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技術 媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラム

出願人 株式会社PFU
発明者 海貴之岡野茂治
出願日 2018年12月20日 (2年1ヶ月経過) 出願番号 2018-238681
公開日 2020年7月2日 (7ヶ月経過) 公開番号 2020-100460
状態 未査定
技術分野 シートの整合・反転 シート,ウェブの制御 シート、マガジン及び分離
主要キーワード サイドセンサ 接触検出センサ 各発光器 媒体検出信号 サイド信号 透過穴 ブレーキローラ スキュー検出回路
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (19)

課題

媒体スキューをより適切に補正することが可能な媒体搬送装置制御方法及び制御プログラムを提供する。

解決手段

媒体搬送装置100は、媒体搬送方向と直交する方向に間隔を空けて配置され、それぞれ独立に回転して媒体を給送する複数の給送ローラ112と、複数の給送ローラのそれぞれに対向して配置される複数のブレーキローラ113と、複数のブレーキローラの回転軸135eと、複数のブレーキローラのそれぞれとの間に、別個に設けられた複数のトルクリミッタ139a、bと、給送される媒体のスキューを検出するスキュー検出部164と、スキュー検出部によって媒体のスキューが検出された場合、複数の給送ローラの周速度を相互に異ならせることにより媒体のスキューを補正する制御部161と、を有する。

概要

背景

スキャナ等の媒体搬送装置では、媒体を搬送させて読み取る際に、媒体が傾いて搬送されるスキュー斜行)が発生し、媒体全体撮像されない場合、又は、媒体が搬送路側壁衝突して媒体のジャム紙詰まり)が発生する場合がある。

独立して駆動される左右の前進ローラを用いて文書を供給する給紙装置が開示されている(特許文献1を参照)。この給紙装置は、文書の導入端検出のためのセンサからの出力を用いて、左右の前進ローラをそれぞれ駆動する左右のモータ起動して、文書の導入端を供給方向に向かって垂直に揃える。

概要

媒体のスキューをより適切に補正することが可能な媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラムを提供する。媒体搬送装置100は、媒体搬送方向と直交する方向に間隔を空けて配置され、それぞれ独立に回転して媒体を給送する複数の給送ローラ112と、複数の給送ローラのそれぞれに対向して配置される複数のブレーキローラ113と、複数のブレーキローラの回転軸135eと、複数のブレーキローラのそれぞれとの間に、別個に設けられた複数のトルクリミッタ139a、bと、給送される媒体のスキューを検出するスキュー検出部164と、スキュー検出部によって媒体のスキューが検出された場合、複数の給送ローラの周速度を相互に異ならせることにより媒体のスキューを補正する制御部161と、を有する。

目的

特開平7−215499号公報






媒体搬送装置では、媒体のスキューが発生した場合に、媒体のスキューをより適切に補正することが望まれている

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

媒体搬送方向と直交する方向に間隔を空けて配置され、それぞれ独立に回転して媒体給送する複数の給送ローラと、前記複数の給送ローラのそれぞれに対向して配置される複数のブレーキローラと、前記複数のブレーキローラの回転軸と、前記複数のブレーキローラのそれぞれとの間に、別個に設けられた複数のトルクリミッタと、給送される媒体のスキューを検出するスキュー検出部と、前記スキュー検出部によって媒体のスキューが検出された場合、前記複数の給送ローラの周速度を相互に異ならせることにより媒体のスキューを補正する制御部と、を有することを特徴とする媒体搬送装置

請求項2

媒体を撮像する撮像部をさらに有し、前記制御部は、媒体のスキューの補正に失敗した場合、前記撮像部による媒体搬送方向の撮像範囲を、媒体のスキューが発生していない場合の撮像範囲より大きくする、請求項1に記載の媒体搬送装置。

請求項3

前記複数の給送ローラの媒体搬送方向の下流側に、媒体搬送方向と直交する方向に間隔を空けて配置された二つのセンサをさらに有し、前記スキュー検出部は、前記二つのセンサの内の一方のセンサが媒体を検出してから所定時間内に他方のセンサが媒体を検出しなかった場合、媒体のスキューを検出し、前記制御部は、前記スキュー検出部によって媒体のスキューが検出された場合、前記複数の給送ローラの周速度を0より大きく且つ相互に異なる値に設定し、前記他方のセンサが媒体を検出した後も特定時間が経過するまでは、前記複数の給送ローラを前記設定した周速度で回転させる、請求項1または2に記載の媒体搬送装置。

請求項4

媒体搬送方向と直交する方向に間隔を空けて配置され、それぞれ独立に回転して媒体を給送する複数の給送ローラと、前記複数の給送ローラのそれぞれに対向して配置される複数のブレーキローラと、前記複数のブレーキローラの回転軸と、前記複数のブレーキローラのそれぞれとの間に、別個に設けられた複数のトルクリミッタと、を有する媒体搬送装置の制御方法であって、給送される媒体のスキューを検出し、前記媒体のスキューが検出された場合、前記複数の給送ローラの周速度を相互に異ならせることにより媒体のスキューを補正する、ことを含むことを特徴とする制御方法。

請求項5

媒体搬送方向と直交する方向に間隔を空けて配置され、それぞれ独立に回転して媒体を給送する複数の給送ローラと、前記複数の給送ローラのそれぞれに対向して配置される複数のブレーキローラと、前記複数のブレーキローラの回転軸と、前記複数のブレーキローラのそれぞれとの間に、別個に設けられた複数のトルクリミッタと、を有する媒体搬送装置の制御プログラムであって、給送される媒体のスキューを検出し、前記媒体のスキューが検出された場合、前記複数の給送ローラの周速度を相互に異ならせることにより媒体のスキューを補正する、ことを前記媒体搬送装置に実行させることを特徴とする制御プログラム。

技術分野

0001

本発明は、媒体搬送装置制御方法及び制御プログラムに関し、特に、媒体スキュー補正する媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラムに関する。

背景技術

0002

スキャナ等の媒体搬送装置では、媒体を搬送させて読み取る際に、媒体が傾いて搬送されるスキュー(斜行)が発生し、媒体全体撮像されない場合、又は、媒体が搬送路側壁衝突して媒体のジャム紙詰まり)が発生する場合がある。

0003

独立して駆動される左右の前進ローラを用いて文書を供給する給紙装置が開示されている(特許文献1を参照)。この給紙装置は、文書の導入端検出のためのセンサからの出力を用いて、左右の前進ローラをそれぞれ駆動する左右のモータ起動して、文書の導入端を供給方向に向かって垂直に揃える。

先行技術

0004

特開平7−215499号公報

発明が解決しようとする課題

0005

媒体搬送装置では、媒体のスキューが発生した場合に、媒体のスキューをより適切に補正することが望まれている。

0006

本発明の目的は、媒体のスキューをより適切に補正することが可能な媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラムを提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

本発明の一側面に係る媒体搬送装置は、媒体搬送方向と直交する方向に間隔を空けて配置され、それぞれ独立に回転して媒体を給送する複数の給送ローラと、複数の給送ローラのそれぞれに対向して配置される複数のブレーキローラと、複数のブレーキローラの回転軸と、複数のブレーキローラのそれぞれとの間に、別個に設けられた複数のトルクリミッタと、給送される媒体のスキューを検出するスキュー検出部と、スキュー検出部によって媒体のスキューが検出された場合、複数の給送ローラの周速度を相互に異ならせることにより媒体のスキューを補正する制御部と、を有する。

0008

また、本発明の一側面に係る制御方法は、媒体搬送方向と直交する方向に間隔を空けて配置され、それぞれ独立に回転して媒体を給送する複数の給送ローラと、複数の給送ローラのそれぞれに対向して配置される複数のブレーキローラと、複数のブレーキローラの回転軸と、複数のブレーキローラのそれぞれとの間に、別個に設けられた複数のトルクリミッタと、を有する媒体搬送装置の制御方法であって、給送される媒体のスキューを検出し、媒体のスキューが検出された場合、複数の給送ローラの周速度を相互に異ならせることにより媒体のスキューを補正することを含む。

0009

また、本発明の一側面に係る制御プログラムは、媒体搬送方向と直交する方向に間隔を空けて配置され、それぞれ独立に回転して媒体を給送する複数の給送ローラと、複数の給送ローラのそれぞれに対向して配置される複数のブレーキローラと、複数のブレーキローラの回転軸と、複数のブレーキローラのそれぞれとの間に、別個に設けられた複数のトルクリミッタと、を有する媒体搬送装置の制御プログラムであって、給送される媒体のスキューを検出し、媒体のスキューが検出された場合、複数の給送ローラの周速度を相互に異ならせることにより媒体のスキューを補正することを媒体搬送装置に実行させる。

発明の効果

0010

本発明によれば、媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラムは、媒体のスキューをより適切に補正することが可能となる。

図面の簡単な説明

0011

実施形態に係る媒体搬送装置100を示す斜視図である。
媒体搬送装置100内部の搬送経路を説明するための図である。
媒体搬送装置100の駆動機構について説明するための模式図である。
媒体搬送装置100の駆動機構について説明するための模式図である。
遊星ギア134b等の動作について説明するための模式図である。
遊星ギア134b等の動作について説明するための模式図である。
第2トルクリミッタ139a、bについて説明するための模式図である。
給送ローラ112等の動きについて説明するための模式図である。
各センサについて説明するための模式図である。
媒体搬送装置100の概略構成を示すブロック図である。
記憶装置150及びCPU160の概略構成を示す図である。
媒体読取処理の動作の例を示すフローチャートである。
重送検出処理の動作の例を示すフローチャートである。
音波信号の特性について説明するための模式図である。
スキュー検出処理の動作の例を示すフローチャートである。
媒体の傾きと通過時刻との関係について説明するための模式図である。
他の媒体搬送装置の駆動機構について説明するための模式図である。
さらに他の媒体搬送装置における処理回路270の概略構成を示す図である。

