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技術 コンテンツ配信システム、受信装置及びプログラム

出願人 株式会社ActEvolve
発明者 加藤卓也石川宣永浅沼邦任
出願日 2018年12月21日 (1年8ヶ月経過) 出願番号 2018-240360
公開日 2020年7月2日 (2ヶ月経過) 公開番号 2020-102053
状態 特許登録済
技術分野 イメージ処理・作成 計算機間の情報転送 立体TV及びTVの試験,検査,測定等
主要キーワード 瞬間移動 操作入力機器 接頭文字 接続メモリ 提示態様 タイムライン情報 視点移動操作 コンテンツ鑑賞
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (10)

課題

興趣性の高い演出鑑賞体験鑑賞者に好適に提供する。

解決手段

配信装置が、3次元空間に配置されたキャラクタ提示するコンテンツ受信装置に配信するコンテンツ配信システムにおいて、3次元空間を鑑賞する鑑賞位置が設定され、該鑑賞位置にについてコンテンツの再生が行われて提示される。ここで、コンテンツは、演出を提供するパートとして、鑑賞位置を定めない演出を提供する第1のパートと、予め定められた鑑賞位置に対する演出を提供する第2のパートと、を少なくとも含み、第2のパートについては、設定された鑑賞位置に対する演出が提供されるよう制御が行われる。

概要

背景

テレビ受像機ヘッドマウンテッドディスプレイ(HMD)等、両眼立体視を可能ならしめる機器が一般に流通しており、ユーザは、このような機器を用いることで両眼立体視コンテンツを手軽に鑑賞することが可能になってきている。特許文献1には、このような機器で鑑賞可能な3次元画像コンテンツを配信するコンテンツ配信システムが開示されている。

概要

興趣性の高い演出の鑑賞体験鑑賞者に好適に提供する。配信装置が、3次元空間に配置されたキャラクタ提示するコンテンツを受信装置に配信するコンテンツ配信システムにおいて、3次元空間を鑑賞する鑑賞位置が設定され、該鑑賞位置にについてコンテンツの再生が行われて提示される。ここで、コンテンツは、演出を提供するパートとして、鑑賞位置を定めない演出を提供する第1のパートと、予め定められた鑑賞位置に対する演出を提供する第2のパートと、を少なくとも含み、第2のパートについては、設定された鑑賞位置に対する演出が提供されるよう制御が行われる。

目的

このようなライブ配信で提供されるコンテンツの中には、演者表情挙動モーションとして検出し、これをキャラクタ等のCGに反映させることで、あたかもキャラクタが実在するかの如き鑑賞体験を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

次元空間に配置されたキャラクタ提示するコンテンツを配信する配信装置と、配信された前記コンテンツを受信し、該コンテンツの鑑賞体験を提供する受信装置とを有するコンテンツ配信システムであって、前記受信装置は、前記配信装置と情報通信する第1の通信手段と、前記コンテンツについて、前記3次元空間を鑑賞する鑑賞位置を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された鑑賞位置に基づく前記キャラクタの描画を含む、前記コンテンツの再生に係る処理を実行する再生手段と、再生される前記コンテンツに係る演出を制御する演出制御手段と、再生された前記コンテンツを提示する提示手段と、を有し、前記配信装置は、前記受信装置と情報通信する第2の通信手段を有し、前記コンテンツは、演出を提供するパートとして、鑑賞位置を定めない演出を提供する第1のパートと、予め定められた鑑賞位置に対する演出を提供する第2のパートと、を少なくとも含み、前記再生手段は、前記配信装置から開始指示が受信されたことに応じて、前記演出を提供するパートについての前記再生に係る処理を実行し、前記演出制御手段は、前記第2のパートについて、前記設定手段により設定された鑑賞位置に対する演出を提供するよう制御することを特徴とするコンテンツ配信システム。

請求項2

3次元空間に配置されたキャラクタを提示するコンテンツを配信する配信装置と、配信された前記コンテンツを受信し、該コンテンツの鑑賞体験を提供する受信装置とを有するコンテンツ配信システムであって、前記受信装置は、前記配信装置と情報通信する第1の通信手段と、前記コンテンツについて、前記3次元空間を鑑賞する鑑賞位置を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された鑑賞位置に基づく前記キャラクタの描画を含む、前記コンテンツの再生に係る処理を実行する再生手段と、再生された前記コンテンツを提示する提示手段と、を有し、前記配信装置は、前記受信装置において再生される前記コンテンツに係る演出を制御する演出制御手段と、前記受信装置と情報通信し、少なくとも前記コンテンツに係る演出の提示に必要な情報を送信する第2の通信手段と、を有し、前記コンテンツは、演出を提供するパートとして、鑑賞位置を定めない演出を提供する第1のパートと、予め定められた鑑賞位置に対する演出を提供する第2のパートと、を少なくとも含み、前記再生手段は、前記配信装置から開始指示が受信されたことに応じて、前記演出を提供するパートについての前記再生に係る処理を実行し、前記第1の通信手段は、前記演出を提供するパートを含む前記再生に係る処理の実行に伴って、前記設定手段により設定された鑑賞位置の情報を前記配信装置に送信し、前記演出制御手段は、前記第2のパートについて、前記設定手段により設定された鑑賞位置に対する演出を提供するよう制御することを特徴とするコンテンツ配信システム。

請求項3

前記設定手段により設定される鑑賞位置は、予め設けられた複数の鑑賞位置のうちから選択されるものであり、前記第2のパートに係る演出は、前記複数の鑑賞位置のそれぞれについて、該演出の提示に必要な情報が設けられており、前記再生手段は、前記第2のパートにおいて、前記設定手段により設定された鑑賞位置について設けられた前記演出の提示に必要な情報に基づいて、前記コンテンツの再生に係る処理を実行することを特徴とする請求項1または2に記載のコンテンツ配信システム。

請求項4

前記第2のパートに係る演出は、1つの前記予め定められた鑑賞位置について、該演出の提示に必要な情報が設けられており、前記演出制御手段は、前記予め定められた鑑賞位置と前記設定手段により設定された鑑賞位置とが異なる場合に、前記設定手段により設定された鑑賞位置に対する演出となるように、前記第2のパートに係る演出の提示に必要な情報を変更することを特徴とする請求項1または2に記載のコンテンツ配信システム。

請求項5

前記演出の提示に必要な情報は、前記キャラクタの挙動制御の情報を含み、前記演出制御手段は、前記予め定められた鑑賞位置と前記設定手段により設定された鑑賞位置とが異なる場合に、前記キャラクタの挙動制御の情報を変更することで、前記設定手段により設定された鑑賞位置に対する演出の提示に必要な情報を構成することを特徴とする請求項4に記載のコンテンツ配信システム。

請求項6

前記設定手段は、少なくとも前記第2のパートに係る演出が提示されている間、鑑賞位置の変更を行わないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のコンテンツ配信システム。

請求項7

前記第1のパートに係る演出は、前記設定手段により設定された鑑賞位置に応じて、前記キャラクタの提示態様が異なる演出であり、前記第2のパートに係る演出は、前記設定手段により設定された鑑賞位置に依らず、前記キャラクタの提示態様が統一される演出であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のコンテンツ配信システム。

請求項8

前記コンテンツは、両眼立体視コンテンツであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のコンテンツ配信システム。

