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技術 マッサージ機

出願人 ファミリーイナダ株式会社
発明者 稲田二千武
出願日 2018年12月7日 (2年0ヶ月経過) 出願番号 2018-229515
公開日 2020年6月18日 (6ヶ月経過) 公開番号 2020-092726
状態 未査定
技術分野 マッサージ装置
主要キーワード 当接度合 取付支点 接触具 サポート動作 上昇姿勢 膨脹状態 膨脹収縮 特定位
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年6月18日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (12)

課題

使用者に煩わしさを与えることなく、使用者の身体を支持するサポート機能を発揮させることができるマッサージ機を提供することを目的とする。

解決手段

身体支持部と、マッサージ機構と、マッサージ機構が使用者に対し与える負荷を調整するためのサポート動作を行うサポート部と、少なくともマッサージ機構のマッサージ動作とサポート部のサポート動作を制御する制御部と、を有し、マッサージ機構とサポート部は、身体支持部に設けられており、制御部は、マッサージ動作を停止させた状態でサポート動作を実行するサポートモードと、マッサージ動作とサポート動作を実行するマッサージモードと、を有し、少なくともマッサージモードを選択可能な操作部を更に有し、操作部で前記マッサージモードを選択することで、制御部は、サポートモードからマッサージモードに移行する。

概要

背景

従来、使用者の身体に振動刺激を与える施療子と、施療子の近傍でかつ両側に並べて取付けられた空気袋と、施療子の動作を制御する施療子制御部と空気袋の動作を制御する空気袋制御部を備え、空気袋を繰り返し膨縮させるエアマッサージを行う第1運転モード、空気袋の膨脹の程度を調節しその調節の状態を保持して使用者と施療子との接触具合を変更させる第2運転モードを有した制御手段と、制御手段を操作する入力部と、を具備したことを特徴とするマッサージ機が知られている。(例えば、特許文献1の図1参照)。

概要

使用者に煩わしさを与えることなく、使用者の身体を支持するサポート機能を発揮させることができるマッサージ機を提供することを目的とする。身体支持部と、マッサージ機構と、マッサージ機構が使用者に対し与える負荷を調整するためのサポート動作を行うサポート部と、少なくともマッサージ機構のマッサージ動作とサポート部のサポート動作を制御する制御部と、を有し、マッサージ機構とサポート部は、身体支持部に設けられており、制御部は、マッサージ動作を停止させた状態でサポート動作を実行するサポートモードと、マッサージ動作とサポート動作を実行するマッサージモードと、を有し、少なくともマッサージモードを選択可能な操作部を更に有し、操作部で前記マッサージモードを選択することで、制御部は、サポートモードからマッサージモードに移行する。

目的

本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、使用者に煩わしさを与えることなく、使用者の身体を支持するサポート機能を発揮させることができるマッサージ機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

使用者の身体を支持する身体支持部と、使用者の身体をマッサージするマッサージ機構と、前記マッサージ機構が前記使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を調整するためのサポート動作を行うサポート部と、少なくとも前記マッサージ機構のマッサージ動作と前記サポート部のサポート動作を制御する制御部と、を有し、前記マッサージ機構と前記サポート部は、前記身体支持部に設けられており、前記制御部は、前記マッサージ動作を停止させた状態で前記サポート動作を実行するサポートモードと、前記マッサージ動作と前記サポート動作を実行するマッサージモードと、を有し、少なくとも前記マッサージモードを選択可能な操作部を更に有し、前記操作部で前記マッサージモードを選択することで、前記制御部は、前記サポートモードから前記マッサージモードに移行することを特徴とするマッサージ機

請求項2

前記身体支持部は、使用者の上半身を支持する背凭れ部であり、前記背凭れ部に前記サポート部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。

請求項3

前記サポート部は、前記背凭れ部の左右方向内側又は前記背凭れ部の左右方向外側支点に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載のマッサージ機。

請求項4

前記身体支持部は、前記背凭れ部に設けられた使用者の肩部を支持する肩部支持部を含むことを特徴とする請求項2又は3に記載のマッサージ機。

請求項5

前記サポート部は、前記肩部支持部の前後方向後側を支点に取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載のマッサージ機。

請求項6

前記身体支持部は、前記背凭れ部に設けられた少なくとも使用者の頭部を支持する部であり、前記枕部に前記サポート部が設けられていることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のマッサージ機。

請求項7

前記サポート部は、少なくとも使用者の頭部を支持する頭サポート部と、少なくとも使用者の脊柱を支持する脊柱サポート部と、を有することを特徴とする請求項6に記載のマッサージ機。

請求項8

前記マッサージ機構は、前記背凭れ部の内部に昇降可能に設けられており、前記制御部は、前記マッサージ機構の昇降位置に応じて前記サポート部のサポート動作を制御することを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載のマッサージ機。

請求項9

前記制御部は、前記マッサージ機構の昇降位置と同じ高さ位置にある前記サポート部のサポート動作を制御することを特徴とする請求項8に記載のマッサージ機。

請求項10

前記マッサージ機は使用者の身長方向における特定位置を特定する位置特定手段を有し、前記制御部は、前記使用者の身長方向における特定位置に応じて前記サポート部のサポート動作を制御することを特徴とする請求項2〜9のいずれかに記載のマッサージ機。

請求項11

前記サポート部は左右一対設けられ、それぞれ独立して駆動可能であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のマッサージ機。

請求項12

前記サポート部は、エアセルにより構成されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のマッサージ機。

請求項13

前記身体支持部は、使用者の臀部を支持する座部を更に有し、前記背凭れ部は、前記座部に対してリクライニング可能に取り付けられており、前記制御部は、前記背凭れ部のリクライニング角度に応じて前記サポート部のサポート動作を制御することを特徴とする請求項2〜12のいずれかに記載のマッサージ機。

請求項14

前記サポート部は、エアセルにより構成されており、前記制御部は、前記背凭れ部のリクライニング角度に応じて前記エアセルの膨脹量を変更することを特徴とする請求項13に記載のマッサージ機。

請求項15

前記制御部は、前記座部に対する前記背凭れ部の角度が大きい場合は前記膨脹量を多くし、前記座部に対する前記背凭れ部の角度が小さい場合は前記膨脹量を少なくすることを特徴とする請求項14に記載のマッサージ機。

