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技術 塗り絵シート作成方法及び塗り絵シート作成システム

出願人 中村正一日本エー・シー・ピー株式会社
発明者 中村正一
出願日 2018年9月19日 (2年3ヶ月経過) 出願番号 2018-174421
公開日 2020年3月26日 (8ヶ月経過) 公開番号 2020-048048
状態 未査定
技術分野 FAX原画の編集 FAX画像信号回路 デジタル計算機のユーザインターフェイス イメージ処理・作成
主要キーワード 曲率度 背景削除 色彩感覚 方眼紙 髪飾り 塗り絵 創造性 肖像画
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年3月26日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (18)

課題

既存の絵画写真に変化を加えることで、作成者の独自性を発揮することができる塗り絵シート作成方法、及び塗り絵シート作成システムを提供する。

解決手段

第1画像をディスプレイに表示させて、その第1画像上に第2画像を重ねて表示する。そして、第2画像のサイズ、表示の向き、左右の反転の少なくとも一つを設定する。続いて、第2画像から一部を抽出した部分画像を生成し、表示部の表示画面に固定で表示される第1画像と、第1画像上の任意の位置に配置された部分画像とを、合成処理して塗り絵原画像を生成する。その後、原画像を複数の階調グレースケール化して塗り絵画像を生成する。塗り絵シートは、選択された階調の塗り絵画像をプリンタから印刷することで作成される。

概要

背景

塗り絵は古くから特に子供に親しまれてきており、「色を塗る」という行為から、手指機能の訓練視覚色彩感覚への刺激注意力喚起想像力や記憶力トレーニングなど様々な効用があることが知られている。そして、「どこに何色を塗るのか」「どこから塗るか」といった作業手順を脳内で組み立てることで脳の刺激にもなり大人にも普及されてきている。しかし、大人が楽しめる塗り絵は、単純な絵柄であると興味の対象とならず、上記したような効果を得ることはできない。

そのため、興味を引く題材から自分で塗り絵シートを作成することが近年、行われてきている。このような塗り絵シートを作成するには、絵画写真から読みとった画像を使用して、電子的に塗り絵画像を作成する塗り絵シート作成方法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このような電子的な塗り絵シート作成方法によれば、大人が興味を引く、例えば著名な絵画や写真の画像を取り込むことで、創作意欲の湧く塗り絵シートを作成することができる。例えば、特許文献2においては肖像画のモナリザモザイク塗り絵が示されている。

概要

既存の絵画や写真に変化を加えることで、作成者の独自性を発揮することができる塗り絵シートの作成方法、及び塗り絵シート作成システムを提供する。第1画像をディスプレイに表示させて、その第1画像上に第2画像を重ねて表示する。そして、第2画像のサイズ、表示の向き、左右の反転の少なくとも一つを設定する。続いて、第2画像から一部を抽出した部分画像を生成し、表示部の表示画面に固定で表示される第1画像と、第1画像上の任意の位置に配置された部分画像とを、合成処理して塗り絵の原画像を生成する。その後、原画像を複数の階調グレースケール化して塗り絵画像を生成する。塗り絵シートは、選択された階調の塗り絵画像をプリンタから印刷することで作成される。

目的

本発明は、上記点に鑑みて、既存の絵画や写真に変化を加えることで、塗り絵シートの作成に創造性を発揮することができる塗り絵シートの作成方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

(a)カラーの第1画像を表示部に表示する手順と、(b)前記第1画像に重ねて第2画像を前記表示部に表示する手順と、(c)前記第2画像から一部を抽出した部分画像を生成する手順と、(d)前記第2画像又は部分画像のサイズ、表示の向き、左右の反転の少なくとも一つを設定する手順と、(e)前記表示部の表示画面に固定で表示される前記第1画像上での前記部分画像の配置位置を設定する手順と、(f)配置が前記第1画像と前記配置位置にある前記部分画像とを合成処理して塗り絵原画像を生成する手順と、(g)前記原画像を複数の階調グレースケール化して塗り絵画像を生成する手順と、(h)選択された階調の前記塗り絵画像を印刷する手順と、を備える塗り絵シート作成方法

