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技術 マスク

出願人 株式会社無有
発明者 伊藤博
出願日 2020年4月28日 (6ヶ月経過) 出願番号 2020-078797
公開日 2020年7月27日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-111871
状態 未査定
技術分野 職業用、工業用またはスポーツ用保護衣
主要キーワード 各作用点 中間固定 ホチキス針 シート状素材 超音波溶着機 溶着機 ホチキス ポケット状
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年7月27日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (13)

課題

本体部の両側端と顔との間に隙間が生じにくいマスクを提供する。

解決手段

マスク1は、本体部10、及び一対の耳紐20を備えている。本体部10は、装着者の口を覆う。一対の耳紐20は、本体部10の左右両側に設けられており、装着者の掛けられる。本体部10は、上端固定点12、下端固定点14、及び中間固定点16を有している。上端固定点12は、各耳20の上端部20aが固定された部位である。下端固定点14は、各耳紐20の下端部20bが固定された部位である。中間固定点16は、各耳紐20の中間部の一箇所20cが固定された部位である。本体部10の上下方向について、中間固定点16は、上端固定点12と下端固定点14との間に位置する。

概要

背景

従来のマスクとしては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載されたマスクは、装着者及び口を覆う本体部と、本体部を装着者の顔に固定するための耳紐とを備えている。本体部は、通気性シート状素材から形成されている。耳紐は、本体部の左右両側に取り付けられている。

概要

本体部の両側端と顔との間に隙間が生じにくいマスクを提供する。マスク1は、本体部10、及び一対の耳紐20を備えている。本体部10は、装着者の口を覆う。一対の耳紐20は、本体部10の左右両側に設けられており、装着者の掛けられる。本体部10は、上端固定点12、下端固定点14、及び中間固定点16を有している。上端固定点12は、各耳20の上端部20aが固定された部位である。下端固定点14は、各耳紐20の下端部20bが固定された部位である。中間固定点16は、各耳紐20の中間部の一箇所20cが固定された部位である。本体部10の上下方向について、中間固定点16は、上端固定点12と下端固定点14との間に位置する。

目的

本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、本体部の両側端と顔との間に隙間が生じにくいマスクを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

装着者の口を覆う本体部と、前記本体部の左右両側に設けられ、前記装着者の掛けられる一対の耳紐と、を備え、前記本体部は、前記各耳上端部が固定された部位である上端固定点、前記各耳紐の下端部が固定された部位である下端固定点、及び前記各耳紐の中間部の一箇所が固定された部位である第1の中間固定点を有しており、前記本体部の上下方向について、前記第1の中間固定点は、前記上端固定点と前記下端固定点との間に位置することを特徴とするマスク

請求項2

請求項1に記載のマスクにおいて、前記第1の中間固定点は、前記本体部の側端の近傍に位置するマスク。

請求項3

請求項1又は2に記載のマスクにおいて、前記第1の中間固定点は、前記下端固定点よりも前記上端固定点寄りに位置するマスク。

請求項4

請求項3に記載のマスクにおいて、前記第1の中間固定点から前記上端固定点までの前記上下方向の距離は、5mm以上15mm以下であるマスク。

請求項5

請求項3又は4に記載のマスクにおいて、前記耳紐は、前記第1の中間固定点と前記上端固定点との間において、緩みなく延在しているマスク。

請求項6

請求項1乃至5の何れかに記載のマスクにおいて、前記第1の中間固定点は、前記本体部の外面に存在するマスク。

請求項7

請求項1乃至5の何れかに記載のマスクにおいて、前記第1の中間固定点は、前記本体部の内面に存在するマスク。

請求項8

請求項1乃至7の何れかに記載のマスクにおいて、前記耳紐は、前記本体部の前記第1の中間固定点に対して、ホチキス留により固定されているマスク。

請求項9

請求項1乃至7の何れかに記載のマスクにおいて、前記耳紐は、前記本体部の前記第1の中間固定点に対して、ホットメルト接着により固定されているマスク。

請求項10

請求項1乃至7の何れかに記載のマスクにおいて、前記耳紐は、前記本体部の前記第1の中間固定点に対して、超音波溶着により固定されているマスク。

請求項11

請求項1乃至10の何れかに記載のマスクにおいて、前記本体部は、前記各耳紐の中間部の他の箇所が固定された部位である第2の中間固定点を有しており、前記上下方向について、前記第2の中間固定点は、前記第1の中間固定点と前記下端固定点との間に位置するマスク。

