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技術 配線切替器、及び絶縁抵抗測定装置

出願人 中国電力株式会社
発明者 大谷勇二上治實
出願日 2019年2月21日 (2年0ヶ月経過) 出願番号 2019-029474
公開日 2020年8月31日 (5ヶ月経過) 公開番号 2020-134358
状態 未査定
技術分野 抵抗、インピーダンスの測定
主要キーワード 開放端子 相関表 各切替スイッチ メグオーム 絶縁台 架線用 地中送電線 絶縁抵抗測定装置
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (10)

課題

配線変更をせずに対地間絶縁抵抗測定と相間絶縁抵抗測定を実施する。

解決手段

配線切替器1は、一端をフィルタ側端子群20に接続されて対地又は相間を切替る対地・相間選択スイッチ40と、他端を絶縁抵抗計側端子30に接続されて絶縁抵抗計に導通させるメガリングフィルタを切替るMF選択スイッチ50を備える。切替スイッチ51は、一端を対地・相間選択スイッチ40に、他端を絶縁抵抗計側アース端子30Eに接続され、切替スイッチ52は、一端をフィルタ側ライン端子21L,22Lに、他端を絶縁抵抗計側ライン端子30Lに接続される。対地・相間選択スイッチ40が「対地」の場合は、一のメガリングフィルタに接続されたフィルタ側端子を絶縁抵抗計側端子30に導通させ、対地・相間選択スイッチ40が「相間」の場合は、異なるメガリングフィルタに接続されたフィルタ側端子を絶縁抵抗計側端子30に導通させる。

概要

背景

メガリングフィルタは、平行多回線送電線架空送電線、又は地中送電線)において絶縁抵抗を測定する場合に、活線状態にある他回線からの誘導電圧を低減させ、安全に絶縁抵抗を測定するために、送電線路絶縁抵抗計との間に挿入されるフィルタ手段である。

図8(a)はメガリングフィルタの外観構成を示す概略図であり、(b)はメガリングフィルタの回路図である。
図8(a)に示すように、メガリングフィルタ100は、絶縁棒101と、絶縁棒101の長手方向の一端から突出して測定対象線路150に係止されるフック状の架線用端子103と、絶縁棒の長手方向の他端から取り出された3つの端子(接地端子105、アース側リード線107E、及びラインリード線107L)とを備える。
接地端子105は、ワニ口クリップアースフック等により構成されており、鉄鋼等のアースされている箇所に電気的に接続される。アース側リード線107Eは絶縁抵抗計200のアース接続部201Eに接続され、ライン側リード線107Lは絶縁抵抗計200のライン接続部201Lに接続される。
図8(b)に示すように、メガリングフィルタ100は、架線用端子103とライン側リード線107Lとの間に抵抗R1、R2、R3、Rが直列接続された構成を有する。抵抗R1と抵抗R2との結節点111と接地端子105との間にはキャパシタC1が、抵抗R2と抵抗R3との結節点113と接地端子105との間にはキャパシタC2が、抵抗R3と抵抗Rとの結節点115と接地端子105との間にはキャパシタCが接続されている。また、アース側リード線107Eは接地端子105に接続されている。
メガリングフィルタ100の合成抵抗R1+R2+R3+Rは、例えば2メグオームである。

図9(a)、(b)は、メガリングフィルタと絶縁抵抗計を用いた従来の絶縁抵抗の測定方法を示す模式図である。図9(a)は対地間における絶縁抵抗の測定方法を示し、(b)は相間における絶縁抵抗の測定方法を示す。

図9(a)に示すように、測定対象線路150と大地との間における絶縁抵抗を測定する場合は、1本のメガリングフィルタ100を使用する。まず、メガリングフィルタ100のライン側リード線107Lとアース側リード線107Eとを夫々、絶縁台210に載置された絶縁抵抗計200のライン接続部201Lとアース接続部201Eに接続し、接地端子105を接地する。フック状の架線用端子103を測定対象線路150に係止することにより、架線用端子103を測定対象線路150に電気的に接続して、絶縁抵抗計200から所定の電圧印加することにより絶縁抵抗を測定する。
図9(b)に示すように、2つの測定対象線路150A、150B間における絶縁抵抗を測定する場合は、2本のメガリングフィルタ100A、100Bを使用する。まず、一方のメガリングフィルタ100Aのアース側リード線107Eを絶縁抵抗計200のアース接続部201Eに、他方のメガリングフィルタ100Bのアース側リード線107Eをライン接続部201Lに接続する。両メガリングフィルタ100A、100Bの接地端子105、105を接地する。両メガリングフィルタ100A、100Bのライン側リード線107L、107Lは開放しておく。両メガリングフィルタ100A、100Bのフック状の架線用端子103、103を測定対象線路150A、150Bに夫々係止することにより、架線用端子103、103を測定対象線路150A、150Bに電気的に接続して、絶縁抵抗計200から所定の電圧を印加することにより絶縁抵抗を測定する。
このように、対地間における絶縁抵抗測定時と、相間における絶縁抵抗測定時とでは、使用するメガリングフィルタの個数回路構成も異なっており、配線変更が必要であった。また、高電圧を取り扱う作業となるため、感電事故を防止するために、作業を慎重に執り行う必要があった。

特許文献1には、メガリングフィルタを使用した送電線の絶縁抵抗測定に使用される絶縁抵抗測定器が記載されている。この絶縁抵抗測定器は、メガリングフィルタと絶縁抵抗計本体との間に配置されると共に、絶縁抵抗計本体に対して着脱自在に接続される端子部を備える。端子部は、一方の端部に絶縁抵抗計本体に接続される2つの本体接続端子を備える。また、端子部は、他方の端部にメガリングフィルタの端子と接続されると共に本体接続端子と夫々導通した2つの接続端子と、メガリングフィルタの端子を一時的に仮留めして開放状態に維持する2つの開放用端子と、を備える。

概要

配線変更をせずに対地間絶縁抵抗測定と相間絶縁抵抗測定を実施する。配線切替器1は、一端をフィルタ側端子群20に接続されて対地又は相間を切替る対地・相間選択スイッチ40と、他端を絶縁抵抗計側端子30に接続されて絶縁抵抗計に導通させるメガリングフィルタを切替るMF選択スイッチ50を備える。切替スイッチ51は、一端を対地・相間選択スイッチ40に、他端を絶縁抵抗計側アース端子30Eに接続され、切替スイッチ52は、一端をフィルタ側ライン端子21L,22Lに、他端を絶縁抵抗計側ライン端子30Lに接続される。対地・相間選択スイッチ40が「対地」の場合は、一のメガリングフィルタに接続されたフィルタ側端子を絶縁抵抗計側端子30に導通させ、対地・相間選択スイッチ40が「相間」の場合は、異なるメガリングフィルタに接続されたフィルタ側端子を絶縁抵抗計側端子30に導通させる。

目的

本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、配線変更をせずに対地間における絶縁抵抗測定と、相間における絶縁抵抗測定を実施可能にすることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

