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技術 車両および情報出力装置

出願人 パナソニックIPマネジメント株式会社
発明者 中西智也岩見良太郎
出願日 2019年2月12日 (1年9ヶ月経過) 出願番号 2019-022833
公開日 2020年8月31日 (2ヶ月経過) 公開番号 2020-131718
状態 未査定
技術分野 車両用電気・流体回路 内燃機関の複合的制御
主要キーワード 書換用プログラム 書換対象 書換プログラム リチウムイオン蓄電池 更新用プログラム データ量情報 車載ネットワーク パワーウィンドウ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年8月31日)のものです。
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図面 (10)

課題

複数の電子制御装置におけるプログラムの柔軟な書換を実行する技術を提供する。

解決手段

BCU30は、第1のプログラムと第2のプログラムとにより、第1ECU60aにおける書換と、第2ECU60bにおける書換とを実行するためのバッテリ20の残量が不足するか否かを判定する。BCU30は、不足する場合に、第1ECU60aあるいは第2ECU60bにおける書換を実行する際のバッテリ20に関する第1情報と、第1ECU60aおよび第2ECU60bにおける書換とを実行する際のバッテリ20に関する第2情報とを報知する。

概要

背景

車両には、複数の電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)が備えられる。ECUにおいて使用されるプログラムは、バージョンアップ等によって書換可能である。一方、ECUのプログラムを書きかえた後に、車両を確実に再始動することが必要とされる。そのために、プログラムを書きかえた後のバッテリの状態を予測し、予測したバッテリの状態が車両を再始動可能な条件を満たす場合に、プログラムの書換がなされる(例えば、特許文献1参照)。

概要

複数の電子制御装置におけるプログラムの柔軟な書換を実行する技術を提供する。BCU30は、第1のプログラムと第2のプログラムとにより、第1ECU60aにおける書換と、第2ECU60bにおける書換とを実行するためのバッテリ20の残量が不足するか否かを判定する。BCU30は、不足する場合に、第1ECU60aあるいは第2ECU60bにおける書換を実行する際のバッテリ20に関する第1情報と、第1ECU60aおよび第2ECU60bにおける書換とを実行する際のバッテリ20に関する第2情報とを報知する。

目的

本開示はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の電子制御装置におけるプログラムの柔軟な書換を実行する技術を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

プログラム書換可能な第1電子制御装置と第2電子制御装置と、前記第1電子制御装置と前記第2電子制御装置とに電力を供給するとともに、車輪の回転により進行する方向に配置されるライトに電力を供給するバッテリとを備える車両であって、前記第1電子制御装置における書換に使用すべき第1のプログラムと、前記第2電子制御装置における書換に使用すべき第2のプログラムとを受けつける受付部と、前記受付部において受けつけた前記第1のプログラムと前記第2のプログラムとにより、前記第1電子制御装置における書換と、前記第2電子制御装置における書換とを実行するための前記バッテリの残量が不足する場合に、前記第1電子制御装置あるいは前記第2電子制御装置における書換を実行する際の前記バッテリに関する第1情報と、前記第1電子制御装置および前記第2電子制御装置における書換とを実行する際の前記バッテリに関する第2情報とを報知する報知部とを備える、車両。

請求項2

請求項1に記載の車両であって、前記第1のプログラムの優先順位は、前記第2のプログラムの優先順位よりも高く、前記報知部は、前記第1情報において、前記第1電子制御装置における書換を実行する際の前記バッテリに関する情報を報知する、車両。

請求項3

請求項2に記載の車両であって、前記第1のプログラムは、前記第2のプログラムよりも新しい、車両。

請求項4

請求項2に記載の車両であって、前記第1のプログラムは、前記第2のプログラムよりも古い、車両。

請求項5

請求項2に記載の車両であって、前記第1のプログラムは、前記第2のプログラムよりも緊急度が高い、車両。

請求項6

請求項2から5のいずれか1項に記載の車両であって、前記報知部において報知される前記第1情報は、前記第1電子制御装置における書換が実行可能であること、あるいは前記バッテリの充電を促すための通知を示す、車両。

請求項7

請求項1から6のいずれか1項に記載の車両であって、前記報知部において報知される前記第2情報は、前記バッテリの充電を促すための通知を示す、車両。

請求項8

プログラムを書換可能な電子制御装置と、前記電子制御装置に電力を供給するとともに、車輪の回転により進行する方向に配置されるライトに電力を供給するバッテリとを備える車両であって、前記電子制御装置における書換に使用すべきプログラムを受けつける受付部と、前記受付部において受けつけた前記プログラムにより、前記電子制御装置における書換を実行するための前記バッテリの残量が不足する場合に、前記バッテリの充電を促すための通知を報知する報知部とを備える、車両。