請求項12

請求項11に記載のマスクにおいて、前記第2の中間固定点は、前記本体部の側端の近傍に位置するマスク。

請求項13

請求項11又は12に記載のマスクにおいて、前記第2の中間固定点は、前記上端固定点よりも前記下端固定点寄りに位置するマスク。

請求項14

請求項13に記載のマスクにおいて、前記第2の中間固定点から前記下端固定点までの前記上下方向の距離は、2mm以上7mm以下であるマスク。

請求項15

請求項13又は14に記載のマスクにおいて、前記耳紐は、前記第2の中間固定点と前記下端固定点との間において、緩みなく延在しているマスク。

請求項16

請求項11乃至15の何れかに記載のマスクにおいて、前記第2の中間固定点から前記下端固定点までの前記上下方向の距離は、前記第1の中間固定点から前記上端固定点までの前記上下方向の距離よりも小さいマスク。

請求項17

請求項11乃至16の何れかに記載のマスクにおいて、前記第2の中間固定点は、前記本体部の外面に存在するマスク。

請求項18

請求項11乃至16の何れかに記載のマスクにおいて、前記第2の中間固定点は、前記本体部の内面に存在するマスク。

請求項19

請求項11乃至18の何れかに記載のマスクにおいて、前記耳紐は、前記本体部の前記第2の中間固定点に対して、ホチキス留により固定されているマスク。

請求項20

請求項11乃至18の何れかに記載のマスクにおいて、前記耳紐は、前記本体部の前記第2の中間固定点に対して、ホットメルト接着により固定されているマスク。

請求項21

請求項11乃至18の何れかに記載のマスクにおいて、前記耳紐は、前記本体部の前記第2の中間固定点に対して、超音波溶着により固定されているマスク。

請求項22

請求項1乃至21の何れかに記載のマスクにおいて、前記耳紐は、伸縮性を有するマスク。

請求項23

請求項1乃至22の何れかに記載のマスクにおいて、前記上端固定点及び前記下端固定点は、前記本体部の外面に存在するマスク。

請求項24

請求項1乃至22の何れかに記載のマスクにおいて、前記上端固定点及び前記下端固定点は、前記本体部の内面に存在するマスク。

請求項25

請求項1乃至24の何れかに記載のマスクにおいて、前記本体部は、保水材が収容される保水材収容部を有するマスク。

技術分野

0001

本発明は、人のや口を覆うマスクに関する。

背景技術

0002

従来のマスクとしては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載されたマスクは、装着者の鼻及び口を覆う本体部と、本体部を装着者の顔に固定するための耳紐とを備えている。本体部は、通気性シート状素材から形成されている。耳紐は、本体部の左右両側に取り付けられている。

先行技術

0003

特開2012−40163号公報

発明が解決しようとする課題

0004

かかるマスクは、本体部で鼻及び口を覆うことにより、鼻腔内や口腔内に有害粒子ウィルス、細菌、花粉等)が入り込むのを阻止する機能を有する。しかしながら、本体部の両側端と顔との間に隙間が生じると、当該隙間を通じて、有害粒子が本体部内の空間(本体部と顔との間の空間)に侵入してしまうという問題がある。

0005

本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、本体部の両側端と顔との間に隙間が生じにくいマスクを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明者は、鋭意検討の結果、従来のマスクにおいて本体部の両側端と顔との間に隙間が生じる一因が、本体部の作用点(耳紐からの力が働く部位)に働く力の向きにあることを発見した。すなわち、本体部の各側端において上下2箇所の作用点が耳紐から内向き各作用点からもう一方の作用点に向かう方向)の力を受けることにより当該側端が弛み、それが上記隙間の原因となる。本発明者は、かかる知見の下、本発明に至った。

0007

本発明によるマスクは、装着者の口を覆う本体部と、上記本体部の左右両側に設けられ、上記装着者の掛けられる一対の耳紐と、を備え、上記本体部は、上記各耳上端部が固定された部位である上端固定点、上記各耳紐の下端部が固定された部位である下端固定点、及び上記各耳紐の中間部の一箇所が固定された部位である第1の中間固定点を有しており、上記本体部の上下方向について、上記第1の中間固定点は、上記上端固定点と上記下端固定点との間に位置することを特徴とする。

