図面 (/)

技術 ココナッツミルク感増強剤

出願人 味の素株式会社
発明者 佐々木啓太小倉利江
出願日 2019年2月12日 (1年9ヶ月経過) 出願番号 2019-022817
公開日 2020年8月31日 (2ヶ月経過) 公開番号 2020-129965
状態 未査定
技術分野 調味料
主要キーワード キューブ状 レトルトパック 茶飲料類 口臭除去剤 ココナッツミルク キサンチル酸 容器入り食品 メチオナール
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年8月31日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (0)

図面はありません

課題

飲食品ココナッツミルク感を増強しうる組成物を提供する。

解決手段

成分(A)メチオナールならびに成分(B)1−オクテン−3−オールオクタン酸及びデカン酸を含むココナッツミルク感増強用組成物

概要

背景

ココナッツミルクは多くの製品に配合されている原料であるが、近年エスニックブーム流行により、ココナッツミルク入りのタイカレーデザート等に欠かせない食材となっている。ココナッツミルクは、ココヤシ未熟果実胚乳で、甘味を有する液状の食材であるが、牛乳豆乳等と比較すると、脂質が16%程度と多くカロリーは2〜3倍であり、値段も割高である。カロリーやコストを抑えるために飲食品中のココナッツミルクの量を減らすとココナッツミルク感がなくなるために、ココナッツミルクの風味を維持しカロリーやコストを抑える技術が望まれている。

一方、乳系フレーバーとして、S−メチルメチオニンスルフォニウムクライド等を配合することが知られている(特許文献1)が、ミルク又はバター様のフレーバーの提供を目的とするものであって、ココナッツミルクのフレーバーを付与するものではない。

概要

飲食品のココナッツミルク感を増強しうる組成物を提供する。成分(A)メチオナールならびに成分(B)1−オクテン−3−オールオクタン酸及びデカン酸を含むココナッツミルク感増強用組成物。なし

目的

カロリーやコストを抑えるために飲食品中のココナッツミルクの量を減らすとココナッツミルク感がなくなるために、ココナッツミルクの風味を維持しカロリーやコストを抑える技術が望まれている

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

成分(A)メチオナール、ならびに成分(B)1−オクテン−3−オールオクタン酸及びデカン酸を含むココナッツミルク増強用組成物

請求項2

成分(A):成分(B)の重量比が、1:0.015〜60である、請求項1に記載の組成物

請求項3

成分(B)において、1−オクテン−3−オールの含有量をx重量部、オクタン酸の含有量をy重量部及びデカン酸の含有量をz重量部とし、x+y+z=100として換算するとき、0<x≦80、5≦y≦80かつ10≦z≦90である、請求項1または2に記載の組成物。

請求項4

成分(A)の喫食濃度が、0.01重量ppb〜10重量ppmとなるように添加されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。

請求項5

成分(B)の喫食濃度が0.01重量ppb〜100重量ppmとなるように添加されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。

請求項6

(A)メチオナール、(B)1−オクテン−3−オール、オクタン酸及びデカン酸を添加してなる、ココナッツミルク含有飲食品

請求項7

ココナッツミルクの含有量が、80重量%以下である、請求項6に記載の飲食品

請求項8

成分(A):成分(B)の重量比が、1:0.015〜60である、請求項6又は7に記載の飲食品。

請求項9

成分(B)において、1−オクテン−3−オールの含有量をx重量部、オクタン酸の含有量をy重量部及びデカン酸の含有量をz重量部とし、x+y+z=100として換算するとき、0<x≦80、5≦y≦80かつ10≦z≦90である、請求項6〜8のいずれか1項に記載の飲食品。

請求項10

成分(A)の添加量が0.01重量ppb〜10重量ppmである、請求項6〜9のいずれか1項に記載の飲食品。

請求項11

成分(B)の添加量が0.01重量ppb〜100重量ppmである、請求項6〜10のいずれか1項に記載の飲食品。

請求項12

成分(A)メチオナールならびに成分(B)1−オクテン−3−オール、オクタン酸及びデカン酸を飲食品に添加することを含む、ココナッツミルク感が増強された飲食品を製造する方法。

