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課題

改善された、エネルギ消費及びバッテリ寿命ポンプ効率及び制御、快適さ及び人間工学、並びに、カセット構成を有する、携帯型輸液ポンプを提供する。

解決手段

ポンプ1030は、モータと、カムシャフト長手方向軸まわりに回転するようにモータに連結され、カムシャフトの長さに沿って配置された螺旋係合部を画定する少なくとも1つの径方向外向き突起を有するカムシャフトと、カムシャフトの長さに沿って配置され、各指板がカムシャフトの長手方向軸に対して横方向に移動するように取り付けられ、各指板が、それを通じて、カムシャフトを受けるようにその内部に画定された開口を有し、各開口が略直線状のエッジ領域及び対向するエッジ領域を有する複数の指板とを含む。カムシャフトの回転中における略平坦なエッジ領域と螺旋状係合部との係合は、伸長位置に向かって横方向に指板を付勢する。

概要

背景

流体の形態で有益な薬剤を制御して送達するために様々な流体輸送装置及びシステムが開発されている。そのような流体フローシステムは、1)容積式ポンプを使用した容積ベース吸引フローシステム、及び2)真空源を使用した真空ベースの吸引システムを含むことができる。例えば、容積式吸引システムは、ユーザに治療薬の送達するための蠕動ポンプを含む。そこを通る流れを誘発するように可撓性チューブに対して押圧するための回転ローラを使用するものなど、様々な形態の蠕動ポンプが知られている。カセットシステム又は他の容器構成は、可撓性チューブを介して有益な薬剤流体源を提供するためにポンプ装置と連結することができる。

概要

改善された、エネルギ消費及びバッテリ寿命ポンプ効率及び制御、快適さ及び人間工学、並びに、カセット構成を有する、携帯型輸液ポンプを提供する。ポンプ1030は、モータと、カムシャフト長手方向軸まわりに回転するようにモータに連結され、カムシャフトの長さに沿って配置された螺旋係合部を画定する少なくとも1つの径方向外向き突起を有するカムシャフトと、カムシャフトの長さに沿って配置され、各指板がカムシャフトの長手方向軸に対して横方向に移動するように取り付けられ、各指板が、それを通じて、カムシャフトを受けるようにその内部に画定された開口を有し、各開口が略直線状のエッジ領域及び対向するエッジ領域を有する複数の指板とを含む。カムシャフトの回転中における略平坦なエッジ領域と螺旋状係合部との係合は、伸長位置に向かって横方向に指板を付勢する。A

目的

カセットシステム又は他の容器構成は、可撓性チューブを介して有益な薬剤流体源を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

ユーザに有益な薬剤送達するための蠕動ポンプであって、モータと、カムシャフト長手方向軸まわりに回転するようにモータに連結され、カムシャフトの長さに沿って配置された螺旋係合部を画定する少なくとも1つの径方向外向き突起を有するカムシャフトと、カムシャフトの長さに沿って配置され、各指板がカムシャフトの長手方向軸に対して横方向に移動するように取り付けられ、各指板がカムシャフトを、それを通して受けるように前記指板内部に画定された開口を有し、各開口が略直線状のエッジ領域及び対向するエッジ領域を有する複数の指板と、を備え、カムシャフトの回転中における略平坦なエッジ領域と螺旋状係合部との係合が、伸長位置に向かって横方向に指板を付勢する、蠕動ポンプ。

請求項2

螺旋状係合部がカムシャフトの回転中に対向するエッジ領域の少なくとも一部に沿って通過するときに各指板が横方向移動しない、請求項1に記載の蠕動ポンプ。

請求項3

対向するエッジ領域が円弧状エッジを備える、請求項1に記載の蠕動ポンプ。

請求項4

各指板が開口に近接した面内に凹状領域を有する、請求項1に記載の蠕動ポンプ。

請求項5

凹状領域が、指板の表面に対して0.1mmだけ窪んでいる、請求項4に記載の蠕動ポンプ。

請求項6

各指板が、横方向移動の方向に面した端部において端面を備え、凹状領域が端面から離間されている、請求項4に記載の蠕動ポンプ。

請求項7

各指板が、横方向移動の方向に面した端部において端面を備え、指板の端面が、横方向移動の方向に面する隣接する表面をともに画定する、請求項1に記載の蠕動ポンプ。

請求項8

各指板が付勢されない、請求項1に記載の蠕動ポンプ。

請求項9

各指板が、伸長位置から離れるように付勢される、請求項1に記載の蠕動ポンプ。

請求項10

複数の指板が、互いに平行に配置され、伸長位置に向かって連続移動するように配置される、請求項1に記載の蠕動ポンプ。

請求項11

複数の指板のエンドプレートと蠕動ポンプの内壁との間に画定された間隙をさらに備え、蠕動ポンプが、間隙内に配置されたフィラープレートをさらに備える、請求項1に記載の蠕動ポンプ。

請求項12

フィラープレートが、複数の指板のそれぞれとは異なる厚さを有し、異なる厚さが複数の指板のそれぞれ未満である、請求項11に記載の蠕動ポンプ。

請求項13

フィラープレートが、複数の指板のそれぞれとは異なる厚さを有し、異なる厚さが複数の指板のそれぞれよりも大きい、請求項11に記載の蠕動ポンプ。

請求項14

略直線状のエッジ領域が、対向するエッジ領域よりも大きな厚さを有する、請求項1に記載の蠕動ポンプ。

請求項15

各指板がセラミック材料を含む、請求項1に記載の蠕動ポンプ。

請求項16

カムシャフトがセラミック材料を含む、請求項1に記載の蠕動ポンプ。

請求項17

カムシャフトにモータを連結する1つ以上のベベルギアをさらに備える、請求項1に記載の蠕動ポンプ。

請求項18

カムシャフトが螺旋状係合部の径方向端部に形成された面取り部を含む、請求項1に記載の蠕動ポンプ。

請求項19

螺旋状係合部が、螺旋状係合部の1回転よりも大きくカムシャフトまわりに延在している、請求項1に記載の蠕動ポンプ。

請求項20

その内部に画定された流体リザーバを有するカセット筐体と、流体リザーバと流体的に連結された送達チューブとを含み、カセット筐体がカセット基部領域を有するカセットと、カセット基部領域を受けるための受容領域を有するポンプ筐体と、をさらに備え、複数の指板が受容領域に近接して配置されている、請求項1に記載の蠕動ポンプ。

請求項21

各指板が伸長位置において送達チューブの一部を圧縮する、請求項20に記載の蠕動ポンプ。

請求項22

カムシャフトが各指板の略直線状のエッジ領域との係合から回転するとき、送達チューブが伸長位置から離れるように指板を付勢するように構成されている、請求項21に記載の蠕動ポンプ。

請求項23

複数の指板が互いに平行に配置されており、流体リザーバから有益な薬剤を引き出すための真空力を生成するために送達チューブを順次圧縮するように伸長位置に向かって連続移動するように配置されている、請求項21に記載の蠕動ポンプ。

請求項24

流体リザーバに含まれる有益な薬剤をさらに備える、請求項20に記載の蠕動ポンプ。

請求項25

有益な薬剤が、レボドパ及びカルビドパのうちの1つ以上を含む、請求項21に記載の蠕動ポンプ。

請求項26

ユーザに有益な薬剤を送達するための装置であって、その内部に画定された流体リザーバを有するカセット筐体を含み、カセット筐体がカセット基部領域を有するカセットと、流体リザーバに流体的に連結された送達チューブと、ポンプアセンブリを含み且つカセット基部領域を受けるための受容領域を有するポンプ筐体を含むポンプと、を備え、ポンプアセンブリが、受容領域に近接して配置された流体駆動コンポーネントと、ユーザに視覚的フィードバックを提供するディスプレイと、ポンプ筐体に配置された複数の入力ボタンと、流体駆動コンポーネント及びディスプレイに連結され、ポンプが非活性状態にあるときに流体駆動コンポーネント及びディスプレイに対する電力を低減するように構成された第1のプロセッサと、第1のプロセッサ及び複数の入力ボタンに連結され、複数の入力ボタンのうちの1つ以上が利用されたときに第1のプロセッサに作動信号を提供するように構成された第2のプロセッサと、を含む、装置。

請求項27

ポンプアセンブリが、第1のプロセッサに連結されたRFIDトランシーバをさらに備え、第1のプロセッサが、ポンプが非活性状態にあるときにRFIDトランシーバに対する電力を低減するように構成されている、請求項26に記載の装置。

請求項28

ポンプアセンブリが、第1のプロセッサに連結された閉塞センサをさらに備え、第1のプロセッサが、ポンプが非活性状態にあるときに閉塞センサに対する電力を低減するように構成されている、請求項26に記載の装置。

請求項29

ポンプアセンブリが、第1のプロセッサに連結されたシリアルバスをさらに備え、第1のプロセッサが、ポンプが非活性状態にあるときにシリアルバスに対する電力を低減するように構成されている、請求項26に記載の装置。

請求項30

ポンプアセンブリが、第2のプロセッサに連結された電源電圧モニタをさらに備え、第2のプロセッサが、第1のプロセッサがパワーダウンされたときに電源電圧モニタを活性状態に維持するように構成されている、請求項26に記載の装置。

請求項31

ポンプアセンブリが、1つ以上のメモリと、第2のプロセッサに連結された主電源及びバックアップ電源とをさらに備え、第2のプロセッサが、主電源が除去されているか又は無効になっていることを第2のプロセッサが検出したときに1つ以上のメモリに現在のデータを保存するためにバックアップ電源を利用するように構成されている、請求項26に記載の装置。

請求項32

ポンプアセンブリが、第2のプロセッサに連結されたバッテリクーロンカウンタをさらに備え、第2のプロセッサが、第1のプロセッサがパワーダウンされたときにバッテリクーロンカウンタを活性状態に維持するように構成されている、請求項26に記載の装置。

請求項33

ポンプアセンブリが、スピーカをさらに備え、第1のプロセッサ及び第2のプロセッサが、それぞれ、スピーカに連結され、故障が検出されたときにスピーカに音声信号を送信するように構成されている、請求項26に記載の装置。

請求項34

流体リザーバ内に含まれる有益な薬剤をさらに備える、請求項26に記載の装置。

請求項35

有益な薬剤が、レボドパ及びカルビドパのうちの1つ以上を含む、請求項34に記載の装置。

請求項36

ユーザに有益な薬剤を送達するための装置であって、その内部に画定された流体リザーバを有し且つカセット基部領域を有するカセット筐体を含むカセットと、流体リザーバに流体的に連結された送達チューブと、ポンプアセンブリを含み且つカセット基部領域を受けるための受容領域を有するポンプ筐体を含むポンプと、を備え、ポンプアセンブリが、主電源と、主電源に連結された補助電源と、受容領域に近接して配置され、主電源に連結され、補助電源から分離された流体駆動コンポーネントと、主電源及び補助電源に連結された第1のプロセッサと、第1のプロセッサ、主電源及び補助電源に連結された第2のプロセッサと、第1のプロセッサに連結された1つ以上のメモリと、主電源が除去されるか又は無効にされたときに、補助電源の減耗前に1つ以上のメモリに対する書き込み動作を完了するために補助電源及び第1のプロセッサを利用するように構成された第1のプロセッサ及び第2のプロセッサのうちの少なくとも一方と、を含む、装置。

請求項37

補助電源が1Fコンデンサを含む、請求項36に記載の装置。

請求項38

補助電源が、主電源が活性であるときに補助電源を充電するように構成された補助電源充電器を介して主電源に連結されている、請求項36に記載の装置。

請求項39

1つ以上のメモリが不揮発性メモリ記憶装置を含む、請求項36に記載の装置。

請求項40

ポンプアセンブリが、補助電源に連結されたRFIDトランシーバをさらに備える、請求項36に記載の装置。

請求項41

ポンプアセンブリが、補助電源に連結されたスピーカと、それぞれスピーカに連結され、故障が検出されたときにスピーカに音声信号を送信するように構成された第1のプロセッサ及び第2のプロセッサとをさらに備える、請求項36に記載の装置。

請求項42

ポンプアセンブリが、ユーザに視覚的フィードバックを提供するディスプレイをさらに備え、ディスプレイが、主電源に連結され、補助電源から分離されている、請求項36に記載の装置。

請求項43

ポンプアセンブリが、主電源に連結され且つ補助電源から分離された閉塞センサをさらに備える、請求項36に記載の装置。

請求項44

流体リザーバに含まれる有益な薬剤をさらに備える、請求項36に記載の装置。

請求項45

有益な薬剤が、レボドパ及びカルビドパのうちの1つ以上を含む、請求項44に記載の装置。

請求項46

ユーザに有益な薬剤を送達するための装置であって、その内部に画定された流体リザーバを有し且つカセット基部領域を有するカセット筐体を含むカセットと、流体リザーバに流体的に連結された送達チューブと、ポンプアセンブリを含み且つカセット基部領域を受けるための受容領域を有するポンプ筐体を含むポンプと、を備え、ポンプアセンブリが、受容領域近接して配置された流体駆動コンポーネントと、流体駆動コンポーネントを制御するように連結されて構成された主コントローラ回路基板と、フレキシブル基板を介して主コントローラ回路基板に対して折り畳み可能に接合され、主コントローラ回路基板に対して積層関係で内部に配置された少なくとも1つの補助回路基板と、を含む、装置。

請求項47

少なくとも1つの補助回路基板が、電源に連結された電源コントローラ基板を備える、請求項46に記載の装置。

請求項48

少なくとも1つの補助回路基板が、閉塞センサに連結された閉塞センサコントローラ基板を備える、請求項46に記載の装置。

請求項49

少なくとも1つの補助回路基板が、シリアルバスコントローラ基板を備える、請求項46に記載の装置。

請求項50

シリアルバスコントローラ基板が、電磁両立性コンポーネントを備える、請求項49に記載の装置。

請求項51

シリアルバスコントローラ基板が、ポンプ筐体の外壁に近接して配置され且つ外壁における開口と整列されたシリアルバスポートを備える、請求項49に記載の装置。

請求項52

少なくとも1つの補助回路基板が、流体駆動コンポーネントに連結されたモータ信号エンコーダを備える、請求項46に記載の装置。

請求項53

流体駆動コンポーネントが、主コントローラ回路基板と積層関係でモータ信号エンコーダに連結されている、請求項52に記載の装置。

請求項54

少なくとも1つの補助回路基板がスピーカを備える、請求項46に記載の装置。

請求項55

少なくとも1つの補助回路基板が、触覚アクチュエータを備える、請求項46に記載の装置。

請求項56

少なくとも1つの補助回路基板が、ディスプレイに連結されたディスプレイコントローラを備える、請求項46に記載の装置。

請求項57

ディスプレイが、LCDディスプレイをさらに含む、請求項56に記載の装置。

請求項58

ディスプレイが、LCDディスプレイと光通信する可撓性のある光透過コンポーネントをさらに備える、請求項57に記載の装置。

請求項59

少なくとも1つの補助回路基板が入力コントローラを備える、請求項46に記載の装置。

請求項60

入力コントローラ基板が、ポンプ筐体の外壁に近接して配置され且つ外壁における対応する開口と整列された複数の入力ボタンを備える、請求項59に記載の装置。

請求項61

ポンプ筐体が、18.5mmから20mmの範囲の高さを有する内部を有する、請求項46に記載の装置。

請求項62

フレキシブル基板が、ポリイミド、銅被覆ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン透明導電性ポリエステルフィルム又はそれらの組み合わせを含む、請求項46に記載の装置。

請求項63

フレキシブル基板が、95μmから192.5μmの範囲内の厚さを有する、請求項46に記載の装置。

請求項64

流体リザーバに含まれる有益な薬剤をさらに備える、請求項46に記載の装置。

請求項65

有益な薬剤が、レボドパ及びカルビドパのうちの1つ以上を含む、請求項64に記載の装置。

請求項66

ユーザに有益な薬剤を送達するための装置であって、その内部に画定された流体リザーバを有し且つカセット基部領域を有するカセット筐体を含むカセットと、流体リザーバに流体的に連結された送達チューブと、流体駆動コンポーネントを有するポンプアセンブリを含み且つカセット基部領域を受けるための受容領域を有し、流体駆動コンポーネントが受容領域に近接して配置されたポンプ筐体を含むポンプと、送達チューブと連絡し且つ送達チューブにおける力又は圧力を測定するように配置された接触力センサと、接触力センサからの測定された力又は圧力を表すデータを受信するように接触力センサと通信する1つ以上のプロセッサと、を備え、1つ以上のプロセッサが、初期ポンピングサイクル中に接触力センサによって検出された最大力値であって基準最大力値に対応する最大力値を判定し、後続の各ポンピングサイクル中に接触力センサからの後続の力値を取得し、1つ以上の後続の力値が閾値量だけ基準最大力値を超えた場合に閉塞が存在すると判定するように構成されている、装置。

請求項67

1つ以上のプロセッサが、さらに、後続のポンピングサイクル中に後続の最大力値を判定し、後続の最大力値が基準最大力値よりも小さい場合に後続の最大力値に基準最大力値を調整するように構成されている、請求項66に記載の装置。

請求項68

閾値量が基準最大力値の約10%である、請求項66に記載の装置。

請求項69

1つ以上のプロセッサが、さらに、各ポンプサイクルの初期のポンプ回転中に基準極大力値に対応する極大力値を判定し、各ポンプサイクルの後続の各ポンプ回転中に後続の極大力を取得し、1つ以上の後続の極大力が局所閾値量だけ基準極大力値を超えた場合に閉塞が存在すると判定するように構成されている、請求項66に記載の装置。

請求項70

局所閾値量が基準極大力値の約13%である、請求項69に記載の装置。

請求項71

1つ以上のプロセッサが、さらに、流体駆動コンポーネントの流量が閾値流量を超えた場合に各ポンプサイクルの極大力値を判定するように構成されている、請求項69に記載の装置。

請求項72

閾値流量が10mL/時である、請求項71に記載の装置。

請求項73

1つ以上のプロセッサが、さらに、各ポンピングサイクルの各回転中に接触力センサによって検出された極小力値を判定し、極小力値が極小閾値量だけ対応するポンプサイクルの極大力値を超えていない場合にエラーが存在すると判定するように構成されている、請求項69に記載の装置。

請求項74

エラーが流体駆動コンポーネントの機械的故障を含む、請求項73に記載の装置。

請求項75

エラーが閉塞信号回路の故障を含む、請求項73に記載の装置。

請求項76

各ポンピングサイクルの持続時間が、流体駆動コンポーネントの流量によって少なくとも部分的に判定される、請求項66に記載の装置。

請求項77

流体駆動コンポーネントに動作可能に連結されたモータと、モータの回転位置を判定するためにモータに動作可能に連結された回転位置センサと、をさらに備え、1つ以上のプロセッサが、さらに、回転位置センサに動作可能に連結され、さらに、回転位置センサから各ポンプ回転数を判定するように構成されている、請求項66に記載の装置。

請求項78

1つ以上のプロセッサが、さらに、閉塞が存在すると判定された場合に流体駆動コンポーネントを停止させるように構成されている、請求項66に記載の装置。

請求項79

1つ以上のプロセッサに動作可能に連結されたディスプレイをさらに備え、1つ以上のプロセッサが、さらに、閉塞が存在すると判定された場合にディスプレイにエラー信号を表示するように構成されている、請求項66に記載の装置。

請求項80

接触力センサが単一の接触力センサから構成されている、請求項66に記載の装置。

請求項81

1つ以上のプロセッサが、さらに、接触力センサからの測定された力又は圧力を表すデータに対して4サンプ移動平均フィルタを適用するように構成されている、請求項66に記載の装置。

