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技術 ビニールハウス用フィルム止着具及びその取付方法

出願人 協同日之出産業株式会社株式会社真島製作所
発明者 松元千昭真島隆介
出願日 2019年2月20日 (2年5ヶ月経過) 出願番号 2019-028529
公開日 2020年8月31日 (10ヶ月経過) 公開番号 2020-130057
状態 特許登録済
技術分野 温室
主要キーワード 打撃片 係止材 隙間形成 内側上端 骨組材 止着位置 両フック 硬質フィルム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年8月31日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

骨組材フィルム張設して構成されるビニールハウスにおいて、経時的変形によって撓んだフィルムが風雨などの影響で骨組材に繰り返し接触してフィルムが破損してしまうのを防止すること。

解決手段

本発明では、ビニールハウスの骨組材(2)に間隔をあけて固定され、それぞれにフィルム(3)を止着することでフィルム(3)を張設するためのビニールハウス用フィルム止着具(1)において、フィルム(3)を止着する止着位置とビニールハウスの骨組材(2)との間に、張設されるフィルム(3)の撓みによってフィルム(3)を骨組材(2)に接触させない隙間形成部(8)を設けることにした。

概要

背景

ビニールハウスは、金属製パイプ等からなる骨組材フィルム(たとえば、フッ素樹脂からなる農業用硬質フィルム)を張設した構成となっている。ビニールハウスでは、骨組材にフィルムを張設するために、ビニールハウス用フィルム止着具が使用されている。

このビニールハウス用フィルム止着具は、ビニールハウスの骨組材に間隔をあけて固定され、それぞれにフィルムを止着することでフィルムを張設するようになっている(たとえば、特許文献1参照。)。

概要

骨組材にフィルムを張設して構成されるビニールハウスにおいて、経時的変形によって撓んだフィルムが風雨などの影響で骨組材に繰り返し接触してフィルムが破損してしまうのを防止すること。本発明では、ビニールハウスの骨組材(2)に間隔をあけて固定され、それぞれにフィルム(3)を止着することでフィルム(3)を張設するためのビニールハウス用フィルム止着具(1)において、フィルム(3)を止着する止着位置とビニールハウスの骨組材(2)との間に、張設されるフィルム(3)の撓みによってフィルム(3)を骨組材(2)に接触させない隙間形成部(8)を設けることにした。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

ビニールハウス骨組材に間隔をあけて固定され、それぞれにフィルム止着することでフィルムを張設するためのビニールハウス用フィルム止着具において、フィルムを止着する止着位置とビニールハウスの骨組材との間に、張設されるフィルムの撓みによってフィルムを骨組材に接触させない隙間形成部を設けたことを特徴とするビニールハウス用フィルム止着具。

請求項2

前記フィルムを止着する止着材と、前記止着材を前記骨組材に固定する固定材とで構成し、前記固定材によって前記隙間形成部を形成することを特徴とする請求項1に記載のビニールハウス用フィルム止着具。

請求項3

前記固定材は、前記骨組材に係止する係止材と、前記止着材を載置する台材とを有し、前記係止材と台材とで共働して前記骨組材に固定されるように構成したことを特徴とする請求項2に記載のビニールハウス用フィルム止着具。

技術分野

0001

本発明は、ビニールハウス骨組材フィルム張設するために使用されるビニールハウス用フィルム止着具に関するものである。

背景技術

0002

ビニールハウスは、金属製パイプ等からなる骨組材にフィルム(たとえば、フッ素樹脂からなる農業用硬質フィルム)を張設した構成となっている。ビニールハウスでは、骨組材にフィルムを張設するために、ビニールハウス用フィルム止着具が使用されている。

0003

このビニールハウス用フィルム止着具は、ビニールハウスの骨組材に間隔をあけて固定され、それぞれにフィルムを止着することでフィルムを張設するようになっている(たとえば、特許文献1参照。)。

先行技術

0004

特開2010−239883号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ところが、ビニールハウスのフィルムは、直射日光風雨を直接受けたり、内部の温度変化などの影響で、経時的な変形によって撓みが生じる。

