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技術 タイヤ加硫装置および方法

出願人 横浜ゴム株式会社
発明者 高橋幸久
出願日 2019年2月22日 (1年9ヶ月経過) 出願番号 2019-030007
公開日 2020年8月31日 (2ヶ月経過) 公開番号 2020-131604
状態 特許登録済
技術分野 プラスチック等の加熱、冷却、硬化一般 プラスチック等の成形用の型
主要キーワード 上下移動板 両側サイド 環状中心 割りタイプ 外周傾斜面 内側コネクタ 中心ポスト 接続分離
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年8月31日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

加硫工程におけるタイヤの状態を精度よく把握でき、配線作業性に優れたタイヤ加硫装置および加硫方法を提供する。

解決手段

モールド6では、タイヤ成型面7に露出状態センサ10を設置し、取付け面7bに露出状態でコネクタ8を設置し、センサ10とコネクタ8をモールド6の内部で延在するリード線9で接続し、コンテナ部品12、13、14では、対向面12a、13a、14aに露出状態で内側コネクタ17を設置し、内側コネクタ17に接続されたリード線19を、コンテナ部品12、13、14の内部でコンテナ部品12、13、14の外側に向かって延在させ、コンテナ11にモールド6を取り付ける時、コネクタ8、17どうしを連結してグリーンタイヤTの加硫中に、センサ10の検知データをリード線9、19、20を通じてコンテナ11の外部の測定器10aに入力する。

概要

背景

イヤを製造する際には、加硫コンテナ取付けられた加硫用モールドの中でグリーンタイヤを加硫する。基準品質満足するタイヤを製造する際には、グリーンタイヤを適切な所定条件(温度や圧力など)にして加硫する必要ある。加硫中のタイヤの温度は例えば、加硫用モールドや加硫用ブラダ注入するスチームの温度を検知することで把握されている。また、加硫中のタイヤに作用している圧力は例えば、加硫用ブラダに注入するスチームの圧力を検知することで把握されている。このように、タイヤにおける実際の温度や圧力を検知するのではなく間接的に検知する方法では、加硫中の実際のタイヤの温度やタイヤに作用している圧力を精度よく把握することが難しく、加硫中のタイヤの状態を精度よく把握することができない。

加硫中のタイヤの温度を直接的に検知するために、加硫用モールドに温度センサ埋設して、加硫用モールド内のタイヤに温度センサを近接させる加硫装置が提案されている(特許文献1参照)。このような構造の加硫装置では、温度センサに接続されるリード線を、加硫用モールドの開閉動作の時に断線させないように加硫用モールドや加硫用コンテナに配線しなければならない。また、加硫用モールドを交換する度に、リード線を加硫用モールドや加硫用コンテナに配線する煩雑な作業が必要になるためこの作業性を改善する余地がある。

概要

加硫工程におけるタイヤの状態を精度よく把握でき、配線作業性に優れたタイヤ加硫装置および加硫方法を提供する。モールド6では、タイヤ成型面7に露出状態センサ10を設置し、取付け面7bに露出状態でコネクタ8を設置し、センサ10とコネクタ8をモールド6の内部で延在するリード線9で接続し、コンテナ部品12、13、14では、対向面12a、13a、14aに露出状態で内側コネクタ17を設置し、内側コネクタ17に接続されたリード線19を、コンテナ部品12、13、14の内部でコンテナ部品12、13、14の外側に向かって延在させ、コンテナ11にモールド6を取り付ける時、コネクタ8、17どうしを連結してグリーンタイヤTの加硫中に、センサ10の検知データをリード線9、19、20を通じてコンテナ11の外部の測定器10aに入力する。

目的

本発明の目的は、加硫工程におけるタイヤの状態を精度よく把握でき、配線作業性に優れたタイヤ加硫装置および加硫方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