実施例

0012

以下、本発明の一側面に係る媒体搬送装置について図を参照しつつ説明する。但し、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。

0013

図1は、イメージスキャナとして構成された媒体搬送装置100を示す斜視図である。媒体搬送装置100は、原稿である媒体を搬送し、撮像する。媒体は、用紙、厚紙、カード冊子又はパスポート等である。媒体搬送装置100は、ファクシミリ複写機プリンタ複合機MFP、Multifunction Peripheral)等でもよい。なお、搬送される媒体は、原稿でなく印刷対象物等でもよく、媒体搬送装置100はプリンタ等でもよい。

0014

媒体搬送装置100は、下側筐体101、上側筐体102、載置台103、排出台104、操作装置105及び表示装置106等を備える。

0015

上側筐体102は、筐体の上部の一例であり、媒体搬送装置100の上面を覆う位置に配置され、媒体つまり時、媒体搬送装置100内部の清掃時等に開閉可能なようにヒンジにより下側筐体101に係合している。

0016

載置台103は、樹脂部材により形成され、搬送される媒体を載置可能に下側筐体101に係合している。載置台103は、媒体の載置面103aが媒体搬送装置100の設置面に対して傾くように設けられている。排出台104は、排出された媒体を保持可能に下側筐体101に係合している。

0017

操作装置105は、ボタン等の入力デバイス及び入力デバイスから信号を取得するインタフェース回路を有し、利用者による入力操作受け付け、利用者の入力操作に応じた操作信号を出力する。表示装置106は、液晶有機EL(Electro-Luminescence)等を含むディスプレイ及びディスプレイに画像データを出力するインタフェース回路を有し、画像データをディスプレイに表示する。

0018

図2は、媒体搬送装置100内部の搬送経路を説明するための図である。

0019

媒体搬送装置100内部の搬送経路は、媒体検出センサ111、複数の給送ローラ112a、b、複数のブレーキローラ113a、b、超音波発信器114a、超音波受信器114b、第1センターセンサ115、第1サイドセンサ116、第2サイドセンサ117、複数の第1搬送ローラ118a、b、複数の第2搬送ローラ119a、b、第2センターセンサ120、第1撮像装置121a、第2撮像装置121b、複数の第3搬送ローラ122a、b及び複数の第4搬送ローラ123a、b等を有している。

0020

以下では、給送ローラ112a及び112bを総じて給送ローラ112と称する場合がある。また、ブレーキローラ113a及び113bを総じてブレーキローラ113と称する場合がある。また、第1搬送ローラ118a及び118bを総じて第1搬送ローラ118と称する場合がある。また、第2搬送ローラ119a及び119bを総じて第2搬送ローラ119と称する場合がある。また、第1撮像装置121a及び第2撮像装置121bを総じて撮像装置121と称する場合がある。また、第3搬送ローラ122a及び122bを総じて第3搬送ローラ122と称する場合がある。また、第4搬送ローラ123a及び123bを総じて第4搬送ローラ123と称する場合がある。

0021

下側筐体101の上面は、媒体の搬送路の下側ガイド107aを形成し、上側筐体102の下面は、媒体の搬送路の上側ガイド107bを形成する。図2において矢印A1は媒体搬送方向を示す。以下では、上流とは媒体搬送方向A1の上流のことをいい、下流とは媒体搬送方向A1の下流のことをいう。

0022

媒体検出センサ111は、給送ローラ112及びブレーキローラ113の上流側に配置される。媒体検出センサ111は、接触検出センサを有し、載置台103に媒体が載置されているか否かを検出する。媒体検出センサ111は、載置台103に媒体が載置されている状態と載置されていない状態とで信号値が変化する媒体検出信号を生成して出力する。

0023

給送ローラ112は、下側筐体101に設けられ、載置台103に載置された媒体を下側から順に給送する。ブレーキローラ113は、上側筐体102に設けられ、給送ローラ112に対向して配置される。

0024

超音波発信器114a及び超音波受信器114bは、給送ローラ112及びブレーキローラ113の下流側に配置される。超音波発信器114a及び超音波受信器114bは、媒体の搬送路の近傍に、搬送路を挟んで対向して配置される。超音波発信器114aは、超音波を出力する。一方、超音波受信器114bは、超音波発信器114aにより発信され、媒体を通過した超音波を受信し、受信した超音波に応じた電気信号である超音波信号を生成して出力する。以下では、超音波発信器114a及び超音波受信器114bを総じて超音波センサ114と称する場合がある。

0025

第1撮像装置121aは、撮像部の一例であり、主走査方向に直線状に配列されたCCD(Charge Coupled Device)による撮像素子を備える縮小光学系タイプのラインセンサを有する。また、第1撮像装置121aは、撮像素子上に像を結ぶレンズと、撮像素子から出力された電気信号を増幅し、アナログデジタル(A/D)変換するA/D変換器とを有する。第1撮像装置121aは、後述するCPUからの制御に従って、搬送された媒体の裏面を撮像した入力画像を生成して出力する。

0026

同様に、第2撮像装置121bは、撮像部の一例であり、主走査方向に直線状に配列されたCCDによる撮像素子を備える縮小光学系タイプの撮像センサを有する。また、第2撮像装置121bは、撮像素子上に像を結ぶレンズと、撮像素子から出力された電気信号を増幅し、アナログ/デジタル(A/D)変換するA/D変換器とを有する。第2撮像装置121bは、後述するCPUからの制御に従って、搬送された媒体の表面を撮像した入力画像を生成して出力する。

0027

なお、媒体搬送装置100は、第1撮像装置121a及び第2撮像装置121bを一方だけ配置し、媒体の片面だけを読み取ってもよい。また、CCDの代わりにCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)による撮像素子を備える等倍光学系タイプのCIS(Contact Image Sensor)を利用することもできる。

0028

載置台103に載置された媒体は、給送ローラ112が図2の矢印A2の方向、即ち媒体給送方向に回転することによって、下側ガイド107aと上側ガイド107bの間を媒体搬送方向A1に向かって搬送される。ブレーキローラ113は、媒体搬送時、矢印A3の方向、即ち媒体給送方向の反対方向に回転する。給送ローラ112及びブレーキローラ113の働きにより、載置台103に複数の媒体が載置されている場合、載置台103に載置されている媒体のうち給送ローラ112と接触している媒体のみが分離される。これにより、分離された媒体以外の媒体の搬送が制限されるように動作する(重送の防止)。

0029

媒体は、下側ガイド107aと上側ガイド107bによりガイドされながら、第1搬送ローラ118と第2搬送ローラ119の間に送り込まれる。媒体は、第1搬送ローラ118及び第2搬送ローラ119がそれぞれ矢印A4及び矢印A5の方向に回転することによって、第1撮像装置121aと第2撮像装置121bの間に送り込まれる。撮像装置121により読み取られた媒体は、第3搬送ローラ122及び第4搬送ローラ123がそれぞれ矢印A6及び矢印A7の方向に回転することによって排出台104上に排出される。

0030

図3及び図4は、媒体搬送装置100の駆動機構について説明するための模式図である。図3は、媒体搬送装置100の駆動機構を媒体搬送方向A1の上流側且つ媒体搬送方向と直交する方向A8の一端側から見た模式図である。図4は、媒体搬送装置100の駆動機構を媒体搬送方向A1の上流側且つ媒体搬送方向と直交する方向A8の他端側から見た模式図である。

0031

図3及び図4に示すように、媒体搬送装置100の駆動機構は、上述した給送ローラ112及びブレーキローラ113に加えて、第1モータ131、プーリ132、第1〜第13ギア133a〜m、太陽ギア134a、遊星ギア134b及び第1〜第5シャフト135a〜e等を有している。

0032

複数の給送ローラ112a、bは、媒体搬送方向と直交する方向A8に間隔を空けて並べて配置される。一方、複数のブレーキローラ113a、bは、複数の給送ローラ112a、bのそれぞれに対向して配置される。各給送ローラ112a、bには、外周面136a、b及びワンウェイクラッチ136c、d等が設けられている。各ワンウェイクラッチ136c、dは、各給送ローラ112a、bの外周面136a、bが各給送ローラ112a、bの回転軸に対して媒体給送方向A2の反対方向へ回転することを阻止する。

0033

なお、第1搬送ローラ118及び第2搬送ローラ119は、給送ローラ112の給送速度より速い搬送速度で媒体を搬送する。したがって、媒体が第1搬送ローラ118及び第2搬送ローラ119の位置に到達すると、媒体は給送ローラ112とブレーキローラ113に挟持されつつ第1搬送ローラ118及び第2搬送ローラ119により引っ張られる。このとき、給送ローラ112の外周面136a、bは、ワンウェイクラッチ136c、dの働きにより、挟持している媒体に従って回転し、媒体の搬送を阻害しない。

