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技術 撮像装置、レンズ装置、カメラシステムおよび撮像装置の制御方法

出願人 キヤノン株式会社
発明者 市瀬正実
出願日 2019年2月13日 (1年9ヶ月経過) 出願番号 2019-023190
公開日 2020年8月31日 (2ヶ月経過) 公開番号 2020-134547
状態 未査定
技術分野 カメラの露出制御 スタジオ装置 カメラ構造、機構 カメラの遮光
主要キーワード 変化段数 分割段数 電源接点 ボケ効果 メカロック 撮影設定条件 カメラユーザー カメラ電源回路
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年8月31日)のものです。
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図面 (9)

課題

使用するデータ量を削減可能な撮像装置レンズ装置カメラシステムおよび撮像装置の制御方法を提供すること。

解決手段

撮像装置は、中心から径方向に向かって透過率が変化する光学素子を含む撮像光学系を備えるレンズ装置が交換可能に装着される撮像装置であって、撮像光学系により形成された被写体像撮像して画像データを出力する撮像手段と、撮像手段に入射する光量を測定する測光手段と、撮像光学系に含まれる、撮像手段に入射する光量を調整する光量調整手段に設定される調整量と撮像手段に入射する光量との関係を示すデータを取得する取得手段と、を有し、データにおいて、調整量または撮像手段に入射する光量のいずれかは所定の基準値に対する相対値である。

概要

背景

中心から径方向に向かって透過率が変化する光学素子を搭載した撮像光学系を用いて写真撮影することで、ユーザーの好みに応じたボケ具合の像を取得可能である。

従来、撮像素子入射する光量を測定(以後、「測光」と呼ぶ)し、測定された光量に応じて、光線径を調整する絞り開口径を変化させることにより、露出制御が行われる。換言すれば、絞りの開口径と撮像素子に入射する光量との間の線形性が保たれていることを前提として露出制御が行われている。

しかし、中心から周辺に向かって透過率が減衰する光学素子を用いた場合、絞りの開口径と撮像素子に入射する光量との間の線形性が保たれなくなる。そのため、絞りの開口径を変化させて光量を調整することによる露出調整では、開口径の指示に基づいて適切に光量を変化させることができない。

特許文献1には、光学系にフィルタを差し込んでボケ効果を生み、装着されたフィルタの種類に応じて、記憶された絞り特性データを選択して絞りの制御を変更する撮像ステムが開示されている。

概要

使用するデータ量を削減可能な撮像装置レンズ装置カメラシステムおよび撮像装置の制御方法を提供すること。撮像装置は、中心から径方向に向かって透過率が変化する光学素子を含む撮像光学系を備えるレンズ装置が交換可能に装着される撮像装置であって、撮像光学系により形成された被写体像を撮像して画像データを出力する撮像手段と、撮像手段に入射する光量を測定する測光手段と、撮像光学系に含まれる、撮像手段に入射する光量を調整する光量調整手段に設定される調整量と撮像手段に入射する光量との関係を示すデータを取得する取得手段と、を有し、データにおいて、調整量または撮像手段に入射する光量のいずれかは所定の基準値に対する相対値である。

目的

本発明は、使用するデータ量を削減可能な撮像装置、レンズ装置、カメラシステムおよび撮像装置の制御方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

中心から径方向に向かって透過率が変化する光学素子を含む撮像光学系を備えるレンズ装置交換可能に装着される撮像装置であって、前記撮像光学系により形成された被写体像撮像して画像データを出力する撮像手段と、前記撮像手段に入射する光量を測定する測光手段と、前記撮像光学系に含まれる、前記撮像手段に入射する光量を調整する光量調整手段に設定される調整量と前記撮像手段に入射する光量との関係を示すデータを取得する取得手段と、を有し、前記データにおいて、前記調整量または前記撮像手段に入射する光量のいずれかは所定の基準値に対する相対値であることを特徴とする撮像装置。

請求項2

記相対値の間隔は、前記光量調整手段の光量調整範囲に応じて変化することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。

請求項3

前記取得手段は、前記撮像装置と前記レンズ装置との初期通信において、前記データを取得することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。

請求項4

前記取得手段は、前記調整量と前記撮像手段に入射する光量との関係を示す複数のデータを取得することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置。