加硫用モールドと、この加硫用モールドが取り付けられる加硫コンテナとを有するタイヤ加硫装置において、前記加硫用モールドのタイヤ成型面露出状態で前記加硫用モールドの所定位置に設置されるセンサと、前記加硫用モールドの前記加硫用コンテナを構成するコンテナ部品に対する取付け面に露出状態で前記加硫用モールドに設置されるモールド側コネクタと、前記加硫用モールドの内部を延在して前記センサと前記モールド側コネクタとを接続するモールド内リード線と、前記コンテナ部品の前記取付け面に対向する対向面に露出状態で前記コンテナ部品に設置される内側コネクタと、一端部が前記内側コネクタに接続されて前記コンテナ部品の外側に向かって前記コンテナ部品の内部を延在するコンテナ内リード線とを備えて、前記モールド側コネクタと前記内側コネクタとを互いに連結および連結解除自在にしたことを特徴とするタイヤ加硫装置。

請求項2

前記コンテナ内リード線の他端部に接続されて前記コンテナ部品の外側に露出状態で前記コンテナ部品に設置される外側コネクタを備えた請求項1に記載のタイヤ加硫装置。

請求項3

前記所定位置が、前記タイヤ成型面のタイヤトレッド面両側サイド面を成型する範囲のそれぞれで、タイヤ周方向に間隔をあけた複数の位置に設定されている請求項1または2に記載のタイヤ加硫装置。

請求項4

前記センサが、温度センサまたは圧力センサの少なくとも一方である請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤ加硫装置。

請求項5

加硫用コンテナに加硫用モールドを取り付けて、前記加硫用モールドを開型した状態で前記加硫用モールドの中にグリーンタイヤを配置し、前記加硫用モールドを閉型して前記クリーンタイヤを加硫するタイヤ加硫方法において、前記加硫用モールドでは、タイヤ成型面に露出状態で所定位置にセンサを設置し、前記加硫用コンテナを構成するコンテナ部品に対する取付け面に露出状態でモールド側コネクタを設置し、前記センサと前記モールド側コネクタとを前記加硫用モールドの内部を延在するモールド内リード線によって接続しておき、前記コンテナ部品では、前記取付け面に対向する対向面に露出状態で内側コネクタを設置し、一端部に前記内側コネクタが接続されたコンテナ内リード線を、前記コンテナ部品の外側に向かって前記コンテナ部品の内部に延在させておき、前記加硫用コンテナに前記加硫用モールドを取り付ける際には、前記モールド側コネクタと前記内側コネクタとを連結して、前記グリーンタイヤの加硫中に、前記センサによる検知データを前記モールド内リード線および前記コンテナ内リード線を通じて、前記加硫用コンテナの外部で取得し、前記加硫用コンテナから前記加硫用モールドを取り外す際には、前記モールド側コネクタと前記内側コネクタとの連結を解除することを特徴とするタイヤ加硫方法。

技術分野

0001

本発明は、タイヤ加硫装置および方法に関し、さらに詳しくは、加硫工程におけるタイヤの状態を精度よく把握でき、配線作業性に優れたタイヤ加硫装置および加硫方法に関するものである。

背景技術

0002

タイヤを製造する際には、加硫用コンテナ取付けられた加硫用モールドの中でグリーンタイヤを加硫する。基準品質満足するタイヤを製造する際には、グリーンタイヤを適切な所定条件(温度や圧力など)にして加硫する必要ある。加硫中のタイヤの温度は例えば、加硫用モールドや加硫用ブラダ注入するスチームの温度を検知することで把握されている。また、加硫中のタイヤに作用している圧力は例えば、加硫用ブラダに注入するスチームの圧力を検知することで把握されている。このように、タイヤにおける実際の温度や圧力を検知するのではなく間接的に検知する方法では、加硫中の実際のタイヤの温度やタイヤに作用している圧力を精度よく把握することが難しく、加硫中のタイヤの状態を精度よく把握することができない。

0003

加硫中のタイヤの温度を直接的に検知するために、加硫用モールドに温度センサ埋設して、加硫用モールド内のタイヤに温度センサを近接させる加硫装置が提案されている(特許文献1参照)。このような構造の加硫装置では、温度センサに接続されるリード線を、加硫用モールドの開閉動作の時に断線させないように加硫用モールドや加硫用コンテナに配線しなければならない。また、加硫用モールドを交換する度に、リード線を加硫用モールドや加硫用コンテナに配線する煩雑な作業が必要になるためこの作業性を改善する余地がある。

