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技術 ヘッダ及び温水マット

出願人 三菱ケミカルインフラテック株式会社
発明者 久家毅柴田一範
出願日 2018年11月5日 (2年1ヶ月経過) 出願番号 2018-208277
公開日 2020年5月21日 (7ヶ月経過) 公開番号 2020-076513
状態 未査定
技術分野 分岐管・ベンド等 蒸気又は温水中央暖房方式
主要キーワード 中継流路 長側辺 基板列 最終組み立て 字形断面形状 樹脂ボード 長手幅 配置作業
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図面 (16)

課題

第1基板列と、第2基板列とに対し、個別に温水配管を引き回して各基板の溝に温水配管を配置した後、第1基板列と第2基板列とを並列させて最終組み立てを行う。

解決手段

基板A,B,Cを突き合わせ、温水配管3,4を各基板の溝2に配置し、温水配管3,4の両端を基板Aの溝2から延出させておく。基板D,E,Fを突き合わせ、温水配管8,9を各基板の溝2に配置し、温水配管8の両端を副配管接続口37,40に接続し、温水配管9の両端を副配管接続口38,39に接続する。基板A〜Cの列と基板D〜Fの列とを並置し、基板Aから延出した温水配管3,4の延出部分を基板Dの溝2に配置し、温水配管3の両端を副配管接続口33,36に接続し、温水配管4の両端を副配管接続口34,35に接続する。

概要

背景

基板の上面の溝に温水循環配管を引き回した温水マットを床に敷設した床暖房構造が周知である。

この温水循環用配管を複数本引き回し、各温水循環用配管を温水循環するように構成した温水マットが用いられている。

図5は市販されている温水マットの平面図であり、図6はそのヘッダ部分の拡大図、図7は図5のVII−VII線断面図、図8は温水マットの製造方法を説明する平面図である。

なお、以下の説明において、左右方向及び上下方向とは図5における左右方向及び上下方向と合致する。

この温水マット1’は、それぞれ略長方形状の基板A〜Fを備えている。

基板A〜Cがこの順に左から右へ一列に配列され、基板D〜Fがこの順に左から右へ、且つ該基板A〜Cに隣接するように一列に配列されている。

基板A〜C及びD〜Fは、それぞれ、互いの長辺同士を突き合わせるように配置されている。また、基板A〜Cの列(第1基板列)と基板D〜Fの列(第2基板列)との間では、基板A,D同士、B,E同士、及びC,F同士が、それぞれ、互いの短辺同士を突き合わせるように配置されている。

符号T1は、基板A,B間及びD,E間の突き合わせ部を示し、温水マット1はT1に沿って山折り可能である。T2は基板B,C間及びE,F間の突き合わせ部を示し、T3は基板A〜Cの列と基板D〜Fの列との間の突き合わせ部を示しており、温水マット1はT2、T3に沿って谷折り可能である。

なお、温水マット1は、T1に沿って谷折り可能とされ、T2に沿って山折り可能とされてもよい。T3は、山折り、谷折りのいずれとされてもよい。

基板A,B間、B,C間、D,E間、E,F間、及びA,D間において、それぞれ各突き合わせ部T1〜T3を跨いで一方の基板から他方の基板に連続して温水配管3,4が引き回されている。

図7の通り、基板A〜Fは、それぞれ、帯板状(細長長方形状)の樹脂ボード10と、小根太13とを、各々の長手方向を各基板A〜Fの長辺方向として引き揃え、相互に接着することにより構成されている。

各樹脂ボード10の上面には、それぞれ、主として各樹脂ボード10の長辺方向に延在する複数条の配管収容用の溝2が延設されている。温水配管3,4は、これらの溝2内に配置されている。

この温水マットでは、各溝2の内面から各樹脂ボード10の上面まで延在する均熱板6を設けても良い。この均熱板6は、各溝2の内面に沿うU字部と、該U字部の両端(上端)から各樹脂ボード10の上面に沿って側方延出する1対のフランジ部とを有した略Ω字形断面形状のものである。

この均熱板6のU字部が各溝2内に配置され、その上から、温水配管3,4がこのU字部内に嵌め込まれるようにして各溝2に収容されている。

この温水マット1’では、基板Dの切欠部12にヘッダ20が配置されている。このヘッダ20は、主配管接続口21,22と、副配管接続口23,24及び25,26とを備えている。主配管接続口21,22がボイラ等の給湯器主配管を介して接続される。

往側主配管接続口21は、往側の副配管接続口23,26に連通している。戻側の副配管接続口24,25は、戻側主配管接続口22に連通している。

温水配管3は、その基端がヘッダ20の左側面の副配管接続口23に接続され、基板D,A,B,Cを引き回された後、Uターンして基板B,A,Dを通り、図6の通り、ヘッダ20の近傍を通り抜ける。次いで、基板E,Fを引き回された後、Uターンして基板Eから基板Dに戻り、副配管接続口25に接続されている。副配管接続口23からの温水は、上記の順に流れて副配管接続口25に戻り、戻側主配管接続口22から流出する。

温水配管4は、その基端がヘッダ20の右側面の副配管接続口26に接続され、基板D,E,Fを引き回された後、Uターンして基板E,Dを通り、図6の通り、ヘッダ20の近傍を通り抜ける。次いで、基板D,A,B,Cを引き回された後、Uターンして基板Bから基板Dに戻り、副配管接続口24に接続されている。副配管接続口26からの温水は、上記の順に流れて副配管接続口24に戻り、戻側主配管接続口22から流出する。

このように、温水配管3を流れる温水は、先に基板A,B,Cに流れ、若干温度が低下した後、基板D,E,Fを流れる。また、温水配管4を流れる温水は、先に基板D,E,Fを流れ、若干温度が低下した後、基板A,B,Cを流れる。そのため、基板A,B,Cと基板D,E,Fとが温水配管3,4によって均等に加温される。

この温水マット1’にあっては、図6の通り、基板Dには、ヘッダ20の近傍を温水配管3,4が通り抜けるように溝2(2a,2b)が切欠部12の近傍に設けられている。

この温水マット1’を組み立てるに際しては、図8の通り、温水配管3,4を溝2に配置する前の状態の、均熱板6付きの基板A〜Fを敷き並べる。その後、温水配管3,4を上述の通り各基板A〜Fに引き回し、溝2内に配置する。

この温水配管3,4の装着作業を行うには、基板A〜C側(図8の上側)と基板D〜F側(図8の下側)の両サイドにそれぞれ作業者を配置し、温水配管3又は4を各基板A〜Fの溝2に押し込む。

