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技術 コンバイン

出願人 株式会社クボタ
発明者 相田宙
出願日 2020年5月19日 (6ヶ月経過) 出願番号 2020-087236
公開日 2020年8月20日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-124224
状態 未査定
技術分野 収穫機本体(4)(コンバイン) 脱穀機要素4(籾処理)
主要キーワード 屈曲経路 支持フレーム体 分割管 通流速度 作業用ステップ 略階段状 縦向きフレーム タンク支持フレーム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年8月20日)のものです。
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図面 (15)

課題

外気の導入による冷却効果をできるだけ高めて、排気の温度を低くした状態で外部に排出させるコンバインを提供する。

解決手段

機体前部に位置する運転部3と、運転部の後方に位置する穀粒貯留部5と、穀粒貯留部5と機体横幅方向に並ぶ状態で設けられた脱穀装置4と、運転部の下方に位置するエンジン6と、エンジンからの排気が通流する排気管41とが備えられている。

概要

背景

コンバインは、機体前部に位置する運転部の下方にエンジンが備えられ、エンジンからの排気燃焼排ガス)を外部に排出する排気管が、脱穀装置穀粒貯留部との間において後方に向けて延設されている。そして、従来では、排気管が、エンジンからの排気が供給される入口を有する第一排気管と、第一排気管よりも大径で且つ第一排気管の後端に接続された第二排気管とを備え、第一排気管と第二排気管との接続部が排気管の前後中間部に設けられたものがあった(例えば、特許文献1参照)。

概要

外気の導入による冷却効果をできるだけ高めて、排気の温度を低くした状態で外部に排出させるコンバインを提供する。機体前部に位置する運転部3と、運転部の後方に位置する穀粒貯留部5と、穀粒貯留部5と機体横幅方向に並ぶ状態で設けられた脱穀装置4と、運転部の下方に位置するエンジン6と、エンジンからの排気が通流する排気管41とが備えられている。

目的

そこで、外気の導入による冷却効果をできるだけ高めて、排気の温度を低くした状態で外部に排出させることが望まれていた

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

機体前部に位置する運転部と、前記運転部の後方に位置する穀粒貯留部と、前記穀粒貯留部と機体横幅方向に並ぶ状態で設けられた脱穀装置と、前記運転部の下方に位置するエンジンと、前記エンジンからの排気通流する排気管とが備えられたコンバイン

技術分野

0001

本発明は、エンジンからの排気機体外部に排出する排気管が備えられているコンバインに関する。

背景技術

0002

コンバインは、機体前部に位置する運転部の下方にエンジンが備えられ、エンジンからの排気(燃焼排ガス)を外部に排出する排気管が、脱穀装置穀粒貯留部との間において後方に向けて延設されている。そして、従来では、排気管が、エンジンからの排気が供給される入口を有する第一排気管と、第一排気管よりも大径で且つ第一排気管の後端に接続された第二排気管とを備え、第一排気管と第二排気管との接続部が排気管の前後中間部に設けられたものがあった(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2015−128415号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記従来構成では、排気処理部としてのマフラー出口からエンジンの排気が排出されてから、第一排気管を通して第一排気管と第二排気管との接続部まで排気が案内され、接続部にて第一排気管と第二排気管との隙間からエジェクタ効果により外気が導入されて排気が冷却される。しかし、従来構成では、第一排気管と第二排気管との接続部が排気管の前後中間部に設けられるものであり、エンジンの排気が第一排気管の入口から出口に至るまでの間は、エンジンから排出された高温の状態でそのまま通流案内される。又、上記従来構成では、第一排気管の途中部には側面視で略L字状に曲がる屈曲経路が形成されており、通流速度が抑制され、高温の状態でゆっくりと通流する。その結果、エジェクタ効果による冷却効果が不十分で排気が高温のまま通流して排出されるおそれがあった。

0005

そこで、外気の導入による冷却効果をできるだけ高めて、排気の温度を低くした状態で外部に排出させることが望まれていた。

課題を解決するための手段

0006

本発明に係るコンバインの特徴構成は、機体前部に位置する運転部と、前記運転部の後方に位置する穀粒貯留部と、前記穀粒貯留部と機体横幅方向に並ぶ状態で設けられた脱穀装置と、前記運転部の下方に位置するエンジンと、前記エンジンからの排気が通流する排気管とが備えられ、前記排気管は、前記エンジンからの排気が供給される入口よりも排気を外部に排出する出口の方が高い位置になる状態で、前記脱穀装置と前記穀粒貯留部との間を通って機体後部まで延ばされ、前記排気管は、前記入口を有する第一管部分と、前記第一管部分よりも大径で且つ前記第一管部分の後端に接続された第二管部分とを備えるとともに、前記第一管部分の後端部の外周と前記第二管部分の前端部の外周との間から外気を導入可能であり、前記第一管部分と前記第二管部分とが前記排気管の前側箇所にて接続されている点にある。

