図面 (/)

この項目の情報は公開日時点(2020年5月7日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

車両と他の装置との通信品質を向上することができる通信ステム通信方法、及びプログラムを提供すること。

解決手段

通信システム1は、移動体に設けられ、移動体の目的地および移動体の位置を取得する取得部(111、112)と、アンテナを用いて移動体外通信装置と通信する通信部(113〜116)と、を備える。通信部は、移動体の位置が、移動体の目的地の所定距離内に近づいた際のアンテナの受信感度を、所定距離内に近づく前のアンテナの受信感度よりも高くするものである。

概要

背景

従来、車両に搭載される機器車両外部の基地局等との間で電波送受信する情報通信に関して、基地局の位置に対する、車両の走行角度、又は車両の位置に応じて、アンテナ指向性を変える技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。

概要

車両と他の装置との通信品質を向上することができる通信ステム通信方法、及びプログラムを提供すること。通信システム1は、移動体に設けられ、移動体の目的地および移動体の位置を取得する取得部(111、112)と、アンテナを用いて移動体外通信装置と通信する通信部(113〜116)と、を備える。通信部は、移動体の位置が、移動体の目的地の所定距離内に近づいた際のアンテナの受信感度を、所定距離内に近づく前のアンテナの受信感度よりも高くするものである。

目的

本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、車両と他の装置との通信品質を向上することができる通信システム、通信方法、及びプログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

動体に設けられ、前記移動体の目的地および前記移動体の位置を取得する取得部と、アンテナを用いて前記移動体外通信装置通信する通信部と、を備える通信システムであって、前記通信部は、前記移動体の位置が、前記移動体の目的地の所定距離内に近づいた際の前記アンテナの受信感度を、前記所定距離内に近づく前の前記アンテナの受信感度よりも高くする、通信システム。

請求項2

前記通信部は、前記移動体の位置が前記目的地に近づくほどに、前記アンテナの受信感度を増加させる、請求項1に記載の通信システム。

請求項3

前記通信部は、前記移動体の位置が前記目的地の前記所定距離内に近づく前において、前記移動体の位置が前記目的地に近づくほどに、前記アンテナの受信感度を増加させる、請求項1又は請求項2に記載の通信システム。

請求項4

前記通信部は、前記移動体の位置と前記目的地との距離が所定距離以内である場合、前記アンテナの指向性を低くする、又は前記アンテナを無指向性にする、請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の通信システム。

請求項5

前記通信部は、前記移動体の位置と前記目的地との距離が所定距離を超える場合において、前記目的地の方向に前記アンテナの指向性を高くする、請求項4に記載の通信システム。

請求項6

前記目的地を取得する取得部を備え、前記通信部は、前記取得部によって前記目的地が取得されていない場合、前記アンテナの受信感度を変更しない、請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の通信システム。

請求項7

移動体に設けられるコンピュータが、前記移動体の目的地および前記移動体の位置を取得し、アンテナを用いて前記移動体外の通信装置と通信し、前記移動体の位置が、前記移動体の目的地の所定距離内に近づいた際の前記アンテナの受信感度を、前記所定距離内に近づく前の前記アンテナの受信感度よりも高くする、通信方法

請求項8

移動体に設けられるコンピュータに、前記移動体の目的地および前記移動体の位置を取得させ、アンテナを用いて前記移動体外の通信装置と通信させ、前記移動体の位置が、前記移動体の目的地の所定距離内に近づいた際の前記アンテナの受信感度を、前記所定距離内に近づく前の前記アンテナの受信感度よりも高くさせる、プログラム

技術分野

0001

本発明は、通信ステム通信方法、及びプログラムに関する。

背景技術

0002

従来、車両に搭載される機器車両外部の基地局等との間で電波送受信する情報通信に関して、基地局の位置に対する、車両の走行角度、又は車両の位置に応じて、アンテナ指向性を変える技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2005−142658号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、近年、車両に搭載される機器が、第5世代(5G)通信システムを用いて情報通信を行う研究が進められている。車両に搭載される機器は、第5世代通信システムにおいて、基地局との間以外にも、他の装置と通信する場合がある。しかしながら、従来の技術では、車両と基地局の関係に基づいて、アンテナを制御し、通信品質を向上することができても、車両と他の装置との通信品質を向上することが困難である場合があった。