0008

このマスクにおいては、本体部が、上端固定点及び下端固定点に加えて、第1の中間固定点を有している。すなわち、耳紐の上端部及び下端部だけでなく、中間部も本体部に固定されている。そして、第1の中間固定点は、本体部の上下方向について、上端固定点と下端固定点との間に位置している。この場合、第1の中間固定点が存在しない場合(上端固定点及び下端固定点が耳紐からの力の作用点になる場合)に比して、一方の作用点が上端固定点又は下端固定点から第1の中間固定点にシフトし、他方の作用点に近づく。これにより、当該一方の作用点が耳紐から内向きの力を受けにくくなるため、本体部の両側端が弛みにくくなる。

発明の効果

0009

本発明によれば、本体部の両側端と顔との間に隙間が生じにくいマスクが実現される。

図面の簡単な説明

0010

本発明によるマスクの第1実施形態を示す正面図である。
本体部10の上隅部C1及び下隅部C2について説明するための図である。
本体部10の側端10cの近傍V1について説明するための図である。
中間固定点16から上端固定点12までの上下方向の距離d1、及び中間固定点18から下端固定点14までの上下方向の距離d2について説明するための図である。
図1のマスクの効果を説明するための図である。
図1のマスクの効果を説明するための図である。
図1のマスクの効果を説明するための図である。
本発明によるマスクの第2実施形態を示す背面図である。
本発明によるマスクの第3実施形態を示す正面図である。
本発明によるマスクの第3実施形態を示す背面図である。
本発明によるマスクの第4実施形態を示す正面図である。
本発明によるマスクの第4実施形態を示す背面図である。

実施例

0011

以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)

0012

図1は、本発明によるマスクの第1実施形態を示す正面図である。マスク1は、本体部10、及び一対の耳紐20を備えている。本体部10は、装着者の口を覆う。本体部10は、目、鼻及び口のうち、鼻及び口のみを覆ってもよいし、口のみを覆ってもよい。マスク1の非装着時、本体部10は、平面的な矩形シート状をしている。同図は、本体部10の外面、すなわち装着者の顔に対向する面である内面とは反対側の面を示している。本体部10は、通気性を有する材料からなる。かかる材料としては、例えば、不織布、紙、又はガーゼを用いることができる。

0013

一対の耳紐20は、本体部10の左右両側に設けられている。マスク1の装着時、耳紐20は、装着者の耳に掛けられる。それにより、本体部10が装着者の顔に固定される。耳紐20は、伸縮性を有している。耳紐20としては、例えばゴム紐を用いることができる。

0014

本体部10は、上端固定点12及び下端固定点14、並びに、中間固定点16(第1の中間固定点)及び中間固定点18(第2の中間固定点)を有している。上端固定点12は、本体部10における各耳紐20の上端部20aが固定された部位である。上端部20aは、本体部10の外面に固定されている。それゆえ、上端固定点12は、本体部10の外面に存在する。また、上端固定点12は、本体部10の上隅部C1(図2参照)に位置する。上隅部C1は、本体部10の上端10aから15mm以内、かつ側端10cから15mm以内の領域である。上端固定点12に対する耳紐20(上端部20a)の固定は、例えば溶着超音波溶着熱溶着等)により行うことができる。

0015

下端固定点14は、本体部10における各耳紐20の下端部20bが固定された部位である。下端部20bは、本体部10の外面に固定されている。それゆえ、下端固定点14は、本体部10の外面に存在する。また、下端固定点14は、本体部10の下隅部C2(図2参照)に位置する。下隅部C2は、本体部10の下端10bから15mm以内、かつ側端10cから15mm以内の領域である。下端固定点14に対する耳紐20(下端部20b)の固定は、例えば溶着により行うことができる。

