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課題

安全でない電流状態に対する保護のための器具及び方法を提供する。

解決手段

加熱素子のような1以上の電気負荷をもつ、電気グリルのような器具に用いることができる保護回路100は、漏電過電流ドライバー故障およびマイクロプロセッサの故障に対応するがこれらに限定されない、種々の故障の可能性を防止する。マイクロプロセッサは、遠隔デバイス無線通信を行い、生じた異常コードを無線で伝達し、温度制御のため又はグリルオフにするために遠隔デバイスから制御信号を受け取る。遠隔デバイスはまた、動作パラメータ受け取り、異常が生じたときの電気グリルの状態の記録を作成する。

概要

背景

電気グリルに対する要求は増大している。これは、都市人口が増加しているのでまさし
真実である。多くの都市その他の環境において、従来のガスグリル木炭グリルの使用
は簡単には許されない。例えば、多くの都市居住者は、そこでグリルを使いたくなるよう
バルコニーを有するアパートマンションに住んでいる。煙、ガス、その他の不安があ
るため、典型的な木炭グリルやガスグリルの使用は、許されないか、又は好ましくないこ
とがある。

ジョージフォアマンプレート・グリル(およびそれに類似する器具)、パニーニ・
プレス電気フライパン、その他のような、利用可能な多くの電気調理器具がある。しか
しながら、これらの従来技術による電気調理器具は一般に屋内使用を意図しており、食品
脂肪分洗剤の酸のみならず、高熱日光降雨のような天候、により劣化する可能性
のある過酷な厳しい環境での使用を意図して設計又は製造はなされてはいない。このよう
な、過酷な環境は、電気部品を劣化させることがあり、これにより漏電その他の危険な状
態がもたらされる可能性がある。

従来技術による電気調理器具は一般的に室内環境での使用を意図しており、これらの器
具の保護に対しては、典型的な壁コンセントによる電流保護機構でおおむね十分である。
このような器具は保護のための接地線に依存することがある。いくつかの従来技術の回路
には、電流を制御するために、酸化金属半導体電界効果トランジスタMOSFETs)
が含まれている。また、従来技術による他の回路では温度応答性を有する。しかしながら
、過酷な環境に起因して生じるような、適切でない電流状態をもたらす故障を含むがこれ
に限定されない故障に対応するには、電気グリルの進歩した保護回路構成が必要である。

例えば、米国特許第8,263,911号、表題加熱防止回路を有する電子機器及び
それによる加熱防止方法」には、制御モジュールにより生じた制御信号により、加熱信号
が故障しているかどうか、又は制御素子制御電圧が異常ではないかどうかを加熱防止回
路が正しく判断し自動的に加熱モジュールに加熱を停止させるのを補助することのできる
電子機器が開示されている。この加熱防止回路は制御モジュール及び加熱切り替えモジュ
ールと接続されたMOSFETを用いる。それに対して、本発明のいくつかの実施の形態
では、電子機械式ロジックディジタルロジックの組み合わせを用いて、簡単にMOSF
ET加熱防止回路で検出できない複数の異なるタイプの故障を検出する。

熱応答回路と称される他の従来技術による器具では、加熱素子閾値温度に到達したと
き動作を停止させることができる。例えば、米国特許第8,097,835号、表題「温
制御回路」では、保護モジュール及びマイクロプロセッサ検出信号を出力するために
電子機器の温度を検出する温度検出モジュールを開示している。この保護モジュールはマ
クロプロセッサの状態を制御する。しかし、このような熱応答回路は、素子を故障に導
く過酷な環境及び電流状態に対しては不適切である。実際に、故障した素子では電流の漏
れが生じるが、これは過熱した加熱素子と常に相互関係を有するわけではない。危険な電
流状態は、加熱素子が正常な温度の範囲内であっても生じることがある。

したがって、1以上の独立に制御される加熱素子を有し、とりわけ、短絡過電流、ド
ライバー故障、及び/又は、マイクロプロセッサ故障に対する保護を行う保護回路構成を
有する、電気グリルが必要となる。加えて、電気グリルを制御し動作情報をユーザに伝送
するために、携帯電話タブレットのような、遠隔デバイス無線通信することができる
電気グリルを具体化する必要性もある。このような電気グリルはユーザにより遠隔監視
することができ、ユーザは、動作情報を見ることができ、グリルを遠隔から制御すること
ができる。例えば、電気グリルは、電気グリルが正常に運転しているかどうか(及び、そ
うでない場合は、どのような異常が生じているのか)を表示するだけではなく、電気グリ
ルの調理状態を含む動作パラメータ無線で伝送することができる。

概要

安全でない電流状態に対する保護のための器具及び方法を提供する。加熱素子のような1以上の電気負荷をもつ、電気グリルのような器具に用いることができる保護回路100は、漏電、過電流、ドライバー故障およびマイクロプロセッサの故障に対応するがこれらに限定されない、種々の故障の可能性を防止する。マイクロプロセッサは、遠隔デバイスと無線通信を行い、生じた異常コードを無線で伝達し、温度制御のため又はグリルをオフにするために遠隔デバイスから制御信号を受け取る。遠隔デバイスはまた、動作パラメータを受け取り、異常が生じたときの電気グリルの状態の記録を作成する。

目的

本発明は、質の悪い、予期せぬ、及び/又は、危険な電流状
態になった場合加熱素子への電源供給遮断する保護回路構成を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

電圧ラインニュートラルラインとに接続可能な少なくとも1つの加熱素子と、前記少なくとも1つの加熱素子の動作形態を選択するための少なくとも1つのユーザ入力器具と、前記少なくとも1つの加熱素子を通る電流計測するよう構成されたホール効果センサーと、マイクロプロセッサであって、メモリ、前記少なくとも1つのユーザ入力器具、前記少なくとも1つの加熱素子、及び前記ホール効果センサーと電子通信することを特徴とするマイクロプロセッサと、を具備し、前記マイクロプロセッサは、選択した前記動作形態における予期した電流を、前記メモリを通じて利用し、前記予期した電流と前記ホール効果センサーにより計測した電流とを比較して電流の不釣り合い状態を検出し、電流の不釣り合い状態を検出した場合、前記少なくとも1つの加熱素子を停止させるように構成され、前記マイクロプロセッサはさらに、異常状態応答して異常の記録を作成し前記メモリに保存するよう構成され、前記異常の記録は、前記異常状態に関連付けられた少なくとも第1の異常コードを含むように構成されていることを特徴とする電気グリルの状態を監視するシステム

請求項2

前記マイクロプロセッサと通信する無線コントローラをさらに具備し、前記マイクロプロセッサはさらに、無線遠隔デバイスへ前記異常の記録を送信するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気グリルの状態を監視するシステム。

請求項3

前記マイクロプロセッサはさらに、前記少なくとも1つの加熱素子の動作形態を制御するための信号を、前記無線コントローラを介して無線で受け取るように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の電気グリルの状態を監視するシステム。

請求項4

前記受け取った信号は、「オフ」動作形態を示すことを特徴とする請求項3に記載の電気グリルの状態を監視するシステム。

請求項5

前記電圧ラインと前記ニュートラルラインとの間の漏電異常を検出するよう構成された漏電検出ユニットをさらに具備し、前記漏電検出ユニットは前記マイクロプロセッサと通信可能となっていることを特徴とする請求項1に記載の電気グリルの状態を監視するシステム。

請求項6

前記マイクロプロセッサはさらに、マイクロプロセッサの故障を検出するためのセルフチェックピンを具備することを特徴とする請求項5に記載の電気グリルの状態を監視するシステム。

請求項7

前記異常の記録中の前記第1の異常コードは漏電異常状態の検出に関連付けられ、前記異常の記録はさらにマイクロプロセッサの故障状態の検出に関連付けられた第2の異常コード、及び電流の不釣り合い状態の検出に関連付けられた第3の異常コードを具備することを特徴とする請求項6に記載の電気グリルの状態を監視するシステム。

請求項8

前記異常の記録はさらに、前記異常状態の時おける、前記電気グリルの動作時間目標温度、及び測定温度を具備することを特徴とする請求項7に記載の電気グリルの状態を監視するシステム。

請求項9

調理ボックスと、前記調理ボックス内の温度を計測するための少なくとも1つの温度検出器具とをさらに具備し、前記温度検出器具は、前記マイクロプロセッサと電子通信することを特徴とする請求項1に記載の電気グリルの状態を監視するシステム。

請求項10

前記マイクロプロセッサと電子通信するディスプレイをさらに具備し、前記マイクロプロセッサは、前記ディスプレイ上に前記温度を表示するように構成されていることを特徴とする請求項9に記載の電気グリルの状態を監視するシステム。

請求項11

少なくとも1つのユーザ入力器具を用いて少なくとも1つの加熱素子の動作形態を選択するステップであって、前記加熱素子は電圧ラインとニュートラルラインとに接続されていることを特徴とするステップと、前記少なくとも1つの加熱素子に流される電流を計測するためにホール効果センサーを用いるステップと、選択した前記動作形態における予期した電流を判断し、前記予期した電流と前記ホール効果センサーにより計測した電流とを比較して電流の不釣り合い状態を検出し、電流の不釣り合い状態を検出した場合、前記少なくとも1つの加熱素子を停止させるために、ホール効果センサーとの通信を行うマイクロプロセッサを使うステップと、異常状態の検出に応答して異常の記録をメモリに保存し、前記異常の記録は、前記異常状態に関連付けられた少なくとも第1の異常コードを含むことを特徴とするステップと、を具備する電気グリルの状態を無線で監視する方法。

請求項12

前記異常の記録を遠隔デバイスに無線で送信するステップをさらに具備することを特徴とする請求項11に記載の方法。

請求項13

前記電圧ラインと前記ニュートラルラインとに接続された漏電検出ユニットを用いて漏電異常状態を検出し、前記漏電異常状態を示す信号をマイクロプロセッサに送信することで、漏電異常状態に応答するステップをさらに具備することを特徴とする請求項11に記載の方法。