0034

第9ギア133iの回転軸(軸部材)には、第1トルクリミッタ137が設けられている。第1トルクリミッタ137のトルクリミット値は、第1リミット値である。

0035

第1モータ131は、回転軸131a(軸部材)を有し、回転軸131aを介して給送ローラ112及びブレーキローラ113を回転させる駆動力を発生する。

0036

第1モータ131の回転軸131aとプーリ132との間にはベルト131bが張架され、プーリ132の回転軸(軸部材)には第1ギア133aが取り付けられている。第1ギア133aは第2ギア133bの外径の大きい方のギア部分と係合され、第2ギア133bの外径の小さい方のギア部分は第3ギア133cと係合される。第3ギア133cは第1シャフト135aの一端に取り付けられ、第1シャフト135aの他端には第4ギア133dが取り付けられている。第4ギア133dは第5ギア133eと係合される。第5ギア133eは第2シャフト135bの一端に取り付けられ、第2シャフト135bの他端には給送ローラ112aが第2シャフト135bの回転に従って回転するように取り付けられている。第2シャフト135bは、給送ローラ112aの回転軸の一例である。

0037

一方、第6ギア133fは所定の駆動機構を介して第2モータ(不図示)と接続される。第6ギア133fは第3シャフト135cの一端に取り付けられ、第3シャフト135cの他端には給送ローラ112bが第3シャフト135cの回転に従って回転するように取り付けられている。第3シャフト135cは、給送ローラ112bの回転軸の一例である。このように、給送ローラ112a、bは、別個のモータにより、それぞれ独立に回転するように設けられている。なお、給送ローラ112a、bは、共通のモータにより一体に回転するように設けられてもよい。

0038

また、第2ギア133bの外径の小さい方のギア部分は、さらに第7ギア133gと係合され、第7ギア133gは第8ギア133hと係合される。第8ギア133hは太陽ギア134aと係合され、太陽ギア134aは遊星ギア134bの外径の小さい方のギア部分と係合される。遊星ギア134bの外径の大きい方のギア部分は第9ギア133iの外径の大きい方のギア部分と係合され、第9ギア133iの外径の小さい方のギア部分は第10ギア133jと係合される。第10ギア133jは第4シャフト135dの一端に取り付けられ、第4シャフト135dの他端には第11ギア133kが取り付けられている。第11ギア133kは、第12ギア133lと係合され、第12ギア133lは第13ギア133mと係合される。第13ギア133mは第5シャフト135eの一端に取り付けられ、第5シャフト135eの他端にはブレーキローラ113a、bが第5シャフト135eの回転に従って回転するように取り付けられている。第5シャフト135eは、ブレーキローラ113a、bの回転軸の一例である。

0039

第1モータ131は、駆動力として、第1の方向の回転によって第1駆動力を発生し、且つ、第1の方向とは反対の第2の方向の回転によって第2駆動力を発生する。第1の方向の回転は、回転軸131aを矢印B1の方向に回転させる回転であり、第2の方向の回転は、回転軸131aを矢印B1の反対方向に回転させる回転である。第6ギア133fと接続される第2モータも同様に、駆動力として、第1の方向の回転によって第1駆動力を発生し、且つ、第1の方向とは反対の第2の方向の回転によって第2駆動力を発生する。

0040

第1モータ131が第1駆動力を発生させた場合、回転軸131aが矢印B1の方向に回転し、それに伴い第1〜第5ギア133a〜eがそれぞれ矢印B1〜B5の方向に回転する。これにより、給送ローラ112aは、媒体給送方向A2に回転する。また、第2モータが第1駆動力を発生させた場合、第6ギア133fが矢印B6の方向に回転することにより、給送ローラ112bは、媒体給送方向A2に回転する。一方、第2ギア133bの矢印B2の方向の回転に伴って、第7〜第8ギア133g〜h、太陽ギア134a、遊星ギア134b、第9〜第13ギア133i〜mがそれぞれ矢印B7〜B8、C1〜C2、B9〜B13の方向に回転する。これにより、ブレーキローラ113a、bは、媒体給送方向の反対方向A3に回転する。

0041

逆に、第1モータ131が第2駆動力を発生させた場合、回転軸131aが矢印B1の反対方向に回転し、それに伴い第1〜第5ギア133a〜eがそれぞれ矢印B1〜B5の反対方向に回転する。これにより、第2シャフト135bは、媒体給送方向A2の反対方向に回転する。但し、給送ローラ112aには、外周面136aが第2シャフト135bに対して媒体給送方向A2の反対方向へ回転することを阻止するワンウェイクラッチ136cが設けられている。ワンウェイクラッチ136cの働きにより、給送ローラ112aの外周面136aは、第2駆動力に従って矢印A2の反対方向に回転しない。

0042

同様に、第2モータが第2駆動力を発生させた場合、第6ギア133fが矢印B6の反対方向に回転することにより、第3シャフト135cが矢印A2の反対方向に回転する。但し、給送ローラ112bには、外周面136bが第3シャフト135cに対して媒体給送方向A2の反対方向へ回転することを阻止するワンウェイクラッチ136dが設けられている。ワンウェイクラッチ136dの働きにより、給送ローラ112bの外周面136bは、第2駆動力に従って矢印A2の反対方向に回転しない。

0043

以下、第1モータ131が第2駆動力を発生させた場合のブレーキローラ113a、bの動きについて説明する。

0044

図5及び図6は、太陽ギア134a及び遊星ギア134bの動作について説明するための模式図である。図5は、第1モータ131が第1駆動力を発生させた場合の太陽ギア134a及び遊星ギア134bの状態を示し、図6は、第1モータ131が第2駆動力を発生させた場合の太陽ギア134a及び遊星ギア134bの状態を示す。

0045

図5及び図6に示すように、遊星ギア134bの回転軸138a(軸部材)は、上側筐体102に形成された溝部138bに沿って移動可能に設けられている。図5に示すように、第1モータ131が第1駆動力を発生させた場合、第1〜第8ギア133a〜hがそれぞれ矢印B1〜B8の方向に回転することにより、太陽ギア134aは矢印C1の方向に回転する。太陽ギア134aに係合された遊星ギア134bは、太陽ギア134aの矢印C1の方向への回転に従って、溝部138bに沿って溝部138bの左上端位置まで矢印C3の方向に移動(公転)し、第9ギア133iと係合する。さらに、遊星ギア134bは、太陽ギア134aの回転に従って、溝部138bの左上端位置において矢印C2の方向に回転(自転)する。これにより、図3及び図4に示したように、第9〜第13ギア133i〜mがそれぞれ矢印B9〜B13の方向に回転し、ブレーキローラ113a、bは、矢印A3の方向に回転する。

0046

一方、図6に示すように、第1モータ131が第2駆動力を発生させた場合、第1〜第8ギア133a〜hがそれぞれ矢印B1〜B8の反対方向に回転することにより、太陽ギア134aは矢印C1の反対方向に回転する。遊星ギア134bは、太陽ギア134aの矢印C1の反対方向への回転に従って、溝部138bに沿って溝部138bの右下端位置まで矢印C3の反対方向に移動(公転)し、第9ギア133iから離間して第10ギア133jと係合する。さらに、遊星ギア134bは、太陽ギア134aの回転に従って、溝部138bの右下端位置において矢印C2の反対方向に回転(自転)する。これにより、第10〜第13ギア133i〜mがそれぞれ矢印B10〜B13の方向に回転し、ブレーキローラ113a、bは、矢印A3の方向に回転する。

0047

このように、第1モータ131による第1駆動力は、第9ギア133iを介して、即ち第9ギア133iの回転軸に設けられた第1トルクリミッタ137を介してブレーキローラ113a、bに伝達される。一方、第2駆動力は、第9ギア133iを介さずに、即ち第1トルクリミッタ137を介さずにブレーキローラ113a、bに伝達される。

0048

図7は、ブレーキローラ113a、bに設けられた第2トルクリミッタ139a、bについて説明するための模式図である。

0049

図7に示すように、ブレーキローラ113の回転軸である第5シャフト135eと、各ブレーキローラ113a、bとの間には、複数の第2トルクリミッタ139a、bのそれぞれが別個に設けられている。即ち、各第2トルクリミッタ139a、bは、各ブレーキローラ113a、bに対応して設けられている。各第2トルクリミッタ139a、bのトルクのリミット値は、第1リミット値より小さく、第2トルクリミッタ139a、bのトルクのリミット値の合計は、第1リミット値より大きい第2リミット値に等しい。例えば、第1リミット値は500gf.cmに設定され、第2リミット値は700gf.cmに設定され、各第2トルクリミッタ139a、bのトルクのリミット値はそれぞれ350gf.cmに設定される。

0050

なお、各ブレーキローラ113a、bに対して別個の第2トルクリミッタ139a、bが設けられるのではなく、各ブレーキローラ113a、bに対して共通の第2トルクリミッタが設けられてもよい。

0051

図3及び図4に示したベルト131b、プーリ132、第1〜第2、第8〜第13ギア133a〜b、h〜m、太陽ギア134a、遊星ギア134b及び第4〜第5シャフト135d〜eは、第1伝達機構の一例である。第1伝達機構は、第1トルクリミッタ137を介して第1モータ131からの第1駆動力をブレーキローラ113に伝達して、ブレーキローラ113を媒体給送方向の反対方向A3に回転させる。

0052

一方、ベルト131b、プーリ132、第1〜第2、第8、第10〜第13ギア133a〜b、h、j〜m、太陽ギア134a、遊星ギア134b及び第4〜第5シャフト135d〜eは、第2伝達機構の一例である。第2伝達機構には、第1トルクリミッタ137が設けられた第9ギア133iが含まれない。第2伝達機構は、第1トルクリミッタ137を介さずに且つ第2トルクリミッタ139a、bを介して第1モータ131からの第1駆動力をブレーキローラ113に伝達して、ブレーキローラ113を媒体給送方向の反対方向A3に回転させる。

