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技術 超音波診断装置

出願人 コニカミノルタ株式会社
発明者 川端章裕酒井智仁
出願日 2018年11月2日 (2年6ヶ月経過) 出願番号 2018-207150
公開日 2020年5月7日 (1年0ヶ月経過) 公開番号 2020-069301
状態 未査定
技術分野 超音波診断装置
主要キーワード ゲインオフセット 画像パラメーター 値入力ボタン 設定群 演算処理器 位相差ベクトル Mモード フィルターマトリクス
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重要な関連分野

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図面 (17)

課題

超音波画像ROI深度に応じて適切な画像パラメーターを適用することである。

解決手段

超音波診断装置1は、画像モードとしてカラードプラモード及びエラストグラフィモードの少なくとも1つを有する。超音波診断装置1は、超音波を被検体送受信する超音波探触子で得られた受信信号に基づいて、超音波画像データを生成する画像生成部(送信部3、受信部4、Bモード画像生成部5、ROI設定部6、Cモード画像生成部7、表示処理部8)と、ROIに対応する深度に対応付けられた第1の複数の画像パラメーターを記憶する記憶部10と、第1の複数の画像パラメーターに基づいて、カラードプラモード又はエラストグラフィモードの超音波画像データを画像生成部に生成させる制御部9と、を備える。

概要

背景

超音波診断は、超音波探触子体表又は体腔内から当てるという簡単な操作で心臓胎児などの様子が超音波画像として得られ、かつ安全性が高いため繰り返して検査を行うことができる。このような超音波診断を行うために用いられる超音波診断装置が知られている。超音波画像データは、超音波探触子から超音波が被検体に送信され、反射した超音波を超音波探触子が受波して電気信号(以下、受信信号とする)へ変換し、その受信信号に様々な処理を行うことで得られる。

超音波画像データの生成において、各種の画像パラメーターを設定することで、生成する超音波画像データに各種の影響を与えることができる。例えば、画像モードとしてのB(Brightness)モードの超音波画像データの生成において、画像パラメーターとしての空間コンパウンドの視方向の数を超音波画像の画像深度表示深度)に応じて決定する超音波診断イメージシステムが知られている(特許文献1参照)。

Bモードは、被検体に送信した超音波の反射超音波に応じた受信信号の振幅輝度に変換した超音波画像データ(Bモード画像データ)を生成し表示する画像モードである。また、表示深度とは、表示する超音波画像のうち最も深い位置の深度である。Bモードの場合は、観察したい対象が表示範囲に収まるように表示深度を調整するので、表示深度に応じて空間コンパウンドの視方向の数を設定するのが適切である。

概要

超音波画像のROIの深度に応じて適切な画像パラメーターを適用することである。超音波診断装置1は、画像モードとしてカラードプラモード及びエラストグラフィモードの少なくとも1つを有する。超音波診断装置1は、超音波を被検体に送受信する超音波探触子で得られた受信信号に基づいて、超音波画像データを生成する画像生成部(送信部3、受信部4、Bモード画像生成部5、ROI設定部6、Cモード画像生成部7、表示処理部8)と、ROIに対応する深度に対応付けられた第1の複数の画像パラメーターを記憶する記憶部10と、第1の複数の画像パラメーターに基づいて、カラードプラモード又はエラストグラフィモードの超音波画像データを画像生成部に生成させる制御部9と、を備える。

目的

本発明の課題は、超音波画像のROIの深度に応じて適切な画像パラメーターを適用することである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

音波送受信する超音波探触子で得られた受信信号に基づいて、超音波画像データを生成する画像生成部と、ROIに対応する深度対応付けられた第1の複数の画像パラメーターを記憶する記憶部と、前記第1の複数の画像パラメーターに基づいて、超音波画像データを前記画像生成部に生成させる制御部と、を備えることを特徴とする超音波診断装置

請求項2

画像モードとしてカラードプラモード及びエラストグラフィモードの少なくとも1つを有し、前記制御部は、前記第1の複数の画像パラメーターに基づいて、カラードプラモード又はエラストグラフィモードの超音波画像データを前記画像生成部に生成させることを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。

請求項3

前記ROIに対応する深度は、ROIの深度方向上端下端の間の所定の割合の位置に対応するROI深度であることを特徴とする請求項1又は2に記載の超音波診断装置。

請求項4

前記ROIに対応する深度は、フォーカス深度であり、前記フォーカス深度は、ROIの深度方向の上端と下端の間の所定の割合の位置に対応するROI深度に連動することを特徴とする請求項1又は2に記載の超音波診断装置。

請求項5

前記第1の複数の画像パラメーターは、前記ROIに対応する深度及び表示深度組合せに対応付いていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の超音波診断装置。

請求項6

前記第1の複数の画像パラメーターは、送信周波数、繰り返し送信数音線密度時間平均フレームレート優先設定の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の超音波診断装置。

請求項7

前記制御部は、前記第1の複数の画像パラメーターと、前記ROIに対応する深度に連動しない第2の画像パラメーターとに基づいて、前記超音波画像データを前記画像生成部に生成させることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の超音波診断装置。

請求項8

前記記憶部は、前記第1の複数の画像パラメーターを含む画像パラメーターセットを複数記憶し、前記複数の画像パラメーターセットから画像パラメーターセットの選択入力受け付ける第1の操作部を備え、前記制御部は、前記選択された画像パラメーターセットの複数の画像パラメーターに基づいて、前記超音波画像データを前記画像生成部に生成させることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の超音波診断装置。

請求項9

前記記憶部は、ROIに対応する深度に対応付けられた複数組の前記第1の複数の画像パラメーターを含む画像パラメーターセットを記憶し、前記制御部は、前記ROIに対応する深度に対応付けられた前記第1の複数の画像パラメーターに基づいて、前記超音波画像データを前記画像生成部に生成させることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の超音波診断装置。

請求項10

前記記憶部は、前記画像パラメーターセットは、前記第1の複数の画像パラメーターとは異なる第2の画像パラメーターを含むことを特徴とする請求項8又は9に記載の超音波診断装置。

請求項11

前記第2の画像パラメーターは、前記ROIに対応する深度に連動しない画像パラメーターであることを特徴とする請求項10に記載の超音波診断装置。

請求項12

前記ROIに対応する深度に連動しない画像パラメーターは、流速スケールステア角度、ROIサイズの少なくとも1つであることを特徴とする請求項11に記載の超音波診断装置。

請求項13

画像モードとして、パルスドプラモード及び連続波ドプラモードの少なくとも1つを有し、前記記憶部は、ゲート深度又はフォーカス深度に対応付けられた第3の複数の画像パラメーターを記憶し、前記制御部は、前記第3の複数の画像パラメーターに基づいて、パルスドプラモード又は連続波ドプラモードの超音波画像データを前記画像生成部に生成させることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の超音波診断装置。

請求項14

前記第3の複数の画像パラメーターは、送信周波数を含む請求項13に記載の超音波診断装置。

請求項15

画像モードとして、Bモード及びMモードの少なくとも1つを有し、前記記憶部は、表示深度に対応付けられた第4の複数の画像パラメーターを記憶し、前記制御部は、前記第4の複数の画像パラメーターに基づいて、Bモード又はMモードの超音波画像データを前記画像生成部に生成させることを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の超音波診断装置。

請求項16

複数の画像モードのそれぞれに対して深度に連動する画像パラメーターの入力を受け付ける第2の操作部と、前記入力された各画像モードの深度に連動する画像パラメーターを作成する作成部と、を備えることを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の超音波診断装置。

請求項17

前記第2の操作部は、複数の画像モードの画像パラメーターに連動する深度として、表示深度、ROI深度又はフォーカス深度の入力を受け付け、前記作成部は、前記入力された各画像モードの表示深度、ROI深度又はフォーカス深度に連動する画像パラメーターを作成することを特徴とする請求項16に記載の超音波診断装置。

請求項18

前記複数の画像モードは、Bモード、Mモード、カラードプラモード、エラストグラフィモード、パルスドプラモード、連続波ドプラモードの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項16又は17に記載の超音波診断装置。

請求項19

複数の画像モードのそれぞれに対する画像パラメーターの適用有無の入力を受け付ける第3の操作部と、前記入力された各画像モードの画像パラメーターの適用有無を設定する設定部と、を備えることを特徴とする請求項16から18のいずれか一項に記載の超音波診断装置。

請求項20

超音波を被検体に送受信する超音波探触子で得られた受信信号に基づいて、超音波画像データを生成する画像生成部と、深度に対応付けられた第1の複数の画像パラメーターを記憶する記憶部と、前記第1の複数の画像パラメーターに基づいて、超音波画像データを前記画像生成部に生成させる制御部と、デフォルトの複数の画像パラメーターを登録する登録部と、を備え、前記制御部は、第1の複数の画像パラメーターの適用がオフされ、前記デフォルトの複数の画像パラメーターが登録されている場合に、当該デフォルトの複数の画像パラメーターに基づいて、超音波画像データを前記画像生成部に生成させることを特徴とする超音波診断装置。

請求項21

前記第1の複数の画像パラメーターの適用をオンする入力を受け付ける第4の操作部と、前記制御部は、前記第1の複数の画像パラメーターの適用をオンする入力が行われて前記第1の複数の画像パラメーターの適用がオンされている状態で、同じ入力が再度行われた場合に、当該第1の複数の画像パラメーターの適用をオフし、前記デフォルトの複数の画像パラメーターの適用をオンすることを特徴とする請求項20に記載の超音波診断装置。

請求項22

前記登録部は、前記デフォルトの複数の画像パラメーターを、プリセット及び超音波探触子の少なくとも1つに対応付けて登録し、前記制御部は、指定されたプリセット及び超音波探触子の少なくとも1つに対応する前記デフォルトの複数の画像パラメーターの適用をオン又はオフすることを特徴とする請求項20又は21に記載の超音波診断装置。

請求項23

前記深度は、表示深度、ROI深度及びフォーカス深度の少なくとも1つであることを特徴とする請求項20から22のいずれか一項に記載の超音波診断装置。

技術分野

0001

本発明は、超音波診断装置に関する。

背景技術

0002

超音波診断は、超音波探触子体表又は体腔内から当てるという簡単な操作で心臓胎児などの様子が超音波画像として得られ、かつ安全性が高いため繰り返して検査を行うことができる。このような超音波診断を行うために用いられる超音波診断装置が知られている。超音波画像データは、超音波探触子から超音波が被検体に送信され、反射した超音波を超音波探触子が受波して電気信号(以下、受信信号とする)へ変換し、その受信信号に様々な処理を行うことで得られる。

0003

超音波画像データの生成において、各種の画像パラメーターを設定することで、生成する超音波画像データに各種の影響を与えることができる。例えば、画像モードとしてのB(Brightness)モードの超音波画像データの生成において、画像パラメーターとしての空間コンパウンドの視方向の数を超音波画像の画像深度表示深度)に応じて決定する超音波診断イメージシステムが知られている(特許文献1参照)。

0004

Bモードは、被検体に送信した超音波の反射超音波に応じた受信信号の振幅輝度に変換した超音波画像データ(Bモード画像データ)を生成し表示する画像モードである。また、表示深度とは、表示する超音波画像のうち最も深い位置の深度である。Bモードの場合は、観察したい対象が表示範囲に収まるように表示深度を調整するので、表示深度に応じて空間コンパウンドの視方向の数を設定するのが適切である。

先行技術

0005

特許第4694692号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかし、画像モードがカラードプラモードエラストグラフィモードである場合には、表示範囲の一部分にROI(Region Of Interest;関心領域)を配置して観察するので、表示深度に応じて画像パラメーターを設定するのは必ずしも適切でない場合があった。カラードプラモードは、被検体の血流などの動きを色で表現する超音波画像データ(C(カラードプラモード画像データ)を生成し表示する画像モードである。エラストグラフィモードは、被検体の組織の硬さを色で表現する画像をBモード画像上に重ねて表示したり、被検体の組織の硬さを表す数値をBモード画像と共に表示したりするモードである。Cモード画像データ又はエラストグラフィモードにおける硬さを色で表現した画像データは、Bモード画像上のROI内に表示される。また、エラストグラフィモードにおける硬さの測定対象の画像データも、ROI内に表示される。

0007

したがって、カラードプラモードやエラストグラフィモードにおいて、ROIに対応する深度に応じて画像パラメーターを設定する要請がある。

0008

本発明の課題は、超音波画像のROIの深度に応じて適切な画像パラメーターを適用することである。

課題を解決するための手段

0009

上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の超音波診断装置は、
超音波を送受信する超音波探触子で得られた受信信号に基づいて、超音波画像データを生成する画像生成部と、
ROIに対応する深度に対応付けられた第1の複数の画像パラメーターを記憶する記憶部と、
前記第1の複数の画像パラメーターに基づいて、超音波画像データを前記画像生成部に生成させる制御部と、を備えることを特徴とする。

