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技術 医用検査装置及び医用検査システム

出願人 コニカミノルタ株式会社
発明者 田辺悠介
出願日 2019年2月15日 (1年9ヶ月経過) 出願番号 2019-025044
公開日 2020年8月31日 (2ヶ月経過) 公開番号 2020-135161
状態 未査定
技術分野 超音波診断装置 医療・福祉事務
主要キーワード 予備接続 演算処理器 検査データ生成 大容量メモリー Bモード 医用検査装置 遷移指示 取得設定
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (19)

課題

複数の医用検査装置と複数の情報処理装置が存在する状況下であっても、医用検査装置が所望の情報処理装置から被検体情報を容易に取得可能とする。

解決手段

検体検査して検査データを生成する超音波診断装置20X,20Y,20Zは、電子カルテ端末10A,10B,10Cとの間で通信可能となっており、超音波診断装置ごとに、取得先の電子カルテ端末が設定されている。各超音波診断装置は、電子カルテ端末10Aから被検体に関する被検体情報及び電子カルテ端末10Aを識別するための装置識別IDが受信された場合に、当該受信された装置識別IDに基づいて、送信元の電子カルテ端末10Aが取得先の電子カルテ端末であるか否かを判断し、送信元の電子カルテ端末10Aが取得先の電子カルテ端末である場合に、受信された被検体情報を検査対象の被検体に関する被検体情報として設定する。

概要

背景

超音波診断装置等の医用検査装置において検査を行う際には、医用検査装置により生成される検査データと、被検体に関する被検体情報(被検体識別ID、氏名、生年月日性別等)を対応付ける必要がある。そのため、医用検査装置上で被検体情報を入力する代わりに、電子カルテ端末等の情報処理装置から被検体情報を取得して、検査を開始する方法が利用されている。

例えば、情報処理装置(外部機器)と通信可能な医用検査装置において、所定の操作入力が行われたタイミングで情報処理装置から被検体情報を取得する技術が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1では、1台の情報処理装置と1台の医用検査装置が設置されていることを前提としている。

しかし、実際の現場では、情報処理装置と医用検査装置がそれぞれ複数設置されていることが多い。診察室が2部屋ある病院の場合、通常、情報処理装置(電子カルテ端末)は診察室ごとに設置されている。また、医用検査装置を複数使っている病院では、情報処理装置と同様、診察室ごとに医用検査装置が設置されていることもあるが、可搬性の高い小型の超音波診断装置等の医用検査装置の場合、医用検査装置を診察室の間で移動させて使用することも多々ある。

このように、医用検査装置が被検体情報を取得すべき接続先の情報処理装置は、状況に応じて変化する。急を要する医療現場において、接続先を変更するためにその都度設定を必要とすることは、致命的である。
したがって、複数の医用検査装置と複数の情報処理装置が存在する状況下において、各医用検査装置が所望の情報処理装置から被検体情報を取得できる手段が求められている。

また、スマートフォン等の多用途電子表示装置が第1の無線通信プロトコル(例えば、Bluetooth(登録商標))を用いて複数の超音波撮像装置選択情報を取得し、選択情報の中から所望の超音波撮像装置を選択した後、第2の無線通信プロトコル(例えば、Wi−Fi)を用いて、選択した超音波撮像装置と接続を確立し、接続を確立した超音波撮像装置から、超音波画像を取得し表示する技術が提案されている(特許文献2参照)。この方法を用いることで、複数の超音波診断装置(データを提供する側の装置という点で上記「情報処理装置」に相当する。)と複数の多用途電子表示装置(データを取得する側の装置という点で上記「医用検査装置」に相当する。)が存在する状況下において、接続先を変更することができる。

概要

複数の医用検査装置と複数の情報処理装置が存在する状況下であっても、医用検査装置が所望の情報処理装置から被検体情報を容易に取得可能とする。被検体を検査して検査データを生成する超音波診断装置20X,20Y,20Zは、電子カルテ端末10A,10B,10Cとの間で通信可能となっており、超音波診断装置ごとに、取得先の電子カルテ端末が設定されている。各超音波診断装置は、電子カルテ端末10Aから被検体に関する被検体情報及び電子カルテ端末10Aを識別するための装置識別IDが受信された場合に、当該受信された装置識別IDに基づいて、送信元の電子カルテ端末10Aが取得先の電子カルテ端末であるか否かを判断し、送信元の電子カルテ端末10Aが取得先の電子カルテ端末である場合に、受信された被検体情報を検査対象の被検体に関する被検体情報として設定する。

目的

本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、複数の医用検査装置と複数の情報処理装置が存在する状況下であっても、医用検査装置が所望の情報処理装置から被検体情報を容易に取得可能とすることを課題とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

検体検査して検査データを生成する検査データ生成部と、複数の情報処理装置との間で通信可能な通信部と、前記複数の情報処理装置の中から取得先の情報処理装置を設定するための取得先設定部と、前記通信部により、前記複数の情報処理装置のうちいずれかの情報処理装置から被検体に関する被検体情報及び当該情報処理装置を識別するための装置識別情報が受信された場合に、当該受信された装置識別情報に基づいて、当該受信された被検体情報及び装置識別情報の送信元の情報処理装置が前記取得先の情報処理装置であるか否かを判断する判断部と、前記送信元の情報処理装置が前記取得先の情報処理装置であると判断された場合に、前記受信された被検体情報を前記検査データ生成部における検査対象の被検体に関する被検体情報として設定する被検体情報設定部と、を備える医用検査装置

請求項2

前記複数の情報処理装置のそれぞれに対し、前記取得先の情報処理装置であるか否かが対応付けられた設定テーブルを記憶する記憶部を備え、前記判断部は、前記記憶部に記憶されている前記設定テーブルを参照して、前記送信元の情報処理装置が前記取得先の情報処理装置であるか否かを判断する請求項1に記載の医用検査装置。

請求項3

前記通信部は、複数の医用検査装置のそれぞれと前記複数の情報処理装置のそれぞれとが対応付けられた設定テーブルを記憶する記憶部を備えるサーバーとの間で通信可能であり、前記判断部は、前記通信部を介して前記サーバーから前記設定テーブルを取得し、前記設定テーブルにおいて前記送信元の情報処理装置と対応付けられている医用検査装置が自装置であるか否かを判断することで、前記送信元の情報処理装置が前記取得先の情報処理装置であるか否かを判断する請求項1に記載の医用検査装置。

請求項4

前記通信部は、複数の医用検査装置のそれぞれと前記複数の情報処理装置のそれぞれとが対応付けられた設定テーブルを記憶する記憶部を備えるサーバーとの間で通信可能であり、前記判断部は、前記通信部を介して前記サーバーに前記送信元の情報処理装置の装置識別情報を送信し、前記設定テーブルにおいて前記送信元の情報処理装置と対応付けられている医用検査装置が自装置であるか否かの判断結果を前記サーバーから取得し、当該判断結果に基づいて、前記送信元の情報処理装置が前記取得先の情報処理装置であるか否かを判断する請求項1に記載の医用検査装置。

請求項5

前記取得先設定部は、前記設定テーブルを変更することで、前記取得先の情報処理装置を設定する請求項3又は4に記載の医用検査装置。

請求項6

取得先変更モード遷移可能なモード変更部を備え、前記取得先設定部は、前記取得先変更モード中に、前記通信部により、前記いずれかの情報処理装置から被検体情報及び当該情報処理装置を識別するための装置識別情報が受信された場合に、当該情報処理装置を前記取得先の情報処理装置として設定し、前記モード変更部は、前記取得先変更モード中に、前記通信部により、前記いずれかの情報処理装置から被検体情報が受信された場合に、前記取得先変更モードを終了する請求項5に記載の医用検査装置。

請求項7

前記設定テーブルにおいて、同一の医用検査装置が対応付けられている情報処理装置が二つ以上存在するか否かを判定する判定部を備え、前記取得先設定部は、同一の医用検査装置が対応付けられている情報処理装置が二つ以上存在すると判定された場合に、当該二つ以上の情報処理装置のうちいずれか一つの情報処理装置と、当該二つ以上の情報処理装置と対応付けられていた医用検査装置とが対応付けられるように、前記設定テーブルを変更する請求項6に記載の医用検査装置。

請求項8

前記取得先設定部は、前記二つ以上の情報処理装置のうち前記同一の医用検査装置との対応関係が最後に設定された情報処理装置と、当該二つ以上の情報処理装置と対応付けられていた医用検査装置とが対応付けられるように、前記設定テーブルを変更する請求項7に記載の医用検査装置。

請求項9

同一の医用検査装置が対応付けられている情報処理装置が二つ以上存在すると判定された場合に、その旨をユーザー通知する通知部と、前記二つ以上の情報処理装置のうち前記同一の医用検査装置との対応関係が最後に設定された情報処理装置の設定を優先させるか否かをユーザーが選択するための選択部と、を備え、前記取得先設定部は、前記選択部により、前記同一の医用検査装置との対応関係が最後に設定された情報処理装置の設定を優先させることが選択された場合に、当該同一の医用検査装置との対応関係が最後に設定された情報処理装置と、前記二つ以上の情報処理装置と対応付けられていた医用検査装置とが対応付けられるように、前記設定テーブルを変更する請求項8に記載の医用検査装置。

請求項10

前記被検体情報は、被検体を識別するための被検体識別IDである請求項1から9のいずれか一項に記載の医用検査装置。

請求項11

被検体に関する被検体情報の入力及び表示を行う複数の情報処理装置と、被検体を検査して検査データを生成する検査データ生成部を備える複数の医用検査装置と、前記複数の医用検査装置と通信可能なサーバーと、を有する医用検査システムであって、前記複数の情報処理装置のそれぞれは、当該情報処理装置において表示されている被検体情報と当該情報処理装置を識別するための装置識別情報を前記複数の医用検査装置のそれぞれに送信する送信部を備え、前記複数の医用検査装置のそれぞれは、前記複数の情報処理装置との間で通信可能な通信部と、前記複数の情報処理装置の中から取得先の情報処理装置を設定するための取得先設定部と、前記通信部により、前記複数の情報処理装置のうちいずれかの情報処理装置から被検体に関する被検体情報及び当該情報処理装置を識別するための装置識別情報が受信された場合に、当該受信された装置識別情報に基づいて、当該受信された被検体情報及び装置識別情報の送信元の情報処理装置が前記取得先の情報処理装置であるか否かを判断する判断部と、前記送信元の情報処理装置が前記取得先の情報処理装置であると判断された場合に、前記受信された被検体情報を前記検査データ生成部における検査対象の被検体に関する被検体情報として設定する被検体情報設定部と、を備え、前記サーバーは、前記複数の医用検査装置のそれぞれと前記複数の情報処理装置のそれぞれとが対応付けられた設定テーブルを記憶する記憶部を備え、前記判断部は、前記サーバーから取得した前記設定テーブルに関する情報に基づいて、前記送信元の情報処理装置が前記取得先の情報処理装置であるか否かを判断する医用検査システム。

