図面 (/)

この項目の情報は公開日時点(2020年4月9日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (14)

課題

フロントカウル内に吸気ダクトを備える車両の前部構造において、灯体及びドライバーを効率良く配置できるようにする。

解決手段

フロントカウル内に配置される吸気ダクト60と、フロントカウルの内側で吸気ダクト60の左右に配置されて前方に発光する一対のヘッドライト52と、ヘッドライト52を駆動するドライバー66とを備える車両の前部構造において、左右のヘッドライト52は、吸気ダクト60の左右の側面60bに対向して配置されるとともに、ヘッドライト52の下端部52aは、吸気ダクト60の下面60eよりも下方に延出し、ドライバー66は、吸気ダクト60の下方で左右の下端部52aの間に配置される。

概要

背景

従来、フロントカウル内に配置される吸気ダクトと、フロントカウルの内側で吸気ダクトの左右に配置される一対の灯体と、灯体を駆動するドライバーとを備える車両の前部構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、ドライバーは、フロントカウル内で左右の一方の灯体の後方に配置される。

概要

フロントカウル内に吸気ダクトを備える車両の前部構造において、灯体及びドライバーを効率良く配置できるようにする。フロントカウル内に配置される吸気ダクト60と、フロントカウルの内側で吸気ダクト60の左右に配置されて前方に発光する一対のヘッドライト52と、ヘッドライト52を駆動するドライバー66とを備える車両の前部構造において、左右のヘッドライト52は、吸気ダクト60の左右の側面60bに対向して配置されるとともに、ヘッドライト52の下端部52aは、吸気ダクト60の下面60eよりも下方に延出し、ドライバー66は、吸気ダクト60の下方で左右の下端部52aの間に配置される。

目的

本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、フロントカウル内に吸気ダクトを備える車両の前部構造において、灯体及びドライバーを効率良く配置できるようにすることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

フロントカウル(40)内に配置される吸気ダクト(60)と、前記フロントカウル(40)の内側で前記吸気ダクト(60)の左右に配置されて前方に発光する一対の灯体(52)と、前記灯体(52)を駆動するドライバー(66)とを備える車両の前部構造において、左右の前記灯体(52)は、前記吸気ダクト(60)の左右の側面(60b)に対向して配置されるとともに、前記灯体(52)の下端部(52a)は、前記吸気ダクト(60)の下面(60e)よりも下方に延出し、前記ドライバー(66)は、前記吸気ダクト(60)の下方で左右の前記下端部(52a)の間に配置されることを特徴とする車両の前部構造。

請求項2

前記ドライバー(66)の筐体(66a)は、前記吸気ダクト(60)の傾斜に沿って斜めに配置されることを特徴とする請求項1記載の車両の前部構造。

請求項3

フロントフォーク(12)を回動可能に支持するヘッドパイプ(15)の後方エアクリーナーボックス(31)が設けられ、前記吸気ダクト(60)は、車幅中央に配置されるとともに前記エアクリーナーボックス(31)に接続され、前記吸気ダクト(60)は、前記ヘッドパイプ(15)側から、下方に湾曲しながら前方に延出し、前記フロントフォーク(12)は、前記ヘッドパイプ(15)の下方で左右のフォークチューブ(56)を左右に接続するボトムブリッジ(55)を備え、前記ボトムブリッジ(55)は前記吸気ダクト(60)の下方に位置し、前記ボトムブリッジ(55)と車体とを接続するステアリングダンパー(71)が設けられ、前記ステアリングダンパー(71)は、前記吸気ダクト(60)の下方で前記ドライバー(66)と前記ボトムブリッジ(55)との間に配置され、前記ステアリングダンパー(71)の少なくとも一部は、前記灯体(52)の左右の前記下端部(52a)の間で回動することを特徴とする請求項1または2記載の車両の前部構造。

請求項4

前記ステアリングダンパー(71)は、ピストン摺動するダンパー部(90)と、前記ダンパー部(90)の減衰力を調整する制御部(91)とを備え、前記ダンパー部(90)及び前記制御部(91)は、車幅方向に長く延出し、前記制御部(91)と前記ダンパー部(90)とは、車両側面視で、一方(91)が他方(90)の前下方に位置するように配置されることを特徴とする請求項3記載の車両の前部構造。

請求項5

前記灯体(52)は、前記フロントカウル(40)から前方に露出するレンズ(95)と、前記レンズ(95)を支持するハウジング(94)とを備え、前記ハウジング(94)は、前記吸気ダクト(60)の先端部(60a)よりも後方に位置し、前記レンズ(95)は、前記先端部(60a)よりも前方に延出することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の車両の前部構造。

請求項6

左右の前記灯体(52)及び前記吸気ダクト(60)を前方から覆うカバー(61)が設けられ、前記カバー(61)は、前記レンズ(95)を前方に露出させるレンズ開口部(61a)と、前記吸気ダクト(60)を前方に連通させる吸気開口部(61b)とを備え、前記吸気開口部(61b)は、前記フロントカウル(40)に合わせて形成される外観部であることを特徴とする請求項5記載の車両の前部構造。

技術分野

0001

本発明は、車両の前部構造に関する。

背景技術

0002

従来、フロントカウル内に配置される吸気ダクトと、フロントカウルの内側で吸気ダクトの左右に配置される一対の灯体と、灯体を駆動するドライバーとを備える車両の前部構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、ドライバーは、フロントカウル内で左右の一方の灯体の後方に配置される。

先行技術

0003

特開2016−078497号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、上記従来技術のように、フロントカウル内に吸気ダクトを備える構造では、フロントカウル内の空間を大きく確保することが難しい。例えば、フロントカウルを大きくしてフロントカウル内の空間を確保することが考えられるが、吸気ダクトを避けるようにして空間を大型化することになるので、車体の外観形状にも影響が出る可能性がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、フロントカウル内に吸気ダクトを備える車両の前部構造において、灯体及びドライバーを効率良く配置できるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