0053

上記したように、第1伝達機構及び第2伝達機構は、遊星ギア134bを含む。第1伝達機構は、遊星ギア134bを介して、第1駆動力を第1トルクリミッタ137を介してブレーキローラ113へ伝達する。第2伝達機構は、第1駆動力から第2駆動力への切り替えに応じて遊星ギア134bの連結が変更されることによって、第2駆動力を第1トルクリミッタ137を介さずにブレーキローラ113へ伝達する。

0054

なお、第1伝達機構及び第2伝達機構の何れが使用される場合も、各駆動力は、第2トルクリミッタ139a、bを介してブレーキローラ113に伝達される。但し、第1トルクリミッタ137のトルクのリミット値(第1リミット値)は、各第2トルクリミッタ139a、bのトルクのリミット値(第2リミット値)の合計より小さい。そのため、第1トルクリミッタ137及び第2トルクリミッタ139a、bの両方を経由する第1伝達機構の全体のトルクのリミット値は、第1リミット値となる。一方、第1トルクリミッタ137を経由せずに第2トルクリミッタ139a、bのみを経由する第2伝達機構の全体のトルクのリミット値は、第2リミット値となる。即ち、ブレーキローラ113は、第1駆動力と第2駆動力の何れで駆動される場合も、媒体給送方向の反対方向A3に回転するが、第2駆動力で駆動される場合のトルクのリミット値は、第1駆動力で駆動される場合のトルクのリミット値より大きくなる。

0055

第1リミット値は、媒体が一つの場合は第1トルクリミッタ137を介した回転力が絶たれ、媒体が複数の場合は第1トルクリミッタ137を介した回転力が伝達されるような値に設定される。これにより、媒体が一つだけ搬送される場合、ブレーキローラ113は、第1駆動力に従って回転することなく、給送ローラ112に従って従動する。一方、媒体が複数搬送される場合、ブレーキローラ113は、媒体給送方向の反対方向A3に回転し、給送ローラ112と接触している媒体とそれ以外の媒体とを分離して、重送の発生を防止する。このとき、ブレーキローラ113の外周面は、媒体給送方向の反対方向A3に回転せずに停止した状態で、媒体給送方向の反対方向A3の力を媒体に印加してもよい。

0056

一方、第2リミット値は、媒体が複数の場合でも、第2トルクリミッタ139a、bを介した回転力が伝達されるような値に設定される。したがって、第1モータ131が第2駆動力を発生させた場合、ブレーキローラ113は、第2駆動力に従って媒体給送方向の反対方向A3に回転し、ブレーキローラ113と給送ローラ112の間に存在する媒体を載置台103に戻し、復旧させる。

0057

図8は、第1モータ131が第2駆動力を発生させたときの給送ローラ112及びブレーキローラ113の動きについて説明するための模式図である。

0058

上記したように、第1モータ131が第2駆動力を発生させた場合、ブレーキローラ113は、媒体給送方向の反対方向A3に回転する。このとき、ブレーキローラ113にかかるトルクのリミット値は、給送されている媒体が複数の場合でも回転力が伝達されるように設定されている。一方、第1モータ131及び第2モータが第2駆動力を発生させた場合、各給送ローラ112a、bの回転軸である第2シャフト135b、第3シャフト135cは、媒体給送方向A2の反対方向に回転する。但し、各給送ローラ112a、bの外周面136a、bは、ワンウェイクラッチ136c、dの働きにより、第2駆動力に従っては矢印A2の反対方向に回転しない。したがって、各給送ローラ112a、bの外周面136a、bは、各ブレーキローラ113a、bに従動して、媒体給送方向A2の反対方向に回転する。

0059

各給送ローラ112a、bの回転軸である第2シャフト135b、第3シャフト135cは、ブレーキローラ113に従動して回転する各給送ローラ112a、bの外周面136a、bの回転速度より速い回転速度で回転するように設けられる。これにより、各給送ローラ112a、bの外周面136a、bは、ワンウェイクラッチ136c、dによって阻害されることなく、ブレーキローラ113の外周面の回転に従って回転する。このように、給送ローラ112は、ブレーキローラ113に従動して媒体給送方向A2の反対方向に回転する。また、ブレーキローラ113は、給送ローラ112によって負荷を受けることなく、媒体給送方向の反対方向A3に回転する。

0060

したがって、媒体搬送装置100は、ブレーキローラ113と給送ローラ112の間に複数の媒体MAが重送して給送された場合でも、第1モータ131に第2駆動力を発生させることにより、複数の媒体MAを全て載置台103に戻すことができる。特に、媒体搬送装置100は、ヒステリシスブレーキ等のトルク制御装置を追加することなく媒体を復旧させることができ、装置のコスト、サイズ及び消費電力が増大することを抑制できる。

0061

なお、媒体搬送装置100では、媒体の載置面103aが媒体搬送装置100の設置面に対して所定角度θだけ傾くように載置台103が設けられ、媒体搬送装置100は、載置台103に載置された媒体の自重を利用して、媒体を下側から順に給送する。このような、いわゆる下取り方式の媒体搬送装置100で重送が発生した場合、載置台103には、重送された媒体MAの上に他の媒体MBが積載されている可能性がある。そのため、重送された媒体MAを載置台103に戻す場合、重送された媒体MAと載置台103に残っている媒体MBの間に摩擦負荷が発生する。媒体搬送装置100は、重送された媒体MAを載置台103に戻す際にブレーキローラ113にかかるトルクのリミット値を媒体給送時より増大させることにより、重送された媒体MAの上に他の媒体MBが積載されている場合でも媒体MAを良好に戻すことができる。

0062

仮に、媒体搬送装置が、給送ローラを停止させて、給送ローラに接触している媒体をその位置に残しつつ他の重送された媒体のみを載置台に戻す場合、給送ローラに接触している媒体と他の重送された媒体との間にも摩擦負荷が発生する。一方、本実施形態の媒体搬送装置100は、給送ローラ112をブレーキローラ113に従動させて、重送された全ての媒体MAを載置台103に戻す。そのため、給送ローラ112に接触している媒体と他の重送された媒体との間には摩擦負荷が発生せず、代わりに、給送される媒体MAと載置台103の載置面103aとの間に摩擦負荷が発生する。但し、載置台103は樹脂部材で形成されており、用紙等の媒体と載置面103aとの間に発生する摩擦負荷は、二つの媒体の間に発生する摩擦負荷より十分に小さい(約2/7)。したがって、媒体搬送装置100は、給送ローラに接触している媒体をその位置に残しつつ他の重送された媒体のみを載置台に戻す場合と比較して、より小さい力で媒体を載置台103に戻すことができる。

0063

また、サイズがそれぞれ異なる複数の媒体が載置台103に載置される場合、小さいサイズの媒体が大きいサイズの媒体に埋もれてしまい、先端が揃えられないまま、各媒体が搬送される可能性がある。特に、上側に載置された媒体が、下側に載置された媒体より先行している場合、上側に載置された媒体が下側に載置された媒体より先に給送ローラ112とブレーキローラ113の間を通過してしまい、重送が発生する可能性がある。媒体搬送装置100は、上側に配置されたブレーキローラ113を駆動して、重送した媒体を戻すため、上側に載置された媒体を下側に載置された媒体より強く載置台103側に戻す。これにより、媒体搬送装置100は、載置台103に戻った媒体の先端のずれを低減させ、再給送時に重送が発生する可能性を低減させることができる。

0064

また、媒体搬送装置100では、重送された媒体MAを載置台103に戻す際にも、ブレーキローラ113にかかるトルクにリミット値が設定される。そのため、例えば載置台103に残っている媒体の重量が大きすぎて、重送された媒体を載置台103に良好に戻すことができない場合、媒体搬送装置100は、媒体を強引に復旧させない。これにより、媒体搬送装置100は、媒体の損傷の発生を防止することができる。

0065

図9は、第1センターセンサ115、第1サイドセンサ116、第2サイドセンサ117及び第2センターセンサ120について説明するための模式図である。図9は、上側筐体102を取り外した状態で下側筐体101を上方から見た模式図である。

0066

図9に示すように、第1センターセンサ115は、媒体搬送方向A1において超音波センサ114の下流側且つ第1搬送ローラ118及び第2搬送ローラ119の上流側に、媒体搬送方向と直交する方向A8において略中央部に配置される。第1センターセンサ115は、媒体搬送路に対して一方の側(下側筐体101)に設けられた第1センター発光器115a及び第1センター受光器115bを含む。また、第1センターセンサ115は、媒体搬送路を挟んで第1センター発光器115a及び第1センター受光器115bと対向する位置(上側筐体102)に設けられたミラー等の第1センター反射部材(不図示)とを含む。第1センター発光器115aは、媒体搬送路に向けて光を照射する。一方、第1センター受光器115bは、第1センター発光器115aにより照射され、第1センター反射部材により反射された光を受光し、受光した光の強度に応じた電気信号である第1センター信号を生成して出力する。

