信される。開けられたことが検知された場合に発信されるビーコン俊号を第2のビーコン信号B2と呼び、閉じられたことが検知された場合に発信されるビーコン信号を第3のビーコン信号B3と呼ぶ。但し、第1のビーコン信号B1は省電のために発信頻度下げても良いし、スーツケースA30の位置の追尾精度を高めるために発信頻度を上げても良いし、位置情報が不要の場合には発信を停止させても良い。

0022

スーツケースA30から発信された各ビーコン信号B1、B2、B3は無線通信部32dと不図示の無線通信ルーター60を経由して不図示のクラウドサーバー70に送られる。
第1のビーコン信号B1には第1のビーコン信号B1の発信位置がスーツケースA30に備えられた不図示のGPSの位置情報が含まれる。すなわち第1のビーコン信号B1によりスーツケースA30の位置がクラウドサーバー70で管理される。

0023

一方、スーツケースA30から第2のビーコン信号B2が送られてきた場合にはクラウドサーバー70はスーツケースA30の上蓋31を開けられたと判定し、第3のビーコン信号B3が送られてきた場合にはスーツケースA30の上蓋31を閉じられたと判定する。以上の構成により、スーツケースA30の開閉の検知に加え、スーツケースA30の現在位置の把握が可能である。

0024

次に、本発明の物品管理システムの構成について、図2に示すブロック図を参照して各々説明を行う。

0025

図2は本発明の第1実施例に係わる各デバイスのブロック図である。

0026

図2においては、本発明の特徴を説明するのに必要な部分のみを記載しており、説明に不要な部分に関しては省略している。

0027

まず本発明の第1実施例に係わる各デバイスに関して説明を行う。

0028

スーツケースA30は前述のとおり上蓋31と下蓋32から成る。

0029

下蓋32には開閉検知に用いられるコイル32aと、近距離にあるデバイスと通信確立させ、近距離無線通信網81の構築に用いられるビーコン発受信部32bとが備わる。また、ビーコン発受信部32bに電力を供給する電源部32e、および報知部34が備わる。報知部34はスーツケースA30の所有者に外出時に後述するモバイル端末90とスーツケースA30がビーコン信号の通信が行われていないことを知らせるためにある。報知部34は警告音LEDによる光等、所有者に通知させることができれば形式は問わない。通知を止めるスイッチはスーツケースA30に配置されている(不図示)。

0030

上蓋31には開閉検知に用いられるマグネット31aが備わる。スーツケースA30が閉状態の時、マグネット31aとコイル32aとは対向するように配置される。

0031

カメラ33はレンズ撮像素子からなる。また、カメラ33で取得した画像データを記憶する記憶部(不図示)と、撮影の制御を行う制御部32fと、カメラ33を駆動させるのに必要な電力を有しスーツケースA30各部に電力を供給する電源部32eとが備わる。さらに、クラウドサーバー70に画像データを転送する無線通信部32dと、近距離にあるデバイスとビーコン信号による通信を確立させ、近距離無線通信網81の構築に用いられるビーコン発受信部32bとが備わる。クラウドサーバー70への画像データ転送が完了されると制御部32f内の記憶部(不図示)に記憶され画像データは順次消去される。これは、データは全てクラウドサーバー70で一元管理し、不要なデータをなるべくシステム上に残さないようにすることでデータ流出等のリスクを低減するためである。

0032

無線通信ルーター60には各デバイスとの通信を行う無線通信部61と、クラウドサーバー70を始めとする外部機器とのインターネット通信を行う通信部62とが備わる。また、各通信部61、62を駆動させるのに必要な電力を有し各通信部61、62に電力を供給する電源部63が備わる。

0033

通信拠点71はクラウドサーバー70側に設置され、インターネット通信網80に接続されている。通信拠点71は無線通信ルーター60から通信基地局を経由して送られてきたデータを受信する際や、クラウドサーバー70のデータを無線通信ルーター60に送信する際に使用される。通信拠点71には無線通信ルーター60と通信し、且つクラウドサーバー70との通信も行われる通信部71aと、通信部71aを駆動させるのに必要な電力を有し通信部71aに電力を供給する電源部71bとが備わる。

