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技術 エアセル制御装置及びエアマットレス装置

出願人 パラマウントベッド株式会社
発明者 森村久男田中良渡辺信介
出願日 2020年2月4日 (1年5ヶ月経過) 出願番号 2020-017144
公開日 2020年5月14日 (1年2ヶ月経過) 公開番号 2020-073050
状態 特許登録済
技術分野 病弱者のベッド及びその関連設備
主要キーワード マットレス状 切替弁制御 排気完了 送風チューブ ベッド柵 介護スタッフ 左右片 左右連
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (9)

課題

セル給気を行う前に、患者の寝位置を検知することにより、患者がベッド装置から転落することを防止するためのベッド装置等を提供すること。

解決手段

ベッド本体の長手方向に沿って左右両側に設けられたセルを制御するエアセル制御部を有し、エアセル制御部は、前記左右両側のセルに給気した場合に、前記左右両側のセルの圧力差判定圧力値の範囲内で判定圧力値が継続したとき、前記左右両側のセルを一度排気した後、左右片側のセルに給気する制御を行う。

概要

背景

従来から、寝たきり患者や、重症患者に対して床ずれを防止するために、体位を変換するマットレスベッド装置)が知られている(例えば、特許文献1参照)。例えば、仰臥位の患者の姿勢を30度側臥位にする機能や、呼吸理学療法として40度の左右連ローテーションを行える機能が搭載されたマットレス(ベッド装置)がある。

概要

セル給気を行う前に、患者の寝位置を検知することにより、患者がベッド装置から転落することを防止するためのベッド装置等を提供すること。ベッド本体の長手方向に沿って左右両側に設けられたセルを制御するエアセル制御部を有し、エアセル制御部は、前記左右両側のセルに給気した場合に、前記左右両側のセルの圧力差判定圧力値の範囲内で判定圧力値が継続したとき、前記左右両側のセルを一度排気した後、左右片側のセルに給気する制御を行う。

目的

本発明の目的は、セルに給気を行う前に、患者の寝位置を検知することにより、患者がベッド装置から転落することを防止するためのエアセル制御装置等を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ベッド本体の長手方向に沿って左右両側に設けられたエアセルを制御するエアセル制御部を有するエアセル制御装置であって、前記エアセル制御部は、患者の寝位置を確認する寝位置確認処理を実行し、前記患者の寝位置がベッド本体の中心付近にいることを確認したとき、左右片側の第1のエアセルに給気した後、所定時間経過後に第1のエアセルを強制的に排気し、前記第1のエアセルの反対側の第2のエアセルに給気する前に、前記寝位置確認処理を実行し、前記患者の寝位置がベッド本体の中心付近にいることを確認したとき、前記第2のエアセルに給気した後、所定時間経過後に第2のエアセルを強制的に排気する、ことを特徴とするエアセル制御装置。

請求項2

前記寝位置確認処理は、前記左右両側のエアセルに給気しに、前記左右両側の第1セル圧力差判定圧力値の範囲内で判定圧力値継続時間の間継続された場合には、患者の寝位置がベッド本体の中心付近にいると確認する処理であることを特徴とする請求項1に記載のエアセル制御装置。

請求項3

マット本体と、前記ベッド本体の長手方向に沿って左右両側に設けられたエアセルと、前記エアセルを制御し、ローテーション処理を実行可能なエアセル制御装置とを有するエアマットレス装置であって、前記エアセル制御装置が実行するローテーション処理は、患者の寝位置を確認する寝位置確認処理を実行し、前記患者の寝位置がベッド本体の中心付近にいることを確認したとき、左右片側の第1のエアセルに給気した後、所定時間経過後に第1のエアセルを強制的に排気し、前記第1のエアセルの反対側の第2のエアセルに給気する前に、前記寝位置確認処理を実行し、前記患者の寝位置がベッド本体の中心付近にいることを確認したとき、前記第2のエアセルに給気した後、所定時間経過後に第2のエアセルを強制的に排気する、ことを特徴とするエアマットレス装置。

