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技術 複合装置および画像形成装置

出願人 株式会社沖データ
発明者 井上貴雄
出願日 2020年2月19日 (10ヶ月経過) 出願番号 2020-025860
公開日 2020年6月18日 (6ヶ月経過) 公開番号 2020-095277
状態 未査定
技術分野 ファクシミリ一般 電子写真一般。全体構成、要素
主要キーワード エジェクタユニット スタッカカバー 湾曲形 板状片 ラインイメージ 回動支 媒体カセット プレッシャローラ
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (12)

課題

カバー部材の上方に自由なスペースが少ない場合であっても、カバー部材の回動角度をできるだけ大きくすることを目的とする。

解決手段

複合装置は、画像形成ユニットと、画像形成ユニットの上方に、画像形成ユニットに対して回動可能に設けられた読取ユニットとを備える。画像形成ユニットは、媒体積載される第1のスタッカを有し、閉位置と開位置との間で第1の回動軸を中心として回動可能なカバー部材と、読取ユニットとカバー部材との間に配置され、媒体が積載され、カバー部材に第1の回動軸と異なる位置に配置された第2の回動軸を中心に回動可能に設けられた第2のスタッカとを備える。第2の回動軸は、カバー部材の回動動作に応じて、カバー部材が回動する方向に第1の回動軸を中心に移動する。カバー部材が開位置にあるときの第1のスタッカと第2のスタッカとの距離が、カバー部材が閉位置にあるときの第1のスタッカと第2のスタッカとの距離よりも小さい。

概要

背景

一般に、複合装置は、画像形成ユニットと読取ユニットとを備えている。読取ユニットは、画像形成ユニットの上方に配置され、上下に回動自在(開閉自在)に構成されている。また、画像形成ユニットの内部の構成要素(例えば定着ユニット)を着脱できるよう、画像形成ユニットの上部を覆うカバー部材も上下に回動自在に構成されている。

画像形成ユニットの構成要素を着脱する際には、ユーザは、読取ユニットを上方に大きく回動させ、その状態でカバー部材を上方に回動させる。また、読取ユニットの手前には、ユーザが把持する取っ手が設けられている。

概要

カバー部材の上方に自由なスペースが少ない場合であっても、カバー部材の回動角度をできるだけ大きくすることを目的とする。複合装置は、画像形成ユニットと、画像形成ユニットの上方に、画像形成ユニットに対して回動可能に設けられた読取ユニットとを備える。画像形成ユニットは、媒体積載される第1のスタッカを有し、閉位置と開位置との間で第1の回動軸を中心として回動可能なカバー部材と、読取ユニットとカバー部材との間に配置され、媒体が積載され、カバー部材に第1の回動軸と異なる位置に配置された第2の回動軸を中心に回動可能に設けられた第2のスタッカとを備える。第2の回動軸は、カバー部材の回動動作に応じて、カバー部材が回動する方向に第1の回動軸を中心に移動する。カバー部材が開位置にあるときの第1のスタッカと第2のスタッカとの距離が、カバー部材が閉位置にあるときの第1のスタッカと第2のスタッカとの距離よりも小さい。

目的

本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、カバー部材の上方に自由なスペースが少ない場合であっても、カバー部材の回動角度をできるだけ大きくすることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

画像形成ユニットと、前記画像形成ユニットの上方に、前記画像形成ユニットに対して回動可能に設けられた読取ユニットと、を備え、前記画像形成ユニットは、媒体積載される第1のスタッカを有し、閉位置と開位置との間で第1の回動軸を中心として回動可能なカバー部材と、前記読取ユニットと前記カバー部材との間に配置され、媒体が積載され、前記カバー部材に前記第1の回動軸と異なる位置に配置された第2の回動軸を中心に回動可能に設けられた第2のスタッカとを備え、前記第2の回動軸は、前記カバー部材の回動動作に応じて、前記カバー部材が回動する方向に前記第1の回動軸を中心に移動し、前記カバー部材が前記開位置にあるときの前記第1のスタッカと前記第2のスタッカとの距離が、前記カバー部材が前記閉位置にあるときの前記第1のスタッカと前記第2のスタッカとの距離よりも小さいことを特徴とする複合装置

請求項2

前記読取ユニットは、前記画像形成ユニットに対して、閉位置である第1の位置と開位置である第2の位置との間で回動可能であり、前記カバー部材の前記開位置は、前記第1の位置と前記第2の位置との間に規定されることを特徴とする請求項1に記載の複合装置。

請求項3

前記カバー部材が前記開位置にあるときの前記読取ユニットと前記第2のスタッカとの距離が、前記カバー部材が前記閉位置にあるときの前記読取ユニットと前記第2のスタッカとの距離よりも小さいことを特徴とする請求項1または2に記載の複合装置。

請求項4

前記第2のスタッカは、前記カバー部材が前記閉位置にあるときに、前記第1のスタッカと前記第2のスタッカとを第1の位置関係に保持するための第1の保持部と、前記カバー部材が前記開位置にあるときに、前記第2のスタッカが前記第1のスタッカに向けて移動することを規制すると共に、前記第1のスタッカと前記第2のスタッカとを、第2の位置関係に保持するための第2の保持部とを有することを特徴とする請求項1から3までの何れか1項に記載の複合装置。

請求項5

前記第1のスタッカには、前記画像形成ユニットの第1のルートを通って排出された前記媒体が積載され、前記第2のスタッカには、前記画像形成ユニットの前記第1のルートとは別の第2のルートを通って排出された前記媒体が積載されることを特徴とする請求項4に記載の複合装置。

請求項6

前記画像形成ユニットは、前記媒体を前記第2のルートに沿って排出する第1のローラおよび第2のローラと、前記第2のルートに沿って排出される前記媒体を、前記第1のローラ側で案内する案内面を有する第1の部材と、前記第2のルートに沿って排出される前記媒体を、前記第2のローラ側で案内する案内面を有する第2の部材とを備え、前記カバー部材の前記第1の回動軸は、前記第1の部材側に配置されており、前記第2のスタッカの前記第2の回動軸は、前記第2の部材側に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の複合装置。