0005

本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、車両と他の装置との通信品質を向上することができる通信システム、通信方法、及びプログラムを提供することを目的の一つとする。

課題を解決するための手段

0006

この発明に係る通信システム、通信方法、及びプログラムは、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係る通信システムは、移動体に設けられ、前記移動体の目的地および前記移動体の位置を取得する取得部と、アンテナを用いて前記移動体外通信装置と通信する通信部と、を備える通信システムであって、前記通信部は、前記移動体の位置が、前記移動体の目的地の所定距離内に近づいた際の前記アンテナの受信感度を、前記所定距離内に近づく前の前記アンテナの受信感度よりも高くするものである。

0007

(2):上記(1)の態様において、前記通信部は、前記移動体の位置が前記目的地に近づくほどに、前記アンテナの受信感度を増加させるものである。

0008

(3):上記(1)〜(2)の態様において、前記通信部は、前記移動体の位置が前記目的地の前記所定距離内に近づく前において、前記移動体の位置が前記目的地に近づくほどに、前記アンテナの受信感度を増加させるものである。

0009

(4):上記(1)〜(3)の態様において、前記通信部は、前記移動体の位置と前記目的地との距離が所定距離以内である場合、前記アンテナの指向性を低くする、又は前記アンテナを無指向性にするものである。

0010

(5):上記(4)の態様において、前記通信部は、前記移動体の位置と前記目的地との距離が所定距離を超える場合において、前記目的地の方向に前記アンテナの指向性を高くするものである。

0011

(6):上記(1)〜(5)の態様において、前記目的地を取得する取得部を備え、前記通信部は、前記取得部によって前記目的地が取得されていない場合、前記アンテナの受信感度を変更しないものである。

0012

(7):の発明の一態様に係る通信方法は、移動体に設けられるコンピュータが、前記移動体の目的地および前記移動体の位置を取得し、アンテナを用いて前記移動体外の通信装置と通信し、前記移動体の位置が、前記移動体の目的地の所定距離内に近づいた際の前記アンテナの受信感度を、前記所定距離内に近づく前の前記アンテナの受信感度よりも高くするものである。

0013

(8):の発明の一態様に係るプログラムは、移動体に設けられるコンピュータに、前記移動体の目的地および前記移動体の位置を取得させ、アンテナを用いて前記移動体外の通信装置と通信させ、前記移動体の位置が、前記移動体の目的地の所定距離内に近づいた際の前記アンテナの受信感度を、前記所定距離内に近づく前の前記アンテナの受信感度よりも高くさせるものである。

発明の効果

0014

(1)〜(8)によれば、車両と他の装置との通信品質を向上することができる。

図面の簡単な説明

0015

実施形態に係る通信システム1の構成の一例を示す図である。
感度調整部115の処理を概念的に示す図である。
指向性調整部116の処理を概念的に示す図である。
感度調整部115の他の処理を概念的に示す図である。
感度調整部115の受信処理に係る一連の流れの一例を示すフローチャートである。
感度調整部115の送信処理に係る一連の流れの一例を示すフローチャートである。
指向性調整部116の処理に係る一連の流れの一例を示すフローチャートである。

実施例

0016

以下、図面を参照し、本発明の通信システム、通信方法、及びプログラムの実施形態について説明する。
<実施形態>
図1は、実施形態に係る通信システム1の構成の一例を示す図である。通信システム1は、車両に搭載され、当該車両に搭載される他の機器(以下、車内機器)と、車両の外部の機器(以下、外部機器)との通信を行う装置である。通信システム1が搭載される車両(以下、自車両M)は、例えば、二輪や三輪、四輪等の車両である。通信システム1は、ナビゲーション装置10と、アンテナ20と、通信装置100とを備える。