0007

本発明によれば、排気管は、第一管部分と第二管部分とを備え、第一管部分と第二管部分とが排気管の前部側にて接続される。エンジンからの排気が第一管部分の入口に供給され、第一管部分内を通流すると、第一管部分と第二管部分との接続箇所にてエジェクタ効果によって外気が導入されて排気が冷却される。

0008

第一管部分と第二管部分との接続箇所は排気管の前部側に位置しているので、エンジンから供給されたのちに早い段階で外気の導入による冷却作用が発揮される。排気管の前部側では、エンジンからの排気の勢いが強いのでエジェクタ効果による外気の導入効果が高く、冷却効率が高いものになる。その後、排気は冷却された状態で第二管部分を通流して機体後部から外部に排出される。

0009

従って、外気の導入による冷却効果をできるだけ高めて、排気の温度を低くした状態で外部に排出させることが可能となった。

0010

本発明においては、前記排気管の前後途中箇所屈曲部が形成されるとともに、前記排気管における前記屈曲部よりも後部側に位置する後側部分が、前記排気管における前記屈曲部よりも前部側に位置する前側部分よりも緩やかな傾斜姿勢に設けられ、前記第一管部分と前記第二管部分とが接続される接続部が前記屈曲部よりも前部側に位置していると好適である。

0011

本構成によれば、屈曲部では、排気の通流速度が抑制されてゆっくりと通流するので、熱がり易いが、大きく傾斜している前部側領域では排気が勢いよく流動し易い。このような前部側領域に接続部が位置しているので、屈曲部に至るまでに外気の導入により効率よく排気を冷却させることができる。又、後部側領域は傾斜が緩やかであり、排気は、排気管と接触しながらゆっくりと流動するので、排気管の放熱により冷却し易い。

0012

本発明においては、前記エンジンの上方を覆うエンジンボンネットと、前記エンジンボンネット内に位置して、前記エンジンからの排気を処理する排気処理部とが備えられ、前記排気処理部の排気部と前記第一管部分とが前記エンジンボンネットより下方に位置する箇所にて接続され、前記第一管部分と前記第二管部分とが接続される接続部が前記エンジンボンネットの後方に位置していると好適である。

0013

本構成によれば、例えば、排気管の出口からの吹き返し等が発生して、第一管部分の入口から排気が吹き出されることがあっても、排気はエンジンボンネット内に排出されるので、他の装置に悪影響を与えるおそれが少ない。そして、第一管部分と第二管部分との接続部がエンジンボンネットの後方に位置しているので、エンジンボンネット内部の高温空気による影響が少なく、しかも、できるだけ早い段階で外気の導入による冷却機能を発揮させることができる。

0014

本発明においては、前記第一管部分は、機体フレームから立設された支持フレーム部に支持されていると好適である。

0015

本構成によれば、機体フレームから立設されて剛性の高い支持フレーム部により第一管部分を安定的に支持することができる。

0016

本発明においては、前記運転部の横側にサイドパネルが備えられ、前記支持フレーム体は、前記サイドパネルを支持するサイドパネル支持部と連結されていると好適である。

0017

本構成によれば、機体フレームから立設されて剛性の高い支持フレーム部を有効に利用して、第一管部分だけでなく、サイドパネルを支持することにより、支持構造コンパクトで且つ簡素なものになる。

0018

本発明においては、前記穀粒貯留部に、前記脱穀装置における脱穀処理にて得られた穀粒を貯留する貯留ホッパーが備えられ、前記支持フレーム体として前記貯留ホッパーを支持するホッパー支持フレームが備えられ、前記ホッパー支持フレームに前記第一管部分が支持されていると好適である。

0019

本構成によれば、貯留ホッパー形式のコンバインでは、貯留ホッパーを支持するために備えられる強固なホッパー支持フレームを有効に利用して、専用のフレームを設けることなく、コンパクトで且つ簡素な構成で、第一管部分を支持することができる。

