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技術

出願人 山本由美
発明者 山本由美
出願日 2018年10月12日 (2年4ヶ月経過) 出願番号 2018-193141
公開日 2020年4月16日 (10ヶ月経過) 公開番号 2020-058690
状態 拒絶査定
技術分野 財布、旅行用鞄またはバスケット、スーツケース
主要キーワード キャリーハンドル キャリーバッグ 内壁体 外壁体 同一向き 内側側 かんぬき 各収納室
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年4月16日)のものです。
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図面 (15)

課題

収納品である物品出し入れ省スペースかつ作業性よく行うことを可能とする。

解決手段

収納庫20と、複数の副収納庫11〜13を有し、複数の副収納庫11〜13が一体として主収納庫20の開口20xに正対して配置される収納庫群10とを備え、収納庫群10の複数の副収納庫11〜13の各々は主収納庫20に対して位置及び姿勢の少なくともいずれか一方を変化することにより開放可能な状態におかれる、スーツケース1。

概要

背景

現在汎用されるスーツケースは、主に片開き回動して開閉されるとともに、回動軸に対して対称形をなす収納部を有する。そのような収納部は大きな収容能力を有する反面、物品出し入れ作業に際しては収納部を床に載置して開閉する場合が多く、広い作業スペースを必要とすることや小物出し入れには煩わしさを伴うという不具合があった。

そのような不具合を解消する技術として、例えば特許文献1においては、収納部に出し入れ用の蓋を複数設けるとともに、各々の蓋に対応して収納部を仕切り、当該蓋の開閉により個別に物品を収納するようにした構成が開示されている。

概要

収納品である物品の出し入れを省スペースかつ作業性よく行うことを可能とする。 主収納庫20と、複数の副収納庫11〜13を有し、複数の副収納庫11〜13が一体として主収納庫20の開口20xに正対して配置される収納庫群10とを備え、収納庫群10の複数の副収納庫11〜13の各々は主収納庫20に対して位置及び姿勢の少なくともいずれか一方を変化することにより開放可能な状態におかれる、スーツケース1。

目的

本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、収納品である物品の出し入れを省スペースかつ作業性よく行うことが可能な鞄を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

収納庫と、複数の副収納庫を有し、前記複数の副収納庫が一体として前記主収納庫の開口に正対して配置される収納庫群とを備え、前記収納庫群の複数の副収納庫の各々は前記主収納庫に対して位置及び姿勢の少なくともいずれか一方を変化することにより開放可能な状態におかれる、鞄。

請求項2

前記収納庫群は、前記複数の副収納庫が、前記主収納庫の載置面に対して上下に整列することにより、一体として前記主収納庫の開口に正対して配置される、請求項1に記載の鞄。

請求項3

前記複数の副収納庫の全部又は一部は、整列方向に直交する向きに並進するとともに前記整列方向に直交する軸周り回動することにより、開放可能な状態におかれる、請求項1又は2に記載の鞄。

請求項4

前記複数の副収納庫の全部又は一部は、整列方向に直交する軸周りに回動することにより開放可能な状態におかれる、請求項1又は2に記載の鞄。

請求項5

前記複数の副収納庫の各々の全部又は一部は、整列方向に平行な軸周りに回動することにより開放可能な状態におかれる、請求項1又は2に記載の鞄。

請求項6

前記複数の副収納庫の各々の全部又は一部は、整列方向に直交する向きに並進することにより開放可能な状態におかれる、請求項1又は2に記載の鞄。

請求項7

前記複数の副収納庫の各々の全部又は一部は、整列方向に平行な向きに並進することにより開放可能な状態におかれる、請求項1又は2に記載の鞄。

請求項8

前記複数の副収納庫の各々の全部又は一部は、前記主収納庫に対しする位置及び姿勢の少なくともいずれか一方の変化に連動して開放状態になる、請求項1から7のいずれかに記載の鞄。

技術分野

0001

本発明は、例えばスーツケーストランクのような収容能力の大きな収納庫を有する鞄に関し、特に複数の収納庫を備えたものに関する。

背景技術

0002

現在汎用されるスーツケースは、主に片開き回動して開閉されるとともに、回動軸に対して対称形をなす収納部を有する。そのような収納部は大きな収容能力を有する反面、物品出し入れ作業に際しては収納部を床に載置して開閉する場合が多く、広い作業スペースを必要とすることや小物出し入れには煩わしさを伴うという不具合があった。