請求項16

前記サポート部は、使用者の身体をマッサージするマッサージ部であることを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載のマッサージ機。

請求項17

前記マッサージ機は、前記マッサージ機の電源ON状態となった時に前記サポートモードに移行することを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載のマッサージ機。

請求項18

前記マッサージ機は、前記マッサージ機の電源がOFF状態となった後も前記サポートモードを継続することを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載のマッサージ機。

技術分野

0001

本発明はマッサージ機に関する。より詳しくは、使用者の身体を支持するサポート機能を有するマッサージ機に関する。

背景技術

0002

従来、使用者の身体に振動刺激を与える施療子と、施療子の近傍でかつ両側に並べて取付けられた空気袋と、施療子の動作を制御する施療子制御部と空気袋の動作を制御する空気袋制御部を備え、空気袋を繰り返し膨縮させるエアマッサージを行う第1運転モード、空気袋の膨脹の程度を調節しその調節の状態を保持して使用者と施療子との接触具合を変更させる第2運転モードを有した制御手段と、制御手段を操作する入力部と、を具備したことを特徴とするマッサージ機が知られている。(例えば、特許文献1の図1参照)。

先行技術

0003

特許第3548052号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記特許文献1のマッサージ機にあっては、第1運転モードと第2運転モードをそれぞれ実行する場合には、その都度、入力部による操作をする必要があり、使用者に煩わしさを与えているという問題がある。
そこで本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、使用者に煩わしさを与えることなく、使用者の身体を支持するサポート機能を発揮させることができるマッサージ機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

本発明は、使用者の身体を支持する身体支持部と、使用者の身体をマッサージするマッサージ機構と、前記マッサージ機構が前記使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を調整するためのサポート動作を行うサポート部と、少なくとも前記マッサージ機構のマッサージ動作と前記サポート部のサポート動作を制御する制御部と、を有し、前記マッサージ機構と前記サポート部は、前記身体支持部に設けられており、前記制御部は、前記マッサージ動作を停止させた状態で前記サポート動作を実行するサポートモードと、前記マッサージ動作と前記サポート動作を実行するマッサージモードと、を有し、少なくとも前記マッサージモードを選択可能な操作部を更に有し、前記操作部で前記マッサージモードを選択することで、前記制御部は、前記サポートモードから前記マッサージモードに移行することを特徴とする。
このような構成とすることにより、使用者に煩わしさを与えることなく、使用者の身体を支持するサポート機能を発揮させることができる。

0006

また、前記身体支持部は、使用者の上半身を支持する背凭れ部であり、前記背凭れ部に前記サポート部が設けられていることが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者の上半身をサポートすることができる。

0007

また、前記サポート部は、前記背凭れ部の左右方向内側又は前記背凭れ部の左右方向外側支点に取り付けられていることが好ましい。
このような構成とすることにより、サポート部の駆動方向を規制することができる。例えば、身体支持部の左右方向内側を支点にサポート部を取り付けた場合、サポート部は身体支持部の左右方向内側を支点として駆動することになり、使用者の身体を外側からサポートする。また、身体支持部の左右方向外側を支点にサポート部を取り付けた場合、サポート部は身体支持部の左右方向外側を支点として駆動することになり、使用者の身体を内側からサポートする。

0008

また、前記身体支持部は、前記背凭れ部に設けられた使用者の肩部を支持する肩部支持部を含むことが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者の肩部をサポートすることができる。

0009

また、前記サポート部は、前記肩部支持部の前後方向後側を支点に取り付けられていることが好ましい。
このような構成とすることにより、サポート部の駆動方向を規制することができる。例えば、肩部支持部の前後方向後側を支点にサポート部を取り付けることで、サポート部は肩部支持部の前後方向後側を支点として駆動することになり、使用者の肩部を前側からサポートする。

0010

また、前記身体支持部は、少なくとも使用者の頭部を支持する部であり、前記枕部に前記サポート部が設けられていることが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者の頭部をサポートすることができる。

0011

また、前記サポート部は、少なくとも使用者の頭部を支持する頭サポート部と、少なくとも使用者の脊柱を支持する脊柱サポート部と、を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者の頭部と脊柱をサポートすることができる。

0012

また、前記マッサージ機構は、前記背凭れ部の内部に昇降可能に設けられており、前記制御部は、前記マッサージ機構の昇降位置に応じて前記サポート部のサポート動作を制御することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者の身体を適切にサポートすることができる。例えば、全てのサポート部を駆動させた場合、マッサージ機構と使用者の身体とは当接度合が小さくなる。そのままの状態でマッサージモードを実行しても、マッサージ機構と使用者の身体との当接度合は小さいため、使用者に対して十分なマッサージ動作を行うことができない。そこで、マッサージ機構と同じ高さ位置にあるサポート部の駆動を停止させた場合、使用者の身体のうちマッサージ機構が位置していない箇所はサポートしつつ、マッサージ機構が位置している箇所は、マッサージ機構を使用者の身体により当接させることができる。

0013

また、前記制御部は、前記マッサージ機構の昇降位置と同じ高さ位置にある前記サポート部のサポート動作を制御することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者の身体を適切にサポートすることができる。例えば、全てのサポート部を駆動させた場合、マッサージ機構と使用者の身体とは当接度合が小さくなる。そのままの状態でマッサージモードを実行しても、マッサージ機構と使用者の身体との当接度合は小さいため、使用者に対して十分なマッサージ動作を行うことができない。そこで、マッサージ機構と同じ高さ位置にあるサポート部の駆動を停止させた場合、使用者の身体のうちマッサージ機構が位置していない箇所はサポートしつつ、マッサージ機構が位置している箇所は、マッサージ機構を使用者の身体により当接させることができる。

0014

また、前記マッサージ機は使用者の身長方向における特定位置を特定する位置特定手段を有し、前記制御部は、前記使用者の身長方向における特定位置に応じて前記サポート部のサポート動作を制御することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者の身長座高)に合わせてサポート動作を実行することができる。

0015

また、前記サポート部は左右一対設けられ、それぞれ独立して駆動可能であることが好ましい。
このような構成とすることにより、マッサージ機構が使用者の身体に当接する度合を調整することができる。