0020

本発明においては、前記ホッパー支持フレームに、前記機体フレームから立設された縦向きフレーム体と、前記縦向きフレーム体と前記脱穀装置とを連結する横向きフレーム体とが備えられ、前記横向きフレーム体から下方に延設される状態で、前記第一管部分を支持する支持ステーが備えられていると好適である。

0021

本構成によれば、貯留ホッパーは、下方側に穀粒を回収するための回収用空間を形成するために高い位置に設ける必要があるが、縦向きフレーム体を備えることで回収用空間を形成することができ、縦向きフレーム体と脱穀装置とを連結することで強固に支持される横向きフレーム体にて貯留ホッパーが支持される。

0022

そして、強固な横向きフレーム体を有効に利用して、専用のフレームを設けることなく、コンパクトで且つ簡素な構成で、第一管部分を支持することができる。

0023

本発明においては、前記第一管部分と前記貯留ホッパーとの間に位置する保護カバーが、前記ホッパー支持フレームに支持される状態で備えられていると好適である。

0024

本構成によれば、貯留ホッパーは下方の回収用空間にて回収容器に回収された穀粒を手作業で回収する作業が必要である。この作業のとき、第一管部分が存在する空間に作業者が近づくおそれがある。そこで、保護カバーを備えることで、作業者が第一管部分に接触する等の不利を回避することができる。

0025

本発明においては、前記穀粒貯留部に、前記脱穀装置における脱穀処理にて得られた穀粒を貯留する穀粒タンクが備えられ、前記支持フレーム体として前記穀粒タンクを位置保持するタンク保持フレームが備えられ、前記タンク保持フレームに前記第一管部分が支持されていると好適である。

0026

本構成によれば、穀粒タンク形式のコンバインでは、穀粒タンクを位置保持するために備えられる強固なタンク支持フレームを有効に利用して、専用のフレームを設けることなく、コンパクトで且つ簡素な構成で、第一管部分を支持することができる。

0027

本発明においては、前記第一管部分が直線状に延びる直管にて構成されていると好適である。

0028

本構成によれば、エンジンからの排気が第一管部分内部を滞留することなく勢いよく通過することができ、外気の導入による冷却機能を一層良好に発揮させ易い。

0029

本発明においては、前記第二管部分が前記脱穀装置に支持されていると好適である。

0030

本構成によれば、第二管部分は、穀粒貯留部と離間して、貯留される穀粒に悪影響を与えることのない状態で、剛性の大きい脱穀装置により安定的に支持される。

0031

本発明においては、前記第二管部分は、前記第一管部分が接続される前部側分割管と、前記前部側分割管よりも大径で且つ前記前部側分割管の後端に接続された後部側分割管とを備えるとともに、前記前部側分割管の後端部の外周と前記後部側分割管の前端部の外周との間から外気を導入可能であると好適である。

0032

本構成によれば、第一管部分と第二管部分との接続部だけでなく、前部側分割管と後部側分割管との接続部においても、エジェクタ効果により外気が導入され、排気がより一層確実に冷却される。

0033

本発明においては、前記前部側分割管が前後途中箇所に屈曲部が形成された屈曲管にて構成され、前記後部側分割管が直線状に延びる直管にて構成されていると好適である。

0034

本構成によれば、前部側分割管と後部側分割管との接続部において冷却された排気は、直線状に延びる後部側分割管を通して、滞留により熱が籠ることのない状態で排出させることができる。

図面の簡単な説明

0035

コンバインの全体側面図である。
コンバインの全体平面図である。
排気管配設部の背面図である。
排気管配設部の側面図である。
排気管配設部の平面図である。
ホッパー支持フレームの斜視図である。
排気管の支持構造を示す斜視図である。
排気管の前部の支持構造を示す側面図である。
排気管の後部の支持構造を示す側面図である。
図8のX−X線断面図である。
図8のXI−XI線断面図である。
図9のXII−XII線断面図である。
別実施形態の排気管配設部の正面図である。
別実施形態の排気管の支持構造を示す斜視図である。

実施例

0036

以下、本発明に係るコンバインの実施形態をコンバインの一例としての普通型コンバインに適用した場合について図面に基づいて説明する。

0037

〔全体構成〕
図1及び図2に示すように、普通型コンバインは、左右一対クローラ走行装置1を備えた走行機体2の前部右側に運転部3が備えられ、刈り取られた作物を脱穀処理する脱穀装置4と、脱穀処理により得られた穀粒を貯留する穀粒貯留部5とが備えられている。穀粒貯留部5は運転部3の後側に位置する状態で備えられ、穀粒貯留部5が機体右側に位置し、脱穀装置4が機体左側に位置する状態で、穀粒貯留部5と脱穀装置4とが機体横幅方向に並ぶ状態で備えられている。又、運転部3の下方にエンジン6が備えられ、エンジン6の動力が、コンバインの各部に伝達される。