請求項9

プログラムを書換可能な第1電子制御装置と第2電子制御装置と、前記第1電子制御装置と前記第2電子制御装置とに電力を供給するとともに、車輪の回転により進行する方向に配置されるライトに電力を供給するバッテリとを備える車両に搭載可能な情報出力装置であって、前記第1電子制御装置における書換に使用すべき第1のプログラムと、前記第2電子制御装置における書換に使用すべき第2のプログラムとを受けつける受付部と、前記受付部において受けつけた前記第1のプログラムと前記第2のプログラムとにより、前記第1電子制御装置における書換と、前記第2電子制御装置における書換とを実行するための前記バッテリの残量が不足する場合に、前記第1電子制御装置あるいは前記第2電子制御装置における書換を実行する際の前記バッテリに関する第1情報と、前記第1電子制御装置および前記第2電子制御装置における書換とを実行する際の前記バッテリに関する第2情報とを報知する報知部とを備える、情報出力装置。

請求項10

請求項9に記載の情報出力装置であって、前記第1のプログラムの優先順位は、前記第2のプログラムの優先順位よりも高く、前記報知部は、前記第1情報において、前記第1電子制御装置における書換を実行する際の前記バッテリに関する情報を優先的に報知する、情報出力装置。

請求項11

請求項10に記載の情報出力装置であって、前記第1のプログラムは、前記第2のプログラムよりも新しい、情報出力装置。

請求項12

請求項10に記載の情報出力装置であって、前記第1のプログラムは、前記第2のプログラムよりも古い、情報出力装置。

請求項13

請求項10に記載の情報出力装置であって、前記第1のプログラムは、前記第2のプログラムよりも緊急度が高い、情報出力装置。

請求項14

請求項10から13のいずれか1項に記載の情報出力装置であって、前記報知部において報知される前記第1情報は、前記第1電子制御装置における書換が実行可能であること、あるいは前記バッテリの充電を促すための通知を示す、情報出力装置。

請求項15

請求項9から14のいずれか1項に記載の情報出力装置であって、前記報知部において報知される前記第2情報は、前記バッテリの充電を促すための通知を示す、情報出力装置。

請求項16

プログラムを書換可能な電子制御装置と、前記電子制御装置に電力を供給するとともに、車輪の回転により進行する方向に配置されるライトに電力を供給するバッテリとを備える情報出力装置に搭載可能な情報出力装置であって、前記電子制御装置における書換に使用すべきプログラムを受けつける受付部と、前記受付部において受けつけた前記プログラムにより、前記電子制御装置における書換を実行するための前記バッテリの残量が不足する場合に、前記バッテリの充電を促すための通知を報知する報知部とを備える、情報出力装置。

技術分野

0001

本開示は、情報を報知する車両および情報出力装置に関する。

背景技術

0002

車両には、複数の電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)が備えられる。ECUにおいて使用されるプログラムは、バージョンアップ等によって書換可能である。一方、ECUのプログラムを書きかえた後に、車両を確実に再始動することが必要とされる。そのために、プログラムを書きかえた後のバッテリの状態を予測し、予測したバッテリの状態が車両を再始動可能な条件を満たす場合に、プログラムの書換がなされる(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

国際公開第12/017719号

発明が解決しようとする課題

0004

複数のECUのそれぞれに対して書換用のプログラムが提供されることがある。バッテリの状態を考慮して、複数のECUの全てにおけるプログラムの書換は不可能であるが、一部のECUにおけるプログラムの書換は可能である場合に、複数のECUの全てにおける書換を実行しなくてもよく、一部のECUにおける書換を実行してもよい。このような状況において、ECUにおけるプログラムの柔軟な書換が求められる。

0005

本開示はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の電子制御装置におけるプログラムの柔軟な書換を実行する技術を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決するために、本開示のある態様の車両は、プログラムを書換可能な第1電子制御装置と第2電子制御装置と、第1電子制御装置と第2電子制御装置とに電力を供給するとともに、車輪の回転により進行する方向に配置されるライトに電力を供給するバッテリとを備える車両であって、第1電子制御装置における書換に使用すべき第1のプログラムと、第2電子制御装置における書換に使用すべき第2のプログラムとを受けつける受付部と、受付部において受けつけた第1のプログラムと第2のプログラムとにより、第1電子制御装置における書換と、第2電子制御装置における書換とを実行するためのバッテリの残量が不足する場合に、第1電子制御装置あるいは第2電子制御装置における書換を実行する際のバッテリに関する第1情報と、第1電子制御装置および第2電子制御装置における書換とを実行する際のバッテリに関する第2情報とを報知する報知部とを備える。

0007

本開示の別の態様もまた、車両である。この車両は、プログラムを書換可能な電子制御装置と、電子制御装置に電力を供給するとともに、車輪の回転により進行する方向に配置されるライトに電力を供給するバッテリとを備える車両であって、電子制御装置における書換に使用すべきプログラムを受けつける受付部と、受付部において受けつけたプログラムにより、電子制御装置における書換を実行するためのバッテリの残量が不足する場合に、バッテリの充電を促すための通知を報知する報知部とを備える。

