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技術 鱗茎菜類調製機

出願人 鳥取県国立大学法人鳥取大学八鹿鉄工株式会社
発明者 野波和好中谷謙太
出願日 2019年2月18日 (1年9ヶ月経過) 出願番号 2019-026953
公開日 2020年8月31日 (2ヶ月経過) 公開番号 2020-130028
状態 未査定
技術分野 加工の種類に特徴のある切断 果実・野菜の大量処理装置及び飼料調整装置
主要キーワード スクレイパ 右部材 左部材 調製機 移送体 各板バネ 茎葉部分 円環形
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年8月31日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (14)

課題

鱗茎の根側近傍と茎葉側近傍とを精度良く切断可能な鱗茎菜類調製機を提供する。

解決手段

鱗茎菜類調製機1は、ラッキョウを保持するホルダ44を有する搬送部4と、搬送部4で搬送されている鱗茎菜類を切断する切断部5とを備える。ホルダ44は、鱗茎を挟持する第1挟持部441と、茎葉を挟持する第2挟持部442とを有する。第1挟持部441は、第1台座部45と、鱗茎に当接して鱗茎を第1台座部45へ向かって付勢する第1付勢部材46とを有する。第2挟持部442は、第2台座部47と、茎葉に当接して茎葉を第2台座部47へ向かって付勢する第2付勢部材48とを有する。切断部5は、搬送部4の搬送方向と直交する方向に延びる回転軸部51と、回転軸部51に設けられ鱗茎の根近傍を切断するための第1回転刃52と、第1回転刃52と異径であって、回転軸部51に設けられ鱗茎の茎葉近傍を切断するための第2回転刃53とを有する。

概要

背景

鱗茎菜類を出荷するまでの段階には、収穫や調製等の工程がある。鱗茎菜類を収穫する方法としては、収穫前に茎葉部分を刈り取っておき、その後、トラクターに装着した鱗茎菜類収穫機によって鱗茎菜類を掘り取り、搬送してケースに収容するのが一般的である。

このように収穫された鱗茎菜類は、鱗茎や根の付いた状態であるから、出荷前に茎葉や根を切除する調製作業が必要である。ここで、ラッキョウの場合、調製後の形態として、根と茎葉を少しだけ残して切り取られた状態の根付きラッキョウと、根と茎葉が綺麗に切り取られた状態の洗いラッキョウとがある。

調製作業には鱗茎菜類調製機が用いられ、例えば、特許文献1の鱗茎菜類調製機は、根と茎葉を少しだけ残して切断する回転刃と、回転刃に鱗茎菜類を移送する移送体と、回転刃及び移送体を駆動するモータ等により構成されている。そして、移送体は、鱗茎菜類を保持し回転刃へ移送する4枚のディスクから構成されている。各ディスクの円周上には切欠部が形成されており、切欠部で鱗茎菜類を保持するようになっている。これにより、根付きラッキョウを調製することができる。

概要

鱗茎の根側近傍と茎葉側近傍とを精度良く切断可能な鱗茎菜類調製機を提供する。鱗茎菜類調製機1は、ラッキョウを保持するホルダ44を有する搬送部4と、搬送部4で搬送されている鱗茎菜類を切断する切断部5とを備える。ホルダ44は、鱗茎を挟持する第1挟持部441と、茎葉を挟持する第2挟持部442とを有する。第1挟持部441は、第1台座部45と、鱗茎に当接して鱗茎を第1台座部45へ向かって付勢する第1付勢部材46とを有する。第2挟持部442は、第2台座部47と、茎葉に当接して茎葉を第2台座部47へ向かって付勢する第2付勢部材48とを有する。切断部5は、搬送部4の搬送方向と直交する方向に延びる回転軸部51と、回転軸部51に設けられ鱗茎の根近傍を切断するための第1回転刃52と、第1回転刃52と異径であって、回転軸部51に設けられ鱗茎の茎葉近傍を切断するための第2回転刃53とを有する。

目的

本発明は、鱗茎の根側近傍と茎葉側近傍とを精度良く切断可能な鱗茎菜類調製機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

鱗茎菜類を保持するホルダを有し、前記鱗茎菜類を搬送する搬送部と、前記搬送部で搬送されている前記鱗茎菜類の鱗茎の根近傍及び茎葉近傍を切断する切断部とを備え、前記ホルダは、前記鱗茎菜類の鱗茎を挟持する第1挟持部と、前記鱗茎菜類の茎葉を挟持する第2挟持部とを有し、前記第1挟持部は、前記鱗茎に当接する第1台座部と、前記第1台座部に対向して配置され、前記鱗茎に当接して前記鱗茎を前記第1台座部へ向かって付勢する第1付勢部材とを有し、前記第2挟持部は、前記茎葉に当接する第2台座部と、前記第2台座部に対向して配置され、前記茎葉に当接して前記茎葉を前記第2台座部へ向かって付勢する第2付勢部材とを有し、前記切断部は、前記搬送部の搬送方向と直交する方向に延びる回転軸部と、前記回転軸部に設けられ前記鱗茎の根近傍を切断するための第1回転刃と、前記第1回転刃と異径であって、前記回転軸部に設けられ前記鱗茎の茎葉近傍を切断するための第2回転刃とを有する鱗茎菜類調製機