請求項82

流体リザーバに含まれる有益な薬剤をさらに備える、請求項66に記載の装置。

請求項83

有益な薬剤が、レボドパ及びカルビドパのうちの1つ以上を含む、請求項82に記載の装置。

請求項84

ユーザに有益な薬剤を送達するための装置であって、その内部に画定された流体リザーバを有し且つカセット基部領域を有するカセット筐体を含むカセットと、流体リザーバに流体的に連結された送達チューブと、流体駆動コンポーネントを有するポンプアセンブリを含み且つカセット基部領域を受けるための受容領域を有し、流体駆動コンポーネント及び近接センサが受容領域に近接して配置されたポンプ筐体を含むポンプと、ポンプ筐体に連結され且つ開放位置と閉鎖位置との間において移動可能な係止部材であって、係止部材が開放位置にある場合にカセットが受容領域に挿入可能であり且つ受容領域から除去可能であり、係止部材が閉鎖位置にある場合にカセットが受容領域内のカセット基部領域及び流体駆動コンポーネントと動作可能に係合した送達チューブの長さによってポンプに固定され、係止部材が閉鎖位置にある場合に近接センサに近接して配置されるように構成された近接タグを備える、係止部材と、送達チューブと連絡し且つ送達チューブにおける力又は圧力を測定するように配置された接触力センサと、近接信号及び接触力データをそれぞれ受信するように近接センサ及び接触力センサと通信する1つ以上のプロセッサと、を備え、1つ以上のプロセッサが、近接信号を使用して係止部材が閉鎖位置にあるかどうかを判定し、接触力データを使用して送達チューブが流体駆動コンポーネントと動作可能に係合しているかどうかを判定し、係止部材が閉鎖位置にあると判定され且つ送達チューブが流体駆動コンポーネントと動作可能に係合していると判定された場合に流体駆動コンポーネントの動作を可能とするように構成されている、装置。

請求項85

近接センサがリードスイッチを含む、請求項84に記載の装置。

請求項86

近接タグが磁石を含む、請求項84に記載の装置。

請求項87

1つ以上のプロセッサが、さらに、閾値と接触力データとを比較し、接触力データが閾値を超えた場合に送達チューブが流体駆動コンポーネントと動作可能に係合していると判定するように構成されている、請求項84に記載の装置。

請求項88

1つ以上のプロセッサが、さらに、各ポンピングサイクルの各回転中に接触力センサによって検出された極小力値を判定し、極小力値が極小閾値量だけ対応するポンプサイクルの極大力値を超えた場合に送達チューブが流体駆動コンポーネントと動作可能に係合していると判定するように構成されている、請求項84に記載の装置。

請求項89

カセット基部領域が、無線周波数識別RFID)タグを備え、ポンプが、カセットがポンプに固定されたときにRFIDタグを読み取るように構成されたRFIDリーダを備える、請求項84に記載の装置。

請求項90

1つ以上のプロセッサが、さらに、RFIDリーダからRFIDタグ上に符号化されたカセットの識別情報を受信し、識別情報が有効であるかどうかを判定し、識別情報が有効である場合、流体駆動コンポーネントの動作を可能とするように構成されている、請求項89に記載の装置。

請求項91

RFIDタグが、有益な薬剤の有効期限日をさらに含み、1つ以上のプロセッサが、さらに、RFIDリーダから有益な薬剤の有効期限日を受信し、有効期限日を超えているかどうかを判定し、有効期限日を超えていない場合に流体駆動コンポーネントの動作を可能とするように構成されている、請求項90に記載の装置。

請求項92

RFIDタグが、高又は超高無線周波数IDを含む、請求項90に記載の装置。

請求項93

流体リザーバに含まれる有益な薬剤をさらに備える、請求項84に記載の装置。

請求項94

有益な薬剤が、レボドパ及びカルビドパのうちの1つ以上を含む、請求項93に記載の装置。

請求項95

ユーザに有益な薬剤を送達するための装置であって、その内部に画定された流体リザーバを有し且つRFIDタグを含むカセット基部領域を有するカセット筐体を含むカセットと、流体リザーバに流体的に連結された送達チューブと、流体駆動コンポーネント、近接センサ及びRFIDリーダを有するポンプアセンブリを含み且つカセット基部領域を受けるための受容領域を有し、流体駆動コンポーネント、近接センサ及びRFIDリーダが受容領域に近接して配置されており、カセットがポンプに固定されたときにRFIDリーダがRFIDタグを読み取るように構成されているポンプ筐体を含むポンプと、ポンプ筐体に連結され且つ開放位置と閉鎖位置との間において移動可能な係止部材であって、係止部材が開放位置にある場合にカセットが受容領域に挿入可能であり且つ受容領域から除去可能であり、係止部材が閉鎖位置にある場合にカセットが受容領域内のカセット基部領域及び流体駆動コンポーネントと動作可能に係合した送達チューブの長さによってポンプに固定され、係止部材が閉鎖位置にある場合に近接センサに近接して配置されるように構成された近接タグを備える、係止部材と、送達チューブと連絡し且つ送達チューブにおける力又は圧力を測定するように配置された接触力センサと、近接信号、接触力データ及びRFIDタグ上に符号化されたカセットの識別情報をそれぞれ受信するように近接センサ、接触力センサ及びRFIDリーダと通信する1つ以上のプロセッサと、を備え、1つ以上のプロセッサが、近接信号を使用して係止部材が閉鎖位置にあるかどうかを判定し、接触力データを使用して送達チューブが流体駆動コンポーネントと動作可能に係合しているかどうかを判定し、識別情報が有効であるかどうかを判定し、係止部材が閉鎖位置にあると判定され、送達チューブが流体駆動コンポーネントと動作可能に係合していると判定され、識別情報が有効であると判定された場合に、流体駆動コンポーネントの動作を可能とするように構成されている、装置。

請求項96

RFIDタグが、有益な薬剤の有効期限日をさらに含み、1つ以上のプロセッサが、さらに、RFIDリーダから有益な薬剤の有効期限日を受信し、有効期限日を超えているかどうかを判定し、有効期限日を超えていない場合に流体駆動コンポーネントの動作を可能とするように構成されている、請求項95に記載の装置。

請求項97

RFIDタグが高又は超高無線周波数IDを含む、請求項95に記載の装置。

請求項98

流体リザーバに含まれる有益な薬剤をさらに備える、請求項95に記載の装置。

請求項99

有益な薬剤が、レボドパ及びカルビドパのうちの1つ以上を含む、請求項98に記載の装置。

技術分野

0001

関連出願の相互参照
本特許出願は、2013年12月31日に出願された米国仮特許出願第61/922,709号及び2014年9月23日に出願された米国仮特許出願第62/054,134号、並びに、2014年12月30日に出願された米国特許出願第14/586,923号、2014年12月30日に出願された米国特許出願第14/586,927号及び2014年12月30日に出願された米国特許出願第14/586,930号の優先権を主張し、それらのそれぞれは、その全体を参照することによって本願明細書に組み込まれる。

0002

開示された内容の分野
開示された内容は、一般に、例えばユーザへの有益な薬剤送達など、流体を制御して送達するための装置、システム及び方法に関する。

背景技術

0003

流体の形態で有益な薬剤を制御して送達するために様々な流体輸送装置及びシステムが開発されている。そのような流体フローシステムは、1)容積式ポンプを使用した容積ベース吸引フローシステム、及び2)真空源を使用した真空ベースの吸引システムを含むことができる。例えば、容積式吸引システムは、ユーザに治療薬の送達するための蠕動ポンプを含む。そこを通る流れを誘発するように可撓性チューブに対して押圧するための回転ローラを使用するものなど、様々な形態の蠕動ポンプが知られている。カセットシステム又は他の容器構成は、可撓性チューブを介して有益な薬剤流体源を提供するためにポンプ装置と連結することができる。

発明が解決しようとする課題

0004

そのような装置及びシステムは、ユーザが着用又は携帯することが可能な携帯型輸液ポンプとして特に有益である。しかしながら、そのような装置及びシステムの改善の必要性が依然としてある。そのような改善は、とりわけ、改善されたエネルギ消費及びバッテリ寿命、改善されたポンプ効率及び制御、改善された快適さ及び人間工学、並びに、容器の内容物へのより完全なアクセスのための改善されたカセット構成を含む。

課題を解決するための手段

0005

開示された内容の目的及び利点は、以下の詳細な説明に説明されて明らかとなるとともに、開示された内容の実施によって学習される。開示された内容のさらなる利点は、明細書及び特許請求の範囲並びに添付図面において特定される方法及びシステムによって実現されて達成される。

0006

これらの及び他の利点を達成するために及び開示された内容の目的に応じて、具体化されて広く説明されるように、開示された内容は、ユーザに有益な薬剤を送達するための蠕動ポンプを含む。ポンプは、モータと、カムシャフト長手方向軸まわりに回転するようにモータに連結され、カムシャフトの長さに沿って配置された螺旋係合部を画定する少なくとも1つの径方向外向き突起を有するカムシャフトと、カムシャフトの長さに沿って配置され、各指板がカムシャフトの長手方向軸に対して横方向に移動するように取り付けられ、各指板がカムシャフトを受けるようにその内部に画定された開口を有し、各開口が略直線状のエッジ領域及び対向するエッジ領域を有する複数の指板とを含む。カムシャフトの回転中における略平坦なエッジ領域と螺旋状係合部の係合は、伸長位置に向かって横方向に指板を付勢する。

0007

さらに、本願明細書において具体化されるように、指板は、螺旋状係合部がカムシャフトの回転中に対向するエッジ領域の少なくとも一部に沿って通過するときに横方向移動しないものとすることができる。対向するエッジ領域は、円弧状エッジを含むことができ、及び/又は間隙を含むことができる。各指板は、開口に近接した面内に凹状領域を有することができる。凹状領域は、指板の表面に対して0.1mmだけ窪ませることができる。各指板は、横方向移動の方向に面した端部において端面を含むことができる。凹状領域は、開口と端面との間に配置されることができる。さらにまた、凹状領域は、端面から離間されることができる。

0008

さらに、本願明細書において具体化されるように、横方向移動の方向に面する端部において端面を有する各指板とともに、指板の端面は、横方向移動の方向に面する隣接する表面を画定することができる。各指板は、付勢されなくすることができるか、又は、各指板は、伸長位置から離れるように付勢することができる。複数の指板は、互いに平行に配置され、伸長位置に向かって連続移動するように配置されることができる。

0009

さらに、本願明細書において具体化されるように、ポンプは、さらに、複数の指板のエンドプレートと蠕動ポンプの内壁との間に画定された間隙を含むことができ、フィラープレートは、間隙内に配置されることができる。フィラープレートは、複数の指板のそれぞれとは異なる厚さを有することができる。異なる厚さは、複数の指板のそれぞれ未満とすることができる。あるいは、異なる厚さは、複数の指板のそれぞれよりも大きくすることができる。開口の略直線状のエッジ領域は、同様に、対向するエッジ領域よりも大きい厚さを有することができる。各指板は、セラミック材料を含むことができる。追加的に又は代替的に、カムシャフトは、セラミック材料を含むことができる。

0010

さらに、本願明細書において具体化されるように、ポンプは、カムシャフトにモータを連結する1つ以上のベベルギアを含むことができる。カムシャフトは、螺旋状係合部の径方向端部に形成された面取り部を含むことができる。螺旋状係合部は、螺旋状係合部の1回転よりも大きくカムシャフトまわりに延在することができる。

0011

さらに、本願明細書において具体化されるように、ポンプは、内部に画定された流体リザーバ及び流体リザーバに流体的に連結された送達チューブを有するカセット筐体を含むカセットを含むことができる。カセット筐体は、カセット基部領域を有することができ、ポンプは、カセット基部領域を受けるための受容領域を含むことができ、複数の指板が受容領域に近接配置されている。それゆえに、各指板は、伸長位置において送達チューブの一部を圧縮するように構成されることができる。カムシャフトが各指板の略直線状のエッジ領域との係合から回転すると、送達チューブは、伸長位置から離れるように指板を付勢するように構成されることができる。複数の指板は、互いに平行に配置され、流体リザーバから有益な薬剤を引き出すための真空力を生成するように送達チューブを順次圧縮するように伸長位置に向かって連続移動するように配置されることができる。

0012

開示された内容の他の態様によれば、ユーザに有益な薬剤を送達するための装置は、一般に、カセットと、送達チューブと、ポンプとを含む。カセットは、その内部に画定された流体リザーバを有するカセット筐体を含む。カセット筐体は、カセット基部領域を有する。送達チューブは、流体リザーバと流体的に連結されている。ポンプは、ポンプアセンブリを含むポンプ筐体含み、カセット基部領域を受けるための受容領域を有する。ポンプアセンブリは、受容領域に近接して配置された流体駆動コンポーネントと、ユーザに視覚的フィードバックを提供するディスプレイと、ポンプ筐体上に配置された複数の入力ボタンと、流体駆動コンポーネント及びディスプレイに連結され、ポンプが非活性状態にあるときに流体駆動コンポーネント及びディスプレイに対する電力を低減するか又は休止するように構成された第1のプロセッサと、第1のプロセッサ及び複数の入力ボタンに連結された第2のプロセッサとを含む。第2のプロセッサは、複数の入力ボタンのうちの1つ以上が利用されたときに第1のプロセッサに作動信号を提供するように構成されている。

0013

追加的に又は代替的に、ポンプアセンブリは、さらに、第1のプロセッサに連結された無線周波数識別RFID)トランシーバを含むことができ、第1のプロセッサは、ポンプが非活性状態にある場合にRFIDトランシーバに対する電力を低減するように構成されることができる。ポンプアセンブリは、さらに、第1のプロセッサに連結された閉塞センサを含むことができ、第1のプロセッサは、ポンプが非活性状態にある場合に閉塞センサに対する電力を低減するように構成されることができる。

0014

さらにまた、本願明細書において具体化されるように、ポンプアセンブリは、さらに、第1のプロセッサに連結されたシリアルバスを含むことができ、第1のプロセッサは、ポンプが非活性状態にある場合にシリアルバスに対する電力を低減するように構成されることができる。ポンプアセンブリは、さらに、第2のプロセッサに連結された電源電圧モニタを含むことができ、第2のプロセッサは、第1のプロセッサがパワーダウンされたときに電源電圧モニタを活性状態に維持するように構成されることができる。ポンプアセンブリは、さらに、1つ以上のメモリと、主電源と、第2のプロセッサに連結されたバックアップ電源とを含むことができ、第2のプロセッサは、主電源が除去されるか又は無効になっていることを第2のプロセッサが検出したときに1つ以上のメモリに現在のデータを保存するようにバックアップ電源を利用するように構成されることができる。

0015

さらに、本願明細書において具体化されるように、ポンプアセンブリは、さらに、第2のプロセッサに連結されたバッテリクーロンカウンタを含むことができ、第2のプロセッサは、第1のプロセッサがパワーダウンされたときにバッテリクーロンカウンタを活性状態に維持するように構成されることができる。ポンプアセンブリは、さらに、スピーカを含むことができ、第1のプロセッサ及び第2のプロセッサは、それぞれ、スピーカに連結されることができ、故障が検出されたときにスピーカに音声信号を送信するように構成されることができる。

0016

開示された内容の他の態様によれば、ユーザに有益な薬剤を送達するための装置は、一般に、カセットと、送達チューブと、ポンプとを含む。カセットは、その内部に画定された流体リザーバを有するカセット筐体を含む。カセット筐体は、カセット基部領域を有する。送達チューブは、流体リザーバに流体的に連結されている。ポンプは、ポンプアセンブリを含むポンプ筐体を含み、カセット基部領域を受けるための受容領域を有する。ポンプアセンブリは、主電源と、主電源に連結された補助電源と、受容領域に近接して配置され且つ補助電源から分離された主電源に連結された流体駆動コンポーネントと、主電源及び補助電源に連結された第1のプロセッサと、第1のプロセッサ、主電源及び補助電源、第1のプロセッサに連結された1つ以上のメモリに連結された第2のプロセッサとを含む。第1のプロセッサ及び第2のプロセッサのうちの少なくとも一方は、主電源が除去されるか又は無効にされたときに、補助電源の減耗前に1つ以上のメモリに対する書き込み動作を完了するために補助電源及び第1のプロセッサを利用するように構成されている。

0017

さらに、本願明細書において具体化されるように、補助電源は、1Fコンデンサを含むことができる。補助電源は、主電源が活性であるときに補助電源を充電するように構成された補助電源充電器を介して主電源に連結することができる。1つ以上のメモリは、不揮発性メモリ記憶装置を含むことができる。

0018

さらにまた、本願明細書に具体化されるように、ポンプアセンブリは、さらに、補助電源に連結されたRFIDトランシーバを含むことができる。ポンプアセンブリは、さらに、補助電源に連結されたスピーカを含むことができる。第1のプロセッサ及び第2のプロセッサは、それぞれ、直接又はオーディオアンプを介してスピーカに連結され、故障が検出されたときにスピーカに音声信号を送信するように構成されることができる。ポンプアセンブリは、さらに、ユーザに視覚的フィードバックを提供するためのディスプレイを含むことができる。ディスプレイは、主電源に連結され、補助電源から分離されるか又は補助電源に接続されなくすることができる。ポンプアセンブリは、さらに、主電源に連結され且つ補助電源から分離された閉塞センサを含むことができる。

0019

開示された内容の他の態様によれば、ユーザに有益な薬剤を送達するための装置は、一般に、カセットと、送達チューブと、ポンプとを含む。カセットは、その内部に画定された流体リザーバを有するカセット筐体を含む。カセット筐体は、カセット基部領域を有する。送達チューブは、流体リザーバに流体的に連結されている。ポンプは、ポンプアセンブリを含むポンプ筐体を含み、カセット基部領域を受けるための受容領域を有する。ポンプアセンブリは、受容領域に近接して配置された流体駆動コンポーネントと、流体駆動コンポーネントを制御するように連結されて構成された主コントローラ回路基板と、フレキシブル基板を介して主コントローラ回路基板に折り畳み可能に接合され、主コントローラ回路基板に対して積層関係で内部に配置された少なくとも1つの補助回路基板とを含む。そのような複数の補助回路基板は、それぞれが直接的に又は間接的にフレキシブル基板によって主コントローラ回路基板に接合されて設けられることができる。

0020

例えば、本願明細書において具体化されるように、少なくとも1つの補助回路基板は、電源に連結された電源コントローラ基板を含むことができる。少なくとも1つの補助回路基板は、閉塞センサに連結された閉塞センサコントローラ基板を含むことができる。少なくとも1つの補助回路基板は、シリアルバスコントローラ基板を含むことができる。シリアルバスコントローラ基板は、電磁両立性コンポーネントを含むことができる。シリアルバスコントローラ基板は、ポンプ筐体の外壁に近接して配置され且つ外壁の開口と整列されたシリアルバスポートを含むことができる。

0021

さらにまた、本願明細書において具体化されるように、少なくとも1つの補助回路基板は、流体駆動コンポーネントに連結されたモータ信号エンコーダを含むことができる。流体駆動コンポーネントは、主コントローラ回路基板に対して積層関係でモータ信号エンコーダに連結されることができる。少なくとも1つの補助回路基板は、単独で又はオーディオアンプとともにスピーカを含むことができる。少なくとも1つの補助回路基板は、触覚アクチュエータを含むことができる。

