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技術 車両用表示装置

出願人 株式会社デンソー
発明者 藤田克己
出願日 2019年12月25日 (1年11ヶ月経過) 出願番号 2019-235205
公開日 2020年5月14日 (1年6ヶ月経過) 公開番号 2020-073374
状態 特許登録済
技術分野 測定値の指示 車両用電気・流体回路 駆動装置の関連制御、車両の運動制御 計器板
主要キーワード 画像指標 電子ミラー 一部範囲 手動運転モード 視界補助 実体物 表示規制 自動運転装置
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (9)

課題

自動運転機能の作動時における視認性を高めた車両用表示装置を提供する。

解決手段

車両用表示装置は、自動運転機能を備える車両において、画像表示部10を用いて車両の状態を表示する。車両用表示装置は、指示位置を移動可能に設けられた画像指針40と、画像指針40に指示されることにより、車両の状態を表示する画像指標50と、を備える。車両用表示装置は、運転者主体的に運転操作を行なう第1状態と、車両が運転操作を代行する範囲が第1状態よりも広い第2状態との間で、画像指針40及び画像指標50による表示の形態を切り替え表示切替部と、第2状態の表示の形態において、画像表示部10のうち画像指針40の指示位置を含むように設定された近傍領域NDにて画像指標50を表示し、画像表示部10のうち近傍領域ND以外の領域にて画像指標50の表示を近傍領域NDよりも相対的に規制する表示規制部と、を備える。

概要

背景

従来、自動運転機能を備える車両において、当該車両の状態を表示する車両用表示装置が知られている。特許文献1に開示の装置は、指示位置を移動可能に設けられた指針と、当該指針に指示されることにより、車両の状態を表示する指標と、を備えている。

さらにこの装置は、運転者主体的に運転操作を行なう第1状態と、車両が運転操作を代行する範囲が第1状態よりも広い第2状態との間で、表示の形態を切り替え切替部を有している。具体的に、第2状態として、ACCアダプティブクルーズコントロール)が作動している状態において、ACCの作動範囲を示す画像が指標に重なって表示される。また、第2状態として、自動運転システムが作動した場合に、例えば自動運転システムが正常に作動していることを示す画像を車両の天井面に投影する。

こうした構成により、より多くの情報が同時に表示できるようになっている。

概要

自動運転機能の作動時における視認性を高めた車両用表示装置を提供する。車両用表示装置は、自動運転機能を備える車両において、画像表示部10を用いて車両の状態を表示する。車両用表示装置は、指示位置を移動可能に設けられた画像指針40と、画像指針40に指示されることにより、車両の状態を表示する画像指標50と、を備える。車両用表示装置は、運転者が主体的に運転操作を行なう第1状態と、車両が運転操作を代行する範囲が第1状態よりも広い第2状態との間で、画像指針40及び画像指標50による表示の形態を切り替える表示切替部と、第2状態の表示の形態において、画像表示部10のうち画像指針40の指示位置を含むように設定された近傍領域NDにて画像指標50を表示し、画像表示部10のうち近傍領域ND以外の領域にて画像指標50の表示を近傍領域NDよりも相対的に規制する表示規制部と、を備える。

目的

本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、指針及び指標による表示を簡略化することにより、自動運転機能の作動時における視認性を高めた車両用表示装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

運転操作のうち少なくとも一部範囲運転者から代行可能な自動運転機能を備える車両(1)において、表示部(10)を用いて前記車両の状態を表示する車両用表示装置であって、前記表示部が表示する画像として、又は、実体物として、指示位置を移動可能に設けられた指針(40)と、前記画像として、又は、実体物として設けられ、前記指針に指示されることにより、前記車両の状態を表示する指標(50)と、前記運転者が主体的に運転操作を行なう第1状態と、前記車両が前記運転操作を代行する範囲が前記第1状態よりも広い第2状態との間で、前記指針及び前記指標による表示の形態を切り替え表示切替部(24)と、前記第2状態の前記表示の形態において、前記表示部のうち前記指針の指示位置を含むように設定された近傍領域(ND)にて前記指標を表示し、前記表示部のうち前記近傍領域以外の領域にて前記指標の表示を前記近傍領域よりも相対的に規制する表示規制部(28)と、を備える車両用表示装置。

