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技術 回路基板用電気コネクタ及び回路基板用電気コネクタ実装体

出願人 ヒロセ電機株式会社
発明者 堀井崇生
出願日 2018年9月14日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2018-172303
公開日 2020年3月26日 (7ヶ月経過) 公開番号 2020-047371
状態 未査定
技術分野 嵌合装置及び印刷回路との接合
主要キーワード 強度向上用 接面状態 電気絶縁材製 保持腕 実装範囲 アングル形 信号端子用 側信号端子
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

課題

回路基板におけるランド形成のための必要領域範囲を小さく抑えた回路基板用電気コネクタとその実装体を提供することを課題とする。

解決手段

電気絶縁材製ハウジング10と、ハウジングにより保持された金属材製電源端子40,50とグランド端子の少なくとも一方をなす非信号端子および信号端子20,30と、ハウジングに取りつけられた補強金具60とを備え、非信号端子は信号端子の配列範囲外に位置し、補強金具60は、非信号端子に隣接して位置しており、非信号端子は、回路基板Pとの接続のための接続脚54を有し、補強金具60は、回路基板Pへの取付のための取付脚62を有しており、非信号端子の接続脚54及び補強金具60の取付脚62が信号端子の配列方向で互に隣接して、回路基板に形成された共通のランドP3に設けられた1つのスルーホールPT内に位置し、該ランドP3で半田接続が可能である。

概要

背景

この種のコネクタとしては、特許文献1に開示されたコネクタが知られている。特許文献1に開示されているコネクタは、回路基板実装されている状態で、相手コネクタが回路基板の実装面と平行な方向を挿抜方向とする、いわゆるライトアングルコネクタである。このコネクタでは、端子は相手コネクタと接触する接触部が上記挿抜方向を向いていて、接触部が実装面に近い下段に位置する下側端子とその上方に位置する上段の上側端子とを有し、下側端子も上側端子も中間位置で直角に屈曲されて、その下端部分を回路基板に実装される接続部としている。下側端子の接続部は、回路基板の端子用スルーホールを貫通するように延びていて、端子用スルーホールを貫通した状態で、この端子用スルーホール周縁に形成されたランドに対し半田接続され、上側端子は接続部が回路基板面上のランドに接面するよう屈曲されていて、該ランドに接面状態で半田接続される。

特許文献1のコネクタでは、端子を保持するハウジングケース状シェルにより包囲そして保持されており、該シェルの複数の取付脚のそれぞれが回路基板の対応したシェル用スルーホールを貫通し、下側端子の場合と同様に、該取付脚がシェル用スルーホールを貫通した状態で、該シェル用スルーホールの周縁で回路基板の面に形成されたランドに対し半田接続される。シェルは、電気的にはシールドケースとして機能し、機械的には補強金具として機能する。

したがって、特許文献1のコネクタにあっては、下側端子の各接続部が端子用スルーホール周縁のランドに半田接続され、シェルの取付脚がシェル用スルーホール周縁のランドに半田接続されるので、コネクタの実装面に対する取付強度が向上する。

概要

回路基板におけるランド形成のための必要領域範囲を小さく抑えた回路基板用電気コネクタとその実装体を提供することを課題とする。電気絶縁材製のハウジング10と、ハウジングにより保持された金属材製電源端子40,50とグランド端子の少なくとも一方をなす非信号端子および信号端子20,30と、ハウジングに取りつけられた補強金具60とを備え、非信号端子は信号端子の配列範囲外に位置し、補強金具60は、非信号端子に隣接して位置しており、非信号端子は、回路基板Pとの接続のための接続脚54を有し、補強金具60は、回路基板Pへの取付のための取付脚62を有しており、非信号端子の接続脚54及び補強金具60の取付脚62が信号端子の配列方向で互に隣接して、回路基板に形成された共通のランドP3に設けられた1つのスルーホールPT内に位置し、該ランドP3で半田接続が可能である。

目的

本発明は、このような事情に鑑み、コネクタが補強金具を有し、この補強金具の取付脚が回路基板のランドに半田接続されても、ランドの配置に要する回路基板上のランド形成のための必要領域範囲を大きくすることなく、コネクタの大型化を回避できる回路基板用電気コネクタ及び該回路基板用電気コネクタ実装体を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