0067

第1サイドセンサ116及び第2サイドセンサ117は、媒体搬送方向A1において第1センターセンサ115と略同一位置に、媒体搬送方向と直交する方向A8において第1センターセンサ115の外側に配置される。第1、第2サイドセンサ116、117は、それぞれ媒体搬送路に対して一方の側(下側筐体101)に設けられた第1、第2サイド発光器116a、117a及び第1、第2サイド受光器116b、117bを含む。また、第1、第2サイドセンサ116、117は、それぞれ媒体搬送路を挟んで各サイド発光器及び各サイド受光器と対向する位置(上側筐体102)に設けられたミラー等の第1、第2サイド反射部材(不図示)を含む。第1、第2サイド発光器116a、117aは、媒体搬送路に向けて光を照射する。一方、第1、第2サイド受光器116b、117bは、第1、第2サイド発光器116a、117aにより照射され、第1、第2サイド反射部材により反射された光を受光し、受光した光の強度に応じた電気信号である第1、第2サイド信号を生成して出力する。

0068

第2センターセンサ120は、媒体搬送方向A1において第1搬送ローラ118及び第2搬送ローラ119の下流側且つ撮像装置121の上流側に、媒体搬送方向と直交する方向A8において略中央部に配置される。第2センターセンサ120は、媒体搬送路に対して一方の側(下側筐体101)に設けられた第2センター発光器120a及び第2センター受光器120bを含む。また、第2センターセンサ120は、媒体搬送路を挟んで第2センター発光器120a及び第2センター受光器120bと対向する位置(上側筐体102)に設けられたミラー等の第2センター反射部材(不図示)とを含む。第2センター発光器120aは、媒体搬送路に向けて光を照射する。一方、第2センター受光器120bは、第2センター発光器120aにより照射され、第2センター反射部材により反射された光を受光し、受光した光の強度に応じた電気信号である第2センター信号を生成して出力する。

0069

第1センターセンサ115、第1サイドセンサ116、第2サイドセンサ117及び第2センターセンサ120の各位置に媒体が存在する場合、各センサの発光器により照射された光はその媒体により遮光される。そのため、各センサの位置に媒体が存在する状態と存在しない状態とで各センサにより生成される信号の信号値は変化する。これにより、第1センターセンサ115、第1サイドセンサ116、第2サイドセンサ117及び第2センターセンサ120は、その位置に媒体が存在するか否かを検出する。なお、各センサの発光器及び受光器は、搬送路を挟んで相互に対向する位置に設けられ、反射部材は省略されてもよい。

0070

第1センターセンサ115、第1サイドセンサ116及び第2サイドセンサ117は、媒体の斜行であるスキューを検出するために使用される。第1サイドセンサ116及び第2サイドセンサ117の配置位置が中央側に近い程、小さいサイズの媒体のスキューを検出できる。但し、第1サイドセンサ116及び第2サイドセンサ117の配置位置が中央側に近い程、傾いた媒体の先端が第1サイドセンサ116又は第2サイドセンサ117を通過するタイミングが遅くなり、スキューの検出タイミングが遅くなる。また、第1サイドセンサ116及び第2サイドセンサ117の配置位置が中央側に近い程、第1サイドセンサ116又は第2サイドセンサ117と第1センターセンサ115の間の距離が短くなり、スキューの検出精度が低くなる。一方、第1サイドセンサ116及び第2サイドセンサ117の配置位置が外側に近い程、スキューの検出タイミングが速くなるとともに、スキューの検出精度が高くなるが、小さいサイズの媒体のスキューが検出されなくなる。

0071

一般に、A4サイズ以上の用紙をサポートする媒体搬送装置では、A5サイズの用紙が縦向きに搬送された場合、又は、A6サイズの用紙が横向きに搬送された場合に媒体のスキューが発生し易い。そのため、媒体搬送方向と直交する方向A8において媒体搬送路の中心位置から第1サイドセンサ116及び第2サイドセンサ117までの距離Dは、A5サイズの短手方向の長さ及びA6サイズの長手方向の長さ(148mm)の1/2以下であることが好ましい。例えば、媒体搬送方向と直交する方向A8において媒体搬送路の中心位置から第1サイドセンサ116及び第2サイドセンサ117までの距離Dは、マージンを考慮して、25mm以上且つ75mm以下であるが好ましい。

0072

このように、第1センターセンサ115、第1サイドセンサ116及び第2サイドセンサ117は、給送ローラ112の下流側且つ第1搬送ローラ118及び第2搬送ローラ119の上流側に配置される。これにより、媒体搬送装置100は、媒体が第1搬送ローラ118及び第2搬送ローラ119の位置に到達する前に媒体のスキューを検出し、給送ローラ112を用いて媒体のスキューを補正することができる。また、第1センターセンサ115、第1サイドセンサ116及び第2サイドセンサ117は、給送ローラ112の媒体搬送方向A1の下流側に、媒体搬送方向と直交する方向A8に間隔を空けて並べて配置される。第1センターセンサ115、第1サイドセンサ116及び第2サイドセンサ117の内の二つのセンサは、給送ローラ112の媒体搬送方向A1の下流側に、媒体搬送方向と直交する方向A8に間隔を空けて配置された二つのセンサの一例である。

0073

図10は、媒体搬送装置100の概略構成を示すブロック図である。

0074

媒体搬送装置100は、前述した構成に加えて、駆動装置141、インタフェース装置142、記憶装置150及びCPU(Central Processing Unit)160、処理回路170等をさらに有する。

0075

駆動装置141は、駆動力発生部の一例であり、第1駆動力及び第2駆動力を発生する。駆動装置141は、第1モータ131及び第2モータを含む複数のモータを有し、CPU160からの制御信号によって、給送ローラ112、ブレーキローラ113及び第1〜第4搬送ローラ118、119、122、123を回転させて媒体を搬送させる。

0076

インタフェース装置142は、例えばUSB等のシリアルバスに準じるインタフェース回路を有し、不図示の情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ携帯情報端末等)と電気的に接続して入力画像及び各種の情報を送受信する。また、インタフェース装置142の代わりに、無線信号を送受信するアンテナと、所定の通信プロトコルに従って、無線通信回線を通じて信号の送受信を行うための無線通信インタフェース装置とを有する通信部が用いられてもよい。所定の通信プロトコルは、例えば無線LAN(Local Area Network)である。

0077

記憶装置150は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置ハードディスク等の固定ディスク装置、又はフレキシブルディスク光ディスク等の可搬用の記憶装置等を有する。また、記憶装置150には、媒体搬送装置100の各種処理に用いられるコンピュータプログラムデータベース、テーブル等が格納される。コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて記憶装置150にインストールされてもよい。可搬型記録媒体は、例えばCD−ROM(compact disk read only memory)、DVD−ROM(digital versatile disk read only memory)等である。

0078

CPU160は、予め記憶装置150に記憶されているプログラムに基づいて動作する。なお、CPU160に代えて、DSP(digital signal processor)、LSI(large scale integration)等が用いられてもよい。また、CPU160に代えて、ASIC(Application Specific IntegratedCircuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等が用いられてもよい。

0079

CPU160は、操作装置105、表示装置106、媒体検出センサ111、超音波センサ114、第1センターセンサ115、第1サイドセンサ116、第2サイドセンサ117、第2センターセンサ120、撮像装置121、駆動装置141、インタフェース装置142、記憶装置150及び処理回路170等と接続され、これらの各部を制御する。CPU160は、駆動装置141の駆動制御、撮像装置121の撮像制御等を行い、入力画像を取得し、インタフェース装置142を介して情報処理装置に送信する。また、CPU160は、第1サイドセンサ116又は第2サイドセンサ117により生成される信号に基づいて、給送される媒体のスキューを検出し、検出結果に応じて媒体のスキューを補正する。また、CPU160は、超音波センサ114により生成される信号に基づいて、給送される媒体の重送を検出し、重送が検出された場合、媒体を復旧させる。

0080

処理回路170は、撮像装置121により撮像された画像に所定の画像処理を実行し、画像処理が実行された画像を記憶装置150に格納する。なお、処理回路170の代わりに、DSP、LSI,ASIC又はFPGA等が用いられてもよい。

0081

図11は、記憶装置150及びCPU160の概略構成を示す図である。

0082

図11に示すように、記憶装置150には、制御プログラム151、画像取得プログラム152、重送検出プログラム153及びスキュー検出プログラム154等が記憶される。これらの各プログラムは、プロセッサ上で動作するソフトウェアにより実装される機能モジュールである。CPU160は、記憶装置150に記憶された各プログラムを読み取り、読み取った各プログラムに従って動作する。これにより、CPU160は、制御部161、画像取得部162、重送検出部163及びスキュー検出部164として機能する。

0083

図12は、媒体搬送装置100の媒体読取処理の動作の例を示すフローチャートである。

0084

以下、図12に示したフローチャートを参照しつつ、媒体搬送装置100の媒体読取処理の動作の例を説明する。なお、以下に説明する動作のフローは、予め記憶装置150に記憶されているプログラムに基づき主にCPU160により媒体搬送装置100の各要素と協働して実行される。図12に示す動作のフローは、定期的に実行される。

0085

最初に、制御部161は、利用者により操作装置105を用いて媒体の読み取りの指示が入力されて、媒体の読み取りを指示する操作信号を操作装置105から受信するまで待機する(ステップS101)。

0086

次に、制御部161は、媒体検出センサ111から媒体検出信号を取得し、取得した第1媒体検出信号に基づいて、載置台103に媒体が載置されているか否かを判定する(ステップS102)。

0087

載置台103に媒体が載置されていない場合、制御部161は、ステップS101へ処理を戻し、操作装置105から新たに操作信号を受信するまで待機する。

0088

一方、載置台103に媒体が載置されている場合、制御部161は、駆動装置141を駆動して、給送ローラ112、ブレーキローラ113、第1〜第4搬送ローラ118、119、122及び123を回転させて、媒体を給送及び搬送させる(ステップS103)。制御部161は、第1モータ131及び第2モータに第1駆動力を発生させて、給送ローラ112が媒体給送方向A2に回転し、ブレーキローラ113が媒体給送方向の反対方向A3に回転するように制御する。即ち、制御部161は、媒体を給送する場合、第1伝達機構により第1駆動力をブレーキローラ113に伝達させる。