0003

そのような不具合を解消する技術として、例えば特許文献1においては、収納部に出し入れ用の蓋を複数設けるとともに、各々の蓋に対応して収納部を仕切り、当該蓋の開閉により個別に物品を収納するようにした構成が開示されている。

先行技術

0004

実開昭52−101604号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、上記従来のスーツケースには、以下の様な課題があった。すなわち、複数の蓋が設けられた各々の収納部は同一の収納庫としての収納箱の内部空間の区画であって、個々の収納部への物品の出し入れは、収納箱内における収納部の位置により制約されるため、使用者は収納部へアクセスし難く、作業性がよいものとは言えなかった。

0006

本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、収納品である物品の出し入れを省スペースかつ作業性よく行うことが可能な鞄を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面は、主収納庫と、複数の副収納庫を有し、前記複数の副収納庫が一体として前記主収納庫の開口に正対して配置される収納庫群とを備え、前記収納庫群の複数の副収納庫の各々は前記主収納庫に対して位置及び姿勢の少なくともいずれか一方を変化することにより開放可能な状態におかれる、鞄である。

0008

これにより、収納品である物品の出し入れを省スペースかつ作業性よく行うことが可能となる。

0009

本発明の第2の側面は、前記収納庫群は、前記複数の副収納庫が、前記主収納庫の載置面に対して上下に整列することにより、一体として前記主収納庫の開口に正対して配置される、本発明の第1の側面の鞄である。

0010

これにより、更に省スペースにて収納品である物品の出し入れを作業性よく行うことが可能となる。

0011

本発明の第3の側面は、前記複数の副収納庫の全部又は一部は、整列方向に直交する向きに並進するとともに前記整列方向に直交する軸周りに回動することにより、開放可能な状態におかれる、本発明の第1又は第2の側面の鞄である。

0012

これにより、更に省スペースにて収納品である物品の出し入れを作業性よく行うことが可能となる。

0013

本発明の第4の側面は、前記複数の副収納庫の全部又は一部は、整列方向に直交する軸周りに回動することにより開放可能な状態におかれる、本発明の第1又は第2の側面の鞄である。

0014

これにより、簡易な構成で副収納庫に対する物品の出し入れを作業性よく行うことが可能となる。

0015

本発明の第5の側面は、前記複数の副収納庫の各々の全部又は一部は、整列方向に平行な軸周りに回動することにより開放可能な状態におかれる、本発明の第1又は第2の側面の鞄である。

0016

これにより、簡易な構成で副収納庫及び主収納庫に対する物品の出し入れを作業性よく行うことが可能となる。

0017

本発明の第6の側面は、前記複数の副収納庫の各々の全部又は一部は、整列方向に直交する向きに並進することにより開放可能な状態におかれる、本発明の第1又は第2の側面の鞄である。

0018

本発明の第7の側面は、前記複数の副収納庫の各々の全部又は一部は、整列方向に並行な向きに並進することにより開放可能な状態におかれる、

0019

これらにより、簡易な構成で副収納庫に対する物品の出し入れを作業性よく行うことが可能となる。

0020

本発明の第8の側面は、前記複数の副収納庫の各々の全部又は一部は、前記主収納庫に対しする位置及び姿勢の少なくともいずれか一方の変化に連動して開放状態になる、本発明の第1から第7のいずれかの側面の鞄である。

0021

これにより、副収納庫に対する物品の出し入れを更に作業性よく行うことが可能となる。

発明の効果

0022

以上のような本発明は、物品の出し入れを省スペースかつ作業性よく行うことが可能になるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0023

本発明の実施の形態1に係るスーツケースの構成を示す斜視図
本発明の実施の形態1に係るスーツケースの構成を示す斜視図
本発明の実施の形態1に係るスーツケースの使用状態を示す斜視図
本発明の実施の形態1に係るスーツケースの構成を示す側面図
本発明の実施の形態1に係るスーツケースの使用状態を説明するための側面図
本発明の実施の形態2に係るスーツケースの構成を示す斜視図
本発明の実施の形態2に係るスーツケースの構成を示す側面図
本発明の実施の形態2に係るスーツケースの使用状態を示す側面図
本発明の実施の形態3に係るスーツケースの構成を示す斜視図
本発明の実施の形態3に係るスーツケースの使用状態を示す斜視図
本発明の実施の形態3に係るスーツケースの他の構成例を示す斜視図
本発明の実施の形態3に係るスーツケースの他の構成例の用状態を示す斜視図
本発明の他の実施の形態に係るスーツケースの構成及び使用状態を示す斜視図
本発明の他の実施の形態に係るスーツケースの構成及び使用状態を示す斜視図

