図面 (/)

技術 カバーフィルム剥離機能付きデバイス実装用フィルムフィーダー

出願人 三井金属計測機工株式会社
発明者 和田聡文塚本謙治辻信一郎
出願日 2018年12月3日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2018-226456
公開日 2020年6月11日 (8ヶ月経過) 公開番号 2020-092111
状態 未査定
技術分野
  • -
主要キーワード 可動ローラー 搬送スプロケット 固定ローラー フィルムフィーダ ナイフエッジ部材 リールホルダー 弱粘着シート 搬送走行
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年6月11日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

シート状、薄板状、または発泡体状のデバイスを、高精度に搬送位置決めするフィルムフィーダーを提供する。

解決手段

テープ剥離フィルム14の搬送および位置決めに、モーターおよびエンコーダー32を接続したスプロケット16を用いた搬送機構を使用し、加えて、デバイス12をテープ状剥離フィルム14から剥離するナイフエッジ部材20の先端にテープ状剥離フィルム14の幅方向位置決めを行う突起部を設け、更に、該スプロケット16を用いた搬送機構に機械的に連動するカバーフィルム60のカバーフィルム剥離ユニット90を付与し、かつ、該カバーフィルム60のカバーフィルム剥離ユニット90を着脱可能に構成するとともに、フィルムフィーダー10のテープ状剥離フィルム14の排出経路において、該テープ状剥離フィルム14の排出部分に適切な張力を付与する別躯体の排出フィルム巻き取りユニット92を備える。

概要

背景

従来、特許文献1に開示されるように、フレキシブル基板フレキシブル配線の製造や、それらを組み合わせた電子機器の製造工程で、基板配線基材補強電磁波の吸収や反射、防磁、防水通気などの目的で用いられる、裏面に粘着層を有するシート状、薄板状、または発泡体状のデバイスが用いられている。

このようなデバイスは、例えば防水の目的で、防水通気シート携帯電話筐体マイクやスピーカー用の穴に貼り付けるような場合もあり、必ずしもフレキシブル基板やフレキシブル基板が貼り付けの対象ではないが、以下の説明ではデバイスをフレキシブル基板に貼り付ける場合を例にとって説明する。

図12は、デバイス100とフレキシブル基板102とを貼着させる工程を説明するための概略構成図である。

図13に示すように、デバイス100は、幅広弱粘着シート104にあらかじめマトリックス状に仮付けし、弱粘着シート104は第1の型枠106に固定する。一方で、フレキシブル基板102も、幅広い弱粘着シート104にあらかじめマトリックス状に仮付けし、弱粘着シート104は第2の型枠108に固定する。

なお、図13、14に示す構成では、第1の型枠106に位置決め穴110が設けられ、第2の型枠108にパイロットピン112が設けられており、パイロットピン112を位置決め穴110にはめ込むことで精度良くデバイス100とフレキシブル基板102とを貼着することができる。

このような方法では、一度に多数のデバイス100とフレキシブル基板102とを貼着することが可能であるが、弱粘着シート104に仮付けする際の位置決めが正確でないと、図15に示すように、全体的に偏ってしまう。また、仮付けの際にピッチ誤差があった場合には、図16に示すように、一部のデバイス100とフレキシブル基板102とが正確に貼着することができず、図17に示すような不具合品が多数発生することになる。

しかしながら、デバイス100及びフレキシブル基板102のそれぞれの位置・姿勢を確認しながら貼着することは困難であるため、不具合品の発生は回避できず、仕損コストが重くなりがちであった。

そこで、特許文献2に開示されるように、図13、14の幅広の弱粘着シート104を、図18に示すような長尺テープ剥離フィルム114に変え、デバイス100を所定ピッチで仮付けした長尺のテープ状剥離フィルム114を用いることにした。さらに、この仮付けされたデバイス100を高速高精度にかつ安定して、搬送、位置決め、剥離するために、図19、20に示すようなデバイス実装用フィルムフィーダーを発案し、例えば電子部品実装機などに搭載して用いることにした。

図19,20に示すようなデバイス実装用フィルムフィーダーは、テープ状剥離フィルム114を折り返してデバイス100の剥離を行わせる稜辺を水平方向に前後させることの出来るナイフエッジ部材128と、ナイフエッジ部材128と同一ストロークで平行して動く可動ローラー134を備えている。さらに、この可動ローラー134と接平面をほぼ同じくし、テープ状剥離フィルム114の搬送経路をナイフエッジ部材128の可動方向と平行に案内するフィーダー筐体に取り付けられた固定ローラー136を備える。さらに、テープ状剥離フィルム114を、所定の方向に搬送するための搬送ローラー120、122、124、126を有している。

なお、図19,20に示すデバイス実装用フィルムフィーダーでは、搬送ローラーとして、デバイス100が仮付けされた状態のテープ状剥離フィルム114を搬送する後方搬送駆動ローラー120、後方搬送従動ローラー122と、デバイス100が剥離された状態のテープ状剥離フィルム114を搬送する出口側搬送駆動ローラー124、出口側搬送従動ローラー126とを備えている。

後方搬送駆動ローラー120、出口側搬送駆動ローラー124にはそれぞれ、ローラーを駆動するためのモーター130、132が接続されている。また、後方搬送従動ローラー122、出口側搬送従動ローラー126はそれぞれ、後方搬送駆動ローラー120側、出口側搬送駆動ローラー124側にバネなどにより付勢されている。

特許文献2に開示されるように、デバイス実装用フィルムフィーダーを図19、20に示すような構成にすることで、制御容易にテープ状剥離フィルム114を搬送、デバイス100を剥離し、実装機の移載ヘッド118にデバイス100を引き渡すことが出来る。

このようなデバイス実装用フィルムフィーダーを電子部品実装機などに搭載することによって、デバイス100及びフレキシブル基板102のそれぞれの位置・姿勢を確認しながら貼着することが可能になった。これにより、不具合品の発生を削減でき、仕損コストの大幅な削減を可能になった。

