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技術 マッサージシステム及びマッサージ装置の制御方法

出願人 ファミリーイナダ株式会社
発明者 稲田二千武
出願日 2019年2月5日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2019-018911
公開日 2020年8月20日 (4ヶ月経過) 公開番号 2020-124388
状態 未査定
技術分野 マッサージ装置
主要キーワード 制御回路間 指先操作 傾斜カム マッサージシステム 近接離反 給排気装置 ラックピニオン マッサージ強度
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

マッサージ機本体(マッサージ装置)からメイン制御部(コントローラ)をなくす、又は、簡略化することができるマッサージシステムを提供する。

解決手段

マッサージシステム100は、マッサージ装置1と、コントローラと、を備え、マッサージ装置は、マッサージ動作を行う動作機構であるマッサージ部15と、マッサージ部を駆動させる駆動部と、駆動部であるエア回路20AやマッサージモータM1,M2などと通信可能な制御回路13と、を含み、コントローラは、マッサージ装置の外部装置である端末装置10などで構成され、制御回路と双方向に無線通信可能であって、制御信号を制御回路に対して送信する。

概要

背景

特許文献1には、マッサージ機の構成の一例として、全体を制御するメイン制御部(コントローラ)と、マッサージユニットを制御するためのマッサージユニットごとに設けられるサブ制御部(制御回路)と、を有する構成が示されている。

メイン制御部は制御基板などによって構成され、大型であることが多い。それゆえ、ユーザが着座する座部の下に配置されることが一般的である。一方、サブ制御部は、例えばマッサージユニットの昇降などを制御する小型の制御基板であって、各マッサージユニットに搭載されている。

概要

マッサージ機本体(マッサージ装置)からメイン制御部(コントローラ)をなくす、又は、簡略化することができるマッサージシステムを提供する。マッサージシステム100は、マッサージ装置1と、コントローラと、を備え、マッサージ装置は、マッサージ動作を行う動作機構であるマッサージ部15と、マッサージ部を駆動させる駆動部と、駆動部であるエア回路20AやマッサージモータM1,M2などと通信可能な制御回路13と、を含み、コントローラは、マッサージ装置の外部装置である端末装置10などで構成され、制御回路と双方向に無線通信可能であって、制御信号を制御回路に対して送信する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

マッサージ装置と、コントローラと、を備え、前記マッサージ装置は、マッサージ動作を行う動作機構と、前記動作機構を駆動させる駆動部と、前記駆動部と通信可能な制御回路と、を含み、前記コントローラは、前記マッサージ装置の外部装置で構成され、前記制御回路と双方向に無線通信可能であって、制御信号を前記制御回路に対して送信する、マッサージシステム

請求項2

前記マッサージ装置はセンサをさらに含み、前記コントローラは、前記制御回路を介して前記センサから受信したセンサ信号に応じた処理を実行し、前記処理に従う制御信号を前記制御回路に対して送信する請求項1に記載のマッサージシステム。

請求項3

前記コントローラは、前記マッサージ装置近傍において前記制御回路と無線通信可能な第1の装置と、前記第1の装置とネットワークを介して接続されるサーバと、を含む請求項1又は2に記載のマッサージシステム。

請求項4

前記サーバは、1以上のマッサージコースに応じたプログラムを記憶しており、前記マッサージコースに基づく指令を前記第1の装置に送信し、前記第1の装置は、前記サーバからの前記指令に基づく制御信号を前記制御回路に対して送信する請求項3に記載のマッサージシステム。

請求項5

前記マッサージ装置は前記マッサージ動作の強さを検出するセンサをさらに含み、前記第1の装置は、前記無線通信によって前記制御回路を介して前記センサから受信したセンサ信号に応じた処理を実行し、前記処理に従う制御信号を前記制御回路に対して送信する請求項3又は4に記載のマッサージシステム。

請求項6

前記第1の装置は、ユーザ操作受け付けて、前記ユーザ操作の内容に応じて、前記ユーザ操作を示すデータを前記サーバに送信する動作と、前記ユーザ操作に応じた処理を実行し、前記処理に従う制御信号を前記制御回路に対して送信する動作と、に分岐する請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載のマッサージシステム。

請求項7

前記第1の装置と前記サーバとの通信によって送信されるデータは、前記第1の装置の処理に用いられ、前記マッサージ装置に送信されないデータを含む請求項3〜請求項6のいずれか1項に記載のマッサージシステム。

請求項8

前記マッサージ装置は前記制御回路を複数含み、複数の前記制御回路は、前記マッサージ装置の内部で通信線によって接続されている請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のマッサージシステム。

請求項9

前記コントローラは、前記複数の制御回路のうちの全数よりも少ない数の制御回路に対して前記制御信号を送信し、前記制御信号を受信した前記制御回路は、前記制御信号に含まれるデータに応じて他の制御回路に前記制御信号を転送する請求項8に記載のマッサージシステム。

請求項10

前記マッサージ装置は、背凭れ部、フットレストアームレスト、及び、座部を有し、前記複数の制御回路のうちの1つの制御回路は前記座部に配置され、前記コントローラは、前記1つの制御回路に前記制御信号を送信する請求項8又は9に記載のマッサージシステム。

請求項11

前記複数の制御回路のうちの1つは前記アームレストに配置され、前記コントローラは、前記1つの制御回路に前記制御信号を送信する請求項10に記載のマッサージシステム。

請求項12

前記マッサージ装置は前記制御回路を複数含み、前記コントローラは、前記複数の制御回路それぞれに対して前記制御信号を送信する請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のマッサージシステム。

