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技術 乗客コンベア

出願人 株式会社日立製作所
発明者 軍地孝昭宇津宮博文平山和輝
出願日 2018年12月27日 (2年0ヶ月経過) 出願番号 2018-244862
公開日 2020年7月9日 (5ヶ月経過) 公開番号 2020-104970
状態 未査定
技術分野 エスカレータ,移動歩道
主要キーワード 垂直投影面積 傾斜区間 防滴カバー テーパー孔 中間床 枚構造 伝達チェーン 傾斜型
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年7月9日)のものです。
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図面 (18)

課題

床蓋の浮き上がりを確実に防止することができる乗客コンベアを提供する。

解決手段

乗客コンベアは、フレームと、踏段と、乗降床とを備えている。乗降床は、フレームに固定される床枠14と、床枠21A、21Bに設置される床蓋12、13と、を備えている。床枠21A、21Bにおける長手方向と直交する幅方向の両端部には、枠側ストッパ31が設けられている。そして、床蓋12、13における幅方向の両端部には、枠側ストッパ31と係合する蓋側ストッパ46が設けられている。

概要

背景

乗客コンベアは、建築構造物に設置されるフレームと、このフレーム内に設けられて循環移動する無端状に連結された複数の踏段とを備えている。複数の踏段には、無端状のチェーンが連結されており、このチェーンが回転駆動することで、複数の踏段が循環移動する。また、乗客コンベアにおけるフレームの両端部には、機械室の上部を塞ぐ乗降床が設置されている。

従来の乗降床としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、建築構造物に設置される枠体と、枠体の長手方向両端部に設けられる一対の乗降床と、乗降床間を無端状に連結されて循環する踏段と、を備えた乗客コンベアに関する技術が記載されている。そして、乗降床は、枠体に固定される床枠と、床枠に載置される床構造体と、を有し、床構造体の底面には、床枠と係合して床構造体が浮き上がるのを防止する浮き上がり防止具が設けられている。

概要

床蓋の浮き上がりを確実に防止することができる乗客コンベアを提供する。乗客コンベアは、フレームと、踏段と、乗降床とを備えている。乗降床は、フレームに固定される床枠14と、床枠21A、21Bに設置される床蓋12、13と、を備えている。床枠21A、21Bにおける長手方向と直交する幅方向の両端部には、枠側ストッパ31が設けられている。そして、床蓋12、13における幅方向の両端部には、枠側ストッパ31と係合する蓋側ストッパ46が設けられている。

目的

上記の問題点を考慮し、床蓋の浮き上がりを確実に防止することができる乗客コンベアを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

建築構造物に設置されるフレームと、前記フレームに設けられて、前記フレーム内を循環移動する無端状に連結された複数の踏段と、前記フレームにおける前記複数の踏段の進行方向と平行をなす長手方向の両端部に設置される乗降床と、を備え、前記乗降床は、前記フレームに固定される床枠と、前記床枠に設置される床蓋と、を備え、前記床枠における前記長手方向と直交する幅方向の両端部には、枠側ストッパが設けられ、前記床蓋における前記幅方向の両端部には、前記枠側ストッパと係合する蓋側ストッパが設けられる乗客コンベア

請求項2

前記床蓋を前記床枠に設置した際に、前記蓋側ストッパは、前記枠側ストッパにおける上下方向の下方において前記枠側ストッパと対向する請求項1に記載の乗客コンベア。

請求項3

前記床枠は、前記フレームの前記幅方向の一端部に設置された第1枠部材と、前記フレームの前記幅方向の他端部に配置され、前記第1枠部材と対向する第2枠部材と、を有し、前記第1枠部材及び前記第2枠部材は、前記床蓋が摺動可能に載置される底板部と、前記底板部における前記幅方向の内側の端部から略垂直に立設し、前記枠側ストッパが設けられた側板部と、を有する請求項1に記載の乗客コンベア。

請求項4

前記第1枠部材及び前記第2枠部材における前記長手方向の一端部は、前記踏段を臨み、前記床枠は、前記第1枠部材及び前記第2枠部材における前記長手方向の他端部において、前記第1枠部材及び前記第2枠部材を連結する第3枠部材を有し、前記床蓋における前記長手方向の他端部には、前記床蓋を前記第3枠部材に固定する固定機構が設けられる請求項3記載の乗客コンベア。

請求項5

前記床蓋は、前記長手方向に沿って並べて配置された複数の床蓋を有し、前記固定機構は、前記複数の床蓋のうち前記踏段から最も離れた位置に配置される後端床蓋に配置される請求項4に記載の乗客コンベア。

請求項6

前記固定機構は、前記床蓋に設けられた蓋側固定ナットと、前記第3枠部材に設けられた枠側固定部と、前記蓋側固定ナット及び前記枠側固定部に螺合する固定部材と、を有する請求項4に記載の乗客コンベア。

請求項7

前記固定部材は、前記蓋側固定ナットに螺合する第1ねじ部と、前記枠側固定部に螺合する第2ねじ部と、を有する請求項6に記載の乗客コンベア。

請求項8

前記枠側固定部は、前記第3枠部材に固定された保持金具と、上下方向に所定の範囲で移動可能に前記保持金具に保持され、前記固定部材が螺合する枠側固定ナットと、を有する請求項6に記載の乗客コンベア。