請求項9

配信装置により配信された、3次元空間に配置されたキャラクタを提示するコンテンツの鑑賞体験を提供する受信装置であって、前記配信装置と情報通信する通信手段と、前記コンテンツについて、前記3次元空間を鑑賞する鑑賞位置を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された鑑賞位置に基づく前記キャラクタの描画を含む、前記コンテンツの再生に係る処理を実行する再生手段と、再生される前記コンテンツに係る演出を制御する演出制御手段と、再生された前記コンテンツを提示する提示手段と、を有し、前記コンテンツは、演出を提供するパートとして、鑑賞位置を定めない演出を提供する第1のパートと、予め定められた鑑賞位置に対する演出を提供する第2のパートと、を少なくとも含み、前記再生手段は、前記配信装置から開始指示が受信されたことに応じて、前記演出を提供するパートについての前記再生に係る処理を実行し、前記演出制御手段は、前記第2のパートについて、前記設定手段により設定された鑑賞位置に対する演出を提供するよう制御することを特徴とする受信装置。

請求項10

配信装置により配信された、3次元空間に配置されたキャラクタを提示するコンテンツの鑑賞体験を提供する受信装置であって、前記配信装置と情報通信する通信手段と、前記コンテンツについて、前記3次元空間を鑑賞する鑑賞位置を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された鑑賞位置に基づく前記キャラクタの描画を含む、前記コンテンツの再生に係る処理を実行する再生手段と、再生された前記コンテンツを提示する提示手段と、を有し、前記コンテンツは、演出を提供するパートとして、鑑賞位置を定めない演出を提供する第1のパートと、予め定められた鑑賞位置に対する演出を提供する第2のパートと、を少なくとも含み、前記再生手段は、前記配信装置から開始指示が受信されたことに応じて、前記演出を提供するパートについての前記再生に係る処理を実行し、前記通信手段は、前記演出を提供するパートを含む前記再生に係る処理の実行に伴って、前記設定手段により設定された鑑賞位置の情報を前記配信装置に送信し、第2のパートについて、前記設定手段により設定された鑑賞位置に対する演出に必要な情報を受信し、前記再生手段は、前記第2のパートにおいて、受信された前記演出に必要な情報に基づいて前記再生に係る処理を実行することを特徴とする受信装置。

請求項11

コンピュータを、請求項9または10に記載の受信装置の各手段として機能させるためのプログラム

技術分野

背景技術

0002

テレビ受像機ヘッドマウンテッドディスプレイ(HMD)等、両眼立体視を可能ならしめる機器が一般に流通しており、ユーザは、このような機器を用いることで両眼立体視コンテンツを手軽に鑑賞することが可能になってきている。特許文献1には、このような機器で鑑賞可能な3次元画像コンテンツを配信するコンテンツ配信システムが開示されている。

先行技術

0003

特開2016−212622号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、昨今では、カメラ撮影された動画や、ゲーム等のコンピュータグラフィックスCG)が描画された画面キャプチャした動画をリアルタイムに配信する、所謂ライブ配信が、様々なプラットフォームを用いて行われている。このようなライブ配信で提供されるコンテンツの中には、演者表情挙動モーションとして検出し、これをキャラクタ等のCGに反映させることで、あたかもキャラクタが実在するかの如き鑑賞体験を提供するものもある。また、ライブ配信にて送信される情報が動画ストリームである態様に限らず、CGに適用するモーションや音声データを鑑賞を行う装置(クライアント)に送信し、クライアントにてCGの描画を行い、鑑賞用の画面を生成して提示する態様でも、同様の鑑賞体験を提供することができる。

0005

ここで、例えば、演者の挙動と連動するキャラクタがステージ上に配置された3次元空間を、該ステージ周囲に配置されたフロアに予め設定されたいずれかの視点位置から鑑賞可能なライブ配信を行う態様について考える。また、ステージ上のキャラクタが行うパフォーマンス等の演出は、例えばステージ上の中央で行われる等、いずれの視点位置においても均等に鑑賞可能に構成されているものとする。

0006

このような態様では、視点位置による演出の見え方の違いはあるものの、クライアントの使用ユーザ鑑賞者)に対しては概ね均質な鑑賞体験を提供することができる。一方で、鑑賞者のコンテンツに対する関心を高めるためには、複数の鑑賞者が均質に鑑賞できることを前提とした演出だけでなく、例えば特定の鑑賞者に向けた特別な演出を含めることが好適である。

0007

しかしながら、上述のように、同時に複数の鑑賞者が種々の視点位置からキャラクタを鑑賞するような態様では、このような特別な演出を提供することは、かえって鑑賞者の関心を低減させる可能性もあった。より詳しくは、該演出の対象とならない視点位置から鑑賞する鑑賞者にとっては、例えば図6(a)に示されるように、演出が視認しづらくなることもあり、結果として、このような鑑賞者に不公平である印象を与え、コンテンツに対する関心を低減させてしまう可能性があった。

0008

本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、興趣性の高い演出の鑑賞体験を鑑賞者に好適に提供するコンテンツ配信システム、受信装置及びプログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

前述の目的を達成するために、本発明に係るコンテンツ配信システムは、3次元空間に配置されたキャラクタを提示するコンテンツを配信する配信装置と、配信されたコンテンツを受信し、該コンテンツの鑑賞体験を提供する受信装置とを有するコンテンツ配信システムであって、受信装置は、配信装置と情報通信する第1の通信手段と、コンテンツについて、3次元空間を鑑賞する鑑賞位置を設定する設定手段と、設定手段により設定された鑑賞位置に基づくキャラクタの描画を含む、コンテンツの再生に係る処理を実行する再生手段と、再生されるコンテンツに係る演出を制御する演出制御手段と、再生されたコンテンツを提示する提示手段と、を有し、配信装置は、受信装置と情報通信する第2の通信手段を有し、コンテンツは、演出を提供するパートとして、鑑賞位置を定めない演出を提供する第1のパートと、予め定められた鑑賞位置に対する演出を提供する第2のパートと、を少なくとも含み、再生手段は、配信装置から開始指示が受信されたことに応じて、演出を提供するパートについての再生に係る処理を実行し、演出制御手段は、第2のパートについて、設定手段により設定された鑑賞位置に対する演出を提供するよう制御することを特徴とする。

0010

前述の目的を達成するために、本発明に係る別のコンテンツ配信システムは、3次元空間に配置されたキャラクタを提示するコンテンツを配信する配信装置と、配信されたコンテンツを受信し、該コンテンツの鑑賞体験を提供する受信装置とを有するコンテンツ配信システムであって、受信装置は、配信装置と情報通信する第1の通信手段と、コンテンツについて、3次元空間を鑑賞する鑑賞位置を設定する設定手段と、設定手段により設定された鑑賞位置に基づくキャラクタの描画を含む、コンテンツの再生に係る処理を実行する再生手段と、再生されたコンテンツを提示する提示手段と、を有し、配信装置は、受信装置において再生されるコンテンツに係る演出を制御する演出制御手段と、受信装置と情報通信し、少なくともコンテンツに係る演出の提示に必要な情報を送信する第2の通信手段と、を有し、コンテンツは、演出を提供するパートとして、鑑賞位置を定めない演出を提供する第1のパートと、予め定められた鑑賞位置に対する演出を提供する第2のパートと、を少なくとも含み、再生手段は、配信装置から開始指示が受信されたことに応じて、演出を提供するパートについての再生に係る処理を実行し、第1の通信手段は、演出を提供するパートを含む再生に係る処理の実行に伴って、設定手段により設定された鑑賞位置の情報を配信装置に送信し、演出制御手段は、第2のパートについて、設定手段により設定された鑑賞位置に対する演出を提供するよう制御することを特徴とする。