車両の前部構造は、フロントカウル(40)内に配置される吸気ダクト(60)と、前記フロントカウル(40)の内側で前記吸気ダクト(60)の左右に配置されて前方に発光する一対の灯体(52)と、前記灯体(52)を駆動するドライバー(66)とを備える車両の前部構造において、左右の前記灯体(52)は、前記吸気ダクト(60)の左右の側面(60b)に対向して配置されるとともに、前記灯体(52)の下端部(52a)は、前記吸気ダクト(60)の下面(60e)よりも下方に延出し、前記ドライバー(66)は、前記吸気ダクト(60)の下方で左右の前記下端部(52a)の間に配置されることを特徴とする。

0006

また、上述の構成において、前記ドライバー(66)の筐体(66a)は、前記吸気ダクト(60)の傾斜に沿って斜めに配置されても良い。
また、上述の構成において、フフロントフォーク(12)を回動可能に支持するヘッドパイプ(15)の後方にエアクリーナーボックス(31)が設けられ、前記吸気ダクト(60)は、車幅中央に配置されるとともに前記エアクリーナーボックス(31)に接続され、前記吸気ダクト(60)は、前記ヘッドパイプ(15)側から、下方に湾曲しながら前方に延出し、前記フロントフォーク(12)は、前記ヘッドパイプ(15)の下方で左右のフォークチューブ(56)を左右に接続するボトムブリッジ(55)を備え、前記ボトムブリッジ(55)は前記吸気ダクト(60)の下方に位置し、前記ボトムブリッジ(55)と車体とを接続するステアリングダンパー(71)が設けられ、前記ステアリングダンパー(71)は、前記吸気ダクト(60)の下方で前記ドライバー(66)と前記ボトムブリッジ(55)との間に配置され、前記ステアリングダンパー(71)の少なくとも一部は、前記灯体(52)の左右の前記下端部(52a)の間で回動しても良い。

0007

さらに、上述の構成において、前記ステアリングダンパー(71)は、ピストン摺動するダンパー部(90)と、前記ダンパー部(90)の減衰力を調整する制御部(91)とを備え、前記ダンパー部(90)及び前記制御部(91)は、車幅方向に長く延出し、前記制御部(91)と前記ダンパー部(90)とは、車両側面視で、一方(91)が他方(90)の前下方に位置するように配置されても良い。

0008

また、上述の構成において、前記灯体(52)は、前記フロントカウル(40)から前方に露出するレンズ(95)と、前記レンズ(95)を支持するハウジング(94)とを備え、前記ハウジング(94)は、前記吸気ダクト(60)の先端部(60a)よりも後方に位置し、前記レンズ(95)は、前記先端部(60a)よりも前方に延しても良い。

0009

また、上述の構成において、左右の前記灯体(52)及び前記吸気ダクト(60)を前方から覆うカバー(61)が設けられ、前記カバー(61)は、前記レンズ(95)を前方に露出させるレンズ開口部(61a)と、前記吸気ダクト(60)を前方に連通させる吸気開口部(61b)とを備え、前記吸気開口部(61b)は、前記フロントカウル(40)に合わせて形成される外観部であっても良い。

発明の効果

0010

車両の前部構造は、フロントカウル内に配置される吸気ダクトと、フロントカウルの内側で吸気ダクトの左右に配置されて前方に発光する一対の灯体と、灯体を駆動するドライバーとを備え、左右の灯体は、吸気ダクトの左右の側面に対向して配置されるとともに、灯体の下端部は、吸気ダクトの下面よりも下方に延出し、ドライバーは、吸気ダクトの下方で左右の下端部の間に配置される。
この構成によれば、吸気ダクトの下方で左右の灯体の下端部の間の空間を活用してドライバーを配置でき、灯体及びドライバーを効率良く配置できる。

0011

また、上述の構成において、ドライバーの筐体は、吸気ダクトの傾斜に沿って斜めに配置されても良い。
この構成によれば、ドライバーを吸気ダクトの傾斜に沿わせてコンパクトに配置できる。
また、上述の構成において、フロントフォークを回動可能に支持するヘッドパイプの後方にエアクリーナーボックスが設けられ、吸気ダクトは、車幅中央に配置されるとともにエアクリーナーボックスに接続され、吸気ダクトは、ヘッドパイプ側から、下方に湾曲しながら前方に延出し、フロントフォークは、ヘッドパイプの下方で左右のフォークチューブを左右に接続するボトムブリッジを備え、ボトムブリッジは吸気ダクトの下方に位置し、ボトムブリッジと車体とを接続するステアリングダンパーが設けられ、ステアリングダンパーは、吸気ダクトの下方でドライバーとボトムブリッジとの間に配置され、ステアリングダンパーの少なくとも一部は、灯体の左右の下端部の間で回動しても良い。
この構成によれば、前下方に湾曲する吸気ダクトの下方でドライバーとボトムブリッジとの間の空間を活用して、ステアリングダンパーを配置できる。

0012

さらに、上述の構成において、ステアリングダンパーは、ピストンが摺動するダンパー部と、ダンパー部の減衰力を調整する制御部とを備え、ダンパー部及び制御部は、車幅方向に長く延出し、制御部とダンパー部とは、車両側面視で、一方が他方の前下方に位置するように配置されても良い。
この構成によれば、ステアリングダンパーを、前下方に湾曲する吸気ダクトの下方にコンパクトに配置できる。

0013

また、上述の構成において、灯体は、フロントカウルから前方に露出するレンズと、レンズを支持するハウジングとを備え、ハウジングは、吸気ダクトの先端部よりも後方に位置し、レンズは、先端部よりも前方に延出しても良い。
この構成によれば、ハウジングを吸気ダクトの先端部よりも後方でフロントカウル内にコンパクトに配置できるとともに、レンズをフロントカウルから前方に露出させることができる。

0014

また、上述の構成において、左右の灯体及び吸気ダクトを前方から覆うカバーが設けられ、カバーは、レンズを前方に露出させるレンズ開口部と、吸気ダクトを前方に連通させる吸気開口部とを備え、吸気開口部は、フロントカウルに合わせて形成される外観部であっても良い。
この構成によれば、吸気ダクトを前方から覆うカバーが吸気ダクトとは別に設けられるため、吸気ダクトの先端部の形状をフロントカウルの形状に合わせる必要がなくなり、ダクトを簡単な形状にできる。