請求項9

前記枠側固定部は、前記枠側固定ナットの周囲に配置され、前記枠側固定ナットにおける水平方向の移動を規制する規制凸部を有する請求項8に記載の乗客コンベア。

請求項10

前記床蓋は、前記蓋側ストッパが設けられた本体部と、前記本体部における上下方向の上面部に設置され、前記本体部よりも垂直投影面積が大きい床板と、を有し、前記本体部における前記長手方向の両端部には、前記床板における前記本体部の端部からの突出長さよりも長く突出する突起が設けられている請求項1に記載の乗客コンベア。

技術分野

0001

本発明は、乗客コンベアに関するものである。

背景技術

0002

乗客コンベアは、建築構造物に設置されるフレームと、このフレーム内に設けられて循環移動する無端状に連結された複数の踏段とを備えている。複数の踏段には、無端状のチェーンが連結されており、このチェーンが回転駆動することで、複数の踏段が循環移動する。また、乗客コンベアにおけるフレームの両端部には、機械室の上部を塞ぐ乗降床が設置されている。

0003

従来の乗降床としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、建築構造物に設置される枠体と、枠体の長手方向両端部に設けられる一対の乗降床と、乗降床間を無端状に連結されて循環する踏段と、を備えた乗客コンベアに関する技術が記載されている。そして、乗降床は、枠体に固定される床枠と、床枠に載置される床構造体と、を有し、床構造体の底面には、床枠と係合して床構造体が浮き上がるのを防止する浮き上がり防止具が設けられている。

先行技術

0004

特開2017−190229号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、特許文献1に記載された技術では、床枠と係合する浮き上がり防止具が床構造体の底面に設けられていた。そのため、浮き上がり防止具が床構造体によって隠れるため、浮き上がり防止具を床枠に係合する作業が大変煩雑なものとなっていた。その結果、特許文献1に記載された技術では、浮き上がり防止具が床枠と係合されずに、床蓋である床構造体が浮き上がるおそれがあった。

0006

上記の問題点を考慮し、床蓋の浮き上がりを確実に防止することができる乗客コンベアを提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

上記課題を解決するため、乗客コンベアは、建築構造物に設置されるフレームと、フレームに設けられて、フレーム内を循環移動する無端状に連結された複数の踏段と、乗降床とを備えている。乗降床は、フレームにおける複数の踏段の進行方向と平行をなす長手方向の両端部に設置される。
また、乗降床は、フレームに固定される床枠と、床枠に設置される床蓋と、を備えている。床枠における長手方向と直交する幅方向の両端部には、枠側ストッパが設けられている。そして、床蓋における幅方向の両端部には、枠側ストッパと係合する蓋側ストッパが設けられている。

発明の効果

0008

上記構成の乗客コンベアによれば、床蓋の浮き上がりを確実に防止することができる。

図面の簡単な説明

0009

第1の実施の形態例にかかる乗客コンベアの構成例を示す概略構成図である。
第1の実施の形態例にかかる乗客コンベアの乗降床を示す断面図である。
第1の実施の形態例にかかる乗客コンベアの乗降床における床枠を示す平面図である。
第1の実施の形態例にかかる乗客コンベアの乗降床を正面から見た断面図である。
第1の実施の形態例にかかる乗客コンベアの乗降床を側面から見た断面図である。
第1の実施の形態例にかかる乗客コンベアの乗降床における浮き上がり防止機構を示す断面図である。
第1の実施の形態例にかかる乗客コンベアの乗降床における固定機構を正面から見た断面図である。
第1の実施の形態例にかかる乗客コンベアの乗降床における固定機構を側面から見た断面図である。
第1の実施の形態例にかかる乗客コンベアの乗降床における固定機構の固定部材を示す正面図である。
図10Aは突起を設けない乗降床を示す説明図、図10Bは突起を設けた第1の実施の形態例にかかる乗客コンベアの乗降床を示す説明図である。
第1の実施の形態例にかかる乗客コンベアの乗降床の設置作業を示す説明図である。
第1の実施の形態例にかかる乗客コンベアの乗降床の設置作業を示す説明図である。
第1の実施の形態例にかかる乗客コンベアの乗降床における固定機構の固定作業を示す説明図である。
第1の実施の形態例にかかる乗客コンベアの乗降床の取り外し作業を示す説明図である。
第1の実施の形態例にかかる乗客コンベアの乗降床の取り外し作業を示す説明図である。
第2の実施の形態例にかかる乗客コンベアの乗降床における固定機構を側面から見た断面図である。
第3の実施の形態例にかかる乗客コンベアの乗降床における固定機構を側面から見た断面図である。

実施例

0010

以下、乗客コンベアの実施の形態例について、図1図17を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。

0011

1.第1の実施の形態例
1−1.乗客コンベアの構成例
まず、第1の実施の形態例(以下、「本例」という。)にかかる乗客コンベアの構成について、図1から図3を参照して説明する。
図1は、乗客コンベアを示す概略構成図である。