接地点に接続されるアース側リード線、及び、抵抗を介して架線と接続されるラインリード線を備えた複数のメガリングフィルタと、前記架線と大地との間又は2本の前記架線間における絶縁抵抗を測定する絶縁抵抗計と、の間に挿入される配線切替器であって、前記各メガリングフィルタの前記アース側リード線と接続される複数のフィルタアース端子と、前記各メガリングフィルタの前記ライン側リード線と接続される複数のフィルタ側ライン端子と、前記絶縁抵抗計のアース接続部と接続される絶縁抵抗計側アース端子と、前記絶縁抵抗計のライン接続部と接続される絶縁抵抗計側ライン端子と、前記絶縁抵抗計側アース端子と前記絶縁抵抗計側ライン端子とに対して、夫々、前記各フィルタ側アース端子と前記各フィルタ側ライン端子との中から一の端子を選択的に導通させる接続選択スイッチと、を備え、前記接続選択スイッチは、一の前記メガリングフィルタに接続された前記フィルタ側アース端子と前記フィルタ側ライン端子とを夫々前記絶縁抵抗計側アース端子と前記絶縁抵抗計側ライン端子に導通させるか、又は、一の前記メガリングフィルタに接続された前記フィルタ側ライン端子と他の前記メガリングフィルタに接続された前記フィルタ側ライン端子とを夫々前記絶縁抵抗計側アース端子と前記絶縁抵抗計側ライン端子に導通させるか、を切り替えることを特徴とする配線切替器。

請求項2

前記接続選択スイッチは、一端を前記各フィルタ側アース端子と前記各フィルタ側ライン端子とに接続されて、対地接続又は相間接続を切り替える対地・相間選択スイッチと、他端を前記絶縁抵抗計側アース端子と前記絶縁抵抗計側ライン端子とに接続されて、前記絶縁抵抗計に対して何れのメガリングフィルタを接続するかを切り替えるメガリングフィルタ選択スイッチと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の配線切替器。

請求項3

前記メガリングフィルタ選択スイッチは、一端を前記対地・相間選択スイッチに接続されて、他端を前記絶縁抵抗計側アース端子又は前記絶縁抵抗計側ライン端子に接続された第一メガリングフィルタ切替スイッチと、一端を前記各フィルタ側ライン端子又は前記各フィルタ側アース端子に接続されて、他端を前記絶縁抵抗計側ライン端子又は前記絶縁抵抗計側アース端子に接続された第二メガリングフィルタ切替スイッチと、を備え、前記対地・相間選択スイッチは、前記対地接続を選択された場合に前記第二メガリングフィルタ切替スイッチの一端に接続された種別の端子と異なる種別の端子を前記第一メガリングフィルタ切替スイッチに導通させ、前記相間接続を選択された場合に前記第二メガリングフィルタ切替スイッチの一端に接続された種別の端子と同一種別の端子を前記第一メガリングフィルタ切替スイッチに導通させることを特徴とする請求項2に記載の配線切替器。

請求項4

前記対地・相間選択スイッチは、並列に配置され、且つ互いに連動する複数の対地・相間切替スイッチを備えており、前記各対地・相間切替スイッチの一端は、互いに異なるメガリングフィルタを接続する前記フィルタ側アース端子と前記フィルタ側ライン端子とに導通していることを特徴とする請求項2又は3に記載の配線切替器。

請求項5

請求項1乃至4の何れか一項に記載の配線切替器と、前記絶縁抵抗計とを備えることを特徴とする絶縁抵抗測定装置

技術分野

0001

本発明は、メガリングフィルタ絶縁抵抗計との間に挿入される配線切替器、又は配線切替器と絶縁抵抗計とを備える絶縁抵抗測定装置に関し、特に、メガリングフィルタと絶縁抵抗計との間の配線変更に係る作業を容易に実施可能とする配線切替器、及び絶縁抵抗測定装置に関する。

背景技術

0002

メガリングフィルタは、平行多回線送電線架空送電線、又は地中送電線)において絶縁抵抗を測定する場合に、活線状態にある他回線からの誘導電圧を低減させ、安全に絶縁抵抗を測定するために、送電線路と絶縁抵抗計との間に挿入されるフィルタ手段である。

0003

図8(a)はメガリングフィルタの外観構成を示す概略図であり、(b)はメガリングフィルタの回路図である。
図8(a)に示すように、メガリングフィルタ100は、絶縁棒101と、絶縁棒101の長手方向の一端から突出して測定対象線路150に係止されるフック状の架線用端子103と、絶縁棒の長手方向の他端から取り出された3つの端子(接地端子105、アース側リード線107E、及びラインリード線107L)とを備える。
接地端子105は、ワニ口クリップアースフック等により構成されており、鉄鋼等のアースされている箇所に電気的に接続される。アース側リード線107Eは絶縁抵抗計200のアース接続部201Eに接続され、ライン側リード線107Lは絶縁抵抗計200のライン接続部201Lに接続される。
図8(b)に示すように、メガリングフィルタ100は、架線用端子103とライン側リード線107Lとの間に抵抗R1、R2、R3、Rが直列接続された構成を有する。抵抗R1と抵抗R2との結節点111と接地端子105との間にはキャパシタC1が、抵抗R2と抵抗R3との結節点113と接地端子105との間にはキャパシタC2が、抵抗R3と抵抗Rとの結節点115と接地端子105との間にはキャパシタCが接続されている。また、アース側リード線107Eは接地端子105に接続されている。
メガリングフィルタ100の合成抵抗R1+R2+R3+Rは、例えば2メグオームである。

0004

図9(a)、(b)は、メガリングフィルタと絶縁抵抗計を用いた従来の絶縁抵抗の測定方法を示す模式図である。図9(a)は対地間における絶縁抵抗の測定方法を示し、(b)は相間における絶縁抵抗の測定方法を示す。

0005

図9(a)に示すように、測定対象線路150と大地との間における絶縁抵抗を測定する場合は、1本のメガリングフィルタ100を使用する。まず、メガリングフィルタ100のライン側リード線107Lとアース側リード線107Eとを夫々、絶縁台210に載置された絶縁抵抗計200のライン接続部201Lとアース接続部201Eに接続し、接地端子105を接地する。フック状の架線用端子103を測定対象線路150に係止することにより、架線用端子103を測定対象線路150に電気的に接続して、絶縁抵抗計200から所定の電圧印加することにより絶縁抵抗を測定する。
図9(b)に示すように、2つの測定対象線路150A、150B間における絶縁抵抗を測定する場合は、2本のメガリングフィルタ100A、100Bを使用する。まず、一方のメガリングフィルタ100Aのアース側リード線107Eを絶縁抵抗計200のアース接続部201Eに、他方のメガリングフィルタ100Bのアース側リード線107Eをライン接続部201Lに接続する。両メガリングフィルタ100A、100Bの接地端子105、105を接地する。両メガリングフィルタ100A、100Bのライン側リード線107L、107Lは開放しておく。両メガリングフィルタ100A、100Bのフック状の架線用端子103、103を測定対象線路150A、150Bに夫々係止することにより、架線用端子103、103を測定対象線路150A、150Bに電気的に接続して、絶縁抵抗計200から所定の電圧を印加することにより絶縁抵抗を測定する。
このように、対地間における絶縁抵抗測定時と、相間における絶縁抵抗測定時とでは、使用するメガリングフィルタの個数回路構成も異なっており、配線変更が必要であった。また、高電圧を取り扱う作業となるため、感電事故を防止するために、作業を慎重に執り行う必要があった。

0006

特許文献1には、メガリングフィルタを使用した送電線の絶縁抵抗測定に使用される絶縁抵抗測定器が記載されている。この絶縁抵抗測定器は、メガリングフィルタと絶縁抵抗計本体との間に配置されると共に、絶縁抵抗計本体に対して着脱自在に接続される端子部を備える。端子部は、一方の端部に絶縁抵抗計本体に接続される2つの本体接続端子を備える。また、端子部は、他方の端部にメガリングフィルタの端子と接続されると共に本体接続端子と夫々導通した2つの接続端子と、メガリングフィルタの端子を一時的に仮留めして開放状態に維持する2つの開放用端子と、を備える。

