図面 (/)

技術 体腔用薬物被覆バルーンカテーテル

出願人 ウロトロニック・インコーポレイテッド
発明者 リーシャオ・ワンピーター・バーネットデイビッド・ヘンドリクソン
出願日 2019年12月19日 (7ヶ月経過) 出願番号 2019-229554
公開日 2020年4月2日 (4ヶ月経過) 公開番号 2020-049269
状態 未査定
技術分野 媒体導出入付与装置
主要キーワード 拡張ゾーン 予定圧力 拘束環 エージング過程 圧縮密閉 一部閉塞 複数セクション フレキシブル部材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年4月2日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

体腔における狭窄処置のための薬物被覆バルーンカテーテルおよびそれを使用する方法を提供する。

解決手段

体腔狭窄の標的部位治療剤送達するための薬物被覆バルーンカテーテル150は、主直径を有する細長バルーンを含む。バルーンカテーテルは、バルーンの外表面を覆うコーティング層を含む。コーティング層は、1以上の水溶性添加物および治療剤の初期薬物負荷量を含む。

概要

背景

概要

体腔における狭窄処置のための薬物被覆バルーンカテーテルおよびそれを使用する方法を提供する。体腔狭窄の標的部位治療剤送達するための薬物被覆バルーンカテーテル150は、主直径を有する細長バルーンを含む。バルーンカテーテルは、バルーンの外表面を覆うコーティング層を含む。コーティング層は、1以上の水溶性添加物および治療剤の初期薬物負荷量を含む。

目的

本発明は、体腔狭窄の標的部位に治療剤を送達するための薬物被覆バルーンカテーテルを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

体腔狭窄標的部位治療剤送達するための薬物被覆バルーンカテーテルであって、バルーンカテーテルが主直径を有する細長バルーン;およびバルーンの外表面を覆うコーティング層を含み、ここで、コーティング層が1以上の水溶性添加物および治療剤の初期薬物負荷量を含むものである、バルーンカテーテル。

請求項2

バルーンが、バルーン上にバルーンが膨張したときに主直径より小さい直径を含む少なくとも1つのネック部を含み、該少なくとも1つのネック部がバルーンを各々一定直径を有する少なくとも2つの要部に分割する、請求項1に記載のバルーンカテーテル。

請求項3

主直径が少なくとも13mmまたは少なくとも15mmまたは少なくとも20mmまたは少なくとも30mmまたは少なくとも35mmである、請求項2に記載のバルーンカテーテル。

請求項4

少なくとも2つの要部の直径が細長いバルーンの主直径と同一であるかまたは少なくとも1つのネック部が少なくとも2つの要部の少なくとも1つの直径の約5%〜約99%である直径を有する、請求項2に記載のバルーンカテーテル。

請求項5

少なくとも1つのネック部が独立して約5mm〜約35mmである直径を有する、請求項2に記載のバルーンカテーテル。

請求項6

少なくとも1つのネック部がバルーン膨張中実質的に静止している、請求項2に記載のバルーンカテーテル。

請求項7

少なくとも1つのネック部がバルーンの実質的非弾性部分、バルーンの補強部分またはそれらの組み合わせを含む、請求項2に記載のバルーンカテーテル。

請求項8

少なくとも1つのネック部がネック部の外周周囲に非弾性材料を含む、請求項2に記載のバルーンカテーテル。

請求項9

非弾性材料が超高分子量ポリエチレンナイロンポリアミドまたはそれらの組み合わせを含む、請求項8に記載のバルーンカテーテル。

請求項10

細長いバルーンが約20mm〜約160mmの長さを有する、請求項1に記載のバルーンカテーテル。

請求項11

少なくとも2つの要部の直径が約5mm〜約45mmである、請求項2に記載のバルーンカテーテル。

請求項12

少なくとも1つのネック部がバルーン長の約1%〜約50%である、請求項2に記載のバルーンカテーテル。

請求項13

少なくとも1つのネック部が1つのネック部であり、バルーンが他のネック部を有しない、請求項2に記載のバルーンカテーテル。

請求項14

少なくとも1つのネック部が2つのネック部であり、バルーンが他のネック部を有しない、請求項2に記載のバルーンカテーテル。

請求項15

2つのネック部がほぼ同じ直径を有する、請求項14に記載のバルーンカテーテル。

請求項16

2つのネック部の一方が他方のネック部より小さい直径を有する、請求項14に記載のバルーンカテーテル。

請求項17

2つのネック部がバルーン長の中央に対して対称に位置する、請求項14に記載のバルーンカテーテル。

請求項18

バルーンカテーテルが2つのネック部により分けられた3つの要部を含む、請求項14に記載のバルーンカテーテル。

請求項19

少なくとも1つのネック部が3つのネック部であり、ここで、バルーンが他のネック部を有しない、請求項2に記載のバルーンカテーテル。

請求項20

3つのネック部が3つのネック部により離された4つの要部を提供するように配置される、請求項19に記載のバルーンカテーテル。

請求項21

バルーンの長手方向末端上のカテーテルシャフトであって、ガス液体またはそれらの組み合わせのバルーン内部への送達のための内部管腔を含むカテーテルシャフトを含む、請求項1に記載のバルーンカテーテル。

請求項22

非侵襲的クーデチップを含む、請求項1に記載のバルーンカテーテル。

請求項23

治療剤がパクリタキセルドセタキセルタキソール、そのアナログラパマイシンシロリムスエベロリムスタクロリムスmTOR阻害剤、そのアナログおよびそれらの組み合わせから選択される、請求項1に記載のバルーンカテーテル。

請求項24

水溶性添加物がN−アセチルグルコサミン、N−オクチル−D−グルコアミド、N−ノナノイル−N−メチルグルカミン、N−オクタノイル−N−メチルグルタミン、C6−セラミドジヒドロ−C6−セラミド、セレブロシドスフィンゴミエリンガラクトセレブロシドラクトセレブロシド、N−アセチル−D−スフィンゴシン、N−ヘキサノイル−D−スフィンゴシン、N−オクトノイル−D−スフィンゴシン、N−ラウロイル−D−スフィンゴシン、N−パルミトイル−D−スフィンゴシン、N−オレオイル−D−スフィンゴシン、PEGカプリルカプリン酸ジグリセライド、PEG8カプリル/カプリン酸グリセライド、PEGカプリレート、PEG8カプリレート、PEGカプレート、PEGカプロエートモノカプリル酸グリセリルモノカプリン酸グリセリルモノカプロン酸グリセリル、モノラウリンモノカプリンモノカプリリン、モノミリスチンモノパルミトレインモノオレインクレアチンクレアチニンアグマチンシトルリングアニジンスクラロースアスパルテームヒポキサンチンテオブロミンテオフィリンアデニンウラシルウリジングアニンチミンチミジンキサンチンキサントシン一リン酸キサントシン、カフェインアラントイン、(2−ヒドロキシエチル)尿素、N,N’−ビス(ヒドロキシメチル)尿素、ペンタエリスリトールエトキシレートペンタエリスリトールプロポキシレート、ペンタエリスリトールプロポキシレート/エトキシレートグリセロールエトキシレート、グリセロールプロポキシレート、トリメチロールプロパンエトキシレート、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトールクラウンエーテル、18−クラウン−6、15−クラウン−5、12−クラウン−4およびそれらの組み合わせから選択される、請求項1〜23の何れかに記載のバルーンカテーテル。

請求項25

水溶性添加物がペンタエリスリトールエトキシレートおよびペンタエリスリトールプロポキシレートおよびそれらの組み合わせから選択される、請求項24に記載のバルーンカテーテル。

請求項26

水溶性添加物が界面活性剤である第一水溶性添加物を含む、請求項1に記載のバルーンカテーテル。

請求項27

第一水溶性添加物がPEGソルビタンモノラウレート、PEGソルビタンモノオレアートまたはそれらの組み合わせである、請求項26に記載のバルーンカテーテル。

請求項28

水溶性添加物がヒドロキシルアミンカルボニルカルボキシルまたはエステルである1以上の部分を有する化合物である第二水溶性添加物を含むである、請求項1〜27の何れかに記載のバルーンカテーテル。

請求項29

第二水溶性添加物がソルビトールソルビタンキシリトールグルコノラクトンまたはそれらの組み合わせである、請求項28に記載のバルーンカテーテル。

請求項30

使用後残存薬物量が初期薬物負荷量の約70%以下である、請求項1に記載のバルーンカテーテル。

請求項31

初期薬物負荷量が、バルーンがその公称径であるときに測定して、バルーン1mm2あたり約1μg〜約20μgの治療剤である、請求項1に記載のバルーンカテーテル。

請求項32

初期薬物負荷量が、バルーンがその公称径であるときに測定して、バルーン1mm2あたり約2〜約6μgの治療剤である、請求項1に記載のバルーンカテーテル。

請求項33

体腔が非血管体腔または血管体腔である、請求項1に記載のバルーンカテーテル。

請求項34

体腔が冠血管動脈および末梢動脈の1つである血管管腔または食道気道副鼻腔気管結腸胆管小腸十二指腸空腸回腸直腸大腸尿路前立腺尿道および輸尿管の1つである非血管体腔である、請求項1に記載のバルーンカテーテル。

請求項35

コーティング層中の治療剤対コーティング層中の1以上の水溶性添加物の総重量の重量比が約0.05〜約20である、請求項1に記載のバルーンカテーテル。

請求項36

コーティング層中の治療剤対コーティング層中の1以上の水溶性添加物の総重量の重量比が約0.5〜約8である、請求項1に記載のバルーンカテーテル。

請求項37

コーティング層中の治療剤対コーティング層中の1以上の水溶性添加物の総重量の重量比が約2〜約6である、請求項1に記載のバルーンカテーテル。

請求項38

バルーンカテーテルが約1.0〜約20の延伸比を有する、請求項1に記載のバルーンカテーテル。

請求項39

バルーンカテーテルが細長いバルーンを覆うシースをさらに含む、請求項1に記載のバルーンカテーテル。

請求項40

バルーンカテーテルが、体腔が水、食塩水溶液または少なくとも1つの水溶性添加物を含む水溶液で洗い流された後、該体腔の標的部位に治療剤を送達するためのものである、請求項1に記載のバルーンカテーテル。

請求項41

体腔狭窄を処置する方法であって、バルーンカテーテルを体腔狭窄の標的部位へ挿入し、バルーンカテーテルは細長いバルーンおよびバルーンの外表面を覆うコーティング層を含み、ここで、コーティング層が1以上の水溶性添加物および治療剤の初期薬物負荷量を含むものであり;膨張時間の間コーティング層が標的部位で体腔の壁に接触し、かつバルーンが膨張バルーン直径を達成するまでバルーンを膨張させ、ここでa)膨張バルーン直径対標的部位での常態体腔直径の比が約1.0〜約20であるかまたはb)膨張が、バルーンカテーテルの公称圧力と同程度以上までバルーンを膨張させることを含み、バルーンカテーテル対標的部位での常態体腔直径の公称径の延伸比が約1.0〜約20であるかまたはc)膨張がバルーンカテーテルの公称圧力を超える圧力まで膨張させることを含み、バルーンカテーテルの公称径が膨張バルーン直径未満であるかまたはd)(a)、(b)および(c)の組み合わせであり;膨張時間後バルーンを収縮させ;そしてバルーンカテーテルを体腔から引き抜くことを含む、方法。

請求項42

バルーンカテーテルが近位ウエスト遠位ウエスト、主本体直径およびバルーン上にバルーンが膨張したときの主直径より小さい直径を有する少なくとも1つのネック部を含む細長いバルーンを含み、該少なくとも1つのネック部がバルーンを各々一定の直径を有する少なくとも2つの要部に分ける、請求項41に記載の方法。

請求項43

少なくとも2つの要部の直径が細長いバルーンの主直径に等しい、請求項42に記載の方法。

請求項44

バルーンの標的部位への挿入前に、体腔を水、食塩水溶液または少なくとも1つの水溶性添加物を含む水溶液で洗い流すことをさらに含む、請求項41に記載の方法。

請求項45

体腔が前立腺であり、ここで、バルーンカテーテルの挿入が前立腺におけるバルーンカテーテル要部の1つの位置決めおよび膀胱におけるバルーンカテーテルの第二要部の位置決めを含む、請求項42に記載の方法。

請求項46

挿入が膀胱頸部におけるバルーンの少なくとも1つのネック部の位置決めを含む、請求項45に記載の方法。

請求項47

膨張がバルーン内の圧力を約0.1〜約10気圧/分の速度で増加することを含む、請求項41に記載の方法。

請求項48

膨張がバルーン内の圧力の観察を含む、請求項41に記載の方法。

請求項49

膨張がバルーンを第一圧力まで膨張させ、バルーン内の圧力をバルーン内の第一圧力を安定化時間維持しながら安定化させ、次いで所望の膨張直径が達成されるまでバルーンの圧力増加再開させることを含む、請求項41に記載の方法。

請求項50

膨張時間が約0.1分〜約7日である、請求項41に記載の方法。

請求項51

方法が血管管腔、非血管管腔、冠動脈、末梢動脈、良性前立腺肥大(BPH)狭窄、尿道、輸尿管、前立腺、食道、ステント内の狭窄、胆管、胃、小腸、十二指腸、空腸、回腸、結腸、直腸、大腸、副鼻腔、喘息または慢性閉塞性肺疾患(COPD)の処置方法である、請求項41に記載の方法。

請求項52

方法が良性前立腺肥大処置のための、肥大前立腺を開裂するまたは交連切開を作る方法である、請求項41に記載の方法。

請求項53

体腔における狭窄が尿道狭窄、良性前立腺肥大(BPH)狭窄、輸尿管狭窄、食道狭窄、ステント内の狭窄、副鼻腔狭窄、胆管狭窄胃狭窄、小腸狭窄、十二指腸狭窄、空腸狭窄、回腸狭窄、結腸狭窄、直腸狭窄、大腸狭窄、前立腺癌狭窄および気道狭窄の1つである、請求項41に記載の方法。

請求項54

方法が良性前立腺肥大、前立腺癌またはそれらの組み合わせを処置する方法であって、ここで、体腔が前立腺である、請求項53に記載の方法。

請求項55

1以上の水溶性添加物が膨張時間の間標的部位でバルーンからの治療剤の迅速な放出を促進する、請求項41に記載の方法。

請求項56

バルーンが引き抜いた後に残存薬物量を有する、請求項41に記載の方法。

請求項57

バルーンが引き抜いた後に初期薬物負荷量の約70%未満である残存薬物量を有する、請求項56に記載の方法。

請求項58

バルーンカテーテルがさらにバルーンを覆うシースを含み、ここで、シースがバルーン膨張前にバルーンから除かれる、請求項41に記載の方法。

請求項59

スコープがバルーンカテーテルを正しく配置するのに使用される、請求項41に記載の方法。

請求項60

スコープが内視鏡、小腸内視鏡、大腸内視鏡、S状結腸鏡直腸鏡肛門鏡鼻鏡気管支鏡または膀胱鏡である、請求項59に記載の方法。

請求項61

バルーンカテーテルがスコープの管腔内に配置される、請求項59に記載の方法。

請求項62

バルーンカテーテルが体腔にあるときスコープと並んで配置される、請求項59に記載の方法。

請求項63

体腔が前立腺尿道であり、バルーンカテーテルを標的部位に挿入するとき、バルーンカテーテルの近位ウエストを前立腺尿道の外部括約筋に配置するためにスコープが使用される、請求項42に記載の方法。

請求項64

拡張バルーンを標的部位の体腔に挿入し、前拡張バルーンを膨張させ、前拡張バルーンを除いた後に薬物被覆バルーンカテーテルを挿入することをさらに含む、請求項41に記載の方法。

請求項65

バルーンカテーテルが1.0、1.1、1.2または1.31〜10の膨張バルーン直径対標的部位での常態体腔直径の比を有するかまたはバルーンカテーテルが1.0、1.1、1.2または1.31〜10のバルーン公称径対標的部位での常態体腔直径の延伸比を有するかまたはそれらの組み合わせを有する、請求項41に記載の方法。

請求項66

体腔狭窄を処置する方法であって、体腔狭窄にスコープを挿入し;薬物コーティングを有するバルーンカテーテルを体腔狭窄に挿入し;バルーンカテーテルを0.5気圧〜1.5気圧の初期圧力まで膨張させ、圧力が落ちなくなるまで初期圧力を維持し;初期圧力より少なくとも0.5気圧〜1.5気圧上の次に高い圧力まで膨張させ、次に高い圧力をバルーン内の圧力がもはや落ちなくなるまで維持し;次に高い圧力までの膨張と維持を管腔が所望の直径まで拡張されるまで反復し;薬物を組織に放出させ、出血を防止するためにバルーンを1分〜7日膨張を維持し;バルーンカテーテルを収縮させ;そして体腔からスコープおよびバルーンカテーテルを引き抜くことを含む、方法。

請求項67

スコープおよびバルーンカテーテルが体腔に並べて配置される、請求項66に記載の方法。

請求項68

バルーンカテーテルが体腔への挿入前にスコープに充填される、請求項66に記載の方法。

請求項69

体腔の所望の直径が処置位置での体腔の常態直径の1.0〜20倍である、請求項66に記載の方法。

請求項70

バルーンカテーテルがさらにバルーンを覆うシースを含み、ここで、シースが初期圧力までバルーン膨張前にバルーンから除かれる、請求項66に記載の方法。

請求項71

体腔狭窄を処置する方法であって、体腔狭窄にフレキシブルスコープを挿入し;スコープと並べてバルーンカテーテルを体腔狭窄に挿入し;バルーンカテーテルを狭窄に挿入する前、挿入中またはその後に水、食塩水または水溶性添加物の溶液で洗い流し;0.5気圧〜1.5気圧の初期圧力まで膨張させ、圧力が落ちなくなるまで初期圧力を維持し;初期圧力より0.5気圧〜1.5気圧上の高い圧力まで膨張させ、バルーン内の圧力が落ちなくなるまで高い圧力を維持し;高い圧力への膨張および維持を体腔の組織が生じるまで反復し;薬物を組織に放出させ、出血を防止するためにバルーンを1分〜7日膨張を維持し;バルーンカテーテルを収縮させ;そして体腔からスコープおよびバルーンカテーテルアセンブリを引き抜くことを含む、方法。

請求項72

Qmaxを増加させる方法であって、バルーンカテーテルを尿路狭窄における標的部位に挿入させ、バルーンカテーテルは、細長いバルーンおよびバルーンの外表面を覆うコーティング層を含み、ここで、コーティング層が1以上の水溶性添加物および治療剤の初期薬物負荷量を含むものであり;バルーンを膨張時間の間コーティング層が尿路狭窄の壁に接触するまで膨張させ、ここでa)膨張バルーン直径対標的部位での常態尿路直径の比が約1.0〜約20であるかまたはb)膨張が、バルーンカテーテルの公称圧力と同程度以上までバルーンを膨張させることを含み、バルーンカテーテルの公称径対標的部位での常態尿路直径の延伸比が約1.0〜約20であるかまたはc)膨張がバルーンカテーテルの公称圧力を超える圧力まで膨張させることを含み、バルーンカテーテルの公称径が膨張バルーン直径未満であるかまたはd)(a)、(b)および(c)の組み合わせであり;膨張時間後バルーンを収縮させ;そして尿路からバルーンカテーテルを引き抜くことを含み;ここで、Qmaxを最低15mL/秒まで増加させるものである、方法。

請求項73

標的部位が尿道狭窄である、請求項72に記載の方法。

請求項74

膨張バルーン直径対標的部位での体腔の常態直径の比が約1.31〜約20であるかまたはバルーンカテーテルの公称径対標的部位での常態体腔直径の延伸比が約1.31〜約20であるかまたはそれらの組み合わせである、請求項73に記載の方法。

請求項75

標的部位が前立腺である、請求項72に記載の方法。

請求項76

細長いバルーンが主直径およびバルーンを少なくとも2つの要部に分ける少なくとも1つのネック部を有し、ネック部がバルーンが膨張したときバルーンの主直径より小さい直径を含む、請求項75に記載の方法。

請求項77

少なくとも2つのバルーンの要部各々が、バルーンが膨張したとき、バルーンの要部に等しい直径を有する、請求項76に記載の方法。

請求項78

Qmaxが最初の処置6ヶ月後なお15mL/秒を超える、請求項72に記載の方法。

請求項79

Qmaxが最初の処置12ヶ月後なお15mL/秒を超える、請求項72に記載の方法。

請求項80

国際前立腺症スコア(IPSS)を低下させる方法であって、バルーンカテーテルを尿路狭窄における標的部位に挿入させ、バルーンカテーテルは、細長いバルーンおよびバルーンの外表面を覆うコーティング層を含み、ここで、コーティング層が1以上の水溶性添加物および治療剤の初期薬物負荷量を含むものであり;バルーンを膨張時間の間コーティング層が尿路狭窄の壁に接触するまで膨張させ、ここでa)膨張バルーン直径対標的部位での常態体腔直径の比が約1.0〜約20であるかまたはb)膨張が、バルーンカテーテルの公称圧力と同程度以上までバルーンを膨張させることを含み、バルーンカテーテル対標的部位での常態体腔直径の公称径の延伸比が約1.0〜約20であるかまたはc)膨張がバルーンカテーテルの公称圧力を超える圧力まで膨張させることを含み、バルーンカテーテルの公称径が膨張バルーン直径未満であり、かつ公称圧力が膨張圧力未満であるかまたはd)(a)、(b)および(c)の組み合わせであり;膨張時間後バルーンを収縮させ;そして尿路狭窄からバルーンカテーテルを引き抜くことを含み;ここで、IPSSを14以下まで低下させるものである、方法。

請求項81

標的部位が尿道狭窄である、請求項80に記載の方法。

請求項82

膨張バルーン直径対標的部位での体腔の常態直径の比が約1.31〜約20であるかまたはバルーンカテーテルの最小直径対標的部位での常態体直径の延伸比が約1.31〜約20であるまたはそれらの組み合わせである、請求項81に記載の方法。

請求項83

標的部位が前立腺である、請求項80に記載の方法。

請求項84

細長いバルーンが主直径およびバルーンを少なくとも2つの要部に分ける少なくとも1つのネック部を有し、ネック部がバルーンが膨張したときバルーンの主直径より小さい直径を含む、請求項83に記載の方法。

請求項85

少なくとも2つのバルーンの要部各々が、バルーンが膨張したとき、バルーンの要部に等しい直径を有する、請求項84に記載の方法。

請求項86

IPSSが最初の処置6ヶ月後なお14未満である、請求項80に記載の方法。

請求項87

IPSSが最初の処置12ヶ月後なお14未満である、請求項80に記載の方法。

請求項88

治療剤がパクリタキセル、ドセタキセル、タキソール、そのアナログ、ラパマイシン、シロリムス、エベロリムス、タクロリムス、mTOR阻害剤、そのアナログおよびそれらの組み合わせから選択される、請求項72または80に記載の方法。