発明の効果

0011

このような構成により本発明によれば、興趣性の高い演出の鑑賞体験を鑑賞者に好適に提供することが可能となる。

図面の簡単な説明

0012

本発明の実施形態に係るコンテンツ配信システムの構成を示した図
本発明の実施形態に係る配信クライアント100及びモーションキャプチャシステム400の機能構成を示したブロック図
本発明の実施形態に係る受信クライアント200の機能構成を示したブロック図
本発明の実施形態に係る接続サーバ300の機能構成を示したブロック図
本発明の実施形態に係るコンテンツ配信システムで配信されるコンテンツに係る3次元空間を例示した図
本発明の実施形態に係るコンテンツ配信システムで配信されるコンテンツの特殊演出パートにおける提示内容を説明するための図
本発明の実施形態に係るコンテンツ配信システムで配信されるコンテンツの特殊演出パートにおける演出態様を説明するための図
本発明の実施形態1に係る受信クライアント200で行われる演出制御処理を例示したフローチャート
本発明の実施形態2に係る配信クライアント100で行われる演出制御処理を例示したフローチャート

実施例

0013

[実施形態1]
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでするものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴うち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。

0014

なお、以下に説明する一実施形態は、コンテンツ配信システムを構成する配信装置の一例としての、演者の挙動に連動したメインキャラクタを提示する、両眼立体視コンテンツのライブ配信を行うことが可能な配信クライアントと、受信装置の一例としての、該ライブ配信された両眼立体視コンテンツを鑑賞可能に構成された受信クライアントとに、本発明を適用した例を説明する。しかし、本発明は、多人数に同時に鑑賞がなされることを提示可能に構成されたコンテンツの鑑賞体験を提供することが可能な任意の機器群及びシステムに適用可能である。

0015

《コンテンツ配信システムの構成》
図1は、本発明の実施形態に係るコンテンツ配信システムのシステム構成を示した図である。図示されるように、コンテンツ配信システムは、ネットワーク500を介することで、配信クライアント100と接続サーバ300、接続サーバ300と複数の受信クライアント200の各々が通信可能に構成される。また配信クライアント100は、モーションキャプチャシステム400からの情報を取得可能に構成されている。

0016

コンテンツ配信システムにおいて、配信クライアント100は、演者の挙動に連動したメインキャラクタの提示及び演者が発した音声の提示を含むコンテンツの鑑賞体験を、ライブ配信として提供する。演者の挙動や音声の取得は、モーションキャプチャシステム400により行われるものとし、配信クライアント100は、モーションキャプチャシステム400から、演者の挙動に係るモーションデータと音声に係る音声データとを取得するものとする。

0017

なお、本実施形態ではモーションキャプチャシステム400において挙動の計測が行われている演者が、配信するコンテンツに係るメインキャラクタの挙動と発する音声の両方を担当するものとして説明するが、これらは各々異なる演者によって行われるものであってよい。あるいは、演者によってリアルタイムに行われるものではなく、予め構成されたモーションデータや音声データを利用するものであってもよいことは言うまでもない。

0018

本実施形態では受信クライアント200は、メインキャラクタを配置した3次元空間を、両眼立体視で鑑賞可能に構成されたHMD(Head Mounted Display)型デバイスであるものとし、ライブ配信されるコンテンツは、受信クライアント200を使用するユーザ(鑑賞ユーザ)の頭部の動きに連動して提示態様が変化する両眼立体視コンテンツであるものとして説明する。このため、本実施形態のコンテンツ配信システムでは、処理の効率化及び配信クライアント100の演算負荷の低減を実現すべく、ライブ配信は動画ストリーミング方式でなされるのではなく、受信クライアント200においてフレーム生成及び音声出力(コンテンツの再生)を行うために必要な情報を配信する方式で行われる。

0019

コンテンツの再生に必要な情報は、リアルタイム性が要求されるような情報(演者に起因するモーションデータ、音声データ等)と、予め受信クライアント200に格納しておき、再生時に使用するそれ以外の情報(3次元モデルデータ、楽曲データ、演出データ、実時間で演者に起因しない固定的なモーションデータ等)とに分類することができる。本実施形態のコンテンツ配信システムでは、後者の情報は、鑑賞ユーザが受信クライアント200を用いて、鑑賞を所望するコンテンツの選択操作決済操作を行ったことに応じて、事前に受信クライアント200にダウンロードされて格納されるものとする。

0020

受信クライアント200には、コントローラ240が無線接続されており、このようなコンテンツ選択に係る操作入力や、3次元空間中の鑑賞位置(描画に用いられる視点位置)の変更操作、鑑賞ユーザによるその他の操作入力を検出可能に構成されているものとする。本実施形態のコンテンツ配信システムにおいて配信クライアント100が提供するコンテンツは、その鑑賞体験中において、コントローラ240を用いた種々の操作入力が可能に構成されており、後述する通り、コントローラ240は該操作入力を検出可能な物理ボタン241を有し、受信クライアント200と無線通信する操作入力機器であるものとする。しかしながら、本発明の実施において、受信クライアント200とコントローラ240との接続方式や、コントローラ240の有無は、本実施形態の態様に限られるものではない。

0021

なお、本実施形態では、受信クライアント200が両眼立体視の鑑賞体験を提供可能な表示装置(表示部220)を備える、所謂眼鏡型のデバイスであるものとして説明するが、本発明の実施はこれに限られるものではない。即ち、受信クライアント200は、配信されるコンテンツの鑑賞体験を提示すべく、該コンテンツの再生に係る処理を実行し、提示用の画面や音声を出力可能に構成された機器であればよく、実際にこれら画面や音声を提示する装置は、受信クライアント200の外部に接続された機器であってもよい。

0022

接続サーバ300は、複数接続された受信クライアント200に対して、コンテンツの安定的なライブ配信を提供するために設けられた機器である。接続サーバ300は、接続中の受信クライアント200の管理と、配信クライアント100から受信クライアント200への情報送信、及び受信クライアント200から配信クライアント100への情報送信の管理とを実現するために用いられる。従って、本実施形態ではこれらの処理に係る処理負荷を配信クライアント100に課さないよう、接続サーバ300を導入した例について説明するが、本発明の実施はこれに限られるものではない。即ち、接続サーバ300が行う機能は、配信クライアント100が担っていてもよく、この場合、配信クライアント100と受信クライアント200とは、直接的に情報のやり取りを行うよう構成される。換言すれば、本発明の実施において、配信クライアント100と受信クライアント200との情報通信が、機器を介して行われるものであるか否かは、発明において必須の事項ではない。

0023

ネットワーク500は、例えばインターネット等の公衆通信網ローカルエリアネットワーク(LAN)等において、装置間の情報通信を実現するものであってよい。本実施形態ではネットワーク500は、配信クライアント100と接続サーバ300の間の情報送受信と、受信クライアント200と接続サーバ300の間の情報送受信を、1つのネットワーク500を介することで実現する態様について説明するが、例えば配信クライアント100と接続サーバ300はLANにて接続され、受信クライアント200と接続サーバ300とは公衆通信網にて接続される等、異なるネットワーク500を利用して情報通信を行うものであってもよい。