請求項4

前記寝位置確認処理は、前記左右両側のエアセルに給気しに、前記左右両側の第1セルの圧力差が判定圧力値の範囲内で判定圧力値継続時間の間継続された場合には、患者の寝位置がベッド本体の中心付近にいると確認する処理であることを特徴とする請求項3に記載のエアマットレス装置。

請求項5

前記エアセル制御装置は、前記マット本体の状態が、ローテーション処理を実行可能な動作条件を満たしている場合に、前記ローテーション処理を実行することを特徴とする請求項3又は4に記載のエアマットレス装置。

請求項6

前記マット本体は、複数のエアセルが長手方向に連続して配置されて構成されており、前記エアセル制御装置は、前記ローテーション処理を実行する前に、前記マット本体を構成するエアセルを通常の内圧に調整することを特徴とする請求項5に記載のエアマットレス装置。

技術分野

0001

本発明は、エアセル制御装置等に関する。

背景技術

0002

従来から、寝たきり患者や、重症患者に対して床ずれを防止するために、体位を変換するマットレスベッド装置)が知られている(例えば、特許文献1参照)。例えば、仰臥位の患者の姿勢を30度側臥位にする機能や、呼吸理学療法として40度の左右連ローテーションを行える機能が搭載されたマットレス(ベッド装置)がある。

先行技術

0003

特開平9−253137号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ここで、患者の体位を変換する場合、マットレス上での患者の位置が問題となる。すなわち、患者の寝位置がずれることにより、患者がベッドの端部にいる場合、体位変換の機能を使用してしまうと、ベッド柵乗り越えて転落する危険性がある。そのため、利用者は患者の転落を防止するために、常に患者を監視する必要があり、負担が大きかった。

0005

上述した課題に鑑み、本発明の目的は、セル給気を行う前に、患者の寝位置を検知することにより、患者がベッド装置から転落することを防止するためのエアセル制御装置等を提供することである。

課題を解決するための手段

0006

上述した課題を解決するために、本発明のエアセル制御装置は、
ベッド本体の長手方向に沿って左右両側に設けられたエアセルを制御するエアセル制御部を有するエアセル制御装置であって、
前記エアセル制御部は、
患者の寝位置を確認する寝位置確認処理を実行し、
前記患者の寝位置がベッド本体の中心付近にいることを確認したとき、左右片側の第1のエアセルに給気した後、所定時間経過後に第1のエアセルを強制的に排気し、
前記第1のエアセルの反対側の第2のエアセルに給気する前に、前記寝位置確認処理を実行し、
前記患者の寝位置がベッド本体の中心付近にいることを確認したとき、前記第2のエアセルに給気した後、所定時間経過後に第2のエアセルを強制的に排気する、
ことを特徴とする。

0007

本発明のエアマットレス装置は、
マット本体と、前記ベッド本体の長手方向に沿って左右両側に設けられたエアセルと、前記エアセルを制御し、ローテーション処理を実行可能なエアセル制御装置とを有するエアマットレス装置であって、
前記エアセル制御装置が実行するローテーション処理は、
患者の寝位置を確認する寝位置確認処理を実行し、
前記患者の寝位置がベッド本体の中心付近にいることを確認したとき、左右片側の第1のエアセルに給気した後、所定時間経過後に第1のエアセルを強制的に排気し、
前記第1のエアセルの反対側の第2のエアセルに給気する前に、前記寝位置確認処理を実行し、
前記患者の寝位置がベッド本体の中心付近にいることを確認したとき、前記第2のエアセルに給気した後、所定時間経過後に第2のエアセルを強制的に排気する、
ことを特徴とする。

発明の効果

0008

本発明によれば、ベッド本体の長手方向に沿って左右両側に設けられたセルの片側を給気する場合に、左右両側のセルを一度給気し、両側のセルの圧力差を検出することで、端部付近に患者がいないことを確認して給気されることになるので患者の転落を防止することが可能となる。