図面の簡単な説明

0015

本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。
車体フレームスイングアーム、及び後輪の左側面図である。
自動二輪車の前部の正面図である。
図3のIV−IV断面図である。
フロントカウルを取り外した状態における自動二輪車の前部の正面図である。
図5からカバーを取り外した状態における自動二輪車の前部の正面図である。
フロントカウルを取り外した状態において自動二輪車の前部を上方から見た平面図である。
車体フレームに対するステーの取り付け状態を示す左側面図である。
ステーの取り付け状態を上方から見た平面図である。
ステーを前方側から見た正面図である。
ステーの左側面図である。
図4のXII−XII断面図である。
自動二輪車の前部構造の左側面図である。

実施例

0016

以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。

0017

図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10にパワーユニットとしてのエンジン11が支持され、前輪2を支持するフロントフォーク12が車体フレーム10の前端操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム13が車体フレーム10の後部に設けられる車両である。
自動二輪車1は、乗員がシート14に跨るようにして着座する鞍乗り型車両であり、シート14は、車体フレーム10の後部の上方に設けられる。

0018

図2は、車体フレーム10、スイングアーム13、及び後輪3の左側面図である。
図1及び図2を参照し、車体フレーム10は、車体フレーム10の前端に設けられるヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から後下方に延びる左右一対メインフレーム16と、メインフレーム16の後端から下方に延出する左右一対のピボットフレーム17と、ピボットフレーム17の上部から後上方に延出する左右一対のシートフレーム18とを備える。
メインフレーム16は、メインフレーム16の前部から下方に延出してエンジン11を支持するエンジンハンガー部16aを備える。

0019

フロントフォーク12は、ヘッドパイプ15によって左右に操舵自在に軸支される。フロントフォーク12の上端部には、操舵ハンドル21が設けられる。前輪2は、フロントフォーク12の下端部に設けられる車軸2aに軸支される。
スイングアーム13は、左右のピボットフレーム17に支持されるピボット軸22に軸支される。ピボット軸22は、車幅方向に水平に延びる。スイングアーム13は、前端部をピボット軸22に軸支され、ピボット軸22を中心に上下に揺動する。
後輪3は、スイングアーム13の後端部に設けられる車軸3aに軸支される。

0020

車体とスイングアーム13との間には、リアサスペンション24が掛け渡される。リアサスペンション24の上端は、車体に連結される。リアサスペンション24の上端は、例えば、エンジン11の後端部から後方に延出するサスペンション連結部(不図示)を介し、車体としてのエンジン11に連結される。
リアサスペンション24の下端は、不図示のリンク機構を介し、スイングアーム13、及び、ピボットフレーム17の下端部に連結される。

0021

エンジン11は、メインフレーム16の下方でピボットフレーム17の前方に配置され、車体フレーム10に固定される。
エンジン11は、車幅方向(左右方向)に水平に延びるクランク軸27を支持するクランクケース28と、クランクケース28の前部から前上方に延びるシリンダー部29とを備える。シリンダー部29には、シリンダー部29内を往復運動するピストン(不図示)が収容される。シリンダー部29のシリンダー軸線29aは鉛直に対し前傾する。

0022

クランクケース28の後部は、変速機(不図示)を収納する変速機ケース部28aである。エンジン11の出力は、上記変速機の出力軸と後輪3とを接続する駆動チェーン30を介し、後輪3に伝達される。
エアクリーナーボックス31は、シリンダー部29の後上方に配置される。エアクリーナーボックス31は、スロットルボディ(不図示)を介し、シリンダー部29の後面の吸気ポートに接続される。
エンジン11の排気管32は、シリンダー部29の前面の排気ポートから下方に引き出され、エンジン11の下方を通って後方に延びる。排気管32の後端は、後輪3の側方に配置されるマフラー33に接続される。
燃料タンク35は、メインフレーム16の上方で、シート14とエアクリーナーボックス31との間に配置される。
エンジン11のラジエーター36は、エンジン11の前方に配置される。

0023

自動二輪車1は、車体フレーム10及びエンジン11等の車体を覆う車体カバーとして、フロントフォーク12の上部及びヘッドパイプ15を前方から覆うフロントカウル40(車体構成部品)と、車体の前部を側方から覆うフロントサイドカバー41と、エンジン11を下方から覆うアンダーカバー42と、エアクリーナーボックス31及び燃料タンク35の一部を覆うタンクカバー43と、車体の後部を覆うリアカバー44とを備える。

0024

前輪2を上方から覆うフロントフェンダー45は、フロントフォーク12に取り付けられる。
後輪3の前部を上方から覆うインナーフェンダー46は、スイングアーム13に取り付けられる。
後輪3の後部を上方から覆うリアフェンダー47は、シートフレーム18の後端部から後下方に延びる。
シート14の乗員が足を置くステップ48は、ピボットフレーム17に支持され、ピボットフレーム17の後方に配置される。

0025

図3は、自動二輪車1の前部の正面図である。図4は、図3のIV−IV断面図である。
図1図3及び図4を参照し、フロントカウル40は、車両側面視で後上がり前下がり)に傾斜するカバー部材である。フロントカウル40は、車幅の中央に位置する部分が前方に凸となるように湾曲する。
フロントカウル40の上部には、バックミラー50が左右一対で設けられる。
フロントカウル40の下部において車幅方向の中央部には、フロントカウル40を貫通する吸気口51が設けられる。フロントカウル40の下部において吸気口51の側方には、ヘッドライト52(灯体)が左右一対で設けられる。

0026

ヘッドパイプ15及びフロントフォーク12の上部は、フロントカウル40によって前方から覆われる。
フロントフォーク12は、ヘッドパイプ15に回動自在に軸支されるステアリングシャフト53と、ステアリングシャフト53の上端に固定されるトップブリッジ54と、ステアリングシャフト53の下端に固定されるボトムブリッジ55と、トップブリッジ54及びボトムブリッジ55に支持される左右一対のフォークチューブ56とを備える。