先行技術

0007

特開2012−237731公報

発明が解決しようとする課題

0008

特許文献1に記載の絶縁抵抗測定器においては、対地間における絶縁抵抗の測定をする場合と、相間における絶縁抵抗の測定をする場合とで、配線変更が必要であることに変わりはない。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、配線変更をせずに対地間における絶縁抵抗測定と、相間における絶縁抵抗測定を実施可能にすることを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

上記の課題を解決するために、本発明は、接地点に接続されるアース側リード線、及び、抵抗を介して架線と接続されるライン側リード線を備えた複数のメガリングフィルタと、前記架線と大地との間又は2本の前記架線間における絶縁抵抗を測定する絶縁抵抗計と、の間に挿入される配線切替器であって、前記各メガリングフィルタの前記アース側リード線と接続される複数のフィルタ側アース端子と、前記各メガリングフィルタの前記ライン側リード線と接続される複数のフィルタ側ライン端子と、前記絶縁抵抗計のアース接続部と接続される絶縁抵抗計側アース端子と、前記絶縁抵抗計のライン接続部と接続される絶縁抵抗計側ライン端子と、前記絶縁抵抗計側アース端子と前記絶縁抵抗計側ライン端子とに対して、夫々、前記各フィルタ側アース端子と前記各フィルタ側ライン端子との中から一の端子を選択的に導通させる接続選択スイッチと、を備え、前記接続選択スイッチは、一の前記メガリングフィルタに接続された前記フィルタ側アース端子と前記フィルタ側ライン端子とを夫々前記絶縁抵抗計側アース端子と前記絶縁抵抗計側ライン端子に導通させるか、又は、一の前記メガリングフィルタに接続された前記フィルタ側ライン端子と他の前記メガリングフィルタに接続された前記フィルタ側ライン端子とを夫々前記絶縁抵抗計側アース端子と前記絶縁抵抗計側ライン端子に導通させるか、を切り替えることを特徴とする。

発明の効果

0010

本発明によれば、配線変更をせずに対地間における絶縁抵抗測定と、相間における絶縁抵抗測定を実施可能となる。

図面の簡単な説明

0011

本発明の第一の実施形態に係る配線切替器の外観構成を示す模式図である。
本発明の第一の実施形態に係る配線切替器の回路図である。
(a)〜(d)は、配線切替器の導通相関表を示す図である。
(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係る配線切替器を用いた絶縁抵抗の測定方法を示す模式図である。
本発明の第二の実施形態に係る配線切替器の外観構成を示す模式図である。
本発明の第二の実施形態に係る配線切替器の回路図である。
(a)〜(f)は、配線切替器の導通相関表を示す図である。
(a)はメガリングフィルタの外観構成を示す概略図であり、(b)はメガリングフィルタの回路図である。
(a)、(b)は、メガリングフィルタと絶縁抵抗計を用いた従来の絶縁抵抗の測定方法を示す模式図である。

実施例

0012

以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。

0013

〔第一の実施形態〕
<外観構成>
図1は、本発明の第一の実施形態に係る配線切替器の外観構成を示す模式図である。
配線切替器1は、配線類を収容するケース10と、メガリングフィルタの各リード線が接続されるフィルタ側端子群20と、対地間における絶縁抵抗の測定と相間における絶縁抵抗の測定とを切り替える対地・相間選択スイッチ40と、絶縁抵抗計と接続するメガリングフィルタを切り替えるメガリングフィルタ選択スイッチ(以下、MF選択スイッチ50)と、絶縁抵抗計と接続される絶縁抵抗計側端子30と、を備える。

0014

フィルタ側端子群20は、第一メガリングフィルタ100Aに接続される第一フィルタ側端子21と、第二メガリングフィルタ100Bに接続される第二フィルタ側端子22と、を備える(図4(b)参照)。第一フィルタ側端子21は、第一メガリングフィルタ100Aのアース側リード線107Eが接続される第一フィルタ側アース端子21Eと、第一メガリングフィルタ100Aのライン側リード線107Lが接続される第一フィルタ側ライン端子21Lとを備える。第二フィルタ側端子22は、第二メガリングフィルタ100Bのアース側リード線107Eが接続される第二フィルタ側アース端子22Eと、第二メガリングフィルタ100Bのライン側リード線107Lが接続される第二フィルタ側ライン端子22Lとを備える。

0015

対地・相間選択スイッチ40は、対地間における絶縁抵抗測定に対応した回路を形成する対地接続と、相間における絶縁抵抗測定に対応した回路を形成する相間接続と、を切り替えるスイッチであり、少なくとも「対地」、「相間」の2種類の接続状態を有する。なお、対地・相間選択スイッチ40は任意で更に「OFF」の接続状態を有してもよい。

0016

MF選択スイッチ50は、絶縁抵抗計側アース端子30Eと絶縁抵抗計側ライン端子30Lとに対して、第一のメガリングフィルタと第二のメガリングフィルタの何れを接続するかを切り替えるスイッチであり、少なくとも2種類の接続状態(ここでは「MF1」、「MF2」)を有する。なお、MF選択スイッチ50は任意で更に「OFF」の接続状態を有してもよい。

0017

絶縁抵抗計側端子30は、絶縁抵抗計200のアース接続部201E(図4(a)参照)と接続される絶縁抵抗計側アース端子30Eと、絶縁抵抗計200のライン接続部201Lと接続される絶縁抵抗計側ライン端子30Lとを備える。

0018

<回路構成>
図2は、本発明の第一の実施形態に係る配線切替器の回路図である。
以下の説明においては、各選択スイッチが有する小スイッチを切替スイッチと呼称する。また、フィルタ側端子群20側を一端側、絶縁抵抗計側端子30側を他端側として説明する。
対地・相間選択スイッチ40とMF選択スイッチ50は、フィルタ側のアース端子21E、22Eとフィルタ側のライン端子21L、22Lとを、絶縁抵抗計側アース端子30Eと絶縁抵抗計側ライン端子30Lに選択的に導通させる接続選択スイッチを構成する。両スイッチは、一本のメガリングフィルタに接続されたフィルタ側アース端子とフィルタ側ライン端子とを夫々絶縁抵抗計側アース端子30Eと絶縁抵抗計側ライン端子30Lに導通させるか、又は、一のメガリングフィルタに接続されたフィルタ側ライン端子と他のメガリングフィルタに接続されたフィルタ側ライン端子とを夫々絶縁抵抗計側アース端子30Eと絶縁抵抗計側ライン端子30Lに導通させるか、を切り替える。

0019

<<対地・相間選択スイッチ>>
対地・相間選択スイッチ40は、第一対地・相間切替スイッチ41と第二対地・相間切替スイッチ42とを備える。
第一対地・相間切替スイッチ41は、一端に開放端子41aと、第一フィルタ側アース端子21Eと接続された接続端子41Eと、第二フィルタ側ライン端子22Lと接続された接続端子41Lとを備える。また、第一対地・相間切替スイッチ41は、他端にMF選択スイッチ50と接続した接続端子41bを備える。第一対地・相間切替スイッチ41は、開放端子41aと接続端子41E、41Lの何れを接続端子41bに導通させるかを切り替える手段である。
第一対地・相間切替スイッチ41は「対地」を選択された場合に接続端子41Eを接続端子41bに導通させ、「相間」を選択された場合に接続端子41Lを接続端子41bに導通させる。また、第一対地・相間切替スイッチ41は「OFF」を選択された場合に開放端子41aを接続端子41bに導通させる。