0038

この実施形態では、機体の前後方向を定義するときは、作業状態における機体進行方向に沿って定義し、機体の左右方向を定義するときは、機体進行方向視で見た状態で左右を定義する。すなわち、図1及び図2に符号(F)で示す方向が機体前側図1及び図2に符号(B)で示す方向が機体後側である。図2に符号(L)で示す方向が機体左側、図2に符号(R)で示す方向が機体右側である。

0039

脱穀装置4の前部に横軸芯周り上下揺動自在に刈取穀稈搬送用フィーダ7が連結され、このフィーダ7の前端に略機体横幅に相当する刈幅を有する刈取部8が連結されている。刈取部8は、植立穀稈を後方に向けて掻き込む回転リール9、植立穀稈の株元を切断して刈り取るバリカン型の刈取装置10、刈取穀稈を機体横幅方向中間側横送り移送する横送りオーガ11等を備えており、刈取装置10により刈り取った穀稈を横送りオーガ11によって横送りしてフィーダ7に供給する。

0040

運転部3には、運転座席12と、運転座席12の前方に位置して操向操作レバー13等の複数の操作具を備えるフロントパネル14と、運転座席12の左横側に位置して変速レバー15や脱穀クラッチレバー16等の種々の操作具を備えるサイドパネル17等が備えられている。運転座席12の右横側には、図示しないラジエータファンの作用によってエンジン6に対する冷却風吸気するための防塵ダクト18が備えられている。運転部3には、運転部3に着座する運転者に対する日差しを防いだり、雨水を避ける等の機能を有する運転部キャノピー19が備えられている。

0041

エンジン6の上方がエンジンボンネット50により覆われており、エンジンボンネット50の上側に運転座席12が載置支持されている。エンジン6が収納される空間がエンジンボンネット50により覆われ、エンジン6の熱気が運転部3に伝わることがないようにしている。

0042

脱穀装置4は、左右両側が側壁4Aによって覆われ、上部が正面視で略円筒形状の天板4Bによって覆われている。そして、図示はしないが、左右の側壁4Aと天板4Bにより囲われた内部空間の上部側に、扱胴受網(図示せず)とを有し、フィーダ7より搬送されてくる刈取穀稈の扱き処理を行う扱室が形成されている。又、扱室の下部に、受網から漏下する扱き処理物を、穀粒、枝付き籾等の二番物、及び、排ワラ等に選別する選別処理部が備えられている。

0043

選別処理部にて選別された穀粒は、図示しない一番物回収スクリューにより脱穀装置4の穀粒貯留部5側の横側外方に排出される。脱穀装置4における穀粒貯留部5側の側壁4Aの横外側方スクリューコンベアからなる揚穀装置20が備えられている。脱穀装置4の穀粒貯留部5側の横側外方に排出された穀粒は、揚穀装置20により上方に搬送され、穀粒貯留部5内に貯留される。

0044

図2図5に示すように、揚穀装置20の上部が、平面視で略L字形板体からなる前後一対連結用ステー21により脱穀装置4の側壁4Aに連結固定されている。一対の連結用ステー21は夫々、一端部が揚穀装置20の外周部に溶接にて連結され、他端部が、脱穀装置4の側壁4Aに固定されたブラケット22にボルト連結されている。

0045

選別処理部にて得られた二番物は、二番物回収スクリュー(図示せず)により脱穀装置4の穀粒貯留部5側の横側外方に排出され、脱穀装置4における穀粒貯留部5側の横側に備えられた二番物還元装置23により脱穀装置4の前側部分に還元される。排ワラ屑等は、脱穀装置4の機体後部側に排出ケース4Cを通して外方に排出される。

0046

〔穀粒貯留部〕
穀粒貯留部5について説明する。
穀粒貯留部5は、脱穀処理された穀粒を貯留する貯留空間を有するとともにその貯留空間の下方に穀粒を排出可能な排出部として排出口24を有する貯留ホッパー25と、貯留ホッパー25から排出される穀粒を回収する回収部26と、貯留ホッパー25を支持するホッパー支持フレーム27とが備えられている。