0027

トップブリッジ54は、ヘッドパイプ15の上方でステアリングシャフト53から車幅方向に延び、左右のフォークチューブ56の上端部を連結する。
ボトムブリッジ55は、ヘッドパイプ15の下方でステアリングシャフト53から車幅方向に延び、左右のフォークチューブ56を連結する。
車軸2aは、左右のフォークチューブ56の下端部間に渡される。

0028

ヘッドパイプ15は、車幅の中央に位置し、車両側面視では、鉛直方向に対し後傾して配置される。
図2図4を参照し、ヘッドパイプ15は、ステアリングシャフト53を軸支するヘッドパイプ本体部15aと、ヘッドパイプ本体部15aを周囲から覆う外殻部15b(図2)と、外殻部15bとヘッドパイプ本体部15aとの間の空間15cを前方に連通させる開口部15dとを備える。外殻部15bの後端部は、エアクリーナーボックス31に接続される。

0029

自動二輪車1は、ヘッドパイプ15から前方に延出する吸気ダクト60を備える。吸気ダクト60は、車幅の中央に配置されるセンターダクトである。
吸気ダクト60は、吸気ダクト60の軸方向に直交する面で切断した場合の断面が略矩形の管である。
吸気ダクト60の後端は、ヘッドパイプ15の開口部15dに接続され、吸気ダクト60は空間15cに連通する。
吸気ダクト60は、車両側面視で、ヘッドパイプ15側から、下方に湾曲しながら前方に延出する。吸気ダクト60の先端部60aは、フロントカウル40の吸気口51に連通する。
フロントカウル40の吸気口51から取り入れられる空気は、吸気ダクト60及び空間15cを通ってエアクリーナーボックス31内に流入し、エアクリーナーボックス31で浄化された後、シリンダー部29に流れる。

0030

図5は、フロントカウル40を取り外した状態における自動二輪車1の前部の正面図である。図6は、図5から後述するカバー61を取り外した状態における自動二輪車1の前部の正面図である。図7は、フロントカウル40を取り外した状態において自動二輪車1の前部を上方から見た平面図である。なお、図5図7では、フロントサイドカバー41も取り外されている。

0031

図4図7を参照し、フロントカウル40の内側でヘッドパイプ15の前方には、フロントカウル40を支持するステー65と、吸気ダクト60と、一対のヘッドライト52と、ヘッドライト52を駆動するドライバー66と、メーター67(車体構成部品)と、箱状の電装品68と、バンク角センサー69と、左右一対のレゾネーター70と、ステアリングダンパー71(車体構成部品)とが設けられる。

0032

図8は、車体フレーム10に対するステー65の取り付け状態を示す左側面図である。図9は、ステー65の取り付け状態を上方から見た平面図である。図10は、ステー65を前方側から見た正面図である。図11は、ステー65の左側面図である。ここで、図8では、ヘッドライト52、フロントフォーク12、及びステアリングダンパー71は不図示である。図9では、ヘッドライト52、メーター67、レゾネーター70、及び電装品68は不図示である。

0033

図8図11を参照し、ステー65は、吸気ダクト60の左右の側方に配置される左右一対のアーム部材75L,75Rと、左右のアーム部材75L,75Rの上部を左右に連結するクロス部材76(上部連結部)とを備える。
また、ステー65は、左右のアーム部材75L,75Rの下端部から車幅方向内側に延びる内側延出部77L,77Rを備える。
左右のアーム部材75L,75Rは、略左右対称に設けられる。

0034

アーム部材75L,75Rは、吸気ダクト60の左右の側面60bに車幅方向外側から重なるように配置される。
アーム部材75L,75Rは、吸気ダクト60の後部の側方を上下方向に延びる。
アーム部材75L,75Rは、車両側面視では、全体的に見ると、ヘッドパイプ15から前上方に延出する。

0035

詳細には、アーム部材75L,75Rは、ヘッドパイプ15の下端部から前上方に斜めに延出する上方延出部78と、上方延出部78の上下の中間部から後方に延出する後方延出部79と、上方延出部78の上端に設けられるカウル支持部80と、上記内側延出部77L,77Rとを備える。
上方延出部78の下部78aは、前方から見ると、吸気ダクト60の左右の側面60bに沿って上方に延びる。上方延出部78の上部78bは、上方に行くに従って車幅方向外側に位置するように傾斜する。
上方延出部78の下部78aには、前方に突出するヘッドライトステー部81が設けられる。
上方延出部78の上部78bには、吸気ダクト60に接続されるダクト支持部82が設けられる。ダクト支持部82は、上方延出部78を車幅方向に貫通する孔部である。

0036

上方延出部78の下端部には、ヘッドパイプ15に固定される下側固定部78c(固定部)が設けられる。下側固定部78cは、ステー65を車体フレーム10に締結する固定具83aが車幅方向外側から挿通される孔部である。
後方延出部79の後端部には、ヘッドパイプ15に固定される上側固定部79a(固定部)が設けられる。上側固定部79aは、ステー65を車体フレーム10に締結する固定具83bが車幅方向外側から挿通される孔部である。
アーム部材75L,75Rにおいて、後方延出部79と上方延出部78の下部78aとの間の部分には、アーム部材75L,75Rの後端部において上側固定部79aと下側固定部78cとの間の部分を前方側に切り欠いた切欠部84が設けられる。切欠部84は、車両側面視でV字状である。切欠部84のV字の先端は、前方に指向する。

0037

カウル支持部80は、上方延出部78の後面から後上方に延出する支持板部80aを備える。カウル支持部80の上面は、支持板部80aも含めて、車両側面視で後上がりに傾斜する斜面である。カウル支持部80の上面には、フロントカウル40が締結される固定部80b,80c,80dが前後方向に複数設けられる。
固定部80b,80c,80dには、カウル固定具85a,85b,85cが上方から挿通される。