0034

クラウドサーバー70はある拠点に設置され、各情報を集約して保存し、不図示のコンピュータやモバイル端末90からの要望に基づき必要なデータをコンピュータやモバイル端末90に対し送信する役割を担う。クラウドサーバー70には、通信拠点71と通信を行う通信部72が備わる。また、モバイル端末90での閲覧に適した状態に情報を処理する情報処理部73と、スーツケースA30から送られてきたデータを保存する記憶部74とが備わる。さらに、クラウドサーバー70を駆動させるのに必要な電力を有しクラウドサーバー70に電力を供給する電源部75が備わる。

0035

モバイル端末90は主に個人携帯されて使用され、外出先の内部にも外部にも持ち出されるデバイスである。モバイル端末90はクラウドサーバー70に保存されている各種情報を閲覧する際の閲覧手段として使用でき、クラウドサーバー70へ対し入力を行う際の操作手段として使用できる。

0036

モバイル端末90には端末制御を司る制御部91と、各種情報を表示する表示部92と、クラウドサーバー70に保存されている各種データを閲覧するのに適したUIを提供するアプリケーション93とが備わる。また、表示部92の表面をなぞったり、タップしたりすることで入力操作ができる操作部94と、アプリケーションを含む情報を保存している記憶部95とが備わる。さらに、人工衛星から電波を受信し、受信した電波からモバイル端末90の絶対位置情報を得ることができるGPS96が備わる。また、モバイル端末90を駆動させるのに必要な電力を有しモバイル端末90に電力を供給する電源部97と、無線通信ルーター60や通信基地局との通信を行う無線通信部98が備わる。さらに、近距離にあるデバイスとビーコン信号による通信を確立させ、近距離無線通信網81の構築に用いられるビーコン発受信部99が備わる。

0037

無線通信部98は無線通信ルーター60との通信を行う第1の通信手段98aと、通信基地局との間を無線通信する際に利用される第2の通信手段98bとを有する。主に家など室内にモバイル端末90がある場合には第1の通信手段98aにて通信を行い、室内から持ち出され、第1の通信手段98aの信号が無線通信ルーター60に届かなくなった際に第2の通信手段98bが使用される。このため、モバイル端末90が室内から持ち出された場合にもクラウドサーバー70との通信を確立させることが可能である。

0038

続いて、スーツケースA30の中身の物品の出し入れ監視方法について説明を行う。

0039

前述の通り、スーツケースA30が開けられると、第2のビーコン信号B2が発信され、制御部32fは無線通信部32dを通じてクラウドサーバー70へ伝えられる。スーツケースA30は制御部32fを通じてカメラ33を起動し撮影開始し、スーツケースA30から出し入れされる物品が監視される。

0040

一方、スーツケースA30が閉じられたことを検知すると、第3のビーコン信号B3が発信され、制御部32fは現在撮影中のカメラ33に対し撮影終了の指示を送り、物品の監視が終了する。以上の構成により、スーツケースA30から出し入れされる物品が監視される。

0041

仮にスーツケースA30が室内から外に持ち出しても、スーツケースA30は自身のカメラ33を起動し撮影することにより外で物品の出し入れを管理することが可能となる。もしスーツケースA30の所有者がモバイル端末90を保有している場合、スーツケースA30を、モバイル端末90を用いて管理してもよい。

0042

次に、図3図6を参照して、スーツケースA30が外出先で省電力モードとなる物品管理システムの動作を以下に説明する。

0043

まず、所有者がスーツケースA30、B35を所有し外出する際の、同一グループ設定方法について、図3を参照して説明する。

0044

スーツケースB35は、スーツケースA30と同様の構成となっている。

0045

スーツケースA30は所有者がモバイル端末90の物品管理アプリを操作することにより、スーツケースA30の制御部32fの記憶部(不図示)に所有者情報を記憶する。

0046

物品管理アプリとは、所定空間内での物品を簡易に管理するための物品管理システムをモバイル端末90上で操作するためのアプリである。

0047

その後、旅行をする前に、同様に物品管理アプリを操作し、日時、旅行先、同行者を設定することにより、2つのスーツケースA30、B35は同一グループに設定される。旅行中においても、同じく物品管理アプリで同行者設定をすることで、2つのスーツケースは同一グループ設定にすることができる。