0016

また、前記サポート部は、エアセルにより構成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、ソフトな体感で使用者をサポートすることができる。

0017

また、前記身体支持部は、使用者の臀部を支持する座部を更に有し、前記背凭れ部は、前記座部に対してリクライニング可能に取り付けられており、前記制御部は、前記背凭れ部のリクライニング角度に応じて前記サポート部のサポート動作を制御することが好ましい。
このような構成とすることにより、背凭れ部のリクライニング角度によって変わる使用者の姿勢に応じて、マッサージ機構が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合をサポート部のサポート動作で調整することができる。

0018

また、前記サポート部は、エアセルにより構成されており、前記制御部は、前記背凭れ部のリクライニング角度に応じて前記エアセルの膨脹量を変更することが好ましい。
このような構成とすることにより、マッサージ機構が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を調整することができる。

0019

また、前記制御部は、前記座部に対する前記背凭れ部の角度が大きい場合は前記膨脹量を多くし、前記座部に対する前記背凭れ部の角度が小さい場合は前記膨脹量を少なくすることが好ましい。
このような構成とすることにより、マッサージ機構が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を調整することができる。例えば、座部に対する背凭れ部の角度が大きい場合には、背凭れ部にかかる負荷は、座部に対する背凭れ部の角度が小さい場合に比べて大きくなる。そのため、座部に対する背凭れ部の角度が小さい場合に比べてエアセルの膨脹量を多くすることで、サポートモード及びマッサージモードにおいてマッサージ機構が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を軽減させることができる。

0020

また、前記マッサージ機は、前記サポート部は、使用者の身体をマッサージするマッサージ部であることが好ましい。
このような構成とすることにより、サポート部を使用者の身体をマッサージするためのマッサージ部として使用することができる。

0021

また、前記マッサージ機は、前記マッサージ機の電源ON状態となった時に前記サポートモードに移行することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者に煩わしさを与えることなく、サポート機能を発揮させることができる。

0022

また、前記マッサージ機は、前記マッサージ機の電源がOFF状態となった後も前記サポートモードを継続することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者に煩わしさを与えることなく、サポート機能を発揮させることができる。

発明の効果

0023

本発明によれば、使用者に煩わしさを与えることなく、使用者の身体を支持するサポート機能を発揮させることができる。

図面の簡単な説明

0024

本発明の一実施形態に係るマッサージ機の正面斜視図である。
本発明の一実施形態に係るマッサージ機の模式図であり、(a)は背凭れ部の枕部を取り外した状態を示す図であり、(b)は背凭れ部の枕部を取り付けた状態を示す図である。
本発明の一実施形態に係るマッサージ機のブロック図である。
本発明の一実施形態に係るマッサージ機の姿勢を説明する側面図である。
本発明の一実施形態に係るマッサージ機の背凭れ部の模式図であり、(a)は背凭れ部に対してエアセルが左右方向内側を支点に取り付けられた状態を示す図であり、(b)は背凭れ部に対してエアセルが左右方向外側を支点に取り付けられた状態を示す図である。
本発明の一実施形態に係るマッサージ機のマッサージ機構の昇降位置とサポート部のサポート動作の関係を示す図である。
使用者の肩位置とサポート部のサポート動作の関係を示す図である。
リクライニング角度とエアセルの膨縮量の関係を示す図である。
マッサージ機の制御を示すフロー図である。
マッサージ機の制御を示すフロー図である。
本発明の別実施形態に係るマッサージ機の模式図であり、背凭れ部の枕部を取り付けた状態を示す図である。

実施例

0025

[本発明の一実施形態に係るマッサージ機の構成]
以下、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の全体構成について説明する。図1は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の正面斜視図である。図2は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の模式図である。図3はマッサージ機1の機能ブロック図である。図4はマッサージ機1の姿勢を説明する側面図である。図5は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の背凭れ部3の模式図であり、(a)は背凭れ部3に対してエアセル20が左右方向内側を支点に取り付けられた状態を示す図であり、(b)は背凭れ部3に対してエアセル20が左右方向外側を支点に取り付けられた状態を示す図である。
なお、以下の説明で用いる方向の概念は、図1に示すマッサージ機1に着座した使用者から見たときの方向の概念と一致するものとし、その他の場合は適宜説明するものとする。また、単に内側ないし外側と記載する場合は、使用者に近接する側を左右方向の内側とし、その逆を外側として説明する。

0026

[マッサージ機の全体構成]
図1図3に示すとおり、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1は、主として、使用者が着座する座部2と、座部2の後部にリクライニング可能に設けられた使用者が凭れる背凭れ部3と、座部2の前部に上下揺動可能に設けられた使用者の下肢を支持するフットレスト4と、座部2の左右両側に設けられた肘掛部5と、背凭れ部3の前面に設けられた枕部6と、を有している。座部2、背凭れ部3、フットレスト4、肘掛部5及び枕部6は、使用者の身体を支持する身体支持部Bとして機能する。また、マッサージ機1は、使用者の身体をマッサージするマッサージ機構99と、マッサージ機構99が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を調整するためのサポート動作を行うサポート部21と、少なくともマッサージ機構99のマッサージ動作とサポート部21のサポート動作を制御する制御部9と、後述する使用者に各種操作を行わせる操作部としてのコントローラ10と、を有している。
なお、本実施例においては、サポート部21をエアセル20で構成した場合について説明する。しかし、サポート部21はエアセル20以外のもので構成されていてもよく、例えば、機械式のものであってもよい。

0027

[制御部の構成]
図3に示すとおり、制御部9は、プログラマブルマイコン等を有しており、マッサージ機構99やサポート部21としてのエアセル20、後述する各アクチュエータ11,12及び給排気装置14の駆動を制御する。制御部9には、後述する操作部としてのコントローラ10や記憶部50が電気的に接続されている。マッサージ機1は、記憶部50に記憶された所定のプログラムマッサージコース)に従ってマッサージ機構99やサポート部21としてのエアセル20を動作させる他、後述する使用者による操作部としてのコントローラ10からの指示に従って動作する。