0008

本開示のさらに別の態様は、情報出力装置である。この装置は、プログラムを書換可能な第1電子制御装置と第2電子制御装置と、第1電子制御装置と第2電子制御装置とに電力を供給するとともに、車輪の回転により進行する方向に配置されるライトに電力を供給するバッテリとを備える車両に搭載可能な情報出力装置であって、第1電子制御装置における書換に使用すべき第1のプログラムと、第2電子制御装置における書換に使用すべき第2のプログラムとを受けつける受付部と、受付部において受けつけた第1のプログラムと第2のプログラムとにより、第1電子制御装置における書換と、第2電子制御装置における書換とを実行するためのバッテリの残量が不足する場合に、第1電子制御装置あるいは第2電子制御装置における書換を実行する際のバッテリに関する第1情報と、第1電子制御装置および第2電子制御装置における書換とを実行する際のバッテリに関する第2情報とを報知する報知部とを備える。

0009

本開示のさらに別の態様もまた、情報出力装置である。この装置は、プログラムを書換可能な電子制御装置と、電子制御装置に電力を供給するとともに、車輪の回転により進行する方向に配置されるライトに電力を供給するバッテリとを備える情報出力装置に搭載可能な情報出力装置であって、電子制御装置における書換に使用すべきプログラムを受けつける受付部と、受付部において受けつけたプログラムにより、電子制御装置における書換を実行するためのバッテリの残量が不足する場合に、バッテリの充電を促すための通知を報知する報知部とを備える。

0010

なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システム記録媒体コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。

発明の効果

0011

本開示によれば、複数の電子制御装置におけるプログラムの柔軟な書換を実行できる。

図面の簡単な説明

0012

実施例に係る車両の構成を示す図である。
図1通信装置において受信される信号のフォーマットを示す図である。
図1メモリに記憶されるテーブルのデータ構造を示す図である。
図4(a)−(c)は、図1通知装置に表示される画面を示す図である。
図5(a)−(b)は、図1のBCUにおける処理の概要を示す図である。
図1のメモリに記憶される別のテーブルのデータ構造を示す図である。
図7(a)−(c)は、図1の通知装置に表示されるさらに別の画面を示す図である。
図1の通知装置に表示される別の画面を示す図である。
図1の車両による処理手順を示すフローチャートである。

実施例

0013

本開示を具体的に説明する前に、概要を述べる。本開示の実施例は、プログラムを書換可能なECUが複数搭載されるとともに、バッテリの充放電を制御するBCU(Battery Control Unit)も搭載される車両に関する。複数のECUを第1ECU、第2ECUと示す場合に、第1ECUは第1プログラムを実行し、第2ECUは第2プログラムを実行する。BCUは、第1ECUにおける第1プログラムの書換に使用するためのプログラム(以下、「第1書換用プログラム」という)と、第2ECUにおける第2プログラムの書換に使用するためのプログラム(以下、「第2書換用プログラム」という)とを取得する。

0014

また、BCUは、第1ECUにおける書換と第2ECUにおける書換を実行するために必要な電力量(以下、「書換必要電力量」という)を取得するとともに、バッテリの残量を取得する。BCUは、書換必要電力量と残量を比較し、第1ECUにおける書換と第2ECUにおける書換を実行するために残量が不足していなければ、これらの書換を実行する。一方、BCUは、第1ECUにおける書換と第2ECUにおける書換を実行するために残量が不足している場合、第1書換用プログラムと第2書換用プログラムとの優先順位を取得する。

0015

第1書換用プログラムの優先順位が高い場合、BCUは、第1ECUにおける書換のための書換必要電力量を取得して、これと残量とを比較する。第1ECUにおける書換を実行するために残量が不足していない場合、BCUは、全てのECUにおける書換を実行するために充電を促すメッセージと、一部のECUにおける書換を実行可能であることを知らせるためのメッセージとを通知装置から報知する。乗員は、これらのメッセージを確認して、車両の充電を実行するか、一部のECUにおける書換を実行するかを選択する。以下、本開示の実施例について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する各実施例は一例であり、本開示はこれらの実施例により限定されるものではない。

0016

図1は、車両100の構成を示す。図1の左側が車両100の前方に相当し、図1の右側が車両100の後方に相当する。車両100は、前輪10、後輪12、ライト14、バッテリ20、BCU30、メモリ32、通知装置34、GW(GateWay)40、通信装置50、ECU60と総称される第1ECU60a、第2ECU60b、第3ECU60cを含む。BCU30、通知装置34、GW40、通信装置50、複数のECU60は、車載ネットワークによって接続される。車載ネットワークは、例えば、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local InterConnect Network)、Ethernet(登録商標)である。また、バッテリ20からライト14、BCU30、複数のECU60に延びる点線電力線を示す。

0017

車両100の下部の前方には前輪10が配置され、車両100の下部の後方には後輪12が配置される。車両100と後輪12の回転により車両100が進行する。図1の左側に進行する場合が車両100の前進を示し、車両100の前進の方向にライト14が配置される。ライト14はバッテリ20からの電力の供給を受けて点灯する。バッテリ20は、充放電可能な電池であり、例えば、鉛蓄電池リチウムイオン蓄電池である。バッテリ20は、例えば、エンジンの駆動により充電されたり、充電器との接続により充電されたりする。また、バッテリ20は、前述のごとく、ライト14に電力を供給する。さらに、バッテリ20は、BCU30、複数のECU60にも電力を供給する。