電気絶縁材製ハウジングと、該ハウジングにより保持された金属材製電源端子グランド端子の少なくとも一方をなす非信号端子および信号端子と、ハウジングに取りつけられた補強金具とを備え回路基板実装される回路基板用電気コネクタにおいて、非信号端子は信号端子の配列範囲外に位置し、補強金具は、該非信号端子に隣接して位置しており、非信号端子は、回路基板との接続のための接続脚を有し、補強金具は、回路基板への取付のための取付脚を有しており、非信号端子の接続脚及び補強金具の取付脚が信号端子の配列方向で互に隣接して、回路基板に形成された共通のランドに設けられた1つのスルーホール内に位置し、該ランドで半田接続が可能であることを特徴とする回路基板用電気コネクタ。

請求項2

ハウジングは、相手コネクタ挿抜のための受入部が該相手コネクタの挿抜方向を回路基板の実装面と平行とする方向に開口して形成されていることとする請求項1に記載の回路基板用電気コネクタ。

請求項3

非信号端子と補強金具は、金属板製であり、少なくとも補強金具の取付脚の板厚方向が相手コネクタの挿抜方向と交差していることとする請求項1または請求項2に記載の回路基板用電気コネクタ。

請求項4

請求項1ないし請求項3のうちの1つに記載の回路基板用電気コネクタを回路基板上に配し、該回路基板用電気コネクタの非信号端子の接続部と補強金具の取付部が回路基板の1つのスルーホール内に位置し、スルーホール周縁のランドと半田接続されていることを特徴とする回路基板用電気コネクタ実装体

技術分野

0001

本発明は、回路基板実装される回路基板用電気コネクタ及び回路基板用電気コネクタ実装体に関する。

背景技術

0002

この種のコネクタとしては、特許文献1に開示されたコネクタが知られている。特許文献1に開示されているコネクタは、回路基板に実装されている状態で、相手コネクタが回路基板の実装面と平行な方向を挿抜方向とする、いわゆるライトアングルコネクタである。このコネクタでは、端子は相手コネクタと接触する接触部が上記挿抜方向を向いていて、接触部が実装面に近い下段に位置する下側端子とその上方に位置する上段の上側端子とを有し、下側端子も上側端子も中間位置で直角に屈曲されて、その下端部分を回路基板に実装される接続部としている。下側端子の接続部は、回路基板の端子用スルーホールを貫通するように延びていて、端子用スルーホールを貫通した状態で、この端子用スルーホール周縁に形成されたランドに対し半田接続され、上側端子は接続部が回路基板面上のランドに接面するよう屈曲されていて、該ランドに接面状態で半田接続される。

0003

特許文献1のコネクタでは、端子を保持するハウジングケース状シェルにより包囲そして保持されており、該シェルの複数の取付脚のそれぞれが回路基板の対応したシェル用スルーホールを貫通し、下側端子の場合と同様に、該取付脚がシェル用スルーホールを貫通した状態で、該シェル用スルーホールの周縁で回路基板の面に形成されたランドに対し半田接続される。シェルは、電気的にはシールドケースとして機能し、機械的には補強金具として機能する。

0004

したがって、特許文献1のコネクタにあっては、下側端子の各接続部が端子用スルーホール周縁のランドに半田接続され、シェルの取付脚がシェル用スルーホール周縁のランドに半田接続されるので、コネクタの実装面に対する取付強度が向上する。

先行技術

0005

特開2014−157790

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、特許文献1のコネクタでは、シェルの取付脚は、上記下側端子の端子用スルーホールの列に対し、該端子用スルーホールの配列方向はもとより、該配列方向に対し直角方向でも離間して配置されたシェル用スルーホールに貫通そしてその周縁のランドに半田接続される。

0007

上記シェル用スルーホールは、シェルのそれぞれの取付脚の位置に合せて、上記端子用スルーホールの配列範囲外の両側で、配列方向に対して直角方向でも端子用スルーホールから離れた位置に配置形成されている。換言すれば、上記シェルの取付脚は、下側端子の配列方向でもこれに対して直角方向でも端子用スルーホールから離間した位置に設けなくてはならない。これは、回路基板上で複数のランドが互に離れた位置に形成されることとなるので、ランド同士間のランド非形成域をも含めた、複数のランドの形成に要する回路基板上のランド形成のための必要領域の範囲を大きくしてしまい、コネクタのみならず、該コネクタを使用する機器の大型化につながる。

