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技術 操作入力装置

出願人 矢崎総業株式会社
発明者 大畑明弘高崎哲朗
出願日 2018年9月14日 (2年3ヶ月経過) 出願番号 2018-172172
公開日 2020年3月26日 (9ヶ月経過) 公開番号 2020-046701
状態 未査定
技術分野 デジタル計算機のユーザインターフェイス 電源
主要キーワード 各開口孔 動作機器 クローズスイッチ ONスイッチ 通常待機モード オープンスイッチ アウターハウジング 静電センサ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年3月26日)のものです。
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図面 (9)

課題

入力操作に対する機器の動作のタイムラグを抑えつつ、消費電力を低減することのできる操作入力装置を提供すること。

解決手段

被検出物との距離に応じて変化する検出値を検知する検出部51と、検出値が、被検出物と検出部51との距離が第1の距離以下であることを示す第1閾値以上である場合に入力操作を検出する制御部60と、備え、制御部60は、検出値が、被検出物と検出部51との距離が第1の距離よりも大きい第2の距離以下であることを示す閾値であり第1閾値より小さな値である第2閾値未満である場合に電力消費量を通常待機モードよりも低下させたスリープモードで待機し、検出値が、第2閾値以上である場合に通常待機モードで待機する。

概要

背景

自動車等の室内には、室内に設けられる機器の操作を行う操作スイッチが配設されているが、このような操作スイッチの中には、操作スイッチに対して非接触での入力操作を可能としているものがある(例えば、特許文献1)。

概要

入力操作に対する機器の動作のタイムラグを抑えつつ、消費電力を低減することのできる操作入力装置を提供すること。被検出物との距離に応じて変化する検出値を検知する検出部51と、検出値が、被検出物と検出部51との距離が第1の距離以下であることを示す第1閾値以上である場合に入力操作を検出する制御部60と、備え、制御部60は、検出値が、被検出物と検出部51との距離が第1の距離よりも大きい第2の距離以下であることを示す閾値であり第1閾値より小さな値である第2閾値未満である場合に電力消費量を通常待機モードよりも低下させたスリープモードで待機し、検出値が、第2閾値以上である場合に通常待機モードで待機する。

目的

本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、入力操作に対する機器の動作のタイムラグを抑えつつ、消費電力を低減することのできる操作入力装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

被検出物との距離に応じて変化する検出値を検知する検出部と、前記検出値が、前記被検出物と前記検出部との距離が第1の距離以下であることを示す第1閾値以上である場合に入力操作を検出する制御部と、備え、前記制御部は、前記検出値が、前記被検出物と前記検出部との距離が前記第1の距離よりも大きい第2の距離以下であることを示す閾値であり前記第1閾値より小さな値である第2閾値未満である場合に電力消費量を通常待機モードよりも低下させたスリープモードで待機し、前記検出値が、前記第2閾値以上である場合に前記通常待機モードで待機することを特徴とする操作入力装置

請求項2

前記検出部は、静電容量式センサであり、前記検出値は、前記センサで検知する電界強度である請求項1に記載の操作入力装置。

請求項3

検出光照射する投光部を備え、前記検出部は、前記被検出物で反射した前記検出光を受光する受光部であり、前記検出値は、前記被検出物で反射した前記検出光の角度である請求項1に記載の操作入力装置。

請求項4

前記制御部は、前記スリープモードでは前記通常待機モードよりも前記検出値を検知する頻度、または前記第1閾値及び前記第2閾値と前記検出値とを比較する頻度を低下させることにより、前記スリープモードの前記電力消費量を前記通常待機モードの前記電力消費量よりも低下させる請求項1〜3のいずれか1項に記載の操作入力装置。

技術分野

0001

本発明は、操作入力装置に関する。

背景技術

0002

自動車等の室内には、室内に設けられる機器の操作を行う操作スイッチが配設されているが、このような操作スイッチの中には、操作スイッチに対して非接触での入力操作を可能としているものがある(例えば、特許文献1)。