0028

[座部の構成]
図1〜3に示すとおり、座部2の前側には、後述するフットレスト4が座部2に対して揺動軸(図示せず)を介して上下方向へ揺動自在に取り付けられている。また、座部2の後側には、後述する背凭れ部3が座部2に対して揺動軸(図示せず)を介して前後方向へリクライニング自在に取り付けられている。また、座部2の左右両側には、肘掛部5が取り付けられている。
なお、座部2には、座部サポート部a6が左右一対設けられている。座部サポート部a6は、エアの給排気により膨脹収縮するエアセル20により構成されており、左右別々に膨脹収縮させることができる。また、座部サポート部a6は、使用者の臀部及び/又は大腿部を下方からマッサージするためのマッサージ部a6としての役割も兼ねている。

0029

[フットレストの構成]
図1図3に示すとおり、フットレスト4は、使用者の下腿を支持する左右一対の溝部4a及び使用者の足部を支持する左右一対の足板部4bと、を有している。フットレスト4の溝部4aは座部2からみて下方に向けて延びている。なお、溝部4aには、脚サポート部a7が左右一対設けられている。脚サポート部a7は、エアの給排気により膨脹収縮するエアセル20により構成されており、左右別々に膨脹収縮させることができる。また、脚サポート部a7は、使用者の下腿及び/又は足部をマッサージするためのマッサージ部a7としての役割も兼ねている。

0030

[肘掛部の構成]
図1、2に示すとおり、肘掛部5は、座部2の左右両側に一対設けられている。肘掛部5は座部2よりも上方に延出している。肘掛部5の上部には、腕をマッサージするための腕マッサージ部(図示せず)を取り付けてもよい。使用者は、腕マッサージ部(図示せず)に腕を載置することにより、腕をマッサージすることができる。

0031

[背凭れ部の構成]
図1、2、5に示すとおり、背凭れ部3は、硬質背フレーム3aと、背フレーム3aに組み付けられたマッサージ機構99の昇降をガイドするガイドレール18と、背フレーム3aを被覆するカバー部材(図示せず)と、により構成されている。背フレーム3aは、左右中央に形成された前後方向に開口する開口部3bを有し、正面視で略門型をなしている。また、カバー部材(図示せず)は、開口部3bを覆うように開口部3bの前方に取り付けられている。マッサージ機構99の施療子99a(図1参照)は、開口部3bより前方へ突出しており、カバー部材(図示せず)を介して使用者の背部を後方からマッサージできるようになっている。マッサージ機構99は、例えば4つの施療子99aを有する。マッサージ機構99は、ガイドレール18に沿い上下に昇降しながら、施療子99aにより使用者の背部をマッサージする。

0032

背フレーム3aの左右両側には、後述するサポート部21が取り付けられている。サポート部21は、エアセル20で構成されている。サポート部21は、左右に4つずつ取り付けられている。使用者の肩位置の上付近に位置する肩上サポート部a2、使用者の肩位置の下付近に位置する肩下サポート部a3、使用者の腰位置の上付近に位置する上サポート部a4、使用者の腰位置の下付近に位置する腰下サポート部a5である。なお、各サポート部a2〜a5は、それぞれ独立して膨脹収縮することができる。なお、エアセル20で構成された各サポート部a2〜a5は、使用者の背部をマッサージするためのマッサージ部a2〜a5としての役割も兼ねている。

0033

エアセル20の取り付け方法については、図5(a)に示すとおり、背凭れ部3に対してエアセル20の左右方向内側を支点に取り付けてもよく、図5(b)に示すとおり、背凭れ部3に対してエアセル20の左右方向外側を支点に取り付けてもよい。
エアセル20を背凭れ部3に対して左右方向内側を支点に取り付けた場合について説明する。図5(a)に示すとおり、エアセル20は、取付支点Aを介して背凭れ部3に対して取り付けられている。具体的には、取付支点Aは、背凭れ部3の左右方向内側を支点に取り付けられ、エアセル20の膨脹方向を規制している。左右方向内側を支点にエアセル20を取り付けることにより、エアセル20は身体支持部の左右方向外側が立ち上がるように膨脹する。つまり、使用者の身体を外側からサポートすることができる。なお、ここでいうサポートとは、マッサージ機構99が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を調整するためのサポート動作のことである。

0034

エアセル20を背凭れ部3に対して左右方向外側を支点に取り付けた場合について説明する。図5(b)に示すとおり、エアセル20は、取付支点Aを介して背凭れ部3に対して取り付けられている。具体的には、取付支点Aは、背凭れ部3の左右方向外側を支点に取り付けられ、エアセル20の膨脹方向を規制している。左右方向外側を支点にエアセル20を取り付けることにより、エアセル20は身体支持部の左右方向内側が立ち上がるように膨脹する。つまり、使用者の身体を内側からサポートすることができる。なお、ここでいうサポートとは、マッサージ機構99が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を調整するためのサポート動作のことである。

0035

[肩部支持部の構成]
図1、2、4〜6に示すとおり、背凭れ部3の左右両側には、使用者の肩又は上腕の外側面に対向して設けられた肩部支持部98が設けられている。この肩部支持部98は、背凭れ部3の側方において前方へ立設されている。そして、肩部支持部98の内側面には、肩部サポート部a1が設けられている。肩部サポート部a1は、エアの給排気により膨脹収縮するエアセル20により構成されており、左右独立して膨脹収縮させることができる。肩部サポート部a1のエアセル20を膨脹させることにより、使用者の身体を背凭れ部3側へ押し付けたり、使用者の身体を側方から保持したりすることができるため、マッサージ機構99が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を調整することができる。

0036

肩部サポート部a1としてのエアセル20は、取付支点Aを介して肩部支持部98に対して取り付けられている。具体的には、取付支点Aは、肩部支持部98の前後方向後側を支点に取り付けられ、エアセル20の膨脹方向を規制している。前後方向後側を支点にエアセル20を取り付けることにより、エアセル20は肩部支持部98の前後方向前側が立ち上がるように膨脹する。つまり、使用者の肩部を前側又は側方からサポートすることができる。なお、肩部サポート部a1は、使用者の肩部をマッサージするためのマッサージ部a1としての役割も兼ねている。