0047

図1に示すように、貯留ホッパー25は、下部側に3つの下狭まり状の流下案内部が備えられ、下端部には、穀粒を下方に排出可能な排出口24が形成され、且つ、その排出口24を開閉自在な手動操作式のシャッター機構29が備えられている。

0048

回収部26には、貯留ホッパー25の排出口24から排出される穀粒を収容するための穀粒収容袋Fを縦姿勢で保持する袋保持部30が備えられている。袋保持部30は、穀粒収容袋Fの上部に係止して縦姿勢を保持するために、複数の左右向き支持杆30aが片持ち状に延びる状態で備えられている。回収部26の下部には、穀粒が収容された穀粒収容袋Fを受止め支持するための載置台31が備えられている。

0049

図2に示すように、載置台31の右側には、穀粒回収作業を行う補助作業者が乗ることができる作業用ステップ部32が備えられている。この作業用ステップ部32は、機体内方側(左側)端部の前後揺動軸芯周りで揺動自在に機体フレーム33に支持され、機体横外方張り出した作業姿勢と、機体内方側に引退する格納姿勢とに切り換え可能に構成されている。又、貯留ホッパー25の上側には、作業領域で作業する補助作業者の上方側を覆い、日差しを防いだり、雨水を防止する等の機能を有する補助キャノピー34が備えられている。

0050

図3,4に示すように、ホッパー支持フレーム27は、貯留ホッパー25の前後両側端部に対応する位置において、左右方向に間隔をあけて機体フレーム33から立設された複数の縦向きフレーム体35と、複数の縦向きフレーム体35の上端部同士にわたって連結された左右向きの横向きフレーム体36と、前後の横向きフレーム体36同士を連結する前後向きフレーム体37とが備えられている。

0051

説明を加えると、図6に示すように、前部側及び後部側に夫々、左右方向に間隔をあけて2本の縦向きフレーム体35が備えられている。全ての縦向きフレーム体35は下端部が機体フレーム33に連結されて固定されている。そして、前後両側部において、左右方向に並ぶ複数の縦向きフレーム体35の上端部同士にわたって左右向きの横向きフレーム36が連結されている。前側の横向きフレーム体36は、機体左側すなわち脱穀装置4側の端部が脱穀装置4の側壁4Aまで延設され、側壁4Aにボルト連結されている。従って、前部側の横向きフレーム体36は、縦向きフレーム体35と脱穀装置4とを連結している。前後向きフレーム体37の前後途中部から脱穀装置4に向けて後部側の横向き連結体36Aが延設され、横向き連結体36Aが脱穀装置4の側壁4Aにボルト連結されている。

0052

図3図6に示すように、貯留ホッパー25は、前後両側端部が支持部材38を介して前後両側の横向きフレーム36に支持されている。このようにして貯留ホッパー25がホッパー支持フレーム27に支持されている。図において、符号39は、袋付け作業を行う補助作業者を後方側から支える作業者保護部材である。符号40は、補助作業者が握り操作可能な手摺である。

0053

〔排気管〕
次に、エンジン6からの排気が通流する排気管41について説明する。
図4,5に示すように、エンジン6から排出される排気(燃焼後の排ガス)は、エンジン6の左側上部に位置するマフラー42を通過したのち、排気管41を通して流動して機体後部の出口としての排気口43から外方に排出される。マフラー42の排気部としての排気筒42aは、マフラー42の後部から後方側の斜め上向き姿勢で排気を排出するように設けられている。

0054

排気管41は、エンジン6からの排気が供給される入口としての排気流入口44よりも排気を外部に排出する出口としての排気口43の方が高い位置になる状態で、脱穀装置4と穀粒貯留部5との間を通って機体後部まで延ばされている。

0055

排気管41は、入口(排気流入口44)を有する第一管部分41Aと、第一管部分41Aよりも大径で且つ第一管部分41Aの後端に接続された第二管部分41Bとを備えるとともに、第一管部分41Aの後端部の外周と第二管部分41Bの前端部の外周との間から外気を導入可能であり、第一管部分41Aと第二管部分41Bとが排気管41の前部側にて接続されている。

0056

そして、第二管部分41Bは、第一管部分41Aが接続される前部側分割管と、前部側分割管よりも大径で且つ前部側分割管の後端に接続された後部側分割管とを備えるとともに、前部側分割管の後端部の外周と後部側分割管の前端部の外周との間から外気を導入可能である。