請求項14

マイクロプロセッサ故障状態を検出するための前記マイクロプロセッサのセルフチェックピンを用いるステップをさらに具備することを特徴とする請求項13に記載の方法。

請求項15

漏電異常状態の検出に応答して前記異常の記録中に前記第1の異常コードを保存するステップと、マイクロプロセッサの故障状態の検出に応答して前記異常の記録中に第2の異常コードを保存するステップと、電流の不釣り合い状態の検出に応答して前記異常の記録中に第3の異常コードを保存するステップと、前記異常の記録中に前記異常状態の時おける、前記電気グリルの動作時間、目標温度、及び測定温度を保存するステップとをさらに具備することを特徴とする請求項14に記載の方法。

請求項16

前記記録を、インターネットを介して伝達するために遠隔デバイスを用いるステップをさらに具備することを特徴とする請求項15に記載の方法。

請求項17

前記電気グリルのディスプレイ上に前記電気グリルの温度を表示するステップをさらに具備することを特徴とする請求項11に記載の方法。

技術分野

0001

この出願は米国特許出願第15/200,687号(2016年7月1日出願)の一部
継続出願であり、その全体を参照により本明細書に組み込むものとする。
(発明の技術分野)

0002

本発明は、一般に電気グリルに関し、さらに詳細には、危険な、質の悪い、予期しない
電流状態から保護する進歩した回路構成を有する電気グリルに関する。この電気グリルは
動作パラメータ伝送しこのグリル無線で制御し監視するための遠隔デバイスと無線
通信するための無線コントローラを含むことができる。

背景技術

0003

電気グリルに対する要求は増大している。これは、都市人口が増加しているのでまさし
真実である。多くの都市その他の環境において、従来のガスグリル木炭グリルの使用
は簡単には許されない。例えば、多くの都市居住者は、そこでグリルを使いたくなるよう
バルコニーを有するアパートマンションに住んでいる。煙、ガス、その他の不安があ
るため、典型的な木炭グリルやガスグリルの使用は、許されないか、又は好ましくないこ
とがある。

0004

ジョージフォアマンプレート・グリル(およびそれに類似する器具)、パニーニ・
プレス電気フライパン、その他のような、利用可能な多くの電気調理器具がある。しか
しながら、これらの従来技術による電気調理器具は一般に屋内使用を意図しており、食品
脂肪分洗剤の酸のみならず、高熱日光降雨のような天候、により劣化する可能性
のある過酷な厳しい環境での使用を意図して設計又は製造はなされてはいない。このよう
な、過酷な環境は、電気部品を劣化させることがあり、これにより漏電その他の危険な状
態がもたらされる可能性がある。

0005

従来技術による電気調理器具は一般的に室内環境での使用を意図しており、これらの器
具の保護に対しては、典型的な壁コンセントによる電流保護機構でおおむね十分である。
このような器具は保護のための接地線に依存することがある。いくつかの従来技術の回路
には、電流を制御するために、酸化金属半導体電界効果トランジスタMOSFETs)
が含まれている。また、従来技術による他の回路では温度応答性を有する。しかしながら
、過酷な環境に起因して生じるような、適切でない電流状態をもたらす故障を含むがこれ
に限定されない故障に対応するには、電気グリルの進歩した保護回路構成が必要である。

0006

例えば、米国特許第8,263,911号、表題加熱防止回路を有する電子機器及び
それによる加熱防止方法」には、制御モジュールにより生じた制御信号により、加熱信号
が故障しているかどうか、又は制御素子制御電圧が異常ではないかどうかを加熱防止回
路が正しく判断し自動的に加熱モジュールに加熱を停止させるのを補助することのできる
電子機器が開示されている。この加熱防止回路は制御モジュール及び加熱切り替えモジュ
ールと接続されたMOSFETを用いる。それに対して、本発明のいくつかの実施の形態
では、電子機械式ロジックディジタルロジックの組み合わせを用いて、簡単にMOSF
ET加熱防止回路で検出できない複数の異なるタイプの故障を検出する。

0007

熱応答回路と称される他の従来技術による器具では、加熱素子閾値温度に到達したと
き動作を停止させることができる。例えば、米国特許第8,097,835号、表題「温
制御回路」では、保護モジュール及びマイクロプロセッサ検出信号を出力するために
電子機器の温度を検出する温度検出モジュールを開示している。この保護モジュールはマ
クロプロセッサの状態を制御する。しかし、このような熱応答回路は、素子を故障に導
く過酷な環境及び電流状態に対しては不適切である。実際に、故障した素子では電流の漏
れが生じるが、これは過熱した加熱素子と常に相互関係を有するわけではない。危険な電
流状態は、加熱素子が正常な温度の範囲内であっても生じることがある。

0008

したがって、1以上の独立に制御される加熱素子を有し、とりわけ、短絡過電流、ド
ライバー故障、及び/又は、マイクロプロセッサ故障に対する保護を行う保護回路構成を
有する、電気グリルが必要となる。加えて、電気グリルを制御し動作情報をユーザに伝送
するために、携帯電話タブレットのような、遠隔デバイスと無線通信することができる
電気グリルを具体化する必要性もある。このような電気グリルはユーザにより遠隔で監視
することができ、ユーザは、動作情報を見ることができ、グリルを遠隔から制御すること
ができる。例えば、電気グリルは、電気グリルが正常に運転しているかどうか(及び、そ
うでない場合は、どのような異常が生じているのか)を表示するだけではなく、電気グリ
ルの調理状態を含む動作パラメータを無線で伝送することができる。

0009

本発明は、既知の電気調理器具の欠陥を克服し、電気グリルに新しい特徴と利点とを提
供するものである。例えば、本発明は、質の悪い、予期せぬ、及び/又は、危険な電流状
態になった場合加熱素子への電源供給遮断する保護回路構成を提供する。加えて本発明
の実施形態では、遠隔デバイスと無線で通信し、危険な電流状態が生じていることを含む
種々の動作情報をユーザに伝送する電気グリルを提供する。

0010

本発明は、安全でない電流状態に対して保護するよう構成された回路構成及びマイクロ
プロセッサを有する電気グリルを提供する。例えば、本発明の実施形態では、電気グリル
の状態を監視するシステムが含まれ、このシステムは、電圧ラインニュートラルライン
とに接続可能な少なくとも1つの加熱素子と、前記少なくとも1つの加熱素子を通る電流
計測するよう構成されたホール効果センサー、前記電圧ラインと前記ニュートラルライ
ンとの間の漏電異常を検出するよう構成された漏電検出ユニットと、無線コントローラと
、マイクロプロセッサであって、前記ホール効果センサー、前記漏電検出ユニット、及び
前記無線コントローラと通信することを特徴とするマイクロプロセッサとを有し、前記マ
イクロプロセッサは、無線コントローラを介して無線で遠隔デバイスへ信号を送信し、及
び無線で遠隔デバイスから信号を受信するように構成されている。

0011

加えて、マイクロプロセッサは、ホール効果センサーからの電流の読みを所定の電流閾
値と比較することで過電流異常を識別し、過電流異常に応答して前記遠隔デバイスに異常
コードを無線で送信するように構成することができる。前記マイクロプロセッサは、ホー
ル効果センサーからの電流の読みを予期した電流と比較することで電流異常を識別し、電
流異常に応答して前記遠隔デバイスに異常コードを無線で送信するように構成することが
できる。さらに、前記マイクロプロセッサは、漏電検出ユニットからの漏電異常を示す信
号を受信するように構成することができ、さらに、漏電異常に応答して前記遠隔デバイス
に異常コードを無線で送信するように構成される。

0012

いくつかの実施形態では、前記マイクロプロセッサは、前記少なくとも1つの加熱素子
に流される電流を制御するために、リレー又はトライアックドライバーに接続される。付
加的な特徴として、前記マイクロプロセッサは、前記遠隔デバイスから「オフ」信号を無
線で受け取るように構成され、それに応答して、前記少なくとも1つの加熱素子に電流を
遮断するように構成することができる。さらに、実施形態には、調理ボックスと、前記調
理ボックス内の温度を計測するための少なくとも1つの温度検出器具とを含むことができ
、前記温度検出器具は、前記マイクロプロセッサと電子通信する。本発明は、前記マイ
ロプロセッサと電子通信するディスプレイをさらに具備し、前記マイクロプロセッサは、
前記ディスプレイ上に前記温度を表示するように構成される。前記マイクロプロセッサは
さらに、前記遠隔デバイスからの無線による信号に応答して、摂氏による温度と華氏によ
る温度と表示を切り替えるように構成することができる。

0013

さらに、前記マイクロプロセッサは、前記調理ボックス内の温度を前記遠隔デバイスに
無線で送信するように構成することができる。加えて、前記マイクロプロセッサは前記電
気グリルの動作パラメータを記録し前記遠隔デバイスに前記動作パラメータを無線で送信
するように構成することができる。前記マイクロプロセッサによる動作パラメータの送信
は、連続的とするように構成すること、又は、前記マイクロプロセッサによる動作パラ
ータの送信は、異常に応答して行うように構成することができる。前記動作パラメータは
温度計測を具備することができる。さらに、前記動作パラメータは、前記加熱素子が動
作している総時間を示すタイマーを具備することができる。前記マイクロプロセッサはセ
フチェックピンを有するチップとすることができ、前記無線コントローラは補助器具
してもよく、マイクロプロセッサ異常を示すセルフチェック信号に応答して異常コードを
遠隔デバイスに無線で送信するように構成することができる。

0014

付加的な実施形態では、保護回路構成を有する電気グリルを具備する、電気グリルの状
態を無線で監視するためのシステムを提供し、前記保護回路構成は、漏電検出ユニット及
びホール効果センサーと電子通信するマイクロプロセッサと、前記マイクロプロセッサと
電子通信する無線コントローラと、を具備し、前記マイクロプロセッサは、前記漏電検出
ユニット及び前記ホール効果センサーからの電子信号を受信するよう構成され、前記マイ
クロプロセッサはさらに、異常が生じたことを判断し、呼応して、異常コードを無線で伝
達する。さらに、遠隔デバイスは、前記無線コントローラと無線通信するように構成する
ことができ、前記遠隔デバイスは、異常コードを無線で受信するように構成される。加え
て、前記遠隔デバイスは、受信した異常コードに応じた異常のタイプを示すメッセージ
ディスプレイ上に表示するように構成することができる。前記遠隔デバイスは、携帯電話
、タブレット、及び/又はコンピュータとすることができる。