ここで更に、デバイス実装用フィルムフィーダーを使用して、裏面に粘着層が無いシート状、薄板状、または発泡体状のデバイスについても同様に搬送、位置決め、剥離が出来ないかという要請が発生したが、特許文献2に開示されるフィルムフィーダーでは、図21に示すような裏面に粘着層100aを有するデバイス100についてのみしか使用を想定しておらず、対応が出来なかった。

概要

シート状、薄板状、または発泡体状のデバイスを、高精度に搬送位置決めするフィルムフィーダーを提供する。テープ状剥離フィルム14の搬送および位置決めに、モーターおよびエンコーダー32を接続したスプロケット16を用いた搬送機構を使用し、加えて、デバイス12をテープ状剥離フィルム14から剥離するナイフエッジ部材20の先端にテープ状剥離フィルム14の幅方向位置決めを行う突起部を設け、更に、該スプロケット16を用いた搬送機構に機械的に連動するカバーフィルム60のカバーフィルム剥離ユニット90を付与し、かつ、該カバーフィルム60のカバーフィルム剥離ユニット90を着脱可能に構成するとともに、フィルムフィーダー10のテープ状剥離フィルム14の排出経路において、該テープ状剥離フィルム14の排出部分に適切な張力を付与する別躯体の排出フィルム巻き取りユニット92を備える。

目的

本発明では、このような現状に鑑み、テープ状剥離フィルム114、138に所定ピッチで仮付けされたシート状、薄板状、または発泡体状であることを特徴とするデバイス100、140を、テープ状剥離フィルム114、138表面の剥離層や粘着層の有無、また、テープ状剥離フィルム114、138表面をデバイス100、140ごと封止するカバーフィルム146、148の有無、また、デバイス裏面の粘着層100aの有無によらず、高精度な搬送と位置決め、およびテープ状剥離フィルム114、138からの剥離を実現することができるデバイス実装用フィルムフィーダーを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

該当するデータがありません

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

テープ剥離フィルムに所定のピッチ仮付けされ、その上面が、長尺カバーフィルム封止されているデバイスを、該テープ状剥離フィルムから剥離するためのデバイス実装用フィルムフィーダーであって、前記テープ状剥離フィルムを搬送、位置決めし、仮付けされた前記デバイスを所定位置で剥離するフィルムフィーダー本体と、前記デバイスを剥離するより前に、前記カバーフィルムを剥離するカバーフィルム剥離ユニットと、前記カバーフィルムで封止され、前記デバイスを仮付けした前記テープ状剥離フィルムを巻きつけているフィルムリール把持するリールホルダーと、を備えていることを特徴とするデバイス実装用フィルムフィーダー。

請求項2

前記カバーフィルム剥離ユニットが、前記デバイスが所定ピッチで仮付けされた前記テープ状剥離フィルムの搬送走行面の上方に配置されることを特徴とする請求項1に記載のデバイス実装用フィルムフィーダー。

請求項3

前記カバーフィルム剥離ユニットが、前記フィルムフィーダー本体に設けられた駆動手段に接続することによって駆動することを特徴とする請求項2に記載のデバイス実装用フィルムフィーダー。

請求項4

前記カバーフィルム剥離ユニットと、前記フィルムフィーダー本体に設けられた前記駆動手段と前記カバーフィルム剥離ユニットとの接続手段とが、必要に応じ分離、再接続可能に構成されていることを特徴とする請求項3に記載のデバイス実装用フィルムフィーダー。

請求項5

モーターおよびエンコーダーを接続された搬送スプロケットをさらに備え、前記搬送スプロケットによって、前記テープ状剥離フィルムの搬送および位置決めが行われることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のデバイス実装用フィルムフィーダー。

請求項6

稜辺で上方後方に折り返して前記カバーフィルムを前記テープ状剥離フィルムから剥離するフィルム押さえをさらに備え、前記フィルム押さえの先端に、前記テープ状剥離フィルムの浮き上がりを防止するための浮き上がり防止突起部を設けていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のデバイス実装用フィルムフィーダー。

請求項7

前記デバイス実装用フィルムフィーダーから排出される、表面に粘着層を有する前記テープ状剥離フィルムが、その排出経路周辺に付着することを防止するために必要な張力を、該テープ状剥離フィルムに与えながら、前記テープ状剥離フィルムを剥離フィルム巻き取りリール巻取る排出フィルム巻き取りユニットが、前記デバイス実装用フィルムフィーダーの下方に設置され、前記排出フィルム巻き取りユニットは、前記フィルムフィーダー本体と連動して作動する別躯体として設けられることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のデバイス実装用フィルムフィーダー。

請求項8

前記カバーフィルム剥離ユニットから排出される前記カバーフィルムを、前記フィルムフィーダー本体の下方に設置された前記排出フィルム巻き取りユニットに取り付けたカバーフィルム巻き取りリールに案内する案内ローラーを備え、排出された前記カバーフィルムを前記カバーフィルム巻き取りリールに巻き取るように構成していることを特徴とする請求項7に記載のデバイス実装用フィルムフィーダー。

請求項9

前記デバイスを前記テープ状剥離フィルムから剥離するナイフエッジ部材の先端に、前記テープ状剥離フィルムを、該テープ状剥離フィルム幅方向の位置決めを行う位置決め突起部を設けていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のデバイス実装用フィルムフィーダー。

技術分野

0001

本発明は、例えば、フレキシブル基板フレキシブル配線の製造や、それらを組み合わせた電子機器の製造工程で、基板配線基材補強電磁波の吸収や反射、防磁、防水通気などの目的で用いられている形状がシート状、薄板状、または発泡体状であることを特徴とするデバイスについて、デバイス裏面の粘着層の有無によらず、それを高速高精度にかつ安定して、搬送、位置決め、剥離するためのデバイス実装用フィルムフィーダーに関する。