0037

[枕部の構成]
図2に示すとおり、枕部6は、背凭れ部3の前面の上方から下方に亘って設けられている。枕部6は、上下方向に長寸の略台形状となっている。枕部6の内部には、使用者の少なくとも頭部を支持するためのサポート部21が2つ設けられている。1つは、使用者の頭部を支持するための頭サポート部a8であり、左右方向に長寸のエアセル20で構成されている。頭サポート部a8を設けることにより、使用者の頭部をサポートすることができる。頭サポート部a8は、枕部6の上方に位置している。
もう1つは、使用者の腰部の中央(脊柱付近)を支持するための脊柱サポート部a9であり、上下方向に長寸のエアセル20で構成されている。脊柱サポート部a9を設けることにより、使用者の脊柱付近をサポートすることができる。脊柱サポート部a9は、枕部6の中央から下方にかけて位置している。なお、頭サポート部a8と脊柱サポート部a9の構成は一例であり、使用者の頭部や腰部の中央(脊柱付近)を支持することができる構成であれば、配置の位置や配置する個数は上述には限られない。

0038

図1図4に示すとおり、背凭れ部3は、座部2の下方に設けられた第一アクチュエータ11(図3参照)により、座部2に対して前後にリクライニング可能に構成されており、図1に示す起立姿勢から背凭れ面が略水平となるリクライニング姿勢図4参照)まで変更可能となっている。なお、背凭れ部3の起立姿勢において、各サポート部a1〜a9を駆動させることにより、マッサージ機構99が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を調整することができる。フットレスト4は、座部2の下方に設けられた第二アクチュエータ12(図3参照)により、座部2に対して上下に揺動可能に構成されており、図1に示す垂下姿勢からを伸ばした状態で下腿及び足部が支持される上昇姿勢図4参照)まで変更可能となっている。

0039

また、座部2の下方には、エアセル20で構成された各サポート部a1〜a9に対してエアを給排気するポンプ14a及びバルブ14bを有する給排気装置14と、前述した制御部9と、が設けられている。エアセル20にエアを給排気することでマッサージ機構99が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を調整することができる。

0040

また、バルブ14bのうち、少なくとも1つは保持弁で構成されていることが好ましい。本実施例においては、頭サポート部a8と接続されたバルブ14bと、脊柱サポート部a9と接続されたバルブ14bと、腰上サポート部a4と接続されたバルブ14bと、腰下サポート部a5と接続されたバルブ14bと、が保持弁で構成されている。
バルブ14bを保持弁で構成することにより、マッサージ機1の電源がOFF状態となった後も、各サポート部a4、a5、a8、a9に給気されたエアを保持することができる。つまり、各サポート部a4、a5、a8、a9の膨脹状態を維持することができる。そうすることで、マッサージ機1の電源がOFF状態となった後もサポートモードSを継続させることができる。なお、本実施例は一例であり、全てのバルブ14bを保持弁で構成してもよく、使用者に煩わしさを与えることなく、使用者の身体を支持するサポート機能を発揮させることができる構成であればよい。

0041

[操作部の構成]
図3に示すとおり、操作部としてのコントローラ10は、使用者が目視で確認できる画面10aと、使用者が画面10a上を指先操作するタッチパネル10bと、スピーカー33と、を有している。また、コントローラ10は、制御部9と接続されている。そのため、コントローラ10を操作することにより、リクライニングさせて背凭れ部3の姿勢を変更することができ、上下に揺動させてフットレスト4の姿勢を変更することができる。また、動作させるマッサージ機構99、エアセル20で構成された各サポート部a1〜a9を選択したり、マッサージ機構99、エアセル20で構成された各サポート部a1〜a9の動作(手技又は強さ等)を変更したりすることもできる。
また、タッチパネル10bによる操作の代わりに、コントローラ10内に配置した物理ボタン31やコントローラ10内に設置されたマイク(図示せず)を使った音声認識部32による操作ができるように構成されていてもよい。このようにすることで、使用者は容易に選択することができる。

0042

[マッサージモード及びサポートモードの構成]
図6は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1のマッサージ機構99の昇降位置とサポート部21としてのエアセル20のサポート動作(膨縮動作)の関係を示す図である。図7は使用者Hの肩位置とサポート部21のサポート動作の関係を示す図である。図8は背凭れ部3のリクライニング角度とサポート部21としてのエアセル20の膨縮量の関係を示す図である。
本実施例のマッサージ機1に設けられた制御部9は、マッサージ動作を停止させた状態でサポート動作を実行するサポートモードSと、マッサージ動作とサポート動作を実行するマッサージモードMとを有する。マッサージモードMは、使用者に対し、マッサージ機構99や各マッサージ部a1〜a9を駆動させてマッサージ動作を行うモードである。サポートモードSは、使用者に対し、各サポート部a1〜a9を駆動させてマッサージ機構99が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を調整することができるモードである。

0043

マッサージ機1は、マッサージ機1の電源がON状態となった時に自動的にサポートモードSに移行するように構成されている。サポートモードSの実行時に、使用者が操作部としてのコントローラ10によりマッサージモードMを選択することで、制御部9は、サポートモードSからマッサージモードMに自動的に移行する。そうすることで、使用者がマッサージモードMを選択する前までは、マッサージ機1はサポートモードSを実行しているため、マッサージ機構99が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を軽減することができる。

0044

また、サポートモードSに移行するタイミングについては、上述以外のタイミングであってもよい。例えば、操作部としてのコントローラ10に使用者を認証するための認証手段(図示せず)を設け、認証手段(図示せず)により使用者を認証した後に、サポートモードSに移行するように構成してもよい。認証手段(図示せず)は、例えば、使用者の顔を認識するカメラである。そうすることで、マッサージ機1を使用する使用者の体格に適したサポートモードSを実行することができる。つまり、サポート動作を実行するために駆動させる各サポート部a1〜a9を使用者の体格に応じて自動的に設定することができる。

0045

[サポート動作の構成]
サポート動作について説明する。サポート動作は、各サポート部21を駆動させ、マッサージ機構99が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を調整するための動作である。
サポート動作は、マッサージ機構99の昇降位置に応じて駆動させる各サポート部21を制御するパターンと、使用者の身長方向における特定位置に応じて駆動させる各サポート部21を制御するパターンと、を有する。
なお、本実施例においては、身長方向における特定位置は肩位置である場合を説明するが、特定位置は使用者の身長方向における特定位置であればよく、例えば、腰位置であってもよい。