先行技術

0003

特開2017−107782号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ここで、操作スイッチのような操作入力装置では、入力操作を検知した後に、操作内容に応じた制御信号を各機器へ送信するため、操作入力装置自体の制御を行う制御用のIC(IntegratedCircuit)が常に起動している状態になっている。このため、操作入力装置は、入力操作の待機中も、ICの電力消費する状態になっている。このような待機中の電力消費は、例えばICへの電力供給を低減する、いわゆるスリープ状態にすると、消費する電力を抑えることはできる。しかし、操作入力装置をスリープ状態にした場合、使用者の入力操作を検知してからICを起動し、各機器に制御信号を送信することによって各機器の動作の制御を行うため、使用者が入力操作を行ってから実際に機器が動作するまでに、タイムラグが生じる。

0005

本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、入力操作に対する機器の動作のタイムラグを抑えつつ、消費電力を低減することのできる操作入力装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る操作入力装置は、被検出物との距離に応じて変化する検出値を検知する検出部と、前記検出値が、前記被検出物と前記検出部との距離が第1の距離以下であることを示す第1閾値以上である場合に入力操作を検出する制御部と、備え、前記制御部は、前記検出値が、前記被検出物と前記検出部との距離が前記第1の距離よりも大きい第2の距離以下であることを示す閾値であり前記第1閾値より小さな値である第2閾値未満である場合に電力消費量を通常待機モードよりも低下させたスリープモードで待機し、前記検出値が、前記第2閾値以上である場合に前記通常待機モードで待機することを特徴とする。

0007

また、上記操作入力装置において、前記検出部は、静電容量式センサであり、前記検出値は、前記センサで検知する電界強度であることが好ましい。

0008

また、上記操作入力装置において、検出光照射する投光部を備え、前記検出部は、前記被検出物で反射した前記検出光を受光する受光部であり、前記検出値は、前記被検出物で反射した前記検出光の角度であることが好ましい。

0009

また、上記操作入力装置において、前記制御部は、前記スリープモードでは前記通常待機モードよりも前記検出値を検知する頻度、または前記第1閾値及び前記第2閾値と前記検出値とを比較する頻度を低下させることにより、前記スリープモードの前記電力消費量を前記通常待機モードの前記電力消費量よりも低下させることが好ましい。

発明の効果

0010

本発明に係る操作入力装置は、検出部での検出値に対して第1閾値と第2閾値とを設定し、検出部での検出値が第2閾値未満である場合は、電力消費量を通常待機モードよりも低下させたスリープモードで待機するため、消費電力を低減することができる。また、検出部での検出値が第2閾値以上である場合は通常待機モードで待機し、検出値が第1閾値以上である場合に入力操作を検出して動作機器に動作を行わせるため、被検出物が検出部にある程度近付いた場合は、検出部への被検出物のさらなる接近を速やかに検知することが可能になる。これにより、被検出物が検出部に接近し、実際に入力操作が行われた場合は、動作機器に対して速やかに動作を行わせることができる。この結果、入力操作に対する機器の動作のタイムラグを抑えつつ、消費電力を低減することができる。

図面の簡単な説明

0011

図1は、操作入力装置が適用される照明灯の斜視図である。
図2は、図1に示す照明灯の分解斜視図である。
図3は、図1に示す照明灯の平面図である。
図4は、図1のA−A断面図である。
図5は、実施形態に係る操作入力装置の要部構成を示すブロック図である。
図6は、実施形態に係る操作入力装置への入力操作に対する処理手順を示すフロー図である。
図7は、操作入力装置に対して入力操作を行う際の模式図である。
図8は、実施形態に係る操作入力装置の変形例であり、被検出物との距離の検出に検出光を用いる場合の説明図である。

実施例

0012

本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。

0013

〔実施形態〕
実施形態に係る操作入力装置について説明する。図1は、操作入力装置50が適用される照明灯1の斜視図である。図2は、図1に示す照明灯1の分解斜視図である。照明灯1は、例えば、自動車(図示省略)の室内の天井面に配設され、自動車のドライバー助手席の乗員が、座席に座った状態で操作をすることができる位置に配置されている。照明灯1は、レンズ10と、インナーハウジング20と、アウターハウジング25と、基板40と、を備えている。このうち、アウターハウジング25は、6つの面のうちの1つの面が開口することにより形成される開口部26を備えた、略直方体の箱状の形状で形成されている。