0057

つまり、この実施形態では、排気管41が前後に3分割される構成となっており、図4に示すように、排気管41は、入口としての排気流入口44を有する第一管部分41Aとしての第一排気管45と、第一排気管45の後端に接続された第二管部分41Bのうちの前部側分割管としての第二排気管46と、第二排気管46の後端に接続された第二管部分41Bのうちの後部側分割管としての第三排気管47とを備えている。

0058

図4に示すように、マフラー42の排気筒42aと第一排気管45とがエンジンボンネット50より下方に位置する箇所にて接続されている。第一排気管45と第二排気管46とが接続される接続部48がエンジンボンネット50の後方に位置している。

0059

排気管41は、全体として、前後途中に屈曲部kが形成されるとともに、屈曲部kよりも後部側に位置する後部側領域が屈曲部kよりも前部側に位置する前部側領域よりも緩やかな傾斜姿勢に設けられている。図4に示す例では、後部側領域は略水平姿勢に近い姿勢となっている。第一排気管45と第二排気管46とが接続される接続部48が屈曲部kよりも前部側に位置している。

0060

第一排気管45は、直線状に延びる直管にて構成されている。第一排気管45は、前部側が下側に位置し、後部側が上側に位置する後上がり傾斜姿勢に設けられている。第一排気管45における機体前部側に位置する排気流入口44は、マフラー42の排気筒42aの外周部を囲う状態で且つ排気筒42aとの間に径方向に間隔をあけた状態で形成されている。マフラー42の排気筒42aと排気流入口44の内面との間には、外気取り入れ部として機能する隙間が形成されている。排気の流動に伴うエジェクタ効果によってこの隙間を通して外気が吸引されて、排気と外気とが混合して排気の温度を下げることができる。

0061

第二排気管46は、前後途中に屈曲部kが形成された側面視で略L字状に曲がる屈曲管にて構成されている。屈曲部kよりも前部側は第一排気管45に連なる状態で後上がり傾斜姿勢に設けられる。屈曲部kよりも後部側は、脱穀装置4の前後方向中間部よりも少し後側の位置まで略水平姿勢で機体後方に向けて延びている。

0062

第二排気管46の後端部に第三排気管47の前端部が接続されている。第二排気管46と第三排気管47との接続部49において、第二排気管46の後端部の外周と第三排気管47の前端部の外周との間から外気を導入可能に構成されている。すなわち、第三排気管47は第二排気管46よりも大径であり、接続部49において、第三排気管47の前端部の開口は、第二排気管46の後端部との間に径方向に間隔をあける状態で形成されている。第二排気管46の後端部の外周と第三排気管47の前端部の外周との間に全周にわたって、外気取り入れ部として機能する隙間が形成されている。排気管41内部の排気の通流に伴うエジェクタ効果によってその隙間から外気が吸引されて、排気と外気とが混合して排気の温度をさらに下げることができる。

0063

第三排気管47の後端部には、排気口43から後方に向けて排出される排気を斜め後上方に向けて案内する傾斜案内体51が備えられている。この傾斜案内体51により排気が機体後方上方の開放された空間に向けて排出されて、排気が放散され易くなる。

0064

次に、排気管41の支持構造について説明する。
先ず、第一排気管45について説明する。第一排気管45は、機体フレーム33から立設された支持フレーム体SFとしてのホッパー支持フレーム27に支持されている。具体的には、第一排気管45はホッパー支持フレーム27における前部側の横向きフレーム体36に支持されている。すなわち、図4,5,7,8に示すように、横向きフレーム体36の脱穀装置4側の端部に連結されるとともに、下方に延設される状態で連結用の支持ステー52が備えられている。支持ステー52は、板体を側面視で略階段状に折り曲げた形状の階段状部を有し、階段状部の上部における縦面部52aが横向きフレーム体36にボルト連結されている。

0065

支持ステー52には、階段状部の下側に平面視で略L字形の下向き延設部52bが一体的に固定された状態で設けられている。第一排気管45の下向き延設部52bに対応する箇所の外周部に第一連結ブラケット53が溶接にて一体的に連結されている。平面視で略L字形の板体からなる中継部材54が、下向き延設部52bの板面と第一連結ブラケット53の板面に対して夫々、板面同士を当て付けた状態でボルト連結されている。このようにして、第一排気管45は、支持ステー52を介してホッパー支持フレーム27に支持されている。