0048

図3に関しては、所有者『』のスーツケースA30が同じく所有者『母』のスーツケースB35と同一の日時、旅行先、同行者を設定した場合に、所有者『父』と所有者『母』のスーツケースA30とスーツケースB35が同一グループに設定されることとなる。ここで所有者『父』のスーツケースA30は『親』のフラグが立ち、所有者『母』のスーツケースB35は『子』のフラグが立てられる。この『親』と『子』のフラグ設定は、手動でスーツケースA30、B35の対応を逆にすることも可能であり、フラグ設定の解除も可能である。同一グループ設定された2つのスーツケースA30、B35は、後述の通り、外出先で親子関係として動作し、子として扱われるスーツケースB35は動作機能を制限する省電力モードに遷移することでスーツケース全体の消費電力を抑えることが可能となる。

0049

次に、スーツケースA30が自宅の外に持ち出されたか否かを判定する、外出判定方法について、図4を参照して説明する。

0050

スーツケースA30が所有者の自宅にあるとき、スーツケースA30はビーコン発受信部32bから無線通信ルーター60を通じてクラウドサーバー70へ位置情報を送信する(ステップS401)。

0051

スーツケースA30が自宅に存在する、つまり外出したと判定されていない場合は、スーツケースA30は定期的にビーコン発受信部32bからクラウドサーバー70へ位置情報を送信し続ける。

0052

次に、ステップS402にて物品管理システムは、所有者がスーツケースA30を持って自宅から外出したか否かの判定をおこなう。例えば、玄関ドアの開閉検知が可能である構成において、ドアの開閉検知をトリガーにしてスーツケースA30が自宅から外に持ち出されたか否の外出判定を行うことができる。

0053

外出判定のトリガーとなる検出部は、加速度センサコイン型電池とビーコン発受信部を備えた玄関マットで行っても良い。例えば、加速度センサによって人が玄関マットにのる、または靴を履いたことが検知され、ビーコン信号を介してスーツケースA30の制御部32fに伝えられる。

0054

また、スーツケースA30の外出判定方法としては上記に限らない。例えば、スーツケースA30が室内の近接無線通信81の圏外となり、第1のビーコン信号B1がコンピュータ50に届かなくなったこと、すなわちビーコン信号の非検出をトリガーにして持ち出されたと判定し、再び届くようになったことをトリガーとして持ち込まれたと判定しても良い。

0055

ステップS403では、スーツケースA30が『子』のフラグ設定となっているか否かを確認する。ステップS403でスーツケースA30が『子』のフラグ設定となっていない場合は、通常の起動状態であるステップS405へ進む。

0056

次にスーツケースB35が自宅の外に持ち出されたか否かを判定する。ステップS403まではスーツケースA30のフローと同様のため、スーツケースA30との違いを説明する。

0057

ステップS403では、スーツケースA30と同様に、スーツケースB35が『子』のフラグ設定となっているか否かを確認する。ステップS403でスーツケースA30が『子』のフラグ設定となっている場合は、ステップS404にてスーツケースB35は『親』フラグ設定となっているスーツケースA30とのペアリングを行い、ペアリングが成功した場合は省電モードの状態であるステップS406へ進む。ペアリングには、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)などの通信網を使用して、スーツケースA30とスーツケースB35が通信可能な状態になることを指す。

0058

ステップS404でスーツケースB35は、『親』フラグ設定となっているスーツケースA30とのペアリングが失敗した場合には、通常モードの状態であるステップS405へ移行する。

0059

図5では、外出と判定されたスーツケースA30がステップS405の通常モードの処理を行うフローを説明する。

0060

図4のステップS405で通常モードへと移行したスーツケースA30の制御部32fは、先述したとおりビーコン発受信部32bの動作を検知したか否かでスーツケースA30が開かれたか否かを検知する(ステップS501)。

0061

制御部32fはビーコン発受信部32bの動作を検知しないまま一定時間経過するかどうかを検知する(ステップS502)。

0062

もしステップS501にてスーツケースA30が開かれたことを検知した場合は、ステップS503へ進み、ステップS405の通常モードを終了する。ステップS405で通常モードを終了すると、スーツケースA30の中の物品を監視するモードへ移行する。