請求項13

成分(A)の添加量が、0.01重量ppb〜10重量ppmである、請求項12に記載の方法。

請求項14

成分(B)の添加量が、0.01重量ppb〜100重量ppmである、請求項12又は13に記載の方法。

請求項15

成分(A)メチオナールならびに成分(B)1−オクテン−3−オール、オクタン酸及びデカン酸を飲食品に添加することを含む、ココナッツミルク感を増強する方法。

請求項16

成分(A)の添加量が、0.01重量ppb〜10重量ppmである、請求項15に記載の方法。

請求項17

成分(B)の添加量が、0.01重量ppb〜100重量ppmである、請求項15又は16に記載の方法。

技術分野

0001

本発明は、ココナッツミルク感増強機能を有する組成物及びココナッツミルク感増強方法、ならびにココナッツミルク感が増強された飲食品及びその製造方法に関する。

背景技術

0002

ココナッツミルクは多くの製品に配合されている原料であるが、近年エスニックブーム流行により、ココナッツミルク入りのタイカレーデザート等に欠かせない食材となっている。ココナッツミルクは、ココヤシ未熟果実胚乳で、甘味を有する液状の食材であるが、牛乳豆乳等と比較すると、脂質が16%程度と多くカロリーは2〜3倍であり、値段も割高である。カロリーやコストを抑えるために飲食品中のココナッツミルクの量を減らすとココナッツミルク感がなくなるために、ココナッツミルクの風味を維持しカロリーやコストを抑える技術が望まれている。

0003

一方、乳系フレーバーとして、S−メチルメチオニンスルフォニウムクライド等を配合することが知られている(特許文献1)が、ミルク又はバター様のフレーバーの提供を目的とするものであって、ココナッツミルクのフレーバーを付与するものではない。

先行技術

0004

特開2014-77067号公報

発明が解決しようとする課題

0005

本発明は、飲食品中のココナッツミルクを減量してもココナッツミルク感を維持又は増強することができる組成物を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、メチオナール一緒1−オクテン−3−オールオクタン酸及びデカン酸を、飲食品に対し添加するだけで、飲食品が有するココナッツミルク感を簡便に増強しうることを見出し、本発明を完成するに至った。

0007

即ち本発明は以下の態様を含む。
[1]成分(A)メチオナール、ならびに
成分(B)1−オクテン−3−オール、オクタン酸及びデカン酸
を含むココナッツミルク感増強用組成物
[2]成分(A):成分(B)の重量比が、1:0.015〜60である、[1]に記載の組成物。
[3]成分(B)において、1−オクテン−3−オールの含有量をx重量部、オクタン酸の含有量をy重量部及びデカン酸の含有量をz重量部とし、x+y+z=100として換算するとき、0<x≦80、5≦y≦80かつ10≦z≦90である、[1]又は[2]に記載の組成物。
[4]成分(A)の喫食濃度が、0.01重量ppb〜10重量ppmとなるように添加されることを特徴とする、[1]〜[3]のいずれかに記載の組成物。
[5]成分(B)の喫食濃度が0.01重量ppb〜100重量ppmとなるように添加されることを特徴とする、[1]〜[4]のいずれかに記載の組成物。
[6](A)メチオナール、(B)1−オクテン−3−オール、オクタン酸及びデカン酸を添加してなる、ココナッツミルク含有飲食品
[7]ココナッツミルクの含有量が、80重量%以下である、[6]に記載の飲食品。
[8]成分(A):成分(B)の重量比が、1:0.015〜60である、[6]又は[7]に記載の飲食品。
[9]成分(B)において、1−オクテン−3−オールの含有量をx重量部、オクタン酸の含有量をy重量部及びデカン酸の含有量をz重量部とし、x+y+z=100として換算するとき、0<x≦80、5≦y≦80かつ10≦z≦90である、[6]〜[8]のいずれかに記載の飲食品。
[10]成分(A)の添加量が0.01重量ppb〜100重量ppmである、[6]〜[9]のいずれかに記載の飲食品。
[11]成分(B)の添加量が0.01重量ppb〜100重量ppmである、[6]〜[10]のいずれかに記載の飲食品。
[12]成分(A)メチオナールならびに成分(B)1−オクテン−3−オール、オクタン酸及びデカン酸を飲食品に添加することを含む、ココナッツミルク感が増強された飲食品を製造する方法。
[13]成分(A)の添加量が、0.01重量ppb〜100重量ppmである、[12]に記載の方法。
[14]成分(B)の添加量が、0.01重量ppb〜100重量ppmである、[12]又は[13]に記載の方法。
[15]成分(A)メチオナールならびに成分(B)1−オクテン−3−オール、オクタン酸及びデカン酸を飲食品に添加することを含む、ココナッツミルク感を増強する方法。
[16]成分(A)の添加量が、0.01重量ppb〜100重量ppmである、[15]に記載の方法。
[17]成分(B)の添加量が、0.01重量ppb〜100重量ppmである、[15]又は[16]に記載の方法。