請求項89

水溶性添加物がN−アセチルグルコサミン、N−オクチル−D−グルコンアミド、N−ノナノイル−N−メチルグルカミン、N−オクタノイル−N−メチルグルタミン、C6−セラミド、ジヒドロ−C6−セラミド、セレブロシド、スフィンゴミエリン、ガラクトセレブロシド、ラクトセレブロシド、N−アセチル−D−スフィンゴシン、N−ヘキサノイル−D−スフィンゴシン、N−オクトノイル−D−スフィンゴシン、N−ラウロイル−D−スフィンゴシン、N−パルミトイル−D−スフィンゴシン、N−オレオイル−D−スフィンゴシン、PEGカプリル/カプリン酸ジグリセライド、PEG8カプリル/カプリン酸グリセライド、PEGカプリレート、PEG8カプリレート、PEGカプレート、PEGカプロエート、モノカプリル酸グリセリル、モノカプリン酸グリセリル、モノカプロン酸グリセリル、モノラウリン、モノカプリン、モノカプリリン、モノミリスチン、モノパルミトレイン、モノオレイン、クレアチン、クレアチニン、アグマチン、シトルリン、グアニジン、スクラロース、アスパルテーム、ヒポキサンチン、テオブロミン、テオフィリン、アデニン、ウラシル、ウリジン、グアニン、チミン、チミジン、キサンチン、キサントシン、一リン酸キサントシン、カフェイン、アラントイン、(2−ヒドロキシエチル)尿素、N,N’−ビス(ヒドロキシメチル)尿素、ペンタエリスリトールエトキシレート、ペンタエリスリトールプロポキシレート、ペンタエリスリトールプロポキシレート/エトキシレート、グリセロールエトキシレート、グリセロールプロポキシレート、トリメチロールプロパンエトキシレート、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、クラウンエーテル、18−クラウン−6、15−クラウン−5、12−クラウン−4およびそれらの組み合わせから選択される、請求項72または80に記載の方法。

請求項90

水溶性添加物がペンタエリスリトールエトキシレートおよびペンタエリスリトールプロポキシレートおよびそれらの組み合わせから選択される、請求項89に記載の方法。

請求項91

水溶性添加物が界面活性剤である第一水溶性添加物を含む、請求項72または80に記載の方法。

請求項92

第一水溶性添加物がPEGソルビタンモノラウレート、PEGソルビタンモノオレアートまたはそれらの組み合わせである、請求項91に記載の方法。

請求項93

水溶性添加物がヒドロキシル、アミン、カルボニル、カルボキシルまたはエステルである1以上の部分を有する化合物である第二水溶性添加物を含む、請求項72または80に記載の方法。

請求項94

尿道が尿道へのバルーンカテーテル挿入前に水、食塩水または水溶性添加物の溶液で洗い流される、請求項72または80に記載の方法。

請求項95

バルーンが尿道へのバルーンカテーテル挿入前に水、食塩水または水溶性添加物の溶液で濡らされる、請求項72または80に記載の方法。

請求項96

バルーンが、バルーンが公称径であるときに測定して、バルーン1mm2あたり約2〜約6μgの治療剤が充填されている、請求項72または80に記載の方法。

請求項97

スコープがバルーンカテーテルを正しく配置するのに使用される、請求項72または80に記載の方法。

請求項98

スコープが内視鏡、小腸内視鏡、大腸内視鏡、S状結腸鏡、直腸鏡、肛門鏡、鼻鏡、気管支鏡または膀胱鏡の1つである、請求項97に記載の方法。

請求項99

バルーンカテーテルがスコープの管腔内に配置される、請求項72または80に記載の方法。

請求項100

バルーンカテーテルが体腔にあるときスコープと並んで配置される、請求項72または80に記載の方法。

請求項101

体腔が前立腺尿道であり、バルーンカテーテルを標的部位に挿入するとき、バルーンカテーテルの近位ウエストを前立腺尿道の外部括約筋に配置するためにスコープが使用される、請求項72または80に記載の方法。

請求項102

g前拡張バルーンを標的部位の体腔に挿入し、前拡張バルーンを膨張させ、前拡張バルーンを除いた後に薬物被覆バルーンカテーテルを挿入することをさらに含む、請求項72または80に記載の方法。

請求項103

バルーンカテーテルが膨張バルーン直径対標的部位での体腔の常態直径1.31〜15まで膨張するかまたはバルーンカテーテルがバルーン公称径対標的部位での体腔の常態直径1.31〜15の延伸比を有するかまたはそれらの組み合わせを有する、請求項72または80に記載の方法。

請求項104

薬物被覆バルーンカテーテルで体腔を処置する前に直視下内尿道切開術(DVIU)を実施することをさらに含む、請求項72または80に記載の方法。

請求項105

良性前立腺肥大処置のための、肥大前立腺を開裂するまたは交連切開を作る方法であって、薬物被覆バルーンカテーテル・シースアセンブリおよびスコープを挿入し;スコープおよびバルーンカテーテルを並べて外部括約筋近くに置き;バルーン上からシースを除き、圧力が低下し、前立腺組織が生じ、交連切開が作られるまで、ゆっくり膨張させ;前立腺をさらに拡張させるために、定格破裂圧力までさらに圧力を上げ;薬物を組織に放出させ、出血を防止するためにバルーンを1分〜7日膨張を維持し;バルーンカテーテルを収縮させ、バルーンをシースに収め;そしてスコープおよびバルーンカテーテルアセンブリを体腔から引き抜くことを含み、ここでa)膨張バルーン直径対標的部位での常態体腔直径の比が約1.0〜約20であるかまたはb)膨張が、バルーンカテーテルの公称圧力と同程度以上までバルーンを膨張させることを含み、バルーンカテーテル対標的部位での常態体腔直径の公称径の延伸比が約1.0〜約20であるかまたはc)膨張がバルーンカテーテルの公称圧力を超える圧力まで膨張させることを含み、バルーンカテーテルの公称径が膨張バルーン直径未満であるかまたはd)(a)、(b)および(c)の組み合わせである方法。

請求項106

良性前立腺肥大処置のための、肥大前立腺を開裂するまたは交連切開を作る方法であって、非被覆バルーンカテーテル・シースアセンブリおよびスコープを挿入し;スコープおよびバルーンカテーテルを並べて外部括約筋近くに置き;バルーン上からシースを除き、圧力が低下し、前立腺組織が生じ、交連切開が作られるまで、ゆっくり膨張させ;前立腺をさらに拡張させるために、定格破裂圧力までさらに圧力を上げ;出血を防止するために1分〜7日バルーン膨張を維持し非被覆バルーンカテーテルを収縮させ、バルーンをシースに収め;スコープおよび非被覆バルーンカテーテルアセンブリを体腔から引き抜き;薬物被覆バルーンカテーテル・シースアセンブリおよびスコープを挿入し;スコープおよび薬物被覆バルーンカテーテルを並べて外部括約筋近くに置き;薬物被覆バルーン上からシースを除き、前立腺をさらに拡張させるために、定格破裂圧力までゆっくり膨張させ;そして薬物を組織に放出させ、出血を防止するためにバルーンを1分〜7日膨張を維持することを含み、ここでa)膨張バルーン直径対標的部位での常態体腔直径の比が約1.0〜約20であるかまたはb)膨張が、バルーンカテーテルの公称圧力と同程度以上までバルーンを膨張させることを含み、バルーンカテーテル対標的部位での常態体腔直径の公称径の延伸比が約1.0〜約20であるかまたはc)膨張がバルーンカテーテルの公称圧力を超える圧力まで膨張させることを含み、バルーンカテーテルの公称径が膨張バルーン直径未満であるかまたはd)(a)、(b)および(c)の組み合わせである方法。

請求項107

良性前立腺肥大を処置する方法であって、バルーンカテーテルを前立腺の標的部位に挿入し、該バルーンカテーテルはバルーンの外表面を覆うコーティング層を含み、ここで、コーティング層が1以上の水溶性添加物および治療剤の初期薬物負荷量を含むものであり;膨張時間の間コーティング層が標的部位で体腔の壁に接触し、かつバルーンが膨張バルーン直径を達成するまでバルーンを膨張させ、ここでa)膨張バルーン直径対標的部位での常態体腔直径の比が約1.0〜約20であるかまたはb)膨張が、バルーンカテーテルの公称圧力と同程度以上までバルーンを膨張させることを含み、バルーンカテーテル対標的部位での常態体腔直径の公称径の延伸比が約1.0〜約20であるかまたはc)膨張がバルーンカテーテルの公称圧力を超える圧力まで膨張させることを含み、バルーンカテーテルの公称径が膨張バルーン直径未満であるかまたはd)(a)、(b)および(c)の組み合わせであり;膨張時間後バルーンを収縮させ;そしてバルーンカテーテルを体腔から引き抜くことを含み、ここで、前立腺尿道と前立腺が分割され、前立腺尿道直径が少なくとも12mmであり、ここで、バルーンカテーテルの膨張直径が少なくとも25mmであるものである、方法。

請求項108

尿道狭窄を処置する方法であって、バルーンカテーテルを尿道の標的部位に挿入し、該バルーンカテーテルがバルーンの外表面を覆うコーティング層を含み、ここで、コーティング層が1以上の水溶性添加物および治療剤の初期薬物負荷量を含み;ここで、治療剤がパクリタキセル、ドセタキセル、タキソール、そのアナログ、ラパマイシン、シロリムス、エベロリムス、タクロリムス、MTOR阻害剤、そのアナログおよびそれらの組み合わせであり、水溶性添加物がN−アセチルグルコサミン、N−オクチル−D−グルコンアミド、N−ノナノイル−N−メチルグルカミン、N−オクタノイル−N−メチルグルタミン、C6−セラミド、ジヒドロ−C6−セラミド、セレブロシド、スフィンゴミエリン、ガラクトセレブロシド、ラクトセレブロシド、N−アセチル−D−スフィンゴシン、N−ヘキサノイル−D−スフィンゴシン、N−オクトノイル−D−スフィンゴシン、N−ラウロイル−D−スフィンゴシン、N−パルミトイル−D−スフィンゴシン、N−オレオイル−D−スフィンゴシン、PEGカプリル/カプリン酸ジグリセライド、PEG8カプリル/カプリン酸グリセライド、PEGカプリレート、PEG8カプリレート、PEGカプレート、PEGカプロエート、モノカプリル酸グリセリル、モノカプリン酸グリセリル、モノカプロン酸グリセリル、モノラウリン、モノカプリン、モノカプリリン、モノミリスチン、モノパルミトレイン、モノオレイン、クレアチン、クレアチニン、アグマチン、シトルリン、グアニジン、スクラロース、アスパルテーム、ヒポキサンチン、テオブロミン、テオフィリン、アデニン、ウラシル、ウリジン、グアニン、チミン、チミジン、キサンチン、キサントシン、一リン酸キサントシン、カフェイン、アラントイン、(2−ヒドロキシエチル)尿素、N,N’−ビス(ヒドロキシメチル)尿素、ペンタエリスリトールエトキシレート、ペンタエリスリトールプロポキシレート、ペンタエリスリトールプロポキシレート/エトキシレート、グリセロールエトキシレート、グリセロールプロポキシレート、トリメチロールプロパンエトキシレート、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、クラウンエーテル、18−クラウン−6、15−クラウン−5、12−クラウン−4およびそれらの組み合わせの少なくとも1つであり;膨張時間の間コーティング層が標的部位で体腔の壁に接触し、かつバルーンが膨張バルーン直径を達成するまでバルーンを膨張させ、ここでa)膨張バルーン直径対標的部位での常態体腔直径の比が約1.0〜約20であるかまたはb)膨張が、バルーンカテーテルの公称圧力と同程度以上までバルーンを膨張させることを含み、バルーンカテーテル対標的部位での常態体腔直径の公称径の延伸比が約1.0〜約20であるかまたはc)膨張がバルーンカテーテルの公称圧力を超える圧力まで膨張させることを含み、バルーンカテーテルの公称径が膨張バルーン直径未満であるかまたはd)(a)、(b)および(c)の組み合わせであり;膨張時間後バルーンを収縮させ;そしてバルーンカテーテルを体腔から引き抜くことを含み;ここで、拡張後の尿道直径が少なくとも6.7mmであり、バルーンカテーテルの膨張直径が少なくとも7mmであるものである、方法。

請求項109

尿道狭窄の処置用バルーンカテーテルであって、バルーンの外表面を覆うコーティング層を含み、ここで、コーティング層が1以上の水溶性添加物および治療剤の初期薬物負荷量を含み;ここで、治療剤がパクリタキセル、ドセタキセル、タキソール、そのアナログ、ラパマイシン、シロリムス、エベロリムス、タクロリムス、MTOR阻害剤、そのアナログおよびそれらの組み合わせであり、水溶性添加物がN−アセチルグルコサミン、N−オクチル−D−グルコンアミド、N−ノナノイル−N−メチルグルカミン、N−オクタノイル−N−メチルグルタミン、C6−セラミド、ジヒドロ−C6−セラミド、セレブロシド、スフィンゴミエリン、ガラクトセレブロシド、ラクトセレブロシド、N−アセチル−D−スフィンゴシン、N−ヘキサノイル−D−スフィンゴシン、N−オクトノイル−D−スフィンゴシン、N−ラウロイル−D−スフィンゴシン、N−パルミトイル−D−スフィンゴシン、N−オレオイル−D−スフィンゴシン、PEGカプリル/カプリン酸ジグリセライド、PEG8カプリル/カプリン酸グリセライド、PEGカプリレート、PEG8カプリレート、PEGカプレート、PEGカプロエート、モノカプリル酸グリセリル、モノカプリン酸グリセリル、モノカプロン酸グリセリル、モノラウリン、モノカプリン、モノカプリリン、モノミリスチン、モノパルミトレイン、モノオレイン、クレアチン、クレアチニン、アグマチン、シトルリン、グアニジン、スクラロース、アスパルテーム、ヒポキサンチン、テオブロミン、テオフィリン、アデニン、ウラシル、ウリジン、グアニン、チミン、チミジン、キサンチン、キサントシン、一リン酸キサントシン、カフェイン、アラントイン、(2−ヒドロキシエチル)尿素、N,N’−ビス(ヒドロキシメチル)尿素、ペンタエリスリトールエトキシレート、ペンタエリスリトールプロポキシレート、ペンタエリスリトールプロポキシレート/エトキシレート、グリセロールエトキシレート、グリセロールプロポキシレート、トリメチロールプロパンエトキシレート、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、クラウンエーテル、18−クラウン−6、15−クラウン−5、12−クラウン−4およびそれらの組み合わせの少なくとも1つであり;ここで、処置後Qmaxは少なくとも15mL/秒であり、IPSSは14を超えず、拡張後の尿道直径は少なくとも6.7mmであり、そしてバルーンカテーテルの膨張直径は少なくとも7mmであり;そしてここでa)膨張バルーン直径対標的部位での常態体腔直径の比が約1.0〜約20であるかまたはb)膨張が、バルーンカテーテルの公称圧力と同程度以上までバルーンを膨張させることを含み、バルーンカテーテル対標的部位での常態体腔直径の公称径の延伸比が約1.0〜約20であるかまたはc)膨張がバルーンカテーテルの公称圧力を超える圧力まで膨張させることを含み、バルーンカテーテルの公称径が膨張バルーン直径未満であるかまたはd)(a)、(b)および(c)の組み合わせであるバルーンカテーテル。

請求項110

バルーンを形成する方法であって、バルーン材料を含む管をバルーン型に入れ、ここで、バルーン型は近位コーン、少なくとも1つの本体部、少なくとも1つの本体部より小さい直径を有する少なくとも1つのネック部、他の少なくとも1つの本体部および遠位コーンを含む形状を有し;バルーン材料管内部を加圧し;そしてバルーン材料管を型内部に接触させるまで膨張させることを含む、方法。

請求項111

バルーンをバルーンカテーテルに組み立てることをさらに含む、請求項110に記載の方法。

請求項112

バルーンカテーテルが固定ワイヤカテーテル、移動可能ワイヤカテーテル、オーバー・ザ・ワイヤカテーテルおよびラピッドエクスチェンジ型カテーテルから選択される、請求項111に記載の方法。

請求項113

ネック補強材がネック部に付加される、請求項110に記載の方法。

請求項114

バルーンカテーテルのバルーンを治療剤および少なくとも1つの水溶性添加物でコーティングすることをさらに含む、請求項110に記載の方法。

請求項115

治療剤がパクリタキセル、ドセタキセル、タキソール、そのアナログ、ラパマイシン、シロリムス、エベロリムス、タクロリムス、mTOR阻害剤、そのアナログおよびそれらの組み合わせから選択される、請求項110に記載の方法。

請求項116

水溶性添加物がN−アセチルグルコサミン、N−オクチル−D−グルコンアミド、N−ノナノイル−N−メチルグルカミン、N−オクタノイル−N−メチルグルタミン、C6−セラミド、ジヒドロ−C6−セラミド、セレブロシド、スフィンゴミエリン、ガラクトセレブロシド、ラクトセレブロシド、N−アセチル−D−スフィンゴシン、N−ヘキサノイル−D−スフィンゴシン、N−オクトノイル−D−スフィンゴシン、N−ラウロイル−D−スフィンゴシン、N−パルミトイル−D−スフィンゴシン、N−オレオイル−D−スフィンゴシン、PEGカプリル/カプリン酸ジグリセライド、PEG8カプリル/カプリン酸グリセライド、PEGカプリレート、PEG8カプリレート、PEGカプレート、PEGカプロエート、モノカプリル酸グリセリル、モノカプリン酸グリセリル、モノカプロン酸グリセリル、モノラウリン、モノカプリン、モノカプリリン、モノミリスチン、モノパルミトレイン、モノオレイン、クレアチン、クレアチニン、アグマチン、シトルリン、グアニジン、スクラロース、アスパルテーム、ヒポキサンチン、テオブロミン、テオフィリン、アデニン、ウラシル、ウリジン、グアニン、チミン、チミジン、キサンチン、キサントシン、一リン酸キサントシン、カフェイン、アラントイン、(2−ヒドロキシエチル)尿素、N,N’−ビス(ヒドロキシメチル)尿素、ペンタエリスリトールエトキシレート、ペンタエリスリトールプロポキシレート、ペンタエリスリトールプロポキシレート/エトキシレート、グリセロールエトキシレート、グリセロールプロポキシレート、トリメチロールプロパンエトキシレート、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、クラウンエーテル、18−クラウン−6、15−クラウン−5、12−クラウン−4およびそれらの組み合わせから選択される、請求項110に記載の方法。

請求項117

水溶性添加物がペンタエリスリトールエトキシレートおよびペンタエリスリトールプロポキシレートおよびそれらの組み合わせから選択される、請求項116に記載のバルーンカテーテル。

請求項118

水溶性添加物がヒドロキシル、アミン、カルボニル、カルボキシルまたはエステルである1以上の部分を有する化合物である第二水溶性添加物を含む、請求項110に記載のバルーンカテーテル。

技法分野

0001

関連出願の相互参照
本出願は、2017年5月5日出願の米国仮特許出願62/502,212号に基づく優先権を主張し、引用により当該出願の開示を全体として本明細書に包含させる。

背景技法

0002

背景
良性前立腺肥大は、60を超える男性の50%超が発症する前立腺の非癌性肥大である。それ以前の前立腺は、クルミの大きさおよび形であり、重さ約20gである。前立腺肥大は、正常な過程であると考えられる。年齢と共に、前立腺は、正常サイズの2倍以上まで、徐々に大きくなる。前立腺が成長するに連れて、尿道圧迫し、狭め、排尿を困難にまたは不可能にする前立腺性尿道圧迫および尿路閉塞を引き起こす。

0003

男性尿道狭窄疾患は、いくつかの集団で、0.6%程度の高い割合で生じる。尿道狭窄疾患は、高齢集団でより一般的であると考えられる。狭窄を有する患者は、下部尿路排尿症状または尿閉などの中程度から重度合併症反復性尿路感染および拡張尿道切開または尿道形成などの高頻度の尿道処置の必要性を経験する。

0004

上部尿路の尿管狭窄は、先天的または後天的である。先天性尿管狭窄は、腎盂尿管移行部に最も一般的に位置する。尿管狭窄の大部分が後天的であり、通常医原性である。尿管狭窄の最も一般的病因は、内視鏡下、直視下または腹腔鏡下外手技中の損傷である。

0005

消化器腔または消化管狭窄は、食道狭窄アカラシア狭窄、胆汁性狭窄、胃狭窄小腸狭窄、十二指腸狭窄、空腸狭窄、回腸狭窄、結腸狭窄、直腸狭窄および大腸狭窄を含む。疾患タイプは、狭窄を良性または悪性分類する。

0006

胆汁性狭窄は、胆管狭窄は、胆管が小さくまたは狭くなったときに生じる。胆管は、胆汁を肝臓から小腸に運ぶ管である。胆管が狭くなったとき、食物消化が困難となる。胆汁性狭窄は、胆管への何らかの損傷、腫脹膵炎腸管損傷および胆管または膵臓の癌により生じ得る。胆汁性狭窄の症状は、疼痛悪寒および発熱掻痒および悪心または嘔吐を含む。

0007

食道狭窄は、消化器内科で一般に遭遇する問題であり、悪性または良性病変に分類され得る。嚥下障害は、全患者が経験する症状である。これらの患者の大部分は、嚥下障害の軽減のための対症的処置を必要とする。

0008

消化器狭窄は、腸の一部の狭小化であり、この領域を通過する食物の移動を緩徐化または遮断することにより、問題を起こす。狭窄は、反復性炎症、癌、クローン病および潰瘍性大腸炎が原因である。狭窄は、食道狭窄、アカラシア狭窄、ステント内狭窄、胆汁性狭窄、胃狭窄、小腸狭窄、十二指腸狭窄、空腸狭窄、回腸狭窄、結腸狭窄、直腸狭窄および大腸狭窄を含む。

0009

慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、2つの主要な気流閉塞障害である慢性気管支炎および気腫を分類するために使用される用語である。約1600万名のアメリカ人がCOPDを有し、その80〜90%は、生きている間の大部分喫煙していた。COPDは米国での死亡の主因である。慢性気管支炎は気管支気道の炎症である。気管支気道は、気管を接続する。炎症したら、気管支管粘液分泌し、慢性咳嗽を起こす。気腫は肺の肺胞または気嚢の過膨脹である。この状態は、息切れを起こす。

0010

喘息は、気道の炎症、過剰の粘液産生および気道過敏により特徴付けられる慢性呼吸器疾患であり、気道が過度に狭小化するまたは刺激に容易に応答しすぎる状態である。喘息エピソードまたは発作は気道を狭小化させ、これにより呼吸困難となる。喘息発作は患者の生活に相当な影響を有し得て、多くの活動への参加を制限する。重症例では、喘息発作は命を脅かし得る。現在、喘息の治癒は知られていない。

0011

慢性副鼻腔炎は、1以上の副鼻腔裏打ちする膜の炎症である。慢性副鼻腔炎は3週間を超えて継続し、しばしば数ヶ月続く。慢性副鼻腔炎の場合、通常組織損傷がある。疾病管理センター(CDC)によると、年間慢性副鼻腔炎の3700万症例が報告される。

0012

発明の要約
種々の実施態様において、本発明は、体腔狭窄の標的部位治療剤送達するための薬物被覆バルーンカテーテルを提供する。体腔狭窄は、良性前立腺肥大(BPH)、尿道狭窄、尿管狭窄、前立腺癌、食道狭窄、アカラシア狭窄、ステント内狭窄、胆管狭窄、胃狭窄、小腸狭窄、十二指腸狭窄、空腸狭窄、回腸狭窄、結腸狭窄、直腸狭窄ならびに大腸狭窄、喘息および慢性閉塞性肺疾患(COPD)を含み得る。バルーンカテーテルは、主直径(main diameter)を有する細長バルーンを含む。バルーンカテーテルはまたバルーンの外表面を覆うコーティング層も含み、ここで、コーティング層は1以上の水溶性添加物および治療剤の初期送達量を含む。