請求項13

マッサージ装置の外部装置で構成されたコントローラによる前記マッサージ装置の制御方法であって、前記マッサージ装置は、マッサージ動作を行う動作機構と、前記動作機構を駆動させる駆動部と、前記駆動部と通信可能な制御回路と、を含み、前記コントローラは、前記制御回路と双方向に無線通信可能であって、前記コントローラが前記制御回路から前記無線通信によって受信した信号に基づいて制御信号を生成するステップと、前記制御信号を前記無線通信によって前記コントローラから前記制御回路に送信するステップと、前記コントローラから前記無線通信によって受信した前記制御信号に基づいて、前記制御回路が前記駆動部を駆動させるステップと、を備えるマッサージ装置の制御方法。

技術分野

0001

本開示はマッサージシステム及びマッサージ装置制御方法に関する。

背景技術

0002

特許文献1には、マッサージ機の構成の一例として、全体を制御するメイン制御部(コントローラ)と、マッサージユニットを制御するためのマッサージユニットごとに設けられるサブ制御部(制御回路)と、を有する構成が示されている。

0003

メイン制御部は制御基板などによって構成され、大型であることが多い。それゆえ、ユーザが着座する座部の下に配置されることが一般的である。一方、サブ制御部は、例えばマッサージユニットの昇降などを制御する小型の制御基板であって、各マッサージユニットに搭載されている。

先行技術

0004

特開2016−83103号公報

0005

メイン制御部とサブ制御部とは双方向に通信可能である。メイン制御部はサブ制御部に対して制御信号を出力し、サブ制御部はメイン制御部からの制御信号に従ってマッサージユニットの各部の駆動などを制御する。また、サブ制御部はマッサージユニットの駆動量やセンサ値などのデータをメイン制御部に入力する。メイン制御部とサブ制御部とは、この通信のために有線で接続される。

0006

ここで、メイン制御部は座部の下に配置され、サブ制御部が各マッサージユニットに配置されているため、メイン制御部とサブ制御部との位置が離れている。そのため、メイン制御部とサブ制御部とで双方向の通信を行うための通信線が長くなる。その結果、配線が煩雑になる。特に、マッサージ機内部には昇降機構などの多くの機構が格納されているため、それらを避けて長い配線を行うことは難しい場合がある。

0007

また、メイン制御部は全体を制御するものであるため、マッサージ機が高機能になるほど処理量が増加する。その結果、メイン制御部のサイズ、重量が大きくなるとともにコストも高くなる。

0008

これらの観点より、マッサージ機本体(マッサージ装置)からメイン制御部(コントローラ)をなくす、又は、簡略化することが望まれる。

0009

ある実施の形態に従うと、マッサージシステムは、マッサージ装置と、コントローラと、を備え、マッサージ装置は、マッサージ動作を行う動作機構と、動作機構を駆動させる駆動部と、駆動部と通信可能な制御回路と、を含み、コントローラは、マッサージ装置の外部装置で構成され、制御回路と双方向に無線通信可能であって、制御信号を制御回路に対して送信する。

0010

ある実施の形態に従うと、マッサージ装置の制御方法はマッサージ装置の外部装置で構成されたコントローラによるマッサージ装置の制御方法であって、マッサージ装置は、マッサージ動作を行う動作機構と、動作機構を駆動させる駆動部と、駆動部と通信可能な制御回路と、を含み、コントローラは、制御回路と双方向に無線通信可能であって、コントローラが制御回路から無線通信によって受信した信号に基づいて制御信号を生成するステップと、制御信号を無線通信によってコントローラから制御回路に送信するステップと、コントローラから無線通信によって受信した制御信号に基づいて、制御回路が駆動部を駆動させるステップと、を備える。

図面の簡単な説明

0011

図1は、マッサージ機の正面斜視図である。
図2は、マッサージユニットの正面図である。
図3は、マッサージ機の機能ブロック図である。
図4は、端末装置の機能ブロック図である。
図5は、マッサージシステムでの処理の流れを表したシーケンス図である。
図6は、マッサージシステムでやり取りされるデータの構造の概略図である。

実施例

0012

[1.マッサージシステム及びマッサージ装置の制御方法の概要
(1)本実施の形態に含まれるマッサージシステムは、マッサージ装置と、コントローラと、を備え、マッサージ装置は、マッサージ動作を行う動作機構と、動作機構を駆動させる駆動部と、駆動部と通信可能な制御回路と、を含み、コントローラは、マッサージ装置の外部装置で構成され、制御回路と双方向に無線通信可能であって、制御信号を制御回路に対して送信する。

0013

制御回路と双方向に無線通信可能なコントローラは、従来、マッサージ装置本体内に設置されたメイン制御部に相当するものである。マッサージ装置の外部装置とは、マッサージ装置とは異なる装置であって、全体がマッサージ装置の外部に存在する装置を指す。コントローラが外部装置で構成され、かつ、マッサージ装置の制御回路と双方向に無線通信可能であることによって、マッサージ装置の外部装置をメイン制御部として機能させることができる。つまり、マッサージ装置の内部にメイン制御部を搭載することが不要になる。マッサージ装置の外部のコントローラからの無線通信によって制御信号を受信することで、制御回路は、その制御信号に従って駆動部に動作機構を駆動させる制御を行うことができる。その結果、マッサージ装置では内部に搭載するコントローラを必要とせずに動作機構を駆動させることができる。これにより、従来必要であった、コントローラと各制御回路との通信線での接続を不要とできる。マッサージ装置内での配線を大幅に簡略化することができる。また、メイン制御部を不要とすることでマッサージ装置の重量を抑えることができるとともに、コストダウンを図ることができる。

0014

(2)好ましくは、マッサージ装置はセンサをさらに含み、コントローラは、制御回路を介してセンサから受信したセンサ信号に応じた処理を実行し、その処理に従う制御信号を制御回路に対して送信する。これにより、センサ信号に応じた制御を、外部装置であるコントローラからの制御信号で行わせることができる。