0020

第二対地・相間切替スイッチ42は、一端に開放端子42aと、第二フィルタ側アース端子22Eと接続された接続端子42Eと、第一フィルタ側ライン端子21Lと接続された接続端子42Lとを備える。また、第二対地・相間切替スイッチ42は、他端にMF選択スイッチ50と接続した接続端子42bを備える。第二対地・相間切替スイッチ42は、開放端子42aと接続端子42E、42Lの何れを接続端子42bに導通させるかを切り替える手段である。
第二対地・相間切替スイッチ42は「対地」を選択された場合に接続端子42Eを接続端子42bに導通させ、「相間」を選択された場合に接続端子42Lを接続端子42bに導通させる。また、第二対地・相間切替スイッチ42は「OFF」を選択された場合に開放端子42aを接続端子42bに導通させる。

0021

対地・相間選択スイッチ40は、接続可能なメガリングフィルタの個数に応じた数量の切替スイッチを備える。本例に示す配線切替器1は2つのメガリングフィルタを接続可能であるため、対地・相間選択スイッチ40は2つの切替スイッチ41、42を備える。
第一対地・相間切替スイッチ41と第二対地・相間切替スイッチ42とは並列に配置されており、連動する。即ち、第一対地・相間切替スイッチ41が接続端子41Eを接続端子41bに接続する場合に第二対地・相間切替スイッチ42は接続端子42Eを接続端子42bに接続し、第一対地・相間切替スイッチ41が接続端子41Lを接続端子41bに接続する場合に第二対地・相間切替スイッチ42は接続端子42Lを接続端子42bに接続し、第一対地・相間切替スイッチ41が開放端子41aを接続端子41bに接続する場合に第二対地・相間切替スイッチ42は開放端子42aを接続端子42bに接続する。

0022

<<MF選択スイッチ>>
MF選択スイッチ50は、第一メガリングフィルタ切替スイッチ(以下「第一MF切替スイッチ」と略記する)51と第二メガリングフィルタ切替スイッチ(以下「第二MF切替スイッチ」と略記する)52とを備える。
第一MF切替スイッチ51の一端は対地・相間選択スイッチ40と接続し、他端は絶縁抵抗計側アース端子30Eに接続される。
第一MF切替スイッチ51は、一端に開放端子51aと、対地・相間選択スイッチ40の接続端子41bと接続された接続端子51cと、対地・相間選択スイッチ40の接続端子42bと接続された接続端子51dと、を備える。第一MF切替スイッチ51は、他端に絶縁抵抗計側アース端子30Eと接続された接続端子51bを備える。第一MF切替スイッチ51は、開放端子51aと接続端子51c、51dの何れを接続端子51bに導通させるかを切り替える手段である。
第一MF切替スイッチ51は、「MF1」を選択された場合に接続端子51cを接続端子51bに導通させ、「MF2」を選択された場合に接続端子51dを接続端子51bに導通させる。また、第一MF切替スイッチ51は「OFF」を選択された場合に開放端子51aを接続端子51bに導通させる。

0023

第二MF切替スイッチ52の一端は第一フィルタ側ライン端子21Lと第二フィルタ側ライン端子22Lに接続し、他端は絶縁抵抗計側ライン端子30Lに接続される。
第二MF切替スイッチ52は、一端に開放端子52aと、第一フィルタ側ライン端子21Lと接続された接続端子52cと、第二フィルタ側ライン端子22Lと接続された接続端子52dと、を備える。第二MF切替スイッチ52は、他端に絶縁抵抗計側ライン端子30Lと接続された接続端子52bを備える。第二MF切替スイッチ52は、開放端子52aと接続端子52c、52dの何れを接続端子52bに導通させるかを切り替える手段である。
第二MF切替スイッチ52は、「MF1」を選択された場合に接続端子52cを接続端子52bに導通させ、「MF2」を選択された場合に接続端子52dを接続端子52bに導通させる。また、第二MF切替スイッチ52は「OFF」を選択された場合に開放端子52aを接続端子52bに導通させる。

0024

MF選択スイッチ50を構成する各切替スイッチ51、52は、その一端に、配線切替器1が接続可能なメガリングフィルタの個数に応じた数量の接続端子を備える。本例に示す配線切替器1は2つのメガリングフィルタを接続可能であるため、各切替スイッチ51、52は一端に少なくとも2つの接続端子(51c〜51d、52c〜52d)を備える。本例に示す各切替スイッチ51、52の一端には、開放端子(51a、52a)を含めて合計3つの端子が設けられる。
第一MF切替スイッチ51と第二MF切替スイッチ52とは並列に配置されており、連動する。即ち、第一MF切替スイッチ51が接続端子51cを接続端子51bに接続する場合に第二MF切替スイッチ52は接続端子52cを接続端子52bに接続し、第一MF切替スイッチ51が接続端子51dを接続端子51bに接続する場合に第二MF切替スイッチ52は接続端子52dを接続端子52bに接続し、第一MF切替スイッチ51が開放端子51aを接続端子51bに接続する場合に第二MF切替スイッチ52は開放端子52aを接続端子52bに接続する。

0025

<対地・相間選択スイッチとMF選択スイッチとの関係>
以下、「端子の種別」を、「アース」又は「ライン」の別として説明する。
対地・相間選択スイッチ40は、「対地」を選択された場合に、第二MF切替スイッチ52の一端に接続された種別の端子(フィルタ側ライン端子21L、22L)とは異なる種別の端子(フィルタ側アース端子21E、22Eの何れか)を第一MF切替スイッチ51に導通させるように構成されている。また、対地・相間選択スイッチ40は、「相間」を選択された場合に、第二MF切替スイッチ52の一端に接続された種別の端子(フィルタ側ライン端子21L、22L)と同一種別の端子(フィルタ側ライン端子21L、22Lの何れか)を第一MF切替スイッチ51に導通させるように構成されている。
このように構成することで、MF選択スイッチ50は、対地・相間選択スイッチ40が「対地」を選択する場合に、第一フィルタ側端子21と第二フィルタ側端子22の何れかを絶縁抵抗計側端子30に導通させることができる。また、MF選択スイッチ50は、対地・相間選択スイッチ40が「相間」を選択する場合に、第一フィルタ側ライン端子21Lと第二フィルタ側ライン端子22Lを絶縁抵抗計側端子30に導通させることができる。

0026

各対地・相間切替スイッチ41、42の一端には、夫々フィルタ側アース端子とフィルタ側ライン端子とが接続されるが、一の対地・相間切替スイッチに対しては、異なるメガリングフィルタと接続するフィルタ側アース端子とフィルタ側ライン端子とが接続される。
即ち、例えば、第一対地・相間切替スイッチ41の一端に設けた接続端子41E、41Lには、フィルタ側アース端子21E、フィルタ側ライン端子21Lが夫々接続される。フィルタ側アース端子21Eは第一メガリングフィルタのアース側リード線と接続し、フィルタ側ライン端子21Lは第二メガリングフィルタのライン側リード線と接続される。第二対地・相間切替スイッチ42については説明を省略する。
このように構成することで、MF選択スイッチ50を構成する第一MF切替スイッチ51と第二MF切替スイッチ52とを連動させることができる。即ち、対地・相間選択スイッチ40によって「対地」、「相間」の何れが選択された場合であっても、MF選択スイッチ50内部の連動動作を変更することなく、対地間における絶縁抵抗測定に対応した回路と、相間における絶縁抵抗測定に対応した回路とを形成することができる。