0012

図1に示す乗客コンベア1は、建築構造物の上階床100Aと下階床100Bに設置される傾斜型の乗客コンベア、いわゆるエスカレーターである。乗客コンベア1は、建築構造物に設置されたフレーム2と、上部乗降床10Aと、下部乗降床10Bと、デッキ部4と、複数の踏段5と、欄干部7と、を備えている。また、乗客コンベア1には、上階床100Aに連なる上部乗降口3Aと、下階床100Bに連なる下部乗降口3Bが形成されている。

0013

フレーム2は、上階床100Aと下階床100Bにまたがって設置されている。フレーム2は、傾斜区間と、上水区間と、下水平区間から構成されている。以下、フレーム2における下階床100Bから上階床100Aに向かって延在する方向をフレーム2の長手方向とする。フレーム2の長手方向と直交し、かつ鉛直方向とも直交する方向をフレーム2の幅方向とする。

0014

フレーム2の長手方向の上階床100A側に形成された上水平区間は、上階床100Aと平行に形成されている。フレーム2の上水平区間には、上部乗降床10Aが設置されている。上部乗降床10Aは、上階床100Aと平行をなし、上階床100Aに載置されている。上部乗降床10Aは、フレーム2の上水平区間に形成された上部機械室を塞ぐ。

0015

フレーム2の長手方向の下階床100B側に形成された下水平区間は、下階床100Bと平行に形成されている。そして、フレーム2の下水平区間には、下部乗降床10Bが設置されている。下部乗降床10Bは、下階床100Bと平行をなし、下階床100Bに設置されている。下部乗降床10Bは、フレーム2の下水平区間に形成された下部機械室を塞ぐ。上部乗降床10Aと下部乗降床10Bの詳細な構成については後述する。

0016

フレーム2の上部機械室、すなわち上部乗降床10Aの下方には、不図示の駆動機構及び上部スプロケットが配置され、フレーム2の下部機械室、すなわち下部乗降床10Bの下方には、不図示の下部スプロケットが配置される。駆動機構の駆動軸には、伝達チェーンが巻き掛けられている。駆動機構が駆動すると、伝達チェーンを介して不図示の上部スプロケットが回転駆動する。

0017

上部スプロケットと下部スプロケットには、踏段チェーンが巻き掛けられている。踏段チェーンは、その長手方向の両端部が連結された無端状に形成されている。上部スプロケットが回転することで、下部スプロケット及び踏段チェーンが回転する。そして、踏段チェーンは、上部スプロケットと下部スプロケットの間を循環移動する。

0018

踏段チェーンには、複数の踏段5が無端状に連結されている。複数の踏段5は、フレーム2に設けられた不図示のガイドレールに移動可能に支持されている。として、複数の踏段5は、ガイドレールに沿って上部スプロケットと下部スプロケットとの間を循環移動する。

0019

複数の踏段5の幅方向の両端部には、デッキ部4が設置されている。デッキ部4は、フレーム2の長手方向に沿って配置される。デッキ部4は、フレーム2の幅方向の両端部の上方おける傾斜区間の全てと、上水平区間及び下水平区間の一部を覆う。デッキ部4は、欄干部7を支持している。

0020

欄干部7は、デッキ部4に支持される欄干パネル7aと、移動手摺7bとを有している。移動手摺7bは、欄干パネル7aの周縁部に移動可能に支持されている。また、移動手摺7bは、複数の踏段5の循環移動の動作に同期して、循環移動する。

0021

また、屋外に設置される乗客コンベア1には、風Q1が吹き付けられる。そして、風Q1が乗客コンベア1に吹き付けられると、踏段5の隙間からフレーム2内に風Q1が入り込む。その結果、フレーム2内に入り込んだ風Q1により、フレーム2内に気流を発生され、フレーム2に載置される上部乗降床10A及び下部乗降床10Bの床蓋12、13が持ち上がるという事象が発生する。そのため、本例の乗客コンベア1では、上部乗降床10A及び下部乗降床10Bには、後述する浮き上がり防止機構50が設けられている。

0022

1−2.上部乗降床及び下部乗降床の構成
次に、本例の上部乗降床10A及び下部乗降床10Bの構成例について図2〜10を参照して説明する。なお、上部乗降床10Aと下部乗降床10Bの構成は、同一であるため、ここでは下部乗降床10Bについて説明する。また、以下では、下部乗降床10Bを単に乗降床10Bと称す。
図2は、乗降床10Bを示す断面図である。

0023

図1及び図2に示すように、乗降床10Bは、先端床蓋11と、中間床蓋12と、後端床蓋13と、フレーム2(図1参照)に固定される床枠14とを備えている。先端床蓋11、中間床蓋12及び後端床蓋13は、床枠14に載置される。先端床蓋11は、中間床蓋12及び後端床蓋13よりも踏段5側に配置されており、端部に不図示の櫛板を有している。櫛板は、複数の踏段5に設けられたクリート非接触状態で噛み合う。中間床蓋12は、先端床蓋11に隣接して配置され、後端床蓋13は、中間床蓋12に隣接して配置される。

0024

なお、本例では、床蓋を、先端床蓋11、中間床蓋12及び後端床蓋13の3分割構造に構成した例を説明したが、これに限定されるものではない。床蓋を1枚構造で構成してもよく、あるいは2分割構造又は、中間床蓋12を複数設けて4分割以上に分割して構成してもよい。