0016

中間固定点16は、本体部10における各耳紐20の中間部の一箇所20cが固定された部位である。耳紐20の中間部は、耳紐20における上端部20a及び下端部20bを除いた部分である。耳紐20の箇所20cは、本体部10の外面に固定されている。すなわち、中間固定点16は、本体部10の外面に存在する。また、中間固定点16は、本体部10の側端10cの近傍V1(図3参照)に位置する。近傍V1は、本体部10の側端10cから20mm以内の領域である。中間固定点16に対する耳紐20(箇所20c)の固定は、例えば、溶着の他、接着又はホチキス留により行うことができる。接着は、ホットメルト接着が好ましい。ホチキス留は、樹脂製又は紙製ホチキス針を用いることが好ましい。

0017

本体部10の上下方向(図1の上下方向に等しい。)について、中間固定点16は、上端固定点12と下端固定点14との間に位置する。すなわち、中間固定点16から上端10aまでの距離は上端固定点12から上端10aまでの距離よりも大きく、かつ中間固定点16から下端10bまでの距離は下端固定点14から下端10bまでの距離よりも大きい。中間固定点16から側端10c(当該中間固定点16に近い方の側端10c)までの距離は、上端固定点12から側端10c(当該上端固定点12に近い方の側端10c)までの距離に等しくてもよいし、異なっていてもよい。両距離が異なる場合、前者の距離は、後者の距離より小さくてもよいし、大きくてもよい。図1は、前者の距離が後者の距離より大きい場合の例を示している。

0018

中間固定点16は、下端固定点14よりも上端固定点12寄りに位置する。すなわち、中間固定点16から上端固定点12までの距離は、中間固定点16から下端固定点14までの距離よりも小さい。中間固定点16から上端固定点12までの上下方向の距離d1(図4参照)は、5mm以上15mm以下であることが好ましい。距離d1は、上端固定点12を通り本体部10の左右方向(図1の左右方向に等しい。)に延びる直線L1と、中間固定点16を通り本体部10の左右方向に延びる直線L2との間の距離として定義される。

0019

耳紐20は、中間固定点16と上端固定点12との間において、緩みなく延在している。換言すれば、耳紐20は、中間固定点16と上端固定点12との間において、一直線状に延在している。それゆえ、耳紐20の箇所20cから上端部20aまでの部分の長さは、中間固定点16から上端固定点12までの最短距離直線距離)に略等しい。

0020

中間固定点18は、本体部10における各耳紐20の中間部の他の箇所20dが固定された部位である。耳紐20の箇所20dは、本体部10の外面に固定されている。すなわち、中間固定点18は、本体部10の外面に存在する。また、中間固定点18は、本体部10の側端10cの近傍V1(図3参照)に位置する。中間固定点18に対する耳紐20(箇所20d)の固定は、例えば、溶着の他、接着又はホチキス留により行うことができる。

0021

本体部10の上下方向について、中間固定点18は、中間固定点16と下端固定点14との間に位置する。すなわち、中間固定点18から上端10aまでの距離は中間固定点16から上端10aまでの距離よりも大きく、かつ中間固定点18から下端10bまでの距離は下端固定点14から下端10bまでの距離よりも大きい。中間固定点18から側端10c(当該中間固定点18に近い方の側端10c)までの距離は、下端固定点14から側端10c(当該下端固定点14に近い方の側端10c)までの距離に等しくてもよいし、異なっていてもよい。両距離が異なる場合、前者の距離は、後者の距離より小さくてもよいし、大きくてもよい。図1は、前者の距離が後者の距離より大きい場合の例を示している。

0022

中間固定点18は、上端固定点12よりも下端固定点14寄りに位置する。すなわち、中間固定点18から下端固定点14までの距離は、中間固定点18から上端固定点12までの距離よりも小さい。中間固定点18から下端固定点14までの上下方向の距離d2(図4参照)は、2mm以上7mm以下であることが好ましい。距離d2は、下端固定点14を通り本体部10の左右方向に延びる直線L3と、中間固定点18を通り本体部10の左右方向に延びる直線L4との間の距離として定義される。距離d2は、上述の距離d1よりも小さい。

0023

耳紐20は、中間固定点18と下端固定点14との間において、緩みなく延在している。換言すれば、耳紐20は、中間固定点18と下端固定点14との間において、一直線状に延在している。それゆえ、耳紐20の箇所20dから下端部20bまでの部分の長さは、中間固定点18から下端固定点14までの直線距離に略等しい。