発明の効果

0008

本発明により、ココナッツミルク感を維持しつつココナッツミルクの添加量を減らすことができるので、低カロリー低コストのココナッツミルク配合飲食品を提供することができる。

0009

本発明は、成分(A)メチオナールならびに成分(B)1−オクテン−3−オール、オクタン酸及びデカン酸を含むココナッツミルク感増強用組成物に関する(以下本発明の組成物と略することもある)。

0010

本願において、ココナッツミルク感増強とは、ココナッツミルクの添加量減少に伴うココナッツミルク風味の消失または減弱を本来のココナッツミルクの風味と同等またはそれ以上にすることを意味する。例えば、飲食品中にココナッツミルク濃度を25%程度にすることで感じる風味が20%以下にすると風味が低下又は感じなくなる場合に、本発明の組成物を添加することで25%濃度の飲食品と同等以上のココナッツミルク感が増すことをココナッツミルク感増強という。

0011

本願においては、成分(A)はメチオナール(CAS番号:3268−49−3)であり、成分(B)は1−オクテン−3−オール(CAS番号:3391−86−4)、オクタン酸(CAS番号:124−07−2)及びデカン酸(CAS番号:334−48−5)の3つの化合物からなり、本明細書においては成分(B)というときには3つの化合物すべてを示す。

0012

本発明の組成物中の成分(A)の重量と成分(B)の各成分の総重量との比:成分(A):成分(B)は、ココナッツミルク感を増強させて異風味を抑えると好ましい風味が付与できるの観点から、通常1:0.015〜60であり、好ましくは1:0.05〜30であり、より好ましくは1:0.1〜5である。
本明細書において、異風味とは、油の酸化臭のような好ましくない風味をいう。

0013

成分(B)においては、3種の化合物を含んでいればその割合は特に限定されないが、好ましい風味が付与できるという観点からは、1−オクテン−3−オールの含有量をx重量部、オクタン酸の含有量をy重量部及びデカン酸の含有量をz重量部とし、x+y+z=100として換算するとき、0<x≦80、5≦y≦80かつ10≦z≦90である。なかでも10≦x≦70、10≦y≦60かつ10≦z≦70であることが好ましい。

0014

本発明の組成物は、成分(A)及び成分(B)のみ、又は「その他の成分」を加えて、食品製造等の分野において慣用の方法により製造することができる。
「その他の成分」として、本発明の効果を損なわない範囲であれば特には限定されないが、例えば、アラニングルタミン酸グリシン等のアミノ酸類およびその塩;酢酸酒石酸等の有機酸類およびその塩;食塩塩化ナトリウム塩化カリウム等の無機塩類難消化性デキストリン等の食物繊維砂糖蜂蜜メープルシロップスクロースグルコースフルクトース異性化糖オリゴ糖等の糖類;キシリトールエリスリトール等の糖アルコール類高甘味度甘味料イノシン酸グアニル酸キサンチル酸等の核酸類およびその塩;pH緩衝剤賦形剤増量剤香料食用油エタノール、水が挙げられる。
「その他の成分」としては、1種の成分を用いてもよく、2種またはそれ以上の成分を組み合わせて用いてもよい。