0006

そして、ビニールハウスのフィルムに撓みが生じると、撓んだフィルムが風や温度変化や気圧変化などによって骨組材等と繰り返して接触する(擦れる)ことになり、フィルムが破損してしまい、ビニールハウスの内部での農作物栽培に支障を来すおそれがある。

課題を解決するための手段

0007

そこで、請求項1に係る本発明では、ビニールハウスの骨組材に間隔をあけて固定され、それぞれにフィルムを止着することでフィルムを張設するためのビニールハウス用フィルム止着具において、フィルムを止着する止着位置とビニールハウスの骨組材との間に、張設されるフィルムの撓みによってフィルムを骨組材に接触させない隙間形成部を設けることにした。

0008

また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る本発明において、前記フィルムを止着する止着材と、前記止着材を前記骨組材に固定する固定材とで構成し、前記固定材によって前記隙間形成部を形成することにした。

0009

また、請求項3に係る本発明では、前記請求項2に係る本発明において、前記固定材は、前記骨組材に係止する係止材と、前記止着材を載置する台材とを有し、前記係止材と台材とで共働して前記骨組材に固定されるように構成することにした。

発明の効果

0010

そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。

0011

すなわち、本発明では、ビニールハウスの骨組材に間隔をあけて固定され、それぞれにフィルムを止着することでフィルムを張設するためのビニールハウス用フィルム止着具において、フィルムを止着する止着位置とビニールハウスの骨組材との間に、張設されるフィルムの撓みによってフィルムを骨組材に接触させない隙間形成部を設けることにしているために、フィルムが経時的な変形によって撓んでしまっても、フィルムと骨組材との接触を回避することができ、フィルムの破損を防止することができる。

0012

特に、フィルムを止着する止着材と、止着材を骨組材に固定する固定材とで構成し、固定材によって隙間形成部を形成することにした場合には、既存の止着材を有効に利用することができる。

0013

また、骨組材に係止する係止材と、止着材を載置する台材とを有し、係止材と台材とで共働して骨組材に固定されるように固定材を構成することにした場合には、骨組材への取付作業を容易なものとすることができる。

図面の簡単な説明

0014

実施例1に係るビニールハウス用フィルム止着具を示す正面断面図。
同斜視図。
実施例2に係るビニールハウス用フィルム止着具を示す左側面図(a)、正面図(b)、右側面図(c)。
実施例3に係るビニールハウス用フィルム止着具を示す正面図(a)、側面図(b)、背面図(c)。

実施例

0015

以下に、本発明に係るビニールハウス用フィルム止着具の具体的な構成について図面を参照しながら説明する。なお、ビニールハウス用フィルム止着具(以下の実施例では、「止着具」という。)は、ビニールハウスの骨組材に間隔をあけて固定され、それぞれにフィルムを止着することでフィルムを張設するために使用されるものである。フィルムとしては、たとえば、フッ素樹脂からなる農業用硬質フィルムを使用することができる。以下の実施例では、骨組材2に取付けた止着具それぞれに、図1図3及び図4に示すように、フィルム3をネジ4やカバー5を用いて止着(固定)しているが、止着方法は特に限定されるものではない。

0016

[実施例1]
図1及び図2に示すように、実施例1に係る止着具1は、下端部に骨組材2に固定される固定部6が形成され、上端部にフィルム3を止着する止着部7が形成されており、これらの固定部6と止着部7との間に隙間形成部8が形成されている。

0017

固定部6には、骨組材2の伸延方向に伸び左右一対台座9,9が形成されており、台座9,9を骨組材2の外周面にネジ10で固定している。なお、台座9,9の下面が骨組材2に固定される位置(固定位置)に該当する。

0018

止着部7には、上面にフィルム3を水平に載置する左右一対の鍔体11,11が形成され、上面中央にネジ4等の締結具締結螺着)する溝12が形成されている。なお、止着部7は、フィルム3を止着するために必要となる部分であり、鍔体11,11の表面から溝12の下端(底)までの範囲が該当し、鍔体11の上面がフィルム3を止着する位置(止着位置)に該当する。