0015

また、前記電気グリルの動作における異常を検出するために漏電検出ユニット及びホー
ル効果センサーとの通信を行うマイクロプロセッサを使うステップと、遠隔デバイスに前
記異常を示す異常コードを無線で送信するステップと、を具備する電気グリルの状態を無
線で監視する方法が提供される。前記方法は、さらに、電気グリルの温度を測定する温度
検出器具と通信するために前記マイクロプロセッサを使うステップと、電気グリルの動作
時間を計測するために前記マイクロプロセッサを使うステップと、電気グリルの温度と動
作時間とを前記遠隔デバイスに無線で送信するステップとを含むことができる。

0016

付加的な実施形態では、前記方法は、前記遠隔デバイスに、受信した異常を示すメッセ
ージを表示するために前記遠隔デバイスを用いるステップと、メモリ中に記録を作成し保
存するために前記遠隔デバイスを用いるステップと、を含み、前記記録は、異常コードと
電気グリルの温度と、電気グリルの動作時間とを具備する。前記遠隔デバイスは、インタ
ネットを介して伝達することができる。開示した方法はさらに、前記記録をインター
ットを介して伝達するために前記遠隔デバイスを用いるステップと、前記電気グリルのデ
スプレイに前記電気グリルの温度を表示するステップと、前記表示を、摂氏と華氏との
間で、無線で切り替えるために前記遠隔デバイスを用いるステップと、を含む。

0017

本発明の目的は、電気的に危険な状態を生じさせずに長時間、屋外環境に電気グリルを
置くことができるようにし、及び/又は、前記グリルの部品を保護する保護回路を提供す
ることである。

0018

本発明の別の目的は、屋外又は過酷な環境で安全に用いることのできる電気グリルを提
供することである。

0019

本発明のさらなる目的は、電流の漏れを検出しそれに応答して電流の流れを停止する保
護回路を提供することである。

0020

本発明のさらなる目的は、漏電を検出しそれに応答して電流の流れを停止する保護回路
を提供することである。

0021

本発明のさらなる目的は、不平衡電流を検出しそれに応答して電流の流れを停止する保
護回路を提供することである。

0022

本発明のさらにもう1つの目的は、過電流を検出しそれに応答して電流の流れを停止す
る保護回路を提供することである。

0023

本発明のさらに別の目的は、予期した電流とは異なる電流を検出しそれに応答して電流
の流れを停止する保護回路を提供することである。

0024

本発明のさらなる目的は、マイクロプロセッサを有し、マイクロプロセッサの動作が異
常な状態になったことを検出することができる保護回路を提供することである。

0025

本発明のもう1つの目的は、安全ではない動作状態又は故障の危険性を検出したとき、
電気グリルを流れる電流を停止することである。

0026

本発明のさらなる目的は、異常を示す異常コードを遠隔デバイスに無線で伝達するステ
ップを含み、さらに、本発明の目的は、電気グリルの動作パラメータを遠隔デバイスに表
示するステップと、前記遠隔デバイスから前記電気グリルを制御するステップとを含む。

0027

本発明のさらに別の目的は、好ましくない、安全でない、及び/又は、予期しない電流
状態に対して保護するために、屋内及び/又は屋外で使用する電気グリルその他の器具に
用いることのできる保護回路を提供することである。
(用語の説明)

0028

本特許の請求の範囲で用いられる用語は、法律上の要求を満たす最も広い意味を持たせ
ることを意図する。他の意味が可能である場合、最も広い意味を採用する。請求の範囲で
用いられるすべての言葉は、文法的に及び英文として慣用される通常の意味として用いら
れる。

図面の簡単な説明

0029

記載した及び記載されていない、本発明の特徴、目的、及び利点(しばしば単数で使わ
れるが、複数を除外するものではない)は、以下の説明および図面により明確になり、こ
こで、同様な参照番号は、異なる図面において同様な構成要素を表す。
本発明の例示的な電気グリルの正面図である。
典型的な調理面を通して内部の構成要素を示す本発明の代表的な電気グリルの概略平面図である。
本発明の保護回路の好ましい実施の形態の概要図である。
本発明の1以上のトライアックにより駆動される1以上の加熱素子を示す例示的な概要図である。
本発明のトリップ制御信号を発生させるのに用いられる変流器を示す例示的な概要図である。
本発明の、マイクロプロセッサ及びマイクロプロセッサに接続することのできる例示的な入出力を示す図である。
本発明の、予期しない電流又は過電流を検出するマイクロプロセッサを示すフローチャートである。
無線コントローラを含む本発明の、保護回路の実施の形態の概要図である。
中間的な温度範囲で動作している電気グリルの例示的な温度変化を示すグラフである。
低い温度範囲で動作している電気グリルの例示的な温度変化を示すグラフである。
高い温度範囲で動作している電気グリルの例示的な温度変化を示すグラフである。
遠隔デバイスと無線通信する電気グリルの例示的な概要図である。
グリルの加熱素子の近傍での計測に基づくグリルボックス内部の推定周囲温度を示す例示的なグラフである。

実施例

0030

請求項に係る発明について現時点で好ましい実施の形態又は最良の実施例と考えられる
ものについて以下に説明する。将来及び現時点でこの実施の形態及び好ましい実施の形態
を代表するもの又はこれらを改良するものについて考慮される。機能、目的、構成、効果
について実体的に僅かな変更を加えた、どのような修正も改良も本特許請求項の技術的範
囲内である。本発明は、ウェーバースティーブプロダクツエルエルシーによる、
同日に出願された、出願番号15/200,759、表題「ディジタル電源」の同時継続
中の特許出願、及び、「無線監視制御を有するディジタル電源装置」の同時継続中の特許
出願に詳述され、両方とも出願内容のすべてを参照することにより本出願に組み込まれた
電源装置を有する電気グリル及び/又はこの電気グリルの部品として使うことができる

0031

過酷な環境又は屋外環境で電気加熱素子103、104を使用するためには、電気グリ
ル510において潜在的故障又は部品の誤用により危険な電流の可能性を保護する保護回
路構成100が必要となる。周囲環境(日光、雨、風、洗浄剤食料品、その他を含む)
により、電気部品が劣化し、短絡、漏電、その他の危険な状態をもたらすことがある。い
くつかの例では、部品は永久的に劣化することがある。他の例では、加熱素子103、1
04のような、劣化した部品は、清掃又は再設置することにより正常に戻ることがある。
両方の場合において、ユーザを保護するために電流の流れを制限する必要がある。

0032

保護回路構成100により、漏電、過電流、ドライバー故障、およびマイクロプロセッ
サ113の故障を含むがこれらに限定されない、種々の故障の可能性を防止することがで
きる。例えば、漏電(又は不平衡電流)は、電気グリル510のような器具に流れる電流
が器具から壁コンセントに戻る電流と合致していないとき生じる。しばしば、このことは
電流の漏れを示している。漏れ電流は、特に電流が電気グリルのハウジング506にまで
達している場合、ユーザに危険を生じさせる。この場合、ユーザが感電することがある。
他の故障の可能性として、部品の劣化により電気グリル510に、いわゆる「過電流」を
もたらす、危険な電流負荷が加わることがある。これは部品の損傷を引き起こし最終的に
は漏れ電流をもたらす。さらに他の故障の可能性として、加熱素子103、104は必ず
しも危険ではないが、加熱素子の動作形態整合しない電流負荷を受けることがある。こ
の不具合はドライバー故障を示唆しており、その後、安全でない状態がもたらされること
になる。さらなる故障の可能性として、マイクロプロセッサ113の故障がある。マイク
ロプロセッサ113は、加熱素子に流す電流を制御するので、故障すると予期せぬ電流負
荷が加わる恐れがある。本発明の特徴は、1つ以上のこのような故障の可能性(上述した
場合を含む)が認められたとき電流が流れないように仕組まれている。

0033

図1〜図10は、電気グリル510及び好ましい保護回路構成100の好ましい実施の
形態を示す。例として、図1A及び図1Bは、代表的な電気グリルとその主たる部品とを
示す。図1Aは、ディスプレイ503のみならず左右のコントロールノブ501及び50
2を取り付けることのできる、ハウジング及び蓋506を含む、電気グリル510の好ま
しい外観を示す。電気グリル510には、壁のACコンセントに接続するための電源コー
ド507が含まれる。左右のコントロールノブ501及び502、及び、ディスプレイ5
03は、本明細書に詳述するマイクロコントローラ113につながる。以下に説明するよ
うな使用をおこなうリセットタン511も取り付けられる。

0034

図1Bに示すように、左右のコントロールノブ501及び502は、それぞれ第1及び
第2の加熱素子103及び104と関連付けられていて、それにより2つの調理領域を形
成する。代表的な炉又は調理面512もまた図1Bに示されている。各加熱素子103、
104は、ノブ501、502、その他のコントローラ、又は、加熱素子103、104
に関するユーザ入力により別々に制御される。左ノブ501及び右ノブ502は、グリル
ハウジング506の外側に配置することができる。ノブ501及び502、又は、当業者
に知られた他の入力器具は、マイクロプロセッサ113に接続し、1以上の加熱素子10
3、104の動作形態を設定することができる。図1A及び図1Bには、加熱素子103
、104を制御する2つのノブ501、502を示しているが、保護回路構成100は、
当業者に知られているような、どのようなユーザ入力器具と加熱素子との組み合わせでも
用いることが可能であることは了解されよう。