請求項12

前記サーバーは、前記複数の医用検査装置のうちいずれかの医用検査装置から前記設定テーブルの送信要求を受信した場合に、要求元の医用検査装置に前記設定テーブルを送信する提供部を備え、前記要求元の医用検査装置の前記判断部は、前記通信部を介して前記サーバーから前記設定テーブルを取得し、前記設定テーブルにおいて前記送信元の情報処理装置と対応付けられている医用検査装置が自装置であるか否かを判断することで、前記送信元の情報処理装置が前記取得先の情報処理装置であるか否かを判断する請求項11に記載の医用検査システム。

請求項13

前記サーバーは、前記複数の医用検査装置のうちいずれかの医用検査装置から前記送信元の情報処理装置の装置識別情報を受信した場合に、前記設定テーブルを参照して、前記受信した装置識別情報に基づいて、前記送信元の情報処理装置と対応付けられている医用検査装置が、前記装置識別情報を前記サーバーに送信した要求元の医用検査装置であるか否かを判断し、当該判断結果を前記要求元の医用検査装置に送信する提供部を備え、前記要求元の医用検査装置の前記判断部は、前記通信部を介して前記サーバーに前記送信元の情報処理装置の装置識別情報を送信し、前記判断結果を前記サーバーから取得し、当該判断結果に基づいて、前記送信元の情報処理装置が前記取得先の情報処理装置であるか否かを判断する請求項11に記載の医用検査システム。

請求項14

前記サーバーは、前記設定テーブルの変更指示を受信する受信部と、前記受信部により、前記設定テーブルの変更指示が受信された場合に、前記設定テーブルにおける前記複数の医用検査装置と前記複数の情報処理装置との対応関係を変更する設定テーブル変更部と、を備える請求項11から13のいずれか一項に記載の医用検査システム。

請求項15

前記被検体情報は、被検体を識別するための被検体識別IDである請求項11から14のいずれか一項に記載の医用検査システム。

技術分野

0001

本発明は、医用検査装置及び医用検査システムに関する。

背景技術

0002

超音波診断装置等の医用検査装置において検査を行う際には、医用検査装置により生成される検査データと、被検体に関する被検体情報(被検体識別ID、氏名、生年月日性別等)を対応付ける必要がある。そのため、医用検査装置上で被検体情報を入力する代わりに、電子カルテ端末等の情報処理装置から被検体情報を取得して、検査を開始する方法が利用されている。

0003

例えば、情報処理装置(外部機器)と通信可能な医用検査装置において、所定の操作入力が行われたタイミングで情報処理装置から被検体情報を取得する技術が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1では、1台の情報処理装置と1台の医用検査装置が設置されていることを前提としている。

0004

しかし、実際の現場では、情報処理装置と医用検査装置がそれぞれ複数設置されていることが多い。診察室が2部屋ある病院の場合、通常、情報処理装置(電子カルテ端末)は診察室ごとに設置されている。また、医用検査装置を複数使っている病院では、情報処理装置と同様、診察室ごとに医用検査装置が設置されていることもあるが、可搬性の高い小型の超音波診断装置等の医用検査装置の場合、医用検査装置を診察室の間で移動させて使用することも多々ある。

0005

このように、医用検査装置が被検体情報を取得すべき接続先の情報処理装置は、状況に応じて変化する。急を要する医療現場において、接続先を変更するためにその都度設定を必要とすることは、致命的である。
したがって、複数の医用検査装置と複数の情報処理装置が存在する状況下において、各医用検査装置が所望の情報処理装置から被検体情報を取得できる手段が求められている。

0006

また、スマートフォン等の多用途電子表示装置が第1の無線通信プロトコル(例えば、Bluetooth(登録商標))を用いて複数の超音波撮像装置選択情報を取得し、選択情報の中から所望の超音波撮像装置を選択した後、第2の無線通信プロトコル(例えば、Wi−Fi)を用いて、選択した超音波撮像装置と接続を確立し、接続を確立した超音波撮像装置から、超音波画像を取得し表示する技術が提案されている(特許文献2参照)。この方法を用いることで、複数の超音波診断装置(データを提供する側の装置という点で上記「情報処理装置」に相当する。)と複数の多用途電子表示装置(データを取得する側の装置という点で上記「医用検査装置」に相当する。)が存在する状況下において、接続先を変更することができる。

先行技術

0007

特開2018−29786号公報
特表2018−509269号公報

発明が解決しようとする課題

0008

しかしながら、上記従来技術のように、二つの無線通信プロトコルを用いる方法では、Wi−Fi等を用いて装置間の接続を確立する前に、別の無線通信プロトコル(Bluetooth等)を用いて予備接続を行う必要があるため、時間がかかるという問題があった。予備接続の通信が不安定な場合には、より多くの時間を要する。
また、Bluetooth等のハードウェア構成が双方の装置に必要となるため、使用できる状況が限られていた。Wi−Fi通信機能であれば、一般的な電子カルテ端末(情報処理装置)に備わっているが、Bluetooth等の無線通信プロトコルは電子カルテ端末に備わっているとは限らない。

0009

これらの理由から、医用検査装置が情報処理装置から被検体情報を取得する際に、より幅広い状況下で使用でき、かつ、より利便性を向上させた方法が求められる。

0010

本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、複数の医用検査装置と複数の情報処理装置が存在する状況下であっても、医用検査装置が所望の情報処理装置から被検体情報を容易に取得可能とすることを課題とする。

課題を解決するための手段

0011

上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、被検体を検査して検査データを生成する検査データ生成部と、複数の情報処理装置との間で通信可能な通信部と、前記複数の情報処理装置の中から取得先の情報処理装置を設定するための取得先設定部と、前記通信部により、前記複数の情報処理装置のうちいずれかの情報処理装置から被検体に関する被検体情報及び当該情報処理装置を識別するための装置識別情報が受信された場合に、当該受信された装置識別情報に基づいて、当該受信された被検体情報及び装置識別情報の送信元の情報処理装置が前記取得先の情報処理装置であるか否かを判断する判断部と、前記送信元の情報処理装置が前記取得先の情報処理装置であると判断された場合に、前記受信された被検体情報を前記検査データ生成部における検査対象の被検体に関する被検体情報として設定する被検体情報設定部と、を備える医用検査装置である。

0012

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の医用検査装置において、前記複数の情報処理装置のそれぞれに対し、前記取得先の情報処理装置であるか否かが対応付けられた設定テーブルを記憶する記憶部を備え、前記判断部は、前記記憶部に記憶されている前記設定テーブルを参照して、前記送信元の情報処理装置が前記取得先の情報処理装置であるか否かを判断する。

0013

請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の医用検査装置において、前記通信部は、複数の医用検査装置のそれぞれと前記複数の情報処理装置のそれぞれとが対応付けられた設定テーブルを記憶する記憶部を備えるサーバーとの間で通信可能であり、前記判断部は、前記通信部を介して前記サーバーから前記設定テーブルを取得し、前記設定テーブルにおいて前記送信元の情報処理装置と対応付けられている医用検査装置が自装置であるか否かを判断することで、前記送信元の情報処理装置が前記取得先の情報処理装置であるか否かを判断する。

0014

請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の医用検査装置において、前記通信部は、複数の医用検査装置のそれぞれと前記複数の情報処理装置のそれぞれとが対応付けられた設定テーブルを記憶する記憶部を備えるサーバーとの間で通信可能であり、前記判断部は、前記通信部を介して前記サーバーに前記送信元の情報処理装置の装置識別情報を送信し、前記設定テーブルにおいて前記送信元の情報処理装置と対応付けられている医用検査装置が自装置であるか否かの判断結果を前記サーバーから取得し、当該判断結果に基づいて、前記送信元の情報処理装置が前記取得先の情報処理装置であるか否かを判断する。

0015

請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の医用検査装置において、前記取得先設定部は、前記設定テーブルを変更することで、前記取得先の情報処理装置を設定する。

0016

請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の医用検査装置において、取得先変更モード遷移可能なモード変更部を備え、前記取得先設定部は、前記取得先変更モード中に、前記通信部により、前記いずれかの情報処理装置から被検体情報及び当該情報処理装置を識別するための装置識別情報が受信された場合に、当該情報処理装置を前記取得先の情報処理装置として設定し、前記モード変更部は、前記取得先変更モード中に、前記通信部により、前記いずれかの情報処理装置から被検体情報が受信された場合に、前記取得先変更モードを終了する。

0017

請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の医用検査装置において、前記設定テーブルにおいて、同一の医用検査装置が対応付けられている情報処理装置が二つ以上存在するか否かを判定する判定部を備え、前記取得先設定部は、同一の医用検査装置が対応付けられている情報処理装置が二つ以上存在すると判定された場合に、当該二つ以上の情報処理装置のうちいずれか一つの情報処理装置と、当該二つ以上の情報処理装置と対応付けられていた医用検査装置とが対応付けられるように、前記設定テーブルを変更する。

0018

請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の医用検査装置において、前記取得先設定部は、前記二つ以上の情報処理装置のうち前記同一の医用検査装置との対応関係が最後に設定された情報処理装置と、当該二つ以上の情報処理装置と対応付けられていた医用検査装置とが対応付けられるように、前記設定テーブルを変更する。

0019

請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の医用検査装置において、同一の医用検査装置が対応付けられている情報処理装置が二つ以上存在すると判定された場合に、その旨をユーザー通知する通知部と、前記二つ以上の情報処理装置のうち前記同一の医用検査装置との対応関係が最後に設定された情報処理装置の設定を優先させるか否かをユーザーが選択するための選択部と、を備え、前記取得先設定部は、前記選択部により、前記同一の医用検査装置との対応関係が最後に設定された情報処理装置の設定を優先させることが選択された場合に、当該同一の医用検査装置との対応関係が最後に設定された情報処理装置と、前記二つ以上の情報処理装置と対応付けられていた医用検査装置とが対応付けられるように、前記設定テーブルを変更する。