0015

本発明の組成物の形態は、特に制限されないが、飲食品に添加しやすい形態であり、粉状、顆粒状、液状、シロップ状ゼリー状ペースト状、キューブ状等が挙げられる。製剤化は常法により行うことができる。

0016

本発明の組成物における成分(A)及び(B)の総濃度は、特に制限されないが、通常1重量ppb〜100重量%であり、10重量ppb〜10重量%が好ましい。

0017

本発明においては、成分(A)の喫食濃度は、ココナッツミルクの風味が増強する、好ましい風味が付与できるという観点で、通常0.01重量ppb〜10重量ppmであり、好ましくは0.1重量ppb〜1重量ppmであり、より好ましくは1重量ppb〜0.1重量ppmである。
本明細書において、喫食濃度とは、喫食時の濃度であり、調理後の喫食時点での濃度を表す。

0018

成分(B)の喫食濃度が、ココナッツミルクの風味が増強し異風味を感じない、好ましい風味が付与できるという観点で、通常0.01重量ppb〜100重量ppmであり、好ましくは0.1重量ppb〜10重量ppmであり、より好ましくは1重量ppb〜1重量ppmである。
また成分(B)の各化合物の喫食濃度は以下の通りである:
1−オクテン−3−オール;通常0.01重量ppb〜100重量ppmであり、好ましくは0.1重量ppb〜10重量ppmであり、より好ましくは1重量ppb〜1重量ppm、
オクタン酸;通常0.01重量ppb〜100重量ppmであり、好ましくは0.1重量ppb〜10重量ppmであり、より好ましくは1重量ppb〜1重量ppm、及び
デカン酸;通常0.01重量ppb〜100重量ppmであり、好ましくは0.1重量ppb〜10重量ppmであり、より好ましくは1重量ppb〜1重量ppm。

0019

本発明の組成物に含まれる各成分(すなわち、成分(A)及び(B)および任意でその他の成分)は、互いに混合されて本発明の組成物に含まれていてもよく、それぞれ別個に、あるいは、任意の組み合わせで別個に、本発明の組成物に含まれていてもよい。本発明の組成物を添加して製造された飲食品中で成分(A)及び(B)が共存していればココナッツミルク感の増強効果が得られる。

0020

本発明の組成物の喫食濃度は、添加する飲食品の種類によって異なるが、飲食品中のココナッツミルクの濃度が50重量%以下の時に、成分(A)は通常0.01重量ppb〜100重量ppm、好ましくは0.1重量ppb〜10重量ppm、より好ましくは1重量ppb〜1重量ppm、ならびに成分(B)は通常0.01重量ppb〜100重量ppm、好ましくは0.1重量ppb〜10重量ppm、より好ましくは1重量ppb〜1重量ppmを添加することにより、ココナッツミルク感が増強され、所望の飲食品に求められるココナッツミルク感が得られる。

0021

本発明には、(A)メチオナール、(B)1−オクテン−3−オール、オクタン酸及びデカン酸を添加してなる、飲食品も含まれる(以下本発明の飲食品ともいう)。

0022

本発明の飲食品に添加する成分(A)の重量と成分(B)の各成分の総重量との比:成分(A):成分(B)は、飲食品のココナッツミルク感を増強させて異風味を抑える、好ましい風味が付与できるという観点から、通常1:0.015〜60であり、好ましくは1:0.05〜30であり、より好ましくは1:0.1〜5である。

0023

本発明の飲食品に添加する成分(B)においては、3種の化合物を含んでいればその割合は特に限定されないが、好ましい風味が付与できるという観点からは、1−オクテン−3−オールの含有量をx重量部、オクタン酸の含有量をy重量部及びデカン酸の含有量をz重量部とし、x+y+z=100として換算するとき、0<x≦80、5≦y≦80かつ10≦z≦90である。なかでも10≦x≦70、10≦y≦60かつ10≦z≦70であることが好ましい。

0024

本発明の飲食品には、ココナッツミルクが含まれることが好ましく、ココナッツミルクの含有量(濃度)は、飲食品の種類や濃度によって決められるが、成分(A)及び(B)のココナッツミルクの増強効果を発揮でき、好ましい風味が付与できるという観点からは、ココナッツミルクの風味が感じられない又は弱い量が好ましく、具体的には80重量%以下であり、好ましくは1〜70重量%、より好ましくは5〜50重量%である。