0008

この種のコネクタでは、端子は信号端子に加え電源端子をも具備していることがある。電源端子は、信号端子における信号制御のために用いられる電力を供給し、信号端子にくらべ電流が大きいので信号端子よりも寸法が大きい。したがって、この電源端子の接続部をも、信号端子のためのスルーホールとは別個の端子用スルーホールに貫通させ、スルーホール周縁のランドに半田接続させると、信号端子のためのスルーホールそしてランドに比し、電源端子の寸法が大きい分、スルーホールそしてランドは大きくなる。また、この電源端子に加え、上記シェルの取付脚あるいはコネクタの補強金具の取付脚を特許文献1のごとく、端子から離れた位置に配置すると、コネクタの大型化がさらに著しくなる。

0009

本発明は、このような事情に鑑み、コネクタが補強金具を有し、この補強金具の取付脚が回路基板のランドに半田接続されても、ランドの配置に要する回路基板上のランド形成のための必要領域範囲を大きくすることなく、コネクタの大型化を回避できる回路基板用電気コネクタ及び該回路基板用電気コネクタ実装体を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0010

本発明に係る回路基板用電気コネクタは、電気絶縁材製のハウジングと、該ハウジングにより保持された金属材製の電源端子とグランド端子の少なくとも一方をなす非信号端子および信号端子と、ハウジングに取りつけられた補強金具とを備え回路基板へ実装される。

0011

かかる回路基板用電気コネクタにおいて、本発明では、非信号端子は信号端子の配列範囲外に位置し、補強金具は、該非信号端子に隣接して位置しており、非信号端子は、回路基板との接続のための接続脚を有し、補強金具は、回路基板への取付のための取付脚を有しており、非信号端子の接続脚及び補強金具の取付脚が上記配列方向で互に隣接して、回路基板に形成された共通のランドに設けられた1つのスルーホール内に位置し、該ランドで半田接続が可能であることを特徴としている。

0012

このような構成の本発明によれば、非信号端子の接続脚と補強金具の取付脚とが共通の1つのスルーホール内で共通の1つのランドに半田接続されるので、ランド形成のための必要領域に上記接続脚と取付脚との間のランド非形成域が存在しなくなる。その結果、上記配列方向でも、該配列方向に直角方向でも、ランドのための必要形成領域の範囲が抑制されて、コネクタが小型化されることに加え、共通の1つのスルーホール内に上記接続脚と取付脚とが位置するので互に近接して共通の1つのランドに半田接続されて、接続脚そして取付脚における半田強度が向上することとなる。

0013

本発明において、ハウジングは、相手コネクタの挿抜のための受入部が該相手コネクタの挿抜方向を回路基板の実装面と平行とする方向に開口して形成されているようにすることができる。このような形式のコネクタにおいて、接続脚そして取付脚が延びる方向に対して直角方向となる相手コネクタの挿抜時の力が、近接して半田接続され強度の向上した接続部と取付脚に剪断力曲げモーメントとして作用しても、上記接続部と取付脚はこれに十分対抗できる。

0014

本発明において、非信号端子と補強金具は、金属板製であり、少なくとも補強金具の取付脚の板厚方向が相手コネクタの挿抜方向と交差しているようにすることができる。このような形態によれば、補強金具の取付脚は、通常、非信号端子の接続部よりも寸法大であるので、強度大となることに加え、この取付脚の板厚方向を相手コネクタの挿抜方向と交差して位置するので、上記挿抜力に対して十分に対抗できる。

0015

このような本発明の回路基板用電気コネクタは、回路基板上に配された状態で該回路基板用電気コネクタの非信号端子の接続部と補強金具の取付部が回路基板の1つのスルーホール内に位置し、スルーホール周縁のランドと半田接続されることで回路基板と相俟って回路基板用電気コネクタ実装体を構成する。