0010

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の超音波診断装置において、
画像モードとしてカラードプラモード及びエラストグラフィモードの少なくとも1つを有し、
前記制御部は、前記第1の複数の画像パラメーターに基づいて、カラードプラモード又はエラストグラフィモードの超音波画像データを前記画像生成部に生成させることを特徴とする。

0011

請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の超音波診断装置において、
前記ROIに対応する深度は、ROIの深度方向上端下端の間の所定の割合の位置に対応するROI深度であることを特徴とする。

0012

請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の超音波診断装置において、
前記ROIに対応する深度は、フォーカス深度であり、
前記フォーカス深度は、ROIの深度方向の上端と下端の間の所定の割合の位置に対応するROI深度に連動することを特徴とする。

0013

請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の超音波診断装置において、
前記第1の複数の画像パラメーターは、前記ROIに対応する深度及び表示深度の組合せに対応付いていることを特徴とする。

0014

請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の超音波診断装置において、
前記第1の複数の画像パラメーターは、送信周波数、繰り返し送信数音線密度時間平均フレームレート優先設定の少なくとも1つを含むことを特徴とする。

0015

請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の超音波診断装置において、
前記制御部は、前記第1の複数の画像パラメーターと、前記ROIに対応する深度に連動しない第2の画像パラメーターとに基づいて、前記超音波画像データを前記画像生成部に生成させることを特徴とする。

0016

請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の超音波診断装置において、
前記記憶部は、前記第1の複数の画像パラメーターを含む画像パラメーターセットを複数記憶し、
前記複数の画像パラメーターセットから画像パラメーターセットの選択入力受け付ける第1の操作部を備え、
前記制御部は、前記選択された画像パラメーターセットの複数の画像パラメーターに基づいて、前記超音波画像データを前記画像生成部に生成させることを特徴とする。

0017

請求項9に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の超音波診断装置において、
前記記憶部は、ROIに対応する深度に対応付けられた複数組の前記第1の複数の画像パラメーターを含む画像パラメーターセットを記憶し、
前記制御部は、前記ROIに対応する深度に対応付けられた前記第1の複数の画像パラメーターに基づいて、前記超音波画像データを前記画像生成部に生成させることを特徴とする。

0018

請求項10に記載の発明は、請求項8又は9に記載の超音波診断装置において、
前記記憶部は、前記画像パラメーターセットは、前記第1の複数の画像パラメーターとは異なる第2の画像パラメーターを含むことを特徴とする。

0019

請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の超音波診断装置において、
前記第2の画像パラメーターは、前記ROIに対応する深度に連動しない画像パラメーターであることを特徴とする。

0020

請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の超音波診断装置において、
前記ROIに対応する深度に連動しない画像パラメーターは、流速スケールステア角度、ROIサイズの少なくとも1つであることを特徴とする。

0021

請求項13に記載の発明は、請求項1から12のいずれか一項に記載の超音波診断装置において、
画像モードとして、パルスドプラモード及び連続波ドプラモードの少なくとも1つを有し、
前記記憶部は、ゲート深度又はフォーカス深度に対応付けられた第3の複数の画像パラメーターを記憶し、
前記制御部は、前記第3の複数の画像パラメーターに基づいて、パルスドプラモード又は連続波ドプラモードの超音波画像データを前記画像生成部に生成させることを特徴とする。

0022

請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の超音波診断装置において、
前記第3の複数の画像パラメーターは、送信周波数を含む。

0023

請求項15に記載の発明は、請求項1から14のいずれか一項に記載の超音波診断装置において、
画像モードとして、Bモード及びMモードの少なくとも1つを有し、
前記記憶部は、表示深度に対応付けられた第4の複数の画像パラメーターを記憶し、
前記制御部は、前記第4の複数の画像パラメーターに基づいて、Bモード又はMモードの超音波画像データを前記画像生成部に生成させることを特徴とする。

0024

請求項16に記載の発明は、請求項1から15のいずれか一項に記載の超音波診断装置において、
複数の画像モードのそれぞれに対して深度に連動する画像パラメーターの入力を受け付ける第2の操作部と、
記入力された各画像モードの深度に連動する画像パラメーターを作成する作成部と、を備えることを特徴とする。

0025

請求項17に記載の発明は、請求項16に記載の超音波診断装置において、
前記第2の操作部は、複数の画像モードの画像パラメーターに連動する深度として、表示深度、ROI深度又はフォーカス深度の入力を受け付け、
前記作成部は、前記入力された各画像モードの表示深度、ROI深度又はフォーカス深度に連動する画像パラメーターを作成することを特徴とする。

0026

請求項18に記載の発明は、請求項16又は17に記載の超音波診断装置において、
前記複数の画像モードは、Bモード、Mモード、カラードプラモード、エラストグラフィモード、パルスドプラモード、連続波ドプラモードの少なくとも1つを含むことを特徴とする。

0027

請求項19に記載の発明は、請求項16から18のいずれか一項に記載の超音波診断装置において、
複数の画像モードのそれぞれに対する画像パラメーターの適用有無の入力を受け付ける第3の操作部と、
前記入力された各画像モードの画像パラメーターの適用有無を設定する設定部と、を備えることを特徴とする。

0028

請求項20に記載の発明の超音波診断装置は、
超音波を被検体に送受信する超音波探触子で得られた受信信号に基づいて、超音波画像データを生成する画像生成部と、
深度に対応付けられた第1の複数の画像パラメーターを記憶する記憶部と、
前記第1の複数の画像パラメーターに基づいて、超音波画像データを前記画像生成部に生成させる制御部と、
デフォルトの複数の画像パラメーターを登録する登録部と、を備え、
前記制御部は、第1の複数の画像パラメーターの適用がオフされ、前記デフォルトの複数の画像パラメーターが登録されている場合に、当該デフォルトの複数の画像パラメーターに基づいて、超音波画像データを前記画像生成部に生成させることを特徴とする。

0029

請求項21に記載の発明は、請求項20に記載の超音波診断装置において、
前記第1の複数の画像パラメーターの適用をオンする入力を受け付ける第4の操作部と、
前記制御部は、前記第1の複数の画像パラメーターの適用をオンする入力が行われて前記第1の複数の画像パラメーターの適用がオンされている状態で、同じ入力が再度行われた場合に、当該第1の複数の画像パラメーターの適用をオフし、前記デフォルトの複数の画像パラメーターの適用をオンすることを特徴とする。

0030

請求項22に記載の発明は、請求項20又は21に記載の超音波診断装置において、
前記登録部は、前記デフォルトの複数の画像パラメーターを、プリセット及び超音波探触子の少なくとも1つに対応付けて登録し、
前記制御部は、指定されたプリセット及び超音波探触子の少なくとも1つに対応する前記デフォルトの複数の画像パラメーターの適用をオン又はオフすることを特徴とする。

0031

請求項23に記載の発明は、請求項20から22のいずれか一項に記載の超音波診断装置において、
前記深度は、表示深度、ROI深度及びフォーカス深度の少なくとも1つであることを特徴とする。

発明の効果

0032

本発明によれば、超音波画像のROIの深度に応じて適切な画像パラメーターを適用できる。

図面の簡単な説明

0033

本発明の実施の形態の超音波診断装置の外観図である。
超音波診断装置の機能構成を示すブロック図である。
Cモード画像生成部の機能構成を示すブロック図である。
MTIフィルターの入出力の関係を示す図である。
Cモードの画像パラメーターセット群を示す図である。
Bモードの画像パラメーターセット群を示す図である。
表示深度、ROI深度、フォーカス深度を示す図である。
画像パラメーターセット作成処理を示すフローチャートである。
(a)は、画像パラメーターセット作成準備画面を示す図である。(b)は、画像パラメーターセット作成画面を示す図である。
画像パラメーターコピーウィンドウを示す図である。
(a)は、全画像パラメーターの全浅コピー及び全深コピーをした画像パラメーターセットを示す図である。(b)は、全画像パラメーターの一段浅いコピー及び一段深いコピーをした画像パラメーターセットを示す図である。
カラードプラ繰り返し送信数の全浅コピー及び全深コピーをした画像パラメーターセットを示す図である。
デフォルト画像パラメーターセット設定処理を示すフローチャートである。
(a)は、画像パラメーターセット設定画面を示す図である。(b)は、画像パラメーターセット選択ウィンドウを示す図である。
Cモード画像パラメーターセット適用処理を示すフローチャートである。
図15続きのCモード画像パラメーターセット適用処理を示すフローチャートである。

実施例

0034

添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。

0035

(実施の形態)

0036

先ず、図1図3を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。図1は、本実施の形態の超音波診断装置1の外観図である。図2は、超音波診断装置1の機能構成を示すブロック図である。図3は、Cモード画像生成部7の機能構成を示すブロック図である。

0037

図1及び図2に示すように、本実施の形態の超音波診断装置1は、病院などの医療機関に設置され、被計測物である患者生体などの被検体の超音波画像を生成する装置である。超音波診断装置本体100と、超音波探触子101と、を備える。超音波探触子101は、図示しない生体などの被検体に対して超音波(送信超音波)を送信するとともに、この被検体で反射した超音波(反射超音波)を受信する。超音波診断装置本体100は、ケーブル102を介して、超音波探触子101と接続され、超音波探触子101に電気信号の駆動信号を送信することによって超音波探触子101に被検体に対して送信超音波を送信させるとともに、超音波探触子101にて受信した被検体内からの反射超音波に応じて超音波探触子101で生成された電気信号である受信信号に基づいて被検体内の内部状態を超音波画像として画像化する。

0038

超音波探触子101は、圧電素子からなる振動子101aを備えており、この振動子101aは、例えば、方位方向走査方向)に一次元アレイ状に複数配列されている。本実施の形態では、例えば、192個の振動子を備えた超音波探触子101を用いている。なお、振動子は、二次元アレイ状に配列されたものであってもよい。また、振動子101aの個数は、任意に設定することができる。また、本実施の形態では、超音波探触子101について、リニア走査方式の電子スキャンプローブを採用するものとするが、電子走査方式あるいは機械走査方式の何れを採用してもよく、また、リニア走査方式、セクタ走査方式あるいはコンベックス走査方式の何れの方式を採用でき、超音波探触子101を異なる種類のものに交換することもできる。

0039

超音波診断装置本体100は、第1〜第4の操作部としての操作部2と、送信部3と、受信部4と、B(Brightness)モード画像生成部5と、ROI(Region Of Interest:関心領域)設定部6と、Cモード画像生成部7と、表示処理部8と、作成部、設定部、登録部としての制御部9と、記憶部10と、表示部11と、他モード画像生成部12と、を備える。送信部3、受信部4、Bモード画像生成部5、ROI設定部6、Cモード画像生成部7、表示処理部8、他モード画像生成部12は、画像生成部として機能する。

0040

振動子101aそれぞれは、送信部3からの駆動信号(送信電気信号)を超音波へと変換し、超音波ビームを生成する。従って、操作者は、被検体表面に超音波探触子101を配置することで、被検体内部に超音波ビームを照射することができる。そして、超音波探触子101は、被検体内部からの反射超音波を受信し、複数の振動子101aでその反射超音波を受信電気信号へと変換して受信部4に供給する。また、制御部9の制御に基づき、送信部3は、超音波探触子101が使用する振動子101aを選択し、振動子101aに電圧を与えるタイミングや電圧の値を個々に変化させることによって、超音波探触子101が送信する超音波ビームの照射位置や照射方向を制御することができる。

0041

また、超音波探触子101は、送信部3や受信部4の一部の機能を含んでいてもよい。例えば、超音波探触子101は、送信部3から出力された駆動信号を生成するための制御信号(以下、「送信制御信号」とする。)に基づき、超音波探触子101内で駆動信号を生成し、この駆動信号を振動子101aにより超音波に変換するとともに、受信した反射超音波を受信電気信号に変換し、超音波探触子101内で受信電気信号に基づき後述する受信信号を生成する構成が挙げられる。

0042

さらに、超音波探触子101は、超音波診断装置本体100とケーブル102を介して電気的に接続された構成が一般的であるが、これに限定されるものではなく、例えば、超音波探触子101は、超音波診断装置本体100との間で、送信信号や受信信号の送受信をUWB(Ultra Wide Band)などの無線通信により行う構成であってもよい。ただし、係る構成の場合は、超音波診断装置本体100及び超音波探触子101に無線通信可能な通信部を備える構成となることは言うまでもない。