0014

インナーハウジング20と基板40とは、アウターハウジング25の開口部26側からの投影形状が開口部26の形状と同等の形状で、開口部26よりも若干小さい形状で形成されている。また、インナーハウジング20と基板40とは、インナーハウジング20がアウターハウジング25の開口部26側に位置し、基板40がアウターハウジング25における開口部26の反対側の位置で閉塞している面側に位置する配置形態で、アウターハウジング25の内部に重ねて配置されている。

0015

また、基板40には、インナーハウジング20が位置する側の面に、発光部として用いられるLED(Light Emitting Diode)41が複数配置されている。インナーハウジング20における、基板40に配置される複数のLED41に対向するそれぞれの位置には、インナーハウジング20の厚さ方向に貫通する開口孔21がそれぞれ形成されている。さらに、複数のLED41のうちの一部のLED41である照明用LED72とインナーハウジング20との間には、透明な樹脂等の透明な部材からなる導光部材であるプリズム31が配置されている。

0016

レンズ10は、アウターハウジング25の開口部26の形状と同等の略長方形の板状の形状で形成されている。レンズ10は、インナーハウジング20と基板40とをアウターハウジング25の内部に配置した状態で、アウターハウジング25の開口部26と係合し、開口部26を閉塞することが可能になっている。

0017

図3は、図1に示す照明灯1の平面図である。レンズ10上には、複数のスイッチ領域11aが配置されている。レンズ10は、スイッチ領域11aが位置する部分は、光の透過が可能に施されており、スイッチ領域11a以外の部分は、光に対して非透過になっている。本実施形態では、スイッチ領域11aとしては、サンルーフオープンスイッチ領域12aと、サンルーフクローズスイッチ領域13aと、照明ONスイッチ領域14aと、照明OFFスイッチ領域15aと、スポット照明スイッチ領域16aとが設けられている。

0018

これらの各スイッチ領域11aは、後述する静電センサ52(図4図5参照)とにより、それぞれ個別のスイッチ11を構成している。つまり、サンルーフオープンスイッチ領域12aは、静電センサ52とによりサンルーフオープンスイッチ12を構成している。サンルーフクローズスイッチ領域13aは、静電センサ52とによりサンルーフクローズスイッチ13を構成している。照明ONスイッチ領域14aは、静電センサ52とにより照明ONスイッチ14を構成している。照明OFFスイッチ領域15aは、静電センサ52とにより照明OFFスイッチ15を構成している。スポット照明スイッチ領域16aは、静電センサ52とによりスポット照明スイッチ16を構成している。

0019

スイッチ領域11aと静電センサ52とによって構成されるスイッチ11のうち、サンルーフオープンスイッチ12とサンルーフクローズスイッチ13とは、自動車に備えられるサンルーフ(図示省略)の開閉用のスイッチ11になっている。即ち、サンルーフオープンスイッチ12は、サンルーフを開けるスイッチ11になっており、サンルーフクローズスイッチ13は、サンルーフを閉じるスイッチ11になっている。サンルーフオープンスイッチ12のサンルーフオープンスイッチ領域12aと、サンルーフクローズスイッチ13のサンルーフクローズスイッチ領域13aとには、それぞれのスイッチ11を操作した際におけるサンルーフの動作を認識し易いように、スイッチ11の操作時におけるサンルーフの移動方向が、矢印等の模様によって表示されている。