請求項5

前記複数のデータは、前記調整量の変化量から前記撮像手段に入射する光量の変化量を導出可能な第1テーブルデータ、および前記撮像手段に入射する光量の変化量から前記調整量の変化量を導出可能な第2テーブルデータを含むことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。

請求項6

前記複数のデータは、前記撮像光学系に含まれるフォーカスレンズ群フォーカス位置の情報と前記調整量の変化量とから前記撮像手段に入射する光量の変化量を導出可能な第1テーブルデータ、および前記フォーカス位置の情報と前記撮像手段に入射する光量の変化量とから前記調整量の変化量を導出可能な第2テーブルデータを含むことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。

請求項7

前記取得手段は、前記撮像装置と前記レンズ装置との初期通信において、前記フォーカス位置の数に関するデータを取得することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。

請求項8

前記取得手段により取得されたデータを用いて露光条件を決定する決定手段を更に有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の撮像装置。

請求項9

前記決定手段は、操作手段を介して前記調整量が設定された場合、前記調整量の変化量から前記撮像手段に入射する光量の変化量を導出可能な第1テーブルデータを用いて前記露光条件としてシャッター速度および感度の少なくとも一方を決定し、前記操作手段を介してシャッター速度が設定された場合、前記撮像手段に入射する光量の変化量から前記調整量の変化量を導出可能な第2テーブルデータを用いて前記露光条件として前記調整量を決定することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。

請求項10

前記決定手段は、操作手段を介して前記調整量が設定された場合、前記撮像光学系に含まれるフォーカスレンズ群のフォーカス位置の情報と前記調整量の変化量とから前記撮像手段に入射する光量の変化量を導出可能な第1テーブルデータを用いて前記露光条件としてシャッター速度および感度の少なくとも一方を決定し、前記操作手段を介してシャッター速度が設定された場合、前記フォーカス位置の情報と前記撮像手段に入射する光量の変化量とから前記調整量の変化量を導出可能な第2テーブルデータを用いて前記露光条件として前記調整量を決定することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。

請求項11

被写体像を撮像して画像データを出力する撮像手段と、前記撮像手段に入射する光量を測定する測光手段と、を備える撮像装置に交換可能に装着されるレンズ装置であって、中心から径方向に向かって透過率が変化する光学素子と前記撮像手段に入射する光量を調整する光量調整手段を含む撮像光学系と、前記光量調整手段に設定される調整量と前記撮像手段に入射する光量との関係を示すデータを前記撮像装置に送信する送信手段と、を有し、前記データにおいて、前記調整量または前記撮像手段に入射する光量のいずれかは所定の基準値に対する相対値であることを特徴とするレンズ装置。

請求項12

前記送信手段は、前記撮像装置と前記レンズ装置との初期通信において、前記データを前記撮像装置に送信することを特徴とする請求項11に記載のレンズ装置。

請求項13

前記送信手段は、前記調整量と前記撮像手段に入射する光量との関係を示す複数のデータを送信することを特徴とする請求項11または12に記載のレンズ装置。

請求項14

前記複数のデータは、前記調整量の変化量から前記撮像手段に入射する光量の変化量を導出可能な第1テーブルデータ、および前記撮像手段に入射する光量の変化量から前記調整量の変化量を導出可能な第2テーブルデータを含むことを特徴とする請求項13に記載のレンズ装置。

請求項15

前記撮像光学系は、フォーカスレンズ群を含み、前記複数のデータは、前記フォーカスレンズ群のフォーカス位置の情報と前記調整量の変化量とから前記撮像手段に入射する光量の変化量を導出可能な第1テーブルデータ、および前記フォーカス位置の情報と前記撮像手段に入射する光量の変化量とから前記調整量の変化量を導出可能な第2テーブルデータを含むことを特徴とする請求項13に記載のレンズ装置。

請求項16

前記送信手段は、前記撮像装置と前記レンズ装置との初期通信において、前記フォーカス位置の数に関するデータを送信することを特徴とする請求項15に記載のレンズ装置。

請求項17

中心から径方向に向かって透過率が変化する光学素子と被写体像の光量を調整する光量調整手段を含む撮像光学系と、前記撮像光学系により形成された前記被写体像を撮像して画像データを出力する撮像手段と、前記撮像手段に入射する光量を測定する測光手段と、前記光量調整手段に設定される調整量と前記撮像手段に入射する光量との関係を示すデータを取得する取得手段と、を有し、前記データにおいて、前記調整量または前記撮像手段に入射する光量のいずれかは所定の基準値に対する相対値であることを特徴とするカメラシステム