先行技術

0004

特開2010−284863号公報

発明が解決しようとする課題

0005

本発明の目的は、加硫工程におけるタイヤの状態を精度よく把握でき、配線作業性に優れたタイヤ加硫装置および加硫方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成するため本発明のタイヤ加硫装置は、加硫用モールドと、この加硫用モールドが取り付けられる加硫用コンテナとを有するタイヤ加硫装置において、前記加硫用モールドのタイヤ成型面露出状態で前記加硫用モールドの所定位置に設置されるセンサと、前記加硫用モールドの前記加硫用コンテナを構成するコンテナ部品に対する取付け面に露出状態で前記加硫用モールドに設置されるモールド側コネクタと、前記加硫用モールドの内部を延在して前記センサと前記モールド側コネクタとを接続するモールド内リード線と、前記コンテナ部品の前記取付け面に対向する対向面に露出状態で前記コンテナ部品に設置される内側コネクタと、一端部が前記内側コネクタに接続されて前記コンテナ部品の外側に向かって前記コンテナ部品の内部を延在するコンテナ内リード線とを備えて、前記モールド側コネクタと前記内側コネクタとを互いに連結および連結解除自在にしたことを特徴とする。

0007

本発明のタイヤ加硫方法は、加硫用コンテナに加硫用モールドを取り付けて、前記加硫用モールドを開型した状態で前記加硫用モールドの中にグリーンタイヤを配置し、前記加硫用モールドを閉型して前記クリーンタイヤを加硫するタイヤ加硫方法において、
前記加硫用モールドでは、タイヤ成型面に露出状態で所定位置にセンサを設置し、前記加硫用コンテナを構成するコンテナ部品に対する取付け面に露出状態でモールド側コネクタを設置し、前記センサと前記モールド側コネクタとを前記加硫用モールドの内部を延在するモールド内リード線によって接続しておき、前記コンテナ部品では、前記取付け面に対向する対向面に露出状態で内側コネクタを設置し、一端部に前記内側コネクタが接続されたコンテナ内リード線を、前記コンテナ部品の外側に向かって前記コンテナ部品の内部に延在させておき、前記加硫用コンテナに前記加硫用モールドを取り付ける際には、前記モールド側コネクタと前記内側コネクタとを連結して、前記グリーンタイヤの加硫中に、前記センサによる検知データを前記モールド内リード線および前記コンテナ内リード線を通じて、前記加硫用コンテナの外部で取得し、前記加硫用コンテナから前記加硫用モールドを取り外す際には、前記モールド側コネクタと前記内側コネクタとの連結を解除することを特徴とする。

発明の効果

0008

本発明によれば、前記加硫用コンテナに前記加硫用モールドを取り付ける際には、前記モールド側コネクタと前記内側コネクタとを連結することで、センサとモールド内リード線およびコンテナ内リード線とが接続される。これにより、センサに接続されたリード線をコンテナ部品の外部に引き出した状態にできる。前記加硫用コンテナから前記加硫用モールドを取り外す際には、前記モールド側コネクタと前記内側コネクタとの連結を解除することで、モールド内リード線とコンテナ内リード線とが分離される。これにより、センサに接続されたリード線が邪魔にならずにモールドの取り外し作業ができる。そして、モールド内リード線、コンテナ内リード線はそれぞれ、配線されている加硫用モールド、コンテナ部品とともに移動してこれらに追従する。このように、複雑な配線作業をすることなく、リード線を適切に配線しそのリード線をセンサに対して接続および接続分離させることができるので配線作業性に優れている。タイヤの加硫中には、センサが直接的にタイヤに接触して検知された検知データを、前記モールド内リード線および前記コンテナ内リード線を通じて、前記加硫用コンテナの外部で取得できる。そのため、加硫中のタイヤの状態を検知データに基づいて精度よく把握することが可能になる。

