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技術 全閉外扇形回転電機および外扇カバー

出願人 東芝三菱電機産業システム株式会社
発明者 今井孝徳小串卓
出願日 2019年2月8日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2019-021482
公開日 2020年8月27日 (4ヶ月経過) 公開番号 2020-129897
状態 未査定
技術分野 電動機、発電機の外枠 電動機、発電機の冷却
主要キーワード 分割ガイド 底板カバー 側部ガイド板 出口空間 半割れ 反結合 頂部端 消音部材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年8月27日)のものです。
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図面 (8)

課題

全閉外扇形回転電機冷却能力を低下させることなく騒音の低減を図る。

解決手段

全閉外扇形回転電機は、ロータシャフトおよび回転子鉄心を有する回転子と、固定子と、フレームと、結合側軸受および反結合側軸受と、結合側軸受ブラケットおよび反結合側軸受ブラケットと、複数の冷却管および冷却器カバーを有する冷却器と、ロータシャフトの軸受の軸方向の外側に取り付けられて冷却管の内部に外気を供給する外扇と、外扇カバー80を備える。外扇カバー80は、外扇の外側を覆うように形成されたカバー板81と、カバー板81に囲まれた空間を外扇入口空間と外扇出口空間とに分割し外扇を覆う分割ガイドとを有する。カバー板81の外扇に対向しない部分のみに外気取り入れ孔82が形成されている。分割ガイドには、外気を外扇に導入する吸込み開口が形成され複数の冷却管に連通している。

概要

背景

全閉外扇形回転電機は、回転子固定子回転子鉄心と固定子を収納するフレームに、さらに、冷却器および外扇を備える。外扇は、通常、回転子のロータシャフトの一端(反結合側)に設けられている。外扇により駆動された外気は、冷却器の軸方向に延びた冷却管のそれぞれの一方の開口から冷却管内に流入し、他方の開口から外部に流出する。

全閉外扇形回転電機においては、フレームと冷却器カバーとで閉空間を形成している。冷却管はこの閉空間内を貫通しており、冷却管の外側は、閉空間の雰囲気である。通常は、空気などの冷却用気体がこの閉空間内を循環する。

冷却管内を通過する外気は、冷却管の外側の冷却用気体を冷却する。冷却用気体は、回転子鉄心、固定子鉄心および固定子巻線等を冷却する。

概要

全閉外扇形回転電機の冷却能力を低下させることなく騒音の低減をる。全閉外扇形回転電機は、ロータシャフトおよび回転子鉄心を有する回転子と、固定子と、フレームと、結合側軸受および反結合側軸受と、結合側軸受ブラケットおよび反結合側軸受ブラケットと、複数の冷却管および冷却器カバーを有する冷却器と、ロータシャフトの軸受の軸方向の外側に取り付けられて冷却管の内部に外気を供給する外扇と、外扇カバー80を備える。外扇カバー80は、外扇の外側を覆うように形成されたカバー板81と、カバー板81に囲まれた空間を外扇入口空間と外扇出口空間とに分割し外扇を覆う分割ガイドとを有する。カバー板81の外扇に対向しない部分のみに外気取り入れ孔82が形成されている。分割ガイドには、外気を外扇に導入する吸込み開口が形成され複数の冷却管に連通している。

目的

本発明は、全閉外扇形回転電機の冷却能力を低下させることなく騒音の低減を図ることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

回転軸方向に延びて回転可能に支持されたロータシャフトと、前記ロータシャフトの径方向外側に設けられた回転子鉄心とを有する回転子と、前記回転子鉄心の径方向外側に設けられた円筒状の固定子鉄心と、前記固定子鉄心内を前記回転軸方向に貫通する固定子巻線とを有する固定子と、前記固定子の径方向の外側に配されて前記回転子鉄心と前記固定子とを収納するフレームと、前記回転子鉄心を挟んで前記回転軸方向の両側で前記ロータシャフトを支持する結合側軸受および反結合側軸受と、前記結合側軸受および前記反結合側軸受のそれぞれを静止支持し前記フレームの前記回転軸方向の両側に接続する結合側軸受ブラケットおよび反結合側軸受ブラケットと、前記回転軸方向に延びて互いに並列に配された複数の冷却管と、前記複数の冷却管を収納し前記フレーム、前記結合側軸受ブラケットおよび前記反結合側軸受ブラケットとともに閉空間を形成する冷却器カバーと、を有する冷却器と、前記ロータシャフトの前記反結合側軸受の軸方向の外側に取り付けられて前記複数の冷却管の内部に外気を供給する外扇と、前記外扇の外側を覆うように形成されたカバー板と、前記カバー板に囲まれた空間を外扇入口空間と外扇出口空間とに分割する分割ガイドとを有する外扇カバーと、を備え、前記カバー板の前記外扇に対向しない部分のみに外気取り入れ孔が形成され、前記分割ガイドは、前記外扇を覆うように配置され、前記外気取り入れ孔から流入した外気を前記外扇に導入する吸込み開口が形成されて、前記複数の冷却管に連通している、ことを特徴とする全閉外扇形回転電機