0015

(3)好ましくは、コントローラは、マッサージ装置近傍において制御回路と無線通信可能な第1の装置と、第1の装置とネットワークを介して接続されるサーバと、を含む。第1の装置は、専用機であってもよいし、使用者携帯しているスマートフォンタブレットなどの端末装置であってもよい。これにより、第1の装置とサーバとで、制御信号をマッサージ装置の制御回路に送信する処理を分担することができる。

0016

(4)好ましくは、サーバは、1以上のマッサージコースに応じたプログラムを記憶しており、マッサージコースに基づく指令を第1の装置に送信し、第1の装置は、サーバからの指令に基づく制御信号を制御回路に対して送信する。これにより、第1の装置の装置構成を簡略化することができる。

0017

(5)好ましくは、マッサージ装置はマッサージ動作の強さを検出するセンサをさらに含み、第1の装置は、無線通信によって制御回路を介してセンサから受信したセンサ信号に応じた処理を実行し、処理に従う制御信号を制御回路に対して送信する。マッサージ動作の強さを検出するセンサは、例えば、圧力センサであり、動作機構がユーザに与える負荷を測定する。第1の装置がセンサ信号に応じた処理を実行して制御信号を制御回路に対して送信することによって、サーバの通信を介して処理を実行するよりも制御信号を素早く制御回路に送信することができる。その結果、動作機構に対する素早い駆動制御を実現することができる。

0018

(6)好ましくは、第1の装置は、ユーザ操作受け付けて、ユーザ操作の内容に応じて、ユーザ操作を示すデータをサーバに送信する動作と、ユーザ操作に応じた処理を実行し、処理に従う制御信号を制御回路に対して送信する動作と、に分岐する。ユーザ操作の内容に応じてユーザ操作に応じた処理を実行し、処理に従う制御信号を制御回路に対して送信する動作と、に分岐することで、ユーザ操作を示すデータをサーバに送信する動作を行うよりも素早く制御信号を制御回路に送信することができる。その結果、動作機構に対する素早い駆動制御を実現することができる。

0019

(7)好ましくは、第1の装置とサーバとの通信によって送信されるデータは、第1の装置の処理に用いられ、マッサージ装置に送信されないデータを含む。第1の装置の処理に用いられ、マッサージ装置に送信されないデータは、例えば、表示データである。第1の装置においてその表示データを用いて表示処理が実行されることで、例えば、選択されたマッサージコースのうち、現在実行中のマッサージ動作や、その動作を行っている動作機構などを表示部に表示させることができる。

0020

(8)好ましくは、マッサージ装置は制御回路を複数含み、複数の制御回路は、マッサージ装置の内部で通信線によって接続されている。これにより、複数の動作機構それぞれを制御回路が制御することができる。

0021

(9)好ましくは、コントローラは、複数の制御回路のうちの全数よりも少ない数の制御回路に対して制御信号を送信し、制御信号を受信した制御回路は、制御信号に含まれるデータに応じて他の制御回路に制御信号を転送する。これにより、複数の制御回路のすべてにコントローラとの通信機能を搭載する場合よりもコストダウンを図ることができる。

0022

(10)好ましくは、マッサージ装置は、背凭れ部、フットレストアームレスト、及び、座部を有し、複数の制御回路のうちの1つの制御回路は座部に配置され、コントローラは、上記1つの制御回路に制御信号を送信する。コントローラをユーザが座部に着座した状態で操作に用いる場合、コントローラと通信する制御回路が座部に配置されているとコントローラとの距離が近くなる。それにより、コントローラとの通信を確実にすることができる。

0023

(11)好ましくは、複数の制御回路のうちの1つはアームレストに配置され、コントローラは、上記1つの制御回路に制御信号を送信する。コントローラをアームレスト付近に配置されて用いる場合、コントローラと通信する制御回路がアームレストに配置されているとコントローラとの距離が近くなる。それにより、コントローラとの通信を確実にすることができる。

0024

(12)好ましくは、マッサージ装置は制御回路を複数含み、コントローラは、複数の制御回路それぞれに対して制御信号を送信する。これにより、コントローラと通信する制御回路とコントローラと通信しない制御回路との間での通信は不要となり、制御回路において制御回路間での通信機能を不要とできる。つまり、マッサージ装置内における制御回路の通信線での接続を不要とすることができる。

0025

(13)本実施の形態に含まれる制御方法はマッサージ装置の外部装置で構成されたコントローラによるマッサージ装置の制御方法であって、マッサージ装置は、マッサージ動作を行う動作機構と、動作機構を駆動させる駆動部と、駆動部と通信可能な制御回路と、を含み、コントローラは、制御回路と双方向に無線通信可能であって、コントローラが制御回路から前記無線通信によって受信した信号に基づいて制御信号を生成するステップと、制御信号を無線通信によってコントローラから制御回路に送信するステップと、コントローラから無線通信によって受信した制御信号に基づいて、制御回路が駆動部を駆動させるステップと、を備える。この制御方法は、(1)〜(12)に記載のコントローラによってマッサージ装置を制御する方法であるため、(1)〜(12)に記載のコントローラと同様の効果を奏する。

0026

[2.マッサージシステム及びマッサージ装置の制御方法の例]
[第1の実施の形態]
以下の説明において用いる方向の概念は、図1に示すマッサージシステム100に含まれるマッサージ装置1に着座したユーザから見たときの方向の概念と一致するものとし、その他の場合は適宜説明するものとする。また、身体の表裏の定義については、起立したユーザの側を「表面」、背中側を「背面」として説明する。

0027

<マッサージシステムの全体構成>
図1に示されたように、マッサージシステム100は、マッサージ機本体であるマッサージ装置1と、マッサージ装置1のコントローラとして機能する端末装置10と、を含む。端末装置10は、さらに、インターネット等の通信網91を介してサーバ92と双方向の通信が可能である。サーバ92もまた、マッサージ装置1のコントローラとして機能する。これにより、コントローラとしての処理を端末装置10とサーバ92とで分担することができる。