0027

<動作>
図3(a)〜(d)は、配線切替器の導通相関表を示す図である。
図3(a)は、対地・相間選択スイッチ40が「対地」を選択し、MF選択スイッチ50が「MF1」を選択した場合の電気的な接続関係を示している。
この場合、第一フィルタ側アース端子21Eが絶縁抵抗計側アース端子30Eに電気的に接続され、第一フィルタ側ライン端子21Lが絶縁抵抗計側ライン端子30Lに電気的に接続される。即ち、第一フィルタ側端子21に接続されたメガリングフィルタを用いた対地間絶縁抵抗の測定が可能である。

0028

図3(b)は、対地・相間選択スイッチ40が「対地」を選択し、MF選択スイッチ50が「MF2」を選択した場合の電気的な接続関係を示している。
この場合、第二フィルタ側アース端子22Eが絶縁抵抗計側アース端子30Eに電気的に接続され、第二フィルタ側ライン端子22Lが絶縁抵抗計側ライン端子30Lに電気的に接続される。即ち、第二フィルタ側端子22に接続されたメガリングフィルタを用いた対地間絶縁抵抗の測定が可能である。

0029

図3(c)は、対地・相間選択スイッチ40が「相間」を選択し、MF選択スイッチ50が「MF1」を選択した場合の電気的な接続関係を示している。
この場合、第二フィルタ側ライン端子22Lが絶縁抵抗計側アース端子30Eに電気的に接続され、第一フィルタ側ライン端子21Lが絶縁抵抗計側ライン端子30Lに電気的に接続される。即ち、第一フィルタ側ライン端子21Lに接続されたメガリングフィルタを高圧側、第二フィルタ側ライン端子22Lに接続されたメガリングフィルタを低圧側として、相間絶縁抵抗の測定が可能である。

0030

図3(c)は、対地・相間選択スイッチ40が「相間」を選択し、MF選択スイッチ50が「MF2」を選択した場合の電気的な接続関係を示している。
この場合、第一フィルタ側ライン端子21Lが絶縁抵抗計側アース端子30Eに電気的に接続され、第二フィルタ側ライン端子22Lが絶縁抵抗計側ライン端子30Lに電気的に接続される。即ち、第二フィルタ側ライン端子22Lに接続されたメガリングフィルタを高圧側、第一フィルタ側ライン端子21Lに接続されたメガリングフィルタを低圧側として、相間絶縁抵抗の測定が可能である。

0031

図3(a)、(b)に示すように、対地間絶縁抵抗を測定する場合におけるMF選択スイッチ50は、対地間測定に使用するメガリングフィルタを選択するスイッチとして機能する。
図3(c)、(d)に示すように、相間絶縁抵抗を測定する場合におけるMF選択スイッチ50は、電圧を印加する側となるメガリングフィルタを選択するスイッチとして機能する。

0032

使用方法
図4(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係る配線切替器を用いた絶縁抵抗の測定方法を示す模式図である。図4(a)は対地間における絶縁抵抗の測定方法を示し、(b)は相間における絶縁抵抗の測定方法を示す。

0033

<<配線>>
図4(a)に示すように、測定対象線路(架線)150Aと大地との間における絶縁抵抗を測定する場合には、1本のメガリングフィルタ100Aを使用する。しかし、もう1本のメガリングフィルタ100Bも、対地間絶縁抵抗を測定する前に予め配線を完了させておく。
即ち、まず、配線切替器1の対地・相間選択スイッチ40とMF選択スイッチ50とが共に「OFF」となっていることを確認し、配線切替器1の絶縁抵抗計側アース端子30Eと絶縁抵抗計側ライン端子30Lとをリード線等により夫々、絶縁台210に載置された絶縁抵抗計200のアース接続部201Eとライン接続部201Lに夫々接続する。
続いて、メガリングフィルタ100Aのライン側リード線107Lとアース側リード線107Eとを夫々配線切替器1の第一フィルタ側アース端子21Eと第一フィルタ側ライン端子21Lに夫々接続する。同様に、メガリングフィルタ100Bのライン側リード線107Lとアース側リード線107Eとを夫々配線切替器1の第二フィルタ側アース端子22Eと第二フィルタ側ライン端子22Lに夫々接続する。両メガリングフィルタ100A、100Bの接地端子105、105を接地する。

0034

<<対地間測定>>
第一メガリングフィルタ100Aの架線用端子103を測定対象線路150Aに係止することにより、架線用端子103を測定対象線路150Aに電気的に接続する。配線切替器1の対地・相間選択スイッチ40を「対地」に設定し、MF選択スイッチ50を「MF1」に設定する。絶縁抵抗計200から所定の電圧を印加することにより対地間の絶縁抵抗を測定する。
他の相(他の測定対象線路)の対地絶縁抵抗を続けて実施する場合は、以下の作業を繰り返す。即ち、配線切替器1の対地・相間選択スイッチ40とMF選択スイッチ50を「OFF」に設定する。第一メガリングフィルタ100Aの架線用端子103を他の測定対象線路に係止すると共に、配線切替器1の対地・相間選択スイッチ40を「対地」に、MF選択スイッチ50を「MF1」に設定して、絶縁抵抗計200から所定の電圧を印加することにより対地間の絶縁抵抗を測定する。

0035

<<相間測定>>
図4(b)に示すように、2つの測定対象線路(架線)150A、150B間における絶縁抵抗を測定する場合は、2本のメガリングフィルタ100A、100Bを使用するが配線変更の必要はない。
即ち、まず、配線切替器1の対地・相間選択スイッチ40とMF選択スイッチ50とが共に「OFF」となっていることを確認する。第一メガリングフィルタ100Aの架線用端子103を測定対象線路150Aに係止し、第二メガリングフィルタ100Bの架線用端子103を測定対象線路150Bに係止することにより、両架線用端子103、103を夫々測定対象線路150A、150Bに電気的に接続する。配線切替器1の対地・相間選択スイッチ40を「相間」に設定し、MF選択スイッチ50を「MF1」又は「MF2」に設定する。絶縁抵抗計200から所定の電圧を印加することにより測定対象線路150A、150B間の絶縁抵抗を測定する。

0036

異なる相間(異なる測定対象線路間)の絶縁抵抗を続けて実施する場合は、以下の作業を繰り返す。即ち、配線切替器1の対地・相間選択スイッチ40とMF選択スイッチ50を「OFF」に設定する。第二メガリングフィルタ100Bの架線用端子103を他の測定対象線路に係止すると共に、配線切替器1の対地・相間選択スイッチ40を「相間」に、MF選択スイッチ50を「MF1」又は「MF2」に設定して、絶縁抵抗計200から所定の電圧を印加することにより相間の絶縁抵抗を測定する。

0037

<効果>
このように本実施形態によれば、対地間における絶縁抵抗測定時と相間における絶縁抵抗測定時とにおいて配線を変更する必要がないため、作業上の安全性を高めると共に、作業時間の短縮を図ることができる。
本実施形態においては、配線切替器と絶縁抵抗計とを別個独立の構成としたが、両者を一体化させて絶縁抵抗測定装置を構成してもよい。