0025

本発明の飲食品に添加する成分(A)の添加濃度は、ココナッツミルクの含有量や飲食品の種類等によって決められるが、ココナッツミルクの増強効果を発揮できる、好ましい風味が付与できるという観点からは、通常0.01重量ppb〜10重量ppm、好ましくは0.1重量ppb〜1重量ppm、より好ましくは1重量ppb〜0.1重量ppmである。

0026

本発明の飲食品に含まれる成分(B)の添加濃度は、ココナッツミルクの含有量や飲食品の種類等によって決められるが、ココナッツミルクの増強効果を発揮できる、好ましい風味が付与できるという観点からは、通常0.01重量ppb〜100重量ppm、好ましくは0.1重量ppb〜10重量ppm、より好ましくは1重量ppb〜1重量ppmである。
また成分(B)の各化合物の添加濃度は以下の通りである;
1−オクテン−3−オール:通常0.01重量ppb〜100重量ppmであり、好ましくは0.1重量ppb〜10重量ppmであり、より好ましくは1重量ppb〜1重量ppm、
オクタン酸:通常0.01重量ppb〜100重量ppmであり、好ましくは0.1重量ppb〜10重量ppmであり、より好ましくは1重量ppb〜1重量ppm、及び
デカン酸:通常0.01重量ppb〜100重量ppmであり、好ましくは0.1重量ppb〜10重量ppmであり、より好ましくは1重量ppb〜1重量ppm。

0027

上記例示した成分(A)及び(B)の添加濃度は、飲食品の喫食態様に応じて、そのまま、あるいは適宜修正して、当該成分(A)及び(B)の喫食量(喫食濃度)とすることができる。すなわち、濃縮または希釈されず喫食される(例えば、そのまま喫食される)飲食品を製造する場合、上記例示した成分(A)及び(B)の添加濃度は、そのまま、当該成分(A)及び(B)の喫食量と読み替えてよい。また、濃縮または希釈されて喫食される飲食品を製造する場合、上記例示した成分(A)及び(B)の添加濃度と、濃縮または希釈の倍率とから、当該成分(A)及び(B)の喫食量を設定することができる。例えば、10倍希釈して喫食される飲食品を製造する場合、上記例示した成分(A)及び(B)の添加濃度の10倍を、当該成分(A)及び(B)の喫食量として設定してよい。

0028

本発明の飲食品は、さらに、その他の成分(成分(A)及び(B)以外の成分)が添加されていてもよい。ここでいう「その他の成分」については、既述に準じる。

0029

本発明において飲食品は、経口摂取される組成物又は口腔内に使用される組成物であって、ココナッツミルクを含んでいれば特に制限されないが、食品、飲料、調味料医薬品、医薬部外品香粧品包含される。

0030

食品としては、例えば、コンソメスープポタージュスープ等のスープ類及びその即席粉末食品ホイップクリームジャム、果実のシロップ煮、タピオカプリンなどのプリン、ゼリー、ババロア及びヨーグルト等のデザート類カレー、特にタイ風カレー(グリーンカレー、イエローカレー、レッドカレー)、シチューピラフ(エスニックチャーハン)、丼、スープ等及びそれらのレトルト食品ハンバーグハムソーセージ等の食肉加工食品;かまぼこ、ちくわ等の水産加工食品チーズ等の酪農製品類;バター、発酵乳粉乳等の乳製品アイスクリームアイスミルクラクトアイスシャーベット氷菓等の冷菓類;パン類;うどん、冷麦、そうめん、ソバ中華そばスパゲッティマカロニ、ビーフン、はるさめ及びワンタン等の麺類フライ麺ノンフライ麺などの即席麺も含む);グミキャンディーガム錠菓スナック等の菓子類栄養バー等が挙げられる。飲料としては、ココナッツミルク、生乳、牛乳、加工乳などの乳又は乳飲料乳酸菌飲料清涼飲料果汁入りを含む)、炭酸飲料果汁飲料野菜飲料野菜果実飲料スポーツ飲料ゼリー飲料粉末飲料等の飲料類アルコール飲料コーヒー飲料紅茶飲料等の茶飲料類が挙げられる。
飲食品は、そのまま喫食できる態様で提供されてもよく、そうでなくてもよい。飲食品は、例えば、喫食前または喫食時に喫食に適した態様に調製されて喫食されてもよい。例えば、グリーンカレー等のカレー類の場合、そのまま喫食できる容器入り食品レトルトパック等)として提供されてもよく、調理や希釈して喫食する液状、ルーなどの半固形状粉末等の濃縮物として提供されてもよい。