0043

操作部2は、操作者から入力を受け取り、操作者の入力に基づく指令を制御部9に出力する。操作部2は、Bモード画像のみを表示させるBモードと、Bモード画像上にCモード(カラードプラモード、カラーフローモード)画像を重畳表示させる画像モード(以下、「Cモード」とする。)と、Bモード画像上にエラストグラフィ画像を重畳表示させる画像モード(以下、「エラストグラフィモード」とする。)、M(Motion)モード、パルスドプラモード、連続波ドプラモードなどの他の画像モードとの1つを、操作者が選択することできる機能を備える。そして、操作部2は、操作者がBモード画像上のCモード画像又はエラストグラフィ画像を表示させるROIの位置の指定入力を受け付ける機能も含まれる。また、表示させるCモード画像としては、さらに、血流の状態を示す血流信号としての血流速度Vにより血流の流速及び方向をカラー表示するV(速度)モードと、血流信号としての血流のパワーPにより血流のパワーをカラー表示するP(パワー)モードと、血流速度V、血流信号としての分散Tにより血流の流速及び分散をカラー表示するV−Tモードと、の画像モードのCモード画像があるものとする。操作部2は、操作者からCモードの入力を受け付けた場合に、さらにその表示モードの入力も受け付けるものとする。Cモード画像の表示モードには、T(分散)モード、dP(方向付パワー)モードなどを含めてもよい。このように、Cモード(カラードプラモード)は、Vモード、Pモード、Tモード、dPモードと、これらのうちの少なくとも2つを組み合わせた画像モードと、を含むものとする。

0044

また、操作部2は、表示部11の表示画面上に設けられ、操作者のタッチ入力を受け付けるタッチパネルを含むものとする。

0045

送信部3は、少なくとも駆動信号を生成し、超音波探触子101に超音波ビームを送信させる送信処理を行う。一例として、送信部3は、振動子101aを有する超音波探触子101から超音波ビームを送信するための駆動信号を生成する送信処理を行い、この駆動信号に基づき超音波探触子101に対して所定のタイミングで発生する高圧の駆動信号を供給することで、超音波探触子101の振動子101aを駆動させる。これにより、超音波探触子101は、駆動信号を超音波へと変換することで、被検体に超音波ビームを照射することができる。

0046

送信部3は、制御部9の制御に従い、Cモードがオンされている場合には、Bモード画像を表示させるための送信処理に加え、Cモード画像を表示させるための送信処理が行われる。例えば、Bモード画像を表示させるための電気的な駆動信号を供給した後に、Cモード画像を表示させるための駆動信号を同一方向(同一ライン)にn(nは例えば16など十数回)回繰り返し供給することを、ROI設定部6で設定されたROIの全方位(走査)方向(全ライン)に対して行う。また、送信部3は、送信処理時に、指定されている画像モードの画像用の送信処理の付加情報を指定しておき、この付加情報を受信部4に供給する。

0047

受信部4は、制御部9の制御に従い、反射超音波に基づく電気的なRF(Radio Frequency)信号としての受信信号を生成する受信処理を行う。受信部4は、例えば、超音波探触子101で反射超音波を受信し、その反射超音波に基づき変換された受信電気信号に対し、受信電気信号を増幅してA/D変換、整相加算を行うことで受信信号(音線データ)を生成する。

0048

受信部4は、送信部3から付加情報を取得し、取得した付加情報がBモード画像用の付加情報であれば受信信号をBモード画像生成部5に供給し、取得した付加情報がCモード画像用の付加情報であれば受信信号をCモード画像生成部7に供給し、他の画像モードの画像用の付加情報であれば受信信号を他モード画像生成部12に供給する。以下、Bモード画像生成用の受信信号を「Bモード受信信号」、Cモード画像生成用の受信信号を「Cモード受信信号」と称することとし、エラストグラフィ画像生成用の受信信号を「エラストグラフィ受信信号」と称することとし、他の画像モードも同様である。

0049

なお、本実施の形態においては、生成した画像フレームに係る受信信号を、受信部4が、Bモード画像用かCモード画像用かを選別して各ブロックに供給する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば、生成した画像フレームに係る受信信号を、Bモード画像生成部5、Cモード画像生成部7及び他モード画像生成部12のそれぞれに入力して選別する構成であってもよい。

0050

Bモード画像生成部5は、制御部9の制御に従い、受信部4から入力されたBモード受信信号に、包絡線検波対数圧縮などを実施し、ダイナミックレンジゲインの調整を行って輝度変換することで、Bモード画像データを生成し、表示処理部8に出力する。

0051

ROI設定部6は、制御部9の制御に従い、操作部2を介して操作者から入力されたROIの指定情報に応じて、送信部3及び表示処理部8にCモード画像のROIを設定する。

0052

Cモード画像生成部7は、制御部9の制御に従い、受信部4から入力されたCモード受信信号に応じて、Cモード画像データを生成し、表示処理部8に出力する。ここで、図3を参照して、Cモード画像生成部7の内部構成を説明する。図3に示すように、Cモード画像生成部7は、直交検波回路71と、コーナーターン制御部72と、MTIフィルター73と、相関演算部74と、データ変換部75と、ノイズ除去空間フィルター部76と、フレームフィルター77と、Cモード画像変換部78と、を有する。

0053

直交検波回路71は、制御部9の制御に従い、受信部4から入力されたCモード受信信号を直交検波することにより、取得したCモード受信信号と、参照信号との位相差を算出し、(複素ドプラ信号I,Qを取得する。

0054

コーナーターン制御部72は、制御部9の制御に従い、直交検波回路71から入力されたドプラ信号I,Qを、同一音響線(ライン)毎に、超音波探触子101から被検体への深さ方向と、超音波の送受信の繰り返し回数nのアンサンブル方向と、に配列してメモリー(図示略)に格納し、深さ毎にドプラ信号I,Qをアンサンブル方向に読み出す。

0055

受信信号(ドプラ信号I,Q)は、Cモード画像生成に必要な血流の信号成分に加えて、不要な血管壁や組織などの情報(クラッタ成分)も混在している。

0056

ここで、図4を参照して、MTIフィルター73を説明する。図4は、MTIフィルターの入出力の関係を示す図である。MTIフィルター73は、制御部9の制御に従い、コーナーターン制御部72から入力されたドプラ信号I,Qをフィルタリングしてクラッタ成分を除去する。

0057

コーナーターン制御部72から出力されるドプラ信号I,Qからなる繰り返し回数n個(パケットサイズn)の複素数パケットデータSpとする。パケットデータSpは、n個の入力データx(0),x(1),…,x(n-1)として表される。x(0),x(1),…,x(n-1)は、生成された経時的な順又はその逆順に並べられているものとする。

0058

図4に示すように、クラッタ信号と血流信号とによる相互変調がなく、線形フィルターであるMTIフィルターの入出力は、次式(1)で表される。
y=Ax …(1)
ただし、y:MTIフィルターから出力されるパケットデータy(0),y(1),…,y(m-1)を示す出力ベクトル、A:MTIフィルター係数行列フィルターマトリクス)(m×n)、x:入力データx(0),x(1),…,x(n-1)を示す入力ベクトル、である。

0059

MTIフィルター73は、FIR(Finite Impulse Response)フィルターやIIR(Infinite Impulse Response)フィルターとして構成されるハイパスフィルタによる方式、回帰フィルター(レグレッションフィルター)による方式、主成分分析による方式、あるいは、これらの組合せによる方式のいずれでもよい。

0060

例えば、FIRフィルターのMTIフィルター係数行列AとしてのFIRフィルター係数行列AFIRは、次式(2)で表現される。



ただし、ci:FIRフィルター係数である。

0061

また、多項式回帰フィルターのMTIフィルター係数行列Aとしての多項式回帰フィルター係数行列Aregは、次式(3)で表現される。



ただし、i:次数、wi:次数iの重み、bi:次数iの基底ベクトル、biT:次数iの基底ベクトルBiのエルミート転置行列である。

0062

回帰フィルターとFIRフィルターとを組み合わせる場合、それぞれのフィルターを直列させることにより実現できる。この直列方式先行例には米国特許第9877701号明細書があり、線形回帰フィルターとFIRフィルターとの組合せについて記載されている。ただし、この直列の構成では、回帰フィルターとFIRフィルターとをそれぞれ実装する必要があるため、回路規模ハードウェアの場合)や計算量(ソフトウェアの場合)が大きくなる。

0063

これを解決するため、MTIフィルター73では、回帰フィルターとFIRフィルターとのフィルターを行列として表現し、それらの行列を掛け合わせたMTIフィルター係数行列Aを予め算出しておき、そのMTIフィルター係数行列AをパケットデータSpに掛ける構成とすることができる。こうすることにより、予め掛け合わせた行列を計算しておけば、行列を入力データ列に掛け合わせる回路あるいは計算だけでMTIフィルター73を構成できる。

0064

主成分分析による方式も同様に行列でフィルターを表現できる。主成分分析による方式の場合、入力データに応じて適応的にフィルター係数を算出するが、算出された主成分分析による方式のフィルターと、予め算出された他の方式のフィルターと組み合わせてMTIフィルター係数行列Aを算出できる。

0065

図3戻り、相関演算部74は、制御部9の制御に従い、MTIフィルター73によりフィルタリングされたドプラ信号I,Q(複素ドプラ信号z)から、次式(4)のドプラ信号の自己相関演算平均値S(位相差ベクトルの平均値)の実部D及び虚部Nを算出する。

0066

データ変換部75は、制御部9の制御に従い、MTIフィルター73によりフィルタリングされたドプラ信号I,Qや、ドプラ信号の自己相関演算の平均値Sの実部D及び虚部Nから、血流速度V、パワーP、分散Tを算出する。より具体的には、データ変換部75は、次式(5)により、ドプラ信号の自己相関演算の平均値Sの実部D及び虚部Nから、血流速度Vを算出する。

0067

また、データ変換部75は、次式(6)により、ドプラ信号I,Q(複素ドプラ信号z)から、ドプラ信号の強度の平均値としてのパワーPを算出する。

0068

また、データ変換部75は、次式(7)により、ドプラ信号の自己相関演算の平均値Sの実部D及び虚部Nから、位相差ベクトルの大きさとパワーとの比(ただし、1から引いて大小を逆転したもの)としての分散Tを算出する。

0069

ノイズ除去空間フィルター部76は、データ変換部75により算出されたパワーPと、血流速度V、分散Tと、をフィルタリングする。ノイズ除去空間フィルター部76は、キーホールフィルター、空間フィルター(いずれも図示略)を有する。

0070

キーホールフィルターは、Cモード画像のフレームを構成するパワーP、血流速度V、分散Tをフィルタリングして、ノイズを除去する。Vモード、V−Tモードにおいて、キーホールフィルターは、データ変換部75により算出された血流速度VとパワーPにより設定された除去する領域の血流速度Vを除去して、血流速度Vをフィルタリングする。Vモード、V−Tモードにおいて、血流速度Vは、画像表示色付け)に使用される。Pモードにおいて、キーホールフィルターは、データ変換部75により算出された血流速度VとパワーPにより設定された除去する領域のパワーPを除去して、パワーPをフィルタリングする。Pモードにおいて、パワーPは、画像表示(色付け)に使用される。

0071

より具体的には、Vモード、V−Tモードにおいて、キーホールフィルターは、血流速度Vが所定閾値より小さい領域の血流信号を、クラッターノイズとみなし、パワーPが所定閾値より小さい領域の血流信号を、背景ノイズとみなして、これらの領域の血流速度Vを除去する。また、Pモードにおいて、キーホールフィルターは、血流速度Vが所定閾値より小さい領域の血流信号を、クラッターノイズとみなし、パワーPが所定閾値より小さい領域の血流信号を、背景ノイズとみなして、これらの領域のパワーPを除去する。

0072

空間フィルターは、Cモード画像のフレームを構成する血流速度V、パワーP、分散Tのデータをスムージングするための2次元加重平均フィルターである。Vモード又はV−Tモードにおいて、空間フィルターは、キーホールフィルターによりフィルタリングされた血流速度Vと、データ変換部75により算出された分散Tとをフィルタリングする。Pモードにおいて、空間フィルターは、キーホールフィルターによりフィルタリングされたパワーPをフィルタリングする。

0073

フレーム間フィルター77は、ノイズ除去空間フィルター部76によりフィルタリングされた血流速度V、パワーPと、分散Tと、のうち、操作部2で操作入力された表示モードに対応して、Cモード画像を構成する各フレームの血流成分について、フレーム間の変化を滑らかにし残像を残すようにフィルタリングを行う。