0035

ノブ501及び502、又は他の入力器具を用いて、ユーザは通常加熱素子103及び
104のうちの1つ又は両方の動作形態を選択する。動作形態には望みの温度を設定する
ことが含まれる。本明細書に詳述するマイクロプロセッサ113は、望みの設定温度にす
るために、加熱素子103及び104に流す電流を制御する。マイクロプロセッサ113
は、加熱素子103及び104のそれぞれの近傍に配置された熱電対121及び122か
らの電流又は実時間での温度値を受け取るフィードバックループを用いて各加熱素子10
3及び104を所望の温度にすることができる。熱電対が例示されているが、他の既知の
温度検出デバイスを使うことができることを理解すべきである。当業者であれば種々の形
式及び数量のノブ、タッチパッド、加熱素子、温度センサー、及び/又は、ディスプレイ
を使用することができることが分かるであろう。

0036

電気グリル510には、ディスプレイ503、及び/又は、その他のユーザインターフ
ェースが含まれることが望ましい。ディスプレイ503は、マイクロプロセッサ113に
接続することができ、1以上の加熱素子103、104の電流値又は動作に関する情報を
表示する。例えば、ディスプレイ503は、ノブ501及び/又は502を介してユーザ
が選択した所望の温度のみならず、(熱電対121及び122で計測したときの)加熱素
子103及び104の現在の温度を表示することができる。

0037

保護回路構成100の好ましい実施の形態を図2及び図7に示す。ここで、点線コン
トロールデータラインであり、実線電力ラインを表す。一般に、限定を意図するもの
ではないが、図2は、ハードウェア構成要素、及び、種々の故障状態を検出し、電気グリ
ル510への電流の流れを停止させることで応答することのできる、特別な構成のマイク
ロプロセッサを示す。保護回路構成100には、器具に流れ込む電流と器具から戻る電流
との間の潜在的な差がもしあれば計測するための変流器105が含まれる。漏電検出ユニ
ット117は、もしあればこの差を評価し、電流の流れを停止するためにラッチリレー
06及び/又は107に回路を開放させるトリップコントローラ118を動作させる。さ
らに、マイクロプロセッサ113は、ホール効果センサー119から電流値を受け取り
この電流値を種々の形態の危険な状態を検出するために用いることができる。危険な状態
が検出された場合、マイクロプロセッサ113は、トリップコントローラ118を動作さ
せ、加熱素子103及び/又は104に電流が流れないようにするために回路を開放し、
又はトライアックドライバー111及び/又は112を停止することができる。マイクロ
プロセッサ113との通信を行い、マイクロプロセッサ113が正常に動作していない場
合にトライアック108及び/又は109を停止させるために、随意的にウォッチドッグ
モニタを取り付けてもよい。

0038

ライン101とニュートラル102とで、典型的な壁コンセントから交流電流(AC)
を引き入れることができる。典型的な取り付け具を用いて、ライン101及びニュートラ
ル102をAC壁コンセントに差し込むために従来の電源コード507を用いることがで
きる。ライン101及びニュートラル102はまた、ディスプレイ及び/又はマイクロプ
ロセッサを含む種々の部品に必要とされる基本的な電力を供給する、1以上のAC/DC
電力変換器114にも接続される。電力変換器114は、交流電流を3.3ボルトDC、
5ボルトDC、及び15ボルトDCのラインを有する直流電流に変換する。これらのDC
のラインは、1以上のディスプレイ、マイクロプロセッサ、等のような、電気グリルの種
々の部品に電力供給するために用いることができる。当業者であれば、AC/DC電力
換器114は、電気グリルの部品に必要なあらゆるレベルDC電圧を供給するために用
いることができることを認識するであろう。

0039

ライン101及びニュートラル102はさらに、ライン101から加熱素子103及び
/又は104に流れ込む電流とニュートラル102に戻ってゆく電流との間の差を、もし
あれば、計測する変流器105に接続される。電流の潜在的な差が、もしあれば、その差
を評価して電流が漏れているかどうかを判断する、漏電検出ユニット117に信号として
送られる。言い換えれば、回路の故障(一時的であろうと恒久的であろうと)があると、
部品からの電流の漏れが生じ、ニュートラル102を通って戻ってゆく電流がライン10
1から流れ込む電流より小さくなる。漏電検出ユニット117は、電流の消失があること
を検出する。電流の消失は、ユーザが接触したとき、感電させ、又は部品を破損させるの
で、危険な動作状態を示している。

0040

このような状態において、感電、感電死、あるいは、部品の損傷、の恐れがあるときは
、これを回避するために、電流の流れを停止させることが好ましい。電流の流れを停止さ
せるために、漏電検出ユニット117は、次に電気機械ラッチ106及び107を開放
させるトリップコントローラ118を動作させる。図2に示すように、ラッチ106及び
107は加熱素子103及び104と直列に配置され、したがって、ラッチがトリップす
ることで回路が開放され、当然、電流の流れが停止する。ラッチリレー106及び107
は、回路を開放するための電気機械的スイッチとすることができ、制御ラインを介してト
リップコントローラ118に接続することができる。トリップしたとき、ラッチリレー1
06及び107は、ユーザが機械的スイッチを入れるまで、開放されたままになる。1つ
の例として、ハウジング506上のリセットボタン511又は他の機械的スイッチは、ト
リップした後、リセットして閉止位置にするようラッチリレー106及び107に関連付
けることができる。

0041

ラッチリレー106及び107と相互に作用する漏電検出ユニット117の例示的な実
施の形態が図4によく示されている。限定を意図するものではないが例として、漏電検出
ユニット117は、フェアチャイルドセミコンダクターにより製造された、製造番号FA
N4146ESXのような漏電遮断器とすることができる。変流器105は、漏電検出ユ
ニット117により読み取られる電流の差を計測するために設置される。漏電検出ユニッ
ト117は、電流の差が安全閾値を超えた場合トリップ制御信号401を発生させ、この
場合、トリップ制御信号401はラッチリレー106及び107にフィードバックされ回
路を開放し電流の流れを停止させる。電流漏れがある器具をユーザが作動させようとする
と、ラッチリレー106及び107が回路を開放するので、ユーザを感電させる危険性、
さらには機器の損傷を最小限にする。当業者は、電流差いくらか許容値が許されるこ
とを認識するであろう。

0042

再度図2を参照して、漏電検出ユニット117は、ライン101及びニュートラル10
2からの電圧より低い電圧で動作するので、降圧変圧器115が取り付けられる。ライン
101及びニュートラル102は降圧変圧器115に接続され、そこから全波整流器11
6を通って低圧二次電圧が漏電検出ユニット117にそしてトリップコントローラ11
8に供給される。降圧変圧器115は、漏電検出ユニット117及びトリップコントロ
ラ118をライン101及びニュートラル102の高電圧から分離するという利点を有す
る。代わりに、低い二次電圧で動作する。当業者であれば、降圧変圧器は、低い電圧で動
作する部品を分離するために用いられることを認識するであろう。降圧変圧器115は、
マイクロプロセッサ113から漏電検出ユニット117を分離する付加的な利点があり、
これにより、マイクロプロセッサ113が漏電/不平衡電流により故障した場合の保護が
付加される。マイクロプロセッサ113の故障により、漏電検出ユニット117による漏
電/不平衡電流の検出が妨げられることはない。同様に、漏電検出ユニット117の故障
により、マイクロプロセッサ113による電流状態の監視の続行を妨げることはない。

0043

通常の動作において、マイクロプロセッサ113は、加熱素子103及び104への電
流を制御することで、熱及び温度設定を制御する。マイクロプロセッサ113はまた、異
常な動作状態、すなわち、感電死、電撃、又は部品の損傷が生じる危険性が増す状態、を
検出し応答するよう構成することができる。通常動作状態でのマイクロプロセッサ113
の機能を説明し、次に、マイクロプロセッサ113が故障状態を検出し応答することがで
きるようにする具体的な構成を説明する。

0044

通常の動作状態において、マイクロプロセッサ113は、ライン101及びニュートラ
ル102から加熱素子103及び104への電流(従って、熱及び温度)を制御する。電
気は、変流器105、さらにラッチリレー106及び107及びトライアック108及び
109を直列に通って接続されたライン101及びニュートラル102を通って流れる。
当然のことながら、トライアックは3つの極をもつ素子、すなわち、交流導通させるト
ライオードである。トライアックは、半導体双方向スイッチ一種である。本明細書に
開示した保護回路100は、加熱素子103及び104への電流を制御するためのトライ
アックの使用について説明するが、他の半導体双方向スイッチを本発明と整合のとれたト
ライアックの代わりに用いることができるものと理解される。加熱素子103及び104
は、電流をより多く流すことで温度を上昇させる抵抗加熱器とすることができる。当業者
には理解されるであろうが、他の形式の加熱素子103及び104を用いることもできる

0045

トライアックドライバー111及び112は、加熱素子103及び104に電流を流し
たり止めたりするために、トライアック108及び109を「開」「閉」することで制御
をおこなう。当業者は、トライアックドライバーは、(マイクロプロセッサのような)低
電圧DC電源で高電圧トライアックをコントロールするために用いられることを理解する
であろう(図2)。さらに、トライアックドライバー111、112は、トライアック中
の高電流又は高電圧から器具を分離するために用いられる。トライアックドライバー11
1及び112は、マイクロプロセッサ113とトライアック108及び109との間のイ
ターフェースとなると同時に、マイクロプロセッサ113を、トライアック108及び
109中の電圧及び電流から分離しておく。

0046

通常の動作においてユーザが所望する温度を達成するために、マイクロプロセッサ11
3は、トライアックドライバー111、112を介してトライアック108及び109を
作動させる(又は停止させる)ことにより、加熱素子103及び104に流す電流を制御
する。言い換えれば、マイクロプロセッサ113は、トライアックドライバー111及び
112を制御することで、加熱素子103及び104に流す電流、したがって、加熱素子
103及び104の温度を制御する。トライアック108及び/又は109を停止させる
ことで、回路を開放し回路に電流が流れないようにする。