0022

さらに、本願明細書において具体化されるように、少なくとも1つの補助回路基板は、ディスプレイに連結されたディスプレイコントローラを含むことができる。ディスプレイは、さらに、液晶ディスプレイ(LCD)を含むことができる。ディスプレイは、さらに、LCDディスプレイ光通信する可撓性のある光透過コンポーネントを含むことができる。少なくとも1つの補助回路基板は、入力コントローラを含むことができる。入力コントローラ基板は、ポンプ筐体の外壁に近接して配置され且つ外壁における対応する開口と整列された複数の入力ボタンを含むことができる。ポンプ筐体は、18.5mmから20mmの範囲の高さを有する内部を有することができる。フレキシブル基板は、ポリイミド、銅被覆ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン透明導電性ポリエステルフィルム又はそれらの組み合わせを含むことができる。フレキシブル基板は、95μmから192.5μmの範囲の厚さを有することができる。

0023

開示された内容の他の態様によれば、ユーザに有益な薬剤を送達するための装置は、一般に、カセットと、送達チューブと、ポンプと、接触力センサとを含む。カセットは、その内部に画定された流体リザーバを有するカセット筐体を含む。カセット筐体は、カセット基部領域を有する。送達チューブは、流体リザーバに流体的に連結されている。ポンプは、受容領域に近接して配置された流体駆動コンポーネントを有するポンプアセンブリを含み且つカセット基部領域を受けるための受容領域を有するポンプ筐体を含む。接触力センサは、直接的又は間接的接触などによって送達チューブと連絡し、送達チューブにおける力又は圧力を測定するように配置されている。装置は、接触力センサからの測定された力又は圧力を表すデータを受信するように接触力センサと通信する1つ以上のプロセッサを含み、1つ以上のプロセッサは、初期ポンピングサイクル中に接触力センサによって検出された基準最大力値に対応する最大力値を判定し、後続の各ポンピングサイクル中に接触力センサからの後続の力の値を取得し、後続の力値のうちの1つ以上が閾値量だけ基準最大力を超えた場合、閉塞が存在すると判定するように構成されている。

0024

さらに、本願明細書において具体化されるように、1つ以上のプロセッサは、さらに、後続のポンピングサイクル中に後続の最大力値を判定し、後続の最大力値が基準最大力値未満である場合には後続の最大力値に基準最大力値を調整するように構成されることができる。閾値量は、基準最大力値の約10%とすることができる。

0025

さらにまた、本願明細書において具体化されるように、1つ以上のプロセッサは、さらに、各ポンプサイクルの初期のポンプ回転中に基準極大力値に対応する極大力値を判定し、各ポンプサイクルの後続の各ポンプ回転中に後続の極大力値を取得し、後続の極大力のうちの1つ以上が局所閾値量だけ基準極大力値を超えた場合に閉塞が存在すると判定するように構成されることができる。局所閾値量は、基準極大力値の約13%とすることができる。1つ以上のプロセッサは、さらに、流体駆動コンポーネントの流量が閾値流量を超える場合に各ポンプサイクルの極大力値を判定するように構成されることができる。閾値流量は、10mL/時とすることができる。

0026

さらにまた、本願明細書において具体化されるように、1つ以上のプロセッサは、さらに、各ポンピングサイクルの各回転中に接触力センサによって検出された極小力値を判定し、極小力値が局所最小閾値量だけ対応するポンプサイクルの極大力値を超えない場合にエラーが存在すると判定するように構成されることができる。エラーは、流体駆動コンポーネントの機械的故障を含むことができる。エラーは、閉塞信号回路の故障を含むことができる。各ポンピングサイクルの持続時間は、流体駆動コンポーネントの流量によって少なくとも部分的に判定されることができる。

0027

さらに、本願明細書において具体化されるように、装置は、さらに、流体駆動コンポーネントに動作可能に連結されたモータと、モータの回転位置を判定するようにモータに動作可能に連結された回転位置センサを含むことができる。1つ以上のプロセッサは、さらに、回転位置センサに動作可能に連結されることができ、1つ以上のプロセッサは、さらに、回転位置センサからの各ポンプ回転数を判定するように構成されることができる。1つ以上のプロセッサは、さらに、閉塞が存在すると判定された場合には流体駆動コンポーネントを停止させるように構成されることができる。装置は、さらに、1つ以上のプロセッサに動作可能に連結されたディスプレイを含むことができ、1つ以上のプロセッサは、さらに、閉塞が存在すると判定された場合にはディスプレイにエラー信号を表示するように構成されることができる。接触力センサは、単一の接触力センサを含むことができる。1つ以上のプロセッサは、さらに、接触力センサからの測定された力又は圧力を表すデータに対して4サンプ移動平均フィルタを適用するように構成されることができる。

0028

他の開示された内容の態様及びさらに上記によれば、ユーザに有益な薬剤を送達するための装置は、一般に、カセットと、送達チューブと、ポンプと、係止部材と、接触力センサとを含む。カセットは、その内部に画定された流体リザーバを有するカセット筐体を含む。カセット筐体は、カセット基部領域を有する。送達チューブは、流体リザーバに流体的に連結されている。ポンプは、流体駆動コンポーネントを有するポンプアセンブリを含むポンプ筐体を含み、ポンプ筐体は、カセット基部領域を受けるための受容領域を有し、流体駆動コンポーネントは、受容領域に近接して配置されている。係止部材は、ポンプ筐体に連結され且つ開放位置と閉鎖位置との間において移動可能であり、カセットは、係止部材が開放位置にある場合、受容領域に挿入可能であり且つ受容領域から除去可能であり、カセットは、係止部材が閉鎖位置にある場合、受容領域内のカセット基部領域及び流体駆動コンポーネントと動作可能に係合している送達チューブの長さによってポンプに固定される。係止部材は、係止部材が閉鎖位置にある場合に近接センサに近接して配置されるように構成された近接タグを含む。接触力センサは、送達チューブと連絡しており、送達チューブにおける力又は圧力を測定するように配置されている。装置は、さらに、近接信号及び接触力データをそれぞれ受信するように近接センサ及び接触力センサと通信する1つ以上のプロセッサを含み、1つ以上のプロセッサは、近接信号を使用して係止部材が閉鎖位置にあるかどうかを判定し、接触力データを使用して送達チューブが流体駆動コンポーネントと動作可能に係合しているかどうかを判定し、係止部材が閉鎖位置にあると判定され且つ送達チューブが流体駆動コンポーネントと動作可能に係合していると判定された場合に流体駆動コンポーネントの動作を可能とするように構成されている。

0029

さらに、本願明細書において具体化されるように、近接センサは、リードスイッチを含むことができる。近接タグは、磁石を含むことができる。1つ以上のプロセッサは、さらに、閾値と接触力データを比較し、接触力データが閾値を超えた場合に送達チューブが流体駆動コンポーネントと動作可能に係合していると判定するように構成されることができる。1つ以上のプロセッサは、さらに、各ポンピングサイクルの各回転中に接触力センサによって検出された極小力値を判定し、極小力値が局所最小閾値量だけ対応するポンプサイクルの極大力値を超えている場合、送達チューブが流体駆動コンポーネントと動作可能に係合していると判定するように構成されることができる。

0030

さらにまた、本願明細書において具体化されるように、カセット基部領域は、RFIDタグを含むことができる。受容領域は、カセットがポンプに固定されたときにRFIDタグを読み取るように構成されたRFIDリーダを含むことができる。1つ以上のプロセッサは、さらに、RFIDリーダからRFIDタグに符号化されたカセットの識別情報を受信し、識別情報が有効であるかどうかを判定し、識別情報が有効である場合、流体駆動コンポーネントの動作を可能とするように構成されることができる。RFIDタグは、さらに、有益な薬剤の有効期限日を含むことができ、1つ以上のプロセッサは、さらに、RFIDリーダから有益な薬剤の有効期限日を受信し、有効期限日を超えているかどうかを判定し、有効期限日を超えていない場合、流体駆動コンポーネントの動作を可能とするように構成されることができる。RFIDタグは、高又は超高無線周波数IDを含むことができる。

0031

開示された内容の他の態様によれば、ユーザに有益な薬剤を送達するための装置は、一般に、カセットと、送達チューブと、ポンプと、係止部材と、接触力センサとを含む。カセットは、その内部に画定された流体リザーバを有するカセット筐体を含む。カセット筐体は、RFIDタグを含むカセット基部領域を有する。送達チューブは、流体リザーバに流体的に連結されている。ポンプは、流体駆動コンポーネント、近接センサ及びRFIDリーダを有するポンプアセンブリを含むポンプ筐体を含み、ポンプ筐体は、カセット基部領域を受けるための受容領域を有し、流体駆動コンポーネント、近接センサ及びRFIDリーダは、受容領域に近接して配置されている。係止部材は、ポンプ筐体に連結され且つ開放位置と閉鎖位置との間において移動可能であり、カセットは、係止部材が開放位置にある場合に受容領域に挿入可能であり且つ受容領域から除去可能であり、カセットは、係止部材が閉鎖位置にある場合に、受容領域内のカセット基部領域及び流体駆動コンポーネントと動作可能に係合している送達チューブの長さによってポンプに固定される。係止部材は、係止部材が閉鎖位置にある場合に近接センサに近接して配置されるように構成された近接タグを含む。接触力センサは、送達チューブと連絡しており、送達チューブにおける力又は圧力を測定するように配置されている。装置は、さらに、近接信号、接触力データ及びRFIDタグに符号化されたカセットの識別情報をそれぞれ受信するように近接センサ、接触力センサ及びRFIDリーダと通信する1つ以上のプロセッサを含み、1つ以上のプロセッサは、近接信号を使用して係止部材が閉鎖位置にあるかどうかを判定し、接触力データを使用して送達チューブが流体駆動コンポーネントと動作可能に係合しているかどうかを判定し、識別情報が有効であるかどうかを判定し、係止部材が閉鎖位置にあると判定され、送達チューブが流体駆動コンポーネントと動作可能に係合していると判定され且つ識別情報が有効であると判定された場合に流体駆動コンポーネントの動作を可能とするように構成されている。

0032

さらにまた、本願明細書において具体化されるように、1つ以上のプロセッサは、さらに、RFIDリーダからRFIDタグに符号化されたカセットの識別情報を受信し、識別情報が有効であるかどうかを判定し、識別情報が有効である場合に流体駆動コンポーネントの動作を可能とするように構成されることができる。RFIDタグは、さらに、有益な薬剤の有効期限日を含むことができ、1つ以上のプロセッサは、さらに、RFIDリーダから有益な薬剤の有効期限日を受信し、有効期限日を超えているかどうかを判定し、有効期限日を超えていない場合、流体駆動コンポーネントの動作を可能とするように構成されることができる。RFIDタグは、高又は超高無線周波数IDを含むことができる。

0033

上述した態様の各々について、装置及び/又はカセットは、流体リザーバに含まれる有益な薬剤を含むことができる。有益な薬剤は、レボドパ及びカルビドパのうちの1つ以上を含むことができる。さらにまた、上記の様々な態様は、必要に応じて選択された特徴及び特徴の組み合わせを有する装置、ポンプ及び/又はカセットを提供するために組み合わせることができる。

0034

上述した一般的説明及び以下の詳細な説明は例示であり、特許請求された開示された内容のさらなる説明を提供することが意図されることが理解されるべきである。

0035

本願明細書に組み込まれ且つ本願明細書の一部を構成する添付図面は、例示して開示された内容のさらなる理解を提供するために含まれる。詳細な説明とともに、図面は、開示された内容の原理を説明するのに役立つ。

図面の簡単な説明

0036

図1Aは、開示された内容による有益な薬剤を送達するための例示的な装置の分解斜視図である。
図1Bは、開示された内容によるポンプアセンブリの例示的な実施形態の分解概略図である。
図2Aは、図1Bのポンプアセンブリの例示的な閉塞ブロックの斜視図である。
図2Bは、図1Bのポンプアセンブリの例示的なベース部に接合された図2Aの閉塞ブロックの斜視図である。
図2Cは、図2Bのベース部に接合された例示的な指板の斜視図である。
図2Dは、図2Cのベース部に接合された例示的なカムシャフトの斜視図である。
図2Eは、図示のために切り取られた部分による図2Dのベース部及びカムシャフトに接合された例示的なモータアセンブリの斜視図である。
図2Fは、図2Eの一部の詳細図である。
図2Gは、図2Fのベース部に接合された例示的な係止部材の詳細斜視図である。
図2Hは、図2Gのポンプアセンブリの底面図である。
図3Aは、図1Bのポンプアセンブリとともに使用するための指板の例示的な実施形態の正面図であり、背面図は略同様である。
図3Bは、図3Aの指板の左側面図であり、右側面図は略同様である。
図3Cは、図3Aの指板の底面図である。
図3Dは、図3Aの指板の上部右側斜視図である。
図4Aは、図1Bのポンプアセンブリとともに使用するための指板の代替実施形態の正面図であり、背面図は略同様である。
図4Bは、図4Aの指板の左側面図であり、右側面図は略同様である。
図4Cは、図4Aの指板の底面図である。
図4Dは、図4Aの指板の上部右側斜視図である。
図5Aは、図1Bのポンプアセンブリとともに使用するための指板の他の代替実施形態の正面図であり、背面図は略同様である。
図5Bは、図5Aの指板の左側面図であり、右側面図は略同様である。
図5Cは、図5Aの指板の底面図である。
図5Dは、図5Aの指板の上部右側斜視図である。
図6Aは、図1Bのポンプアセンブリとともに使用するための例示的なベベルギアと接合された例示的なカムシャフトの平面図である。
図6Bは、図6Aの例示的なカムシャフトの平面図である。
図6Cは、図6Bの線6C−6Cに沿って切断した例示的なカムシャフトの断面図である。
図6Dは、図6Bの線6D−6Dに沿って切断した例示的なカムシャフトの断面図である。
図6Eは、図6Aの例示的なベベルギアの正面図である。
図6Fは、図6Eの例示的なべベルギアの右側面図であり、左側面図は略同様である。
図6Gは、図6Aの例示的な軸受の側面図である。
図6Hは、図6Gの線6H−6Hに沿って切断した図6Gの例示的な軸受の断面図である。
図7Aは、開示された内容によるカムシャフト突起の代替実施形態であり、代替のカムシャフト接触面を図示している。
図7Bは、開示された内容によるカムシャフト突起の代替実施形態であり、代替のカムシャフト接触面を図示している。
図7Cは、開示された内容によるカムシャフト突起の代替実施形態であり、代替のカムシャフト接触面を図示している。
図8Aは、図1Bのポンプアセンブリの例示的な指板と相互作用するカムシャフトを図示する例示的なカムシャフトの長手方向軸に沿って切断した部分断面図である。
図8Bは、図8Aのカムシャフトの長手方向軸に対して軸横断方向に沿って切断した部分断面図であり、図1Bのポンプアセンブリの例示的な指板と相互作用するカムシャフトを図示している。
図8Cは、例示的なカムシャフトの長手方向軸に平行に且つカムシャフトの突起の一部を介して切断した部分断面図であり、図1Bのポンプアセンブリの例示的な指板と相互作用する突起の一部を図示している。
図9は、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についての例示的な回路基板アセンブリを図示する概略図である。
図10Aは、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についての例示的な回路基板アセンブリの物理的レイアウトの斜視図である。
図10Bは、図10Aの例示的な回路基板アセンブリの側面図である。
図10Cは、図10Aの例示的な回路基板アセンブリの平面図である。
図10Dは、図10Aの例示的な回路基板アセンブリの底面図である。
図11Aは、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についての例示的な送達システムを図示する概略図である。
図11Bは、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についての例示的な送達システムを図示する概略図である。
図12Aは、図11A図11Bの送達システムについての例示的な電源分配を図示する概略図である。
図12Bは、図11A図11Bの送達システムについての例示的な電源分配を図示する概略図である。
図13は、図11A図11Bの送達システムの例示的な流体駆動コンポーネントコントローラ部を図示する概略図である。
図14は、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についての流体駆動コンポーネントを制御するための例示的な技術を図示する概略図である。
図15は、開示された内容による患者に有益な薬剤を送達するための例示的な技術を図示するフローチャートである。
図16Aは、開示された内容による有益な薬剤の送達装置を動作させるための例示的な技術を図示するフローチャートである。
図16Bは、開示された内容による有益な薬剤の送達装置を動作させるための例示的な技術を図示するフローチャートである。
図17Aは、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についての閉塞検出及び/又は故障検出のための例示的な技術を図示する図である。
図17Bは、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についての閉塞検出及び/又は故障検出のための例示的な技術を図示する図である。
図17Cは、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についての閉塞検出及び/又は故障検出のための例示的な技術を図示する図である。
図17Dは、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についての閉塞検出及び/又は故障検出のための例示的な技術を図示する図である。
図17Eは、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についての閉塞検出及び/又は故障検出のための例示的な技術を図示する図である。
図17Fは、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についての閉塞検出及び/又は故障検出のための例示的な技術を図示する図である。
図17Gは、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についての閉塞検出及び/又は故障検出のための例示的な技術を図示する図である。
図17Hは、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についての閉塞検出及び/又は故障検出のための例示的な技術を図示する図である。
図17Iは、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についての閉塞検出及び/又は故障検出のための例示的な技術を図示する図である。
図17Jは、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についての閉塞検出及び/又は故障検出のための例示的な技術を図示する図である。
図17Kは、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についての閉塞検出及び/又は故障検出のための例示的な技術を図示する図である。
図17Lは、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についての閉塞検出及び/又は故障検出のための例示的な技術を図示する図である。
図17Mは、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についての閉塞検出及び/又は故障検出のための例示的な技術を図示する図である。
図18A−1は、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についてのグラフィカルユーザインターフェースを提供するための例示的な技術を図示する概略図である。
図18A−2は、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についてのグラフィカルユーザインターフェースを提供するための例示的な技術を図示する概略図である。
図18A−3は、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についてのグラフィカルユーザインターフェースを提供するための例示的な技術を図示する概略図である。
図18A−4は、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についてのグラフィカルユーザインターフェースを提供するための例示的な技術を図示する概略図である。
図18Bは、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についてのグラフィカルユーザインターフェースを提供するための例示的な技術を図示するフローチャートである。
図18C−1は、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についてのグラフィカルユーザインターフェースを提供するための例示的な技術を図示する概略図である。
図18C−2は、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についてのグラフィカルユーザインターフェースを提供するための例示的な技術を図示する概略図である。
図18D−1は、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についてのグラフィカルユーザインターフェースを提供するための例示的な技術を図示する概略図である。
図18D−2は、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についてのグラフィカルユーザインターフェースを提供するための例示的な技術を図示する概略図である。
図18D−3は、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についてのグラフィカルユーザインターフェースを提供するための例示的な技術を図示する概略図である。
図18D−4は、開示された内容による有益な薬剤の送達装置についてのグラフィカルユーザインターフェースを提供するための例示的な技術を図示する概略図である。

実施例

0037

開示された内容の様々な例示的な実施形態が詳細に参照され、その例示的な実施形態は、添付図面に図示されている。開示された内容の構造及び対応する動作方法及び使用方法は、システムの詳細な説明とともに説明される。

0038

本願明細書に提示された装置及び方法は、薬剤又は生物学的薬剤などの任意の様々な適切な治療薬又は物質を患者に投与するために使用することができる。例えば、本願明細書において具体化されるように、装置は、流体物質を含む流体リザーバを含むことができ且つ送達チューブシステムに接合されることができるカセットに接合されたポンプを含むことができる。動作時において、ポンプは、チューブシステムを介して流体物質を送達するためにカセットにおいて動作することができる。このように、装置は、送達チューブシステムを介して患者に液体又はゲル状の製剤を含む治療薬などの所定投与量の流体物質を投与することが可能である。一部の実施形態において、流体治療薬は、1つ以上の薬学的又は生物学的薬剤を含むことができる。例えば、限定されるものではないが、1つのそのような流体治療薬は、レボドパなどの中枢神経系薬とすることができる。中枢神経系薬は、例えば、限定されるものではないが、カルビドパなどのデカルボキシラーゼ抑制剤を単独で又は組み合わせて投与されることができる。