0024

〈配信クライアントの機能構成〉
続いて、本実施形態のコンテンツ配信システムに係る配信クライアント100及びモーションキャプチャシステム400の機能構成について、図2のブロック図を用いて説明する。なお、本実施形態では、配信クライアント100は、図2実線で示した構成を有し、破線で示した構成は有していないものとして説明する。

0025

制御部101は、例えばCPUであり、配信クライアント100が有する各ブロックの動作を制御する。具体的には制御部101は、例えば記録媒体102に記録されている各ブロックの動作プログラムや、コンテンツのライブ配信を行うアプリケーション配信アプリケーション)のプログラムを読み出しメモリ103に展開して実行することにより各ブロックの動作を制御する。

0026

記録媒体102は、例えば不揮発性メモリやHDD等の、恒久的にデータを保持可能な記録装置である。記録媒体102は、配信クライアント100が有する各ブロックの動作プログラム及び配信アプリケーションのプログラムに加え、各ブロックの動作において必要となるパラメータ等の情報を記憶する。メモリ103は、例えば揮発性メモリ等の一時的なデータ記憶に使用される記憶装置である。メモリ103は、各ブロックの動作プログラムの展開領域としてだけでなく、各ブロックの動作において出力されたデータ等を一時的に記憶する格納領域としても用いられる。

0027

取得部104は、本実施形態のコンテンツ配信システムにおいて鑑賞体験が提供されるコンテンツについて、メインキャラクタに関するモーションデータ及び音声データを取得する。上述したように、メインキャラクタに関するモーションデータ及び音声データは、演者が装着した不図示のセンサマイクを用いて、モーションキャプチャシステム400によって取得、及び配信クライアント100への出力がなされるものである。モーションキャプチャシステム400の機能構成は、図2に簡単に示されるが、演者に装着されたセンサに基づいて、演者の挙動(演者の身体の部位ごとの変化)を検出する検出部401と、マイクにより集音された演者の発した音声を取得する音声取得部402と、これらの情報を、配信クライアント100及び受信クライアント200にて利用可能なデータ形式に変換する変換部403とを含む。またモーションキャプチャシステム400は、変換部403により変換されて生成された、演者の挙動や発した音声と対応するモーションデータ及び音声データを配信クライアント100に対して出力する出力部404を有する。本実施形態では簡単のため、モーションキャプチャシステム400は配信クライアント100のインタフェースとして機能するものとし、固有制御装置等を有しないものとして説明するが、独立したデバイスとして、制御装置等を有し、その動作が制御されるものであってもよいことは言うまでもない。

0028

配信部105は、本実施形態のコンテンツ配信システムにおいて鑑賞体験が提供されるコンテンツのライブ配信を制御する。より詳しくは、配信部105は、ライブ配信を行う時間帯において、該コンテンツに係る鑑賞要求を行って接続サーバ300に接続している受信クライアント200に対して送信する情報を適宜構成し、送出する処理を行う。また配信部105は、コンテンツの鑑賞に係り受信クライアント200において実行する必要がある処理について、その開始命令等を必要なタイミングで送出するよう制御する。

0029

通信部106は、配信クライアント100が有する外部装置との通信インタフェースである。通信部106は、ネットワーク500(有線無線を問わない)を介して外部装置と接続し、データの送受信を可能とすることができる。通信部106は、例えば送信対象として入力された情報を所定の形式のデータに変換し、ネットワーク500を介して接続サーバ300等の外部装置に送信する。また通信部106は、例えばネットワーク500を介して外部装置から情報を受信すると、該情報を復号し、メモリ103に格納する。

0030

〈受信クライアントの機能構成〉
次に、本実施形態のコンテンツ配信システムに係る受信クライアント200の機能構成について、図3のブロック図を用いて説明する。なお、受信クライアント200の機能構成の説明において、配信クライアント100が有する構成と同様の機能を実現する構成については、配信クライアント100の構成と峻別するために、「受信」との接頭文字を付して示すものとする。ここで、接頭文字として付す「受信」は、単に受信クライアント200の一構成であることを示すものであり、説明するブロックの機能を限定する用途で用いるものではない。また、本実施形態では、受信クライアント200は、図3に実線で示した構成と破線で示した構成の両方を有しているものとして説明する。

0031

受信制御部201は、例えばCPUであり、受信クライアント200が有する各ブロックの動作を制御する。具体的には受信制御部201は、例えば受信記録媒体202に記録されている各ブロックの動作プログラムや、ライブ配信されたコンテンツの鑑賞体験を提供するアプリケーション(鑑賞アプリケーション)のプログラムを読み出し、受信メモリ203に展開して実行することにより各ブロックの動作を制御する。

0032

受信記録媒体202は、例えば不揮発性メモリやHDD等の、恒久的にデータを保持可能な記録装置である。受信記録媒体202は、受信クライアント200が有する各ブロックの動作プログラム及び鑑賞アプリケーションのプログラムに加え、各ブロックの動作において必要となるパラメータ等の情報を記憶する。受信メモリ203は、例えば揮発性メモリ等の一時的なデータ記憶に使用される記憶装置である。受信メモリ203は、各ブロックの動作プログラムの展開領域としてだけでなく、各ブロックの動作において出力されたデータ等を一時的に記憶する格納領域としても用いられる。

0033

設定部204は、ライブ配信されたコンテンツの鑑賞に係り、対応する3次元空間を鑑賞する鑑賞位置を設定する。鑑賞位置は、該3次元空間を描画して両眼立体視用画像群を生成する際の基準となる視点位置に対応するものである。本実施形態では、図5に示されるように、3次元空間510内に予め定められた複数の鑑賞位置501a〜fのうちから、鑑賞ユーザが所望する鑑賞位置の選択操作を受け付け、それを設定するものとして説明するが、本発明の実施はこれに限られるものではない。鑑賞位置は、鑑賞ユーザによる選択操作に応じて設定されるものである必要はなく、コンテンツの鑑賞にあたり、例えば先着順抽選によって設定部204によって割り当てられて設定されるものであってもよい。また本実施形態では、図5に示したような複数の鑑賞位置のうちから1つを選択するものとして説明するが、本発明の実施にあたり鑑賞位置は、例えば鑑賞ユーザによる視点移動操作や身体移動操作に応じて、任意の位置に変更可能に構成されていてもよい。

0034

再生制御部205は、接続サーバ300を介して配信クライアント100から受信した情報を含む、コンテンツの再生に必要な情報を用いて、該コンテンツの再生に係る処理を実行する。コンテンツの再生に係る処理は、ライブ配信の1フレームに係る両眼立体視用の画像群の生成及び表示部220への表示と、対応する音声データの再生及び音声出力部230への出力とを含む。表示部220は、例えばLCD等の表示装置であり、音声出力部230は、例えばスピーカイヤホン等の音声出力装置である。

0035

ここで、両眼立体視用の画像群(左眼用画像及び右眼用画像)の生成は、描画部206により行われる。描画部206は、例えばGPU等の描画装置であり、表示部220に表示させる左眼用画像及び右眼用画像を生成するために、所定の描画処理を行う。具体的には描画部206は、鑑賞アプリケーションにおいてコンテンツの鑑賞体験の提供が開始されると、メインキャラクタ及びモブキャラクタ描画オブジェクト(3次元モデルを含む)に対して必要な演算を行い、モーションを適用して3次元空間に配置し、設定された鑑賞位置に応じて定められた左眼用の視点と右眼用の視点について、該3次元空間を描画することで、両眼立体視用の画像群を生成する。