請求項2

前記表示規制部は、前記第2状態の前記表示の形態において、前記近傍領域以外の領域にて前記指標を非表示とする請求項1に記載の車両用表示装置。

請求項3

前記近傍領域は、前記指示位置の移動に応じて変動する請求項1又は2に記載の車両用表示装置。

請求項4

前記指標は、所定の間隔を隔てて配置された複数の主指標(52)と、前記複数の主指標の間に配置され、前記主指標を補完する副指標(54)とを、含み、前記近傍領域は、少なくとも、前記指示位置を挟む2つの前記主指標と、前記2つの主指標との間の副指標とを含む領域として設定されている請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用表示装置。

請求項5

各前記主指標は、文字により前記車両の状態を表す文字指標(52b)を含む請求項4に記載の車両用表示装置。

技術分野

0001

本発明は、運転操作のうち少なくとも一部範囲運転者から代行可能な自動運転機能を備える車両において、表示部を用いて車両の状態を表示する車両用表示装置に関する。

背景技術

0002

従来、自動運転機能を備える車両において、当該車両の状態を表示する車両用表示装置が知られている。特許文献1に開示の装置は、指示位置を移動可能に設けられた指針と、当該指針に指示されることにより、車両の状態を表示する指標と、を備えている。

0003

さらにこの装置は、運転者が主体的に運転操作を行なう第1状態と、車両が運転操作を代行する範囲が第1状態よりも広い第2状態との間で、表示の形態を切り替え切替部を有している。具体的に、第2状態として、ACCアダプティブクルーズコントロール)が作動している状態において、ACCの作動範囲を示す画像が指標に重なって表示される。また、第2状態として、自動運転システムが作動した場合に、例えば自動運転システムが正常に作動していることを示す画像を車両の天井面に投影する。

0004

こうした構成により、より多くの情報が同時に表示できるようになっている。

先行技術

0005

特開2016−53622号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、上述の特許文献1の装置では、第2状態において、指針及び指標による表示の形態は、第1状態に対して切り替わらない。したがって、例えば運転者等の視認者が車両の状態を詳細に把握する必要性が低下している第2状態において、上述の画像が追加される分、第1状態よりもより多くの情報が同時に表示されてしまうため、却って表示の視認性が悪化するものとなっていた。

0007

本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、指針及び指標による表示を簡略化することにより、自動運転機能の作動時における視認性を高めた車両用表示装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、運転操作のうち少なくとも一部範囲を運転者から代行可能な自動運転機能を備える車両(1)において、表示部(10)を用いて車両の状態を表示する車両用表示装置であって、
表示部が表示する画像として、又は、実体物として、指示位置を移動可能に設けられた指針(40)と、
画像として、又は、実体物として設けられ、指針に指示されることにより、車両の状態を表示する指標(50)と、
運転者が主体的に運転操作を行なう第1状態と、車両が運転操作を代行する範囲が第1状態よりも広い第2状態との間で、指針及び指標による表示の形態を切り替える表示切替部(24)と、
第2状態の表示の形態において、表示部のうち指針の指示位置を含むように設定された近傍領域(ND)にて指標を表示し、表示部のうち近傍領域以外の領域にて指標の表示を近傍領域よりも相対的に規制する表示規制部(28)と、を備える。

0009

このような発明によると、車両が運転操作を代行する範囲が第1状態よりも広い第2状態において、指標は、画像表示部のうち指針の指示位置を含む近傍領域にて表示される。これと共に、指標の表示は、画像表示部のうち近傍領域以外の領域にて近傍領域よりも、相対的に規制されている。したがって、第1状態よりも運転者が車両の状態を詳細に把握する必要性が低下している第2状態において、指針及び指標による表示が簡略化されるように、第1状態と第2状態との間で表示の形態が切り替わることとなる。こうした第2状態における表示では、近傍領域での指針の指示位置と指標との関係から車両の状態を認識させることは可能としつつも、指標のうち必要性が低い箇所を誤って注視させてしまうことを抑制できる。故に、自動運転機能の作動時である第2状態にて、表示の視認性が高まるのである。