図面の簡単な説明

0009

本発明のタイヤ加硫装置の右半分を縦断面視で例示する説明図である。
図1の上部プレートコンテナリングおよびセグメント下方移動させて加硫用モールドを型閉めしている状態を例示する説明図である。
図2のコンテナリング、上部プレートおよびセクタモールドを平面視で例示する説明図である。
連結されるコネクタどうしを例示し、図4(A)は互いを連結解除した状態、図4(B)は互いの連結した状態を示す説明図である。
図2の加硫用モールドを閉型した状態を例示する説明図である。
図5のコンテナリング、上部プレートおよびセクタモールドを平面視で例示する説明図である。

実施例

0010

以下、本発明のタイヤ加硫装置および方法を、図に示した実施形態に基づいて説明する。

0011

図1図3に例示する本発明のタイヤ加硫装置1(以下、加硫装置1という)は、中心機構3と、中心機構3の上方で上下移動する上下移動板部2と、加硫用モールド6(以下、モールド6という)と、加硫用コンテナ11(以下、コンテナ11という)とを備えている。さらに、この加硫装置1は、センサ10と、モールド側コネクタ8(以下、コネクタ8という)と、センサ10とコネクタ8とを接続するモールド内リード線9(以下、リード線9という)と、内側コネクタ17と、内側コネクタ17に接続されたコンテナ内リード線19(以下、リード線19という)とを備えている。

0012

加硫装置1は、加硫中のグリーンタイヤTの状態を把握するために必要なデータをセンサ10により検知することができる。この実施形態では、加硫中のグリーンタイヤTの温度またはグリーンタイヤTに作用している圧力を検知するセンサ10が使用されている。センサ10としてはその他に例えば、加硫中のグリーンタイヤTの硬度を検知する硬度センサなどを用いることもできる。

0013

この実施形態ではさらに、リード線19を介して内側コネクタ17に接続される外側コネクタ18を有している。外側コネクタ18には、外部リード線20の一端部に接続された出力コネクタ21が接続される。加硫装置1の外部に配置された測定器10aには、外部リード線20の他端部に接続された入力コネクタ22が接続される。

0014

上下移動板部2は油圧シリンダ2a等によって上下移動する。中心機構3を構成する中心ポスト3aには上下に間隔をあけて円盤状のクランプ部5が取り付けられている。それぞれのクランプ部5には、円筒状の加硫用ブラダ4の上端部、下端部が把持されている。

0015

グリーンタイヤTを加硫する際に、中心機構3を囲むようにコンテナ11が設置される。コンテナ11にはモールド6が取り付けられる。異なる種類のタイヤを加硫する場合は、今までコンテナ11に取付けられていたモールド6は、次に加硫するタイヤに対応するモールド6に交換される。

0016

コンテナ11は、コンテナ部品となる上部プレート12、下部プレート13、複数のセグメント14、コンテナリング16を有している。コンテナリング16はボルト等によって上下移動板部2に取り付けられている。

0017

このコンテナ11にはセクショナルタイプのモールド6が取付けられている。このモールド6は、円環状の上側サイドモールド6aと、円環状の下側サイドモールド6bと、平面視で円弧状の複数のセクタモールド6cとを有している。

0018

上部プレート12の下面12a(後述する対向面12a)には上側サイドモールド6aの上面7b(後述する取付け面7b)が対向して取り付けられている。上部プレート12は図示されていない駆動手段によって、上下移動板部2(コンテナリング16)とは独立して上側サイドモールド6aとともに上下移動する。下部プレート13の上面13a(後述する対向面13a)には下側サイドモールド6bの下面7b(後述する取付け面7b)が対向して取り付けられている。下部プレート13は不動状態地盤ベースに固定されている。それぞれのセグメント14には、その内周面14a(後述する対向面14a)にセクタモールド6cの外周面7b(後述する取付け面7b)が対向して取り付けられている。

0019

それぞれのセクタモールド6c(セグメント14)は中心機構3を中心にして環状に配置されている。即ち、図3に例示するように、それぞれのセクタモールド6c(セグメント14)は、平面視で円環状に配置されていて、その円環状中心が一点鎖線CLで示されている。中心機構3(中心ポスト3a)は、円環状中心CLに配置されている。この円環状中心CLは、上側サイドモールド6aおよび下側サイドモールド6bの円環状中心になる。図1図2では加硫装置1の右半分が図示されているが、左半分も右半分と実質的に同じ構造である。