発明の効果

0016

本発明は、以上のように、信号端子と非信号端子に加え、補強金具を有するコネクタにおいて、非信号端子の接続脚及び補強金具の取付脚が信号端子の配列方向で互に隣接して、回路基板に形成された共通の1つのランドに位置する共通な1つのスルーホール内にあって、該ランドで半田接続されることとしたので、1つのスルーホール内に非信号端子の接続脚と補強金具の取付脚が位置すること、該スルーホールが信号端子の配列方向で、信号端子の配列範囲の外側に位置していることにより、上記非信号端子の接続部と補強金具の取付部との間でスルーホールの周縁に回路基板の面に広がって形成されるランドの形成のための必要領域内にランド非形成域が存在しなくなる結果、上記配列方向でも配列方向に直角な方向でも小域でよくなり、コネクタの小型化につながり、さらには上記非信号端子の接続部と補強金具の取付脚とが互に近接して共通の1つのスルーホールに半田接続されていることとしたので、固定強度が高まり、外力、特に相手コネクタの挿抜力に対し十分対抗できる回路基板電気コネクタまた回路基板用電気コネクタ実装体を得るという効果をもたらす。

図面の簡単な説明

0017

本発明の一実施形態としての第一コネクタと相手方たる第二コネクタとを嵌合接直前の状態で示す斜視図である。
図1における第一コネクタについて、端子配列方向で同じ位置の上側信号端子及び下側信号端子でのZX面断面図である。
図1における第一コネクタについて、端子配列方向で同じ位置の上側電源端子及び下側電源端子でのZX面断面図である。
図1における第一コネクタについて、端子配列方向で補強金具の位置でのZX断面図である。
図1における第一コネクタが実装される回路基板の実装範囲での平面図である。

実施例

0018

図1は、本発明の一実施形態としての第一コネクタIとこれに嵌合接続される相手方たる第二コネクタIIとを嵌合接続直前の状態で示す斜視図である。図1そして以降の図において、両コネクタI,IIについての方向性を理解しやすくするために空間座標X,Y,Zを設定してある。Xは両コネクタのI,IIの挿抜方向で、第二コネクタIIから第一コネクタIに向う方向を前方X1、その反対方向を後方X2とし、Yは両コネクタI,IIにおける端子配列方向で、一方向をY1、反対方向をY2とし、Zはコネクタ高さ方向で上方向をZ1、下方向をZ2としてある。

0019

上記第一コネクタIは、その下面で(下方Z2端に位置する面)で回路基板(図示せず)に実装され、下方Z2に延出する後述の電源端子の接続脚と補強金具の取付脚が回路基板のスルーホールに進入して位置し、該回路基板に半田接続されるコネクタであり、接続脚そして取付脚に対して直角方向、すなわち回路基板の実装面と平行な方向を相手方たる第二コネクタIIの挿抜方向Xとする、いわゆるライトアングルコネクタであり、第二コネクタIIは該挿抜方向Xで第一コネクタIに対し嵌合されまた抜出されるように形成されている。以下、第一コネクタI、第二コネクタIIそして第一コネクタIが実装される回路基板、さらには、第一コネクタIの回路基板への実装について説明する。

0020

<第一コネクタI>
第一コネクタIは電気絶縁材製で略直方体外形のハウジング10とコネクタ幅方向をなす端子配列方向Yに所定間隔をもって該ハウジング10で保持され、接触部がコネクタ高さ方向Zで上下をなす二列で配される上側信号端子20及び下側信号端子30と、端子配列方向Yでの上記上側信号端子20及び下側信号端子30の配列範囲の外側位置でハウジング10により保持される上側電源端子40及び下側電源端子50と、さらにその外側位置でハウジング10により保持される補強金具60とを有している。

0021

図1に見られるように第一コネクタIは、端子配列方向Yに複数の上側信号端子20および下側信号端子30がそのハウジング10に配列されており、同方向でその配列範囲の外側に上側電源端子40(図1にはあらわれず)及び下側電源端子60が位置し、さらにその外側に補強金具60が位置している。