0063

ステップS502でスーツケースA30が一定時間開かれたことを検知しない場合は、ステップS504へ進み、制御部32fはスーツケースA30自身の管理情報を取得する。

0064

ここに示す管理情報とは、スーツケースA30の位置情報、電池残量、開閉検知有無等の情報を取得する。

0065

ステップS504にて自身の管理情報を取得した後に、ステップS505へ進み、スーツケースA30のビーコン発受信部32bは、スーツケースB35のビーコン情報を受信したか否かを確認する。後述するが、スーツケースA30とペアリングされているスーツケースB35からは、定期的にスーツケースB35自身の管理情報がスーツケースB35の不図示のビーコン発受信部から発信されている。

0066

ステップS505にてスーツケースA30は、スーツケースB35自身のビーコン情報を受信した場合は、制御部32fはスーツケースB35の管理情報を取得する。ここに示す管理情報とは、スーツケースB30の位置情報、電池残量、開閉検知有無等の情報を取得する。

0067

この時に、スーツケースA30の電池残量がスーツケースB35の電池残量を下回った場合は、図3のスーツケースA30のフラグ『親』と、スーツケースB35のフラグ『子』を入れ替え、スーツケースA30を『子』、スーツケースB35を『親』として処理を入れ替えてもよい。

0068

ステップS505にてスーツケースA30のビーコン発受信部32bは、スーツケースB35のビーコン情報を受信できた場合は、ステップS506へ進む。

0069

ステップS506では、先述したスーツケースB35の管理情報をビーコン発受信部32bが取得し、ステップS507へ移行する。

0070

ステップS507では、制御部32fは、ビーコン発受信部32bを通じて、スーツケースB35の管理情報を取得した旨のビーコン情報を発信する。

0071

ステップS505にてスーツケースA30のビーコン発受信部32bは、スーツケースB35のビーコン情報を受信できなかった場合にステップS508へ進む。

0072

その後、制御部32fは、ステップS504で取得したスーツケースA30の管理情報と、ステップS506で取得したスーツケースB35の管理情報を、無線通信部32dを通じてクラウドサーバー70へ送信する(ステップS508)。

0073

ステップS508の処理後は、ステップS501へ移行し、これを繰り返す。

0074

以上のことにより、物品管理システム上でのスーツケースA30とスーツケースB35内の物品の管理情報を制御部32fから無線通信部32dを通じてリアルタイムでクラウドサーバー70へ送信することにより、常に物品管理システム上での情報を最新に保つことが可能となる。

0075

図6では、外出と判定されたスーツケースB35がステップS406の省電モードの処理を行うフローを説明する。

0076

図4のステップS406で省電モードへと移行したスーツケースB35の制御部(不図示)は、ビーコン発受信部(不図示)の動作を検知したか否かでスーツケースB35が開かれたか否を検知する(ステップS601)。

0077

スーツケースB35の制御部は、ビーコン発受信部の動作を検知しないまま一定時間経過するかどうかを検知する(ステップS602)。

0078

もしステップS601にてスーツケースB35が開かれたことを検知した場合は、ステップS603へ進み、ステップS606の省電モードを終了する。ステップS603で省電モードを終了すると、スーツケースB35の中の物品を監視するモードへ移行する。

0079

ステップS602にてスーツケースB35が一定時間開かれたことを検知しない場合は、ステップS604へ進み、スーツケースB35の制御部は自身の管理情報を取得する。

0080

ここに示す管理情報とは、スーツケースB35の位置情報、電池残量、開閉検知有無等の情報を取得する。

0081

ステップS604にてスーツケースB35は自身の管理情報を取得した後に、ステップS605へ進み、スーツケースB35のビーコン発受信部は、スーツケースB35の管理情報をビーコン情報としてスーツケースA30のビーコン発受信部32bへ発信する。

0082

その後、ステップS507にてスーツケースA30のビーコン発受信部32bから発信される、スーツケースB35の管理情報を取得した旨のビーコン情報を、スーツケースB35のビーコン発受信部(不図示)が受信したか否かを確認する(ステップS606)。

0083

ステップS607にて一定時間経過しても、ビーコン情報を受信できなかった場合は、スーツケースB35の制御部は、スーツケースA30と一定距離以上離れたと検知して、ステップS608にて省電モードからステップS405の通常モードへ移行する。