請求項2

前記カバー板は、前記外扇に対向する正面カバー板と、2つの側部カバー板と、前記正面カバー板の上端および前記2つの側部カバー板の上端と結合する上部カバー板と、を有し、前記外気取り入れ孔は、前記2つの側部カバー板および前記上部カバー板のいずれかに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の全閉外扇形回転電機。

請求項3

回転軸方向に延びて回転可能に支持されたロータシャフトと、前記ロータシャフトの径方向外側に設けられた回転子鉄心とを有する回転子と、前記回転子鉄心の径方向外側に設けられた円筒状の固定子鉄心と、前記固定子鉄心内を前記回転軸方向に貫通する固定子巻線とを有する固定子と、前記固定子の径方向の外側に配されて前記回転子鉄心と前記固定子とを収納するフレームと、前記回転子鉄心を挟んで前記回転軸方向の両側で前記ロータシャフトを支持する結合側軸受および反結合側軸受と、前記結合側軸受および前記反結合側軸受のそれぞれを静止支持し前記フレームの前記回転軸方向の両側に接続する結合側軸受ブラケットおよび反結合側軸受ブラケットと、前記回転軸方向に延びて互いに並列に配された複数の冷却管と、前記複数の冷却管を収納し前記フレーム、前記結合側軸受ブラケットおよび前記反結合側軸受ブラケットとともに閉空間を形成する冷却器カバーと、を有する冷却器と、前記ロータシャフトの前記反結合側軸受の軸方向の外側に取り付けられて前記複数の冷却管の内部に外気を供給する外扇と、を備える全閉外扇形回転電機の外扇カバーであって、前記外扇カバーは、前記外扇の外側を覆うように形成されたカバー板と、前記カバー板に囲まれた空間を外扇入口空間と外扇出口空間とに分割する分割ガイドと、を具備し、前記カバー板の前記外扇に対向しない部分のみに外気取り入れ孔が形成され、前記分割ガイドは、前記外扇を覆うように配置され、前記外気取り入れ孔から流入した外気を前記外扇に導入する吸込み開口が形成されて、前記複数の冷却管に連通している、ことを特徴とする外扇カバー。

技術分野

0001

本発明は、全閉外扇形回転電機およびその外扇カバーに関する。

背景技術

0002

全閉外扇形回転電機は、回転子固定子回転子鉄心と固定子を収納するフレームに、さらに、冷却器および外扇を備える。外扇は、通常、回転子のロータシャフトの一端(反結合側)に設けられている。外扇により駆動された外気は、冷却器の軸方向に延びた冷却管のそれぞれの一方の開口から冷却管内に流入し、他方の開口から外部に流出する。

0003

全閉外扇形回転電機においては、フレームと冷却器カバーとで閉空間を形成している。冷却管はこの閉空間内を貫通しており、冷却管の外側は、閉空間の雰囲気である。通常は、空気などの冷却用気体がこの閉空間内を循環する。

0004

冷却管内を通過する外気は、冷却管の外側の冷却用気体を冷却する。冷却用気体は、回転子鉄心、固定子鉄心および固定子巻線等を冷却する。

先行技術

0005

特開平7−213018号公報
特開平9−275663号公報

発明が解決しようとする課題

0006

冷却管内を流れて冷却用気体を冷却する外気は、外扇カバーに設けられた外気取り入れ口から流入し、外扇カバー内で、外扇により冷却管に圧送される。

0007

ここで、外気の流量が大きくなるほど、冷却器における冷却能力は増大するが、外気の流れによる騒音も増大する。騒音の原因としては、外扇による風切り音と、外気が冷却管に流入する際の管板衝突する音などがある。回転電機2極機の場合は、特にロータシャフトの回転数が大きいため、外扇の回転数も大きく、外扇による風切り音が大きくなる。このため、騒音を所定の値以下に抑制する必要がある。