請求項2

前記合成処理の前段階において、前記第2画像又は前記部分画像に対し、色の色相明度彩度等の編集を行う手順を備える請求項1に記載の塗り絵シート作成方法。

請求項3

前記合成処理の前段階において、前記部分画像の輪郭デフォルメする手順を備える請求項1に記載の塗り絵シート作成方法。

請求項4

前記デフォルメでは、前記表示部にセル縦横同幅の方眼紙を表示すると共に当該方眼紙上に前記部分画像を表示し、デフォルメする輪郭線の範囲を前記セルの選択により指定することを特徴とする請求項3に記載の塗り絵シート作成方法。

請求項5

前記合成処理の前段階において、前記部分画像にエフェクトを施す手順を備える請求項1に記載の塗り絵シート作成方法。

請求項6

カラーの第1画像と第2画像とを合成して塗り絵シートを作成する塗り絵シート作成システムであって、前記第2画像のサイズ、表示の向き、左右の反転の少なくとも一つを設定する設定部と、前記第2画像から一部を抽出した部分画像を生成する部分画像生成部と、前記第1画像と前記部分画像とを重ね合せて表示する合成画像表示部と、前記表示部の表示画面に固定で表示される前記第1画像上での前記部分画像の配置位置を設定する部分画像配置部と、前記第1画像と当該第1画像上での配置位置が決定された前記部分画像を合成処理して生成する塗り絵の原画像を複数の階調にグレースケール化して塗り絵画像を生成する塗り絵画像生成部と、選択された階調の前記塗り絵画像を印刷する印刷部と、を備える塗り絵シート作成システム。

請求項7

前記第2画像又は前記部分画像に対し、色の色相、明度、彩度等の編集を行う画像編集部を備える請求項6に記載の塗り絵シート作成システム。

請求項8

前記部分画像の輪郭をデフォルメするデフォルメ処理部を備える請求項6に記載の塗り絵シート作成システム。

請求項9

前記デフォルメ処理部は、処理画面にセルが縦横同幅の方眼紙を表示すると共に当該方眼紙上に前記部分画像を表示し、デフォルメする輪郭線の範囲を前記セルの選択により指定することを特徴とする請求項8に記載の塗り絵シート作成システム。

請求項10

前記部分画像にエフェクトを施すエフェクト加工部を備える請求項6に記載の塗り絵シート作成システム。

技術分野

0001

本発明は、画像から塗り絵シートを作成する塗り絵シートの作成方法及び塗り絵シート作成システムに関する。

背景技術

0002

塗り絵は古くから特に子供に親しまれてきており、「色を塗る」という行為から、手指機能の訓練視覚色彩感覚への刺激注意力喚起想像力や記憶力トレーニングなど様々な効用があることが知られている。そして、「どこに何色を塗るのか」「どこから塗るか」といった作業手順を脳内で組み立てることで脳の刺激にもなり大人にも普及されてきている。しかし、大人が楽しめる塗り絵は、単純な絵柄であると興味の対象とならず、上記したような効果を得ることはできない。

0003

そのため、興味を引く題材から自分で塗り絵シートを作成することが近年、行われてきている。このような塗り絵シートを作成するには、絵画写真から読みとった画像を使用して、電子的に塗り絵画像を作成する塗り絵シート作成方法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このような電子的な塗り絵シート作成方法によれば、大人が興味を引く、例えば著名な絵画や写真の画像を取り込むことで、創作意欲の湧く塗り絵シートを作成することができる。例えば、特許文献2においては肖像画のモナリザモザイク塗り絵が示されている。

先行技術

0004

特開2010−74217号公報
特開2009−271900号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、塗り絵シートの題材を著名な絵画や写真に求めても、塗り絵に着色するだけでは創造性を発揮するのには限界があるため飽きられてしまう。

0006

本発明は、上記点に鑑みて、既存の絵画や写真に変化を加えることで、塗り絵シートの作成に創造性を発揮することができる塗り絵シートの作成方法を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0007

上記課題を解決するために、本発明による塗り絵シート作成方法は、(a)カラーの第1画像を表示部に表示する手順と、(b)前記第1画像に重ねて第2画像を前記表示部に表示する手順と、(c)前記第2画像から一部を抽出した部分画像を生成する手順と、(d)前記第2画像又は部分画像のサイズ、表示の向き、左右の反転の少なくとも一つを設定する手順と、(e)前記表示部の表示画面に固定で表示される前記第1画像上での前記部分画像の配置位置を設定する手順と、(f)配置が前記第1画像と前記配置位置にある前記部分画像とを合成処理して塗り絵の原画像を生成する手順と、(g)前記原画像を複数の階調グレースケール化して塗り絵画像を生成する手順と、(h)選択された階調の前記塗り絵画像を印刷する手順と、を備える。