0047

所望の温度にされた時を認識するために、マイクロプロセッサ113は、各加熱素子1
03及び104の近傍、又は、調理ボックスのどこかに設置された1以上の熱電対121
及び122の温度フィードバックを受け取ることができる。図1Bは、各加熱素子103
及び104に隣接する熱電対121及び122の代表例を示す。フィードバックは、マイ
クロプロセッサ113によって用いられ、ノブ501及び/又は502によって選択され
た所望の温度になるまで加熱素子103、104に流れる電流を調整する。結果として、
ユーザは、加熱素子103及び104への所望の動作形態を(独立に)選択することがで
き、マイクロプロセッサ113は、所望の温度設定に到達するまで流す電流を制御する。

0048

図5は、所望の温度に到達するまで加熱素子103及び/又は104に流れる電流を調
整するために、熱電対121及び/又は122からのフィードバックを用いることのでき
るマイクロプロセッサへの(からの)例示的な入出力を示す。所望の温度は、ノブ501
又は502のような、ユーザインターフェースを介してユーザにより選択され、電子的に
マイクロプロセッサに伝達されることができる。当業者には、マイクロプロセッサ113
は、本明細書に記載した他の設定値のみならず、計算及び比較を実行するためのソフトウ
アインストラクションを収容する、内部又は外部のメモリ508を含み、内部又は外部
のメモリ508と通信することができることを理解できよう。

0049

任意的な入力例として、マイクロプロセッサ113は、ゼロ交差検出ユニット110(
図2)からの制御信号を受け取ることができる。ゼロ交差検出ユニット110は、交流電
流が、降圧変圧器115を介して計測したとき、ゼロと交差するたびに制御信号を送る。
この信号を用いて、マイクロプロセッサ113は、交流電流の現在の波形の状態を識別す
ることができる。ゼロ交差を追跡することにより、マイクロプロセッサ113は、生じる
高調波を減らしつつ、トライアック108及び109をターンオン及びターンオフさせる
ことが出来る。

0050

マイクロプロセッサ113は、通常の運転時に生じる危険な状態を特定するよう構成す
ることができる。漏電検出ユニット117は漏れ電流を検出するが、マイクロプロセッサ
113が具体的に検出し応答するよう構成すべき他の危険状態が存在する。図2に示すよ
うに、マイクロプロセッサ113は、トリップコントローラ118及びトライアックドラ
イバー111及び112と通信しているので、マイクロプロセッサ113には、電流の流
れを停止させる2つの異なる方法、すなわち、危険状態を検出した場合、ラッチ106又
は107をトリップさせる方法、又はトライアック108及び/又は109を停止させる
方法が与えられる。例えば、図3は、加熱素子103及び104がトライアック108、
109及びラッチ106、107と直列であることを示している。実際に、ラッチ106
、107のうちの1つ、又は両方のトライアック108、109を開放すると、すべての
電流の流れを停止させることになる。

0051

1つの例として、マイクロプロセッサ113は、「過電流」の可能性に応答するよう構
成することができる。過電流状態は、電流の漏れの前兆にもなり、部品を故障させるリス
ク、及び/又は、電子回路に損傷を与えるリスクを増大させることにつながるので、危険
である。過電流の可能性は、処理するうえで安全とされる量よりも大きな電流が回路に流
れたときに生じる。過酷な環境が原因で、加熱素子のようないくつかの部品の抵抗値が変
化し、結果的により多くの電流が流れる場合に過電流が生じることがある。しかし、過電
流の可能性は、必ずしも電流の不釣り合いと関連するわけではない。したがって、漏電検
出ユニット117は過電流を検出しないこともあり、マイクロプロセッサ113がそれを
認識するよう構成することが好ましい可能性がある。このため、ホール効果センサー11
9は、トライアック108及び109を流れる電流を示す電流値をマイクロプロセッサ1
13に送る。ホール効果センサー119は、1以上のトライアックを通して加熱素子10
3及び104に流れる電流を計測する。ここに記載した保護回路構成では、電流計測する
ために用いられるホール効果センサー119が開示されているが、当業者であれば、ホー
ル効果センサー119に変えて使用することができる適切な電流センサーを思いつくこと
ができるであろう。ホール効果センサー119は、ヒーター103、104を通って流れ
電流量をマイクロプロセッサ113に送るために、制御ラインを介してマイクロプロセ
ッサ113に接続される。

0052

ホール効果センサー119は、加熱素子103及び104に流した電流を計測し、コン
トロール/データラインを介して電流計測値をマイクロプロセッサ113に送る。ホール
効果センサー119は、電圧ライン101を流れる電流を計測するよう、又は、個々の加
熱素子103及び104に流れる2つの電流の両方を計測するよう構成することができる
。どちらの構成においても、電流値は、マイクロプロセッサ113に送信することができ
る。図2及び図5は、マイクロプロセッサ113とホール効果センサー119との間の接
続を示す。図6は、過電流状態を検出したときトリップ制御信号を送るマイクロプロセッ
サ113を示す。図2において、ホール効果センサー119は、トライアック108及び
109に流れる電源ライン中の電流を統合して計測するよう示されている。当業者であれ
ば、1つのホール効果センサーを各トライアックのノードに接続し、統合した電流値では
なく個々のトライアックに流れる電流を計測する代替的な構成が可能であることが分かる
であろう。

0053

過電流状態を認知するために、マイクロプロセッサ113はホール効果センサー119
からの電流値と、回路が安全に動作する所定の閾値電流レベルとを比較する。所定の閾値
とは、過電流状態の閾値である。所定の閾値電流レベルは、加熱素子103、104が動
作する最大電流、又は回路中の他の部品が動作する最大電流を含む、多くの事項を考慮し
て選ぶことができる。マイクロプロセッサ113は、ホール効果センサー119により計
測した電流と所定の閾値電流レベルとを比較する。電流が閾値を超えた場合、過電流の恐
れが存在するので、電流の流れを停止すべきである。電流の流れを停止するために、マイ
クロプロセッサ113は、コントロール/データラインを介して接続されたトリップコン
トローラ118にトリップ制御信号505を送る。トリップコントローラ118は、ラッ
チリレー106及び107をトリップさせることにより応答し、加熱素子に関する回路を
開放することで、電流の流れを停止する。ホール効果センサー119からマイクロプロセ
ッサ113への例示的な入力、及び、マイクロプロセッサ113からのトリップ制御信号
505が図5に示される。

0054

いくつかの実施形態では、マイクロプロセッサ113は付加的に、加熱素子103及び
104に流れる電流が安全領域内ではあるが、加熱素子について選択した動作形態で流れ
るべき電流とは異なることを認識するような構成とすることができる。例えば、加熱素子
が「低」温度に設定されているが、「高」温度に相当する電流が流れているとき、または
その逆の状態のとき潜在的な危険状態が生じる。ユーザが加熱素子103及び/又は10
4を高温度に設定したが、低い電流しか流れなかった場合、部品が損傷している恐れがあ
る。そのような場合が生じる原因として可能性があるのは、過酷な又は腐食性のある環境
によりホール効果センサー119が腐食しているか、又は、トライアック108、109
又はトライアックドライバー111、112の故障が含まれるがこれらに限定されない。

0055

マイクロプロセッサ113は、所望の温度に達するまで加熱素子103及び/又は10
4に電流を流すために熱電対121及び122からのフィードバックループを使うことが
できる。その結果、この所望の温度は安定的に保持される。当業者であれば、加熱素子1
03又は104の温度を上げるために、温度を保持するための電流より多くの電流を流す
ことを理解するであろう。例として、ユーザが電気グリル510を動作させ、「高」温度
を選択した場合、マイクロプロセッサ113は、対応する加熱素子103及び/又は10
4が「高」温度になるまで高電流を流さなくてはならない。所望の「高」温度に達したこ
とをマイクロプロセッサ113が(例えば、熱電対121及び122からのフィードバッ
クにより)認識すると、温度を安定的に保持するためにマイクロプロセッサ113は、流
す電流を減少させることができる。

0056

加熱素子をどのように動作させるかについての例として、「高」「中」「低」のような
不連続のモード、又は例えば%又は温度値により計測した連続的スペクトルによるものが
含まれる。高電流は加熱素子を高温度にするので、当業者であれば、加熱素子103及び
104の温度を上げることは、温度を安定的に保持するより多くの電流を流すことを理解
するであろう。

0057

予期せぬ電流状態を識別するために、マイクロプロセッサ113はホール効果センサー
119からの電流値を予期した電流と比較するよう構成されている。(マイクロプロセッ
サ113が温度を上げようとしているのか安定的に保持しようとしているのかに従う)任
意のモードにおいて、マイクロプロセッサ113が加熱素子に送るように設定されている
電流は、通常の動作状態でホール効果センサー119からの測定値と合致することが予期
されるのであるから「予期した電流」である。言い換えると、通常の動作状態で、ホール
効果センサー119からの電流は予期した電流、すなわち、マイクロプロセッサ113が
送電するようプログラムされた電流と合致すると考えられる。ホール効果センサー119
からの電流値が予期した電流と合致しない場合、おそらくドライバー故障が起こったと考
えられる。

0058

予期した電流値は内部メモリまたは外部メモリ508を通してマイクロプロセッサ11
3が利用しやすくすることができる。このようにして、マイクロプロセッサ113は、所
定の任意の動作形態(又は動作形態の組み合わせ)において、正常に機能している加熱素
子により、全電流量を認識するようプログラムされる。

0059

故障状態が生じた場合、マイクロプロセッサ113は、トライアックドライバー111
及び112を停止することでそれに応答し、それにより、それぞれのトライアックを開放
し、加熱素子103及び/又は104を通る電流を遮断する。1つの実施の形態では、マ
イクロプロセッサ113は、任意的に、所定の時間が経過した後、電流が再度流れること
を可能にし、流れる電流の監視を続けるようプログラムすることができる。電流が再度流
れるようにすることは、故障の原因が一時的なものである可能性があるので、好ましいこ
とがある。限定を意図しない例であるが、急速に安定状態になる一時的な故障状態として
、電気グリル510が最近入り切りした場合、又は、電力供給網で一時的な不安定状態
生じた場合がある。