0008

騒音を低減させる技術として、外扇の径方向外側から冷却器に導く流路を工夫した技術(特許文献1参照)、あるいは、外扇の吐出側でジェットファン作用をもたらす構成とした技術(特許文献2参照)などの例がある。これらの例は、いずれも、外扇の下流側の流路に関するものであり、外扇カバー内の構造が複雑になる。

0009

そこで、本発明は、全閉外扇形回転電機の冷却能力を低下させることなく騒音の低減を図ることを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

上述の目的を達成するため、本発明に係る全閉外扇形回転電機は、回転軸方向に延びて回転可能に支持されたロータシャフトと、前記ロータシャフトの径方向外側に設けられた回転子鉄心とを有する回転子と、前記回転子鉄心の径方向外側に設けられた円筒状の固定子鉄心と、前記固定子鉄心内を前記回転軸方向に貫通する固定子巻線とを有する固定子と、前記固定子の径方向の外側に配されて前記回転子鉄心と前記固定子とを収納するフレームと、前記回転子鉄心を挟んで前記回転軸方向の両側で前記ロータシャフトを支持する結合側軸受および反結合側軸受と、前記結合側軸受および前記反結合側軸受のそれぞれを静止支持し前記フレームの前記回転軸方向の両側に接続する結合側軸受ブラケットおよび反結合側軸受ブラケットと、前記回転軸方向に延びて互いに並列に配された複数の冷却管と、前記複数の冷却管を収納し前記フレーム、前記結合側軸受ブラケットおよび前記反結合側軸受ブラケットとともに閉空間を形成する冷却器カバーと、を有する冷却器と、前記ロータシャフトの前記反結合側軸受の軸方向の外側に取り付けられて前記複数の冷却管の内部に外気を供給する外扇と、前記外扇の外側を覆うように形成されたカバー板と、前記カバー板に囲まれた空間を外扇入口空間と外扇出口空間とに分割する分割ガイドとを有する外扇カバーと、を備え、前記カバー板の前記外扇に対向しない部分のみに外気取り入れ孔が形成され、前記分割ガイドは、前記外扇を覆うように配置され、前記外気取り入れ孔から流入した外気を前記外扇に導入する吸込み開口が形成されて、前記複数の冷却管に連通している、ことを特徴とする。

0011

また、本発明に係る外扇カバーは、回転軸方向に延びて回転可能に支持されたロータシャフトと、前記ロータシャフトの径方向外側に設けられた回転子鉄心とを有する回転子と、前記回転子鉄心の径方向外側に設けられた円筒状の固定子鉄心と、前記固定子鉄心内を前記回転軸方向に貫通する固定子巻線とを有する固定子と、前記固定子の径方向の外側に配されて前記回転子鉄心と前記固定子とを収納するフレームと、前記回転子鉄心を挟んで前記回転軸方向の両側で前記ロータシャフトを支持する結合側軸受および反結合側軸受と、前記結合側軸受および前記反結合側軸受のそれぞれを静止支持し前記フレームの前記回転軸方向の両側に接続する結合側軸受ブラケットおよび反結合側軸受ブラケットと、前記回転軸方向に延びて互いに並列に配された複数の冷却管と、前記複数の冷却管を収納し前記フレーム、前記結合側軸受ブラケットおよび前記反結合側軸受ブラケットとともに閉空間を形成する冷却器カバーと、を有する冷却器と、前記ロータシャフトの前記反結合側軸受の軸方向の外側に取り付けられて前記複数の冷却管の内部に外気を供給する外扇と、を備える全閉外扇形回転電機の外扇カバーであって、前記外扇カバーは、前記外扇の外側を覆うように形成されたカバー板と、前記カバー板に囲まれた空間を外扇入口空間と外扇出口空間とに分割する分割ガイドと、を具備し、前記カバー板の前記外扇に対向しない部分のみに外気取り入れ孔が形成され、前記分割ガイドは、前記外扇を覆うように配置され、前記外気取り入れ孔から流入した外気を前記外扇に導入する吸込み開口が形成されて、前記複数の冷却管に連通している、ことを特徴とする。