0020

請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載の医用検査装置において、前記被検体情報は、被検体を識別するための被検体識別IDである。

0021

請求項11に記載の発明は、被検体に関する被検体情報の入力及び表示を行う複数の情報処理装置と、被検体を検査して検査データを生成する検査データ生成部を備える複数の医用検査装置と、前記複数の医用検査装置と通信可能なサーバーと、を有する医用検査システムであって、前記複数の情報処理装置のそれぞれは、当該情報処理装置において表示されている被検体情報と当該情報処理装置を識別するための装置識別情報を前記複数の医用検査装置のそれぞれに送信する送信部を備え、前記複数の医用検査装置のそれぞれは、前記複数の情報処理装置との間で通信可能な通信部と、前記複数の情報処理装置の中から取得先の情報処理装置を設定するための取得先設定部と、前記通信部により、前記複数の情報処理装置のうちいずれかの情報処理装置から被検体に関する被検体情報及び当該情報処理装置を識別するための装置識別情報が受信された場合に、当該受信された装置識別情報に基づいて、当該受信された被検体情報及び装置識別情報の送信元の情報処理装置が前記取得先の情報処理装置であるか否かを判断する判断部と、前記送信元の情報処理装置が前記取得先の情報処理装置であると判断された場合に、前記受信された被検体情報を前記検査データ生成部における検査対象の被検体に関する被検体情報として設定する被検体情報設定部と、を備え、前記サーバーは、前記複数の医用検査装置のそれぞれと前記複数の情報処理装置のそれぞれとが対応付けられた設定テーブルを記憶する記憶部を備え、前記判断部は、前記サーバーから取得した前記設定テーブルに関する情報に基づいて、前記送信元の情報処理装置が前記取得先の情報処理装置であるか否かを判断する。

0022

請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の医用検査システムにおいて、前記サーバーは、前記複数の医用検査装置のうちいずれかの医用検査装置から前記設定テーブルの送信要求を受信した場合に、要求元の医用検査装置に前記設定テーブルを送信する提供部を備え、前記要求元の医用検査装置の前記判断部は、前記通信部を介して前記サーバーから前記設定テーブルを取得し、前記設定テーブルにおいて前記送信元の情報処理装置と対応付けられている医用検査装置が自装置であるか否かを判断することで、前記送信元の情報処理装置が前記取得先の情報処理装置であるか否かを判断する。

0023

請求項13に記載の発明は、請求項11に記載の医用検査システムにおいて、前記サーバーは、前記複数の医用検査装置のうちいずれかの医用検査装置から前記送信元の情報処理装置の装置識別情報を受信した場合に、前記設定テーブルを参照して、前記受信した装置識別情報に基づいて、前記送信元の情報処理装置と対応付けられている医用検査装置が、前記装置識別情報を前記サーバーに送信した要求元の医用検査装置であるか否かを判断し、当該判断結果を前記要求元の医用検査装置に送信する提供部を備え、前記要求元の医用検査装置の前記判断部は、前記通信部を介して前記サーバーに前記送信元の情報処理装置の装置識別情報を送信し、前記判断結果を前記サーバーから取得し、当該判断結果に基づいて、前記送信元の情報処理装置が前記取得先の情報処理装置であるか否かを判断する。

0024

請求項14に記載の発明は、請求項11から13のいずれか一項に記載の医用検査システムにおいて、前記サーバーは、前記設定テーブルの変更指示を受信する受信部と、前記受信部により、前記設定テーブルの変更指示が受信された場合に、前記設定テーブルにおける前記複数の医用検査装置と前記複数の情報処理装置との対応関係を変更する設定テーブル変更部と、を備える。

0025

請求項15に記載の発明は、請求項11から14のいずれか一項に記載の医用検査システムにおいて、前記被検体情報は、被検体を識別するための被検体識別IDである。

発明の効果

0026

本発明によれば、複数の医用検査装置と複数の情報処理装置が存在する状況下であっても、医用検査装置が所望の情報処理装置から被検体情報を容易に取得することができる。

図面の簡単な説明

0027

本発明の第1の実施の形態における医用検査システムのシステム構成図である。
電子カルテ端末の機能的構成を示すブロック図である。
超音波診断装置の機能的構成を示すブロック図である。
第1の被検体情報設定処理を示すフローチャートである。
第1の被検体情報設定処理の具体例を説明するための図である。
本発明の第2の実施の形態における医用検査システムのシステム構成図である。
サーバーの機能的構成を示すブロック図である。
第2の被検体情報設定処理を示すフローチャートである。
第2の被検体情報設定処理の具体例を説明するための図である。
本発明の第3の実施の形態における取得先変更モード処理を示すフローチャートである。
取得先変更モード処理の具体例を説明するための図である。
設定テーブルの具体例である。
本発明の第4の実施の形態における設定テーブル修正処理を示すフローチャートである。
超音波診断装置に表示される通知画面の例である。
設定テーブルの具体例である。
超音波診断装置に表示される設定画面の例である。
本発明の第5の実施の形態における第3の被検体情報設定処理を示すフローチャートである。
超音波診断装置に表示される警告画面の例である。

実施例

0028

以下、図面を参照して、本発明に係る医用検査装置及び医用検査システムの実施の形態について説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。

0029

[第1の実施の形態]
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1に、第1の実施の形態における医用検査システム100のシステム構成を示す。図1に示すように、医用検査システム100は、複数の情報処理装置としての電子カルテ端末10A,10B,10Cと、複数の医用検査装置としての超音波診断装置20X,20Y,20Zと、を備えて構成されている。電子カルテ端末10A,10B,10Cと、超音波診断装置20X,20Y,20Zは、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークNを介してデータ通信可能に接続されている。なお、電子カルテ端末10A,10B,10C、超音波診断装置20X,20Y,20Zの台数は、特に限定されない。医用検査システム100は、病院内に設置されている。医用検査システム100を構成する各装置は、DICOM(Digital Image and Communications in Medicine)規格に準じており、各装置間の通信は、DICOMに則って行われる。

0030

電子カルテ端末10A,10B,10Cは、医師患者診察診療を行う診察室に設置され、電子カルテの入力及び表示を行う際に用いられる。電子カルテには、被検体(患者)に関する被検体情報が含まれる。被検体情報には、被検体を識別するための被検体識別ID、被検体の氏名(漢字カナローマ字)、生年月日、性別等が含まれる。以下、電子カルテ端末10A,10B,10Cを電子カルテ端末10と記す場合もある。

0031

医師は、必要に応じて、超音波診断装置20X,20Y,20Zを用いて被検体(患者)に対して検査を行う。以下、超音波診断装置20X,20Y,20Zを超音波診断装置20と記す場合もある。
超音波診断装置20は、被検体の生体内部組織の状態を超音波画像にして表示出力する医用検査装置である。超音波診断装置20は、被検体内に対して超音波送信超音波)を送信するとともに、この被検体内で反射した超音波の反射波反射超音波エコー)を受信する。超音波診断装置20は、受信した反射超音波を電気信号に変換し、これに基づいて超音波画像データ(検査データ)を生成する。超音波診断装置20は、生成した超音波画像データに基づき、被検体内の内部状態を超音波画像として表示する。また、超音波診断装置20は、被検体情報等に基づいて、生成した超音波画像データに関する付帯情報を生成する。超音波診断装置20は、超音波画像データに当該付帯情報を付帯して、DICOM規格に則ったDICOM画像データからなる画像ファイルを生成する。

0032

図2に、電子カルテ端末10の機能的構成を示す。図2に示すように、電子カルテ端末10は、CPU(Central Processing Unit)11と、操作部12と、表示部13と、通信部14と、RAM(Random Access Unit)15と、記憶部16と、を備える。

0033

CPU11は、記憶部16に記憶されているシステムプログラム処理プログラム等の各種プログラム読み出してRAM15に展開し、展開されたプログラムに従って、電子カルテ端末10の各部の動作を制御する。

0034

操作部12は、カーソルキー文字数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスと、を備え、キーボードで押下操作されたキー押下信号とポインティングデバイスによる位置等の入力信号とを、操作信号としてCPU11に出力する。例えば、操作部12は、被検体情報を入力する際に用いられる。

0035

表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)等のモニターを備えて構成されており、CPU11から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。例えば、表示部13は、被検体情報を含む電子カルテを表示する。

0036

通信部14は、ネットワークインターフェース等により構成され、通信ネットワークNを介して接続された超音波診断装置20等の外部機器との間でデータの送受信を行う。

0037

RAM15は、揮発性半導体メモリーであり、CPU11により実行される各種処理において、記憶部16から読み出されたCPU11で実行可能な各種プログラム、入力若しくは出力データ、及び、パラメーター等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。

0038

記憶部16は、HDD(Hard Disk Drive)や不揮発性の半導体メモリー等により構成され、CPU11で実行されるシステムプログラムや各種プログラムを記憶する。
記憶部16には、複数の被検体(患者)に対応する被検体情報が記憶されている。また、記憶部16には、電子カルテ端末10を識別するための装置識別情報としての装置識別IDが記憶されている。装置識別IDは、電子カルテ端末10のシリアル番号、IPアドレス等である。

0039

CPU11は、通信部14を介して、電子カルテ端末10において表示されている被検体情報と当該電子カルテ端末10を識別するための装置識別IDを複数の超音波診断装置20のそれぞれに送信させる。すなわち、通信部14は、送信部として機能する。電子カルテ端末10から超音波診断装置20に送信される被検体情報には、被検体識別IDが含まれる。

0040

図3に、超音波診断装置20の機能的構成を示す。図3に示すように、超音波診断装置20は、超音波診断装置本体21と、超音波探触子22と、を備える。超音波探触子22は、被検体内に対して送信超音波を送信するとともに、被検体内からの反射超音波を受信する。超音波診断装置本体21は、超音波探触子22とケーブルを介して接続され、超音波探触子22に電気信号の駆動信号を送信することによって超音波探触子22に被検体内に対して送信超音波を送信させる。また、超音波診断装置本体21は、超音波探触子22にて受信した被検体内からの反射超音波に応じて超音波探触子22で生成された電気信号である受信信号を受信し、超音波画像データを生成する。