0028

端末装置10は、マッサージ装置1の外部装置で構成されている。マッサージ装置1の外部装置とは、マッサージ装置1とは異なる装置であって、全体がマッサージ装置1の外部に存在する装置を指す。マッサージ装置1の外部に存在することは、マッサージ装置1全体を覆うカバーよりも外側に、全体がマッサージ装置1から離れて存在可能であることであって、マッサージ装置1の制御機構とは別個の、独立した制御機構によって制御されている装置を意味している。

0029

端末装置10は、ユーザ操作を受け付けるために、マッサージ装置1の近傍で用いられる装置(第1の装置)であって、例えば、タブレット型の端末装置である。端末装置10は、マッサージ装置1に備え付けて用いられる専用機であってもよいし、ユーザが携帯しているスマートフォンやタブレットなどの端末装置であってもよい。マッサージ装置1の近傍とは、後述するマッサージ装置1との近距離無線通信が可能な距離を指す。近距離無線通信は、例えば、Bluetooth(登録商標)などの無線LAN(Local Area Network)である。

0030

(マッサージ装置の構成)
図1に示されたように、マッサージ装置1は、主として、ユーザが着座する座部2と、座部2の後部にリクライニング可能に設けられたユーザが凭れる背凭れ部3と、座部2の前部に上下揺動可能に設けられたユーザの下肢を支持するフットレスト4と、背凭れ部3の上部前面に設けられたユーザの頭及び/又は首を支持する部5と、座部2の左右両側には肘掛け部6(アームレスト)と、背凭れ部3の左右両側には側壁部7と、を有している。座部2、背凭れ部3、フットレスト4、枕部5、肘掛け部6、及び側壁部7は、ユーザの身体を支持する身体支持部として機能する。

0031

身体支持部2〜7の各所には、ユーザの身体に対してマッサージを行う、マッサージ部15が設けられている。マッサージ部15は、エアセル20などによるマッサージ動作を行う動作機構である。エアセル20は、エアの給排気により膨張収縮する空気袋であって、エアを給排気することでユーザを押圧することができる。

0032

図1に示されたように、座部2の下方には給排気装置9が設けられている。図3に示されたように、給排気装置9は、ポンプ93、及び、ポンプ93の駆動を制御する制御回路13Cを含み、エアセル20を含むマッサージ部15に対してエアを給排気する。制御回路13Cは、ポンプ93と双方向に通信可能である。また、制御回路13Cは、後述する他の制御回路13A,13Bとも双方向に通信可能である。制御回路13Cは、端末装置10からの制御信号に従ってポンプ93に対して制御信号を送信することによってポンプ93の駆動を制御して、マッサージ部15に対するエアの給排気を制御する。

0033

図3に示されたように、エアセル20を含むマッサージ部15は、給排気装置9からのエアをエアセル20に給排気する、図示しないバルブを有するエア回路20Aを含む。エア回路20Aは、動作機構であるマッサージ部15を駆動させる駆動部の一例である。

0034

なお、少なくとも1つのマッサージ部15は、エアセル20に替えて、又は、加えて、バイブレータを含み、バイブレータによるマッサージ動作を行ってもよい。バイブレータは、偏心分銅が回転することでユーザに振動を与えることができる。この場合、駆動部は、バイブレータを駆動するモータである。

0035

図3に示されたように、エアセル20を含むマッサージ部15は、エア回路20Aと双方向に通信可能な制御回路13Aを含む。制御回路13Aは、さらに、他の制御回路13A等と双方向に通信するための第1通信部13−1を含む。また、制御回路13Aは、端末装置10と双方向に通信するため第2通信部13−2を含んでもよい。図3では、複数のマッサージ部15のうちの1つを代表的なマッサージ部として示している。そのため、図3には、マッサージ部15が、第2通信部13−2を搭載した制御回路13Aを含む例が示されている。しかしながら、第2通信部13−2はすべての制御回路13Aには含まれず、全数よりも少ない制御回路13Aに含まれている。つまり、制御回路13Aの中には、第2通信部13−2を含まないものがある。第2通信部13−2は、端末装置10から動作を指令する制御信号を受信する。制御回路13Aは、端末装置10からの制御信号に従ってエア回路20Aを制御して、エアセル20に対する給排気を制御する。

0036

エアセル20を含むマッサージ部15は、さらに、エアセル20の膨張による加圧を検出するための圧力センサ71を含んでもよい。エアセル20の膨張による加圧は、マッサージ部15によるマッサージ強さに相当する。制御回路13Aは、圧力センサ71からセンサ信号の入力を受け付けて、センサ信号を端末装置10に送信する。

0037

さらに、図1に示されたように、マッサージ装置1は、背凭れ部3にマッサージ部15としてのマッサージユニット8を有している。マッサージユニット8は、後述する揉み動作及び/又は叩き動作を行う動作機構である。マッサージユニット8は、上下方向に移動可能な動作機構であって、ユーザの上半身後方(背面)からマッサージする。マッサージユニット8は、身長方向に沿って複数(本実施形態では1つ)設けられていてもよい。

0038

図2に示されたように、マッサージユニット8は、左右で対をなすアーム61と、アーム61の上下両端部に設けられた施療子62と、により構成されており、マッサージモータM1,M2の駆動により左右の施療子62が近接離反する揉み動作、及び左右の施療子62が交互にユーザ側へ進退する叩き動作を行わせることができる。

0039

マッサージユニット8は、昇降モータM3の駆動により、ラックピニオン等よりなる昇降機構(図示せず)によって、ガイドレール上を身長方向に沿って上方又は下方へ移動して、身体に対する位置を変更したり、ローリングマッサージを行わせたりすることができる。