0010

なお、括弧内の符号は、記載内容の理解を容易にすべく、後述する実施形態において対応する構成を例示するものに留まり、発明の内容を限定することを意図したものではない。

図面の簡単な説明

0011

一実施形態における車両用表示装置等の概略構成を示すブロック図である。
一実施形態における車両用表示装置の正面図であって、手動運転用表示を示している。
一実施形態における車両用表示装置の正面図であって、他車両が車両の左側に接近している場合の表示を示している。
一実施形態における車両用表示装置の正面図であって、他車両が車両の右側に接近している場合の表示を示している。
一実施形態における車両用表示装置の正面図であって、自動運転用表示を示している。
一実施形態における車両用表示装置の正面図であって、緊急表示を示している。
一実施形態の車両用表示装置によるフローチャートである。
変形例6における図5に対応する図である。

実施例

0012

以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。

0013

本発明の一実施形態における車両用表示装置100は、車両1に搭載され、乗員が着座する座席とは対向するインストルメントパネルに設置されている。車両用表示装置100は、画像表示部10を用いて視認側へ向けて画像を表示する。これにより、車両用表示装置100に対して視認側に位置する乗員は、表示される情報を知覚することができる。表示される情報としては、車両1の速度、エンジン回転数燃料残量、燃料残量、バッテリ残量エンジン冷却水水温シフトレンジ等の車両1の状態、及び道路情報視界補助情報、電子メール等の各種情報を採用することができる。

0014

車両用表示装置100が搭載される車両1は、図1に示すように、運転操作のうち少なくとも一部範囲を乗員としての運転者から代行可能な自動運転機能を備えている。より詳細に、車両1に搭載された自動運転装置3により、自動運転機能が実現されている。自動運転装置3は、少なくとも1つのプロセッサメモリ入出力インターフェース等が基板上に実装された電子回路を主体として構成されている。プロセッサは、例えばメモリに記憶されているコンピュータプログラムを実行することで、各種処理を実施可能となっている。また、自動運転装置3は、入出力インターフェースを通じて、車両1の周辺監視し、車両1の周囲を走行する他車両の相対的な位置情報を検出する周辺監視装置5、車両1において乗員により各種設定が入力される設定スイッチ7、及び車両用表示装置100等と通信可能となっている。

0015

自動運転装置3は、このような電子回路により構築されている機能ブロックとして、代行範囲設定部3a及び自動運転制御部3bを備えている。

0016

代行範囲設定部3aは、自動運転装置3が車両1の運転者から代行して運転操作を行なう代行範囲を設定する機能ブロックである。より詳細に、代行範囲設定部3aは、例えば周辺監視装置5から取得した他車両の位置情報、車両1の周囲の道路形状の情報、及び設定スイッチ7からの入力信号等に基づいて、上述の運転操作を代行する代行範囲を設定する。

0017

特に本実施形態の代行範囲設定部3aは、第1状態としての手動運転モードと、第1状態よりも代行範囲が広い第2状態としての自動運転モードとを切り替えるようになっている。手動運転モードでは、車両1の運転操作のうちの殆どの運転操作の権限が運転者に移譲された状態となり、運転者が主体的に運転操作を行なう。一方、自動運転モードでは、車両1の運転操作のうち殆どの運転操作の権限が自動運転制御部3bに移譲された状態となり、自動運転制御部3bが主体的に運転操作を行なう。

0018

ここで、代行範囲設定部3aは、設定スイッチ7により手動運転モードが設定された場合には、代行範囲を手動運転モードに対応した範囲に設定する。一方、設定スイッチ7により自動運転モードが設定された場合には、代行範囲設定部3aは、基本的に代行範囲を自動運転モードに対応した範囲に設定するが、自動運転制御部3bによる自動運転が困難又は不可能な状況もある。こうした状況下では、代行範囲設定部3aは、例外的に代行範囲を手動運転モードに対応した範囲に設定する。

0019

したがって、自動運転モードのとき、運転者は、手動運転モードのときよりは車両1の状態を詳細に把握する必要性がないが、自動運転制御部3bによる自動運転が突発的に不可能となる上述の状況に備えて、待機する必要がある。