図面の簡単な説明

0009

本実施形態におけるベッド装置の全体構成を説明するための図である。
本実施形態におけるベッド装置の全体構成を説明するための図である。
本実施形態におけるベッド装置の各セルを説明するための図である。
本実施形態における機能構成を説明するための図である。
本実施形態のローテーション処理について説明するための動作フローである。
本実施形態の寝位置確認シーケンスについて説明するための動作フローである。
本実施形態の変形例について説明するための図である。
本実施形態の変形例について説明するための図である。

実施例

0010

以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、下記の実施形態は発明を説明するための一例であり、数値等は本実施形態の記載に限定されないことは勿論である。

0011

[1.装置概略説明]
[1.1 全体説明]
まず、本発明を適用したベッド装置全体の構成について図1及び図2を用いて説明する。図1は、本実施形態におけるベッド装置1の概略を説明するための図である。図2は、ベッド装置1を足側正面(図1の制御部40側)から表した図である。

0012

ベッド装置1は、ベース30の上に、マット本体10が載置されている。ここで、マット本体10は、複数のセル14が長手方向に連続して配置され構成されている。そして、トップカバーボトムカバーにより構成されているカバー12により覆われることによりマット本体10が構成されている。

0013

また、ベッド装置1は、ローリング部20を有して構成されている。ローリング部20は、サイドセル22と、ローリングセル24とを有しており、患者の体位を変換するために用いられる。

0014

ここで、ベッド装置1は、患者の足側が図1のF方向(制御部40側)、頭側が図1のH方向となるように利用される。したがって、患者の右側が図1のR方向、左側が図1のL方向となる。

0015

また、サイドセル22は、右側にあるサイドセル22Rと、左側にあるサイドセル22Lとから構成されている。また、ローリングセル24は、右側にあるローリングセル24Rと、左側にあるローリングセル24Lとから構成されている。

0016

そして、各セル(セル14、サイドセル22、ローリングセル24)には、制御部40から送風チューブ42が接続されている。また、制御部40には、ポンプ部50から送風チューブ44が接続されている。更に、制御部40と、ポンプ部50とは、制御ケーブル52で接続されており、各種制御信号がやり取りされる。また、ポンプ部50は、外部から制御ケーブル54が接続されており、ポンプを駆動させるための電源ケーブル56が接続されている。

0017

各セル14は複数の組となった系統に別れて連通路として共通の送風チューブ42に接続されている。送風チューブ42は、送風チューブ接続コネクタを介して切替弁に接続されており、切替弁は送風チューブ44を介してポンプ部50と接続されている。そして、ポンプ部50及び切替弁の動作により各セルの給排気が行われる。

0018

この各セル14の給排気動作と同様にサイドセル22及びローリングセル24も送風チューブ42が接続され、送風チューブ42を介して切替弁に接続されている。そして、切替弁は送風チューブ44を介してポンプ部50に接続されており、給排気が行われる。

0019

なお、連通路である送風チューブ42、ポンプ部50から一本出力されて各セルに分岐して入力される構成であっても良いし、ポンプ部50から複数本出力されることとしても良い。すなわち、各セルを連通させる動作を行う場合に、各セルの圧力値が同一となるような構成であれば良い。

0020

[1.2 各セル構成の説明]
続いて、各セル(セル14、サイドセル22及びローリングセル24)の構成について、図3を用いて説明する。図3に示すように、サイドセル22は系統Sとして、ローリングセルは系統R(ローリングセルLは系統R(L)、ローリングセルRは系統R(R))としてそれぞれ切替弁を介してポンプ部50に接続されている。

0021

また、各セルは、系統A〜系統Gに別れてポンプ部50に接続されている。例えば、セル14Aは、系統Aとして送風チューブ42Aに接続されている。送風チューブ42Aにより、系統Aに属するセル14Aは、一律に給排気がされることとなる。