0060

図6は、マイクロプロセッサ113が電気グリル510の動作形態に基づき予期した電
流を決定し、予期した電流をホール効果センサー119から受け取った実際の電流値と比
較するフローチャートである。合致しないことが検出された場合、トライアックドライバ
ー111及び112を停止する。さらに、図6はまた、マイクロプロセッサ113がホー
ル効果センサー119からの電流値を過電流閾値と比較し、過電流状態に応答してトリ
プ制御信号505を送ることも示す。当業者であれば、これらのステップ及び比較は、ど
のような順序で行うこともでき、多くの異なる実施の形態があることがわかり、これらは
本発明の予期するところである。マイクロプロセッサ113は、回数を基準にして又は時
間間隔を基準にしてこれらの動作を繰り返すことができる。

0061

さらに別の故障例において、保護回路100は、マイクロプロセッサ113の故障を防
止する。マイクロプロセッサ113は、加熱素子103及び104に流す電流を制御する
ので、マイクロプロセッサ113の故障により、電流が安全でないレベルになっているこ
とを含む予期せぬ結果が生じることがある。マイクロプロセッサ113の故障を防止する
ために、回路100には、図2に示すように、マイクロプロセッサ113とトライアック
108及び109との間に接続されたウォッチドッグ・モニタ120を含めることができ
る。

0062

この状態で、マイクロプロセッサ113は、ウォッチドッグ・モニタ信号504をウォ
ッチドッグ・モニタ120に送り、マイクロプロセッサ113は正常に動作していること
を確認する。ウォッチドッグ・モニタ120は、マイクロプロセッサ113が正常に動作
していることを確認するマイクロプロセッサ113からの信号を探すよう構成されている
。ウォッチドッグ・モニタ120はトライアック108及び109にも接続されている。
マイクロプロセッサ113からの正常に動作していることを確認する信号がない場合、ウ
ォッチドッグ・モニタ120はトライアック108及び109を停止させ、電流が流れな
いようにする。マイクロプロセッサ113がその後正常な動作に復帰した場合、ウォッチ
ドッグ・モニタ120は電流の流れを再開することを可能とすることができる。ウォッチ
ドッグ・モニタ120のこの構成により、マイクロプロセッサ113が故障後一定時間経
後又はリセットした後に、正常な動作へ復帰することが可能となる。このことは、マイ
クロプロセッサ113がブート中またはリブート中であっても動作を継続することができ
るので、好都合である。言い換えれば、マイクロプロセッサ113が、(意図的に、又は
意図せずに)リブート処理中である場合、ウォッチドッグ・モニタ120は、マイクロプ
ロセッサ113が正常動作中ではなく電流が流れていないと判断することができる。しか
し、マイクロプロセッサ113のブートシーケンスが完了し、ウォッチドッグ・モニタ1
20への信号送信を再開すれば正常動作が再開する。

0063

図7は、本発明の付加的な実施形態を示す。例えば、ゼロ交差検出ユニット110が中
間的な変圧器を設けることなく直接ライン101とニュートラル102に接続されている
、実施形態が図7に示されている。さらに、漏電検出ユニット117は、AC/DC電力
変換器114を通る電源(この場合、12Vであるが他の電圧も考えられる)に接続され
る。ゼロ交差検出ユニット110及び漏電検出ユニット117は、図2又は図7に示した
ような構成、又は他の多くの構成において、ここに記載した機能を実行することができる

0064

図7は更に、トライアック108及び109をそれぞれ並列に構成したリレー701及
び702を開示する。リレー701及び702は、それぞれ加熱素子103及び104へ
電流供給を制御するためにマイクロプロセッサ113によって制御ライン(図示せず)
を介して制御される。リレー701、702とトライアック108、109との間は並列
構成になっているので、リレー又はトライアックの何れかを作動させることによって電流
を加熱素子103、104に供給することができる。別の言い方をすれば、マイクロプロ
セッサ113は、加熱素子103、104に電流を供給するために、トライアック108
、109のそれぞれ、又は、リレー701、702のそれぞれを使用することができる。

0065

加熱素子103、104にそれぞれ電流を供給することができる2つの構成要素(リレ
ー及びトライアック)を有することの利点は、発熱を低減するためにマイクロプロセッサ
113が2つの構成要素を交互に切り替えることができることである。例えば、加熱素子
103、104に100%電力を供給することにより、トライアック108、109が作
動時に過熱する可能性がある。より具体的には、加熱素子103、104は、高温が望ま
れるとき比較的高い電流量を引き出し、トライアック108、109を通る電流を長時間
にわたって供給すると、トライアック108、109が過熱してついには劣化する可能性
がある。これを回避するために、マイクロプロセッサ113は、「高」または比較的に高
い電流を加熱素子103、104に供給するときに、トライアック108、109を無効
にし、代わりにリレー701、702を起動することができる。その結果、加熱素子10
3及び/又は104にそれぞれリレー701及び/又は702を通じて電流が流れ、それ
によってトライアック108、109が過熱するのを防止する。

0066

図7は、更に、バンドコントローラ703の機能を有するマイクロプロセッサ113の
実施形態を示す。本開示の利益を享受する当業者は、バンドコントローラ703をマイク
ロプロセッサ113の物理的及び/又は仮想的な従属部品とするか、又はこれに代えて、
別のハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素としてもよいことを理解するであ
ろう。本発明の実施形態において、バンドコントローラ703はユーザー入力(無線によ
る入力を含む)を介して目標温度を受け取って、加熱素子103、104へ供給される電
力(即ち、電流)の量を制御して、ユーザーが選択した目標温度を達成するように構成し
てもよい。

0067

バンドコントローラ703は、供給する電流の量を制御することによって加熱素子10
3、104における目標温度を達成し維持するために、ハードウェア及びソフトウェア
プリケーションを用いることができる。バンドコントローラ703は、加熱素子103、
104の近傍に位置する熱電対121、122からフィードバックを受け取って、そのよ
うなフィードバックを用いて、目標温度に到達した時を判断するようにしてもよい。本発
明の実施形態において、熱電対121、122を用いているグリルの調理ボックス内の周
囲温度を推定することが望ましい場合がある。特に高い温度で作動するとき、周囲温度(
例えば加熱素子の上方6又は8インチの位置の温度)が加熱素子103、104における
温度と同一ではない可能性がある。食品がグリルの調理ボックス内の至る所に置かれ得る
ので、例えば加熱素子103、104の数インチ上方の火格子上に置かれ得るので、バン
ドコントローラ703(及びマイクロプロセッサ113)は、加熱素子103、104に
おける温度よりもむしろ推定周囲温度に基づいて作動することが望ましい場合がある。周
囲温度に基づく操作は、食品の温度のより正確な測定値を提供し、従って、食品の出来具
合のより正確な判断をもたらす。

0068

例示として、図10は熱電対121、122における温度1002に基づく周囲温度1
001を正確に推定するための出願人の試験データを表す。x軸で、図10は、熱電対1
21、122で測定された温度1002を表す。y軸で、図10は対応する推定された周
囲温度1001を表す。曲線1003は、測定された温度(x軸)の関数として、推定さ
れた周囲温度(y軸)を示す。図10の推定周囲温度は、ユーザーが料理用格子を構成す
ることのできる位置である加熱素子よりも数インチ上方で測定された。より高い温度では
、周囲温度が熱電対で測定された温度とは違ってくることが明らかになり、換言すれば、
より高い温度では、加熱素子の上方位置の推定周囲温度は加熱素子の温度よりも速く上昇
する。例示として、参照点1004においては、推定周囲温度と熱電対1002の温度と
は共に概ね等しく、150Fである。より高い温度(例えば参照点1005)においては
、熱電対の温度は300Fである一方、推定周囲温度は概ね400Fまで上昇した。この
ように、より高い温度では、より高いオフセットが正確に周囲温度を推定するために必要
とされる。

0069

図10に示されたオフセットを用いて、マイクロプロセッサ113、及び/又はバンド
コントローラ703を、熱電対121、122で測定された温度に基づいて、推定周囲温
度を計算する、ハードウェアやソフトウェアに適合させて、構成することができる。図1
0のオフセットは例示としてのみ与えられており、要因、例えば、調理用火格子の高さの
ような要因や、その他、周囲の状況に影響を及ぼすかもしれない要因に基づいて増減し得
ることを理解されたい。更に、マイクロプロセッサ113及び/又はバンドコントローラ
703は、そのような推定された周囲温度をフィードバックループの一部として用い、目
標温度に到達する時を決定することができる。換言すれば、或る実施形態においては、目
標温度は推定周囲温度を指すことがあり、他の実施形態において、目標温度は熱電対12
1、122における温度を指すことがある。

0070

さらに他の実施形態では、食品の温度を測定し食品プローブからの読みに基づき、いつ
目標温度に到達したかを判断するために食品プローブ(不図示)を用いることができると
考えられる。食品プローブは、ユーザが、ステーキや鶏の胸肉のような、食品に挿入し食
品の内部温度を計測するための温度測定器具である。温度測定のために食品プローブを用
いることは、食品の内部温度を正確に測定し、ひいてはその仕上がり具合を判断すること
ができるので、ある種の料理方法において好都合となることがある。

0071

常に目標温度を維持するために、バンドコントローラ703は、所定の目標温度近傍
温度「バンド」を定めることができ、このバンドは、目標温度に近づくにつれて、加熱素
子103、104に供給する電力(すなわち、電流)量を示す。本発明の実施形態におい
て、このバンドは、0%、50%、及び、100%の電力を表す範囲を作り出す。801
を超える範囲は、0%の電力が供給される温度範囲を表し、801と803の間の範囲は
、50%の電力が供給される範囲を表し、803未満の範囲は100%の電力が供給され
る範囲を表す。バンドコントローラ703は、望みの目標温度を達成し維持するために加
熱素子に供給するのに適切な電力(すなわち、電流)を決定するためにバンドを用いる。
例として、例えば図8Aに見られるように、バンドコントローラ703は、望みの目標
度802に達するまで100%の電力を供給し、次いで、上方バンド801に到達するま
で、50%に電力を減少させる。上方バンド801を超えた場合、バンドコントローラ7
03は0%に電力を減少させる。温度が下方バンド803に(またはそれ以下に)落ち
場合、電力を再び100%に増大させる。バンドコントローラ703は、熱電対121、
122からフィードバックを連続的に受け取り、このフィードバック(いくつかの実施形
態では上述の推定周囲温度)を適切な温度バンドと比較する。このようにして、温度は下
方バンド803と上方バンド801との間で変動し、目標温度に接近する。