0084

ステップS608でステップS405の通常モードへ移行したスーツケースB35が、再度スーツケースA30と一定距離以下に近づいた場合は、ステップS406の省電モードに復帰する。

0085

ステップS606で、一定時間以内にビーコン情報を受信した場合は、省電モードを維持し、ステップS601へ移行し、これを繰り返す。

0086

以上のステップS405の通常モードと、ステップS406の省電モードを実施することにより、スーツケースA30の制御部32fが無線通信部32dを通じて、スーツケースA30とスーツケースB35の管理情報を一括でクラウドサーバー70へ送信する。よって物品管理システム上の情報を最新に保ちつつも、スーツケースB35の消費電力を抑えることが可能となり、スーツケースA30と合計した全体の消費電力を抑えることが出来る。

0087

なお、本実施例では記載していないが、モバイル端末90を『親』、スーツケースA30、B35を『子』として扱うことにより、スーツケースA30、B35の両方が省電モードに移行する。よってスーツケースA30を『親』、スーツケースB35を『子』として取り扱う場合の合計の消費電力より、スーツケースA30、B35合計の消費電力を抑えることが可能となる。その場合は、図4のステップS404でモバイル端末90とペアリングするか、スーツケースA30を『親』として処理を行うのかを所有者に選択させてもよい。モバイル端末90を『親』として扱う場合は、スーツケースA30とモバイル端末90のペアリングを実施する。スーツケースA30とモバイル端末90のペアリングとは、BLE(Bluetooth Low Energy)などの通信網を使用して、スーツケースA30とモバイル端末90が通信可能な状態になることを指す。

0088

次に、スーツケースA30の所有者が、ホテルなどの外出先にスーツケースA30を置いたまま外出した際の、スーツケースA30のセキュリティーモードを行う処理に関して説明する。以下、実施例1と異なる点を中心に説明する。

0089

所有者(ペアリング済のモバイル端末90)が外出により、スーツケースA30と離間を検知し、スーツケースA30がセキュリティーモードに移行する。セキュリティーモード中のスーツケースA30の中身が盗難時、つまり不用意に開けられたときに、開梱者(盗難者)の撮影を行い所有者に通知することで盗難者の割り出しを行うだけでなく、盗難された物品の管理を行うことにより物品管理システム上で盗難品を認識することが可能となる。

0090

実施例1と異なる点は、図7の外出判定をする処理中において、外出したと判定した(ステップS402でY)場合と、ステップS403でスーツケースA30に『子』フラグの設定になっているか否かを確認するフローの間に、スーツケースA30のビーコン発受信部32bがモバイル端末90のビーコン信号を受信しているか否かの判定を追加する(ステップS701)。

0091

ステップS701でモバイル端末90のビーコン信号を受信していると判定した場合には、ステップS403に進む。

0092

ステップS701でモバイル端末90のビーコン信号を受信していないと判定した場合には、スーツケースA30から所有者(モバイル端末90)が離間したと判断して、制御部32fはスーツケースA30をセキュリティーモードに移行させる(ステップS702)。

0093

図8では、ステップS702でスーツケースA30がセキュリティーモードに移行した時の処理を示す。

0094

まず、ステップS801にてスーツケースA30の制御部32fは、スーツケースA30が開けられたかどうかを監視する。スーツケースA30が開けられたかどうかの検知は、先述のとおりビーコン発受信部32bの動作を検知したかで検知する。

0095

スーツケースA30が開けられない場合は、この処理を繰り返す。

0096

セキュリティーモード中において盗難者がスーツケースA30を開いたことにより、制御部32fがスーツケースA30の開かれたことを検知した場合、ステップS802にて報知部34を通じて警告を発する。警告とは警告音やLEDによる光等、盗難者に通知させることができれば形式は問わない。

0097

その後すぐに、制御部32fはカメラ33を起動させ、スーツケースA30を開いた人物を撮影開始する。(ステップS803)本実施例ではカメラ33は上蓋31と下蓋32にそれぞれ1台ずつ取り付けられている。これはスーツケースA30を開けた人物を確実に撮影画像に写す為に2台のカメラ33をもってスーツケースA30開き時の画角カバーしている。よって、上蓋31と下蓋32をつなぐ不図示のヒンジ部に180°近い画角を持つ広角カメラ1台を取り付けることによりその画角をカバーしてもよく、カメラ33の配置方法はこれに限定しない。