請求項2

前記第2回転刃が前記第1回転刃より小径であることを特徴とする請求項1に記載の鱗茎菜類調製機。

請求項3

前記第1挟持部は、前記第1付勢部材を前記第1付勢部材の付勢方向に付勢する第3付勢部材を有し、前記第2挟持部は、前記第2付勢部材を前記第2付勢部材の付勢方向に付勢する第4付勢部材を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鱗茎菜類調製機。

請求項4

前記第1付勢部材及び前記第2付勢部材が板バネであり、前記第3付勢部材及び前記第4付勢部材がねじりコイルバネであることを特徴とする請求項3に記載の鱗茎菜類調製機。

請求項5

前記第1付勢部材は、搬送方向と直交する方向に並設された2つの付勢部を有することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の鱗茎菜類調製機。

請求項6

前記第1付勢部材は、前記第1台座部に対向する位置に前記鱗茎を保持する第1凹部を有することを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の鱗茎菜類調製機。

請求項7

前記第1付勢部材は前記第1台座部よりも搬送方向上流側に設けられ、前記切断部よりも搬送方向下流側であって前記第1挟持部が水平より下向きとなる位置に配置され、前記第1付勢部材に当接して前記第1付勢部材を搬送方向上流側へ変位させる第1スクレイパを備えることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載の鱗茎菜類調製機。

請求項8

前記第1付勢部材は、搬送方向上流側へ突出し、前記第1スクレイパに当接する第1突出部を有することを特徴とする請求項7に記載の鱗茎菜類調製機。

請求項9

前記第2付勢部材は、前記第2台座部に対向する位置に前記茎葉を保持する複数の第2凹部を有することを特徴とする請求項1から請求項8の何れか一項に記載の鱗茎菜類調製機。

請求項10

前記第2付勢部材は前記第2台座部よりも搬送方向上流側に設けられ、前記切断部よりも搬送方向下流側であって前記第2挟持部が水平より下向きとなる位置に配置され、前記第2付勢部材に当接して前記第2付勢部材を搬送方向上流側へ変位させる第2スクレイパを備えることを特徴とする請求項1から請求項9の何れか一項に記載の鱗茎菜類調製機。

請求項11

前記第2付勢部材は、搬送方向上流側へ突出し、前記第2スクレイパに当接する第2突出部を有することを特徴とする請求項10に記載の鱗茎菜類調製機。

請求項12

前記搬送部は、回転軸心を中心に回転し、複数の前記ホルダを該回転軸心を中心とする同一円周上に配置していることを特徴とする請求項1から請求項11の何れか一項に記載の鱗茎菜類調製機。

技術分野

0001

本発明は、ラッキョウニンニクタマネギなど、鱗茎を有する野菜である鱗茎菜類収穫した後、茎葉や根を切除するための鱗茎菜類調製機に関する。

背景技術

0002

鱗茎菜類を出荷するまでの段階には、収穫や調製等の工程がある。鱗茎菜類を収穫する方法としては、収穫前に茎葉部分を刈り取っておき、その後、トラクターに装着した鱗茎菜類収穫機によって鱗茎菜類を掘り取り、搬送してケースに収容するのが一般的である。

0003

このように収穫された鱗茎菜類は、鱗茎にや根の付いた状態であるから、出荷前に茎葉や根を切除する調製作業が必要である。ここで、ラッキョウの場合、調製後の形態として、根と茎葉を少しだけ残して切り取られた状態の根付きラッキョウと、根と茎葉が綺麗に切り取られた状態の洗いラッキョウとがある。

0004

調製作業には鱗茎菜類調製機が用いられ、例えば、特許文献1の鱗茎菜類調製機は、根と茎葉を少しだけ残して切断する回転刃と、回転刃に鱗茎菜類を移送する移送体と、回転刃及び移送体を駆動するモータ等により構成されている。そして、移送体は、鱗茎菜類を保持し回転刃へ移送する4枚のディスクから構成されている。各ディスクの円周上には切欠部が形成されており、切欠部で鱗茎菜類を保持するようになっている。これにより、根付きラッキョウを調製することができる。

先行技術

0005

特開2004−135570号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、特許文献1の鱗茎菜類調製機では、洗いラッキョウを調製することはできない。なぜなら、ディスクの切欠部は鱗茎を載せる構成のため、鱗茎の根側近傍と茎葉側近傍とを切断しようとすると鱗茎が回転してうまく切断できない。また、回転刃の形状も滑らかな切断面とするには適していない。

0007

本発明は、鱗茎の根側近傍と茎葉側近傍とを精度良く切断可能な鱗茎菜類調製機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明の鱗茎菜類調製機は、鱗茎菜類を保持するホルダを有し、前記鱗茎菜類を搬送する搬送部と、前記搬送部で搬送されている前記鱗茎菜類の鱗茎の根近傍及び茎葉近傍を切断する切断部とを備え、前記ホルダは、前記鱗茎菜類の鱗茎を挟持する第1挟持部と、前記鱗茎菜類の茎葉を挟持する第2挟持部とを有し、前記第1挟持部は、前記鱗茎に当接する第1台座部と、前記第1台座部に対向して配置され、前記鱗茎に当接して前記鱗茎を前記第1台座部へ向かって付勢する第1付勢部材とを有し、前記第2挟持部は、前記茎葉に当接する第2台座部と、前記第2台座部に対向して配置され、前記茎葉に当接して前記茎葉を前記第2台座部へ向かって付勢する第2付勢部材とを有し、前記切断部は、前記搬送部の搬送方向と直交する方向に延びる回転軸部と、前記回転軸部に設けられ前記鱗茎の根近傍を切断するための第1回転刃と、前記第1回転刃と異径であって、前記回転軸部に設けられ前記鱗茎の茎葉近傍を切断するための第2回転刃とを有する。