0040

背凭れ部3は、身長方向に延設された左右で対をなす図示しないガイドレールを含む。図2に示されたように、マッサージユニット8は、ベースフレーム60aと、ベースフレーム60aに支持された可動フレーム60bと、を有している。可動フレーム60bは、左右方向の揺動軸64を介してベースフレーム60aに支持されている。ベースフレーム60aは、その左右両側において、背凭れ部3に含まれるガイドレールに嵌合するガイドローラ63を有している。そして、マッサージユニット8は、昇降モータM3の駆動により、ラックピニオン等よりなる昇降機構(図示せず)によって、ガイドレール上を身長方向に沿って上方又は下方へ移動して、身体に対する位置を変更したり、ローリングマッサージを行わせたりすることができる。マッサージユニット8が身長方向に移動可能であるため、ユーザの首からの間を施療子62でマッサージすることができる。モータM1,M2,M3は、動作機構であるマッサージ部15を駆動させる駆動部の一例である。

0041

アーム61は、左右方向に延設された揉み軸66及び叩き軸67に連結されている。揉み軸66の左右両側には、傾斜軸部66bを有する傾斜カム66aが設けられており、この傾斜カム66aにアーム61が取り付けられている。左右の傾斜軸部66bは、正面視で略ハの字型となるように揉み軸66の軸心に対して傾斜している。叩き軸67の左右両側には、叩き軸67の軸心に対して偏心した偏心軸部67bを有する偏心カム67aが設けられており、この偏心カム67aにアーム61がコンロッド68を介して取り付けられている。左右の偏心軸部67bは、叩き軸67の軸心に対する位相が互いに異なっており、具体的には180度だけ異なっている。揉み軸66及び叩き軸67は、それぞれマッサージモータM1,M2の駆動により回転する。施療子62は揉み軸66の回転により揉み動作を行い、ユーザに対して揉みマッサージを行うことができる。また、施療子62は叩き軸67の回転により叩き動作を行い、ユーザに対して叩きマッサージを行うことができる。その他に、施療子62は揉み軸66及び叩き軸67の回転により揉み叩き動作を行い、ユーザに対して揉み叩きマッサージを行うことができ、揉み動作と進退駆動部65の駆動を組合せることで指圧動作を行い、ユーザに対して指圧マッサージを行うこともできる。なお、施療子62が設けられたアーム61、揉み軸66、及び叩き軸67は、可動フレーム60bに支持されている。従って、施療子62は、可動フレーム60bの移動を介してユーザに対して進退可能である。

0042

図2に示されたように、マッサージユニット8は、ユーザの身体情報を検出するセンサ69を有している。このセンサ69は、アーム61が所定の揺動位置となったことを検出することで身体情報を得ることができる。具体的に説明すると、マッサージユニット8を身長方向に沿って上昇させる過程で、上側の施療子62が肩の上方に到達すると、施療子62に作用する負荷が解除されて、アーム61が前方へ揺動して所定の揺動位置となる。アーム61が所定の揺動位置となったことをセンサ69が検出し、その際のマッサージユニット8の上下位置に基づいて肩の位置を検出する。肩の位置を基準として、その他の部位(首、背中、腰等)の位置を計算により求める。検出された身体情報は、後述する制御回路13Bによるマッサージユニット8でのマッサージ動作の制御に用いられる。

0043

また、図2に示されたように、マッサージユニット8は、圧力センサ70を有している。圧力センサ70は、可動フレーム60bと進退駆動部65であるエアセル65Aとの間に設けられている。圧力センサ70は、エアセル65Aによって加えられる圧力を検出することによって、ユーザ側からマッサージ部15であるマッサージユニット8に加わる圧力、つまり、ユーザの背面のマッサージユニット8のある位置が受けるマッサージ強さを検出する。ユーザの身体が受けるマッサージ強さが、マッサージ部15に加わる圧力となって現れるためである。

0044

なお、マッサージユニット8は、圧力センサ70に替えて、マッサージモータM1,M2の回転速度を検出する回転検出センサ(図示せず)を有してもよい。回転検出センサは、例えば、光学式センサ磁気センサ、などであってよい。回転検出センサは、モータM1,M2の回転速度を検出することで、ユーザの背面のマッサージユニット8のある位置が受けるマッサージ強さを間接的に検出する。ユーザの身体が受けるマッサージ強さが、マッサージモータM1,M2の回転速度となって現れるためである。

0045

図3に示されたように、マッサージユニット8は、モータM1,M2,M3、及び、センサ69、並びに、圧力センサ70それぞれと双方向に通信可能な制御回路13Bを含む。制御回路13Bは、さらに、端末装置10と双方向に通信可能である。制御回路13Bは、センサ69,70からセンサ信号の入力を受け付けて、センサ信号を端末装置10に送信する。また、制御回路13Bは、端末装置10から動作を指令する制御信号を受信する。制御回路13Bは、端末装置10からの制御信号に従ってモータM1,M2,M3に対して制御信号を送信することによってこれらモータM1,M2,M3の回転を制御して、マッサージユニット8による揉み動作や叩き動作や上下動作であるマッサージ動作を制御する。

0046

図3に示されたように、エアセル20を含むマッサージ部15の有する制御回路13A、マッサージユニット8の有する制御回路13B、及び、給排気装置90の有する制御回路13C(これらを代表して制御回路13とも称する)は、双方向に通信可能に通信線で接続されている。複数の制御回路13は、第1通信部13−1によって双方向に通信する。