0098

本発明では言及しないが、物品管理システムにおける目的はスーツケースA30の中の物品管理であり、持ち出し人を特定する目的ではない。即ち通常動作時は着替え時などのプライバシー保護のために物品管理のためにカメラ33で撮影した画像(動画)から持ち出し人の姿を加工消去し制御部32fはクラウドサーバー70に情報を送信している。しかしステップS803の場合は、スーツケースA30を開いた人物を特定することが目的であるため、カメラ33で撮影した動画もしくは画像を制御部32fは加工消去せずにクラウドサーバー70に送信しても良い。

0099

次にスーツケースA30の制御部32fは、ステップS801でスーツケースA30が開かれたことを無線通信部32dからクラウドサーバー70へ送信し(ステップS804)、さらにステップS803で撮影した動画を送信し続ける。(ステップS805)ステップS805でクラウドサーバー70に送信された画像を、モバイル端末90にて受信した所有者は、自身のスーツケースA30の中身が盗難されそうになっていることを認識することが出来る。

0100

その後、制御部32fは、スーツケースA30内の荷物が持ち出されていないかをカメラ33を通じて監視する(ステップS806)。

0101

もしスーツケースA30の荷物が持ち出されていない場合は、ステップS808に飛び、スーツケースA30が閉じられたことを検出するまでステップS806とステップS808を繰り返す。

0102

ステップS806にてスーツケースA30内の荷物が持ち出されたことを検知した場合は、制御部32fはカメラ33で撮影された荷物を検知し、荷物を持ち出された旨と物品内容を無線通信部32dからクラウドサーバー70に送信する(ステップS807)。

0103

ステップS807で、無線通信部32dからクラウドサーバー70に送られた情報を受け、物品管理システムは内容を更新する。

0104

ステップS807の処理を終えたスーツケースA30の制御部32fは、ステップS808でスーツケースA30が閉じられたことを検知するまでステップS806とステップS808を繰り返す。

0105

ステップS808でスーツケースA30が閉じられたことを検知した場合は、ステップS809でカメラ33の撮影を停止する。ステップS810で無線通信部32dが撮影データを全てクラウドサーバー70に送信したことを確認し、クラウドサーバー70への撮影データの送信を停止する(ステップS811)。

0106

以上の図8のセキュリティーモード(ステップS702〜ステップS811)を実施することで、外出先でスーツケースA30から離れていて、他人にスーツケースA30を開けられた際にも、開けた人を撮影しつつ、盗難された物品の管理を行う。よって、スーツケースA30の所有者はすぐにスーツケースA30が不用意に開けられたことと、持ち出された物品を知ることが可能となる。

0107

以上説明したように、本発明の物品管理システムは所定空間内での物品を簡易に管理することが可能となる。

実施例

0108

また、本実施例では物品を収納する容器としてスーツケースA30を例に挙げて説明を行ってきたが、本発明の適用範囲はこれに限らず、衣装ケース他、各種ケースや箱、鞄、タンスやクローゼット、押し入れ物置等、物品を収納することができるもの全てを対象とする。例えば、クローゼットから出し入れされる物品を監視する場合には、クローゼットのドアにコイルとビーコン発受信部とコイン型電池を備え、枠にマグネットを備えることで開閉検知手段が形成できる。開閉検知の方法についても、コイル32aとマグネット31aを近づけたり、遠ざけたりすることで発生する磁束の誘導起電力を例に挙げて説明を行ってきたが、本発明の適用範囲はこれに限らない。例えば、振動センサを用い収納ケースを振動させたことを検知すると収納ケースの開を検知しても良いし、重さの変化や傾きの変化等を各種センサ圧力センサ、加速度センサ、スイッチ等)で検知し、収納ケースの開及び閉を検知する構成としても良い。さらに、収納される物品については衣類を例に挙げているが、これも当然限定されるものではなく、各収納ケースに収納可能なものであれば全てを対象とする。

0109

30スーツケースA、31上蓋、31aマグネット、32 下蓋、
32aコイル、32bビーコン発受信部、32d無線通信部、
32e電源部、32f 制御部、70クラウドサーバー、
90モバイル端末、B1 第1のビーコン信号、B2 第2のビーコン信号、
B3 第3のビーコン信号

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