0089

次に、制御部161は、重送フラグがONであるか否かを判定する(ステップS104)。重送フラグは、媒体毎の読取開始時にOFFに設定され、後述する重送検出処理で重送検出部163により重送が発生したと判定されるとONに設定される。

0090

重送フラグがOFFであった場合、画像取得部162は、搬送された媒体を撮像装置121に撮像させて、入力画像を取得する(ステップS105)。

0091

画像取得部162は、第2センターセンサ120から第2センター信号を取得し、取得した第2センター信号に基づいて、第2センターセンサ120の位置に媒体が存在するか否かを判定する。画像取得部162は、第2センター信号の信号値が媒体が存在しないことを示す値から媒体が存在することを示す値に変化したときに、媒体の先端が第2センターセンサ120の位置を通過したと判定し、撮像装置121に撮像を開始させる。一方、画像取得部162は、第2センター信号の信号値が媒体が存在することを示す値から媒体が存在しないことを示す値に変化したときに、媒体の後端が第2センターセンサ120の位置を通過したと判定する。画像取得部162は、媒体の後端が第2センターセンサ120の位置を通過したと判定してから所定期間経過後に、撮像装置121に撮像を終了させる。

0092

次に、画像取得部162は、入力画像をインタフェース装置142を介して情報処理装置へ送信する(ステップS106)。なお、情報処理装置と接続されていない場合、画像取得部162は、入力画像を記憶装置150に記憶しておく。

0093

次に、制御部161は、媒体検出センサ111から取得する媒体検出信号に基づいて載置台103に媒体が残っているか否かを判定する(ステップS107)。載置台103に媒体が残っている場合、制御部161は、ステップS104へ処理を戻し、ステップS104〜S107の処理を繰り返す。

0094

一方、載置台103に媒体が残っていない場合、制御部161は、駆動装置141を停止し(ステップS108)、一連のステップを終了する。

0095

一方、ステップS104で重送フラグがONであった場合、制御部161は、異常処理として、駆動装置141を停止して、媒体の給送を停止させるとともに、重送フラグをOFFに設定する(ステップS109)。なお、制御部161は、不図示のスピーカLED等により、異常が発生したことを利用者に通知してもよい。

0096

次に、制御部161は、駆動装置141を駆動して、給送ローラ112及びブレーキローラ113を回転させて、給送させた媒体を載置台103に向けて搬送させる(ステップS110)。制御部161は、第1モータ131及び第2モータに第2駆動力を発生させて、給送ローラ112が媒体給送方向A2の反対方向に回転し、ブレーキローラ113が媒体給送方向の反対方向A3に回転するように制御する。これにより、制御部161は、給送させた媒体を載置台103に戻すように、載置台103に向けて逆送させる。

0097

即ち、制御部161は、媒体の重送が検出された場合、第2伝達機構により第2駆動力をブレーキローラ113に伝達させるとともに、給送ローラ112がブレーキローラ113に従動して媒体給送方向A2の反対方向に回転するように制御する。上記したように、制御部161は、ブレーキローラ113に従動して回転する各給送ローラ112の外周面136a、bの回転速度より速い回転速度で各給送ローラ112の回転軸(第2シャフト135b及び第3シャフト135c)が回転するように制御する。

0098

次に、制御部161は、一定時間(例えば3秒間)、給送ローラ112及びブレーキローラ113を回転させてから駆動装置141を停止することにより、媒体を載置台103に戻し(ステップS108)、一連のステップを終了する。なお、制御部161は、重送検出処理で、重送検出部163により重送が発生していない(解消した)と判定されるまで給送ローラ112及びブレーキローラ113を回転させてから駆動装置141を停止してもよい。また、制御部161は、媒体を載置台103に戻した後、処理をステップS103へ戻し、自動的に媒体を再給送してもよい。これにより、利用者は、媒体を再給送する必要がなくなり、制御部161は、利用者の利便性を向上させることが可能となる。

0099

図13は、重送検出処理の動作の例を示すフローチャートである。

0100

以下、図13に示したフローチャートを参照しつつ、媒体搬送装置100の媒体読取処理の動作の例を説明する。以下に説明する動作のフローは、予め記憶装置150に記憶されているプログラムに基づき主にCPU160により媒体搬送装置100の各要素と協働して実行される。図13に示すフローチャートは、媒体搬送中に定期的に実行される。なお、図13に示すフローチャートは、媒体の先端が第1センターセンサ115を通過してから第2センターセンサ120を通過するまでの間のみ、実行されてもよい。

0101

最初に、重送検出部163は、超音波センサ114から超音波信号を取得する(ステップS201)。

0102

次に、重送検出部163は、取得した超音波信号の信号値が重送判定閾値未満であるか否かを判定する(ステップS202)。

0103

図14は、超音波信号の特性について説明するための模式図である。

0104

図14グラフ1400において、実線1401は媒体として一枚の用紙が搬送されている場合の超音波信号の特性を示し、点線1402は用紙の重送が発生している場合の超音波信号の特性を示す。グラフ1400の横軸は時間を示し、縦軸は超音波信号の信号値を示す。重送が発生していることにより、区間1403において点線1402の超音波信号の信号値が低下している。重送判定閾値は、一枚の用紙が搬送されているときの超音波信号の信号値S1と、用紙の重送が発生しているときの超音波信号の信号値S2との間の値に設定される。重送検出部163は、超音波信号の信号値が重送判定閾値未満であるか否かを判定することによって媒体の重送が発生したか否かを判定することができる。

0105

重送検出部163は、超音波信号の信号値が重送判定閾値以上である場合、重送が発生していないと判定し(ステップS203)、一連のステップを終了する。

0106

一方、重送検出部163は、超音波信号の信号値が重送判定閾値未満である場合、重送が発生していると判定する(ステップS204)。次に、重送検出部163は、重送フラグをONに設定し(ステップS205)、一連のステップを終了する。このように、重送検出部163は、超音波センサ114により生成された超音波信号に基づいて、給送される媒体の重送を検出する。

0107

図15は、スキュー検出処理の動作の例を示すフローチャートである。

0108

以下、図15に示したフローチャートを参照しつつ、媒体搬送装置100の媒体読取処理の動作の例を説明する。以下に説明する動作のフローは、予め記憶装置150に記憶されているプログラムに基づき主にCPU160により媒体搬送装置100の各要素と協働して実行される。図15に示すフローチャートは、定期的に実行される。

0109

最初に、スキュー検出部164は、第1センターセンサ115、第1サイドセンサ116及び第2サイドセンサ117から、それぞれ第1センター信号、第1サイド信号及び第2サイド信号を取得する(ステップS301)。

0110

次に、スキュー検出部164は、第1センター信号、第1サイド信号及び第2サイド信号に基づいて、媒体の先端が第1センターセンサ115、第1サイドセンサ116及び第2サイドセンサ117をそれぞれ通過した通過時刻を検出する(ステップS302)。

0111

スキュー検出部164は、現在までに取得した各第1センター信号において、信号値が媒体が存在しない状態を示す値から媒体が存在する状態を示す値に変化した時刻を第1センターセンサ115の通過時刻として検出する。同様に、スキュー検出部164は、現在までに取得した各第1サイド信号において、信号値が媒体が存在しない状態を示す値から媒体が存在する状態を示す値に変化した時刻を第1サイドセンサ116の通過時刻として検出する。同様に、スキュー検出部164は、現在までに取得した各第2サイド信号において、信号値が媒体が存在しない状態を示す値から媒体が存在する状態を示す値に変化した時刻を第2サイドセンサ117の通過時刻として検出する。

0112

次に、スキュー検出部164は、スキューフラグがOFFであるか否かを判定する(ステップS303)。スキューフラグは、媒体毎の読取開始時にOFFに設定され、スキュー検出処理でスキューが発生したと判定されるとONに設定される。

0113

スキューフラグがOFFであった場合、スキュー検出部164は、ステップS302で検出した各通過時刻に基づいて、媒体のスキューが発生しているか否かを判定する(ステップS304)。スキュー検出部164は、第1サイドセンサ116の通過時刻又は第2サイドセンサ117の通過時刻の内の早い方の時刻から所定時間が経過するまでに媒体の先端が第1センターセンサ115を通過しなかった場合、スキューが発生していると判定する。所定時間は、事前実験により、媒体が傾いて搬送路の側壁に衝突する場合の第1又は第2サイドセンサ116又は117の通過時刻と第1センターセンサ115の通過時刻の差と、媒体が搬送路の側壁に衝突しない場合の各通過時刻の差との間の値に設定される。所定時間は例えば1秒間に設定される。なお、所定時間は0に設定されてもよい。その場合、スキュー検出部164は、媒体がわずかでも傾いて搬送された場合、スキューが発生していると判定し、制御部161は、媒体のスキューを補正する。

0114

このように、スキュー検出部164は、第1センターセンサ115から取得した第1センター信号、第1サイドセンサ116から取得した第1サイド信号及び第2サイドセンサ117から取得した第2サイド信号に基づいて、給送される媒体のスキューを検出する。