0047

さらに、複数の制御回路13のうちの少なくとも1つは第2通信部13−2を含み、端末装置10と双方向に無線通信が可能である。第2通信部13−2による端末装置10との無線通信は、たとえば、Bluetooth(登録商標)などの無線通信規格に準じた通信である。以降の説明において、制御回路13のうちの端末装置10と双方向に通信可能なもの、つまり、第2通信部13−2を有する制御回路13を中継回路とも称する。

0048

制御回路13のうちの中継回路の数は、制御回路13の総数よりも少ない数である。これにより、すべての制御回路13に第2通信部13−2を搭載するよりも、全体としてコストダウンを図ることができる。

0049

好ましくは、中継回路は、座部2に配置される。端末装置10は、ユーザが座部2に着座した状態で操作に用いることが想定されているため、中継回路が座部2に配置されていると端末装置10との距離が近くなる。それにより、端末装置10との無線通信が確実になる。

0050

又は、好ましくは、中継回路は、肘掛け部6に配置される。端末装置10は、図1に示されたように肘掛け部6付近に配置されて用いられることが想定されているため、中継回路が肘掛け部6に配置されていると端末装置10との距離が近くなる。それにより、端末装置10との無線通信が確実になる。

0051

端末装置10から中継回路に送信されるデータは、指令(制御信号)を含む。端末装置10からの指令は、例えば、マッサージコースに従ったエアセル20を含むマッサージ部15でのマッサージ動作の指令である。なお、中継回路は、端末装置10から受信した指令を、その指令に従うマッサージ動作の制御を行う制御回路13に転送(中継)する。

0052

中継回路から端末装置10に送信されるデータは、例えば、センサ信号である。中継回路は、直接通信可能なセンサ、又は、他の制御回路13からセンサ信号を受信して、端末装置10に転送する。なお、以降の説明において、端末装置10からの指令を転送する先の制御回路13、及び、端末装置10に転送するセンサ信号の送信元である制御回路13を、対象回路とも称する。つまり、中継回路は、端末装置10との間で無線通信を行って、端末装置10と対象回路との通信を中継する。これにより、すべての制御回路13に第2通信部13−2が搭載されなくても、すべての制御回路13が直接、又は、中継回路を介して間接的に端末装置10と双方向の通信が可能になる。なお、制御回路13間や端末装置10との間でやりとりされるデータについては後述する。

0053

(端末装置の構成)
端末装置10は、ユーザが着座した状態で操作に用いることが想定されている。そのため、端末装置10は、マッサージ装置1の近傍、より詳しくは、肘掛け部6の付近に配置されて用いられる。

0054

図1及び図4に示されたように、端末装置10は、ユーザが目視で確認できる画面10aと、ユーザが画面10a上を指先操作するタッチパネル10bと、を有している。ユーザは、端末装置10を操作することにより、リクライニングさせて背凭れ部3の姿勢の変更を指示することができ、上下に揺動させてフットレスト4の姿勢の変更を指示することができる。また、マッサージユニット8、及び/又は、マッサージ部15によるマッサージ動作の中止再開、強度を指示することができる。また、マッサージコースを選択することができる。

0055

図4に示されたように、端末装置10は、プロセッサ11と、メモリ12と、を含む。プロセッサ11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。メモリ12は、プロセッサによって実行されるプログラムを記憶する。

0056

メモリ12に記憶されるプログラムは、サーバ92から受信したプログラムに従う第1の制御処理を実行させるための第1プログラム121と、制御回路13からのセンサ信号、及び/又は、タッチパネル10bに対するユーザ操作に基づいた第2の制御処理を実行させるための第2プログラム122と、を含む。プロセッサ11は、第1の制御処理を実行する第1制御部111と、第2の制御処理を実行する第2制御部112と、を含む。

0057

プロセッサ11は、画面10aを表示させる処理を実行する。また、プロセッサ11は、タッチパネル10bからタッチパネル10bに対するユーザ操作を示す操作信号の入力を受け付ける。プロセッサ11は、ユーザ操作を受け付けると、操作時の画面10aと、操作信号に示される操作位置とから、ユーザ操作の内容を特定する。そして、プロセッサ11は、ユーザ操作の内容に応じて第1の制御処理の実行と第2の制御処理の実行とに分岐する。

0058

端末装置10は、さらに、マッサージ装置1のマッサージ部15に含まれる中継回路(制御回路13)と無線通信する第1の通信部14Aを含む。第1の通信部14Aと中継回路との通信は、例えばBluetooth(登録商標)などの、無線通信規格に準じた通信である。端末装置10は、さらに、通信網91を介してサーバ92と通信する第2の通信部14Bを含む。

0059

図4に示されたように、サーバ92は、マッサージコースごとのマッサージ動作を規定する、複数のプログラムを記憶している。複数のプログラムは、第1コース用プログラム21、及び、第2コース用プログラム22を含む。

0060

ユーザ操作の内容がマッサージコースの選択である場合、プロセッサ11は第1の制御処理を実行する。第1の制御処理は、選択されたマッサージコースに対応するプログラム(例えば第1コース用プログラム21)の送信をサーバ92に要求する処理を含む。プロセッサ11の第1制御部111は、第2の通信部14Bに対して、ユーザ操作に示された選択されたマッサージコースを示すデータをサーバ92に送信させ、プログラムを要求する。サーバ92は、要求に応じて対応するプログラム(第1コース用プログラム21)を端末装置10に送信する。

0061

第2の通信部14Bは、サーバ92から第1コース用プログラム21を受信する。第1の制御処理は、サーバ92から受信した選択されたマッサージコースに対応したプログラムに基づいた指令を生成し、中継回路に送信する処理を含む。第1制御部111は第1コース用プログラム21に従った指令(制御信号)を生成し、第1の通信部14Aに対してその制御信号を中継回路に送信させる。