0036

このとき、左眼用の視点と右眼用の視点は、受信クライアント200を装着した鑑賞ユーザの頭部の動きを反映するため、例えば、加速度センサジャイロセンサ等の、受信クライアント200に内蔵された視点制御用センサ210からのセンサ出力が反映されたものになる。設定部204によって設定された鑑賞位置は、該鑑賞位置に対応付けられた3次元空間中の領域(鑑賞を行う領域)と、該領域について予め定められた、両眼立体視用の画像群を生成する際の基準の視点位置及び視線方向を特定するものであり、没入感の高い両眼立体視コンテンツの鑑賞体験の提供のためには、該基準の視点位置及び視線方向を、鑑賞ユーザの頭部の動きに応じて変化させることが好適である。従って、該基準の視点位置及び視線方向に対して、視点制御用センサ210からのセンサ出力に基づく並進及び回転を適用した後、適用後の視点位置を中点として眼間距離相当分離間させ、適用後の視線方向を有する2つの視点が、左眼用の視点と右眼用の視点となる。

0037

例えば、表示部220の表示領域を分割して左眼用と右眼用の画像を表示し、これを所定の光学系を介して鑑賞させることで両眼立体視を実現する態様では、描画部206は、生成した両眼立体視用の画像群を、1つの画面を構成するよう並列に結合することで、最終的な画面を生成する。再生制御部205は、このようにして生成された、該当のフレームに係る画面の画像を表示部220に順次表示することで、両眼立体視コンテンツの提示を実現する。

0038

操作検出部207は、例えば電源タンメニューボタン等の、受信クライアント200が有するユーザインタフェースである。操作検出部207は、操作部材に対する操作入力がなされたことを検出すると、該操作入力に対応する制御信号を受信制御部201に出力する。また、本実施形態では受信クライアント200は、無線接続されたコントローラ240を含んでおり、該コントローラ240の有する物理的な操作部材である物理ボタン241になされた操作入力も、操作検出部207が検出する。

0039

演出制御部208は、本実施形態のコンテンツ配信システムにてライブ配信されるコンテンツに係る演出を制御する。詳細は後述するが、ライブ配信されるコンテンツには、メインキャラクタが歌唱する演出を提供するパートが含まれおり、演出制御部208は、主として該パートにおける演出制御を行う。

0040

信通信部209は、受信クライアント200が有する外部装置との通信インタフェースである。受信通信部209は、ネットワーク500(有線・無線を問わない)を介して外部装置と接続し、データの送受信を可能とすることができる。受信通信部209は、例えば送信対象として入力された情報を所定の形式のデータに変換し、ネットワーク500を介して接続サーバ300等の外部装置に送信する。また受信通信部209は、例えばネットワーク500を介して外部装置から情報を受信すると、該情報を復号し、受信メモリ203に格納する。

0041

〈接続サーバの機能構成〉
次に、本実施形態のコンテンツ配信システムに係る接続サーバ300の機能構成について、図4のブロック図を用いて説明する。なお、接続サーバ300の機能構成の説明において、配信クライアント100及び受信クライアント200が有する構成と同様の機能を実現する構成については、これらの機器の構成と峻別するために、「接続」との接頭文字を付して示すものとする。ここで、接頭文字として付す「接続」は、単に接続サーバ300の一構成であることを示すものであり、説明するブロックの機能を限定する用途で用いるものではない。

0042

接続制御部301は、例えばCPUであり、接続サーバ300が有する各ブロックの動作を制御する。具体的には接続制御部301は、例えば接続記録媒体302に記録されている各ブロックの動作プログラムを読み出し、接続メモリ303に展開して実行することにより各ブロックの動作を制御する。

0043

接続記録媒体302は、例えば不揮発性メモリやHDD等の、恒久的にデータを保持可能な記録装置である。接続記録媒体302は、接続サーバ300が有する各ブロックの動作プログラムに加え、各ブロックの動作において必要となるパラメータ等の情報を記憶する。接続メモリ303は、例えば揮発性メモリ等の一時的なデータ記憶に使用される記憶装置である。接続メモリ303は、各ブロックの動作プログラムの展開領域としてだけでなく、各ブロックの動作において出力されたデータ等を一時的に記憶する格納領域としても用いられる。

0044

通信制御部304は、後述の接続通信部305を介して外部装置から受信した情報をいずれの装置に送信するかの制御、及び現在コンテンツ鑑賞を行っている受信クライアント200の管理等、本実施形態のコンテンツ配信システムにおけるコンテンツの鑑賞体験の提供を実現するために、通信に係る必要な処理を行う。なお、本実施形態では簡単のため、コンテンツ配信システムが配信するコンテンツが1種類であるものとして説明するが、本発明の実施はこれに限られるものではなく、接続サーバ300を介して提供されるコンテンツは複数種類あってもよい。この場合、コンテンツごとに配信クライアント100とモーションキャプチャシステム400の組み合わせが設けられるものであってよい。

0045

接続通信部305は、接続サーバ300が有する外部装置との通信インタフェースである。接続通信部305は、ネットワーク500(有線・無線を問わない)を介して外部装置と接続し、データの送受信を可能とすることができる。接続通信部305は、例えば送信対象として入力された情報を所定の形式のデータに変換し、ネットワーク500を介して配信クライアント100、受信クライアント200等の外部装置に送信する。また接続通信部305は、例えばネットワーク500を介して外部装置から情報を受信すると、該情報を復号し、接続メモリ303に格納する。

0046

提供コンテンツ概要
次に、このような構成を有する本実施形態のコンテンツ配信システムの、受信クライアント200で提供されるコンテンツの鑑賞体験について具体的に説明する。

0047

本実施形態で一例として説明するコンテンツは、図5に示されるように、演者の挙動や音声と連動するメインキャラクタ502が、主として3次元空間中のステージ503上に配置され、マイクパフォーマンスと歌唱パフォーマンスを行う様子の鑑賞を、鑑賞ユーザに可能ならしめる両眼立体視コンテンツである。受信クライアント200に対して割り当てられる鑑賞位置501は、図示されるように、ステージ503の周囲に設けられたフロア(客席)504に設けられており、鑑賞ユーザが、基本的にはステージ503よりも低い位置からメインキャラクタ502を鑑賞可能なように、コンテンツは構成されている。

0048

即ち、コンテンツに係り構成される3次元空間は、図示されるように所謂ライブハウスコンサートホールのような空間を模して各種描画オブジェクトが配置されており、鑑賞ユーザは、両眼立体視で該3次元空間を鑑賞することで、あたかもメインキャラクタ502の出演するコンサートライブに足を運んでいるかの如き鑑賞体験を得ることができる。本実施形態のコンテンツでは、該鑑賞体験の臨場感をより高めるべく、またコンテンツの賑やかし要素として、同様にコンサートライブを鑑賞している存在を示すモブ(群衆)キャラクタ505が、フロア504には配置される。