背景技術

0002

従来、特許文献1に開示されるように、フレキシブル基板やフレキシブル配線の製造や、それらを組み合わせた電子機器の製造工程で、基板や配線の基材、補強、電磁波の吸収や反射、防磁、防水通気などの目的で用いられる、裏面に粘着層を有するシート状、薄板状、または発泡体状のデバイスが用いられている。

0003

このようなデバイスは、例えば防水の目的で、防水通気シート携帯電話筐体マイクやスピーカー用の穴に貼り付けるような場合もあり、必ずしもフレキシブル基板やフレキシブル基板が貼り付けの対象ではないが、以下の説明ではデバイスをフレキシブル基板に貼り付ける場合を例にとって説明する。

0004

図12は、デバイス100とフレキシブル基板102とを貼着させる工程を説明するための概略構成図である。

0005

図13に示すように、デバイス100は、幅広弱粘着シート104にあらかじめマトリックス状に仮付けし、弱粘着シート104は第1の型枠106に固定する。一方で、フレキシブル基板102も、幅広い弱粘着シート104にあらかじめマトリックス状に仮付けし、弱粘着シート104は第2の型枠108に固定する。

0006

なお、図13、14に示す構成では、第1の型枠106に位置決め穴110が設けられ、第2の型枠108にパイロットピン112が設けられており、パイロットピン112を位置決め穴110にはめ込むことで精度良くデバイス100とフレキシブル基板102とを貼着することができる。

0007

このような方法では、一度に多数のデバイス100とフレキシブル基板102とを貼着することが可能であるが、弱粘着シート104に仮付けする際の位置決めが正確でないと、図15に示すように、全体的に偏ってしまう。また、仮付けの際にピッチ誤差があった場合には、図16に示すように、一部のデバイス100とフレキシブル基板102とが正確に貼着することができず、図17に示すような不具合品が多数発生することになる。

0008

しかしながら、デバイス100及びフレキシブル基板102のそれぞれの位置・姿勢を確認しながら貼着することは困難であるため、不具合品の発生は回避できず、仕損コストが重くなりがちであった。

0009

そこで、特許文献2に開示されるように、図13、14の幅広の弱粘着シート104を、図18に示すような長尺テープ剥離フィルム114に変え、デバイス100を所定ピッチで仮付けした長尺のテープ状剥離フィルム114を用いることにした。さらに、この仮付けされたデバイス100を高速高精度にかつ安定して、搬送、位置決め、剥離するために、図19、20に示すようなデバイス実装用フィルムフィーダーを発案し、例えば電子部品実装機などに搭載して用いることにした。

0010

図19,20に示すようなデバイス実装用フィルムフィーダーは、テープ状剥離フィルム114を折り返してデバイス100の剥離を行わせる稜辺を水平方向に前後させることの出来るナイフエッジ部材128と、ナイフエッジ部材128と同一ストロークで平行して動く可動ローラー134を備えている。さらに、この可動ローラー134と接平面をほぼ同じくし、テープ状剥離フィルム114の搬送経路をナイフエッジ部材128の可動方向と平行に案内するフィーダー筐体に取り付けられた固定ローラー136を備える。さらに、テープ状剥離フィルム114を、所定の方向に搬送するための搬送ローラー120、122、124、126を有している。

0011

なお、図19,20に示すデバイス実装用フィルムフィーダーでは、搬送ローラーとして、デバイス100が仮付けされた状態のテープ状剥離フィルム114を搬送する後方搬送駆動ローラー120、後方搬送従動ローラー122と、デバイス100が剥離された状態のテープ状剥離フィルム114を搬送する出口側搬送駆動ローラー124、出口側搬送従動ローラー126とを備えている。

0012

後方搬送駆動ローラー120、出口側搬送駆動ローラー124にはそれぞれ、ローラーを駆動するためのモーター130、132が接続されている。また、後方搬送従動ローラー122、出口側搬送従動ローラー126はそれぞれ、後方搬送駆動ローラー120側、出口側搬送駆動ローラー124側にバネなどにより付勢されている。

0013

特許文献2に開示されるように、デバイス実装用フィルムフィーダーを図19、20に示すような構成にすることで、制御容易にテープ状剥離フィルム114を搬送、デバイス100を剥離し、実装機の移載ヘッド118にデバイス100を引き渡すことが出来る。

0014

このようなデバイス実装用フィルムフィーダーを電子部品実装機などに搭載することによって、デバイス100及びフレキシブル基板102のそれぞれの位置・姿勢を確認しながら貼着することが可能になった。これにより、不具合品の発生を削減でき、仕損コストの大幅な削減を可能になった。

0015

ここで更に、デバイス実装用フィルムフィーダーを使用して、裏面に粘着層が無いシート状、薄板状、または発泡体状のデバイスについても同様に搬送、位置決め、剥離が出来ないかという要請が発生したが、特許文献2に開示されるフィルムフィーダーでは、図21に示すような裏面に粘着層100aを有するデバイス100についてのみしか使用を想定しておらず、対応が出来なかった。

先行技術

0016

特開2009−076630号公報
特開2017−050382号公報

発明が解決しようとする課題

0017

このため、本発明者等は、図19、20に示すようなデバイス実装用フィルムフィーダーを改良して、裏面に粘着層が無いシート状、薄板状、または発泡体状のデバイスについても同様に搬送、位置決め、剥離する方法について検討した。まず、これらの粘着層の無いデバイスは、デバイス自身ではテープ状剥離フィルム114に仮付けすることが出来ない。そこで、図22に示すようにテープ状剥離フィルム138の表面に弱粘着層138aを付与し、これにより無粘着デバイス140を仮付けすることにした。