0009

上記の鱗茎菜類調製機において、前記第2回転刃が前記第1回転刃より小径である構成としてもよい。

0010

また上記の鱗茎菜類調製機において、前記第1挟持部は、前記第1付勢部材を前記第1付勢部材の付勢方向に付勢する第3付勢部材を有し、前記第2挟持部は、前記第2付勢部材を前記第2付勢部材の付勢方向に付勢する第4付勢部材を有する構成としてもよい。

0011

また上記の鱗茎菜類調製機において、前記第1付勢部材及び前記第2付勢部材が板バネであり、前記第3付勢部材及び前記第4付勢部材がねじりコイルバネである構成としてもよい。

0012

また上記の鱗茎菜類調製機において、前記第1付勢部材は、搬送方向と直交する方向に並設された2つの付勢部を有する構成としてもよい。

0013

また上記の鱗茎菜類調製機において、前記第1付勢部材は、前記第1台座部に対向する位置に前記鱗茎を保持する第1凹部を有する構成としてもよい。

0014

また上記の鱗茎菜類調製機において、前記第1付勢部材は前記第1台座部よりも搬送方向上流側に設けられ、前記切断部よりも搬送方向下流側であって前記第1挟持部が水平より下向きとなる位置に配置され、前記第1付勢部材に当接して前記第1付勢部材を搬送方向上流側へ変位させる第1スクレイパを備える構成としてもよい。

0015

また上記の鱗茎菜類調製機において、前記第1付勢部材は、搬送方向上流側へ突出し、前記第1スクレイパに当接する第1突出部を有する構成としてもよい。

0016

また上記の鱗茎菜類調製機において、前記第2付勢部材は、前記第2台座部に対向する位置に前記茎葉を保持する複数の第2凹部を有する構成としてもよい。

0017

また上記の鱗茎菜類調製機において、前記第2付勢部材は前記第2台座部よりも搬送方向上流側に設けられ、
前記切断部よりも搬送方向下流側であって前記第2挟持部が水平より下向きとなる位置に配置され、前記第2付勢部材に当接して前記第2付勢部材を搬送方向上流側へ変位させる第2スクレイパを備える構成としてもよい。

0018

また上記の鱗茎菜類調製機において、前記第2付勢部材は、搬送方向上流側へ突出し、前記第2スクレイパに当接する第2突出部を有する構成としてもよい。

0019

また上記の鱗茎菜類調製機において、前記搬送部は、回転軸心を中心に回転し、複数の前記ホルダを該回転軸心を中心とする同一円周上に配置している構成としてもよい。

発明の効果

0020

本発明によれば、鱗茎菜類調製機の搬送部に、鱗茎を挟持する第1挟持部と茎葉を挟持する第2挟持部とを有するホルダを設けることにより、切断部で切断する際に鱗茎及び茎葉が固定されているため、鱗茎の根側近傍と茎葉側近傍とで切断可能となる。よって、例えばラッキョウの調製に用いると、洗いラッキョウを調製することができる。また、第2回転刃を第1回転刃と異径とすることにより、根と茎葉とが同時に切断されず、時間差を有して切断されるため、鱗茎菜類が第1回転刃から受ける応力と第2回転刃から受ける応力とが分散される。よって、切断時に鱗茎菜類が回転しにくくなり、精度良く切断することができる。

図面の簡単な説明

0021

一実施形態の鱗茎菜類調製機の斜視図である。
一実施形態の鱗茎菜類調製機の一部を外した状態の斜視図である。
一実施形態の鱗茎菜類調製機の一部を外した状態の左側面図である。
一実施形態の鱗茎菜類調製機の一部を外した状態の右側面図である。
一実施形態の鱗茎菜類調製機の一部を外した状態の前面図である。
一実施形態の鱗茎菜類調製機の一部を外した状態の後面図である。
ホルダの斜視図である。
ホルダの右側面図である。
ホルダの左側面図である。
ホルダの前面図である。
ラッキョウを挟持したホルダを示す図である。
第1スクレイパ周辺の拡大斜視図である。
第2スクレイパ周辺の拡大斜視図である。

実施例

0022

本実施形態では、ラッキョウやニンニクやタマネギなど、鱗茎を有する野菜である鱗茎菜類を調製する鱗茎菜類調製機について、茎葉の一部と根が残存した状態のラッキョウから茎葉及び根を切断して鱗茎と分離することで洗いラッキョウを調製する調製機を例に説明する。

0023

以下の説明では、図1に示すように鱗茎菜類調製機1の使用状態におけるオペレータから見た方向を基準とし、上下左右の各方向を定め、手前側を後、奥側を前とする。

0024

<鱗茎菜類調製機の全体構成>
図1は一実施形態の鱗茎菜類調製機の斜視図、図2は一実施形態の鱗茎菜類調製機の一部を外した状態の斜視図である。図3は一実施形態の鱗茎菜類調製機の一部を外した状態の左側面図、図4は一実施形態の鱗茎菜類調製機の一部を外した状態の右側面図、図5は一実施形態の鱗茎菜類調製機の一部を外した状態の前面図、図6は一実施形態の鱗茎菜類調製機の一部を外した状態の後面図である。