請求項7

前記第2の回動軸は、前記第1の回動軸と略平行であることを特徴とする請求項1から6までの何れか1項に記載の複合装置。

請求項8

画像形成ユニットと、媒体が積載される第1のスタッカを有し、閉位置と開位置との間で第1の回動軸を中心として回動可能なカバー部材と、前記カバー部材の上方に配置され、媒体が積載され、前記カバー部材に前記第1の回動軸と異なる位置に配置された第2の回動軸を中心に回動可能に設けられた第2のスタッカとを備え、前記第2の回動軸は、前記カバー部材の回動動作に応じて、前記カバー部材が回動する方向に前記第1の回動軸を中心に移動し、前記カバー部材が前記開位置にあるときの前記第1のスタッカと前記第2のスタッカとの距離が、前記カバー部材が前記閉位置にあるときの前記第1のスタッカと前記第2のスタッカとの距離よりも小さいことを特徴とする画像形成装置

請求項9

前記第2のスタッカは、前記カバー部材が前記閉位置にあるときに、前記第1のスタッカと前記第2のスタッカとを第1の位置関係に保持するための第1の保持部と、前記カバー部材が前記開位置にあるときに、前記第2のスタッカが前記第1のスタッカに向けて移動することを規制すると共に、前記第1のスタッカと前記第2のスタッカとを、第2の位置関係に保持するための第2の保持部とを有することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。

請求項10

前記第1のスタッカには、第1のルートを通って排出された前記媒体が積載され、前記第2のスタッカには、前記第1のルートとは別の第2のルートを通って排出された前記媒体が積載されることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。

請求項11

前記第2の回動軸は、前記第1の回動軸と略平行であることを特徴とする請求項8から10までの何れか1項に記載の画像形成装置。

技術分野

0001

本発明は、原稿を読み取る読取ユニット媒体に画像を形成する画像形成ユニットとを備えた複合装置、および、媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。

背景技術

0002

一般に、複合装置は、画像形成ユニットと読取ユニットとを備えている。読取ユニットは、画像形成ユニットの上方に配置され、上下に回動自在(開閉自在)に構成されている。また、画像形成ユニットの内部の構成要素(例えば定着ユニット)を着脱できるよう、画像形成ユニットの上部を覆うカバー部材も上下に回動自在に構成されている。

0003

画像形成ユニットの構成要素を着脱する際には、ユーザは、読取ユニットを上方に大きく回動させ、その状態でカバー部材を上方に回動させる。また、読取ユニットの手前には、ユーザが把持する取っ手が設けられている。

先行技術

0004

特開2012−54871号公報(図1図5および図6参照)

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、カバー部材の上方にトレイ等を備える装置において、カバー部材の上方に自由なスペースが少ない場合であっても、カバー部材の回動角度をできるだけ大きく確保することが求められている。

0006

本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、カバー部材の上方に自由なスペースが少ない場合であっても、カバー部材の回動角度をできるだけ大きくすることを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明の複合装置は、画像形成ユニットと、画像形成ユニットの上方に、画像形成ユニットに対して回動可能に設けられた読取ユニットとを備える。画像形成ユニットは、媒体が積載される第1のスタッカを有し、閉位置と開位置との間で第1の回動軸を中心として回動可能なカバー部材と、読取ユニットとカバー部材との間に配置され、媒体が積載され、カバー部材に第1の回動軸と異なる位置に配置された第2の回動軸を中心に回動可能に設けられた第2のスタッカとを備える。第2の回動軸は、カバー部材の回動動作に応じて、カバー部材が回動する方向に第1の回動軸を中心に移動する。カバー部材が開位置にあるときの第1のスタッカと第2のスタッカとの距離が、カバー部材が閉位置にあるときの第1のスタッカと第2のスタッカとの距離よりも小さい。

0008

本発明の画像形成装置は、画像形成ユニットと、媒体が積載される第1のスタッカを有し、閉位置と開位置との間で第1の回動軸を中心として回動可能なカバー部材と、カバー部材の上方に配置され、媒体が積載され、カバー部材に第1の回動軸と異なる位置に配置された第2の回動軸を中心に回動可能に設けられた第2のスタッカとを備える。第2の回動軸は、カバー部材の回動動作に応じて、カバー部材が回動する方向に第1の回動軸を中心に移動する。カバー部材が開位置にあるときの第1のスタッカと第2のスタッカとの距離が、カバー部材が閉位置にあるときの第1のスタッカと第2のスタッカとの距離よりも小さい。

発明の効果

0009

本発明によれば、カバー部材が開位置にあるときに、第1のスタッカと第2のスタッカとの距離が短くなるため、読取ユニットの回動角度に対して、カバー部材の回動角度を大きく確保することができる。そのため、カバー部材の上方に自由なスペースが少ない場合であっても、カバー部材の回動角度をできるだけ大きくすることができる。

図面の簡単な説明

0010

本発明の第1の実施の形態の複合装置の全体構成を示す側断面図である。
第1の実施の形態の複合装置の外観形状を示す斜視図である。
第1の実施の形態の複合装置のプロセスユニットの内部構成を示す模式図である。
第1の実施の形態の複合装置の読取ユニットの内部構成を示す模式図である。
第1の実施の形態の複合装置のスタッカカバーおよびトレイの取り付け構造を示す分解斜視図である。
第1の実施の形態の複合装置のスタッカカバーおよびトレイの取り付け構造を示す分解斜視図である。
第1の実施の形態の複合装置のステイに設けられた凸部の形状の一例を示す斜視図である。
第1の実施の形態の複合装置のストッパと受け部との関係を示す模式図である。
第1の実施の形態の複合装置の読取ユニット、スタッカカバーおよびトレイの回動動作を説明するための図である。
第1の実施の形態の複合装置の読取ユニット、スタッカカバーおよびトレイの回動動作を説明するための図である。
第1の実施の形態の複合装置の読取ユニット、スタッカカバーおよびトレイの回動動作を説明するための図である。