0018

ところが、図23に示すように、弱粘着層を有するテープ状剥離フィルム138のデバイス140の仮付けが無い表面部分では弱粘着層138aがむき出しになることから、デバイス140の周辺異物142が付着したり、表面の汚損が発生し易く、図24に示すようにデバイス140をフレキシブル基板102などへ貼着した際に異物142の付着が生じる可能性が高い。さらに、図25に示すように、むき出しの弱粘着層138aが搬送する装置の周囲やテープ状剥離フィルム138を巻き付けているフィルムリール144、弱粘着層138aを有するテープ状剥離フィルム138自身と貼り付きを起こすので、このままでは荷送や作業時の取扱い、装置による搬送がはなはだ困難になる。そこで、図26、27のようにテープ状剥離フィルム138と同幅のカバーフィルム146、または、テープ状剥離フィルム138より幅の狭いカバーフィルム148と送り穴部カバーフィルム150によって、所定ピッチで仮付けしたデバイス140ごと弱粘着層138aを封止することにした。

0019

特許文献2に開示されるフィルムフィーダーでは、前述のカバーフィルム146、148を剥離する機能は無く、機能を新たに付与する必要が生じた。加えて、搬送する無粘着デバイス140の種別によって、該デバイス140を仮付けする弱粘着層138aを有するテープ状剥離フィルム138の粘着力の強さにも違いがあるので、適正な力でカバーフィルム146、148を剥離出来るようにするためには、カバーフィルム146、148に加える張力を変更可能に構成する必要が生じた。

0020

図28に示すように、特に粘着力の強いテープ状剥離フィルム138を用いる場合には、その稜辺156aで上方後方に折り返して、カバーフィルム146、148をテープ状剥離フィルム138から剥離するフィルム押さえ156の先端近傍で、剥離のためにカバーフィルム146、148に印加される張力の影響により、テープ状剥離フィルム138に浮き上がりが生じてしまう。そこで、テープ状剥離フィルム138の浮き上がりを抑える手段が必要になった。

0021

同時に装置コストの削減のために、図18、21に示すような、従来のテープ状剥離フィルム114に仮付けされた、裏面に粘着層100aを有するデバイス100も、同じデバイス実装用フィルムフィーダーで搬送、位置決め、剥離を行うことが必要になった。この場合には、新たに付与するカバーフィルム剥離機能を実現するユニットは不要になる。該カバーフィルム剥離ユニットが、従来の長尺のテープ状剥離フィルム114の該フィルムフィーダーへの取り付けを邪魔しないように、該カバーフィルム剥離ユニットを着脱可能に構成する必要が生じた。

0022

更に、新たに付与するカバーフィルム剥離ユニットは、図26,27に示すように弱粘着層138aを有するテープ状剥離フィルム138とそれを封止するカバーフィルム146、148の配置の関係から、テープ状剥離フィルム138の搬送走行面の上方に配置する必要がある。ところが、図28に示すとおり、従来のデバイス実装用フィルムフィーダーの剥離フィルム走行面の上方には、テープ状剥離フィルム114を搬送するための押さえローラー122や、テープ状剥離フィルム114の蛇行を防止するための装置158、160が備え付けられており、新規ユニットを備え付ける領域が確保出来ない。そこで、従来の押さえローラー122や蛇行を防止する装置(蛇行防止スプロケット158及びフィルム押さえ160)に代わりとなる、簡便で、コンパクトフィルム搬送手段が必要となった。

0023

加えて、カバーフィルム146、148を剥離し、デバイス140を剥離した後の弱粘着層138aを有するテープ状剥離フィルム138の排出方法も問題となった。前述の排出時の状態では、テープ状剥離フィルム138の表面の弱粘着層138aはむき出しとなるため、特許文献2に開示される従来のデバイス実装用フィルムフィーダーでは、図30のように排出ローラー126、デバイス実装用フィルムフィーダーのフィルム排出口162への貼り付きが発生してしまい、テープ状剥離フィルム138の排出が阻害される。フィルム排出がスムーズに行われるためには、例えばリールへの再巻取りのような排出されるテープ状剥離フィルム138の収納手段とデバイス実装用フィルムフィーダーの排出ローラー126とを結ぶ全排出経路において、テープ状剥離フィルム138に適切な張力が印加される必要があった。

0024

更に加えて、弱粘着層138aを有するテープ状剥離フィルム138から剥離されて排出されるカバーフィルム146、148についても、何らかの収納手段が必要とされた。これは、前述の排出された弱粘着層138aを有するテープ状剥離フィルム138の収納手段を、排出されるカバーフィルム146、148にも流用できればより簡便である。カバーフィルム146、148の収納手段を実現するには、前述のカバーフィルム剥離ユニットから、カバーフィルム146、148の収納手段まで、カバーフィルム146、148を誘導する案内手段が必要になる。

0025

また、図31に示すように、特許文献2に開示されるデバイス実装用フィルムフィーダーについては、ナイフエッジ部材128自身にテープ状剥離フィルム114を位置決めする手段を持たせなかったが、精度良くデバイス100を位置決めするためには、長尺のテープ状剥離フィルム114、138を、その幅方向規正する何らかの手段が必要であった。

0026

本発明では、このような現状に鑑み、テープ状剥離フィルム114、138に所定ピッチで仮付けされたシート状、薄板状、または発泡体状であることを特徴とするデバイス100、140を、テープ状剥離フィルム114、138表面の剥離層や粘着層の有無、また、テープ状剥離フィルム114、138表面をデバイス100、140ごと封止するカバーフィルム146、148の有無、また、デバイス裏面の粘着層100aの有無によらず、高精度な搬送と位置決め、およびテープ状剥離フィルム114、138からの剥離を実現することができるデバイス実装用フィルムフィーダーを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0027