0046

サポートモードSのサポート動作について説明する。なお、本実施例においては、背凭れ部3に設けられた各サポート部a1〜a5によるサポート動作について説明するものとし、座部サポート部a6と脚サポート部a7によるサポート動作についての詳細な説明は省略する。
座部サポート部a6と脚サポート部a7によるサポート動作は、例えば、座部2にマッサージ機構(図示せず)を設けた場合に適用することができる。また、各サポート部a1〜a5のサポート動作と組み合わせてもよい。

0047

サポート動作あり(サポートモードSを実行する)の場合には、各サポート部a1〜a5により使用者の身体がサポートされるため、マッサージ機構99と使用者の当接の度合又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を調整することができ、使用者がマッサージ機1に着座した際の違和感を軽減させることができる。
また、サポート動作なし(サポートモードSを実行しない)の場合には、使用者の身体は背凭れ部3により支持されるため、マッサージ機構99と使用者の当接の度合を調整することができず、使用者がマッサージ機1に着座した際の違和感を軽減させることができない。

0048

マッサージ機構99の昇降位置に応じて駆動させる各サポート部a1〜a5を制御するパターンについて、図6を参照して説明する。なお、各サポート部a1〜a5のうち、斜線ありのサポート部a1〜a5は駆動状態(膨脹状態)を示し、斜線なしサポート部a1〜a5は駆動していない状態(収縮状態)を示している。
図6(a)に示すとおり、マッサージ機構99が背凭れ部3の肩下サポート部a3付近に位置している場合、背凭れ部3に設けられた全てのサポート部a1〜a5を駆動させると、マッサージ機構99は使用者の身体に当接しなくなる。そこで、使用者の身体をサポートしつつ、マッサージ機構99によるマッサージ動作を行うため、各サポート部a1〜a5のうち、背凭れ部3の左右両側の肩下サポート部a3の駆動を停止させる。
そうすることで、サポート部a1、a2、a4、a5により使用者の身体をサポートしつつ、マッサージ機構99が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を調整することができる。また、マッサージ機構99により、背凭れ部3の肩下サポート部a3付近に対し、マッサージ動作を行うことができる。

0049

なお、この際、各サポート部a1〜a5のうち、背凭れ部3の左側の肩下サポート部a3のみ駆動を停止させるようにしてもよい。図6(d)に示すとおり、背凭れ部3の左側の肩下サポート部a3のみ駆動を停止させることで、使用者の肩周辺を左側に傾けることができる。そうすることで、背凭れ部3の左右両側の肩下サポート部a3の駆動を停止させた場合に比べて、使用者の左側の肩周辺を重点的にマッサージ機構99によるマッサージ動作を行うことができる。

0050

図6(b)に示すとおり、マッサージ機構99が背凭れ部3の腰下サポート部a5付近に位置している場合、背凭れ部3に設けられた全てのサポート部a1〜a5を駆動させると、マッサージ機構99は使用者の身体に当接しなくなる。そこで、使用者の身体をサポートしつつ、マッサージ機構99によるマッサージ動作を行うため、各サポート部a1〜a5のうち、背凭れ部3の左右両側の腰下サポート部a5の駆動を停止させる。
そうすることで、サポート部a1〜a4により使用者の身体をサポートすることができ、マッサージ機構99が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を調整することができる。また、マッサージ機構99により、背凭れ部3の腰下サポート部a5付近に対し、マッサージ動作を行うことができる。

0051

なお、この際、各サポート部a1〜a5のうち、背凭れ部3の右側の腰下サポート部a5のみ駆動を停止させるようにしてもよい。図6(c)に示すとおり、背凭れ部3の腰下サポート部a3の右側のみ駆動を停止させることで、使用者の腰周辺を右側に傾けることができる。そうすることで、背凭れ部3の左右両側の腰下サポート部a3の駆動を停止させた場合に比べて、使用者の右側の腰周辺を重点的にマッサージ機構99によるマッサージ動作を行うことができる。
このように、マッサージ機構99の昇降位置に応じて駆動させる各サポート部a1〜a5を制御することにより、使用者の身体をサポートしつつ、マッサージ機構99によるマッサージ動作を行うことができる。

0052

図7は使用者Hの肩位置とサポート部のサポート動作の関係を示す図である。使用者Hの肩位置に応じて駆動させる各サポート部a1〜a5を制御するパターンについて、図7を参照して説明する。
なお、使用者Hの肩位置に応じて駆動させる各サポート部a1〜a5を制御する場合、マッサージ機構99には、使用者Hの肩位置を特定する肩位置特定手段(例えば、圧力センサー光センサーなど。図示せず)が設けられている。また、使用者Hの肩位置を特定する際は、各サポート部a〜a5の駆動を停止させた状態で行うことが好ましい。肩位置の特定方法については、従来のマッサージ機に採用されているセンサーによる方法と同様であるため、説明を省略する。また、操作部としてのコントローラ10に入力手段(図示せず)を設け、使用者が自ら肩位置を入力手段(図示せず)により入力する方法であってもよい。

0053

マッサージ機構99は背凭れ部3の下方から上昇を開始し、使用者Hの肩位置の特定を行う。使用者Hの肩位置を特定(本実施例においては肩下サポート部a3付近)すると、マッサージ機構99は特定した位置で上昇を停止する。図7(a)に示すとおり、身長が高い使用者Hの肩位置を特定(肩上サポート部a2の下付近)すると、肩上サポート部a2は使用者の身体に当接していないため、駆動させる必要がないことがわかる。そのため、マッサージ機1は、使用者の身体がサポートされない肩上サポート部a2を除き、各サポート部a3〜a5を駆動させる。
そうすることで、サポート部a3〜a5により使用者Hの身体をサポートすることができ、マッサージ機構99が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を調整することができる。なお、この際、肩部サポート部a1を駆動させることで、使用者の身体(特に肩部)を前側からサポートすることができる。