発明の効果

0012

本発明によれば、全閉外扇形回転電機の冷却能力を低下させることなく騒音の低減を図ることが可能となる。

図面の簡単な説明

0013

実施形態に係る全閉外扇形回転電機の構成を示す立断面図である。
実施形態に係る全閉外扇形回転電機の外扇カバーの構成を示す図1のII−II線矢視立断面図である。
実施形態に係る全閉外扇形回転電機の外扇カバーの構成を示す図2のIII−III線矢視横断面図である。
実施形態に係る全閉外扇形回転電機の外扇カバーの構成を示す図3のIV−IV線矢視立断面図である。
実施形態に係る全閉外扇形回転電機の外扇カバーの構成を示す図3のV−V線矢視立断面図である。
実施形態に係る全閉外扇形回転電機の外扇カバーの構成を示す図3のVI−VI線矢視平面図である。
実施形態に係る全閉外扇形回転電機の外扇カバーの効果を説明する概念的な平断面図である。

実施例

0014

以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る全閉外扇形回転電機および外扇カバーについて説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には、共通の符号を付して、重複説明は省略する。

0015

図1は、実施形態に係る全閉外扇形回転電機の構成を示す立断面図である。

0016

全閉外扇形回転電機100は、回転子10、固定子20、結合側軸受30a、反結合側軸受30b、フレーム40、冷却器60、および外扇70を有する。

0017

回転子10は、長手方向に延びたロータシャフト11と、ロータシャフト11に取り付けられた回転子鉄心12を有する。ロータシャフト11の一端には、結合対象との結合のための結合部11aが設けられている。ロータシャフト11は、回転子鉄心12を挟んだ両側で結合側軸受30aおよび反結合側軸受30bにより回転可能に支持される。

0018

ロータシャフト11のそれぞれの軸受と回転子鉄心12の間の部分には、それぞれ、内扇51が取り付けられている。

0019

固定子20は、回転子鉄心12の径方向外側に、空隙を介して配された円筒状の固定子鉄心21と、周方向に互いに間隔をおいて軸方向に固定子鉄心21を貫通する固定子巻線22を有する。

0020

フレーム40は、固定子20の径方向外側に、固定子20を囲むように配されている。フレーム40は、筒状であり、その両側の端部には、結合側軸受ブラケット45aおよび反結合側軸受ブラケット45bが取り付けられており、それぞれ、結合側軸受30aおよび反結合側軸受30bを静止支持している。

0021

フレーム40の上方には冷却器60が設けられている。冷却器60は、互いに並列に配されて軸方向に直線的に延びた冷却管61と、冷却管61を収納する冷却器カバー63を有する。冷却管61は、その両端が端板62a、62bを突出しない状態で貫通し、端板62a、62bに静止支持されている。

0022

フレーム40、結合側軸受ブラケット45aおよび反結合側軸受ブラケット45b、冷却器カバー63および端板62a、62bは、互いに相まって閉空間40aを形成する。フレーム40内の空間と、冷却器カバー63内の空間とは、冷却器入口開口64および冷却器出口開口65a、65bを介して連通している。冷却器入口開口64は、固定子20の上方、冷却器出口開口65a、65bは、内扇51の上方に、フレーム40の開口として形成されている。

0023

ロータシャフト11の結合部11aが設けられている側と反対側の端部近傍には、外扇70が設けられている。また、外扇70の外側には、外扇70を収納し、外扇70に外気をガイドし、外扇70から冷却管61に外気をガイドする外扇カバー80が設けられている。

0024

外扇カバー80は、カバー板81、分割ガイド83および内側ガイド84を有する。

0025

カバー板81と分割ガイド83により、外扇70により駆動される外気の流れにおいて、外扇70の入口側の空間が形成される。

0026

また、分割ガイド83、内側ガイド4および反結合側軸受ブラケット45b,および端板62bにより、外扇70により駆動される外気の流れにおいて、外扇70の出口側の空間が形成される。

0027

図2は、実施形態に係る全閉外扇形回転電機の外扇カバーの構成を示す図1のII−II線矢視立断面図である。図3は、図2のIII−III線矢視横断面図、図4は、図3のIV−IV線矢視立断面図、また、図5は、図3のV−V線矢視立断面図、図6は、図3のVI−VI線矢視平面図である。

0028

外扇カバー80のカバー板81は、最外面の部分であり、外気に接している。カバー板81は、外形直方体であり、正面カバー板81a、2つの側部カバー板81b、上部カバー板81c、および底部カバー板81dを有する。