実施例

0024

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。

0025

(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るスーツケースの、手前側から見た前面の構成を示す斜視図、図2は奥行側から見た背面の構成を、通常使用時における載置状態として示す斜視図である。

0026

図1及び2にそれぞれ示すように、スーツケース1は、手前側に位置する収納庫群10、奥行側に位置する主収納庫20、及び収納庫群10と主収納庫20との間に位置する枠体30を主要な構成として備える。

0027

収納庫群10は、スーツケース1の前面側において物品を収納する部分である。収納庫群10は各々が独立して物品を収納する副収納庫11、12及び13の3つの副収納庫の集合体であって、副収納庫11〜13はスーツケース1の載置面に直交する方向である上下方向に沿った一体として整列される。

0028

副収納庫11はスーツケース1の正面と上面及び側面の前方部分との外装を形成する部材である外壁体11a、外壁体11aの表面であってスーツケース1の上面相当部に凹みとして形成された、使用者による操作を受付けるための取っ手部11b、及び外壁体11aとともに開口箱状の収納室を形成する、図1、2には示されない後述する内壁体11cを備える。

0029

副収納庫12はスーツケース1の正面と側面の前方部分との外装を形成する部材である外壁体12a、外壁体12aの表面であってスーツケース1の正面相当部に凹みとして形成された、使用者による操作を受付けるための取っ手部12b、及び外壁体12aとともに開口箱状の収納室を形成する、図1、2には示されない後述する内壁体12cを備える。

0030

副収納庫13はスーツケース1の正面と側面及び底面の前方部分との外装を形成する部材である外壁体13a、外壁体13aの表面であってスーツケース1の正面相当部に凹みとして形成された、使用者による操作を受付けるための取っ手部13b、及び外壁体13aとともに開口箱状の収納室を形成する、図1、2には示されない後述する内壁体13cを備える。

0031

主収納庫20は、スーツケース1の背面と上面、側面及び底面の後方部分との外装を形成するとともに、背面側において物品を収納する収納室を形成する開口箱状の部分である。

0032

主収納庫20の手前側は開口として収納庫群10に正対し、背面には使用者がスーツケース1を運ぶためのキャリーハンドルH1が設けられる。

0033

枠体30は、図中上下方向及び左右方向を含む平面の投影において収納庫群10及び主収納庫20の輪郭に略一致する輪郭を有する枠状の部位であって、収納庫群10の副収納庫11〜13及び主収納庫20を開閉自在に固定している。また、枠体30の右側の表面には、使用者がスーツケース1を運ぶためのキャリーハンドルH2が設けられるとともに、底面には、スーツケース1を載置状態にて使用者の操作に応じて搬送させるためのキャスターCが設けられる。

0034

主収納庫20は枠体30に対して図示しない蝶番等により回動自在に固定されることで開閉される。収納庫群10の副収納庫11〜13と枠体30との固定の態様は後述する。

0035

なお、上記の説明において、手前及び奥行方向をなす軸、並びに上及び下方向をなす軸、左及び右方向をなす軸は図1及び2に示す直交座標により示すように互いに直交し、これら各軸は載置状態におけるスーツケース1の前後、上下及び左右の方向を定義する。以後の説明も適宜図中直交座標を参照して行う。

0036

次に、図3及び図4を併せて参照して、スーツケース1の更なる構成を説明する。図3は、収納庫群10の副収納庫11〜13が収納室を開放した状態を示す手前側からの斜視図であり、図4は、図1及び2に示すものと同様に、副収納庫11〜13が閉鎖された状態を示す、右側から見た側面図である。なお、図4はスーツケース1を、手前及び奥行き方向及び上下方向を含む平面による要部断面図として、内壁体11c〜13c及び空隙11y〜13yが露出した状態を示した。

0037

図3の開放状態に示すように、副収納庫11の外壁体11aの内部には、外壁体11aの裏面から上方に延出して、上から見た形状が略コの字状をなす内壁体11cが設けられる。同図において外壁体11aも内壁体11cと同様、スーツケース1の正面部分を底面とするとともに、スーツケース1の上面及び側面部分が当該底面から上方に延出して、上から見た形状が略コの字状をなしており、外壁体11aと内壁体11cとはコの字の開いた側同士を対向して配置されることで、内側の空間に開口11xを介して物品を収納するための開口箱状の収納室を形成する。