0054

また、図7(b)に示すとおり、身長が低い使用者Hの肩位置を特定(肩下サポート部a3より下の位置)すると、肩上サポート部a2と肩下サポート部a3が使用者の身体に当接していないため、駆動させる必要がないことがわかる。そのため、マッサージ機1は、使用者の身体がサポートされない肩上サポート部a2と肩下サポート部a3を除き、各サポート部a4、a5を駆動させる。
そうすることで、サポート部a4、a5により使用者Hの身体をサポートすることができ、マッサージ機構99が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を調整することができる。
このようにすることで、使用者の身長(座高)に合わせて駆動させるサポート部21を設定することができる。

0055

図8に示すとおり、制御部9は、サポートモードSにおいて背凭れ部3のリクライニング角度に応じて各サポート部a1〜a5としてのエアセル20の膨縮動作を制御するように構成されている。背凭れ部3のリクライニング角度に応じてエアセル20の膨縮動作を制御することで、マッサージ機構99が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を調整することができる。

0056

具体的には、制御部9は、背凭れ部3のリクライニング角度に応じて各サポート部a1〜a5としてのエアセル20の膨脹量を変更するように構成されている。座部2に対する背凭れ部3のリクライニング角度が大きくなるにつれて、マッサージ機構99と使用者はより当接し、マッサージ機構99が使用者に与える負荷も強くなる。また、座部2に対する背凭れ部3のリクライニング角度が小さくなるにつれて、マッサージ機構99と使用者との当接度合も小さくなり、マッサージ機構99使用者に与える負荷は弱くなる。

0057

そこで、制御部9は、座部2に対する背凭れ部3の角度が大きい場合はエアセル20の膨脹量を多くし、座部2に対する背凭れ部3の角度が小さい場合はエアセル20の膨脹量を少なくするよう制御している。リクライニング角度が小さい(起立姿勢)場合は、エアセル20の膨脹量を「小」にし、リクライニング角度が大きい(リクライニング姿勢)場合は、エアセル20の膨脹量を「最大」にする。また、リクライニング角度がやや小さい場合は、エアセル20の膨脹量を「中」にし、リクライニング角度がやや大きい場合には、エアセル20の膨脹量を「大」にする。
そうすることで、背凭れ部3がどのような姿勢であっても、使用者に対し、マッサージ機構99が使用者に当接することにより感じる違和感を軽減させることができる。

0058

例えば、座部2に対する背凭れ部3の角度が大きい場合、使用者と背凭れ部3とは、座部2に対する背凭れ部3の角度が小さい場合に比べてより当接することになる。つまり、サポートモードSにおいてマッサージ機構99が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合が大きくなる。そこで、マッサージ機構99が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を調整するために各サポート部a1〜a5としてのエアセル20の膨脹量を座部2に対する背凭れ部3の角度が小さい場合に比べて大きくすることで、マッサージ機構99が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を調整することができる。

0059

また、座部2に対する背凭れ部3の角度が小さい場合、使用者と背凭れ部3とは、座部2に対する背凭れ部3の角度が大きい場合に比べて当接の度合は小さくなる。つまり、マッサージ機構99が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合が小さくなる。そこで、マッサージ機構99が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を調整するために各サポート部a1〜a5、a8、a9としてのエアセル20の膨脹量を座部2に対する背凭れ部3の角度が大きい場合に比べて小さくすることで、マッサージ機構99が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を調整することができる。

0060

図9はマッサージ機1の制御を示すフロー図である。図10はマッサージ機1の制御を示すフロー図である。
以下、マッサージ機1の動作について、図9、10を参照して説明する。
図9に示すとおり、使用者はマッサージ機1の電源をONにする(S−1)。電源をONにすると、マッサージ機1は、サポートモードSの実行を開始する(S−2)。サポートモードSは、例えば、頭サポート部a8と脊柱サポート部a9と腰上サポート部a4と腰下サポート部a5を膨脹させる動作である。そうすることで、使用者に煩わしさを与えることなく、使用者の身体を支持するサポート機能を発揮させることができる。なお、この際、認証手段(図示せず)による使用者の認証完了後にサポートモードSの実行を開始するように構成されていてもよい。使用者は、操作部としてのコントローラ10で、記憶部50に記憶された所定のプログラム(マッサージコース)の中から任意のマッサージモードMを選択する(S−3)。使用者によりマッサージモードMが選択されない場合、マッサージ機1はマッサージモードMに移行せず、サポートモードSの実行を継続する。

0061

マッサージモードMが選択されると、マッサージモードMの実行を開始する(S−4)。マッサージモードMが実行されると、使用者に対してマッサージ動作が開始される(S−5)。なお、マッサージ動作中において、サポート部21をマッサージ部a1〜a9として使用してもよい。
マッサージ動作を所定時間実行するとマッサージ動作は終了する(S−6)。マッサージ動作が終了すると、マッサージ機1は、再びサポートモードSの実行を開始する(S−7)。サポートモードSは、例えば、頭サポート部a8と脊柱サポート部a9と腰上サポート部a4と腰下サポート部a5を膨脹させる動作である。そうすることで、使用者に煩わしさを与えることなく、使用者の身体を支持するサポート機能を発揮させることができる。そして、マッサージ機1の電源がOFFになると、サポートモードSを停止させる(S−8)。なお、(S−7)をスキップして(S−6)の後に(S−8)を実行するようにしてもよい。そうすることで、使用者に煩わしさを与えることなく、使用者の身体を支持するサポート機能を発揮させることができる。

0062

なお、図示はしていないが、(S−7)を実行する際に、保持弁を用いて頭サポート部a8と脊柱サポート部a9と腰上サポート部a4と腰下サポート部a5を膨脹させるようにしてもよい。そうすることで、(S−8)を実行し、マッサージ機1の電源をOFFにした場合であってもサポートモードSを継続させることができるため、使用者に煩わしさを与えることなく、使用者の身体を支持するサポート機能を発揮させることができる。

0063

図10に示すとおり、使用者はマッサージ機1の電源をONにする(S−1)。電源をONにすると、マッサージ機1は、サポートモードSの実行を開始する(S−2)。サポートモードSは、例えば、頭サポート部a8と脊柱サポート部a9と腰上サポート部a4と腰下サポート部a5を膨脹させる動作である。そうすることで、使用者に煩わしさを与えることなく、使用者の身体を支持するサポート機能を発揮させることができる。なお、この際、認証手段(図示せず)による使用者の認証完了後にサポートモードSの実行を開始するように構成されていてもよい。使用者は、操作部としてのコントローラ10で、記憶部50に記憶された所定のプログラム(マッサージコース)の中から任意のマッサージモードMを選択する(S−3)。使用者によりマッサージモードMが選択されない場合、マッサージ機1はマッサージモードMに移行せず、サポートモードSの実行を継続する。