0025

図3は、床枠14を示す平面図である。
床枠14は、第1枠部材21Aと、第2枠部材21Bと、第3枠部材22とを有している。第1枠部材21Aは、フレーム2の幅方向の一端部に配置され、第2枠部材21Bは、フレーム2の幅方向の他端部に配置される。そして、第1枠部材21Aと第2枠部材21Bは、互いに対向する。

0026

第1枠部材21A及び第2枠部材21Bの長手方向の一端部は、踏段5を臨み、第1枠部材21A及び第2枠部材21Bの長手方向の他端部には、第3枠部材22が配置される。第3枠部材22は、第1枠部材21A及び第2枠部材21Bの長手方向の一端部を連結するように配置される。そのため、床枠14は、上方から見た形状が略U字状に形成される。

0027

第1枠部材21A、第2枠部材21B及び第3枠部材22は、それぞれ鉛直方向で切断した断面形状が略L字状の部材により構成される。第1枠部材21A及び第2枠部材21Bは、側板部23と、底板部24とを有している。側板部23は、底板部24の幅方向の外側の端部から略垂直に立設している。そして、第1枠部材21Aの側板部23と、第2枠部材21Bの側板部23は、互いに対向して配置される。

0028

第1枠部材21A及び第2枠部材21Bの側板部23には、複数の枠側ストッパ31が設けられている。枠側ストッパ31は、側板部23における片側の側板部23と対向する対向面に設置される。そして、枠側ストッパ31は、側板部23の対向面からフレーム2の幅方向の内側に向けて突出する。また、複数の枠側ストッパ31は、側板部23の長手方向に間隔を空けて配置される。

0029

第3枠部材22は、側板部25と、底板部26とを有している。側板部25は、底板部26の幅方向の端部から略垂直に立設している。底板部26には、枠側固定部35が設けられている。枠側固定部35は、底板部26の長手方向の略中央部に設置されている。枠側固定部35の詳細な構成については、後述する。

0030

図4は、乗降床10Bを正面から見た断面図、図5は、乗降床10Bを側面から見た断面図である。
図4及び図5に示すように、中間床蓋12及び後端床蓋13は、それぞれ略平板状に形成されている。中間床蓋12及び後端床蓋13は、矩形状の本体部41と、平板状の床板42とを有している。床板42の上面には、滑り止めの凹凸が設けられている。また、床板42は、本体部41よりも垂直投影面積が大きく形成されている。

0031

本体部41は、正面部41aと、2つの側面部41b、41bと、正面部41aと、背面部41cと、底面部41dとを有している。正面部41aは、本体部41における水平方向と平行をなす摺動方向の一端部に配置され、背面部41cは、本体部41における摺動方向の他端部に配置される。そして、正面部41a及び背面部41cは、互いに対向する。なお、本体部41の摺動方向は、フレーム2の長手方向と平行をなす。また、後端床蓋13を床枠に設置した際に、背面部41cは、第3枠部材22の側板部25と対向する。

0032

2つの側面部41b、41bは、水平方向と略垂直をなし、本体部41の摺動方向と直交する幅方向の両端部に配置され、互いに対向する。なお、本体部41の幅方向は、フレーム2の幅方向と平行をなす。そして、中間床蓋12及び後端床蓋13を床枠14に設置した際に、側面部41bは、第1枠部材21A及び第2枠部材21Bの側板部23と対向する。

0033

底面部41dは、本体部41の上下方向の底面側に配置され、本体部41に取り付けられる床板42と対向する。底面部41dの四隅には、脚部45が設けられている。中間床蓋12及び後端床蓋13を床枠14に設置した際に、脚部45は、第1枠部材21A及び第2枠部材21Bの底板部24に摺動可能に載置される。

0034

また、中間床蓋12及び後端床蓋13の本体部41は、それぞれ蓋側ストッパ46と、突起49を有している。蓋側ストッパ46は、本体部41における側面部41bに設けられている。蓋側ストッパ46は、側面部41bから本体部41の幅方向の外側に向けて突出する。

0035

中間床蓋12では、蓋側ストッパ46は、2つ設けられており、側面部41bにおける摺動方向の両端部に配置される。また、後端床蓋13では、蓋側ストッパ46は、1つ設けられており、側面部41bにおける正面部41a側、すなわち摺動方向の一端部に配置される。蓋側ストッパ46と枠側ストッパ31によって浮き上がり防止機構50が構成される。

0036

図6は、浮き上がり防止機構50を示す断面図である。
図6に示すように、中間床蓋12及び後端床蓋13を床枠14に設置した際、蓋側ストッパ46は、側板部23に設けた枠側ストッパ31の上下方向の下方に配置される。そして、蓋側ストッパ46と枠側ストッパ31が当接することで、中間床蓋12及び後端床蓋13における上下方向の上方への移動が規制される。

0037

また、屋外に設置される乗客コンベア1には、雨水がフレーム2の機械室に入り込むことを防ぐために、床枠14に防滴カバー雨樋を設ける必要がある。これに対して、本例の浮き上がり防止機構50では、枠側ストッパ31を側板部23に設置しているため、第1枠部材21A及び第2枠部材21Bの底板部24に、防滴カバーや雨樋を容易に設置することができる。