0049

コンテンツは、メインキャラクタ502がマイクパフォーマンスを行うMCパートと、メインキャラクタ502が歌唱パフォーマンスを行うライブパートとに分かれて構成されている。本実施形態では、このうちMCパートについてのみ、演者が実時間で発している音声と挙動を反映させるよう、モーションキャプチャシステム400により取得されたモーションデータ及び音声データが配信され、受信クライアント200において描画制御に用いられるものとして説明する。一方、ライブパートは、例えば宙に浮く演出や瞬間移動する演出等、演者が実際に行う挙動のみでは実現困難なものを含む、興趣性の高い演出を提供すべく、予め構成されたモーションデータ及び音声データを適用することで提供されるものとして説明する。即ち、本実施形態のコンテンツにおけるライブパートは、モーションキャプチャシステム400により演者について実時間に取得されたモーションデータ及び音声データを再生に係る処理において用いず、コンテンツ鑑賞に先立って、あるいはライブパートに先立って予め受信メモリ203等に格納されたモーションデータ及び音声データを用いて提示可能に構成されるものとする。ここで、ライブパートの再生に係る処理に使用されるモーションデータ及び音声データは、演者の挙動及び音声を予め実計測して記録したものを加工することによって構成されたものであってもよい。

0050

このように、本実施形態では説明を簡単にすべく、実計測した演者の挙動や音声そのものを反映させて提示するか、または、実計測に基づかずに構成された、あるいは演者の実計測により得られたものを加工することで構成された挙動や音声を反映させて提示するかの観点で、コンテンツをMCパートとライブパートとに分け、後者を本発明に係る演出を提供するパートであるものとして説明する。

0051

また、MCパートとライブパートとは、コンテンツの鑑賞体験の提供期間、交互に複数回現れるものであってよい。本実施形態のコンテンツ配信システムでは、MCパートでは、演者に係り実計測されたモーションデータ及び音声データを配信クライアント100から受信したことを受けて、再生制御部205はこれを反映した再生に係る処理を実行するが、ライブパートに関しては配信クライアント100からの演者に係る実計測情報の取得を要さずに、予め格納したデータを用いて受信クライアント200内で再生に係る処理を完結することができる。一方で、多人数が鑑賞するライブ配信の提供にあたっては、受信クライアント200間で進行状況が同期され、鑑賞ユーザの一体感担保されることが好ましいものであるため、少なくともMCパートからライブパートに切り替わる際には、配信クライアント100から接続サーバ300を介して、各受信クライアント200にライブパートの開始指示がなされるものとする。

0052

なお、本実施形態ではライブパートには、実時間でモーションキャプチャシステム400により演者について取得されたモーションデータ及び音声データを用いないものとして説明したが、本発明の実施はこれに限られるものではないことは容易に理解されよう。例えば、ライブパートにおいて適用されるモーションデータは予め格納されたものを利用し、音声データは実時間で取得されたものを利用するものとしてもよい。この場合、例えばメインキャラクタ502のモデル口唇部の状態制御は、音声データに基づいて行われるものとしてもよい。

0053

〈ライブパートの演出態様〉
また、本実施形態のシステムにおいて鑑賞体験が提供されるコンテンツのライブパートは、鑑賞ユーザのコンテンツに対する関心を高めるため、少なくとも2種類の演出パートを含むものとする。

0054

1つ目は、本発明に係る第1のパートとしての通常演出パートであり、歌唱パフォーマンス中のメインキャラクタ502を用いた演出のうち、好ましい鑑賞位置を特に定めていない演出、換言すれば、いずれの鑑賞位置から鑑賞したとしても鑑賞ユーザ間の公平性が担保される演出を提供するパートになる。本実施形態では通常演出パートは、メインキャラクタ502がステージ503上において、フロア504の全体を対象としてパフォーマンスを行う演出を提供する。例えば、いずれの鑑賞位置501からも鑑賞しやすいステージ503の中央付近にメインキャラクタ502を配置して行われるような演出や、各鑑賞位置501から鑑賞しやすいフロア504上の位置をメインキャラクタ502が均等に移動するような演出が含まれる。

0055

2つ目は、本発明に係る第2のパートとしての特殊演出パートであり、歌唱パフォーマンス中のメインキャラクタ502を用いた演出のうち、好ましい鑑賞位置が定められた演出、換言すれば、その他の鑑賞位置からでは好適でない鑑賞体験が提供され得る演出を提供するパートになる。特殊演出パートは、通常演出パートとは異なり、メインキャラクタ502が、ステージ503上もしくはフロア504にて、特定の鑑賞位置501に対象を限定してパフォーマンスを行う演出を提供するものである。例えば、メインキャラクタ502が、対象となる鑑賞位置501に最も近いステージ503上の位置に移動し、該鑑賞位置501方向に向けてパフォーマンスを行う演出を含む。また例えば、メインキャラクタ502がステージ503からフロア504の対象となる鑑賞位置501の領域に移動し、該鑑賞位置501方向に対して近づきながらパフォーマンスを行う演出を含む。

0056

ところで、このような特殊演出パートで提供される演出は、好ましい鑑賞位置501において鑑賞を行うよう設定していた鑑賞ユーザであれば、図6(b)に示されるように、鑑賞ユーザに対してのみパフォーマンスが行われているような鑑賞体験を得ることができるが、他の鑑賞位置501において鑑賞を行うよう設定していた鑑賞ユーザは、図6(a)に示したように、好適な鑑賞体験を得ることができない可能性がある。本実施形態のコンテンツ配信システムでは、このような特殊演出パートにおいて、設定されていた鑑賞位置の違いによって鑑賞ユーザ間で鑑賞体験に差が生じないよう、演出制御部208が演出制御を行う。

0057

ここで、特殊演出パートにおいて、図7(a)に示されるように、メインキャラクタ502が、フロア504の鑑賞位置501aに対応する領域701内の位置702に現れ、鑑賞位置501aに接近しながらパフォーマンスを行う演出が提供されるよう定められている例について考える。このとき、例えば鑑賞位置501cを鑑賞用に設定していた鑑賞ユーザは、該演出を鑑賞することができず、コンテンツの鑑賞体験において、不公平である印象を抱き得る。

0058

故に、受信クライアント200の演出制御部208は、このような特殊演出パートが開始される際、該受信クライアント200において設定されている鑑賞位置(鑑賞位置501c)が、演出の好適な提供対象である鑑賞位置(鑑賞位置501a)と一致するか否かを判断する。そして、これが異なるのであれば、演出制御部208は、本来鑑賞位置501aを対象として提供される上記演出を、鑑賞位置501cに対して提供するよう制御を行う。具体的には、演出制御部208は、図7(b)に示すように、メインキャラクタ502の配置位置を鑑賞位置501cに対応する領域703内の位置704に変更し、図7(a)に示した演出と同様の演出(鑑賞位置501cに接近しながらパフォーマンスを行う演出)を提供するモーションデータを適用するよう制御する。

0059

このようにすることで、本実施形態のコンテンツ配信システムでは、特殊演出パートに至った際に、異なる鑑賞位置で鑑賞している鑑賞ユーザのそれぞれに対し、統一された鑑賞体験が提供されるようにすることができる。換言すれば、本実施形態のコンテンツ配信システムでは、特殊演出パートにおいて、現在コンテンツ鑑賞を行っている受信クライアント200間の各々で提供する演出内容は同一であるが、設定されている鑑賞位置に応じて、描画オブジェクトの分布が異なる3次元空間が描画対象となる状況を生じさせ得る。

0060

なお、本実施形態は、ライブパートについては予め受信メモリ203等に格納されたモーションデータ及び音声データを用いて、再生に係る処理を行ってコンテンツの鑑賞体験を提供する態様であるため、特殊演出パートに係るモーションデータも、予め全て格納されている。即ち、特殊演出パートに係るモーションデータは、予め全ての鑑賞位置501のそれぞれについて設けられ、予備データとしてメモリ103等に格納されているものとする。そして演出制御部208は、特殊演出パートに至った際には、該パートについて本来定められた鑑賞位置に係る演出の提供が好適でないのであれば、鑑賞用に設定されている鑑賞位置に応じたモーションデータを予備データのうちから読み出し、再生に係る処理に代用するよう制御する。