実施例

0011

<複合装置の全体構成>
図1は、本発明の第1の実施の形態における複合装置の構成を示す側断面図である。図2は、複合装置の外観形状を示す斜視図である。複合装置は、画像形成ユニット1と、画像形成ユニット1の上方に設けられた読取ユニット2と、これらを支持するステイ(フレーム)3とを備えている。なお、図1に示した複合装置のうち、読取ユニット2およびステイ3を含む部分は、画像形成装置を構成している。

0012

画像形成ユニット1は、画像を形成するための各構成要素を収容したハウジング1aと、このハウジング1aの上方を覆うスタッカカバー(カバー部材)5と、スタッカカバー5の上方に設けられたトレイ6とを有している。スタッカカバー5およびトレイ6は、それぞれの上面に、画像形成後の媒体を積載できるように構成されている。

0013

読取ユニット2は、水平方向を軸方向とする回動軸(支軸)21を有している。読取ユニット2を支持するステイ3には、読取ユニット2の回動軸21を支持する孔31が設けられている。回動軸21と孔31との係合により、読取ユニット2は回動軸21を中心として回動可能となる。回動軸21と孔31とは、読取ユニット2の回動支持部を構成している。

0014

すなわち、ステイ3は、画像形成ユニット1と読取ユニット2とを一体的に保持すると共に、読取ユニット2を画像形成ユニット1に対して回動可能に支持するよう構成されている。読取ユニット2は、図1に示す閉位置と、図2に示す開位置との間で回動する。

0015

ここでは、回動軸21の方向をX方向(左右方向)とし、水平面内でX方向に直交する方向をY方向(前後方向)とする。Y方向において、回動軸21が形成された側を後方(図1における+Y方向)とし、その反対側を前方(−Y方向)とする。また、XY面に直交する方向(鉛直方向)を、Z方向とする。

0016

読取ユニット2の回動軸21は、読取ユニット2の後端部(+Y方向の一端部)に配置されている。読取ユニット2の前端部(−Y方向の端部)には、ユーザが複合装置に対する操作入力を行う操作パネル25と、読取ユニット2を回動させる際に把持する取っ手26とが設けられている。

0017

ステイ3は、図2に示すように、X方向に互いに対向する一対の側壁35を備えている。これら一対の側壁35の間に画像形成ユニット1が配設されており、当該一対の側壁35の上側に読取ユニット2が配設されている。各側壁35は、例えば板金で構成されている。また、各側壁35上には、読取ユニット2を開位置で保持するための保持機構28が設けられている。なお、保持機構28は、ユーザが読取ユニット2を開位置まで回動させた状態で、読取ユニット2を保持することができるものであればよい。

0018

<画像形成ユニットの基本構成
次に、画像形成ユニット1の基本構成について説明する。画像形成ユニット1は、例えば印刷用紙等の媒体(図1では符号Pで示す)を積載状態収納する媒体カセット11と、媒体カセット11の媒体を繰り出すピックアップローラ12と、繰り出された媒体を一枚ずつ搬送路に給紙するフィードローラ13および分離ローラ14と、給紙された媒体のスキュー矯正し、搬送路に沿って搬送するレジストローラ15およびプレッシャローラ16とを備えている。

0019

なお、ピックアップローラ12、フィードローラ13、分離ローラ14、レジストローラ15およびプレッシャローラ16は、画像形成ユニット1の前端部(+Y方向の一端部)の近傍に配置されている。レジストローラ15およびプレッシャローラ16によって搬送される媒体は、画像形成ユニット1の後方に向けてY方向に搬送される。媒体の搬送路の幅方向は、X方向である。

0020

画像形成ユニット1は、また、Y方向(前後方向)に配列された4つのプロセスユニット(画像形成部)7a,7b,7c,7dを有している。プロセスユニット7a,7b,7c,7dは、例えば、電子写真法を用いて、ブラックイエローマゼンタおよびシアントナー像現像剤像)を形成する。プロセスユニット7a,7b,7c,7dは、画像形成ユニット1のハウジング1aに対して着脱可能である。

0021

プロセスユニット7a,7b,7c,7dの上側には、露光ヘッド8a,8b,8c,8dが配置されている。露光ヘッド8a,8b,8c,8dは、各色のイメージデータに基づいてプロセスユニット7a,7b,7c,7dの各感光体ドラム71(後述)に光を照射し、各感光体ドラム71の表面に静電潜像を形成する。露光ヘッド8a,8b,8c,8dは、スタッカカバー5のヘッド保持部58によって保持されている。

0022

図3は、プロセスユニット7aの内部構成を説明するための模式図である。図3には、プロセスユニット7aの各構成要素に加えて、露光ヘッド8a並びに後述する搬送ベルト91および転写ローラ92aも示されている。

0023

図3に示すように、プロセスユニット7aは、現像剤担持体としての感光体ドラム71と、帯電部材としての帯電ローラ72と、現像ユニット73と、現像剤収容部としての現像剤カートリッジ74と、クリーニング部材75とを備える。

0024

感光体ドラム71は、表面に感光層を有し、軸線方向をX方向とする円筒状部材である。感光体ドラム71は、X方向の回動軸を中心として、図3における時計回り方向に回転する。帯電ローラ72は、感光体ドラム71の表面(外周面)を一様に帯電させる。現像ユニット73は、露光ヘッド8aによって感光体ドラム71の表面に形成された静電潜像を現像してトナー像とする。現像剤カートリッジ74は、現像ユニット73に現像剤を補給する。クリーニング部材75は、トナー像の転写後に感光体ドラム71の表面に残った残留トナーを除去する。

0025

プロセスユニット7b,7c,7dは、使用するトナーを除き、プロセスユニット7aと同様の構成を有している。

0026

図1戻り、プロセスユニット7a,7b,7c,7dの下側には、転写ユニット9が配置されている。転写ユニット9は、搬送ベルト91と、搬送ベルト91が架け渡されたベルト駆動ローラ93および従動ローラ94とを備えている。転写ユニット9は、また、搬送ベルト91を挟んでプロセスユニット7b,7c,7dの各感光体ドラム71に対向配置された転写部材としての転写ローラ92a,92b,92c,92dを備えている。

