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技術 土嚢製造器具

出願人 中国電力株式会社
発明者 山本淳一郎西山文典杉原正史盛田政彦山本滉一朗森本大貴内藤直敬岸本健也本岡優斗向井一彦
出願日 2019年1月22日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2019-008405
公開日 2020年8月6日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-117899
状態 未査定
技術分野 制御・その他III(手動包装用助成具) 護岸
主要キーワード 作業用器具 製造器具 立設支 湾曲壁 作業性能 土嚢袋 製造機器 スコップ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年8月6日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

スコップ等で土を持ち上げなくても土嚢の作成が可能であり、また、斜面や地盤が緩い箇所においても土嚢を作成することが可能な土嚢製造器具を提供する。

解決手段

土嚢製造器具1は、周壁の一部に略平ら背板3を備え、軸方向の両端部が開放されると共に一方の端部に向かって口細となる筒体2を有する。この筒体2は、背板3を一方の端部から軸方向に最も長く形成し、また、筒体2の軸中心に対して背板3と反対側となる周壁箇所(前板5)を一方の端部から背板3よりも軸方向に短く形成することで、口広側の端部が背板3に対して垂直となる方向にも開放する形状とする。また、筒体2の軸中心に対して背板3と反対側となる周壁箇所(前板5)と背板3との間の間隔を、一方の端部に向かうにつれて小さくし、背板5の幅を、一方の端部に向かうにつれて小さくする。

概要

背景

土砂の流出や土留めとして土嚢を作成しているが、この土嚢を作成するための製造器具としては、
末広がりとなるようにテーバ円筒状に形成された側板と、側板の上端部に設けられた把手部とを備え、側板をテーバ状にすることで、充填が完了した後に土嚢袋からの抜脱を容易かつ迅速に行うことができるようにした土嚢充填補助具や(特許文献1参照)、
円筒形筒体に、筒を握る開口部を上下に複数個所ずつ設けた土嚢作り作業用器具や(特許文献2参照)、
・ 土嚢袋の開口部を保持する保持枠と、台座部と、保持枠を台座部上に立設支持する支持部材と、を備えた土嚢作成具(特許文献3参照)
等が提案されている。

概要

スコップ等で土を持ち上げなくても土嚢の作成が可能であり、また、斜面や地盤が緩い箇所においても土嚢を作成することが可能な土嚢製造器具を提供する。土嚢製造器具1は、周壁の一部に略平ら背板3を備え、軸方向の両端部が開放されると共に一方の端部に向かって口細となる筒体2を有する。この筒体2は、背板3を一方の端部から軸方向に最も長く形成し、また、筒体2の軸中心に対して背板3と反対側となる周壁箇所(前板5)を一方の端部から背板3よりも軸方向に短く形成することで、口広側の端部が背板3に対して垂直となる方向にも開放する形状とする。また、筒体2の軸中心に対して背板3と反対側となる周壁箇所(前板5)と背板3との間の間隔を、一方の端部に向かうにつれて小さくし、背板5の幅を、一方の端部に向かうにつれて小さくする。

目的

本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、スコップ等で土を持ち上げなくても土嚢の作成が可能であり、また、斜面や地盤が緩い箇所においても土嚢を作成することが可能な土嚢製造器具を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

周壁の一部に略平ら背板を備え、軸方向の両端部が開放されると共に一方の端部に向かって徐々に口細となる筒体を有し、この筒体は、前記背板を前記一方の端部から軸方向に最も長く形成し、また、前記筒体の軸中心に対して前記背板と反対側となる周壁箇所を前記一方の端部から前記背板よりも軸方向に短く形成することで、口広側の端部が前記背板に対して垂直となる方向にも開放される形状とし、さらに、前記筒体の軸中心に対して前記背板と反対側となる周壁箇所は、前記背板との間の間隔が前記一方の端部に向かうにつれて小さく形成され、また、前記背板の幅は、前記一方の端部に向かうにつれて小さく形成されることを特徴とする土嚢製造器具

請求項2

前記周壁の前記一方の端部寄りには、前記筒体の内外を連通する周壁開口部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の土嚢製造器具。

請求項3

前記筒体の軸中心に対して前記背板と反対側となる周壁箇所であって、口広側の端部寄りに土嚢袋を掛かり留める土嚢袋用フックを設け、このフックに対して両側となる口広側の端部寄りにロープ引掛けロープ用フックを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の土嚢製造器具。