0013

種々の実施態様において、本発明は、体腔狭窄を処置する方法を提供する。方法は、バルーンカテーテルを体腔中の標的部位へ挿入することを含む。方法は、所望により、バルーンの標的部位への挿入前、挿入中またはその後に、水、食塩水溶液または少なくとも1つの水溶性成分を含む水溶液で体腔を洗い流すことを含む。バルーンカテーテルはバルーンの外表面を覆うコーティング層も含む。コーティング層は1以上の水溶性添加物および治療剤の初期薬物負荷量を含む。本方法は、コーティング層が標的部位で体腔壁に接触し、かつバルーンが膨張バルーン直径を膨張期間の間維持することを含む。特徴(a)または(b)または(c)または(a)および(b)または(a)および(c)または(b)および(c)または(a)および(b)および(c)が存在する。(a)膨張バルーン直径対標的部位での常態体腔直径の比が約1.0〜約20である;または(b)膨張が、バルーンカテーテルの公称(nominal)圧力と同程度以上までバルーンを膨張させることを含み、バルーンカテーテル対標的部位での常態(normative)体腔直径の公称圧力を超える圧力まで膨張させることを含み、バルーンカテーテルの公称径が膨張バルーン直径未満である;または(d)(a)、(b)および(c)の組み合わせ。方法は、膨張時間後にバルーンを収縮させることを含む。方法はまた体腔からバルーンカテーテルを引き抜くことも含む。

0014

種々の実施態様において、本発明は、体腔狭窄を処置する方法を提供する。方法は、体腔に膀胱鏡などのスコープを挿入することを含む。方法は、薬物コーティングを有するバルーンカテーテルを体腔に挿入することを含む。方法は、バルーンカテーテルを0.5気圧〜1.5気圧の初期圧力まで膨張させ、圧力が落ちなくなるまで初期圧力を維持することを含む。方法は、初期圧力より少なくとも0.5気圧〜1.5気圧上の次に高い圧力まで膨張させ、バルーン内の圧力が落ちなくなるまで次に高い圧力を維持し、この段階を管腔が所望の直径まで拡張するまで反復することを含む。方法は、組織に薬物を放出させ、かつ出血を防止するためにバルーンを1分間〜7日間、1分間〜1日間または1〜10分間膨張を維持することを含む。方法は、バルーンカテーテルを収縮させることを含む。方法はまた体腔からスコープおよびバルーンカテーテルを引き抜くことも含む。

0015

本発明の種々の実施態様は、体腔狭窄を処置する方法を提供する。方法は、体腔狭窄にフレキシブルスコープを挿入することを含む。方法は、スコープと並べてバルーンカテーテルを体腔狭窄に挿入することを含む。方法は、所望により0.5気圧〜1.5気圧の初期圧力まで膨張させ、圧力が落ちなくなるまで初期圧力を維持し、初期圧力より0.5気圧〜1.5気圧上の高い圧力まで膨張させ、バルーン内の圧力が落ちなくなるまで高い圧力を維持し、組織の体腔が生じるまで高い圧力まで膨張させ、バルーン内の圧力が落ちなくなるまで高い圧力を維持することを反復することなどにより、バルーン移動を阻止するためにバルーンカテーテルをゆっくり膨張させることを含む。方法は、組織に薬物を放出させ、かつ出血を防止するためにバルーンを1分間〜7日間、1分間〜1日間または1〜10分間膨張を維持することを含む。方法は、バルーンカテーテルを収縮させることを含む。方法は、体腔からスコープおよびバルーンカテーテルアセンブリを引き抜くことも含む。

0016

本発明の種々の実施態様は、Qmaxを増加させる方法を提供する。方法は、尿路狭窄における標的部位にバルーンカテーテルを挿入することを含む。バルーンカテーテルは、細長いバルーンおよびバルーンの外表面を覆うコーティング層を含む。コーティング層は、1以上の水溶性添加物および治療剤の初期薬物負荷量を含む。方法は、バルーンを膨張時間の間コーティング層が尿路狭窄の壁に接触するまで膨張させることを含む。特徴(a)または(b)または(c)または(a)および(b)または(a)および(c)または(b)および(c)または(a)および(b)および(c)が存在する。(a)膨張バルーン直径対標的部位での常態体腔直径の比が約1.0〜約20である;または(b)膨張が、バルーンカテーテルの公称圧力と同程度以上までバルーンを膨張させることを含み、バルーンカテーテル対標的部位での常態体腔直径の公称径の延伸比が約1.0〜約20である;または(c)膨張がバルーンカテーテルの公称圧力を超える圧力まで膨張させることを含み、バルーンカテーテルの公称径が膨張バルーン直径未満である;または(d)(a)、(b)および(c)の組み合わせ。方法は、膨張時間後にバルーンを収縮させることを含む。方法は、尿路狭窄からバルーンカテーテルを引き抜くことを含む。方法は、Qmaxを最低15mL/秒まで増加させる。

0017

本発明の種々の実施態様は、国際前立腺症スコア(IPSS)を低下させる方法を提供する。方法は、尿路狭窄における標的部位にバルーンカテーテルを挿入することを含む。バルーンカテーテルは、細長いバルーンおよびバルーンの外表面を覆うコーティング層を含む。コーティング層は、1以上の水溶性添加物および治療剤の初期薬物負荷量を含む。方法は、バルーンを膨張時間の間コーティング層が尿路狭窄の壁に接触するまで膨張させることを含む。特徴(a)または(b)または(c)または(a)および(b)または(a)および(c)または(b)および(c)または(a)および(b)および(c)が存在する。(a)膨張バルーン直径対標的部位での常態体腔直径の比が約1.0〜約20である;または(b)膨張が、バルーンカテーテルの公称圧力と同程度以上までバルーンを膨張させることを含み、バルーンカテーテル対標的部位での常態腔直径の公称径の延伸比が約1.0〜約20である;または(c)膨張がバルーンカテーテルの公称圧力を超える圧力まで膨張させることを含み、バルーンカテーテルの公称径が膨張バルーン直径未満である;または(d)(a)、(b)および(c)の組み合わせ。方法は、膨張時間後にバルーンを収縮させることを含む。方法は、尿路からバルーンカテーテルを引き抜くことを含む。方法はIPSSを14以下まで低下させる。

0018

本発明の種々の実施態様は、バルーンを形成する方法を提供する。方法は、バルーン材料を含む管をバルーン型に置くことを含み、ここで、バルーン型は、近位コーン、少なくとも1つの本体部、少なくとも1つの本体部より小さい直径を有する少なくとも1つのネック部、他の少なくとも1つの本体部および遠位コーンを含む形を有する。方法は、バルーン材料管内部を加圧することを含む。方法はまたバルーン材料管を型内部に接触させるまで膨張させることを含む。

0019

本発明の種々の実施態様は、良性前立腺肥大処置のための、肥大前立腺を開裂するまたは交連切開を作る方法を提供する。方法は、薬物被覆バルーンカテーテル・シースアセンブリおよびスコープを挿入することを含む。方法は、スコープおよびバルーンカテーテルを並べて外部括約筋近くに置くことを含む。方法は、所望によりバルーンの標的部位への挿入前、挿入中またはその後に、水、食塩水溶液または少なくとも1つの水溶性添加物を含む水溶液で体腔を洗い流すことを含む。方法は、バルーン上からシースを除き、圧力が低下し、前立腺組織が現れ、交連切開が行われるまで、ゆっくり膨張させることを含む。方法は、前立腺をさらに拡張させるために、定格破裂圧力までさらに圧力を上げることを含む。方法は、組織に薬物を放出させ、かつ出血を防止するためにバルーンを1分間〜7日間、1分間〜1日間または1〜10分間膨張を維持することを含む。方法は、バルーンカテーテルを収縮させ、バルーンをシースに収めることを含む。方法はまたスコープおよびバルーンカテーテルアセンブリを体腔から引き抜くことも含む。特徴(a)または(b)または(c)または(a)および(b)または(a)および(c)または(b)および(c)または(a)および(b)および(c)が存在する。(a)膨張バルーン直径対標的部位での常態体腔直径の比が約1.0〜約20である;または(b)膨張が、バルーンカテーテルの公称圧力と同程度以上までバルーンを膨張させることを含み、バルーンカテーテル対標的部位での常態体腔直径の公称径の延伸比が約1.0〜約20である;または(c)膨張がバルーンカテーテルの公称圧力を超える圧力まで膨張させることを含み、バルーンカテーテルの公称径が膨張バルーン直径未満である;または(d)(a)、(b)および(c)の組み合わせ。

0020

本発明の種々の実施態様は、良性前立腺肥大処置のための、肥大前立腺を開裂するまたは交連切開を作る方法を提供する。方法は、非被覆バルーンカテーテル・シースアセンブリおよびスコープを挿入することを含む。方法は、スコープおよびバルーンカテーテルを並べて外部括約筋近くに置くことを含む。方法は、バルーン上からシースを除き、圧力が低下し、前立腺組織が生じ、交連切開が作られるまで、ゆっくり膨張させることを含む。方法は、前立腺をさらに拡張させるために、定格破裂圧力までさらに圧力を上げることを含む。方法は、出血を防止するために、バルーンを1分間〜7日間、1分間〜1日間または1〜10分間膨張を維持することを含む。方法は、非被覆バルーンカテーテルを収縮させ、バルーンをシースに収めることを含む。方法は、スコープおよび非被覆バルーンカテーテルアセンブリを体腔から引き抜くことを含む。方法は、薬物被覆バルーンカテーテル・シースアセンブリおよびスコープを挿入することを含む。方法は、スコープおよび薬物被覆バルーンカテーテルを並べて外部括約筋近くに置くことを含む。方法は、薬物被覆バルーン上からシースを除き、前立腺をさらに拡張させるために、定格破裂圧力までゆっくり膨張させることを含む。方法は、組織に薬物を放出させ、かつ出血を防止するためにバルーンを1分間〜7日間、1分間〜1日間または1〜10分間膨張を維持することを含む。特徴(a)または(b)または(c)または(a)および(b)または(a)および(c)または(b)および(c)または(a)および(b)および(c)が存在する。(a)膨張バルーン直径対標的部位での常態体腔直径の比が約1.0〜約20である;または(b)膨張が、バルーンカテーテルの公称圧力と同程度以上までバルーンを膨張させることを含み、バルーンカテーテル対標的部位での常態体腔直径の公称径の延伸比が約1.0〜約20である;または(c)膨張がバルーンカテーテルの公称圧力を超える圧力まで膨張させることを含み、バルーンカテーテルの公称径が膨張バルーン直径未満である;または(d)(a)、(b)および(c)の組み合わせ。

0021

本発明の種々の実施態様は、良性前立腺肥大を処置する方法を提供する。方法は、バルーンカテーテルを前立腺の標的部位に挿入することを含む。バルーンカテーテルは、バルーンの外表面を覆うコーティング層を含む。コーティング層は、1以上の水溶性添加物および治療剤の初期薬物負荷量を含む。方法は、膨張時間の間コーティング層が標的部位で体腔の壁に接触し、かつバルーンが膨張バルーン直径を達成するまでバルーンを膨張させることを含む。特徴(a)または(b)または(c)または(a)および(b)または(a)および(c)または(b)および(c)または(a)および(b)および(c)が存在する。(a)膨張バルーン直径対標的部位での常態体腔直径の比が約1.0〜約20である;または(b)膨張が、バルーンカテーテルの公称圧力と同程度以上までバルーンを膨張させることを含み、バルーンカテーテル対標的部位での常態体腔直径の公称径の延伸比が約1.0〜約20である;または(c)膨張がバルーンカテーテルの公称圧力を超える圧力まで膨張させることを含み、バルーンカテーテルの公称径が膨張バルーン直径未満である;または(d)(a)、(b)および(c)の組み合わせ。方法は、膨張時間後にバルーンを収縮させることを含む。方法は、バルーンカテーテルを体腔から引き抜くことを含む。方法は前立腺尿道と前立腺を分け、少なくとも12mmの排尿中の前立腺尿道直径を達成し、バルーンカテーテルの少なくとも20mmまたは少なくとも25mmの膨張直径を達成する。

0022

本発明の種々の実施態様は、尿道狭窄を処置する方法を提供する。方法は、バルーンカテーテルを尿道の標的部位に挿入することを含む。バルーンカテーテルは、バルーンの外表面を覆うコーティング層を含む。ここで、コーティング層は1以上の水溶性添加物および治療剤の初期薬物負荷量を含み、ここで、治療剤はパクリタキセルドセタキセルタキソール、そのアナログラパマイシンシロリムスエベロリムスタクロリムスMTOR阻害剤、そのアナログおよびそれらの組み合わせであり、水溶性添加物は、N−アセチルグルコサミン、N−オクチル−D−グルコアミド、N−ノナノイル−N−メチルグルカミン、N−オクタノイル−N−メチルグルタミン、C6−セラミドジヒドロ−C6−セラミド、セレブロシドスフィンゴミエリンガラクトセレブロシドラクトセレブロシド、N−アセチル−D−スフィンゴシン、N−ヘキサノイル−D−スフィンゴシン、N−オクトノイル−D−スフィンゴシン、N−ラウロイル−D−スフィンゴシン、N−パルミトイル−D−スフィンゴシン、N−オレオイル−D−スフィンゴシン、PEGカプリルカプリン酸ジグリセライド、PEG8カプリル/カプリン酸グリセライド、PEGカプリレート、PEG8カプリレート、PEGカプレート、PEGカプロエートモノカプリル酸グリセリルモノカプリン酸グリセリルモノカプロン酸グリセリル、モノラウリンモノカプリンモノカプリリン、モノミリスチンモノパルミトレインモノオレインクレアチンクレアチニンアグマチンシトルリングアニジンスクラロースアスパルテームヒポキサンチンテオブロミンテオフィリンアデニンウラシルウリジングアニンチミンチミジンキサンチンキサントシン一リン酸キサントシン、カフェインアラントイン、(2−ヒドロキシエチル)尿素、N,N’−ビス(ヒドロキシメチル)尿素、ペンタエリスリトールエトキシレートペンタエリスリトールプロポキシレート、ペンタエリスリトールプロポキシレート/エトキシレートグリセロールエトキシレート、グリセロールプロポキシレート、トリメチロールプロパンエトキシレート、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトールクラウンエーテル、18−クラウン−6、15−クラウン−5、12−クラウン−4およびそれらの組み合わせの少なくとも1つである。方法は、所望によりバルーンの標的部位への挿入前、挿入中またはその後に、水、食塩水溶液または少なくとも1つの水溶性添加物を含む水溶液で体腔を洗い流すことを含む。方法は、膨張時間の間コーティング層が標的部位で体腔の壁に接触し、かつバルーンが膨張バルーン直径を達成するまでバルーンを膨張させることを含む。特徴(a)または(b)または(c)または(a)および(b)または(a)および(c)または(b)および(c)または(a)および(b)および(c)が存在する。(a)膨張バルーン直径対標的部位での常態体腔直径の比が約1.0〜約20である;または(b)膨張が、バルーンカテーテルの公称圧力と同程度以上までバルーンを膨張させることを含み、バルーンカテーテル対標的部位での常態体腔直径の公称径の延伸比が約1.0〜約20である;または(c)膨張がバルーンカテーテルの公称圧力を超える圧力まで膨張させることを含み、バルーンカテーテルの公称径が膨張バルーン直径未満である;または(d)(a)、(b)および(c)の組み合わせ。方法は、膨張時間後にバルーンを収縮させることを含む。方法は、バルーンカテーテルを体腔から引き抜くことを含む。方法は、拡張後少なくとも6.7mmの尿道直径を達成し、バルーンカテーテルの膨張直径は少なくとも7mmである。

0023

本発明の種々の実施態様は、尿道狭窄の処置用バルーンカテーテルを提供する。バルーンカテーテルは、バルーンの外表面を覆うコーティング層を含む。コーティング層は1以上の水溶性添加物および治療剤の初期薬物負荷量を含み、ここで、治療剤はパクリタキセル、ドセタキセル、タキソール、そのアナログ、ラパマイシン、シロリムス、エベロリムス、タクロリムス、MTOR阻害剤、そのアナログおよびそれらの組み合わせであり、水溶性添加物は、N−アセチルグルコサミン、N−オクチル−D−グルコンアミド、N−ノナノイル−N−メチルグルカミン、N−オクタノイル−N−メチルグルタミン、C6−セラミド、ジヒドロ−C6−セラミド、セレブロシド、スフィンゴミエリン、ガラクトセレブロシド、ラクトセレブロシド、N−アセチル−D−スフィンゴシン、N−ヘキサノイル−D−スフィンゴシン、N−オクトノイル−D−スフィンゴシン、N−ラウロイル−D−スフィンゴシン、N−パルミトイル−D−スフィンゴシン、N−オレオイル−D−スフィンゴシン、PEGカプリル/カプリン酸ジグリセライド、PEG8カプリル/カプリン酸グリセライド、PEGカプリレート、PEG8カプリレート、PEGカプレート、PEGカプロエート、モノカプリル酸グリセリル、モノカプリン酸グリセリル、モノカプロン酸グリセリル、モノラウリン、モノカプリン、モノカプリリン、モノミリスチン、モノパルミトレイン、モノオレイン、クレアチン、クレアチニン、アグマチン、シトルリン、グアニジン、スクラロース、アスパルテーム、ヒポキサンチン、テオブロミン、テオフィリン、アデニン、ウラシル、ウリジン、グアニン、チミン、チミジン、キサンチン、キサントシン、一リン酸キサントシン、カフェイン、アラントイン、(2−ヒドロキシエチル)尿素、N,N’−ビス(ヒドロキシメチル)尿素、ペンタエリスリトールエトキシレート、ペンタエリスリトールプロポキシレート、ペンタエリスリトールプロポキシレート/エトキシレート、グリセロールエトキシレート、グリセロールプロポキシレート、トリメチロールプロパンエトキシレート、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、クラウンエーテル、18−クラウン−6、15−クラウン−5、12−クラウン−4およびそれらの組み合わせの少なくとも1つである。特徴(a)または(b)または(c)または(a)および(b)または(a)および(c)または(b)および(c)または(a)および(b)および(c)が存在する。(a)膨張バルーン直径対標的部位での常態体腔直径の比が約1.0〜約20である;または(b)膨張が、バルーンカテーテルの公称圧力と同程度以上までバルーンを膨張させることを含み、バルーンカテーテル対標的部位での常態体腔直径の公称径の延伸比が約1.0〜約20である;または(c)膨張がバルーンカテーテルの公称圧力を超える圧力まで膨張させることを含み、バルーンカテーテルの公称径が膨張バルーン直径未満である;または(d)(a)、(b)および(c)の組み合わせ。処置後Qmaxは少なくとも15mL/秒であり、IPSSは14を超えない。拡張後の尿道直径は少なくとも6.7mmである。バルーンカテーテルの膨張直径は少なくとも7mmである。

0024

図面の簡単な説明
図面は、一般に、例として、しかし、限定するものではなく、本発明の種々の実施態様を説明する。

図面の簡単な説明

0025

種々の実施態様における、1つのネック部を有するバルーンカテーテルを図示する。

0026

種々の実施態様における、2つのネック部を有するバルーンカテーテルを図示する。

0027

種々の実施態様における、3つのネック部を有するバルーンカテーテルを図示する。

0028

種々の実施態様における、カテーテルシャフトカテーテルチップおよびTuohy Borstアダプターを含む2つのネック付薬物被覆バルーンカテーテルを図示する(バルーンカテーテルは、固定ワイヤオーバー・ザ・ワイヤおよびラピッドエクスチェンジ型バルーンカテーテルを含み、図2に詳示しない)。

0029

本発明のバルーンカテーテルの一実施態様の透視図である(バルーンカテーテルは固定ワイヤ、オーバー・ザ・ワイヤおよびラピッド・エクスチェンジ型バルーンカテーテルを含み、図3に詳示しない)。

0030

コーティング層例を示す、線A−Aに添って取った、図3のバルーンカテーテルの遠位部分の種々の実施態様である。

0031

発明の詳細な記載
次に、開示する主題のある実施態様をさらに詳述し、その例は一部添付する図面に図示される。開示する主題を番号付けされた特許請求の範囲と関連して記載するが、例示された主題が、特許請求の範囲を開示する主題を限定することを意図しないことは理解される。

0032

本明細書をとおして、範囲形式で表された値は、その範囲を限定するとして明示的に引用された数値だけでなく、その範囲内に入る全ての個々の数値または下位の範囲を、各数値および下位範囲が明示的に記載されるように含むために、柔軟に解釈されるべきである。例えば、“約0.1%〜約5%”または“約0.1%〜5%”の範囲は、約0.1%〜約5%だけでなく、示される範囲内の個々の値(例えば、1%、2%、3%および4%)および下位範囲(例えば、0.1%〜0.5%、1.1%〜2.2%、3.3%〜4.4%)を含むと解釈されるべきである。“約X〜Y”なる記載は、特に断らない限り、“約X〜約Y”と同じ意味を有する。同様に、“約X、Yまたは約Z”なる記載は、特に断らない限り、“約X、約Yまたは約Z”と同じ意味を有する。

0033

本明細書において、単数表現は、文脈から異なることが明らかに示されない限り、1または1超を含むように使用される。用語“または”は、特に断らない限り、非排他的“または”をいうために使用される。記載“AおよびBの少なくとも1つ”は、“A、BまたはAとB”と同じ意味を有する。さらに、ここに用い、他に定義されない表現法または用語法は、記述のみの目的であり、限定の目的ではないことが理解されるべきである。セクションヘディングの如何なる使用も、文章読む助けとなることを意図するものであり、限定と解釈してはならなず、あるセクションのヘディングと関連する情報は、特定のセクションの中または外に存在し得る。

0034

ここに記載する方法において、時間的または操作的順序が明示されている場合を除き、本発明の原則から逸脱することなく、行為は任意の順番で実施され得る。さらに、特定の行為は、明確な特許請求の範囲の用語が、別々に使用すべきであることを記載していない限り、同時に行ってよい。例えば、Xを行う特許請求の範囲の行為およびYを行う特許請求の範囲の行為は、一操作内で同時に実施でき、その結果の過程は、特許請求の範囲の過程の文言通りの範囲に入る。

0035

ここで使用する用語“約”は、ある値または範囲の変動性の程度、例えば、記載する値または記載する範囲の限界の10%以内、5%以内または1%以内を斟酌でき、正確な記載した値または範囲を含む。

0036

ここで使用する用語“実質的に”は、少なくとも約50%、60%、70%、80%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、99.9%、99.99%または少なくとも約99.999%またはそれ以上または100%のような大多数または大部分をいう。

0037

本発明の種々の実施態様の一態様は、狭小化または狭窄を処置するための、パクリタキセル、タキソール、ドセタキセル、ラパマイシン、シロリムス、タクロリムス、エベロリムス、mTOR阻害剤またはそのアナログなどの治療剤の、体腔壁への送達である。これらの薬物は、抗炎症剤または抗増殖剤と考えられ得る。狭窄は、血管管腔(例えば、冠動脈または末梢動脈における血管狭窄)であってよくまたは狭窄は非血管管腔であってよい。薬物は、水不溶性薬物であり得る。