0029

正面カバー板81aは、端板62bおよび反結合側軸受ブラケット45bに対向している。正面カバー板81aの内面すなわち反結合側軸受ブラケット45b側には、図2等に示すように、たとえば、スポンジなどの消音部材81sが取り付けられていてもよい。また、さらに、側部カバー板81b、上部カバー板81cにも、消音部材81sが取り付けられていてもよい。

0030

底部カバー板81dは、正面カバー板81aの底部端および反結合側軸受ブラケット45bの底部端を結んで、カバー板81の底部を形成する。上部カバー板81cは、正面カバー板81aの頂部端および端板62bの頂部端を結んで、カバー板81上部を形成する。正面カバー板81a、上部カバー板81cおよび底部カバー板81dのそれぞれの一方の端部と、端板62bおよび反結合側軸受ブラケット45bに接続するように一方の側部カバー板81bを接続する。他方の側部カバー板81bについても同様である。

0031

ここで、図5に示すように、2枚の側部カバー板81bには、複数の外気取り入れ孔82が形成されている。図5では、外気取り入れ孔82は、側部カバー板81bの、端板62bおよび反結合側軸受ブラケット45bに近い領域に偏って形成されている。複数の外気取り入れ孔82は正方格子状に配列されているが、これに限定されない。すなわち、たとえば、千鳥配置などであってもよい。

0032

内側ガイド84は、外形が軸方向に中心を有する円錐台であり、外扇70と反結合側軸受30bとの間にあって反結合側軸受ブラケット45bに支持され、ロータシャフト11の貫通孔を有する。内側ガイド84は、たとえば半割れであり、外扇70を取り付け後にも設置可能に形成されている。

0033

分割ガイド83は、カバー板81内の空間を、外扇入口空間80aと外扇出口空間80bとに分割する。分割ガイド83は、正面ガイド板83a、側部ガイド板83b、斜向ガイド板83c、および上部ガイド板83dを有する。

0034

正面ガイド板83aは、長方形で、カバー板81の正面カバー板81aに対向するように直立しており、下端は、カバー板81の底部カバー板81dの上面に接している。正面カバー板81aのほぼ中央付近には、円形の吸込み開口83hが形成されている。吸込み開口83hから外扇70までは、筒状の吸込みガイド83gが外気をガイドする。

0035

斜向ガイド板83cは、長方形で、正面ガイド板83aの上端と結合し、端板62b側に傾くように上方に延びている。

0036

上部ガイド板83dは、長方形で、斜向ガイド板83cの上端と結合し、水平に端板62b側に延びて端板62bと接している。

0037

側部ガイド板83bは、下半部は長方形で、正面ガイド板83a、カバー板81の底部カバー板81d、および反結合側軸受ブラケット45bと結合し、上半部は、台形で、斜向ガイド板83c、上部ガイド板83d、および端板62bと結合し、外扇出口空間80bを形成する。

0038

外扇出口空間80bは、ガイド板83、カバー板の底板カバー板81d、反結合側軸受ブラケット45bおよび端板62bに囲まれた空間であり、冷却管61のそれぞれの端部の開口を通して冷却管61内と連通し、かつ、ガイド板83に形成された外扇70の吸込み開口83hを介して外扇出口空間80bと連通している。これ以外には外部と連通する部分はない。

0039

図5に示すように、側部ガイド板83bには、複数の外気取り入れ孔82が形成されている。外気取り入れ孔82が形成されている範囲は、側部ガイド板83bの反結合側軸受ブラケット45bおよび端板62bの側に近い領域である。なお、図5では、側部ガイド板83bの横方向の半分程度の領域に形成されている場合を示しているが、騒音の外部への漏えいの程度が問題なければ、さらに正面ガイド板83aの側に広がっている場合でもよい。

0040

なお、以上では、分割ガイド83が、複数の板材で構成されている場合を例にとって示したが、これに限定されない。たとえば、複数の板材の一部または全部を、曲面状の板に代えてもよい。

0041

次に、本実施形態に係る全閉外扇形回転電機およびその外扇カバーの作用を説明する。

0042

機内について、図1引用しながら説明する。機内の冷却用気体は、2台の内扇51により冷却用気体が回転子鉄心12および固定子20の方向に駆動され、これらを冷却した後に、冷却器入口開口64から冷却器60に流入し、ガイド板66aおよびガイド板66bの間の空間の冷却管61の外側を上昇しながら冷却管61内を流れる外気により冷却される。上部連通空間67に到達した冷却用気体は、結合側と反結合側に分かれる。