0039

開示された内容の1つの態様によれば、ユーザに有益な薬剤を送達するための蠕動ポンプは、モータと、カムシャフトの長手方向軸まわりに回転するようにモータに連結され、カムシャフトの長さに沿って配置された螺旋状係合部を画定する少なくとも1つの径方向外向き突起を有するカムシャフトと、カムシャフトの長さに沿って配置され、各指板がカムシャフトの長手方向軸に対して横方向に移動するように取り付けられ、各指板がカムシャフトを受けるようにその内部に画定された開口を有し、各開口が略直線状のエッジ領域及び対向するエッジ領域を有する複数の指板とを含む。カムシャフトの回転中における略平坦なエッジ領域との螺旋状係合部の係合は、伸長位置に向かって横方向に指板を付勢する。

0040

さらに、本願明細書において具体化されるように、指板は、螺旋状係合部がカムシャフトの回転中に対向するエッジ領域の少なくとも一部に沿って通過するときに横方向移動しないものとすることができる。対向するエッジ領域は、円弧状エッジを含むことができ、及び/又は、間隙を含むことができる。各指板は、開口に近接した面内に凹状領域を有することができる。凹状領域は、指板の表面に対して0.1mmだけ窪ませることができる。各指板は、横方向移動の方向に面した端部において端面を含むことができる。凹状領域は、開口と端面との間に配置されることができる。さらにまた、凹状領域は、端面から離間することができる。

0041

さらに、本願明細書において具体化されるように、各指板は、横方向移動の方向に面した端部において端面を有し、指板の端面は、横方向移動の方向に面した隣接する表面をともに画定することができる。各指板は、付勢されなくすることができるか、又は、各指板は、伸長位置から離れるように付勢することができる。複数の指板は、互いに平行に配置され、伸長位置に向かって連続移動するように配置されることができる。

0042

さらに、本願明細書において具体化されるように、ポンプは、さらに、複数の指板のエンドプレートと蠕動ポンプの内壁との間に画定された間隙を含むことができ、フィラープレートは、間隙内に配置されることができる。フィラープレートは、複数の指板のそれぞれとは異なる厚さを有することができる。異なる厚さは、複数の指板のそれぞれ未満とすることができる。あるいは、異なる厚さは、複数の指板のそれぞれよりも大きくすることができる。開口の略直線状のエッジ領域は、同様に、対向するエッジ領域よりも大きい厚さを有することができる。各指板は、セラミック材料を含むことができる。追加的に又は代替的に、カムシャフトは、セラミック材料を含むことができる。

0043

さらに、本願明細書において具体化されるように、ポンプは、カムシャフトにモータを連結する1つ以上のベベルギアを含むことができる。カムシャフトは、螺旋状係合部の径方向端部に形成された面取り部を含むことができる。螺旋状係合部は、螺旋状係合部の1回転よりも大きくカムシャフトまわりに延在することができる。

0044

さらに、本願明細書において具体化されるように、ポンプは、内部に画定された流体リザーバ及び流体リザーバに流体的に連結された送達チューブを有するカセット筐体を含むカセットを含むことができる。カセット筐体は、カセット基部領域を有することができ、ポンプは、カセット基部領域を受けるための受容領域を含むことができ、複数の指板が受容領域に近接配置されている。それゆえに、各指板は、伸長位置において送達チューブの一部を圧縮するように構成されることができる。カムシャフトが各指板の略直線状のエッジ領域との係合から回転すると、送達チューブは、伸長位置から離れるように指板を付勢するように構成されることができる。複数の指板は、互いに平行に配置され、流体リザーバから有益な薬剤を引き出すための真空力を生成するように送達チューブを順次圧縮するように伸長位置に向かって連続移動するように配置されることができる。

0045

さらにまた、本願明細書において具体化されるように、ポンプは、流体リザーバに含まれる有益な薬剤を含むことができる。有益な薬剤は、レボドパ及びカルビドパのうちの1つ以上を含むことができる。

0046

同様の参照番号が別個の図にわたって同一又は機能的に同様の要素を参照する添付図面は、全て開示された内容による様々な実施形態をさらに図示し且つ様々な原理及び利点を説明するのに役立つ。説明及び図示のために、限定されるものではないが、開示された内容のポンプアセンブリ及びそのコンポーネントの例示的な実施形態が添付した図1−図8Cに示されている。さらにまた、図9から図18D−4は、それぞれ、ユーザに有益な薬剤を送達するための技術及び対応するシステムを示している。さらに、例えば、限定されるものではないが、ユーザに有益な薬剤を送達するためにポンプアセンブリによって使用するための例示的なカセット及び係止部材のさらなる詳細は、以下にさらに説明されるように、2014年12月30日に出願された米国特許出願第14/586,912号及び2014年12月30日に出願された14/586,916号に説明されており、それぞれは、その全体を参照することによって組み込まれる。

0047

開示された内容は、所定の投与量の治療薬を投与するための送達装置に関して説明されているが、当業者は、開示された内容が例示的な実施形態に限定されるものではなく、本願明細書に開示された装置は、それを介して任意の適切な物質を送達するように構成されることができることを理解するであろう。さらに、送達装置のコンポーネント及び使用方法は、本願明細書に説明された又は示された例示的な実施形態に限定されるものではない。例えば、本願明細書において具体化された送達装置は、同様の利益及び利点のために他方のチューブアセンブリ及びそのコンポーネントとともに使用することができ、本願明細書における送達チューブによる使用に限定されるものではない。

0048

図1Aの例示的な実施形態を参照すると、送達装置1000は、カセット1010と、ポンプ1030とを含む。カセット1010は、その内部に画定された流体リザーバ及びカセット基部領域1012を有するカセット筐体1011を含む。送達チューブ1020は、流体リザーバに流体的に連結されている。ポンプ1030又はポンプ装置は、その内部に配置されたポンプアセンブリ100を有するポンプ筐体1031を含むことができる。ポンプ筐体1031は、カセット基部領域1012を受けるように構成された受容領域1032を含むことができる。さらに後述するように、ポンプアセンブリ100は、ポンプ筐体1031に連結され、開放位置と閉鎖位置との間において移動可能な係止部材11を含む。カセット1010は、係止部材11が開放位置にある場合に受容領域1032に挿入可能であり且つ受容領域1032から除去可能であり、カセット1010は、係止部材11が閉鎖位置にある場合に受容領域1032内のカセット基部領域1012及びポンプ1030と動作可能に係合している送達チューブ1020の長さによってポンプ1030に固定される。

0049

図1Bの例示的な実施形態を参照すると、ポンプアセンブリ100は、ポンプ機構ベース部1と、それに接合されたカムシャフト2とを含むことができる。モータアセンブリ3は、例えば本願明細書において具体化されるように、モータアセンブリ3からカムシャフト2へと回転力を伝達するように互いに90度の角度で配置されたベベルギア6を使用してカムシャフト2に接合されることができる。複数の指板4は、カムシャフト2の長手方向軸に沿って配置されることができる。本願明細書において具体化されるように、指板4のそれぞれは、同じ寸法を有することができる。追加的に又は代替的に、指板は、他の指板とは異なる寸法を有するものを含めることができる。例えば、限定されるものではないが、指板4aは、指板4の厚さ未満の厚さを有することができ、及び/又は、指板4bは、指板4の厚さよりも大きな厚さを有することができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、指板4aは、0.60mmの厚さを有することができ、指板4は、0.74mmの厚さを有することができ、指板4bは、0.90mmの厚さを有することができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、フィンガの厚さの公差は、+/−0.025mmとすることができる。

0050

図1Bを参照すると、本願明細書においてさらに説明するように、ベース部1は、ベース部1に閉塞センサを取り付けるように設けることができる。例えば、限定されるものではないが、そのような取り付けは、閉塞センサによって占有される空間を削減することができ、ポンプ筐体における閉塞センサの取り付けと比較して精度を向上させることができる。本願明細書において具体化されるように、モータ3は、円筒状とすることができる。例えば、限定されるものではないが、モータ3は、約3.5:1以上の長さ対幅の比を有することができ、本願明細書において具体化されるように、約5.1:1の長さ対幅の比を有することができる。さらにまた、本願明細書において具体化されるように、モータ3は、コアレスDCモータとすることができる。

0051

例示の目的のために、限定されるものではないが、ベース部1は、機械加工成形などによって任意の適切な材料(例えば、プラスチック複合材料、金属など)から形成することができる。例えば、限定されるものではないが、材料は、6061−T6アルミニウム合金などの金属とすることができる。追加的に又は代替的に、ベース部1は、MIL−A−8625、タイプIII、クラス2による硬質陽極酸化などの仕上げを含むことができる。仕上げは、任意の所望の又は適切な色(例えば黒色)とすることができ、例えば少なくとも0.015mmの厚さなどの任意の適切な厚さを有することができる。陽極酸化は、適切な機器接地を提供するために電気的に通信する例えばポンプ部品を含むベース部1などのポンプコンポーネントに選択的に適用することができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、部品番号を含むラベルは、例えばベース部1の下側に含めることができる。

0052

本願明細書において具体化されるように、閉塞ブロック9を設けることができる。拡張バネ8は、例えば、閉塞ブロック9におけるクリアランスホールを通して各バネ8を挿入し、孔を通してバネ保持ピン(図示しない)を挿入し、閉塞ブロック9内にピンを付勢することにより、閉塞ブロック9に固定されることができる。組み立てられた閉塞ブロック9は、ポンプ機構のベース部1に挿入されることができる。

0053

さらに、係止部材11は、ポンプベース1上に組み立てることができる。例えば、後部ピン10は、上向きノッチによって構成されることができるピンドライバ13を固定するためにポンプベース1に挿入されることができる。係止部材11、ピンドライバ13及びトーションバネ12、20は位置合わせすることができ、ラッチヒンジピン15は、ピンドライバ13及びトーションバネ12、20を通して係止部材11に挿入されることができる。1つ以上の止めネジ23は、本願明細書において説明されるように、閉塞ブロック9の位置を調整するためにポンプベース1に挿入されることができる。バネ保持ピン17は、ポンプ機構ベース1に挿入されることができ、伸長バネ8の自由端は、伸長バネ8を固定するようにポンプ機構ベース1に圧入されることができるバネ保持ピン17に付勢されることができる。

0054

例えば、限定されるものではないが、閉塞ブロック9は、係止部材11によって適所に移動されることができる。閉塞ブロック9は、例えば20%から30%の閉塞の範囲内である所望の閉塞率に対応するように位置決めすることができる。閉塞率Oは、式O=100%*(1−(D/(2*W)))を使用して、チューブ壁厚さW及び閉塞距離D(例えば、閉塞ブロック9と指板4との間の距離)に基づいて計算することができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、100%の閉塞は、指板4が閉塞ブロック9と係合したとき、すなわちチューブについてのいかなる空間もないときに対応することができるD=0の場合に発生し得る。同様に、0%の閉塞は、チューブの内壁が近接しているか又は互いに係合しているようにチューブが指板4及び閉塞ブロック9によって圧縮されたときに対応することができるD=2*Wの場合に発生し得る。したがって、25%の閉塞は、指板4及び閉塞ブロック9によって25%だけ圧縮されたチューブの壁の厚さに対応することができる。閉塞率は、指板4の全ストローク中に指板4によって生じるピーク閉塞を指すことができる。約24%から約29%の範囲内とすることができ且つ本願明細書において約27.5%で具体化されるような適切な閉塞は、逆流を防止して再現性を向上させることができる。さらに、係止部材11は、本願明細書においてさらに説明されるように、閉塞率公差に影響を与えることができる場所に閉塞ブロック9を移動させるように構成される。

0055

例示の目的のために、限定されるものではないが、薬剤カートリッジに挿入するように係止部材11とともに移動するように位置合わせピン10が含まれて構成されることができ、ポンプと整列させて係止部材11とともに固定される。カートリッジへの位置合わせピン10の挿入は、薬剤カートリッジの揺動を低減し、ポンプによるカートリッジの適切な位置合わせを確保することができる。追加的に又は代替的に、ベース部1は、より大きなピンのストロークをサポートするように調整されることができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、トーションバネ12、20の取り付けは、ベース部1に又はベース部1と一体に取り付けられることができる。

0056

複数の指板4は、本願明細書において説明されるように、ポンプ機構ベース部1の空洞内に配置されることができる。間隙は、エンド指板4とベース部1の内壁との間に画定することができ、そのため、非標準的な厚さの指板4a、4bは、エンド指板4とベース部1の内壁との間に残るいかなるそのような間隙も埋めるように適切な厚さで選択されて挿入されることができる。本願明細書において説明されるように、カムシャフト2は、指板4の開口を通して螺合され且つカムシャフト軸受19のためのポンプ機構ベース部1における取付孔によって両端において回転可能に取り付けられることができる。カムシャフト軸受19は、ポンプ機構ベース部1に挿入され、ベース部1に対してカムシャフト2を固定するように圧入されることができる。ベベルギア6は、本願明細書において説明されるように、カムシャフト2の露出した端部に配置することができる。

0057

閉塞ブロック9と蠕動指板4との間の距離又は間隙は、ヒンジピン15の位置を調整するように止めネジ23を使用して調整されることができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、ヒンジピン15は、係止部材11の位置及び閉塞ブロック9の位置を決定することができる。止めネジ23は、初期位置にラッチヒンジピン15を付勢するように締め付けることができる。ベベルギア6は、例示の目的のために、限定されるものではないが示されるように、指板4を位置決めするために回転させることができる。外側指板4は、最初に閉塞ブロック9に最も近くすることができる。後部ピン10は挿入されることができ、係止部材11は閉塞されることができる。指板4と閉塞ブロック9との間の距離又は間隙を校正するために、指板4と閉塞ブロック9との間に形成された間隙に既知の厚さの物体が挿入されることができる。例えば、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、物体は、0.112’’のゲージピンなどの既知の厚さを有するピンとすることができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、物体は、指板4と入口側の閉塞ブロック9との間に形成された間隙に挿入されることができる。物体が間隙を通って落下する場合、その側面における止めネジ23は、間隙を低減させるように調整されることができる。間隙を通した物体の挿入は、物体が通過しなくなるまで入口側において繰り返されることができる。さらに、僅かに小さい厚さの他の物体は、間隙が所望の大きさを有することを確認するために間隙に通過させることができる。例えば、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、他の物体は、0.111’’のゲージピンなどの小さいゲージのピンとすることができる。他の物体が間隙を通過する場合、間隙は適切な大きさである。他の物体が間隙を通過しない場合、止めネジは、間隙を増大するように調整されることができる。このプロセスは、出口側において繰り返されることができる。

0058

係止部材11は、カムレバーとして構成されることができ、新たなチューブをロードするときに適所に閉塞ブロック9を移動させるように作動させることができる。後部ピン10は、ハウジング内のチューブカートリッジを安定化するように動作することができ、係止部材11が作動されたときに作動させることができる。トーションバネ12、20は、例えば、係止部材11が完全に固定されていない場合、係止部材11を持ち上げることができる。伸長バネ8は、係止部材11が持ち上げられるときに指板4から離れるように閉塞ブロックを付勢することができる。

0059

例示の目的のために、限定されるものではないが、上部カバー14を設けることができる。上部カバー14は、ネジ18によって固定することができる。追加的に又は代替的に、磁石22を含めることができる。例えば、限定されるものではないが、磁石22は、係止部材11に含めることができる。センサ(図示しない)は、磁石22を検知するようにベース部1に追加されることができる。例えば、センサは、係止部材11が閉鎖位置にある場合に磁石22の磁場によって動作されることができるリードスイッチとすることができる。このように、磁石22及びセンサは、ポンプアセンブリ100の適切且つ安全な動作を確保するのに役立つことができる。

0060

本願明細書において具体化されるように、モータアセンブリ3は、ベース部に取り付けられることができる。例えば、限定されるものではないが、そのような取り付けは、ポンプ筐体へのモータアセンブリ3の取り付けと比較してポンプアセンブリ1700によって占有される空間を低減することができる。

0061

図2A図2Hに示されたような様々なコンポーネントの図を参照すると、ポンプアセンブリ100は、以下のように構成されることができる。例えば図2Aに示されるように、閉塞ブロック9を設けることができる。伸長バネ8は、例えば、閉塞ブロック9にクリアランスホールを通して各バネ8を挿入し、孔を通してバネ保持ピン8aを挿入し、閉塞ブロック9にピンを押圧することによって閉塞ブロック9に固定されることができる。組み立てられた閉塞ブロック9は、例えば図2Bに示されるように、ポンプ機構ベース部1に挿入されることができる。バネ保持ピン17は、ポンプ機構ベース1に挿入されることができ、伸長バネ8の自由端は、伸長バネ8を固定するようにポンプ機構ベース1に圧入されることができるバネ保持ピンに付勢されることができる。

0062

複数の指板4は、例えば図2Cに示されるように、ポンプ機構ベース部1の空洞内に配置されることができる。本願明細書において具体化されるように、例示の目的のために、27個の指板4が示されており、ベース部1の端壁間に摺動可能に配置されている。間隙は、エンド指板4とベース部1の内壁との間に画定されることができ、そのため、非標準的な厚さの指板4a、4bは、エンド指板4とベース部1の内壁との間に残るいかなるそのような間隙も埋めるように適切な厚さで選択されて挿入されることができる。各指板4は、さらに以下に説明されるように、図2Cに示される取付孔1aと位置合わせされて画定された開口41を有する。

0063

カムシャフト2には、さらに以下に説明されるように、径方向外向き突起21が設けられ、例えば図2Dに示されるように、指板4の開口41及びベース部1の取付孔1aを通して螺合される。このように、カムシャフト2は、さらに以下に説明されるように、カムシャフト軸受19とポンプ機構ベース部1における取付孔1aによって両端において回転可能に取り付けられる。すなわち、カムシャフト軸受19は、ベース部1にカムシャフト2を固定するようにポンプ機構ベース部1に挿入されて圧入されることができる。ベベルギア6は、カムシャフト2の露出した端部に配置されることができる。本願明細書において具体化されるように、ベベルギア6のピンホールとカムシャフト2は位置合わせされることができ、ベベルギア保持ピン(図示しない)は、ギアシャフトアセンブリに挿入されて圧入されることができる。

0064

図2Eを参照すると、モータアセンブリは、モータと、ギアボックスと、エンコーダとを含むことができる。サイドマウントブラケット33は、示されるように、モータ3の面上に設置することができ、例えばネジ33aを使用してモータ3に固定されることができる。あるいは、モータアセンブリ用のマウントブラケットは、ベース部1と一体化することができる。ベベルギア6は、モータ3のシャフトの端部に挿入されることができ、ベベルギア6のピンホールは、シャフトにおけるピンホールと位置合わせされることができる。ギアピンは、モータ3にベベルギア6を固定するようにピンホールに挿入されて圧入されることができる。このように、モータアセンブリは、適切な位置合わせのためにベベルギア6及びカムシャフト2に対して調整可能である。モータアセンブリは、本願明細書にさらに説明されるように、モータ3の位置及び/又は速度制御を提供するように構成されたエンコーダ3aを含むことができる。

0065

モータアセンブリ3を取り付けるためのマウントブラケットは、ポンプ機構ベース部1に設けられた取付孔と位置合わせされることができ、例えば取付ネジを使用して固定されることができる。閉塞ブロック面9と指板4の表面との間の間隙が形成されることができ、本願明細書において説明されるように、所定の寸法に閉塞ブロックの止めネジを使用して調整されることができる。寸法は、指板が液体又はゲルを含む蠕動チューブに接触して圧縮するのを可能とするのに適したものとすることができる。