請求項18

中心から径方向に向かって透過率が変化する光学素子を含む撮像光学系を備えるレンズ装置が交換可能に装着され、前記撮像光学系により形成された被写体像を撮像して画像データを出力する撮像手段と、前記撮像手段に入射する光量を測定する測光手段と、を備える撮像装置の制御方法であって、前記撮像光学系に含まれる、前記撮像手段に入射する光量を調整する光量調整手段により設定される調整量と前記測光手段により測定される光量との関係を示すデータを取得するステップを有し、前記データにおいて、前記調整量または前記撮像手段に入射する光量のいずれかは所定の基準値に対する相対値であることを特徴とする撮像装置の制御方法。

技術分野

0001

本発明は、撮像装置レンズ装置カメラシステムおよび撮像装置の制御方法に関する。

背景技術

0002

中心から径方向に向かって透過率が変化する光学素子を搭載した撮像光学系を用いて写真撮影することで、ユーザーの好みに応じたボケ具合の像を取得可能である。

0003

従来、撮像素子入射する光量を測定(以後、「測光」と呼ぶ)し、測定された光量に応じて、光線径を調整する絞り開口径を変化させることにより、露出制御が行われる。換言すれば、絞りの開口径と撮像素子に入射する光量との間の線形性が保たれていることを前提として露出制御が行われている。

0004

しかし、中心から周辺に向かって透過率が減衰する光学素子を用いた場合、絞りの開口径と撮像素子に入射する光量との間の線形性が保たれなくなる。そのため、絞りの開口径を変化させて光量を調整することによる露出調整では、開口径の指示に基づいて適切に光量を変化させることができない。

0005

特許文献1には、光学系にフィルタを差し込んでボケ効果を生み、装着されたフィルタの種類に応じて、記憶された絞り特性データを選択して絞りの制御を変更する撮像ステムが開示されている。

先行技術

0006

特開平10−268382号公報

発明が解決しようとする課題

0007

特許文献1の撮像システムでは、絞り駆動パルスF値またはT値との関係を示すデータや、絞り開口径とF値またはT値との関係を示すデータが記憶されている。しかしながら、特許文献1の撮像システムでは、F値やT値のパラメータを絶対値で記憶している。交換レンズ着脱される撮像システムでは、交換レンズ毎にF値やT値のパラメータの範囲が異なり、これらのパラメータを絶対値で記憶する場合、全てのF値に対応するT値を記憶する必要が生じてしまい、撮像装置で取り扱うデータ量が膨大になってしまう。

0008

本発明は、使用するデータ量を削減可能な撮像装置、レンズ装置、カメラシステムおよび撮像装置の制御方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明の一側面としての撮像装置は、中心から径方向に向かって透過率が変化する光学素子を含む撮像光学系を備えるレンズ装置が交換可能に装着される撮像装置であって、撮像光学系により形成された被写体像を撮像して画像データを出力する撮像手段と、撮像手段に入射する光量を測定する測光手段と、撮像光学系に含まれる、撮像手段に入射する光量を調整する光量調整手段に設定される調整量と撮像手段に入射する光量との関係を示すデータを取得する取得手段と、を有し、データにおいて、調整量または撮像手段に入射する光量のいずれかは所定の基準値に対する相対値であることを特徴とする。

0010

また、本発明の他の側面としてのレンズ装置は、被写体像を撮像して画像データを出力する撮像手段と、撮像手段に入射する光量を測定する測光手段と、を備える撮像装置に交換可能に装着されるレンズ装置であって、中心から径方向に向かって透過率が変化する光学素子と撮像手段に入射する光量を調整する光量調整手段を含む撮像光学系と、光量調整手段に設定される調整量と撮像手段に入射する光量との関係を示すデータを撮像装置に送信する送信手段と、を有し、データにおいて、調整量または撮像手段に入射する光量のいずれかは所定の基準値に対する相対値であることを特徴とする。