0038

左右の内側延出部77L,77Rは、互いに連結される。すなわち、内側延出部77L,77Rは、アーム部材75L,75Rの下部を吸気ダクト60の下方で左右に連結する下部連結部86を構成する。
下部連結部86は、内側延出部77L,77Rの車幅方向の内端部同士が上下方向に重なる重なり部86aを車幅方向の中央部に備える。内側延出部77L,77Rは、重なり部86aに下方から挿通される締結具86bによって、互いに締結される。

0039

クロス部材76は、左右の上方延出部78の上部78bの間を車幅方向に延在する板材であり、アーム部材75L,75Rとは別体で設けられる。クロス部材76は、車両側面視で前上がりに傾斜する。
クロス部材76は、クロス部材76の左右の端部に後方から挿通される固定具76a(図9)によって上方延出部78の上部78bに締結される。クロス部材76は、左右のアーム部材75L,75Rの上部を吸気ダクト60の上方で連結する上部連結部である。

0040

ステー65は、左右のアーム部材75L,75R、下部連結部86、及びクロス部材76によって区画される開放部87(図10)を備える。開放部87は、ステー65を前後に貫通する。
図2に示すように、ヘッドパイプ本体部15aの左右の両側面の下端部には、固定具83aが締結されるステー固定部15eが設けられる。ヘッドパイプ本体部15aの左右の両側面の上端部には、固定具83bが締結されるステー固定部15fが設けられる。
図8に示すように、ステー65は、左右のアーム部材75L,75Rの後端部が、固定具83a,83bによってヘッドパイプ15に締結されることで、車体フレーム10の前端部に固定される。固定具83aが締結される下側固定部78cは、吸気ダクト60よりも下方に位置し、固定具83bが締結される上側固定部79aは、吸気ダクト60よりも上方に位置する。

0041

吸気ダクト60は、ヘッドパイプ15側からステー65の開放部87を通って前方に延出する。すなわち、吸気ダクト60は、左右のアーム部材75L,75R、下部連結部86、及びクロス部材76によって周囲を囲まれる。
ステー65をヘッドパイプ15に組み付ける際には、左右に分割されたアーム部材75L,75Rが吸気ダクト60を左右から挟むようにして組み付けされ、その後、クロス部材76がアーム部材75L,75Rに組み付けられる。このため、ステー65の組み付け性が良い。
図9に示すように、吸気ダクト60は、左右の側面60bから車幅方向外側に延出するボス部60cを一対備える。
吸気ダクト60は、吸気ダクト60の後端部がヘッドパイプ15の前面に結合されるとともに、ボス部60cがアーム部材75L,75Rのダクト支持部82に固定されることで、車体に支持される。

0042

図4図5図7及び図8を参照し、左右のアーム部材75L,75Rは、吸気ダクト60の上面60dよりも上方に延出する。左右のアーム部材75L,75Rの上端に設けられる左右のカウル支持部80は、吸気ダクト60の上面60dよりも上方且つ吸気ダクト60の側面60bよりも車幅方向外側に位置する。
図3及び図11を合わせて参照し、フロントカウル40は、カウル固定具85a,85b,85cによってカウル支持部80に締結される。

0043

詳細には、カウル固定具85a,85bは、フロントカウル40及びバックミラー50をカウル支持部80の固定部80b,80cに共締めする。カウル固定具85a,85bは、バックミラー50の基端部のカバー部によって隠れる。カウル固定具85cは、フロントカウル40をステー65の支持板部80aの固定部80dに締結する。
カウル支持部80は、後上がりに傾斜するフロントカウル40に沿って後上方に延出するため、フロントカウル40を良好に支持できる。
本実施の形態では、ステー65の上端のカウル支持部80が吸気ダクト60の上面60dよりも上方に位置する。このため、吸気ダクト60を上方に避けた位置の支持部によってフロントカウル40を効率良く支持できる。

0044

クロス部材76は、吸気ダクト60の上面60dの真上に位置し、メーター67を支持する。メーター67は、上面60dの上方に配置され、情報の表示面67aが後上方に向く姿勢でクロス部材76に支持される。

0045

図12は、図4のXII−XII断面図である。図13は、自動二輪車1の前部構造の左側面図である。図13では、車体カバー及びレゾネーター70等は不図示であり、左右のヘッドライト52は、右側のもののみが図示される。
図4図12及び図13を参照し、ステアリングダンパー71は、フロントフォーク12の回動を減衰するダンパーであり、車体とフロントフォーク12とを接続する。
ステアリングダンパー71は、抵抗に抗してピストンが摺動するダンパー部90と、ダンパー部90の減衰力を調整する制御部91とを備える。

0046

ダンパー部90は、車幅方向に延びる筒状部90aと、筒状部90aの軸方向にストロークするピストンロッド90bと、ピストンロッド90bの端部に設けられるフォーク連結部90cと、筒状部90aから後方に突出する車体連結部90dとを備える。上記ピストンは、ピストンロッド90bに支持され、筒状部90a内を移動する。
制御部91は、車幅方向に延びる第2筒状部91a内に、ダンパー部90の減衰力を調整するためのアクチュエーター(例えばモーター)等を備える。
筒状部90aと第2筒状部91aとは、互いに略平行に配置されるとともに、前後に並べて配置され、筒状部90aの外周部と第2筒状部91aの外周部とは一体に結合される。

0047

ステアリングダンパー71は、吸気ダクト60の下面60eの下方で、ドライバー66とボトムブリッジ55との間に配置される。
ステアリングダンパー71は、ダンパー部90の車体連結部90dを介して車体に連結される。
詳細には、車体連結部90dは、ステー65の下部連結部86の下方に配置され、左右のアーム部材75L,75Rを固定する締結具86bによって下部連結部86の重なり部86aに共締めされる。このため、ステー65用の締結具86bを利用してステアリングダンパー71を車体に簡単に固定できる。
本実施の形態では、ステー65の下端の下部連結部86が、吸気ダクト60の下面60eよりも下方に位置する。このため、下部連結部86を利用して、吸気ダクト60を下方に避けた位置の支持部によってステアリングダンパー71を効率良く支持できる。