0041

超音波診断装置本体21は、操作入力部23と、送受信部24と、画像処理部25と、表示部26と、制御部27と、記憶部28と、通信部29と、を備える。

0042

操作入力部23は、被検体情報等のデータ、及び、超音波画像を表示部26に表示するための各種パラメーターの入力等を行うための各種スイッチ、ボタントラックボール、マウス、キーボード等を備えており、操作信号を制御部27に出力する。

0043

送受信部24は、制御部27の制御に従って、超音波探触子22に電気信号である駆動信号を供給して超音波探触子22に送信超音波を発生させるとともに、超音波探触子22から電気信号である受信信号を受信する回路である。送受信部24は、超音波探触子22に配列された複数の振動子を駆動して送信超音波を発生させて走査スキャン)を行う。送受信部24は、受信信号に対して所定の増幅率増幅させてA/D変換を行った後、整相加算処理を行うことによって受信ビームフォーミングを行う。

0044

画像処理部25は、整相加算処理された受信信号に対して包絡線検波処理や対数圧縮等を実施し、ダイナミックレンジゲインの調整を行って輝度変換することにより、Bモード画像データを生成する。Bモード画像データは、受信信号の強さを輝度によって表したものである。画像処理部25は、このようにして生成されたBモード画像データからフレーム単位の超音波画像データを生成する。このフレーム単位での超音波画像データをフレーム画像データということがある。画像処理部25は、例えば、10秒分のフレーム画像データを保持可能な大容量メモリーを備えている。
送受信部24及び画像処理部25は、被検体を検査して検査データ(超音波画像データ)を生成する検査データ生成部を構成する。

0045

表示部26は、LCD等の表示装置が適用可能である。表示部26は、画像処理部25によって生成されたフレーム画像データに基づく超音波画像を表示画面上に表示する。

0046

制御部27は、CPU、ROM(Read Only Memory)、RAMを備えて構成され、ROMに記憶されているシステムプログラム等の各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開したプログラムに従って超音波診断装置20の各部の動作を制御する。RAMは、CPUにより実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。ROMは、不揮発性の半導体メモリー等により構成され、超音波診断装置20に対するシステムプログラム及び該システムプログラム上で実行可能な各種処理プログラムや、各種データ等を記憶する。これらのプログラムは、コンピューター読み取り可能なプログラムコードの形態で格納され、CPUは、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。

0047

記憶部28は、HDD等の大容量記録媒体によって構成されており、超音波診断装置20において生成された超音波画像データを保存する。記憶部28は、超音波画像データとして、1フレーム分の静止画の画像データである静止画像データと、数フレーム分の静止画像データを動画表示可能に生成された動画データとを保存することができる。なお、HDDの他、CD−R(Compact Disk-Recordable)等の可搬型記録媒体と、これにデータを記録するためのCD−Rドライブ等のデータ読出書込装置を備え、これらにより記憶部28を構成するようにしてもよい。また、記憶部28は、DICOM画像データからなる画像ファイルを保存できるようにしてもよい。

0048

また、記憶部28には、複数の電子カルテ端末10のそれぞれに対し、「取得先の電子カルテ端末」であるか否かが対応付けられた設定テーブルが記憶されている。第1の実施の形態では、設定テーブルは、自装置(超音波診断装置20)にとって「取得先の電子カルテ端末」であるか否かの情報を含むものであるから、超音波診断装置20ごとに設定テーブルの内容が異なる。

0049

通信部29は、ネットワークインターフェース等により構成され、通信ネットワークNを介して接続された電子カルテ端末10等の外部機器との間でデータの送受信を行う。

0050

超音波診断装置20が備える各部について、各々の機能ブロックの一部又は全部の機能を、集積回路等のハードウェア回路として実現することができる。また、各々の機能ブロックの一部又は全部の機能をソフトウェアにより実行するようにしてもよい。この場合、このソフトウェアは一つ又はそれ以上のROM等の記憶媒体光ディスク、又はハードディスク等に記憶されており、このソフトウェアが演算処理器により実行される。

0051

制御部27は、操作入力部23からの操作に従い、複数の電子カルテ端末10の中から、自装置に対する「取得先の電子カルテ端末」を設定する。すなわち、制御部27は、取得先設定部として機能する。制御部27は、記憶部28に記憶されている設定テーブルを変更することで、「取得先の電子カルテ端末」を設定する。

0052

制御部27は、通信部29により、複数の電子カルテ端末10のうちいずれかの電子カルテ端末10から被検体に関する被検体情報及び当該電子カルテ端末10を識別するための装置識別IDが受信された場合に、当該受信された装置識別IDに基づいて、当該受信された被検体情報及び装置識別IDの送信元の電子カルテ端末10が「取得先の電子カルテ端末」であるか否かを判断する。すなわち、制御部27は、判断部として機能する。
具体的には、制御部27は、記憶部28に記憶されている設定テーブルを参照して、被検体情報及び装置識別IDの送信元の電子カルテ端末10が「取得先の電子カルテ端末」であるか否かを判断する。

0053

制御部27は、被検体情報及び装置識別IDの送信元の電子カルテ端末10が「取得先の電子カルテ端末」であると判断された場合に、受信された被検体情報を、超音波診断装置20(検査データ生成部)における検査対象の被検体に関する被検体情報として設定する。すなわち、制御部27は、被検体情報設定部として機能する。

0054

次に、第1の実施の形態の動作について説明する。
まず、ユーザーは、複数の電子カルテ端末10のうちいずれかの電子カルテ端末10において、検査対象とする被検体の被検体情報を表示部13に表示させる。この状態で、ユーザーが、操作部12からの操作により、検査開始を指示すると、操作中の電子カルテ端末10のCPU11は、表示部13に表示されている被検体情報及び当該電子カルテ端末10を識別するための装置識別IDを、通信部14を介して、医用検査システム100内の全ての超音波診断装置20に送信する。

0055

図4は、各超音波診断装置20により実行される第1の被検体情報設定処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部27のCPUとROMに記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。

0056

制御部27は、通信部29を介して、複数の電子カルテ端末10のうちいずれかの電子カルテ端末10から被検体情報と装置識別IDを受信したか否かを判断する(ステップS1)。被検体情報と装置識別IDを受信しない場合には(ステップS1;NO)、ステップS1に戻る。

0057

ステップS1において、いずれかの電子カルテ端末10から被検体情報と装置識別IDを受信した場合には(ステップS1;YES)、制御部27は、受信した装置識別IDから、被検体情報及び装置識別IDを送信した送信元の電子カルテ端末10を特定する(ステップS2)。

0058

次に、制御部27は、記憶部28に記憶されている設定テーブルを参照して、送信元の電子カルテ端末10が「取得先の電子カルテ端末」として設定されているか否かを判断する(ステップS3)。設定テーブルには、例えば、各電子カルテ端末10に対し、当該設定テーブルを備える超音波診断装置20の「取得先の情報処理装置」である場合には「〇」、当該設定テーブルを備える超音波診断装置20の「取得先の情報処理装置」でない場合には「×」が対応付けられている。

0059

送信元の電子カルテ端末10が「取得先の電子カルテ端末」として設定されている場合には(ステップS3;YES)、制御部27は、受信した被検体情報を、検査対象の被検体に関する被検体情報として設定し(ステップS4)、検査を開始する(ステップS5)。制御部27は、超音波診断装置20により生成される検査データ(超音波画像データ)を、設定された被検体情報と対応付けて記憶部28に記憶させる。

0060

ステップS3において、送信元の電子カルテ端末10が「取得先の電子カルテ端末」として設定されていない場合には(ステップS3;NO)、制御部27は、受信した被検体情報を破棄する(ステップS6)。
ステップS5又はステップS6の後、第1の被検体情報設定処理が終了する。

0061

次に、図5を参照して、第1の被検体情報設定処理の具体例を説明する。
電子カルテ端末10A,10B,10Cのうち電子カルテ端末10Aにおいて、表示部13に被検体情報が表示されている状態で、操作部12からの操作により、表示部13に表示されている「検査開始」ボタンB1が押下されると、電子カルテ端末10AのCPU11は、表示部13に表示されている被検体情報と、電子カルテ端末10Aの装置識別IDを、通信部14を介して超音波診断装置20X,20Y,20Zに送信する。超音波診断装置20X,20Y,20Zを送信先として設定するためのIPアドレス等の宛先情報は、記憶部16に記憶されている。

0062

超音波診断装置20Xの記憶部28には、設定テーブルT1が記憶されている。設定テーブルT1には、電子カルテ端末10Aが超音波診断装置20Xの「取得先の電子カルテ端末」であること(〇)、電子カルテ端末10B,10Cが超音波診断装置20Xの「取得先の電子カルテ端末」でないこと(×)が設定されている。
超音波診断装置20Xの制御部27は、電子カルテ端末10Aから被検体情報及び装置識別IDを受信すると、装置識別IDに基づいて、送信元が電子カルテ端末10Aであることを特定する。設定テーブルT1を参照すると、電子カルテ端末10Aが超音波診断装置20Xの「取得先の電子カルテ端末」として設定されているから、超音波診断装置20Xの制御部27は、電子カルテ端末10Aから受信した被検体情報を検査対象として設定する。

0063

超音波診断装置20Yの記憶部28には、設定テーブルT2が記憶されている。設定テーブルT2には、電子カルテ端末10Bが超音波診断装置20Yの「取得先の電子カルテ端末」であること(〇)、電子カルテ端末10A,10Cが超音波診断装置20Yの「取得先の電子カルテ端末」でないこと(×)が設定されている。
超音波診断装置20Yの制御部27は、電子カルテ端末10Aから被検体情報及び装置識別IDを受信すると、装置識別IDに基づいて、送信元が電子カルテ端末10Aであることを特定する。設定テーブルT2を参照すると、電子カルテ端末10Aは超音波診断装置20Yの「取得先の電子カルテ端末」として設定されていないから、超音波診断装置20Yの制御部27は、電子カルテ端末10Aから受信した被検体情報を破棄する。