0038

〔第二の実施形態〕
<外観構成>
図5は、本発明の第二の実施形態に係る配線切替器の外観構成を示す模式図である。本実施形態に係る配線切替器は、3つのメガリングフィルタを一度に配線できる点に特徴がある。以下、第一の実施形態と同様の部材には同一の符号を付して適宜その説明を省略する。

0039

配線切替器2は、フィルタ側端子群20として、第三のメガリングフィルタに接続される第三フィルタ側端子23を備える。第三フィルタ側端子23は、第三フィルタ側アース端子23Eと第三フィルタ側ライン端子23Lとを備える。
MF選択スイッチ50は少なくとも「MF1」、「MF2」、「MF3」の3種類の接続状態を有する。本例においても、MF選択スイッチ50は任意で更に「OFF」の接続状態を有してもよい。

0040

<回路構成>
図6は、本発明の第二の実施形態に係る配線切替器の回路図である。

0041

<<対地・相間選択スイッチ>>
対地・相間選択スイッチ40は、第一対地・相間切替スイッチ41と第二対地・相間切替スイッチ42と第三対地・相間切替スイッチ43を備える。
第一対地・相間切替スイッチ41の構成は、第一の実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
第一対地・相間切替スイッチ41は「対地」を選択された場合に接続端子41Eを接続端子41bに導通させ、「相間」を選択された場合に接続端子41Lを接続端子41bに導通させる。また、第一対地・相間切替スイッチ41は「OFF」を選択された場合に開放端子41aを接続端子41bに導通させる。

0042

第二対地・相間切替スイッチ42の接続端子42Lには第三フィルタ側ライン端子23Lが接続されている点で第一の実施形態とは構成が異なる。
第二対地・相間切替スイッチ42は「対地」を選択された場合に接続端子42Eを接続端子42bに導通させ、「相間」を選択された場合に接続端子42Lを接続端子42bに導通させる。また、第二対地・相間切替スイッチ42は「OFF」を選択された場合に開放端子42aを接続端子42bに導通させる。

0043

第三対地・相間切替スイッチ43は、一端に開放端子43aと、第三フィルタ側アース端子23Eと接続された接続端子43Eと、第一フィルタ側ライン端子21Lと接続された接続端子43Lとを備える。また、第三対地・相間切替スイッチ43は、他端にMF選択スイッチ50と接続した接続端子43bを備える。第三対地・相間切替スイッチ43は、開放端子43aと接続端子43E、43Lの何れを接続端子43bに導通させるかを切り替える手段である。
第三対地・相間切替スイッチ43は「対地」を選択された場合に接続端子43Eを接続端子43bに導通させ、「相間」を選択された場合に接続端子43Lを接続端子43bに導通させる。また、第三対地・相間切替スイッチ43は「OFF」を選択された場合に開放端子43aを接続端子43bに導通させる。

0044

対地・相間選択スイッチ40は、接続可能なメガリングフィルタの個数に応じた数量の切替スイッチを備える。本例に示す配線切替器2は3つのメガリングフィルタを接続可能であるため、対地・相間選択スイッチ40は3つの切替スイッチ41〜43を備える。
第一対地・相間切替スイッチ41〜第三対地・相間切替スイッチ43は並列に配置されており、連動する。即ち、第一対地・相間切替スイッチ41が接続端子41Eを接続端子41bに接続する場合に、第二対地・相間切替スイッチ42は接続端子42Eを接続端子42bに接続し、第三対地・相間切替スイッチ43は接続端子43Eを接続端子43bに接続する。第一対地・相間切替スイッチ41が接続端子41Lを接続端子41bに接続する場合に、第二対地・相間切替スイッチ42は接続端子42Lを接続端子42bに接続し、第三対地・相間切替スイッチ43は接続端子43Lを接続端子43bに接続する。第一対地・相間切替スイッチ41が開放端子41aを接続端子41bに接続する場合に、第二対地・相間切替スイッチ42は開放端子42aを接続端子42bに接続し、第三対地・相間切替スイッチ43は開放端子43aを接続端子43bに接続する。

0045

<<MF選択スイッチ>>
MF選択スイッチ50は、第一MF切替スイッチ51と第二MF切替スイッチ52とを備える。
第一MF切替スイッチ51の一端は対地・相間選択スイッチ40と接続し、他端は絶縁抵抗計側アース端子30Eに接続される。
第一MF切替スイッチ51は、第一の実施形態の構成に加えて、その一端に、対地・相間選択スイッチ40の接続端子43bと接続された接続端子51eを備える。第一MF切替スイッチ51は、開放端子51aと接続端子51c〜51eの何れを接続端子51bに導通させるかを切り替える手段である。
第一MF切替スイッチ51は、「MF1」を選択された場合に接続端子51cを接続端子51bに導通させ、「MF2」を選択された場合に接続端子51dを接続端子51bに導通させ、「MF3」を選択された場合に接続端子51eを接続端子51bに導通させる。また、第一MF切替スイッチ51は「OFF」を選択された場合に開放端子51aを接続端子51bに導通させる。

0046

第二MF切替スイッチ52の一端は第一乃至第三フィルタ側ライン端子21L〜23Lに接続し、他端は絶縁抵抗計側ライン端子30Lに接続される。
第二MF切替スイッチ52は、第一の実施形態の構成に加えて、その一端に、第三フィルタ側ライン端子23Lと接続された接続端子52eを備える。第二MF切替スイッチ52は、開放端子52aと接続端子52c〜52eの何れを接続端子52bに導通させるかを切り替える手段である。
第二MF切替スイッチ52は、「MF1」を選択された場合に接続端子52cを接続端子52bに導通させ、「MF2」を選択された場合に接続端子52dを接続端子52bに導通させ、「MF3」を選択された場合に接続端子52eを接続端子52bに導通させる。また、第二MF切替スイッチ52は「OFF」を選択された場合に開放端子52aを接続端子52bに導通させる。

0047

MF選択スイッチ50を構成する各切替スイッチ51、52は、その一端に、配線切替器2が接続可能なメガリングフィルタの個数に応じた数量の接続端子を備える。本例に示す配線切替器2は3つのメガリングフィルタを接続可能であるため、各切替スイッチ51〜53は一端に少なくとも3つの接続端子(51c〜51e、52c〜52e、53c〜53e)を備える。本例に示す各切替スイッチ51〜53の一端には、開放端子(51a、52a、53a)を含めて合計4つの端子が設けられる。
第一MF切替スイッチ51と第二MF切替スイッチ52とは連動する。即ち、第一MF切替スイッチ51が接続端子51cを接続端子51bに接続する場合に、第二MF切替スイッチ52は接続端子52cを接続端子52bに接続する。第一MF切替スイッチ51が接続端子51dを接続端子51bに接続する場合に、第二MF切替スイッチ52は接続端子52dを接続端子52bに接続する。第一MF切替スイッチ51が接続端子51eを接続端子51bに接続する場合に、第二MF切替スイッチ52は接続端子52eを接続端子52bに接続する。第一MF切替スイッチ51が開放端子51aを接続端子51bに接続する場合に第二MF切替スイッチ52は開放端子52aを接続端子52bに接続する。
対地・相間選択スイッチとMF選択スイッチとの関係は、第一の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。

0048

<動作>
図7(a)〜(f)は、配線切替器の導通相関表を示す図である。
図7(a)は、対地・相間選択スイッチ40が「対地」を選択し、MF選択スイッチ50が「MF1」を選択した場合の電気的な接続関係を示している。
この場合、第一フィルタ側アース端子21Eが絶縁抵抗計側アース端子30Eに電気的に接続され、第一フィルタ側ライン端子21Lが絶縁抵抗計側ライン端子30Lに電気的に接続される。即ち、第一フィルタ側端子21に接続されたメガリングフィルタを用いた対地間絶縁抵抗の測定が可能である。