なお、この温水マット1’では基板A〜Cの長手寸法W1は909mm、基板D〜Fの長手寸法W2は1212mmであり、W1+W2=2121mmと大きいので、基板A〜C側、及び基板D〜F側の両サイドに作業者を配置することが必要となる。

また、この温水マット1’では、基板Dの切欠部12近傍の溝2(2a,2b)に温水配管3,4を引き通す必要があるため、基板A〜Cと基板D〜Fとを突き合わせた図8の状態に温水配管3,4の引き回し作業を行うことが必要となる。

概要

第1基板列と、第2基板列とに対し、個別に温水配管を引き回して各基板の溝に温水配管を配置した後、第1基板列と第2基板列とを並列させて最終組み立てを行う。基板A,B,Cを突き合わせ、温水配管3,4を各基板の溝2に配置し、温水配管3,4の両端を基板Aの溝2から延出させておく。基板D,E,Fを突き合わせ、温水配管8,9を各基板の溝2に配置し、温水配管8の両端を副配管接続口37,40に接続し、温水配管9の両端を副配管接続口38,39に接続する。基板A〜Cの列と基板D〜Fの列とを並置し、基板Aから延出した温水配管3,4の延出部分を基板Dの溝2に配置し、温水配管3の両端を副配管接続口33,36に接続し、温水配管4の両端を副配管接続口34,35に接続する。

目的

本発明は、基板A〜C等の第1基板列と、基板D〜Fの列等の第2基板列とに対し、個別に温水配管を引き回して各基板の溝に温水配管を配置した後、第1基板列と第2基板列とを並列させて最終組み立てを行うことができる温水マットと、そのためのヘッダと、この温水マットの製作方法とを提供する

効果

実績

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請求項1

主配管からの流体複数本の副配管分配するためのヘッダであって、第1長側辺、第2長側辺、第1短辺及び第2短辺を有した方形ボディー部と、往側主配管及び戻側主配管が接続されるように該ボディー部の第1短辺からそれぞれ突設された往側主配管接続口及び主配管接続口と、第1〜第4の副配管が接続されるように該ボディー部の該第1長側辺から突設された第1〜第4の副配管接続口と、第5〜第8の副配管が接続されるように該ボディー部の第2長側辺から突設された第5〜第8の副配管接続口とを有し、該第1〜第4の副配管接続口及び第5〜第8の副配管接続口は、それぞれ、前記第1短辺から第2短辺に向ってこの順に設けられているヘッダにおいて、前記往側主配管接続口と前記第1副配管接続口及び第6副配管接続口とを連通する往側連通流路と、前記戻側主配管接続口と前記第2副配管接続口及び第5副配管接続口とを連通する戻側連通流路と、前記第3副配管接続口と第7副配管接続口とを連通する第1中継流路と、前記第4副配管接続口と第8副配管接続口とを連通する第2中継流路とを有することを特徴とするヘッダ。

請求項2

主配管からの流体を複数本の副配管に分配するためのヘッダであって、第1長側辺、第2長側辺、第1短辺及び第2短辺を有した方形のボディー部と、往側主配管及び戻側主配管が接続されるように該ボディー部の第1短辺からそれぞれ突設された往側主配管接続口及び主配管接続口と、第1〜第4の副配管が接続されるように該ボディー部の該第1長側辺から突設された第1〜第4の副配管接続口と、第5〜第8の副配管が接続されるように該ボディー部の第2長側辺から突設された第5〜第8の副配管接続口とを有し、該第1〜第4の副配管接続口及び第5〜第8の副配管接続口は、それぞれ、前記第1短辺から第2短辺に向ってこの順に設けられているヘッダにおいて、前記往側主配管接続口と前記第1副配管接続口及び第2副配管接続口とを連通する往側連通流路と、前記戻側主配管接続口と前記第5副配管接続口及び第6副配管接続口とを連通する戻側連通流路と、前記第3副配管接続口と第7副配管接続口とを連通する第1中継流路と、前記第4副配管接続口と第8副配管接続口とを連通する第2中継流路とを有することを特徴とするヘッダ。

請求項3

板面に配管配設用の溝が設けられた略方形の基板複数枚配列してなる第1基板列と、板面に配管配設用の溝が設けられた略方形の基板を複数枚配列してなる第2基板列と、該第2基板列の配列方向一端側の一端側基板に設けられたヘッダ配置用スペースと、該ヘッダ配置用スペース内に配置された請求項1又は2に記載のヘッダと、一端が該ヘッダの前記第1副配管接続口に接続され、他端が前記第4副配管接続口に接続され、該一端側基板の該溝を通って前記第1基板列の各基板の該溝内に配置された第1温水配管と、一端が該ヘッダの前記第2副配管接続口に接続され、他端が前記第3副配管接続口に接続され、該一端側基板の該溝を通って前記第1基板列の各基板の該溝内に配置された第2温水配管と、一端が該ヘッダの前記第5副配管接続口に接続され、他端が前記第8副配管接続口に接続され、第2の基板列の各基板の該溝に配置された第3温水配管と、一端が該ヘッダの前記第6副配管接続口に接続され、他端が前記第7副配管接続口に接続され、第2の基板列の各基板の該溝に配置された第4温水配管とを備えた温水マット

請求項4

請求項3に記載の温水マットを製作する方法であって、前記第1基板列の溝に前記第1温水配管及び第2温水配管を配置し、この際、該第1温水配管及び第2温水配管の両端部をそれぞれ該第1基板列の配列方向一端側の基板から延出させる第1基板列への温水配管配置工程と、前記第2基板の溝に前記第3温水配管及び第4温水配管を配置する第2基板列への温水配管配置工程と、前記第1温水配管及び第2温水配管が配置された前記第1基板列と、第3温水配管及び第4温水配管が配置された前記第2基板列とを並置させる並置工程と、前記第3温水配管の両端を前記第5及び第8副配管接続口に接続し、前記第4温水配管の両端を前記第6及び第7副配管接続口に接続する第3・第4温水配管接続工程と、前記第1温水配管及び第2温水配管の前記第1基板から延出した部分を前記第2基板の溝に配置し、該第1温水配管の両端を前記第1及び第4副配管接続口に接続し、第2温水配管の両端を前記第2及び第3副配管接続口に接続する第1・第2温水配管接続工程とを有する温水マットの製作方法