0027

転写ユニット9は、媒体を搬送ベルト91で吸着により保持し、プロセスユニット7a,7b,7c,7dに沿って搬送する。また、プロセスユニット7a,7b,7c,7dの各感光体ドラム71の表面に形成されたトナー像を、転写ローラ92a,92b,92c,92dに付与した転写電圧により媒体に転写する。

0028

媒体の搬送方向に沿ってプロセスユニット7a,7b,7c,7dの下流側には、定着ユニット10が配置されている。定着ユニット10は、例えば、加熱ローラ101、加圧ローラ102および定着ベルト103等を備え、トナー像が転写された媒体を加熱および加圧し、トナー像を媒体に定着する。

0029

媒体の搬送方向に沿って定着ユニット10の下流側には、排出搬送路40が設けられている。排出搬送路40は、第1搬送路(第1のルート)41と第2搬送路(第2のルート)42とに分岐しており、分岐部分にはセパレータ(切換部)45が配置されている。第1搬送路41の終端には排出口47が設けられており、第2搬送路42の終端には排出口48が設けられている。

0030

第1搬送路41の排出口47には、媒体を排出口47から排出する第1排出ローラ17と第1従動ローラ18とからなるローラ対が配置されている。排出口47から排出された媒体は、スタッカカバー5の上面に積載される。

0031

第2搬送路42の排出口48には、媒体を排出口48から排出する第2排出ローラ19(第1のローラ)と第2従動ローラ20(第2のローラ)とからなるローラ対が配置されている。排出口48から排出された媒体は、トレイ6の上面に積載される。

0032

排出搬送路40のうち、第1搬送路41の全体および第2搬送路42の途中までの部分は、画像形成ユニット1のハウジング1aに取り付けられた第1エジェクタユニット43に形成されている。一方、第2搬送路42の途中から排出口48までの部分は、スタッカカバー5に取り付けられた第2エジェクタユニット44に形成されている。これら第1エジェクタユニット43および第2エジェクタユニット44は、画像形成ユニット1の後端部(+Y方向の端部)に配設されている。

0033

第2エジェクタユニット44内の第2搬送路42は、互いに対向する搬送面(第1案内面)42aと搬送面(第2案内面)42bとを有している。第2エジェクタユニット44は、搬送面42a側に位置する第1部分44a(第1の部材)と、搬送面42b側に位置する第2部分44b(第2の部材)とに分けられる。上述した第2排出ローラ19は、第1部分44aに設けられており、上述した第2従動ローラ20は、第2部分44bに設けられている。

0034

スタッカカバー5が閉位置(図1)にあるときには、第1エジェクタユニット43と第2エジェクタユニット44とが上下に重なり合い、連続した第2搬送路42が形成される。一方、スタッカカバー5が開位置(後述する図11)にあるときには、第2エジェクタユニット44がスタッカカバー5と共に回動し、第1エジェクタユニット43から離間するため、第2搬送路42が途中から分離した状態となる。

0035

<読取ユニットの基本構成>
次に、読取ユニット2の内部構成について説明する。図4は、読取ユニット2の内部構成を説明するための模式図である。読取ユニット2は、読み取り対象の原稿Dを載置する原稿載置台81と、画像の読み取り時に原稿Dを押え原稿押え部82と、原稿Dを搬送する原稿搬送部83とを備える。

0036

原稿載置台81の上面には、ガラス等の透明の板状部材で構成された原稿載置部84が設けられている。原稿載置部84の下方には、ラインセンサである原稿読取部85が配置されている。原稿読取部85は、原稿載置部84と平行(ここではX方向)に移動可能である。原稿読取部85は、原稿載置部84を通して原稿Dに光を照射しながら移動し、受光素子によって反射光受光することによって、原稿Dの画像を読み取る。

0037

原稿搬送部83は、原稿Dを載置する原稿トレイ86と、原稿Dを搬送する原稿搬送ローラ87と、搬送される原稿Dを案内する原稿ガイド88と、読取後の原稿Dを排出する原稿排出ローラ89とを備える。原稿トレイ86に原稿Dをセットし、原稿Dの読み取りを開始すると、原稿搬送ローラ87が回転し、原稿Dを原稿ガイド88に沿って読取位置Rに向けて搬送する。原稿読取部85は、読取位置Rに停止した状態で、原稿搬送部83によって搬送される原稿Dの画像を読み取る。読み取り後の原稿Dは、原稿排出ローラ89により、原稿押え部82の上面に排出される。読取ユニット2は、読み取った画像に基づく画像情報を画像形成ユニット1に出力する。

0038

<スタッカカバーの構成>
次に、画像形成ユニット1のスタッカカバー5の構成について説明する。図5および図6は、スタッカカバー5およびトレイ6の取り付け構造を示す分解斜視図である。なお、図5および図6は、互いに異なる方向から見た斜視図である。

0039

図5および図6に示すように、スタッカカバー5は、上面部である積載面部5aと、前面部5bと、背面部5c(図1)と、一対の側面部5dとを有している。スタッカカバー5の積載面部5aは、第1搬送路41の排出口47から排出された媒体を積載する部分(第1のスタッカ)である。

0040

スタッカカバー5の積載面部5aの後方側は、斜め下方に(すなわち後方に向かうほど高さが低くなるように)延在し、湾曲面52を構成している。この湾曲面52は、上述した第1搬送路41の排出口47に対向しており、排出口47側に凸となる湾曲形状を有している。

0041

スタッカカバー5の積載面部5aの前方側は、斜め下方に(すなわち前方に向かうほど高さが低くなるように)延在し、湾曲面53を構成している。この湾曲面53は、後述するようにスタッカカバー5を開位置から閉位置に回動させる際に、ユーザが手を掛ける部分である。