0038

種々の脂肪酸およびC8−C12脂肪酸のモノグリセリド抗微生物性質は、長年研究されている。脂肪酸およびモノグリセリドの両方が多数のタイプの細菌およびウイルスの増殖を阻害できることが研究で確認されている。本発明のコーティング製剤は、種々の疾患処置のための添加物の1つとして、カプリル酸、モノカプリリン、カプリン酸、モノカプリン、ラウリン酸およびモノラウリンなどの種々の脂肪酸およびC8−C12脂肪酸のモノグリセリドを含み得る。

0039

非血管体腔狭窄および良性前立腺肥大(BPH)、尿道狭窄、尿管狭窄、前立腺癌、食道狭窄、アカラシア狭窄、ステント内狭窄、胆管狭窄、胃狭窄、小腸狭窄、十二指腸狭窄、空腸狭窄、回腸狭窄、結腸狭窄、直腸狭窄および大腸狭窄などの関連非血管疾患、喘息および慢性閉塞性肺疾患(COPD)の原因は、癌および細菌およびウイルスなどの病原体による感染症および炎症を含み得る。本発明の種々の実施態様は、細菌およびウイルスを殺し、阻止する性質を有する薬物および添加物を含む、狭窄へのコーティング製剤の送達を提供する。

0040

本発明は、長期かつ持続性の効果を有するための、体腔狭窄の処置の新規方法を提供する。新規方法は管腔を開け、再狭小化および反復性狭窄を予防、減少または最小化させる。方法は、抗炎症剤および抗増殖剤(例えば、パクリタキセル、タキソール、ドセタキセル、ラパマイシン、シロリムス、タクロリムス、エベロリムス、mTOR阻害剤またはそのアナログ)などの治療剤および1以上の水溶性添加物を標的組織に送達することを含む。

0041

本発明の実施態様は、非血管体腔の狭窄の処置用薬物および体腔の組織への該薬物の吸収を増大させる添加物を含む医療デバイスコーティング製剤を提供する。添加物は、抗細菌および抗ウイルス性質を有し得る。バルーンカテーテルはバルーンの外表面を覆うコーティング層を含み、ここで、コーティング層は、1以上の水溶性添加物および抗増殖性治療剤の初期薬物負荷量を含む。

0042

バルーンカテーテルの外表面を、例えば、治療剤および添加物を含む層でコーティングすることにより、コーティングに関連する課題を解決するのに有用である。例えば、添加物は、親水性部分と薬物親和性部分を有し得る。薬物親和性部分は疎水性部分であり得ておよび/または水素結合および/またはファンデルワールス相互作用により治療剤に親和性を有し得る。驚くことに、抗増殖性治療剤と組み合わせて親水性部分および薬物親和性部分を含む本発明の実施態様における添加物は、油および脂質を使用せず医療デバイス上に効率的薬物送達コーティングを形成し、それにより脂肪分解依存および慣用油ベースのコーティング製剤の他の不都合を避ける。さらに、本発明の実施態様における添加物は、迅速な薬物溶出および薬物の疾患部位組織への優れた浸透を促進する。それ故に、本発明の実施態様におけるコーティングは、抗増殖性治療剤の非血管罹患組織または非血管体腔への吸収の速度および/または程度を増大する。本発明の実施態様において、被覆デバイスは、10分以内、2分以内の極めて短い留置時間中に抗増殖性治療剤を非血管組織に送達し、非血管体腔の再狭小化および狭窄の再発を減少させる。

0043

本発明の種々の実施態様は、治療剤を血管または非血管体腔の狭窄に送達するための医療デバイスに関し、デバイスは、医療デバイスの外表面を覆う層を含む。デバイスは、バルーンカテーテル、固定ワイヤバルーンカテーテル、オーバー・ザ・ワイヤバルーンカテーテル、ラピッド・エクスチェンジ型バルーンカテーテル、灌流バルーンカテーテル、スペースド・ダブルバルーンカッティング・バルーンカテーテル、スコアリング・バルーンカテーテルまたは注入カテーテル(例えば、遠位穿孔薬物注入管、穿孔バルーン、スペースド・ダブルバルーン、多孔性バルーンまたは浸出性バルーン)の1つである。バルーンカテーテルは、狭めた直径の中央セクションを有する細長いバルーンを含む。バルーンカテーテルは主直径より小さな直径を含むバルーン上の少なくとも1つのネック部を含み、少なくとも1つのネック部は、バルーンを各々主直径と等しいまたは主直径と異なる直径を有する少なくとも2つの要部に分ける。さらに、非血管管腔または非血管狭窄は、食道、気道、副鼻腔、気管、結腸、胆管、、小腸、十二指腸、空腸、回腸、直腸、大腸、尿路、前立腺、尿道、輸尿管および他の非血管管腔の1つを含む。血管管腔は、動脈静脈または血液が存在するあらゆる管腔を含む。非血管管腔は、血液が内管腔を含む。バルーンカテーテルシャフトおよびバルーン材料は、ポリエーテル−アミドブロックコポリマーポリアミドナイロンまたはそれらのブレンドから構成され得る。

0044

ある実施態様において、添加物は、界面活性剤および化合物の少なくとも1つである。医療デバイスの外面を覆うコーティング層は、1以上の水溶性添加物を含み得る。医療デバイスの外面を覆うコーティング層は、1以上の水溶性添加物(例えば、水溶性第一添加物、水溶性第二添加物および水溶性第三添加物)を含み得る。

0045

医療デバイスは、さらにジメチルスルホキシド溶媒層も含んでよく、ここで、ジメチルスルホキシド溶媒層は医療デバイスの外表面を覆う。

0046

デバイスは、治療剤および添加物を放出し、約0.1〜10分で治療剤を組織に送達することができる。層内の治療剤濃度は、バルーンを公称径まで膨張させたとき測定して、1〜20μg/mm2であり得る。層内の治療剤濃度は、2〜10μg/mm2であり得る。

0047

ある実施態様において、添加物は、バルーンからの治療剤の放出を増強できる。添加物は、治療剤の組織への浸透および吸収を増強できる。添加物は、少なくとも1mg/mlの水およびエタノール溶解度を有し得て、治療剤は水不溶性であり得る。

0048

医療デバイスの外表面を覆う層は、治療剤および少なくとも2つの添加物を含み得て、ここで、添加物の各々は親水性部分および薬物親和性部分を含み、ここで、薬物親和性部分は、疎水性部分、水素結合により治療剤に親和性を有する部分およびファンデルワールス相互作用により治療剤に親和性を有する部分の少なくとも1つであり、ここで、各添加物極性有機溶媒に可溶性であり、水に可溶性である。この実施態様ある態様において、極性有機溶媒は、メタノール、エタノール、イソプロパノールアセトンジメチルルミド、テトラヒドロフランメチルエチルケトン、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル酢酸エチルおよびクロロホルムおよびこれらの極性有機溶媒と水の混合物から選択される。この実施態様の他の態様において、デバイスは、さらに、体を通って標的組織まで輸送される間の薬物の喪失を減少させるために、医療デバイスの外表面を覆う層の表面を覆う最上層を含む。

0049

ある実施態様において、添加物は、治療剤の結晶サイズおよび粒子数を減少させ、ここで、添加物は水溶性であり、治療剤は水溶性ではない。添加物は酸、エステルエーテルまたはアルコール脂肪鎖を有し得て、ここで、脂肪鎖は、組織の脂質膜構造に直接挿入され得る。添加物は、組織の脂質膜構造に浸透し、再編成し得る。添加物は、水素結合および/またはファンデルワールス相互作用により薬物に親和性を有する1以上の官能基を有し得る。ある実施態様において、添加物は界面活性剤および化合物の少なくとも1つであってよく、ここで、化合物は、50〜750g/molの分子量を有する。化合物は4を超えるヒドロキシル基を有し得る。ある実施態様において、4を超えるヒドロキシル基を有する化合物は、120℃以下の融点を有し、化合物はアルコールまたはエステルである。ある実施態様において、治療剤は水溶性ではない。

0050

非血管組織または非血管狭窄に薬物を送達するための医療デバイスコーティングは、混合物から製造できる。コーティングは、その中に分散した薬物粒子を含む有機相および水溶性添加物を含む水相を含む混合物から製造し得る。水溶性添加物は、ポリエチレングリコールポリビニルアルコールポリビニルピロリジノンポリペプチド水溶性界面活性剤水溶性ビタミンおよびタンパク質から選択され得る。混合物の製造は、高剪断条件下および所望により圧力下の均質化を含み得る。

0051

医療デバイスの外表面を覆うコーティング層は、本質的に治療剤および添加物からなり得る。医療デバイスの外表面を覆うコーティング層は、本質的に治療剤、水溶性第一添加物および水溶性第二添加物からなり得る。医療デバイスの外表面を覆うコーティングは、本質的に治療剤および1以上の水溶性添加物(例えば、水溶性第一添加物、水溶性第二添加物および水溶性第三添加物)からなり得る。

0052

ある実施態様において、非血管体腔における狭窄を処置する方法は、コーティング層を含むバルーンカテーテルを身体狭窄に挿入し(ここで、狭窄は尿道狭窄、良性前立腺肥大(BPH)狭窄、尿管狭窄、食道狭窄、アカラシア狭窄、胆管狭窄、胃狭窄、小腸狭窄、十二指腸狭窄、空腸狭窄、回腸狭窄、結腸狭窄、直腸狭窄、ステント内狭窄、大腸狭窄および副鼻腔狭窄の1つであり、ここで、コーティング層は薬物および添加物を含む)、バルーンカテーテルを膨張させ、薬物を狭窄の壁に放出させ、バルーンを収縮させ、バルーンカテーテルを引き抜くことを含み、ここで、残存薬物は、バルーンカテーテルの総負荷薬物の約1〜70%であり得る。この実施態様ある態様において、添加物は、非血管体腔の組織への薬物の吸収を増大する。

0053

気道、副鼻腔および他の鼻腔に特に適すると考えられる種々の実施態様において使用するためのいくつかの薬物は、ブデソニドフルニソリドトリアムシノロンベクロメタゾンフルチカゾンモメタゾンモメタゾンフロエートデキサメサゾンヒドロコルチゾンメチルプレドニゾロンプレドニゾン、コチゾン、ベタメタゾントリアムシノロンアセトニドなどのコルチコステロイドである。

0054

種々の実施態様は、非血管体腔における狭窄を処置する方法に関し、水、食塩水溶液またはここに記載する添加物の水溶液で管腔を洗い流し、コーティング層を含むバルーンカテーテルを体腔に挿入し(ここで、コーティング層は薬物および添加物を含む)、バルーンカテーテルを膨張させ、薬物を体腔の壁に放出させ、バルーンを収縮させ、バルーンカテーテルを引き抜くことを含む。非血管体腔における狭窄を処置する方法は、水、食塩水溶液またはここに記載する添加物の少なくとも1つを含む水溶液を注入し、コーティング層を含むバルーンカテーテルを非血管体腔の狭窄に挿入し(ここで、非血管体腔における狭窄は尿道狭窄、尿管狭窄、食道狭窄、アカラシア狭窄、ステント内狭窄、副鼻腔狭窄、胃狭窄、小腸狭窄、十二指腸狭窄、空腸狭窄、回腸狭窄、直腸狭窄および大腸狭窄および胆管狭窄の1つであり、ここで、コーティング層は薬物および添加物を含む)、バルーンカテーテルを膨張させ、薬物を非血管体腔の狭窄の壁に放出させ、バルーンを収縮させ、バルーンカテーテルを引き抜くことを含む。この実施態様ある態様において、添加物は、非血管体腔の組織への薬物の吸収を増大する。この実施態様の他の態様において、添加物は親水性部分および薬物親和性部分を含み、ここで、薬物親和性部分は疎水性部分、水素結合により治療剤に親和性を有する部分およびファンデルワールス相互作用により治療剤に親和性を有する部分の少なくとも1つである。この実施態様の他の態様において、薬物は、パクリタキセル、ドセタキセル、タキソールおよびそのアナログおよびラパマイシン、シロリムス、エベロリムス、タクロリムスおよびそのアナログから選択される。この実施態様の他の態様において、添加物は、PEG−脂肪酸およびPEG−脂肪酸モノおよびジエステル、ポリエチレングリコールグリセロール脂肪酸エステル、アルコール−油エステル転移反応産物、ポリグリセリン脂肪酸、プロピレングリコール脂肪酸エステルステロールおよびその誘導体、ポリエチレングリコールソルビタン脂肪酸エステルポリエチレングリコールアルキルエーテル、糖およびその誘導体、ポリエチレングリコールアルキルフェノールポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪可溶性ビタミンおよびその塩、水溶性ビタミンおよびその両親媒性誘導体アミノ酸およびその塩、オリゴペプチドペプチドおよびタンパク質ならびに有機酸およびそのエステルおよび無水物から選択される。この実施態様のさらに他の態様において、薬物は、喘息発作前、発作中または発作後に気道壁に放出され得る。この実施態様のさらに他の態様において、薬物は、食道壁に放出され得る。この実施態様のさらに他の態様において、薬物は副鼻腔壁に放出され得る。この実施態様のさらに他の態様において、薬物は胆管壁に放出され得る。この実施態様のさらに他の態様において、薬物は、尿路、前立腺、尿道および輸尿管管腔の壁に放出され得る。この実施態様のさらに他の態様において、薬物は、胃、小腸、十二指腸、空腸、回腸、結腸、直腸または大腸の壁に放出され得る。この実施態様の他の実施態様において、薬物は、ステント内の非血管狭窄の壁に放出され得る。

0055

種々の実施態様において、本発明は、ここに記載する何れかのバルーンカテーテルなどのバルーンカテーテルを、体腔における標的部位に挿入することを含む、体腔を処置する方法を提供する。方法は、図1A、1B、1C、2または3のバルーンカテーテルを体腔における標的部位に挿入することを含む。方法は、体腔における標的部位にバルーンカテーテルおよびスコープを並べてまたはスコープの管腔内のバルーンカテーテルを挿入することを含み得る。スコープは、内視鏡、小腸内視鏡、大腸内視鏡、S状結腸鏡直腸鏡肛門鏡鼻鏡気管支鏡または膀胱鏡であり得る。スコープを、バルーンカテーテルが標的管腔内に正しく配置されることを確実にするために使用し得る。方法は、バルーンの標的部位への挿入前、挿入中またはその後に、水、食塩水溶液または少なくとも1つの水溶性添加物を含む水溶液で体腔を洗い流すことを含み得る。方法は、バルーンを、コーティング層が標的部位の体腔における狭窄の壁に接触し、かつバルーンが膨張時間の膨張バルーン直径を達成するまで膨張させることを含み得る。特徴(a)または(b)または(c)または(a)および(b)または(a)および(c)または(b)および(c)または(a)および(b)および(c)が存在する。(a)膨張バルーン直径対標的部位での常態体腔直径の比が約1.0〜約20である;または(b)膨張が、バルーンカテーテルの公称圧力と同程度以上までバルーンを膨張させることを含み、バルーンカテーテル対標的部位での常態体腔直径の公称径の延伸比が約1.0〜約20である;または(c)膨張がバルーンカテーテルの公称圧力を超える圧力まで膨張させることを含み、バルーンカテーテルの公称径が膨張バルーン直径未満である;または(d)(a)、(b)および(c)の組み合わせ。方法は、膨張時間後にバルーンを収縮させることを含む。方法はまたバルーンカテーテルを体腔における狭窄から引き抜くことも含む。

0056

ある実施態様において、バルーンを、コーティング層が狭窄の壁に接触し、狭窄が拡張されるまで膨張させ、同時に薬物が狭窄に移動する。ある実施態様において、バルーンを、コーティング層が狭窄の壁に接触するまで膨張させ、狭窄との接触が薬物の狭窄の壁への完全周方向移動を提供し得るように、膨張は狭窄の直径が増加するように拡張させる。ある実施態様において、バルーンの薬物を含む部分(例えば、薬物で被覆された表面積が100%未満を含む実施態様において)は、狭窄と均一に接触し得る。他の実施態様において、バルーン表面の種々の部分と狭窄の接触は、不均一である。

0057

バルーンの膨張直径は、所望の膨張バルーン直径対体腔の常態直径の比が達成されるように、膨張時間の間にまたはその間ずっと達成されるあらゆる適当な直径であり得る。バルーンの膨張直径は、膨張時間中バルーン膨張に使用した圧力に比例する。膨張圧力は、公称膨張圧力から定格破裂圧力の範囲であり得る。公称圧力は、膨張バルーンカテーテルの公称径での圧力である。公称径は、バルーンカテーテルの公称圧力での直径であり、製品表示明記される。ある実施態様において、膨張圧力はバルーンの公称圧力であってよく、バルーンの膨張直径はバルーンの公称径とほぼ等しくてよくまたは狭窄からの圧迫によりバルーンの公称径未満であり得る。ある実施態様において、膨張時間中のバルーンの膨張圧力は公称圧力より高くても低くてもよく、バルーンの膨張直径は、それに応じて、バルーンの公称径より小さくても大きくてもよい。

0058

種々の実施態様において、本発明は、体腔を処置する方法を提供する。方法は、1)スコープ(例えば、膀胱鏡)にバルーンカテーテルをバックロードすることを含む。方法は、2)スコープ−バルーンカテーテルアセンブリを体腔に挿入することを含む。方法は、3)バルーンを初期圧力(例えば0.5気圧、1気圧または1.5気圧)まで膨張させ、圧力が落ちなくなるまで初期圧力を1〜2分維持することを含む。方法は、4)先の圧力から0.5気圧、1気圧または1.5気圧上げた次に高い圧力まで膨張させ、バルーン内の圧力が落ちなくなるまで高い圧力を1〜2分維持することを含む。方法は、5)前立腺組織などの管腔組織が生じるまで4)の段階を反復することを含む。方法は、6)組織に薬物を放出させ、かつ出血を防止するためにバルーンを1分間〜7日間または1分間〜1日間または1〜10分間膨張を維持することを含む。方法は、7)バルーンカテーテルを収縮させることを含む。方法は、8)体腔からスコープ−バルーンカテーテルアセンブリを引き抜くことを含む。この実施態様において、スコープを、バルーンカテーテルが膨張前および/または膨張中に正しく配置されていることを確実にするために、使用し得る。

0059

種々の実施態様において、本発明は、体腔を処置する方法を提供する。方法は、1)フレキシブルスコープおよびシース内のバルーンカテーテルを並べて体腔に挿入することを含む。方法は、2)バルーン上からシースを除き、初期圧力(例えば0.5気圧、1気圧または1.5気圧)まで膨張させ、圧力が落ちなくなるまで初期圧力を1〜2分維持することを含む。方法は、3)先の圧力から0.5気圧、1気圧または1.5気圧上げた次に高い圧力まで膨張させ、バルーン内の圧力が落ちなくなるまで高い圧力を1〜2分維持することを含む。方法は、4)体腔の組織が生じるまで3)の段階を反復することを含む。方法は、5)組織に薬物を放出させ、かつ出血を防止するためにバルーンを1分間〜7日間、1分間〜1日間または1〜10分間膨張を維持することを含む。方法は、6)バルーンカテーテルを収縮させることを含む。方法は、7)バルーンカテーテルをシースの中に引き戻すことを含む。方法は、8)スコープおよびバルーンカテーテル/シースを体腔から引き抜くことを含む。この実施態様において、スコープを、バルーンが膨張前および/または膨張中に正しく配置されていることを確実にするために、使用し得る。

0060

種々の実施態様において、本発明は、体腔を処置する方法を提供する。方法は、1)フレキシブルスコープを体腔に挿入することを含む。方法はまた、2)バルーンカテーテルおよびスコープを並べて体腔に挿入することを含む。方法は、3)初期圧力(例えば0.5気圧、1気圧または1.5気圧)まで膨張させ、圧力が落ちなくなるまで初期圧力を1〜2分維持することを含む。方法は、4)先の圧力から0.5気圧、1気圧または1.5気圧上げた次に高い圧力まで膨張させ、バルーン内の圧力が落ちなくなるまで高い圧力を1〜2分維持することを含む。方法は、5)体腔の組織が生じるまで4)の段階を反復することを含む。方法は、6)組織に薬物を放出させ、かつ出血を防止するためにバルーンを1分間〜7日間、1分間〜1日間または1〜10分間膨張を維持することを含む。方法は、7)バルーンカテーテルを収縮させることを含む。方法は、8)体腔からスコープおよびバルーンカテーテルアセンブリを引き抜くことを含む。この実施態様において、スコープを、バルーンカテーテルが膨張前および/または膨張中に正しく配置されていることを確実にするために、使用し得る。

0061

種々の実施態様において、本発明は、良性前立腺肥大を処置する方法を提供する。方法は、1)バルーンカテーテル・シースアセンブリおよびスコープ(例えば、膀胱鏡)を挿入することを含む。方法は、2)スコープおよびバルーンカテーテルを並べて外部括約筋近くに置くことを含む。方法は、3)バルーン上からシースを除き、初期圧力(例えば0.5気圧、1気圧または1.5気圧)まで膨張させ、圧力が落ちなくなるまで初期圧力を1〜2分維持することを含む。方法は、4)先の圧力から0.5気圧、1気圧または1.5気圧上げた次に高い圧力まで膨張させ、バルーン内の圧力が落ちなくなるまで高い圧力を1〜2分維持することを含む。方法は、5)前立腺組織が生じ、かつ交連切開が形成されるまで4)の段階を反復することを含む。方法は、6)組織に薬物を放出させ、かつ出血を防止するためにバルーンを1分間〜7日間、1分間〜1日間または1〜10分間膨張を維持することを含む。方法は、7)バルーンカテーテルを収縮させることを含む。方法は、8)スコープおよびバルーンカテーテルアセンブリを体腔から引き抜くことを含む。特徴(a)または(b)または(c)または(a)および(b)または(a)および(c)または(b)および(c)または(a)および(b)および(c)が存在する。(a)膨張バルーン直径対標的部位での常態体腔直径の比が約1.0〜約20である;または(b)膨張が、バルーンカテーテルの公称圧力と同程度以上までバルーンを膨張させることを含み、バルーンカテーテル対標的部位での常態体腔直径の公称径の延伸比が約1.0〜約20である;または(c)膨張がバルーンカテーテルの公称圧力を超える圧力まで膨張させることを含み、バルーンカテーテルの公称径が膨張バルーン直径未満である;または(d)(a)、(b)および(c)の組み合わせ。

0062

本発明の種々の実施態様は、抗炎症剤および抗増殖剤(例えば、ラパマイシン、シロリムス、エベロリムス、タクロリムス、パクリタキセル、タキソール、ドセタキセルまたはそのアナログ)などの治療剤の有効量を標的組織に送達することによる、体腔における狭窄を処置する方法に関する。体腔における狭窄は、血管狭窄、非血管狭窄、尿道狭窄、尿管狭窄、食道狭窄、アカラシア狭窄、ステント内狭窄、副鼻腔狭窄、胆管狭窄、胃狭窄、小腸狭窄、十二指腸狭窄、空腸狭窄、回腸狭窄、結腸狭窄、直腸狭窄および大腸狭窄を含む。本発明の実施態様は、血管および非血管管腔、良性前立腺肥大(BPH)、尿道狭小化、前立腺癌、喘息および慢性閉塞性肺疾患(COPD)の狭窄の少なくとも1つを処置する方法である。処置は、低出生体重児から成人などの多様な動物に対して企図される。