0043

結合側に分かれた冷却用気体は、端板62aとガイド板66aの間の空間の冷却管61の外側を下降しながら冷却された後に、冷却器出口開口65aを経由して、結合側に配された内扇51に再び流入する。

0044

反結合側に分かれた冷却用気体は、端板62bとガイド板66bの間の空間の冷却管61の外側を下降しながら冷却された後に、冷却器出口開口65bを経由して、反結合側に配された内扇51に再び流入する。

0045

次に、冷却管61の内部を流れる冷却媒体である外気の流れを、図6を引用しながら説明する。

0046

図6では、外気の流れを白抜きの矢印で示している。カバー板81においては、側部カバー板81bにおいてのみ、外気取り入れ孔82(図5)が形成されている。図6においては、破線で囲んだH部の下方に外気取り入れ孔82が形成されている。

0047

外気取り入れ孔82から外扇入口空間80aに流入した外気は、正面カバー板81aと正面ガイド板83aとの間の空間に回り込んだ後に、正面ガイド板83aに形成された吸込み開口83hから外扇70に流入する。

0048

ここで、正面カバー板81aと正面ガイド板83aとの間の空間では、外気の流速は、外気取り入れ孔82における流速に比べて十分に小さく、正面カバー板81aと正面ガイド板83aとの間の空間における外気の流れによる圧力損失は小さい。したがって、仮に正面カバー板81aに外気取り入れ孔が形成され、外気が正面から直接に外扇に流入する場合に比べて、本実施形態における外扇カバー80の構成が外扇70による風量を低下させる程度は殆ど無視できる程度である。

0049

外扇70に流入した外気が、外扇70に駆動されて外扇出口空間80b内に流入した後に、冷却器60の冷却管61内に流入する。

0050

図7は、実施形態に係る全閉外扇形回転電機の外扇カバーの効果を説明する概念的な平断面図である。

0051

騒音については、主として外扇70において生ずる、すなわち主な音源は外扇である。外扇70は、周囲をガイド板83により囲まれており、吸込み開口83hから外部への音の伝播が騒音の主たる経路となる。

0052

吸込み開口83hを通して外扇70の音が漏れる方向に配置された正面カバー板81aには、開口部が形成されていない。したがって、騒音が直接に外部に漏れることはない。また、正面カバー板81aには、消音部材81sが取り付けられており、さらに外部への音の漏えいが低下する。

0053

また、側部カバー板81b方向に向かう音波は、正面カバー板81aで反射したものとなるが、正面カバー板81aに取り付けられた消音部材81sにより反射する音波の量が低減する。したがって、カバー板81の唯一の開口部として側部カバー板81bに形成された外気取り入れ孔82から漏れる音量は十分に低いレベルに抑えられる。

0054

以上のように、本実施形態によれば、全閉外扇形回転電機の冷却能力を低下させることなく騒音の低減を図ることが可能となる。

0055

[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態を説明したが、実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。たとえば、実施形態においては、横置型の回転電機の場合を例にとって示したが、立置型の場合であってもよい。また、実施形態においては、2台の内扇が設けられている場合を例にとって示したが、内扇が1台の場合であってもよい。

0056

また、実施形態では、外気取り入れのための外気取り入れ孔がカバー板81の側部カバー板81bにのみ形成されている場合を示したが、これに限定されない。たとえば、さらに、上部カバー板81cにも外気取り入れ孔が形成されている場合であってもよい。

0057

さらに、実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。

0058

10…回転子、11…ロータシャフト、11a…結合部、12…回転子鉄心、20…固定子、21…固定子鉄心、22…固定子巻線、30a…結合側軸受、30b…反結合側軸受、40…フレーム、40a…閉空間、45a…結合側軸受ブラケット、45b…反結合側軸受ブラケット、51…内扇、60…冷却器、61…冷却管、62a、62b…端板、63…冷却器カバー、64…冷却器入口開口、65a、65b…冷却器出口開口、66a、66b…ガイド板、67…上部連通空間、70…外扇、80…外扇カバー、80a…外扇入口空間、80b…外扇出口空間、81…カバー板、81a…正面カバー板、81b…側部カバー板、81c…上部カバー板、81d…底部カバー板、81s…消音部材、82…外気取り入れ孔、83…分割ガイド、83a…正面ガイド板、83b…側部ガイド板、83c…斜向ガイド板、83d…上部ガイド板、83g…吸込みガイド、83h…吸込み開口、84…内側ガイド、100…全閉外扇形回転電機

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