0024

マスク1の効果を説明する。マスク1においては、本体部10が、上端固定点12及び下端固定点14に加えて、中間固定点16を有している。すなわち、耳紐20の上端部20a及び下端部20bだけでなく、中間部(箇所20c)も本体部10に固定されている。そして、中間固定点16は、本体部10の上下方向について、上端固定点12と下端固定点14との間に位置している。この場合、中間固定点16が存在しない場合(上端固定点12が耳紐20からの力の作用点になる場合)に比して、上側の作用点が上端固定点12から中間固定点16にシフトし、下側の作用点に近づく。これにより、上側の作用点が耳紐20から内向きの力を受けにくくなるため、両側端10cが弛みにくくなる。したがって、本体部10の両側端10cと顔との間に隙間が生じにくいマスク1が実現されている。

0025

さらに、本体部10は、中間固定点18を有している。中間固定点18は、本体部10の上下方向について、中間固定点16と下端固定点14との間に位置している。この場合、中間固定点18が存在しない場合(下端固定点14が耳紐20からの力の作用点になる場合)に比して、下側の作用点が下端固定点14から中間固定点18にシフトし、上側の作用点に近づく。これにより、下側の作用点も耳紐20から内向きの力を受けにくくなるため、本体部10の両側端10cが一層弛みにくくなる。

0026

敷衍すると、図5に示すように、中間固定点16,18が存在せず上端固定点12及び下端固定点14が作用点になる場合、マスクの装着時、上端固定点12が耳紐20から斜め下向きの力F1を受けるとともに、下端固定点14が耳紐20から斜め上向きの力F2を受ける。そのため、力F1の分力f1及び力F2の分力f2が、内向きの力となり、それぞれ上端固定点12及び下端固定点14に働く。分力f1及び分力f2は、それぞれ力F1及び力F2を本体部10の上下方向と左右方向とに分解したときの上下方向の分力である。かかる内向きの力が、図6に示すように、従来のマスクにおける側端10cの弛みを引き起こしていた。同図は、図5のマスクを右方向から見た図である。

0027

これに対し、図7に示すように、中間固定点16,18が存在する場合、上側の作用点が上端固定点12から中間固定点16にシフトするとともに、下側の作用点が下端固定点14から中間固定点18にシフトする。それに伴い、力F1及び力F2の向きは、水平(本体部10の左右方向)に近づく。すると、分力f1及び分力f2の値(内向きを正とする。)が小さくなる。このことは、作用点が耳紐20から内向きの力を受けにくくなることを意味する。このため、本体部10の両側端10cが弛みにくくなり、両側端10cの顔に対する密着度が向上する。

0028

また、本体部10は、上端固定点12及び下端固定点14とは別に、中間固定点16,18を有している。この場合、中間固定点16,18が存在しない(すなわち本体部に耳紐の端部のみが固定されている)一般的な市販のマスクに手を加えることにより、マスク1を得ることができる。詳細には、かかる市販のマスクにおいて本体部に耳紐の中間部を固定するだけで、中間固定点16,18が存在するマスク1を得ることができる。

0029

各中間固定点16,18は、本体部10の側端10cの近傍に位置している。これにより、各中間固定点16,18から装着者の耳までの距離が徒に大きくなるのを避けることができる。当該距離が大きくなると、その分だけ耳紐20全体の長さを大きくしなければならないため、マスク1の製造コストの面で不利となる。

0030

中間固定点16は、下端固定点14よりも上端固定点12寄りに位置している。かかる構成は、上側の作用点を上端固定点12から中間固定点16にシフトさせるのに適している。また、中間固定点18は、上端固定点12よりも下端固定点14寄りに位置している。かかる構成は、下側の作用点を下端固定点14から中間固定点18にシフトさせるのに適している。

0031

中間固定点16から上端固定点12までの上下方向の距離d1が大きい方が、上述の分力f1の値を小さくするのに有利である。かかる観点から、距離d1は、5mm以上であることが好ましい。他方、距離d1が大きすぎると、マスク1の装着時、側端10cの上部(図4に示した直線L2よりも上の部分)が捲れやすくなってしまう。かかる観点から、距離d1は、15mm以下であることが好ましい。