0074

Cモード画像変換部78は、フレーム間フィルター77によりフィルタリングされた血流速度V、パワーP、分散Tをカラーマッピングして、ROIのCモード画像データに変換して生成する。

0075

図2に戻り、他モード画像生成部12は、制御部9の制御に従い、受信部4から入力された他の画像モードの受信信号から、当該他の画像モード(エラストグラフィモード、Mモード、パルスドプラモード、連続波ドプラモードなど)の画像データ(ただし、エラストグラフィモードはROIの大きさのエラストグラフィ画像の画像データ)を生成し、表示処理部8に出力する。

0076

表示処理部8は、制御部9の制御に従い、表示部11に表示させる表示画像データ構築し、表示部11にその表示画像データを表示させる処理を行う。特に、Bモードが選択されている場合は、超音波画像として、Bモード画像生成部5で生成したBモード画像データのBモード画像を表示画像データ中に含める処理を行う。また、Cモードが選択されている場合は、超音波画像として、Bモード画像生成部5で生成したBモード画像上に選択されたROIの位置に、Cモード画像生成部7で生成したCモード画像データのCモード画像を重畳させた合成画像データを生成し、これを表示画像データ中に含める処理を行う。また、エラストグラフィモードが選択されている場合は、超音波画像として、Bモード画像生成部5で生成したBモード画像上に選択されたROIの位置に、他モード画像生成部12で生成したエラストグラフィ画像データのエラストグラフィ画像を重畳させた合成画像データを生成し、これを表示画像データ中に含める処理を行う。また、Mモード、パルスドプラモード、連続波ドプラモードが選択されている場合は、超音波画像として、Bモード画像生成部5で生成したBモード画像と、他モード画像生成部12で生成した他の画像モードの画像データの画像と、を並列表示する合成画像データを生成し、これを表示画像データ中に含める処理を行う。

0077

また、表示処理部8は、制御部9の制御に従い、適用される各画像モードの画像パラメーターに応じた画像処理を当該各画像モードの超音波画像データに適宜施す。

0078

制御部9は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備えて構成され、ROMに記憶されているシステムプログラムなどの各種処理プログラム読み出してRAMに展開し、展開したプログラムに従って超音波診断装置1各部の動作を制御する。RAMは、CPUにより実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。ROMは、半導体などの不揮発メモリーなどにより構成され、超音波診断装置1に対するシステムプログラム及び該システムプログラム上で実行可能な各種処理プログラムや、各種データなどを記憶する。これらのプログラムは、コンピューター読み取り可能なプログラムコードの形態で格納され、CPUは、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。ROMには、例えば、後述する画像パラメーターセット作成処理、デフォルト画像パラメーターセット設定処理、Cモード画像パラメーターセット適用処理を行うための画像パラメーターセット作成プログラム、デフォルト画像パラメーターセット設定プログラム、Cモード画像パラメーターセット適用プログラムが記憶されている。

0079

記憶部10は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などの大容量記録媒体によって構成されており、超音波画像データ(Bモード画像データ、Cモード画像データ、合成画像データ)、後述する画像パラメーターセット群200,300,400などを記憶する。

0080

表示部11は、表示処理部8から出力された画像データを表示する、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(ElectroLuminescence)ディスプレイなどのいわゆるモニターである。

0081

超音波診断装置1が備える各部について、各々の機能ブロックの一部又は全部の機能は、集積回路などのハードウェア回路として実現することができる。集積回路とは、例えばLSI(Large Scale Integration)であり、LSIは集積度の違いにより、IC(IntegratedCircuit)、システムLSIスーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサーで実現してもよいし、FPGA(Field Programmable Gate Array)やLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブルプロセッサーを利用してもよい。また、各々の機能ブロックの一部又は全部の機能をソフトウェアにより実行するようにしてもよい。この場合、このソフトウェアは一つ又はそれ以上のROMなどの記憶媒体光ディスク、又はハードディスクなどに記憶されており、このソフトウェアが演算処理器により実行される。

0082

つぎに、図5図7を参照して、記憶部10に記憶される画像パラメーターセット群200,300,400の構成を説明する。図5は、Cモードの画像パラメーターセット群200,300を示す図である。図6は、Bモードの画像パラメーターセット群400を示す図である。図7は、表示深度、ROI深度、フォーカス深度を示す図である。

0083

図5に示す画像パラメーターセット群200は、Cモードの画像パラメーターセット群であり、複数のROI深度の各々に対応付けて、複数の画像パラメーターの設定値の組である画像パラメーターセットを格納する表(テーブル)である。図5に示す画像パラメーターセット群300は、Cモードの画像パラメーターセット群であり、複数のフォーカス深度の各々に対応付けて、複数の画像パラメーターの設定値の組である画像パラメーターセットを格納する表(テーブル)である。図6に示す画像パラメーターセット群400は、Bモードの画像パラメーターセット群であり、複数の表示深度の各々に対応付けて、複数の画像パラメーターの設定値の組である画像パラメーターセットを格納する表(テーブル)である。

0084

ここで、図7を参照して、表示深度、ROI深度及びフォーカス深度を説明する。図7に示すCモードの合成画像F1は、背景画像としてのBモード画像FB1に、ROI1r内のCモード画像FC1が重畳された超音波画像である。Bモード画像FB1の上端が、被検体の体表に対応する。

0085

表示深度は、体表を基準とした超音波画像の全表示領域の下端の深度であり、例えばBモード画像FB1の下端の深度である。ROI深度は、体表を基準としたROIの上端と下端との間で予め設定された位置の深度であり、例えばROIの上端と下端との間の距離を100%として、上端から所定割合(本実施の形態では50%(上端と下端との中央)とする)の位置の深度である。ただし、この所定割合は、50%以外であってもよい。

0086

フォーカス深度は、体表を基準とした超音波ビームの焦点に対応する深度であり、例えばCモード画像FC1の超音波ビームBEの焦点の深度である。ただし、超音波ビームBEはROIを走査するための複数回の送信のうちの1回の超音波ビームを示したものである。フォーカス深度は、ROI深度に応じて決まる(ROI深度に連動する)構成することもできるし、操作者が操作部2を介して設定する構成とすることもできる。前者の場合、画像パラメーターに用いるCモードのフォーカス深度は、ROI深度に一致するフォーカス深度、又は超音波診断装置1の取り得るフォーカス深度のうちROI深度に最も近いフォーカス深度であるものとする。

0087

また、図示を省略するが、画像モードがパルスドプラモードなどのサンプルゲートを用いる画像モードである場合に、例えばサンプルゲートの上側のゲート部中央と下側のゲート部中央との間の線分の中央の位置をゲート深度として用いる。

0088

Cモードの画像パラメーターセット群200は、超音波探触子の種類、観察部位、超音波診断の分野など別に設けられた画像パラメーターセット210,220…を有する。

0089

画像パラメーターセット210は、画像パラメーターセットの名称、タグ1、タグ2を有する。名称、タグ1、タグ2は、画像パラメーターセット210の識別情報として機能する。このため、例えば、複数の画像パラメーターセットに同じ名称を付与し、各画像パラメーターセットで異なるタグを付与する構成も可能である。タグは、ここでは画像パラメーターセットごとに2つまで登録した例を説明するが、この数に限定されるものではない。

0090

名称は、画像パラメーターセットの名称であり、ここでは識別情報(C1rなど)とするが、これに限定されるものではなく、例えば、観察部位としてもよい。タグは、例えば、画像パラメーターセットを用いる超音波診断における超音波探触子101の種類、超音波診断の分野など、操作者が自由に設定できる。名称及びタグは、画像パラメーターセットのキーワード検索タグ検索にも用いられる。

0091

画像パラメーターセット210は、複数のROI深度(例えば、「0〜0.5[cm]」〜「8[cm]〜」の各々に対応して、Cモードの画像パラメーターとして、カラードプラ周波数、カラードプラ繰り返し送信数、カラードプラ音線密度、カラードプラ時間平均、フレームレート優先設定、カラードプラゲインオフセットの設定値を有しているものとする。

0092

カラードプラ(送信)周波数は、Cモード画像データ生成時の送信超音波の周波数[MHz]である。カラードプラ繰り返し送信数は、1フレームのCモード画像データ生成時の同じ走査位置に繰り返し送信する送信超音波の数である。カラードプラ音線密度は、Cモード画像データ生成時に超音波探触子101から出射する送信超音波の音線密度を示す情報である。カラードプラ音線密度の設定値は、例えば音線の密度の度合いを数値(1〜5)で表したものである。カラードプラ音線密度は、小さくなるほどフレームレートが上がって画質下がり、大きくなるほどフレームレートが下がって画質が上がる。

0093

カラードプラ時間平均は、Cモード画像データ生成時のCモード画像のうち時間的に連続する複数フレームのCモード画像(各画素値)の算術平均又は重みづけ平均をとる処理の強さを示す量であり、例えば時間平均の処理の強さを強、中、弱の三段階で表したものである。強ほど算術平均をとるフレーム数が多い又は過去フレームの重みが大きくなり、弱ほど算術平均をとるフレーム数が少ない又は過去フレームの重みが小さくなる。この時間平均は、複数のフレームの画像を重ね合わせてノイズを消し、真の信号を強める処理(パーシスタンス)の強さを示す情報である。

0094

フレームレート優先設定は、Cモード画像データ生成時の画質よりもフレームレートを優先する(高める)処理の強さを示す情報である。フレームレートを優先する処理は、例えば、Cモード画像と合成するBモード画像のスキャンパラメーターを制限することで、合成画像のフレームレートを優先する処理である。Bモード画像で制限されるスキャンパラメーターは、例えば、Bモードの音線密度、THI(Tissue Harmonic Imaging)、多段フォーカス合成開口である。

0095

Bモードの音線密度は、小さくなるほどフレームレートが上がって画質が下がり、大きくなるほどフレームレートが下がって画質が上がる。このため、Bモードの音線密度の制限がきつい(音線密度をより小さな度合で制限する)ほど、フレームレートが上がる。

0096

THIは、パルスインバージョン(Pulse Inversion)方式によるTHIであり、Bモード画像データ生成において、送信部から互いに正負反転した波形で2回駆動信号を超音波探触子101に出力し、受信部で得られた受信信号を足し合わせることにより、基本波成分が相殺し高調波成分を得て超音波画像の分解能を向上する手法である。THIとしては、パルスインバージョン方式のTHIの他に、受信信号の高調波成分以外をフィルタリングして高調波成分を得てイメージングするFilter‐THIもあり、この手法では1音響線あたり1回の超音波の送受信でよい。THIの制限情報は、例えば、THIの処理を行ってフレームレートを下げるか、THIの処理を行わない又はFilter‐THIを行ってフレームレートを上げるかの情報となる。

0097

多段フォーカスは、送信フォーカス深度を変えて複数回の超音波の送受信を行い、それら複数回の送受信で得られた受信信号を組み合わせて1音響線の受信信号を生成する手法である。多段フォーカスは、1音響線あたり複数回の超音波の送受信が必要なため、多段フォーカスを用いない場合に比べてフレームレートが低下する。多段フォーカスの制限情報は、多段フォーカスの処理を行ってフレームレートを下げるか、多段フォーカスの処理を行わずにフレームレートを上げるかの情報となる。

0098

合成開口は、超音波探触子101の全ての振動子101aのうちの複数の振動子101aの受信開口を選択して、2回の超音波の送受信の受信信号を合成して、大開口での受信の効果を得る手法である。というのは、受信開口として使用できる振動子101aの数(チャネル)の上限値が決まっているからである。ただし、2回の超音波の送受信により大開口を実現するため、フレームレートが半分になる。合成開口の制限情報は、合成開口の処理を行ってフレームレートを下げるか、合成開口の処理を行わずにフレームレートを上げるかの情報となる。

0099

カラードプラゲインオフセット(オフセットゲイン)は、Cモード画像にオフセットとして加算するゲイン値[dB]を示す情報である。操作者による通常のゲインの入力により、表示Cモード画像のゲイン値を増減する通常操作ゲイン調整がなされる場合に、カラードプラゲインオフセットが有効であるとすると、通常のゲイン調整値+オフセットゲインが、Cモード画像の各画素値に加算される。

0100

画像パラメーターセット210において、カラードプラ周波数の設定値は、ROI深度が浅いときは分解能優先で高くされ、ROI深度が深いときはペネトレーション感度優先で低くされている。また、画像パラメーターセット210において、カラードプラ繰り返し送信数の設定値は、ROI深度が浅いときはS/N(Signal-Noise Ratio:信号雑音比)を良くするために増加され、ROI深度が深いときはフレームレートを確保するために減少されている。