0038

蓋側ストッパ46を床蓋の本体部41の側面部41bに固定し、枠側ストッパ31を床枠14における第1枠部材21A及び第2枠部材21Bの側板部23に固定することで、浮き上がり防止機構50を設けることができる。そのため、既設の乗客コンベアに対しても浮き上がり防止機構50を容易に設置することができる。

0039

また、図5に示すように、後端床蓋13は、固定機構60により床枠14に固定される。固定機構60は、蓋側固定ナット47と、第3枠部材22に設けた枠側固定部35と、蓋側固定ナット47と枠側固定部35に締結される固定部材53とを有している。蓋側固定ナット47は、後端床蓋13における摺動方向の他端部に設けられている。また、蓋側固定ナット47は、後端床蓋13における床板42の幅方向の中央部に設置される。

0040

図7及び図8は、固定機構60を示す断面図である。
図7及び図8に示すように、蓋側固定ナット47は、床板42における第3枠部材22の底板部26と対向する下面部に固定されている。また、床板42には、蓋側固定ナット47のねじ孔47aに連通する貫通孔42aが形成されている。貫通孔42aは、上面部から下面部に向かうにつれて連続して開口径が小さくなるテーパー孔である。また、後端床蓋13を床枠14に設置した際、蓋側固定ナット47及び貫通孔42aは、枠側固定部35を臨む。

0041

枠側固定部35は、枠側固定ナット37と、保持金具38と、複数の規制凸部39とを有している。枠側固定ナット37は、第3枠部材22における底板部26の上面部に載置される。また、枠側固定ナット37のねじ孔37aの直径は、蓋側固定ナット47のねじ孔47aの直径よりも小さく設定されている。なお、底板部26における枠側固定ナット37が載置される箇所には、挿通孔26aが形成されている。

0042

保持金具38は、底板部26に載置された枠側固定ナット37の上方を覆うようにして、底板部26に固定される。保持金具38には、挿通孔38aが形成されている。挿通孔38aは、保持金具38で覆った枠側固定ナット37のねじ孔37aを臨む。また、枠側固定ナット37と保持金具38の間には、上下方向及び水平方向に隙間が形成されている。

0043

複数の規制凸部39は、底板部26の上面部から上下方向の上方に向けて突出している。複数の規制凸部39は、底板部26に載置された枠側固定ナット37の周囲を囲むようにして配置される。そして、複数の規制凸部39は、枠側固定ナット37を保持し、枠側固定ナット37における水平方向への移動を規制する。

0044

図9は、固定部材53を示す正面図である。
図9に示すように、固定部材53は、第1ねじ部55と、軸部56と、第2ねじ部57と、頭部58とを有している。第1ねじ部55は、軸部56の軸方向の一端部に形成され、第2ねじ部57は、軸部56の軸方向の他端部に形成されている。第1ねじ部55及び第2ねじ部57の外周面には、雄ねじが形成されている。第2ねじ部57の外径は、第1ねじ部55の外径よりも小さく設定されている。また、軸部56の外径は、第1ねじ部55及び第2ねじ部57の外径よりも小さく設定されている。

0045

また、第1ねじ部55における軸部56とは反対側の端部には、頭部58が設けられている。頭部58は、上面が平らで座面が後端床蓋13の床板42の貫通孔42aに対応して円錐台形状に形成されている。

0046

図7及び図8に示すように、第1ねじ部55は、蓋側固定ナット47のねじ孔47aに螺合し、第2ねじ部57は、枠側固定ナット37のねじ孔37aに螺合する。これにより、後端床蓋13は、固定部材53によって床枠14に締結固定される。また、頭部58は、床板42の貫通孔42aに収容される。

0047

枠側固定ナット37は、保持金具38と上下方向に隙間を空けた状態で配置されている。そのため、枠側固定ナット37は、保持金具38と底板部26との間で上下方向に移動することができる。これにより、固定部材53を過剰に締め込むことで後端床蓋13や床枠14が破損したり、後端床蓋13と床枠14との寸法誤差を解消したりすることができる。

0048

なお、枠側固定ナット37のねじ孔37aの直径を、蓋側固定ナット47のねじ孔47aの直径よりも小さくし、第2ねじ部57の外径を第1ねじ部55の外径よりも小さく設定した例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、枠側固定ナット37のねじ孔37aの直径を蓋側固定ナット47のねじ孔47aの直径と同じに設定し、第2ねじ部57の外径を第1ねじ部55の外径と同じに設定してもよい。

0049

この場合、第2ねじ部57を蓋側固定ナット47のねじ孔47aにねじ込みながら、固定部材53が取り付けられる。そして、固定部材53としては、第1ねじ部55と第2ねじ部57に分割することなく、軸方向の一端部から他端部までその外周面に雄ねじを形成し、第1ねじ部55と第2ねじ部57を一体に形成してもよい。