0008

或る実施形態では、前記合成処理の前段階において、前記第2画像又は前記部分画像に対し、色の色相明度彩度等の編集を行う手順を備えることで、作成者イメージで部分画像の編集が可能となる。

0009

また、別の実施形態では、前記合成処理の前段階において、前記部分画像の輪郭デフォルメする手順を備えることで、作成者のイメージで部分画像の変形が可能となる。デフォルメの一つの形態には、前記表示部にセル縦横同幅の方眼紙を表示すると共に当該方眼紙上に前記部分画像を表示し、デフォルメする輪郭線の範囲を前記セルの選択により指定する。

0010

さらに、別の実施形態では、前記合成処理の前段階において、前記部分画像にエフェクトを施す手順を備えることで、例えば、部分画像に第1画像のイメージと重なる絵柄若しくは模様が加わり、塗り絵シートの作成者による創作性を高めることができる。

0011

別の側面から、本発明による塗り絵シート作成システムは、カラーの第1画像と第2画像とを合成して塗り絵シートを作成する塗り絵シート作成システムであって、前記第2画像のサイズ、表示の向き、左右の反転の少なくとも一つを設定する設定部と、前記第2画像から一部を抽出した部分画像を生成する部分画像生成部と、前記第1画像と前記部分画像とを重ね合せて表示する合成画像表示部と、前記表示部の表示画面に固定で表示される前記第1画像上での前記部分画像の配置位置を設定する部分画像配置部と、前記第1画像と当該第1画像上での配置位置が決定された前記部分画像を合成処理して生成する塗り絵の原画像を複数の階調にグレースケール化して塗り絵画像を生成する塗り絵画像生成部と、選択された階調の前記塗り絵画像を印刷する印刷部と、を備える。

発明の効果

0012

本発明によれば、第1画像と第2画像とを組み合わせることで、作成者は独自性を発揮することができるため、創作性に富んだ塗り絵シートが作成される。

図面の簡単な説明

0013

本発明に係わる塗り絵シート作成方法を実現するハードウェア構成ブロック図で示す。
本発明に係わる塗り絵シート作成方法による製作工程をブロック図で示す。
第1画像のサムネイルの表示画面を示す。
第1画像を加工する画面を示す。
塗り絵シートに用いる第1画像を示す。
第2画像のサムネイルの表示画面を示す。
第1画像に第2画像を重ねた画面を示す。
図7の画面上で第2画像の色編集の画面を示す。
第2画像から一部を抽出して部分画像を生成する処理の画面の説明図を示す。
第1画像と部分画像とを合成処理して作成される塗り絵の原画像を表示する画面を示す。
原画像をグレースケール化した塗り絵画像の画面を示す。
デフォルメ前の第2画像を示す。
図12の画像のデフォルメの一方法の説明図を示す。
図12の画像のデフォルメされた一例の説明図を示す。
図12の画像のエフェクト処理された一例の説明図を示す。
画像をステンドグラス化処理する編集画面を模式的に示す。
画像に落款印を加える編集画面を模式的に示す。

実施例

0014

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る塗り絵シート作成方法を具現する塗り絵シート作成装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。このハードウェアは、パーソナルコンピュータスマートフォンによって実現可能である。パーソナルコンピュータの場合には、CPU1、RAM2、ROM3、ディスプレイ4、マウスポインタキーを備える入力装置5、ディスクドライブ記憶装置6を有している。そして、塗り絵シート作成装置10には、インタフェース(I/F)7を介してプリンタ11、スキャナ装置12、カメラなどの撮像装置13等の外部機器が接続される。尚、塗り絵シート作成装置10をスマートフォンで構成する場合、プリンタ11とはWiFiネットワークで接続され、入力装置はタッチパネルのディスプレイが入力装置5となる。