0063

バルーンカテーテルのコーティングの薬物は、標的体腔に放出され得る。小さい直径を有するネック部を備えた多分割バルーンは、体腔にバルーンを機械的に固定し、それ故に体腔でのバルーンの滑りを阻止する。バルーンが標的疾患部位から滑るかまたは移動したら、標的部位を逃す可能性があり、健常管腔が損傷し得る。

0064

種々の実施態様において、本発明は利点を有し、少なくともその一部は予期されない。例えば、親水性部分および薬物親和性部分を有する治療剤および添加物を含む層でのバルーンカテーテルの外表面のコーティングは、ここに開示する障害の処置に有用である。薬物親和性部分は疎水性部分であるおよび/または水素結合および/またはファンデルワールス相互作用により治療剤に親和性を有する。驚くことに、治療剤と組み合わせて、親水性部分および薬物親和性部分を含む、本発明の実施態様における添加物は、医療デバイス上に効率的薬物送達コーティングを形成する。さらに、本発明の実施態様における添加物は、迅速な薬物溶出および薬物の疾患部位組織への優れた浸透を促進し得る。それ故に、本発明の実施態様におけるコーティングは、罹患組織または体腔における治療剤の吸収の速度および/または程度の増強を提供し得る。本発明の実施態様において、被覆デバイスは、10分以内(例えば、2分以内)の極めて短い留置時間で治療剤を組織に送達でき、このようなネック部またはネック部の形状を欠く他のバルーンカテーテルと比較してなど、体腔の再狭小化および狭窄の再発を減少できる。

0065

種々の実施態様において、本発明のバルーンカテーテルは、処置ゾーン可視化を可能とするフレキシブルまたはリジッドスコープと適合性であり、他のバルーンカテーテルより正確かつ効率的配置を可能とする。スコープは内視鏡、小腸内視鏡、大腸内視鏡、S状結腸鏡、直腸鏡、肛門鏡、鼻鏡、気管支鏡または膀胱鏡であり得る。種々の実施態様において、本発明のバルーンカテーテルは、バルーンカテーテルが膨張開始時にわずかに位置がずれていても、バルーンカテーテルのネック部がバルーンカテーテルを膨張中適切な位置に指向させるため(例えば、膀胱頸部において、最遠位ネック部などのバルーンカテーテルのネック部で)、自己探索式である。

0066

バルーンカテーテルおよびそれを使用する方法
種々の実施態様において、本発明は、体腔の標的部位に治療剤を送達するためのバルーンカテーテルを提供する。バルーンカテーテルは、複数要部または体部および要部より小さい直径を有する少なくとも1つのネック部を有する、細長いバルーンを含み得る。バルーンカテーテルは、主直径を有するまたは主直径と等しい平均直径を有する複数要部などの、主直径を有する細長いバルーンを含み得る。小さい直径のネック部を有する多分割バルーンは、バルーンを体腔に機械的に固定し、それ故に、体腔でのバルーンの滑りを阻止し得る。バルーンが標的疾患部位から離れていくならば、外れ得て、健常管腔部位が損傷し得る。バルーンカテーテルは、主直径より小さな直径を含むバルーン上の少なくとも1つのネック部を含み得る。バルーンカテーテルはまたバルーンの外表面を覆うコーティング層も含み得る。コーティング層は、1以上の水溶性添加物および治療剤の初期薬物負荷量(例えば、パクリタキセル、タキソール、ドセタキセル、そのアナログ、ラパマイシン、シロリムス、エベロリムス、タクロリムス、そのアナログおよびそれらの組み合わせ)を含み得る。バルーンカテーテルを使用する方法において、特徴(a)または(b)または(c)または(a)および(b)または(a)および(c)または(b)および(c)または(a)および(b)および(c)が存在する。(a)膨張バルーン直径対標的部位での常態体腔直径の比が約1.0〜約20である;または(b)膨張が、バルーンカテーテルの公称圧力と同程度以上までバルーンを膨張させることを含み、バルーンカテーテル対標的部位での常態体腔直径の公称径の延伸比が約1.0〜約20である;または(c)膨張がバルーンカテーテルの公称圧力を超える圧力まで膨張させることを含み、バルーンカテーテルの公称径が膨張バルーン直径未満である;または(d)(a)、(b)および(c)の組み合わせ。

0067

バルーンの主直径は、バルーンが膨張したときのバルーン要部の直径である。ある実施態様において、主直径の決定に使用する膨張圧力は、バルーンのあらゆる折り畳まれたまたはしわになった領域を除き、バルーンの緊張を達成する、任意の圧力であり得る。主直径の決定に使用する膨張圧力は、膨張バルーンが、意図する体腔処置中のバルーンの所望の形状およびサイズに相当する形状およびサイズを有するような圧力であり得る。主直径の決定に使用する膨張圧力は、バルーンカテーテルの公称径がバルーンの主直径と等しいような、バルーンの公称圧力であり得る。

0068

ある実施態様において、薬物被覆バルーンは、両端に同じ直径の2つの要部、2つの要部間に小さい直径の1つのネック部ならびに近位および遠位バルーン本体に2つのコーンを含む。薬物被覆バルーンは、同じ直径の3つの要部、小さい直径の2つのネック部(ここで、3つの要部および2つのネック部は交互に配置され、ネック部は大きい直径を有する要部に隣接する)ならびに近位および遠位バルーン本体に2つのコーンを含み得る。薬物被覆バルーンは、大きい直径の4つの要部、小さい直径の3つのネック部(ここで、大きい直径の4つの要部および3つのネック部は交互に配置され、ネック部は大きい直径を有する要部に隣接する)ならびに近位および遠位バルーン本体に2つのコーンを含み得る。薬物被覆バルーンは、大きい直径を有する5つの要部、小さい直径を有する4つのネック部、ここで、大きい直径を有する5つの要部および4つのネック部は交互に配置され、ネック部は大きい直径を有する要部に隣接する)ならびに近位および遠位バルーン本体に2つのコーンを含み得る。バルーンカテーテルは、要部のバルーン直径より小さい直径を含むバルーン上の少なくとも1つのネック部を含む。バルーンカテーテルは、種々の直径の複数セクションを有する細長い(例えば、円筒形)バルーンを含み得る。特徴(a)または(b)または(c)または(a)および(b)または(a)および(c)または(b)および(c)または(a)および(b)および(c)が存在する。(a)膨張バルーン直径対標的部位での常態体腔直径の比が約1.0〜約20である;または(b)膨張が、バルーンカテーテルの公称圧力と同程度以上までバルーンを膨張させることを含み、バルーンカテーテル対標的部位での常態体腔直径の公称径の延伸比が約1.0〜約20である;または(c)膨張がバルーンカテーテルの公称圧力を超える圧力まで膨張させることを含み、バルーンカテーテルの公称径が膨張バルーン直径未満である;または(d)(a)、(b)および(c)の組み合わせ。小さいネックを有する複数分割バルーンは、バルーンと体腔の摩擦を増加させ、それ故に、体腔でのバルーンの滑りを阻止する。

0069

薬物被覆バルーンカテーテルは、良性前立腺肥大(BPH)処置用医療デバイスであり得る。バルーンカテーテルは前立腺尿道を拡張でき、尿道への挿入のためのカテーテルシャフトおよび前立腺尿道における膨張のためのコンプライアントセミコンプライアントまたはノンコンプライアントバルーンを含み得る。バルーンは、バルーン膨張により前立腺組織および前立腺尿道に送達される治療剤で被覆され得る。バルーンを、膀胱における分離位置バルーン、尿道球における位置バルーンなどのような任意の適当な方法を使用して前立腺内に配置できまたはカテーテルシャフトは、直接可視化による配置を可能とするスコープ(例えば、膀胱鏡)互換性であるかまたはカテーテルをスコープと並べてよい。例えば、いくつかの可能なカテーテルデザインは、位置決めおよび膨張中のバルーンの直接可視化を可能とする。1つのデザインは膀胱鏡互換性であり、カテーテルはワーキングチャネルによりバックロードされる。膀胱鏡を通ったら、Tuohy Borstアダプターおよび1方向栓をカテーテルシャフトに接続して、バルーンを膨張させ得る。他のデザインは、リジッドな膀胱鏡のレンズを挿入し、バルーンの近位端の隣に配置することを可能とする、シャフトの中心に管腔を有する、多管腔カテーテルを含み得る。

0070

ある実施態様において、前立腺を処置するとき、バルーンカテーテルは、カテーテルの本体部が膀胱頸部括約筋(膀胱出口)と外部括約筋の間にあるようにサイズ設定される。他の実施態様において、カテーテルの本体部は外部括約筋の上にあり、前立腺を通って配置され、1以上の本体部が膀胱頸部括約筋を通り、膀胱に固定される。これらの実施態様において、好ましくは、バルーンカテーテルのネック領域は、膀胱頸部に合う。ここに記載するとおり、可視化を備えたスコープを使用して、バルーンカテーテルを正しくサイズ設定し、配置できる。バルーンカテーテルが軟チップ、クーデチップなどを含む実施態様において、チップを内部尿道括約筋(例えば、膀胱頸部括約筋)に挿入して、バルーンカテーテルを所望の位置に配置することを助け得る。

0071

バルーンカテーテルは、前立腺組織の直接拡張により、BPHによる下部尿路症状(LUTS)を軽減できる。膨張バルーン直径対標的部位での常態体腔直径の比1.0〜20を有するバルーンまたはバルーン公称径対標的部位での常態体腔直径の延伸比1.0〜20を有するバルーンでの前立腺拡張は、前立腺の融合部における横断面を分離する、自然の平面で交連切開を作ることができる。同時に、薬物をコーティングから前立腺組織に放出でき、これは、例えば、前立腺の肥大および新たに形成された開口部の再狭小化を予防し得る。

0072

種々の実施態様において、体腔でのバルーン膨張中(例えば、本発明の方法の実施中)、カテーテルのバルーン公称径(例えば、通常公称圧力で達成される直径)は、バルーン公称径対処置位置での体腔の常態直径の比が、約1.01〜約20または約1.01〜約15または約1.2〜約10または約1.31〜約8または約1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.8、2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18または約20未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上であるような任意の適当な比である。ある実施態様において、公称圧力への膨張中の標的部位でのバルーンの膨張直径は公称径に等しい;しかしながら、実際の使用中、狭窄の一部が公称径の達成を妨害し得てまたはバルーンの膨張を制約して、“の骨”形状を形成し得る。予定圧力(例えば、2気圧、3気圧、6気圧または9気圧)でのバルーン公称径は、種々の疾患のためのバルーンの直径が異なれば、異なり得る。例えば、尿道狭窄バルーンの公称径は、6mm、8mm、10mm、12mmおよび14mmバルーンカテーテルで6気圧膨張時6mm、8mm、10mm、12mmおよび14mmであり得る。BPH狭窄バルーンの公称径は、2気圧、3気圧、4気圧、6気圧または9気圧公称圧力膨張で20mm、25mm、30mm、35mm、40mm、45mm、50mm、55mmおよび60mmバルーンカテーテルのバルーン長で25mm、30mm、35mm、40mmおよび45mmであり得る。表1は、種々の疾患の狭窄の処置に使用するための、公称バルーン寸法、公称圧力および最小バルーン直径対常態管腔直径の比の例を示す。公称圧力は、非拘束圧力漸増試験でバルーンをそのラベルされた公称径にするのに必要な圧力である。公称径は、製品がラベルされた所望の直径である。全ての医師は、バルーンを購入し、公称径により使用するためのバルーンを選択できる。定格破裂圧力は、バルーンが膨張できる最大圧力であり、破裂しないことが極めて高く信頼されており、非拘束圧力漸増試験でバルーンが破裂するときの観察された圧力の統計分析から計算された、バルーンカテーテルの表示義務である。

0073

0074

種々の実施態様において、バルーンカテーテルは、予定圧力(例えば、公称圧力)で、例えば、約1気圧(304kPa)〜約30気圧(3040kPa)(例えば、約1気圧以下または約4気圧、5気圧、6気圧、7気圧、8気圧、9気圧、10気圧、11気圧、12気圧、13気圧、14気圧、15気圧、16気圧、17気圧、18気圧、19気圧、20気圧、22気圧、24気圧、26気圧、28気圧または約30気圧未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上)の圧力で、バルーンが任意の適当な膨張バルーンカテーテル直径対処置位置での体腔の常態直径の比を有することができるのに十分であり得る。

0075

延伸比は、特に断らない限り、バルーンの公称径対バルーンカテーテルにより処置される領域における体腔の常態直径の比として定義される。バルーンの公称径は、公称圧力で非拘束環境で達成されるバルーンの直径である。常態管腔直径は、管腔の狭窄または狭窄症または病変の近位および遠位である、狭窄、狭窄症または病変に隣接する健常管腔の平均直径である。尿路について、例えば、尿道および前立腺尿道で、常態体腔直径は、閉塞に遠位および近位の健常管腔の排尿尿道の平均直径である。全ての管腔について、遠位および近位の健常組織遠位の平均直径が得られないならば、常態体腔直径は、管腔が健常であるときにそれを通って流れる生物学的物質の直径である。膨張バルーン直径は、膨張後のバルーンの実際の直径であり、これは、ある実施態様においてバルーンの公称径と等しい、それ未満またはそれより大きい。種々の実施態様において、本発明のバルーンカテーテルの延伸比は、他のカテーテルよりも非血管管腔の処置を効率的とする。本発明の方法の実施中、延伸比は、方法中に使用する圧力の範囲で所望の実際の膨張バルーン直径対常態管腔直径の比を達成する任意の適当な比であるとして選択され得る。種々の実施態様において、バルーンの延伸比は約1.01〜約20、1.31〜20または約1.01〜約15または約1.1〜約10、1.2〜10、1.3〜10、1.31〜10、1.4〜10、1.5〜10、1.6〜10、1.7〜10、1.8〜10、2〜10、2.2〜10、2.5〜10または約1.1、1.2、1.3、1.31、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2、2.5、3、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18または約20未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上であり得る;このような延伸比は、延伸比と同一、類似または異なり得る膨張時間の間に使用した圧力で、約1.01〜約20、1.31〜20または約1.01〜約15または約1.1〜約10、1.2〜10、1.3〜10、1.31〜10、1.4〜10、1.5〜10、1.6〜10、1.7〜10、1.8〜10、2〜10、2.2〜10、2.5〜10または約1.1、1.2、1.3、1.31、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2、2.5、3、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18または約20未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上などの所望の膨張バルーン直径対常態管腔直径の比をもたらし得る。

0076

種々の実施態様において、方法は、処置すべき体腔狭窄を測定することを含む。遠位および近位健常組織直径および狭窄の長さを、使用すべき薬物被覆バルーンを選択するために評価し得る。医師は、体腔の常態直径狭窄およびバルーンの公称径対体腔の常態直径狭窄の延伸比1.0〜20または1.1〜15または1.2〜10または1.31〜8の達成に基づきバルーンを選択する。次いで、医師は、バルーンを少なくとも公称圧力まで膨張させることができ、ある場合、バルーンを公称圧力を超えて、バルーンの定格破裂圧力まで膨張させ得る。膨張時間の間に使用する圧力の範囲は、薬物被覆バルーンの作業圧力範囲と公称得る。ある場合、方法は、バルーンの定格破裂圧力を超えることを含み得る。バルーンの公称径があらゆる抑圧無しで決定されているため、狭窄を通過する処置痛のバルーンの膨張直径は、公称径とほぼ同一またはそれ未満またはそれより大きい。破裂圧力以上で、バルーンの膨張直径は公称径未満、公称径と等しいまたは公称径を超えてよい。例えば、体腔狭窄は、10mmの常態直径を有すると測定され得る。医師は、6気圧の公称圧力および10気圧の定格破裂圧力を有する14mm公称径薬物被覆バルーンを選択し得る。延伸比は1.4である。医師はバルーンを少なくとも6気圧まで膨張させ、ある場合10気圧まで膨張させ、ある場合10気圧を超えて膨張させて、処置中の所望の膨張バルーン直径を達成する。

0077

種々の実施態様において、バルーンカテーテルは、1以上の要部を分ける1以上のネック部を有し、本発明のバルーンカテーテルの少なくとも1つのネック部または1以上のネック部の形状は、このようなネック部またはネック部の形状を欠く他のバルーンカテーテルと比較して、狭窄を拡張し、薬物を送達するために、より一貫しておよび効率的に処置中バルーンカテーテルが定位置に留まることを可能とする。

0078

種々の実施態様において、バルーンカテーテルは、シースとアセンブルし得る。カテーテルアセンブリおよびスコープ(例えば、膀胱鏡)を、経尿道的に前立腺尿道、それらを外部括約筋近辺に並べて配置する。スコープからの生動画配信を使用して、外部括約筋に位置させ得る。バルーンは、外部括約筋に隣接しかつ前立腺尿道内に位置させ得る。バルーン拡張薬物放出およびバルーン収縮を、スコープにより可視化し得る。

0079

種々の実施態様において、バルーンカテーテルを、シャフトをワーキングチャネルを通してバックロードさせ、近位末端にTuohy Borstおよび1方向栓を接続することにより、膀胱鏡とアセンブルできる。膀胱鏡−カテーテルアセンブリを、前立腺尿道に経尿道的に挿入する。膀胱鏡からの生動画配信を使用して、外部括約筋に位置させ得る。バルーンを外部括約筋に隣接しかつ前立腺尿道内に位置させ得る。

0080

ある実施態様において、前立腺を処置するとき、外部括約筋が拡張しないように、近位バルーンウエストを外部括約筋に配置するのが好ましい。バルーンウエストが外部括約筋にあるとき、バルーンネック(例えば、最遠位バルーンネック)が膀胱頸部に合うように、バルーンをサイズ設定するのも好ましい。この配置は、バルーンが膨張中滑らないように、保持力を提供する。バルーンネックが膀胱頸部と整列させ得ないならば、バルーンを、バルーンが膨張するに連れて前立腺が対応し得るようにゆっくり膨張させるのが好ましい可能性がある。

0081

正しく配置されたならば、バルーンを、圧力ゲージを備えた膨張デバイスを使用するなどで膨張させる。バルーンをゆっくり膨張させてよく、前立腺組織が対応し、バルーンが膀胱内に近位方向で滑るおよび逆向きに遠位方向で滑る傾向を減少させ得る。バルーンの単または多ネック部形状が最遠位ネックと膀胱頸部を整列させることによりバルーン移動を阻止するが、肥大中葉を有するような異常状況において(例えば、症例の約10〜15%)、バルーンのネックは膨張中膀胱頸部と整列し得ない可能性があり、バルーン移動をさらに阻止するためのさらなる技法が有用であり得る。いくつかの例において、約0.5〜1気圧/分の速度での膨張は、バルーン移動を阻止し得る。組織が対応するに連れて、バルーン圧力は対応して低下し、圧力を挿入することなくバルーン内にさらなる流体を挿入することを可能とする。圧力が約1〜2分安定であるとき、圧力を0.5気圧または1気圧増加で上げ、類似する方法で維持し得る。圧力は、連続的に増加でき、この圧力増加方法により、交連切開または分割が達成されるまで、圧力を圧力低下後安定化させ、圧力増加を継続することが可能となる。あるいは、極低速膨張が、交連切開または前立腺分割達成までバルーン移動を阻止し得る。交連切開または前立腺尿道および前立腺分割が観察され、スコープからの動画配信で確認されたら、機械的減圧が達成され得る。バルーンを、薬物のコーティングから組織への移動を可能とするために、約1分間〜7日間、1分間〜1日間または1〜10分間の時間膨張したままにし得る。処置が完了したら、バルーンを収縮させ得て、カテーテルおよびスコープを患者の体腔から除き得る。

0082

ある実施態様において、前立腺を処置するとき、狭窄を前拡張するのが望ましいかもしれない。この実施態様において、前拡張カテーテルは、薬物被覆バルーン処置カテーテルより短いおよび/または小さい直径であり得る。このシナリオでは、前拡張カテーテルを、外部括約筋にバルーンの近位ウエストを用いて配置し、ネック領域を膀胱頸部と整列させる。バルーンを、バルーンの滑りを保護しながら、前立腺が対応することを助けるために、ここに記載するとおり、ゆっくり膨張させる。膨張したら、前拡張バルーンを収縮および除去し、薬物被覆処置バルーンを挿入する。処置バルーンの近位ウエストを外部括約筋と整列させる。BPHが正しく前拡張されていたら、バルーンが非前拡張体腔よりも滑る傾向がないために、バルーンネックを膀胱頸部と整列させる必要はない。

0083

薬物被覆バルーンカテーテルは、複数要部、バルーン本体の遠位および近位末端に2つのコーン、膨張管腔およびワイヤ管腔を備えた細長いバルーン本体を含み得て、ここで、バルーン本体は少なくとも2つの大きい直径の要部と少なくとも1つの小さい直径のネック部を含み、ここで、大きい直径の要部とネック部は交互にかつ隣接して配置される。細長いバルーンは、バルーンのあらゆるネック部、ネック部と主直径を有する要部の間のあらゆる先細部(例えば、コーン)およびバルーンの長手方向末端の何らかの先細または鋭部以外、一般に円筒形形状である。細長いバルーンは環状(例えば、円筒形バルーン)、卵形または多角形(例えば、五角形六角形七角形八角形など)またはそれらの組み合わせなどの、バルーンの長手方向に垂直である任意の適当なプロファイルを有し得る。非円筒形バルーンの直径は、長手方向に垂直な最大サイズである。

0084

バルーンは、ノンコンプライアントまたはセミコンプライアント生体適合性材料などの任意の適当な材料から形成され得る。ある実施態様において、バルーンは、所望の幾何学を達成するためにブロー成形により製造され得る。ある実施態様において、バルーンは、薬物コーティングと相互作用しない材料またはナイロン(例えば、ナイロン6,6またはナイロン12などの任意の適当なナイロン)、ポリエーテルブロックアミド(PEBA)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリビニルクロライド(PVC)、ポリエステルポリウレタン、その誘導体またはそれらの組み合わせなどの材料を含み得る。

0085

バルーンは、任意の適当なサイズを有し得る。バルーンは、前立腺尿道内に適合するように設計でき、バルーンの遠位セクションが膀胱内に配置される。主直径およびバルーン公称径は、約5mm〜約50mm、25mm〜45mm、少なくとも10mm、少なくとも15mm、少なくとも20mm、少なくとも30mm、例えば約5mm以下または約6mm、7mm、8mm、9mm、10mm、11mm、12mm、13mm、14mm、15mm、16mm、17mm、18mm、19mm、20mm、21mm、22mm、23mm、24mm、25mm、26mm、27mm、28mm、29mm、30mm、32mm、34mm、36mm、38mm、40mm、41mm、42mm、43mm、44mm、45mm、46mm、47mm、48mm、49mmまたは約50mm未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上の範囲から選択でき;要部直径は、これらの範囲または特定の寸法の何れかからの独立した範囲であり得る。バルーンは、約20mm〜約160mm、40mm〜約80mmまたは約20mm以下または約22mm、24mm、26mm、28mm、30mm、32mm、34mm、36mm、38mm、40mm、42mm、44mm、46mm、48mm、50mm、52mm、54mm、56mm、58mm、60mm、62mm、64mm、66mm、68mm、70mm、72mm、74mm、76mm、78mmまたは約80mm未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上の長さを有し得る。バルーン長さおよび直径は、患者の特有の前立腺解剖所見に基づき、選択し得る。