0022

図2は、端子配列方向Yで任意の一対の上側信号端子20及び下側信号端子30の位置でのコネクタIのZX面断面を、図3は上側電源端子40及び下側電源端子50の位置でのコネクタIのZX面断面を、図4は補強金具60の位置でのコネクタIのZX面断面を示している。

0023

図1ないし図4に見られるように、ハウジング10は第二コネクタIIの抜出方向となる後方X2に開口した受入部11が該ハウジング10の上半部に形成され、ハウジング10の強度向上用を図り該ハウジング10の反りを防止するためのリブ14Aを設けるための「引け」による凹部14Bが該ハウジング10の下半部に形成されている。

0024

受入部11は端子配列方向Yでは両端に位置する側壁12同士間に長くわたり、コネクタ高さ方向Zでは上壁13とコネクタ高さ方向Zの中間位置に設けられた隔壁14との間に形成されている。該受入部11内には前方X1の端部に位置するハウジング10の前端壁15から後方X2に延びる板状の端子配列突部16が設けられており、上記受入部11内で端子配列突部16の周囲に後述の第二コネクタIIの嵌合突部を受け入れる受入環状空間11Aを形成する。上記端子配列突部16の上面と下面に端子配列溝16A,16Bが端子配列方向Yに所定間隔をもって挿抜方向Xに延びて形成されている。端子配列溝16A,16Bは上記ハウジング10の前端壁15に貫通形成された端子圧入孔17A,17Bにそれぞれ連通している。

0025

第一コネクタIにおける端子は、上側信号端子20及び下側信号端子30そして上側電源端子40及び下側電源端子50により構成されている。第一コネクタIは、必要に応じシールド板をも選択的に設けることが可能で、上側電源端子40及び下側電源端子50とシールド板のグランド端子とを併せて、上側信号端子20及び下側信号端子30と区別して非信号端子と称することとする。

0026

上側信号端子20及び下側信号端子30は、図2に見られるごとく、いずれも金属板の帯状部材成形そして屈曲して作られており、端子配列方向Yでそれぞれ複数配列されている。

0027

上側信号端子20は、挿抜方向Xに延びる接触腕部21と該接触腕部21の基部21Aの端部からハウジング10外でコネクタ高さ方向Zで下方Z2に延びる脚部22と、該脚部22の下端で回路基板の実装面と平行をなし該回路基板に接面するように屈曲された接続部23とを有している。該接続部23はハウジング10の底壁18の下面側前縁に沿って配列されることとなる。

0028

接触腕部21は、上側信号端子20をなす金属板の帯状部材を2つに折り曲げ重ね合わせて形成されていて、その板厚方向が端子配列方向Yとなっている。該接触腕部21はハウジング10の前端壁15に形成された端子圧入孔17Aへ後方X2に向け圧入される基部21Aと、該基部21Aから端子配列突部16の上面における上記端子配列溝16A内にあって後方X2に延びる弾性腕部21Bとを有している。上部基部21Aには、端子圧入孔17Aの壁面に喰い込んで抜けを防止する係止突起21A−1が設けられている。上記弾性腕部21Bの先端部(後方X2の端部)には上方に向け突出する接触部21B−1,21B−2が挿抜方向Xで互に若干ずれた位置に設けられている。この2つの接触部21B−1,21B−2は、既述したように接触腕部21が2つ重ねに折曲されている一方と他方とにそれぞれ形成されている。

0029

下側信号端子30は、挿抜方向Xに延びる接触腕部31と、該接触腕部31の基部31Aの端部からハウジング10外でコネクタ高さ方向Zで下方Z2に延びる脚部32と、該脚部32と下端で屈曲されハウジング10の底面に沿って後方X2に延びる横部34と、該横部34の後端で下方Z2に屈曲されてから回路基板の実装面と平行をなし該回路基板に接面するように屈曲された接続部33とを有している。該接続部33はハウジング10の底壁18の下面側後縁に沿って配列されることとなる。このような下側信号端子30は、接触腕部31、脚部32そして横部34により、後方X2に開く横U字状をなして、ハウジング10にまたがることより支持されるので相手方たる第二コネクタIIの後方X2に向けた抜出の際に下側信号端子30が相手端子から後方X2への摩擦力を受けても、ハウジング10による支持により、抜けたり形状がくずれるということはない。