0017

[ナビゲーション装置10について]
ナビゲーション装置10は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機11と、ナビMI(Human Machine Interface)12と、経路決定部13とを備える。ナビゲーション装置10は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置に第1地図情報14を保持している。GNSS受信機11は、GNSS衛星から受信した信号に基づいて、自車両Mの位置を特定する。ナビHMI12は、表示装置スピーカタッチパネルキーなどを含む。経路決定部13は、例えば、GNSS受信機11により特定された自車両Mの位置(或いは入力された任意の位置)から、ナビHMI12を用いて乗員により入力された目的地までの経路(以下、地図上経路)を、第1地図情報14を参照して決定する。第1地図情報14は、例えば、道路を示すリンクと、リンクによって接続されたノードとによって道路形状表現された情報である。ナビゲーション装置10は、地図上経路に基づいて、ナビHMI12を用いた経路案内を行う。ナビゲーション装置10は、例えば、乗員の保有するスマートフォンタブレット端末等の端末装置の機能によって実現されてもよい。ナビゲーション装置10は、通信装置100を介してナビゲーションサーバに現在位置と目的地を送信し、ナビゲーションサーバから地図上経路と同等の経路を取得してもよい。

0018

[アンテナ20について]
アンテナ20は、発振器、偏重回路、及び増幅器等を備えており、電波を送信、又は受信する。また、アンテナ20は、受信感度と、指向性とが通信装置100によって制御される。アンテナ20は、例えば、MassiveMIMO(Multiple input and Multiple Output)アンテナであり、第5世代(5G)通信システムによる通信方式の通信が可能な機能を有する。

0019

[通信装置100について]
通信装置100は、セルラー網やWi−Fi網、Bluetooth(登録商標)、DSRC(Dedicated Short Range Communication)などを利用して、外部機器と通信し、或いは無線基地局を介して各種サーバ装置と通信する。以降の説明では、通信装置100が第5世代通信システムを用いたセルラー網を利用した通信を行う場合について説明する。通信装置100は、制御部110を備える。制御部110は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアプロセッサが記憶部(不図示)に記憶されるプログラム(ソフトウェア)を実行することにより、目的地取得部111と、位置取得部112と、受信処理部113と、送信処理部114と、感度調整部115と、指向性調整部116とを備える。

0020

目的地取得部111は、ナビゲーション装置10によって取得された目的地を示す情報を取得する。位置取得部112は、GNSS受信機11によって取得された自車両Mの現在位置を示す情報を取得する。

0021

受信処理部113は、外部機器から車内機器に対する通信(つまり、受信)に係る処理を行う。受信処理部113は、例えば、アンテナ20によって受信した電波を復調、及び複合することによって取得した情報を、受信対象の車内機器に出力する。

0022

送信処理部114は、車内機器から外部機器に対する通信(つまり、送信)に係る処理を行う。送信処理部114は、例えば、車内機器が外部機器に送信する情報を符号化、及び変調し、アンテナ20に送信させる。

0023

感度調整部115は、自車両Mの目的地に基づいて、アンテナ20の受信感度、及び送信感度を調整する。感度調整部115の処理の詳細については、後述する。指向性調整部116は、自車両Mの目的地に基づいて、アンテナ20の指向性を調整する。指向性調整部116の処理の詳細については、後述する。

0024

[第5世代通信システムを利用した通信について]
感度調整部115、及び指向性調整部116の処理の説明に先立って、第5世代通信システムを利用した通信について説明する。近年、第5世代通信システムを利用することにより、自車両M(車内機器)と様々なものが通信可能になるV2X(Vehicle to Everything)に関する研究が進められている。V2Xには、例えば、車車間通信(以下、V2V通信(Vehicle to Vehicle))、車/インフラ間通信(以下、V2I通信(Vehicle to Infrastructure)、車/ネットワーク間通信(以下、V2N通信(Vehicle to Network)、車歩行者間通信(以下、V2P通信(Vehicle to Pedestrian))等が含まれる。