0072

加えて、本発明の実施形態において、バンドコントローラ703は望みの目標温度に応
じてバンドを動的に移動する。温度バンドを動的に移動することにより、より正確な温度
制御が可能となり、ユーザは選択した目標温度をほぼ維持することができる。これは、低
い温度において、電気グリルの温度は50%の電力設定では望みの目標温度を超えるまで
増大し続けるからである。一方、高い温度において、50%の電力供給では望みの目標温
度以下に温度を減少させることがある。従って、バンドコントローラ703は、低い望み
の目標温度に対してバンドを下げることにより補正することができる。一方、高い温度範
囲では、バンドコントローラ703は、バンドを高くすることができる。低い望みの目標
温度に対応する低下させた温度バンドの例を図8Bに示す。図8Bにおいて、低い目標温
度が選択されており、バンドコントローラ703は、目標温度に対応して上方バンド(8
01)を移動している。反対に、図8Cは、比較的高い目標温度の場合を示し、バンドコ
ントローラ703は、目標温度802が下方バンド(803)に一致するよう電力バンド
を上げたことを示している。図8Bにおいて、目標温度は電力バンド801と重複し、図
8Cにおいて、目標温度802は電力バンド803と重複する。電力バンドの例示的な値
を以下の表に示す。

0073

独立して動作可能な複数の加熱素子を有する実施形態において、ユーザは複数の目標温
度を入力することができる。例えば、2つの加熱素子103、104を有する実施形態で
は、それぞれ1つの加熱素子に対応する2つの別々の目標温度を受け取ることができる。
目標温度は、任意の数の実行可能なユーザ入力を通してバンドコントローラ703に送信
されることができる。非限定的例示として、実行可能なユーザ入力にはノブ501、50
2が含まれる。ユーザ入力は、無線コントローラ704と通信するよう構成された無線器
具から、無線コントローラ704を介して、無線で受け取ることもできる。このような実
施形態において、無線コントローラ704は、Wi−Fi、ブルートゥース登録商標
ラジオ周波数、又は、その他の無線通信を介して遠隔デバイスと無線通信するよう構成
することができる。遠隔デバイスには、携帯電話、タブレット、ラップトップコンピュ
ータ、及び、無線通信可能な他の形式の器具が含まれる。図9は、ディスプレイ902と
ユーザ入力器具903とを有し、電気グリル510の無線コントローラ704と通信する
例示的な遠隔デバイス901を示す。非限定的例示として、遠隔デバイス901は、入力
器具903としてタッチスクリーンを有する携帯電話とすることができる。使用する器具
の形式にかかわらず、遠隔デバイス901は、とりわけ、1以上の目標温度を表すユーザ
入力を受け取り、この目標温度を、無線コントローラ704を介して電気グリル510に
無線で伝達するよう構成することができる。

0074

例示的実施形態において、遠隔デバイス901は、ユーザから望みの目標温度を直接受
け取るよう構成することができる。このような実施形態において、ユーザは、目標温度を
選択するために入力デバイス903を用いることができる。他の例示的実施形態において
、遠隔デバイス901は、調理する肉のタイプ、及び仕上がり具合を選択したユーザ入力
を受け取り、ユーザの選択に応じた適切な目標温度を決定するよう構成することができる
。このような実施形態において、遠隔デバイス901は、望みの食品特性に対応する適切
な目標温度を記憶するメモリ904を有することができる。このように、ユーザ食品特性
を選択するために入力デバイス903を使い、遠隔デバイス901は、関連する目標温度
を無線で伝達する。目標温度を制御するのに加え、遠隔デバイス901の実施形態では、
無線コントローラ704を介してマイクロプロセッサ113及び/又はバンドコントロー
ラ703に、無線で「オン」及び/又は「オフ」信号を送信するように構成されている。
このように、ユーザは、電気グリル510の望みの目標温度と、その「オン」及び「オフ
」の両方を制御することができる。

0075

遠隔デバイス901と電気グリル510との間の(無線コントローラ704を介した)
無線通信の付加的な実施例には、遠隔デバイス901から遠隔でディスプレイ503の設
定を制御する能力を含む。このようにして、遠隔デバイス901は、電気グリル510の
ディスプレイ503に表示される情報を無線で制御することができるように構成すること
ができる。遠隔デバイス901は、どの情報をディスプレイ503に表示するかを制御す
ることができ、ユーザは、温度計測に関して摂氏(C)と華氏(F)とを切り替えること
ができる。そのような情報には、電気グリル510の現在の温度、周囲温度、目標温度、
及び、グリルが作動している時間、食品が調理されている時間、食品が目標温度に達する
までの時間を示すタイマー、を含むことができる。そのような情報は、電気グリル510
から、無線コントローラ704を介して、遠隔デバイス901に無線で送信することがで
きる。

0076

一方、遠隔デバイス901は、そのような情報を遠隔デバイスディスプレイ902上で
ユーザに提供することができ、さらに、所定の温度に到達した場合、又は食品が所定の時
間調理された場合、この情報を使って無線で電気グリル510をオフにし、又は所定の目
標温度を下げることができる。例示的な実施形態において、食品特性がメモリ904に記
憶され、このような食品特性により、特定の食品について適切な目標温度及び/又は適切
な調理時間が示される。遠隔デバイス901は、電気グリル510から無線で受け取った
情報を監視し、適切な温度又は調理時間に到達したかどうかを判断する。遠隔デバイス9
01はまた、そうなったとき、電気グリル510をオフにするように、及び/又は、音響
的又は視覚的警報を出すように構成することができる。このような、音響的及び/又は視
覚的警報を、遠隔デバイス901又は電気グリル510又はその両方に出すことができる

0077

加えて、本発明の実施形態では、無線通信を電気グリル510から遠隔デバイス901
へ異常コードを供給するために用いることができ、この異常コードはここでさらに説明す
るような安全でない電流状態を示すことができると考えられる。異常コードを遠隔デバイ
ス901に送ることは、遠隔からユーザが安全でない電流状態が生じたときを知ることが
でき、遠隔デバイス901がこの安全でない電流状態を修正するための安全のためのヒン
トを表示することができるとともに、この安全でない状態を引き起こした状態を記録する
ことができるという利点がある。

0078

異常コードは、保護回路100と協働して動作するマイクロプロセッサ113により決
定されてもよい。ここでさらに説明するように、マイクロプロセッサ113は、制御ライ
ンを介して、漏電検出ユニット117及びホール効果センサー119と通信することがで
きる。従って、マイクロプロセッサ113は、漏電を検出したことを示す漏電検出ユニッ
ト117からの制御信号を受け取るように構成することができる。同様に、マイクロプロ
セッサ113は、電流を加熱素子103及び104に供給する上での故障を認識するホー
ル効果センサー119からの信号を用いるように構成することができる。ここにさらに説
明するように、ホール効果センサー119からのゼロ電流の測定値は、加熱素子103及
び104が電流を受け取っていないことを示す一方、予期しない高電流の測定値は加熱素
子103及び104に電流が流れすぎている(「過電流」状態)ことを示す。

0079

本発明の実施形態において、マイクロプロセッサ113は、これらの故障を認識し、無
線コントローラ704を介して、生じた故障に対応する異常コードを無線で伝達するよう
に構成されている。例えば、「01」の異常コードは漏電を検出したことを示し、「02
」は、加熱素子103及び/又は104に電流が流れていない(又は、予期せぬ電流が流
れている)ことをホール効果センサー119が検出したことを示し、「03」は、予期せ
ぬ過大な電流が加熱素子103及び/又は104に流れていることをホール効果センサー
119が検出したことを示してもよい。マイクロプロセッサ113が「セルフチェック
機能を含むチップである実施形態の場合、セルフチェックピンがマイクロプロセッサ11
3が故障であると判断した場合、「04」の異常コードが送出されてもよい。当業者であ
れば、各故障を示すために種々のコードを用いることができることが分かるであろう。故
障に応じて、聴覚的又は視覚的警報を電気グリル510で、例えばディスプレイ503上
に、表示することができる。同様に、遠隔デバイス901はまた、異常コードを受け取る
と、聴覚的又は視覚的警報を提供することもできる。

0080

遠隔デバイス901は、異常コードを無線で受け取り、ディスプレイ902上に、異常
のタイプを特定するメッセージをユーザへのメッセージを表示するように構成することが
できる。このような異常メッセージには、遠隔デバイス901での聴覚的又は視覚的警報
を伴うことができる。遠隔デバイス901はさらに、ユーザがこの異常に対処すべきステ
ップを説明する、メモリ904に保存されたメッセージを表示するように構成することが
できる。例えば、さらにここで説明するように保護回路構成100は、漏電に応答してリ
レー106及び/又は107をトリップさせるよう構成することができる。従って、マイ
クロプロセッサ113が漏電を表す異常コード(例えば、「01」)を遠隔デバイス90
1に送信した場合、遠隔デバイス901は、漏電が起こった旨、及び、ユーザにリレー1
06及び/又は107のリセットを促すための、ユーザへの警報メッセージを表示するこ
とができる。

0081

異常「02」に応答して、遠隔デバイス901は、電流が加熱素子103及び/又は1
04に流れていないことをユーザに注意喚起するように構成することができる。電流が流
れていないことは、回路が開いていることを示している可能性があり、これは例えば加熱
素子103、104が適切に取り付けられていない場合に起こることがある。従って、遠
隔デバイス901は、ユーザに加熱素子103、104を取り外し、そして再度取り付け
ることを促すメッセージを表示することができる。この異常が続く場合は、遠隔デバイス
801は、ユーザに製造業者連絡を取るよう促すことができる。