0018

ECU60は、電子回路を用いて制御する装置であり、例えば、マイクロコンピュータにより構成される。マイクロコンピュータには、プログラムやデータを保存するためのフラッシュメモリ、SRAM(Static Random Access Memory)等が集積されている。ECU60は、エンジン、モータメータトランスミッションブレーキエアバッグランプパワーステアリングパワーウィンドウカーエアコン等を制御する。例えば、第1ECU60aはエンジンを制御し、第2ECU60bはモータを制御し、第3ECU60cはメータを制御する。

0019

具体的には、第1ECU60aは、エンジンを制御するためのプログラム(以下、「第1プログラム」という)を実行し、第2ECU60bは、モータを制御するためのプログラム(以下、「第2プログラム」という)を実行する。また、第3ECU60cは、メータを制御するためのプログラム(以下、「第3プログラム」という)を実行する。第1プログラムから第3プログラムは「プログラム」と総称される。各ECU60におけるプログラムは書換可能である。ここで、車両100に搭載されるECU60の数は「3」に限定されず、「3」より多くてもよい。

0020

通信装置50は、例えば、Telematics Control Unit(TCU)であり、外部との無線通信を実行することによって、外部のサーバからの信号を受信する。図2は、通信装置50において受信される信号のフォーマットを示す。これは、信号のフォーマットの一例であり、信号のフォーマットはこれに限定されない。信号は、「書換対象ECU情報」、「データ量情報」、「緊急フラグ」、「更新日時」、「書換用プログラム」を含む。「書換用プログラム」は、ECU60のプログラムを書きかえるためのプログラムである。書換用プログラムは、プログラムをバージョンアップするための更新用プログラムともいえる。「書換対象ECU情報」は、書換用プログラムによって書きかえるべきECU60を示す情報であり、例えば、第1ECU60aから第3ECU60cのいずれかを識別するための識別情報を示す。「データ量情報」は、書換用プログラムのデータ量を示す。「緊急フラグ」は、書換用プログラムの緊急度を示す情報である。緊急フラグ「1」は、緊急度が高いことを示し、緊急フラグ「0」は、緊急度が低いことを示す。「更新日時」は、書換用プログラムが生成された日時、つまり、書換用プログラムが更新された日時を示す。図1に戻る。通信装置50は、受信した信号をGW40に送信する。

0021

GW40は、信号の中継を実行する。GW40は、通信装置50からの信号をBCU30、第1ECU60aから第3ECU60cに送信する。各ECU60は、GW40からの信号を受信する。ECU60は、信号に含まれた「書換対象ECU情報」を参照し、「書換対象ECU情報」が自らの識別情報を示す場合、信号に含まれた「書換用プログラム」を内蔵のメモリに記憶する。一方、ECU60は、信号に含まれた「書換対象ECU情報」が自らの識別情報を示さない場合、信号に含まれた「書換用プログラム」を破棄する。

0022

BCU30は、バッテリ20に接続されるとともに、GW40にも接続される。BCU30は、バッテリ20と定期的に通信することによって、バッテリ20の残量の情報を定期的に取得する。バッテリ20の残量は、例えば、電力量、SOC(State of Charge)によって示される。また、BCU30は、GW40からの信号を受信する。ここでは、複数の信号を受信した場合を想定する。複数の信号のうちの第1信号には、「書換対象ECU情報」が第1ECU60aを示す書換用プログラム(以下、「第1書換用プログラム」という)が含まれる。また、複数の信号のうちの第2信号には、「書換対象ECU情報」が第2ECU60bを示す書換用プログラム(以下、「第2書換用プログラム」という)が含まれる。これは、第1ECU60aにおける書換に使用すべき第1書換用プログラムと、第2ECU60bにおける書換に使用すべき第2書換用プログラムとを受けつけることに相当する。ここで、第1書換用プログラムと第2書換用プログラムは、同一の信号に含まれてもよい。

0023

図3は、メモリ32に記憶されるテーブルのデータ構造を示す。図示のごとく、データ量と書換必要電力量との関係が示される。当該関係では、データ量が増加すると、書換必要電力量も増加する。ここでは、説明を明瞭にするために、各ECU60の消費電力が同一であるとし、1つのテーブルだけがメモリ32に記憶される。しかしながら、各ECU60の消費電力が異なる場合、データ量と書換必要電力量との関係はECU60毎に異なるので、各ECU60に対応したテーブルがメモリ32に記憶されてもよい。図1に戻る。

0024

BCU30は、第1信号に含まれた「データ量情報」をもとに、メモリ32のテーブルを参照することによって、第1書換用プログラムにより第1ECU60aにおける書換を実行するための書換必要電力量(以下、「第1書換必要電力量」という)を取得する。BCU30は、第2信号に含まれた「データ量情報」をもとに、メモリ32のテーブルを参照することによって、第2書換用プログラムにより第2ECU60bにおける書換を実行するための書換必要電力量(以下、「第2書換必要電力量」という)を取得する。BCU30は、第1書換必要電力量と第2書換必要電力量との合計値と、バッテリ20の残量とを比較する。その際、合計値に一定値加算されてもよい。合計値がバッテリ20の残量よりも小さい場合、BCU30は、第1ECU60aにおける書換と、第2ECU60bにおける書換とが実行可能であることを判定する。一方、合計値がバッテリ20の残量以上である場合、BCU30は、第1ECU60aにおける書換と、第2ECU60bにおける書換とが実行不可能であることを判定する。