0025

図1から図6に示すように、鱗茎菜類調製機1は、フレーム2と、供給テーブル3と、搬送部4と、切断部5と、モータ61、62と、分離部7と、操作部8とを備える。鱗茎菜類調製機1の下方には、調製後の鱗茎を回収する第1ケース12と、切断された茎葉を回収する第2ケース13とが載置されている。鱗茎菜類調製機1の前方には、切断された根を回収する第3ケース(図示せず)が載置される。また、鱗茎菜類調製機1は、図1に示すように、搬送部4の一部と切断部5とモータ62とを覆うカバー11を備えるが、図2から図6では説明のためカバー11とフレーム2の一部とを外した状態としている。

0026

フレーム2は、供給テーブル3と、搬送部4と、切断部5と、モータ61、62と、分離部7と、操作部8とを支持する部材である。供給テーブル3は、調製前のラッキョウを置くテーブル31と、ラッキョウをホルダ44にセットする際の位置決めの目安となる目安板32とを有する。図3二点鎖線で示すように、オペレータは、着座した状態で作業を行い、オペレータの手腕位置にテーブル31が配置される。

0027

目安板32は、テーブル31から上方へ突出した板部材である。目安板32は、長穴及びネジを用いてテーブル31に前後左右に移動可能に取り付けられる。目安板32の位置は、通常、鱗茎の根側近傍の切断位置に一致するように調整される。つまり、目安板32は切断部5の第1回転刃52と左右方向の位置が一致するように調整される。

0028

搬送部4は、モータ61によって駆動されることでラッキョウを搬送する部分である。搬送部4は、回転軸部41と、第1円盤部42と、第2円盤部43と、ホルダ44とを有する。

0029

回転軸部41は、左右方向に延びる棒状部材であり、左端部が軸受を介してフレーム2に回転可能に支持され、右端部がモータ61に接続される。これにより、回転軸部41は、モータ61からの駆動力によって回転軸心Rを中心に回転する。回転軸心Rは、テーブル31の前方かつ下方に位置する。

0030

第1円盤部42及び第2円盤部43は、円環形板状部材であり、互いに間隔を有して円筒部431に設けられ、円筒部431が回転軸部41に設けられる。第1円盤部42と第2円盤部43とは相対的に回転方向に任意の位置で固定することができ、ホルダ44の第1挟持部441と第2挟持部442との位置を搬送方向において合わせた状態とずらした状態とに固定することができる。

0031

ホルダ44は、搬送中にラッキョウが落ちないように保持する部材である。ホルダ44は、第1円盤部42及び第2円盤部43に径方向に突出して設けられ、回転軸心Rを中心とする同一円周上に複数配置される。ホルダ44は、着座しているオペレータから見て手前側から奥側へ向かって回転する。

0032

切断部5は、搬送部4で搬送されているラッキョウの鱗茎の根近傍及び茎葉近傍を切断する部材である。切断部5は、回転軸部51と、第1回転刃52と、第2回転刃53とを有する。回転軸部51は、左右方向に延びる棒状部材であり、左端部が軸受を介してフレーム2に回転可能に支持され、右端部がモータ62に接続される。

0033

第1回転刃52は、鱗茎の根近傍を切断するための円形刃物である。第1回転刃52は、回転軸部51に設けられ、搬送部4の前上方の第1挟持部441の左方に配置される。第1回転刃52の刃先は、ホルダ44の左方に位置するように配置される。

0034

第2回転刃53は、鱗茎の茎葉近傍を切断するための円形の刃物であり、第1回転刃52より小径である。第2回転刃53は、回転軸部51に設けられ、第1回転刃52の右側に配置される。第2回転刃53の刃先は、ホルダ44の第1挟持部441と第2挟持部442との間に位置するように配置される。第1回転刃52及び第2回転刃53は、左右方向に位置調整可能となっている。

0035

第1回転刃52及び第2回転刃53は、モータ62の駆動力によって回転し、搬送部4によって搬送されてくるラッキョウを切断する。第1回転刃52が大径で第2回転刃53が小径であるため、搬送部4によって搬送されてくるラッキョウは、まず第1回転刃52によって鱗茎の根近傍が切断され、続いて第2回転刃53によって鱗茎の茎葉近傍が切断される。なお、第1回転刃52と第2回転刃53とは異径であればよく、第1回転刃52が第2回転刃53より小径であってもよい。

0036

第1回転刃52及び第2回転刃53としては、チップソーより丸刃を用いることが好ましい。切断面が滑らかになり、ラッキョウを塩漬け又は酢漬けしたときに味が浸み込みやすく、また食感も良いからである。

0037

モータ61は搬送部4の駆動源である。モータ61は、操作部8の操作によって駆動、停止及び回転速度の調整が行われる。モータ62は切断部5の駆動源である。モータ62は、操作部8の操作によって駆動及び停止が行われる。モータ62の回転速度は、良好な切断面を維持しつつ、回転刃に付着したラッキョウの飛散しない速度に設定することが好ましい。

0038

分離部7は、切断された鱗茎と根と茎葉とを分離する部分である。分離部7は、第1シュータ70と、第1スクレイパ71と、第2スクレイパ72と、第2シュータ73と、ガイド部材74とを有する。第1シュータ70は、切断された根を第3ケースへ案内する板状部材である。図3に示すように、第1シュータ70の上端部は第1回転刃52の後端部の下方に位置し、第1回転刃52によって切断されて落下する根を受け取る。第1シュータ70の下端部はフレーム2の前方に位置し、第1シュータ70を滑り落ちる根を第3ケースへ案内する。