0022

[2.機能構成]
続いて、ベッド装置1の機能構成について図4を用いて説明する。ベッド装置1は、図4に示すように、CPU100に、状態検出部110と、記憶部120と、圧力センサ150と、ポンプ制御部160とが接続されている。

0023

CPU(Central Process Unit)100は、ベッド装置1の全体を制御するための機能部である。CPU100は、記憶部120に記憶されている各種プログラム読み出して実行することにより各種機能を実現している。

0024

状態検出部110は、ベッド装置1における各種状態を検出するための機能部である。例えば、圧力センサの状態を検出したり、アクチュエータ動作信号を検出したりすることによって状態を検出する。ここで、検出される状態としては、例えばベッドの背上げ角度や、足下げ角度であったり、患者の体重であったり、患者の在床状態であったりと、種々の状態を検出することが可能である。

0025

記憶部120は、ベッド装置1の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部120は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。

0026

圧力センサ150は、各セルの圧力を検出するための機能部であり、圧力センサ等により構成されている。圧力センサ150は、送風チューブ接続コネクタを介して各切替弁(セルの系統毎)に接続されている。圧力センサ150により、各セルの圧力が検出される。

0027

ポンプ制御部160は、ポンプ部50を制御させるための機能部である。ポンプ部50を動作、停止させることにより、給気・排気制御が実現可能となる。

0028

切替弁制御部170は、セルの系統毎に接続されている切替弁及びポンプ部50に接続されている切替弁を制御する機能部である。切替弁を制御することにより、ポンプ部50の動作と併せて給気が行えたり、排気が行えたりする。また、各セルの空気を保持する制御を行う。

0029

操作表示部180は、利用者(例えば、患者や、被介護者介護スタッフ等)がベッド装置1に対して操作を指示したりするための入力部や、ベッド装置1の状態を利用者に報知するための機能部である。例えば、タッチパネルを有する液晶画面で構成されていたり、ハードウェアキーで構成されていたりする。

0030

[3.処理の流れ]
続いて処理の流れについて図を用いて説明する。図5は、本実施形態におけるローテーション処理について示したフローである。

0031

まず、ローテーション可能なマットレス状態であるか動否かを判定する(ステップS102)。ここで、ローテーション可能な状態とは、例えば、
・ベッド背角度が4度未満
膝角度が4度未満
・足角度が4度未満
・ベッド装置の傾斜の範囲が4度以内
・動作モードが通常モード
という動作条件を満たしているか否かを判定する。そして、上記の動作条件を満たしている場合には(ステップS102;Yes)、系統A〜Gのセルを通常モードの内圧に調整する(ステップS104)。続いて、患者の寝位置を確認するための寝位置確認シーケンスを実行する(ステップS106)。

0032

ここで、寝位置確認シーケンスについて、図6を用いて説明する。まず、系統R(R)に判定準備時間だけ給気する(ステップS202)。また、系統R(L)についても判定準備時間だけ給気する(ステップS204)。

0033

ここで、判定準備時間は、ベッド装置の中心付近に患者がいることを確認するために、系統Rの左右のセルに規定量の空気を給気するための時間(例えば、10秒間)である。本実施形態では、給気する時間としているが、例えば給気量に基づいて決定しても良い。また、説明の都合上、ステップS202、ステップS204として説明しているが、系統R(R)と系統R(L)は、交互に給気されても良いし、同時に給気されても良いし、それぞれ給気されても良い。

0034

系統R(R)及び系統R(L)の給気が終わった後に、系統R(R)と系統R(L)との圧力値の差(LR差圧力値)を算出する(ステップS206)。そして、判定圧力継続時間経過後(ステップS208;Yes)、LR差圧力値が判定圧力値外で判定圧力値継続時間継続して検出されたか否かを判定する(ステップS210)。ここで、LR差圧力値が判定圧力値外で判定圧力値継続時間継続して検出された場合には(ステップS210;Yes)、エラーが発生したと判定し、ローテーション処理を中止する。

