図面 (/)

この項目の情報は公開日時点(2020年7月16日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

タッカー接着剤を使用することなく、表皮材端縁部をコア材外壁の裏面に確実に固定した内装部品を提供する。

解決手段

周囲に外壁13を備えたコア材10の表面に、表皮材11を被せた内装部品である。表皮材11の周縁部の内面には樹脂製の芯材16が縫い付けられており、コア材10の外壁13の内側位置には連続溝18が形成されている。芯材16を外壁13の内側に弾性的に折り返したうえで、芯材16及び表皮材11の周縁部を連続溝18に差し込んで固定した。

概要

背景

自動車用コンソールボックス蓋体などの内装部品は、コア材の表面に表皮材を被せた構造が一般的である。コア材は樹脂製であり、天板とその周囲から下方に垂下する外壁とを備えた構造の成形品である。表皮材は袋状に縫製したうえで、コア材の天板側から被せ、表皮材の周縁部をコア材の外壁の裏面に折り返して固定している。表皮材としては、表皮層の裏面にウレタン発泡層を形成してクッション性を持たせたものが広く用いられている。

表皮材の周縁部をコア材に固定する手段としては、金属製のタッカーが用いられるのが普通である。しかしタッカーによる固定を行うには熟練を要し、特にコア材のコーナー部で表皮材にしわが生じないように固定することは容易ではない。また、タッカーを打ち損じるとタッカーの先端が表皮材側に突き出すおそれがある。

そこで特許文献1に示すように、コア材の外壁の内面突起を形成し、表皮材の周縁部に形成した係止孔をこれらの突起に差し込んで固定する技術が提案されている。しかしコア材の外壁の内面に外壁に対して垂直な突起を形成するためには、コア材を成形するための金型構造が複雑となり、コスト高となるという問題があった。また、表皮材の周縁部に多数の係止孔を形成しなければならないので、表皮材の製造コストも高くなるという問題があった。

このほか、接着剤を用いて表皮材の周縁部を外壁の裏面に固定することも行われているが、接着剤の乾燥に時間がかかるうえ、車室内高温になったときに接着剤が緩む可能性もあり、耐久性に不安があった。

このような従来の問題点を解決するために、本出願人は表皮材の周縁部の内面に樹脂製の芯材縫い付け、この芯材を外壁の内側のコーナー部に弾性的に折り込み、この折り込みによって生ずる反発力を利用して表皮材の周縁部をコア材の外壁の内面に密着させる技術を開発し、特許文献2として提案した。

この技術を用いれば、コア材のコーナー部においては樹脂製の芯材の反発力が強いので確実な固定が可能であるが、直線部においては樹脂製の芯材の反発力が不十分となる。そこでコア材の裏面に複数の抜け止めリブを形成し、折り返された芯材及び表皮材の端縁部を抜け止めリブで固定している。ところが特許文献2の抜け止めリブは間隔を置いて形成されているため、コア材の直線部が長い場合には抜け止めリブの中間部分において芯材及び表皮材の端縁部の位置が確実に決まらない可能性があった。

概要

タッカーや接着剤を使用することなく、表皮材の端縁部をコア材の外壁の裏面に確実に固定した内装部品を提供する。周囲に外壁13を備えたコア材10の表面に、表皮材11を被せた内装部品である。表皮材11の周縁部の内面には樹脂製の芯材16が縫い付けられており、コア材10の外壁13の内側位置には連続溝18が形成されている。芯材16を外壁13の内側に弾性的に折り返したうえで、芯材16及び表皮材11の周縁部を連続溝18に差し込んで固定した。

目的

本発明の目的は上記した従来の問題点を解決し、タッカーや接着剤を使用することなく、表皮材の端縁部をコア材の外壁の裏面に確実に固定した内装部品を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

周囲に外壁を備えたコア材の表面に表皮材を被せた内装部品であって、表皮材はその周縁部の内面樹脂製の芯材縫い付けられたものであり、コア材の外壁の内側位置には外壁に沿って連続溝が形成されており、芯材を外壁の内側に弾性的に折り返したうえで、芯材及び表皮材の周縁部をこの連続溝に差し込んで固定したことを特徴とする内装部品。

請求項2

連続溝をコア材の外壁の、コーナー部を除く部分に形成したことを特徴とする請求項1に記載の内装部品。

請求項3

コア材の外壁の端縁に折り返された表皮材を、コア材の裏面を覆う中蓋により押え込んだことを特徴とする請求項1に記載の内装部品。

技術分野

0001

本発明は、周囲に外壁を備えたコア材の表面に表皮材を被せた内装部品に関するものである。

背景技術

0002

自動車用コンソールボックス蓋体などの内装部品は、コア材の表面に表皮材を被せた構造が一般的である。コア材は樹脂製であり、天板とその周囲から下方に垂下する外壁とを備えた構造の成形品である。表皮材は袋状に縫製したうえで、コア材の天板側から被せ、表皮材の周縁部をコア材の外壁の裏面に折り返して固定している。表皮材としては、表皮層の裏面にウレタン発泡層を形成してクッション性を持たせたものが広く用いられている。