0011

また、本発明の他の側面としてのカメラシステムは、中心から径方向に向かって透過率が変化する光学素子と被写体像の光量を調整する光量調整手段を含む撮像光学系と、撮像光学系により形成された被写体像を撮像して画像データを出力する撮像手段と、撮像手段に入射する光量を測定する測光手段と、光量調整手段に設定される調整量と撮像手段に入射する光量との関係を示すデータを取得する取得手段と、を有し、データにおいて、調整量または撮像手段に入射する光量のいずれかは所定の基準値に対する相対値であることを特徴とする。

0012

また、本発明の他の側面としての撮像装置の制御方法は、中心から径方向に向かって透過率が変化する光学素子を含む撮像光学系を備えるレンズ装置が交換可能に装着され、撮像光学系により形成された被写体像を撮像して画像データを出力する撮像手段と、撮像手段に入射する光量を測定する測光手段と、を備える撮像装置の制御方法であって、撮像光学系に含まれる、撮像手段に入射する光量を調整する光量調整手段により設定される調整量と測光手段により測定される光量との関係を示すデータを取得するステップを有し、データにおいて、調整量または撮像手段に入射する光量のいずれかは所定の基準値に対する相対値であることを特徴とする。

発明の効果

0013

本発明によれば、使用するデータ量を削減可能な撮像装置、レンズ装置、カメラシステムおよび撮像装置の制御方法を提供することができる。

図面の簡単な説明

0014

本発明の実施形態に係るカメラシステムのブロック図である。
絞り優先モードが設定されている場合のカメラと交換レンズとの間のやり取りの一例を示す図である。
F値をT値に変換するためのテーブルデータの一例である。
F値をT値に変換するためのテーブルデータの比較例である。
F値をT値に変換するためのテーブルデータの他の例である。
シャッター速度優先モードが設定されている場合のカメラと交換レンズとの間のやり取りの一例を示す図である。
T値をF値に変換するためのテーブルデータの一例である。
T値をF値に変換するためのテーブルデータの比較例である。

実施例

0015

以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。

0016

図1(a)は、本発明の実施形態に係るカメラシステム1のブロック図である。カメラシステム1は、一眼レフデジタルカメラ(撮像装置。以後、「カメラ」と呼ぶ)150、およびカメラ150に交換可能に装着される交換レンズ(レンズ装置)101を有する。なお、本実施例のカメラシステムでは交換レンズ101がカメラ150に交換可能に装着されるが、本発明はレンズ一体型のカメラにも適用可能である。

0017

カメラ150と交換レンズ101は、カメラ側接点部152内の通信接点部(以後、「通信端子」と呼ぶ)153およびレンズ側接点部103内の通信接点部(以後、「通信端子」と呼ぶ)104を介して情報通信可能に接続される。また、カメラ側接点部152内の電源接点部154およびレンズ側接点部103内の電源接点部105を介して、カメラ電源回路部155からレンズ電源回路部106に電源が供給される。カメラ電源回路部155は、カメラ150内のバッテリー156からの電力を利用して、カメラ150内で使用する様々な電源、または交換レンズ101側に供給する電源を、LDOやDCDC回路を用いて生成する。

0018

交換レンズ101は、フォーカシングに際して移動するフォーカスレンズ群107、ズーミングに際して移動するズームレンズ群108、絞り109、および補正レンズ110を含む撮像光学系を有する。撮像光学系は、さらに、中心から径方向に向かって透過率が変化する光学素子113を備える。光学素子113は、レンズまたはフィルタ(NDフィルタアポダイゼーションフィルタともいう)である。絞り109は、駆動により、開口径を調整することが可能である。すなわち、撮像素子162に到達する光の光量を調整する光量調整手段として機能する。フォーカス位置センサ111は、フォーカスレンズ107の位置(フォーカス位置)を検出する。フォーカスレンズ駆動回路112は、フォーカスレンズ107を駆動する。ズーム位置センサ127は、ズームレンズ108の位置(ズーム位置)を検出する。ズームレンズ駆動回路126は、ズームレンズ108を駆動する。絞り109は、カメラ150内に設けられた撮像素子(撮像手段)162に入射する光量を調整する。絞り位置センサ114は、絞り109の位置(絞り位置)を検出する。ここで、絞り位置とは、絞り109の開口径または開口径に対応する絞りの駆動量等をいう。絞り駆動回路115は、絞り109を駆動する。