0019

この止着部7にフィルム3を張設した状態で止着するが、図1に示すように、フィルム3の自重や経時的な変形によってフィルム3の中央部分が大きく撓むことになる。

0020

後述する実施例2の図3や実施例3の図4に示すように、従来の止着材13は、止着部の下端に固定部が形成されており、止着位置と固定位置とが近接していた。そのため、フィルムの撓んだ部分が骨組材と接触していた。

0021

そこで、本発明では、フィルムを止着する止着位置とビニールハウスの骨組材(固定位置)との間に、張設されるフィルムの撓みによってフィルムを骨組材に接触させない隙間形成部を設けることにしている。

0022

止着具1では、固定部6の中央上部と止着部7の中央下部(溝12の底よりも下部)との間に隙間形成部8を上方へ向けて垂直状に伸延する形状で形成している。

0023

[実施例2]
図3に示すように、実施例2に係る止着具14は、フィルム3を止着するための止着材13と、その止着材13を骨組材2に固定するための固定材15とで構成している。

0024

固定材15は、骨組材2を係止するための左右一対の係止材16,16と、止着材13を上部に載置するための台材17とで構成している。

0025

係止材16は、下部に骨組材2と同一の上下幅を有する横J字形状フック18を下方に向けて外側に傾斜状に形成し、フック18の下端上面と上端下面との間で骨組材2を形成できる構造となっている。

0026

また、係止材16は、上部を内側(止着材13側)に向けて屈曲するとともに、屈曲部分の中央に窓19を形成している。

0027

さらに、係止材16は、上端部を上方へ向けて屈曲して挟持片20を形成している。

0028

台材17は、上面に止着材13を載置する水平な載置台21を形成している。

0029

また、台材17は、左右端部(載置台21の左右端)を下方へ向けて外側に傾斜状に屈曲し、屈曲部分の中央に上方へ向けて突出させた突起22を形成している。

0030

さらに、台材17は、屈曲部分の下方に骨組材2の上半部と同一形状二股状のフック23を形成している。

0031

そして、固定材15は、係止材16と台材17とで共働して骨組材2に固定される構造となっている。

0032

すなわち、骨組材2に止着具14を取付ける際には、まず、骨組材2の上部に台材17のフック23,23を置き、台材17の載置台21の上部に止着材13を載置する。次に、一対の係止材16のフック18で骨組材2を保持させながら、係止材16の挟持片20を止着材13に当接させて左右両側から挟持するとともに係止材16と台材17とで止着材13を上下両側から挟持した状態で係止材16のフック18を台材17のフック23と当接させ、台材17の突起22を係止材16の窓19から上方へ突出させて窓19の縁に突起22を当接させる。これにより、固定材15を骨組材2に固定することができる。

0033

この止着具14では、固定材15の台材17の載置台21に止着材13が載置されており、止着材13の上面がフィルム3を止着する位置(止着位置)に該当する。また、止着具14では、固定材15の係止材16のフック18と台材17のフック23とで骨組材2に固定されており、両フック18,23の内側上端が止着具14を骨組材2に固定する位置(固定位置)に該当する。

0034

そして、止着具14では、固定材15の台材17のフック23と載置台21との間に隙間形成部24を上方へ向けて内側に傾斜状に伸延する形状で形成している。

0035

[実施例3]
図4に示すように、実施例3に係る止着具25は、フィルム3を止着するための止着材13と、その止着材13を骨組材2に固定するための固定材26とで構成している。

0036

固定材26は、骨組材2を係止するための係止材27と、止着材13を上部に載置するための台材28とで構成している。

0037

係止材27は、本体29と楔体30とで構成している。

0038

本体29は、中央に間隔をあけて左右一対の水平な連結片31,31を形成するとともに、連結片31,31の前端及び後端を骨組材2と同一幅で下方へ向けて垂直状に屈曲させて骨組材2の外周と内側が当接する保持片32,32を形成している。

0039

本体29には、保持片32,32の上部に台材28を挿通させる挿通孔33,33が前後貫通状に形成されており、保持片32,32の下部に楔体30を挿通させる挿通孔34,34が前後貫通状に形成されている。