0086

バルーンは、少なくとも1つのネック部を含み得る。ネック部は、バルーンの主公称径より小さい直径を有するバルーンの部である。ネック部直径は、約5mm〜約35mm、10mm〜約35mmまたは約5mm以下または約6mm、8mm、10mm、12mm、14mm、16mm、18mm、20mm、22mm、24mm、26mm、28mm、30mm、32mm、34mmまたは約35mm未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上であり得る。少なくとも1つのネック部は、独立して主直径の約5%〜約99%、例えば、約20%〜約99%または約5%以下または約10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%または約99%未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上である、直径を有し得る。ある実施態様において、ネック部直径は、バルーン要部の直径の35%〜75%である。バルーン要部が公称径35〜40mmを有するある実施態様において、ネック部は、15〜20mmの直径を有する。ある実施態様において、ネック直径が要部直径に近すぎるならば、バルーンの滑りを防止する能力は低下し得る。

0087

ネック部は、ネック部(例えば、ネック部直径を有するネック部の一部)の直径が、バルーン膨張中実質的に静止したままであるように、リジッドまたはセミリジッドなネック部であり得る。ネック部は、バルーンの実質的非弾性(例えば、ノンコンプライアントまたは最小限にノンコンプライアント)部分、バルーンの補強部分またはそれらの組み合わせを含み得る。ネック部は、ネック部の外周に巻かれた非弾性材料、例えば、縫合糸またはこのような材料の単繊維もしくは多繊維、例えばナイロン、ポリアミド、芳香族ポリアミド超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)、ポリエステル、芳香族ポリエステル、ポリエチレンテレフタラート(PET)またはそれらの組み合わせを含み得る。

0088

ある実施態様において、バルーンネック部はセミコンプライアントであり、主バルーン本体と異なる速度で膨張し得る。ネック部伸展性は、バルーン本体の伸展性を超えても、等しくても、小さくてもよい。表2は、バルーン本体より膨張するネック部を有する、バルーンの測定値例を示す。ネック直径の膨張率は、1〜5気圧の試験圧力範囲で本体部の直径の膨張率より高くてよい。ネック直径の膨張率は、1〜5気圧の試験圧力範囲で本体部の直径(主直径)の1.1〜10倍の範囲、例えば、主直径の2〜6倍の範囲であり得る。ネック直径の膨張率は、12.38%/気圧である。本体直径の膨張率は2.4%/気圧である。膨張率の差は9.98%/気圧である。表3は、2気圧〜4気圧で膨張させたとき、バルーン本体より膨張しないネック部を有する、バルーンの測定値例を示す。ネック直径の膨張率は、2〜4気圧の試験圧力範囲で本体部の直径の膨張率未満であり得る。

0089

0090

0091

ネック部は、バルーンを正しい位置に維持できる、バルーンの大きい直径の部間の組織のくさびを作り得る。バルーンの大きい部分は、頸部に作られた組織障壁を克服できず、それ故に、ネック部を有するバルーンは、膨張中のバルーン移動を防止、低減または最小化する。バルーンネック部は、バルーンに添った種々の位置に配置でき、2以上または以下の数であってよく(例えば、1、2、3、4またはそれ以上)、直径が変わり得る。ネック部配置は、処置有効性をなお維持しながら、牽引性最大増加を促進するように、設計され得る。

0092

ネック部は、ネック部の最小直径を有する中央狭小部分および種々の直径を有し得て、中央狭小部分と主直径を有するバルーンの部分の間にある、隣接部分を含み得る。ここでネック部の直径をいうとき、特に断らない限り、最小直径を有する中央狭小部分の直径をいい、先細部ではない。バルーンの先細部は、リジッド、フレキシブル(例えば、弾性)またはそれらの組み合わせであり得る。ネック部は、中央狭小部分およびそれに隣接する先細部分(例えば、コーン)を含んで測定して、任意の適当な長さ、例えば、バルーン長の約1%〜約50%または約1%以下または約2%、4%、6%、8%、10%、12%、14%、16%、18%、20%、22%、24%、26%、28%、30%、32%、34%、36%、38%、40%、42%、44%、46%、48%または約50%未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上または約0.5mm〜約40mmまたは約0.5mm以下または約1mm、2mm、3mm、4mm、5mm、6mm、7mm、8mm、9mm、10mm、12mm、14mm、16mm、18mm、20mm、22mm、24mm、26mm、28mm、30mm、32mm、34mm、36mm、38mmまたは約40mm未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上を有し得る。

0093

ある実施態様において、バルーンは1つのネック部を含んでよく、バルーンが1つのネック部により離された2つの要部を含むように、他のネック部がない。1つのネック部は、バルーン長に対してほぼ中央またはバルーン長に対して偏っているように、バルーン上の任意の適当な位置を有し得る。1つのネック部は、バルーン長に対して偏ってよく、バルーンの遠位末端であり得る。バルーン長に対して偏った1つのネック部を含むバルーンの実施態様を図1Aに説明する。

0094

ある実施態様において、バルーンは2つのネック部を含んでよく、バルーンが2つのネック部により離された3葉を含むように、他のネック部がない。2つのネック部はほぼ同じ直径を有してよくまたはネック部の一方は、他のネック部より小さい直径を有し得る。2つのネック部は、バルーン長中心に対して、対称性にまたは非対称性に位置し得る。3つの要部はほぼ等しい長さを有してよくまたは異なる長さを有してよい。図1Bは、2つのネック部と3つの要部を有するバルーンカテーテルの実施態様を記載し、ここで、ネック部は、バルーン長のほぼ中心に対して対称性に位置し、ここで、バルーンの3つの要部はほぼ同じ長さを有する。使用中、遠位ネック部(例えば、まず体に挿入されるバルーンカテーテルの遠位末端のネック部)は、バルーンを膀胱頸部に固定および配置でき、一方近位ネック部は、前立腺尿道に位置し得る。ある実施態様において、バルーンカテーテルの遠位要部は治療剤がなくてよい。

0095

ある実施態様において、バルーンは、3つのネックを含んでよく、バルーンが3つのネックにより離された4部を含むように、他のネック部がない。3つのネック部は、バルーン長に添って、任意の適当な方法で配置され得る。3つのネック部により形成される4つの要部は、等しいまたは異なる長さを有し得る。3つのネック部は等しい直径または異なる直径を有し得る。ある実施態様において、ネック部の2つは、他のネック部の直径より小さい等しい直径を有する。図1Cは、各々ほぼ等しい長さを有する3つのネック部と4つの要部を有するバルーンカテーテルの実施態様を示し、ここで、ネック部の2つは等しい直径を有し、それは他のネック部の直径より小さい。

0096

バルーンカテーテルは固定ワイヤバルーンカテーテルであり得る。外側シャフトは近位バルーンネックに連結でき、先細ワイヤの遠位末端はバルーンの遠位ネックと連結され、ワイヤおよび外側シャフトの近位末端は、バルーンカテーテルの近位末端でハブ(例えば、バルブコネクターまたはアダプター)と連結される。バルーンカテーテルは、移動可能ワイヤカテーテルであり得る。外側シャフトは近位バルーンネックと連結され、先細ワイヤの遠位末端はバルーンの遠位ネックと連結され、ワイヤの近位末端は、バルーンカテーテルの近位末端でハブに対して自由に動く。バルーンカテーテルは、オーバー・ザ・ワイヤバルーンカテーテルであり得る。バルーンカテーテルはラピッド・エクスチェンジ型バルーンカテーテルであり得る。バルーンカテーテルは、バルーンの長手方向末端(例えば、遠位末端挿入後体に挿入された、バルーンの近位末端)にカテーテルシャフトを含み得て、カテーテルシャフトは、バルーン内部に空気、液体またはそれらの組み合わせを送達するための内部管腔を含む。カテーテルシャフトは、ポリアミド、ナイロン(例えば、ナイロン6,6またはナイロン12)、ポリエーテルブロックアミド(PEBA)またはそれらの組み合わせなどのバルーン材料に類似するまたは同一の材料などの高デュロメータ材料などのように、バルーンに熱的に結合する(例えば、加熱または融解により結合)熱可塑性材料を含み得る。ある実施態様において、カテーテルシャフトはスコープ(例えば、膀胱鏡)であり得る。高デュロメータ材料は、粉砕の防止、低減または最小化の一助となり得て、押し込み性および可動性を可能とし得る。カテーテルシャフト外径は、標準的膀胱鏡のワーキングチャネルが通過できるよう、サイズ設定され得る。、内部管腔を経る媒体注入によりバルーンを膨張させることを可能とするためのバルーン結合点下のカテーテルシャフトの孔のように、内部管腔とバルーン内部の流体連結を含んでよい。

0097

種々の実施態様において、カテーテルシャフトは、尿が膀胱からカテーテルシャフトをとおり、デバイスの外部部分を経て出るための経路を作る、別の管腔を有し得る。この実施態様は、出血および組織が治癒して新規配置に入り込むのを予防しながら、薬物被覆バルーンカテーテルを0.1〜約7日などの期間配置したままにすることを可能とする。薬物被覆バルーンは、拡張および薬物送達だけでなく、フォーリーカテーテルとしても使用し得る。

0098

本体外部に残る末端(例えば、近位末端)のカテーテルシャフトは、カテーテルシャフトの内部管腔への接続を提供するハブ(例えば、バルブ、コネクターまたはアダプター)を含み得る。膨張中、ハブは(例えば、閉じたときまたは常に)、バルーンからの流体または空気の逆流を阻止し得る。ハブは、Tuohy Borstアダプターなどの任意の適当なバルブを含み得る。Tuohy Borstアダプターは、カテーテルシャフト上に配置でき、カテーテルシャフトの内部管腔への流体密封/気密接続を提供するために締め付けられた圧縮密閉デバイスである。1方向栓は、バルーンへの流体過流入を制御でき、標準的ルアーにより膨張デバイスに接続できる。

0099

バルーンカテーテルは、まず体に挿入される遠位末端であるバルーンの長手方向末端にカテーテルチップを含み得る。カテーテルチップは、バルーンが尿道を通るのを容易にし得る。チップは、尿道への挿入中の損傷阻止を助ける、非侵襲的チップであり得る。チップは、クーデ(Coude)非侵襲的チップであり得る。非侵襲的クーデチップは、入れている間、尿道壁への損傷を防止しながら、カテーテルが男性尿道における屈曲部を通過するのを容易にするように設計されている。カテーテルシャフトに外部被覆したまたはシャフトに接着接合させた低デュロメータ生体適合性材料であり得る。例えば、クーデチップは、ペバックス(登録商標)または液体シリコーンゴムから製造され得る。

0100

図2は、カテーテルシャフト、カテーテルチップおよびTuohy Borstアダプター/栓アセンブリを含むバルーンカテーテルの実施態様を示す。全材料は生体適合性であり得る。バルーンはパクリタキセル溶液で被覆されているが、BPH症状の改善を促進するであろう任意の多数の他の薬物または生物製剤で被覆し得る。使用中、遠位セクションは膀胱内にあるため、バルーンの近位の2つの要部のみが薬物で被覆される。

0101

バルーンカテーテルは、圧力ゲージまたは圧力センサーを含む膨張デバイスを含んでよく、膨張デバイスは、バルーンカテーテルに接続されたカテーテルシャフトに滑らかに接続される。

0102

図1A、1B、1Cおよび2に示すバルーンは、要部およびネック部を含む型でブロー成形される。バルーン材料の管は、所望の形状の型に注入される。バルーン材料管は予め引き延ばし得る。バルーン型は、図1A、1B、1Cまたは2に示すバルーンに対応する形状を有する。これは、近位コーン、少なくとも1つの本体部、少なくとも1つのネック部、少なくとも1以上の本体部および遠位コーンを含む。バルーン材料は、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン12、ナイロン11、ポリアミド12、ポリエーテルとポリアミドのブロックコポリマー、ペバックス(登録商標)、ポリウレタンおよびポリエーテルとポリエステルのブロックコポリマーの何れかであり得る。管および型をバルーン材料の管のガラス遷移温度を超える温度まで加熱し、ガス、空気、流体などで加圧して、型の形状を取る管の材料を得る。形成されたバルーンを次いで冷却し、トリミングし、次いで、カテーテルに結合される準備がされる。

0103

バルーンがカテーテルに結合された後、バルーンを低圧力で膨張させ、ネック部補強材をネック領域に結合させる。ネック部補強材を、バルーン膨張中のネック部膨張の制御に使用する。ネック部は、バルーンの実質的非弾性部分、バルーンの補強部分またはそれらの組み合わせであり得る。ネック部は、鋼、ステンレス鋼ニチノールタングステンアルミニウム、銅、銀、金、白金イリジウムニッケル(Ni)、クロミウム(Cr)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)およびコバルト(Co)を含む超合金に含まれる元素、ナイロン、ポリアミド、芳香族ポリアミド、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)、ポリエステル、芳香族ポリエステル、ポリエチレンテレフタラート(PET)またはそれらの組み合わせなどの縫合糸またはこのような材料の単繊維もしくは多繊維などの、ネック部の外周に巻かれた非弾性材料を含み得る。ある実施態様において、ポリマー材料は、より糸または繊維の形態であり、ネック部を多数回包み、次いで、または接着剤を2点以上使用して、正しい位置に維持する。

0104

バルーンの要部は、同一または類似直径で形成され得る。ある実施態様において、種々の要部の直径は、バルーン公称径で測定したとき、互いに最大30%異なり得る。図1A、1B、1Cおよび2において、バルーンの要部を等しい直径で記載しており、すなわち、各要部の直径は一定である。実施に際し、高圧力で、要部の直径はわずかにたわみ、要部の中央部分の直径がバルーンコーンに近いおよび/またはネック部に近い要部の端よりわずかに大きい直径を有し得る。

0105

図1A、1B、1Cおよび2において示す、バルーンがネックおよび要部を有するおよび図3において示す、バルーンが何らネック部を有しない実施態様において、バルーンカテーテルをアセンブルした後、バルーンをここに記載する少なくとも1つの水溶性添加物および薬物で被覆し得る。バルーンが複数要部を有するある実施態様において、遠位要部は被覆され得ない。バルーンは、ここに記載する方法によりコーティングし得る。シースを使用するならば、バルーン被覆後、それをバルーン上に設置する。次いでカテーテルを当分野で知られるとおり、包装し、滅菌し、ラベルする。

0106

本発明の実施態様は、迅速な薬物放出コーティングを有するバルーンカテーテルおよびそのような被覆デバイスを製造する方法に関する。本発明の実施態様における治療剤は遅延または長期放出を必要とせず、その代わり、例えば、治療剤および添加物は、組織との接触時に治療効果を提供するために、極めて短時間で放出される。本発明の実施態様の目的は、標的部位への一過性デバイス留置中の標的組織による薬物の迅速かつ効率的取り込みの促進である。

0107

薬物コーティングは、約1%〜約100%または約50%〜約100%、約80%〜約100%または約10%以下または20%、30%、40%、50%、60%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%または約100%未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上などの、バルーンの外表面の任意の適当な割合(例えば、ネックおよび末端コーンを除く、公称圧力に膨張中に主直径を得るバルーンの表面の割合)を被覆し得る。

0108

薬物コーティングは、N−アセチルグルコサミン、N−オクチル−D−グルコンアミド、N−ノナノイル−N−メチルグルカミン、N−オクタノイル−N−メチルグルタミン、C6−セラミド、ジヒドロ−C6−セラミド、セレブロシド、スフィンゴミエリン、ガラクトセレブロシド、ラクトセレブロシド、N−アセチル−D−スフィンゴシン、N−ヘキサノイル−D−スフィンゴシン、N−オクトノイル−D−スフィンゴシン、N−ラウロイル−D−スフィンゴシン、N−パルミトイル−D−スフィンゴシン、N−オレオイル−D−スフィンゴシン、PEGカプリル/カプリン酸ジグリセライド、PEG8カプリル/カプリン酸グリセライド、PEGカプリレート、PEG8カプリレート、PEGカプレート、PEGカプロエート、モノカプリル酸グリセリル、モノカプリン酸グリセリル、モノカプロン酸グリセリル、モノラウリン、モノカプリン、モノカプリリン、モノミリスチン、モノパルミトレイン、モノオレイン、クレアチン、クレアチニン、アグマチン、シトルリン、グアニジン、スクラロース、アスパルテーム、ヒポキサンチン、テオブロミン、テオフィリン、アデニン、ウラシル、ウリジン、グアニン、チミン、チミジン、キサンチン、キサントシン、一リン酸キサントシン、カフェイン、アラントイン、(2−ヒドロキシエチル)尿素、N,N’−ビス(ヒドロキシメチル)尿素、ペンタエリスリトールエトキシレート、ペンタエリスリトールプロポキシレート、ペンタエリスリトールプロポキシレート/エトキシレート、グリセロールエトキシレート、グリセロールプロポキシレート、トリメチロールプロパンエトキシレート、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、クラウンエーテル、18−クラウン−6、15−クラウン−5、12−クラウン−4およびそれらの組み合わせから選択されるなどの水溶性添加物を含み得る。水溶性添加物は、PEGソルビタンモノラウレート、PEGソルビタンモノオレアートまたはそれらの組み合わせなどの界面活性剤である第一水溶性添加物を含み得る。水溶性添加物は、ヒドロキシルアミンカルボニルカルボキシルまたはエステル、例えばソルビトールソルビタンキシリトールグルコノラクトンまたはそれらの組み合わせである1以上の部分を有する化合物である第二水溶性添加物を含み得る。薬物コーティングは、第一水溶性添加物および第二水溶性添加物の両方を含み得る。ある実施態様において、バルーンの遠位末端は治療剤がなくてよい。

0109

種々の実施態様において、本発明は、体腔を処置する方法を提供する。体腔は血管体腔または非血管体腔であり得る。方法は、バルーンカテーテル(例えば、ここに記載するバルーンカテーテルの何れかの実施態様)を体腔における標的部位に挿入することを含み得る。方法は、コーティング層が標的部位の体腔における狭窄の壁に接触し、かつ、バルーンが膨張時間の膨張バルーン直径を達成するまで(例えば、少なくともそれまで)バルーンを膨張させることを含み得る。特徴(a)または(b)または(c)または(a)および(b)または(a)および(c)または(b)および(c)または(a)および(b)および(c)が存在する。(a)膨張バルーン直径対標的部位での常態体腔直径の比が約1.0〜約20である;または(b)膨張が、バルーンカテーテルの公称圧力と同程度以上までバルーンを膨張させることを含み、バルーンカテーテル対標的部位での常態体腔直径の公称径の延伸比が約1.0〜約20である;または(c)膨張がバルーンカテーテルの公称圧力を超える圧力まで膨張させることを含み、バルーンカテーテルの公称径が膨張バルーン直径未満である;または(d)(a)、(b)および(c)の組み合わせ。方法は、膨張時間後バルーンを収縮させることを含み得る。方法は、バルーンカテーテルを体腔における狭窄から引き抜くことを含み得る。

0110

種々の実施態様は、良性前立腺肥大(BPH)狭窄、尿道狭窄、輸尿管狭窄、前立腺癌、食道狭窄、胆管狭窄、胃狭窄、小腸狭窄、十二指腸狭窄、空腸狭窄、回腸狭窄、結腸狭窄、直腸狭窄および大腸狭窄、喘息または慢性閉塞性肺疾患(COPD)を処置する方法を提供する。方法は、尿道狭窄、良性前立腺肥大(BPH)狭窄、輸尿管狭窄、食道狭窄、副鼻腔狭窄、胃狭窄、小腸狭窄、十二指腸狭窄、空腸狭窄、回腸狭窄、結腸狭窄、直腸狭窄および大腸狭窄および胆管狭窄などの体腔における狭窄を処置する方法である。体腔における狭窄は、良性前立腺肥大(BPH)狭窄、尿道狭窄または食道狭窄であり得る。方法は、良性前立腺肥大、前立腺癌またはそれらの組み合わせを処置する方法であってよく、ここで、体腔は前立腺である。

0111

方法は、バルーンの標的部位への挿入前、挿入中またはその後に、水、食塩水溶液または少なくとも1つの水溶性添加物を含む水溶液で体腔を洗い流すことを含み得る。

0112

体腔は前立腺であり得て、ここで、バルーンカテーテルの挿入は、スコープ(例えば、膀胱鏡などフレキシブルまたはリジッド)を使用する、前立腺におけるバルーンカテーテルの位置決めを含む。バルーンカテーテルはスコープを含んでよく、方法は、標的部位に位置させるためにスコープからの動画配信を使用することを含み得る。方法は、バルーンカテーテルを標的部位に位置させるためにスコープからの動画配信を使用することを含み得る。

0113

体腔は前立腺であり得て、バルーンは1以上のネックで分割された複数要部を有し得て、バルーンカテーテル挿入は、バルーンカテーテル要部一方の前立腺における位置決めおよびバルーンカテーテルの第二要部の膀胱における位置決めを含み得る。

0114

挿入は、バルーンの少なくとも1つのネック部の膀胱頸部における位置決めを含み得る。バルーンカテーテルの少なくとも1つのネック部は遠位ネック部であり得て、挿入は、膀胱頸部における遠位ネック部の位置決めを含み得る。バルーンカテーテルは近位ネック部を含み得て、挿入は、前立腺尿道における近位ネック部の位置決めを含み得る。

0115

膨張時間は、約0.1分〜約10分、約0.5分〜約2分または約0.1分以下または約0.2分、0.3分、0.4分、0.5分、0.6分、0.7分、0.8分、0.9分、1分、1.1分、1.2分、1.3分、1.4分、1.5分、1.6分、1.8分、2分、2.2分、2.4分、2.6分、2.8分、3分、3.5分、4分、4.5分、5分、6分、7分、8分、9分または約10分またはそれ以上などの任意の適当な膨張時間であり得る。

0116

膨張は、約0.1気圧/分〜約10気圧/分または約0.5〜約1.5気圧/分または約0.1気圧/分以下または約0.2気圧/分、0.3気圧/分、0.4気圧/分、0.5気圧/分、0.6気圧/分、0.7気圧/分、0.8気圧/分、0.9気圧/分、1気圧/分、1.1気圧/分、1.2気圧/分、1.3気圧/分、1.4気圧/分、1.5気圧/分、1.6気圧/分、1.8気圧/分、2気圧/分、2.2気圧/分、2.4気圧/分、2.6気圧/分、2.8気圧/分、3気圧/分、3.5気圧/分、4気圧/分、4.5気圧/分、5気圧/分、6気圧/分、7気圧/分、8気圧/分、9気圧/分または約10気圧/分未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上などの、任意の適当な速度(例えば、組織産生のために圧力が落ちる時間を除くことができ、圧力をこれらの時間維持できる)でのバルーン内の圧力増加を含む。

0117

膨張は、圧力ゲージによるなど、バルーン内の圧力の観察を含み得る。圧力を低下させうる狭窄作製中、膨張は、バルーン内の圧力を安定化させ、バルーン内の安定化圧力を、組織産生中の時間安定化させ、次いで、所望の膨張直径が達成されるまでバルーン内の圧力の増加を再開させることを含み得る。安定化時間は、約0.1分〜約10分、約0.5分〜約2分または約0.1分以下または約0.2分、0.3分、0.4分、0.5分、0.6分、0.7分、0.8分、0.9分、1分、1.1分、1.2分、1.3分、1.4分、1.5分、1.6分、1.8分、2分、2.2分、2.4分、2.6分、2.8分、3分、3.5分、4分、4.5分、5分、6分、7分、8分、9分または約10分またはそれ以上などの任意の適当な時間であり得る。