0038

更に、開口11xを有する収納室と外壁体11aとの左右両端との間には、主収納庫20の開口20xと連通する一対の空隙11yが形成される。一対の空隙11yには、副収納庫11を枠体30に開閉自在に固定するための機構がそれぞれ配置される。副収納庫12及び13も同様に、外壁体12a、13aとともに開口12x、13xを有する収納室を形成するための内壁体12c、13cがそれぞれ内部に設けられている。

0039

次に、副収納庫11〜13を枠体30に開閉自在に固定するための機構について説明を行う。副収納庫11を例に取り、図4の側面図に示すように、枠体30の内側には、左右方向に延出して枠体30の左右両端に張り渡された回動軸31aが設けられ、回動軸31aにはレール31bが、回動軸31a周りを回動自在に支持されている。

0040

更に、レール31b上にはアーム31cがその延出方向に沿って摺動自在に固定されており、アーム31cの先端は、副収納庫11において一対の空隙11yをなす内壁体11cの表面であって、側面視における副収納庫11の重心に対応する位置に設けられた回動端31dに回動自在に支持されている。レール31b、アーム31c及び回動端31dは一対の空隙11yのそれぞれに設けられる。

0041

これにより、副収納庫11は、枠体30及び主収納庫20に対し、左右方向を軸として回動自在に支持されるとともに、手前及び奥行き方向に沿って並進自在に支持される。なお、副収納庫11は、レール31b及びアーム31cが前方下方俯角をもって状態にて枠体30越しに主収納庫20の開口20xを閉鎖している。

0042

副収納庫12及び13も同様に、枠体30の内側に設けられた回動軸32a及び33a、回動軸32a及び33aにそれぞれ回動自在に支持されたレール32b及び33b、内壁体12c及び13cそれぞれの表面であって側面視における副収納庫12及び13のそれぞれの重心に対応する位置に設けられた回動端32d及び33dに回動自在に支持されるとともにレール32b及び33bに摺動自在に固定されたアーム32c及び33cによりそれぞれ構成される機構を有する。

0043

これにより、副収納庫12及び13も、枠体30及び主収納庫20に対し、左右方向を軸として回動自在に支持されるとともに、手前及び奥行き方向に沿って並進自在に支持される。更に、副収納庫12及び13は、レール32b及びアーム32c並びにレール33b及びアーム33cがそれぞれ前方下方に俯角をもって状態にて枠体30越しに主収納庫20の開口20xを閉鎖している。なお、収納庫群10及び主収納庫20と枠体30との開閉のロックは、ダイヤルロックシリンダ錠ファスナーかんぬきその他の周知慣用の技術的手段によって行えばよく、詳細は省略する。

0044

以上の構成において、スーツケース1は本発明の鞄に相当し、主収納庫20は本発明の主収納庫に相当する。また、収納庫群10は本発明の収納庫群に相当し、副収納庫11〜13は本発明の副収納庫に相当する。

0045

本実施の形態1のスーツケース1は、以上の構成を備えたことにより、収納庫群10を構成する副収納庫11〜13が回動及び並進して、それぞれ主収納庫20から位置及び姿勢の双方が変化した位置にて収納室が開放されることにより、収納品である物品の出し入れを省スペースかつ作業性よく行うことを可能とする。

0046

以下、図5を併せて参照して、更に説明を行う。図5は、図3の側面図に対応して、使用者による取っ手部11b〜13bを介した操作に基づく収納庫群10の副収納庫11〜13の使用状態を示す図である。

0047

図5に示すように、副収納庫11〜13は、レール31b〜33bが初期状態の俯角から手前及び奥行き方向と水平をなす角まで回動軸31a〜33a周りを下方向から手前方向へ回動することにより、手前側及び上方に移動する。更に、副収納庫11〜13は、回動端31d〜33d周りに上方向から手前方向へ90度回動することにより、図中死角に位置する開口11x〜13xを上方向に向けた状態に位置決めされる。更に、副収納庫11〜13は、アーム31c〜33cがレール31〜31b上を摺動して奥行側に移動することにより、枠体30に接触して係止し、図3に示す、各々の収納室を上方へ向けて開放した開放状態を完成する。

0048

なお、副収納庫11〜13を開閉する順序は、開閉操作により副収納庫11〜13のそれぞれが干渉しなければ任意とすることができ、例えば開放順を副収納庫11、12、13の順で行うことは、スーツケース1の載置状態において目視しやすい最上段から物品の出し入れを行うことができる。