0048

ボトムブリッジ55は、ボトムブリッジ55の左右の一端部から前方に延出するダンパー支持部55aを備える。
ステアリングダンパー71のピストンロッド90bのフォーク連結部90cは、ボトムブリッジ55のダンパー支持部55aに連結される。
フロントフォーク12が左右に回動すると、ピストンロッド90bが抵抗に抗してストロークし、フロントフォーク12の回動が減衰される。

0049

吸気ダクト60の下面60eは、下方に湾曲しながら前方に延出する。ダンパー部90と制御部91とは、車両側面視で、吸気ダクト60の下面60eの傾斜に沿うように、ダンパー部90及び制御部91の一方が他方の前下方に位置するように配置される。すなわち、制御部91は、下面60eの前下がり(後上がり)の傾斜に沿うように、車両側面視でダンパー部90の前下方に配置される。このため、ステアリングダンパー71を吸気ダクト60の下方にコンパクトに配置できる。

0050

図6図7図12及び図13を参照し、ヘッドライト52は、吸気ダクト60の前部の左右に振り分けて一対配置される。ヘッドライト52は、ステー65の前方に配置される。ヘッドライト52は、左右で略対称に設けられる。
ヘッドライト52は、吸気ダクト60の側面60bに対向するように配置され、車両側面視では、側面60bに重なる。
各ヘッドライト52は、光源93を支持するハウジング94と、ハウジングに取り付けられて光源93を前方から覆うレンズ95とを備える。

0051

ハウジング94は、前面が前方に開放する箱状であり、内部に光源93を収容する。レンズ95は、ハウジング94の前面を覆う。光源93は、例えばLED(発光ダイオード)である。
レンズ95は、光源93の光を前方に発光させる発光面である。レンズ95の前面は、平面視では、車幅方向外側に向かうに連れて後方に位置するように傾斜する。
レンズ95の前面は、前方に突出する突出部95aを備える。突出部95aは、車幅方向においてレンズ95の一端部から他端部まで延在し、車両の前方から見ると、車幅方向外側に行くに従って位置が高くなるように傾斜する。

0052

図13に示すように、ヘッドライト52の下端部52aは、車両側面視で、吸気ダクト60の下面60e及び先端部60aの下端よりも下方に延出する。これにより、吸気ダクト60の下面60eの下方には、左右のヘッドライト52の下端部52aに挟まれる下部空間96が形成される。下端部52aは、レンズ95の下端部及びハウジング94の下端部によって構成される。

0053

図9及び図13を参照し、吸気ダクト60の前部には、左右の側面60bから車幅方向外側に延出するヘッドライト支持部60fが一対設けられる。
ヘッドライト52は、吸気ダクト60のヘッドライト支持部60f及びステー65のヘッドライトステー部81に固定される。すなわち、ヘッドライト52は、吸気ダクト60によって車幅方向内側から支持され、ステー65によって後方から支持される。

0054

図3図7を参照し、車体カバーは、左右のヘッドライト52及び吸気ダクト60の先端部60aを前方から覆うカバー61と、吸気ダクト60及びヘッドライト52を下方から覆う下面カバー97とを備える。
カバー61は、左右のフロントサイドカバー41の間でフロントカウル40の下方に設けられる。フロントカウル40の下端部は、カバー61の上部に前方から重なり、カバー61の上部を隠す。

0055

カバー61は、左右のヘッドライト52のレンズ95の突出部95aを前方に露出させる一対のレンズ開口部61aと、吸気ダクト60の先端部60aの開口を前方に連通させる吸気開口部61bとを備える。
レンズ95の突出部95aは、レンズ開口部61aに後方から差し込まれ、レンズ開口部61aから前方に露出する。
吸気開口部61bは、吸気ダクト60の先端部60aの周縁部を覆って隠すとともに、先端部60aの開口を前方に露出させる。吸気開口部61bは、車両前方から見た場合に、外側から視認される外観部である。吸気開口部61bは、吸気口51を含むフロントカウル40の下端部に連続するように、フロントカウル40の形状に合わせて形成される。
前面視では、レンズ95の突出部95aは、フロントカウル40とカバー61との間から前方に露出する。

0056

図12及び図13に示すように、ヘッドライト52のレンズ95は、吸気ダクト60の先端部60aよりも前方に延出し、レンズ95の突出部95aは、カバー61のレンズ開口部61aから外側に露出する。また、ヘッドライト52のハウジング94は、吸気ダクト60の先端部60aよりも後方に設けられ、フロントカウル40の内側に位置する。

0057

ドライバー66は、ヘッドライト52に供給する電力を制御する光源制御部である。
ドライバー66は、箱状の筐体66a内に制御回路等を備える。筐体66aは、上下方向よりも前後方向に長く形成され、車両側面視では、長方形状である。
ドライバー66は、ボトムブリッジ55の前方で吸気ダクト60の下面60eの下方、且つ、左右のヘッドライト52の下端部52aの間に配置される。すなわち、ドライバー66は、下部空間96に配置される。このため、下部空間96を活用してドライバー66をコンパクトに配置できる。

0058

吸気ダクト60の下面60eの前部には、ドライバー支持部60gが前後に並んで一対設けられる。
ドライバー66は、筐体66aの前端部及び下端部がドライバー支持部60gに締結され、吸気ダクト60に支持される。
ドライバー66は、車両側面視では、吸気ダクト60の下面60eの傾斜に沿って前下がりに傾斜して配置される。

0059

ステアリングダンパー71は、吸気ダクト60の下面60eの下方に配置されるとともに、車両前後方向では、ドライバー66とボトムブリッジ55との間に配置される。
ステアリングダンパー71は、フロントフォーク12が左右に操舵されると、図13仮想線で示すように、回動して前方に移動し、ステアリングダンパー71の前部は、左右のヘッドライト52の下端部52aの間に位置するようになる。このように、左右のヘッドライト52の下端部52aの間の空間を利用してステアリングダンパー71の移動可能範囲を確保できるため、ステアリングダンパー71を効率良く配置できる。