請求項5

主配管からの流体を複数本の副配管に分配するためのヘッダであって、第1長側辺、第2長側辺、第1短辺及び第2短辺を有した方形のボディー部と、往側主配管及び戻側主配管が接続されるように該ボディー部の第1短辺からそれぞれ突設された往側主配管接続口及び主配管接続口と、第1〜第6の副配管が接続されるように該ボディー部の該第1長側辺から突設された第1〜第6の副配管接続口と、第7〜第12の副配管が接続されるように該ボディー部の第2長側辺から突設された第7〜第12の副配管接続口とを有し、該第1〜第6の副配管接続口及び第7〜第12の副配管接続口は、それぞれ、前記第1短辺から第2短辺に向ってこの順に設けられているヘッダにおいて、前記往側主配管接続口と前記第1副配管接続口、第3副配管接続口及び第8副配管接続口とを連通する往側連通流路と、前記戻側主配管接続口と前記第2副配管接続口、第7副配管接続口及び第9副配管接続口とを連通する戻側連通流路と、前記第4副配管接続口と第10副配管接続口とを連通する第1中継流路と、前記第5副配管接続口と第11副配管接続口とを連通する第2中継流路と、前記第6副配管接続口と第12副配管接続口とを連通する第3中継流路とを有することを特徴とするヘッダ。

請求項6

主配管からの流体を複数本の副配管に分配するためのヘッダであって、第1長側辺、第2長側辺、第1短辺及び第2短辺を有した方形のボディー部と、往側主配管及び戻側主配管が接続されるように該ボディー部の第1短辺からそれぞれ突設された往側主配管接続口及び主配管接続口と、第1〜第6の副配管が接続されるように該ボディー部の該第1長側辺から突設された第1〜第6の副配管接続口と、第7〜第12の副配管が接続されるように該ボディー部の第2長側辺から突設された第7〜第12の副配管接続口とを有し、該第1〜第6の副配管接続口及び第7〜第12の副配管接続口は、それぞれ、前記第1短辺から第2短辺に向ってこの順に設けられているヘッダにおいて、前記往側主配管接続口と前記第1副配管接続口、第2副配管接続口及び第3副配管接続口とを連通する往側連通流路と、前記戻側主配管接続口と前記第7副配管接続口、第8副配管接続口及び第9副配管接続口とを連通する戻側連通流路と、前記第4副配管接続口と第10副配管接続口とを連通する第1中継流路と、前記第5副配管接続口と第11副配管接続口とを連通する第2中継流路と、前記第6副配管接続口と第12副配管接続口とを連通する第3中継流路とを有することを特徴とするヘッダ。

請求項7

板面に配管配設用の溝が設けられた略方形の基板を複数枚配列してなる第1基板列と、板面に配管配設用の溝が設けられた略方形の基板を複数枚配列してなる第2基板列と、該第2基板列の配列方向一端側の一端側基板に設けられたヘッダ配置用スペースと、該ヘッダ配置用スペース内に配置された請求項5又は6に記載のヘッダと、一端が該ヘッダの前記第1副配管接続口に接続され、他端が前記第6副配管接続口に接続され、該一端側基板の該溝を通って前記第1基板列の各基板の該溝内に配置された第1温水配管と、一端が該ヘッダの前記第2副配管接続口に接続され、他端が前記第5副配管接続口に接続され、該一端側基板の該溝を通って前記第1基板列の各基板の該溝内に配置された第2温水配管と、一端が該ヘッダの前記第3副配管接続口に接続され、他端が前記第4副配管接続口に接続され、該一端側基板の該溝を通って前記第1基板列の各基板の該溝内に配置された第3温水配管と、一端が該ヘッダの前記第7副配管接続口に接続され、他端が前記第12副配管接続口に接続され、第2の基板列の各基板の該溝に配置された第4温水配管と、一端が該ヘッダの前記第8副配管接続口に接続され、他端が前記第11副配管接続口に接続され、第2の基板列の各基板の該溝に配置された第5温水配管と、一端が該ヘッダの前記第9副配管接続口に接続され、他端が前記第10副配管接続口に接続され、第2の基板列の各基板の該溝に配置された第6温水配管とを備えた温水マット。

請求項8

請求項7に記載の温水マットを製作する方法であって、前記第1基板列の溝に前記第1温水配管、第2温水配管及び第3温水配管を配置し、この際、該第1温水配管、第2温水配管及び第3温水配管の両端部をそれぞれ該第1基板列の配列方向一端側の基板から延出させる第1基板列への温水配管配置工程と、前記第2基板の溝に前記第4温水配管、第5温水配管及び第6温水配管を配置する第2基板列への温水配管配置工程と、前記第1温水配管〜第3温水配管が配置された前記第1基板列と、第4温水配管〜第6温水配管が配置された前記第2基板列とを並置させる並置工程と、前記第4温水配管の両端を前記第7及び第12副配管接続口に接続し、前記第5温水配管の両端を前記第8及び第11副配管接続口に接続し、前記第6温水配管の両端を前記第9及び第10副配管接続口に接続する第4・第5・第6温水配管接続工程と、前記第1温水配管、第2温水配管及び第3温水配管の前記第1基板から延出した部分を前記第2基板の溝に配置し、該第1温水配管の両端を前記第1及び第6副配管接続口に接続し、第2温水配管の両端を前記第2及び第5副配管接続口に接続し、前記第3温水配管の両端を前記第3及び第4副配管接続口に接続する第1・第2・第3温水配管接続工程とを有する温水マットの製作方法。

技術分野

0001

本発明は、共通の主配管からの温水複数本の副配管分配するためのヘッダ係り、特に、主配管が接続されるようにボディー部から突設された主配管接続口と、副配管が接続されるように該ボディー部から突設された複数個副配管接続口と、該ボディー部に設けられた、該主配管接続口と各副配管接続口とを連通する流体流路とを備えたヘッダに関する。

0002

また、本発明は、建物の部屋の床、壁、天井等の暖房を行うための温水マットに係り、特に、板面に配管配設用の溝及びヘッダ配置用スペースが設けられた略方形基板と、該スペース内に配置されたヘッダと、該ヘッダの各副配管接続口に接続され、該溝内に引き回された温水循環用配管(副配管)とを備えた温水マットに関する。