0049

このように、本実施の形態1のスーツケース1は、収納庫群10を構成する副収納庫11〜13を、それぞれ主収納庫20からの位置及び姿勢の双方が変化した位置へ移動させ、使用者がよりアクセスしやすい状態で各々の収納室を開放して、物品の出し入れを行うことができる。これにより、物品の出し入れの作業性が向上している。

0050

更に、本実施の形態1のスーツケース1は、副収納庫11〜13を枠体30に支持させるための機構を備えたことにより、副収納庫11〜13を回動、並進により移動させることで、使用者がよりアクセスしやすい位置であって且つ主収納庫20により近接した位置に移動させて開放状態とするようにしている。これにより、物品の出し入れの作業性を向上させつつ、省スペースで物品の出し入れを行うことを可能としている。

0051

更に、本実施の形態1のスーツケース1は、副収納庫11〜13を回動及び並進の組み合わせにより移動させることで、姿勢の変化に連動して、収納室の開口11x〜13xを上方向に向けた状態で開放状態とするようにしている。

0052

これにより、副収納庫11〜13において開閉用の蓋及びその開閉作業を省略して、副収納庫に対する物品の出し入れを更に作業性よく行うことが可能となる。更に、蓋及びそれを開閉するための機構をスーツケース1の表面に露出させることがなく、スーツケースの美感を向上させることが可能となる。更に、蓋を備えることに基づく故障、破損の恐れがなく、スーツケースの信頼性を高めることが可能となる。

0053

更に、本実施の形態1のスーツケース1は、副収納庫11〜13の外壁体11a〜13aがそのままスーツケース1の外装の一部を形成するようにしている。これにより、主収納庫20と外観上の意匠統一して一体感を生じさせ、スーツケースの美感を向上させることが可能となる。

0054

(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2に係るスーツケース2の構成を示す前方から見た斜視図、図7は右側から見た側面図である。ただし、本実施の形態1のスーツケース1と同一又は相当する構成については、同一符号を付し詳細な説明は省略する。また、図7において収納庫群の副収納庫11〜13は、左右方向に直交する平面による断面図として示した。

0055

図6に示すように、本実施の形態2のスーツケース2は、その左右両端にて枠体30に固定され、スーツケース2の側面の前方部分の外装を形成する一対の側壁10aを備えるとともに、収納庫群10を一対の側壁10aの間に設けた構成を備える。

0056

次に、図7に示すように、一対の側壁10aの内側には左右方向に延出して一対の側壁10aの対向面間に張り渡された回動軸34、35、36が上から順に設けられる。副収納庫11、12及び13は、外壁体11aの底面11a1が回動軸34に、外壁体12aの底面12a1が回動軸35に、外壁体13aの底面13a1が回動軸36に、それぞれ固定されることにより、一対の側壁10aに対して回動自在に固定される。

0057

更に、副収納庫11は、外壁体11aが単体で収納室を形成する構成を備え、収納室は、主収納庫20の開口20xを閉鎖した状態で、開口11xが奥行き側に開口してなる開口箱状の外形を有する。副収納庫12及び13も同様に外壁体11a及び12aがそれぞれ単体で収納室を形成する構成を備え、主収納庫20の開口20xを閉鎖した状態で、それぞれの収納室は、開口12x及び13xがそれぞれ上向きに開口してなる開口箱状の外形を有する。

0058

また、副収納庫12及び13の開口12x及び13xを含む平面は、手前上方から奥行き下方に向かって傾斜しており、副収納庫11及び12の底面11a1及び12a1も、当該平面に対応して傾斜した態様を有する。

0059

本実施の形態2のスーツケース2は、以上の構成を備えたことにより、収納庫群10を構成する副収納庫11〜13がそれぞれ主収納庫20の開閉とは独立して、左右方向を回動軸として回動して収納室を開放状態とする。すなわち、図8の、図7に対応した使用状態を示す側面図を参照して、副収納庫11〜13は、それぞれ上側から手前側へ回動することにより、開口11x〜13xをそれぞれ手前側から上方の間で、使用者の所望の角度に位置決めした状態で開放状態を完成する。なお、副収納庫11〜13を回動させる順序は、副収納庫11〜13のそれぞれの干渉を避けるため、副収納庫13、12、11の順で行う。