0101

また、画像パラメーターセット210において、カラードプラ音線密度の設定値は、ROI深度が浅いときは画質を良くするために高くされ、ROI深度が深いときはフレームレートを確保するために低くされている。また、画像パラメーターセット210において、カラードプラ時間平均の設定値は、ROI深度が浅いときはフレームレートが高くなるので強くされ、ROI深度が深いときはフレームレートが低くなるので弱くされている。また、画像パラメーターセット210において、フレームレート優先設定の設定値は、ROI深度が浅いときは画質優先で低くされ(フレームレート優先の度合いが弱くされ)、ROI深度が深いときはフレームレートを確保するためにフレームレート優先で高く(強く)されている。

0102

画像パラメーターセット210において、カラードプラ周波数、カラードプラ繰り返し送信数、カラードプラ音線密度、カラードプラ時間平均、フレームレート優先設定、カラードプラゲインオフセットの画像パラメーターは、設定値がROI深度に連動する。

0103

また、画像パラメーターセット210は、図示を省略するが、設定値がROI深度に連動しない他の画像パラメーターの設定値を含む。ROI深度に連動しない他の画像パラメーターとしては、例えば、流速スケール、ステア角度、ROIサイズがある。流速スケールについて、腹部肝臓腎臓)では一般的に15[cm/s]程度が適当だが、実使用時は被検体に合わせて流速スケールを調整する。この調整後にROI位置を調整したとき、流速スケールが連動して変わってしまうことは望ましくない。また、ステア角度について、頸動脈を観察するときは一般にステアさせるが、血管の描出角度に応じてステア角度を調整する。この調整後にROI位置を調整したとき、ステア角度が連動して変わってしまうことは望ましくない。また、ROIサイズについて、実使用時は対象に合わせて調整するが、その後にROIを移動させたときにROIサイズが勝手に変わってしまうことは望ましくない

0104

上記の深度に連動しない画像パラメーターであっても、特定の診断部位特化した画像パラメーターセットの選択時には適用したいケースがある。例えば、流速スケールの場合、腹部は一般的に15[cm/s]程度が適当だが、大動脈血流速が速いので25[cm/s]程度に設定するのが適当である。また、ステア角度の場合、頸部血管では頸動脈はステアさせるが、椎骨動脈ではステアさせない(又は小さいステア角度にする)。なお、エラストグラフィモードの画像パラメーターセットにおいても、ROI深度(又はフォーカス深度)に連動しない他の画像パラメーターの設定値が含まれ、当該ROI深度に連動しない他の画像パラメーターとして、ROIサイズが挙げられる。

0105

Cモードの画像パラメーターセット群300は、超音波探触子の種類、観察部位、超音波診断の分野など別に設けられた画像パラメーターセット310,320…を有する。

0106

画像パラメーターセット310は、画像パラメーターセットの名称、タグ1、タグ2を有する。また、画像パラメーターセット310は、複数のフォーカス深度(例えば、「0.3[cm]」〜「10[cm]」の各々に対応して、Cモードの画像パラメーターとして、カラードプラ周波数、カラードプラ繰り返し送信数、カラードプラ音線密度、カラードプラ時間平均、フレームレート優先設定、カラードプラゲインオフセットの設定値を有しているものとする。

0107

画像パラメーターセット310において、カラードプラ周波数、カラードプラ繰り返し送信数、カラードプラ音線密度、カラードプラ時間平均、フレームレート優先設定、カラードプラゲインオフセットの画像パラメーターは、画像パラメーターセット210と同様に、設定値がフォーカス深度に連動する。また、画像パラメーターセット310は、図示を省略するが、設定値がフォーカス深度に連動しない他の画像パラメーターの設定値を含む。なお、Cモードについての画像パラメーターセットとして、表示深度に対応する画像パラメーターの設定値を有する画像パラメーターセット群も記憶部10に記憶されているものとする。

0108

図6に示すBモードの画像パラメーターセット群400は、超音波探触子の種類、観察部位、超音波診断の分野など別に設けられた画像パラメーターセット410,420…を有する。

0109

画像パラメーターセット410は、画像パラメーターセットの名称、タグ1、タグ2を有する。画像パラメーターセット410は、複数の表示深度(例えば、1〜7[cm](1[cm]間隔))の各々に対応して、Bモードの画像パラメーターとして、(送信)周波数、台形走査、音線密度、ダイナミックレンジ、時間平均、画面レイアウト、オフセットTGC(Time Gain Compensation)1〜8、オフセットゲインなどの設定値を格納している。

0110

(送信)周波数は、Bモード画像データ生成時の送信超音波の周波数[MHz]である。台形走査は、リニア形状の超音波探触子101を用いて各振動子の音線の角度を変えることで台形のBモード画像データを生成する台形走査を行うか否か(オン又はオフ)を示す情報である。なお、コンベックス形状の超音波探触子101の場合でも、同様に各振動子の音線の角度を変えることで走査の範囲を広げることができ、これも便宜的に台形走査と呼ぶこととする。音線密度は、Bモード画像データ生成時の音線密度を示す情報である。

0111

ダイナミックレンジは、100[dB]を超える音線データの輝度レンジのうち生成する画像データの輝度階調割り当てるdB量を示す情報である。時間平均は、Bモード画像データ生成時の時間平均である。画面レイアウトは、2画面表示にした場合に、上下表示にするか左右表示にするかを示す情報である。

0112

オフセットTGC1〜8は、Bモード画像を深度方向に8つの領域に分け、各領域の距離に相当する時間に対する補正値であるオフセットとして各領域に加算するゲイン値(輝度値)[dB]を示す情報である。ここでは、例えば、通常操作によるTGCと、オフセットTGCとの領域を同じとする。ただし、オフセットTGC、通常のTGCの領域の数は、8に限定されるものではない。操作者の入力により、表示Bモード画像の各領域の輝度値を増減する通常操作のTGCがなされた場合に、オフセットTGCが有効であるとすると、通常のTGC+オフセットTGCの輝度値が、Bモード画像の各対応領域の各画素値に加算される。オフセットゲインは、Bモード画像データ生成時のオフセットゲインである。

0113

画像パラメーターセット410において、周波数の設定値は、表示深度が浅い場合に、大きい値にされ、表示深度が深い場合に、小さい値にされている。画像パラメーターセット410において、台形走査の設定値は、表示深度が浅い場合に、無効(Off)にされ、表示深度が深い場合に、有効(On)にされている。なお、台形走査の設定値は、表示深度が浅い場合に、音線の角度を小さくする設定値とし、表示深度が深い場合に、音線の角度を大きくする設定値とする構成としてもよい。

0114

また、画像パラメーターセット410において、音線密度の設定値は、表示深度が浅い場合に、高くされ、表示深度が深い場合に、低くされている。また、画像パラメーターセット410において、時間平均の設定値は、表示深度が浅い場合に、強くされ、表示深度が深い場合に、弱くされている。

0115

また、画像パラメーターセット410において、ダイナミックレンジの設定値は、表示深度が浅い場合に、高くされ、表示深度が深い場合に、低くされている。また、画像パラメーターセット410において、画面レイアウトの設定値は、表示深度が浅い場合に、上下にされ、表示深度が深い場合に、左右にされている。

0116

画像パラメーターセット410において、表示深度を深くした場合に台形走査を有効にしている。台形走査を有効にすると、深部においては音線間隔が広がるため画質が低下する。これを補うために、図示していないが深部においては音線密度を高くしてもよい。しかし、音線密度を高くするとフレームレートが低下、追従性が低下するので、深部においては時間平均を弱くしている。深度を深くしたこと、時間平均を弱くしたことで、S/Nが低下するのでダイナミックレンジを下げており、これに合わせてゲイン(オフセットTGC、オフセットゲイン)を変更することもできる。このように、画像パラメーターセット410において、複数の画像パラメーターの設定情報が互いに連携することで、良好な超音波画像データが得られるように設定する。

0117

画像パラメーターセット410において、周波数、台形走査、音線密度、ダイナミックレンジ、時間平均、画面レイアウト、オフセットTGC、オフセットゲインの画像パラメーターは、設定値が表示深度に連動する。また、画像パラメーターセット410は、図示を省略するが、設定値が表示深度に連動しない他の画像パラメーターの設定値を含む。

0118

また、本実施の形態では、記憶部10に画像パラメーターセット群200,300,400が記憶されているものとするが、これに限定されるものではなく、エラストグラフィモード、Mモード、パルスドプラモード、連続波ドプラモードなど、他の画像モードについての画像パラメーターセット群が記憶部10に記憶されるものとしてもよい。

0119

例えば、パルスドプラモードについての画像パラメーターセットは、ゲート深度又はフォーカス深度に対応する画像パラメーターの設定値を有し、当該画像パラメーターが少なくとも送信周波数を含む。また、連続波ドプラモードについての画像パラメーターセットは、フォーカス深度に対応する画像パラメーターの設定値を有し、当該画像パラメーターが少なくとも送信周波数を含む。また、Mモードについての画像パラメーターセットは、表示深度に対応する画像パラメーターの設定値を有する。

0120

つぎに、図8図16を参照して、超音波診断装置1の動作を説明する。図8は、画像パラメーターセット作成処理を示すフローチャートである。図9(a)は、画像パラメーターセット作成準備画面500を示す図である。図9(b)は、画像パラメーターセット作成画面600を示す図である。図10は、画像パラメーターコピーウィンドウ700を示す図である。図11(a)は、全画像パラメーターの全浅コピー及び全深コピーをした画像パラメーターセット210を示す図である。図11(b)は、全画像パラメーターの一段浅いコピー及び一段深いコピーをした画像パラメーターセット210を示す図である。図12は、カラードプラ繰り返し送信数の全浅コピー及び全深コピーをした画像パラメーターセット210を示す図である。図13は、デフォルト画像パラメーターセット設定処理を示すフローチャートである。図14(a)は、画像パラメーターセット設定画面800を示す図である。図14(b)は、画像パラメーターセット選択ウィンドウ900を示す図である。図15は、Cモード画像パラメーターセット適用処理を示すフローチャートである。

0121

先ず、図8図12を参照して、超音波診断装置1で実行される画像パラメーターセット作成処理を説明する。画像パラメーターセット作成処理は、所望の画像モードのライブの超音波画像(ライブ画像)で画像パラメーターセットの表示内容医師技師などの操作者が確認しながら、画像パラメーターセットを新規作成又は変更して保存する処理である。予め、超音波診断装置1が設けられた診察室に被検体としての技師などがベッドに横にされているものとする。なお、画像パラメーターセット作成処理は、装置設計段階で行うものとしてもよい。

0122

超音波診断装置1において、例えば、操作部2を介して操作者から画像パラメーターセット作成処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、制御部9は、ROMに記憶された画像パラメーターセット作成プログラムに従い、画像パラメーターセット作成処理を実行する。

0123

図8に示すように、まず、制御部9は、画像パラメーターセット作成準備画面情報を生成して表示部11に表示する(ステップS11)。ステップS11では、例えば、図9(a)に示す画像パラメーターセット作成準備画面500が表示される。画像パラメーターセット作成準備画面500は、画像モード選択領域510と、連動深度選択領域520と、作成開始ボタン530と、変更開始ボタン540と、を有する。

0124

画像モード選択領域510は、作成又は変更する画像パラメーターセットに対応する所望の画像モードの選択入力領域であり、例えば各画像モードのラジオボタンを含む。連動深度選択領域520は、画像モード選択領域510により選択入力された画像モードに連動する所望の連動深度(深度の種類)の入力領域であり、例えば各連動深度のラジオボタンを含む。

0125

作成開始ボタン530は、画像モード選択領域510により選択入力された画像モードで連動深度選択領域520により選択入力された連動深度の画像パラメーターセットの作成指示入力を受け付けるボタンである。変更開始ボタン540は、画像モード選択領域510により選択入力された画像モードで連動深度選択領域520により選択入力された連動深度の画像パラメーターセットの変更指示入力を受け付けるボタンである。

0126

そして、制御部9は、操作部2を介して操作者から、ステップS11で表示された画像パラメーターセット作成準備画面に対応して、画像モード及び連動深度の入力を受け付ける(ステップS12)。
なお、ステップS11において、画像パラメーターセット作成準備画面に連動深度選択領域を設けず、画像モードごとに連動深度が予め決まっている構成とすることもできる。この場合、ステップS12において、例えば画像モードがBモードのときは表示深度が連動深度として選択され、画像モードがカラードプラモード又はエラストグラフィモードのときはROI深度が連動深度として選択され、画像モードがパルスドプラモードのときはゲート深度が連動深度として選択される。
そして、制御部9は、操作部2を介して操作者から、ステップS11で表示された画像パラメーターセット作成準備画面に対応して、作成開始ボタン530又は変更開始ボタン540の入力を受け付け、画像パラメーターセットを新規作成するか否か(変更するか)を判別する(ステップS13)。