0025

この場合、外部機器は、例えば、歩行者が有するスマートフォン等の端末装置、歩行者が有するタブレット型のコンピュータ(タブレットPC)等の携帯型のパーソナルコンピュータ他車両に備えられるナビゲーション装置等である。また、車内機器は、例えば、自車両Mの乗員が保有するスマートフォンやタブレット端末等の端末装置、ナビゲーション装置10等である。以降の説明では、車内機器がナビゲーション装置10である場合について説明する。

0026

自車両Mの乗員は、例えば、目的地周辺において目的地以外の人気スポットがあれば、そのスポット立ち寄りたいと考える場合がある。この場合、車内機器は、目的地周辺の人気スポットに存在する歩行者や車両からV2V通信やV2P通信によって受信した情報に基づいて、人気スポットの存在を自車両Mの乗員に提示することが好ましい。

0027

また、通信システム1は、自車両Mの目的地が特に定められていない場合、周辺の歩行者や車両が有する外部機器が、混在具合(換言すると、人気スポットの存在)の推定に用いる情報として、自車両Mの現在位置の情報を、周辺の歩行者や車両に対してV2V通信やV2P通信によって送信することが好ましい。

0028

以下、まず、通信システム1が、人気スポット周辺の歩行者や車両から情報を受信する際の、感度調整部115や指向性調整部116の処理について説明し、次に、通信システム1が、自車両Mの周辺に存在する他者に自車両Mの現在位置の情報を送信する際の、感度調整部115や指向性調整部116の処理について説明する。

0029

[目的地から遠い場合の受信処理]
以下、自車両Mの目的地が定められており、且つ目的地から遠い場所に自車両Mが存在する場合の感度調整部115、及び指向性調整部116の処理について説明する。図2は、感度調整部115の処理を概念的に示す図である。図2において、自車両Mには、乗員によるナビゲーション装置10の操作によって、目的地DNが定められている。また、以降の説明において、目的地DNの周辺には、スポットSPT1〜SPT3の人気スポットが存在する場合について説明する。

0030

感度調整部115は、目的地取得部111によって取得された目的地DNを示す情報と、位置取得部112によって取得された自車両Mの現在位置を示す情報とに基づいて、アンテナ20の受信感度を調整する。感度調整部115は、例えば、自車両Mの現在位置から目的地DNまでの距離が所定距離Dtを超える場合(つまり、現在位置から目的地DNまで遠い場合)、自車両Mの現在位置が、目的地DNに近づくほど、アンテナ20の受信感度を高くする。図2において、感度調整部115は、例えば、ある時刻(t0)において取得された現在位置と、目的地DNとに基づいて、目的地DNから自車両Mまでの距離D0を算出する。そして、感度調整部115は、ある時刻(t0)から所定時間が経過した後の時刻(t1)において取得された現在位置と、目的地DNとに基づいて、目的地DNから自車両Mまでの距離D1を算出する。感度調整部115は、距離D0と、距離D1とでは、距離D1との方が短い距離である(つまり、目的地DNに近づいている)ため、アンテナ20の受信感度を高くする。

0031

また、指向性調整部116は、目的地取得部111によって取得された目的地DNを示す情報と、位置取得部112によって取得された自車両Mの現在位置を示す情報とに基づいて、アンテナ20の指向性を調整する。指向性調整部116は、例えば、自車両Mの現在位置から目的地DNまでの距離が所定距離Dtを超える場合(つまり、現在位置から目的地DNまで遠い場合)、自車両Mの現在位置が、目的地DNに近づくほど、目的地方向のアンテナ20の指向性を高くする。図2において、指向性調整部116は、例えば、ある時刻(t0)において取得された現在位置と、目的地DNとに基づいて、目的地DNから自車両Mまでの距離D0を算出する。そして、指向性調整部116は、時刻(t1)において取得された現在位置と、目的地DNとに基づいて、目的地DNから自車両Mまでの距離D1を算出する。指向性調整部116は、距離D0と、距離D1とでは、距離D1との方が短い距離である(つまり、目的地DNに近づいている)ため、目的地方向のアンテナ20の指向性を高くする。なお、自車両Mの走行に応じて、現在位置と、目的地DNとの位置関係が変化するため、指向性調整部116は、常時、又は所定の時間間隔毎に、現在位置と、目的地DNとを取得することによって目的地方向を特定(更新)し、アンテナ20の指向性の制御に当該目的地方向を用いる。