0115

スキュー検出部164は、媒体のスキューが発生していないと判定した場合、検出した各通過時刻に基づいて、媒体が正常に搬送されているか否かを判定する(ステップS305)。スキュー検出部164は、第1サイドセンサ116の通過時刻又は第2サイドセンサ117の通過時刻の内の早い方の時刻から所定時間が経過するまでに媒体の先端が第1センターセンサ115を通過した場合、媒体が正常に搬送されていると判定する。この場合、スキュー検出部164は、一連のステップを終了する。一方、スキュー検出部164は、第1サイドセンサ116の通過時刻又は第2サイドセンサ117の通過時刻の内の早い方の時刻から所定時間が経過しておらず且つ媒体の先端が第1センターセンサ115を通過していない場合、処理をステップS301へ戻す。即ち、この場合、スキュー検出部164は、まだ、スキューが発生している又は媒体が正常に搬送されていると判定しない。

0116

一方、スキュー検出部164は、媒体のスキューが発生していると判定した場合、即ち媒体のスキューを検出した場合、スキューフラグをONに設定する(ステップS306)。

0117

次に、制御部161は、媒体のスキューの補正を開始し(ステップS307)、処理をステップS301へ移行する。制御部161は、複数の給送ローラ112a、bの周速度を相互に異ならせることにより、媒体のスキューを補正する。制御部161は、媒体搬送方向と直交する方向A8において、媒体の進行が遅れている側に配置された給送ローラ112の周速度が、先行している側に配置された給送ローラ112の周速度より速く(高く)なるように、各給送ローラ112の周速度を変更する。制御部161は、媒体の進行が遅れている側に配置された給送ローラ112の周速度を速く(高く)し、且つ/又は、先行している側に配置された給送ローラ112の周速度を遅く(低く)する。制御部161は、例えば媒体の進行が遅れている側に配置された給送ローラ112の周速度が、先行している側に配置された給送ローラ112の周速度の3倍以上且つ10倍以下になるように各周速度を設定する。

0118

図16は、媒体の傾きと各センサの通過時刻との関係について説明するための模式図である。図16は、図9と同様に、上側筐体102を取り外した状態で下側筐体101を上方から見た模式図である。

0119

図16に示すように、媒体Mが第2サイドセンサ117側に向かって傾いて給送されている場合、媒体Mの先端は、第1サイドセンサ116を通過した後で、第1センターセンサ115を通過する。その場合、媒体Mの傾きが大きい程、第1サイドセンサ116を通過してから第1センターセンサ115を通過するまでの時間は増大する。

0120

したがって、制御部161は、第1サイドセンサ116の通過時刻から所定時間内に媒体の先端が第1センターセンサ115を通過しなかった場合、媒体は、第2サイドセンサ117側に向かって傾いて給送されていると判定する。その場合、制御部161は、第2サイドセンサ117側に配置された給送ローラ112bの周速度が、第1サイドセンサ116側に配置された給送ローラ112aの周速度より速く(高く)なるように、各給送ローラ112の周速度を変更する。これにより、媒体は、第1サイドセンサ116の方向A9に向かって回転し、媒体のスキューが補正される。

0121

逆に、制御部161は、第2サイドセンサ117の通過時刻から所定時間内に媒体の先端が第1センターセンサ115を通過しなかった場合、媒体は、第1サイドセンサ116側に向かって傾いて給送されていると判定する。その場合、制御部161は、第1サイドセンサ116側に配置された給送ローラ112aの周速度が、第2サイドセンサ117側に配置された給送ローラ112bの周速度より速く(高く)なるように、各給送ローラ112の周速度を変更する。これにより、媒体は、第2サイドセンサ117の方向に向かって回転し、媒体のスキューが補正される。

0122

上記したように、各給送ローラ112a、bは、別個の第1モータ131及び第2モータにより、それぞれ独立に回転して媒体を給送するように設けられている。一方、各ブレーキローラ113a、bには、それぞれ第2トルクリミッタ139a、bが別個に設けられているため、各ブレーキローラ113a、bは、各給送ローラ112a、bに従って独立に従動回転する。仮に、各ブレーキローラ113a、bが独立に従動回転しない場合、各給送ローラ112の周速度が異なっていても、各ブレーキローラ113a、bにより媒体にかかる媒体給送方向の反対方向A3の搬送負荷(媒体の分離力)は同程度になる。そのため、周速度が低い方の給送ローラ112側のサイドセンサの方向(図16の例では方向A9)に向かって媒体を回転させる力が低減し、媒体のスキューは補正されにくくなる。

0123

一方、各ブレーキローラ113a、bが独立に従動回転する場合、各ブレーキローラ113a、bにより媒体にかかる媒体給送方向の反対方向A3の搬送負荷は、各ブレーキローラ113a、bに対向する給送ローラ112a、bの周速度によって異なる。即ち、周速度が低い方の給送ローラ112と対向するブレーキローラ113により媒体にかかる媒体給送方向の反対方向A3の搬送負荷は、他方のブレーキローラ113により媒体にかかる媒体給送方向の反対方向A3の搬送負荷より小さくなる。したがって、周速度が低い方の給送ローラ112側のサイドセンサの方向(図16の例では方向A9)に向かって媒体を回転させる力が増大し、媒体のスキューは補正され易くなる。

0124

なお、制御部161は、第1サイドセンサ116の通過時刻又は第2サイドセンサ117の通過時刻から第1センターセンサ115の通過時刻までの時間が大きい程、各給送ローラ112の周速度の差が大きくなるように、各周速度を設定してもよい。これにより、制御部161は、より短時間に媒体のスキューを補正することができる。また、制御部161は、先行している側に配置された給送ローラ112の周速度を0に設定してもよい。これにより、媒体搬送方向と直交する方向A8において、先行している側の媒体部分をその位置に留めたまま、遅れている側の媒体部分を進行させることができるため、媒体のスキューをより確実に補正することができる。または、制御部161は、複数の給送ローラ112a及び給送ローラ112bの両方の周速度を0より大きく且つ相互に異なる値に設定してもよい。これにより、制御部161は、媒体のスキューを補正しつつ媒体を搬送できるため、より短時間に媒体を搬送することができる。

0125

一方、ステップS303でスキューフラグがONであった場合、制御部161は、ステップS302で検出した各通過時刻に基づいて、媒体のスキューの補正に成功したか否かを判定する(ステップS308)。制御部161は、ステップS307でスキューの補正を開始してから第2所定時間内に、媒体の先端が、第1センターセンサ115又は媒体の進行が遅れている側に配置されたサイドセンサを通過した場合、媒体のスキューの補正に成功したと判定する。第2所定時間は、例えば1秒間に設定される。

0126

媒体のスキューの補正に成功したと判定した場合、制御部161は、さらに特定時間が経過するまで待機する(ステップS309)。

0127

先行している側に配置された給送ローラ112の周速度が0より大きい値に設定されている場合、媒体のスキューの補正中に、先行している側の媒体部分も進行する。先行している側の媒体部分は、スキューの補正を開始してから遅れている側の媒体部分が第1センターセンサ115等を通過するまでの時間Tの間に、先行している側に配置された給送ローラ112の周速度VAに時間Tを乗算した距離(VA×T)だけ進行している。遅れている側の媒体部分と、先行している側の媒体部分との差は、遅れている側に配置された給送ローラ112の周速度VBから先行している側に配置された給送ローラ112の周速度VAを減算した速度(VB−VA)で縮まっていく。

0128

そのため、制御部161は、第1センターセンサ115等が媒体を検出した後も、以下の式(1)により算出される特定時間が経過するまでは、各給送ローラ112を、設定した周速度で回転させて、媒体のスキューの補正を続行させる。
(特定時間)=(VA×T)/(VB−VA) (1)
これにより、制御部161は、遅れている側の媒体部分を先行している側の媒体部分に追いつかせることができる。なお、ステップS309の処理は省略されてもよい。

0129

次に、制御部161は、各給送ローラ112の周速度を元の周速度に戻して、媒体のスキューの補正を終了し(ステップS310)、一連のステップを終了する。

0130

一方、ステップS308で媒体のスキューの補正に成功したと判定しなかった場合、制御部161は、媒体のスキューの補正を開始してから第2所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS311)。まだ媒体のスキューの補正を開始してから第2所定時間が経過していない場合、制御部161は、処理をステップS301へ移行する。

0131

一方、媒体のスキューの補正を開始してから第2所定時間が経過した場合、制御部161は、媒体のスキューの補正に失敗したと判定する(ステップS312)。

0132

次に、制御部161は、撮像装置121による媒体搬送方向A1の撮像範囲を変更し(ステップS313)、一連のステップを終了する。

0133

上記したように、媒体のスキューが発生していない場合、撮像装置121は、媒体の先端が第2センターセンサ120の位置を通過したときに撮像を開始し、媒体の後端が第2センターセンサ120の位置を通過してから所定期間経過後に撮像を終了する。しかしながら、媒体のスキューが発生している場合、媒体の先端が第2センターセンサ120の位置を通過したときには、先行している媒体部分が撮像装置121の位置に到達している可能性がある。また、媒体の後端が第2センターセンサ120の位置を通過してから所定期間経過したときに、遅れている媒体部分が撮像装置121の位置に残っている可能性がある。

0134

そのため、制御部161は、撮像装置121による媒体搬送方向A1の撮像範囲を、媒体のスキューが発生していない場合の撮像範囲より大きくする。例えば、制御部161は、媒体の先端が第2センターセンサ120の位置を通過する前に、例えば媒体のスキューの補正に失敗したと判定した直後に撮像装置121に撮像を開始させる。また、制御部161は、媒体の後端が第2センターセンサ120の位置を通過してから、所定期間より長い第2所定期間経過後に、撮像装置121に撮像を終了させる。これにより、制御部161は、スキューが発生している媒体全体が入力画像に含まれるように、撮像装置121に媒体を撮像させることができる。