0019

MF操作部材122は、交換レンズ101の外装装備された撮像光学系の光軸を中心に回転する筒型マニュアルフォーカスリングを含む操作部材である。検出センサ123は、MF操作部材122に対する操作量を検出する。レンズCPU102は、検出センサ123により検出されたMF操作部材122に対する操作量に応じてフォーカスレンズ駆動回路112を制御し、フォーカスレンズ107を所定位置に駆動する。

0020

ズーム操作部材124は、交換レンズ101の外装に装備された光軸を中心に回転する筒型のマニュアルズームリングを含む操作部材である。検出センサ125は、ズーム操作部材124に対する操作量を検出する。レンズCPU102は、検出センサ125により検出されたズーム操作部材124に対する操作量に応じてズームレンズ駆動回路126を制御し、ズームレンズ108を所定位置に駆動する。

0021

レンズCPU102は、図1(b)に示されるように、内部メモリ(記憶手段)102aおよび送信手段102bを有する。内部メモリ102aは、交換レンズ101に固有特性情報光学情報を記憶している。送信手段102bは、内部メモリ102aに記憶されている特性情報および光学情報を、通信端子104,153を介してカメラCPU151に送信する。特性情報には、交換レンズ101の名称機種を特定するためのID情報)、最大通信速度開放F値、ズームレンズであるか否か、対応可能なAFシステム、AF可能な像高、およびF値とT値との関係を示すテーブルデータ等の情報が含まれる。また、光学情報には、フォーカス位置、ズーム位置、絞り109の状態等のマトリクスで得られるフォーカスレンズ107の敏感度情報ピント補正量設計値)、およびピント補正製造誤差値の情報等が含まれる。また、送信手段102bは、MF操作部材122の操作情報や、フォーカスプリセット駆動スイッチの操作によるフォーカスレンズ107の駆動を許可する許可信号等もカメラCPU151に送信する。さらに、交換レンズ101とカメラ150は、通信端子104,153を介して、その他の構成の動作状態設定状態、各種情報要求命令送信要求)、および駆動命令等の情報をやり取りする。

0022

交換レンズ101は、合焦動作において自動合焦(AF)を行うか、マニュアル合焦(MF)を行うかを選択するAF/MF選択スイッチや手ブレ補正を行うか否かを選択するIS_ON/OFFスイッチを含むレンズユーザーインターフェイス部120を有する。

0023

カメラCPU151は、AF/MF選択スイッチの選択がAFであることを確認した場合、AF動作に入る。カメラCPU151は、撮像素子162からの出力を処理して撮像光学系の焦点状態を検出し、レンズCPU102から取得した光学情報と合わせて、被写体に対する合焦状態を得るためのフォーカスレンズ107の駆動量を算出する。カメラCPU151は、通信端子104,153を介して、算出したフォーカスレンズ107の駆動量をレンズCPU102に送信する。レンズCPU102は、フォーカス位置センサ111からのフォーカス位置情報と受信したフォーカスレンズ107の駆動量に応じてフォーカスレンズ駆動回路112を制御し、フォーカスレンズ107を合焦位置に駆動する。

0024

カメラCPU151は、AF/MF選択スイッチの選択がMFであると確認した場合、MF操作部材122に対する操作量に応じてフォーカスレンズ107を所定位置に駆動することでピント調節を行う。

0025

カメラ150は、レリーズスイッチを含むカメラユーザーインターフェイス部(操作手段)161、撮像素子162、シャッター163、表示部164、カメラユーザーインターフェイス部165および測光センサ(測光手段)166を有する。撮像素子162は、CCDセンサCMOSセンサ等の光電変換素子により構成され、撮像光学系により形成された被写体像を撮像して画像データを出力する。撮像素子162は、1つの画素に対して複数の光電変換部を有する構造を持つため、位相差信号映像信号を同時に出力することが可能である。表示部164は、撮影モード(静止画撮影モード動画撮影モード、絞り優先モードおよびシャッター速度優先モード等)や撮影条件を示す情報を表示する。測光センサ166は、撮像素子162に入射する光量を測定する。