0032

感度調整部115は、例えば、受信感度を段階的に調整し、時刻(t1)において目的地DNに近づいていると判定されたタイミングで受信感度を高くしてもよく、当該タイミングから所定時間が経過するまで(つまり、目的地DNから自車両Mまでの距離を算出する次のタイミングまで)の間に、線形的に受信感度を高くしてもよい。また、指向性調整部116は、例えば、指向性を段階的に調整し、時刻(t1)において目的地DNに近づいていると判定されたタイミングで指向性を高くしてもよく、当該タイミングから所定時間が経過するまでの間に、線形的に指向性を高くしてもよい。

0033

これにより、感度調整部115は、自車両Mが目的地DNに近づくほど、目的地DN周辺の外部機器から情報を受信しやすくすることができる。例えば、感度調整部115は、アンテナ20によって受信可能な範囲の端部にスポットSPT(図示するすスポットSPT1)が存在する場合であっても、当該スポットSPTに存在する外部機器からの情報を受信しやすくすることができる。また、指向性調整部116は、自車両Mが目的地DNに近づくほど、より目的地DNに近い位置に存在する外部機器から情報を受信しやすくすることができる。例えば、指向性調整部116は、あるスポットSPTが、目的地DNの周辺に存在する場合であっても、そちらに向かうには目的地DNから離れた方向に移動する必要がある場合(例えば、図示するスポットSPT2)、当該スポットSPTからの情報は受信しづらく(或いは、受信しないように)することができる。

0034

なお、感度調整部115は、目的地取得部111によって目的地DNを示す情報が取得された場合、直ちに目的地DN方向のアンテナ20の指向性を高くする構成であってもよい。

0035

[機能部毎の処理について]
また、感度調整部115と、指向性調整部116とは、同時変更して処理を行わなくてもよい。例えば、感度調整部115が、自車両Mが目的地DNに近づくほど、アンテナ20の受信感度を高くする場合、指向性調整部116は、アンテナ20の指向性を高くしなくてもよい。この場合、通信装置100は、指向性調整部116を備えていなくてもよい。また、例えば、指向性調整部116が、自車両Mが目的地DNに近づくほど、アンテナ20の指向性を目的地DN方向に高くする場合、感度調整部115は、アンテナ20の受信感度を高くしなくてもよい。この場合、通信装置100は、感度調整部115を備えていなくてもよい。

0036

[目的地から近い場合の受信処理]
以下、目的地から近い場所に自車両Mが存在する場合の指向性調整部116の処理について説明する。図3は、指向性調整部116の処理を概念的に示す図である。指向性調整部116は、目的地取得部111によって取得された目的地DNを示す情報と、位置取得部112によって取得された自車両Mの現在位置を示す情報とに基づいて、アンテナ20の指向性を調整する。指向性調整部116は、例えば、自車両Mの現在位置と、目的地DNとの距離(図示する距離D2)が、所定距離Dt以内である場合(つまり、現在位置から目的地DNが近い場合)、アンテナ20の指向性を低くする。なお、アンテナ20の指向性を低くすることには、アンテナ20を無指向性にすることが含まれる。

0037

これにより、指向性調整部116は、自車両Mが目的地DNから近い位置に存在する場合、目的地DNの周辺(図示するスポットSPT2〜SPT3)に存在する外部機器から、より情報を受信しやすくすることができる。