本発明は、前述するような従来技術における課題を解決するために発明されたものであって、本発明のデバイス実装用フィルムフィーダーは、
テープ状剥離フィルムに所定のピッチで仮付けされ、その上面が、長尺のカバーフィルムで封止されているデバイスを、該テープ状剥離フィルムから剥離するためのデバイス実装用フィルムフィーダーであって、
前記テープ状剥離フィルムを搬送、位置決めし、仮付けされた前記デバイスを所定位置で剥離するフィルムフィーダー本体と、
前記デバイスを剥離するより前に、前記カバーフィルムを剥離するカバーフィルム剥離ユニットと、
前記カバーフィルムで封止され、前記デバイスを仮付けした前記テープ状剥離フィルムを巻きつけているフィルムリールを把持するリールホルダーと、
を備えていることを特徴とする。

0028

また、本発明では、前記カバーフィルム剥離ユニットを、前記デバイスが所定ピッチで貼り付けされた前記テープ状剥離フィルムの搬送走行面の上方に配置することができる。

0029

さらに、本発明では、前記カバーフィルム剥離ユニットを、前記フィルムフィーダー本体に設けられた駆動手段に接続することによって駆動するように構成することができる。

0030

加えて、本発明では、前記カバーフィルム剥離ユニットと、前記フィルムフィーダー本体に設けられた前記駆動手段と前記カバーフィルム剥離ユニットとの接続手段とが、必要に応じ分離、再接続可能に構成することができる。

0031

以上の3つの手段により、前記カバーフィルム剥離ユニットは、必要に応じて適切な剥離力を発生する別の剥離ユニットに交換すること、また、カバーフィルムの剥離が必要の無いテープ状剥離フィルムを搬送する場合には取り外すことが可能になる。

0032

また、本発明では、モーターおよびエンコーダーを接続された搬送スプロケットをさらに備え、
前記搬送スプロケットによって、前記テープ状剥離フィルムの搬送および位置決めを行うことができる。

0033

このように構成することによって、カバーフィルム剥離ユニットを備え付ける領域が確保出来る、簡便で、コンパクトなフィルム搬送機構を実現することができる。

0034

また、本発明では、稜辺で上方後方に折り返して前記カバーフィルムを前記テープ状剥離フィルムから剥離するフィルム押さえをさらに備え、
前記フィルム押さえの先端に、前記テープ状剥離フィルムの浮き上がりを防止するための浮き上がり防止突起部を設けることができる。

0035

このように構成することで、搬送する剥離フィルムの粘着力が強く、そのために剥離のための強い張力をカバーフィルムに与えるカバーフィルム剥離ユニットを用いても、カバーフィルムに印加される張力の影響で生じる剥離フィルムの浮き上がりを抑制できる。

0036

また、本発明では、前記デバイス実装用フィルムフィーダーから排出される、表面に粘着層を有する前記テープ状剥離フィルムが、その排出経路周辺に付着することを防止するために必要な張力を、該テープ状剥離フィルムに与えながら、前記テープ状剥離フィルムを剥離フィルム巻き取りリール巻取る排出フィルム巻き取りユニットが、前記デバイス実装用フィルムフィーダーの下方に設置され、
前記排出フィルム巻き取りユニットは、前記フィルムフィーダー本体と連動して作動する別躯体として設けることができる。

0037

このように構成することで、デバイスを剥離した後の粘着層を有するテープ状剥離フィルムを収納する手段として、剥離フィルム巻き取りリールへの再巻取りが可能になり、更に、弱粘着層がむき出しのテープ状剥離フィルムの全排出経路において、排出されるテープ状剥離フィルムに適切な張力が印加され、排出ローラー、フィルムフィーダーのフィルム排出口周辺への貼り付きなどの不具合を起こさず、スムーズに排出することができる。

0038

また、本発明では、前記カバーフィルム剥離ユニットから排出される前記カバーフィルムを、前記フィルムフィーダー本体の下方に設置された前記排出フィルム巻き取りユニットに取り付けたカバーフィルム巻き取りリールに案内する案内ローラーを備え、
排出された前記カバーフィルムを前記カバーフィルム巻き取りリールに巻き取るように構成することができる。

0039

このように構成することで、剥離された後に排出されるカバーフィルムについても、前述の排出フィルム巻き取りユニットを流用し、カバーフィルム巻き取りリールへの巻取りを行うことで、コンパクトに排出されるカバーフィルムを収納することが可能になった。

0040

また、本発明では、デバイスを前記テープ状剥離フィルムから剥離するナイフエッジ部材の先端に、前記テープ状剥離フィルムを、該テープ状剥離フィルム幅方向の位置決めを行う位置決め突起部を設けることができる。

0041

このように構成することによって、特許文献2に開示されるデバイス実装用フィルムフィーダーよりも精度良くデバイスを幅方向に位置決めすることが可能になった。

発明の効果

0042

本発明によれば、例えば、フレキシブル基板やフレキシブル配線の製造や、それらを組み合わせた電子機器の製造工程で、基板や配線の基材、補強、電磁波の吸収や反射、防磁、防水通気などの目的で用いられている形状がシート状、薄板状、または発泡体状であることを特徴とするデバイスを所定ピッチで仮付けしたテープ状剥離フィルムを用いる場合において、テープ状剥離フィルム表面の剥離層や粘着層の有無、また、テープ状剥離フィルム表面をデバイスごと封止するカバーフィルムの有無、また、デバイス裏面の粘着層の有無によらず、当該デバイスを高速に、かつ安定して、搬送し、個別に剥離できる。