0020

照明ONスイッチ14と照明OFFスイッチ15とは、照明灯1が有するスポット照明30用のスイッチ11になっている。スポット照明30は、照明灯1に2つが備えられており、2つのスポット照明30は、例えば、運転席側と助手席側とをそれぞれ照射することができるように、照明灯1を自動車の室内の配設した場合における照明灯1の運転席寄りの位置と助手席寄りの位置とにそれぞれ配置されている。スポット照明30は、基板40(図2参照)に配置される照明用LED72(図2参照)とプリズム31(図2参照)とにより構成されており、レンズ10には、照明用LED72やプリズム31の配置位置に対応する位置に、スポット照明透過部17が設けられている。スポット照明透過部17は、透明の窓状になっており、照明用LED72で発光してプリズム31を透過した光を透過させることが可能になっている。照明ONスイッチ14は、これらのように構成される2つのスポット照明30をいずれも点灯させスイッチ11になっており、照明OFFスイッチ15は、2つのスポット照明30をいずれも消灯させるスイッチ11になっている。

0021

スポット照明スイッチ16も、スポット照明30用のスイッチ11になっている。スポット照明スイッチ16は、2つのスポット照明30に対応して2つが設けられており、2つのスポット照明スイッチ16を構成する2つのスポット照明スイッチ領域16aは、それぞれスポット照明30上に位置している。即ち、スポット照明透過部17の位置が、スポット照明スイッチ領域16aを兼ねている。スポット照明スイッチ16は、照明ONスイッチ14や照明OFFスイッチ15とは異なり、それぞれのスポット照明スイッチ領域16aが位置する側のスポット照明30の点灯と消灯とを独立して行うことが可能になっている。スポット照明スイッチ16は、対応するスポット照明30が消灯している際に操作をすると当該スポット照明30を点灯させることができ、対応するスポット照明30が点灯している際に操作をすると当該スポット照明30を消灯させることができる。

0022

図4は、図1のA−A断面図である。基板40に配置される複数のLED41は、レンズ10側から見た場合において複数のスイッチ領域11aの位置に対応する位置に配置されている。このため、インナーハウジング20に形成される複数の開口孔21も、レンズ10側から見た場合において複数のスイッチ領域11aの位置に対応する位置に形成されており、即ち、各開口孔21は、スイッチ領域11aに対向する位置に形成されている。また、インナーハウジング20には、開口孔21が形成されている位置における、基板40に対向する側に、導光部22が設けられている。導光部22は、略円筒形の形状で形成されており、円筒の一端側が開口孔21に連通し、円筒の他端側にLED41が位置する向きで配置されている。これにより、導光部22と開口孔21とは、LED41の点灯時には、LED41で発光した光を導光部22の内側を通して開口孔21からレンズ10側に出射させることにより、LED41からの光をレンズ10のスイッチ領域11aに向けて導くことが可能になっている。レンズ10は、スイッチ領域11aが位置する部分は光の透過が可能になっているので、LED41の点灯時は、レンズ10のスイッチ領域11aはLED41から照射される光により発光する。

0023

これらのように構成される照明灯1は、操作入力装置50を有している。図5は、実施形態に係る操作入力装置50の要部構成を示すブロック図である。操作入力装置50は、人の手等の被検出物との距離に応じて変化する検出値を検知する検出部51と、動作機器70の制御を行う制御部60とを備えている。本実施形態では、検出部51は、静電容量式のセンサである静電センサ52が用いられている。このため、検出部51からの被検出物の距離に応じて変化し、検出部51で検知する検出値は、静電センサ52で検知する電界強度になっている。静電センサ52で検知する電界強度は、静電センサ52からの被検出物の距離が小さくなるに従って大きくなる。即ち、検出部51によって検知する検出値は、検出部51と被検出物との距離が小さくなるに従って大きくなり、検出部51と被検出物との距離が大きくなるに従って小さくなる。

0024

検出部51である静電センサ52は、複数のスイッチ11に対応して複数が設けられている。つまり、静電センサ52は、サンルーフオープンスイッチ12用の静電センサ52と、サンルーフクローズスイッチ13用の静電センサ52と、照明ONスイッチ14用の静電センサ52と、照明OFFスイッチ15用の静電センサ52と、スポット照明スイッチ16用の静電センサ52とが設けられている。