0026

カメラCPU151は、図1(c)に示されるように、取得手段151aおよび決定手段151bを有する。取得手段151aは、F値とT値との関係を示すテーブルデータを含むレンズCPU102から送信された情報を取得する。決定手段151bは、レリーズスイッチの半押し操作に応じて、測光センサ166による測光結果撮影設定条件、およびF値とT値との関係を示すテーブルデータから露光条件(F値、シャッター速度および感度)を決定する。

0027

カメラCPU151は、通信端子104,153を介して絞り109に設定されるF値(調整量)をレンズCPU102に伝達する。レンズCPU102は、受信したF値と絞り位置センサ114からの絞り位置情報に応じて絞り駆動回路115を制御して絞り109を駆動する。

0028

また、カメラCPU151は、レリーズスイッチの半押し操作に応じて、手ブレ補正開始命令を、通信端子104,153を介してレンズCPU102に伝達する。レンズCPU102は、手ブレ補正開始命令を受信すると、IS駆動回路(手ブレ補正駆動回路)116を制御して補正レンズ110を制御中心位置に保持する。続いて、レンズCPU102は、ロック駆動回路117を制御してメカロック118を駆動し、ロック状態解除する。その後、レンズCPU102は、手ブレ検出回路119の検出結果に応じてIS駆動回路116を制御して補正レンズ110を駆動し、手ブレ補正する。

0029

カメラCPU151は、レリーズスイッチの全押し操作に応じて、シャッター163を駆動し、撮像光学系からの光束を撮像素子162に導き、撮影を行う。カメラCPU151は、撮像素子162からの出力に基づいて画像データを生成し、記録媒体に記録する。撮影される画像は、表示部164とカメラユーザーインターフェイス部165から構成されるカメラGUI部の設定によって、静止画撮影モードが選択されていれば静止画、動画撮影モードが選択されていれば動画となる。また、動画撮影用録画開始ボタンを別に設けておき、動画撮影用の録画開始ボタンが押されたら動画の録画が開始されるようにしてもよい。

0030

以下、図2および図3を参照して、絞り優先モードで撮影する場合の絞り制御について説明する。絞り優先モードとは、ユーザーが好みのF値を指定するモードである。この場合、カメラCPU151において指定されたF値に対応する光量を決定し、当該光量に対応するシャッター速度に基づいて露光を行う。

0031

図2は、絞り優先モードが設定されている場合のカメラ150と交換レンズ101との間の情報のやり取りの一例を示す図である。図3は、交換レンズ101から送信されたF値をT値に変換するためのテーブルデータ(第1テーブルデータ)の一例を示している。図3のテーブルデータは、フォーカス位置とF値よりT値を導出可能なテーブルデータである。図3の左の列がF値を示し、上の行がフォーカス位置を示している。フォーカス位置に関しては無限から至近までを必要数分割している。この分割は等分割でもよいし、光学性能を考えた上での分割でもよい。本実施例では一例として32分割とする。

0032

ステップS100において、図3のテーブルデータは、カメラ150と交換レンズ101との初期通信において、送信手段102bから取得手段151aに送信される。また、分割数(フォーカス位置の数)に関するデータも、カメラ150と交換レンズ101との初期通信において、図3に示すテーブルデータの送信に先立って送信手段102bから取得手段151aに送信される。

0033

図3のテーブルデータでは、F値のパラメータは、開放F値(基準値)に対する相対値である。これにより、使用するレンズ装置ごとに最適なデータ量を持てばよいことになり、図4のテーブルデータのように、F値のパラメータを絶対値とする場合に比べてデータ量を大幅に削減することが可能である。例えば、図4のテーブルデータでは、F値のパラメータがF1.0〜F64まであり、変化段数としては12段を想定している。1段辺り16分割で考えると192(=12×16)分割のデータが必要となる。すなわち、このデータ量が使用するレンズ装置に関係なく必要となる。一方、図3のテーブルデータでは、開放F値をF2.0、絞り込み段数8段を想定しているので、128(=8×16)分割のデータで良くなる。そのため、データ量を25%削減することが可能である。

0034

ステップS101では、ユーザーがレンズユーザーインターフェイス部120やカメラユーザーインターフェイス部161等を使用してF値を設定する。本実施例では、F値はF4.0に設定される。