図面の簡単な説明

0043

図1は、本実施例のカバーフィルム剥離機能付きデバイス実装用フィルムフィーダーの概略側面図である。
図2は、図1のカバーフィルム剥離機能付きデバイス実装用フィルムフィーダーの動作を説明するための概略側面図である。
図3は、図1のカバーフィルム剥離機能付きデバイス実装用フィルムフィーダーのスプロケット搬送機構の動作を説明するための概略構成図である。
図4は、図1のカバーフィルム剥離機能付きデバイス実装用フィルムフィーダーのカバーフィルム剥離ユニットの配置と構成を説明するための概略側面図である。
図5は、図1のカバーフィルム剥離機能付きデバイス実装用フィルムフィーダーのカバーフィルム剥離ユニットの着脱を説明するための概略側面図である。
図6は、図1のカバーフィルム剥離機能付きデバイス実装用フィルムフィーダーのカバーフィルム剥離ユニットの交換を説明するための概略側面図である。
図7は、図1のカバーフィルム剥離機能付きデバイス実装用フィルムフィーダーのフィルム押えのテープ状剥離フィルム浮き上がり防止のための突起を説明する概略図であって、図7(a)はテープ状剥離フィルムの概略構成図、図7(b)は概略上面図、図7(c)は概略側面図である。
図8は、図1のカバーフィルム剥離機能付きデバイス実装用フィルムフィーダーの排出フィルム巻き取りユニットの配置と構成を説明するための概略側面図である。
図9は、図1のカバーフィルム剥離機能付きデバイス実装用フィルムフィーダーのカバーフィルムの排出について、カバーフィルムの案内ローラーの配置および排出フィルム巻き取りユニットの流用と動作を説明するための概略側面図である。
図10は、図1のカバーフィルム剥離機能付きデバイス実装用フィルムフィーダーのナイフエッジ部材のテープ状剥離フィルムの幅方向の位置決めのための突起を説明する概略図であって、図10(a)は概略上面図、図10(b)は概略側面図である。
図11は、本発明のカバーフィルム剥離機能付きデバイス実装用フィルムフィーダーの一例を示す構成図である。
図12は、デバイスとフレキシブル基板の構成を説明するための概略図であって、図12(a)はデバイスとフレキシブル基板とを取り付ける状態を示す概略図、図12(b)はデバイスとフレキシブル基板とを取り付けた状態を示す概略図である。
図13は、デバイスとフレキシブル基板とを貼着させる工程を説明するための概略構成図である。
図14は、デバイスとフレキシブル基板とを貼着させる工程を説明するための概略側面図である。
図15は、デバイスとフレキシブル基板とを貼着させる際の不具合を説明するための概略側面図である。
図16は、デバイスとフレキシブル基板とを貼着させる際の不具合を説明するための概略側面図である。
図17は、デバイスとフレキシブル基板とを貼着させる際の不具合を説明するための概略構成図である。
図18は、テープ状剥離フィルムを説明するための概略構成図であって、図18(a)は巻回されたテープ状剥離フィルムの全体図、図18(b)は図18(a)の部分拡大図である。
図19は、従来のデバイス実装用フィルムフィーダーの一例を示す概略構成図である。
図20は、図19のデバイス実装用フィルムフィーダーの動作を説明するための概略側面図である。
図21は、裏面に粘着層を有する従来のデバイスとテープ状剥離フィルムの仮付けを説明するための概略側面図である。
図22は、裏面に粘着層の無いデバイスと弱粘着層を有するテープ状剥離フィルムの仮付けを説明するための概略側面図である。
図23は、裏面に粘着層の無いデバイスと弱粘着層を有するテープ状剥離フィルムを仮付けした場合の異物により弱粘着層が汚損する不具合を説明するための概略構成図である。
図24は、図23の不具合を原因とするデバイスとフレキシブル基板とを貼着させる際の不具合を説明するための概略構成図である。
図25は、フィルムリールに巻き付けた弱粘着層を有するテープ状剥離フィルムを取扱う際の不具合を説明するための概略側面図である。
図26は、図24および図25の不具合を防止するためのテープ状剥離フィルムと同幅のカバーフィルムの仮付け状態を説明するための概略構成図であって、図26(a)はテープ状剥離フィルムの全体図、図26(b)は図26(a)の部分拡大図である。
図27は、図24および図25の不具合を防止するための幅の狭いカバーフィルムと送り穴部粘着剤カバーフィルムの仮付け状態を説明するための概略構成図であって、図27(a)はテープ状剥離フィルムの全体図、図27(b)は図27(a)の部分拡大図である。
図28は、蛇行防止機能を追加した従来のデバイス実装用フィルムフィーダーの概略構成図である。
図29は、カバーフィルムをフィルム押さえの前側稜辺で剥離する場合にカバーフィルムの張力により発生するテープ状剥離フィルムの浮き上がり不具合を説明するための概略側面図である。
図30は、弱粘着層を有するテープ状剥離フィルムをフィルムフィーダー本体から排出する際の不具合を説明するための概略側面図である。
図28は、従来のデバイス実装用フィルムフィーダーのテープ状剥離フィルムおよびデバイスの幅方向位置決めについての不具合を説明するための概略図であって、図31(a)は概略上面図、図31(b)は概略側面図である。

実施例

0044

以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
なお、本明細書において「デバイス」とは、補強や電磁波吸収や防水通気の目的で用いられているシート状、薄板状、または発泡体状のものであって、何らかの機能を有する電子部品電子基板材料、または機能性素材個片を意味する。

0045

図1は、本実施例のカバーフィルム剥離機能付きデバイス実装用フィルムフィーダー10の概略構成図、図2は、図1のカバーフィルム剥離機能付きデバイス実装用フィルムフィーダー10の動作を説明するための概略側面図である。また、図11は、本発明のカバーフィルム剥離機能付きデバイス実装用フィルムフィーダー10の一例を示す構成図である。