0049

図7(b)は、対地・相間選択スイッチ40が「対地」を選択し、MF選択スイッチ50が「MF2」を選択した場合の電気的な接続関係を示している。
この場合、第二フィルタ側アース端子22Eが絶縁抵抗計側アース端子30Eに電気的に接続され、第二フィルタ側ライン端子22Lが絶縁抵抗計側ライン端子30Lに電気的に接続される。即ち、第二フィルタ側端子22に接続されたメガリングフィルタを用いた対地間絶縁抵抗の測定が可能である。

0050

図7(c)は、対地・相間選択スイッチ40が「対地」を選択し、MF選択スイッチ50が「MF3」を選択した場合の電気的な接続関係を示している。
この場合、第三フィルタ側アース端子23Eが絶縁抵抗計側アース端子30Eに電気的に接続され、第三フィルタ側ライン端子23Lが絶縁抵抗計側ライン端子30Lに電気的に接続される。即ち、第三フィルタ側端子23に接続されたメガリングフィルタを用いた対地間絶縁抵抗の測定が可能である。

0051

図7(d)は、対地・相間選択スイッチ40が「相間」を選択し、MF選択スイッチ50が「MF1」を選択した場合の電気的な接続関係を示している。
この場合、第二フィルタ側ライン端子22Lが絶縁抵抗計側アース端子30Eに電気的に接続され、第一フィルタ側ライン端子21Lが絶縁抵抗計側ライン端子30Lに電気的に接続される。即ち、第一フィルタ側ライン端子21Lに接続されたメガリングフィルタを高圧側、第二フィルタ側ライン端子22Lに接続されたメガリングフィルタを低圧側として、相間絶縁抵抗の測定が可能である。

0052

図7(e)は、対地・相間選択スイッチ40が「相間」を選択し、MF選択スイッチ50が「MF2」を選択した場合の電気的な接続関係を示している。
この場合、第三フィルタ側ライン端子23Lが絶縁抵抗計側アース端子30Eに電気的に接続され、第二フィルタ側ライン端子22Lが絶縁抵抗計側ライン端子30Lに電気的に接続される。即ち、第二フィルタ側ライン端子22Lに接続されたメガリングフィルタを高圧側、第三フィルタ側ライン端子23Lに接続されたメガリングフィルタを低圧側として、相間絶縁抵抗の測定が可能である。

0053

図7(f)は、対地・相間選択スイッチ40が「相間」を選択し、MF選択スイッチ50が「MF3」を選択した場合の電気的な接続関係を示している。
この場合、第一フィルタ側ライン端子21Lが絶縁抵抗計側アース端子30Eに電気的に接続され、第三フィルタ側ライン端子23Lが絶縁抵抗計側ライン端子30Lに電気的に接続される。即ち、第三フィルタ側ライン端子23Lに接続されたメガリングフィルタを高圧側、第一フィルタ側ライン端子21Lに接続されたメガリングフィルタを低圧側として、相間絶縁抵抗の測定が可能である。

0054

図7(a)〜(c)に示すように、対地間絶縁抵抗を測定する場合におけるMF選択スイッチ50は、対地間測定に使用するメガリングフィルタを選択するスイッチとして機能する。
図7(d)〜(f)に示すように、相間絶縁抵抗を測定する場合におけるMF選択スイッチ50は、電圧を印加する側となるメガリングフィルタを選択するスイッチとして機能する。

0055

<使用方法・効果>
使用方法については第一の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
このように本実施形態によれば、対地間における絶縁抵抗測定時と相間における絶縁抵抗測定時とにおいて配線を変更する必要がないため、作業上の安全性を高めると共に、作業時間の短縮を図ることができる。
本実施形態においては、配線切替器と絶縁抵抗計とを別個独立の構成としたが、両者を一体化させて絶縁抵抗測定装置を構成してもよい。

0056

〔変形実施形態〕
上記各実施形態においては、第二MF切替スイッチ52の一端に設けた各接続端子52c、52d(、52d)に対して、フィルタ側ライン端子21L、22L(、23L)を接続する構成とした。
しかし、第二MF切替スイッチ52の一端に、フィルタ側アース端子21E、22E(、23E)を接続する構成としてもよい。この場合、第二MF切替スイッチ52の他端に設けた接続端子52bに対して、絶縁抵抗計側アース端子30Eを接続し、第一MF切替スイッチ51の他端に設けた接続端子52bに対して、絶縁抵抗計側ライン端子30Lを接続する。更に、対地・相間選択スイッチ40は、対地接続を選択された場合に第二MF切替スイッチの一端に接続された種別の端子(フィルタ側アース端子21E、22E(、23E))と異なる種別の端子(フィルタ側ライン端子21L、22L(、23L))を第一MF切替スイッチ51に導通させ、相間接続を選択された場合に第二MF切替スイッチ52の一端に接続された種別の端子と同一種別の端子(フィルタ側アース端子21E、22E(、23E))を第一MF切替スイッチ51に導通させるように構成する。

0057

〔本発明の実施態様例と作用、効果のまとめ〕
<第一の実施態様>
本態様は、接地点に接続されるアース側リード線107E、及び、抵抗R1〜R3、Rを介して架線(測定対象線路150、150A、150B)と接続されるライン側リード線107Lを備えた複数のメガリングフィルタ100(100A、100B)と、架線と大地との間又は2本の架線間における絶縁抵抗を測定する絶縁抵抗計200と、の間に挿入される配線切替器1、2である。
配線切替器は、一端側に、各メガリングフィルタのアース側リード線と接続される複数のフィルタ側アース端子21E〜23Eと、各メガリングフィルタのライン側リード線と接続される複数のフィルタ側ライン端子21L〜23Lと、を備える。
配線切替器は、他端側に、絶縁抵抗計のアース接続部201Eと接続される絶縁抵抗計側アース端子30Eと、絶縁抵抗計のライン接続部201Lと接続される絶縁抵抗計側ライン端子30Lと、を備える。
配線切替器は、絶縁抵抗計側アース端子と絶縁抵抗計側ライン端子に対して、夫々、各フィルタ側アース端子と各フィルタ側ライン端子との中から一の端子を選択的に導通させる接続選択スイッチ(対地・相間選択スイッチ40とMF選択スイッチ50)を備える。接続選択スイッチは、一のメガリングフィルタに接続されたフィルタ側アース端子とフィルタ側ライン端子とを夫々絶縁抵抗計側アース端子と絶縁抵抗計側ライン端子に導通させるか、又は、一のメガリングフィルタに接続されたフィルタ側ライン端子と他のメガリングフィルタに接続されたフィルタ側ライン端子とを夫々絶縁抵抗計側アース端子と絶縁抵抗計側ライン端子に導通させるか、を切り替えることを特徴とする。

0058

本態様によれば、配線変更をせずに対地間における絶縁抵抗測定と、相間における絶縁抵抗測定を実施可能にすることが可能となる。
即ち、対地間における絶縁抵抗を測定する場合は、同一のメガリングフィルタに接続されたフィルタ側アース端子とフィルタ側ライン端子とを夫々絶縁抵抗計側アース端子と絶縁抵抗計側ライン端子とに導通させる。また、相間における絶縁抵抗を測定する場合は、一のメガリングフィルタに接続されたフィルタ側ライン端子を絶縁抵抗計側アース端子に導通させ、他のメガリングフィルタに接続されたフィルタ側ライン端子を絶縁抵抗計側ライン端子に導通させる。
このように、接続選択スイッチを切り替えることで、配線変更をすることなく、対地間における絶縁抵抗測定と相間における絶縁抵抗測定とを実施できる。