0062

ユーザ操作の内容がマッサージコースの選択以外の他の操作である場合、プロセッサ11は第2の制御処理を実行する。他の操作は、例えば、背凭れ部3の姿勢の変更の指示、フットレスト4の姿勢の変更の指示、マッサージ動作の中止、再開、強度の指示、などである。第2の制御処理は、ユーザ操作に従う動作を行わせる指令(制御信号)を生成し、中継回路に送信する処理を含む。第2制御部112は、第2プログラム122に従って制御信号を生成して、第1の通信部14Aに対して中継回路に送信させる。

0063

さらに、第1の制御処理中に制御回路13からセンサ信号を受信すると、プロセッサ11の第2制御部112は、第2プログラム122に従って第2の制御処理を実行する。第2の制御処理は、センサ信号に基づいてマッサージ動作を変更する処理を含む。第2制御部112は、第2プログラム122に従って、受信したセンサ信号に基づいて第1の制御処理によって制御されるマッサージ動作を変更する。マッサージ動作の変更は、マッサージ強度、位置、時間などの変更である。

0064

制御動作
図5及び図6に示されたように、端末装置10のタッチパネル10bがマッサージコースを選択するユーザ操作を受け付けた場合(ステップS11−1)、端末装置10からサーバ92にはデータD1が送信される(ステップS13)。図6に示されたように、データD1は、ユーザ操作によって選択されたマッサージコースを示すデータを含む。

0065

データD1を受信したサーバ92から端末装置10には、選択されたマッサージコースに対応するプログラムが送信される(ステップS15)。図6の例では、マッサージコースに対応するプログラムは第1コース用プログラム21である。

0066

端末装置10のプロセッサ11は、受信した第1コース用プログラム21を実行することでマッサージ装置1の制御回路13に対する指令を生成し(ステップS16)、指令を含むデータD2を中継回路に送信する(ステップS17)。指令は、データD21−1とデータD21−2との組み合わせを含む。データD21−1は、選択されたマッサージコースを構成するマッサージ動作を行わせるために、その動作を行う動作機構を駆動させる駆動部と通信可能な制御回路13、つまり、対象回路を示す。データD21−2は、駆動部の駆動を指示する制御信号を含む。

0067

データD2を受信した中継回路は、データD21−1に示された対象回路にデータD21−2を転送する(ステップS19)。対象回路である制御回路13は、データD21−2に含まれる制御信号に従って駆動機構に動作機構を駆動させる(ステップS21)。これにより、各マッサージ部15では、選択されたマッサージコースに基づいたマッサージ動作が実行される。その結果、マッサージ装置1では、メインのコントローラを必要とせずに、外部装置である端末装置10に搭載されたコントローラからの指令に従ってマッサージ動作が行われる。

0068

好ましくは、サーバ92から端末装置10に送信されるプログラムは、端末装置10の処理に用いられ、マッサージ装置1に送信されないデータを含む。そのデータは、例えば、図6に示されたように、表示データD21−3である。表示データD21−3は端末装置10での第1の制御処理において用いられ、制御回路13では用いられない。そのため、端末装置10から中継回路には送信されない。

0069

この場合、図5に示されたように、端末装置10のプロセッサ11は、サーバ92から表示データD21−3を用いて、受信したプログラムに従って表示処理を実行する(ステップS16)。表示データD21−3は、例えば、選択されたマッサージコースを画面10aに表示させるデータを含む。また、表示データD21−3は、選択されたマッサージコースのうち、現在実行中のマッサージ動作や、その動作を行っている動作機構などを画面10aに表示させるデータを含んでもよい。

0070

一方、マッサージ動作の中止の指示など、端末装置10のタッチパネル10bがマッサージコースを選択する操作以外の動作を指示するユーザ操作を受け付けた場合には(ステップS11−2)、端末装置10のプロセッサ11は、操作信号に基づいて第2の制御処理を実行する(ステップS23)。そして、その処理に従って、端末装置10からは、データD3が中継回路に送信される(ステップS25)。図6に示されたように、データD3は、データD31−1とデータD31−2との組み合わせである指令を含む。データD3はデータD2と同様である。この場合、データD31−2に含まれる制御信号は、ユーザ操作によって指示された動作(例えばマッサージ動作の中止するなど)を動作機構に行わせるための指令である。

0071

データD3を受信した中継回路は、データD31−1に示された対象回路にデータD31−2を転送する(ステップS27)。対象回路である制御回路13は、データD31−2に含まれる制御信号に従って駆動機構に動作機構を駆動させる(ステップS29)。これにより、マッサージ動作の中止などのユーザ操作に従った動作が実行される。その結果、マッサージ装置1では、メインのコントローラを必要とせずに、外部装置である端末装置10からの指令に従ってユーザ操作に従った動作が実行される。

0072

また、第1の制御処理中に、対象回路で受信したセンサ信号が中継回路を介して無線通信によって端末装置10に入力された場合(ステップS31)、端末装置10のプロセッサ11は第2の制御処理を実行する(ステップS33)。そして、その処理に従って、端末装置10からはデータD3が中継回路に送信される(ステップS35)。この場合、データD31−2に含まれる制御信号は、センサ信号に応じた動作(例えばマッサージ動作の強度を変更するなど)を動作機構に行わせるための指令である。

0073

データD3を受信した中継回路は、データD31−1に示された対象回路にデータD31−2を転送する(ステップS37)。対象回路である制御回路13は、データD31−2に含まれる制御信号に従って駆動機構に動作機構を駆動させる(ステップS39)。これにより、マッサージ動作の強度の変更などのセンサ信号に応じた動作が実行される。その結果、マッサージ装置1では、メインのコントローラを必要とせずに、外部装置である端末装置10からの指令に従ってセンサ信号に従った動作が実行される。