0020

それぞれのセグメント14の外周面は、上方から下方に外周側に向かって傾斜している。それぞれのセグメント14には、その外周傾斜面に沿ってガイド溝15が上下方向に延在している。

0021

円筒状のコンテナリング16は、中心機構3(円環状中心CL)を中心にして配置されていて、それぞれのセグメント14の外周側で上下移動する。コンテナリング16の内周面は上方から下方に外周側に向かって傾斜している。コンテナリング16のこの内周傾斜面とそれぞれのセグメント14の外周傾斜面とは互いが対向するように配置される。

0022

コンテナリング16の内周傾斜面には、複数のガイドキー16aが周方向に間隔をあけて配置されている。これらガイドキー16aは、コンテナリング16の内周傾斜面に沿って上下方向に延在している。それぞれのガイドキー16aは対応するガイド溝15に係合していて、ガイドキー16a(コンテナリング16の内周傾斜面)とガイド溝15(それぞれのセグメント14の外周傾斜面)とが摺動する構成になっている。この実施形態では、ガイド溝15に係合するガイドキー16aによってそれぞれのセグメント14がコンテナリング16から吊り下げられる構成になっている。

0023

図3に例示するように、上部プレート12の外周面には、周方向に間隔をあけて複数の切欠き部12aが形成されている。切欠き部12aは上部プレート12の上面から下面まで連続している。切欠き部12aはそれぞれのガイドキー16aに対応していて、ガイドキー16aと上部プレート12との干渉防止のために形成されている。

0024

センサ10は、モールド6のタイヤ成型面7aに露出状態でモールド6の所定位置に設置されている。この実施形態では、センサ10を設置する所定位置が、タイヤ成型面7aのタイヤトレッド面両側サイド面(右サイド面、左サイド面)を成型する範囲のそれぞれで、タイヤ周方向に間隔をあけた複数の位置(6か所)に設定されている。例えば、それぞれの範囲でセンサ10はタイヤ周方向に等間隔で2〜6か所の位置に配置される。

0025

モールド6の所定位置には、モールド6の内部で延在して貫通する貫通穴6hが形成されていて、センサ10は貫通穴6hに埋設されている。コネクタ8は、モールド6のコンテナ部品12、13、14に対する取付け面7bに露出状態で貫通穴6hに設置される。即ち、貫通穴6hが形成されるのは、上部プレート12、下部プレート13、セグメント14になる。リード線9は貫通穴6hの内部に延在してセンサ10とコネクタ8とを接続している。

0026

内側コネクタ17は、コンテナ部品12、13、14の取付け面7bに対向する対向面12a、13a、14aに露出状態でコンテナ部品12、13、14に設置されている。コンテナ部品12、13、14にはコンテナ部品12、13、14の内部で延在して貫通する貫通穴11hが形成されていて、内側コネクタ17は貫通穴11hに設置されている。外側コネクタ18は、コンテナ部品13、14の外側に露出状態で貫通穴11hに設置されている。リード線19は貫通穴11hの内部に延在して内側コネクタ17と外側コネクタ18とを接続している。図1図3では、コネクタ8と内側コネクタ17とは連結されている。

0027

上部プレート12の貫通穴11hからセグメント14の貫通穴11hには、リード線19が連通しているが、それぞれの貫通穴11hの間では、リード線19が外部に露出している。モールド6を開閉させる時に、上部プレート12に対してセグメント14が水平方向にスライドする。このセグメント14のスライドに伴って、リード線19が緊張して切断しないように、上部プレート12の貫通穴11hとセグメント14の貫通穴11hとの間では、リード線9が余長を有して外部に露出されている。尚、セグメント14の外周傾斜面に沿って形成される貫通穴11hは完全な穴ではなく、溝状にしてもよい。

0028

コンテナ11の外側では、出力コネクタ21と入力コネクタ22とを接続している外部リード線20が延在している。外側コネクタ18と出力コネクタ21とは連結されていて、入力コネクタ22と測定器10aとは連結されている。