請求項4

前記背板の口広側の端部寄りには、手持ち孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の土嚢製造器具。

請求項5

前記筒体は、前記背板と、この背板の両側縁から略垂直に立設する対をなす側板と、前記筒体の軸中心に対して前記背板と反対側に位置して前記対をなす側板に連接する前板と、を備えて断面矩形状に形成され、前記土嚢袋用フックは、前記前板に設けられ、前記ロープ用フックは、前記側板に設けられていることを特徴とする請求項3記載の土嚢製造器具。

技術分野

0001

本発明は、土嚢を容易且つ格別な作業労力を要せずに作成することが可能な土嚢製造器具に関する。

背景技術

0002

土砂の流出や土留めとして土嚢を作成しているが、この土嚢を作成するための製造器具としては、
末広がりとなるようにテーバ円筒状に形成された側板と、側板の上端部に設けられた把手部とを備え、側板をテーバ状にすることで、充填が完了した後に土嚢袋からの抜脱を容易かつ迅速に行うことができるようにした土嚢充填補助具や(特許文献1参照)、
円筒形筒体に、筒を握る開口部を上下に複数個所ずつ設けた土嚢作り作業用器具や(特許文献2参照)、
・ 土嚢袋の開口部を保持する保持枠と、台座部と、保持枠を台座部上に立設支持する支持部材と、を備えた土嚢作成具(特許文献3参照)
等が提案されている。

先行技術

0003

特開2004—35003号公報
特開平11—117254号公報
実用新案登録第3178222号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、いずれの土嚢製造器具もスコップ等で土を持ち上げ、器具の上方から土嚢袋へ入れるものであり、土嚢袋に土を入れるに当たり、を痛めたり、うまく土を土嚢袋に投入できなかったりするという不都合が生じている。
また、従来の土嚢製造器具は、水平な箇所に製造器具を設置した上で用いる必要があり、斜面や地盤が緩い箇所での作業には向かないものであった。

0005

本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、スコップ等で土を持ち上げなくても土嚢の作成が可能であり、また、斜面や地盤が緩い箇所においても土嚢を作成することが可能な土嚢製造器具を提供することを主たる課題としている。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を達成するために、本発明に係る土嚢製造器具は、周壁の一部に略平ら背板を備え、軸方向の両端部が開放されると共に一方の端部に向かって徐々に口細となる筒体を有し、この筒体は、前記背板を前記一方の端部から軸方向に最も長く形成し、また、前記筒体の軸中心に対して前記背板と反対側となる周壁箇所を前記一方の端部から前記背板よりも軸方向に短く形成することで、口広側の端部が前記背板に対して垂直となる方向にも開放される形状とし、さらに、前記筒体の軸中心に対して前記背板と反対側となる周壁箇所は、前記背板との間の間隔が前記一方の端部に向かうにつれて小さく形成され、また、前記背板の幅は、前記一方の端部に向かうにつれて小さく形成されることを特徴としている。

0007

したがって、本発明に係る土壌製造器具によれば、筒体の口細部分を土嚢袋に挿入した状態で背板を下にして横に寝かせれば、口広となる端部側で背板に対して垂直となる上方部分が開放された状態となるので、作業者は、この状態において、鋤簾等を用いて背板の上に土を掻き寄せながら載せ、又は、筒体を口広側を前にして引きずるように移動させることで背板の上に土を載せ、しかる後に、その状態で筒体を起こすことで、土嚢袋に土を入れることが可能となる。
このため、スコップ等を用いて土を一旦上に持ち上げる作業が不要となるので、腰を痛める不都合がなく、作業労力を低減することが可能となる。また、筒体を背板を下にして横に寝かせればいいので、水平面に限らず、傾斜面や地盤が緩い箇所に寝かせて、同様の作業をすれば土嚢を作成することが可能となる。

0008

ここで、筒体は、その軸方向の一方の端部に口細の開口部を形成し、他方の端部に口広の開口部を形成するだけのものであってもよいが、前記周壁の口細となる一方の端部寄りに、筒体の内外を連通する周壁開口部を形成するようにしてもよい。
このような構成とすることで、筒体の背板の上に土を盛った後に起こすことで、土が口細のみならず周壁開口部を介しても放出されるので、筒体内で土が引っかかって口細となる一方の端部の開口部から土が放出されないような場合でも、土嚢袋に土を入れることが可能となる。