0046

図1、2に示すように、本実施例のデバイス実装用フィルムフィーダー10は、シート状、薄板状、または発泡体状のデバイス12が所定のピッチで仮付けされたテープ状剥離フィルム14を、所定の方向に搬送するための搬送スプロケット16およびフィルム押さえ18と、搬送ローラー(出口側搬送駆動ローラー26、出口側搬送従動ローラー28)と、テープ状剥離フィルム14を折り返してデバイス12を剥離するナイフエッジ部材20と、ナイフエッジ部材20と平行に同一ストロークで動作する可動ローラー22と、可動ローラー22と同一の接平面を有し、テープ状剥離フィルム14の搬送経路をナイフエッジ部材20の可動方向に平行に案内する固定ローラー24を有している。搬送駆動ローラー26はタイミングプーリー42、44とタイミングベルト50を介してモーター34により図2のように駆動され、ナイフエッジ部材20と可動ローラー22も別の駆動用モーターにより図2のように駆動される。

0047

また、デバイス実装用フィルムフィーダー10を搭載する実装機は、デバイス12の表面を吸着する真空パッドを有する移載ヘッド30を有している。

0048

以上の構成により、特許文献2に開示される図19、20に示す従来のデバイス実装用フィーダーと同様の手段を用いてデバイス12のテープ状剥離フィルム14からの剥離が可能となり、実装機の移載ヘッド30による吸着搬送、貼り付け相手、例えばフレキシブル基板への貼着が可能になる。

0049

さらに、本実施例では、特許文献2に開示された図28の従来のフィルムフィーダーの持つ後方搬送駆動ローラー120と後方搬送従動ローラー122などで構成された搬送機構を、図3、4に示す搬送スプロケット16とフィルム押さえ18のみで構成された簡便でコンパクトな搬送機構に置き換えた。これにより、カバーフィルム60を剥離するための機能を設置するための領域を確保したフィルムフィーダー本体88を構成した。

0050

加えて、図1、2に示すように、本実施例のデバイス実装用フィルムフィーダー10は、デバイス12を仮付けしたテープ状剥離フィルム14を巻きつけたフィルムリール62を把持するリールホルダー98を有している。

0051

さらに加えて、図1、2に示すように、本実施例のデバイス実装用フィルムフィーダー10は、テープ状剥離フィルム14に仮付けされたカバーフィルム60を剥離する張力を与えるためのカバーフィルム剥離ユニット90を有する。カバーフィルム剥離ユニット90は、従動歯車54に接続された駆動ローラー56とカバーフィルム60を挟んで駆動ローラー56に適切な力で押し当てられる従動ローラー58を有している。フィルムフィーダー本体88には駆動歯車52が設けられており、カバーフィルム剥離ユニット90がフィルムフィーダー本体88に取り付けられると従動歯車54と駆動歯車52は噛み合うように構成されている。

0052

テープ状剥離フィルム14の搬送スプロケット16と駆動歯車52は、タイミングプーリー36、38、40およびタイミングベルト46、48を介してモーターおよびエンコーダー32に接続しており、モーターおよびエンコーダー32により駆動される。前述のようにカバーフィルム剥離ユニット90がフィルムフィーダー本体88に取り付けられているときには、従動歯車54と駆動歯車52は噛み合っているので、カバーフィルム剥離ユニット取り付けの際にはモーターおよびエンコーダー32によりカバーフィルム剥離ユニットは駆動される。

0053

図2に示すように、カバーフィルム剥離ユニット90の駆動により、駆動ローラー56と従動ローラー58の与える摩擦力によって、フィルム押さえ18の前側稜辺18aを上方後方に折り返して剥離されるカバーフィルム60に適切な張力が与えられる。前述の様にカバーフィルム剥離ユニット90は搬送スプロケット16と機械的に接続しているので、テープ状剥離フィルム14の搬送に連動してカバーフィルム60の剥離を実現する。

0054

図5に示すように、カバーフィルム剥離ユニット90は、その駆動手段が接続乖離容易な歯車52、54の噛み合いによるので、カバーフィルム剥離ユニット90ごとのフィルムフィーダー本体88との接続乖離も容易である。これによりテープ状剥離フィルム14にカバーフィルム60の仮付けが無い場合にはカバーフィルム剥離ユニット90を取り外して使用することも可能である。この場合にはテープ状剥離フィルム14をフィルムフィーダー10に取り付ける作業がより簡便になる。

0055

図6に示すように、本実施例の構成によれば、標準剥離張力を発生するカバーフィルム剥離ユニット90を異なる張力を発生するカバーフィルム剥離ユニット94に載せ替えることも容易である。カバーフィルム60を仮付けしたテープ状剥離フィルム14の粘着力は同じではなく、仮付けするデバイス12の必要に応じ、様々な粘着力の品種が存在する。本実施例の構成によるならば、カバーフィルム剥離ユニット90、94の載せ替えにより、テープ状剥離フィルム14の様々な粘着力に容易に対応しうる。

0056

また、図29に示すよう、テープ状剥離フィルム138の粘着力が強く、剥離のためにカバーフィルム60に強い張力を与えなければならない場合には、ナイフエッジ部材128の上部でテープ状剥離フィルム138が浮き上がる不具合が起こり得る。

0057

そこで、図27に示すテープ状剥離フィルム138と同様に、幅の狭いカバーフィルム60と送り穴部カバーフィルム61で粘着層を封止したテープ状剥離フィルム14とし、図7に示すように、テープ状剥離フィルム14の送り穴部領域15と平面視で重なる箇所において、カバーフィルム60を剥離して折り返すフィルム押さえ96の稜辺96aの少し前方まで突き出した浮き上がり防止突起部96bをフィルム押さえ96に設け、稜辺96aより前方でのテープ状剥離フィルム14の浮き上がりを抑えるようにした。

0058

図30に示すように、デバイスを剥離後、排出されるテープ状剥離フィルム138はその粘着層138aが再びむき出しとなるため排出用の出口側搬送従動ローラー126やフィルムフィーダー本体の排出口周辺の部材162に付着し、排出が阻害される不具合が起こり得る。