0038

なお、感度調整部115は、例えば、距離D2が、所定距離Dt以内である場合(つまり、現在位置から目的地DNが近い場合)、アンテナ20の受信感度を高く(例えば、最大)にしてもよく、距離D2が所定距離Dtと一致するまでにアンテナ20の受信感度が最大になるように、アンテナ20の受信感度を制御してもよい。ここで、距離D2が所定距離Dt以内である場合において、感度調整部115によって制御される所定受信感度(以下、所定受信感度X1)の高さと、距離D2が所定距離Dtを超える場合において、感度調整部115によって制御される所定受信感度(以下、所定受信感度X1)との高さとの関係は、所定受信感度X1>所定受信感度X2である。感度調整部115は、距離D2が所定距離Dt以内となった際に、即座に所定受信感度X2を、所定受信感度X1に制御してもよく、距離D2が所定距離Dt以内となってから、漸次的に所定受信感度X2を、受信感度をX1に制御してもよい。また、感度調整部115は、現在位置から目的地DNに近づくほどに、受信感度を増加させてもよい。

0039

また、感度調整部115は、距離D2が所定距離Dtを超える場合において、目的地DNに近づくにつれて受信感度を高めてもよい。この場合、感度調整部115は、距離D2が所定距離Dtを超える場合において、受信感度が、所定受信感度X1となった場合、これ以上受信感度を高めなくてもよい。この場合、所定受信感度X1は、距離D2が所定距離Dtを超える場合の、最大受信感度である。

0040

[目的地が定められている場合の送信処理:感度調整部115]
以下、自車両Mの目的地が定められている場合の感度調整部115の処理について説明する。図4は、感度調整部115の他の処理を概念的に示す図である。

0041

感度調整部115は、目的地取得部111によって取得された目的地DNを示す情報と、位置取得部112によって取得された自車両Mの現在位置を示す情報とに基づいて、アンテナ20を用いて情報を送信する際の出力(以下、送信出力)を調整する。感度調整部115は、例えば、自車両Mの現在位置が、目的地DNに近づくほど、アンテナ20の送信出力を大きくする。図4において、感度調整部115は、例えば、ある時刻(t0)において取得された現在位置と、目的地DNとに基づいて、目的地DNから自車両Mまでの距離D0を算出する。そして、感度調整部115は、時刻(t1)において取得された現在位置と、目的地DNとに基づいて、目的地DNから自車両Mまでの距離D1を算出する。感度調整部115は、距離D0と、距離D1とでは、距離D1との方が短い距離である(つまり、目的地DNに近づいている)ため、送信出力を大きくする。

0042

感度調整部115は、例えば、送信出力を段階的に調整し、時刻(t1)において目的地DNに近づいていると判定されたタイミングで送信出力を大きくしてもよく、当該タイミングから所定時間が経過する(つまり、目的地DNから自車両Mまでの距離を算出する次のタイミング)までの間に、線形的に送信出力を大きくしてもよい。

0043

これにより、感度調整部115は、自車両Mが目的地DNに近づくほど、目的地DN周辺の外部機器に情報を受信されやすくすることができる。例えば、感度調整部115は、アンテナ20によって送信可能な範囲の端部にスポットSPT(図示するすスポットSPT1)が存在する場合であっても、当該スポットSPTに存在する外部機器に対して情報を受信されやすくすることができる。これにより、感度調整部115は、外部機器に対して、外部機器の周辺に関する情報のリクエストを送信した場合、当該情報を車内機器が得やすくすることができる。

0044

[目的地が定められていない場合の送信処理:感度調整部115]
なお、自車両Mの目的地DNが定められていない場合、感度調整部115は、自車両Mの現在位置に応じて、アンテナ20の送信出力を変更しなくてもよい。例えば、感度調整部115は、目的地取得部111によって自車両Mの目的地DNを示す情報が取得されなかった場合、アンテナ20の送信出力を大きく(例えば、最大に)したままにする。これにより、感度調整部115は、周辺の歩行者や車両が有する外部機器が、混在具合(換言すると、人気スポットの存在)の推定に用いる情報として、自車両Mの現在位置の情報が用いられやすくすることができる。