0031

また、食品には、一般食品に限られず、栄養補助食品サプリメント)、栄養機能食品特定保健用食品等の、いわゆる健康食品や医療用食品も包含される。例えば、上記例示したような食品は、一般食品として提供されてもよいし、健康食品や医療用食品として提供されてもよい。

0032

調味料としては、固体調味料;液体調味料半固体調味料等が挙げられる。

0033

医薬品としては、上記呈味成分を含んでいれば特に制限されず、あらゆる経口医薬品が包含される。例えばビタミン剤滋養強壮剤栄養剤、サプリメント、及び各種の医薬製剤を挙げることができる。これらはいずれも形態を問うものではなく散剤顆粒剤丸剤錠剤液剤シロップ剤等のいずれであってもよい。なかでも口中で溶解して服用する、口腔内崩壊錠トローチチュアブル錠等に本発明の組成物は好ましく使用される。

0034

医薬部外品としては、歯磨き剤口中清涼剤口臭予防剤口臭除去剤洗口剤、うがい剤等が挙げられる

0035

香粧品としては、口紅等が挙げられる。

0036

本発明の飲食品は、具体的には、ココナッツミルク感が増強された飲食品である。

0037

本発明の飲食品は、本発明の組成物または成分(A)及び(B)を添加すること以外は、通常の飲食品と同様の原料を用い、同様の方法によって製造することができる。本発明の組成物または成分(A)及び(B)の添加は、飲食品の製造工程のいずれの段階で行われてもよい。すなわち、本発明の組成物または成分(A)及び(B)は、飲食品の原料に添加されてもよく、製造途中の飲食品に添加されてもよく、完成した飲食品に添加されてもよい。本発明の組成物または成分(A)及び(B)は、1回のみ添加されてもよく、2またはそれ以上の回数に分けて添加されてもよい。また、本発明の組成物を添加する場合、本発明の組成物が成分(A)及び(B)をそれぞれ別個に、あるいは、任意の組み合わせで別個に含む場合には、成分(A)及び(B)は同時に飲食品またはその原料に添加されてもよいし、それぞれ別個に、あるいは、任意の組み合わせで別個に、飲食品またはその原料に添加されてもよい。また、成分(A)及び(B)を添加する場合、成分(A)及び(B)は同時に飲食品またはその原料に添加されてもよいし、それぞれ別個に、あるいは、任意の組み合わせで別個に、飲食品またはその原料に添加されてもよい。

0038

本発明の飲食品は、さらに、その他の成分(成分(A)及び(B)以外の成分)を添加することを含んでいてもよい。ここでいう「その他の成分」については、上述した本発明の組成物における「その他の成分」についての記載を準用できる。また、本発明の組成物を「その他の成分」とさらに併用してもよい。「その他の成分」を添加する場合、「その他の成分」の添加も、本発明の組成物または成分(A)及び(B)の添加と同様に行うことができる。例えば、「その他の成分」と本発明の組成物または成分(A)及び(B)とは、同時に飲食品またはその原料に添加されてもよいし、それぞれ別個に、あるいは、任意の組み合わせで別個に、飲食品またはその原料に添加されてもよい。

0039

本発明には、成分(A)メチオナールならびに成分(B)1−オクテン−3−オール、オクタン酸及びデカン酸を飲食品に添加することを含む、ココナッツミルク感が増強された飲食品の製造方法も含まれる(本発明の製造方法ともいう)。