0025

第1ECU60aにおける書換と、第2ECU60bにおける書換とが実行可能であることを判定した場合、BCU30は、書換を指示するための指示信号をGW40経由で第1ECU60aと第2ECU60bに送信する。第1ECU60aは、指示信号を受信すると、内蔵のメモリに記憶した第1書換用プログラムによる書換を実行する。第2ECU60bは、指示信号を受信すると、内蔵のメモリに記憶した第2書換用プログラムによる書換を実行する。

0026

BCU30は、書換を指示するための指示信号を送信すると、書換中であることが示された信号を通知装置34に出力する。通知装置34は、情報を報知可能な装置であり、例えば、ディスプレイスピーカである。通知装置34は、通知装置34からの信号を受信すると、「書換中であること」を知らせるためのメッセージをディスプレイに表示したり、スピーカから出力したりする。図4(a)−(c)は、通知装置34に表示される画面を示す。図4(a)に示されるように、「ECUのプログラムを書換中」のメッセージが表示される。図4(b)−(c)については後述し、図1に戻る。

0027

BCU30において、第1ECU60aにおける書換と、第2ECU60bにおける書換とが実行不可能であることを判定した場合は、これらの書換を実行するためのバッテリ20の残量が不足する状況であるともいえる。その際、BCU30は、第1信号に含まれた各情報、第2信号に含まれた各情報をもとに、第1書換用プログラム、第2書換用プログラムの優先順位を確認する。BCU30は、第1信号と第2信号のそれぞれから「緊急フラグ」を抽出するとともに、「更新日時」を抽出する。

0028

図5(a)−(b)は、BCU30における処理の概要を示す。図5(a)は、現在の時点から過去に向かって規定される複数の期間を示す。T1は現在よりも過去であり、T2はT1よりも過去であり、T3はT2よりも過去である。現在からT1までの期間が「第1期間」として定義され、T1からT2までの期間が「第2期間」として定義され、T2からT3までの期間が「第3期間」として定義され、T3から前の期間が「第4期間」として定義される。つまり、第1期間、第2期間、第3期間、第4期間となるにつれて過去の期間が示される。これをもとに、BCU30は、抽出した「更新日時」が第1期間から第4期間のいずれに含まれるかを特定する。

0029

図5(b)は、緊急フラグと期間との組合せと優先順位との関係を示すテーブルである。ここで、優先順位の値が小さいほど、優先順位が高いことを示す。例えば、緊急フラグが「1」である場合は、緊急フラグが「0」である場合よりも優先順位が高くされる。これは、緊急度が高いほど優先順位が高いことに相当する。また、緊急フラグが同一である場合、第1期間は第4期間よりも高い優先順位とされる。これは、書換用プログラムが新しいほど優先順位が高いことに相当する。期間と優先順位の関係は逆でもよく、緊急フラグが同一である場合、第4期間は第1期間よりも高い優先順位とされてもよい。これは、書換用プログラムが古いほど優先順位が高いことに相当する。さらに、緊急フラグだけで優先順位が決められてもよく、期間だけで優先順位が決められてもよい。図1に戻る。

0030

BCU30は、第1書換用プログラムに対応する緊急フラグと期間とをもとに、第1書換用プログラムに対する優先順位を特定するとともに、第2書換用プログラムに対応する緊急フラグと期間とをもとに、第2書換用プログラムに対する優先順位を特定する。ここでは、一例として第2書換用プログラムの優先順位よりも第1書換用プログラムの優先順位の方が高いとする。これに続いて、BCU30は、第1書換必要電力量とバッテリ20の残量とを比較する。その際、第1書換必要電力量に一定値が加算されてもよい。第1書換必要電力量がバッテリ20の残量よりも小さい場合、BCU30は、第1ECU60aにおける書換が実行可能であることを判定する。一方、第1書換必要電力量がバッテリ20の残量以上である場合、BCU30は、第1ECU60aにおける書換が実行不可能であることを判定する。

0031

第1ECU60aにおける書換が実行可能であることを判定した場合、BCU30は、第1ECU60aにおける書換が実行可能であることと、第1ECU60aおよび第2ECU60bにおける書換を実行する際にバッテリ20の充電を促すことを通知装置34に通知する。通知装置34は、第1ECU60aにおける書換が実行可能であることと、第1ECU60aおよび第2ECU60bにおける書換を実行する際にバッテリ20の充電を促すことを通知するためのメッセージを表示する。

0032

図4(b)は、通知装置34に表示される画面を示す。「全てのECUのプログラムの書換のために充電が必要です」とのメッセージは、第1ECU60aおよび第2ECU60bにおける書換を実行する際にバッテリ20の充電を促すことを通知するためのメッセージを示す。一方、「重要度の高いプログラムだけ書換可能です」とのメッセージは、第1ECU60aにおける書換が実行可能であることを通知するためのメッセージを示す。このメッセージを確認した乗員は、エンジンの駆動あるいは充電器との接続によりバッテリ20の充電を実行するか、図示しない操作部を操作することによって、第1ECU60aにおける書換を実行させる。図1に戻る。