0042

スタッカカバー5の一対の側面部5dには、X方向外側に延在する回動軸(支軸)51がそれぞれ設けられている。この回動軸51は、スタッカカバー5の後端部(−Y方向の端部)に位置している。ステイ3の側壁35には、回動軸51に係合する孔32が設けられている。回動軸51と孔32との係合により、スタッカカバー5が、X方向の回動軸51を中心として回動可能となる。すなわち、回動軸51と孔32とは、スタッカカバー5の回動支持部を構成している。

0043

スタッカカバー5の一対の側面部5dのそれぞれの上面は、当接面(第2の係合部)56を構成している。この当接面56は、トレイ6のリミッタ65に当接する面である。

0044

スタッカカバー5は、回動軸51を中心として、図1に示す閉位置と、閉位置から所定角度だけ上方に回動した開位置(後述する図11)との間で回動可能である。

0045

図6に示すように、スタッカカバー5の一方の側面部5dには、スタッカカバー5が開位置にあるときに、ステイ3の側壁35に設けられた凸部33(図5)に係合する凹部54が形成されている。スタッカカバー5の凹部54とステイ3の凸部33との係合により、スタッカカバー5が開位置で係止ロック)される。すなわち、凹部54と凸部33とは、スタッカカバー5のロック機構を構成している。

0046

なお、ここでは、スタッカカバー5の一方の側面部5dのみに凹部54を設けたが、両方の側面部5dに凹部54を設けてもよい。また、凸部と凹部の関係は、逆であってもよい。

0047

図7に、ステイ3の凸部33の形状の一例を示す。ここでは、ステイ3の凸部33は、X方向両側に傾斜面33aを有している。スタッカカバー5が開位置に到達すると、スタッカカバー5の凹部54の縁が凸部33の傾斜面33aに沿って摺動して、凹部54と凸部33とが係合する。また、スタッカカバー5が開位置から閉位置に向けて回動する際には、スタッカカバー5の凹部54の縁が凸部33の傾斜面33aに沿って摺動して、凹部54と凸部33との係合が外れる。

0048

図5に戻り、スタッカカバー5の一対の側面部5dの間には、上述した第2エジェクタユニット44が取り付けられている。第2エジェクタユニット44は、略箱型のユニット本体44c内に第2搬送路42を設けたものである。また、第2搬送路42の終端の排出口48には、第2排出ローラ19および第2従動ローラ20が配置されている。

0049

第2エジェクタユニット44は、上述したように第1部分44aと第2部分44bとに分けられる。第1部分44aは、第2搬送路42に対して第2排出ローラ19側にあり、第2搬送路42を形成する搬送面42aを有する。第2部分44bは、第2搬送路42に対して第2従動ローラ20側にあり、第2搬送路42を形成する搬送面42bを有する。スタッカカバー5の回動軸51は、第2エジェクタユニット44の第1部分44aに対応する位置に配置されている。言い換えると、スタッカカバー5の回動軸51の延長線が、第2エジェクタユニット44の第1部分44aを通る。

0050

<トレイの構成>
図5および図6に示すように、スタッカカバー5の上方には、トレイ6が取り付けられている。トレイ6は、第2搬送路42の排出口48から排出された媒体を積載する第2のスタッカであり、ビントレイと称する場合もある。トレイ6は、X方向を幅方向とする略板状の部材であり、その幅方向の両端からX方向に延在する一対の回動軸(支軸)61を有している。

0051

トレイ6は、回動軸61が設けられた部分を基端部とし、この基端部から湾曲して延在する湾曲部62と、湾曲部62の先端から平面的に延在する平坦部63とを有している。平坦部63の先端には、U字状の切り欠き67が形成されている。

0052

トレイ6のU字状の切り欠き67は、ユーザがトレイ6より下のスタッカカバー5に積載された媒体を取り出しやすくし、また、スタッカカバー5を開位置から閉位置に向けて回動させる際にスタッカカバー5の積載面部5aの前側部分(湾曲面53)を手で押しやすくするためのものである。

0053

トレイ6を回動可能に支持するため、スタッカカバー5は、トレイ6の回動軸61に係合する孔55を有している。より具体的には、孔55は、スタッカカバー5に取り付けられた第2エジェクタユニット44のユニット本体44cの両側壁に形成されている。トレイ6の回動軸61とスタッカカバー5の孔55との係合により、トレイ6が回動軸61を中心として回動可能となる。すなわち、回動軸61と孔55とは、トレイ6の回動支持部を構成している。

0054

上述したスタッカカバー5の回動軸51が、第2エジェクタユニット44の第1部分44a(第2排出ローラ19側)に対応する位置に配置されていたのに対し、トレイ6の回動軸61は、第2エジェクタユニット44の第2部分44b(第2従動ローラ20側)に対応する位置に配置されている。

0055

トレイ6の下面には、スタッカカバー5に向けて突出する一対のリミッタ65(第2の保持部)が設けられている。一対のリミッタ65は、トレイ6のX方向の両端の近傍に配置されている。

0056

トレイ6のリミッタ65は、閉位置から開位置に向けて回動されるスタッカカバー5に当接する部分である。より具体的には、トレイ6のリミッタ65は、スタッカカバー5の積載面部5a(媒体が積載される部分)よりもX方向外側の当接面56に当接する。

0057

トレイ6のX方向の両端には、さらにX方向外側に突出する一対のストッパ66(第1の保持部)が設けられている。ストッパ66は、例えば、X方向に長い板状片である。

0058

ステイ3の一対の側壁35には、トレイ6のストッパ66を受ける受け部34(第1の係合部)が形成されている。ステイ3の受け部34は、底面34aと、底面34aの後方(+Y方向)に位置する傾斜面34bと、底面34aの前方(−Y方向)に位置する鉛直面34cとを有している。受け部34の傾斜面34bは、トレイ6が開位置に向けて回動する際に、ストッパ66が受け部34から上方に抜けやすくするためのものである。

0059

図8は、ストッパ66と受け部34との関係を示す模式図である。受け部34の底面34aには、例えば矩形状の突起である凸部34dが形成されている。また、ストッパ66の下面には、受け部34の凸部34dに係合する凹部68が形成されている。