0127

新規作成する場合(ステップS13;YES)、制御部9は、入力された連動深度の値に対応する画像パラメーターセット作成画面情報を表示部11に表示し、操作部2を介して、新規作成する画像パラメーターセットのステップS12で入力された連動深度の値と、当該連動深度の値及びステップS12で入力された画像モードにおける複数の画像パラメーターの設定値と、の入力を受け付け、入力情報(連動深度の値、画像モードの画像パラメーターの設定値)を、画像パラメーターセット作成画面情報のライブの超音波画像(ライブ画像)に反映する(ステップS14)。

0128

ステップS14において、例えば、図9(b)に示す画像パラメーターセット作成画面600が表示される。画像パラメーターセット作成画面600は、ライブ画像表示領域610と、画像パラメーター入力領域620と、を有する。ライブ画像表示領域610は、ライブ画像の表示領域である。画像モードがCモードである場合に、ライブ画像表示領域610は、Bモードのライブ画像を表示するBモードライブ画像表示領域611と、ROI内のCモードのライブ画像を表示するCモードライブ画像表示領域612と、を有する。Cモードライブ画像表示領域612は、操作部2を介する操作者の入力により、自在に移動可能であるものとする。

0129

画像パラメーター入力領域620は、ステップS12で入力された画像モードに対応する複数の画像パラメーターの設定値の入力領域である。画像パラメーター入力領域620は、例えば、複数の画像パラメーターのそれぞれにおいて、設定値を表示する画像パラメーター値表示領域621と、設定値の入力を受け付ける値入力ボタン622と、画像パラメーター入力領域620のページ切替ボタン623と、閉じるボタン624と、を有する。

0130

ステップS14において、操作者が、超音波探触子101を被検体の所望の位置に当てる。このとき、制御部9は、送信部3にステップS12で入力された画像モードのライブ画像表示用の駆動信号を、被検体に当てられた超音波探触子101に出力させ送信超音波を出射させ、反射超音波(エコー)に対応する受信信号を受信部3で超音波探触子101から受信して、Bモード画像生成部5、又はBモード画像生成部5とCモード画像生成部7若しくは他モード画像生成部12とで超音波画像データを生成させ、表示処理部8で適宜合成し、表示部11に被検体のライブ画像の超音波画像を表示させる。

0131

画像パラメーターセット作成画面600において、操作部2のダイヤル入力トラックボール操作などにより連動深度の値が変更され、値入力ボタン622がキー入力又はタッチ入力されるごとに、制御部9は、入力された連動深度の値及び画像パラメーターの設定値に応じて、送信部3、受信部4、Bモード画像生成部5、ROI設定部6、Cモード画像生成部7、他モード画像生成部12、表示処理部8などを適宜制御して、入力された連動深度の値及び画像パラメーターの設定値に応じたライブ画像をライブ画像表示領域610に表示させる。

0132

そして、制御部9は、ステップS14において操作者により、操作部2のダイヤル入力やトラックボール操作などで連動深度の値が入力され、値入力ボタン622のキー入力又はタッチ入力で複数の画像パラメーターの設定値が入力されるごとに、当該入力された連動深度の値と複数の画像パラメーターの設定値とを保持する(ステップS15)。そして、操作部2を介する操作者からの連動深度の他の値、画像パラメーターの設定値の入力があるかを判別する(ステップS16)。連動深度の他の値、画像パラメーターの設定値の入力がある場合(ステップS16;YES)、ステップS14に移行される。

0133

変更する場合(ステップS13;NO)、制御部9は、ステップS12で入力された画像モード及び連動深度に対応する画像パラメーターセットを記憶部10から読み出し、読み出した画像パラメーターセットのリスト情報を表示部11に表示し、操作部2を介して操作者からの当該リスト情報からの画像パラメーターセットの選択入力を受け付ける(ステップS17)。

0134

そして、制御部9は、ステップS17で選択中の画像パラメーターセットに対応する画像パラメーターセット作成画面情報を生成して表示部11に表示し、操作部2を介して、変更する連動深度の値と、当該連動深度の値に応じたステップS12で入力された画像モードにおける複数の画像パラメーターの設定値と、の入力を受け付け、入力情報(連動深度の値、画像モードの画像パラメーターの設定値)を、画像パラメーターセット作成画面情報に表示中のライブ画像に反映する(ステップS18)。ステップS18において、例えば、表示される画像パラメーターセット作成画面600において、ステップS17で入力された選択中の画像パラメーターセットの各画像パラメーターの設定値が画像パラメーター値表示領域621に表示され、操作部2のダイヤル入力により深度が変更され、値入力ボタン622がキー入力又はタッチ入力されるごとに、制御部9は、ステップS14と同様に、入力された連動深度の値及び画像パラメーターの設定値に応じたライブ画像をライブ画像表示領域610に表示させる。

0135

そして、制御部9は、ステップS18において操作者により、操作部2のダイヤル入力やトラックボール操作などで連動深度の値が入力され、値入力ボタン622のキー入力又はタッチ入力で複数の画像パラメーターの設定値が入力されるごとに、当該入力された連動深度の値と複数の画像パラメーターの設定値とを保持する(ステップS19)。そして、制御部9は、操作部2を介する操作者からの連動深度の他の値、画像パラメーターの設定値の入力があるかを判別する(ステップS20)。連動深度の他の値、画像パラメーターの設定値の入力がある場合(ステップS20;YES)、ステップS18に移行される。

0136

ステップS14〜S16及びS18〜S20は、連動深度の値ごとに複数の画像パラメーターの設定値を入力するものであるが、連動深度の異なる値で複数の画像パラメーターに同じ設定値を設定する場合もある。このため、ステップS14及びS18で、図10に示す画像パラメーターコピーウィンドウ700を表示部11に表示して、異なる深度に複数の画像パラメーターの同じ設定値をコピーする構成としてもよい。

0137

画像パラメーターコピーウィンドウ700は、全浅コピーボタン710、全深コピーボタン720、一段浅コピーボタン730、一段深コピーボタン740、保存ボタン750、終了ボタン760、設定確認ボタン770、選択画像パラメーター全浅コピーボタン780、選択画像パラメーター全深コピーボタン790を有する。

0138

全浅コピーボタン710は、選択中の連動深度の値の複数の画像パラメーターの設定値を、当該連動深度の値よりも浅い全ての連動深度の値の複数の画像パラメーターの設定値へコピーする実行入力を受け付けるボタンである。例えば、図5の画像パラメーターセット210において、連動深度としてのROI深度2〜3[cm]が選択中に、全浅コピーボタン710がキー入力又はタッチ入力されると、図11(a)に示すように、ROI深度2〜3[cm]の複数の画像パラメーターの設定値が、それよりも浅いROI深度0〜2[cm]の複数の画像パラメーターの設定値にコピーされるよう保持される。

0139

全深コピーボタン720は、選択中の連動深度の値の複数の画像パラメーターの設定値を、当該連動深度の値のよりも深い全ての連動深度の値の複数の画像パラメーターの設定値へコピーする実行入力を受け付けるボタンである。例えば、図5の画像パラメーターセット210において、連動深度としてのROI深度3〜4[cm]が選択中に、全浅コピーボタン710がキー入力又はタッチ入力されると、図11(a)に示すように、ROI深度3〜4[cm]の複数の画像パラメーターの設定値が、それよりも深いROI深度4〜8〜[cm]の複数の画像パラメーターの設定値にコピーされるよう保持される。

0140

一段浅コピーボタン730は、選択中の連動深度の値よりも一段浅い連動深度の値の複数の画像パラメーターの設定値を、当該選択中の連動深度の値の複数の画像パラメーターの設定値へコピーする実行入力を受け付けるボタンである。例えば、図5の画像パラメーターセット210において、連動深度としてのROI深度2〜3[cm]が選択中に、一段浅コピーボタン730がキー入力又はタッチ入力されると、図11(b)に示すように、ROI深度2〜3[cm]よりも一段浅いROI深度1〜2[cm]の複数の画像パラメーターの設定値が、ROI深度2〜3[cm]の複数の画像パラメーターの設定値にコピーされるよう保持される。

0141

一段深コピーボタン740は、選択中の連動深度の値よりも一段深い連動深度の値の複数の画像パラメーターの設定値を、当該選択中の連動深度の値の複数の画像パラメーターの設定値へコピーする実行入力を受け付けるボタンである。例えば、図5の画像パラメーターセット210において、連動深度としてのROI深度3〜4[cm]が選択中に、一段深コピーボタン740がキー入力又はタッチ入力されると、図11(b)に示すように、ROI深度3〜4[cm]よりも一段深いROI深度4〜6[cm]の複数の画像パラメーターの設定値が、ROI深度3〜4[cm]の複数の画像パラメーターの設定値にコピーされるよう保持される。

0142

選択画像パラメーター全浅コピーボタン780は、選択中の連動深度の値の選択中の画像パラメーターの設定値を、当該連動深度の値よりも浅い全ての連動深度の値の選択中の画像パラメーターの設定値へコピーする実行入力を受け付けるボタンである。例えば、図5の画像パラメーターセット210において、画像パラメーターとしてカラードプラ繰り返し送信数が選択中で、連動深度としてのROI深度2〜3[cm]が選択中に、選択画像パラメーター全浅コピーボタン780がキー入力又はタッチ入力されると、図12に示すように、ROI深度2〜3[cm]のカラードプラ繰り返し送信数の設定値が、それよりも浅いROI深度0〜2[cm]のカラードプラ繰り返し送信数の設定値にコピーされるよう保持される。

0143

選択画像パラメーター全深コピーボタン790は、選択中の連動深度の値の選択中の画像パラメーターの設定値を、当該連動深度の値のよりも深い全ての連動深度の値の選択中の画像パラメーターの設定値へコピーする実行入力を受け付けるボタンである。例えば、図5の画像パラメーターセット210において、画像パラメーターとしてカラードプラ繰り返し送信数が選択中で、連動深度としてのROI深度3〜4[cm]が選択中に、全浅コピーボタン710がキー入力又はタッチ入力されると、図12に示すように、ROI深度3〜4[cm]のカラードプラ繰り返し送信数の設定値が、それよりも深いROI深度4〜8〜[cm]のカラードプラ繰り返し送信数の設定値にコピーされるよう保持される。

0144

保存ボタン750は、入力した画像パラメーターセットの保存の実行入力を受け付けるボタンである。終了ボタン760は、画像パラメーターセット作成処理の終了の実行入力を受け付けるボタンである。設定確認ボタン770は、ステップS15又はS19で保持された画像パラメーターを確認のため表示部11への表示の実行入力を受け付けるボタンである。

0145

また、ステップS14及びS18において、制御部9が、選択中の画像パラメーターセットの表(テーブル)を表示部11に表示し、表示された画像パラメーターセットの表中の連動深度の値、画像パラメーターの設定値の変更入力を受け付ける構成としてもよい。

0146

図8に戻り、他の連動深度の値、画像パラメーターの設定値の入力がない場合(ステップS16;NO)又は(ステップS20;NO)、制御部9は、操作部2を介して操作者から保存実行が入力されたか否かを判別する(ステップS21)。ステップS20の後のステップS21では、例えば、保存ボタン750がキー入力又はタッチ入力されたか否かにより判別される。保存実行が入力されていない場合(ステップS21;NO)、画像パラメーターセット作成処理が終了する。

0147

保存実行が入力された場合(ステップS21;YES)、制御部9は、操作部2を介して操作者から、新規作成又は変更する画像パラメーターセットの名称、タグの入力を受け付ける(ステップS22)。

0148

そして、制御部9は、ステップS15又はS19で保持された複数の連動深度の値の複数の画像パラメーターである画像パラメーターセットを、ステップS12で入力された画像モード、ステップS22で入力された名称、タグに対応付けて記憶部10に保存し(ステップS23)、画像パラメーターセット作成処理を終了する。ステップS23では、保存する画像パラメーターセットが表示部11に表示される構成としてもよい。

0149

また、画像パラメーターセット作成処理のステップS18〜S20において、選択中の画像パラメーターセットのうち、変更する画像パラメーター、維持する(変更しない)画像パラメーターを、操作者が特定(操作部2を介して指定入力)でき、変更する画像パラメーターの設定値のみを入力して変更する構成としてもよい。