0066

例えば図2F図2Hに示されるように、係止部材11は、ポンプベース1上に組み立てることができる。例えば、後部ピン10は、例えば図2Fに示されるように、上向きノッチを有するピンドライバ13を固定するようにポンプベース1に挿入されることができる。係止部材11、ピンドライバ13及びトーションバネ12は位置合わせされることができ、ラッチヒンジピン15は、ピンドライバ13及びトーションバネ12を通して係止部材11に挿入されることができる。1つ以上の止めネジ18は、本願明細書においてさらに説明されるように、閉塞ブロック9の位置を調整するようにポンプベース1に挿入されることができる。

0067

ここで図3A図3Dを参照すると、指板4の例示的な実施形態が示されている。指板4は、それぞれ、開口41に近接してその少なくとも1つの側面に凹状領域42を有する。本願明細書に示されるように、凹状領域42は、互いに移動中に隣接する指板4間の表面摩擦を低減させる。例えば、本願明細書において具体化されるように、各凹部42は、指板4の対応する表面に対して約0.1mmの深さを有することができる。本願明細書においてさらに示されるように、各指板4の凹状領域は、蠕動チューブに隣接して配置された指板の表面に延在していない。このように、各指板4のチューブ相互作用面43は、一般に平坦であり、指板4は、ともに改善されたポンピング性能及び精度のために連続表面を画定することができる。

0068

本願明細書において具体化されるように、指板4は、対称とすることができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、指板4は、D字状の開口41を有することができる。開口41の形状は、例えば、材料が例えば矩形などの他の開口形状に比べてより容易に成形型の各部に流入するのを可能とすることによって成形性を向上させることができる。D字状の開口41の平坦部強化するように、カムシャフト2との接触領域に近接した材料の量を多くすることができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、指板4は、任意の適切な材料(例えば、プラスチック、セラミック、複合材料、金属など)から形成されることができる。例えば、指板は、市販のデルリン520MP若しくはRTP1399又はセラミック材料などのプラスチックから形成されることができる。

0069

図4A図4Dを参照すると、指板4と比較して代替寸法を有する指板4'の代替実施形態が示されている。図5A図5Dを参照すると、指板4と比較して代替寸法を有する指板4''の代替実施形態が示されている。例示の目的のために、限定されるものではないが、任意のより小さい指板4a及びより大きい指板4bを含めることができる。例えば、限定されるものではないが、組み立て中に、組み合わせた指板4の全体寸法を評価することができ、特定の指板4、例えば1つ以上のエンド指板4は、所望の適合を達成するために、より小さい指板4a又はより大きい指板4bに置き換えることができる。

0070

図6Aは、例示的なカムシャフト2と、軸受19と、ベベルギア6とを図示している。図6B図6Dは、例示的なカムシャフト2のさらなる特徴を図示している。さらに、図6E図6Fは、例示的な軸受19のさらなる特徴を図示している。図6G図6Hは、例示的なベベルギア6のさらなる特徴を図示している。図6A図6Hを参照すると、例示の目的のために、限定されるものではないが、カムシャフト2は、同様の用途のための特定のカムシャフトに比べて負荷容積を増加させることができる。例えば、限定されるものではないが、ジャーナル径は、同様の用途のための特定のカムシャフトよりも50%大きくすることができる。さらに、カムシャフト2は、任意の適切な材料(例えば、プラスチック、セラミック、複合材料、金属など)から形成されることができる。例えば、本願明細書において具体化されるように、材料は、限定されるものではないがジルコニウム酸化物セラミックなどのセラミック材料とすることができる。カムシャフト2は、限定されるものではないが、デュポン(TM)Krytox(R)GPL205、TURMOGREASEHighspeed L 182(LUBCON Turmo(R)潤滑剤)、TURMOPOL GREASE LC 2201(LUBCON Turmo(R)潤滑剤)及びTurmopol Oil 68HT(LUBCON Turmo(R)潤滑剤)などの任意の適切な潤滑剤によって摩擦力を低減するために潤滑されることができる。さらにまた、本願明細書において具体化されるように、カムシャフト2は、外側軸受19との接触を防止するように螺旋部の端部に形成された面取り部を含むことができる。さらに、本願明細書において具体化されるように、ベベルギア6に対するカムシャフト2の取り付け公差は、例えばピンと比較してオーバーモールドベベルギア6を使用することによって改善することができる。オーバーモールドベベルギア6を使用することはまた、ポンプアセンブリ1700の製造工程を削減することができる。

0071

図7A図7Cは、例示的なカムシャフトの接触面のプロファイルを示している。例示の目的のために、限定されるものではないが、同様の用途のための特定の他のカムシャフトは、指板と接触するように全体的に平坦な面によって構成されることができる。比較のために、例えば図7Aに示されるように、接触するための丸みを帯びたプロファイルは、指板4における開口の平坦部をすり減らして開口の形状を歪ませることがある点接触を形成することができる。本願明細書において具体化されるように、例示的なカムシャフト2は、例えば図7Cに示されるように、螺旋状カムシャフトのプロファイルの扁平卵形状を有することができる。卵形状は、より大きな表面にわたってカムシャフト2から指板4に対する力を分散させることができる。そのため、指板4上のカムシャフト2の全体的な摩耗を低減することができる。

0072

図8A図8Cを参照すると、指板4とカムシャフト2との相互作用の例示的な特徴が示されている。動作時において、ポンプアセンブリ100は、流体駆動コンポーネントとして動作することができる。本願明細書において具体化されるように、モータ3は、カムシャフト2を回転させるベベルギア6を回転させる。例えば図6A図6Dに示されるように、カムシャフト2は、カムシャフト2図の長さに沿って配置された螺旋状係合部を画定する径方向外向き突起21を有する。図8A図8Cは、それぞれ、カムシャフト2及び閉塞ブロック9と相互作用する指板4を図示する断面概略図である。図8Aに示されるように、突起21は、閉塞ブロック9に近接して配置された蠕動チューブ(図示しない)の隣接部分を圧縮するように閉塞ブロック9に向かって順次横方向に各指板4を付勢するように指板4と係合する。蠕動チューブの圧縮は、蠕動チューブの外方向に蠕動チューブ内の液体又はゲルを付勢する。カムシャフト2のさらなる回転は、蠕動チューブを解放するように閉塞ブロック9から離れるように各フィンガ4を付勢する。それゆえに、圧縮された蠕動チューブの解放は、流体源から蠕動チューブへの追加の流体を引き込むように蠕動チューブ内に真空力を形成することができる。このように、本願明細書においてさらに説明されるように、蠕動チューブに対する指板4の位置は、開口41内で回転可能なカムシャフト2の角度位置によって制御される。追加的に又は代替的に、指板4は、例えば閉塞ブロック9から離れた戻り位置に向かって付勢されることができる。

0073

本願明細書において具体化されるように、カムシャフト2は、螺旋状にシャフトを包むラウンドローブ又は突起21を有することができる。突起21の螺旋形状は、1回転よりも僅かに大きくカムシャフト2の周囲を包むことができる。そのため、動作時において、カムシャフト2が回転すると、カムシャフト2の少なくとも一部は、指板4とのチューブの相互作用を確実にするように十分な数の指板4に作用することができ、各回転にわたって閉塞されたままである。このように、流体は単一方向に流れるように付勢されることができる。

0074

一連の指板4のD字状の開口41とカムシャフト2との相互作用は、蠕動ポンピング動作を生み出すことができる。螺旋状ローブ21は、例えば図8Cに示されるように、回転すると指板4に力を及ぼすことができ、カムシャフト2に対して垂直な指板4の動きをもたらすことができる。さらに、例えば図8Bに示されるように、カムシャフト2が回転すると、指板4を係合するカムシャフト2の突起21の一部は、D字状の開口41内の異なる位置で指板4を付勢することができる。例えば、限定されるものではないが、カムシャフト2及び開口41は、例えば図8Bに図示されるように、D字状の開口41の平坦部及び湾曲部の中央部と接触することができ且つ開口41の外側隅部と接触することができないように構成されることができる。D字状の開口41の外側隅部と接触することができないため、指板4は、単一軸方向に移動するように付勢されることができる。カムシャフト2はまた、本願明細書に説明されるように、ポンプアセンブリ100にカムシャフト2を保持するためにモータ3と連結してベース部1の特徴を取り付けるように、その端部に形成されたオーバーモールドベベルギア6を含むことができる。

0075

ここで図8Bを参照すると、各指板4は、係合部21のセグメントに近接してカムシャフト2を受けるように開口41を有する。本願明細書に示された各開口41は、閉塞ブロック9に近接した第1の端部に略平坦エッジ44と、第1の端部に対向する第2の端部に略円弧状エッジ45とを有する。図8Bを参照すると、カムシャフト2及び係合部21の回転は、略平坦エッジ44と係合するように係合部21を回転させ、その内部に配置された蠕動チューブと係合するように蠕動チューブ係合面43を付勢するための距離だけ閉塞ブロック9に向かって指板4を付勢する。カムシャフト2のさらなる回転は、平坦エッジ44と係合するように係合部21を維持し、蠕動チューブと係合するように指板4を維持する。平坦エッジ44を越えるカムシャフト2及び係合部21の回転は、開口41の側面に沿って且つ円弧状エッジ45と係合するように係合部21を移動させ、閉塞ブロック9から離れて且つ蠕動チューブとの係合から外れて指板4を付勢する。あるいは、例示の目的のために、限定されるものではないが、指板4は、単一軸に沿って閉塞ブロック9から離れるように付勢することができる。例えば、指板4は、カムシャフト2によって係合されないときに蠕動チューブ223から離れるように指板4を付勢するように蠕動チューブ223から加わる力によって閉塞ブロック9から離れるように付勢されることができる。そのため、カムシャフト2は、蠕動チューブ223を係合するように平坦エッジ44を係合し且つ円弧状エッジ45に係合しないように構成されることができる。

0076

カムシャフト2は、カムシャフト2の長手方向軸まわりに回転するようにモータ3に連結され、カムシャフトの長さに沿って配置された螺旋状係合部を画定する少なくとも1つの半径方向外向き突起21を有する。複数の指板4は、カムシャフトの長さに沿って配置されている。各指板4は、カムシャフトの長手方向軸に対して横方向に移動するように取り付けられ、伸長位置と戻り位置との間で横方向に移動するように螺旋状係合部と動作可能に係合する。プロセッサは、モータ3の回転量を判定するために回転データを受信するようにエンコーダ3bと動作可能に通信する。

0077

本願明細書においてさらに説明されるように、1つ以上のプロセッサは、モータ3及び/又はカムシャフト2の回転量を判定することができる。プロセッサは、経時的にエンコーダ3bからの回転データを記憶するために1つ以上のメモリと通信することができる。エンコーダ3bからの回転データを使用して、プロセッサは、例えばモータ速度を判定するために一定期間にわたってモータ3又はカムシャフト2の回転量を判定することができる。モータ3又はカムシャフト2の回転と投与された有益な薬剤の量をもたらす指板4の連続移動との間の所定の関係は、モータ3又はカムシャフト2の回転量を使用して投与された有益な薬剤の量を判定するために利用することができる。追加的に又は代替的に、プロセッサは、例えば所望量の有益な薬剤が投与されるまでモータ3を動作させることによって一定期間だけモータ3を作動させるように動作することができる。

0078

開示された内容の他の態様及びさらに上記によれば、ユーザに有益な薬剤を送達するための装置は、一般に、カセットと、送達チューブと、ポンプとを含む。カセットは、その内部に画定された流体リザーバを有するカセット筐体を含む。カセット筐体は、カセット基部領域を有する。送達チューブは、流体リザーバに流体的に連結されている。ポンプは、ポンプアセンブリを含むポンプ筐体を含み、カセット基部領域を受けるための受容領域を有する。ポンプアセンブリは、受容領域に近接して配置された流体駆動コンポーネントと、流体駆動コンポーネントに連結されてそれを制御するように構成された主コントローラ回路基板と、フレキシブル基板を介して主コントローラ回路基板に折り畳み可能に接合され且つ主コントローラ回路基板に対して積層関係で内部に配置された少なくとも1つの補助回路基板とを含む。そのような複数の補助回路基板は、それぞれが直接的に又は間接的にフレキシブル基板によって主コントローラ回路基板に接合されて設けられることができる。

0079

例えば、本願明細書において具体化されるように、少なくとも1つの補助回路基板は、電源に連結された電源コントローラ基板を含むことができる。少なくとも1つの補助回路基板は、閉塞センサに連結された閉塞センサコントローラ基板を含むことができる。少なくとも1つの補助回路基板は、シリアルバスコントローラ基板を含むことができる。シリアルバスコントローラ基板は、電磁両立性コンポーネントを含むことができる。シリアルバスコントローラ基板は、ポンプ筐体の外壁に近接して配置され且つ外壁の開口と整列されたシリアルバスポートを含むことができる。

0080

さらにまた、本願明細書において具体化されるように、少なくとも1つの補助回路基板は、流体駆動コンポーネントに連結されたモータ信号エンコーダを含むことができる。流体駆動コンポーネントは、主コントローラ回路基板に対して積層関係でモータ信号エンコーダに連結されることができる。少なくとも1つの補助回路基板は、単独で又はオーディオアンプとともにスピーカを含むことができる。少なくとも1つの補助回路基板は、触覚アクチュエータを含むことができる。

0081

さらに、本願明細書において具体化されるように、少なくとも1つの補助回路基板は、ディスプレイに連結されたディスプレイコントローラを含むことができる。ディスプレイは、さらに、液晶ディスプレイ(LCD)を含むことができる。ディスプレイは、さらに、LCDディスプレイと光通信する可撓性のある光透過コンポーネントを含むことができる。少なくとも1つの補助回路基板は、入力コントローラを含むことができる。入力コントローラ基板は、ポンプ筐体の外壁に近接して配置され且つ外壁の対応する開口と整列された複数の入力ボタンを含むことができる。ポンプ筐体は、18.5mmから20mmの範囲内の高さを有する内部を有することができる。フレキシブル基板は、ポリイミド、銅被覆ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン、透明導電性ポリエステルフィルム又はそれらの組み合わせを含むことができる。フレキシブル基板は、95μmから192.5μmの範囲内の厚さを有することができる。

0082

開示された内容のこの態様によれば、本願明細書における装置及び方法は、上述した特徴のうちの1つ以上を含むことができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、図9を参照すると、ポンプアセンブリは、ポンプコンポーネントに接合されたポンプ印刷回路基板(PCB)アセンブリ200を含む。ポンプPCBアセンブリ200は、例示の目的のために、限定されるものではないが、例えば図9に図示されるように公知の構築技術を使用してリジッドフレキシブルPCBアセンブリとして構成されることができる主コントローラ回路基板202を含むことができる。PCBアセンブリ200の残りの部分は、PCBが筐体フィットするように適合して折り畳むことができるように、いくつかの屈曲部204において主コントローラ回路基板202の周囲で統合することができる。このように、いくつかの補助又は衛星基板は、それらの使用点に近接して特定の機能のために機能を提供することができる。

0083

例示の目的のために、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、補助回路基板は、バッテリ210として本願明細書において具現化される電源210をポンプPCBアセンブリ200に接続するために例えばバネなどのバッテリ接続208も含む規制要件を満たすために、逆バッテリ保護、溶断及び適切な沿面又はクリアランスを提供することができるバッテリPCBアセンブリ206を含むことができる。閉塞検知は、さらに本願明細書に説明されるように、ポンプ機構において行うことができ、補助回路基板は、例示の目的のために、限定されるものではないが、ラッチ検出を提供することができる専用の閉塞検知PCBアセンブリ212を含むことができる。追加的に又は代替的に、本願明細書において具体化されるように、補助基板は、EMCコンポーネントを含むことができ且つUSBコネクタを含むが限定されるものではないデータバスの通信のための任意の適切なコネクタとすることができるシリアルバスコネクタ216に適した取り付け場所を提供することができるシリアルバスPCBアセンブリ214を含むことができる。さらにまた、本願明細書において具体化されるように、補助回路基板は、それに接合され且つユーザからポンプアセンブリ100への入力を提供するためにポンプ筐体の外面上に配置されたボタンを有することができるボタンPCBアセンブリ224を含むことができる。

0084

図9をさらに参照すると、ポンプPCBアセンブリ200は、それに接合される様々なボード外コンポーネントを有することができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、ポンプPCBアセンブリ200は、主コントローラ基板202に接合されたエンコーダ3aを有するモータ3を有することができる。追加的に又は代替的に、ポンプPCBアセンブリ200は、主コントローラ基板202に接合されたフレックスライトを有する液晶ディスプレイ(LCD)として本願明細書において具体化されるディスプレイ218を有することができる。さらなる代替として、ポンプPCBアセンブリ200は、例えばユーザに触覚的又は聴覚フィードバックを提供するために、主コントローラ回路基板202に接合された触覚アクチュエータ220及び/又はスピーカ222を有することができる。ボード外コンポーネントは、任意の適切な接続によってポンプPCBアセンブリに接合されることができるが、リジッドフレックス接続及び/又は既知の適切な構造の個別ワイヤ接続に限定されるものではない。

0085

図10A図10Dを参照すると、例示の目的のために、限定されるものではないが、ポンプPCBアセンブリ200の例示的な物理的レイアウトが示されている。例えば図10A図10Dに示されるように、閉塞検知PCBアセンブリ212、シリアルバスPCBアセンブリ214、触覚アクチュエータ220及びボタンPCBアセンブリ224は、それぞれ、リジッドフレキシブル部204を介して主コントローラ回路基板202に接合されている。例示の目的のために、限定されるものではないが、例示的なポンプPCBアセンブリ200の物理的レイアウトは、ポンプPCBアセンブリが低減した設置面積及び厚さを有する比較的薄型の筐体において利用されるのを可能とすることができる。例えば、本願明細書において具体化されるように、ポンプPCBアセンブリ200は、110mmから115mmの範囲内の長さ、63mmから65.7mmの範囲内の幅及び18.45mmから20mmの範囲内の厚さを有する筐体において組み立てることができる。

0086

開示された内容の他の態様及びさらなる上記態様によれば、ユーザに有益な薬剤を送達するための装置は、一般に、カセットと、送達チューブと、ポンプとを含む。カセットは、その内部に画定された流体リザーバを有するカセット筐体を含む。カセット筐体は、カセット基部領域を有する。送達チューブは、流体リザーバに流体的に連結されている。ポンプは、ポンプアセンブリを含むポンプ筐体を含み、カセット基部領域を受けるための受容領域を有する。ポンプアセンブリは、受容領域に近接して配置された流体駆動コンポーネントと、ユーザに視覚的フィードバックを提供するためのディスプレイと、ポンプ筐体に配置された複数の入力ボタンと、流体駆動コンポーネント及びディスプレイに連結されてポンプが非活性状態である場合に流体駆動コンポーネント及びディスプレイに対する電力を低減するか又は休止するように構成された第1のプロセッサと、第1のプロセッサ及び複数の入力ボタンに連結された第2のプロセッサとを含む。第2のプロセッサは、複数の入力ボタンのうちの1つ以上が利用されたときに第1のプロセッサに作動信号を提供するように構成されている。

0087

追加的に又は代替的に、ポンプアセンブリは、さらに、第1のプロセッサに連結された無線周波数識別(RFID)トランシーバを含むことができ、第1のプロセッサは、ポンプが非活性状態にある場合にRFIDトランシーバに対する電力を低減するように構成されることができる。ポンプアセンブリは、さらに、第1のプロセッサに連結された閉塞センサを含むことができ、第1のプロセッサは、ポンプが非活性状態にある場合に閉塞センサに対する電力を低減するように構成されることができる。