0061

《演出制御処理》
以下、本実施形態のコンテンツ配信システムの受信クライアント200において実行される、ライブパートのコンテンツの鑑賞体験の提供中において行われる演出制御処理について、図8のフローチャートを用いて具体的な処理を説明する。該フローチャートに対応する処理は、受信制御部201が、例えば受信記録媒体202に記憶されている、鑑賞アプリケーションのうちの対応する処理プログラムを読み出し、受信メモリ203に展開して実行することにより実現することができる。なお、本演出制御処理は、例えば配信クライアント100から送信されたライブパートの開始要求を受信した際に開始されるものとして説明する。ここで、コンテンツの鑑賞体験は、配信アプリケーションにて予めライブ配信を行うものとして定めた期間、もしくはその直前に設けられた所定の期間において、受信クライアント200にて鑑賞アプリケーションが実行され、対象のコンテンツに係る鑑賞要求が受信クライアント200から接続サーバ300に送信されたことを条件として、上記ライブ配信を行う期間において提供されるものとする。このとき、通信制御部304は、該当のコンテンツの鑑賞を行っている受信クライアント200のリストに、鑑賞要求を行った受信クライアント200の識別情報(及び宛先情報)を追加する。

0062

S801で、受信制御部201は、鑑賞体験を提供しているコンテンツが、特殊演出パートに係る演出を提供するシーケンスに至ったか否かを判断する。ライブパートに係るコンテンツ鑑賞における通常演出パートと特殊演出パートの区間の情報は、該ライブパートについて予め設計されたタイムライン情報に含められており、受信制御部201は該タイムライン情報を参照することで、本ステップの判断を行えばよい。受信制御部201は、特殊演出パートに係る演出を提供するシーケンスに至ったと判断した場合は処理をS802に移し、至っていない、即ち、通常演出パートに係る演出を提供するシーケンスであると判断した場合は処理をS806に移す。

0063

S802で、設定部204は、鑑賞位置変更に係る操作入力を受け付けないよう、状態制御を行う。上述したように、特殊演出パートに係る演出は、本実施形態では現在設定されている鑑賞位置(設定鑑賞位置)に対して提供されるよう制御されることになる。つまり、このような演出の途中で設定鑑賞位置の変更操作を可能ならしめると、鑑賞位置の変更とともにメインキャラクタ502の配置位置も変えることになり、結果としてフレーム間の演出の連続性が担保されず、好適な鑑賞体験を阻害し得る。このため、本実施形態の演出制御処理では、少なくとも特殊演出パートに係る演出を提供するシーケンスにおいては、設定鑑賞位置の変更がなされないように制御される。

0064

S803で、演出制御部208は受信制御部201の制御の下、設定鑑賞位置が現在の特殊演出パートについて定められた提供対象の鑑賞位置(対象鑑賞位置)と一致するか否かを判断する。演出制御部208は、設定鑑賞位置が対象鑑賞位置と一致すると判断した場合は処理をS804に移し、一致しないと判断した場合は処理をS805に移す。

0065

S804で、演出制御部208は、現在の特殊演出パートについて予め定められたモーションデータ及び音声データを示す情報を、演出の提示に必要な情報として再生制御部205に伝送する。このように伝送された演出の提示に必要な情報は、提示するコンテンツの再生に係る処理において、描画部206による描画処理や音声出力部230への音声出力に用いられる。

0066

一方、S803において設定鑑賞位置が対象鑑賞位置と一致しないと判断した場合、演出制御部208はS805で、現在の特殊演出パートについて設けられた予備データのうち、設定鑑賞位置用に構成されたモーションデータ及び音声データを示す情報を、演出の提示に必要な情報として再生制御部205に伝送する。即ち、S804において選択される演出の提示に必要な情報が図7(a)に示したような演出態様を示すものである例において、本ステップにおいて選択される演出の提示に必要な情報は、図7(b)に示したような演出態様を示すものに相当する(設定鑑賞位置が鑑賞位置501c)。

0067

また、S801において通常演出パートに係る演出を提供するシーケンスであると判断された場合、演出制御部208はS806で、現在の通常演出パートについて予め定められたモーションデータ及び音声データを示す情報を、演出の提示に必要な情報として再生制御部205に伝送する。なお、通常演出パートに係る演出を提供するシーケンスである場合には、設定部204は、鑑賞位置変更に係る操作入力を受け付け可能なように状態制を行うものとする。

0068

S807で、受信制御部201は、ライブパートが終了したか否かを判断する。ライブパートが終了したか否かの判断は、例えば、該ライブパートに係るタイムライン情報を参照し、定められた全ての演出提示が完了したか否かに基づいて行われるものであってもよいし、予めライブパートの提示について定められた期間の終了後に配信クライアント100から送信される、MCパートの開始に係る情報の受信有無に基づいて行われるものであってもよい。受信制御部201は、ライブパートが終了したと判断した場合は本演出制御処理を完了し、終了していないと判断した場合は処理をS801に戻す。

0069

このようにすることで、本実施形態のコンテンツ配信システムによれば、興趣性の高い演出の鑑賞体験を鑑賞者に好適に提供することができる。より詳しくは、鑑賞ユーザに対して個別にパフォーマンスが行われているかの如く演出提示を鑑賞体験に含め、いずれの鑑賞位置であっても、このような演出の提供を好適な態様で受けることが可能なよう、演出の制御を行うことで、興趣性の高い鑑賞体験の提供を実現することができる。

0070

[変形例]
上述した実施形態では、特殊演出パートについて定められた演出について、全ての鑑賞位置にて同様に該演出の提供を受けることが可能なよう、予め全ての鑑賞位置について演出の提示に必要な情報が用意されているものとして説明したが、本発明の実施はこれに限られるものではない。

0071

例えば、特殊演出パートに係る演出の提示に必要な情報は、該特殊演出パートについて定められた提供対象の鑑賞位置(対象鑑賞位置)についてのみ設けられており、現在設定されている鑑賞位置(設定鑑賞位置)と対象鑑賞位置とが異なる場合には、演出制御部208は、対象鑑賞位置について設けられたモーションデータを、設定鑑賞位置について同様の演出の提供を実現するように変更することによって、演出の提示に必要な情報を生成するようにしてもよい。

0072

[実施形態2]
上述した実施形態1及び変形例では、ライブパートに係る演出の提示に必要な情報が受信クライアント200に予め格納されており、演出制御部208が、設定鑑賞位置に応じて好適な情報を選択的に読み出すものとして説明した。しかしながら、本発明の実施はこれに限られるものではなく、ライブパートに係る演出の提示に必要な情報、もしくは少なくとも設定鑑賞位置に応じて動的に変更がなされる特殊演出パートに係る演出の提示に必要な情報は、MCパートと同様に、配信クライアント100から接続サーバ300を介して各受信クライアント200に提供されるものであってもよい。

0073

本実施形態では、このように、演出制御を配信クライアント100側にて行う態様について説明する。なお、以下の説明において、上述した実施形態1のコンテンツ配信システムと同一の構成については同一の参照番号を付し、説明は省略する。