0039

第1スクレイパ71は、切断部5よりも搬送方向下流側に配置され、鱗茎を挟持しているホルダ44に当接して鱗茎をホルダ44から第1ケース12へ落下させる部材である。第2スクレイパ72は、第1スクレイパ71よりも搬送方向下流側に配置され、茎葉を挟持しているホルダ44に当接して茎葉をホルダ44から第2シュータ73へ落下させる部材である。

0040

第2シュータ73は、ホルダ44から落下した茎葉を第2ケース13へ案内する板状部材である。第2シュータ73の上端部は第2スクレイパ72の下方に位置し、下端部は第2ケース13の上方に位置する。ガイド部材74は、茎葉をホルダ44から落下させるために案内する板状部材である。ガイド部材74は、第2スクレイパ72の後方から第2スクレイパ72の上方のホルダ44の右側方まで斜め上方へ延びる板状部材である。

0041

操作部8は、オペレータが操作する部分である。操作部8は、電源スイッチ81と、回転速度ダイヤル82とを有する。電源スイッチ81は、モータ61、62の駆動及び停止を操作するためのスイッチである。回転速度ダイヤル82は、モータ61の回転速度を調整するためのダイヤルである。オペレータは、回転速度ダイヤル82を操作することで、搬送部4の搬送速度を毎分数回転に調整できる。

0042

このような鱗茎菜類調製機1によれば、回転しているホルダ44にセットされたラッキョウは、切断部5で鱗茎の根近傍及び茎葉近傍が切断され、根は第3ケースへ落下し、鱗茎及び茎葉はホルダ44に保持されたまま搬送される。そして、第1スクレイパ71によって鱗茎がホルダ44から落下し、第1ケース12へ収容される。次に、第2スクレイパ72によって茎葉がホルダ44から落下し、第2シュータ73を通じて第2ケース13へ落下する。以下に、ホルダ44、第1スクレイパ71及び第2スクレイパ72の構造について詳しく説明する。

0043

<ホルダ>
図7はホルダ44の斜視図、図8はホルダ44の右側面図、図9はホルダ44の左側面図、図10はホルダ44の前面図である。図7から図10では、図3のAの位置にあるホルダ44を示している。1つのホルダ44は、鱗茎を挟持する第1挟持部441と、茎葉を挟持する第2挟持部442とを有する。

0044

(第1挟持部)
第1挟持部441は、鱗茎に当接する第1台座部45と、第1台座部45に対向して配置され、鱗茎に当接して鱗茎を第1台座部45へ向かって付勢する第1付勢部材46と、第1付勢部材46を第1付勢部材46の付勢方向に付勢する第3付勢部材49とを有する。

0045

第1台座部45は、鉄等の板金部材であり、第1回転刃52より右方に配置される。第1台座部45は、上部材451と、上部材451の下方に配置される左部材452と、上部材451の下方であって左部材452の右方に配置される右部材453とを有する。なお、上部材451と左部材452と右部材453とは一体であってもよい。

0046

上部材451は、ホルダ44の回転方向に略垂直であって第1付勢部材46に対向する当接面451Aと、当接面451Aから垂直に前方へ延びる側面451Bと、当接面451Aの上端部から前方へ延びる上面451Cとを有する。当接面451Aは鱗茎に当接して鱗茎を保持する面である。側面451Bには左右方向に貫通する2つの孔が形成されており、これらの孔を用いてボルト及びナットで側面451Bが第1円盤部42の右面に固定される。上面451Cはラッキョウをホルダ44にセットする際に鱗茎を案内するガイドである。

0047

左部材452は、上部材451の当接面451Aに対して下端部が後方に位置するように傾斜した支持面452Aと、支持面452Aの左端部から垂直に前方へ延びる左側面452Bと、支持面452Aの右端部から垂直に前方へ延びる右側面452Cとを有する。支持面452Aは、第1付勢部材46を溶接等で固定することで支持する。左側面452B及び右側面452Cには左右方向に貫通する孔が形成されており、この孔を用いてボルト及びナットで右側面452Cが第1円盤部42の左面に固定される。

0048

右部材453は、左部材452の支持面452Aと面一に配置される支持面453Aと、支持面453Aの左端部から垂直に前方へ延びる左側面453Bと、支持面453Aの右端部から垂直に前方へ延びる右側面453Cとを有する。支持面453Aは、第1付勢部材46を溶接等で固定することで支持する。左側面453B及び右側面453Cには左右方向に貫通する孔が形成されており、この孔を用いてボルト及びナットで左側面453Bが第1円盤部42の右面に固定される。

0049

第1付勢部材46は、2つの板バネ461、462である。板バネ461、462の材料にはステンレスを用いることにより、水洗いしてもさびにくく、メンテナンスしやすい。なお、板バネ461、462は下端部等で繋がった一体型であってもよい。板バネ461、462は、第1台座部45よりも搬送方向上流側において左右方向に並設されている。板バネ461、462は、1つでもよいが、2つ並設することで、切断部5により切断されるときに鱗茎に負荷が掛かっても鱗茎がずれにくくなる。なお、板バネ461、462は3つ以上でもよい。

0050

各板バネ461、462は、ホルダ44の回転方向に略垂直(搬送方向と直交する方向)であって上部材451の当接面451Aに対向する付勢部46Aと、付勢部46Aの上端部から後方(搬送方向上流側)へ突出する第1突出部46Bと、付勢部46Aの下端部から斜め後方へ延びる被支持部46Dとを有する。