0025

各静電センサ52は、一対の電極53(図4参照)を有して構成されている。詳しくは、静電センサ52は、互いに離間する一対の電極53を用いて電界を発生させて、この電極53間の電界強度の変化を検知することが可能になっている。静電センサ52が有する一対の電極53は、基板40に配置されている。複数の静電センサ52有する一対の電極53は、それぞれの静電センサ52が対応するスイッチ11に対応するLED41の近傍に、それぞれ配置されている。具体的には、静電センサ52の各電極53は、基板40における、インナーハウジング20が有する導光部22の基板40側の端部に対向する位置に、それぞれ配置されている。

0026

例えば、サンルーフオープンスイッチ12用の静電センサ52が有する一対の電極53は、いずれもサンルーフオープンスイッチ12用のLED41に対応するインナーハウジング20が有する導光部22における、基板40側の端部に対向する位置に配置されている。このため、静電センサ52は、照明灯1をレンズ10側から見た際に、各スイッチ11に対応する静電センサ52が、各スイッチ11に対応するレンズ10上のスイッチ領域11aの位置に重なる位置、或いはレンズ10上のスイッチ領域11aの近傍の位置と重なる位置に配置されている。

0027

制御部60は、基板40に配置されており、演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、各種情報を記憶するメモリとして機能するRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などを有している。制御部60の各機能の全部または一部は、ROMに保持されるアプリケーションプログラムをRAMにロードしてCPUで実行することによって、RAMやROMにおけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。

0028

制御部60は、機能的に分けられるIC61とマイコン62とを有している。このうち、IC61は、静電センサ52に接続されて静電センサ52の検出値を取得し、マイコン62は、動作機器70に接続されて動作機器70の動作を制御する。ここでいう動作機器70の動作は、実際に動くもののみでなく、LED41の点灯・消灯のような、電気の作用によって状態が変化するものを全て含む。本実施形態では、動作機器70としては、サンルーフ開閉モータ71と照明用LED72とが適用される。マイコン62はIC61と電気的に接続されており、IC61によって取得した、静電センサ52で検知した検出値に基づいて動作機器70の制御を行う。これらのIC61とマイコン62とは、一体に構成されていてもよく、別体で構成されて互いに電気的に接続されていてもよい。

0029

制御部60は、静電センサ52での検出値に対して2つの閾値を設定して記憶している。2つの閾値のうちの1つの閾値である第1閾値は、人の手等の被検出物と静電センサ52との距離が、スイッチ11に対して入力操作が行われたと判断することのできる距離である第1の距離であるときの静電センサ52の検出値になっている。第1の距離は、被検出物がレンズ10に接触したと判断することができる距離であるため、レンズ10からの距離が数mm程度となる距離として設定される。また、2つの閾値のうちのもう1つの閾値である第2閾値は、第1閾値よりも小さな値になっており、被検出物と静電センサ52との距離が、第1の距離よりも所定の大きさだけ大きい第2の距離であるときの静電センサ52の検出値になっている。第2の距離は、レンズ10からの距離が100mm程度となる距離として設定される。

0030

つまり、第1閾値は、被検出物と静電センサ52との距離が第1の距離であるときに静電センサ52で検知する電界強度になっており、第2閾値は、被検出物と静電センサ52との距離が第2の距離であるときに静電センサ52で検知する電界強度になっている。静電センサ52で検知する電界強度は、被検出物と静電センサ52との距離が小さくなるに従って大きくなるため、第1閾値は、第2閾値よりも大きくなっている。

0031

また、制御部60は、スイッチ11への入力操作に応じて動作機器70を制御するにあたってのモードとして、通常待機モードと、電力消費量を通常待機モードよりも低下させたスリープモードとを有している。このうち、スリープモードは、通常待機モードよりも検出値を検知する頻度、または第1閾値及び第2閾値と検出値とを比較する頻度を低下させるモードになっている。これにより、スリープモードでは、電力消費量を通常待機モードの電力消費量よりも低下させることが可能になっている。制御部60は、静電センサ52で検知する電界強度に応じて、通常待機モードとスリープモードとを切り替える。