0060

このように、本実施の形態2のスーツケース2は、収納庫群10を構成する副収納庫11〜13の姿勢を変化させ、使用者がよりアクセスしやすい状態にてそれぞれの収納室を開放して、物品の出し入れを行うことができる。これにより、物品の出し入れの作業性が向上している。

0061

更に、本実施の形態2のスーツケース2は、副収納庫11〜13を一対の側壁10aに回動軸34〜36に回動自在に固定された構成としたことにより、使用者がよりアクセスしやすい位置であって主収納庫20に近接した位置に移動させて、各収納室を開放状態とするようにしている。これにより、物品の出し入れの作業性を向上させつつ、省スペースで物品の出し入れを行うことを可能としている。

0062

更に、本実施の形態2のスーツケース2は、副収納庫11〜13を回動により移動させることで、姿勢を変化させ開口11x〜13xを手前側から上方の間の所望の角に位置決めした状態に連動させて開放状態とするようにしている。

0063

これにより、副収納庫11〜13において開閉用の蓋及びその開閉作業を省略して、副収納庫に対する物品の出し入れを更に作業性よく行うことが可能となる。更に、蓋及びそれを開閉するための機構をスーツケース2の表面に露出させることがなく、スーツケースの美感を向上させることが可能となる。更に、蓋を備えることに基づく故障、破損の恐れがなく、スーツケースの信頼性を高めることが可能となる。

0064

更に、本実施の形態2のスーツケース2は、実施の形態1のスーツケース1と同様、副収納庫11〜13の外壁体11a〜13aがそのままスーツケース2の外装の一部を形成するようにしている。これにより、主収納庫20と外観上の意匠を統一して一体感を生じさせ、スーツケースの美感を向上させることが可能となる。

0065

更に、本実施の形態2のスーツケース2は、副収納庫11〜13の回動を、一対の側壁10aに設けた回動軸34〜36により行う構成としたことで、簡易な構成かつ低コストで作成することができ、ひいてはスーツケースの耐久性や信頼性を高めることが可能となる。

0066

(実施の形態3)図9及び10は、本発明の実施の形態3に係るスーツケース3の構成を示す前方から見た斜視図である。ただし、本実施の形態1のスーツケース2と同一又は相当する構成については、同一符号を付し詳細な説明は省略する。

0067

なお、図9は収納庫群10の副収納庫11〜13の収納室を閉鎖した状態を示し、図10は副収納庫11〜13の収納室を開放した状態を示す。

0068

各図に示すように、本実施の形態3のスーツケース3は、枠体30の内側であって左右のいずれか両端に交互に設けられた、上下方向を回転軸とする蝶番37、38及び39を備える。手前側から見て、副収納庫11の左端は蝶番37に、副収納庫12の右端は蝶番38に、副収納庫13の左端は蝶番39に、それぞれ回動自在に固定される。なお、図中において蝶番37は死角となるため表示されない。

0069

更に、副収納庫11は、外壁体11aが単体で収納室を形成する構成を備え、主収納庫20の開口20xを閉鎖した状態で、開口11xが奥行き側に開口してなる開口箱状の外形を有するとともに、開口11xを開閉自在に閉鎖する蓋部11dを備える。なお、蓋部11dの態様は、図中には開口11xの縁を回動軸とする扉として示したが、スライド式その他任意の周知慣用の構成により実施してもよい。

0070

副収納庫12及び13も副収納庫11と同様に、外壁体12a及び13aがそれぞれ単体で収納室を形成する構成を備え、更に外壁体12a及び13aは主収納庫20の開口20xを閉鎖した状態で開口12x及び13xがそれぞれ上向きに開口してなる開口箱状の外形を有する。副収納庫12及び13の開口12x及び13xを含む平面は、スーツケース3の左右方向に平行となっている。また、副収納庫11〜13の取っ手部11b〜13bは、それぞれ蝶番37〜39の取付け位置に対して左右方向にて正対する位置に設けられる。

0071

本実施の形態3のスーツケース3は、以上の構成を備えたことにより、収納庫群10を構成する副収納庫11〜13がそれぞれ主収納庫20の開閉とは独立に、上下方向に平行な軸をなす蝶番37〜39周りの所望の角にて回動して、収納室を開放状態とする。すなわち、図10に示すように、副収納庫11〜13は、それぞれ右側又は左側から手前側へ回動することにより、開口11x〜13xをそれぞれ手前側から左右方向の間の所定角に位置決めした状態で開放状態を完成する。