0060

左右のヘッドライト52、ドライバー66、ステアリングダンパー71、及び下部空間96は、下面カバー97(図4)によって下方から覆われる。下面カバー97は、カバー61の下縁側からボトムブリッジ55側に向かって後方に延出する。

0061

図4及び図13を参照し、吸気ダクト60は、側面60bを貫通する取付孔60hを左右一対備える。
図4図8を参照し、左右のレゾネーター70は、取付孔60hに車幅方向外側から取り付けられる。レゾネーター70は、吸気ダクト60に対し車幅方向外側に配置され、レゾネーター70の上部は、吸気ダクト60の上面60dよりも上方に延出する。また、レゾネーター70は、左右のヘッドライト52のハウジング94の上方で、ステー65のアーム部材75L,75R及びメーター67の前方に配置される。
レゾネーター70は、内部が空洞であり、レゾネーター70の内部は、取付孔60hを介し吸気ダクト60の吸気通路に連通する。吸気ダクト60を通る空気の一部は、レゾネーター70の内部に流入する。レゾネーター70は、共鳴作用によって吸気音を低減させる。

0062

図4図8、及び図13を参照し、電装品68は、自動二輪車1の機能部品を制御する制御部である。電装品68は、例えば、自動二輪車1の駐車時にフロントフォーク12の回動をロックするハンドルロック装置を制御する制御部や、自動二輪車1のブレーキ装置を制御する制御部である。

0063

電装品68は、箱状のケース68a内に制御回路等を備える。ケース68aは、上下方向よりも前後方向に長く形成され、車両側面視では、長方形状である。
電装品68は、吸気ダクト60の前部の上面60dに固定される。電装品68は、前下がりの上面60dの傾斜に沿って前下がりに傾斜して配置される。
電装品68は、ステー65、メーター67、及びレゾネーター70の前方に配置される。電装品68は、上面視では、車幅方向において、吸気ダクト60の幅内に収まる。

0064

バンク角センサー69は、自動二輪車1が旋回する際の左右の傾斜を検出する。バンク角センサー69は、吸気ダクト60の前部の上面60dの上方で、電装品68とメーター67との間に配置される。また、バンク角センサー69は、クロス部材76の前方で車幅の中央に配置される。

0065

以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1の前部構造は、車体フレーム10の前方に設けられるフロントカウル40と、フロントカウル40の内側に配置される吸気ダクト60と、車体構成部品としてのフロントカウル40、メーター67、及びステアリングダンパー71を支持するステー65とを備え、車体フレーム10に支持される吸気ダクト60が前後方向に延出し、ステー65は、吸気ダクト60の左右に配置されるとともに車体フレーム10に支持され、ステー65は、吸気ダクト60の側方を上下方向に延びるアーム部材75L,75Rを左右一対備え、アーム部材75L,75Rの上端であるカウル支持部80は、吸気ダクト60の上面60dよりも上方に位置し、アーム部材75L,75Rの下端である下部連結部86は、吸気ダクト60の下面60eよりも下方に位置する。
この構成によれば、ステー65のアーム部材75L,75Rは、吸気ダクト60を左右に避けるようにして上下に延び、吸気ダクト60の上方及び下方まで延びるため、ステー65の形状の自由度が高い。このため、フロントカウル40、メーター67、及びステアリングダンパー71を効率良く支持できる。

0066

また、ステー65は、左右のアーム部材75L,75Rを吸気ダクト60の下方で左右に連結する下部連結部86を備える。この構成によれば、下部連結部86によって左右のアーム部材75L,75Rが連結されるため、ステーの剛性を向上できる。
また、ステー65は、左右のアーム部材75L,75Rを吸気ダクト60の上方で左右に連結する上部連結部としてクロス部材76を備える。この構成によれば、クロス部材76によって左右のアーム部材75L,75Rが連結されるため、ステー65の剛性を向上できる。ステー65は、左右のアーム部材75L,75R及びクロス部材76によって吸気ダクト60を周囲から囲うことになるため、車体構成部品を支持し易い。

0067

さらに、上部連結部は、アーム部材75L,75Rとは別体のクロス部材76であり、クロス部材76は、メーター67を支持する。この構成によれば、クロス部材76は、アーム部材75L,75Rとは別体であるため、ステー65を車体側に組み付け易い。また、クロス部材76によって吸気ダクト60の上方にメーター67を支持できる。
また、左右のアーム部材75L,75Rは、前上方に延出し、アーム部材75L,75Rの上端には、車両側面視で後上がりに傾斜するカウル支持部80が設けられる。この構成によれば、左右のアーム部材75L,75Rは、前上方に斜めに延出するため、アーム部材75L,75Rの占めるスペースを小さくしながら、フロントカウル40、メーター67、及びステアリングダンパー71を上下方向及び前後方向に亘って支持し易い。また、後上がりに傾斜するカウル支持部80によってフロントカウル40を良好に支持できる。

0068

また、左右のアーム部材75L,75Rは、車体フレーム10の前端部であるヘッドパイプ15に接続される上側固定部79a及び下側固定部78cを備え、上側固定部79a及び下側固定部78cは、吸気ダクト60の上方及び下方に設けられる。この構成によれば、上側固定部79a及び下側固定部78cが吸気ダクト60の上下に離して設けられるため、車体フレーム10の前端部によって、左右のアーム部材75L,75Rを高い剛性で支持できる。
また、左右のアーム部材75L,75Rは、車両側面視で、上下の上側固定部79a及び下側固定部78cの間に切欠部84を備える。この構成によれば、ステー65の剛性を確保しつつ、ステー65をコンパクト化できる。