0032

本実施形態に係る操作入力装置50は、以上のような構成からなり、以下、その作用について説明する。操作入力装置50を備える照明灯1は、複数のLED41を有しているが、通常時はLED41は点灯させず、自動車の灯火類を切り替える切替スイッチ(図示省略)が、車幅灯前照灯を点灯させる位置に切り替えられたら、照明用LED72以外のLED41を点灯させる。LED41を点灯させると、LED41からの光がインナーハウジング20の導光部22や開口孔21を通り、レンズ10のスイッチ領域11aを透過することにより、レンズ10のスポット照明スイッチ16以外のスイッチ領域11aは発光する。これにより、自動車の乗員は、夜間等で自動車の室内が暗い状態でも、照明灯1に設けられるスイッチ領域11aの位置を認識することができる。

0033

照明灯1に対して入力操作を行う際には、自動車の乗員が照明灯1に設けられるスイッチ領域11aを手で触れたり、スイッチ領域11aに対して手を近づけたりすることにより、スイッチ11に対して入力操作を行う。例えば、スポット照明30を点灯させる場合には、照明ONスイッチ14が有する照明ONスイッチ領域14aや、スポット照明スイッチ16が有するスポット照明スイッチ領域16aを手で触れる。照明ONスイッチ領域14aやスポット照明スイッチ領域16aを手で触れることにより、照明ONスイッチ14やスポット照明スイッチ16に対して入力操作を行った際には、照明用LED72を点灯させる。照明用LED72を点灯させると、照明用LED72からの光がインナーハウジング20の導光部22や開口孔21を通り、さらにプリズム31を通って光の進行方向が調整され、レンズ10のスポット照明透過部17から照射される。これにより、スポット照明30は点灯する。照明ONスイッチ14と照明OFFスイッチ15とは、2つのスポット照明30の双方の点灯と消灯とを切り替えることができ、スポット照明スイッチ16は、スポット照明スイッチ16が位置する側のスポット照明30の点灯と消灯とを切り替えることができる。スポット照明スイッチ16は、スポット照明30の点灯時に入力操作を行うと、スポット照明30の消灯することができ、スポット照明30の消灯時に入力操作を行うと、スポット照明30の点灯させることができる。

0034

図6は、実施形態に係る操作入力装置50への入力操作に対する処理手順を示すフロー図である。図7は、操作入力装置50に対して入力操作を行う際の模式図である。照明灯1に備えられる操作入力装置50は、通常時は、静電センサ52での検出値を検知する頻度や、第1閾値及び第2閾値と検出値とを比較する頻度を低下させるモードであるスリープモードで待機する(ステップST11)。スリープモードでの待機中に、静電センサ52で検知する検出値が変化したら、制御部60は検出値が第2閾値以上であるか否かを判定する(ステップST12)。即ち、静電センサ52で検知する電界強度が、第2閾値以上であるか否かを判定する。

0035

この判定により、検出値が第2閾値未満であると判定された場合(ステップST12、No判定)は、スリープモードでの待機を継続する(ステップST11)。つまり、静電センサ52で検知する電界強度が第2閾値未満である場合は、被検出物である、操作入力装置50に対して入力操作を行う人の手100は、レンズ10から大きく離れ、スイッチ11から大きく離れていることを示している。この場合は、スイッチ11に対してすぐには入力操作が行われないことを示しているため、スリープモードでの待機を継続する。

0036

これに対し、静電センサ52で検知する検出値が第2閾値以上であると判定された場合(ステップST12、Yes判定)は、制御部60は、通常待機モードに移行する(ステップST13)。つまり、第2閾値は、手100と静電センサ52との距離が、第1の距離よりも大きい第2の距離であるときの検出値の閾値であるため、静電センサ52の検出値である電界強度が第2閾値以上である場合は、手100と静電センサ52との距離が第2の距離以下であることを示している。この場合は、入力操作を行う人の手100はレンズ10に接近し、スイッチ領域11aに接近していることを示しており、スイッチ11に対して入力操作が行われる可能性が高いことを示しているため、制御部60はスリープモードからウェイクアップし通常待機モードで待機する。これにより、静電センサ52での検出値を検知する頻度や、第1閾値及び第2閾値と検出値とを比較する頻度を、スリープモードよりも増加させ、スイッチ11に対して入力操作が行われた際に、短時間で検知して動作機器70を動作させることができるようにする。