0150

ついで、図13及び図14を参照して、デフォルト画像パラメーターセット設定処理を説明する。デフォルト画像パラメーターセット設定処理は、所望のプリセット(例えば、被検体の検査部位(診断部位)に対応した設定群であり、連動深度に連動しない画像パラメーターの設定値、デフォルトの連動深度の深度値を含む)に関連付ける各画像モードのデフォルトの画像パラメーターセットを選択して設定する処理である。予め、超音波診断装置1において、画像パラメーターセット作成処理の実行により、各画像モードの画像パラメーターセット(画像パラメーターセット群)が作成されて記憶部10に記憶されているものとする。

0151

そして、超音波診断装置1において、例えば、操作部2を介して操作者からデフォルト画像パラメーターセット設定処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、制御部9は、ROMに記憶されたデフォルト画像パラメーターセット設定プログラムに従い、デフォルト画像パラメーターセット設定処理を実行する。

0152

図13に示すように、まず、制御部9は、操作部2を介して、操作者から所望のプリセットの選択入力を受け付ける(ステップS31)。そして、制御部9は、ステップS31で入力されたプリセットに対応する画像パラメーターセット設定画面情報を生成して表示部11に表示する(ステップS32)。ステップS32では、例えば、図14(a)に示す画像パラメーターセット設定画面800が表示される。画像パラメーターセット設定画面800は、画像モード表示領域810と、設定画像パラメーターセット表示領域820と、リストボタン830と、設定終了ボタン840と、を有する。

0153

画像モード表示領域810は、複数の画像モードを表示する領域である。設定画像パラメーターセット表示領域820は、画像モード表示領域810の各画像モードに対応する設定済のデフォルトの画像パラメーターセットの名称を表示する領域であり、設定がない場合には「なし」も表示される。リストボタン830は、画像モード表示領域810の画像モード毎に設けられ、画像パラメーターセットリスト画面の表示指示の入力を受け付けるボタンである。設定終了ボタン840は、デフォルトの画像パラメーターセットの設定終了の入力を受け付けるボタンである。

0154

そして、制御部9は、ステップS32で表示された画像パラメーターセット設定画面情報に対応して、操作部2を介して、操作者からステップS11で入力されたプリセットに対応する各画像モードの画像パラメーターセットの選択入力を受け付ける(ステップS33)。ステップS33では、画像パラメーターセット設定画面800のリストボタン830のキー入力又はタッチ入力により、例えば図14(b)に示す画像パラメーターセット選択ウィンドウ900が表示される。画像パラメーターセット選択ウィンドウ900は、名称表示領域911、タグ1表示領域912、タグ2表示領域913、選択ボタン920、編集ボタン930、削除ボタン940、選択なしボタン950、閉じるボタン960を有する。

0155

名称表示領域911は、キー入力又はタッチ入力されたリストボタン830の画像モードに対応する画像パラメーターセットの名称のリストの表示領域である。タグ1表示領域912は、名称表示領域911に表示されている画像パラメーターセットに対応するタグ1のリストの表示領域である。タグ2表示領域913は、名称表示領域911に表示されている画像パラメーターセットに対応するタグ2のリストの表示領域である。選択ボタン920は、名称表示領域911に表示されている画像パラメーターセットのリストから選択された画像パラメーターセットの選択実行(設定)の入力を受け付けるボタンである。

0156

編集ボタン930は、名称表示領域911に表示されている画像パラメーターセットのリストから選択された画像パラメーターセットの編集の入力を受け付けるボタンであり、例えば、図8の画像パラメーターセット作成処理のステップS18〜S23と同様の処理により画像パラメーターセットが編集される。削除ボタン940は、名称表示領域911に表示されている画像パラメーターセットのリストから選択された画像パラメーターセットの記憶部10からの削除の入力を受け付けるボタンである。選択なしボタン950は、名称表示領域911に表示されている画像パラメーターセットのリストから選択(設定)をしない旨の入力を受け付けるボタンである。閉じるボタン960は、画像パラメーターセット選択ウィンドウ900を閉じる実行の入力を受け付けるボタンである。閉じるボタン960が入力されると、画像パラメーターセット設定画面800の表示に戻る。

0157

図13に戻り、制御部9は、操作部2を介して操作者から設定終了ボタン840が押下入力されたか否かを判別する(ステップS34)。設定終了ボタン840が押下されていない場合(ステップS34;NO)、ステップS33に移行される。設定終了ボタン840が押下された場合(ステップS34;YES)、制御部9は、ステップS31で入力されたプリセットに対応付けて、ステップS32で選択入力された各画像モードのデフォルトの画像パラメーターセットを設定し(ステップS35)、デフォルト画像パラメーターセット設定処理を終了する。ステップS35では、例えば、各画像モードのデフォルトの画像パラメーターセットの名称がプリセットに対応付けられて記憶部10に記憶される。

0158

なお、ステップS31で所望の超音波探触子(の種類)、又はプリセット及び超音波探触子(の種類)が入力され、ステップS35において、ステップS31で入力された超音波探触子(の種類)、又はプリセット及び超音波探触子(の種類)に対応付けて、ステップS32で選択入力された各画像モードのデフォルトの画像パラメーターセットが設定される構成としてもよい。

0159

ついで、図15及び図16を参照して、Cモード画像パラメーターセット適用処理を説明する。Cモード画像パラメーターセット適用処理は、C(カラードプラ)モードでの被検体の検査時にCモード画像データを生成して表示するとともに、Cモード画像データ生成について所望の深度の種類(Cモードでは、表示深度、ROI深度又はフォーカス深度)に対応する画像パラメーターセットの設定値を適用する処理である。ここでは、簡単のため、操作者の所望の連動深度(画像パラメーターセットを連動させる対象の深度)がROI深度である場合を説明するが、これに限定されるものではなく、連動深度をフォーカス深度又は表示深度としたり、ROI深度⇔フォーカス深度⇔表示深度で適宜変更される構成としてもよい。

0160

そして、超音波診断装置1において、例えば、Cモード画像パラメーターセット適用処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、制御部9は、ROMに記憶されたCモード画像パラメーターセット適用プログラムに従い、Cモード画像パラメーターセット適用処理を実行する。

0161

図15に示すように、まず、制御部9は、操作部2を介して操作者からCモードの検査のプリセット(検査部位など)の選択入力を受け付ける(ステップS41)。これにより深度(ここではROI深度)がプリセットで定められた深度値に設定される。

0162

そして、制御部9は、記憶部10に記憶されたプリセットごとのデフォルトの画像パラメーターセットの名称を参照して、ステップS41で入力されたプリセットに対応するデフォルトの画像パラメーターセット(第1の画像パラメーターセットとする)を有効化する(ステップS42)。なお、Cモードのデフォルトの画像パラメーターセットが超音波探触子(の種類)に対応付けて設定されている場合には、ステップS41では、制御部9が、超音波診断装置本体100に接続されている超音波探触子101の種類情報(例えばケーブル102のコネクターの記憶部に記憶されている)を取得する。ステップS42では、ステップS41で入力された超音波探触子(の種類)、又はプリセット及び超音波探触子(の種類)に対応するデフォルトの画像パラメーターセット(第1の画像パラメーターセットとする)が有効化される。

0163

操作者は、超音波探触子101を被検体の所望の位置に当てることを開始する。そして、制御部9は、操作部2を介する操作者からのC(カラードプラ)モードのオン入力に応じて、Cモードをオンにする(ステップS43)。そして、制御部9は、ステップS42で有効化された第1の画像パラメーターセットのROI深度に連動しない画像パラメーターの設定値を、生成するCモード画像データに適用するROI深度に連動しない画像パラメーターの設定値に設定又は変更する(ステップS44)。

0164

そして、制御部9は、ステップS42で有効化された第1の画像パラメーターセットのROI深度に連動する画像パラメーターの設定値を、生成するCモード画像データに適用するROI深度に連動する画像パラメーターの設定値に設定又は変更する(ステップS45)。

0165

そして、制御部9は、プリセットのROI深度又は入力されたROIの位置(ROI深度)と、ステップS42で設定された第1の画像パラメーターセットのROI深度に連動しない画像パラメーターの設定値と、ステップS43で設定された第1の画像パラメーターセットのROI深度に連動する画像パラメーターの設定値とに応じて、送信部3、受信部4、Bモード画像生成部5、ROI設定部6、Cモード画像生成部7、表示処理部8を制御してBモード画像データとCモード画像データとを生成して合成し、合成画像データをライブ画像として表示部11に表示開始する(ステップS46)。

0166

Cモード画像データに基づく表示されるCモード画像は、操作部2を介する操作者の入力により、ROIの位置を自在に変更可能である。

0167

そして、制御部9は、操作部2を介して操作者からROIの移動の入力があるか否かを判別する(ステップS47)。ROIの移動の入力がある場合(ステップS47;YES)、ステップS45に移行する。

0168

ROIの移動の入力がない場合(ステップS47;NO)、制御部9は、操作部2を介して操作者から第2の画像パラメーターセットの適用の入力があるかを判別する(ステップS48)。ステップS48では、例えば、操作部2を介して操作者から第2の画像パラメーターセット選択要求があると、制御部9は、Cモードに対応し第1の画像パラメーターセットと異なる画像パラメーターセットを記憶部10から読み出し、読み出した画像パラメーターセットの選択入力を受け付けるボタンを表示部11に表示し、操作部2を介して操作者から表示された画像パラメーターセットのボタンのクリック入力又はタッチ入力を受け付け第2の画像パラメーターセットとしての適用の入力とする。

0169

第2の画像パラメーターセットの適用の入力がない場合(ステップS48;NO)、制御部9は、操作部2を介して操作者から検査終了の入力の有無に応じて、被検体の検査を終了するか否かを判別する(ステップS49)。検査を終了しない場合(ステップS49;NO)、ステップS46に移行される。検査を終了する場合(ステップS49;YES)、Cモード画像パラメーター適用処理を終了する。

0170

第2の画像パラメーターセットの適用の入力がある場合(ステップS48;YES)、制御部9は、ステップS48で入力された第2の画像パラメーターセットを有効化する(ステップS50)。このとき、画像モードを変更することなく、Cモードのままである。

0171

そして、制御部9は、ステップS50で有効化された第2の画像パラメーターセットのROI深度に連動しない画像パラメーターの設定値を、生成するCモード画像データに適用するROI深度に連動しない画像パラメーターの設定値に設定又は変更する(ステップS51)。

0172

そして、制御部9は、ステップS50で有効化された第2の画像パラメーターセットのROI深度に連動する画像パラメーターの設定値を、生成するCモード画像データに適用するROI深度に連動する画像パラメーターの設定値に設定又は変更する(ステップS52)。
そして、制御部9は、入力されたROIの位置(ROI深度)と、ステップS51で設定された第2の画像パラメーターセットのROI深度に連動しない画像パラメーターの設定値と、ステップS52で設定された第2の画像パラメーターセットのROI深度に連動する画像パラメーターの設定値とに応じて、送信部3、受信部4、Bモード画像生成部5、ROI設定部6、Cモード画像生成部7、表示処理部8を制御してBモード画像データとCモード画像データとを生成して合成し、合成画像データをライブ画像として表示部11に表示開始する(ステップS53)。

0173

ステップS54は、ステップS47と同様である。ROIの移動の入力がない場合(ステップS54;NO)、制御部9は、操作部2を介して操作者から第2の画像パラメーターセットの適用のオフの入力があるかを判別する(ステップS55)。第2の画像パラメーターセットの適用のオフの入力は、例えば、適用中の第2の画像パラメーターセットの適用の入力を受け付けるボタンの再度のクリック入力又はタッチ入力により行われる。第2の画像パラメーターセットの適用のオフの入力がある場合(ステップS55;YES)、ステップS42に移行される。ステップS56は、ステップS49と同様である。

0174

このように、第2の画像パラメーターセットをオフにした(第2の画像パラメーターセットの選択入力後、もう一度同じ選択入力された)とき、デフォルトの第1の画像パラメーターセットが登録されている場合は、第1の画像パラメーターセットが有効になる。