0032

中間固定点18から下端固定点14までの上下方向の距離d2が大きい方が、上述の分力f2の値を小さくするのに有利である。かかる観点から、距離d2は、2mm以上であることが好ましい。他方、距離d2が大きすぎると、マスク1の装着時、側端10cの下部(図4に示した直線L4よりも下の部分)が捲れやすくなってしまう。かかる観点から、距離d2は、7mm以下であることが好ましい。

0033

中間固定点18から下端固定点14までの上下方向の距離d2は、中間固定点16から上端固定点12までの上下方向の距離d1よりも小さい。マスク1の装着時、側端10cの下部は、通常、下辺りに位置するため、側端10cの上部よりも捲れやすい。それゆえ、距離d2を距離d1よりも小さくすることは、側端10cの上部及び下部の捲れを適度に抑制しつつ、側端10cを弛みにくくする上で有利である。

0034

耳紐20は、中間固定点16と上端固定点12との間の区間において緩みなく延在している。この場合、当該区間において耳紐20が緩んでいる場合に比して、耳紐20全体の長さを小さく抑えることができる。同様に、耳紐20は、中間固定点18と下端固定点14との間の区間において緩みなく延在している。この場合、当該区間において耳紐20が緩んでいる場合に比して、耳紐20全体の長さを小さく抑えることができる。

0035

中間固定点16は、本体部10の外面に存在している。この場合、マスク1の装着時に、中間固定点16における耳紐20の固定箇所(箇所10c)が顔に触れないという利点がある。同様に、中間固定点18は、本体部10の外面に存在している。この場合、マスク1の装着時に、中間固定点18における耳紐20の固定箇所(箇所10d)が顔に触れないという利点がある。また、中間固定点16及び中間固定点18が本体部10の外面に存在する場合、耳紐20によって本体部10の側端10cが外面側から押さえられることになる。このことも、両側端10cの顔に対する密着度を向上させるのに有利に働く。

0036

上端固定点12及び下端固定点14は、本体部10の外面に存在している。このようにマスク1においては、上端固定点12、下端固定点14、中間固定点16及び中間固定点18が本体部10の同一の面(外面)に存在している。この場合、本体部10の片面にのみ耳紐20を配置すればよいため、マスク1の製造が容易となる。

0037

耳紐20が各中間固定点16,18に対してホチキス留により固定されている場合、当該固定にホチキス以外の特別な製品(例えば接着剤溶着機)を用いる必要がない。このため、各中間固定点16,18に対する耳紐20の固定を簡便に行うことができる。

0038

耳紐20が各中間固定点16,18に対してホットメルト接着により固定されている場合、当該固定に溶剤を用いる必要がない。このため、溶剤を用いる場合に比して、環境に優しいという利点がある。

0039

耳紐20が各中間固定点16,18に対して超音波溶着により固定されている場合、当該固定を特に強固に行うことができる。また、耳紐20の上端固定点12及び下端固定点14に対する固定も超音波溶着により行う場合であれば、マスク1を製造する際、耳紐20の上端固定点12及び下端固定点14に対する固定と中間固定点16及び中間固定点18に対する固定とを同一の超音波溶着機を用いて同一の工程で行うことが可能となる。このことは、マスク1の製造コストの削減に資する。

0040

耳紐20は、伸縮性を有している。この場合、耳紐20の張力収縮力)により、作用点が耳紐20から受ける力が大きくなる。そのため、内向きの力に起因する側端10cの弛みの問題が顕著となる。それゆえ、上述のように作用点をシフトさせて内向きの力を小さくすることのできるマスク1が特に有用となる。
(第2実施形態)

0041

図8は、本発明によるマスクの第2実施形態を示す背面図である。マスク2は、本体部10、及び一対の耳紐20を備えている。同図は、本体部10の内面を示している。

0042

本体部10は、上端固定点12及び下端固定点14、並びに、中間固定点16及び中間固定点18を有している。耳紐20の上端部20aは、本体部10の内面に固定されている。それゆえ、上端固定点12は、本体部10の内面に存在する。耳紐20の下端部20bは、本体部10の内面に固定されている。それゆえ、下端固定点14は、本体部10の内面に存在する。

0043

耳紐20の箇所20cは、本体部10の内面に固定されている。すなわち、中間固定点16は、本体部10の内面に存在する。耳紐20の箇所20dは、本体部10の内面に固定されている。すなわち、中間固定点18は、本体部10の内面に存在する。マスク2のその他の構成は、マスク1と同様である。