0037

通常待機モードでの待機中に、静電センサ52で検知する検出値が変化したら、制御部60は検出値が第1閾値以上であるか否かを判定する(ステップST14)。即ち、静電センサ52で検知する電界強度が、第1閾値以上であるか否かを判定する。この判定により、検出値が第1閾値以上であると判定された場合(ステップST14、Yes判定)は、動作機器70に動作を行わせる(ステップST15)。つまり、静電センサ52で検知する検出値が、第1閾値以上である場合は、入力操作を行う人の手100と静電センサ52との距離が第1の距離以下であることを示しており、手100がレンズ10にほぼ接触していることを示している。この場合、制御部60は、当該静電センサ52を有するスイッチ11に対応する動作機器70に対して、スイッチ11に対応する動作を行わせる。即ち、検出値が第1閾値以上であると判定された場合は、制御部60はスイッチ11に対して入力操作が行われたことを検出し、動作機器70に対して動作を行わせる。

0038

例えば、サンルーフオープンスイッチ12が有する静電センサ52で検知する電界強度が、第1閾値以上である場合は、手100がレンズ10におけるサンルーフオープンスイッチ領域12aの位置に接触していることを示している。このため、この場合は、制御部60は、サンルーフを開かせる方向にサンルーフ開閉モータ71を作動させる。制御部60は、このように、静電センサ52で検知する検出値が第1閾値以上である場合は、当該静電センサ52を有するスイッチ11に対応する動作機器70に対して、スイッチ11に対応する動作を行わせる。

0039

これに対し、通常待機モードで待機中に検知した静電センサ52での検出値が、第1閾値未満であると判定された場合(ステップST14、No判定)は、再度、静電センサ52で検知する検出値が第2閾値以上であるか否かを判定する(ステップST16)。この判定により、検出値が第2閾値以上であると判定された場合(ステップST16、Yes判定)は、制御部60は、通常待機モードでの待機を継続する。

0040

一方、静電センサ52で検知する検出値が第2閾値未満であると判定された場合(ステップST16、No判定)は、制御部60は、スリープモードに移行する(ステップST11)。つまり、静電センサ52で検知する電界強度が第2閾値未満である場合は、手100はスイッチ11から大きく離れていることを示しており、スイッチ11に対してすぐには入力操作が行われないことを示している。このため、この場合はスリープモードに移行し、電界強度を検知する頻度等を低下させる。

0041

以上の実施形態に係る操作入力装置50は、静電センサ52での検出値に対して第1閾値と第2閾値とを設定し、静電センサ52での検出値が第2閾値未満である場合は、電力消費量を通常待機モードよりも低下させたスリープモードで待機するため、消費電力を低減することができる。また、静電センサ52での検出値が第2閾値以上である場合は通常待機モードで待機し、検出値が第1閾値以上である場合に動作機器70に動作を行わせるため、入力操作を行う人の手100がスイッチ11にある程度近付いた場合は、スイッチ11に対する入力操作を速やかに検知することを可能な状態にすることができる。これにより、スイッチ11に対して実際に入力操作が行われた際には、動作機器70に対して速やかに動作を行わせることができる。この結果、入力操作に対する機器の動作のタイムラグを抑えつつ、消費電力を低減することができる。

0042

また、被検出物である手100を検知する検出部51は、静電容量式の静電センサ52であり、手100との距離に応じて変化する検出値は、静電センサ52で検知する電界強度であるため、スイッチ11から離れた位置の手100を、静電センサ52によってより適切に検知することができる。これにより、スイッチ11からの手100の距離に応じて、より適切に通常待機モードとスリープモードとを切り替えることができる。この結果、入力操作に対する機器の動作のタイムラグを抑えつつ、消費電力を低減することができる。