0051

付勢部46Aの上部材451の当接面451Aに対向する位置には、鱗茎を保持する第1凹部46Cが形成されている。第1凹部46Cは、板バネ461、462を後方へ凸に湾曲させることで形成される。第1凹部46Cは、横向きに配置された鱗茎に沿う大きさに形成される。第1凹部46Cには、鱗茎を位置決めするとともに、ずれにくく保持する役割がある。このとき、2つの板バネ461、462を用いていることによって、挟持した鱗茎がずれにくい。

0052

第1突出部46Bは、板バネ461、462の先端を後方へ略90°折り曲げて形成される。第1突出部46Bは、上部材451より上方に位置し、搬送部4が回転することによって第1スクレイパ71に当接する。第1突出部46Bが第1スクレイパ71に当接した状態で搬送部4が回転することによって、板バネ461、462が第1台座部45から離れる方向に弾性変形し、第1挟持部441から鱗茎が落下する。

0053

第1突出部46Bは必須の構成ではないが、設けることにより板バネ461、462が第1スクレイパ71に沿ってゆっくり戻るため、板バネ461、462が上部材451に衝突して生じる衝突音の発生を抑制することができる。詳しくは後述する第1スクレイパ71の構造とともに説明する。

0054

被支持部46Dは、板バネ461、462の先端を後方へ折り曲げて形成される。被支持部46Dは左部材452の支持面452A及び右部材453の支持部453Aにそれぞれ溶接される。これにより、板バネ461、462は被支持部46Dを基端として付勢部46Aが前後方向(搬送方向)に弾性変形可能であり、鱗茎を挟持することができる。被支持部46Dと付勢部46Aとの境界部分には、前後方向に貫通する長孔46Eが形成されており、この長孔46Eには第3付勢部材49の一端部が挿通される。

0055

第3付勢部材49はステンレス等の2つのねじりコイルバネ491、492である。ねじりコイルバネ491のコイル部は、左部材452における左側面452Bと右側面452Cとの間に延在するボルトの軸部に挿通される。一方、ねじりコイルバネ492のコイル部は、右部材453における左側面453Bと右側面453Cとの間に延在するボルトの軸部に挿通される。ねじりコイルバネ491、492の一端部は板バネ461、462の長孔46Eから突出して付勢部46Aを押さえ、他端部は円筒部431に固定される。

0056

これにより、ねじりコイルバネ491、492は付勢部46Aを上部材451の当接面451Aに向けて付勢する。よって、板バネ461、462は自身の弾性力とねじりコイルバネ491、492の付勢力とによって鱗茎を挟持するため、ねじりコイルバネ491、492を用いない場合に比べて挟持した鱗茎がずれにくい。

0057

(第2挟持部)
第2挟持部442は、茎葉に当接する第2台座部47と、第2台座部47に対向して配置され、茎葉に当接して茎葉を第2台座部47へ向かって付勢する第2付勢部材48と、第2付勢部材48を第2付勢部材48の付勢方向に付勢する第4付勢部材40とを有する。

0058

第2台座部47は、鉄等の板金部材であり、第2回転刃53より右方に配置される。第2台座部47は、上部材471と、上部材451の下方に配置される下部材472とを有する。なお、上部材471と下部材472とは一体であってもよい。

0059

上部材471は、ホルダ44の回転方向に略垂直であって第2付勢部材48に対向する当接面471Aと、当接面471Aの右端部から垂直に前方へ延びる右側面471Bとを有する。当接面471Aは茎葉に当接して茎葉を保持する面である。右側面471Bには左右方向に貫通する2つの孔が形成されており、これらの孔を用いてボルト及びナットで右側面471Bが第2円盤部43の左面に固定される。

0060

下部材472は、上部材471の当接面471Aに対して下端部が後方に位置するように傾斜した支持面472Aと、支持面472Aの左端部から垂直に前方へ延びる左側面472Bと、支持面472Aの右端部から垂直に前方へ延びる右側面472Cとを有する。支持面472Aは、第2付勢部材48を溶接等で固定することで支持する。左側面472B及び右側面472Cには左右方向に貫通する孔が形成されており、この孔を用いてボルト及びナットで右側面472Cが第2円盤部43の左面に固定される。

0061

第2付勢部材48は、板バネ461、462とほぼ同じ大きさの板バネ481である。板バネ481の材料にはステンレスを用いることができる。なお、板バネ481は板バネ461、462と下端部等で繋がった一体型であってもよい。板バネ481は、第2台座部47よりも搬送方向上流側に設けられている。なお、板バネ481は2つ以上でもよい。

0062

板バネ481は、ホルダ44の回転方向に略垂直(搬送方向と直交する方向)であって上部材451の当接面451Aに対向する付勢部48Aと、付勢部48Aの上端部から後方(搬送方向上流側)へ突出する第2突出部48Bと、付勢部48Aの下端部から斜め後方へ延びる被支持部48Dとを有する。

0063

付勢部48Aの上部材471の当接面471Aに対向する位置には、茎葉を保持する第2凹部48Cが上下方向に4つ並んで形成されている。第2凹部48Cは、板バネ481を後方へ凸に湾曲させることで形成される。第2凹部48Cは、横向きに配置されたラッキョウの茎葉に沿う大きさに形成される。第2凹部48Cには、鱗茎を位置決めするとともに、ずれにくく保持する役割がある。茎葉は4つの第2凹部48Cの何れかで保持される。