0050

床板42は、本体部41よりも大きく形成されている。そのため、図5に示すように、中間床蓋12及び後端床蓋13を床枠14に設置した際、中間床蓋12の本体部41と先端床蓋11との間や、中間床蓋12の本体部41と後端床蓋13の本体部41との間には、隙間S1が発生する。また、後端床蓋13の本体部41と第3枠部材22の側板部25との間にも隙間S1が発生する。さらに、後端床蓋13を固定する固定機構60の枠側固定ナット37は、上下方向及び水平方向に若干の範囲で移動可能に配置されている。

0051

図10Aは、突起49を設けていない中間床蓋12及び後端床蓋13を示す断面図であり、図10Bは、突起49を設けた本例の中間床蓋12及び後端床蓋13を示す断面図である。
図10Aに示すように、後端床蓋13又は中間床蓋12が上下方向に傾き、水平方向に移動すると、後端床蓋13の床板42と中間床蓋12の床板42が重なり合い、段差が発生するおそれがある。

0052

これに対して、本例の乗降床10Bでは、図5に示すように、中間床蓋12における本体部41の正面部41aには、突起49が設けられている。また、後端床蓋13における本体部41の正面部41a及び背面部41cには、それぞれ突起49が設けられている。突起49は、正面部41a又は背面部41cから本体部41の摺動方向に向けて突出している。

0053

突起49の突出長さは、床板42における本体部41の正面部41a又は背面部41cからの突出長さよりも長く設定されているそして、突起49は、上述した隙間S1を埋めるようにして、本体部41の正面部41a又は背面部41cに配置される。

0054

図10Bに示すように、後端床蓋13に設けた突起49が隣り合う中間床蓋12の背面部41cに当接することで、後端床蓋13及び中間床蓋12の水平方向の移動が規制される。これにより、後端床蓋13や中間床蓋12が上下方向に傾いたとしても、隣り合う床板42が重なり合うことを防ぐことができる。

0055

また、図5に示すように、後端床蓋13の正面部41aに突起49を設けた例を説明したが、これに限定されるものではなく、中間床蓋12の背面部41cに突起49を設けてもよい。すなわち、突起49は、隣接する2つの床蓋の本体部41における互いに対向する正面部41aと背面部41cのうち少なくとも一方に設けられていればよい。

0056

1−3.中間床蓋及び後端床蓋の設置作業例
次に、上述した構成を有する中間床蓋12及び後端床蓋13の設置作業例について図11図13を参照して説明する。
図11図13は、中間床蓋12及び後端床蓋13の設置作業を示す図である。

0057

図11Aに示すように、まず作業者は、中間床蓋12を床枠14の上方に運搬する。なお、中間床蓋12に設けた2つの蓋側ストッパ46が、床枠14に設けた複数の枠側ストッパ31と対向しない位置に中間床蓋12を配置する。次に、図11Bに示すように、中間床蓋12を床枠14における第1枠部材21A及び第2枠部材21Bの底板部24に載置する。

0058

なお、枠側ストッパ31が側板部23に設けられており、蓋側ストッパ46が側面部41bに設けられている。そのため、中間床蓋12を床枠14に載置する際に、作業者は、枠側ストッパ31及び蓋側ストッパ46の位置を容易に視認することができる。その結果、蓋側ストッパ46が枠側ストッパ31に干渉することなく、中間床蓋12を床枠14に容易に載置させることができる。

0059

次に、中間床蓋12を予め固定されている先端床蓋11に向けて移動させる。これにより、中間床蓋12の脚部45が第1枠部材21A及び第2枠部材21Bの底板部24の上面を摺動する。そして、中間床蓋12の床板42が先端床蓋11に接近又は接触する位置まで中間床蓋12を移動させる。

0060

図11Cに示すように、中間床蓋12に設けた2つの蓋側ストッパ46は、枠側ストッパ31の上下方向の下方に配置される。このように、中間床蓋12を第1枠部材21A及び第2枠部材21Bの底板部24に沿って摺動させることで、蓋側ストッパ46と枠側ストッパ31を容易に係合させることができる。

0061

次に、後端床蓋13の正面部41a側を上下方向の下方に傾けて、後端床蓋13を床枠14に挿入する。このとき、後端床蓋13の正面部41a側に設けた蓋側ストッパ46が、枠側ストッパ31の下方に挿入されるように、後端床蓋13を移動させる。そして、図12Aに示すように、後端床蓋13の背面部41c側が上下方向の下方に移動するように、後端床蓋13を回動させながら、脚部45を底板部24に沿って摺動させる。

0062

図12Bに示すように、後端床蓋13の蓋側ストッパ46が枠側ストッパ31の上下方向の下方に配置されて、蓋側ストッパ46と枠側ストッパ31が係合する。また、後端床蓋13の正面部41aは、中間床蓋12の背面部41cと対向し、後端床蓋13の背面部41cは、第3枠部材22の側板部25に対向する。

0063

次に、図12B及び図13Aに示すように、後端床蓋13に設けた蓋側固定ナット47に固定部材53を挿入する。固定部材53の上下方向の下方に配置された第2ねじ部57の外径は、蓋側固定ナット47のねじ孔47aよりも小さく設定されている。そのため、固定部材53を蓋側固定ナット47のねじ孔47aに容易に挿入することができる。