0040

楔体30は、中央に水平な連結片35を形成するとともに、連結片35の左右両端を同一幅で上方へ向けて垂直状に屈曲させて楔片36,36を形成し、各楔片36の上面を後方から前方へ向けて下方に傾斜する傾斜面としている。

0041

また、楔体30は、連結片35の後端を下方へ向けて垂直状に屈曲させて左右の楔片36,36と当接する打撃片37を形成している。

0042

台材28は、楔体30と同様の形状となっており、中央に水平な載置台38を形成するとともに、載置台38の左右両端を同一幅で上方へ向けて垂直状に屈曲させて楔片39,39を形成し、各楔片39の下面を後方から前方へ向けて上方に傾斜する傾斜面としている。

0043

また、台材28は、載置台38の後端を下方へ向けて垂直状に屈曲させて左右の楔片39,39と当接する打撃片40を形成している。

0044

そして、固定材26は、係止材27と台材28とで共働して骨組材2に固定される構造となっている。

0045

すなわち、骨組材2に止着具25を取付ける際には、まず、係止材27の本体29の連結片31の下面と台材28の載置台38の上面とで止着材13の下端部分を挟持した状態で本体29の挿通孔33,33に挿通させた台材28を骨組材2の上部に置いて、本体29の保持片32,32で骨組材2を保持する。次に、係止材27の本体29の挿通孔34,34に楔体30を挿通し、楔体30の打撃片37や台材28の打撃片40をハンマー等で打撃して、楔体30と台材28とで骨組材2を挟持する。これにより、固定材26を骨組材2に固定することができる。

0046

この止着具25では、固定材26の台材28の載置台38に止着材13が載置されており、止着材13の上面がフィルム3を止着する位置(止着位置)に該当する。また、止着具25では、固定材26の係止材27の保持片32,32と楔体30と台材28とで骨組材2に固定されており、台材28の楔片39,39の下面が止着具25を骨組材2に固定する位置(固定位置)に該当する。

0047

そして、止着具25では、固定材26の台材28の楔片39の下面と載置台38との間に隙間形成部41を上方へ向けて垂直状に伸延する形状で形成している。

0048

以上に説明したように、実施例1〜実施例3に係るビニールハウス用フィルム止着具1,14,25は、フィルム3を止着する止着位置とビニールハウスの骨組材2との間に、張設されるフィルム3の撓みによってフィルム3を骨組材2に接触させない隙間形成部8,24,41を設けた構成となっている。

0049

そのため、上記構成の止着具1,14,25では、フィルム3が経時的な変形によって撓んでしまっても、フィルム3と骨組材2との接触を回避することができ、フィルム3の破損を防止することができる。

0050

また、実施例2,3に係るビニールハウス用フィルム止着具14,25は、フィルム3を止着する止着材13と、止着材13を骨組材2に固定する固定材15,26とで構成し、固定材15,26によって隙間形成部24,41を形成する構成となっている。

0051

そのため、上記構成の止着具14,25では、既存の止着材13(隙間形成部が形成されていない止着材)を有効に利用することができる。

0052

また、実施例2,3に係るビニールハウス用フィルム止着具14,25は、骨組材2に係止する係止材16,27と、止着材13を載置する台材17,28とを有し、係止材16,27と台材17,28とで共働して骨組材2に固定されるように固定材15,26を構成している。

0053

そのため、上記構成の止着具14,25では、骨組材2への取付作業を容易なものとすることができる。

0054

1止着具2骨組材
3フィルム4ネジ
5カバー6 固定部
7止着部 8隙間形成部
9台座10 ネジ
11鍔体12 溝
13止着材14 止着具
15固定材16係止材
17台材18フック
19 窓 20挟持片
21 載置台22突起
23 フック 24 隙間形成部
25 止着具 26 固定材
27 係止材 28 台材
29 本体 30楔体
31連結片32保持片
33,34挿通孔35 連結片
36楔片37打撃片
38 載置台 39 楔片
40 打撃片 41 隙間形成部

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