0066

図7,8に示すように、支持ステー52の階段状部における下部側の水平面部52cには、サイドパネル17の後端部が連結されている。従って、横向きフレーム体36に連結された支持ステー52の水平面部52cがサイドパネル支持部に相当しており、横向きフレーム体36にてサイドパネル17が支持されている。

0067

次に、第二排気管46の支持構造について説明する。
図7,8に示すように、揚穀装置20の上部を支持する機体後部側の連結用ステー21に対応する位置において、第二排気管46の外周部に第二連結ブラケット55が溶接にて一体連結されている。そして、連結用ステー21と第二連結ブラケット55とがボルト連結されている。第二連結ブラケット55は平板状に形成され、2本のボルトで連結用ステー21と連結されている。

0068

第二排気管46における後側部分が第三連結ブラケット56を介して脱穀装置4に支持されている。図11に示すように、第三連結ブラケット56は、上下両側に水平姿勢の連結部57,58を有し、上下両側の連結部57,58が縦面部59にて連結された正面視で略Z字形状言い換えると略階段状の板体にて構成されている。下側の連結部57が第二排気管46の上側箇所に溶接にて一体的に連結され、上側の連結部58が脱穀装置4に設けられた取付部60にボルト連結されている。このように、第二排気管46の後側部分が脱穀装置4に支持されている。

0069

第三排気管47は、第二排気管46の後部に連なるように略水平姿勢で後方に延びている。図9に示すように、第三排気管47の前後中間部よりも少し前側の箇所と、後端側の箇所の夫々において、同様な構成の第四連結ブラケット61を介して脱穀装置4に支持されている。第四連結ブラケット61は、図12に示すように、前後方向視でL字形の板体にて構成され、下側の縦面部62が第三排気管47の脱穀装置4側の側部箇所に溶接にて一体的に連結され、上側の水平姿勢の連結部63が脱穀装置4に設けられた取付部64にボルト連結されている。

0070

第三排気管47の前後中間部に対応する箇所は、第五連結ブラケット65を介して脱穀装置4に支持されている。第五連結ブラケット65は、図12に示すように、前後方向視でL字形の板体にて構成され、上側の水平姿勢の連結部66が第三排気管47の下側箇所に溶接にて一体的に連結され、下側の縦面部67が脱穀装置4の側壁4Aにボルト連結されている。このように、第三排気管47の前後中間部における下側箇所が脱穀装置4に支持されている。

0071

図2,8,9,12に示すように、排気管41の上方には、例えば、脱穀装置4の扱室のメンテナンス作業を行うときに、作業者が載置可能な作業台68が設けられている。作業台68は、脱穀装置4の側壁4Aの上部に支持されて複数箇所にてボルト連結されている。作業台68の後部側における穀粒貯留部5側の箇所が、下方側に連結された支持部材69を介して脱穀装置4の側壁4Aに支持されている。尚、第三連結ブラケット56と作業台68とは、分離されており、排気管41の熱が作業台68に直接伝わらないようにしている。

0072

図4,5,6に示すように、第一排気管45と貯留ホッパー25との間に保護カバー70が備えられている。図10に示すように、保護カバー70は、矩形状の板体の上縁部を曲げて略L字形に形成されている。上部がホッパー支持フレーム27における前後向きフレーム体37にボルト連結され、下部が縦向きフレーム体35から延設された支持部材71にボルト連結されている。

0073

〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、穀粒貯留部5として貯留ホッパー25を備えるものを示したが、この構成にかえて、穀粒貯留部5として穀粒タンク73を備え、穀粒タンク73内の穀粒をスクリューコンベアにて外部に排出させるような構成のものでもよく、このような穀粒タンクを備える構成では、支持フレーム体SFとして穀粒タンク73を位置保持するために備えられるタンク保持フレーム74に排気管41における第一排気管45が支持される構成としてもよい。

0074

穀粒タンク73は、エンジン等のメンテナンス作業を行うために、後部側の縦軸芯周り横外側張り出すように揺動開放させることができるように構成され、メンテナンス作業後には、穀粒タンク73は機体内方側に揺動して元の通常作業位置に戻される。このとき、例えば、図13に示すように、穀粒タンク73を通常作業位置で位置するためのロック機構75が備えられている。

0075

図13に示すように、穀粒タンク73の前部機体内方側箇所に、機体フレーム33から立設される状態でタンク保持フレーム74が備えられている。タンク保持フレーム74には、穀粒タンク73の前部側に備えられたロック機構75が係合するロックピン76が備えられている。タンク保持フレーム74は横向きフレーム体36によって脱穀装置4と連結されている。