0059

<第二の実施態様>
本態様に係る配線切替器1、2において、接続選択スイッチは、対地・相間選択スイッチ40と、メガリングフィルタ選択スイッチ50とを備える。
対地・相間選択スイッチは、一端に設けた接続端子41E〜43E、41L〜43Lを各フィルタ側アース端子21E〜23Eと各フィルタ側ライン端子21L〜23Lとに接続されており、対地接続又は相間接続を切り替えるスイッチである。
メガリングフィルタ選択スイッチは、他端に設けた接続端子51b、52bを夫々絶縁抵抗計側アース端子30Eと絶縁抵抗計側ライン端子30Lとに接続されており、絶縁抵抗計200に対して、何れのメガリングフィルタ100を接続するかを切り替えるスイッチである。

0060

本態様において、対地・相間選択スイッチは、対地間における絶縁抵抗を測定するか、相間における絶縁抵抗を測定するかを選択的に切り替えるスイッチである。一方で、メガリングフィルタ選択スイッチは、対地間又は相間における絶縁抵抗を測定する場合に、何れのメガリングフィルタを使用するかを選択的に切り替えるスイッチである。
本態様によれば、対地・相間選択スイッチとメガリングフィルタ選択スイッチとを適宜切り替えることで、配線変更をすることなく、所望のメガリングフィルタを使用して、対地間における絶縁抵抗測定と相間における絶縁抵抗測定とを実施できる。

0061

<第三の実施態様>
本態様に係る配線切替器1、2において、メガリングフィルタ選択スイッチ50は、第一メガリングフィルタ切替スイッチ51と第二メガリングフィルタ切替スイッチ52とを備える。
第一メガリングフィルタ切替スイッチ51は、一端に設けた接続端子51c〜51eを対地・相間選択スイッチ40に接続され、他端に設けた接続端子51bを絶縁抵抗計側アース端子30E(又は、絶縁抵抗計側ライン端子30L)に接続されている。
第二メガリングフィルタ切替スイッチ52は、一端に設けた接続端子52c〜52eを各フィルタ側ライン端子21L〜23L(又は、各フィルタ側アース端子21E〜23E)に接続され、他端に設けた接続端子52bを絶縁抵抗計側ライン端子30L(又は、絶縁抵抗計側アース端子30E)に接続されている。
対地・相間選択スイッチは、対地接続を選択された場合に第二メガリングフィルタ切替スイッチの一端に接続された種別の端子と異なる種別の端子を第一メガリングフィルタ切替スイッチに導通させ、相間接続を選択された場合に第二メガリングフィルタ切替スイッチの一端に接続された種別の端子と同一種別の端子を第一メガリングフィルタ切替スイッチに導通させるように構成されている。

0062

即ち、第二メガリングフィルタ切替スイッチ52の一端に各フィルタ側ライン端子21L〜23Lが接続されている場合に、対地・相間選択スイッチ40は、対地接続を選択されたときに第二メガリングフィルタ切替スイッチ52の一端に接続された種別の端子と異なる種別の端子である各フィルタ側アース端子21E〜23Eを第一メガリングフィルタ切替スイッチ51に導通させる。また、上記と同条件の下にある場合に、対地・相間選択スイッチ40は、相間接続を選択されたときに第二メガリングフィルタ切替スイッチ52の一端に接続された種別の端子と同一種別の端子である各フィルタ側ライン端子21L〜23Lを第一メガリングフィルタ切替スイッチ51に導通させる。

0063

本態様によれば、対地・相間選択スイッチによって対地接続を選択した場合には、一のメガリングフィルタのアース側リード線とライン側リード線とを絶縁抵抗計に導通させることができ、相間接続を選択した場合には、異なるメガリングフィルタのアース側リード線とライン側リード線とを絶縁抵抗計に導通させることができる。

0064

なお、第一及び第二メガリングフィルタ切替スイッチが連動して動作するように構成することによって、両スイッチの切り替えを一回の操作で実現できると共に、接続ミスを防止できる。

0065

<第四の実施態様>
本態様に係る配線切替器1、2において、対地・相間選択スイッチ40は、並列に配置され、且つ互いに連動する複数の対地・相間切替スイッチ41〜43を備えている。そして、各対地・相間切替スイッチの一端は、互いに異なるメガリングフィルタを接続するフィルタ側アース端子とフィルタ側ライン端子とに導通していることを特徴とする。

0066

即ち、例えば、第一対地・相間切替スイッチ41は、その一端に接続端子41Eと接続端子41Lとを備えており、接続端子41Eはフィルタ側アース端子21Eに導通し、接続端子41Lはフィルタ側ライン端子22Lに導通している。このように、接続端子41E、41Lは互いに異なるメガリングフィルタと接続する端子として構成される。
上記構成を採用することによって、各対地・相間切替スイッチは、対地接続を選択した場合と相間接続を選択した場合とで異なるメガリングフィルタをメガリングフィルタ選択スイッチ50に導通させる。従って、第一及び第二メガリングフィルタ切替スイッチ51、52が連動するように構成した場合であっても、対地間における絶縁抵抗の測定をする場合と、相間における絶縁抵抗の測定をする場合とにおける配線変更を実現できる。

0067

<第五の実施態様>
本態様に係る絶縁抵抗測定装置は、第一乃至第四の実施態様の何れかに記載された配線切替器1、2と、絶縁抵抗計200とを備えることを特徴とする。
本態様は、第一乃至第四の実施態様と同様の効果を奏する。

0068

1、2…配線切替器、10…ケース、20…フィルタ側端子群、21…第一フィルタ側端子、21E…第一フィルタ側アース端子、21L…第一フィルタ側ライン端子、22…第二フィルタ側端子、22E…第二フィルタ側アース端子、22L…第二フィルタ側ライン端子、23…第三フィルタ側端子、23E…第三フィルタ側アース端子、23L…第三フィルタ側ライン端子、30…絶縁抵抗計側端子、30E…絶縁抵抗計側アース端子、30L…絶縁抵抗計側ライン端子、40…対地・相間選択スイッチ、41…第一対地・相間切替スイッチ、41a…開放端子、41b、41E、41L…接続端子、42…第二対地・相間切替スイッチ、42a…開放端子、42b、42E、42L…接続端子、43…第三対地・相間切替スイッチ、43a…開放端子、43b、43E、43L…接続端子、50…メガリングフィルタ選択スイッチ(MF選択スイッチ)、51…第一メガリングフィルタ切替スイッチ(第一MF切替スイッチ)、51a…開放端子、51b〜51e…接続端子、52…第二メガリングフィルタ切替スイッチ(第二MF切替スイッチ)、52a…開放端子、52b〜52e…接続端子、100…メガリングフィルタ、100A…(第一)メガリングフィルタ、100B…(第二)メガリングフィルタ、101…絶縁棒、103…架線用端子、105…接地端子、107E…アース側リード線、107L…ライン側リード線、111〜115…結節点、150、150A、150B…測定対象線路(架線)、200…絶縁抵抗計、201E…アース接続部、201L…ライン接続部、210…絶縁台

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