背景技術

0003

基板の上面の溝に温水循環用配管を引き回した温水マットを床に敷設した床暖房構造が周知である。

0004

この温水循環用配管を複数本引き回し、各温水循環用配管を温水が循環するように構成した温水マットが用いられている。

0005

図5は市販されている温水マットの平面図であり、図6はそのヘッダ部分の拡大図、図7図5のVII−VII線断面図、図8は温水マットの製造方法を説明する平面図である。

0006

なお、以下の説明において、左右方向及び上下方向とは図5における左右方向及び上下方向と合致する。

0007

この温水マット1’は、それぞれ略長方形状の基板A〜Fを備えている。

0008

基板A〜Cがこの順に左から右へ一列に配列され、基板D〜Fがこの順に左から右へ、且つ該基板A〜Cに隣接するように一列に配列されている。

0009

基板A〜C及びD〜Fは、それぞれ、互いの長辺同士を突き合わせるように配置されている。また、基板A〜Cの列(第1基板列)と基板D〜Fの列(第2基板列)との間では、基板A,D同士、B,E同士、及びC,F同士が、それぞれ、互いの短辺同士を突き合わせるように配置されている。

0010

符号T1は、基板A,B間及びD,E間の突き合わせ部を示し、温水マット1はT1に沿って山折り可能である。T2は基板B,C間及びE,F間の突き合わせ部を示し、T3は基板A〜Cの列と基板D〜Fの列との間の突き合わせ部を示しており、温水マット1はT2、T3に沿って谷折り可能である。

0011

なお、温水マット1は、T1に沿って谷折り可能とされ、T2に沿って山折り可能とされてもよい。T3は、山折り、谷折りのいずれとされてもよい。

0012

基板A,B間、B,C間、D,E間、E,F間、及びA,D間において、それぞれ各突き合わせ部T1〜T3を跨いで一方の基板から他方の基板に連続して温水配管3,4が引き回されている。

0013

図7の通り、基板A〜Fは、それぞれ、帯板状(細長長方形状)の樹脂ボード10と、小根太13とを、各々の長手方向を各基板A〜Fの長辺方向として引き揃え、相互に接着することにより構成されている。

0014

各樹脂ボード10の上面には、それぞれ、主として各樹脂ボード10の長辺方向に延在する複数条の配管収容用の溝2が延設されている。温水配管3,4は、これらの溝2内に配置されている。

0015

この温水マットでは、各溝2の内面から各樹脂ボード10の上面まで延在する均熱板6を設けても良い。この均熱板6は、各溝2の内面に沿うU字部と、該U字部の両端(上端)から各樹脂ボード10の上面に沿って側方延出する1対のフランジ部とを有した略Ω字形断面形状のものである。

0016

この均熱板6のU字部が各溝2内に配置され、その上から、温水配管3,4がこのU字部内に嵌め込まれるようにして各溝2に収容されている。

0017

この温水マット1’では、基板Dの切欠部12にヘッダ20が配置されている。このヘッダ20は、主配管接続口21,22と、副配管接続口23,24及び25,26とを備えている。主配管接続口21,22がボイラ等の給湯器に主配管を介して接続される。

0018

往側主配管接続口21は、往側の副配管接続口23,26に連通している。戻側の副配管接続口24,25は、戻側主配管接続口22に連通している。

0019

温水配管3は、その基端がヘッダ20の左側面の副配管接続口23に接続され、基板D,A,B,Cを引き回された後、Uターンして基板B,A,Dを通り、図6の通り、ヘッダ20の近傍を通り抜ける。次いで、基板E,Fを引き回された後、Uターンして基板Eから基板Dに戻り、副配管接続口25に接続されている。副配管接続口23からの温水は、上記の順に流れて副配管接続口25に戻り、戻側主配管接続口22から流出する。

0020

温水配管4は、その基端がヘッダ20の右側面の副配管接続口26に接続され、基板D,E,Fを引き回された後、Uターンして基板E,Dを通り、図6の通り、ヘッダ20の近傍を通り抜ける。次いで、基板D,A,B,Cを引き回された後、Uターンして基板Bから基板Dに戻り、副配管接続口24に接続されている。副配管接続口26からの温水は、上記の順に流れて副配管接続口24に戻り、戻側主配管接続口22から流出する。

0021

このように、温水配管3を流れる温水は、先に基板A,B,Cに流れ、若干温度が低下した後、基板D,E,Fを流れる。また、温水配管4を流れる温水は、先に基板D,E,Fを流れ、若干温度が低下した後、基板A,B,Cを流れる。そのため、基板A,B,Cと基板D,E,Fとが温水配管3,4によって均等に加温される。

0022

この温水マット1’にあっては、図6の通り、基板Dには、ヘッダ20の近傍を温水配管3,4が通り抜けるように溝2(2a,2b)が切欠部12の近傍に設けられている。

0023

この温水マット1’を組み立てるに際しては、図8の通り、温水配管3,4を溝2に配置する前の状態の、均熱板6付きの基板A〜Fを敷き並べる。その後、温水配管3,4を上述の通り各基板A〜Fに引き回し、溝2内に配置する。

0024

この温水配管3,4の装着作業を行うには、基板A〜C側(図8の上側)と基板D〜F側(図8の下側)の両サイドにそれぞれ作業者を配置し、温水配管3又は4を各基板A〜Fの溝2に押し込む。

0025

なお、この温水マット1’では基板A〜Cの長手寸法W1は909mm、基板D〜Fの長手寸法W2は1212mmであり、W1+W2=2121mmと大きいので、基板A〜C側、及び基板D〜F側の両サイドに作業者を配置することが必要となる。

0026

また、この温水マット1’では、基板Dの切欠部12近傍の溝2(2a,2b)に温水配管3,4を引き通す必要があるため、基板A〜Cと基板D〜Fとを突き合わせた図8の状態に温水配管3,4の引き回し作業を行うことが必要となる。

先行技術

0027

特開2009−109132号公報

発明が解決しようとする課題

0028

本発明は、基板A〜C等の第1基板列と、基板D〜Fの列等の第2基板列とに対し、個別に温水配管を引き回して各基板の溝に温水配管を配置した後、第1基板列と第2基板列とを並列させて最終組み立てを行うことができる温水マットと、そのためのヘッダと、この温水マットの製作方法とを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0029