0064

超音波診断装置20Zの記憶部28には、設定テーブルT3が記憶されている。設定テーブルT3には、電子カルテ端末10Cが超音波診断装置20Zの「取得先の電子カルテ端末」であること(〇)、電子カルテ端末10A,10Bが超音波診断装置20Zの「取得先の電子カルテ端末」でないこと(×)が設定されている。
超音波診断装置20Zの制御部27は、電子カルテ端末10Aから被検体情報及び装置識別IDを受信すると、装置識別IDに基づいて、送信元が電子カルテ端末10Aであることを特定する。設定テーブルT3を参照すると、電子カルテ端末10Aは超音波診断装置20Zの「取得先の電子カルテ端末」として設定されていないから、超音波診断装置20Zの制御部27は、電子カルテ端末10Aから受信した被検体情報を破棄する。

0065

以上説明したように、第1の実施の形態によれば、電子カルテ端末10では、全ての超音波診断装置20へ被検体情報及び電子カルテ端末10の装置識別IDを送信し、超音波診断装置20側で、装置識別IDに基づいて、どの電子カルテ端末10から取得した被検体情報であるかを特定する。このため、電子カルテ端末10側で一つの送信先を指定して被検体情報を送信したり、超音波診断装置20側で一つの送信元に制限して被検体情報を受信したりする必要がなく、そのような設定を省くことができる。
また、各超音波診断装置20において、「取得先の電子カルテ端末」が予め設定されているから、被検体情報及び装置識別IDの送信元の電子カルテ端末10が「取得先の電子カルテ端末」であるか否かを判断することで、受信した被検体情報を使用するか、破棄するかを制御することができる。このように、複数の超音波診断装置20と複数の電子カルテ端末10が存在する状況下であっても、新たなハードウェア構成を追加することなく、超音波診断装置20が所望の電子カルテ端末10から被検体情報を容易に取得することができる。超音波診断装置20は、特定の電子カルテ端末10から被検体情報を取得した場合だけ、取得した被検体情報を用いて検査を開始することができる。

0066

具体的には、超音波診断装置20は、超音波診断装置20内に記憶されている設定テーブルに基づいて、被検体情報及び装置識別IDの送信元の電子カルテ端末10が、当該超音波診断装置20が被検体情報を取得すべき「取得先の電子カルテ端末」であるか否かを判断することができる。
また、設定テーブルを変更することで、容易に「取得先の電子カルテ端末」の設定を変更することができる。

0067

また、電子カルテ端末10から超音波診断装置20に送信される被検体情報として、被検体識別ID(患者ID)のみを用いることで、個人情報の流出を防ぐ等、セキュリティーを向上させることができる。

0068

[第2の実施の形態]
次に、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。
図6に、第2の実施の形態における医用検査システム200のシステム構成を示す。図6に示すように、医用検査システム200は、複数の情報処理装置としての電子カルテ端末10A,10B,10Cと、複数の医用検査装置としての超音波診断装置20X,20Y,20Zと、サーバー30と、を備えて構成されている。電子カルテ端末10A,10B,10Cと、超音波診断装置20X,20Y,20Zと、サーバー30は、LAN等の通信ネットワークNを介してデータ通信可能に接続されている。医用検査システム200は、病院内に設置されている。第2の実施の形態において、電子カルテ端末10(図2参照)及び超音波診断装置20(図3参照)の第1の実施の形態と同様の構成については説明を省略し、第2の実施の形態に特徴的な構成及び処理を中心に説明する。

0069

第1の実施の形態では、「取得先の電子カルテ端末」であるか否かの判断に用いる設定テーブルが各超音波診断装置20内に記憶されていたが、第2の実施の形態では、「取得先の電子カルテ端末」であるか否かの判断に用いる設定テーブルがサーバー30内に記憶されている。

0070

サーバー30は、病院内の複数の超音波診断装置20からアクセス可能なサーバーであり、複数の電子カルテ端末10と複数の超音波診断装置20との対応関係を管理する。
図7に、サーバー30の機能的構成を示す。図7に示すように、サーバー30は、CPU31と、操作部32と、表示部33と、通信部34と、RAM35と、記憶部36と、を備える。

0071

CPU31は、記憶部36に記憶されているシステムプログラムや処理プログラム等の各種プログラムを読み出してRAM35に展開し、展開されたプログラムに従って、サーバー30の各部の動作を制御する。

0072

操作部32は、カーソルキー、文字・数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスと、を備え、キーボードで押下操作されたキーの押下信号とポインティングデバイスによる位置等の入力信号とを、操作信号としてCPU31に出力する。

0073

表示部33は、LCD等のモニターを備えて構成されており、CPU31から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。

0074

通信部34は、ネットワークインターフェース等により構成され、通信ネットワークNを介して接続された超音波診断装置20等の外部機器との間でデータの送受信を行う。

0075

RAM35は、揮発性の半導体メモリーであり、CPU31により実行される各種処理において、記憶部36から読み出されたCPU31で実行可能な各種プログラム、入力若しくは出力データ、及び、パラメーター等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。

0076

記憶部36は、HDDや不揮発性の半導体メモリー等により構成され、CPU31で実行されるシステムプログラムや各種プログラムを記憶する。
記憶部36には、複数の超音波診断装置20のそれぞれと複数の電子カルテ端末10のそれぞれとが対応付けられた設定テーブルが記憶されている。第2の実施の形態では、設定テーブルはサーバー30にて管理されており、各超音波診断装置20から共通の設定テーブルを参照することとなる。

0077

CPU31は、複数の超音波診断装置20のうちいずれかの超音波診断装置20から設定テーブルの送信要求を受信した場合に、要求元の超音波診断装置20に設定テーブルを送信する。すなわち、CPU31は、提供部として機能する。

0078

通信部34は、複数の超音波診断装置20のうちいずれかの超音波診断装置20から設定テーブルの変更指示を受信する。すなわち、通信部34は、受信部として機能する。
CPU31は、通信部34により、設定テーブルの変更指示が受信された場合に、設定テーブルにおける複数の超音波診断装置20と複数の電子カルテ端末10との対応関係を変更する。すなわち、CPU31は、設定テーブル変更部として機能する。

0079

超音波診断装置20の通信部29は、サーバー30との間でもデータ通信可能となっている。

0080

超音波診断装置20の制御部27は、操作入力部23からの操作に従い、複数の電子カルテ端末10の中から、自装置・他装置に対する「取得先の電子カルテ端末」を設定する。すなわち、制御部27は、取得先設定部として機能する。制御部27は、サーバー30の記憶部36に記憶されている設定テーブルを変更することで、「取得先の電子カルテ端末」を設定する。

0081

制御部27は、通信部29により、複数の電子カルテ端末10のうちいずれかの電子カルテ端末10から被検体に関する被検体情報及び当該電子カルテ端末10を識別するための装置識別IDが受信された場合に、当該受信された装置識別IDに基づいて、当該受信された被検体情報及び装置識別IDの送信元の電子カルテ端末10が「取得先の電子カルテ端末」であるか否かを判断する。すなわち、制御部27は、判断部として機能する。
制御部27は、サーバー30から取得した設定テーブルに関する情報に基づいて、送信元の電子カルテ端末10が「取得先の電子カルテ端末」であるか否かを判断する。第2の実施の形態では、「設定テーブルに関する情報」は、設定テーブルそのものに相当する。
具体的には、制御部27は、通信部29を介してサーバー30から設定テーブルを取得し、設定テーブルにおいて送信元の電子カルテ端末10と対応付けられている超音波診断装置20が自装置であるか否かを判断することで、送信元の電子カルテ端末10が「取得先の電子カルテ端末」であるか否かを判断する。

0082

制御部27は、送信元の電子カルテ端末10が「取得先の電子カルテ端末」であると判断された場合に、受信された被検体情報を、超音波診断装置20(検査データ生成部)における検査対象の被検体に関する被検体情報として設定する。すなわち、制御部27は、被検体情報設定部として機能する。

0083

次に、第2の実施の形態の動作について説明する。
複数の電子カルテ端末10のうちいずれかの電子カルテ端末10から、表示部13に表示されている被検体情報及び当該電子カルテ端末10を識別するための装置識別IDを、医用検査システム200内の全ての超音波診断装置20に送信する方法については、第1の実施の形態と同様である。

0084

図8は、各超音波診断装置20により実行される第2の被検体情報設定処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部27のCPUとROMに記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。

0085

ステップS11〜ステップS12の処理については、第1の被検体情報設定処理(図4参照)のステップS1〜ステップS2の処理と同様であるため、説明を省略する。

0086

次に、制御部27は、通信部29を介して、サーバー30から設定テーブルを取得する(ステップS13)。具体的には、制御部27は、通信部29を介して、サーバー30に設定テーブルの送信要求を送信する。サーバー30では、超音波診断装置20から設定テーブルの送信要求を受信すると、CPU31が、記憶部36から設定テーブルを読み出し、読み出した設定テーブルを要求元の超音波診断装置20に送信する。そして、要求元の超音波診断装置20は、サーバー30から設定テーブルを受信する。

0087

次に、制御部27は、サーバー30から取得した設定テーブルを参照して、被検体情報及び装置識別IDの送信元の電子カルテ端末10と対応付けられている超音波診断装置20が自装置であるか否かを判断する(ステップS14)。

0088

送信元の電子カルテ端末10と対応付けられている超音波診断装置20が自装置である場合には(ステップS14;YES)、制御部27は、受信した被検体情報を、検査対象の被検体に関する被検体情報として設定し(ステップS15)、検査を開始する(ステップS16)。

0089

ステップS14において、送信元の電子カルテ端末10と対応付けられている超音波診断装置20が自装置でない場合には(ステップS14;NO)、制御部27は、受信した被検体情報を破棄する(ステップS17)。
ステップS16又はステップS17の後、第2の被検体情報設定処理が終了する。

0090

次に、図9を参照して、第2の被検体情報設定処理の具体例を説明する。
電子カルテ端末10A,10B,10Cのうち電子カルテ端末10Aにおいて、操作部12からの操作により、表示部13に表示されている「検査開始」ボタンB11が押下されると、電子カルテ端末10AのCPU11は、表示部13に表示されている被検体情報と、電子カルテ端末10Aの装置識別IDを、通信部14を介して超音波診断装置20X,20Y,20Zに送信する。