0069

また、下部連結部86は、左右のアーム部材75L,75Rから車幅方向内側に延びる一対の内側延出部77L,77Rであり、左右の内側延出部77L,77Rは締結具86bによって互いに連結され、前輪2を支持するフロントフォーク12と車体とを接続するステアリングダンパー71が設けられ、ステアリングダンパー71は、締結具86bによって下部連結部86に共締めされる。この構成によれば、左右の内側延出部77L,77Rを締結する締結具86bを利用してステアリングダンパー71を簡単な構造で取り付けできる。
また、アーム部材75L,75Rは、吸気ダクト60を支持するダクト支持部82を備える。この構成によれば、アーム部材75L,75Rによって吸気ダクト60を支持できる。

0070

また、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1の前部構造は、フロントカウル40内に配置される吸気ダクト60と、フロントカウル40の内側で吸気ダクト60の左右に配置されて前方に発光する一対のヘッドライト52と、ヘッドライト52を駆動するドライバー66とを備え、左右のヘッドライト52は、吸気ダクト60の左右の側面60bに対向して配置されるとともに、ヘッドライト52の下端部52aは、吸気ダクト60の下面60eよりも下方に延出し、ドライバー66は、吸気ダクト60の下方で左右の下端部52aの間に配置される。
この構成によれば、吸気ダクト60の下方で左右のヘッドライト52の下端部52aの間の空間を活用してドライバー66を配置でき、ヘッドライト52及びドライバー66を効率良く配置できる。

0071

また、ドライバー66の筐体66aは、吸気ダクト60の傾斜に沿って斜めに配置される。この構成によれば、ドライバー66を吸気ダクト60の傾斜に沿わせてコンパクトに配置できる。
また、フロントフォーク12を回動可能に支持するヘッドパイプ15の後方にエアクリーナーボックス31が設けられ、吸気ダクト60は、車幅中央に配置されるとともにエアクリーナーボックス31に接続され、吸気ダクト60は、ヘッドパイプ15側から、下方に湾曲しながら前方に延出し、フロントフォーク12は、ヘッドパイプ15の下方で左右のフォークチューブ56を左右に接続するボトムブリッジ55を備え、ボトムブリッジ55は吸気ダクト60の下方に位置し、ボトムブリッジ55と車体とを接続するステアリングダンパー71が設けられ、ステアリングダンパー71は、吸気ダクト60の下方でドライバー66とボトムブリッジ55との間に配置され、ステアリングダンパー71の少なくとも一部(前端部)は、ヘッドライト52の左右の下端部52aの間で回動する。
この構成によれば、前下方に湾曲する吸気ダクト60の下方でドライバー66とボトムブリッジ55との間の空間を活用して、ステアリングダンパー71を配置できる。

0072

さらに、ステアリングダンパー71は、ピストンが摺動するダンパー部90と、ダンパー部90の減衰力を調整する制御部91とを備え、ダンパー部90及び制御部91は、車幅方向に長く延出し、制御部91とダンパー部90とは、車両側面視で、制御部91がダンパー部90の前下方に位置するように配置される。この構成によれば、ステアリングダンパー71を、前下方に湾曲する吸気ダクト60の下方にコンパクトに配置できる。
また、ヘッドライト52は、フロントカウル40から前方に露出するレンズ95と、レンズ95を支持するハウジング94とを備え、ハウジング94は、吸気ダクト60の先端部60aよりも後方に位置し、レンズ95は、先端部60aよりも前方に延出する。この構成によれば、ハウジング94を吸気ダクト60の先端部60aよりも後方でフロントカウル40内にコンパクトに配置できるとともに、レンズ95をフロントカウル40から前方に露出させることができる。

0073

また、左右のヘッドライト52及び吸気ダクト60を前方から覆うカバー61が設けられ、カバー61は、レンズ95を前方に露出させるレンズ開口部61aと、吸気ダクト60を前方に連通させる吸気開口部61bとを備え、吸気開口部61bは、フロントカウル40に合わせて形成される外観部である。この構成によれば、吸気ダクト60を前方から覆うカバー61が吸気ダクト60とは別に設けられるため、吸気ダクト60の先端部60aの形状をフロントカウル40の形状に合わせる必要がなくなり、吸気ダクト60を簡単な形状にできる。これにより、ヘッドライト52を吸気ダクト60に対し位置決めし易くなる。

0074

なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、ステアリングダンパー71の制御部91とダンパー部90とは、車両側面視で、制御部91がダンパー部90の前下方に位置するように配置されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、車両側面視で、ダンパー部90が制御部91の前下方に位置する構成としても良い。
また、上記実施の形態では車両として鞍乗り型車両である自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗型車両、4輪以上を備えた鞍乗型車両、及びその他の車両に適用可能である。

0075

1自動二輪車(車両)
12フロントフォーク
15ヘッドパイプ
31エアクリーナーボックス
40フロントカウル
52ヘッドライト(灯体)
52a下端部
55ボトムブリッジ
56フォークチューブ
60吸気ダクト
60a 先端部
60b 側面
60e 下面
61カバー
61aレンズ開口部
61b吸気開口部
66ドライバー
66a筐体
71ステアリングダンパー
90ダンパー部
91 制御部
94ハウジング
95 レンズ

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 本田技研工業株式会社の「 鞍乗り型車両」が 公開されました。( 2020/06/04)

    【課題】閉塞している空間に走行風を効果的に取入れる空気通路を確保しやすく、また、電装品を集中的に且つ積極的に冷却可能な鞍乗り型車両を提供する。【解決手段】ECU64は、エアクリーナーボックス35の上面... 詳細

  • 本田技研工業株式会社の「 鞍乗り型車両」が 公開されました。( 2020/06/04)

    【課題】剛性を高くしつつ軽量化を図りながら構造自由度を増すことが可能なダクト構造を備える鞍乗り型車両を提供する。【解決手段】吸気ダクト51は、前後二分割構造であり、車体フレーム10に接続される後部ダク... 詳細

  • 本田技研工業株式会社の「 鞍乗り型車両の吸気構造」が 公開されました。( 2020/06/04)

    【課題】エアボックスとヘッドパイプへの接続を簡単かつ確実にできる鞍乗り型車両の吸気構造を提供する。【解決手段】ヘッドパイプ15から延出する左右一対のメインフレーム16を備えるフレーム10と、左右のメイ... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