0015

記憶装置6の第1画像記憶部6aには、予め塗り絵の題材にする著名な絵画の画像(第1画像)がカラー画像データで格納されている。画像データは圧縮データとして記憶されてもよいし、ビットマップデータとして記憶されてもよい。また、作成者自身が塗り絵の題材としたい画像を図示しないスキャナで読み取らせて、第1画像記憶部6aに格納するようにしてもよい。記憶装置6の第2画像記憶部6bには、第1画像にレイヤーとして用いる画像(第2画像)が格納されている。第2画像は、作成者が撮像装置13で撮影して第2画像記憶部6bに取り込まれたカラー画像データが好ましいが、モノクロームのデータであってもよい。

0016

塗り絵シート作成装置10は、CPU1がRAM2をワークエリア(作業領域)としてROM3に格納されたプログラムを実行する。ROM3には、塗り絵作成メインプログラム31、部分画像抽出プログラム32、色編集プログラム33、塗り絵画像作成プログラム34、デフォルメ作成プログラム35、エフェクト処理プログラム36がそれぞれ格納されており、これらのプログラムが本発明に係る塗り絵シート作成方法を実行するプログラムとなっている。

0017

塗り絵作成メインプログラム31は、塗り絵画像生成の全体の動作を実行するプログラムであり、CPU1がこのプログラムを実行する中で、入力装置5を通しての作成者の指示による第2画像のサイズ、表示の向き、左右の反転を設定する設定部としての機能が実現される。同様に、CPU1がこのプログラムを実行する中で、第1画像と第2画像とを重ね合せてディスプレイ4に表示する合成画像表示部としての機能が実現される。また、塗り絵作成メインプログラム31は、塗り絵の作成時において、背景削除、色編集、塗り絵画像作成、デフォルメ作成、エフェクトのそれぞれの処理となると、これらのプログラム32乃至36の起動を制御する。

0018

部分画像抽出プログラム32は、CPU1が塗り絵シートの作成者による入力装置5からの指示に応じて、第2画像から対象部分を切り取ることで部分画像を作成する部分画像生成部としての機能を実現するプログラムである。

0019

色編集プログラム33は、作成者による入力装置5からの指示に応答して、CPU1が第2画像の色相、明度、彩度等の色の編集を行う画像編集部としての機能を実現するプログラムである。

0020

塗り絵画像作成プログラム34は、CPU1が部分画像と第1画像とを合成処理することで塗り絵の原画像を生成し、この原画像をグレースケール化して塗り絵画像を作成する塗り絵画像生成部としての機能を実現するプログラムである。グレースケール複数通りの階調で行うことで、種々のタイプの塗り絵画像が作成される。そして、選択された階調の塗り絵画像データをプリンタ4に供給する。

0021

デフォルメプログラム35は、CPU1が作成者による入力装置5からの指示に応答して、ディスプレイ4に表示している画像の輪郭を任意の形態に変形できるようにするデフォルメ処理部としての機能を実現するプログラムである。

0022

エフェクト処理プログラム36は、対象画像に対して、模様の追加、ステンドグラス化等のエフェクト処理を施すプログラムである。よって、エフェクト処理プログラム36は、作成者が入力装置5によって好みのエフェクトを指定することで画像を加工するエフェクト加工部としての機能を実現するものである。

0023

図2は、本発明に係る塗り絵シート作成の工程をブロック図で示している。塗り絵シート作成装置10は、塗り絵作成メインプログラム31を起動したとき、先ず記憶装置6の第1画像記憶部6aに格納している塗り絵の題材となる第1画像の一覧を、図3に示す如くサムネイルでディスプレイ4に表示する。よって、このサムネイルの画像の中から作成者によって好みの画像が選択される(ステップS1)。

0024

選択された第1画像は、図4に示す如くカット画面で任意の形状での切り取り比率等が作成者によって設定された後、RAM2のワークエリアに保存される(ステップS2)。図5は、作成者が設定した第1画像を示しており、この画像がRAM2に保存される。

0025

次に、塗り絵シート作成装置10は、記憶装置6の第2画像記憶部6bに格納している第2画像の一覧を、図6に示す如くサムネイルでディスプレイ4に表示することで、この中から作成者に好みの画像が選択される(ステップS3)。そして、選択された第2画像は、図7に示す如くディスプレイ4に表示されている第1画像に重ねて表示される(ステップS4)。この場合の第2画像は、ステップS2で設定された画像である。また、画面の下方には選択された第2画像がサムネイルで表示されている。