0064

マッサージモードMが選択されると、マッサージモードMの実行を開始する(S−4)。マッサージモードMが実行されると、背凭れ部3のリクライニングを開始する(S−5)。この時、座部2に対する背凭れ部3の角度によって、エアセル20の膨脹量は変化する。
座部2に対する背凭れ部3の角度を大きくする場合、エアセル20の膨脹量を大きく(最大)する(S−6)。そうすることで、マッサージ機構99が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を小さくすることができる。その状態で、マッサージ機構99を背凭れ部3の腰上サポート部a4と同じ高さ位置へ移動させる(S−7)。マッサージ機構99の移動が完了すると、エアセル20(腰上サポート部 a4)を収縮させる(S−8)。そうすることで、マッサージ機構99が使用者の腰周辺に対し与える負荷を大きくすることができる。

0065

座部2に対する背凭れ部3の角度をやや小さくする場合、エアセル20の膨脹量を大きく(中)する(S−9)。そうすることで、マッサージ機構99が使用者に対し与える負荷又は使用者の身体と前記身体支持部との当接の度合を小さくすることができる。その状態で、マッサージ機構99を背凭れ部3の肩下サポート部a3と同じ高さ位置へ移動させる(S−10)。マッサージ機構99の移動が完了すると、エアセル20(肩下サポート部a3)を収縮させる(S−11)。そうすることで、マッサージ機構99が使用者の肩周辺に対し与える負荷を大きくすることができる。

0066

そして、使用者に対してマッサージ動作が開始される(S−12)。なお、マッサージ動作中において、サポート部21をマッサージ部a1〜a7として使用してもよい。マッサージ動作を所定時間実行するとマッサージ動作は終了する(S−13)。マッサージ動作が終了すると、マッサージ機1は、再びサポートモードSの実行を開始する(S−14)。サポートモードSは、例えば、頭サポート部a8と脊柱サポート部a9と腰上サポート部a4と腰下サポート部a5を膨脹させる動作である。そうすることで、使用者に煩わしさを与えることなく、使用者の身体を支持するサポート機能を発揮させることができる。そして、マッサージ機1の電源がOFFになると、サポートモードSを停止させる(S−15)。なお、(S−14)をスキップして(S−13)の後に(S−15)を実行するようにしてもよい。

0067

なお、図示はしていないが、(S−14)を実行する際に、保持弁を用いて頭サポート部a8と脊柱サポート部a9と腰上サポート部a4と腰下サポート部a5を膨脹させるようにしてもよい。そうすることで、(S−15)を実行し、マッサージ機1の電源をOFFにした場合であっても、頭サポート部a8と脊柱サポート部a9と腰上サポート部a4と腰下サポート部a5を膨脹させておくことができるため、使用者に煩わしさを与えることなく、使用者の身体を支持するサポート機能を発揮させることができる。

0068

また、(S−10)と(S−11)を同時に実行するようにしてもよく、また、(S−11)を実行した後に(S−10)を実行するように構成してもよい。そうすることで、(S−10)と(S−11)を同時に実行する場合には、使用者に違和感を与えることなくスムーズにマッサージ機構99を移動させることができる。また、(S−11)を実行した後に(S−10)を実行する場合には、マッサージ機構99を使用者に当接させた状態でマッサージ機構99を移動させることができる。

0069

なお、サポート部21をマッサージ部a1〜a7として適用してもよいことは前述のとおりである。サポート部21をマッサージ部a1〜a7として使用する場合には、マッサージ機構99の動作と組み合わせて駆動させるとよい。例えば、マッサージ機構99で使用者に対してマッサージ動作(揉み動作や叩き動作)を行いながら、座部2に設けた座部サポート部a6を駆動させる。そうすることで、使用者の上半身をマッサージ機構99でマッサージしながら、使用者の臀部を座部サポート部a6でマッサージをすることができる。

0070

また、サポート部21は、マッサージ機構99の強弱に合わせて調整することができるようになっていてもよい。そうすることで、例えば、マッサージ機構99に進退手段(図示せず)を設け、マッサージ機構99を進出させる時にはサポート部21の駆動を停止し、使用者とマッサージ機構99との当接の度合を高くする。また、マッサージ機構99を後退させる時にはサポート部21を駆動させ、使用者とマッサージ機構99との当接の度合を低くする。そうすることにより、マッサージ機構99の強弱に合わせて、マッサージ機構99が使用者に与える負荷を調整することができる。

0071

図11は、本発明の別実施形態に係るマッサージ機1の模式図であり、背凭れ部3の枕部6を取り付けた状態を示す図である。本発明の一実施形態とは、サポート部21の構成が異なる。図11に示すとおり、枕部6は、背凭れ部3の前面の上方から下方に亘って設けられている。枕部6は、上下方向に長寸の略台形状となっている。枕部6の内部には、使用者の少なくとも頭部を支持するためのサポート部21が2つ設けられている。
1つは、使用者の頭部を支持するための頭サポート部a8であり、左右一対のエアセル20で構成されている。頭サポート部a8を左右一対設けることにより、使用者の頭部を左右方向から挟み込むようにサポートすることができる。頭サポート部a8は、枕部6の上方に位置している。
もう1つは、使用者の腰部の中央(脊柱付近)を支持するための脊柱サポート部a9であり、左右一対のエアセル20で構成されている。エアセル20は、上下方向に長寸の形状をなしている。脊柱サポート部a9を左右一対設けることにより、使用者の脊柱を左右方向からサポートすることができる。脊柱サポート部a9は、枕部6の中央から下方にかけて位置している。

0072

本発明は、使用者に煩わしさを与えることなく、使用者の身体を支持するサポート機能を発揮させることができる。

0073

9 制御部
10 操作部
21サポート部
99マッサージ機構
B 身体支持部
Sサポートモード
M マッサージモード

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