0135

なお、媒体搬送装置100は、第1センターセンサ115を省略し、第1サイドセンサ116及び第2サイドセンサ117の二つのセンサを用いて媒体のスキューを検出してもよい。その場合、ステップS304において、スキュー検出部164は、第1サイドセンサ116及び第2サイドセンサ117の内の一方のセンサが媒体を検出してから所定時間内に他方のセンサが媒体を検出しなかった場合、媒体のスキューを検出する。また、ステップS305において、スキュー検出部164は、一方のセンサが媒体を検出してから所定時間内に他方のセンサが媒体を検出した場合、媒体が正常に搬送されていると判定する。

0136

また、ステップS308において、制御部161は、スキューの補正を開始してから第2所定時間内に他方のセンサが媒体を検出した場合、媒体のスキューの補正に成功したと判定する。また、ステップS309及びS310において、制御部161は、他方のセンサが媒体を検出した後も特定時間が経過するまでは、各給送ローラ112を、設定した周速度で回転させて、媒体のスキューの補正を続行させる。さらに、ステップS311及びS312において、制御部161は、スキューの補正を開始してから第2所定時間内に他方のセンサが媒体を検出しなかった場合、媒体のスキューの補正に失敗したと判定する。

0137

また、媒体搬送装置100は、第1サイドセンサ116及び第2サイドセンサ117の代わりに、複数のエンコーダを用いて媒体のスキューを検出してもよい。その場合、媒体搬送装置100は、媒体搬送方向A1において給送ローラ112と第1搬送ローラ118の間に配置され且つ媒体搬送方向と直交する方向A8に間隔を空けて並べて配置された複数のエンコーダを有する。各エンコーダは、多数のスリット(光の透過穴)が形成され且つ搬送される媒体に従って回転するように設けられた円板と、その円板を挟んで対向するように設けられた発光器及び受光器とを有する。各受光器は、一定期間毎に、各発光器と各受光器の間にスリットが存在する状態と、スリットが存在せずに円板により遮られている状態との変化回数に基づいて媒体の移動距離を検出する。

0138

スキュー検出部164は、各エンコーダにより検出された移動距離に基づいて媒体の移動を検出し、各エンコーダが媒体の移動を最初に検出したタイミングの差に基づいて媒体のスキューを検出する。または、スキュー検出部164は、各エンコーダにより検出された移動距離の差に基づいて媒体のスキューを検出してもよい。また、スキュー検出部164は、各エンコーダが媒体の移動を最初に検出したタイミングの差、又は、各エンコーダにより検出された移動距離の差に基づいて、媒体のスキューの補正に成功したか否かを判定し、スキューの補正を終了する。

0139

以上詳述したように、媒体搬送装置100では、各給送ローラ112に対向する各ブレーキローラ113に別個の第2トルクリミッタ139a、bが設けられ、媒体搬送装置100は、複数の給送ローラ112の周速度を相互に異ならせて媒体のスキューを補正する。これにより、媒体搬送装置100は、周速度が低い方の給送ローラ112と対向するブレーキローラ113により媒体に媒体給送方向の反対方向A3にかかる力を低減させ、媒体のスキューをより適切に補正することが可能となった。

0140

また、媒体搬送装置100は、重送が発生した場合、ブレーキローラ113にかかるトルクのリミット値を媒体給送時より増大させるとともに、給送ローラ112をブレーキローラ113に従動回転させる。これにより、媒体搬送装置100は、媒体の重送が発生した場合に、ブレーキローラ113と給送ローラ112の間に給送された複数の媒体を全て載置台103に戻し、媒体をより適切に復旧させることが可能となった。

0141

図17は、他の実施形態に係る媒体搬送装置の駆動機構について説明するための模式図である。図17は、媒体搬送装置の駆動機構を媒体搬送方向A1の上流側から見た模式図である。

0142

図17に示すように、媒体搬送装置の駆動機構は、ブレーキローラ113及びブレーキローラ113の駆動機構に代えて、ブレーキローラ213a、b、第14〜第17ギア233n〜q、第6〜第8シャフト235f〜h、第1トルクリミッタ237及び第2トルクリミッタ239等を有している。

0143

第14ギア233nは第1電磁クラッチを含む駆動機構を介して第3モータ(不図示)と接続され、第15ギア233oと係合される。第15ギア233oは第6シャフト235fの一端に取り付けられ、第6シャフト235fの他端には第1トルクリミッタ237を介してブレーキローラ213aが第6シャフト235fの回転に従って回転するように取り付けられている。一方、第16ギア233pは第2電磁クラッチを含む駆動機構を介して第4モータ(不図示)と接続され、第17ギア233qと係合される。第17ギア233qは第7シャフト235gの一端に取り付けられ、第7シャフト235gの他端には第2トルクリミッタ239を介してブレーキローラ213bが第7シャフト235gの回転に従って回転するように取り付けられている。

0144

ブレーキローラ213aとブレーキローラ213bは、各ブレーキローラが他方のブレーキローラの回転に従って回転するように、第1トルクリミッタ237及び第2トルクリミッタ239を介さずに且つ第8シャフト235hを介して接続されている。第1トルクリミッタ237のトルクのリミット値は第1リミット値であり、第2トルクリミッタ239のトルクのリミット値は第2リミット値である。

0145

第3モータは第1駆動力を発生させ、第4モータは第2駆動力を発生させる。制御部161は、第3モータに第1駆動力を発生させる場合、第2電磁クラッチをOFFにして、第4モータと第16ギア233pの間の駆動力の伝達を遮断する。これにより、第1駆動力は、第1トルクリミッタ237を介して且つ第2トルクリミッタ239を介さずにブレーキローラ213a、bに伝達され、ブレーキローラ213a、bは、媒体給送方向の反対方向A3に回転する。一方、制御部161は、第4モータに第2駆動力を発生させる場合、第1電磁クラッチをOFFにして、第3モータと第14ギア233nの間の駆動力の伝達を遮断する。これにより、第2駆動力は、第2トルクリミッタ239を介して且つ第1トルクリミッタ237を介さずにブレーキローラ213a、bに伝達され、ブレーキローラ213a、bは、媒体給送方向の反対方向A3に回転する。

0146

以上詳述したように、媒体搬送装置は、伝達機構の切り換えに遊星ギアを使用しない場合においても、媒体のスキューをより適切に補正するとともに、媒体の重送が発生した場合に、媒体をより適切に復旧させることが可能となった。

0147

図18は、さらに他の実施形態に係る媒体搬送装置における処理回路270の概略構成を示す図である。処理回路270は、媒体搬送装置100の処理回路170の代わりに使用され、CPU160の代わりに、媒体読取処理、重送検出処理及びスキュー検出処理を実行する。処理回路270は、制御回路271、画像取得回路272、重送検出回路273及びスキュー検出回路274等を有する。なお、これらの各部は、それぞれ独立した集積回路マイクロプロセッサファームウェア等で構成されてもよい。

0148

制御回路271は、制御部の一例であり、制御部161と同様の機能を有する。制御回路271は、操作装置105から操作信号を、媒体検出センサ111から媒体検出信号を、重送検出回路273から媒体の重送の検出結果を、スキュー検出回路274から媒体のスキューの検出結果を受信する。制御回路271は、受信した各信号に応じて駆動装置141を駆動するとともに、媒体のスキューが検出された場合、媒体のスキューを補正する。また、制御回路271は、媒体の重送が検出された場合、第2伝達機構により第2駆動力をブレーキローラ113に伝達させるとともに、給送ローラ112がブレーキローラ113に従動して回転するように制御する。

0149

画像取得回路272は、画像取得部の一例であり、画像取得部162と同様の機能を有する。画像取得回路272は、撮像装置121から入力画像を受信し、記憶装置150に記憶するとともにインタフェース装置142を介して情報処理装置へ送信する。

0150

重送検出回路273は、重送検出部の一例であり、重送検出部163と同様の機能を有する。重送検出回路273は、超音波センサ114から超音波信号を受信し、超音波信号に基づいて媒体の重送を検出し、検出結果を制御回路271に出力する。

0151

スキュー検出回路274は、スキュー検出部の一例であり、スキュー検出部164と同様の機能を有する。スキュー検出回路274は、第1センターセンサ115から第1センター信号を、第1サイドセンサ116から第1サイド信号を、第2サイドセンサ117から第2サイド信号を受信する。スキュー検出回路274は、受信した各信号に基づいて媒体のスキューを検出し、検出結果を制御回路271に出力する。

0152

以上詳述したように、媒体搬送装置は、処理回路270を用いる場合においても、媒体のスキューをより適切に補正するとともに、媒体の重送が発生した場合に、媒体をより適切に復旧させることが可能となった。

0153

100媒体搬送装置、112給送ローラ、113ブレーキローラ、115 第1センターセンサ、116 第1サイドセンサ、117 第2サイドセンサ、121撮像装置、131 第1モータ、131bベルト、132プーリ、133a〜m 第1〜第13ギア、134a太陽ギア、134b遊星ギア、135a〜e 第1〜第5シャフト、136a、b外周面、136c、dワンウェイクラッチ、137 第1トルクリミッタ、139a、b 第2トルクリミッタ、161 制御部、163重送検出部、164スキュー検出部

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