0009

また、筒体の軸中心に対して背板と反対側となる周壁箇所であって、口広側の端部寄りに土嚢袋を掛かり留める土嚢袋用フックを設け、このフックに対して両側となる口広側の端部寄りにロープ引掛けロープ用フックを設けるようにするとよい。
このような構成にすれば、ロープ用フックにロープを掛け留めてロープを斜め上方に引っ張ることで、筒体を起こすことが可能となり、背板に土を盛った筒体を腰を屈めて起こす必要がなくなる。また、筒体を起こす際に口細側に足を掛けた上でロープを引っ張ることで、筒体を起こす作業においてテコ原理を利用して筒体を起こすことが可能となり、作業労力を一層低減することが可能となる。

0010

さらに、前記背板の口広側の端部寄りに、手持ち孔を形成することで、筒体を起こした後に、手持ち孔に手を入れて筒体を持ち上げることで、筒体内の土を土嚢袋に放出させることが可能になると共に、土嚢袋から筒体を容易に取り外すことが可能となる。

0011

なお、より具体的な筒体の形状としては、前記背板と、この背板の両側縁から略垂直に立設する対をなす側板と、前記筒体の軸中心に対して前記背板と反対側に位置して前記対をなす側板に連接する前板と、を備えて断面矩形状に形成し、前記土嚢袋用フックを前記前板に設け、前記ロープ用フックを前記側板に設けるようにしてもよい。

発明の効果

0012

以上述べたように、本発明によれば、周壁の一部に略平らな背板を有すると共に軸方向の一端に向かって徐々に口細となる筒体を備え、この筒体の口広側を背板に対して垂直となる方向にも開放する形状とし、また、筒体の軸中心に対して背板と反対側となる周壁箇所と背板との間の間隔を一方の端部に向かうにつれて小さくすると共に、背板の幅を一方の端部に向かうにつれて小さくしたので、筒体の口細部分を土嚢袋に挿入しやすくなると共に、土嚢袋に挿入した状態で背板を下にして筒体を横に寝かせることで、筒体の口広となる端部側が上方にも開放された状態となる。このため、この上方が解放された端部側において鍬や鋤簾等を用いて背板上に土を掻き寄せて載せ、又は、口広側を前にして引き擦るように筒体を移動させることで背板上に土を載せることが可能となる。また、背板上に土を載せた状態で筒体を起こして上方へ持ち上げれば、土嚢袋に土を入れることが可能になると共に筒体を土嚢袋から取り外すことが可能になるので、スコップ等を用いて腰を屈めて土を一旦上に持ち上げる作業が不要となり、腰を痛める不都合がなくなると共に作業労力を低減することが可能となる。
また、背板を下にして筒体を横に寝かせた上で背板上に土を載せる作業をすればいいので、水平面に限らず、傾斜面や地盤が緩い箇所でも同様の作業を行って土嚢を作成することが可能となる。

図面の簡単な説明

0013

図1は、本発明に係る土嚢製造器具を示す図であり、(a)は、その正面図、(b)は、その側面図、(c)は、その底面図を示す。
図2(a)は、筒体に掛留めるロープの正面及び側面を示す図であり、図2(b)は、土嚢製造器具の筒体の前板に設けられた土嚢袋用フックに土嚢袋の口紐を掛かり留め、両側の側板に設けられたロープ用フックにロープを掛かり留めた状態を示す図である。
図3は、土嚢を作成する手順を示す図であり、(a)は、土嚢袋に土嚢製造器具の口細部を挿入する前の状態を示す図、(b)は、土嚢袋に土嚢製造器具を挿入して土嚢袋用フックに土嚢袋の口紐を掛留め、土嚢製造器具を背板を下にして横に倒した状態を示す図、(c)は、(b)の状態の土嚢製造器具の背板にや鋤簾等で土を盛った状態を示す図である。
図4は、土嚢を作成する手順を示す図であり、(a)は、土嚢製造器具の背板に土を盛った状態で、ロープ用フックに引っ掛けたロープを引っ張って土嚢製造器具を起こす作業を示す図、(b)は、土嚢製造器具を起こした状態を示す図、(c)は、土嚢製造器具を上に持ち上げて、土嚢製造器具の内側にある土を土嚢袋に放出した状態を示す図である。
図5は,本発明に係る土嚢製造器具を用いた他の使い方を示すもので、土嚢製造器具を水平な地面を引き擦って筒体の背板の上に土を載せる作業を示す図である。
図6は、傾斜面での土嚢製造器具の使い方を示す図であり、(a)は、土嚢作成器具の背板を下にして横に倒した状態で、背板の上に鋤や鋤簾等で土を盛った状態を示す図であり、(b)は、土嚢製造器具を傾斜面を引き擦って背板の上に土を載せる作業を示す図である。