0043

また、制御部60は、スリープモードでは通常待機モードよりも検出値を検知する頻度や、は第1閾値及び第2閾値と検出値とを比較する頻度を低下させることにより、スリープモードの電力消費量を低下させるため、動作機器70の制御に対して影響を与えることなく、電力消費量を低下させることができる。この結果、より確実に、且つ、容易に、消費電力を低減することができる。

0044

〔変形例〕
なお、上述した実施形態では、検出部51として、静電容量式のセンサである静電センサ52が用いられているが、被検出物との距離に応じて変化する検出値を検知する検出部51は、静電センサ52以外であってもよい。図8は、実施形態に係る操作入力装置50の変形例であり、被検出物との距離の検出に検出光を用いる場合の説明図である。手100のような被検出物と検出部51との距離の判断は、例えば、図8に示すように、検出光を照射する投光部55を備え、被検出物で反射した検出光を受光する受光部56を検出部51として用いてもよい。この場合における投光部55は、検出光として赤外線を照射し、赤外線を受光する受光部56は、PSD(Position Sensitive Detector)が用いられる。このため、受光部56で検出する検出値は、被検出物で反射した検出光の角度になっている。つまり、投光部55から照射した赤外線は被検出物で反射し、反射した赤外線を受光部56で受光するが、被検出物で反射した赤外線を受光部56で受光する際における入射角は、被検出物との距離に応じて変化する。

0045

詳しくは、受光部56に赤外線が入射する際における、受光部56の正面の位置を基準(0°)とする赤外線の入射方向の傾斜角を赤外線の入射角とする場合に、入射角は、被検出物と受光部56との距離が小さくなるに従って大きくなる。受光部56は、このように被検出物との距離に応じて変化する、被検出物で反射した赤外線の入射角を検知する。また、制御部60で設定する第1閾値と第2閾値とは、入射角に対して設定される。このため、制御部60は、受光部56で検知した赤外線の入射角が第1閾値以上である場合は動作機器70に動作を行わせ、入射角が第2閾値以上である場合は通常待機モードで待機し、入射角が第2閾値未満である場合はスリープモードで待機する。このように、検出部51は、静電センサ52以外が用いられてもよい。

0046

また、上述した実施形態では、検出部51を用いるスイッチ11として、サンルーフオープンスイッチ12と、サンルーフクローズスイッチ13と、照明ONスイッチ14と、照明OFFスイッチ15と、スポット照明スイッチ16とを有しているが、スイッチ11はこれ以外のものであってもよい。検出部51を用いるスイッチ11の用途は問わない。

0047

また、上述した実施形態では、操作入力装置50は、自動車の室内に設置される照明灯1に用いられているが、操作入力装置50は、照明灯1以外の機器や装置に用いられてもよい。

0048

また、スリープモードは、電力消費量を通常待機モードの電力消費量よりも低下させるにあたって、上述した手法以外を用いてもよい。スリープモードは、例えば、LED41の出力を、通常待機モードにおけるLED41の出力よりも低減させてもよい。スリープモードは、電力消費量を通常待機モードの電力消費量よりも低下させることができれば、その手法は問わない。

0049

また、上述した本発明の実施形態、変形例に係る操作入力装置は、上述した実施形態、変形例に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。本実施形態、変形例に係る操作入力装置は、以上で説明した各実施形態、変形例の構成要素を適宜組み合わせることで構成してもよい。

0050

1照明灯
10レンズ
11 スイッチ
11aスイッチ領域
12サンルーフオープンスイッチ
13 サンルーフクローズスイッチ
14照明ONスイッチ
15 照明OFFスイッチ
16スポット照明スイッチ
17 スポット照明透過部
20インナーハウジング
21開口孔
22導光部
25アウターハウジング
26 開口部
30 スポット照明
31プリズム
40基板
41LED
50操作入力装置
51 検出部
52静電センサ
53電極
55投光部
56受光部
60 制御部
61 IC
62マイコン
70動作機器
71 サンルーフ開閉モータ
72照明用LED
100 手(被検出物)

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