0064

図13Bに示すように、固定部材53をさらに下方に向けて挿入し、第2ねじ部57を保持金具38の挿通孔38aに挿入させる。そして、第2ねじ部57を枠側固定ナット37のねじ孔37aに螺合させる。枠側固定ナット37は、複数の規制凸部39により水平方向の移動が規制されているため、第2ねじ部57の軸心と、枠側固定ナット37の軸心を容易に合わせることができる。

0065

固定部材53をさらにねじ込むことで、固定部材53の第1ねじ部55が蓋側固定ナット47のねじ孔47aに螺合する。そして、図13Cに示すように、第1ねじ部55が蓋側固定ナット47のねじ孔47aに螺合し、第2ねじ部57が枠側固定ナット37に螺合する。これにより、後端床蓋13における他端部は、固定部材53によって床枠14に締結固定される。

0066

また、固定部材53の頭部58は、床板42の貫通孔42aに収容される。上述したように、頭部58の上面が平らに形成されているため、固定部材53の頭部58が床板42の上面から出っ張ることがない。これにより、固定部材53の頭部58によって乗客がつまずくことを防止することができ、安全性の向上を図ることができる。

0067

これにより、図12Cに示すように、中間床蓋12及び後端床蓋13の設置作業が完了する。枠側ストッパ31と蓋側ストッパ46が枠側ストッパ31と上下方向で対向することで、中間床蓋12及び後端床蓋13が上下方向の上方に浮き上がることを確実に防止することができる。

0068

さらに、後端床蓋13は、固定部材53を用いた固定機構60によって締結固定される。そのため、後端床蓋13を確実に床枠14に固定することでき、後端床蓋13の浮き上がりや、いたずらにより後端床蓋13が取り外されることを防止することができる。

0069

なお、中間床蓋12は、浮き上がり防止機構50によって上下方向の移動が規制され、後端床蓋13と先端床蓋11の間に配置されることで水平方向の移動が規制される。そのため、中間床蓋12に固定機構60を設けなくても、中間床蓋12を確実に固定することができる。

0070

さらに、中間床蓋12の本体部41と先端床蓋11の間に形成された隙間や、中間床蓋12と後端床蓋13の本体部41の間に形成された隙間には、突起49が配置されることで、中間床蓋12や後端床蓋13における水平方向への移動も規制することができる。

0071

1−4.中間床蓋及び後端床蓋の取り外し作業
次に、上述した構成を有する中間床蓋12及び後端床蓋13の取り外し作業について図14及び図15を参照して説明する。
図14及び図15は、中間床蓋12及び後端床蓋13の取り外し作業を示す図である。

0072

図14Aの状態にある中間床蓋12及び後端床蓋13を保守作業点検作業等により取り外し場合、図14Bに示すように、後端床蓋13から固定部材53を取り外す。これにより、後端床蓋13における他端部の固定が解除される。次に、図14Cに示すように、作業者は、後端床蓋13の他端部を上下方向の上方に持ち上げ、後端床蓋13を回動させる。

0073

次に、図15Aに示すように、後端床蓋13の蓋側ストッパ46が枠側ストッパ31と対向しない位置まで、後端床蓋13を第1枠部材21A及び第2枠部材21Bの底板部24に沿って摺動させる。これにより、後端床蓋13を傾けた状態で床枠14から取り外すことができる。

0074

次に、図15Bに示すように、中間床蓋12を第1枠部材21A及び第2枠部材21Bの底板部24に沿って先端床蓋11から離反する向きに摺動させる。そして、中間床蓋12の蓋側ストッパ46が枠側ストッパ31と対向しない位置まで中間床蓋12を摺動させると、図15Cに示すように、中間床蓋12を持ち上げ、床枠14から取り外す。これにより、中間床蓋12及び後端床蓋13の取り外し作業が完了する。

0075

また、枠側固定部35は、第3枠部材22の幅方向の中央部に配置されている。そのため、中間床蓋12や後端床蓋13を第1枠部材21A及び第2枠部材21Bに沿って摺動させる際に、中間床蓋12及び後端床蓋13の脚部45が枠側固定部35と干渉することを防止することができる。これにより、中間床蓋12及び後端床蓋13を所定の位置にスムーズに移動させることができ、中間床蓋12及び後端床蓋13の設置作業及び取り外し作業を容易に行うことができる。

0076

2.第2の実施の形態例
次に、第2の実施の形態例にかかる乗客コンベアについて図16を参照して説明する。
図16は、第2の実施の形態例にかかる乗客コンベアの固定機構を示す断面図である。

0077

第2の実施の形態例にかかる乗客コンベアが、第1の実施の形態例にかかる乗客コンベアと異なる点は、固定機構の構成である。そのため、ここでは、固定機構について説明し、第1の実施の形態例にかかる乗客コンベア1の固定機構60と共通する部分には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。

0078

図16に示すように、固定機構70は、固定部材53と、不図示の蓋側固定ナットと、枠側固定部75とを有している。固定部材53及び蓋側固定ナットは、第1の実施の形態例にかかる固定部材53及び蓋側固定ナット47と同一であるため、その説明は省略する。

0079

枠側固定部75は、枠側固定ナット77と、保持金具78と、複数の規制凸部79とを有している。保持金具78は、第3枠部材22の底板部26における下面部に固定される。また、保持金具78は、底板部26における挿通孔26aが設けられた位置に固定される。