0035

また、LR差圧力値が判定圧力値外で判定圧力値継続時間継続して検出されてはいないが、LR差圧力値が所定の判定圧力値未満で判定圧力値継続時間検出されなかった場合にもローテーション処理を中止する(ステップS210;No→ステップS212;No)。

0036

一例を説明すると、例えば「10秒間」の間、LR差圧力値が判定圧力値(例えば、「1kPa」)未満で推移しており、その条件を満たす時間が累積して「7秒間」あったか否かを判定する。また、例えばLR差圧力値が判定圧力値未満で、「5秒間」継続したか否かを判定する。

0037

すなわち、所定の条件に従ってLR差圧力値が、判定圧力値内で判定圧力継続時間検出されなかった場合又はLR差圧力値が判定圧力値外で判定圧力値継続時間継続して検出された場合には(ステップS210;Yes/ステップS210;No→ステップS212;No)、寝位置確認シーケンスは、ローテーション処理を中止する。

0038

他方、所定の条件に従ってLR差圧力値が、判定圧力値内で判定圧力継続時間検出された場合には(ステップS212;Yes)、系統R(R)を強制排気し(ステップS214)、系統R(L)を強制排気する(ステップS216)。ここで、系統R(R)及び系統R(L)の強制排気は、交互に排気されても良いし、同時に排気されても良い。また、強制排気するのは、所定内圧まで排気することとしても良いし、大気圧まで排気しても良い。

0039

図5のステップS106に戻って処理を説明する。寝位置確認シーケンスを実行した後は、系統S、系統R(R)が所定内圧になるように給気する(ステップS110)。

0040

ここで、所定時間経過後(ステップS112;Yes)、系統R(R)を強制排気する(ステップS114)。続いて、排気が完了すると(ステップS116;Yes)、寝位置確認シーケンスが実行される(ステップS118)。すなわち、系統R(L)においてローテーション機能が実行される前に、患者の寝位置を確認することとなる。

0041

寝位置確認シーケンスを実行した後に、今度は系統S、系統R(L)が所定内圧になるように給気する(ステップS122)。所定時間経過後(ステップS124;Yes)、系統R(L)を強制排気する(ステップS126)。

0042

排気完了後(ステップS128;Yes)、ローテーション処理を終了するか否かを判定する(ステップS130)。ここで、ローテーション処理を終了する場合は本処理を終了し(ステップS130;Yes)、継続する場合にはステップS104から処理を繰り返し実行する(ステップS130;No)。

0043

このように、本実施形態によれば、ローテーション処理を実行する場合に、患者の寝位置が必ず確認されることになる。従って、患者の位置がベッド装置の中心付近ではなく、端部付近に寄っているため、適切にローテーションが行えないといったことを防ぐことが可能となる。更に、端部付近に患者がいることにより、ローテーション機能を実行することにより転落してしまうといったことを防止することができる。

0044

[4.変形例]
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。

0045

また、上述した実施形態にでる所定の圧力値、範囲、時間等は本発明を理解するために具体的な値を例示したものである。従って、当該値に限定して解釈されるものではない。

0046

また、上述の実施形態においては、寝位置確認シーケンスにおいて、系統Rのセルを用いて寝位置確認を行ったが、系統Sのセルを用いて寝位置確認を行っても良い。系統Sのセルを用いる場合について図7を用いて説明する。

0047

図7は、図6で説明した寝位置確認シーケンスにおいて、系統Rを系統Sに置き換えたものである。それ以外については、図6と同様の処理であるが、図7において簡単に説明すると、まず系統S(R)及び系統S(L)に判定準備時間給気する(ステップS302、S304)。そして、系統SのLR差圧力を算出する(ステップS306)。

0048

判定圧力値継続時間経過後(ステップS308;Yes)、所定の条件に従ってLR差圧力値が、判定圧力値内で判定圧力継続時間検出されなかった場合又はLR差圧力値が判定圧力値外で判定圧力値継続時間継続して検出された場合(ステップS310;Yes/ステップS310;No→ステップS312;No)、ローテーション処理を中止する。他方、所定の条件に従ってLR差圧力値が、判定圧力値内で判定圧力継続時間検出された場合には(ステップS310;No→ステップS312:Yes)、系統S(R)及び系統S(L)を強制排気する(ステップS314、ステップS316)。