0033

BCU30において、第1ECU60aにおける書換が実行不可能であることを判定した場合、BCU30は、第1書換必要電力量とバッテリ20の残量との差異を計算するとともに、合計値とバッテリ20の残量との差異を計算する。図6は、メモリ32に記憶される別のテーブルのデータ構造を示す。図示のごとく、差異と充電時間との関係が示される。当該関係では、差異が増加すると、充電時間も増加する。図1に戻る。

0034

BCU30は、第1書換必要電力量とバッテリ20の残量との差異をもとに、メモリ32のテーブルを参照することによって、第1ECU60aの書換を実行するための充電時間(以下、「第1充電時間」という)を取得する。また、BCU30は、合計値とバッテリ20の残量との差異をもとに、メモリ32のテーブルを参照することによって、第1ECU60aと第2ECU60bとの書換を実行するための充電時間(以下、「第2充電時間」という)を取得する。BCU30は、第1ECU60aにおける書換を実行する際にバッテリ20の充電を促すことと、第1ECU60aおよび第2ECU60bにおける書換を実行する際にバッテリ20の充電を促すことを通知装置34に通知する。また、BCU30は、第1充電時間と第2充電時間も通知装置34に通知する。

0035

通知装置34は、第1ECU60aにおける書換を実行する際にバッテリ20の充電を促すことと、第1ECU60aおよび第2ECU60bにおける書換を実行する際にバッテリ20の充電を促すことを通知するためのメッセージを表示する。また、通知装置34は、第1充電時間と第2充電時間も表示する。

0036

図4(c)は、通知装置34に表示される画面を示す。「全てのECUのプログラムの書換のために充電が必要です」とのメッセージは、第1ECU60aおよび第2ECU60bにおける書換を実行する際にバッテリ20の充電を促すことを通知するためのメッセージを示す。また、「全てのECUのプログラムの書換のために充電が必要です」とのメッセージの下段に示される「充電予想時間:60分」は第2充電時間である。一方、「重要度の高いプログラムの書換のために充電が必要です」とのメッセージは、第1ECU60aにおける書換を実行する際にバッテリ20の充電を促すことを通知するためのメッセージを示す。また、「重要度の高いプログラムの書換のために充電が必要です」とのメッセージの下段に示される「充電予想時間:30分」は第1充電時間である。このメッセージを確認した乗員は、60分間の充電を実行して、第1ECU60aおよび第2ECU60bにおける書換を実行することを決定するか、30分間の充電を実行して、第1ECU60aにおける書換を実行することを決定する。

0037

図4(b)と図4(c)の右側には、第1ECU60aにおける書換が実行可能であることの通知、あるいは第1ECU60aにおける書換を実行する際にバッテリ20の充電を促すための通知が示される。これらは第1情報と呼ばれる。また、図4(b)と図4(c)の左側には、第1ECU60aおよび第2ECU60bにおける書換を実行する際にバッテリ20の充電を促すための通知が示される。これは第2情報と呼ばれる。第1書換用プログラムの優先順位よりも第2書換用プログラムの優先順位の方が高い場合、第1情報には、第1ECU60aの代わりに第2ECU60bが示される。つまり、第1情報には、第1ECU60aあるいは第2ECU60bにおける書換を実行する際のバッテリ20に関する情報が示される。図1に戻る。

0038

バッテリ20の充電を促すことを通知するためのメッセージは、図4(b)−(c)に限定されない。このメッセージは、図7(a)−(c)のように示されてもよい。図7(a)−(c)は、通知装置34に表示されるさらに別の画面を示す。図7(a)は、「ECUのプログラムの書換のために充電が必要です」のメッセージは、図4(b)−(c)と同一である。図7(b)のように、「ECUのプログラムの書換のためにエンジンをかけて下さい」とのメッセージが示され、図7(c)のように、「ECUのプログラムの書換のために充電器に接続して下さい」とのメッセージが示されてもよい。図1に戻る。

0039

BCU30が受信する信号は、3つ以上であってもよい。例えば、「書換対象ECU情報」が第3ECU60cを示す書換用プログラム(以下、「第3書換用プログラム」という)が含まれる第3信号が受信されてもよい。BCU30は、第3書換用プログラムに対してもこれまでと同様の処理を実行すればよい。ここで、第3書換用プログラムの優先順位は、第1書換用プログラムの優先順位よりも低く、第2書換用プログラムの優先順位よりも高いとする。その際、通知装置34は、図4(c)に対応する画面として、図8の画面を表示する。

0040

図8は、通知装置34に表示される別の画面を示す。「全てのECUのプログラムの書換のために充電が必要です」とのメッセージは、全てのECU60における書換を実行する際にバッテリ20の充電を促すことを通知するためのメッセージを示す。また、当該メッセージの下段には「充電予想時間:60分」が示される。「重要度の最も高いプログラムの書換のために充電が必要です」とのメッセージは、第1ECU60aにおける書換を実行する際にバッテリ20の充電を促すことを通知するためのメッセージを示す。また、当該メッセージの下段には「充電予想時間:20分」が示される。