0118

図3に示すとおり、ある実施態様において、医療デバイスはバルーンカテーテルである。バルーンカテーテルは、当業者に知られる慣用のバルーンカテーテルを含む、所望の使用のための任意の適当なカテーテルであり得る。例えば、バルーンカテーテル10は、カテーテル10の遠位末端に拡張可能、膨張可能バルーン12、カテーテル10の近位末端にハンドルアセンブリ16および近位および遠位末端間に延びる細長いフレキシブル部材14を含み得る。ハンドルアセンブリ16は、膨張媒体(例えば、空気、食塩水または造影媒体)の供給源などの1以上の適当な医療デバイスに接続されおよび/または受け取り得る。フレキシブル部材14は、適当な生体適合性材料製の管であってよく、その中に1以上の管腔を有する。管腔の少なくとも1つは、膨張媒体を受け、このような媒体を膨張のためにバルーン12に渡すように構成される。バルーンカテーテルは、ラピッド・エクスチェンジ型またはオーバー・ザ・ワイヤカテーテルであってよく、任意の適当な生体適合性材料から製造される。バルーン12の材料は、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン12、ナイロン11、ポリアミド12、ポリエーテルとポリアミドのブロックコポリマー、ペバックス(登録商標)、ポリウレタンおよびポリエーテルとポリエステルのブロックコポリマーの1以上を含み得る。

0119

ある実施態様において、本発明は、治療剤を血管組織または非血管組織などの組織に送達するためのバルーンカテーテルを提供する。デバイスは、バルーンカテーテル外表面に適用された層を含む。層は治療剤および1以上の添加物を含む。添加物は任意の適当な添加物であり得る。層は1つの添加物を含んでよくまたは層は水溶性第一添加物および水溶性第二添加物など1つを超える添加物を含み得る。例えば、図4Aに記載する実施態様に示すとおり、バルーン12は、治療剤および添加物を含む層20で被覆される。ある実施態様において、層は本質的に治療剤および添加物からなり、例えば、層は、任意の他の実質的に顕著な成分がなく、治療剤および添加物のみを含む。ある実施態様において、デバイスは、所望により粘着層を含み得る。例えば、図4Bに記載する実施態様に示すとおり、バルーン12は粘着層22で被覆される。治療剤および添加物を含む層24は、粘着層を覆う。薬物コーティング層の下にある別の層である粘着層は医療デバイスの外表面への薬物コーティング層の付着を改善し、コーティング完全性を保護する。例えば、医療デバイスへの付着が薬物と添加物で異なるならば、粘着層は、治療介入のための標的部位への輸送中、成分の異なる喪失を防止し、コーティングにおける薬物対添加物比を維持することができる。さらに、粘着層は、標的部位で組織と接触したら、コーティング層成分のデバイス表面からの迅速な放出を促進するために機能し得る。他の実施態様において、デバイスは最上層を含み得る。例えば、図4Cに記載する実施態様に示すとおり、バルーン12は粘着層22、粘着層を覆う治療剤および添加物を含む層26および最上層28で被覆される。最上層は、標的組織と接触前、例えばバルーン12の治療介入部位への輸送中またはコーティング層20が標的組織と直接接触まで圧入される前のバルーン12の膨張の第一モーメント中の薬物層の喪失を防止できる。

0120

本発明の実施態様は、抗炎症剤および抗増殖剤(例えば、ラパマイシン、パクリタキセルまたはそのアナログ)などの治療剤の有効量の送達による、体腔における狭窄の処置に関する。体腔における狭窄は、血管狭窄、尿道狭窄、尿管狭窄、食道狭窄、アカラシア狭窄、ステント内狭窄、副鼻腔狭窄、胃狭窄、小腸狭窄、十二指腸狭窄、空腸狭窄、回腸狭窄、結腸狭窄、直腸狭窄および大腸狭窄および胆管狭窄を含む。本発明の実施態様は、
血管狭窄、良性前立腺肥大(BPH)、尿道問題、前立腺癌、喘息および慢性閉塞性肺疾患(COPD)の少なくとも1つを処置する方法に関する。実施態様におけると、方法は、抗炎症剤および抗増殖剤(例えば、ラパマイシン、パクリタキセルまたはそのアナログ)などの治療剤を、バルーンカテーテルなどの被覆医療デバイスから送達することを含む。治療剤は、医療デバイスに単独でまたは1以上の添加物と共に被覆され得る。

0121

ある実施態様において、本発明は、コーティング層を含むバルーンカテーテルを狭窄に挿入し(ここで、狭窄は尿道狭窄、尿管狭窄、食道狭窄、副鼻腔狭窄、アカラシア狭窄、ステント内狭窄、胃狭窄、小腸狭窄、十二指腸狭窄、空腸狭窄、回腸狭窄、結腸狭窄、直腸狭窄および大腸狭窄および胆管狭窄の1つであり、ここで、コーティング層は薬物および添加物を含む)、バルーンカテーテルを膨張させ、薬物を狭窄の壁に放出させ、バルーンを収縮させ、バルーンカテーテルを引き抜くことを含む、体腔における狭窄を処置する方法に関し、ここで、残存薬物は、バルーンカテーテルの総負荷薬物の約1〜70%であり得る、ここで、体腔の壁における薬物は、バルーンカテーテルの総負荷薬物の約0.1〜25%であり得る。この実施態様ある態様において、添加物は、体腔における狭窄の組織への薬物の吸収を増大する。

0122

ある実施態様において、本発明は、コーティング層を含むバルーンカテーテルを体腔に挿入し(ここで、体腔は食道、気道、副鼻腔、気管、結腸、胆管、胃、小腸、十二指腸、空腸、回腸、直腸、大腸、尿路、前立腺、尿道、輸尿管および他の管腔の1つであり、ここで、コーティング層は薬物および添加物を含む)、バルーンカテーテルを膨張させ、薬物を体腔の壁に放出させ、バルーンを収縮させ、バルーンカテーテルを引き抜くことを含む、体腔の狭窄を処置する方法に関し、ここで、残存薬物は、バルーンカテーテルの総負荷薬物の約1〜70%であり得る、ここで、体腔の壁における薬物は、バルーンカテーテルの総負荷薬物の約0.1〜25%であり得る。この実施態様ある態様において、添加物は、体腔における組織への薬物の吸収を増大する。この実施態様の他の態様において、添加物は親水性部分および薬物親和性部分を含み、ここで、薬物親和性部分は疎水性部分、水素結合により治療剤に親和性を有する部分およびファンデルワールス相互作用により治療剤に親和性を有する部分の少なくとも1つである。

0123

ある実施態様において、本発明は、治療剤を体腔狭窄の標的部位に送達するためのバルーンカテーテルに関し、バルーンカテーテルはバルーンの外表面を覆うコーティング層を含み、ここで、コーティング層は治療剤の初期薬物負荷量および1以上の水溶性添加物を含み、治療剤はパクリタキセル、ドセタキセル、タキソール、そのアナログ、ラパマイシン、シロリムス、エベロリムス、タクロリムスおよびそのアナログおよびそれらの組み合わせから選択され、水溶性添加物はN−アセチルグルコサミン、N−オクチル−D−グルコンアミド、N−ノナノイル−N−メチルグルカミン、N−オクタノイル−N−メチルグルタミン、C6−セラミド、ジヒドロ−C6−セラミド、セレブロシド、スフィンゴミエリン、ガラクトセレブロシド、ラクトセレブロシド、N−アセチル−D−スフィンゴシン、N−ヘキサノイル−D−スフィンゴシン、N−オクトノイル−D−スフィンゴシン、N−ラウロイル−D−スフィンゴシン、N−パルミトイル−D−スフィンゴシン、N−オレオイル−D−スフィンゴシン、PEGカプリル/カプリン酸ジグリセライド、PEG8カプリル/カプリン酸グリセライド、PEGカプリレート、PEG8カプリレート、PEGカプレート、PEGカプロエート、モノカプリル酸グリセリル、モノカプリン酸グリセリル、モノカプロン酸グリセリル、モノラウリン、モノカプリン、モノカプリリン、モノミリスチン、モノパルミトレイン、モノオレイン、クレアチン、クレアチニン、アグマチン、シトルリン、グアニジン、スクラロース、アスパルテーム、ヒポキサンチン、テオブロミン、テオフィリン、アデニン、ウラシル、ウリジン、グアニン、チミン、チミジン、キサンチン、キサントシン、一リン酸キサントシン、カフェイン、アラントイン、(2−ヒドロキシエチル)尿素、N,N’−ビス(ヒドロキシメチル)尿素、ペンタエリスリトールエトキシレート、ペンタエリスリトールプロポキシレート、ペンタエリスリトールプロポキシレート/エトキシレート、グリセロールエトキシレート、グリセロールプロポキシレート、トリメチロールプロパンエトキシレート、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、クラウンエーテル、18−クラウン−6、15−クラウン−5、12−クラウン−4およびそれらの組み合わせから選択される。

0124

バルーンカテーテルのある実施態様において、1以上の水溶性添加物はバルーンからの治療剤の迅速な放出を促進し、これにより迅速な放出は、バルーンを体腔の標的部位で約0.1分〜10分の膨張時間膨張させ、その後体腔から除かれた後のバルーンに残る治療剤の残存薬物量を含む。

0125

バルーンカテーテルのある実施態様において、コーティング層中の治療(例えば、疎水性)剤対コーティング層中の1以上の添加物の総重量の重量比は、約0.05〜約20、約0.1〜約10、約0.1〜約5、約0.5〜約8、約0.5〜約3、約2〜約6または約0.05以下または約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19または約20未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上であり得る。バルーンカテーテルのある実施態様において、コーティング層中の治療剤対コーティング層中の1以上の水溶性添加物の総重量(例えば、コーティング層中の第一および第二水溶性添加物または第一、第二および第三水溶性添加物の総重量に対して)の重量比は、約0.05〜約20、約0.1〜約10、約0.1〜約5、約0.5〜約8、約0.5〜約3、約2〜約6または約0.05以下または約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19または約20未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上である。

0126

ある実施態様において、本発明は、体腔における狭窄を処置する方法に関し、方法は、水、食塩水溶液または少なくとも1つの水溶性添加物を含む水溶液で体腔を洗い流し
、バルーンカテーテルを体腔における狭窄における標的部位に挿入し(バルーンカテーテルは、バルーンおよびバルーンの外部表面を覆うコーティング層を含み、コーティング層は少なくとも1つの水溶性添加物および治療剤の初期薬物負荷量を含み、治療剤はパクリタキセル、ドセタキセル、タキソール、そのアナログ、ラパマイシン、シロリムス、エベロリムス、タクロリムス、そのアナログおよびそれらの組み合わせから選択され、水溶性添加物はN−アセチルグルコサミン、N−オクチル−D−グルコンアミド、N−ノナノイル−N−メチルグルカミン、N−オクタノイル−N−メチルグルタミンC6−セラミド、ジヒドロ−C6−セラミド、セレブロシド、スフィンゴミエリン、ガラクトセレブロシド、ラクトセレブロシド、N−アセチル−D−スフィンゴシン、N−ヘキサノイル−D−スフィンゴシン、N−オクトノイル−D−スフィンゴシン、N−ラウロイル−D−スフィンゴシン、N−パルミトイル−D−スフィンゴシン、N−オレオイル−D−スフィンゴシン、PEGカプリル/カプリン酸ジグリセライド、PEG8カプリル/カプリン酸グリセライド、PEGカプリレート、PEG8カプリレート、PEGカプレート、PEGカプロエート、モノカプリル酸グリセリル、モノカプリン酸グリセリル、モノカプロン酸グリセリル、モノラウリン、モノカプリン、モノカプリリン、モノミリスチン、モノパルミトレイン、モノオレイン、クレアチン、クレアチニン、アグマチン、シトルリン、グアニジン、スクラロース、アスパルテーム、ヒポキサンチン、テオブロミン、テオフィリン、アデニン、ウラシル、ウリジン、グアニン、チミン、チミジン、キサンチン、キサントシン、一リン酸キサントシン、カフェイン、アラントイン、(2−ヒドロキシエチル)尿素、N,N’−ビス(ヒドロキシメチル)尿素、ペンタエリスリトールエトキシレート、ペンタエリスリトールプロポキシレート、ペンタエリスリトールプロポキシレート/エトキシレート、グリセロールエトキシレート、グリセロールプロポキシレート、トリメチロールプロパンエトキシレート、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、クラウンエーテル、18−クラウン−6、15−クラウン−5、12−クラウン−4およびそれらの組み合わせから選択される)、バルーンを、コーティング層が標的部位の体腔における狭窄の壁に接触し、かつバルーンが膨張時間の膨張バルーン直径を達成するまで膨張させ、膨張時間後バルーンを収縮させ(ここで、膨張時間は0.1分〜10分である)、バルーンカテーテルを体腔における狭窄から引き抜くことを含む。膨張バルーンカテーテル直径は、膨張バルーン直径対処置体腔の常態直径の比が約1.0〜約20または約1.1〜約15または約1.2〜約10または約1.0以下または約1.01、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.8、2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18または約20未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上であってよく、バルーン公称径対処置位置での体腔の常態直径の延伸比が約1.0〜約20または約1.1〜約15または約1.2〜約10または約1.0以下または約1.01、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.8、2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18または約20未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上であってよいようなものであり得る。所望により、膨張はバルーンカテーテルの公称圧力と等しいまたは高い圧力までの膨張を含み得る。

0127

バルーンは、引き抜いた後にその上に残存薬物量を有し得る。約90wt%、88wt%、86wt%、84wt%、82wt%、80wt%、78wt%、76wt%、74wt%、72wt%、70wt%、68wt%、66wt%、64wt%、62wt%、60wt%、58wt%、56wt%、54wt%、52wt%、50wt%、48wt%、46wt%、44wt%、42wt%、40wt%、38wt%、36wt%、34wt%、32wt%、30wt%、28wt%、26wt%、24wt%、22wt%、20wt%、18wt%、16wt%、14wt%、12wt%、10wt%、8wt%、6wt%、4wt%、3wt%、2wt%、1wt%または約0wt%未満、それと等しい、それより多いような任意の適当な残存薬物量が引き抜いた後に残ってよい。

0128

ある実施態様において、本発明は、良性前立腺肥大および前立腺癌の少なくとも1つを処置する方法に関し、方法は、前立腺を水、食塩水溶液または少なくとも1つの水溶性添加物を含む水溶液で洗い流し、バルーンカテーテルを前立腺の標的部位に挿入し(バルーンカテーテルはバルーンおよびバルーンの外部表面を覆うコーティング層を含み、コーティング層は、1以上の水溶性添加物および治療剤の初期薬物負荷量を含み得る)、コーティング層が標的部位で良性前立腺肥大または前立腺癌の壁に接触し、かつ、バルーンが膨張バルーン直径を達成するまでバルーンを膨張させ、膨張時間後バルーンを収縮させ(ここで、膨張時間は0.1分〜10である)、バルーンカテーテルを前立腺から引き抜くことを含む。膨張バルーン直径対体腔の常態直径の比は、約1.0〜約20または約1.01〜約15または約1.01以下または約1.01、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.8、2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18または約20未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上であってよく、バルーン公称径対処置位置での体腔の常態直径の延伸比は約1.0〜約20または約1.1〜約15または約1.2〜約10または約1.0以下または約1.01、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.8、2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18または約20未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上であってよい。所望により、膨張はバルーンカテーテルの公称圧力と等しいまたは高い圧力までの膨張を含み得る。

0129

ある実施態様において、本発明は尿道狭窄を処置する方法に関し、方法は、尿道狭窄を水、食塩水溶液または少なくとも1つの水溶性添加物を含む水溶液で洗い流し、バルーンカテーテルを尿道狭窄の標的部位に挿入し(バルーンカテーテルはバルーンおよびバルーンの外部表面を覆うコーティング層を含み、ここで、コーティング層は少なくとも1つの水溶性添加物および治療剤の初期薬物負荷量を含み、コーティング層中の治療剤対コーティング層中の1以上の水溶性添加物の総重量の重量比は約0.05〜20である)、コーティング層が標的部位で尿道狭窄に接触し、バルーンが膨張時間の膨張バルーン直径を達成するまでバルーンを膨張させ、膨張時間後バルーンを収縮させ(ここで、膨張時間は0.1分〜10である)、バルーンカテーテルを尿道狭窄から引き抜くことを含む。膨張バルーン直径対狭窄位置での尿道の常態直径の比は、約1.0〜約20または約1.01〜約15または約1.01以下または約1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.8、2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18または約20未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上であってよく、バルーン公称径対処置位置での体腔の常態直径の延伸比は、約1.0〜約20または約1.1〜約15または約1.2〜約10または約1.0以下または約1.01、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.8、2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18または約20未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上であってよい。拡張後、尿道狭窄の直径は、6.7mmまたはそれ以上、例えば、約6.7mm〜約50mmまたは約6.7mm〜約20mmまたは約6.7mm、6.8mm、6.9mm、7.0mm、7.2mm、7.4mm、7.6mm、7.8mm、8mm、8.5mm、9mm、9.5mm、10mm、11mm、12mm、13mm、14mm、15mm、16mm、17mm、18mm、19mm、20mm、25mm、30mm、35mm、40mm、45mmまたは約50mm未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上であり得る。所望により、膨張はバルーンカテーテルの公称圧力と等しいまたは高い圧力までの膨張を含み得る。

0130

ある実施態様において、本発明は、アカラシア狭窄などの食道狭窄を処置する方法に関し、方法は、所望によりバルーンカテーテル挿入前、挿入中またはその後に食道狭窄を水、食塩水溶液または少なくとも1つの水溶性添加物を含む水溶液で洗い流し、食道狭窄における標的部位にバルーンカテーテルを挿入し(バルーンカテーテルはバルーンおよびバルーンの外部表面を覆うコーティング層を含み、ここで、コーティング層は少なくとも1つの水溶性第二添加物およびバルーンの公称径で1mm2あたり1〜6μgの治療剤である初期薬物負荷量の治療剤を含み、コーティング層中の治療剤対コーティング層中の1以上の水溶性添加物の総重量の重量比は約0.05〜20である)、コーティング層が標的部位で食道狭窄の壁に接触し、かつ、バルーンが膨張バルーン直径を達成するまでバルーンを膨張させ、膨張時間後バルーンを収縮させ(ここで、膨張時間は0.1分〜10分である)、バルーンカテーテルを食道狭窄から引き抜くことを含む。バルーン直径対狭窄位置での食道の常態直径の比は約1.0〜約20または約1.01〜約20または約1.01以下または約1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.8、2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18または約20未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上であってよく、バルーン公称径対狭窄位置での食道の常態直径の延伸比は約1.0〜約20または約1.1〜約15または約1.2〜約10または約1.0以下または約1.01、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.8、2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18または約20未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上であってよい。ある実施態様において、バルーンカテーテル性質は、表4に示すのと等しいまたは類似するものであり、高圧力で遅延する成長速度を有する。伸展性は、直径@RBP−直径@公称圧力)/直径@公称圧力)*100%として計算する、公称径から定格破裂圧力(RBP)直径までのバルーン直径の変化パーセントである。所望により、膨張はバルーンカテーテルの公称圧力と等しいまたは高い圧力までの膨張を含み得る。

0131

0132

ある実施態様において、本発明は、アカラシア狭窄などの食道狭窄を処置する方法に関し、方法は、所望によりバルーンカテーテル挿入前、挿入中、その後に食道狭窄を水、食塩水溶液または少なくとも1つの水溶性添加物を含む水溶液で洗い流し、食道狭窄における標的部位にバルーンカテーテルを挿入し(バルーンカテーテルはバルーンおよびバルーンの外部表面を覆うコーティング層を含み、ここで、コーティング層は少なくとも1つの水溶性第二添加物およびバルーンの公称径で1mm2あたり1〜6μgの治療剤である初期薬物負荷量の治療剤を含み、コーティング層中の治療剤対コーティング層中の1以上の水溶性添加物の総重量の重量比は約0.05〜20である)、コーティング層が標的部位で食道狭窄の壁に接触し、かつ、バルーンが膨張バルーン直径を達成するまでバルーンを膨張させ、膨張時間後バルーンを収縮させ(ここで、膨張時間は0.1分〜10である)、バルーンカテーテルを食道狭窄から引き抜くことを含む。膨張バルーン直径対狭窄位置での食道の常態直径の比は約1.0〜約20または約1.01〜約20または約1.31〜20または約1.01以下または約1.1、1.2、1.3、1.31、1.4、1.5、1.6、1.8、2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18または約20未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上であってよく、バルーン公称径対狭窄位置での食道の常態直径の延伸比は約1.0〜約20または約1.1〜約15または約1.2〜約10または約1.31〜20または約1.0以下または約1.01、1.1、1.2、1.3、1.31、1.4、1.5、1.6、1.8、2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18または約20未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上であってよい。所望により、膨張はバルーンカテーテルの公称圧力と等しいまたは高い圧力までの膨張を含み得る。ある実施態様において、バルーンカテーテル性質は、表5に示すのと等しいまたは類似するものであり、慣用のコンプライアントバルーンと比較して、比較的高い作業圧力で広範囲のバルーン直径を達成する能力を有する単一バルーンカテーテルである。表5におけるバルーンは、3段階増加膨張圧力で、3バルーン直径増加がある特有の性質を有する。公称膨張直径は、段階Iの直径である。直径は、圧力増加の各段階で約0.5〜4mm、好ましくは0.75〜3mm、最も好ましくは0.9〜2mm増加する。例えば、圧力I(3気圧)で直径15mmを有するバルーンは、圧力II(4.5気圧)で直径16.5mmを有し、圧力III(7気圧)で直径18mmを有する。

0133

0134

ある実施態様において、本発明は、消化器狭窄を処置する方法に関し、消化器狭窄は胃狭窄、小腸狭窄、十二指腸狭窄、空腸狭窄、回腸狭窄、結腸狭窄、直腸狭窄および大腸狭窄および胆管狭窄を含み、方法は、消化器狭窄を水、食塩水溶液または少なくとも1つの水溶性添加物を含む水溶液で洗い流し、消化器狭窄における標的部位にバルーンカテーテルを挿入し(バルーンカテーテルはバルーンおよびバルーンの外部表面を覆うコーティング層を含み、ここで、コーティング層は少なくとも1つの水溶性第二添加物およびバルーンの公称径で1mm2あたり1〜6μgの治療剤である初期薬物負荷量の治療剤を含み、コーティング層中の治療剤対コーティング層中の1以上の水溶性添加物の総重量の重量比は約0.05〜20である)、コーティング層が標的部位で食道狭窄の壁に接触し、かつ、バルーンが膨張バルーン直径を達成するまでバルーンを膨張させ、膨張時間後バルーンを収縮させ(ここで、膨張時間は0.1分〜10分である)、バルーンカテーテルを食道狭窄から引き抜くことを含む。膨張バルーンカテーテル直径は、バルーン直径対狭窄位置での食道の常態直径の比が約1.0〜約20または約1.31〜約20または約1.01〜約15または約1.01以下または約1.1、1.2、1.3、1.31、1.4、1.5、1.6、1.8、2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18または約20未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上であってよく、バルーン公称径対狭窄位置での食道の常態直径の延伸比が約1.0〜約20または約1.31〜約20または約1.1〜約15または約1.2〜約10または約1.0以下または約1.01、1.1、1.2、1.3、1.31、1.4、1.5、1.6、1.8、2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18または約20未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上であってよいようなものである。所望により、膨張はバルーンカテーテルの公称圧力と等しいまたは高い圧力までの膨張を含み得る。ある実施態様において、バルーンカテーテルは、表4および5に示すのと等しいまたは類似するものであり、高圧力で遅延する成長速度を有し、高作業圧力で広範囲のバルーン直径を達成する能力を有する単一バルーンカテーテルを有する。