実施例

0014

以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳述する。

0015

図1に本発明に係る土嚢製造器具1が示され、この土嚢製造器具1は、アルミ合金合成樹脂などの軽量硬質材料で形成されているもので、この例では、断面矩形状の筒体2を備えている。

0016

筒体2は、横に倒した場合に地面に面接触させる略平坦に形成された背板3と、この背板3の両側縁から略垂直に立設された対をなす側板4と、この側板4間を渡すように設けられると共に前記背板3と対峙する前板5とを有している。この筒体2は、起こして立設させた場合に下側となる一方の端部が最も絞られた口細部2aとなり、その反対側の他方の端部が最も拡がる口広部2bになっており、軸方向の一方の端部に向かって徐々に口細となっている。

0017

筒体2は、口細部2aにおいて、背板3、側板4、及び前板5のそれぞれの端辺が軸方向でずれることなく同じ位置にあり、したがって、筒体2を起こした場合に、背板3、側板4、及び前板5の下端が地面と接触し、筒体2が自立するようになっており、一方の端部(下端)に筒体2の軸心に対して垂直となる開口部6が形成されている。

0018

背板3は、口細部2aの端部からの軸方向の長さが最も長く形成され、前板5は、口細部2aの端部からの軸方向の長さが最も短く形成され、側板4は、前板5の側辺全体から背板3の側辺全体にかけて渡すように形成されている。
したがって、筒体2の口広部2bは、斜めに開口された開口部7を有するもので、この開口部7は、軸方向に大きく開放されると共に、背板3と垂直方向にも大きく開放され、背板3の前板5よりも軸方向に突出している部分によって、背板3を下にして筒体2を横に倒した場合に土を載せることが可能な載置部8が形成されている。

0019

また、前板5は、背板5との間の間隔が口細部2aに向かうにつれて徐々に小さく形成され、背板3の幅は、口細部2aに向かうにつれて徐々に小さく形成されている。
さらに、背板3の前板5よりも軸方向に突出した部分には、手を差し入れる手持ち孔9が形成され、また、側板4の口細部寄りには、筒体2の内外を連通し、筒体内の土を放出する周壁開口部10が形成されている。

0020

そして、図2にも示されるように、前板5の開口部7の近傍には、土嚢袋11の口紐11aを掛り留める土嚢袋用フック12が設けられ、土嚢袋用フック12の両側となる側板4の前板5寄りの部分であって開口部7の近傍には、ロープ13を掛り留めるロープ用フック14が設けられている。なお、ロープ13は、一端にカルビナ13aが設けられ、ロープ用フック14にワンタッチで取り付けられるものが好ましい。

0021

以上の構成において、次に、上述した土嚢製造器具1を用いて土嚢を作成する手順について説明すると、先ず、図3(a)に示されるように、土嚢製造器具1の口細部2aを土嚢袋11の開口部に対峙させ、土嚢袋11に土嚢製造器具1の口細部2aを挿入し、土嚢袋11の口紐11aを土嚢袋用フック12に外れないように留める。

0022

その後、図3(b)に示されるように、土嚢袋11を取り付けた土嚢製造器具1を、背板3を下にして倒した状態とし、鍬や鋤簾等を用いて土嚢製造器具1の周囲の土を背板3の先端部近傍に寄せ集め、又は、土がある箇所の近傍に土嚢製造器具1の背板3の先端部を近づけ、鍬や鋤簾等を用いて土20を背板3の載置部8の上へ移動させ、背板3の上に土20を盛った状態とする(図3(c))。