0044

マスク2の効果を説明する。マスク2においては、上端固定点12、下端固定点14、中間固定点16及び中間固定点18が本体部10の同一の面(内面)に存在している。この場合、本体部10の片面にのみ耳紐20を配置すればよいため、マスク2の製造が容易となる。

0045

上端固定点12及び中間固定点16は、本体部10の内面に存在している。この場合、側端10cの上部が外側(図8において紙面の奥側)に捲れようとすると、当該上部に耳紐20の張力が働くことになる。詳細には、側端10cの上部が外側に捲れるとき、耳紐20の上端部20aから箇所20cまでの部分が伸長するため、当該上部を元の状態に戻す方向に耳紐20の張力が働く。このため、マスク2の装着時、側端10cの上部が捲れにくくなる。

0046

下端固定点14及び中間固定点18は、本体部10の内面に存在している。この場合、側端10cの下部が外側に捲れようとすると、当該下部に耳紐20の張力が働くことになる。詳細には、側端10cの下部が外側に捲れるとき、耳紐20の下端部20bから箇所20dまでの部分が伸長するため、当該下部を元の状態に戻す方向に耳紐20の張力が働く。このため、マスク2の装着時、側端10cの下部が捲れにくくなる。マスク2のその他の効果は、マスク1と同様である。
(第3実施形態)

0047

図9及び図10は、それぞれ、本発明によるマスクの第3実施形態を示す正面図及び背面図である。マスク3は、本体部10、及び一対の耳紐20を備えている。図9及び図10は、それぞれ本体部10の外面及び内面を示している。

0048

本体部10は、上端固定点12及び下端固定点14、並びに、中間固定点16及び中間固定点18を有している。耳紐20の上端部20aは、本体部10の外面に固定されている。それゆえ、上端固定点12は、本体部10の外面に存在する。耳紐20の下端部20bは、本体部10の外面に固定されている。それゆえ、下端固定点14は、本体部10の外面に存在する。

0049

耳紐20の箇所20cは、本体部10の内面に固定されている。すなわち、中間固定点16は、本体部10の内面に存在する。このように本実施形態においては、上端固定点12と中間固定点16とが本体部10における互いに反対側の面に存在する。それゆえ、耳紐20の箇所20cから上端部20aまでの間の部分は、本体部10の両面(外面及び内面)に跨っている。具体的には、耳紐20は、中間固定点16から側端10cを経由して上端固定点12に達している。

0050

本実施形態においても耳紐20は、中間固定点16と上端固定点12との間において、緩みなく延在している。換言すれば、耳紐20は、中間固定点16と側端10cとの間において一直線状に延在するとともに、側端10cと上端固定点12との間において一直線状に延在している。耳紐20の箇所20cから上端部20aまでの部分の長さは、中間固定点16から側端10cを経由して上端固定点12に達するまでの最短距離に略等しい。

0051

耳紐20の箇所20dは、本体部10の内面に固定されている。すなわち、中間固定点18は、本体部10の内面に存在する。このように本実施形態においては、下端固定点14と中間固定点18とが本体部10における互いに反対側の面に存在する。それゆえ、耳紐20の箇所20dから下端部20bまでの間の部分は、本体部10の両面に跨っている。具体的には、耳紐20は、中間固定点18から側端10cを経由して下端固定点14に達している。

0052

本実施形態においても耳紐20は、中間固定点18と下端固定点14との間において、緩みなく延在している。換言すれば、耳紐20は、中間固定点18と側端10cとの間において一直線状に延在するとともに、側端10cと下端固定点14との間において一直線状に延在している。耳紐20の箇所20dから下端部20bまでの部分の長さは、中間固定点18から側端10cを経由して下端固定点14に達するまでの最短距離に略等しい。マスク3のその他の構成は、マスク1と同様である。

0053

マスク3の効果を説明する。マスク3においては、上端固定点12が本体部10の外面に存在する一方、中間固定点16が本体部10の内面に存在している。これにより、耳紐20の箇所20cから上端部20aまでの部分が本体部10の側端10cの上部を巻き込んだ状態となるため、マスク3の装着時、当該上部が捲れにくくなる。