0003

表皮材の周縁部をコア材に固定する手段としては、金属製のタッカーが用いられるのが普通である。しかしタッカーによる固定を行うには熟練を要し、特にコア材のコーナー部で表皮材にしわが生じないように固定することは容易ではない。また、タッカーを打ち損じるとタッカーの先端が表皮材側に突き出すおそれがある。

0004

そこで特許文献1に示すように、コア材の外壁の内面突起を形成し、表皮材の周縁部に形成した係止孔をこれらの突起に差し込んで固定する技術が提案されている。しかしコア材の外壁の内面に外壁に対して垂直な突起を形成するためには、コア材を成形するための金型構造が複雑となり、コスト高となるという問題があった。また、表皮材の周縁部に多数の係止孔を形成しなければならないので、表皮材の製造コストも高くなるという問題があった。

0005

このほか、接着剤を用いて表皮材の周縁部を外壁の裏面に固定することも行われているが、接着剤の乾燥に時間がかかるうえ、車室内高温になったときに接着剤が緩む可能性もあり、耐久性に不安があった。

0006

このような従来の問題点を解決するために、本出願人は表皮材の周縁部の内面に樹脂製の芯材縫い付け、この芯材を外壁の内側のコーナー部に弾性的に折り込み、この折り込みによって生ずる反発力を利用して表皮材の周縁部をコア材の外壁の内面に密着させる技術を開発し、特許文献2として提案した。

0007

この技術を用いれば、コア材のコーナー部においては樹脂製の芯材の反発力が強いので確実な固定が可能であるが、直線部においては樹脂製の芯材の反発力が不十分となる。そこでコア材の裏面に複数の抜け止めリブを形成し、折り返された芯材及び表皮材の端縁部を抜け止めリブで固定している。ところが特許文献2の抜け止めリブは間隔を置いて形成されているため、コア材の直線部が長い場合には抜け止めリブの中間部分において芯材及び表皮材の端縁部の位置が確実に決まらない可能性があった。

先行技術

0008

特許第5607375号公報
特開2018−144785号公報

発明が解決しようとする課題

0009

従って本発明の目的は上記した従来の問題点を解決し、タッカーや接着剤を使用することなく、表皮材の端縁部をコア材の外壁の裏面に確実に固定した内装部品を提供することである。

課題を解決するための手段

0010

上記の課題を解決するためになされた本発明は、周囲に外壁を備えたコア材の表面に表皮材を被せた内装部品であって、表皮材はその周縁部の内面に樹脂製の芯材が縫い付けられたものであり、コア材の外壁の内側位置には外壁に沿って連続溝が形成されており、芯材を外壁の内側に弾性的に折り返したうえで、芯材及び表皮材の周縁部をこの連続溝に差し込んで固定したことを特徴とするものである。

0011

なお、連続溝をコア材の外壁の、コーナー部を除く部分に形成することが好ましい。また、コア材の外壁の端縁に折り返された表皮材を、コア材の裏面を覆う中蓋により押え込んだ構造とすることができる。

発明の効果

0012

本発明の内装部品は、コア材の外壁の内側位置に外壁に沿って連続溝が形成されており、表皮材の周縁部に縫い付けられた樹脂製の芯材を外壁の内側に弾性的に折り返し、芯材及び表皮材の周縁部をこの連続溝に差し込んで固定したものである。コア材のコーナー部においては樹脂製の芯材の反発力により表皮材の周縁部を外壁の内面に密着させることができ、コア材の直線部においても連続溝を利用して、表皮材の周縁部を外壁の内側に固定することができる。このため本発明によれば、タッカーや接着剤を使用することなく、表皮材の端縁部をコア材の外壁の裏面に確実に固定した内装部品を提供することができる。

図面の簡単な説明

0013

実施形態の内装部品を示す斜視図である。
実施形態の内装部品を上下反転させた状態の平面図である。
組み立て途中の状態を示す斜視図である。
コア材の裏面を示す正面図である。
表皮材の固定手順を示す要部の断面図である。

実施例

0014

以下に本発明の実施形態を示す。
図1は本発明の実施形態の内装部品を示す斜視図であり、図2は実施形態の内装部品を上下反転させた状態の平面図である。実施形態の内装部品は自動車用コンソールボックスの蓋体であり、従来と同様、コア材10の表面に表皮材11を被せた構造である。しかし本発明は、コンソールボックスの蓋体以外にも応用できることはいうまでもない。表皮材11は表皮層の裏面にウレタン発泡層を形成してクッション性を付与したものであり、表皮材11はコア材10の形状に応じて予め立体的に縫製されている。