0020

自動運転制御部3bは、自動運転機能を実現する機能ブロックである。より詳細に、自動運転制御部3bは、運転操作のうち、代行範囲設定部3aが設定した代行範囲について、上述の他車両の相対的な位置情報、上述の道路形状の情報等に基づいて最適な運転操作を導出し、車両1に搭載された車両挙動制御装置連携することで当該車両1の挙動を制御する。こうして、車両1が運転操作を代行することが可能となるのである。

0021

車両用表示装置100は、こうした自動運転装置3と連携して、表示を行なうことが可能となっている。車両用表示装置100は、画像表示部10及び画像制御部20を備えている。

0022

本実施形態の画像表示部10は、液晶パネル12及びバックライト14を有している。液晶パネル12としては、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、TFT)を用いた透過型の液晶パネル12であって、2次元方向に配列された複数の液晶画素により形成されたアクティブマトリクス型の液晶パネルが採用されている。バックライト14から発せられ、液晶パネル12に背面側から入射した光の透過率が、液晶画素毎に画像制御部20を通じて制御されることで、液晶パネル12は、表示面12aにより視認側へ画像を表示することができる。なお、画像表示部10として、有機ELディスプレイ等が採用されてもよい。

0023

画像制御部20は、画像表示部10の液晶パネル12に表示される画像を制御する。より詳細に、画像制御部20は、少なくとも1つのプロセッサ、メモリ、入出力インターフェース等が基板上に実装された電子回路を主体として構成されている。プロセッサは、例えばメモリに記憶されているコンピュータプログラムを実行することで、各種処理を実施可能となっている。

0024

画像制御部20は、このような電子回路により構築されている機能ブロックとして、自動運転判別部22、表示切替部24、接近表示制御部26、表示規制部28、及び緊急表示制御部30を有している。

0025

自動運転判別部22は、現在、自動運転機能がどのモードであるかを判別するための機能ブロックである。より詳細に、自動運転判別部22は、現在のモードが手動運転モードであるか自動運転モードであるかを自動運転装置3から取得することで、モードを判別する。

0026

表示切替部24は、自動運転判別部22が判別したモードに応じて、画像表示部10が表示する画像において、表示の形態を切り替えるようになっている。

0027

ここで、画像表示部10が表示する画像における表示の形態について、具体的に説明する。まず、手動運転モードでは、図2に示すように、画像として、表示面12aの左側に配置された左メータ画像ILM、表示面12aの右側に配置された右メータ画像IRM、両メータ画像ILM,IRMの間に配置された情報画像II等が表示されている。

0028

左メータ画像ILMは、車両1の状態として、車両1の速度を表示している。詳細に、左メータ画像ILMは、画像指針40及び画像指標50を含んでいる。画像指針40は、画像指標50を指示する画像であって、指示位置を移動可能に設けられている。画像指標50は、画像指針40に指示されることにより、車両1の速度を表示する画像である。

0029

画像指標50は、複数の画像主指標52及び複数の画像副指標54を含んでいる。画像主指標52は、互いに所定の間隔を隔てて配置されている。各画像主指標52は、画像主目盛52a及び画像文字指標52bを含み、画像主目盛52aと画像文字指標52bが対をなすことで構成されている。画像文字指標52bは、文字としての数字により車両1の速度を表しており、画像主指標52毎に、20km/hだけ異なる数字となっている。画像副指標54は、隣同士の画像主指標52の間に配置され、画像主目盛52aを補完する画像副目盛54aを含んでいる。

0030

こうした左メータ画像ILMの内周部には、車両の速度をデジタル表示するデジタル表示画像Idが配置されている。

0031

右メータ画像IRMは、車両1の状態として、エンジン回転数を表示している。詳細に、右メータ画像IRMは、右メータ画像IRMと同様の画像指針40及び画像指標50を含んでいる。ただし、右メータ画像IRMにおける画像文字指標52bは、文字としての数字によりエンジン回転数を表しており、画像主指標52毎に、1×1000r/minだけ異なる数字となっている。こうした右メータ画像IRMの内周部には、シフトレンジの状態をデジタル表示するデジタル表示画像Idが配置されている。

0032

情報画像IIは、ナビゲーション画像II1及びプレート画像II2を含んでいる。ナビゲーション画像II1は、表示面12aの中央部に配置され、車両1が目的地へ到達するための推奨経路を表示している。プレート画像II2は、ナビゲーション画像II1よりも上部に配置され、車両1が現在走行している場所の地名、天候気温、及び現在時刻を表示している。