0040

成分(A)と成分(B)を飲食品に添加する方法としては、飲食品への直接添加や、水や溶媒等を用いて希釈してからの添加等が挙げられ、添加形態に特に制限はない。

0041

本発明の製造方法は、さらに、その他の成分(成分(A)及び(B)以外の成分)を添加することを含んでいてもよい。ここでいう「その他の成分」については、既述に準じる。「その他の成分」を添加する場合、「その他の成分」の添加も、本発明の組成物または成分(A)及び(B)の添加と同様に行うことができる。例えば、「その他の成分」と本発明の組成物または成分(A)及び(B)とは、同時に飲食品またはその原料に添加されてもよいし、それぞれ別個に、あるいは、任意の組み合わせで別個に、飲食品またはその原料に添加されてもよい。

0042

本発明の飲食品に成分(A)と成分(B)を添加する時期は、飲食品の製造前の原料への添加、製造中、完成後、喫食直前、喫食中などいつ添加しても、得られる飲食品はココナッツミルク感を有する。

0043

本発明の製造方法には、必要に応じて食品添加物を混合し、溶解する工程、容器充填する工程、ならびに殺菌処理する工程等、飲食品の製造工程に通常含まれる処理や工程が含まれ得る。各種定義や好適範囲は既述に準じる。

0044

本発明には、成分(A)及び(B)を飲食品に添加することを含む、飲食品のココナッツミルク感を増強する方法及び飲食品にココナッツミルク感を付与する方法も含まれる。各種定義や好適範囲は既述に準じる。

0045

以下に本発明について、実施例によりさらに詳細に説明する。なお、以下において、特に断らない限り、「%」は「重量%」及び「ppm」は「重量ppm」を意味する。

0046

(実施例1)グリーンカレーに対する効果
1.飲食品及びサンプルの調製
(1)ポジティブコントロール(PC)
グリーンカレーペースト100g(Ayam社)及びココナッツミルク270g(Kara社)を約95℃の湯700gに溶解して、ココナッツミルク量が通常量であるグリーンカレーを調製した。
(2)ネガティブコントロールNC
グリーンカレーペースト100g(Ayam社)及びココナッツミルク189g(Kara社)を約95℃の湯700gに溶解して、ココナッツミルク量が3割減のグリーンカレーを調製した。
(3)サンプル
前記(2)にメチオナールならびに1−オクテン−3−オール、オクタン酸及びデカン酸を表1に記載の通りの量を添加して各サンプルを調製した。

0047

2.評価
得られたカレーについて、専門パネラー2名によって、下記評価基準(6段階)に従い官能評価を行った。結果を表1に示す。

0048

評価基準(ココナッツミルク風味の評価)
−:効果なし。NCと同程度のココナッツミルク風味
+:やや効果を感じられる
+++:効果あり。PCの半分程度のココナッツミルク風味
+++++:非常に大きな効果あり。PCと同程度のココナッツミルク風味

0049

評価基準(異風味の評価)
−:なし
+:異風味を少し感じる
+++:異風味の強さが許容範囲外
+++++:非常に異風味が強い

0050

0051

(実施例2)グリーンカレーに対する効果
1.飲食品及びサンプルの調製
(1)ポジティブコントロール(PC)
実施例1と同様に調製した。
(2)ネガティブコントロール(NC)
実施例1と同様に調製した。
(3)サンプル
前記(2)に1−オクテン−3−オール、オクタン酸及びデカン酸の量を表2に記載の通り変化させた量を添加して調製した。

0052

2.評価
得られたカレーについて、専門パネラー2名によって、実施例1と同様に官能評価を行った。結果を表2に示す。

0053

0054

(実施例3)グリーンカレーに対する効果
1.飲食品及びサンプルの調製
(1)ポジティブコントロール(PC)
実施例1と同様に調製した。
(2)ネガティブコントロール(NC)
実施例1と同様に調製した。
(3)サンプル
前記(2)に表3に記載の通りAとBの比率を変化させた量を添加して調製した。

0055

2.評価
得られたカレーについて、専門パネラー2名によって、実施例1と同様に官能評価を行った。結果を表3に示す。

実施例

0056

0057

本発明により、ココナッツミルク感が向上した飲食品を提供することができる。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