本発明の要旨は次の通りである。
[1]主配管からの流体を複数本の副配管に分配するためのヘッダであって、
第1長側辺、第2長側辺、第1短辺及び第2短辺を有した方形のボディー部と、
往側主配管及び戻側主配管が接続されるように該ボディー部の第1短辺からそれぞれ突設された往側主配管接続口及び主配管接続口と、
第1〜第4の副配管が接続されるように該ボディー部の該第1長側辺から突設された第1〜第4の副配管接続口と、
第5〜第8の副配管が接続されるように該ボディー部の第2長側辺から突設された第5〜第8の副配管接続口とを有し、
該第1〜第4の副配管接続口及び第5〜第8の副配管接続口は、それぞれ、前記第1短辺から第2短辺に向ってこの順に設けられているヘッダにおいて、
前記往側主配管接続口と前記第1副配管接続口及び第6副配管接続口とを連通する往側連通流路と、
前記戻側主配管接続口と前記第2副配管接続口及び第5副配管接続口とを連通する戻側連通流路と、
前記第3副配管接続口と第7副配管接続口とを連通する第1中継流路と、
前記第4副配管接続口と第8副配管接続口とを連通する第2中継流路と
を有することを特徴とするヘッダ。

0030

[2]主配管からの流体を複数本の副配管に分配するためのヘッダであって、
第1長側辺、第2長側辺、第1短辺及び第2短辺を有した方形のボディー部と、
往側主配管及び戻側主配管が接続されるように該ボディー部の第1短辺からそれぞれ突設された往側主配管接続口及び主配管接続口と、
第1〜第4の副配管が接続されるように該ボディー部の該第1長側辺から突設された第1〜第4の副配管接続口と、
第5〜第8の副配管が接続されるように該ボディー部の第2長側辺から突設された第5〜第8の副配管接続口とを有し、
該第1〜第4の副配管接続口及び第5〜第8の副配管接続口は、それぞれ、前記第1短辺から第2短辺に向ってこの順に設けられているヘッダにおいて、
前記往側主配管接続口と前記第1副配管接続口及び第2副配管接続口とを連通する往側連通流路と、
前記戻側主配管接続口と前記第5副配管接続口及び第6副配管接続口とを連通する戻側連通流路と、
前記第3副配管接続口と第7副配管接続口とを連通する第1中継流路と、
前記第4副配管接続口と第8副配管接続口とを連通する第2中継流路と
を有することを特徴とするヘッダ。

0031

[3] 板面に配管配設用の溝が設けられた略方形の基板を複数枚配列してなる第1基板列と、
板面に配管配設用の溝が設けられた略方形の基板を複数枚配列してなる第2基板列と、
該第2基板列の配列方向一端側の一端側基板に設けられたヘッダ配置用スペースと、
該ヘッダ配置用スペース内に配置された[1]又は[2]に記載のヘッダと、
一端が該ヘッダの前記第1副配管接続口に接続され、他端が前記第4副配管接続口に接続され、該一端側基板の該溝を通って前記第1基板列の各基板の該溝内に配置された第1温水配管と、
一端が該ヘッダの前記第2副配管接続口に接続され、他端が前記第3副配管接続口に接続され、該一端側基板の該溝を通って前記第1基板列の各基板の該溝内に配置された第2温水配管と、
一端が該ヘッダの前記第5副配管接続口に接続され、他端が前記第8副配管接続口に接続され、第2の基板列の各基板の該溝に配置された第3温水配管と、
一端が該ヘッダの前記第6副配管接続口に接続され、他端が前記第7副配管接続口に接続され、第2の基板列の各基板の該溝に配置された第4温水配管と
を備えた温水マット。

0032

[4] [3]に記載の温水マットを製作する方法であって、
前記第1基板列の溝に前記第1温水配管及び第2温水配管を配置し、この際、該第1温水配管及び第2温水配管の両端部をそれぞれ該第1基板列の配列方向一端側の基板から延出させる第1基板列への温水配管配置工程と、
前記第2基板の溝に前記第3温水配管及び第4温水配管を配置する第2基板列への温水配管配置工程と、
前記第1温水配管及び第2温水配管が配置された前記第1基板列と、第3温水配管及び第4温水配管が配置された前記第2基板列とを並置させる並置工程と、
前記第3温水配管の両端を前記第5及び第8副配管接続口に接続し、前記第4温水配管の両端を前記第6及び第7副配管接続口に接続する第3・第4温水配管接続工程と、
前記第1温水配管及び第2温水配管の前記第1基板から延出した部分を前記第2基板の溝に配置し、該第1温水配管の両端を前記第1及び第4副配管接続口に接続し、第2温水配管の両端を前記第2及び第4副配管接続口に接続する第1・第2温水配管接続工程と
を有する温水マットの製作方法。

0033

[5]主配管からの流体を複数本の副配管に分配するためのヘッダであって、
第1長側辺、第2長側辺、第1短辺及び第2短辺を有した方形のボディー部と、
往側主配管及び戻側主配管が接続されるように該ボディー部の第1短辺からそれぞれ突設された往側主配管接続口及び主配管接続口と、
第1〜第6の副配管が接続されるように該ボディー部の該第1長側辺から突設された第1〜第6の副配管接続口と、
第7〜第12の副配管が接続されるように該ボディー部の第2長側辺から突設された第7〜第12の副配管接続口とを有し、
該第1〜第6の副配管接続口及び第7〜第12の副配管接続口は、それぞれ、前記第1短辺から第2短辺に向ってこの順に設けられているヘッダにおいて、
前記往側主配管接続口と前記第1副配管接続口、第3副配管接続口及び第8副配管接続口とを連通する往側連通流路と、
前記戻側主配管接続口と前記第2副配管接続口、第7副配管接続口及び第9副配管接続口とを連通する戻側連通流路と、
前記第4副配管接続口と第10副配管接続口とを連通する第1中継流路と、
前記第5副配管接続口と第11副配管接続口とを連通する第2中継流路と、
前記第6副配管接続口と第12副配管接続口とを連通する第3中継流路と
を有することを特徴とするヘッダ。

0034

[6]主配管からの流体を複数本の副配管に分配するためのヘッダであって、
第1長側辺、第2長側辺、第1短辺及び第2短辺を有した方形のボディー部と、
往側主配管及び戻側主配管が接続されるように該ボディー部の第1短辺からそれぞれ突設された往側主配管接続口及び主配管接続口と、
第1〜第6の副配管が接続されるように該ボディー部の該第1長側辺から突設された第1〜第6の副配管接続口と、
第7〜第12の副配管が接続されるように該ボディー部の第2長側辺から突設された第7〜第12の副配管接続口とを有し、
該第1〜第6の副配管接続口及び第7〜第12の副配管接続口は、それぞれ、前記第1短辺から第2短辺に向ってこの順に設けられているヘッダにおいて、
前記往側主配管接続口と前記第1副配管接続口、第2副配管接続口及び第3副配管接続口とを連通する往側連通流路と、
前記戻側主配管接続口と前記第7副配管接続口、第8副配管接続口及び第9副配管接続口とを連通する戻側連通流路と、
前記第4副配管接続口と第10副配管接続口とを連通する第1中継流路と、
前記第5副配管接続口と第11副配管接続口とを連通する第2中継流路と、
前記第6副配管接続口と第12副配管接続口とを連通する第3中継流路と
を有することを特徴とするヘッダ。