0033

その他、情報画像IIより下部には、オドメータ、燃料残量等が画像として表示されている。

0034

手動運転モードにおいて、周辺監視装置5から取得した他車両の位置情報により、他車両が車両1に接近していると判定された場合には、図3,4に示すように、接近表示制御部26は、情報画像II及び両メータ画像ILM,IRMの内周部の表示を変更するようになっている。

0035

具体的に、接近表示制御部26は、情報画像IIのうちナビゲーション画像II1を、車両俯瞰画像II3に変更する。車両俯瞰画像II3は、車両1を上方かつ後方から俯瞰したように表示している画像であって、当該車両1を中心として、車両1が現在走行している道路及び当該道路に走行する他車両を同時に表示している。

0036

そして、接近表示制御部26は、車両1が現在走行している車線の左隣りの車線に他車両が存在している場合には、左メータ画像ILMの内周部における画像を、電子ミラー画像Iemに変更する(図3参照)。電子ミラー画像Iemは、従来のバックミラーに相当する画像であって、左隣りの車線の他車両を前方から表示した画像となっている。同様に、接近表示制御部26は、車両1が現在走行している車線の右隣りの車線に他車両が存在している場合には、右メータ画像IRMの内周部における画像を、電子ミラー画像Iemに変更する(図4参照)。

0037

他方、自動運転モードでも、画像表示部10が表示する画像における表示の形態として、図5に示すように、表示面12aの左側に配置された左メータ画像ILM、表示面12aの右側に配置された右メータ画像IRM、両メータ画像ILM,IRMの間に配置された情報画像II等が表示されている。ただし、自動運転モードの表示の形態では、表示規制部28が、両メータ画像ILM,IRMにおける画像指標の表示を規制する。両メータ画像ILM,IRMにおける規制は、各々同様に実施されるので、以下では、左メータ画像ILMについて代表して説明する。

0038

具体的に、表示規制部28は、画像表示部10の表示面12aのうち画像指針40の指示位置を含むように設定された近傍領域NDにて画像指標を表示する。その一方、表示規制部28は、画像表示部10のうち近傍領域ND以外の領域にて画像指標の表示を、近傍領域NDよりも相対的に規制する。特に本実施形態では、表示規制部28は、近傍領域ND以外の領域にて画像指標50を非表示とする。

0039

左メータ画像ILMにおいて、画像指針40は、手動運転モードの場合と同様に、車両1の速度の変化に応じて、指示位置が移動する。したがって、近傍領域NDは、こうした指示位置の移動に応じて変動するようになっている。

0040

近傍領域NDは、少なくとも、指示位置を挟む2つの画像主指標52と、2つの画像主指標52との間の画像副指標54とを含む領域として設定されている。画像主指標52に含まれる2つの画像文字指標52bが指示位置を挟むように表示されていないと、乗員が指示位置における画像指標50が示す表示値を把握し難くなってしまうからである。そして、指示位置が画像主指標52の位置と重なる場合には、近傍領域NDは、少なくとも、当該重なった画像主指標52と、さらに当該重なった画像主指標52を挟む2つの画像主指標52を含む領域として設定されることが好ましい。

0041

なお、左メータ画像ILMにおける近傍領域NDは、3〜4の画像主指標52を含む領域として設定され、右メータ画像IRMにおける近傍領域NDは、2〜3の画像主指標52を含む領域として設定されている。

0042

また、プレート画像II2には、自動運転中であることを示す“AUTO DRIVE”の表示がなされている。両メータ画像ILM,IRMの内周部には、デジタル表示画像Idに代えて、通信状態を示す画像II4及びオーディオ機器作動状態を示す画像II5が表示されている。

0043

自動運転モード中において、現在車両1が走行している車線の前方に障害物が存在する場合、又は、周辺監視装置5から取得した他車両の位置情報により、他車両が車両1に衝突する恐れがあると判定された場合には、自動運転制御部3bによる自動運転が困難又は不可能な状況として、代行範囲設定部3aが自動運転モードを解除し、手動運転モードへと移行させる。こうした自動運転モードの解除と同時に、緊急表示制御部30は、表示の形態を変更するようになっている。