0060

受け部34の底面34aのY方向の長さC1は、ストッパ66のY方向の長さ(幅)C2よりも長い。すなわち、受け部34は、ストッパ66が受け部34内においてY方向(前後方向)にスライドできるように構成されている。また、凹部68のY方向の長さC4は、凸部34dのY方向の長さC3よりも長い。長さC1と長さC2との差(C1−C2)、および長さC4と長さC3との差(C4−C3)は、いずれも、ストッパ66が受け部34に対してY方向にスライドするスライド量よりも大きい。

0061

ストッパ66の凹部68のX方向の長さL2は、受け部34の凸部34dのX方向の長さL1よりも僅かに長い程度に設定されている。これは、ストッパ66の受け部34に対するX方向の変位を少なく抑えることにより、ストッパ66が受け部34から外れることを防止するためである。すなわち、凸部34dと凹部68とは、脱落防止部を構成している。

0062

図5および図6に戻り、トレイ6の回動軸61は、スタッカカバー5の回動軸51と積載面部5aとの間に配置されている。また、第2搬送路42の排出口48からの媒体の排出方向において、トレイ6のリミッタ65はトレイ6の回動軸61の下流側に配置され、トレイ6のストッパ66はリミッタ65のさらに下流側に配置されている。

0063

また、トレイ6には、トレイ6上に積載された媒体の有無を検知するためのセンサレバー69が設けられているが、これについては説明を省略する。

0064

<複合装置の動作>
次に、図1図3および図4を参照して、複合装置の動作について説明する。ここでは、読取ユニット2における読取動作と、画像形成ユニット1における画像形成動作とを連続して行うコピー動作について説明する。

0065

<読取動作>
ユーザが、図4に示した読取ユニット2の原稿押え部82を開いて原稿載置部84上に原稿を置き、操作パネル25(図1)の所定のスイッチ(例えばコピーボタン)を押すと、読取ユニット2が原稿の読取動作を開始する。すなわち、原稿読取部85が原稿面に沿ってX方向に移動しながら、原稿に向けて光を発し、反射光を受光する。原稿読取部85は、Y方向(主走査方向)のラインイメージを読み取りながら、X方向(副操作方向)に移動することにより、原稿の2次元画像を取得する。

0066

原稿読取部85が移動範囲の終端に達すると、原稿読取部85の移動および読取が停止し、その後、原稿読取部85は移動前の位置(ホームポジション)に復帰する。これにより、読取ユニット2による原稿の読取動作が完了する。

0067

なお、ここではユーザが原稿載置部84上に原稿を置いて読取を行う場合について説明したが、原稿搬送部83によって原稿を自動搬送し、原稿読取部85が定位置(読取位置R)で読取を行うことも可能である。

0068

<画像形成動作>
次に、図1に示した画像形成ユニット1が画像形成動作を行う。まず、ピックアップローラ12が回転して、媒体カセット11に収納された媒体を繰り出し、フィードローラ13および分離ローラ14によって媒体を一枚ずつ搬送路に送り出す。さらに、レジストローラ15およびプレッシャローラ16によって、媒体の斜行を矯正しながら、プロセスユニット7a,7b,7c,7dに向けて搬送する。

0069

さらに、転写ユニット9のベルト駆動ローラ93が回転して搬送ベルト91が走行し、媒体を吸着保持して搬送する。媒体は、プロセスユニット7a,7b,7c,7dの順に通過する。

0070

図4に示すように、プロセスユニット7aでは、感光体ドラム71が所定のタイミングで回転を開始し、帯電ローラ72は、感光体ドラム71の表面を一様に帯電させる。露光ヘッド8aは、上記の読取ユニット2で読み取られた原稿の画像情報に基づく所定の色(例えばブラック)の画像データに応じて、感光体ドラム71の表面を露光し、静電潜像を形成する。

0071

感光体ドラム71の表面に形成された静電潜像は、現像ユニット73によってトナーで現像され、トナー像(現像剤像)となる。感光体ドラム71の表面に形成されたブラックのトナー像は、転写ローラ92aに印加された転写電圧により、搬送ベルト91上の媒体に転写される。

0072

同様に、図1に示すプロセスユニット7b,7c,7dにおいて、イエロー、マゼンタおよびシアンのトナー像が、搬送ベルト91上の媒体に転写される。このように各色のトナー像が転写された媒体は、搬送ベルト91によって、定着ユニット10に搬送される。

0073

定着ユニット10では、加熱ローラ101、加圧ローラ102および定着ベルト103によって媒体に熱および圧力が加えられる。これにより、媒体の表面に転写されたトナー像が、媒体に定着される。

0074

トナー像が定着した媒体は、排出搬送路40に沿って搬送され、セレクタ45によって第1搬送路41または第2搬送路42に導かれる。ここでは、ユーザによる操作パネル25の設定に基づき、複合装置の制御部がセレクタ45を駆動して、第1搬送路41または第2搬送路42の一方を選択するものとする。

0075

第1搬送路41に導かれた媒体は、第1排出ローラ17と第1従動ローラ18によって排出口47から排出され、スタッカカバー5上に排出される。第2搬送路42に導かれた媒体は、第2排出ローラ19と第2従動ローラ20によって排出口48から排出され、トレイ6上に排出される。これにより、画像形成動作が完了する。

0076

なお、ここでは、読取動作と画像形成動作が連続して行われるコピー動作について説明したが、例えばパーソナルコンピュータから送信された画像を形成する動作(プリント動作)等であってもよい。

0077

<読取ユニットおよびスタッカカバーの回動動作>
プロセスユニット7a,7b,7c,7dもしくは定着ユニット10を交換し、またジャム紙詰まり)を生じた媒体を取り除く際には、ユーザは、読取ユニット2およびスタッカカバー5を閉位置から開位置まで回動させる必要がある。

0078

以下では、読取ユニット2、スタッカカバー5およびトレイ6の回動動作について、図1および図9〜11を参照して説明する。図9〜11は、読取ユニット2、スタッカカバー5およびトレイ6の回動動作を説明するための図である。