0035

[7] 板面に配管配設用の溝が設けられた略方形の基板を複数枚配列してなる第1基板列と、
板面に配管配設用の溝が設けられた略方形の基板を複数枚配列してなる第2基板列と、
該第2基板列の配列方向一端側の一端側基板に設けられたヘッダ配置用スペースと、
該ヘッダ配置用スペース内に配置された[5]又は[6]に記載のヘッダと、
一端が該ヘッダの前記第1副配管接続口に接続され、他端が前記第6副配管接続口に接続され、該一端側基板の該溝を通って前記第1基板列の各基板の該溝内に配置された第1温水配管と、
一端が該ヘッダの前記第2副配管接続口に接続され、他端が前記第5副配管接続口に接続され、該一端側基板の該溝を通って前記第1基板列の各基板の該溝内に配置された第2温水配管と、
一端が該ヘッダの前記第3副配管接続口に接続され、他端が前記第4副配管接続口に接続され、該一端側基板の該溝を通って前記第1基板列の各基板の該溝内に配置された第3温水配管と、
一端が該ヘッダの前記第7副配管接続口に接続され、他端が前記第12副配管接続口に接続され、第2の基板列の各基板の該溝に配置された第4温水配管と、
一端が該ヘッダの前記第8副配管接続口に接続され、他端が前記第11副配管接続口に接続され、第2の基板列の各基板の該溝に配置された第5温水配管と、
一端が該ヘッダの前記第9副配管接続口に接続され、他端が前記第10副配管接続口に接続され、第2の基板列の各基板の該溝に配置された第6温水配管と
を備えた温水マット。

0036

[8] [7]に記載の温水マットを製作する方法であって、
前記第1基板列の溝に前記第1温水配管、第2温水配管及び第3温水配管を配置し、この際、該第1温水配管、第2温水配管及び第3温水配管の両端部をそれぞれ該第1基板列の配列方向一端側の基板から延出させる第1基板列への温水配管配置工程と、
前記第2基板の溝に前記第4温水配管、第5温水配管及び第6温水配管を配置する第2基板列への温水配管配置工程と、
前記第1温水配管〜第3温水配管が配置された前記第1基板列と、第4温水配管〜第6温水配管が配置された前記第2基板列とを並置させる並置工程と、
前記第4温水配管の両端を前記第7及び第12副配管接続口に接続し、前記第5温水配管の両端を前記第8及び第11副配管接続口に接続し、前記第6温水配管の両端を前記第9及び第10副配管接続口に接続する第4・第5・第6温水配管接続工程と、
前記第1温水配管、第2温水配管及び第3温水配管の前記第1基板から延出した部分を前記第2基板の溝に配置し、該第1温水配管の両端を前記第1及び第6副配管接続口に接続し、第2温水配管の両端を前記第2及び第5副配管接続口に接続し、前記第3温水配管の両端を前記第3及び第4副配管接続口に接続する第1・第2・第3温水配管接続工程と
を有する温水マットの製作方法。

発明の効果

0037

本発明のヘッダを用いた温水マットでは、第1基板列と第2基板列とを並置することなく、第1基板列に温水配管を配置する工程と、第2基板列に温水配管を配置する工程とを別々に行うことができる。このため、いずれの温水配管配置工程も容易に行うことができ、温水マットの製作効率が向上する。

図面の簡単な説明

0038

実施の形態に係る温水マットの平面図である。
実施の形態に係るヘッダの平面図である。
実施の形態に係る温水マットの温水配管の配置を示す模式図である。
実施の形態に係る温水マットの製作方法の説明図である。
従来の温水マットの平面図である。
図5のヘッダ部分の拡大図である。
図5のVII−VII線断面図である。
従来の温水マットの製作方法の説明図である。
実施の形態に係るヘッダの平面図である。
実施の形態に係る温水マットの平面図である。
実施の形態に係るヘッダの平面図である。
実施の形態に係る温水マットの平面図である。
実施の形態に係るヘッダの平面図である。
実施の形態に係るヘッダの平面図である。
実施の形態に係る温水マットの平面図である。

実施例

0039

以下、図面を参照して実施の形態について説明する。

0040

図1の通り、この温水マット1においても、図5の温水マット1’と同様に3枚の基板A〜Cによって第1基板列が構成され、3枚の基板D〜Fによって第2基板列が構成されている。温水マット1の基板A〜C,E,Fの構成は温水マット1’の基板A〜C,E,Fと同一である。各基板A〜Fの断面構成図7の通りである。

0041

温水マット1の基板Dは、温水マット1’の基板Dと、切欠部12の左辺及び右辺にそれぞれ4条の溝2とが臨んでいることを除いて同一である。

0042

即ち、図5,6の通り、温水マット1’の基板Dでは、切欠部12付近において切欠部12の奥辺と平行に2条の溝2(2a,2b)が左右方向に連続していたが、図1の温水マット1の基板Dでは、図3の通り、ヘッダ30の左側の副配管接続口33〜36の延長線が切欠部12の左辺と交わる位置にそれぞれ4条の溝2の端部が臨んでいる。また、ヘッダ30の右側の副配管接続口37〜40の延長が切欠部12の右辺と交わる位置にそれぞれ4条の溝2との端部が臨んでいる。

0043

ヘッダ30は、図2の通り、略長方形の盤状のボディー部41を備えている。該ボディー部41の1つの短辺から往側主配管接続口31と戻側主配管接続口32とが突設されている。

0044

また、左側の長側辺から副配管接続口33〜36が突設され、右側の長側辺から副配管接続口37〜40が突設されている。副配管接続口33〜36及び37〜40は、この順に、手前側(主配管接続口31,32側)から奥側に向って配列されている。

0045

この実施の形態では、往側主配管接続口31は、連通流路42,43によって副配管接続口33,38に連通している。戻側主配管接続口32は、連通流路44,45によって副配管接続口37,34に連通している。

0046

副配管接続口35,39同士は、中継流路47によって連通され、副配管接続口36,40同士は中継流路46によって連通している。中継流路46,47は、いずれもボディー部41の短辺と平行方向に延在している。