0088

さらにまた、本願明細書において具体化されるように、ポンプアセンブリは、さらに、第1のプロセッサに連結されたシリアルバスを含むことができ、第1のプロセッサは、ポンプが非活性状態にある場合にシリアルバスに対する電力を低減するように構成されることができる。ポンプアセンブリは、さらに、第2のプロセッサに連結された電源電圧モニタを含むことができ、第2のプロセッサは、第1のプロセッサがパワーダウンされた場合に電源電圧モニタを活性状態に維持するように構成されることができる。ポンプアセンブリは、さらに、1つ以上のメモリと、第2のプロセッサに連結された主電源及びバックアップ電源と含むことができ、第2のプロセッサは、主電源が除去されたか又は無効にされていることを第2のプロセッサが検出した場合に1つ以上のメモリに現在のデータを保存するためにバックアップ電源を利用するように構成されることができる。

0089

さらに、本願明細書において具体化されるように、ポンプアセンブリは、さらに、第2のプロセッサに連結されたバッテリクーロンカウンタを含むことができ、第2のプロセッサは、第1のプロセッサがパワーダウンされたときにバッテリクーロンカウンタを活性状態に維持するように構成されることができる。ポンプアセンブリは、さらに、スピーカを含むことができ、第1のプロセッサ及び第2のプロセッサは、それぞれ、スピーカに連結されることができ、故障が検出されたときにスピーカに音声信号を送信するように構成されることができる。

0090

開示された内容の他の態様によれば、ユーザに有益な薬剤を送達するための装置は、一般に、カセットと、送達チューブと、ポンプとを含む。カセットは、その内部に画定された流体リザーバを有するカセット筐体を含む。カセット筐体は、カセット基部領域を有する。送達チューブは、流体リザーバに流体的に連結されている。ポンプは、ポンプアセンブリを含むポンプ筐体を含み、カセット基部領域を受けるための受容領域を有する。ポンプアセンブリは、主電源と、主電源に連結された補助電源と、受容領域に近接して配置され且つ補助電源から分離された主電源に連結された流体駆動コンポーネントと、主電源及び補助電源に連結された第1のプロセッサと、第1のプロセッサ、主電源及び補助電源に連結された第2のプロセッサと、第1のプロセッサに連結された1つ以上のメモリとを含む。第1のプロセッサ及び第2のプロセッサのうちの少なくとも一方は、主電源が除去されたか又は無効にされたときに、補助電源の減耗前に1つ以上のメモリに対する書き込み動作を完了するように補助電源及び第1のプロセッサを利用するように構成されている。

0091

さらに、本願明細書において具体化されるように、補助電源は、1Fコンデンサを含むことができる。補助電源は、主電源が活性であるときに補助電源を充電するように構成された補助電源充電器を介して主電源に連結されることができる。1つ以上のメモリは、不揮発性メモリ記憶装置を含むことができる。

0092

さらにまた、本願明細書において具体化されるように、ポンプアセンブリは、さらに、補助電源に連結されたRFIDトランシーバを含むことができる。ポンプアセンブリは、さらに、補助電源に連結されたスピーカを含むことができる。第1のプロセッサ及び第2のプロセッサは、それぞれ、直接又はオーディオアンプを介してスピーカに連結され、故障が検出されたときにスピーカに音声信号を送信するように構成されることができる。ポンプアセンブリは、さらに、ユーザに視覚的フィードバックを提供するためのディスプレイを含むことができる。ディスプレイは、主電源に連結され、補助電源から分離されるか又は補助電源に接続されなくすることができる。ポンプアセンブリは、さらに、主電源に連結され且つ補助電源から分離された閉塞センサを含むことができる。

0093

これらの態様によれば、ポンプアセンブリ及び上述した関連する特徴は、個別に又は組み合わせて含めることができる。図11A図11Bを参照すると、例示的な送達システム300のブロック図が図示されている。例示の目的のために、限定されるものではないが、主電源302は、ポンプアセンブリ100に対して電力を供給する。主電源302は、任意の適切な電源とすることができ、本願明細書中で具体化されるように、直列接続された単3電池の対である。電源システム304は、ポンプアセンブリ100のディジタル及びアナログ機能のために適切な電圧を供給する。電源システム302は、電池の寿命性能を改善することができる電源システム304のセグメント化を可能とするように電磁両立性(EMC)イベント及び回路の緩和策を含むことができる。

0094

図11A図11Bを参照すると、プロセッサコンポーネントのシステムは、システムの全体的な制御を提供することができる。当業者は、システムのいずれかが本願明細書に説明された技術を実行するように構成された1つ以上のプロセッサを使用して実装されることができることを理解するであろう。例えば、ソフトウェアアプリケーションは、CD−ROM、DVD、磁気ディスク、ROM、RAMなどの非一過性コンピュータ可読媒体に記憶されることができ、その命令は、システムの1つ以上のプロセッサに連結されたメモリに読み込むことができる。実行されると、ソフトウェアは、特定の機能を実行するためにプロセッサに命令することができる。本願明細書において以下に説明されるように、明確化のために、システムの機能は、システムの1つ以上のプロセッサが機能を実行するように構成されていることを列挙することなく、一般に説明されることができる。あるいは、システムは、現在開示された内容の実装のためにソフトウェア命令の代わりに又はそれと組み合わせてハードワイヤード回路で実装することができる。それゆえに、現在開示された内容の実施形態は、ハードウェア及びソフトウェアが本願明細書に開示されたような方法を実行するように構成されているものであれば、そのようなハードウェア及びソフトウェアの任意の特定の組み合わせに限定されるものではない。

0095

例示の目的のために、限定されるものではないが、図11A図11Bを参照すると、第1のプロセッサ306は、モータ制御及びUI機能を提供するように構成されることができる。例えば、本願明細書において具体化されるように、第1のプロセッサ306は、テキサスインスツルメンツ社のTIVAプロセッサなどのARMベースプロセッサ又は任意の他の適切なプロセッサとして構成されることができる。第1のプロセッサ306は、例えば特定のポンプ機能が必要でない又は所望されない場合により少ない電力を利用するために休止するように、すなわち非活性状態に移行するように構成されることができ、第2のプロセッサ308は、第1のプロセッサ306が休止しているときに特定のバックグラウンドタスクを実行するように構成されることができる。例えば、本願明細書において具体化されるように、第2のプロセッサ308は、テキサスインスツルメンツ社のMSP430などのミックスドシグナルマイクロコントローラ又は任意の他の適切なプロセッサとして構成されることができる。さらに、本願明細書において具体化されるように、例えば、限定されるものではないが、本願明細書にさらに説明されるように、閉塞、バッテリ電圧及び電流を検知して有益な薬剤の容器におけるRFIDタグと通信するように、多数の検知コンポーネントが第1のプロセッサ306及び/又は第2のプロセッサ308に動作可能に連結されることができる。

0096

例示の目的のために、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、モータ制御システム300は、ギアボックスを介してポンプアセンブリ100の残りの部分に連結されたブラシDCモータとして本願明細書において具体化されるモータ3を駆動するように第1のプロセッサ306からのモータ制御出力312の増幅を提供するように構成されたモータドライブ310を含む。エンコーダ3aからのフィードバックは、モータ駆動部における例示の目的のために、限定されるものではないが、例えば図11A図11Bに示されるように、モータ速度及び位置の閉ループ制御を可能とするように調整されることができる。

0097

さらに、本願明細書において具体化されるように、モータ制御システム300は、第1のプロセッサ306及び/又は第2のプロセッサ308と通信する多数のユーザインターフェース(UI)コンポーネントを含むことができる。UIコンポーネントは、例示の目的のために、限定されるものではないが、本願明細書においてさらに説明されるように、LCDディスプレイとして本願明細書に具体化されるディスプレイ218と、圧電セラミックスピーカとして本願明細書に具体化されるスピーカ222と、及び/又はユーザに視覚、聴覚及び触覚フィードバックを提供するように構成された触覚アクチュエータ220とを含むことができる。

0098

図12A図12Bを参照すると、電源システム304の例示的なブロック図が図示されている。例示の目的のために、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、電源システム304は、補助電源314を含む。補助電源314は、任意の適切な電源とすることができ、本願明細書において具体化されるように一対の1Fコンデンサである。電源システム304は、例えば、限定されるものではないが、例えばその故障又は減耗の際に主電源302が除去されるか又は無効にされたときに補助電源314からバックアップ電力を受け取るように構成された第1の電力サブセット316(例えば、破線右側)と、主電源302の除去又は無効化によって電力を失うように構成された第2の電力サブセット318(例えば、破線左側)とを含む図12A図12Bの破線で図示される電源の2つのサブセットに分割されることができる。

0099

例示の目的のために、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、電源システム304は、例えば、限定されるものではないが、洗浄及びユーザ通知活動が主電源302の除去又は無効化時に終了するのを可能とするように、ディジタルハードウェア電源のバックアップを提供することができる。スーパーキャパシタマネージャ320は、補助電源314に対する充電制御バランス及び保護を提供することができる。例示の目的のために、主電源302の除去又は無効化時に、スーパーキャパシタマネージャは、補助電源314から電力を受け取るように第1の電力サブセット316を切り替えることができる。例えば、本願明細書において具体化されるように、補助電源314の減耗までの期間に中/高電力状態で動作する特定のディジタル回路に対するバックアップ電力を提供することができ、期間は約4秒とすることができる。例えば、本願明細書において具体化されるように、電源システム304は、メモリ記憶装置322上のファイルの記憶を可能とするようにセキュアディジタルメモリカードなどの取り外し可能な不揮発性メモリ記憶装置322に対するバックアップ電力を提供することができる。そのため、主電源302が除去されるか又はメモリ記憶装置322に対する書き込み処理中に無効になった場合、十分な時間は、補助電源314が故障する前に完全にメモリ記憶装置322の内部処理を確実にするように補助電源314によって提供されることができる。追加的に又は代替的に、本願明細書において具体化されるように、Swissbit社の電源耐故障SDカードは、主電源302の除去又は無効化の場合にファイルシステムハード故障を低減又は防止するためにメモリ記憶装置322において利用することができる。

0100

さらに、本願明細書において具体化されるように、電源システム304は、例示の目的のために、限定されるものではないが、適切な電圧レベル、基準並びにノイズ及びクリーンな電力の分割を提供するように多数の電源を含む。システムの第1の電力経路は、第1の電源3V3_FGから導出することができる。本願明細書において具体化されるように、第1の電源3V3_FGは、限定されるものではないがアルカリ及びリチウム二硫化鉄セルバッテリを含む単3電池によって供給される適切な入力電圧の範囲を表すことができる1.8から約3.5Vの電圧を主電源302が入力するのを可能とするようにバックブーストスタンバイ電流供給で実現することができる。第1の電源3V3_FGは、例えば、限定されるものではないが、スーパーキャパシタマネージャ320及びクーロンカウンタ324を含む燃料ゲージ回路に対して電力を供給することができる。スーパーキャパシタマネージャ320は、全てのディジタル回路のための主電源を表すことができる第2の電源3V3_DIGを供給することができる。

0101

電源システム304は、モータドライブ310に対するノイズ分離を提供するように構成された3.3V電源とすることができる第3の電源3V3_Mを含むことができる。第3の電源3V3_Mは、第1の電源3V3_FGと同様のレギュレータを利用することができ、本願明細書において具体化されるように、例えば、限定されるものではないが、命令外のモータ動作を防止又は軽減するために、モータ3に対する電源の独立したシャットダウンを可能とするように第2のプロセッサ306によって制御することができる。

0102

追加的に又は代替的に、本願明細書において具体化されるように、第4の電源5V0は、第1の電源3V3_FGから導出することができ、本願明細書においてさらに説明されるように、例示の目的のために、限定されるものではないが、アナログセンサ及びディスプレイ218に対して電力を供給するように構成されることができる。

0103

さらにまた、本願明細書において具体化されるように、複数の電力セグメントは、本願明細書に説明された電源のうちの1つ以上に含めることができる。例えば、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、第2の電源3V3_DIG及び第4の電源5V0のドメインは、それぞれ、個々の周辺機器によって使用される電力を低減又は抑制するように複数の電力セグメントを含むことができる。すなわち、ポンプアセンブリ100の特定の周辺機器は、無効になった場合に適切に低消費電力化することができない。それゆえに、そのような高損失周辺機器は、例えば、限定されるものではないが、負荷スイッチ後方にセグメント化することができる。他の周辺機器、例えば、限定されるものではないが、許容できる低損失を有する周辺機器は、それらの「親」電源レール、例えば第1の電源3V3_FG又は第4の電源5V0に取り付けられ、必要に応じて適切なイネーブル信号によって制御されることができる。

0104

例えば、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、電力セグメントは、(例えば図11Aに示される)メモリ記憶装置322のための第1の供給セグメント3V3_SD及びシリアルバス214のための第2の供給セグメント3V3_USBを含むことができ、それぞれが、第2の電源3V3_DIGから実装される。追加的に又は代替的に、本願明細書において具体化されるように、第3の供給セグメント5V0_HUNGRYは、エンコーダ3a及び閉塞センサ212に電力供給するために提供することができ、例えば図12A図12Bに示されるように、第4の電源5V0から実装されることができる。

0105

さらに、本願明細書において具体化されるように、モータ3は、例えば単一のスイッチバックスタイルのモータドライブとして本願明細書において具体化されるように構成されたモータドライブ310によって電力供給されることができる。本願明細書において具体化されるように、モータインダクタンス及び逆EMFは、許容レベル内にモータ3に対する供給電流を維持することができる。そのため、モータ3は、例えば、限定されるものではないが、モータドライブ310の任意の部分の特定の故障(例えば、短絡又は開放)に起因して逆電源電圧を受けるのを防止又は抑制することができ、それゆえに、モータ3が逆動作するのを防止することができる。

0106

図13を参照すると、ポンプアセンブリ100についての例示的な流体駆動制御システム400が図示されている。本願明細書においてさらに説明されるように、本願明細書において具体化されるように、ポンプアセンブリ100は、線形蠕動ポンプとして実装されることができる。ポンプアセンブリ100は、本願明細書に説明されるように、エンコーダ3aと、カムシャフト2及び指板4を含む蠕動チューブ223をインターフェースするコンポーネントに噛合されるギアボックスとを有するモータ3を含むことができる。動作時において、ポンプアセンブリ100は、入口から出口まで直線的に蠕動チューブ223に係合することによって蠕動チューブ223に接合されたチューブシステムを介して流体を付勢することができ、出口から入口へと流体が移動するのを防止する固有ピンチ弁機能を提供することができる。

0107

例示の目的のために、限定されるものではないが、モータ3は、例えば本願明細書において具体化されるようにコードレスDCブラシモータなどの任意の適切なモータ3とすることができる。モータ3の巻線は、2本の単3電池によって供給される電圧によって線形蠕動ポンプを駆動するようにトルク及び速度プロファイルを提供するのに適した大きさを有して選択されることができる。例えば、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、モータ3は、約0.0354mHの公称端子インダクタンスを提供するために適切な巻線を含むことができる。動作時において、モータ3は、蠕動チューブ223と流体連通する流体に作用するようにカムシャフト2及び指板4を移動させるのに適した回転エネルギを提供する。

0108

さらに、本願明細書において具体化されるように、ギアボックス3bは、モータ3の出力部に配置されることができ、低出力速度を犠牲にしてカムシャフト2に対して高トルクを提供するようにモータ3から供給されるトルクを変換するように構成されることができる。例示の目的のために、本願明細書において具体化されるように、ギアボックス3bは、67:1から131:1の範囲内のギア比を有することができる。さらにまた、本願明細書において具体化されるように、ベベルギア6は、ギアボックス3bの出力からカムシャフト2に対して1:1のトルク及び速度の変換を提供することができる。そのため、モータ3及びギアボックス3bは、これらのコンポーネントが所望の筐体内に収まるのを可能とするようにカムシャフト2に対して90度配向させることができる。

0109

図13を続けて参照すると、本願明細書において具体化されるように、モータ制御ループ及びモータ駆動信号は、1つ以上のプロセッサを利用するように与えられることができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、モータ制御ループ及びモータ駆動信号は、それぞれ、第1のプロセッサ306を利用するように実装されることができる。

0110

例えば、本願明細書において具体化されるように、モータ制御ループ500についての例示的な技術が図14に図示されている。図14を参照すると、動作時において、モータ制御ループ500は、モータ3が回転するのにともないエンコーダ3aから電気パルスを受信することができる。エンコーダ3aからの電気パルスは、501において、パルス総数カウントすることによってモータ3の位置の変化を判定し、502において、パルス間の時間量を測定することによって速度を判定するために、第1のプロセッサ306によって分析されることができる。それゆえに、計算された位置及び速度情報は、モータ制御ループ500に対する入力を提供することができる。

0111

図14を続けて参照すると、例示の目的のために、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、位置PIコントローラ503及び速度PIコントローラ504という2つの比例積分(PI)コントローラを利用することができる。計算された速度は、それに入力されることができる。例えば、限定されるものではないが、入力は、本願明細書において図示されるように、台形の速度プロファイルとすることができる。現在の実行時間及び現在の現在位置及び速度情報は、一定間隔位置フィードバック501及び速度フィードバック502に基づいて更新されることができる。例えば、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、一定間隔は、1ミリ秒として選択されることができる。現在の実行時間は、現在の実行時間が判定された実行時間を超えているかどうかを判定するために判定された実行時間と比較することができる。現在の実行時間が超えている場合、モータ3は停止されることができる。現在位置の誤差が計算されることができ、現在の実行時間と判定された実行時間との差として表すことができる。台形プロファイルの立ち上げ駆動を継続するために、位置PIコントローラは、例えば、判定された実行時間を超える現在の実行時間量に対応する駆動信号の持続時間を減少させることによって又は現在の実行時間未満である判定された実行時間量に対応する駆動信号の持続時間を増加させることによって現在位置の誤差を含むように位置誤差を調整することができる。次に速度誤差が計算されることができ、速度PIコントローラは、位置誤差と同様に速度誤差を補正することができる。速度PIコントローラの出力は、飽和についてチェックされることができる。更新された駆動電圧は、モータ3に出力されることができる。

0112

図14の挿入図は、例示的な台形速度プロファイルを示している。例示の目的のために、限定されるものではないが、25μLの容積設定VSPについての台形速度プロファイルのための例示的な計算は、以下のように行うことができる。ポンプアセンブリ100のカムシャフト2の回転あたりの容積RPUMPは、例えば、限定されるものではないが、本願明細書においては18μL/回転と具体化されるようにカムシャフトの設計に基づいて既知の定数とすることができる。モータ3とカムシャフト2との間のギア比Gはまた、例えば、限定されるものではないが、67:1から131:1の範囲内で選択されるものとして本願明細書において具体化されるようにモータ及びポンプの設計に基づいて既知の定数とすることができる。モータの回転あたりの容積RMOTORは、RPUMP/G=0.280597015μL/回転として表すことができる。容積設定値を送達するためのモータの回転数TSPは、VSP/RMOTORとして表すことができる。最大速度TDMAXは、例えば、限定されるものではないが、55.8回転/秒として本願明細書において具体化されるようにモータの仕様に基づいて選択されることができる。立ち上げ時間tRU及び立ち下げ時間tRDは、それぞれ、モータに基づいて選択されることができ、同じであっても異なっていてもよく、例えば、本願明細書において具体化されるように、それぞれ0.1秒とすることができる。モータが最大速度に対応する通常動作電圧で供給される時間tSSは、tSS=(TSP/TDMAX)−0.5*(tRU+tRD)として表すことができる。したがって、より小さい容積設定値は、より小さいtSSに対応することができる。例えば、限定されるものではないが、1μLの容積設定値は、上述したものよりも小さいtSSを有することができる。