0074

《配信クライアントの機能構成》
まず、本実施形態のコンテンツ配信システムに係る配信クライアント100及びモーションキャプチャシステム400の機能構成について、図2のブロック図を用いて説明する。本実施形態では、配信クライアント100は実施形態1とは異なり、図2に実線で示した構成と破線で示した構成の両方を有しているものとして説明する。

0075

演出制御部110は、本実施形態のコンテンツ配信システムにてライブ配信されるコンテンツに係る演出を制御する。上述したように、ライブ配信されるコンテンツには、ライブパートが含まれており、演出制御部110は、該パートに係るコンテンツの鑑賞が行われている場合に演出制御を行う。

0076

《受信クライアントの機能構成》
本実施形態の受信クライアント200は実施形態1とは異なり、図3に実線で示した構成のみを有し、破線で示した構成は有さない。

0077

従って、本実施形態のコンテンツ配信システムでは、演出制御を行う構成が受信クライアント200ではなく配信クライアント100に設けられている点で、実施形態1のコンテンツ配信システムとは異なっている。

0078

《演出制御処理》
以下、本実施形態のコンテンツ配信システムの配信クライアント100において実行される、ライブパートのコンテンツの鑑賞体験の提供中において行われる演出制御処理について、図9のフローチャートを用いて具体的な処理を説明する。該フローチャートに対応する処理は、制御部101が、例えば記録媒体102に記憶されている、配信アプリケーションのうちの対応する処理プログラムを読み出し、メモリ103に展開して実行することにより実現することができる。なお、本演出制御処理は、例えば配信クライアント100においてMCパートからライブパートに移行することが決定され、ライブパートの開始に係る指示が、配信クライアント100から現在コンテンツ提供が行われている受信クライアント200宛てに送信された際に開始されるものとして説明する。

0079

また本実施形態のコンテンツ配信システムでは、コンテンツ鑑賞を行っている受信クライアント200からは、該受信クライアント200において設定部204が設定した鑑賞位置の情報が、該受信クライアント200を識別する装置IDに関連付けて、配信クライアント100に対して送信されるものとする。該情報は、コンテンツ提供の開始時、及び設定鑑賞位置の変更がなされた際に送信され、例えば配信クライアント100のメモリ103に記憶されている、現在コンテンツ提供を行っている受信クライアント200についての鑑賞位置リストに格納されるものとする。

0080

S901で、制御部101は、鑑賞体験を提供しているコンテンツが、特殊演出パートに係る演出を提供するシーケンスに至ったか否かを判断する。ライブパートに係るコンテンツ鑑賞における通常演出パートと特殊演出パートの区間の情報は、該ライブパートについて予め設計されたタイムライン情報に含められており、制御部101は該タイムライン情報を参照することで、本ステップの判断を行えばよい。制御部101は、特殊演出パートに係る演出を提供するシーケンスに至ったと判断した場合は処理をS902に移し、至っていない、即ち、通常演出パートに係る演出を提供するシーケンスであると判断した場合は処理をS904に移す。

0081

S902で、制御部101は、現在コンテンツ鑑賞を行っている受信クライアント200宛てに、鑑賞位置変更に係る操作入力を無効化する指示を送出する。受信クライアント200において該指示が受信されると、設定部204は、鑑賞位置変更に係る操作入力を受け付けないよう、状態制御を行えばよい。

0082

S903で、演出制御部110は制御部101の制御の下、鑑賞位置リストに含まれる受信クライアント200のそれぞれについて、設定鑑賞位置が現在の特殊演出パートについて定められた提供対象の鑑賞位置(対象鑑賞位置)と一致するか否かを判断する。そして演出制御部110は、設定鑑賞位置が対象鑑賞位置と一致すると判断した受信クライアント200については、現在の特殊演出パートについて予め定められたモーションデータ及び音声データを示す情報を通信部106に伝送し、演出の提示に必要な情報として該受信クライアント200宛てに送信させる。また演出制御部110は、設定鑑賞位置が対象鑑賞位置と一致しないと判断した受信クライアント200については、現在の特殊演出パートについて設けられた予備データのうち、設定鑑賞位置用に構成されたモーションデータ及び音声データを示す情報を通信部106に伝送し、演出の提示に必要な情報として該受信クライアント200宛てに送信させる。

0083

なお、本実施形態では説明を簡単にするため、実施形態1と同様に、ライブパートの演出の提示に必要なモーションデータ及び音声データは、予め用意され、記録媒体102に格納されているものとして説明するが、本発明の実施はこれに限られない。即ち、本実施形態のように、ライブパートに係るシーケンスにおいても、配信クライアント100から演出の提示に必要な情報の各受信クライアント200への送信が行われる態様であれば、MCパートと同様に、モーションキャプチャシステム400による演者の実計測に基づいて得られたモーションデータ及び音声データを用いるものとしてもよい。この場合、特殊演出パートについては、演者によって行われた挙動は、該パートについて定められた1つの鑑賞位置(対象鑑賞位置)に対するモーションデータとして構成され、異なる設定鑑賞位置に対して提供する場合には、該実時間の挙動に基づくモーションデータが変更されるものとすればよい。

0084

また、S901において通常演出パートに係る演出を提供するシーケンスであると判断された場合、演出制御部110はS904で、現在の通常演出パートについて予め定められたモーションデータ及び音声データを示す情報を通信部106に伝送し、演出の提示に必要な情報として現在コンテンツ鑑賞を行っている受信クライアント200宛てに送信させる。なお、通常演出パートに係る演出を提供するシーケンスである場合には、鑑賞位置変更に係る操作入力を受け付けてもよいため、現在コンテンツ鑑賞を行っている受信クライアント200宛てに、鑑賞位置変更に係る操作入力を有効化する指示を送出してよい。受信クライアント200において該指示が受信されると、設定部204は、鑑賞位置変更に係る操作入力を受け付けるよう、状態制御を行えばよい。

0085

S905で、制御部101は、ライブパートが終了したか否かを判断する。ライブパートが終了したか否かの判断は、例えば、該ライブパートに係るタイムライン情報を参照し、定められた全ての演出提示が完了したか否かに基づいて行われるものであってもよい。制御部101は、ライブパートが終了したと判断した場合は本演出制御処理を完了し、終了していないと判断した場合は処理をS901に戻す。

0086

このようにすることで、配信クライアント100の演出制御部110が主体となって、各受信クライアント200において好適なコンテンツの鑑賞体験が提供されるようにできる。

0087

[その他の実施形態]
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、種々の変更及び変形が可能である。また本発明に係るコンテンツ配信システムは、1以上のコンピュータを該システムの配信装置及び受信装置として機能させるプログラムによっても実現可能である。該プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されることにより、あるいは電気通信回線を通じて、提供/配布することができる。

0088

100:配信クライアント、101:制御部、102:記録媒体、103:メモリ、104:取得部、105:配信部、106:通信部、110:演出制御部、200:受信クライアント、201:受信制御部、202:受信記録媒体、203:受信メモリ、204:設定部、205:再生制御部、206:描画部、207:操作検出部、208:演出制御部、209:受信通信部、210:視点制御用センサ、220:表示部、230:音声出力部、240:コントローラ、241:物理ボタン、300:接続サーバ、301:接続制御部、302:接続記録媒体、303:接続メモリ、304:通信制御部、305:接続通信部、400:モーションキャプチャシステム、401:検出部、402:音声取得部、403:変換部、404:出力部、500:ネットワーク

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