0135

種々の実施態様において、食道狭窄、アカラシア狭窄、消化器狭窄(消化器狭窄は胃狭窄、小腸狭窄、十二指腸狭窄、空腸狭窄、回腸狭窄、結腸狭窄、直腸狭窄および大腸狭窄および胆管狭窄を含む)の処置に使用する薬物被覆バルーンカテーテルは、固定ワイヤ、ワイヤガイド型、オーバー・ザ・ワイヤカテーテルまたはラピッド・エクスチェンジ型デザインカテーテルであるカテーテルデザインを有する。

0136

ある実施態様において、本発明は、副鼻腔狭窄を処置する方法に関し、方法は、副鼻腔狭窄を水、食塩水溶液または少なくとも1つの水溶性添加物を含む水溶液で洗い流し、バルーンカテーテルを副鼻腔狭窄における標的部位に挿入し(バルーンカテーテルはバルーンおよびバルーンの外部表面を覆うコーティング層を含み、ここで、コーティング層は少なくとも1つの水溶性添加物およびバルーンの公称径で1mm2あたり1〜6μgの治療剤である初期薬物負荷量の治療剤を含み、治療剤はブデソニド、フルニソリド、トリアムシノロン、ベクロメタゾン、フルチカゾン、モメタゾン、モメタゾンフロエート、デキサメサゾン、ヒドロコルチゾン、メチルプレドニゾロン、プレドニゾン、コルチゾン、ベタメタゾン、トリアムシノロンアセトニドおよびそれらの組み合わせから選択され、水溶性添加物はN−アセチルグルコサミン、N−オクチル−D−グルコンアミド、N−ノナノイル−N−メチルグルカミン、N−オクタノイル−N−メチルグルタミン、C6−セラミド、ジヒドロ−C6−セラミド、セレブロシド、スフィンゴミエリン、ガラクトロセレブロシド、ラクトセレブロシド、N−アセチル−D−スフィンゴシン、N−ヘキサノイル−D−スフィンゴシン、N−オクトノイル−D−スフィンゴシン、N−ラウロイル−D−スフィンゴシン、N−パルミトイル−D−スフィンゴシン、N−オレオイル−D−スフィンゴシン、PEGカプリル/カプリン酸ジグリセライド、PEG8カプリル/カプリン酸グリセライド、PEGカプリレート、PEG8カプリレート、PEGカプレート、PEGカプロエート、モノカプリル酸グリセリル、モノカプリン酸グリセリル、モノカプロン酸グリセリル、モノラウリン、モノカプリン、モノカプリリン、モノミリスチン、モノパルミトレイン、モノオレイン、クレアチン、クレアチニン、アグマチン、シトルリン、グアニジン、スクラロース、アスパルテーム、ヒポキサンチン、テオブロミン、テオフィリン、アデニン、ウラシル、ウリジン、グアニン、チミン、チミジン、キサンチン、キサントシン、一リン酸キサントシン、カフェイン、アラントイン、(2−ヒドロキシエチル)尿素、N,N’−ビス(ヒドロキシメチル)尿素、ペンタエリスリトールエトキシレート、ペンタエリスリトールプロポキシレート、ペンタエリスリトールプロポキシレート/エトキシレート、グリセロールエトキシレート、グリセロールプロポキシレート、トリメチロールプロパンエトキシレート、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、クラウンエーテル、18−クラウン−6、15−クラウン−5、12−クラウン−4およびそれらの組み合わせから選択され、コーティング層中の治療剤対コーティング層中の1以上の水溶性添加物の総重量の重量比は約0.05〜20である)、コーティング層が標的部位で副鼻腔狭窄の壁に接触し、かつ、バルーンが膨張バルーン直径を達成するまでバルーンを膨張させ、膨張時間後バルーンを収縮させ(ここで、膨張時間は0.1分〜10である)、バルーンカテーテルを副鼻腔狭窄から引き抜くことを含む。

0137

ある実施態様において、薬物被覆バルーンの使用前胃に、前立腺など体腔の標的領域を前拡張することが望ましい可能性がある。ある実施態様において、前拡張バルーンは、処置バルーンよりわずかに短いおよび/またはわずかに小さい公称径であるように選択される。前拡張バルーンが処置バルーンより短いならば、前拡張ゾーンまたは領域全体が処置バルーンにより処置される可能性が高い。ある実施態様において、前拡張せずに、直接体腔の標的領域を拡張するとが望ましい可能性がある。

0138

本発明の実施態様は、迅速な薬物放出コーティングを有するバルーンカテーテルおよびそのような被覆デバイスを製造する方法に関する。本発明の実施態様における治療剤は遅延または長期放出を必要とせず、その代わり、例えば、治療剤および添加物は、組織との接触時に治療効果を提供するために、極めて短時間で放出される。本発明の実施態様の目的は、標的部位への一過性デバイス留置中の標的組織による薬物の迅速かつ効率的取り込みの促進である。

0139

種々の実施態様において、バルーンカテーテルは、バルーンの本体に添って、1または複数(例えば、2)ネック部を有し得る。ネック部はバルーン本体公称径より小さい公称径(例えば、1.5〜2.5倍小さい)を有し得て、約10〜20mm長など任意の適当な長さを有し得る。ネック部はバルーンを対称性に分割できまたはあるバルーン本体部が他より長くなってよい。バルーン公称径は6〜45mmの範囲であり、作業長20〜160mmである。

0140

図1Aにおいて、ある実施態様において、1つのネック部を有するバルーンを示す。バルーン100はウエスト101、コーン102、第一本体部103、ネック104、第二本体部105、コーン106およびウエスト107を有する。当業者に知られるとおりバルーンカテーテルにアセンブルされたら、ウエスト101および107は、カテーテルシャフト(示していない)に接続または固着などされる。膨張中、ウエスト101および107は、カテーテルシャフトに接続されているため、膨張しない。図1Bにおいて、ある実施態様において、2つのネック部を有するバルーンを示す。バルーン120は、ウエスト121、コーン122、第一本体部123、第一ネック124、第二本体部125、第二ネック126、第三本体部127、コーン128およびウエスト129を有する。当業者に知られるとおりバルーンカテーテルにアセンブルされたら、ウエスト121および129は、カテーテルシャフトに接続または固着などされる。膨張中、ウエスト121および129は、カテーテルシャフトに接続されているため、膨張しない。ネック部124および126は、現況の膨張では同じ直径として示しているが、それらは同一または異なる伸展性を有する同一または異なる直径であり得る。図1Cにおいて、ある実施態様において、3つのネック部を有するバルーンを示す。バルーン140は、ウエスト141、コーン142、第一本体部143、第一ネック144、第二本体部145、第二ネック146、第三本体部147、第三ネック148、第四本体部149、コーン150およびウエスト151を有する。当業者に知られるとおりバルーンカテーテルにアセンブルされたら、ウエスト141および151は、カテーテルシャフトに接続または固着などされる。膨張中、ウエスト141および151は、カテーテルシャフトに接続されているため、膨張しない。ネック部144、146および148は、現況の膨張では異なる直径を有して示しているが、それらは同一または異なる伸展性を有する同一または異なる直径であり得る。

0141

図2に示すとおり、ある実施態様において、医療デバイスは、当分野の当業者に知られる慣用のバルーンカテーテルを含む、バルーンカテーテル、固定ワイヤバルーンカテーテル、移動可能ワイヤカテーテル、オーバー・ザ・ワイヤバルーンカテーテル、ラピッド・エクスチェンジ型バルーンカテーテルである。例えば、バルーンカテーテル150は、カテーテル150の遠位末端に拡張可能、膨張可能バルーン、カテーテル150の近位末端にハンドルアセンブリ160、近位末端から遠位末端に延びる細長いフレキシブル部材164および非侵襲的クーデチップ163を含み得る。ハンドルアセンブリ160は、膨張媒体(例えば、空気、食塩水または造影媒体)の供給源などの1以上の適当な医療デバイスに接続されおよび/または受け取り得る。フレキシブル部材164は適当な生体適合性材料製であり、かつその中に1以上の管腔を有する管であり得る。管腔の少なくとも1つは、膨張媒体を受け入れ、そのような媒体をバルーン162にその膨張のために通すように構成される。バルーンカテーテルは固定ワイヤまたはラピッド・エクスチェンジ型またはオーバー・ザ・ワイヤカテーテルであり、任意の適当な生体適合性材料から製造され得る。バルーン162の材料は、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン12、ナイロン11、ポリアミド12、ポリエーテルとポリアミドのブロックコポリマー、ペバックス(登録商標)、ポリウレタンおよびポリエーテルとポリエステルのブロックコポリマーの1以上を含み得る。図2において、ある実施態様において、2つのネック部を有するバルーンを示す。バルーン162は、ウエスト151、コーン152、第一本体部153、第一ネック154、第二本体部155、第二ネック156、第三本体部157、コーン158およびウエスト159を有する。当業者に知られるとおりバルーンカテーテルにアセンブルされたら、ウエスト151および159は、カテーテルシャフトに接続または固着などされる。膨張中、ウエスト151および159は、カテーテルシャフトに接続されているため、膨張しない。ネック部154および156は現況の膨張では同一直径として示しているが、それらは同一または異なる伸展性を有する同一または異なる直径であり得る。

0142

図3に示すとおり、ある実施態様において、医療デバイスはバルーンカテーテルである。バルーンカテーテルは、当分野の当業者に知られる慣用のバルーンカテーテルを含む、固定ワイヤバルーンカテーテル、移動可能ワイヤカテーテル、オーバー・ザ・ワイヤバルーンカテーテル、ラピッド・エクスチェンジ型バルーンカテーテルを含む、所望の使用のための任意の適当なカテーテルであり得る。例えば、バルーンカテーテル10は、カテーテル10の遠位末端に拡張可能、膨張可能バルーン12、カテーテル10の近位末端にハンドルアセンブリ16および近位および遠位末端間に延びる細長いフレキシブル部材14を含み得る。ハンドルアセンブリ16は、膨張媒体(例えば、空気、食塩水または造影媒体)の供給源などの1以上の適当な医療デバイスに接続されおよび/または受け取り得る。フレキシブル部材14は適当な生体適合性材料製であり、かつその中に1以上の管腔を有する管であり得る。管腔の少なくとも1つは、膨張媒体を受け入れ、そのような媒体をバルーン12にその膨張のために通すように構成される。バルーンカテーテルは、ラピッド・エクスチェンジ型またはオーバー・ザ・ワイヤカテーテルであり、任意の適当な生体適合性材料から製造され得る。バルーン12の材料は、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン12、ナイロン11、ポリアミド12、ポリエーテルとポリアミドのブロックコポリマー、ペバックス(登録商標)、ポリウレタンおよびポリエーテルとポリエステルのブロックコポリマーの1以上を含み得る。

0143

ある実施態様において、本発明は、血管組織または非血管組織などの罹患組織または狭窄に治療剤を送達するための医療デバイスを提供する。デバイスは、バルーンカテーテル外表面に適用された層を含む。層は治療剤および1以上の添加物を含む。添加物は任意の適当な添加物であり得る。層は1つの添加物を含んでよくまたは層は水溶性第一添加物および水溶性第二添加物などの1を超える添加物を含み得る。例えば、図4Aに記載する実施態様に示すとおり、バルーン12は、治療剤および添加物を含む層20で被覆される。ある実施態様において、層は本質的に治療剤および添加物からなり、例えば、層は、任意の他の実質的に意味のある成分がなく、治療剤および添加物のみを含む。ある実施態様において、デバイスは、所望により粘着層を含み得る。例えば、図4Bに記載する実施態様に示すとおり、バルーン12は粘着層22で被覆される。治療剤および添加物を含む層24は、粘着層を覆う。薬物コーティング層の下にある別の層である粘着層は医療デバイスの外表面への薬物コーティング層の付着を改善し、コーティングの完全性を保護する。例えば、医療デバイスへの付着が薬物および添加物で異なるならば、粘着層は、治療介入のための標的部位への輸送中、成分の異なる喪失を防止し、コーティングにおける薬物対添加物比を維持することができる。さらに、粘着層は、標的部位で組織と接触したら、コーティング層成分のデバイス表面からの迅速な放出を促進するために機能し得る。他の実施態様において、デバイスは最上層を含み得る。最上層は、標的組織に接触する前、例えばバルーン12の治療介入部位への輸送中またはコーティング層20が標的組織に直接接触まで圧入される前にバルーン12の膨張の第一モーメント中、薬物層の喪失を減少させ得る。

0144

本発明の実施態様は、抗炎症剤および抗増殖剤(例えば、ラパマイシン、シロリムス、エベロリムス、タクロリムス、パクリタキセル、タキソール、ドセタキセルまたはそのアナログ)などの治療剤の有効量を送達することによる、非血管体腔の狭窄の処置に関する。非血管体腔の狭窄は、尿道狭窄、尿管狭窄、食道狭窄、副鼻腔狭窄、アカラシア狭窄、ステント内狭窄、胃狭窄、小腸狭窄、十二指腸狭窄、空腸狭窄、回腸狭窄、結腸狭窄、直腸狭窄および大腸狭窄および胆管狭窄を含む。本発明の実施態様は、良性前立腺肥大(BPH)、前立腺癌、喘息および慢性閉塞性肺疾患(COPD)の少なくとも1つを処置する方法に関する。種々の実施態様におけると、方法は、抗炎症剤および抗増殖剤(例えば、ラパマイシン、シロリムス、エベロリムス、タクロリムス、パクリタキセル、タキソール、ドセタキセルまたはそのアナログ)などの治療剤を被覆バルーンカテーテルにより送達することを含む。抗炎症剤および抗増殖剤は、単独でまたは1以上の添加物と共に医療デバイス上を被覆し得る。

0145

非血管体腔における狭窄を処置する方法は、コーティング層を含むバルーンカテーテルを体腔に挿入し(ここで、コーティング層は薬物および添加物を含む)、バルーンカテーテルを膨張させ、非血管体腔の壁に薬物を放出させ、バルーンを収縮させ、そしてバルーンカテーテルを引き抜くことを含み、ここで、残存薬物は、バルーンカテーテルの総負荷薬物の約1〜70%であり得る、ここで、体腔の壁における薬物は、バルーンカテーテルの総負荷薬物の約0.1〜25%であり得る。方法は、バルーンの標的部位への挿入前、挿入中またはその後に、水、食塩水溶液または少なくとも1つの水溶性添加物を含む水溶液で体腔を洗い流すことを含み得る。この実施態様のひとつの態様において、添加物は、非血管体腔の組織への薬物の吸収を増大する。この実施態様の他の態様において、添加物は親水性部分および薬物親和性部分を含み、ここで、薬物親和性部分は疎水性部分、水素結合により治療剤に親和性を有する部分およびファンデルワールス相互作用により治療剤に親和性を有する部分の少なくとも1つである。

0146

非血管体腔の標的部位に治療剤を送達するためのバルーンカテーテルは、バルーンの外表面を覆うコーティング層を含み得て、ここで、コーティング層は治療剤の初期薬物負荷量および1以上の水溶性添加物を含み、治療剤はパクリタキセル、タキソール、ドセタキセル、そのアナログ、ラパマイシン、シロリムス、エベロリムスおよびそのアナログおよびそれらの組み合わせから選択され、水溶性添加物はN−アセチルグルコサミン、N−オクチル−D−グルコンアミド、N−ノナノイル−N−メチルグルカミン、N−オクタノイル−N−メチルグルタミン、C6−セラミド、ジヒドロ−C6−セラミド、セレブロシド、スフィンゴミエリン、ガラクトセレブロシド、ラクトセレブロシド、N−アセチル−D−スフィンゴシン、N−ヘキサノイル−D−スフィンゴシン、N−オクトノイル−D−スフィンゴシン、N−ラウロイル−D−スフィンゴシン、N−パルミトイル−D−スフィンゴシン、N−オレオイル−D−スフィンゴシン、PEGカプリル/カプリン酸ジグリセライド、PEG8カプリル/カプリン酸グリセライド、PEGカプリレート、PEG8カプリレート、PEGカプレート、PEGカプロエート、モノカプリル酸グリセリル、モノカプリン酸グリセリル、モノカプロン酸グリセリル、モノラウリン、モノカプリン、モノカプリリン、モノミリスチン、モノパルミトレイン、モノオレイン、クレアチン、クレアチニン、アグマチン、シトルリン、グアニジン、スクラロース、アスパルテーム、ヒポキサンチン、テオブロミン、テオフィリン、アデニン、ウラシル、ウリジン、グアニン、チミン、チミジン、キサンチン、キサントシン、一リン酸キサントシン、カフェイン、アラントイン、(2−ヒドロキシエチル)尿素、N,N’−ビス(ヒドロキシメチル)尿素、ペンタエリスリトールエトキシレート、ペンタエリスリトールプロポキシレート、ペンタエリスリトールプロポキシレート/エトキシレート、グリセロールエトキシレート、グリセロールプロポキシレート、トリメチロールプロパンエトキシレート、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、クラウンエーテル、18−クラウン−6、15−クラウン−5、12−クラウン−4およびそれらの組み合わせから選択される。

0147

非血管体腔は、食道、気道、副鼻腔、気管、結腸、胆管、胃、小腸、十二指腸、空腸、回腸、直腸、大腸、尿路、前立腺、尿道、輸尿管および他の非血管管腔の1つであり得る。

0148

ある実施態様において、1以上の水溶性添加物はバルーンからの治療剤の迅速な放出を促進でき、これによる迅速な放出は、バルーンを非血管体腔の標的部位で約0.1分〜10分の膨張時間膨張させ、続いて非血管管腔から除いた後のバルーン上に残存する治療剤の残存薬物量を含む。

0149

コーティング層中の治療剤対コーティング層中の1以上の添加物の総重量の重量比は、約0.05〜約20、約0.1〜約10、約0.1〜約5、約0.5〜約8、約0.5〜約3、約2〜約6または約0.05以下または約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19または約20未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上であり得る。コーティング層中の治療剤対コーティング層中の1以上の水溶性添加物の総重量の重量比(例えば、コーティング層中の第一および第二水溶性添加物または第一、第二および第三水溶性添加物の総重量に対して)は、約0.05〜約20、約0.1〜約10、約0.1〜約5、約0.5〜約8、約0.5〜約3、約2〜約6または約0.05以下または約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19または約20未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上であり得る。

0150

初期薬物負荷量は、バルーン1mm2あたり(すなわち、バルーンの公称径の外部表面積あたり)治療剤1μg〜20μgまたは約2〜約6μgまたは約1μg以下または約2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18または約20μg未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上であり得る。残存薬物量は、初期薬物負荷量の70%以下であり得る。

0151

非血管体腔における狭窄を処置する方法は、非血管体腔を水、食塩水溶液または少なくとも1つの水溶性添加物を含む水溶液で洗い流し、非血管体腔における狭窄における標的部位にバルーンカテーテルを挿入し(バルーンカテーテルはバルーンおよびバルーンの外部表面を覆うコーティング層を含み、コーティング層は少なくとも1つの水溶性添加物および治療剤の初期薬物負荷量を含み、治療剤はパクリタキセル、タキソール、ドセタキセル、そのアナログ、ラパマイシン、シロリムス、エベロリムスおよびそのアナログおよびそれらの組み合わせから選択され、水溶性添加物はN−アセチルグルコサミン、N−オクチル−D−グルコンアミド、N−ノナノイル−N−メチルグルカミン、N−オクタノイル−N−メチルグルタミンC6−セラミド、ジヒドロ−C6−セラミド、セレブロシド、スフィンゴミエリン、ガラクトセレブロシド、ラクトセレブロシド、N−アセチル−D−スフィンゴシン、N−ヘキサノイル−D−スフィンゴシン、N−オクトノイル−D−スフィンゴシン、N−ラウロイル−D−スフィンゴシン、N−パルミトイル−D−スフィンゴシン、N−オレオイル−D−スフィンゴシン、PEGカプリル/カプリン酸ジグリセライド、PEG8カプリル/カプリン酸グリセライド、PEGカプリレート、PEG8カプリレート、PEGカプレート、PEGカプロエート、モノカプリル酸グリセリル、モノカプリン酸グリセリル、モノカプロン酸グリセリル、モノラウリン、モノカプリン、モノカプリリン、モノミリスチン、モノパルミトレイン、モノオレイン、クレアチン、クレアチニン、アグマチン、シトルリン、グアニジン、スクラロース、アスパルテーム、ヒポキサンチン、テオブロミン、テオフィリン、アデニン、ウラシル、ウリジン、グアニン、チミン、チミジン、キサンチン、キサントシン、一リン酸キサントシン、カフェイン、アラントイン、(2−ヒドロキシエチル)尿素、N,N’−ビス(ヒドロキシメチル)尿素、ペンタエリスリトールエトキシレート、ペンタエリスリトールプロポキシレート、ペンタエリスリトールプロポキシレート/エトキシレート、グリセロールエトキシレート、グリセロールプロポキシレート、トリメチロールプロパンエトキシレート、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、クラウンエーテル、18−クラウン−6、15−クラウン−5、12−クラウン−4およびそれらの組み合わせから選択される)、バルーンをコーティング層が標的部位での非血管体腔における狭窄の壁に接触し、かつバルーンが膨張時間の膨張バルーン直径を達成するまで膨張させ、膨張時間後バルーンを収縮させ(ここで、膨張時間は0.1分〜10分である)、バルーンカテーテルを非血管体腔における狭窄から引き抜くことを含む。ある実施態様において、バルーン直径は、6気圧の公称膨張圧力で10mmである。膨張バルーン直径対体腔の標的部位の常態直径の比は約1.01〜約20であってよく、バルーン公称径対処置位置での体腔の常態直径の延伸比は約1.0〜約20または約1.1〜約15または約1.2〜約10または約1.0以下または約1.01、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.8、2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18または約20未満、それと等しい、それより多いまたはそれ以上であってよい。所望により、膨張はバルーンカテーテルの公称圧力と等しいまたは高い圧力までの膨張を含み得る。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 株式会社東海メディカルプロダクツの「 カテーテル及びカテーテルの作製方法」が 公開されました。( 2020/06/04)

    【課題】 金属線が巻回されているカテーテルに対してX線不透過性マーカーを取り付けた場合であっても外周径が太くなることのないカテーテルを提供する。【解決手段】 本発明にかかるカテーテル100は、金属... 詳細

  • フォルテグロウメディカル株式会社の「 カテーテル、スタイレット及びカテーテルキット」が 公開されました。( 2020/06/04)

    【課題】カテーテルの交換を容易にすることができるカテーテル、スタイレット及びカテーテルキットを提供する。【解決手段】第1端部から第2端部までが所定長にされた中空部を備えた管部と、前記中空部の前記第1端... 詳細

  • テルモ株式会社の「 医療用部材」が 公開されました。( 2020/06/04)

    【課題】皮膚に挿入される挿入部を介して細菌が体内に拡散することを抑制できる医療用部材を提供する。【解決手段】医療用部材10は、皮膚に挿入される挿入部に対して紫外線を導光する導光部11と、前記導光部を保... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