0076

そして、図14に示すように、タンク保持フレーム74の上部側箇所に取付板77が溶接にて一体的に連結され、第一排気管45の取付板77に対応する箇所の外周部に第六連結ブラケット78が溶接にて一体的に連結されている。平面視で略L字形の板体からなる中継部材79が、取付板77の板面と第六連結ブラケット78の板面に対して夫々、板面同士を当て付けた状態でボルト連結されている。このように取付板77と第六連結ブラケット78とが中継部材79によって連結され、第一排気管45がタンク保持フレーム74に支持される。図中、80は、タンク保持フレーム74に一体的に連結されたサイドパネル支持部であり、タンク保持フレーム74によりサイドパネル17を支持する構成となっている。

0077

(2)上記実施形態では、第一排気管45と第三排気管47とが直管にて構成され、第二排気管46が側面視で略L字状に曲がる屈曲管にて構成されるものを例示したが、この構成に代えて、第一排気管45、第二排気管46、第三排気管47が夫々、直管にて構成されるものでもよく、第一排気管45や第三排気管47が屈曲管にて構成されるものでもよい。

0078

(3)上記実施形態では、第一排気管45と第二排気管46とが接続される接続部48がエンジンボンネット50の後方に位置している構成としたが、この構成に代えて、接続部48がエンジンボンネット50よりも高い位置に設けられる構成としてもよい。

0079

(4)上記実施形態では、第一排気管45と貯留ホッパー25との間に保護カバー70が備えられる構成としたが、このような保護カバー70を備えていない構成としてもよい。

0080

(5)上記実施形態では、第一排気管45がホッパー支持フレーム27に支持される構成としたが、この構成に代えて、第一排気管45を専用の支持部材によって機体に支持する構成としてもよい。

0081

(6)上記実施形態では、第一排気管45により第一管部分41Aが構成され、第二排気管46により前部側分割管が構成され、第三排気管47により後部側分割管が構成され、第二排気管46と第三排気管47とにより第二管部分41Bが構成されるもの、すなわち、排気管41が、3分割されて3つの管部材により構成されるものを示したが、この構成に代えて、第一管部分41Aと第二管部分41Bとが夫々、1つの管部材により構成されるものでもよく、第一管部分41Aと第二管部分41Bとが夫々、複数の管部材により構成されるものでもよい。言い換えると、排気管41が、2個の管部材で構成されるものや4個以上の管部材で構成されるものでもよい。

0082

(7)上記実施形態では、排気管41における屈曲部kよりも後部側に位置する後側部分が、略水平姿勢に近い姿勢に設けられるものを示したが、この構成に代えて、排気管41における屈曲部kよりも後部側に位置する後側部分が、前部側に位置する前側部分よりも緩やかな後上がり傾斜姿勢で設けられるものでもよい。

0083

(8)上記実施形態では、エンジン6からの排気が排気処理部としてマフラー42を通過したのち排気管41に供給されるものを例示したが、この構成に代えて、排気処理部の他の例として、エンジン6からの排気が、エンジン6の排ガスに含まれる粒子状物質を低減する排ガス浄化装置、例えば、排ガスに含まれるディーゼル微粒子捕集するディーゼル微粒子捕集フィルターDPF)(Deasel Particulate Filter)を備える排ガス浄化装置を通過したのちに、排気管41に供給されるものでもよい。
その他にも、SCR(Selective Cataltic Reduction)(選択的触媒還元)を用いて排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を減少させる他の排ガス浄化装置を通過したのちに、排気管41に供給されるものでもよい。さらには、SCRを用いた排ガス浄化装置と、DPFを備えた排ガス浄化装置とを夫々、通過したのちに、排気管41に供給されるものでもよい。

0084

(9)上記実施形態では、普通型コンバインに適用したものを例示したが、自脱型コンバインに適用することもできる。

0085

本発明は、エンジンからの排気を機体外部に排出する排気管が備えられているコンバインに適用できる。

0086

3運転部
4脱穀装置
5穀粒貯留部
6エンジン
25貯留ホッパー
33機体フレーム
35縦向きフレーム体
36横向きフレーム体
41排気管
41A 第一管部分
41B 第二管部分
43出口
44 入口
46 前部側分割管
47 後部側分割管
52支持ステー
52cサイドパネル支持部
70保護カバー
73穀粒タンク
74タンク保持フレーム
80 サイドパネル支持部
k屈曲部
SF支持フレーム体

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