0059

そこで、図8に示すように、排出されたテープ状剥離フィルム14を再度巻き取り収納する剥離フィルム巻き取りリール64を用意し、フィルムフィーダー本体88の下方に備え付けた排出フィルム巻き取りユニット92によって剥離フィルム巻き取りリール64に常に回転力を与えるようにした。排出フィルム巻き取りユニット92には同一方向に回転する巻き取りリール駆動ローラー78、80が設けられており、巻き取りリール駆動ローラー78、80はプーリー72、74、76とベルト82、84を介して、モーター86により回転される。剥離フィルム巻き取りリール64は巻き取りリール駆動ローラー78、80に支持されており、摩擦力により回転力を受ける。以上の構成により巻き取られるテープ状剥離フィルム14には常に適正な張力が印加されるので、排出部の搬送ローラー26、28と剥離フィルム巻き取りリール64を結ぶテープ状剥離フィルム14の排出経路は周辺への貼り付きを生じること無く、一定に保たれる。なお、適正な張力とは、テープ状剥離フィルム14が弛んで排出経路周辺に付着することを防止するために、テープ状剥離フィルム14を張ることができる程度の張力であ。

0060

さらに、図8で示した排出フィルム巻き取りユニット92は、剥離後排出されるカバーフィルム60の収納にも流用しうる。

0061

図9に示すように、デバイス12剥離前のテープ状剥離フィルム14を巻き付けているフィルムリール62を把持するリールホルダー98に2ヵ所、フィルムフィーダー本体88の下方かつ排出フィルム巻き取りユニット92の上方に1ヶ所の計3ヵ所に案内ローラー66、68、70を配置した。これにより、カバーフィルム剥離ユニット90より排出されたカバーフィルム60は、フィルムフィーダー本体88の下方に配置された排出フィルム巻き取りユニット92の上方まで案内され、フィルムリール62の回転を阻害せずに、テープ状剥離フィルム14と同様にカバーフィルム巻き取りリール65により巻き取り収納することが可能になった。

0062

以上に加えて、可動ローラー22、出口側搬送従動ローラー28はフッ素樹脂などのような自己潤滑性のある素材か、表面に粘着剤の付着を防ぐ処理を施した素材を用いることが好ましい。

0063

さらに、剥離フィルム巻き取りリール64やカバーフィルム巻き取りリール65への排出フィルムの巻き径を検出するセンサーリミットスイッチを配置して、デバイス実装用フィルムフィーダー10の制御装置やそれを介して実装機本体の制御系に対し、巻き径が過大になった旨の通知を行わせるように構成すると更に良い。

0064

また、排出フィルム巻き取りユニット92のモーター86の制御回路外部入力を設けて、デバイス実装用フィルムフィーダー10の制御装置からの通信を受けるようにし、フィルムフィーダー本体88が停止する場合には連動して、排出フィルム巻き取りユニット92も停止するように構成するとなお良い。

0065

また、図31に示すように、特許文献2のフィーダーはナイフエッジ部材128の先端にテープ状剥離フィルムの幅方向の位置決め手段が無く、図31の矢印に示す幅方向に位置が定まらなかった。

0066

そこで、図10に示す様にテープ状剥離フィルム14を折り返してデバイス12を剥離するナイフエッジ部材20の稜辺20aの両脇にテープ状剥離フィルムを幅方向に加えるように配置した位置決め突起部20bを設けた。これにより、特許文献2に開示されるフィルムフィーダーよりも精度良くデバイス12を幅方向に位置決めすることが可能になった。

0067

以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。

0068

10デバイス実装用フィルムフィーダー
12 デバイス
14テープ状剥離フィルム
15送り穴部領域
16搬送スプロケット
18フィルム押さえ
20ナイフエッジ部材
20b位置決め突起部
22可動ローラー
24固定ローラー
26出口側搬送駆動ローラー
28 出口側搬送従動ローラー
30 移載ヘッド
32モーターおよびエンコーダー
34 モーター
36タイミングプーリー
38 タイミングプーリー
40 タイミングプーリー
42 タイミングプーリー
44 タイミングプーリー
46タイミングベルト
48 タイミングベルト
50 タイミングベルト
52駆動歯車
54従動歯車
56駆動ローラー
58従動ローラー
60カバーフィルム
61 送り穴部カバーフィルム
62フィルムリール
64 剥離フィルム巻き取りリール
65 カバーフィルム巻き取りリール
66案内ローラー
68 案内ローラー
70 案内ローラー(フィーダー下方)
72プーリー
74 プーリー
76 プーリー
78 巻き取りリール駆動ローラー
80 巻き取りリール駆動ローラー
82ベルト
84 ベルト
86 モーター
88フィルムフィーダー本体
90 カバーフィルム剥離ユニット
92 排出フィルム巻き取りユニット
94 カバーフィルム剥離ユニット
96 フィルム押さえ
96b浮き上がり防止突起部
98リールホルダー
100 デバイス
100a粘着層
102フレキシブル基板
104弱粘着シート
106 第1の型枠
108 第2の型枠
110位置決め穴
112パイロットピン
114 剥離フィルム
118 移載ヘッド
120後方搬送駆動ローラー
122 後方搬送従動ローラー
124 出口側搬送駆動ローラー
126 出口側搬送従動ローラー
128 ナイフエッジ部材
130 モーター
132 モーター
134 可動ローラー
136 固定ローラー
138 テープ状剥離フィルム
138a弱粘着層
140 デバイス
142異物
144 フィルムリール
146 カバーフィルム
148 カバーフィルム
150 送り穴部カバーフィルム
152 エンコーダー
154駆動用スプロケット
156 フィルム押さえ
158蛇行防止用スプロケット
160 フィルム押さえ
162 フィルムフィーダー本体の排出口周辺の部材

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

この 技術と関連性が強い技術

該当するデータがありません

この 技術と関連性が強い法人

該当するデータがありません

この 技術と関連性が強い人物

該当するデータがありません

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