0064

第2突出部48Bは、板バネ481の先端を後方へ略90°折り曲げて形成される。第2突出部48Bは、上部材471より上方に位置し、搬送部4が回転することによって第2スクレイパ72に当接する。第2突出部48Bが第2スクレイパ72に当接した状態で搬送部4が回転することによって、板バネ481が第2台座部47から離れる方向に弾性変形し、第2挟持部442から茎葉が落下する。

0065

第2突出部48Bは必須の構成ではないが、設けることにより板バネ481が第2スクレイパ72に沿ってゆっくり戻るため、板バネ481が上部材471に衝突して生じる衝突音の発生を抑制することができる。詳しくは下記の第2スクレイパ72の構造とともに説明する。

0066

被支持部48Dは、板バネ481の先端を後方へ折り曲げて形成される。被支持部48Dは下部材472の支持面472Aに溶接される。これにより、板バネ481は被支持部48Dを基端として付勢部48Aが前後方向(搬送方向)に弾性変形可能であり、茎葉を挟持することができる。被支持部48Dと付勢部48Aとの境界部分には、前後方向に貫通する長孔48Eが形成されており、この長孔48Eには第4付勢部材40の一端部が挿通される。

0067

第4付勢部材40はステンレス等のねじりコイルバネ401である。ねじりコイルバネ401のコイル部は、下部材472における左側面472Bと右側面472Cとの間に延在するボルトの軸部に挿通される。ねじりコイルバネ401の一端部は板バネ481の長孔48Eから突出して付勢部48Aを押さえ、他端部は円筒部431に固定される。

0068

これにより、ねじりコイルバネ401は付勢部48Aを上部材471の当接面471Aに向けて付勢する。よって、板バネ481は自身の弾性力とねじりコイルバネ401の付勢力とによって茎葉を挟持するため、ねじりコイルバネ401を用いない場合に比べて挟持した茎葉がずれにくい。

0069

第2挟持部442によれば、第2付勢部材48が複数の第2凹部48Cを有することにより、ラッキョウを様々な角度で保持することができる。図11は、ラッキョウSを挟持したホルダ44を示す図である。ラッキョウSの多くは三日月形であるため、第1挟持部441によって鱗茎S1を斜めに挟んだ場合、それに合わせて第2挟持部442の4つの第2凹部48Cの何れかの位置で茎葉S3を挟むことができる。このように、ホルダ44はラッキョウSを任意の角度で保持することができる。

0070

オペレータはラッキョウSの根S2と茎葉S3を持って、目安板32を参考にして根S2及び鱗茎S1の一部がホルダ44から左方向へ突出し、かつ根S2が水平になるようにラッキョウSをホルダ44にセットする。そうすると、まず第1回転刃52によって鱗茎S1の根S2近傍が根S2に対して垂直な面P1で切断され、続いて第2回転刃53によって鱗茎S1の茎葉S3近傍が面P1と平行な面P2で切断される。

0071

このように、ラッキョウSの根S2と茎葉S3とは同時に切断されず、時間差を有して切断されるため、ラッキョウSが第1回転刃52から受ける応力と第2回転刃53から受ける応力とが分散される。よって、切断時にラッキョウSが回転しにくくなり、精度良く切断することができる。

0072

さらに、第1回転刃52を大径とし、第2回転刃53を小径とすることにより、第1挟持部441及び第2挟持部442によってラッキョウSを挟持した状態で根S2及び茎葉S3を切断することができる。よって、第1回転刃52を小径とし、第2回転刃53を大径とする場合よりも切断時にラッキョウSが回転しにくくなり、精度良く切断することができる。

0073

<第1スクレイパ>
図3に示すように、第1スクレイパ71は、切断部5よりも搬送方向下流側であってホルダ44のラッキョウの取付側が水平より下向きとなる位置に配置される。具体的には、第1台座部45の上部材451の当接面451Aが回転の径方向外側に向かって水平より下向きとなる位置である。

0074

図12は、第1スクレイパ71周辺の拡大斜視図である。第1スクレイパ71は、第1斜面部71Aと、第2斜面部71Bと、第3斜面部71Cと、右面部71Dとを有し、鉄等の板金部材で形成される。第1スクレイパ71は、右面部71Dに形成された長孔を用いてボルト及びナットでフレーム2の孔に固定される。右面部71Dの長孔は上下方向に延びているため、第1スクレイパ71は上下方向に任意の位置で固定できる。

0075

第1斜面部71Aは、搬送部4の回転時に第1付勢部材46の付勢部46Aが当接する位置に形成された傾斜平面である。第2斜面部71Bは、第1斜面部71Aの後端から搬送方向に沿って斜め下方へ延びる傾斜平面である。第3斜面部71Cは、第2斜面部71Bの後端から搬送方向に沿って第2傾斜部71Bより緩やかな角度で斜め下方へ延びる傾斜平面である。第2斜面部71B及び第3斜面部71Cは、搬送部4の回転時に第1付勢部材46の第1突出部46Bが当接する面である。

0076

この構成によれば、ラッキョウを挟持したホルダ44が第1スクレイパ71の位置に到達すると、第1付勢部材46の付勢部46Aの先端が第1斜面部71Aに当接する。ここからホルダ44が搬送方向に回転することによって、付勢部46Aが第1台座部45から離れる方向(搬送方向上流側)に弾性変形し、調製後の鱗茎が斜めになった第1台座部45の上部材451の当接面451Aに沿って滑り落ちる。落下した鱗茎は第1ケース12に回収される。