0026

そして、第1画像に重ねて表示される第2画像は、画面上でサイズ、表示の向き、左右の反転が調節と色の編集が行われる(ステップS5)。色編集は作成者が入力装置5から色編集を指定すると、塗り絵作成メインプログラム31は色編集プログラム33を起動して、図8に示す如く色編集画面をディスプレイ4の画面に表示する。色編集画面は透明度、色相、色合いなどの各調整項目スライドスイッチを表示しており、作成者は各スライドスイッチをスライドさせて好みの色編集を行う。

0027

そして、作成者が入力装置5から部分画像の作成を指定すると、塗り絵作成メインプログラム31は部分画像抽出プログラム33を起動して、第2画像から一部の画像の背景を削除することで部分画像を生成する(ステップS6)。

0028

背景削除の処理時には、ディスプレイ4は図9(a)に示す如く第1画像は非表示にして、第2画像のみを画面に表示している。この第2画像の中から「花」を抽出する場合、「花」の輪郭の外側の背景の画像部分を削除することになる。この場合の削除には、自動と半自動手動との3通りがある。図9(b)は自動の削除を示し、アイコンI1が作成者によって操作されることで、コントラストの差から自動的に「花」と背景とが区分されて背景が削除される。自動のときには、部分画像抽出プログラム33は、処理対象画素とその近傍領域(例えば、3×3ピクセル)に位置する画素との輝度差色差を評価し、所定値以上の輝度差や色差がある場合に、その処理対象画素を輪郭として抽出する。

0029

図9(c)は半自動の削除を示し、作成者がアイコンI2を操作すると共に背景を消去したい「花」の輪郭部分を選択することで、選択された部分の周辺と近い色の背景が削除される。この場合、画面の下方に表示されているスライドスイッチをスライドさせることで近似色判定範囲を調整する。また、図9(d)は手動の削除を示し、作成者が消しゴムのアイコンI3を操作して背景部分を指定することで、指定された背景部分が削除される。消しゴムのサイズは、画面の下方に表示されているスライドスイッチで調整でき、「花」と背景との境の部分が複雑なときは、消しゴムを小さくすることで削除する部分と残す部分とを精緻に設定することができる。

0030

部分画像の生成後、ディスプレイ4には第1画像が表示されて、第1画像面上に重ねて表示される部分画像は画面上での移動によって、第1画像への配置位置が決定される(ステップS7)。本例では、「花」が髪飾りとなるように人物の頭部に配置されている。部分画像は複数作成することができ、作成者によって入力装置5から次の部分画像の作成が指定されたとき(ステップS8の「YES」)、塗り絵作成メインプログラム31はステップS4からの処理を繰り返す。

0031

そして、作成者が入力装置5によって部分画像の作成の終了を指示すると(ステップS8の「NO」)、塗り絵シート作成装置10は、第1画像と部分画像とを合成処理して、図10に示す塗り絵の原画像を作成する(ステップS9)。同図に示す原画像において、左の人物に配置されている「花」の部分画像は、同じ「花」の第2画像から生成されるが、その際のステップS5の処理のとき左右の反転が行われて、ステップS6の処理で左側の人物の髪に配置されたものである。

0032

続いて、塗り絵シート作成装置10は、原画像をグレースケール化して図11に示す塗り絵画像を生成する(ステップS10)。塗り絵画像作成プログラム34によるグレースケール化は複数通りの階調で行われて、画面の下方に濃淡に応じた複数の塗り絵画像がサムネイルで表示されている。そして、作成者はこの中から好みの濃淡の塗り絵画像を選択することで、塗り絵画像がプリンタ11へ送られて印刷されて塗り絵シートが完成する(ステップS11)。そして、選択された塗り絵画像は記憶装置6の塗り絵画像記憶部6cに保存される。

0033

以上のようにして、塗り絵シート作成装置10は、第1画像と第2画像とを合成した塗り絵シートを作成するが、この第2画像は作成者によって編集することができる。塗り絵作成メインプログラム31は、第1画像と合成するステップS9の処理において、作成者の指示によりデフォルメプログラム35を起動することで、作成者は入力装置5から部分画像の輪郭をデフォルメすることができる。