0113

さらにまた、本願明細書において具体化されるように、モータ制御ループ500の出力は、505において、モータドライブ310用のパルス幅変調(PWM)信号を生成するのに使用される信号を提供することができる。PWMは、PWMデューティサイクルに応じてモータ3に対して結果としての低電圧を提供することができる。モータ速度は、電圧に比例することができ、そのため、モータ速度(及びその結果として位置)は、PWMデューティサイクルに基づいて変更することができる。デューティサイクルは、モータ制御ループ500の出力によって判定されることができる。このように、PWMは、モータに印加される電圧を制御するようにモータドライブ310のための信号を提供することができる。

0114

例示の目的のために、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、モータドライブ310は、モータ3に対して初期動作信号(例えば、電圧又は電流)を与えるように動作することができる。初期動作信号は、比較的低レベルでモータの動作を開始することができ、活性中におけるモータ3への負担を軽減又は防止することができる。モータドライブ310は、初期動作信号よりも大きい通常動作信号までモータ3に対する動作信号の大きさを増大させるように動作することができる。動作信号の大きさは、例えば、限定されるものではないが、線形的な方法で、初期動作信号と通常動作信号との間の任意数のステップを有するステップ的な方法で、段階的な方法で、指数関数的な方法で又は初期動作信号から通常動作信号まで動作信号を増加させる任意の他の適切な方法で、増加させることができる。

0115

さらに、本願明細書において具体化されるように、モータドライブ310は、モータ3に与えられる動作信号を制御するように第1のプロセッサ306から供給されるPWM信号を受信することができる。モータドライブ310は、例示の目的のために、限定されるものではないが、PWM信号によって制御されることができ且つモータ3に与えられる動作信号をオンオフ切り替えることができるパワーMOSFETとして実装されることができる。このように、モータドライブ310は、モータ3の速度及び位置の適切な制御を維持するように、バッテリエネルギをモータ3用の所望の動作信号に変換することができる。

0116

モータ3は、バッテリ寿命を向上させるようにポンプアセンブリ100を動作させるように駆動されることができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、モータ3は、低速での連続動作と比較してより高速バースト的に動作させることができる。そのため、モータ3は、例えば選択された時間間隔でポンピングイベントを実行することによってリズミカルに動作することができる。本願明細書に説明されるように、プロセッサは、モータアセンブリ3を制御することができる。例えば、限定されるものではないが、プロセッサ306は、本願明細書に説明されるように、モータドライブ310に対し、初期動作信号の大きさから通常動作信号の大きさまでモータ3に、大きさが増大する動作信号(例えば、電圧又は電流)を与えさせることができる。さらに、プロセッサは、モータドライブ310に対し、通常動作信号の大きさから初期動作信号の大きさまで戻すようにモータ3に、大きさが減少する動作信号を与えさせることができる。動作信号の大きさは、例えば、限定されるものではないが、本願明細書に説明されるように、線形的な方法で、初期の大きさと通常動作の大きさとの間の任意数のステップを有するステップ的な方法で、段階的な方法で、指数関数的な方法で又は任意の他の適切な方法で、増加又は減少させることができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、与えられる信号の大きさは、モータ3の台形速度プロファイルに対応することができる。さらに、本願明細書に説明されるように、プロセッサ306は、様々な入力及び/又はフィードバック信号に基づいてモータアセンブリ3を制御することができる。例えば、入力及び/又はフィードバック信号は、本願明細書に説明されるように、モータアセンブリ3の位置、速度及び/又は電流を含むことができる。

0117

例えば、限定されるものではないが、リズミカルに選択される時間間隔は、例えば、限定されるものではないが、1−15分間で選択される任意の適切な期間とすることができる。任意の適切な技術は、所望の流量を達成するために各時間間隔についての適切な動作時間を決定するために利用されることができる。例えば、本願明細書において具体化されるように、ルックアップテーブルは、選択された流量を達成するために各時間間隔についての動作時間を決定するのに使用されることができる。あるいは、リズム又は動作時間は、式又は他の適切な技術に基づいて計算することができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、ベースパケットサイズは、投与されるべき流体の基準量に対応するように選択されることができる。例えば、ベースパケットサイズは、1μL、12.5μL又は25μLなどの任意の適切な量とすることができる。ルックアップテーブルは、1分間の時間間隔として本願明細書において具体化されるように選択された時間間隔で供給されるベースパケットサイズの整数倍に対応することができる流体量を提供することができる。例示のために、限定されるものではないが、0.1ml/時の流量は、1時間で15分毎に1つの25μLのパケットに対応し、0.2ml/時は、1時間で8分毎に1つのパケット及び1つの追加パケット(例えば、最後の分0)に対応し、0.3ml/時は、5分毎に1つのパケットに対応するなどである。例えば、限定されるものではないが、0.6mL/時の流量についてのポンピングリズムは、以下のように計算することができる。0.6mL/時は、600μL/時に相当することができる。25μLの例示的なパケットサイズを仮定すると、600/25=24個のパケットが流量を達成するために送達される。60分かけて分割される24個のパケットは、パケットあたり2.5分をもたらす。最も近い整数に丸めると、パケットあたり3分をもたらし、1時間で20パケットを生成する。60分かけて分割される残りの4つのパケットは、パケットあたり15分をもたらす。したがって、得られるリズムは、3分毎に1つのパケット及び15分毎に1つの追加パケットとすることができる。

0118

図15は、ユーザに有益な薬剤を送達するための例示的な技術を図示する図である。2401において、流量が選択される。次に、2402において、ポンピングリズムが流量に基づいて決定される。例えば、限定されるものではないが、ポンピングリズムは、第1のプロセッサ306によって、追加的に又は代替的に第2のプロセッサ308によって本願明細書において具体化されるように、アクセス可能なルックアップテーブルから計算することができるか又は決定することができる。2403において、ポンピングイベントの容積設定値が各時間間隔について決定される。例えば、容積設定値が計算されることができるか又は例えばデータベース若しくはルックアップテーブルにおいて検索することができる。2404において、容積設定値に対応するモータ回転数を計算することができる。例えば、モータ回転数は、送達される容積に対する回転の既知の比から求めることができる。2405において、モータ回転数を達成するためにモータ3を活性化する持続時間を計算することができる。例えば、モータ3を活性化する持続時間は、決定されたモータ回転数を達成するために既知のモータ速度から決定されることができる。2406において、制御ループタイマ及び割り込みが、決定された速度及び持続時間からの結果によって準備されることができる。2406の後、制御ループ、タイマ及び割り込みは、決定された速度及び持続時間でモータ3を活性化するために有効にされることができる。各時間間隔について、上述したイベントの任意の適切な組み合わせは、時間間隔についての決定された値を更新するために及びモータ制御ループを生成又は調整するために繰り返すことができる。

0119

開示された内容の他の態様及びさらに上記によれば、ユーザに有益な薬剤を送達するための装置は、一般に、カセットと、送達チューブと、ポンプと、係止部材と、接触力センサとを含む。カセットは、その内部に画定された流体リザーバを有するカセット筐体を含む。カセット筐体は、カセット基部領域を有する。送達チューブは、流体リザーバに流体的に連結されている。ポンプは、流体駆動コンポーネントを有するポンプアセンブリを含むポンプ筐体を含み、ポンプ筐体は、カセット基部領域を受けるための受容領域を有し、流体駆動コンポーネントは、受容領域に近接して配置されている。係止部材は、ポンプ筐体に連結され且つ開放位置と閉鎖位置との間において移動可能であり、カセットは、係止部材が開放位置にある場合に受容領域に挿入可能であり且つ受容領域から除去可能であり、係止部材が閉鎖位置にある場合に受容領域内のカセット基部領域及び流体駆動コンポーネントと動作可能に係合した送達チューブの長さによってポンプに固定される。係止部材は、係止部材が閉鎖位置にある場合に近接センサに近接して配置されるように構成された近接タグを含む。接触力センサは、送達チューブと連絡しており、送達チューブにおける力又は圧力を測定するように配置されている。装置は、さらに、近接信号及び接触力データをそれぞれ受信するように近接センサ及び接触力センサと通信する1つ以上のプロセッサを含み、1つ以上のプロセッサは、近接信号を使用して係止部材が閉鎖位置にあるかどうかを判定し、接触力データを使用して送達チューブが流体駆動コンポーネントと動作可能に係合しているかどうかを判定し、係止部材が閉鎖位置にあると判定され且つ送達チューブが流体駆動コンポーネントと動作可能に係合していると判定された場合に流体駆動コンポーネントの動作を可能とするように構成されている。

0120

さらに、本願明細書において具体化されるように、近接センサは、リードスイッチを含むことができる。近接タグは、磁石を含むことができる。1つ以上のプロセッサは、さらに、閾値と接触力データを比較し、接触力データが閾値を超えた場合に送達チューブが流体駆動コンポーネントと動作可能に係合していると判定するように構成されることができる。1つ以上のプロセッサは、さらに、各ポンピングサイクルの各回転中に接触力センサによって検出された極小力値を判定し、極小力値が局所最小閾値量だけ対応するポンプサイクルの極大力値を超えている場合、送達チューブが流体駆動コンポーネントと動作可能に係合していると判定するように構成されることができる。

0121

さらにまた、本願明細書において具体化されるように、カセット基部領域は、RFIDタグを含むことができる。受容領域は、カセットがポンプに固定されたときにRFIDタグを読み取るように構成されたRFIDリーダを含むことができる。1つ以上のプロセッサは、さらに、RFIDリーダからRFIDタグに符号化されたカセットの識別情報を受信し、識別情報が有効であるかどうかを判定し、識別情報が有効である場合、流体駆動コンポーネントの動作を可能とするように構成されることができる。RFIDタグは、さらに、有益な薬剤の有効期限日を含むことができ、1つ以上のプロセッサは、さらに、RFIDリーダから有益な薬剤の有効期限日を受信し、有効期限日を超えているかどうかを判定し、有効期限日を超えていない場合、流体駆動コンポーネントの動作を可能とするように構成されることができる。RFIDタグは、高又は超高無線周波数IDを含むことができる。

0122

開示された内容の他の態様によれば、ユーザに有益な薬剤を送達するための装置は、一般に、カセットと、送達チューブと、ポンプと、係止部材と、接触力センサとを含む。カセットは、その内部に画定された流体リザーバを有するカセット筐体を含む。カセット筐体は、RFIDタグを含むカセット基部領域を有する。送達チューブは、流体リザーバに流体的に連結されている。ポンプは、流体駆動コンポーネント、近接センサ及びRFIDリーダを有するポンプアセンブリを含むポンプ筐体を含み、ポンプ筐体は、カセット基部領域を受けるための受容領域を有し、流体駆動コンポーネント、近接センサ及びRFIDリーダは、受容領域に近接して配置されている。係止部材は、ポンプ筐体に連結され且つ開放位置と閉鎖位置との間において移動可能であり、カセットは、係止部材が開放位置にある場合に受容領域に挿入可能であり且つ受容領域から除去可能であり、カセットは、係止部材が閉鎖位置にある場合に、受容領域内のカセット基部領域及び流体駆動コンポーネントと動作可能に係合している送達チューブの長さによってポンプに固定される。係止部材は、係止部材が閉鎖位置にある場合に近接センサに近接して配置されるように構成された近接タグを含む。接触力センサは、送達チューブと連絡しており、送達チューブにおける力又は圧力を測定するように配置されている。装置は、さらに、近接信号、接触力データ及びRFIDタグに符号化されたカセットの識別情報をそれぞれ受信するように近接センサ、接触力センサ及びRFIDリーダと通信する1つ以上のプロセッサを含み、1つ以上のプロセッサは、近接信号を使用して係止部材が閉鎖位置にあるかどうかを判定し、接触力データを使用して送達チューブが流体駆動コンポーネントと動作可能に係合しているかどうかを判定し、識別情報が有効であるかどうかを判定し、係止部材が閉鎖位置にあると判定され、送達チューブが流体駆動コンポーネントと動作可能に係合していると判定され且つ識別情報が有効であると判定された場合に流体駆動コンポーネントの動作を可能とするように構成されている。

0123

さらにまた、本願明細書において具体化されるように、1つ以上のプロセッサは、さらに、RFIDリーダからRFIDタグに符号化されたカセットの識別情報を受信し、識別情報が有効であるかどうかを判定し、識別情報が有効である場合に流体駆動コンポーネントの動作を可能とするように構成されることができる。RFIDタグは、さらに、有益な薬剤の有効期限日を含むことができ、1つ以上のプロセッサは、さらに、RFIDリーダから有益な薬剤の有効期限日を受信し、有効期限日を超えているかどうかを判定し、有効期限日を超えていない場合、流体駆動コンポーネントの動作を可能とするように構成されることができる。RFIDタグは、高又は超高無線周波数IDを含むことができる。

0124

これらの態様のそれぞれは、上述した装置及び方法の様々な特徴のうちの1つ以上と組み合わせることができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、ポンプアセンブリ100は、ポンプの動作に関する情報を提供するために1つ以上のセンサを含むことができる。例えば、限定されるものではないが、ポンプアセンブリ100は、(図1Bに示される)閉塞センサ90を含むことができる。本願明細書において具体化されるように、閉塞センサ90は、閉塞ブロック9に対する蠕動チューブ223の力を測定するように構成されたハネウェル社シリコン歪みゲージを含むことができる。閉塞センサ90は、例えば図11A図11Bに示されるように、閉塞センサ90によって受信された力データを第1のプロセッサ306に提供するように閉塞基板212に連結されることができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、閉塞基板212は、第1のプロセッサ306による処理に適したシングルエンド信号に閉塞センサ90の出力を変換するように閉塞センサ90に沿った増幅器を含むことができる。本願明細書においてさらに説明されるように、第1のプロセッサ306は、本願明細書においてさらに説明されるように、蠕動チューブ223と連通するチューブシステムに閉塞が存在するかどうかを判定するために、流体駆動コンポーネントの動作中に閉塞基板212の出力を使用して計算を行うことができる。

0125

追加的に又は代替的に、ここで図1、図2G及び図2Hを参照すると、本願明細書において具体化されるように、ポンプアセンブリ100は、上部カバー14に近接して配置された近接センサ92を活性化するように係止部材11の凹部91内に配置された近接タグ22を含むことができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、近接センサ92は、リードスイッチを含むことができ、近接タグ22は、磁石を含むことができる。そのため、係止部材11が閉鎖位置にある場合、近接タグ22は、閉塞ブロック9が蠕動チューブ223と動作可能に係合していることを示す係止部材11が閉鎖位置にある旨の信号を第1のプロセッサ306及び/又は第2のプロセッサ308に送信するように近接センサ92を活性化することができる。

0126

追加的に又は代替的に、図9及び図11A図11Bを参照すると、本願明細書において具体化されるように、ポンプアセンブリ100は、ポンプアセンブリ100に接合されたカセットからRFIDタグを読み取るように構成されたRFIDアンテナ322に連結されたRFIDリーダ320を含むことができる。RFIDリーダ320は、薬剤カートリッジを識別し、ポンプアセンブリ100に接合されたカセットにおけるRFIDタグに符号化された情報を読み取るように構成されることができる。このように、システムは、偽造薬剤カートリッジを阻止するために使用することができる。本願明細書において具体化されるように、RFIDリーダ320は、RFIDリーダ320によって読み取られたデータを処理するように第1のプロセッサ306に連結されることができる。

0127

例示の目的のために、限定されるものではないが、RFIDタグは、ポンプアセンブリ100に接合されたカセットについての符号化された識別情報を含むことができる。本願明細書において具体化されるように、識別情報は、シリアル番号又は他の識別番号を含むことができる。そのため、本願明細書において具体化されるように、第1のプロセッサ306は、例えば、識別番号を検証するためにチェックサム式又は任意の他の適切な技術を使用して、シリアル番号又は他の識別番号が有効であることを判定することができる。追加的に又は代替的に、RFIDタグは、限定されるものではないが、有益な薬剤の作成日付及び/又は有効期限日を含むことができる、符号化された流体リザーバに含まれる有益な薬剤の属性情報を含むことができる。それゆえに、第1のプロセッサ306は、有益な薬剤が有効期限日を超えているかどうかを判定するために、現在の日付と有益な薬剤の作成日付及び/又は有効期限日とを比較することができる。第1のプロセッサ306は、さらに、識別情報、設けられる場合には属性情報、設けられる場合にはRFIDタグに符号化された任意の他の情報を含むことができるRFIDタグからのデータセット全体を検証することができ、データセット全体の検証は、例えば、限定されるものではないが、単一のチェックサムを使用して形成されることができる。

0128

図16A図16Bを参照すると、閉塞センサ90、近接タグ22及びRFIDリーダ320のうちの1つ以上は、設けられる場合、ポンプアセンブリ100に対してカセットの装着の通知及び確認を提供することができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、例えば図16Aに示されるように、ユーザのために有益な薬剤を送達するための装置を活性化するための例示的技術1500が提供される。1501において、ポンプアセンブリ100は、係止部材11が、本願明細書に説明されるように近接タグ22及び近接センサ92を使用して例えば本願明細書において具体化されるように閉鎖位置にあるかどうかを判定することができる。1502において、ポンプアセンブリ100は、閉塞センサ90を使用して例えば本願明細書において具体化されるように、蠕動チューブ223がポンプアセンブリ100の閉塞ブロック9と動作可能に係合しているかどうかを判定することができる。すなわち、例示の目的のために、限定されるものではないが、第1のプロセッサ306は、上述したように、閉塞センサ90から受信した力データを閾値と比較することができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、力データは、閉塞センサ90に対する力の大きさに対応する時間にわたって離散又は連続信号の大きさとすることができる「カウント」として本願明細書において称される単位で閉塞センサ90から受信することができる。本願明細書中で具体化されるように、閾値は、動作可能に係合している場合に、0よりも大きく且つ閉塞ブロック9に対して蠕動チューブ223によって印加される力以下の力を表すことができる150カウントから2500カウントの範囲内とすることができる。1504において、係止部材が閉鎖位置にあると判定され且つ蠕動チューブ223が閉塞ブロック9と動作可能に係合していると判定された場合、ポンプアセンブリ100は、本願明細書において説明されるように、モータ3を駆動するようにモータドライブ310を活性化させることができる。

0129

例示の目的のために、限定されるものではないが、例えば図16Bに示されるように、ユーザのために有益な薬剤を送達するための装置を活性化するための他の例示的な技術1550が提供される。1551において、ポンプアセンブリ100は、本願明細書に説明されるように近接タグ22及び近接センサ92を使用して例えば本願明細書において具体化されるように係止部材11が閉鎖位置にあるかどうかを判定することができる。1552において、ポンプアセンブリ100は、本願明細書において説明されるように、閉塞センサ90を使用して例えば本願明細書において具体化されるように、蠕動チューブ223がポンプアセンブリ100の閉塞ブロック9と動作可能に係合しているかどうかを判定することができる。1553において、カセット識別情報は、設けられる場合、RFIDセンサ320によって読み取ることができ、第1のプロセッサ306は、本願明細書において説明されるように、カセット識別情報が有効であるかどうかを判定することができる。1554において、係止部材が閉鎖位置にあると判定された場合には、蠕動チューブ223が閉塞ブロック9と動作可能に係合していると判定され、カセット識別情報が有効であると判定され、ポンプアセンブリ100は、本願明細書において説明されるように、モータ3を駆動するようにモータドライブ310を活性化することができる。