0035

ステップS102では、ユーザーがレリーズスイッチ等を操作することで、撮影動作が開始する。撮影動作の開始後、カメラCPU151は、レンズCPU102と通信を行い、フォーカスレンズ107の状態(フォーカス状態)を受信する(フォーカス状態通信を行う)。フォーカス状態には、現在のフォーカス位置情報が含まれている。本実施例では、カメラCPU151は、フォーカス位置情報としてFocus2を受信する。

0036

ステップS103では、カメラCPU151は、レンズCPU102と通信を行い、絞り109の状態(絞り状態)を受信する(絞り状態通信を行う)。絞り状態には、絞り109に現在設定されているF値や、測光の基準となるF値データ等が含まれる。本実施例では、カメラCPU151は、絞り109に現在設定されているF値としてF2.0を受信する。

0037

ステップS104では、決定手段151bは、図3のテーブルデータを用いて現在設定されているF値からユーザーにより設定されたF値に変更した際のT値の変化量を算出する。本実施例では、まず、現在のフォーカス位置がFocus2、現在設定されているF値がF2.0であるため、図3のテーブルデータより現在のT値がT2.9と導出される。次に、フォーカス位置がFocus2、F値がF4.0である場合のT値がT4.6と図3のテーブルデータより導出される。この結果、F値をF2.0からF4.0に変更することにより、T値はT2.9からT4.6に変化することが導出される。

0038

ステップS105では、決定手段151bは、ステップS104で導出されたT値の変化量を用いて露出が最適となるシャッター速度や感度を決定する。

0039

ステップS106では、カメラCPU151は、ユーザーにより設定されたF値(本実施例では、F4.0)となるように絞り109を駆動するためにレンズCPU102と通信を行う(絞り駆動通信を行う)。

0040

ステップS107では、レンズCPU102は、カメラCPU151から受信した絞り駆動命令に基づいて絞り109を駆動する。

0041

ステップS108では、カメラ150は、シャッター163を開き、露光を開始する。

0042

以上説明したように、本実施例では、F値をT値に変換するためのテーブルデータを使用することで、絞り優先モードで撮影する場合の絞り制御を高速に実行可能である。したがって、連射撮影中におけるコマ速を上げることが可能となる。

0043

このように、交換レンズ101においては、使用するレンズ装置ごとに最適なデータ量を記憶すればよいこととなり、F値のパラメータを絶対値とする場合に比べて記憶するデータ量を削減することができる。また、カメラ150に対して送信する際のデータの送信量を削減し、データの送信時間を短縮することができる。カメラ150においては、交換レンズ101から取得したデータを一時的に記憶するための記憶容量を削減したり、交換レンズ101から取得したテーブルデータを用いた処理の実行速度を上げたりすることができる。

0044

なお、図4のテーブルデータの代わりに、光量調整範囲に応じて相対値の間隔が変化するテーブルデータを用いてもよい。ボケ光学系では、絞り109が開放状態に近い領域におけるF値とT値との関係が線形性から大きく外れる傾向がある。一方、絞り109が大きく絞られた領域におけるF値とT値との関係は線形性に近づいてくるので、分割数を荒くしても(相対値の間隔を広げても)その間の値は線形補完等で補うことが可能である。そこで、図4の代わりに、例えば、絞り量が大きくなるにつれて分割段数が減少する図5のテーブルデータを用いてもよい。図5のテーブルデータでは、開放から16/16段までは1/16段分解能、16/16段から32/16段までは1/8段分解能、32/16段から最終小絞りF32までは1/4段分解能としている。このようなテーブルデータを用いることで、さらにデータ量を削減することが可能である。

0045

以下、図6および図7を参照して、シャッター速度優先モードで撮影する場合の絞り制御について説明する。シャッター速度優先モードとは、ユーザーが好みのシャッタースピードを指定するモードである。この場合、カメラCPU151において指定されたシャッタースピードを実現するための光量を決定し、当該光量に対応するF値をレンズCPUに送信する。

0046

図6は、シャッター速度優先モードが設定されている場合のカメラ150と交換レンズ101との間の情報のやり取りの一例を示す図である。図7は、T値をF値に変換するためのテーブルデータ(第2テーブルデータ)を示している。