0072

このように、本実施の形態3のスーツケース3は、収納庫群10を構成する副収納庫11〜13の位置を変化させ、使用者がよりアクセスしやすい状態にてそれぞれの収納室を開放して、物品の出し入れを行うことができる。これにより、物品の出し入れの作業性が向上している。

0073

更に、本実施の形態3のスーツケース3は、副収納庫11〜13を手前側から左右方向の間の所望の角にて回動自在に固定された構成としたことにより、副収納庫11〜13の位置を変化させ、使用者がよりアクセスしやすいように主収納庫20からの距離の遠近を任意に調整しつつ開放状態とするようにしている。これにより、物品の出し入れの作業性を更に向上している。

0074

更に、本実施の形態3のスーツケース3は、副収納庫11〜13により枠体30を介して主収納庫20の開口20xを直接閉鎖する構成としている。これにより、副収納庫11〜13の収納室の開放に連動して主収納庫20の収納室も同時に開放状態とすることができ、更に物品の出し入れの作業性を向上させることが可能となる。この場合、主収納庫20と枠体30とを一体化して、主収納庫20が枠体30に対して固定された態様として実施することができ、より好適である。

0075

更に、更に、本実施の形態3のスーツケース3は、実施の形態1のスーツケースと同様、副収納庫11〜13において、収納室の蓋及びそれを開閉するための機構をスーツケース1の表面に露出させることがなく、スーツケースの美感を向上させることが可能となる。

0076

更に、本実施の形態3のスーツケース3は、実施の形態1のスーツケース1と同様、副収納庫11〜13の外壁体11a〜13aがそのままスーツケース3の外装の一部を形成するようにしている。これにより、主収納庫20と外観上の意匠を統一して一体感を生じさせ、スーツケースの美感を向上させることが可能となる。

0077

更に、本実施の形態3のスーツケース3は、副収納庫11〜13の移動を枠体30の内側側面に設けた蝶番37〜39により行う構成としたことで、簡易な構成かつ低コストで作成することができ、ひいては耐久性や信頼性を高めることが可能となる。

0078

なお、本実施の形態3は、図11及び12に示すスーツケース4のように、副収納庫11が、主収納庫20の開口20xを閉鎖した状態で開口11xが上向きに開口してなる開口箱状の外形を有するものとしてもよい。開口11xは蝶番11fにより回動自在に外壁体11aに固定された蓋部11eにより開閉自在に閉鎖される。蓋部11eは、外壁体11aとともにスーツケース5の上面の前側部の外装を構成する部材である。

0079

これにより、副収納庫11は枠体30に固定したままで収納室を開閉することができ、更に物品の出し入れの作業性を向上させることが可能となる。

0080

なお、上記の説明においては、副収納庫11〜13は枠体30の内側側面の左右交互に設けられた蝶番37〜39により交互に逆向きに回動するものとしたが、副収納庫11〜13の回動方向は独立して左右任意に実施するものとしてもよい。

0081

以上のように、本発明は、各実施の形態を参照して説明したように、収納品である物品の出し入れを省スペースかつ作業性よく行うことが可能になるという効果を奏する。

0082

(その他の実施の形態)
しかしながら、本発明は上記の各実施の形態により限定されるものではない。

0083

上記の説明においては、本発明の副収納庫に相当する、スーツケース1〜4の副収納庫11〜13は、いずれもスーツケースを載置した状態において上下方向又は左右方向を軸とする回動に基づき、収納室の開口11x〜13xの向きの変化を伴って移動するものとしたが、本発明の副収納庫は、並進のみに基づき位置を変化するものとしてもよい。

0084

構成例として、図13に示すスーツケース5においては、副収納庫11、12及び13は、枠体30の内側には左右方向に延出して張り渡されたレール41、42及び43にそれぞれ摺動可能に固定される。これにより、副収納庫11〜13はそれぞれの収納室の開口11x〜13xを同一向きである上方に保ったまま、それぞれ主収納庫20に対して左右方向に任意の距離で移動して、使用者がよりアクセスしやすい位置にて開放状態とすることができ、上記各実施の形態と同様、物品の出し入れを省スペースかつ作業性よく行うことが可能になる。