0034

図12は、第2画像から「花」の部分を抽出した部分画像であるが、デフォルメプログラム35によって、作成者は花の輪郭線をデフォルメする。具体的には図13に示すように、細かい縦横同幅程度の狭幅に設定したセルを方眼紙に見立て、その上に花の輪郭線の画像を重ねてディスプレイ4に表示する。そして、作成者は、入力装置5のマウスポインタを用いてセルにマークしてデフォルメする輪郭線の範囲を選択して、選択した範囲を連続した直線又は曲線、さらに曲線の場合にはその曲率度を指定することで、選択した範囲の輪郭線をデフォルメする。実際には、方眼紙はディスプレイ4の画面全体に描かれるが、図13においては選択した輪郭線の範囲でのみ例示している。

0035

図14は、花の部分の塗り絵が容易となるよう、輪郭線を単純にデフォルメした例を示しているが、創作性を発揮して原画像の輪郭線と異なる奇抜な輪郭線も描くこともできる。そして、デフォルメ処理後、塗り絵シート作成装置10は、デフォルメされた第2画像を第1画像と合成処理することで、作成者によって第2画像の花の輪郭線が創作された塗り絵シートが作成される。

0036

また、ステップS9の処理において、塗り絵作成メインプログラム31は作成者からの指示に応答して、エフェクト処理プログラム36を起動して、第1画像と合成処理する前の部分画像に絵柄若しくは模様を加えるエフェクト処理を施す。この場合、部分画像に第1画像のイメージと重なるエフェクトを施すことができる。例えば、図15の例では、浮世絵の第1画像と合成する「花」の部分画像が和風の画像となるように波のしぶき連想させる白抜きの多数の細かい点を施している。そして、エフェクト処理後、塗り絵シート作成装置10は、デフォルメされた第2画像を第1画像と合成処理することで、作成者によって第2画像の花の模様が創作された塗り絵シートが作成される。

0037

エフェクト処理プログラム36の起動によるエフェクト処理としては、作成した塗り絵の原画像に対して行うステンドグラス化処理がある。図16は、ステンドグラス化処理の編集画面の一例を模式的に示しており、図16(a)は前述したステップS9で作成した塗り絵の原画像を画面に表示している。そして、画面の原画像の下部に表示されているステンドグラス化のアイコンI1がクリックされると、エフェクト処理にステンドグラス化が選択されると、画像が複数のブロックに区切られたステンドグラス化処理が行われる。この場合、図16(b),(c)に示すように、ステンドグラス化の効果レベルを調整することができる。このとき、塗り絵シート作成装置10がタッチパネル式のスマートフォンであれば、この図16(c)に示すように、画面を横方向にスワイプすることで効果レベルが調整される。

0038

エフェクト処理プログラム36が施すエフェクト処理としては、落款印を加える(押印)処理がある。図17は、押印処理の編集画面の一例を模式的に示しており、図17(a)はステップS9で作成した塗り絵の原画像を画面に表示している。この例では、ステンドグラス化処理された原画像に対し、さらに押印処理を施す場合で説明する。図17(a)の画面で原画像の下部に表示されている押印のアイコンI2がクリックされると、図17(b)に示す名前入力画面となる。そして、図17(c)に示すように、入力された名前に応じた落款印が作成されて原画像上に表示され、続いて、落款印のサイズや原画像上での配置位置が調整されることで、図17(d)に示すような最終的な原画像となる。

0039

上述した本発明に係る塗り絵シート作成方法を実施する塗り絵シート作成装置10は、著名な絵画や写真である第1画像に第2画像から一部を抽出して生成した部分画像をレイヤーにして合成することで塗り絵の原画像を作成する。よって、第1画像と調和するように作成者の独自のイメージで部分画像を編集することで、塗り絵シートの作成に創造性を発揮することができる。

0040

1 CPU
2 RAM
3 ROM
4ディスプレイ(表示部)
5入力装置
10塗り絵シート作成装置
11プリンタ(印刷部)
13撮像装置
31塗り絵作成メインプログラム
32部分画像抽出プログラム
33 色編集プログラム
34塗り絵画像作成プログラム
35デフォルメ作成プログラム
36 エフェクト処理プログラム

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