0091

サーバー30の記憶部36には、設定テーブルT11が記憶されている。設定テーブルT11には、電子カルテ端末10Aが超音波診断装置20Xの「取得先の電子カルテ端末」であり、電子カルテ端末10Bが超音波診断装置20Yの「取得先の電子カルテ端末」であり、電子カルテ端末10Cが超音波診断装置20Zの「取得先の電子カルテ端末」であることが設定されている。

0092

超音波診断装置20Xの制御部27は、電子カルテ端末10Aから被検体情報及び装置識別IDを受信すると、装置識別IDに基づいて、送信元が電子カルテ端末10Aであることを特定する。サーバー30から取得した設定テーブルT11を参照すると、送信元の電子カルテ端末10Aと対応付けられている超音波診断装置20が超音波診断装置20Xであるから、超音波診断装置20Xの制御部27は、電子カルテ端末10Aから受信した被検体情報を検査対象として設定する。

0093

超音波診断装置20Yの制御部27は、電子カルテ端末10Aから被検体情報及び装置識別IDを受信すると、装置識別IDに基づいて、送信元が電子カルテ端末10Aであることを特定する。サーバー30から取得した設定テーブルT11を参照すると、送信元の電子カルテ端末10Aと対応付けられている超音波診断装置20が超音波診断装置20Yでないから、超音波診断装置20Yの制御部27は、電子カルテ端末10Aから受信した被検体情報を破棄する。

0094

超音波診断装置20Zの制御部27は、電子カルテ端末10Aから被検体情報及び装置識別IDを受信すると、装置識別IDに基づいて、送信元が電子カルテ端末10Aであることを特定する。サーバー30から取得した設定テーブルT11を参照すると、送信元の電子カルテ端末10Aと対応付けられている超音波診断装置20が超音波診断装置20Zでないから、超音波診断装置20Zの制御部27は、電子カルテ端末10Aから受信した被検体情報を破棄する。

0095

以上説明したように、第2の実施の形態によれば、複数の超音波診断装置20と複数の電子カルテ端末10が存在する状況下であっても、新たなハードウェア構成を追加することなく、超音波診断装置20が所望の電子カルテ端末10から被検体情報を容易に取得することができる。超音波診断装置20は、特定の電子カルテ端末10から被検体情報を取得した場合だけ、取得した被検体情報を用いて検査を開始することができる。

0096

具体的には、超音波診断装置20は、サーバー30から設定テーブルを取得し、設定テーブルにおいて送信元の電子カルテ端末10と対応付けられている超音波診断装置20が自装置であるか否かを判断することで、送信元の電子カルテ端末10が「取得先の電子カルテ端末」であるか否かを判断することができる。設定テーブルを各超音波診断装置20で共有することで、例えば、一つの超音波診断装置20から全ての超音波診断装置20についての設定を変更することが可能になる。
また、設定テーブルを変更することで、容易に「取得先の電子カルテ端末」の設定を変更することができる。

0097

なお、第2の実施の形態では、超音波診断装置20が被検体情報及び装置識別IDを受信したタイミングで、サーバー30から設定テーブルを取得することとしたが、サーバー30で管理されている設定テーブルに変更があったタイミングで、サーバー30から各超音波診断装置20に設定テーブルを送信し、各超音波診断装置20内に常に最新の設定テーブルが記憶されていることとしてもよい。

0098

また、電子カルテ端末10が特定の超音波診断装置20のみに被検体情報及び装置識別IDを送信することとし、特定の超音波診断装置20において、被検体情報の送信元の電子カルテ端末10が「取得先の電子カルテ端末」と一致しないと判断した場合に、送信元の電子カルテ端末10と対応付けられている他の超音波診断装置20に被検体情報を受け渡してから、被検体情報を破棄するようにしてもよい。この際、他の超音波診断装置20に被検体情報を直接送信してもよいし、他の超音波診断装置20に被検体情報を送信し直すよう、送信元の電子カルテ端末10に要求してもよい。

0099

また、電子カルテ端末10からもサーバー30にアクセス可能とし、電子カルテ端末10からの操作に応じて、サーバー30内の設定テーブルを変更可能としてもよい。
また、電子カルテ端末10がサーバー30内の設定テーブルを参照することで、当該電子カルテ端末10と対応付けられている超音波診断装置20を特定し、特定された超音波診断装置20のみに被検体情報を送信するよう、送信先の超音波診断装置20を設定することとしてもよい。電子カルテ端末10側と超音波診断装置20側とが同じ設定テーブルを参照することで、無駄なデータ送信をなくし、負荷を低減させることができる。

0100

また、設定テーブルを管理するサーバー30の機能が、複数の超音波診断装置20のうちいずれか一つの超音波診断装置20、又は、複数の電子カルテ端末10のうちいずれか一つの電子カルテ端末10に内蔵されていてもよい。この場合、サーバー30の機能を有しない超音波診断装置20からも、設定が変更されていく設定テーブルを常に利用可能であることとする。

0101

[変形例]
次に、第2の実施の形態の変形例について説明する。
第2の実施の形態では、超音波診断装置20がサーバー30から設定テーブルを取得する場合について説明したが、変形例では、超音波診断装置20がサーバー30から設定テーブルに基づく判断結果を取得する。以下、第2の実施の形態と異なる部分のみ説明する。

0102

サーバー30のCPU31は、複数の超音波診断装置20のうちいずれかの超音波診断装置20から、当該超音波診断装置20に被検体情報及び装置識別IDを送信した送信元の電子カルテ端末10の装置識別IDを受信した場合に、記憶部36に記憶されている設定テーブルを参照して、受信した装置識別IDに基づいて、送信元の電子カルテ端末10と対応付けられている超音波診断装置20が、装置識別IDをサーバー30に送信した要求元の超音波診断装置20であるか否かを判断し、当該判断結果を要求元の超音波診断装置20に送信する。すなわち、CPU31は、提供部として機能する。

0103

超音波診断装置20の制御部27は、サーバー30から取得した設定テーブルに関する情報に基づいて、送信元の電子カルテ端末10が「取得先の電子カルテ端末」であるか否かを判断する。変形例では、「設定テーブルに関する情報」は、設定テーブルに基づく判断結果に相当する。
具体的には、制御部27は、通信部29を介してサーバー30に送信元の電子カルテ端末10の装置識別IDを送信し、設定テーブルにおいて送信元の電子カルテ端末10と対応付けられている超音波診断装置20が自装置(サーバー30に装置識別IDを送信した超音波診断装置20)であるか否かの判断結果をサーバー30から取得し、当該判断結果に基づいて、送信元の電子カルテ端末10が「取得先の電子カルテ端末」であるか否かを判断する。

0104

変形例では、図8に示した第2の被検体情報設定処理において、ステップS13及びステップS14の処理が第2の実施の形態と異なる。
変形例では、ステップS13に代えて、超音波診断装置20の制御部27は、通信部29を介して、サーバー30から設定テーブルに基づく判断結果を取得する。具体的には、制御部27は、通信部29を介して、被検体情報及び装置識別IDの送信元の電子カルテ端末10の装置識別IDをサーバー30に送信する。

0105

サーバー30では、超音波診断装置20から装置識別IDを受信すると、CPU31が、記憶部36から設定テーブルを読み出し、読み出した設定テーブルを参照して、受信した装置識別IDに基づいて、送信元の電子カルテ端末10と対応付けられている超音波診断装置20が、装置識別IDをサーバー30に送信した要求元の超音波診断装置20であるか否かを判断し、当該判断結果を要求元の超音波診断装置20に送信する。
そして、要求元の超音波診断装置20は、サーバー30から設定テーブルに基づく判断結果を受信する。

0106

次に、ステップS14に代えて、超音波診断装置20の制御部27は、サーバー30から取得した判断結果に基づいて、被検体情報及び装置識別IDの送信元の電子カルテ端末10が「取得先の電子カルテ端末」であるか否かを判断する。具体的には、送信元の電子カルテ端末10と対応付けられている超音波診断装置20が要求元の超音波診断装置20である場合には、送信元の電子カルテ端末10は「取得先の電子カルテ端末」に設定されている。一方、送信元の電子カルテ端末10と対応付けられている超音波診断装置20が要求元の超音波診断装置20でない場合には、送信元の電子カルテ端末10は「取得先の電子カルテ端末」に設定されていない。

0107

送信元の電子カルテ端末10が「取得先の電子カルテ端末」である場合には、超音波診断装置20の制御部27は、ステップS15〜ステップS16の処理を行う。
送信元の電子カルテ端末10が「取得先の電子カルテ端末」でない場合には、超音波診断装置20の制御部27は、ステップS17の処理を行う。

0108

変形例によれば、サーバー30が、超音波診断装置20から送信元の電子カルテ端末10の装置識別IDを受信した場合に、設定テーブルを参照して、受信した装置識別IDに基づいて、送信元の電子カルテ端末10と対応付けられている超音波診断装置20が、装置識別IDをサーバー30に送信した要求元の超音波診断装置20であるか否かを判断し、当該判断結果を要求元の超音波診断装置20に送信することができる。

0109

超音波診断装置20は、サーバー30から設定テーブルに基づく判断結果を取得し、判断結果に基づいて、送信元の電子カルテ端末10が「取得先の電子カルテ端末」であるか否かを判断することができる。

0110

[第3の実施の形態]
次に、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態における医用検査システムは、第2の実施の形態に示した医用検査システム200と同様の構成であるため、図6図2図3図7を援用し、図示及び説明を省略する。以下、第3の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。

0111

超音波診断装置20の制御部27は、操作入力部23からの操作に応じて、取得先変更モードに遷移させる。すなわち、制御部27は、モード変更部として機能する。

0112

制御部27は、取得先変更モード中に、通信部29により、いずれかの電子カルテ端末10から被検体情報及び当該電子カルテ端末10を識別するための装置識別IDが受信された場合に、当該電子カルテ端末10を「取得先の電子カルテ端末」として設定する。

0113

制御部27は、取得先変更モード中に、通信部29により、いずれかの電子カルテ端末10から被検体情報が受信された場合に、取得先変更モードを終了する。

0114

次に、第3の実施の形態の動作について説明する。
図10は、取得先を変更する超音波診断装置20により実行される取得先変更モード処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部27のCPUとROMに記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。

0115

まず、制御部27は、操作入力部23からの操作により、取得先変更モードへの遷移指示があったか否かを判断する(ステップS21)。取得先変更モードへの遷移指示がない場合には(ステップS21;NO)、ステップS21に戻る。