0054

また、下端固定点14が本体部10の外面に存在する一方、中間固定点18が本体部10の内面に存在している。これにより、耳紐20の箇所20dから下端部20bまでの部分が本体部10の側端10cの下部を巻き込んだ状態となるため、マスク3の装着時、当該下部が捲れにくくなる。マスク3のその他の効果は、マスク1と同様である。
(第4実施形態)

0055

図11及び図12は、それぞれ、本発明によるマスクの第4実施形態を示す正面図及び背面図である。マスク4は、本体部10、及び一対の耳紐20を備えている。図11及び図12は、それぞれ本体部10の外面及び内面を示している。

0056

本体部10は、上端固定点12及び下端固定点14、並びに、中間固定点16及び中間固定点18を有している。耳紐20の上端部20aは、本体部10の内面に固定されている。それゆえ、上端固定点12は、本体部10の内面に存在する。耳紐20の下端部20bは、本体部10の内面に固定されている。それゆえ、下端固定点14は、本体部10の内面に存在する。

0057

耳紐20の箇所20cは、本体部10の外面に固定されている。すなわち、中間固定点16は、本体部10の外面に存在する。このように本実施形態においても、上端固定点12と中間固定点16とが本体部10における互いに反対側の面に存在する。

0058

耳紐20の箇所20dは、本体部10の外面に固定されている。すなわち、中間固定点18は、本体部10の外面に存在する。このように本実施形態においても、下端固定点14と中間固定点18とが本体部10における互いに反対側の面に存在する。マスク4のその他の構成は、マスク3と同様である。

0059

マスク4の効果を説明する。マスク4においては、上端固定点12が本体部10の内面に存在する一方、中間固定点16が本体部10の外面に存在している。これにより、耳紐20の箇所20cから上端部20aまでの部分が本体部10の側端10cの上部を巻き込んだ状態となるため、マスク4の装着時、当該上部が捲れにくくなる。

0060

また、下端固定点14が本体部10の内面に存在する一方、中間固定点18が本体部10の外面に存在している。これにより、耳紐20の箇所20dから下端部20bまでの部分が本体部10の側端10cの下部を巻き込んだ状態となるため、マスク4の装着時、当該下部が捲れにくくなる。マスク4のその他の効果は、マスク1と同様である。

0061

本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。上記実施形態において本体部10は、保水材が収容される袋状ないしポケット状の保水材収容部を有していてもよい。その場合、保水材収容部に保水材を収容した状態でマスクを使用することにより、本体部10内の空間の湿度を高めることができる。当該空間の湿度を高めることにより、インフルエンザウィルス等の感染力を低下させる効果も期待できる。

0062

上記実施形態においては、中間固定点18から下端固定点14までの上下方向の距離d2が中間固定点16から上端固定点12までの上下方向の距離d1よりも小さい場合を例示した。しかし、距離d2は、距離d1に等しくてもよいし、距離d1より大きくてもよい。

0063

上記実施形態において中間固定点16に対する耳紐20(箇所20c)の固定は、本体部10に穴を形成し、その穴に耳紐20を通すことにより行ってもよい。その場合、当該穴が中間固定点16に相当する。同様に、中間固定点18に対する耳紐20(箇所20d)の固定は、本体部10に穴を形成し、その穴に耳紐20を通すことにより行ってもよい。その場合、当該穴が中間固定点18に相当する。

0064

上記実施形態においては、中間固定点16及び中間固定点18の双方が本体部10に設けられた場合を例示した。しかし、本体部10には、中間固定点16又は中間固定点18の何れか一方のみが設けられていてもよい。中間固定点18のみが設けられる場合は、中間固定点18が、「第1の中間固定点」に相当し、本体部10の上下方向について上端固定点12と下端固定点14との間に位置する。

0065

上記実施形態においては、耳紐20が伸縮性を有する場合を例示した。しかし、耳紐20は、伸縮性を有していなくてもよい。その場合、耳紐20の材料としては、例えば不織布を用いることができる。

0066

1マスク
2 マスク
3 マスク
4 マスク
10 本体部
10a上端
10b下端
10c側端
12 上端固定点
14 下端固定点
16中間固定点(第1の中間固定点)
18 中間固定点(第2の中間固定点)
20耳紐
20a 上端部
20b 下端部
20c 中間部の一箇所
20d 中間部の他の箇所

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