0074

他の例として、端末装置10がマッサージコースごとのプログラムを記憶していてもよい。この場合、端末装置10のプロセッサ11は、マッサージコースを選択するユーザ操作を受け付けると、選択されたマッサージコースに対応したプログラムをメモリ12から読み出して実行し、データD21−1とデータD21−2との組み合わせである指令を含むデータD2を生成して中継回路に送信する。この場合、サーバ92を不要とすることができ、システム構成を簡略化することができる。一方で、端末装置10がマッサージコースごとのプログラムをサーバ92から受信する構成とすることによって、端末装置10の装置構成を簡略化することができるとともに、マッサージコースごとのプログラムの更新をしやすくできる。

0075

上の例では、端末装置10のプロセッサ11は、ユーザ操作の内容に応じて処理を分岐している。すなわち、プロセッサ11は、マッサージコースを選択する操作であった場合にはその操作を示すデータをサーバ92に送信する処理を実行し、その他の操作である場合にはユーザ操作に応じた処理を実行する。他の例として、端末装置10のプロセッサ11は、マッサージコースを選択する操作以外の動作を指示するユーザ操作を受け付けた場合や、第1の制御処理中にセンサ信号が入力された場合にも処理を分岐することなく第1の制御処理を実行して、操作内容を示すデータやセンサ信号をサーバ92に送信してもよい。この場合、サーバ92が予め記憶しているプログラムを実行することで第2の制御処理を実行して制御信号を含むデータD3を生成し、端末装置10に送信する。端末装置10は、サーバ92から受信したデータD3を中継回路に送信する。

0076

第2の制御処理をサーバ92に実行させる構成とすることで、端末装置10の装置構成を簡略化することができる。しかしながら、マッサージコースを選択する操作以外の動作を指示するユーザ操作を受け付けた場合や、第1の制御処理中にセンサ信号が入力された場合には、動作機構に対する素早い駆動制御が求められる場合がある。例えば、マッサージ動作中に痛みを感じるなどして停止を指示する場合、センサ信号が最適なマッサージ強さを超える強さを示すものである場合、など、マッサージ動作を素早く停止させる、又は、強度を低下させる必要がある。そのため、上記のように、端末装置10のプロセッサ11が受け付けたユーザ操作の内容に応じて処理を分岐することによって、端末装置10とサーバ92との間の通信を介するよりも素早く制御信号を中継回路に送信することができる。その結果、動作機構に対する素早い駆動制御を実現することができる。

0077

同様に、選択されたマッサージコースに対応したプログラムに従う処理をサーバ92が実行してもよい。この場合、サーバ92は、端末装置10から受信したデータD1に示されたマッサージコースに対応したプログラム(例えば第1コース用プログラム21)を読み出して実行することで指令を含むデータD2を生成し、端末装置10に送信する。データD2を受信した端末装置10は、サーバ92からの指令に基づく制御信号を中継回路に対して送信する。選択されたマッサージコースに対応するプログラムに基づいた処理をサーバ92に実行させる構成とすることで、端末装置10の装置構成を簡略化することができる。

0078

マッサージ装置1では、メインのコントローラを不要とできることで、従来必要であった、メイン制御部と各制御回路13との通信線での接続を不要とできる。その結果、マッサージ装置1内での配線を大幅に簡略化することができる。また、メインのコントローラを不要とすることでマッサージ装置1の重量を抑えることができるとともに、コストダウンを図ることができる。

0079

また、中継回路、すなわち、第2通信部13−2を含む制御回路13の数を、マッサージ装置1に含まれる制御回路13の総数よりも少なくすることで、すべての制御回路13に無線通信機能を搭載する場合よりもコストダウンを図ることができる。

0080

[第2の実施の形態]
他の例として、マッサージ装置1に搭載されるすべての制御回路13が第2通信部13−2を含み、すべての制御回路13が端末装置10と無線通信を行ってもよい。この場合、各制御回路13は端末装置10から制御信号を受信し、自回路宛の制御信号であった場合に、その制御信号に従って駆動機構に動作機構を駆動させる。

0081

この構成によって、中継回路と中継回路でない制御回路13との通信は不要となり、第1通信部13−1を不要とできる。つまり、マッサージ装置1内における制御回路13の通信線での接続を不要とすることができる。

0082

本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。

0083

1 :マッサージ装置
2 :座部(身体支持部)
3 :背凭れ部(身体支持部)
4 :フットレスト(身体支持部)
5 :枕部(身体支持部)
6 :肘掛け部(身体支持部)
7 :側壁部(身体支持部)
8 :マッサージユニット(マッサージ部)
9 :給排気装置
10 :端末装置
10a :画面
10b :タッチパネル
11 :プロセッサ
12 :メモリ
13 :制御回路
13−1 :第1通信部
13−2 :第2通信部
13A :制御回路
13B :制御回路
13C :制御回路
14A :第1の通信部
14B :第2の通信部
15 :マッサージ部
20 :エアセル
20A :エア回路
21 :第1コース用プログラム
22 :第2コース用プログラム
50 :記憶部
60a :ベースフレーム
60b :可動フレーム
61 :アーム
62 :施療子
63 :ガイドローラ
64 :揺動軸
65 :進退駆動部
65A :エアセル
66 :揉み軸
66a :傾斜カム
66b :傾斜軸部
67 :叩き軸
67a :偏心カム
67b :偏心軸部
68 :コンロッド
69 :センサ
70 :圧力センサ
71 :圧力センサ
91 :通信網
92 :サーバ
93 :ポンプ
100 :マッサージシステム
111 :第1制御部
112 :第2制御部
121 :第1プログラム
122 :第2プログラム
D1 :データ
D2 :データ
D2−2 :データ
D21−1 :データ
D21−2 :データ
D21−3 :表示データ
D3 :データ
D31−1 :データ
D31−2 :データ
M1 :マッサージモータ
M2 :マッサージモータ
M3 :昇降モータ

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