0077

ここからさらにホルダ44が搬送方向に回転することによって、付勢部46Aの先端が第1斜面部71Aに当接しながら第2斜面部71Bへ移動し、弾性変形した付勢部46Aが元に戻る途中で、第1突出部46Bが第2斜面部71Bに当接する。その後、第1突出部46Bが第2斜面部71B及び第3斜面部71Cを通過することで、弾性変形した付勢部46Aが完全に元の位置に戻る。

0078

このように、第1スクレイパ71によって調製後の鱗茎がホルダ44から分離される。また、第1付勢部材46に第1突出部46Bを設けることにより、弾性変形した第1付勢部材46が第2斜面部71B及び第3斜面部71Cに沿ってゆっくり戻るため、第1付勢部材46が第1台座部45の上部材451の当接面451Aに衝突して生じる衝突音の発生を抑制することができる。

0079

なお、第2斜面部71B及び第3斜面部71Cは第1突出部46Bの移動経路に沿った湾曲面としてもよい。また、第1斜面部71A、第2斜面部71B及び第3斜面部71Cの替わりに左右方向に延びるピンを用いてもよい。

0080

<第2スクレイパ>
図4に示すように、第2スクレイパ72は、切断部5よりも搬送方向下流側であってホルダ44のラッキョウの取付側が水平より下向きとなる位置に配置される。本実施形態において第2スクレイパ72は、第1スクレイパ71の左右対称位置に配置される。

0081

図13は、第2スクレイパ72周辺の拡大斜視図である。第2スクレイパ72は、第1斜面部72Aと、第2斜面部72Bと、右面部72Cとを有し、鉄等の板金部材で形成される。第2スクレイパ72は、右面部72Cに形成された長孔を用いてボルト及びナットで第2シュータ73及びフレーム2の孔に固定される。右面部72Cの長孔は上下方向に延びているため、第2スクレイパ72は上下方向に任意の位置で固定できる。本実施形態において第2スクレイパ72を固定するボルト及びナットは第1スクレイパ71を固定するボルト及びナットと共用されている。

0082

第1斜面部72Aは、搬送部4の回転時に第2付勢部材48の付勢部48Aが当接する位置に形成された傾斜平面である。第2斜面部72Bは、第1斜面部72Aの後端から搬送方向に沿って斜め下方へ延び、搬送部4の回転時に第2付勢部材48の第2突出部48Bが当接する傾斜平面である。

0083

この構成によれば、ラッキョウを挟持したホルダ44が第2スクレイパ72の位置に到達すると、第2付勢部材48の付勢部48Aの先端が第1斜面部72Aに当接する。ここからホルダ44が搬送方向に回転することによって、付勢部48Aが第2台座部47から離れる方向(搬送方向上流側)に弾性変形し、切断された茎葉がガイド部材74に案内されて落下する。落下した茎葉は第2シュータ73に案内されて第2ケース13に回収される。

0084

ここからさらにホルダ44が搬送方向に回転することによって、付勢部48Aの先端が第1斜面部72Aに当接しながら第2斜面部72Bへ移動し、弾性変形した付勢部48Aが元に戻る途中で、第2突出部48Bが第2斜面部72Bに当接する。その後、第2突出部48Bが第2斜面部72Bを通過することで、弾性変形した付勢部48Aが完全に元の位置に戻る。

0085

このように、第2スクレイパ72及びガイド部材74によって切断後の茎葉がホルダ44から分離される。また、第2付勢部材48に第2突出部48Bを設けることにより、弾性変形した第2付勢部材48が第2斜面部72Bに沿ってゆっくり戻るため、第2付勢部材48が第2台座部47の上部材471の当接面471Aに衝突して生じる衝突音の発生を抑制することができる。

0086

なお、第2斜面部72Bは第2突出部48Bの移動経路に沿った湾曲面としてもよい。また、第1斜面部72A及び第2斜面部72Bの替わりに左右方向に延びるピンを用いてもよい。

0087

<変形例>
上記の実施形態では、第1付勢部材46に第1凹部46C、第2付勢部材48に第2凹部48Cを設けたが、替わりに第1台座部45及び第2台座部47に凹部を設けてもよい。また、付勢部材と台座部の両方に凹部を設けてもよい。

0088

また、上記の実施形態では、第1スクレイパ71と第2スクレイパ72とを左右対称位置に配置したが、第1スクレイパ71の搬送方向下流側に第2スクレイパ72を配置してもよいし、逆に第2スクレイパ72の搬送方向下流側に第1スクレイパ71を配置してもよい。

0089

また、上記の実施形態では、ドラム型の搬送部4を採用することで小型化したが、搬送部4の形態としてはベルトコンベア型のような平面部分を有する形態でもよい。

0090

1鱗茎菜類調製機
4 搬送部
5 切断部
40 第4付勢部材
44ホルダ
45 第1台座部
46 第1付勢部材
46A、48A付勢部
46B 第1突出部
46C 第1凹部
47 第2台座部
48 第2付勢部材
48B 第2突出部
48C 第2凹部
49 第3付勢部材
51回転軸部
52 第1回転刃
53 第2回転刃
71 第1スクレイパ
72 第2スクレイパ
401、491、492ねじりコイルバネ
441 第1挟持部
442 第2挟持部
461、462、481板バネ
R回転軸心
Sラッキョウ(鱗茎菜類)
S1鱗茎
S2 根
S3 茎葉

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