0049

このように、系統Rだけでなく、系統Sを用いても寝位置確認シーケンスを実現することが可能となる。

0050

また、上述の実施形態においては、セルが複数に分割形成されている例(中心に近いセルが上側と下側とに分割形成されている例)について説明したが、単純に一つのセルで形成されていても良い。

0051

例えば、図8に示すように、各セルが上下に分割されず、単純に長手方向に配列されることにより、エアマットレス全体が形成されていても良い。

0052

また、上述した実施形態においては、マットレスとしてエアマットレスを用いて説明したが、ウレタンを用いたマットレスや、ウォータマットレスといった他の材質を用いたとしても、ローテーション機能は可能であり、その場合であっても本発明を適用できることは勿論である。

0053

また、本実施形態の一態様は、ベッド本体の上に載置されたマットレスと、当該ベッド本体の長手方向に沿って左右両側に第1セルが設けられ、
前記第1セルを交互に給気することにより、マットレス上の患者の体位を変換するベッド装置において、
前記左右両側の第1セルに給気した場合に、前記左右両側の第1セルの圧力差が判定圧力値の範囲内で判定圧力値継続時間の間継続された場合には患者の体位変換を行うことを特徴とする構成としてもよい。

0054

更に、本実施形態の一態様は、前記左右両側の第1セルの圧力差が判定圧力値の範囲内で判定圧力値継続時間の間継続されない場合又は前記左右両側の第1セルの圧力差が判定圧力値の範囲外で判定圧力値継続時間の間継続された場合には、患者の体位変換を行わないことを特徴とする構成としてもよい。

0055

更に、本実施形態の一態様は、マットレスの長手方向に沿って、患者を支持するために左右両側に第2セルが更に設けられており、
前記第1セルに代えて、前記左右両側の第2セルに給気した場合に、前記左右両側の第2セルの圧力差が判定圧力値の範囲内で判定圧力値継続時間の間継続された場合には患者の体位変換を行い、前記左右両側の第2セルの圧力差が判定圧力値の範囲内で判定圧力値継続時間の間継続されない場合又は前記左右両側の第2セルの圧力差が判定圧力値の範囲外で判定圧力値継続時間の間継続された場合には、患者の体位変換を行わないことを特徴とする構成としてもよい。

0056

このような構成にすることで、ベッド本体の上に載置されたマットレスと、当該ベッド本体の長手方向に沿って左右両側に第1セルが設けられ、第1セルを交互に給気することにより、マットレス上の患者の体位を変換するベッド装置において、左右両側の第1セルに給気した場合に、前記左右両側の第1セルの圧力差が判定圧力値の範囲内で判定圧力値継続時間の間継続された場合には患者の体位変換を行い、第1セルの圧力差が判定圧力値の範囲内で判定圧力値継続時間の間継続されない場合又は第1セルの圧力差が判定圧力値の範囲外で判定圧力値継続時間の間継続された場合には、患者の体位変換を行わない。すなわち、セルの圧力差が判定圧力値の範囲内で判定圧力値継続時間の間継続されない場合は、患者がマットレスの中心部にいないと検知されるため、ローテーション機能により患者が転落しないよう、ローテーション機能を中止することが可能となる。

0057

1ベッド装置
10マット本体
12カバー
14セル
14a、14b、14cセル系統
20ローリング部
22、22L、22Rサイドセル
24、24L、24Rローリングセル
30ベース
40 制御部
42、44送風チューブ
50ポンプ部
52制御ケーブル
54 制御ケーブル
56電源ケーブル
100 CPU
110状態検出部
120 記憶部
150圧力センサ
160ポンプ制御部
170切替弁制御部
180操作表示部

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