0015

図3に示すように、コア材10は天板12とその周囲の外壁13を備えた樹脂成型品である。コア材10の外壁13は直線部14とコーナー部15とを有する。天板12の裏面には従来と同様、補強用リブや、後述する中蓋を取り付けるための部材などが形成されている。

0016

図3に示されるように、表皮材11の周縁部には樹脂製の芯材16が縫い付けられている。この芯材16は適度の弾性と剛性を備えたものであり、この実施形態では厚さが0.5〜2.0mmで、幅が5〜15mm程度の一定幅の樹脂芯材が用いられている。樹脂製の芯材16は表皮材11の周縁部の内面に、全周にわたって縫い付けられており、全体として環状の弾性体を構成している。

0017

図3図4に示すように、コア材10の外壁13の内側位置には、外壁13に沿って内壁17が形成され、外壁13と内壁17との間に、連続溝18が形成されている。この実施形態では連続溝18は外壁13と平行となっている。連続溝18はコア材10の外壁13の直線部14だけに形成されており、コーナー部15には形成されていない。また内壁17は図3に示すように、途中で分割することも可能である。

0018

なお、このような内壁17は外壁13とほぼ平行であるから、樹脂成型用金型の構造を複雑にしなくても、容易に成形することができるものである。

0019

図3図5(A)に示すように、表皮材11をコア材10に被せると、表皮材11の周縁部は縫い付けられた樹脂製の芯材16の弾性によって外側に拡がろうとする。この図3に示した状態から、芯材16に力を加えて撓ませながら、図5(B)に示すように、芯材16をコア材10の外壁13の内側に弾性的に折り返す。芯材16は弾性を持つため中立点を越えるとそれ自体の弾性により内側に反転して折り返される。この折返しは直線部14から行い、芯材16の反発力が最大となるコーナー部15は最後に行うことが好ましい。

0020

折り返された表皮材11の周縁部は、図5(B)に示すように外壁13の内側位置に形成された連続溝18に差し込まれる。折り返された芯材16はそれ自体の弾性により外側に拡がろうとするので、単に連続溝18に差し込むだけで固定される。この状態を図1に示した。

0021

しかし表皮材11に予期しない外力が作用したときに表皮材11がコア材10から抜け出すことがないように、図5(C)に示すように中蓋19でコア材10の外壁13の端縁に折り返された表皮材11を連続溝18の部分で押さえることが好ましい。このような構造とすれば、芯材16が連続溝18から脱落することを確実に防止することができる。

0022

上記したように、本発明では連続溝18に表皮材11の周縁部を芯材16とともに差し込む構造としたので、コア材10の外壁13の直線部14が長い場合にも、表皮材11の周縁部を安定に保持することができる。

0023

また、実施形態のように連続溝18を直線部14のみに形成したので、コーナー部15において力を加えて芯材16を折り曲げる際に内壁17が邪魔になることもない。ただしコア材10の形状によっては、コーナー部15においても芯材16を保持させたいことがあり、その場合にはコーナー部15に連続溝18とは別の保持溝を形成しても差し支えない。

0024

以上に説明したように、本発明の内装部品は、従来のようにタッカーや接着剤を使用することなく、表皮材11の端縁部をコア材10の外壁13の裏面に確実に固定したものである。本発明によれば、熟練した作業者でなくても表皮材11をしわを生じさせることなく、コア材10に取り付けることができ、不良品発生率を低下させることもできるなど、多くの利点がある。

0025

10コア材
11表皮材
12天板
13外壁
14 直線部
15コーナー部
16芯材
17内壁
18連続溝
19 中蓋

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • コンフォート コンセプツ, エルエルシーの「 織りカバー付き座席パッド」が 公開されました。( 2021/09/30)

    【課題・解決手段】座席アセンブリは、股関節/大腿部支持体、背中支持体、及び股関節/大腿部支持体と背中支持体との間の少なくとも1つの隙間を備えた座席を含む。座席パッドアセンブリは、座席上に取り外し可能に... 詳細

  • 大杉千里の「 乳児用ベッド」が 公開されました。( 2021/09/30)

    【課題】乳児の背骨の後湾を安定に保つことができる持ち運びに便利な乳児用ベッドを提供する。【解決手段】ベッド立体形状の主要部を構成するベース11とベースに着脱可能に被せられるカバー12とからなり、カバー... 詳細

  • トヨタ紡織株式会社の「 シートカバー」が 公開されました。( 2021/09/30)

    【課題】開口部が互いに隣り合うパーツを連結する縫製ラインを分断するように形成されているシートカバーにおいて、作業性良く外観品質の良好なシートカバーを提供する。【解決手段】第1パーツ12と第2パーツ13... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