0116

ステップS21において、取得先変更モードへの遷移指示があった場合には(ステップS21;YES)、制御部27は、通信部29を介してサーバー30にアクセスし、全ての電子カルテ端末10に対して自装置が対応付けられるように、サーバー30の設定テーブルを変更する(ステップS22)。具体的には、制御部27は、サーバー30に設定テーブルの変更指示を送信し、サーバー30のCPU31が変更指示に基づいて、サーバー30内の設定テーブルを変更する。あるいは、制御部27は、サーバー30から設定テーブルを取得し、超音波診断装置20内で設定テーブルを変更し、変更後の設定テーブルをサーバー30に送信することとしてもよい。

0117

ここで、複数の電子カルテ端末10のうちいずれかの電子カルテ端末10から、表示部13に表示されている被検体情報及び当該電子カルテ端末10を識別するための装置識別IDが、医用検査システム内の全ての超音波診断装置20に送信される。

0118

ステップS23〜ステップS24の処理については、第1の被検体情報設定処理(図4参照)のステップS1〜ステップS2の処理と同様であるため、説明を省略する。

0119

次に、制御部27は、受信した被検体情報を、検査対象の被検体に関する被検体情報として設定し(ステップS25)、検査を開始する(ステップS26)。

0120

次に、制御部27は、通信部29を介してサーバー30にアクセスし、被検体情報及び装置識別IDの送信元の電子カルテ端末10と自装置との対応関係のみを残し、他の設定をステップS22の処理の前の状態に戻すように、サーバー30の設定テーブルを変更する(ステップS27)。具体的には、制御部27は、サーバー30に設定テーブルの変更指示を送信し、サーバー30のCPU31が変更指示に基づいて、サーバー30内の設定テーブルを変更する。あるいは、制御部27は、サーバー30から設定テーブルを取得し、超音波診断装置20内で設定テーブルを変更し、変更後の設定テーブルをサーバー30に送信することとしてもよい。

0121

次に、制御部27は、取得先変更モードを終了する(ステップS28)。
以上で、取得先変更モード処理が終了する。

0122

次に、図11を参照して、取得先変更モード処理の具体例を説明する。
まず、超音波診断装置20X,20Y,20Zのうち超音波診断装置20Yにおいて、操作入力部23からの操作により、表示部26に表示されている「取得先変更」ボタンB21が押下されると(手順1)、超音波診断装置20Yは取得先変更モードに遷移する。

0123

図12(a)に、取得先変更モードに遷移する前の設定テーブルT21の例を示す。図12(a)では、電子カルテ端末10A,10B,10Cのそれぞれに、超音波診断装置20X,20Y,20Zが対応付けられている。
この状態で「取得先変更」ボタンB21が押下されると、超音波診断装置20Yの制御部27は、図12(b)に示す設定テーブルT22の状態へと、設定テーブルを変更する。図12(b)では、全ての電子カルテ端末10A,10B,10Cに、超音波診断装置20Yが対応付けられている。つまり、制御部27は、設定テーブルを一時的に変更し、電子カルテ端末10A,10B,10Cから送信される被検体情報が、超音波診断装置20Y以外で設定されないようにするとともに、超音波診断装置20Yでは、全ての電子カルテ端末10A,10B,10Cから被検体情報を取得できるようにしておく。

0124

次に、図11に示すように、電子カルテ端末10A,10B,10Cのうち電子カルテ端末10Aにおいて、操作部12からの操作により、表示部13に表示されている「検査開始」ボタンB22が押下されると(手順2)、電子カルテ端末10AのCPU11は、表示部13に表示されている被検体情報と、電子カルテ端末10Aの装置識別IDを、通信部14を介して超音波診断装置20X,20Y,20Zに送信する。

0125

超音波診断装置20Yの制御部27は、電子カルテ端末10Aから被検体情報及び装置識別IDを受信すると、装置識別IDに基づいて、送信元が電子カルテ端末10Aであることを特定する。サーバー30内の設定テーブルT22を参照すると、送信元の電子カルテ端末10Aと超音波診断装置20Yとが対応付けられているから、超音波診断装置20Yの制御部27は、電子カルテ端末10Aから受信した被検体情報を検査対象として設定する。

0126

一方、超音波診断装置20Xの制御部27は、電子カルテ端末10Aから被検体情報及び装置識別IDを受信すると、装置識別IDに基づいて、送信元が電子カルテ端末10Aであることを特定する。サーバー30内の設定テーブルT22を参照すると、送信元の電子カルテ端末10Aと対応付けられている超音波診断装置20が超音波診断装置20Xでないから、超音波診断装置20Xの制御部27は、電子カルテ端末10Aから受信した被検体情報を破棄する。
超音波診断装置20Zにおける処理は、超音波診断装置20Xと同様である。

0127

その後、超音波診断装置20Yの制御部27は、図12(c)に示す設定テーブルT23のように、送信元の電子カルテ端末10Aと自装置(超音波診断装置20Y)との対応関係のみを残し、他の設定については図12(a)の設定テーブルT21の状態に戻すように、設定テーブルを変更する。

0128

以上説明したように、第3の実施の形態によれば、超音波診断装置20は、取得先変更モード中に、いずれかの電子カルテ端末10から被検体情報及び装置識別IDが受信された場合に、当該電子カルテ端末10を当該超音波診断装置20に対する「取得先の電子カルテ端末として設定するので、容易に被検体情報の取得先を変更することが可能になる。

0129

なお、第3の実施の形態では、「取得先変更」ボタンB21の押下により、取得先変更モードに遷移することとしたが、ユーザーの入力以外の何等かの処理の実行や状況の変化の検知を契機として、取得先変更モードに遷移することとしてもよい。

0130

[第4の実施の形態]
次に、本発明を適用した第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態における医用検査システムは、第3の実施の形態における医用検査システムと同様の構成であるため、図示及び説明を省略する。以下、第4の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。

0131

第4の実施の形態では、第3の実施の形態における取得先変更モード処理を前提としている。
超音波診断装置20の制御部27は、サーバー30の記憶部36に記憶されている設定テーブルにおいて、同一の超音波診断装置20が対応付けられている電子カルテ端末10が二つ以上存在するか否かを判定する。すなわち、制御部27は、判定部として機能する。
制御部27は、同一の超音波診断装置20が対応付けられている電子カルテ端末10が二つ以上存在すると判定された場合に、当該二つ以上の電子カルテ端末10のうちいずれか一つの電子カルテ端末10と、当該二つ以上の電子カルテ端末10と対応付けられていた超音波診断装置20とが対応付けられるように、設定テーブルを変更する。

0132

具体的には、制御部27は、二つ以上の電子カルテ端末10のうち同一の超音波診断装置20との対応関係が最後に設定された電子カルテ端末10と、当該二つ以上の電子カルテ端末10と対応付けられていた超音波診断装置20とが対応付けられるように、設定テーブルを変更する。

0133

制御部27は、同一の超音波診断装置20が対応付けられている電子カルテ端末10が二つ以上存在すると判定された場合に、その旨をユーザーに通知する。すなわち、制御部27は、通知部として機能する。
制御部27は、二つ以上の電子カルテ端末10のうち同一の超音波診断装置20との対応関係が最後に設定された電子カルテ端末10の設定を優先させるか否かをユーザーに選択させる。具体的には、制御部27は、最後に設定された電子カルテ端末10の設定を優先させるか否かを選択するための画面を表示部26に表示させ、操作入力部23からの操作により、ユーザーの選択を受け付ける。すなわち、操作入力部23は、選択部として機能する。

0134

制御部27は、操作入力部23により、同一の超音波診断装置20との対応関係が最後に設定された電子カルテ端末10の設定を優先させることが選択された場合に、当該同一の超音波診断装置20との対応関係が最後に設定された電子カルテ端末10と、二つ以上の電子カルテ端末10と対応付けられていた超音波診断装置20とが対応付けられるように、設定テーブルを変更する。

0135

次に、第4の実施の形態の動作について説明する。
図13は、取得先変更モード処理(図10参照)を実行した超音波診断装置20により実行される設定テーブル修正処理を示すフローチャートである。この処理は、取得先変更モード処理に続けて行われる処理であり、制御部27のCPUとROMに記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。

0136

制御部27は、取得先変更モード処理の結果、サーバー30内の設定テーブルにおいて、同一の超音波診断装置20が対応付けられている電子カルテ端末10が二つ以上存在するか否かを判定する(ステップS31)。具体的には、制御部27は、通信部29を介してサーバー30にアクセスし、サーバー30から設定テーブルを取得し、取得した設定テーブルについて、上記判定を行う。

0137

同一の超音波診断装置20が対応付けられている電子カルテ端末10が二つ以上存在する場合には(ステップS31;YES)、制御部27は、表示部26にその旨を表示させ、同一の超音波診断装置20が対応付けられている電子カルテ端末10が二つ以上存在することをユーザーに通知する(ステップS32)。

0138

図14に、超音波診断装置20の表示部26に表示される通知画面261の例を示す。通知画面261には、操作中の超音波診断装置20において、新たな取得先が設定されたことにより、当該超音波診断装置20が複数の電子カルテ端末10と対応付けられている旨のメッセージと、当該超音波診断装置20に対し、最後に設定された取得先の電子カルテ端末10のみと対応付けられるように、設定テーブルの設定を変更するか否かの質問が含まれる。また、通知画面261には、「変更する」ボタンB31と、「変更しない」ボタンB32と、が含まれる。「変更する」ボタンB31は、操作中の超音波診断装置20について、最後に設定された電子カルテ端末10との対応関係のみを残し、他の電子カルテ端末10との対応関係を解除することを指示するためのボタンである。「変更しない」ボタンB32は、操作中の超音波診断装置20において、設定テーブルを、取得先を変更する前の状態に戻すことを指示するためのボタンである。