0045

[目的地が定められていない場合の送信処理:指向性調整部116]
また、自車両Mの目的地DNが定められていない場合、指向性調整部116は、自車両Mの現在位置に応じて、アンテナ20の指向性を変更しなくてもよい。例えば、指向性調整部116は、目的地取得部111によって自車両Mの目的地DNを示す情報が取得されなかった場合、アンテナ20の指向性を低くしたままにする。これにより、指向性調整部116は、周辺の歩行者や車両が有する外部機器が、混在具合(換言すると、人気スポットの存在)の推定に用いる情報として、自車両Mの現在位置の情報が用いられやすくすることができる。

0046

[感度調整部115の受信処理フロー]
図5は、感度調整部115の受信処理に係る一連の流れの一例を示すフローチャートである。まず、感度調整部115は、目的地取得部111によって自車両Mの目的地を示す情報が取得されているか否かを判定する(ステップS100)。感度調整部115は、自車両Mの目的地が取得されている場合、位置取得部112によって取得された現在位置と、目的地との距離を算出し、自車両M(現在位置)が、目的地に近づくほど、アンテナ20の受信感度を高くする(ステップS102)。感度調整部115は、自車両Mの目的地が取得されていない場合、受信感度を変更せず、処理を終了する(ステップS104)。

0047

[感度調整部115の送信処理フロー]
図6は、感度調整部115の送信処理に係る一連の流れの一例を示すフローチャートである。まず、感度調整部115は、目的地取得部111によって自車両Mの目的地を示す情報が取得されているか否かを判定する(ステップS200)。感度調整部115は、自車両Mの目的地が取得されている場合、位置取得部112によって取得された現在位置と、目的地との距離を算出し、自車両M(現在位置)が、目的地に近づくほど、アンテナ20の送信出力を高くする(ステップS202)。感度調整部115は、自車両Mの目的地が取得されていない場合、アンテナ20の送信出力を大きく(例えば、最大に)し、処理を終了する(ステップS204)。

0048

[指向性調整部116の処理フロー
図7は、指向性調整部116の処理に係る一連の流れの一例を示すフローチャートである。まず、指向性調整部116は、GNSS受信機11によって自車両Mの目的地を示す情報が取得されているか否かを判定する(ステップS300)。指向性調整部116は、自車両Mの目的地が取得されていない場合、アンテナ20の指向性を低くし、市処理を終了する(ステップS302)。指向性調整部116は、自車両Mの目的地が取得されている場合、位置取得部112によって取得された現在位置と、目的地との距離を算出し、現在位置から目的地までの距離が所定距離Dtを超えているか否かを判定する(ステップS304)。指向性調整部116は、現在位置から目的地までの距離が所定距離Dtを超えている(つまり、現在位置から目的地まで遠い)場合、位置取得部112によって取得された現在位置と、目的地との距離を算出し、自車両M(現在位置)が、目的地に近づくほど、目的地方向のアンテナ20の指向性を高くする(ステップS306)。指向性調整部116は、現在位置から目的地までの距離が所定距離Dt以内である(つまり、現在位置から目的地まで近い)場合、アンテナ20の指向性を低くする(ステップS308)。

0049

[実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態の通信システム1は、移動体(この一例では、自車両M)の目的地および自車両Mの位置を取得する取得部(この一例では、目的地取得部111、及び位置取得部112)と、アンテナ20を用いて自車両M外の通信装置(この一例では、外部機器)と通信する通信部(この一例では、受信処理部113、送信処理部114、感度調整部115、及び指向性調整部116)と、を備え、感度調整部115は、目的地取得部111によって取得された自車両Mの現在位置が、位置取得部112によって取得された目的地に近づくほど、アンテナ20の受信感度を高くし、目的地方向のアンテナ20の指向性を高くすることにより、自車両Mと外部機器との通信品質を向上することができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。

0050

1…通信システム、10…ナビゲーション装置、11…GNSS受信機11、12…ナビHMI、13…経路決定部、14…第1地図情報、20…アンテナ、100…通信装置、110…制御部、111…目的地取得部、112…位置取得部、113…受信処理部、114…送信処理部、115…感度調整部、116…指向性調整部、DN…目的地、Dt…所定距離、M…自車両、SPT、SPT1、SPT2、SPT3…スポット

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