0079

図1に示した状態では、読取ユニット2、スタッカカバー5およびトレイ6は、いずれも閉位置にある。上記の通り、トレイ6のストッパ66は、ステイ3の受け部34の底面34a(図8)に当接して保持されている。トレイ6の平坦部63は水平であり、スタッカカバー5の積載面部5aも略水平である。この状態で、スタッカカバー5とトレイ6との距離をV1とし、トレイ6と読取ユニット2との距離をV2とする。

0080

読取ユニット2を閉位置から開位置に向けて回動させる際には、ユーザは、読取ユニット2の取っ手26を把持して読取ユニット2を上方へ持ち上げる。これにより、読取ユニット2は、回動軸21を中心として図1における反時計回り方向に回動を開始する。

0081

読取ユニット2は、図9に示すように、閉位置から所定の角度(回動角度A)だけ回動した位置まで回動すると、保持機構28に内蔵されたリミッタに当接して回動が停止する。そして、読取ユニット2は、保持機構28によって開位置で保持される。回動角度Aは、例えば56度である。

0082

読取ユニット2が開位置で保持された状態で、ユーザは、スタッカカバー5を閉位置から開位置に向けて回動させる。このとき、ユーザは、スタッカカバー5に設けられた取っ手57(図2)を把持してスタッカカバー5を上方へ持ち上げる。これにより、スタッカカバー5は回動軸51を中心として図9における反時計回り方向に回動を開始する。

0083

スタッカカバー5が閉位置から回動を開始した時点では、トレイ6は、ストッパ66(図5)がステイ3の受け部34の底面34aと当接した状態で保持されている。また、トレイ6のリミッタ65は、スタッカカバー5の上面から離れている。すなわち、この時点ではトレイ6は回動していない。そのため、スタッカカバー5の回動に伴って、スタッカカバー5とトレイ6との相対位置が(トレイ6の回動軸61を中心として)変化する。

0084

スタッカカバー5がトレイ6のリミッタ65に当接する前の状態では、トレイ6のストッパ66がステイ3の受け部34の底面34aと当接している。但し、トレイ6の回動軸61はスタッカカバー5に設けられており、スタッカカバー5の回動軸51を中心として回動(公転)する。そのため、トレイ6のストッパ66は、ステイ3の受け部34の底面34a上をY方向にスライドする。受け部34が、トレイ6のストッパ66をY方向のスライドを許容しながら保持するように、上述したC1−C2およびC4−C3がストッパ66のスライド量より大きくなるよう構成されているため、トレイ6の安定した動作が実現される。同様に、トレイ6のリミッタ65も、スタッカカバー5の当接面56に沿ってスライドする。

0085

スタッカカバー5がさらに開位置に向けて回動すると、スタッカカバー5の当接面56がトレイ6のリミッタ65に当接する。これ以降は、図10に示すように、トレイ6はスタッカカバー5と共に、スタッカカバー5の回動軸51を中心として回動する。また、トレイ6のストッパ66は、ステイ3の受け部34の底面34aから上方に離れる。

0086

スタッカカバー5およびトレイ6が、図11に示す位置まで回動すると、スタッカカバー5の凹部54(図6)がステイ3の凸部33(図5)に係合する。この位置が、スタッカカバー5の開位置である。また、トレイ6は、リミッタ65とスタッカカバー5の当接面56との当接により、図11に示す位置(開位置)で保持される。

0087

スタッカカバー5の閉位置から開位置までの回動角度Bは、例えば60度であり、図9で説明した読取ユニット2の回動角度A(例えば56度)よりも大きい。

0088

言い換えると、図11に示す開位置でのスタッカカバー5とトレイ6との距離W1は、図1に示した閉位置でのスタッカカバー5とトレイ6との距離V1よりも小さい。また、図11に示す開位置でのトレイ6と読取ユニット2の距離W2は、図1に示した閉位置でのトレイ6と読取ユニットとの距離V2よりも小さい。

0089

このようにスタッカカバー5の回動角度Bが大きいため、ユーザは、プロセスユニット7a,7b,7c,7dもしくは定着ユニット10の交換作業、またはジャムを生じた媒体を取り除く作業を容易に行うことができる。また、読取ユニット2の回動角度Aは比較的小さいため、読取ユニット2が開位置にある状態でも、ユーザが取っ手26に手を掛けやすい。

0090

なお、図11において、スタッカカバー5とトレイ6との距離W1は、例えば15mm程度に設定されている。このように設定したのは、スタッカカバー5を閉位置に向けて回動させる際に、ユーザがスタッカカバー5の積載面部5aの前側部分(湾曲面53)に手を掛けやすくするためである。また、スタッカカバー5とトレイ6との間にクリアランス(距離W1)を設けることにより、スタッカカバー5上に媒体を積載したままの状態でも、スタッカカバー5の回動が可能となる。また、距離W1を距離W2よりも大きくすることにより、ユーザがスタッカカバー5を閉じる際に、スタッカカバー5の積載面部5aの前側部分(湾曲面53)に手を掛けるように促す効果も得られる。

0091

また、トレイ6と読取ユニット2の底部との距離W2は、例えば2mm程度に設定されている。このように設定したのは、スタッカカバー5を閉位置に向けて回動させる際に、ユーザが誤ってトレイ6の上面に手を掛けないようにするためである。

0092

スタッカカバー5を開位置から閉位置に向けて回動させる際には、ユーザがスタッカカバー5の積載面部5aの前側部分(湾曲面53)に手を掛けて下方に押し下げる。これにより、スタッカカバー5の凹部54(図6)がステイ3の凸部33(図5)から外れ、スタッカカバー5が図11における時計回り方向に回動を開始する。

0093

スタッカカバー5が閉位置(図9)に到達する前に、トレイ6のストッパ66がステイ3の受け部34の底面34a(図8)に当接し、その位置で保持される。それ以降は、スタッカカバー5のみが閉位置に向けて回動し、スタッカカバー5とトレイ6との相対位置が変化する。このとき、トレイ6のストッパ66は、ステイ3の受け部34内でY方向にスライドする。また、トレイ6のリミッタ65は、スタッカカバー5の当接面56に沿ってスライドする。