0041

「重要度の高い2つのプログラムの書換のために充電が必要です」とのメッセージは、第1ECU60aと第3ECU60cにおける書換を実行する際にバッテリ20の充電を促すことを通知するためのメッセージを示す。また、当該メッセージの下段には「充電予想時間:40分」が示される。このメッセージを確認した乗員は、60分間の充電を実行して、全てのECU60における書換を実行することを決定するか、20分間の充電を実行して、第1ECU60aにおける書換を実行するか、40分間の充電を実行して、第1ECU60aと第3ECU60cにおける書換を実行することを決定する。

0042

この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したが、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ハードウエアとソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。

0043

以上の構成による車両100の動作を説明する。図9は、車両100による処理手順を示すフローチャートである。BCU30は、複数の書換用プログラムを受けつける(S10)。BCU30は、複数の書換用プログラムによる書換を実行する際の書換必要電力の合計値を導出する(S12)。BCU30は、バッテリ20の残量を取得する(S14)。残量が合計値よりも大きい場合(S16のY)、全てのECU60の書換が実行される(S18)。残量が合計値よりも大きくない場合(S16のN)、BCU30は、各書換用プログラムに優先順位を付与する(S20)。通知装置34は、優先順位をもとに情報を報知する(S22)。

0044

本実施例によれば、1つの電子制御装置における書換を実行する際のバッテリに関する第1情報と、2つの電子制御装置における書換とを実行する際のバッテリに関する第2情報とを報知するので、複数種類の書換を提示できる。また、複数種類の書換が提示されるので、複数の電子制御装置におけるプログラムの柔軟な書換を実行できる。また、第1情報として、優先順位が高い方の電子制御装置における書換を実行する際のバッテリに関する情報を報知するので、当該電子制御装置における書換を実行する際の状況を乗員に知らせることができる。

0045

また、新しい書換用プログラムの優先順位を高くするので、新しい書換用プログラムの書換を優先的に実行できる。また、古い書換用プログラムの優先順位を高くするので、古い書換用プログラムの書換を優先的に実行できる。また、緊急度が高い書換用プログラムの優先順位を高くするので、緊急度が高い書換用プログラムの書換を優先的に実行できる。また、第1情報として、1つの電子制御装置における書換が実行可能であること、あるいはバッテリの充電を促すための通知を示すので、書換が実行可能であること、あるいはバッテリの充電が必要であることを知らせることができる。また、第2情報として、バッテリの充電を促すための通知を示すので、バッテリの充電が必要であることを知らせることができる。

0046

本開示の一態様は、次の通りである。本開示のある態様の車両は、プログラムを書換可能な第1電子制御装置と第2電子制御装置と、第1電子制御装置と第2電子制御装置とに電力を供給するとともに、車輪の回転により進行する方向に配置されるライトに電力を供給するバッテリとを備える車両であって、第1電子制御装置における書換に使用すべき第1のプログラムと、第2電子制御装置における書換に使用すべき第2のプログラムとを受けつける受付部と、受付部において受けつけた第1のプログラムと第2のプログラムとにより、第1電子制御装置における書換と、第2電子制御装置における書換とを実行するためのバッテリの残量が不足する場合に、第1電子制御装置あるいは第2電子制御装置における書換を実行する際のバッテリに関する第1情報と、第1電子制御装置および第2電子制御装置における書換とを実行する際のバッテリに関する第2情報とを報知する報知部とを備える。

0047

この態様によると、1つの電子制御装置における書換を実行する際のバッテリに関する第1情報と、2つの電子制御装置における書換とを実行する際のバッテリに関する第2情報とを報知するので、複数の電子制御装置におけるプログラムの柔軟な書換を実行できる。

0048

車両であって、第1のプログラムの優先順位は、第2のプログラムの優先順位よりも高く、報知部は、第1情報において、第1電子制御装置における書換を実行する際のバッテリに関する情報を報知してもよい。この場合、優先順位が高い方の電子制御装置における書換を実行する際のバッテリに関する情報を報知するので、当該電子制御装置における書換を実行する際の状況を乗員に知らせることができる。

0049

車両であって、第1のプログラムは、第2のプログラムよりも新しい。この場合、第1のプログラムは、第2のプログラムよりも新しいので、新しいプログラムの優先順位を高くできる。

0050

車両であって、第1のプログラムは、第2のプログラムよりも古い。この場合、第1のプログラムは、第2のプログラムよりも古いので、古いプログラムの優先順位を高くできる。

0051

車両であって、第1のプログラムは、第2のプログラムよりも緊急度が高い。この場合、第1のプログラムは、第2のプログラムよりも緊急度が高いので、緊急度が高いプログラムの優先順位を高くできる。

0052

車両であって、報知部において報知される第1情報は、第1電子制御装置における書換が実行可能であること、あるいはバッテリの充電を促すための通知を示す。この場合、第1電子制御装置における書換が実行可能であること、あるいはバッテリの充電を促すための通知を示すので、書換が実行可能であること、あるいはバッテリの充電が必要であることを知らせることができる。