0080

保持金具78は、中空容器状に形成されている。保持金具78における底板部26に固定される上面部78aと、上面部78aと上下方向で対向する載置面部78bとを有している、上面部78aには、挿通孔26aと連通する開口部78cが形成されている。開口部78c及び挿通孔26aには、固定部材53の第2ねじ部57が挿入される。

0081

載置面部78bには、枠側固定ナット77が載置される。載置面部78bには、載置された枠側固定ナット77のねじ孔77aと連通する下部開口部78dが形成されている。また、載置面部78bには、複数の規制凸部79が設けられている。

0082

複数の規制凸部79は、載置面部78bから上下方向の上方に向けて突出している。複数の規制凸部79は、載置面部78bに載置される枠側固定ナット77の周囲を囲むように配置される。そして、枠側固定ナット77は、複数の規制凸部79により水平方向への移動が規制される。

0083

その他の構成は、第1の実施の形態にかかる固定機構60と同様であるため、それらの説明は省略する。このような固定機構70を有する乗客コンベアによっても、上述した第1の実施の形態例にかかる乗客コンベア1と同様の作用効果を得ることができる。

0084

また、第2の実施の形態例にかかる固定機構70によれば、防滴カバーや雨樋等を設けることで底板部26の上面部のスペースが限られている場合であっても、枠側固定ナット77を設置することができる。さらに、底板部26の上面部から枠側固定部75が出っ張ることがないため、後端床蓋13を設置する際や取り外し際に、後端床蓋13と枠側固定部75が干渉することを確実に防ぐことができる。

0085

3.第3の実施の形態例
次に、第3の実施の形態例にかかる乗客コンベアついて図17を参照して説明する。
図17は、第3の実施の形態例にかかる乗客コンベアの固定機構を示す断面図である。

0086

第3の実施の形態例にかかる乗客コンベアが、第1の実施の形態例にかかる乗客コンベアと異なる点は、固定機構の構成である。そのため、ここでは、固定機構について説明し、第1の実施の形態例にかかる乗客コンベア1の固定機構60と共通する部分には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。

0087

図17に示すように、第3の実施の形態例にかかる固定機構では、枠側固定ナットが設けられていない。枠側固定ナットに対して、第3枠部材22の底板部26Bには、枠側ねじ孔26cが形成されている。枠側ねじ孔26cの内周面には、固定部材53の第2ねじ部57が螺合する雌ねじが形成されている。

0088

その他の構成は、第1の実施の形態にかかる固定機構60と同様であるため、それらの説明は省略する。このような固定機構を有する乗客コンベアによっても、上述した第1の実施の形態例にかかる乗客コンベア1と同様の作用効果を得ることができる。

0089

なお、第3の実施の形態例にかかる固定機構によれば、枠側固定ナットを有する枠側固定部を設ける必要がなくなるため、第1の実施の形態例にかかる固定機構60や第2の実施の形態例にかかる固定機構70よりも部品点数を削減することができる。

0090

なお、上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。

0091

上述した実施の形態例では、傾斜型の乗客コンベアとして、踏段間に段差が生じるエスカレーターを例に挙げて説明したが、本発明の乗客コンベアとしては、踏段間に段差が生じない複数の踏段を有する電動道路、いわゆる動く歩道にも適用できるものである。

0092

また、傾斜区間の少なくとも一部に、上水平区間及び下水平区間に対して平行な箇所を設けたフレームを有する乗客コンベアにも適用できるものである。さらに、傾斜区間の延設方向が湾曲して変化することで、上水平区間と下水平区間の延設方向が異なるフレームを有する乗客コンベアに対しても同様に適用できるものである。

0093

なお、本明細書において、「平行」及び「直交」等の単語を使用したが、これらは厳密な「平行」及び「直交」のみを意味するものではなく、「平行」及び「直交」を含み、さらにその機能を発揮し得る範囲にある、「略平行」や「略直交」の状態であってもよい。

0094

1…乗客コンベア、 2…フレーム、 3A、3B…乗降口、 4…デッキ部、 5…踏段、 7…欄干部、 7a…欄干パネル、 7b…移動手摺、 10A…上部乗降床(乗降床)、 10B…下部乗降床(乗降床)、 11…先端床蓋、 12…中間床蓋(床蓋)、 13…後端床蓋(床蓋)、 14…床枠、 21A…第1枠部材、 21B…第2枠部材、 22…第3枠部材、 23、25…側板部、 24、26、26B…底板部、 26a…挿通孔、 26c…枠側ねじ孔、 31…枠側ストッパ、 35、75…枠側固定部、 37、77…枠側固定ナット、 38、78…保持金具、 38a…挿通孔、 39…規制凸部、 41…本体部、 41a…正面部、 41b…側面部、 41c…背面部、 41d…底面部、 42…床板、 42a…貫通孔、 45…脚部、 46…蓋側ストッパ、 47…蓋側固定ナット、 49…突起、 50…浮き上がり防止機構、 53…固定部材、 55…第1ねじ部、 56…軸部、 57…第2ねじ部、 58…頭部、 60、70…固定機構、 S1…隙間

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