0023

そして、適当な量の土を背板3(載置部8)に載せた後に、両側板4のロープ用フック14にロープ13を掛り留め、このロープ13を手で持つと共に土嚢製造器具1の口細部2aの端部に足を掛け、足を踏ん張りつつロープ13を斜め上方に引くことで、土嚢製造器具1を土嚢袋11と共に起こして立設させる(図4(a)、
(b))。その後、土嚢製造器具1の筒体2を、手持ち孔9に手を入れて持ち上げることで、土嚢製造器具1の内側の土を開口部6及び周壁開口部10を介して土嚢袋11内に放出させ、また、土嚢製造器具1を土嚢袋11の上端から取り外して土嚢袋11の開口部の口紐11aを締め留めれば土嚢袋の作成が完了する(図4(c))

0024

したがって、上述の土嚢製造器具1を用いることで、作業者は、スコップ等を用いて土をすくうために腰を屈めたり、土を上に持ち上げたりする作業が不要となるので、腰を痛める不都合がなく、作業労力を低減することが可能となる。
また、筒体2は、一方の端部(下端部)に向かって徐々に口細となる形状としているので、土嚢袋11への挿入も容易であり、筒体2には、口細部2aの端部に開口部6が形成されるだけでなく、周壁の口細部寄りにも周壁開口部10が形成されているので、筒体内の土が内部で引っかかって開口部6から放出されないような場合でも、周壁開口部10を介して土嚢袋11に土を放出させることが可能となり、作業性能を高めることが可能となる。

0025

また、筒体2の軸中心に対して背板3と反対側となる前板5の開口部7寄りに土嚢袋11を掛かり留める土嚢袋用フック12を設け、また両側の側板4の開口部7寄りにロープ13を引掛けるロープ用フック14を設けたので、ロープ用フック14にロープ13を掛け留めてロープを斜め上方に引っ張ることで、筒体2を起こすことが可能となり、背板3に土を盛った筒体2を腰を屈めて起こす必要がなく、また、筒体2を起こす際に口細部2aに足を掛けた上でロープ13を引っ張ることで、テコの原理を利用して筒体2を起こすことが可能となり、作業労力を大幅に低減することが可能となる。

0026

さらに、前記背板3の口広部2b寄りに、手持ち孔9を形成したので、筒体2を起こした後に、手持ち孔9に手を入れて筒体2を持ち上げることで、筒体内の土を放出させることが可能になると共に、土嚢袋11から筒体2を容易に外すことが可能となる。

0027

なお、以上の土嚢製造器具1は、平坦な地面上に設置して用いる場合について説明したが、図5に示されるように、土嚢袋11を取り付けた土嚢製造器具1を、ロープ用フック14に掛り留めたロープ13を口広部2b側へ延ばし、土嚢製造器具1の前方からロープ13を持って土嚢製造器具1を前方へ引き擦るように移動させることで、筒体2の背板上3に土を載せるようにしてもよい。
このような使い方によれば、鍬や鋤簾を補助的に用いるだけでいいため、作業効率を高めることが可能となる。特に、このような使い方は、土が砂のようにさらさらしている場合や崩れやすい土塊等において、背板上の土を一気に載せるような場合に有効である。

0028

また、本土嚢製造器具1は、水平な地面だけでなく、図6に示されるように、傾斜面に用いて利用することも可能である。すなわち、傾斜面においても、土嚢袋11を取り付けた土嚢製造機器1を、背板を下にして横向きに倒して斜面に置き、その状態で図6(a)に示されるように、鍬や鋤簾等を用いて背板上に土をかき集めて載せたり、図6(b)に示されるように、土嚢製造器具1を引き摺るようにスライドさせて背板上に土を載せたりすれば、傾斜面上でも土嚢を同様に作成することが可能となる。
さらに、土嚢製造器具1は寝かせて用いるので、地盤が緩い箇所においても、同様の作業を行って土嚢を製造することが可能となる。

0029

なお、上述の構成においては、筒体2を断面矩形状に形成した例を示したが、周壁の一部に平らな背板を備え、この背板を下にして横に倒すことができる構成であれば、周壁の形状はどのように形成してもよく、例えば、前記側板4及び前板5に代えて半円弧状の湾曲壁を背板に連接させて筒体を形成するようにしてもよい。

0030

1土嚢製造器具
2筒体
3背板
4側板
5前板
6,7 開口部
9手持ち孔
10周壁開口部
12土嚢袋用フック
13ロープ
14 ロープ用フック

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