0130

開示された内容の他の態様及びさらに上記によれば、ユーザに有益な薬剤を送達するための装置は、一般に、カセットと、送達チューブと、ポンプと、接触力センサとを含む。カセットは、その内部に画定された流体リザーバを有するカセット筐体を含む。カセット筐体は、カセット基部領域を有する。送達チューブは、流体リザーバに流体的に連結されている。ポンプは、流体駆動コンポーネントを有するポンプアセンブリを含むポンプ筐体を含み、ポンプ筐体は、カセット基部領域を受けるための受容領域を有し、流体駆動コンポーネントは、受容領域に近接して配置されている。接触力センサは、送達チューブと直接的又は間接的な接触などによって通信し、送達チューブにおける力又は圧力を測定するように配置されている。装置は、接触力センサからの測定された力又は圧力を表すデータを受信するように接触力センサと通信する1つ以上のプロセッサを含み、1つ以上のプロセッサは、初期のポンピングサイクル中において接触力センサによって検出された基準最大力値に対応する最大力値を判定し、後続の各ポンピングサイクル中に接触力センサから後続の力値を取得し、後続の力値のうちの1つ以上が閾値量だけ基準最大力を超えた場合に閉塞が存在すると判定するように構成されている。

0131

さらに、本願明細書において具体化されるように、1つ以上のプロセッサは、さらに、後続のポンピングサイクル中に後続の最大力値を判定し、後続の最大力値が基準最大力値未満である場合に後続の最大力値に基準最大力値を調整するように構成されることができる。閾値量は、基準最大力値の約10%とすることができる。

0132

さらにまた、本願明細書において具体化されるように、1つ以上のプロセッサは、さらに、各ポンプサイクルの初期のポンプ回転中に基準極大力値に対応する極大力値を判定し、各ポンプサイクルの後続の各ポンプ回転中に後続の極大力を取得し、後続の極大力のうちの1つ以上が局所閾値量だけ基準極大力値を超えた場合に閉塞が存在すると判定するように構成されることができる。局所閾値量は、基準極大力値の約13%とすることができる。1つ以上のプロセッサは、さらに、流体駆動コンポーネントの流量が閾値流量を超える場合に各ポンプサイクルの極大力値を判定するように構成されることができる。閾値流量は、10mL/時とすることができる。

0133

さらにまた、本願明細書において具体化されるように、1つ以上のプロセッサは、さらに、各ポンピングサイクルの各回転中に接触力センサによって検出された極小力値を判定し、極小力値が局所最小閾値量だけ対応するポンプサイクルの極大力値を超えない場合にエラーが存在すると判定するように構成されることができる。エラーは、流体駆動コンポーネントの機械的故障を含むことができる。エラーは、閉塞信号回路の故障を含むことができる。各ポンピングサイクルの持続時間は、流体駆動コンポーネントの流量によって少なくとも部分的に判定されることができる。

0134

さらに、本願明細書において具体化されるように、装置は、さらに、流体駆動コンポーネントに動作可能に連結されたモータと、モータの回転位置を判定するためにモータに動作可能に連結された回転位置センサを含むことができる。1つ以上のプロセッサは、さらに、回転位置センサに動作可能に連結されることができ、1つ以上のプロセッサは、さらに、回転位置センサからの各ポンプ回転数を判定するように構成されることができる。1つ以上のプロセッサは、さらに、閉塞が存在すると判定された場合には流体駆動コンポーネントを停止させるように構成されることができる。装置は、さらに、1つ以上のプロセッサに動作可能に連結されたディスプレイを含むことができ、1つ以上のプロセッサは、さらに、閉塞が存在すると判定された場合にはディスプレイにエラー信号を表示するように構成されることができる。接触力センサは、単一の接触力センサを含むことができる。1つ以上のプロセッサは、さらに、接触力センサからの測定された力又は圧力を表すデータに対して4サンプル移動平均フィルタを適用するように構成されることができる。

0135

これらの態様は、上述した装置及び方法の1つ以上の特徴と組み合わせることができる。さらにまた、例示の目的のために、限定されるものではないが、本願明細書において説明されるように、閉塞検知のための技術は、閉塞ブロック9に対する蠕動チューブ223の力を測定するために閉塞センサ90を使用することができる。閉塞センサ90は、例えば図11A図11Bに示されるように、第1のプロセッサ306に対して閉塞センサ90によって受信した力データを提供するように閉塞基板212に連結されることができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、閉塞センサ90は、閉塞ブロック9における又は閉塞ブロック9の近くにおけるチューブの出口側に近接して蠕動チューブに接触するようにポンプベース部1に直接取り付けられた歪みゲージとして例えば本願明細書において具体化される接触力センサを含むことができる。そのような位置は、センサがポンプアセンブリ100と患者との間に配置されたチューブシステムにおける閉塞を監視するのを可能とすることができる。さらにまた、本願明細書において具体化されるように、第1のプロセッサ306は、例えば、限定されるものではないが、ノイズに起因するデータスパイク又は他の異常を低減するために、閉塞センサ90から受信したデータに対して平均化を実行することができる。本願明細書において具体化されるように、4サンプル移動平均フィルタリングがデータに対して実行されることができる。

0136

例示の目的のために、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、閉塞検知のための例示的な技術は、1つ以上の閾値チェックを含むことができる。公称ポンプ圧力閉塞圧力との差異は、ポンプパルスピーク圧力の増加に寄与することがある負荷変動、薬剤の粘度及びポンプリズム(例えば、より短い期間だけより高いポンプ速度で動作する)によって影響を受けることがある。閉塞検知技術はまた、チューブシステムにおける圧力を検出し、圧力が長期間閾値圧力を超えるのを防止又は抑制するために利用することができる。さらに、本願明細書において具体化されるように、複数の検知技術は、「階層化アプローチと称することができる単一の閉塞センサからの同一のデータを使用して並行して実行することができる。あるいは、閉塞検知のための単一の技術を実行することができる。さらなる代替として、複数の閉塞センサを使用した複数の検知技術を連続して又は並行して実行することができる。

0137

さらに、本願明細書において具体化されるように、閉塞検知のための例示的な技術は、所定のポンピングサイクル中に様々な点で本願明細書において「カウント」と称される閉塞センサ90の力の大きさを分析することができ、及び/又は、ポンプアセンブリ100が後続のポンピングサイクルについての始動のために活性化する前に閉塞センサの力データを分析することができる。閉塞のための例示的な技術は、本願明細書において説明されるように、閉塞ポンプカウント間の差異を調べ、閉塞が存在するかどうかを判定することができる。例えば、限定されるものではないが、2つのカウントの差異が所定のウィンドウ又は閾値外にある場合、ポンプアセンブリ100は、閉塞が存在すると判定することができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、所定のウィンドウ又は閾値は、81カウントから138カウントの範囲内とすることができ、ポンプの現在の流量に少なくとも部分的に基づいて変化することができる。

0138

さらにまた、本願明細書において具体化されるように、圧力ピークが検知されることができ、初期変動が調整されることができ、他の非閉塞イベントが構成されることができる。ポンプアセンブリ100がオフになった後に蠕動チューブ223の壁に対する力又は蠕動チューブ223内の圧力が測定されることができ、ポンプアセンブリ100が次のリズムのためにオンに戻ったときの力測定後に力デルタが計算されることができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、少なくとも部分的に、ポンプがオフの場合にチューブの内部圧力が低下することができることから、デルタは、通常のポンプ動作中に大きくすることができる。閉塞中において、少なくとも部分的に、ほとんど又は全く圧力低下が存在することができないことから、デルタは、測定可能に小さくすることができる。閉塞が検出されると、ポンプアセンブリ100は、(例えば、モータ3に対する電圧供給を終了することによって)遮断することができる。さらに、ユーザは、例えば、画面プロンプト又は音声アラームによって通知されることができる。

0139

本願明細書において具体化されるように、ポンピングサイクルは、ポンプアセンブリ100が有益な薬剤を送達する時間の一部を指すことができる。ここで図17A図17Mを参照すると、閉塞検知のための例示的な技術が図示されている。図17Aは、閉塞が約1500秒でシステムに導入される1mL/時の流量で動作するポンプアセンブリ100についての経時的な例示的な閉塞センサカウントを図示する図である。図17Bは、図17Aの図の時間スケールズームイン部分を図示している。例えば図17Bに示されるように、例示的なポンピングサイクルは、時間スケールで約322秒から323秒の間に図示されている。例示及び比較の目的のために、図17Cは、閉塞が約250秒でシステムに導入される40mL/時の流量での経時的な例示的な閉塞センサカウントを図示する図である。図17Dは、図17Cの図の時間スケールの詳細な部分を図示している。例えば図17Dに示されるように、例示的なポンピングサイクルは、時間スケールで約62秒から92秒の間に図示されている。このように、ポンピングサイクルの持続時間は、流量が増加するのにともない増加することができる。

0140

追加的に又は代替的に、本願明細書において具体化されるように、閉塞センサは、基準最大値確立するために使用することができる初期のポンピングサイクル中に検出された最大力値を判定することができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、図17Eは、閉塞が約900秒でシステムに導入される5mL/時の流量で動作するポンプアセンブリ100についての経時的な例示的な閉塞センサカウントを図示する図である。図17Fは、図17Eの図の時間スケールの詳細な部分を図示している。例えば、限定されるものではないが、図17Fに示されるように、約2330の最大カウント値は、約5秒で識別され、基準最大カウント値として確立することができる。後続のポンピングサイクル中に検出された力値は、確立された基準最大と比較することができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、後続のポンピングサイクル中に検出された力値が10%として本願明細書において具体化される一定の割合だけ基準最大値を超えた場合、閉塞センサは、閉塞が存在すると判定することができる。百分率閾値は、誤検出を低減又は排除しつつ適切な精度で閉塞を検出するように調整されることができる。

0141

例示の目的のために、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、基準最大値は、後続のポンピングサイクル中に調整されることができる。基準最大の調整は、異なるカセット間での使用又は変形中に発生することがあるカセットコンポーネントの一定量の弛緩を考慮することができる。例示及び比較の目的のために、図17Gは、異なるカセットのうちの各カセット及び全体の内部の経時的な力カウントの変化を図示する4つの異なるカセットの経時的な例示的なカウント値を図示している。基準最大値を調整するために、後続のポンピングサイクル中に検出された最大力値は、基準最大値と比較することができる。後続のポンピングサイクル中に検出された最大力値が基準最大値未満である場合、より低い最大力値が新たな基準最大値となることができ、力値の検出は、後続のポンピングサイクルについて繰り返すことができる。基準最大値への調整は、チューブのドリフトを含む様々な要因を考慮することができる。後続のポンピングサイクル中に検出された最大力値が基準最大値よりも大きいが、閉塞を検出するための閾値未満である場合、現在の基準最大値を維持することができ、力値の検出は、後続のポンピングサイクルについて繰り返すことができる。追加的に又は代替的に、基準最大値は、流量の変化を考慮するように調整されることができる。例示の目的のために、例えば流量設定値の変化に起因して又は投与若しくは追加投与などのより高い流量投与量の送達に起因して流量増加が検出された場合、後続のポンピングサイクルは、誤った閉塞が検出されるのを回避するために新たな基準最大値を確立するのに使用されることができる。さらなる代替として、例えば流量設定値の変化に起因して又は朝投与若しくは追加投与後に発生する通常投与などのより低い流量投与量の送達に起因して流量減少が検出された場合、チューブドリフトを考慮するのと同様の方法で上述したように新たな基準最大値が調整されることができる。

0142

さらにまた又はさらなる代替として、ポンピング前に存在する閉塞の検出を行うことができる。そのような閉塞によって、ポンプが長時間適切な圧力を超える可能性があり、適切な圧力を超過する前に閉塞を検出するための時間は、ポンピング中に生じる閉塞のものよりも少なくすることができる。そのため、ポンピング前に存在する閉塞の検出は、ポンプ回転あたりの力データ、すなわち、例えば、限定されるものではないが、所定のポンピングサイクル内の各ポンプ回転についての極大値を検出することによって調べることを含むことができる。

0143

例えば、限定されるものではないが、図17Hは、閉塞が約250秒でシステムに導入される40mL/時の流量で動作するポンプアセンブリ100についての経時的な例示的な閉塞センサカウントを図示する図である。例示及び比較の目的のために、図17Iは、図17Hのポンプアセンブリ100の動作に対応する独立した圧力センサデータからの例示的な圧力データを図示する図である。図17Iに示されるように、第1の圧力センサ439058は、カセット筐体に配置され、第2の圧力センサ439776は、カセットに接合されたチューブシステムと患者投与セットチューブとの間の接続部に配置されている。

0144

さらに、例示の目的のために、限定されるものではないが、図17Jは、図17Hの図の時間スケールの詳細な部分を図示している。図17Jに示されるように、例えば、限定されるものではないが、単一のポンプ回転がポンピングサイクル内で検出されることができる。追加的に又は代替的に、単一のポンプ回転は、例えば、本願明細書において具体化されるように、エンコーダ3bからのモータ回転データを使用して検出されることができる。本願明細書において具体化されるように、単一のポンプ回転中の最大力が検出されて基準最大値として確立されることができる。例示の目的のために、本願明細書において具体化されるように、初期ポンプ回転後のポンプ回転は、例えば、限定されるものではないが、基準最大値を確立するために単一のポンプの回転とすることができ、初期ポンプ回転後の第3のポンプ回転は、確立された基準に影響を与える既存の閉塞を模倣することがある初期ポンピング挙動を回避するために使用することができる。基準が確立された後の後続の各ポンプ回転について、最大力が検出されて基準最大値と比較されることができる。例示の目的のために、限定されるものではないが、図17Kは、40mL/時の流量で動作するポンプアセンブリ100についての経時的な例示的な閉塞センサカウントを図示する図である。図17Kに示されるように、各ポンプ回転の最大及び最小力は、例示的な波形上の点で識別される。例示の目的のために、限定されるものではないが、図17Lは、40mL/時の流量で動作するポンプアセンブリ100についての経時的なさらなる例示的な閉塞センサカウントを図示する図である。図17Lに示されるように、(基準カウント値と称される)基準最大が識別され、後続のポンプ回転についての最大力カウント値と比較される。例示の目的のために、限定されるものではないが、検出された最大力が例えば限定されるものではないが13%から55%の範囲内で選択されることができ且つ本願明細書において具体化されるように55%とすることができる特定の割合だけ基準最大値を超える場合、閉塞センサは、閉塞が存在すると判定することができる。百分率閾値は、誤検出を低減又は排除しつつ適切な精度で閉塞を検出するように調整されることができる。閉塞センサは、例えば、限定されるものではないが、本願明細書において10mL/時で具体化される流量が一定の流量以上である場合にのみ、閉塞の検出のために極大力値を調べるように構成されることができる。低流量は、各ポンプ回転中に極大力値を調べることなく他の技術を使用して閉塞を検出するための追加の時間を提供することができる。追加的に又は代替的に、例示の目的のために、閉塞センサは、流体送達中における初期のポンプ回転後に、例えば9ポンプ回転として本願明細書において具体化される所定のポンプ回転数についての閉塞を検出するために極大力値を調べるように構成されることができる。さらなる代替として、極小力及び極大力は、例えば、限定されるものではないが、上述したように流量の変化を考慮するために、ポンピングサイクルの基準最大に関して上述したように調整されることができる。

0145

さらに又は追加の代替として、他の故障の検出を閉塞センサによって行うことができる。例えば、限定されるものではないが、図17Mに図示されるように、(例えば、カムシャフト又は他の駆動系部品の破損に起因する)ポンプ駆動系の故障又は閉塞センサ信号調整回路の故障は、経時的に比較的平坦な力センサの波形を生成することができる。そのため、最小力及び最大力は、双方とも、ポンピングサイクルにおける各ポンプ回転について判定されることができる。例えば図17Mに示されるように、最大力が特定の閾値だけ最小力を超えない場合、閉塞センサは、エラーを示すことができる。

0146

開示された内容の他の態様及びさらに上記によれば、ユーザに有益な薬剤を送達するための装置のグラフィカルユーザインターフェースについての例示的な技術が提供される。例示の目的のために、限定されるものではないが、図18A−1から図18A−4は、ともに、ユーザに有益な薬剤を送達するための例示的な技術1700及び関連するグラフィカルユーザインターフェース画面を図示する概略図である。例えば、限定されるものではないが、1701において、ポンプが動作状態でなく且つ第1のプロセッサ306が休止状態であることを示す空白画面がディスプレイ218に表示されることができる。ユーザは、例えば図11A図11Bに示されるように、休止状態から活性状態へと第1のプロセッサ306を起動するように第2のプロセッサ308に信号送出し且つディスプレイ218を活性化するためにボタンPCBアセンブリ224と通信する任意の入力ボタンを押圧することができる。1702において、ディスプレイ218上のスプラッシュ画面は、第1のプロセッサ306及びディスプレイ218が活性化する旨の指示をユーザに提供することができる。1710において、朝投与がまだ一定期間内に送達されていない場合、ディスプレイ218は、さらに以下に説明されるように、朝投与を開始するようにユーザに促すことができる。1703において、朝投与が既に一定期間内に送達された場合、ディスプレイ218は、通常投与を開始するようにユーザに促すことができる。ユーザが所定投与量の通常送達を開始するように選択した場合、1704において、ポンプアセンブリ100は、本願明細書において説明されるように、所定の流量の投与を送達するように活性化されることができ、ディスプレイ218は、通常投与が送達されている旨の視覚的表示を提供することができる。ディスプレイ218は、例示の目的のために、限定されるものではないが、残りの薬剤の寿命、薬剤カートリッジ枯渇までの時間、流量及び通常投与の進行の表示を示すことができる。1705において、通常投与の送達中に、ユーザは、追加投与を要求するために追加投与ボタンを押圧することができ、投与をキャンセルするためにキャンセルボタンを押圧することができる。1706において、ユーザが追加投与ボタンを押圧し、追加投与が所定期間に所定の限界を超えた場合、ディスプレイ218は、追加投与オプションロックアウトされることを示すことができ、追加投与のオプションが利用可能となるときをさらに示すことができる。1707において、ディスプレイ218は、追加投与オプションが利用可能であることを示す。1708において、それが利用可能であるときにユーザが追加投与ボタンを押圧した場合、ポンプアセンブリ100は、本願明細書において説明されるように、所定の流量の投与を送達するように活性化されることができ、ディスプレイ218は、通常投与が送達されている旨の視覚的表示を提供することができる。

0147

例示の目的のために、限定されるものではないが、図18Bは、朝投与を送達するための例示的な技術のさらなる詳細を図示するフローチャートである。例えば、限定されるものではないが、1710に関して上述したように、朝投与がまだ一定時間内に送達されていない場合、ディスプレイ218は、朝投与を開始するようにユーザに促すことができる。朝投与が送達されたかどうかを判定するために、朝投与ロックアウトチェックを行うことができる。例えば、限定されるものではないが、本願明細書において具体化されるように、朝投与が1710において送達される場合、朝投与ロックアウトタイマが18時間として本願明細書において具体化される所定期間に設定される。さらに、本願明細書において具体化されるように、新たなカセットが検出された場合、1712において、朝投与ロックアウトチェックが行われる。すなわち、1713において、朝投与ロックアウトタイマは、ロックアウトタイマが満了したかどうか、及び/又は、新たなカセットが設置されているかどうかを確認するためにチェックされる。ロックアウトタイマが満了していないか又は新たなカセットが設置されていない場合、ロックアウトチェックは、1717において終了し、ユーザは、通常投与を開始するように画面1703において促される。ロックアウトタイマが満了し且つ新たなカセットが設置された場合、1714において、朝投与アイコンがディスプレイ218から消去される。1715において、追加投与カウンタが0にリセットされる。1716において、既存のイベントログファイルが閉じられ、新たなイベントログファイルが開かれる。ロックアウトチェックは、1717において終了し、朝投与を開始するようにユーザに促すために1710に移行する。

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