0175

例えば、以下のようなケースが想定される。まず、デフォルト画像パラメーターセット設定処理により、腹部検査用のプリセットに対して、腹部に汎用的に使える画像パラメーターセットをデフォルトとして登録しておく。そして、Cモード画像パラメーターセット適用処理において、大動脈に特化した第2の画像パラメーターセットの選択入力を受け付けるボタンを表示部11の表示画面内に表示する。そして、大動脈を検査したいとき、操作者は、大動脈用の第2の画像パラメーターセットが選択されるボタンを操作部2によりクリック入力又はタッチ入力する。大動脈の検査終了後、操作者は、大動脈用の第2の画像パラメーターセットが選択されるボタンをもう一度クリック入力又はタッチ入力して、第2の画像パラメーターセットの選択をオフにする。このとき、デフォルトの画像パラメーターが登録されている場合には、画像パラメーターセットが全く適用されない状態にするのではなく腹部の汎用的なデフォルトの画像パラメーターセットである第1の画像パラメーターセットに戻す動作が、操作者の使い勝手からすると望ましい。

0176

また、第1の画像パラメーターセットと、第2の画像パラメーターセットとの検査部位が同じであってもよい。例えば、第1の画像パラメーターセットが腹部に汎用的に使える画像パラメーターセットであって、第2の画像パラメーターセットが太った被検者用にペネトレーションが高く腹部に使える画像パラメーターセットであってもよい。

0177

また、上記Cモード画像パラメーターセット適用処理では、Cモードにおいて、生成されるCモード画像データについて画像パラメーターセットを適用する構成としたが、これに限定されるものではない。Cモードにおいて、生成されるCモード画像データについて画像パラメーターセットを適用し、これと同時に生成されるBモード画像データについて画像パラメーターセットを適用する処理としてもよい。

0178

また、他のモード(エラストグラフィモード、Bモード、Mモード、パルスドプラモードなど)においても、上記Cモード画像パラメーターセット適用処理と同様に、デフォルトの第1の画像パラメーターセットと、所望の第2の画像パラメーターセットとが、超音波画像データの生成に適用される。

0179

以上、本実施の形態によれば、超音波診断装置1は、超音波を被検体に送受信する超音波探触子で得られた受信信号に基づいて、超音波画像データを生成する画像生成部(送信部3、受信部4、Bモード画像生成部5、ROI設定部6、Cモード画像生成部7、表示処理部8、他モード画像生成部12)と、ROIに対応する深度に対応付けられた第1の複数の画像パラメーター(画像パラメーターセット)を記憶する記憶部10と、第1の複数の画像パラメーターに基づいて、超音波画像データを画像生成部に生成させる制御部9と、を備える。

0180

このため、超音波画像をROIに表示する画像モードにおいて、超音波画像のROIの深度に応じて適切な画像パラメーターを適用でき、適切な超音波画像データを生成できる。

0181

また、超音波診断装置1は、画像モードとしてカラードプラモード及びエラストグラフィモードを有する。制御部9は、画像モードとしてカラードプラモード及びエラストグラフィモードを有する。制御部9は、第1の複数の画像パラメーターに基づいて、カラードプラモード又はエラストグラフィモードの超音波画像データを画像生成部に生成させる。このため、超音波画像をROIに表示する画像モードとしてのカラードプラモード又はエラストグラフィモードにおいて、超音波画像のROIの深度に応じて適切な画像パラメーターを適用でき、適切な超音波画像データを生成できる。

0182

また、ROIに対応する深度は、ROIの深度方向の上端と下端の間の所定の割合の位置に対応するROI深度である。このため、適切なROI深度に対応する適切な画像パラメーターを適用できる。例えば、ROI深度は、ROIの深度方向の上端と下端のちょうど中間距離に位置する深度としてもよいし、操作者の設定により上端と下端の間のその他の位置の深度とすることもできる。

0183

また、ROIに対応する深度は、フォーカス深度である。フォーカス深度は、ROI深度に連動するフォーカス深度である。このため、適切なフォーカス深度に対応する適切な画像パラメーターを適用できる。

0184

また、第1の複数の画像パラメーターは、送信周波数、繰り返し送信数、音線密度、時間平均、フレームレート優先設定を含む。このため、ROI深度又はフォーカス深度に対応する適切な画像パラメーターを適用できる。

0185

また、制御部9は、ROI深度又はフォーカス深度に連動する第1の複数の画像パラメーターと、ROI深度又はフォーカス深度に連動しない第2の画像パラメーターとに基づいて、カラードプラモード又はエラストグラフィモードの超音波画像データを画像生成部に生成させる。このため、ROI深度又はフォーカス深度に連動する第1の複数の画像パラメーターに加えて、ROI深度又はフォーカス深度に連動しないことが好ましい第2の画像パラメーターも適用でき、より適切な超音波画像データを生成できる。

0186

また、記憶部10は、第1の複数の画像パラメーターを含む画像パラメーターセットを複数記憶する。超音波診断装置1は、複数の画像パラメーターセットから画像パラメーターセットの選択入力を受け付ける操作部2を備える。制御部9は、選択された画像パラメーターセットの第1の複数の画像パラメーターに基づいて、カラードプラモード又はエラストグラフィモードの超音波画像データを画像生成部に生成させる。このため、所望の画像パラメーターセットを選択でき、選択した画像パラメーターセットの画像パラメーターを適用でき、より適切な超音波画像データを生成できる。

0187

また、記憶部10は、ROI深度又はフォーカス深度毎に対応付けられた複数組の第1の画像パラメーターを含む画像パラメーターセットを記憶する。制御部9は、前記ROIに対応する深度に対応付けられた第1の複数の画像パラメーターに基づいて、超音波画像データを画像生成部に生成させる。このため、複数のROI深度又はフォーカス深度にわたって、適切な画像パラメーターを適用でき、より適切な超音波画像データを生成できる。

0188

また、記憶部10は、画像パラメーターセットに、第1の複数の画像パラメーターとは異なる第2の画像パラメーターを含む。第2の画像パラメーターは、ROI深度又はフォーカス深度に連動しない画像パラメーターである。このため、ROI深度又はフォーカス深度に連動する第1の複数の画像パラメーターと、ROI深度又はフォーカス深度に連動しないことが好ましい画像パラメーターと、を対応付けて容易に読み出して適用でき、より適切な超音波画像データを生成できる。

0189

また、ROI深度又はフォーカス深度に連動しない画像パラメーターは、流速スケール、ステア角度、ROIサイズである。このため、ROI深度又はフォーカス深度に連動する画像パラメーターとして適切な流速スケール、ステア角度、ROIサイズを適用できる。

0190

また、超音波診断装置1は、画像モードとして、パルスドプラモード及び連続波ドプラモードを有する。記憶部10は、ゲート深度又はフォーカス深度に対応付けられた第3の複数の画像パラメーターを記憶する。制御部9は、第3の複数の画像パラメーターに基づいて、パルスドプラモード又は連続波ドプラモードの超音波画像データを画像生成部(送信部3、受信部4、Bモード画像生成部5、他モード画像生成部12、表示処理部8)に生成させる。このため、パルスドプラモード又は連続波ドプラモードにおいて、ゲート深度又はフォーカス深度に応じて適切な画像パラメーターを適用でき、適切な超音波画像データを生成できる。

0191

また、第3の複数の画像パラメーターは、送信周波数を含む。このため、ゲート深度又はフォーカス深度に連動する画像パラメーターとして適切な送信周波数を適用できる。

0192

また、超音波診断装置1は、画像モードとして、Bモード及びMモードを有する。記憶部10は、表示深度に対応付けられた第4の複数の画像パラメーターを記憶する。制御部9は、第4の複数の画像パラメーターに基づいて、Bモード又はMモードの超音波画像データを画像生成部(送信部3、受信部4、Bモード画像生成部5、表示処理部8)に生成させる。このため、Bモード又はMモードにおいて、表示深度に応じて適切な画像パラメーターを適用でき、適切な超音波画像データを生成できる。

0193

また、操作部2は、複数の画像モードのそれぞれに対して深度に連動する画像パラメーターの入力を受け付け、制御部9は、入力された各画像モードの深度に連動する画像パラメーターを作成する。このため、各画像モードの深度に連動する画像パラメーターを容易に作成できる。

0194

また、操作部2は、複数の画像モードの画像パラメーターに連動する深度として、表示深度、ROI深度又はフォーカス深度の入力を受け付ける。制御部9は、入力された各画像モードの表示深度、ROI深度又はフォーカス深度に連動する画像パラメーターを作成する。このため、各画像モードの表示深度、ROI深度又はフォーカス深度に連動する画像パラメーターを容易に作成できる。

0195

また、複数の画像モードは、Bモード、Mモード、カラードプラモード、エラストグラフィモード、パルスドプラモード、連続波ドプラモードを含む。このため、Bモード、Mモード、カラードプラモード、エラストグラフィモード、パルスドプラモード、連続波ドプラモードの各画像モードの深度(表示深度、ROI深度又はフォーカス深度など)に連動する画像パラメーターを容易に作成できる。

0196

また、操作部2は、複数の画像モードのそれぞれに対する画像パラメーターの適用有無の入力を受け付ける。制御部9は、入力された各画像モードの画像パラメーターの適用有無を設定する。このため、各画像モードの画像パラメーターの適用有無を容易に設定できる。

0197

また、制御部9は、デフォルトの画像パラメーターセットである第1の画像パラメーターセット(第1の複数の画像パラメーターと第2の画像パラメーターとを含む)を登録する。制御部9は、第2の画像パラメーターセット(第1の複数の画像パラメーターと第2の画像パラメーターとを含む)の適用がオフされ、デフォルトの画像パラメーターセットが登録されている場合に、デフォルトの複数の画像パラメーターに基づいて、超音波画像データを画像生成部に生成させる。このため、例えば専用の第2の画像パラメーターセットの適用がオフされた場合に、汎用のデフォルトの画像パラメーターセットの複数の画像パラメーターを容易に適用でき、適切な超音波画像データを生成できるとともに、操作性を向上できる。

0198

また、操作部2は、第2の画像パラメーターセットの適用をオンする入力を受け付ける。制御部9は、第2の画像パラメーターセットの適用をオンする入力が行われて第2の画像パラメーターセットの適用がオンされている状態で、同じ入力が再度行われた場合に、当該第2の画像パラメーターセットの適用をオフし、デフォルトの画像パラメーターセットの適用をオンする。このため、第2の画像パラメーターセットの適用をオンする入力を2回行うことにより、容易にデフォルトの複数の画像パラメーターの適用をオンすることができ、操作性を向上できる。

0199

また、制御部9は、デフォルトの複数の画像パラメーターを、プリセット及び超音波探触子の少なくとも1つに対応付けて登録する。制御部9は、指定されたプリセット及び超音波探触子の少なくとも1つに対応するデフォルトの複数の画像パラメーターの適用をオンする。このため、プリセット及び超音波探触子の少なくとも1つに対応付けられた適切な複数の画像パラメーターの適用をオンすることができる。

0200

なお、上記実施の形態及び変形例における記述は、本発明に係る好適な超音波診断装置の一例であり、これに限定されるものではない。

0201

例えば、上記実施の形態において、画像パラメーターセットは、1種類の深度(ROI深度、フォーカス深度又は表示深度)に連動(対応)する画像パラメーターの設定値が格納される構成であったが、これに限定されるものではない。画像パラメーターセットが、複数種類の深度に対応する画像パラメーターの設定値が格納される構成としてもよい。例えば、Cモードに対応する画像パラメーターセットにおいて、ROI深度及び表示深度に連動(対応)する各画像パラメーターの設定値が格納される構成としてもよい。この構成では、例えば図15のCモード画像パラメーターセット適用処理において、ステップS45又はS52において、第1又は第2の画像パラメーターセットのROI深度及び表示深度に連動する画像パラメーターの設定値が、超音波画像データ生成のためのROI深度及び表示深度に連動する画像パラメーターに設定される。このため、浅い部位の観察でROIが浅い深度に位置している場合でも、表示深度によって画像の表示サイズ(縮尺)が異なるため、最適な画像パラメーターが変わるケースであっても、適切な画像パラメーターを適用でき、適切な超音波画像データを生成できる。例えば深度方向のデータ密度が異なるので、画像パラメーターとしての深度方向のフィルター係数をROI深度及び表示深度に応じて変更することが考えられる。

0202

また、以上の実施の形態における超音波診断装置1を構成する各部の細部構成及び細部動作に関して本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。

0203

1超音波診断装置
100超音波診断装置本体
2 操作部
3 送信部
4 受信部
5Bモード画像生成部
6ROI設定部
7Cモード画像生成部
71直交検波回路
72コーナーターン制御部
73MTIフィルター
74相関演算部
75データ変換部
76ノイズ除去空間フィルター部
77フレーム間フィルター
78 Cモード画像変換部
8表示処理部
9 制御部
10 記憶部
11 表示部
12他モード画像生成部
101 超音波探触子
101a振動子
102 ケーブル

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