0085

更なる構成例として、図14に示すスーツケース6においては、副収納庫11、12及び13は、枠体30から手前側に伸縮自在に設けられたアーム44、45及び46に固定される。これにより、副収納庫11〜13はそれぞれの収納室の開口11x〜13xを同一向きである上方に保ったまま、それぞれ主収納庫20に対して手前及び奥行き方向に任意の距離で移動して、使用者がよりアクセスしやすい位置にて開放状態とすることができ、上記各実施の形態と同様、物品の出し入れを省スペースかつ作業性よく行うことが可能になる。

0086

更に、図13及び図14に示す構成例は、いずれも副収納庫11〜13はいずれも上下方向に直交する向きに並進するものとしたが、副収納庫11〜13は、上下へ方向に平行な向きに並進するものとしてもよい。この場合、物品の出し入れ作業をスーツケースの載置面の直上のみにて行わせて、更に省スペースかつ作業性よく行うことが可能になる。

0087

更に、上記の説明においては、収納庫群を構成する副収納庫11〜13は、いずれも同一の移動の態様をとるものとしたが、本発明の副収納庫は、その全部又は一部が互いに異なる移動の態様により開放可能な状態におかれるものとしてもよい。例えば、副収納庫11は実施の形態1の構成に従って位置及び姿勢を変化することにより開放する構成とする一方、副収納庫12及び13は実施の形態2の構成にしたがって右側又は左側から手前側へ回動することにより開放するものとしてもよい。

0088

すなわち、本発明の副収納庫は、整列方向に直交する軸周りの回動、整列方向に平行な軸周りの回動、整列方向に直交する向きの並進、整列方向に並行な向きの並進、を任意に選択して、収納室を開放するものであってよく、その組合せの具体的な態様によって限定されるものではない。

0089

更に、上記の説明においては、収納庫群を構成する副収納庫11〜13の回動又は並進は、枠体30に設けたレールやレールとアームとの組み合わせ、回動軸によるものとしたが、任意の周知慣用の技術的手段によるものとしてもよい。要するに、本発明の副収納庫は、主収納庫に対して位置及び姿勢の少なくともいずれか一方を変化することにより開放可能な状態におかれるものであればよく、その変化を生じさせるための具体的な構成によって限定されるものではない。

0090

更に、上記の説明においては、本発明の収納庫群を構成する副収納庫は副収納庫11〜13の3つからなるものとしたが、本発明の副収納庫の個数は任意であってもよい。更に、副収納庫は上下に整列されるものとしたが、左右に整列されるものであってもよいし、これらの整列を組み合わせたものであってもよい。

0091

更に、上記の説明において、副収納庫11〜13の収納室は、蓋11d、11eの他は開口11x〜13xを閉鎖する蓋を有さないものとしたが、その効果が阻害されない限りにおいて、蓋を設ける構成としてもよい。

0092

要するに、本発明の収納庫群は、複数の副収納庫が一体として主収納庫の開口に正対して配置されるものであればよく、その個数や配置の具体的な態様によって限定されるものではない。

0093

更に、上記の説明においては、本発明の鞄はスーツケースにおいて実施されるものとしたが、本発明は、キャリーバッグ、トランク、通学鞄その他物品を収納可能な任意のかばん類において実施してもよい。

0094

以上のように、本発明は、鞄であって、主収納庫と、複数の副収納庫を有し、前記複数の副収納庫が一体として前記主収納庫の開口に正対して配置される収納庫群とを備え、前記収納庫群の複数の副収納庫の各々は前記主収納庫に対して位置及び姿勢の少なくともいずれか一方を変化することにより開放可能な状態におかれるものであればよく、その他の具体的な目的、用途、構成によって限定されるものではない。

0095

したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内であれば、以上説明したもの及びその任意の組み合わせを含め、上記実施の形態に種々の変更を加えたものとして実施してもよい。

0096

以上のような本発明は、収納品である物品の出し入れを省スペースかつ作業性よく行うことが可能になるという効果を奏し、例えばスーツケースのように収容能力の大きなかばん類において有用である。

0097

1、2、3、4、5、6スーツケース
10収納庫群
10a側壁
11、12、13 副収納庫
11a、12a、13a外壁体
11b、12b、13b取っ手部
11a1、12a1、13a1 底面
11c、12c、13c内壁体
11d、11e 蓋部
11f、37、38、39蝶番
11x、12x、13x、20x 開口
11y、12y、13y 空隙
20 主収納庫
30枠体
31a、32a、33a、34、35、36回動軸
31b、32b、33b、41、42、43レール
31c、32c、33c、44、45、46アーム
31d、32d、33d回動端
Cキャスター
H1、H2 キャリーハンドル

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