0029

図4(A)に例示するように、コネクタ8と内側コネクタ17とは別体であり、互いに独立している。この連結解除状態のコネクタ8と内側コネクタ17とは、図4(B)に例示するように、互いに連結することができる。即ち、コネクタ8と内側コネクタ17とは互いに連結および連結解除自在になっている。それぞれのコネクタ8、17は公知の構造を採用すればよい。同様に、外側コネクタ18と出力コネクタ21とは互いに連結および連結解除自在になっていて、入力コネクタ22と測定器10aとは互いに連結および連結解除自在になっている。

0030

次に、この加硫装置1を用いてグリーンタイヤTを加硫する手順を説明する。

0031

グリーンタイヤTを加硫する際には、コンテナ11にモールド6が取り付けられる。この時に、それぞれのコネクタ8と、対応する内側コネクタ17とを連結する。また、それぞれの外側コネクタ18と対応する出力コネクタ21とを連結する。これにより、センサ10と測定器10aとをリード線9、19、20を通じて接続した状態にする。

0032

次いで、モールド6が取付けられたコンテナ11を中心機構7を囲むように設置する。この後で、それぞれの外側コネクタ18と対応する出力コネクタ21とを連結してもよい。次いで、図1に例示するように、大きく型開したモールド6の内部にグリーンタイヤTを配置する。グリーンタイヤTは下側サイドモールド6bの上に横倒し状態で配置される。

0033

次いで、上方の待機位置にある上部プレート12とともに上側サイドモールド6aを下方移動させ、上下移動板部2とともにコンテナリング16およびそれぞれのセグメント14を下方移動させる。これにより図2に例示するように、それぞれのセグメント14を下部プレート13の上面に載置して、上部プレート12と下部プレート13の上下間にそれぞれのセグメント14を挟んだ状態にする。この状態では、図3に例示するようにそれぞれのセグメント14(セクタモールド6c)は平面視で拡径した位置に配置されている。

0034

次いで、上下移動板部2とともにコンテナリング16を、図2の状態からさらに下方移動させる。これにより、ガイドキー16aはガイド溝15に沿って下方移動して、それぞれのセグメント14の外周傾斜面が、下方移動するコンテナリング16の内周傾斜面により押圧される。その結果、図5図6に例示するように、それぞれのセクタモールド6cは円環状中心CLに対して近接移動し、これらセクタモールド6cが円環状に組み付けられてモールド6が閉型する。

0035

閉型したモールド6の中では、グリーンタイヤTの内側で加硫用ブラダ4を膨張させて、グリーンタイヤTに所定の圧力を付加するとともに、所定の温度で加熱して加硫を行う。グリーンタイヤTの加硫中に、それぞれのセンサ10は、直接的にグリーンタイヤTに接触してグリーンタイヤTの状態を示す所定データ(温度データ、圧力データ)を検知する。それぞれのセンサ10による検知データは、リード線9、19、20を通じて、測定器10aに入力、取得される。これにより、グリーンタイヤTの状態を示す所定データをリアルタイムで把握できる。

0036

所定の加硫時間が経過するとグリーンタイヤTの加硫が完了してタイヤが完成する。加硫後には、モールド6を開型して完成したタイヤを加硫装置1から取り出す。このモールド6を使用して順次、必要数のグリーンタイヤTを加硫する。それぞれのグリーンタイヤTを加硫する際にも同様に、それぞれのセンサ10による検知データを取得する。

0037

このモールド6を用いて必要数のタイヤを加硫した後は、別のモールド6に交換するためにコンテナ11から取り外す。モールド6をコンテナ11から取り外す際には、コネクタ8と内側コネクタ17との連結を解除する。また、外側コネクタ18と出力コネクタ21との連結を解除する。