0044

具体的に図6に示すように、緊急表示制御部30は、表示規制部28による画像指標50の表示の規制を解除する。これと同時に、緊急表示制御部30は、両メータ画像ILM,IRMの間に、緊急表示画像Irを表示する。緊急表示画像Irは、赤色の背景に、例えば“BREAK”の文字を表示した画像となっている。緊急表示画像Irが表示されることで、緊急表示制御部30は、突発的に自動運転が解除されたことを、運転者に通知するのである。なお、図6において赤色に表示される部分は、ドットハッチングにより示されている。またなお、こうした緊急表示と音声を併用して、自動運転が解除されたことを、運転者に通知することがより好ましい。

0045

このような画像制御部により実行される処理を、図7のフローチャートに基づいて説明する。図7一連の処理は、所定の契機毎に実行される。

0046

テップS10では、自動運転判別部22は、現在自動運転モードであるか否かを判別する。モードが自動運転モードでない場合(すなわち手動運転モードである場合)、ステップS20へ移る。モードが自動運転モードである場合、ステップS30へ移る。

0047

モードが自動運転モードでない場合のステップS20では、接近表示制御部26は、他車両が車両1に接近しているか否かを判定する。ステップS20において否定判定が下された場合、ステップS21へ移る。ステップS20において肯定判定が下された場合、ステップS22へ移る。

0048

ステップS21では、表示切替部24は、表示の形態を図2に示すような手動運転用表示に切り替える。ステップS21を以って一連の処理を終了する。

0049

ステップS22では、表示切替部24は、表示の形態を図3,4に示すような接近表示に切り替える。ステップS22を以って一連の処理を終了する。

0050

モードが自動運転モードである場合のステップS30では、表示切替部24は、表示の形態を図5に示すような自動運転用表示に切り替える。自動運転用表示において、表示規制部28が上述のように指標の表示を規制するのである。その後、ステップS31へ移る。

0051

ステップS31では、緊急表示制御部30は、現在車両1が自動運転不可能な状況であるか否かを判定する。ステップS31において否定判定が下された場合、ステップS32へ移る。ステップS31において肯定判定が下された場合、ステップS33へ移る。

0052

ステップS32では、そのまま自動運転用表示が継続される。ステップS32を以って一連の処理を終了する。

0053

ステップS32では、緊急表示制御部30は、代行範囲設定部3aの自動運転モードの解除と同時に、図6のような緊急表示を行なう。ステップS33を以って一連の処理を終了する。

0054

作用効果
以上説明した本実施形態の作用効果を以下に説明する。

0055

本実施形態によると、車両1が運転操作を代行する範囲が第1状態よりも広い第2状態において、指標としての画像指標50は、表示部としての画像表示部10のうち指針としての画像指針40の指示位置を含む近傍領域NDにて表示される。これと共に、画像指標50の表示は、画像表示部10のうち近傍領域ND以外の領域にて近傍領域NDよりも、相対的に規制されている。したがって、第1状態よりも運転者が車両1の状態を詳細に把握する必要性が低下している第2状態において、画像指針40及び画像指標50による表示が簡略化されるように、第1状態と第2状態との間で表示の形態が切り替わることとなる。こうした第2状態における表示では、近傍領域NDでの画像指針40の指示位置と画像指標50との関係から車両の状態を認識させることは可能としつつも、画像指標50のうち必要性が低い箇所を誤って注視させてしまうことを抑制できる。故に、自動運転機能の作動時である第2状態にて、表示の視認性が高まるのである。

0056

また、本実施形態によると、第2状態の表示の形態において、画像指標50は、近傍領域ND以外の領域にて非表示となる。このようにすると、画像指標50のうち必要性が低い箇所を誤って注視させてしまうことが実質的に無くなるので、自動運転機能の作動時である第2状態にて、表示の視認性が高まる。

0057

また、本実施形態によると、近傍領域NDが指示位置の移動に応じて変動するので、指示位置が移動しても確実に近傍領域NDにて画像指標50が表示されることとなる。したがって、第2状態においても車両1の状態を確実に認識させることができる。