0030

接触腕部31は、下側信号端子30をなす金属板の帯状部材を2つに折り曲げ重ね合わせて形成されていて、その板厚方向が端子配列方向Yとなっている。該接触腕部31はハウジング10の前端壁15に形成された端子圧入孔17Bへ後方X2に向け圧入される基部31Aと、該基部31Aから端子配列突部16の下面における上記端子配列溝16B内にあって後方X2に延びる弾性腕部31Bとを有している。上部基部31Aには、端子圧入孔17Bの壁面に喰い込んで抜けを防止する係止突起(図2にはあらわれず)が設けられている。上記弾性腕部31Bの先端部(後方X2側端部)には下方に向け突出する接触部31B−1,31B−2が挿抜方向Xで互に若干ずれた位置に設けられている。この2つの接触部31B−1,31B−2は、既述したように接触腕部31が2つ重ねに折曲されている一方と他方とにそれぞれ形成されている。

0031

次に、非信号端子である電源端子は、図3に見られるように上側電源端子40及び下側電源端子50とで構成されており、端子配列方向Yで上記上側信号端子20及び下側信号端子30の配列範囲の両外側に配設されている。上側電源端子40及び下側電源端子50は金属板の帯状部材をその板厚方向に屈曲して形成されており、板厚方向に対して直角な板面での端子配列方向Yにおける幅(端子幅)が上側信号端子20、下側信号端子30の端子幅よりも広くなっている。

0032

上記上側電源端子40は、ハウジング10の上壁13の下面に沿って挿抜方向Xで後方X2に延びる接触腕部41と、該接触腕部41の前端で屈曲されてハウジング10の前端壁15の前面に沿って下方Z2に延びる前面脚部42と、上記底壁18の前縁位置で該前面脚部42の下端にて屈曲されて前方X1に延びる接続部43とを有していて、該接続部43が回路基板に接面して半田接続されるようになっている。

0033

上記接触腕部41は後方X2に向けた先端側が二股分枝形成されているとともに分枝部分が下方Z2に向け逆山型に屈曲され2つの接触部41A,41Bを並んだ状態で有している。接触腕部41はコネクタ高さ方向Zでの撓みを生ずる弾性を有していて、上記接触部41A,41Bが相手方たる第二コネクタIIの対応電源端子との接触状態で、弾性撓みによりこの対応電源端子との間に接圧を生じる。

0034

上記下側電源端子50は、ハウジング10の隔壁14の上面に沿って位置していて挿抜方向Xで後方X2に延びる接触腕部51と、該接触腕部51の前端で屈曲させて前端壁15の前面に沿って下方Z2に延びる前面脚部52と、該前面脚部52の下端から上記底壁18の下面に沿って後方X2に延びる底面腕部53と、上記底壁18の後縁位置で該底面脚部53から屈曲されて下方Z2に延びる接続脚54とを有している。上記接触腕部51と前面脚部52、底面腕部53とは、後方X2に向けて開いた横U字状をなし、後方X2に向けハウジング10の上記隔壁14の上面と底壁18の下面にまたがるようにしてハウジング10に取り付けられ、このハウジング10が、後述のように、補強金具50により強固に保持されるので、下側電源端子50は、相手方たる第二コネクタIIの抜出時に後方X2への摩擦力を受けても、上記ハウジング10から抜けることなく、しっかりと係止する。

0035

上記接触腕部51は、図3に見られるように上側電源端子40の接触腕部41と上下対称な形状をなしており、後方X2に向けた先端側が二股に分枝形成されているとともに分枝部分が上方Z1にもち上がる山型に屈曲され2つの接触部51A,51Bを並んだ状態で有している。接触腕部51はコネクタ高さ方向Zでの撓みを生ずる弾性を有していて、上記接触部51A,51Bは相手方たる第二コネクタIIの対応電源端子との接触状態で、弾性撓みによりこの対応電源端子との間に接圧を生じる。

0036

上記下側電源端子50の接続脚54は、端子配列方向Yとコネクタ高さ方向Zを含むYZ面平坦面とする板面、すなわち挿抜方向Xに直角な板面を有し、下方Z2に延び、下端に向け先細りになっている。