0053

車両であって、報知部において報知される第2情報は、バッテリの充電を促すための通知を示す。この場合、バッテリの充電を促すための通知を示すので、バッテリの充電が必要であることを知らせることができる。

0054

本開示の別の態様もまた、車両である。この車両は、プログラムを書換可能な電子制御装置と、電子制御装置に電力を供給するとともに、車輪の回転により進行する方向に配置されるライトに電力を供給するバッテリとを備える車両であって、電子制御装置における書換に使用すべきプログラムを受けつける受付部と、受付部において受けつけたプログラムにより、電子制御装置における書換を実行するためのバッテリの残量が不足する場合に、バッテリの充電を促すための通知を報知する報知部とを備える。

0055

この態様によると、電子制御装置における書換を実行するためのバッテリの残量が不足する場合に、バッテリの充電を促すための通知を報知するので、バッテリの充電が必要であることを知らせることができる。

0056

本開示のさらに別の態様は、情報出力装置である。この装置は、プログラムを書換可能な第1電子制御装置と第2電子制御装置と、第1電子制御装置と第2電子制御装置とに電力を供給するとともに、車輪の回転により進行する方向に配置されるライトに電力を供給するバッテリとを備える車両に搭載可能な情報出力装置であって、第1電子制御装置における書換に使用すべき第1のプログラムと、第2電子制御装置における書換に使用すべき第2のプログラムとを受けつける受付部と、受付部において受けつけた第1のプログラムと第2のプログラムとにより、第1電子制御装置における書換と、第2電子制御装置における書換とを実行するためのバッテリの残量が不足する場合に、第1電子制御装置あるいは第2電子制御装置における書換を実行する際のバッテリに関する第1情報と、第1電子制御装置および第2電子制御装置における書換とを実行する際のバッテリに関する第2情報とを報知する報知部とを備える。

0057

この態様によると、1つの電子制御装置における書換を実行する際のバッテリに関する第1情報と、2つの電子制御装置における書換とを実行する際のバッテリに関する第2情報とを報知するので、複数の電子制御装置におけるプログラムの柔軟な書換を実行できる。

0058

情報出力装置であって、第1のプログラムの優先順位は、第2のプログラムの優先順位よりも高く、報知部は、第1情報において、第1電子制御装置における書換を実行する際のバッテリに関する情報を優先的に報知してもよい。この場合、優先順位が高い方の電子制御装置における書換を実行する際のバッテリに関する情報を報知するので、当該電子制御装置における書換を実行する際の状況を乗員に知らせることができる。

0059

情報出力装置であって、第1のプログラムは、第2のプログラムよりも新しい。この場合、第1のプログラムは、第2のプログラムよりも新しいので、新しいプログラムの優先順位を高くできる。

0060

情報出力装置であって、第1のプログラムは、第2のプログラムよりも古い。この場合、第1のプログラムは、第2のプログラムよりも古いので、古いプログラムの優先順位を高くできる。

0061

情報出力装置であって、第1のプログラムは、第2のプログラムよりも緊急度が高い。この場合、第1のプログラムは、第2のプログラムよりも緊急度が高いので、緊急度が高いプログラムの優先順位を高くできる。

0062

情報出力装置であって、報知部において報知される第1情報は、第1電子制御装置における書換が実行可能であること、あるいはバッテリの充電を促すための通知を示す。この場合、第1電子制御装置における書換が実行可能であること、あるいはバッテリの充電を促すための通知を示すので、書換が実行可能であること、あるいはバッテリの充電が必要であることを知らせることができる。

0063

情報出力装置であって、報知部において報知される第2情報は、バッテリの充電を促すための通知を示す。この場合、バッテリの充電を促すための通知を示すので、バッテリの充電が必要であることを知らせることができる。

0064

本開示のさらに別の態様もまた、情報出力装置である。この装置は、プログラムを書換可能な電子制御装置と、電子制御装置に電力を供給するとともに、車輪の回転により進行する方向に配置されるライトに電力を供給するバッテリとを備える情報出力装置に搭載可能な情報出力装置であって、電子制御装置における書換に使用すべきプログラムを受けつける受付部と、受付部において受けつけたプログラムにより、電子制御装置における書換を実行するためのバッテリの残量が不足する場合に、バッテリの充電を促すための通知を報知する報知部とを備える。

0065

この態様によると、電子制御装置における書換を実行するためのバッテリの残量が不足する場合に、バッテリの充電を促すための通知を報知するので、バッテリの充電が必要であることを知らせることができる。

0066

以上、本開示を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。

0067

本実施例において、複数の書換用プログラムにより、複数のECU60の書換が実行される場合が対象とされている。しかしながらこれに限らず例えば、1つの書換用プログラムにより、1つのECU60の書換が実行される場合が対象とされてもよい。その際、書換プログラムにより、ECU60における書換を実行するためのバッテリ20の残量が不足する場合に、バッテリ20の充電を促すための通知が報知されればよい。本変形例によれば、構成の自由度を向上できる。

0068

10前輪、 12後輪、 14ライト、 20バッテリ、 30 BCU、 32メモリ、 34通知装置、 40 GW、 50通信装置、 60 ECU、 100 車両。

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