0047

図3に模式的に示される通り、この実施の形態では4本の温水配管3,4,8,9が設置されている。

0048

温水配管3は、基端が副配管接続口33に接続され、基板D,A,B,Cの順に溝2に配置され、基板CでUターンして基板B,A,Dの順に引き回され、末端が副配管接続口36に接続されている。副配管接続口33からの温水は、この順に流れ、次いで中継流路46を介して副配管接続口40に流れる。

0049

副配管接続口40には、温水配管8の先端が接続されている。温水配管8は基板D,E,Fの順に溝2に配置され、基板FでUターンして基板E,Dの順に引き回され、副配管接続口37に接続されている。副配管接続口40から温水配管8に送り出された温水は、上記の順に温水配管8を流れ、副配管接続口37に戻る。

0050

温水配管9は、基端が副配管接続口38に接続され、基板D,E,Fの順に溝2に配置され、基板FでUターンして基板E,Fの順に引き回され、末端が副配管接続口39に接続されている。副配管接続口38からの温水は、この順に流れ、次いで中継流路47を介して副配管接続口35に流れる。

0051

副配管接続口35には、温水配管4の先端が接続されている。温水配管4は基板D,A,B,Cの順に溝2に配置され、基板CでUターンして基板B,A,Dの順に引き回され、副配管接続口34に接続されている。副配管接続口35から温水配管4に送り出された温水は、上記の順に温水配管4を流れ、副配管接続口34に戻る。

0052

この温水マット1では、副配管接続口33から送出された温水が温水配管3、中継流路46、温水配管8の順にすべての基板A〜Fにわたって流れる。また、副配管接続口38から送出された温水が温水配管9、中継流路47、温水配管4の順にすべての基板A〜Fにわたって流れる。このように温水が流れる流路長配管長さ)が大きいので、流れる温水に与えられる圧損が適切となり、温水配管3,4,8,9に過剰量の温水が流れることが防止される。

0053

また、この実施の形態では、温水配管3,8を流れる温水は、先に基板A〜Cを流れ、その後基板D〜Fを流れると共に、温水配管9,4を流れる温水は、先に基板D〜Fを流れ、その後、基板A〜Cを流れる。このように温水の流れる順番が温水配管3,8と温水配管9,4とで逆であるので、基板A〜Cと基板D〜Fとが略均等に加温される。

0054

この温水マット1を製作するには、図4の通り、基板A,B,Cを突き合わせ、温水配管3,4を各基板の溝2に配置しておく。この際、温水配管3,4の両端を基板Aの溝2からそれぞれ所定長さ(ヘッダ30の副配管接続口に到達する長さ)だけ延出させておく。

0055

また、基板D,E,Fを突き合わせ、温水配管8,9を各基板の溝2に配置し、温水配管8の両端を副配管接続口37,40に接続し、温水配管9の両端を副配管接続口38,39に接続しておく。基板Dにあっては、最左側の4条の溝2には温水配管3,4がまだ配置されていない。

0056

しかる後、基板A〜Cの列と基板D〜Fの列とを並置して突き合わせる。次いで、基板Aから延出した温水配管3,4の延出部分を基板Dの最左側の4条の溝2にそれぞれ配置し、温水配管3の両端を副配管接続口33,36に接続し、温水配管4の両端を副配管接続口34,35に接続する。

0057

このように、この温水マット1の製作方法にあっては、基板A〜Cへの温水配管3,4の配置工程と、基板D〜Fへの温水配管8,9の配置工程とを、別々に行うことができる。

0058

基板A〜Cの長手幅W1及び基板D〜Fの長手幅W2は、両者の合計幅W1+W2に比べて約半分程度である。そのため、基板A〜C列の手前側又は奥側の一方に1名の作業者が位置して温水配管3,4の配置作業を行うことができる。基板D〜F列についても同様に1名の作業者で温水配管8,9の配置作業を行うことができる。基板A〜C列と基板D〜F列とを突き合わせた後に温水配管3,4の延出部分の溝2への配置作業も1名の作業者で容易に行うことができる。

0059

従って、この温水マット1の製作作業は容易であり、温水マットの生産効率が向上する。

0060

上記実施の形態では、基板A〜C列、D〜F列はそれぞれ3枚の基板よりなるものであるが、2枚又は4枚以上の基板で各基板列が構成されてもよい。

0061

ヘッダ30の別例を図9に示す。このヘッダ30Aは、往側主配管接続口31が連通流路50,51によって左側の副配管接続口33,34に連通し、戻側主配管接続口32が連通流路52,53によって右側の副配管接続口37,38に連通している。副配管接続口35,39同士及び副配管接続口36,40同士は、図2のヘッダ30と同様に、中継流路46,47により連通している。

0062

図10は、このヘッダ30Aを用いた場合の温水配管引き回し及び温水の流れを説明する模式図である。この温水マットでは、副配管接続口33,34から温水配管3,4に送出された温水がいずれも基板A,B,C,B,Aの順に流れ、その後、温水配管8,9を基板D,E,F,E,Dの順に流れるので、基板A〜Cに比較的高温の温水が先に流れ、基板D〜Fにはそれよりも降温した温水が流れる。従って、基板A〜Cの方が基板D〜Fよりも加温温度が高くなる。

0063

上記ヘッダ30Aでは、中継流路46,47は平行となっているが、図11のヘッダ30Bの通り、中継流路56によって副配管接続口36,39を連通させ、中継流路57によって副配管接続口35,40を連通させるようにしてもよい。この場合も、図10と同様に温水配管3,4,8,9が各副配管接続口に接続されて温水マットが構成される。

0064

上記実施の形態では、温水配管は4回路(温水配管3,4,8,9)設けられているが、6回路設けられてもよい。かかる温水マットの一例を図12に示し、この温水マットに用いられるヘッダ60を図13に示す。

0065

図12の通り、この温水マットにおいても、3枚の基板A〜Cによって第1基板列が構成され、3枚の基板D〜Fによって第2基板列が構成されている。基板A〜C,E,Fの構成は温水配管用の溝の数が多いことを除いて上記実施の形態と同一である。

0066

ヘッダ60は、図13の通り、略長方形の盤状のボディー部60Mを備えている。該ボディー部60Mの1つの短辺から往側主配管接続口61と戻側主配管接続口61rとが突設されている。