0094

スタッカカバー5が閉位置(図9)に到達すると、スタッカカバー5はステイ3の所定箇所に当接して回動を停止し、その位置で保持される。その後、ユーザは、読取ユニット2の取っ手26に手を掛けて下方に押し下げる。読取ユニット2の保持機構28(図2)は、一定の外力が加わるとロックが解除されるように構成されているため、読取ユニット2が閉位置(図1)に向けて回動する。そして、読取ユニット2がステイ3の上面に当接した状態で、読取ユニット2の回動が停止する。

0095

<実施の形態の効果>
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、スタッカカバー5が開位置と閉位置との間で回動し、トレイ6がスタッカカバー5の回動動作に応じて回動する。そして、スタッカカバー5が開位置(図11)にあるときのスタッカカバー5とトレイ6との距離W1が、スタッカカバー5が閉位置(図1)にあるときのスタッカカバー5とトレイ6との距離V1よりも小さい。そのため、読取ユニット2の回動角度に対して、スタッカカバー5の回動角度を大きくすることができる。

0096

従って、画像形成ユニット1の構成要素(プロセスユニット7a,7b,7c,7d、定着ユニット10等)の交換、またはジャムを起こした記録媒体の除去等のメンテナンスを容易に行うことができる。また、読取ユニット2の回動角度を比較的小さく抑えることができるため、ユーザが読取ユニット2の取っ手26に手を掛けやすい。その結果、ユーザの作業における利便性が向上する。

0097

また、トレイ6は、スタッカカバー5が閉位置にあるときに、スタッカカバー5とトレイ6とを両者の距離がV1となる位置関係(第1の位置関係)に保持するためのストッパ66と、スタッカカバー5が開位置にあるときに、スタッカカバー5とトレイ6とを両者の距離がW1となる位置関係(第2の位置関係)に保持するためのリミッタ65とを有している。ステイ3は、トレイ6のストッパ66に係合する受け部34を有しており、スタッカカバー5は、トレイ6のリミッタ65に係合する当接面56を有している。そのため、スタッカカバー5が開位置にあるときと閉位置にあるときとで、スタッカカバー5とトレイ6との距離を変化させる構成を実現することができる。

0098

また、スタッカカバー5の回動軸51とトレイ6の回動軸61とが平行であり、トレイ6の回動軸61が、スタッカカバー5の回動軸51と積載面部5aとの間に配置されている。そのため、排出された媒体を保持する機能を有するスタッカカバー5およびトレイ6を、比較的簡単な構成で、それぞれ回動可能に組み合わせることができる。

0099

また、第2搬送路42の排出口48からの媒体の排出方向において、リミッタ65がトレイ6の回動軸61の下流側に配置され、ストッパ66がリミッタ65のさらに下流側に配置されている。そのため、スタッカカバー5の閉位置からの回動角度が小さいときにはトレイ6をステイ3の受け部34で保持し、その後、スタッカカバー5とトレイ6とを連動して回動させるという動作を、比較的コンパクトな構成で実現することができる。

0100

また、スタッカカバー5の回動軸51は、第2エジェクタユニット44の第1部分44a(第2排出ローラ19と同じ側)に対応する位置に配置されており、トレイ6の回動軸61は、第2エジェクタユニット44の第2部分44b(第2従動ローラ20と同じ側)に対応する位置に配置されている。そのため、第2搬送路42を有する第2エジェクタユニット44の周辺に回動軸51,61を設ける構成を実現することができ、スタッカカバー5の小型化に資することができる。

0101

なお、上述した第1の実施の形態では、スタッカカバー5およびトレイ6に媒体を積載する構成について説明したが、スタッカカバー5とトレイ6との組み合わせに限らず、複数のスタッカに媒体を積載するものであればよい。

0102

また、上述した第1の実施の形態では、画像形成ユニット1と読取ユニット2とを有する複合装置について説明したが、本発明は、読取ユニット2を有さない装置(画像形成装置)にも適用することができる。本発明では、例えば図11から理解されるように、トレイ6の回動角度に対して、スタッカカバー5の回動角度を大きく確保することができる。そのため、例えばトレイ6の上方に自由なスペースが少ない等の理由で、トレイ6の回動角度をできるだけ小さくしたい場合(なお且つ、ユーザのメンテナンス作業を容易にするためにスタッカカバー5の回動角度を確保したい場合)には、本発明は特に有利である。

0103

上述した第1の実施の形態では、プロセスユニットで形成した現像剤像を媒体に直接転写する直接転写方式の画像形成ユニットを用いた構成例を説明したが、本発明における画像形成ユニットは、直接転写方式に限定されるものではない。例えば、中間転写体を用いて媒体に現像剤像を転写する中間転写方式を用いてもよい。また、画像形成ユニットは、複数色からなるカラー画像を形成するものに限らず、単色の画像を形成するものであってもよい。

0104

1画像形成ユニット、 2 読取ユニット、 3ステイ(フレーム)、 31 孔(回動支持部)、 32 孔(回動支持部)、 33 凸部(ロック部)、 34 受け部(第1の係合部)、 35側壁、 5スタッカカバー(カバー部材)、 5a 上面(第1スタッカ)、 51支軸(回動軸)、 54 凹部(ロック部)、 55 孔(回動支持部)、 58 当接面(第2の係合部)、 6トレイ(第2スタッカ)、 61 支軸(回動軸)、 65リミッタ(第1の保持部)、 66ストッパ(第2の保持部)、 7a,7b,7c,7dプロセスユニット(画像形成部)、 8a,8b,8c,8d露光ヘッド、 9転写ユニット、 10定着ユニット、 17 第1排出ローラ、 18 第1従動ローラ、 19 第2排出ローラ(第1のローラ)、 20 第2従動ローラ(第2のローラ)、 40排出搬送部、 41 第1搬送路(第1のルート)、 42 第2搬送路(第2のルート)、 43 第1エジェクタユニット、 44 第2エジェクタニット、 44a 第1部分(第1の部材)、 44b 第2部分(第2の部材)、 47,48 排出口。

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