0047

図7のテーブルデータでは、T値のパラメータは、最大T値(基準値)に対する相対値である。これにより、使用するレンズ装置ごとに最適なデータ量を持てばよいことになり、図8のテーブルデータのように、T値のパラメータを絶対値とする場合に比べてデータ量を大幅に削減することが可能である。

0048

ステップS200では、図7のテーブルデータは、カメラ150と交換レンズ101との初期通信において、送信手段102bから取得手段151aに送信される。

0049

ステップS201では、ユーザーがシャッター速度を1/1000に設定する。

0050

ステップS202では、ユーザーがレリーズスイッチ等を操作することで、撮影動作が開始する。撮影動作の開始後、カメラCPU151は、レンズCPU102と通信を行い、フォーカスレンズ107の状態(フォーカス状態)を受信する(フォーカス状態通信を行う)。本実施例では、カメラCPU151は、フォーカス位置情報としてFocus2を受信する。

0051

ステップS203では、カメラCPU151は、レンズCPU102と通信を行い、絞り109の状態(絞り状態)を受信する(絞り状態通信を行う)。

0052

ステップS204では、測光センサ166は、ステップS203で受信した絞り情報等に基づいて現在の撮像素子162に入射する光量の測定(測光)を行う。本実施形態では、現在のT値がT2.8と測定される。

0053

ステップS205では、決定手段151bは、ステップS204で取得された光量値と測光時の設定からシャッター速度が1/1000である場合に撮影に最適な露出変化量を算出する。本実施例では、決定手段151bは、T値がT2.8からT4.0に変化することを算出する。

0054

ステップS206では、決定手段151bは、現在のF値から撮影に最適な露出となるF値を図7のテーブルデータを用いて決定する。本実施例では、T値をT2.8からT4.0に変化することにより、F値はF2.1からF3.5に変化することが導出される。

0055

ステップS207では、カメラCPU151は、ステップS206で決定されたF値(本実施例では、F3.5)となるように絞り109を駆動するためにレンズCPU102と通信を行う(絞り駆動通信を行う)。

0056

ステップS208では、レンズCPU102は、カメラCPU151から受信した絞り駆動命令に基づいて絞り109を駆動する。

0057

ステップS209では、カメラ150は、シャッター163を開き、露光を開始する。

0058

以上説明したように、本実施例では、T値をF値に変換するためのテーブルデータを使用することで、シャッター速度優先モードで撮影する場合の絞り制御を高速に実行可能である。したがって、連射撮影中におけるコマ速を上げることが可能となる。

0059

このように、交換レンズ101においては、使用するレンズ装置ごとに最適なデータ量を記憶すればよいこととなり、F値のパラメータを絶対値とする場合に比べて記憶するデータ量を削減することができる。また、カメラ150に対して送信する際のデータの送信量を削減し、データの送信時間を短縮することができる。カメラ150においては、交換レンズ101から取得したデータを一時的に記憶するための記憶容量を削減したり、交換レンズ101から取得したテーブルデータを用いた処理の実行速度を上げたりすることができる。

0060

本実施例では、交換レンズ101からカメラ150にF値とT値の関係を示すデータを送信することで、カメラ150が当該データを取得する方法を説明したが、本発明の適用範囲はこれに限られない。例えば、カメラ150が、ネットワーク回線を通じてパソコン等からダウンロードすることによって当該データを取得してもよい。

0061

また、本実施例では、ユーザーインターフェース部161を介して、ユーザーがF値やシャッター速度など設定する場合を説明したが、本発明の適用範囲はこれに限られない。例えば、交換レンズ101や、交換レンズ101とカメラ150との間に配置されたアダプタなどに設けられたボタン操作リング等の操作手段を介してF値やシャッター速度等を設定してもよい。ただし、操作手段が交換レンズ101やアダプタに設けられている場合は、当該操作手段を有するものがカメラ150に対して設定値を、通信を介して通知する。

0062

また、本実施例では、開放F値または最大T値を基準値としたが、本発明の適用範囲はこれに限られない。開放F値以外のF値を基準値としてもよいし、最大T値以外のT値を基準値としてもよい。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

0063

以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

0064

101交換レンズ(レンズ装置)
109絞り(光量調整手段)
150カメラ(撮像装置)
151 取得手段
162撮像素子(撮像手段)
166測光センサ(測光手段)

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