0067

また、左側の長側辺から副配管接続口71〜76が突設され、右側の長側辺から副配管接続口77〜82が突設されている。副配管接続口71〜76及び77〜82は、この順に、手前側(主配管接続口61,61r側)から奥側に向って配列されている。

0068

この実施の形態では、往側主配管接続口61は、連通流路62,63,64によって副配管接続口71,73,78に連通している。戻側主配管接続口61rは、連通流路65,66,67によって副配管接続口72,77,79に連通している。

0069

副配管接続口74,80同士は、中継流路68によって連通され、副配管接続口75,81同士は中継流路69によって連通している。副配管接続口76,82同士は中継流路70によって連通されている。中継流路68,69,70は、いずれもボディー部60Mの短辺と平行方向に延在している。

0070

図12に模式的に示される通り、この実施の形態では6本の温水配管91〜96が設置されている。

0071

温水配管91は、基端が副配管接続口71に接続され、基板D,A,B,Cの順に溝2に配置され、基板CでUターンして基板B,A,Dの順に引き回され、末端が副配管接続口76に接続されている。副配管接続口33からの温水は、この順に流れ、次いで中継流路70を介して副配管接続口82に流れる。

0072

副配管接続口82には、温水配管94の先端が接続されている。温水配管94は基板D,E,Fの順に溝2に配置され、基板FでUターンして基板E,Dの順に引き回され、副配管接続口77に接続されている。副配管接続口82から温水配管94に送り出された温水は、上記の順に温水配管94を流れ、副配管接続口77に戻る。

0073

温水配管95は、基端が副配管接続口78に接続され、基板D,E,Fの順に溝2に配置され、基板FでUターンして基板E,Fの順に引き回され、末端が副配管接続口81に接続されている。副配管接続口78からの温水は、この順に流れ、次いで中継流路69を介して副配管接続口75に流れる。

0074

副配管接続口75には、温水配管92の先端が接続されている。温水配管92は基板D,A,B,Cの順に溝2に配置され、基板CでUターンして基板B,A,Dの順に引き回され、副配管接続口72に接続されている。副配管接続口75から温水配管72に送り出された温水は、上記の順に温水配管72を流れ、副配管接続口72に戻る。

0075

温水配管93は、基端が副配管接続口73に接続され、基板D,A,B,Cの順に溝2に配置され、基板CでUターンして基板B,A,Dの順に引き回され、末端が副配管接続口74に接続されている。副配管接続口73からの温水は、この順に流れ、次いで中継流路68を介して副配管接続口80に流れる。

0076

副配管接続口80には、温水配管96の先端が接続されている。温水配管96は基板D,E,Fの順に溝2に配置され、基板FでUターンして基板E,Dの順に引き回され、副配管接続口79に接続されている。副配管接続口80から温水配管96に送り出された温水は、上記の順に温水配管96を流れ、副配管接続口79に戻る。

0077

この温水マット1では、副配管接続口71又は73から送出された温水が温水配管91又は93、中継流路70又は68、温水配管94又は96の順にすべての基板A〜Fにわたって流れる。また、副配管接続口78から送出された温水が温水配管95、中継流路69、温水配管92の順にすべての基板A〜Fにわたって流れる。このように温水が流れる流路長(配管長さ)が大きいので、流れる温水に与えられる圧損が適切となり、温水配管91〜96に過剰量の温水が流れることが防止される。

0078

また、この実施の形態では、温水配管91,93,94,96を流れる温水は、先に基板A〜Cを流れ、その後基板D〜Fを流れると共に、温水配管92,95を流れる温水は、先に基板D〜Fを流れ、その後、基板A〜Cを流れる。このように温水の流れる順番が温水配管91,93,94,96と温水配管92,95とで逆であるので、基板A〜Cと基板D〜Fとが略均等に加温される。

0079

図12の温水マットを製作する場合も、前記図4の通り、基板A,B,Cを突き合わせ、温水配管91〜93を各基板の溝2に配置しておく。この際、温水配管91〜93の両端を基板Aの溝2からそれぞれ所定長さ(ヘッダ60の副配管接続口に到達する長さ)だけ延出させておく。

0080

また、基板D,E,Fを突き合わせ、温水配管94〜96を各基板の溝2に配置し、温水配管94の両端を副配管接続口77,82に接続し、温水配管95の両端を副配管接続口78,81に接続し、温水配管96の両端を副配管接続口79,80に接続しておく。基板Dにあっては、最左側の6条の溝2には温水配管3,4がまだ配置されていない。

0081

しかる後、基板A〜Cの列と基板D〜Fの列とを並置して突き合わせる。次いで、基板Aから延出した温水配管91〜93の延出部分を基板Dの最左側の6条の溝2にそれぞれ配置し、温水配管91の両端を副配管接続口71,76に接続し、温水配管92の両端を副配管接続口72,75に接続し、温水配管93の両端を副配管接続口73,74に接続する。

0082

このように、基板A〜Cへの温水配管91〜93の配置工程と、基板D〜Fへの温水配管94〜96の配置工程とを、別々に行うことができる。

0083

ヘッダ60の別例を図14に示す。このヘッダ60Aは、往側主配管接続口61が連通流路61a,61b,61cによって左側の副配管接続口71,72,73に連通し、戻側主配管接続口61rが連通流路62a,62b,62cによって右側の副配管接続口77,78,79に連通している。副配管接続口74,80同士、副配管接続口75,81同士及び副配管接続口76,82同士は、図13のヘッダ60と同様に、中継流路68,69,70により連通している。

0084

図15は、このヘッダ60Aを用いた場合の温水配管引き回し及び温水の流れを説明する模式図である。この温水マットでは、副配管接続口71〜73から温水配管91〜93に送出された温水がいずれも基板A,B,C,B,Aの順に流れ、その後、温水配管94〜96を基板D,E,F,E,Dの順に流れるので、基板A〜Cに比較的高温の温水が先に流れ、基板D〜Fにはそれよりも降温した温水が流れる。従って、基板A〜Cの方が基板D〜Fよりも加温温度が高くなる。

0085

上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は上記以外の形態とされてもよい。例えば、上記実施の形態では、最左端側の基板Dにヘッダが配置されているが、最右端側の基板Fにヘッダが配置されてもよい。

0086

1,1’温水マット
2 溝
3,4,8,9,91〜96温水配管
20,30,30A,30B,60ヘッダ
21,22,31,32,61,61r主配管接続口
23〜26,31〜40,71〜82副配管接続口
41,60Mボディー部
46,47,56,57,68〜70中継流路
42〜45,51〜54,62〜67 連通流路

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