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技術 地下水の浄化方法

出願人 栗田工業株式会社
発明者 塩谷剛田村渉浅沼香保理
出願日 2018年12月25日 (2年0ヶ月経過) 出願番号 2018-241299
公開日 2020年7月2日 (5ヶ月経過) 公開番号 2020-099881
状態 未査定
技術分野 水処理一般 生物学的処理一般
主要キーワード 拡散シミュレーション 地下水流れ 注入箇所 観測井戸 注入制御 有機物負荷量 揚水量 制御遅れ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年7月2日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (2)

課題

揮散処理塔等の設備におけるBODスケール等に起因した閉塞が防止される地下水浄化方法を提供する。

解決手段

注入井戸1から地下水に栄養剤注入すると共に、それよりも地下水流れ方向下流側の揚水井戸3により地下水を揚水する地下水の浄化方法において、該栄養剤の注入井戸1と揚水井戸3の間に観測井戸2を設け、該観測井戸2でTOCを測定し、揚水中のTOC濃度所定値以下となるように前記栄養剤の注入量を制御することを特徴とする地下水の浄化方法。

概要

背景

有害物質汚染された土壌浄化する方法として、微生物を利用して土壌や地下水中の有害物質を分解除去する浄化技術(バイオレメディエーション)がある。

例えば、特許文献1には、栄養剤を土壌に注入すると共に、前記栄養剤を注入した位置とは異なる位置で、前記土壌中から地下水真空吸引して揚水する汚染土壌浄化方法が記載されている。

概要

揮散処理塔等の設備におけるBODスケール等に起因した閉塞が防止される地下水の浄化方法を提供する。注入井戸1から地下水に栄養剤を注入すると共に、それよりも地下水流れ方向下流側の揚水井戸3により地下水を揚水する地下水の浄化方法において、該栄養剤の注入井戸1と揚水井戸3の間に観測井戸2を設け、該観測井戸2でTOCを測定し、揚水中のTOC濃度所定値以下となるように前記栄養剤の注入量を制御することを特徴とする地下水の浄化方法。

目的

本発明は、栄養剤が十分に注入されると共に、揮散処理塔等の設備におけるBODスケール等に起因した閉塞が防止される地下水の浄化方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

地下水栄養剤注入すると共に、それよりも地下水流れ方向下流側において地下水を揚水する地下水の浄化方法において、該栄養剤の注入箇所と揚水箇所の間に観測井戸を設け、該観測井戸でTOCを測定し、前記揚水中のTOC濃度所定値以下となるように前記栄養剤の注入量を制御することを特徴とする地下水の浄化方法。

請求項2

前記栄養剤の注入箇所から揚水箇所までの複数箇所に前記観測井戸を設けることを特徴とする請求項1の地下水の浄化方法。

請求項3

前記揚水中のTOC濃度を10mg/L以下とすることを特徴とする請求項1又は2の地下水の浄化方法。

技術分野

0001

本発明は、地下水浄化方法に関する。

背景技術

0002

有害物質汚染された土壌浄化する方法として、微生物を利用して土壌や地下水中の有害物質を分解除去する浄化技術(バイオレメディエーション)がある。

0003

例えば、特許文献1には、栄養剤を土壌に注入すると共に、前記栄養剤を注入した位置とは異なる位置で、前記土壌中から地下水を真空吸引して揚水する汚染土壌の浄化方法が記載されている。

先行技術

0004

特開2007−260610号公報

発明が解決しようとする課題

0005

注入井戸によって土壌に栄養剤を注入し、下流側の揚水井戸で揚水する場合、栄養剤が揚水井戸に到達すると、揚水を処理する揮散処理塔BODスケール等で閉塞することが多い。

0006

地下水が注入井戸から揚水井戸にまで到達するには相当の時間がかかるので、揚水井戸の揚水中の栄養剤濃度測定結果に基づいて、注入井戸での栄養剤注入制御を行ったのでは、制御遅れが大きく、栄養剤が揚水井戸に到達することを防止することはできない。栄養剤注入量を少なくした場合には、地下水浄化が不十分となる。