0058

また、本実施形態によると、近傍領域NDは、少なくとも、指示位置を挟む2つの画像主指標52と、当該2つの画像主指標52との間の画像副指標54とを含むように設定されている。すなわち、画像指針40の指示位置が表示された2つの画像主指標52間に位置することとなるので、近傍領域ND以外の領域の表示が規制されても、車両1の状態を誤認されることが抑制される。したがって、表示の視認性が高まる。

0059

また、本実施形態によると、画像主指標52は、文字により車両1の状態を表す画像文字指標52bを含む。こうした2つの画像文字指標52bの間に、画像指針40の指示位置が位置することとなるので、近傍領域ND以外の領域の表示が規制されても、車両1の状態の認識は、文字の読取りによって極めて容易となる。したがって、表示の視認性が高まる。

0060

(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、当該実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。

0061

具体的に変形例1としては、指針は、画像指針40に限らず、実体物として設けられてもよい。

0062

変形例2としては、指標は、画像指標50に限らず、実体物として設けられてもよい。具体的に、画像表示部10の代わりに、複数の指標が形成された表示板及びバックライトを有する表示部を設けた構成としてもよい。表示板は、一般的には文字板とも呼ばれ、例えば透光性を有する合成樹脂からなる板の表面に、透光性の印刷層又は遮光性の印刷層が形成された平板状を呈している。例えば透光性の印刷層が設けられた箇所が目盛又は文字の形状をなすことにより、複数の主指標及び複数の副指標を含む指標が設けられている。そして、バックライトは、背面側から各指標を照明することで、複数の指標を個別に点灯又は消灯することができる。バックライトに照明された指標は表示状態となり、照明されない指標は非表示の状態となる。表示規制部28は、近傍領域ND以外の領域にて、指標を非表示の状態とすることにより、指標の表示を近傍領域NDよりも相対的に規制することができる。

0063

変形例3としては、第2状態の表示の形態において、表示規制部28は、近傍領域ND以外の領域にて指標の表示を近傍領域NDよりも相対的に規制するものであれば、近傍領域ND以外の領域にて指標の表示を非表示とするものに限られない。この例として、表示規制部28は、近傍領域ND以外の領域にて、指標の輝度を近傍領域NDよりも低下させるようにしてもよい。また、表示規制部28は、近傍領域ND以外の領域にて、指標の背景色に対するコントラストを近傍領域NDよりも低下させるようにしてもよい。

0064

変形例4としては、表示規制部28が指針の指示位置に応じて近傍領域NDを随時設定する処理を行なう構成に限られない。例えば、画像指標50が部分的に表示されている画像を予め用意しておき、これを指示位置に応じて差換えることにより、実質的に近傍領域NDが設定されているようにしてもよい。

0065

変形例5としては、第2状態は、代行範囲が第1状態よりも広いものであれば、一部を運転者が運転操作するものであってもよい。例えば、第2状態は、ハンドル操作及び加減速操作のうち一方を、運転者が行ない、他方を、自動運転制御部3bが行なうものであってもよい。

0066

変形例6としては、表示切替部24は、第1状態において図2のようなアナログ表示にて車両の状態を表示し、第2状態において図8のようなデジタル表示にて車両の状態を表示するように、表示の形態を切り替えるようにしてもよい。図8に示すように、第2状態では、そもそも両メータ画像ILM,IRMが非表示となり、これに代えて、画像の数字により車両1の速度が表示される。これと共に、図3,4のような車両俯瞰画像II3が表示面12aの面積の半分以上を占めて表示される。

0067

さらに、車両俯瞰画像II3において、車線とは交差する交差ラインLcが、所定間隔毎に表示される。この交差ラインLcにより、運転者が他車両との距離を容易に認識することができると共に、車両1が正常に自動運転されていることがわかる。また、車両1が自動運転機能により車線変更する場合には、「追い越しのため、レーンチェンジします」という音声案内が運転者に向けて発せられるようになっている。

0068

このように表示切替部24は、第2状態としての自動運転モードにおいて、余分な表示を含まず、必要最小限の分かり易い表示の形態に切替えるのである。

0069

100車両用表示装置、1 車両、24表示切替部、28表示規制部、40 画像指針(指針)、50画像指標(指標)、52 画像主指標(主指標)、52b 画像文字指標(文字指標)、54 画像副指標(副指標)、ND 近傍領域

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