0038

上述したように、コンテナ11にモールド6を取り付ける際には、コネクタ8と内側コネクタ17とを連結することで、センサ10とリード線9、19とが接続される。この連結作業によって、センサ10に接続されたリード線9、19をコンテナ部品12、13、14の外部に引き出した状態になり、必要な配線の設置が完了する。コンテナ11からモールド6を取り外す際には、コネクタ8と内側コネクタ17との連結を解除することで、リード線9、19どうしが分離される。そのため、リード線9、19が邪魔にならずにモールド6の取り外し作業ができる。そして、移動するコンテナ部品12、14に配線されているリード線9、19はそれぞれ、その移動するモールド6、コンテナ部品12、14とともに移動してこれらに追従するので邪魔にならない。

0039

このように複雑な配線作業をすることなく、リード線9、19を適切に配線することができ、センサ10に対してリード線9、19どうしを接続および接続分離させることができる。即ち、センサ10を用いて加硫中のグリーンタイヤTの状態を直接的に検知するために必要な配線を行う配線作業性に優れている。

0040

モールド6の交換の度に、センサ10による検知データを得るために複雑な配線作業をする必要がないので、モールド6の切換え作業に要する時間が長くなることも回避できる。それに伴い、タイヤの生産性に悪影響が生じることも回避できる。

0041

センサ10による検知データは、直接的にグリーンタイヤTに接触して検知した所定データである。そのため、グリーンタイヤTに接触せずに間接的に検知したデータに比して、センサ10による検知データに基づいて解析をすることで、加硫中のグリーンタイヤTの状態を精度よく把握することができる。

0042

本発明は、タイヤの量産ラインに適用することができる。そのため、量産されるそれぞれのタイヤについて、加硫工程でのグリーンタイヤTの状態(温度状態圧力状態など)を把握できるので、生産されたタイヤの品質管理にも大きく寄与する。

0043

リード線19の他端部は、外側コネクタ18に接続せずにコンテナ部品13、14の外側まで延在させて測定器10aに接続することもできる。即ち、外側コネクタ18を省略することもできるが、外側コネクタ18を備えることで、コンテナ部品13、14の外側にリード線19が連続して長く延在する状態を回避できるので、モールド6の交換作業などの場合には、リード線19が邪魔にならずに作業性が向上する。

0044

この実施形態のように、センサ10を設置する所定位置が、タイヤ成型面7aのタイヤトレッド面、両側サイド面(右サイド面、左サイド面)を成型する範囲のそれぞれで、タイヤ周方向に間隔をあけた複数の位置に設定されていると、加硫中のグリーンタイヤTの状態の周方向のばらつきを精度よく把握できる。センサ10の設置位置は、必要に応じて設定すればよいので、タイヤ成型面7aのタイヤトレッド面(セクタモールド6cに対応)、両側サイド面(上側サイドモールド6a、下側サイドモールド6bに対応)を成型する範囲のいずれか1つの範囲だけの場合、いずれか2つの範囲だけの場合もある。

0045

また、タイヤ成型面7aのタイヤトレッド面を成型する範囲でタイヤ幅方向に間隔をあけた複数の所定位置にセンサ10を設置することもできる。また、タイヤ成型面7aの両側サイド面を成型する範囲で、タイヤ半径方向に間隔をあけた複数の所定位置にセンサ10を設置することもできる。

0046

本発明は、セクショナルタイプのモールド6に限定されず、互いに上下対向して配置される上側モールドと下側モールドとで構成される2つ割りタイプに適用することもできる。

0047

1加硫装置
2上下移動板部
2a油圧シリンダ
3中心機構
3a中心ポスト
4加硫用ブラダ
5クランプ部
6加硫用モールド
6a 上側サイドモールド
6b 下側サイドモールド
6cセクタモールド
6h貫通穴
7aタイヤ成型面
7b取付け面
8モールド側コネクタ
9 モールド内リード線
10センサ
10a測定器
11加硫用コンテナ
11h 貫通穴
12 上部プレート(コンテナ部品)
12a 対向面
12b切欠き部
13 下部プレート(コンテナ部品)
13a 対向面
14セグメント(コンテナ部品)
14a 対向面
15ガイド溝
16コンテナリング
16aガイドキー
17内側コネクタ
18外側コネクタ
19 コンテナ内リード線
20外部リード線
21出力コネクタ
22入力コネクタ
T グリーンタイヤ

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