0037

次に補強金具60は図4に見られるように、非信号端子、すなわち上側信号端子20及び下側信号端子30そして上側電源端子40及び下側電源端子50よりも板厚の大きい金属板を打抜き加工して作られている。補強金具60は図4のごとく、逆L字形状をなしていて、ハウジング10の後面位置から前方X1に向く被保持腕61と該被保持腕61の後端から下方Z2へ延びる取付脚62とを有している。該取付脚62は、下側信号端子30の接続部33、下側電源端子50の接続脚54と端子配列方向Yの1つの線上に位置し、しかも同方向で下側電源端子50の接続脚54と隣接している。この補強金具60はハウジング10に形成された逆L字状のスリットをなす金具溝19に取り付けられる。ハウジング10の該金具溝19は、上記被保持腕61が前方X1に向け圧入される保持溝19Aと、取付脚62を収容する収容溝19Bとを有している。上記補強金具60の被保持腕61はその下縁に、保持溝19Aの面に喰い込んで補強金具60の抜けを防止する係止突起61Aを有している。取付脚62は、挿抜方向Xとコネクタ高さ方向Zを含むZX面を平坦面とする板面、すなわち挿抜方向Xに平行な板面を有し、下方Z2に延び、下端に向け先細りになっている。

0038

かくして、該補強金具60の取付脚62は上述の下側電源端子50の接続脚54と平坦面をなす板面同士が直交する方向に位置している。

0039

<第二コネクタII>
第一コネクタIに嵌合接続される第二コネクタIIは、本発明の主眼ではないので以下第一コネクタIとの係り合いのある点についてのみ、簡単に述べる。

0040

第二コネクタIIは、図1に見られるように、第一コネクタIに対して挿抜方向Xにおける前方X1に挿入接続され後方X2に抜出されるコネクタであり、後面で他の回路基板(図示せず)に取り付けられる。したがって第一コネクタIが取り付けられる回路基板と上記第二コネクタIIが取り付けられる他の回路基板とは、互いに実装面(回路面)が直角をなす。

0041

第二コネクタIIは、第一コネクタIの受入部11の受入環状空間11A内へ嵌合する嵌合突部72が設けられた電気絶縁材製で略直方体外形のハウジング70と、該ハウジング70により保持された金属板製の上側信号端子80及び下側信号端子90そして上側電源端子100及び下側電源端子110とを有している。

0042

上記ハウジング70は、後方X2に位置するハウジング本体部71と該ハウジング本体部71から前方X1へ向け突出する嵌合突部72とを有している。該嵌合突部72は、コネクタ高さ方向Zで上下に位置する上壁、下壁(いずれも図にはあらわれず)と、端子配列方向Yで上記上壁と下壁の端部同士を結ぶ側壁72Aとを有していて、これらの上壁、下壁そして側壁により前方X1に向け開口する筒状体を形成し、その筒状体が第二コネクタIIの受入環状空間11Aに進入し、該筒状体の内部空間へ第一コネクタIの端子配列突部16が進入して、両コネクタI,IIの嵌合接続がなされる。

0043

上記上側信号端子80と下側信号端子90は上下対称な形状に作られていて、それぞれ上記嵌合突部72内に位置する接触部(図1にはあらわれず)、ハウジング70外に位置し回路基板に半田接続される接続部81;91、接触部と接続部81;91とを連結して略S字状をなす弾性部82;92とを有している。上記上側信号端子80の接触部は嵌合突部72の上壁の下面に、下側信号端子90の接触部は下壁の上面に位置している。上記上側信号端子80の接続部81と下側信号端子90の接続部91は回路基板の実装面と平行となるようにL字状に屈曲されている。

0044

上記上側電源端子100と下側電源端子110は上下対称な形状に作られていて、それぞれ上記嵌合突部72内に位置する接触部(図1にはあらわれず)、ハウジング70外に位置し回路基板に半田接続される接続部101;111、接触部と接続部101;111とを連結して略S字状をなす弾性部102;112とを有している。上記上側電源端子100の接触部は嵌合突部72の上壁の下面に、下側電源端子110の接触部は下壁の上面に位置している。上記上側電源端子100の接続部101と下側電源端子110の接続部111は回路基板の実装面と平行となるようにL字状に屈曲されている。