0007

本発明は、栄養剤が十分に注入されると共に、揮散処理塔等の設備におけるBODスケール等に起因した閉塞が防止される地下水の浄化方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明の地下水の浄化方法は、地下水に栄養剤を注入すると共に、それよりも地下水流れ方向下流側において地下水を揚水する地下水の浄化方法において、該栄養剤の注入箇所と揚水箇所の間に観測井戸を設け、該観測井戸でTOCを測定し、前記揚水中のTOC濃度所定値以下となるように前記栄養剤の注入量を制御することを特徴とする。

0009

本発明の一態様では、前記栄養剤の注入箇所から揚水箇所までの複数箇所に前記観測井戸を設ける。

0010

本発明の一態様では、前記揚水中のTOC濃度を10mg/L以下とする。

発明の効果

0011

敷地内に設置している観測井戸や栄養剤注入井戸で、TOC等を監視し、栄養剤の注入量や濃度を調整することにより、栄養剤注入量を十分に多くすると共に、揚水井戸へ高濃度TOCが流入することが防止される。

0012

このように揮散処理塔へのTOCの流入を抑制することにより、揮散処理塔でのBODスケール生成が防止(抑制を含む)される。
揮散処理装置への有機物負荷量をある所定値以下に抑えることでも、揮散処理塔等の設備の閉塞を防止することが可能である。
揮散処理装置への有機物負荷量(g)=揚水量(m3/d)×揚水中TOC濃度(g/m3)×揚水期間(d)

図面の簡単な説明

0013

本発明方法を説明する平面図である。

実施例

0014

以下、図1を参照して実施の形態について説明する。

0015

汚染地下水が地下に存在する範囲Aの地下水流れ方向上流側の注入井戸1から栄養剤の水溶液が注入される。下流側に設けた揚水井戸3から地下水が揚水され、揮散処理塔4へ送水されて処理され、処理された水は放流される。

0016

注入井戸1と揚水井戸3との間の複数箇所に観測井戸2が設けられている。

0017

観測井戸2内において、又は観測井戸2から汲み上げた地下水について、TOC濃度を測定し、この測定結果に基づいて、注入井戸1からの栄養剤の注入量を制御する。具体的には、注入する栄養剤水溶液の濃度及び量の一方又は双方を制御する。

0018

好ましくは、栄養剤の注入量制御は、揚水井戸3から揚水される地下水中のTOC濃度が10mg/L以下特に4〜8mg/Lとなるようにする。

0019

地下水中の栄養剤濃度は、栄養剤の注入井戸1側が最も高く、揚水井戸3に向って徐々に低くなる。従って、各観測井戸2で測定される地下水中の栄養剤濃度に基づいて移流拡散シミュレーション数値解析)により、揚水井戸3における地下水中の栄養剤濃度を推定し、揚水井戸3における地下水中の栄養剤濃度を推定し、この推察栄養剤濃度が上記範囲となるように、しかもなるべく栄養剤注入量が多くなるように栄養剤の注入量を制御することが好ましい。

0020

本発明において、処理対象となる地下水としては、塩素化エチレン等の有機塩素化合物で汚染された地下水が例示される。塩素化エチレンとしては、テトラクロロエチレンPCE)、トリクロロエチレン(TCE)、シス−1,2−ジクロロエチレン(cis−DCE)、トランス−1,2−ジクロロエチレン(trans−DCE)、1,1−ジクロロエチレン(1,1−DCE)、塩化ビニルVC)およびこれらの脱塩素化中間体などが例示される。

0021

栄養剤としては、グルコース等の糖類、でんぷん酢酸クエン酸又はその塩、メタノールエタノールペプトン酵母エキスのほか、ポリ乳酸等の生分解性ポリマートリグリセリド脂肪酸等が好適であるが、特に酢酸やクエン酸又はその塩が好適である。

0022

栄養剤注入工程に用いる栄養剤溶液の栄養剤濃度は、炭素として100〜10000mg/L特に1000〜3000mg/Lの範囲が良い。栄養剤濃度が低すぎると栄養剤分解微生物が栄養剤を分解する際に必要とする水素不足し、栄養剤濃度が高すぎると栄養剤分解菌活性阻害してしまう。

0023

本発明では、栄養剤以外に、塩素化エチレン分解菌を注入し、塩素化エチレン等の有機塩素化合物の分解効率を高くしてもよい。

0024

塩素化エチレンの分解菌としては、塩素化エチレン分解活性を有するデハロコッコイデス属細菌などが例示される。

0025

1注入井戸
2観測井戸
3揚水井戸
4揮散処理塔

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