0082

同様に、異常コード「03」を受け取った場合、過電流が起こっている。過電流が生じ
る1つの可能性として、互換性のない、又は欠陥のある、適切でない抵抗値を有する加熱
素子をユーザが取り付けてしまったのかもしれない。(間違った低い抵抗の加熱素子の場
合、不適切に高い電流が流れる)。例えば、120Vで動作するように設計された加熱素
子は、230Vで機能させるには抵抗が低すぎ、過電流の原因となる。従って、ユーザに
、加熱素子をチェックするよう、又は新しいものに取り換えるよう促すことができる。

0083

遠隔デバイス901及び/又はマイクロプロセッサ113は、異常の記録を生成しメモ
リ中に異常の記録を保存することができる。このような、異常の記録は、生じた各異常の
記録を含むことができる。加えて、遠隔デバイス901が電気グリル510から(加熱素
子の温度、周囲温度、温度目標料理時間、等のような)状態情報を受け取る実施形態で
は、このような状態情報も、この異常の記録に記録することができる。状態情報は連続的
に送ること、又は異常に応答して送ることができる。例として、異常が生じるまでにグリ
ルがどれだけの期間調理していたか、異常が生じたときのグリルの温度、及びその他の関
連情報を記録することは有益な場合がある。異常の記録は、異常の診断に役に立つことが
ある。異常の記録は、遠隔デバイス901、又は、電気グリル510(又は、マイクロプ
ロセッサ113)、又はその両方で生成及び/又は記録することができることは了解され
よう。当業者であれば、種々のパラメータを異常の記録の一部として記録及び保存するこ
とができることを理解するであろう。

0084

いくつかの実施形態において、遠隔デバイス901はインターネット接続905を行う
ことができる。インターネット接続905により、遠隔デバイス901は、随意的に記録
した異常の記録を電気グリルの製造業者のような第三者に送ることができる。製造業者は
、従って、生じた異常及びこの異常を取り巻く状態をよく理解することができる。これに
より製品修繕及び改良をもたらすことができる。

0085

本発明はまた、グリルを使っているときに安全でない電気的な状態が生じる危険性を減
らす方法も提供する。好ましい実施の形態では、トライアック108及び109、及びラ
ッチリレー106及び107を通る電圧ライン101及びニュートラルライン102に接
続することのできる1以上の電気加熱素子103及び/又は104に電流を流して、ユー
ザーは電気グリル510を使用することができる。加熱素子103又は104をユーザが
動作させたとき、電気グリル510へ流れ込む電流と電気グリル510から戻ってくる電
流との差を、もしあれば、電気グリル510の保護回路構成100中の変流器105が計
測する。電流の差が検出された場合、本発明の方法により、ラッチリレー106及び/又
は107に接続されたトリップコントローラ118を作動させるための電気信号が生じる

0086

本発明の方法には、加熱素子103又は104に流れる電流をホール効果センサー11
9により計測し、計測した電流をマイクロプロセッサ113へ伝達するために、電気グリ
ル510の保護回路構成100を用いるステップを付加的に含めることができる。電気グ
リル510及び保護回路構成100を動作させることで、マイクロプロセッサ113は計
測した電流を所定の電流閾値と比較する。所定の電流閾値は、ユーザにより選択される現
在の動作形態に基づき動的に選択することができる。電気グリル510の使用中に計測し
た電流が所定の閾値を超えた場合、本発明には、ラッチリレー106及び/又は107を
トリップさせることで、又は、トライアック10及び/又は109を停止させることで電
流の流れを止めるステップを含めることができる。

0087

付加的な実施の形態では、マイクロプロセッサ113からウォッチドッグ・モニタ12
0へ、正常運転を示す信号が送られる。一方、ウォッチドッグ・モニタ120は、正常運
転中、トライアック108及び/又は109に加熱素子103及び/又は104へ電気を
流すことを可能にし、正常でない運転状態では電気の流れを停止する。

0088

上述の器具及び方法は、より安全な電気グリルを体験してもらうために用いることがで
きる。種々の実施の形態で、加熱素子103及び/又は104からの熱を用いて食品をグ
リルで焼くために、ユーザはノブ501及び/又は502(又は、無線のようなその他の
入力手段)を動作させることができ、同様に加熱素子は、マイクロプロセッサ113によ
り制御される。ディスプレイ503では、とりわけ、現在の温度をユーザに伝え、ユーザ
が火格子に食品を置くべき時、及び食品を調理する時間を決めることができるようにする
。ユーザは長時間過酷な状態に曝されていて、漏れ電流のある電子部品を有する電気グリ
ル510を用いることがある。本発明の実施の形態では、電流の漏れを検出し、それに応
じてトリップラッチリレー106及び107をトリップする、漏電検出ユニット117及
びトリップコントローラ118と一緒に機能する変流器105を提供する。グリルは停止
するが、ユーザは漏れ電流からの安全が確保される。ユーザは、例えば、加熱素子103
、104を取り外して再度取り付け、リセットボタン511又は同様のスイッチを押すこ
とで応じることができる。電流の漏れが解決すれば、通常動作を続けることができる。

0089

通常の調理中、加熱素子103、104又は他の部品が意図的でなくゆるんでいたり、
熱や他の周囲条件により損傷したりすることがある。起こりうる結果として、電気グリル
510に安全でない電流が流れ、これは、ホール効果センサー119からの信号を介して
マイクロプロセッサ113により検出される。マイクロプロセッサ113は、トリップコ
ントローラ119を動作させることで応答し、これによりラッチ106及び107を開放
する。上述の通り、その結果電流が停止し、ユーザは、リセットボタン511により電気
グリル510の再起動試みることができる。

0090

同様に、安全でない状態では、ノブ501及び/又は502でのユーザの設定に基づく
予期値とは異なる電流量をヒーター103及び/又は104に流す可能性がある。それに
応じて、本発明の実施の形態では、電流の流れを停止するためにトライアック108/1
09を(ドライバーを介して)停止することのできるマイクロプロセッサ113が提供さ
れる。ユーザにはディスプレイ503を介して注意喚起することができるが、ラッチ1
06及び107はこの場合トリップせず、したがって、ユーザはボタン511をリセット
しなくてよい。

0091

さらに、本発明の実施の形態には、ユーザが電気グリル510を使用している間、マイ
クロプロセッサ113が正しく動作していることを監視するために設置することのできる
ウォッチドッグ・モニタ120を含めることができる。ウォッチドッグ・モニタ120は
、マイクロプロセッサ113が異常な動作状態になった場合、リブートの可能性がある場
合も含めて、トライアック108/109を停止させることができる。ユーザは、ボタン
511をリセットしなくてよく、マイクロプロセッサ113正常運転に復帰してグリルの
使用を再開するのを待つことができる。

0092

ハードウェア及び特別に構成されたマイクロプロセッサを安全なグリルの使用を確保す
るためにユーザに提供することができる。当業者であれば、上述の実施の形態を様々に組
み合わせた電気グリルが可能であること、及び必ずしもすべての特徴が各実施の形態に含
まれる必要がないことが分かるであろう。さらに、本発明は、特に屋外で用いるグリルに
利用できるようになっているが、当業者であれば、本発明は、屋内又は屋外で使用する様
々なグリル又は他の器具に使うことができることを理解するであろう。

0093

本発明には、電気グリル510と通信するための携帯電話やタブレットのような遠隔デ
バイス901を用いる方法も含まれる。例えば、ユーザは、電気グリル510と無線で通
信して作動させるために携帯電話を用いることができる。さらに、ユーザは、望みの目標
温度の目標を選択するために、タッチスクリーンのような遠隔デバイスユーザ入力903
を用いる。本発明の実施形態では、ユーザは望みの調理プロファイルを選択することがで
き、遠隔デバイス901はメモリ904から関連する温度を取り出し、この温度はマイク
ロプロセッサ113及び/又はバンドコントローラ703に送信される。

0094

呼応して、マイクロプロセッサ113及びバンドコントローラ703は望みの目標温度
になるまで加熱素子103、104に送る電力を上昇させる。バンドコントローラ703
は、温度を所定の幅の範囲内に保持するために用いることができる。このようにして、電
気グリル510にて(さらには、保護回路構成100にて)異常が生じていない限り、ユ
ーザは、食品を調理するために電気グリル510を用いることができる。通常の運転にお
いて、ユーザは、温度、時間、及びグリルの状態に関する種々のパラメータを含む、状態
情報を電気グリル510から遠隔デバイス901上に無線で受け取ることができる。

0095

安全でない電流状態が生じた場合、本開示に従い、マイクロプロセッサ113がそれを
検出することができ、ユーザの遠隔デバイス901にて、ユーザに異常コードを送ること
ができる。聴覚的及び/又は視覚的警報を電気グリル510及び/又は遠隔デバイス90
1に送り、安全でない電流状態が生じたことをユーザに注意喚起することができる。さら
に、生じた異常のタイプを説明し、どのようにこの異常に対処するかの提案を示すメッセ
ージをユーザに提示することができる。本発明の実施形態において、ユーザは、異常が生
じたときのグリルの作動状態をめぐる種々の情報とともに生じた異常のタイプを含むこと
ができる、異常の記録を保存することを選ぶことができる。この異常の記録は、次いで、
インターネットを介してさらなる診断及び修理情報として製造業者に送ることができる。

0096

上記説明は、用いた単語の意味、又は、本発明を定める請求項の技術的範囲を限定する
ことを意図するものではない。この明細書及び説明図は、種々の実施の形態を理解しても
らう目的で提示したものである。将来実質的に変更するものではない構成、機能、又は効
果についての改良、及び、このような実質的でない権利範囲の変更は、特許請求の範囲に
含まれると考えられる。従って、本発明の好ましい実施の形態について図解し説明したが
、当業者であれば、請求の範囲に記載された発明から逸脱することなく、多くの変更及び
修正を行うことができることを理解するであろう。加えて、「請求の範囲に記載された発
明」或いは「本発明」の語は、しばしば単数で用いられているが、記載されている通り及
び特許請求がなされている通り複数の発明であることが理解されよう。

0097

本発明の種々の特徴を以下の特許請求の範囲に記述する。

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