0045

<回路基板>
図5は第一コネクタIが実装される回路基板Pのコネクタ高さ方向Zに見た平面図であり、第一コネクタIが実装される部分についての範囲で示してある。回路基板Pの実装面には、信号端子の接続部、電源端子の接続脚、そして補強金具の取付脚を半田接続するためのランドが形成されている。該ランドは、信号端子用ランドP1、電源端子用ランドP2、電源端子と補強金具共用共通ランドP3が設けられている。

0046

信号端子用ランドP1は複数の上側信号端子用ランドP1−1と複数の下側信号端子用ランドP1−2とが二列に配置されていることで構成されている。上側信号端子用ランドP1−1は、上側信号端子20の接続部23が接面する位置に設けられており、下側信号端子用ランドP1−2は下側信号端子30の接続部33が接面する位置に設けられている。

0047

電源端子用ランドP2は、上側信号端子用ランドP1−1の配列範囲の外側に位置し上側電源端子40の接続部43が接面する位置に設けられており、上記上側信号端子用ランドP1−1よりも幅が大きくなっている。

0048

共通ランドP3は、下側信号端子用ランドP1−2の配列範囲の外側に位置し下側電源端子50の接続脚54とこれに隣接する補強金具60の取付脚62とを収めるスルーホールPTの周囲に広がって実装面に形成されており、上記上側電源端子40の接続部43が半田接続される電源端子用ランドP2よりもかなり広くなっている。

0049

<第一コネクタIの回路基板Pへの実装>
第一コネクタIは回路基板Pへの半田接続されることで実装され、回路基板用電気コネクタ実装体を構成する。

0050

この実装は第一コネクタIが回路基板Pに対し所定位置に配された後、回路部に半田接続されることによりなされる。第一コネクタIが回路基板Pに対し所定位置に配されると、上側信号端子20の接続部23が上側信号端子用ランドP1−1の面上に、下側信号端子30の接続部33が下側信号端子用ランドP1−2の面上に、また上側電源端子40の接続部43が電源端子用ランドP2の面上にそれぞれ配されて半田接続され、一方、下側電源端子50の接続脚54と補強金具60の取付脚62は、共通の1つのスルーホールPT内に収められ、あるいは該スルーホールPTを貫通するように位置づけられた後、該スルーホールPTの周囲に広がって実装面に形成されている共通ランドP3に対し一緒に半田接続される。上記下側電源端子50の接続脚54と補強金具60の取付脚62が共通の1つのスルーホールPT内で共通ランドP3に対し半田接続されることで、上記接続脚54と取付脚62が補強し合って、相手方たる第二コネクタIIの抜出時に受ける剪断力や曲げモーメントに対し、その強度を増す。したがって、ハウジング10は強固に保持される。しかも、補強金具60取付脚62は、通常、電源端子50の接続脚54よりも大きい寸法で作られるので強度増大は著しい。共通の1つのスルーホールPTで済むので、従来のように、2つのスルーホールを離間して形成しない結果、スルーホール同士間にランド非形成域を要しないので、ランド形成のための必要領域を小さく抑えることができる。

0051

かくして第一コネクタIが回路基板Pに実装され、回路基板用電気コネクタ実装体を得る。

0052

第二コネクタIIに関しては、上側信号端子80の接続部81及び下側信号端子90の接続部91と、上側電源端子100の接続部101及び下側電源端子110の接続部111とを他の回路基板のそれぞれ対応する回路部に半田接続し、しかる後、第二コネクタIIの嵌合突部72が第一コネクタIの受入部11に嵌合され、第一コネクタIと第二コネクタIIは電気的に導通する。

0053

本発明は、図示され説明されたライトアングル形式のコネクタに限定されることなく、第一コネクタが実装されている回路基板の実装面に対し直角方向に相手方たる第二コネクタが挿抜される形成のものにも適用可能である。

0054

10ハウジング62取付脚
20,30信号端子P回路基板
40,50電源端子(非信号端子) P3ランド(共通ランド)
54接続脚PTスルーホール
60補強金具I回路基板用電気コネクタ(第一コネクタ)

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