0139

次に、制御部27は、ユーザーによる操作入力部23からの操作により、設定テーブルを変更する旨の指示があったか否かを判断する(ステップS33)。
設定テーブルを変更する旨の指示があった場合(ステップS33;YES)、すなわち、通知画面261の「変更する」ボタンB31が押下された場合には、制御部27は、設定テーブルにおいて、同一の超音波診断装置20が対応付けられている二つ以上の電子カルテ端末10についての対応関係のうち、最後に設定された電子カルテ端末10との対応関係を優先し、他の電子カルテ端末10との対応関係を解除する(ステップS34)。具体的には、制御部27は、自装置と複数の電子カルテ端末10との対応関係に対し、最後に設定された電子カルテ端末10との対応関係のみを残し、他の電子カルテ端末10に対応する超音波診断装置20は空欄とする。制御部27は、サーバー30に設定テーブルの変更指示を送信し、サーバー30のCPU31が変更指示に基づいて、サーバー30内の設定テーブルを変更する。あるいは、制御部27は、サーバー30から設定テーブルを取得し、超音波診断装置20内で設定テーブルを変更し、変更後の設定テーブルをサーバー30に送信することとしてもよい。

0140

ステップS33において、設定テーブルを変更する旨の指示がなかった場合(ステップS33;NO)、すなわち、通知画面261の「変更しない」ボタンB32が押下された場合には、制御部27は、設定テーブルを変更前の設定に戻す(ステップS35)。つまり、制御部27は、取得先変更モード処理前の設定テーブルの状態に戻す。制御部27は、サーバー30に設定テーブルを変更前の設定に戻す指示を送信し、サーバー30のCPU31が当該指示に基づいて、サーバー30内の設定テーブルを変更する。あるいは、制御部27は、サーバー30から設定テーブルを取得し、超音波診断装置20内で設定テーブルを変更前の設定に戻し、戻した後の設定テーブルをサーバー30に送信することとしてもよい。

0141

ステップS34の後、ステップS35の後、又は、ステップS31において、同一の超音波診断装置20が対応付けられている電子カルテ端末10が二つ以上存在しない場合には(ステップS31;NO)、設定テーブル修正処理が終了する。

0142

図15(a)は、取得先変更モード処理(図10)の結果、図12(a)〜(c)に示す順に変更された設定テーブルT23である。図15(a)では、電子カルテ端末10Aと電子カルテ端末10Bの二つの電子カルテ端末10に対して、同一の超音波診断装置20Yが対応付けられている。
この状態で「変更する」ボタンB31が押下されると、超音波診断装置20Yの制御部27は、図15(b)に示す設定テーブルT24のように、超音波診断装置20Yについて最後に設定された電子カルテ端末10Aと超音波診断装置20Yとの対応関係を残し、電子カルテ端末10Bと対応付けられていた超音波診断装置20Yを解除する。
一方、図15(a)の状態で「変更しない」ボタンB32が押下されると、超音波診断装置20Yの制御部27は、図15(c)に示す設定テーブルT25のように、設定テーブルを図12(a)に示す最初の状態に戻す。

0143

以上説明したように、第4の実施の形態によれば、設定テーブルにおいて、複数の電子カルテ端末10に対して同一の超音波診断装置20が対応付けられている状況が発生した場合に、その状況を解消させることができる。すなわち、設定テーブルの設定が常に排他的になるように、設定テーブルを変更することができる。
具体的には、同一の超音波診断装置20との対応関係が最後に設定された電子カルテ端末10を残すように、設定テーブルを変更することができる。
また、設定テーブルを変更する前に、複数の電子カルテ端末10に対して同一の超音波診断装置20が対応付けられていることをユーザーに通知し、最後に設定された電子カルテ端末10の設定を優先させるか否かをユーザーに選択させ、最後に設定された電子カルテ端末10の設定を優先させることをユーザーが望む場合に、設定テーブルを自動で変更することができる。

0144

なお、設定テーブル修正処理(図13参照)において、同一の超音波診断装置20が対応付けられている電子カルテ端末10が二つ以上存在する場合に(ステップS31;YES)、ステップS32でユーザーに通知することなく、ステップS33でユーザーからの操作を待たずに、ステップS34の処理に進み、自動的に設定テーブルを修正することとしてもよい。

0145

また、第4の実施の形態では、取得先の変更を指示した超音波診断装置20において、設定テーブル修正処理(図13参照)が実行される場合について説明したが、サーバー30側で、設定テーブル修正処理が実行されることとしてもよい。ただし、ステップS32におけるユーザーへの通知や、ステップS33における指示の受け付けは、超音波診断装置20において行われる。

0146

[第5の実施の形態]
次に、本発明を適用した第5の実施の形態について説明する。
第5の実施の形態における医用検査システムは、第1の実施の形態に示した医用検査システム100と同様の構成であるため、図1図3を援用し、図示及び説明を省略する。以下、第5の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。

0147

各超音波診断装置20では、或る被検体情報を設定して検査している途中で、別の被検体情報を受信した場合の振る舞いについて、予め設定されている。

0148

図16に、超音波診断装置20の表示部26に表示される設定画面262の例を示す。
設定画面262には、検査中の被検体情報取得設定として、「通常通り取得する」、「被検体情報を取得しない」、「メッセージを表示する」といった選択肢が表示されており、ユーザーは、これらの中からいずれかを設定可能となっている。制御部27は、検査中の被検体情報取得設定として設定された内容を記憶部28に記憶させる。

0149

次に、第5の実施の形態の動作について説明する。
図17は、各超音波診断装置20により実行される第3の被検体情報設定処理を示すフローチャートである。第3の被検体情報設定処理は、第1の被検体情報設定処理(図4参照)のステップS5の後に続けて実行される処理であり、制御部27のCPUとROMに記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。

0150

ステップS41〜ステップS43の処理については、第1の被検体情報設定処理(図4参照)のステップS1〜ステップS3の処理と同様であるため、説明を省略する。

0151

ステップS43において、送信元の電子カルテ端末10が「取得先の電子カルテ端末」として設定されている場合には(ステップS43;YES)、制御部27は、記憶部28に記憶されている検査中の被検体情報取得設定が「通常通り取得する」、「被検体情報を取得しない」、「メッセージを表示する」のいずれであるかを判断する(ステップS44)。

0152

検査中の被検体情報取得設定が「通常通り取得する」である場合には(ステップS44;通常通り)、制御部27は、第1の被検体情報設定処理のステップS4で設定した「前の被検体情報」を破棄する(ステップS45)。
次に、制御部27は、ステップS41で「新たに受信した被検体情報」を、検査対象の被検体に関する被検体情報として設定し(ステップS46)、検査を開始する(ステップS47)。

0153

ステップS44において、検査中の被検体情報取得設定が「被検体情報を取得しない」である場合には(ステップS44;取得しない)、制御部27は、ステップS41で「新たに受信した被検体情報」を破棄し(ステップS48)、第1の被検体情報設定処理のステップS4で設定した「前の被検体情報」の設定を維持する(ステップS49)。

0154

ステップS44において、検査中の被検体情報取得設定が「メッセージを表示する」である場合には(ステップS44;メッセージ)、制御部27は、検査中に新たな被検体情報が取得された旨のメッセージを表示部26に表示させる(ステップS50)。

0155

図18に、超音波診断装置20の表示部26に表示される警告画面263の例を示す。警告画面263には、操作中の超音波診断装置20において、新たな被検体情報を取得した旨のメッセージと、現在の検査を終了し、新たに検査を開始するか否かの質問が含まれる。また、警告画面263には、「終了する」ボタンB41と、「終了しない」ボタンB42と、が含まれる。「終了する」ボタンB41は、操作中の超音波診断装置20について、現在の検査を終了し、新たに検査を開始することを指示するためのボタンである。「終了しない」ボタンB42は、操作中の超音波診断装置20において、現在の検査を継続することを指示するためのボタンである。

0156

次に、制御部27は、ユーザーによる操作入力部23からの操作により、現在の検査を終了する旨の指示があったか否かを判断する(ステップS51)。
現在の検査を終了する旨の指示があった場合(ステップS51;YES)、すなわち、警告画面263の「終了する」ボタンB41が押下された場合には、制御部27は、ステップS45〜ステップS47の処理を行う。

0157

ステップS51において、現在の検査を終了する旨の指示がなかった場合(ステップS51;NO)、すなわち、警告画面263の「終了しない」ボタンB42が押下された場合には、制御部27は、ステップS48〜ステップS49の処理を行う。
ステップS43において、送信元の電子カルテ端末10が「取得先の電子カルテ端末」として設定されていない場合には(ステップS43;NO)、制御部27は、ステップS48〜ステップS49の処理を行う。
ステップS47又はステップS49の後、第3の被検体情報設定処理が終了する。

0158

以上説明したように、第5の実施の形態によれば、超音波診断装置20での検査中に、別の被検体情報を受信した場合にどうするかを、予め設定しておくことができる。具体的には、新たに受信した被検体情報を検査対象とするか、前の被検体情報の設定を継続するか、あるいは、そのような状況が生じた際にユーザーに決めさせるかを設定しておくことができる。

0159

なお、第5の実施の形態では、第1の実施の形態と同様のシステムであるものとして説明したが、第2の実施の形態や第2の実施の形態の変形例のように、各超音波診断装置20において、サーバー30が管理する設定テーブルに関する情報に基づいて、送信元の電子カルテ端末10が「取得先の電子カルテ端末」として設定されているか否かを判断することとしてもよい。

0160

また、上記各実施の形態及び変形例における記述は、本発明に係る医用検査装置及び医用検査システムの例であり、これに限定されるものではない。各装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。各実施の形態及び変形例において特徴的な処理を組み合わせることとしてもよい。

0161

例えば、第3の実施の形態、第4の実施の形態においても、第2の実施の形態に示した第2の被検体情報設定処理(図8参照)を実行する際に、第2の実施の形態の変形例のように、超音波診断装置20の制御部27が、サーバー30から設定テーブルに基づく判断結果を取得し、当該判断結果に基づいて、送信元の電子カルテ端末10が「取得先の電子カルテ端末」であるか否かを判断することとしてもよい。

0162

10A,10B,10C電子カルテ端末
10 電子カルテ端末
11 CPU
12 操作部
13 表示部
14通信部
16 記憶部
20X,20Y,20Z超音波診断装置
20 超音波診断装置
21超音波診断装置本体
22 超音波探触子
23操作入力部
24送受信部
25画像処理部
26 表示部
27 制御部
28 記憶部
29 通信部
30サーバー
31 CPU
34 通信部
36 記憶部
100医用検査システム
200 医用検査システム
261通知画面
262 設定画面
263警告画面
N 通信ネットワーク

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