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技術 撮像装置、撮像装置の制御方法およびプログラム

出願人 キヤノン株式会社
発明者 重枝聡一郎
出願日 2018年9月14日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2018-172538
公開日 2020年3月26日 (7ヶ月経過) 公開番号 2020-046465
状態 未査定
技術分野 カメラの遮光 写真撮影方法及び装置 カメラの露出制御 カメラ構造、機構 スタジオ装置
主要キーワード 止め具部材 保持通電 耐久年数 フィルタ検出 位相検知回路 衝撃度 挿抜状態 エラー動作
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

遮光状態を検知するために消費される電力を低減することができる撮像装置、撮像装置の制御方法およびプログラムを提供する。

解決手段

撮像装置は、撮像素子に対する入射光遮光する遮光手段を検知する検知手段と、前記撮像素子に対する入射光の輝度情報周期的に取得し、周期的に取得された前記輝度情報に基づいて、前記遮光手段を検知する周期を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。

概要

背景

レンズ交換式カメラにおいて、カメラボディ内に埃が侵入することを防止するために、バリアが用いられている。関連する技術として、特許文献1のレンズ交換式カメラが提案されている。特許文献1のレンズ交換式カメラは、カメラボディ側に内蔵したバリアで、レンズ鏡筒ユニットの挿入部開口を覆うように構成されている。

概要

遮光状態を検知するために消費される電力を低減することができる撮像装置、撮像装置の制御方法およびプログラムを提供する。撮像装置は、撮像素子に対する入射光遮光する遮光手段を検知する検知手段と、前記撮像素子に対する入射光の輝度情報周期的に取得し、周期的に取得された前記輝度情報に基づいて、前記遮光手段を検知する周期を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。

目的

本発明の目的は、遮光状態を検知するために消費される電力を低減することができる撮像装置、撮像装置の制御方法およびプログラムを提供する

効果

実績

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牽制数
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請求項1

撮像素子に対する入射光遮光する遮光手段を検知する検知手段と、前記撮像素子に対する入射光の輝度情報周期的に取得し、周期的に取得された前記輝度情報に基づいて、前記遮光手段を検知する周期を制御する制御手段と、を備えることを撮像装置

請求項2

前記制御手段は、前記輝度情報が示す輝度所定輝度より小さい場合には、前記遮光手段を第1周期で前記検知手段に検知させ、前記輝度が前記所定輝度以上の場合には、前記遮光手段を前記第1周期より長い第2周期で前記検知手段に検知させる、ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。

請求項3

前記検知手段はフォトインタラプタであり、前記フォトインタラプタに対して、前記輝度に応じて、前記第1周期または前記第2周期で、電力が供給される、ことを特徴とする請求項2記載の撮像装置。

請求項4

前記制御手段は、前記第1周期または前記第2周期で前記遮光手段の検知が行われている際に、前記輝度の低下量が所定量より大きいことが検知されたことに応じて、前記検知手段に前記遮光手段を検知させる、ことを特徴とする請求項2または3記載の撮像装置。

請求項5

前記制御手段は、前記撮像素子に対する入射光の光路赤外カットフィルタが挿入されている場合には、前記遮光手段を検知する周期を前記第2周期に制御し、前記赤外カットフィルタが挿入されていない場合には、前記遮光手段を検知する周期を前記第1周期に制御する、ことを特徴とする請求項2乃至4のうち何れか1項に記載の撮像装置。

請求項6

前記制御手段は、前記撮像装置の撮像対象赤外光照射されている場合には、前記遮光手段を検知する周期を前記第1周期に制御し、前記撮像対象に前記赤外光が照射されていない場合には、前記遮光手段を検知する周期を前記第2周期に制御する、ことを特徴とする請求項2乃至5のうち何れか1項に記載の撮像装置。

請求項7

前記制御手段は、前記遮光手段が開状態に制御された後、前記検知手段による前記遮光手段の検知結果に応じて、前記遮光手段を検知する周期を制御するか、または警告を通知するかを制御する、ことを特徴とする請求項1乃至6のうち何れか1項に記載の撮像装置。

請求項8

撮像素子に対する入射光を遮光する遮光手段を検知する工程と、前記撮像素子に対する入射光の輝度情報を周期的に取得し、周期的に取得された前記輝度情報に基づいて、前記遮光手段を検知する周期を制御する工程と、を有することを特徴とする撮像装置の制御方法

請求項9

請求項8記載の撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム

技術分野

0001

本発明は、遮光状態を検知する撮像装置、撮像装置の制御方法およびプログラムに関する。

背景技術

0002

レンズ交換式カメラにおいて、カメラボディ内に埃が侵入することを防止するために、バリアが用いられている。関連する技術として、特許文献1のレンズ交換式カメラが提案されている。特許文献1のレンズ交換式カメラは、カメラボディ側に内蔵したバリアで、レンズ鏡筒ユニットの挿入部開口を覆うように構成されている。

先行技術

0003

特開平8−171130号公報

発明が解決しようとする課題

0004

カメラ(撮像装置)に遮光幕を設けることで、カメラボディ内に埃等の異物が侵入することを抑制することができるとともに、カメラ内の撮像素子太陽光等から保護することが可能になる。遮光幕は、撮影中においては入射光遮光しない開状態となるように動作制御される。ここで、例えば、ネットワークカメラ等のような長時間の撮影を行う撮像装置の場合、撮影中にもかかわらず、外乱等の要因により、遮光幕が閉状態(入射光を遮光する状態)になることがある。この点、遮光状態を検知する検知機構周期的に、遮光幕の位相を検知することで、撮像装置が撮影中に、遮光幕が閉状態になることを抑制することができる。しかし、この場合、検知機構が周期的に遮光状態を検知するために、検知機構に対して、周期的に電力供給を行う必要があり、電力消費量が増加してしまう。

0005

本発明の目的は、遮光状態を検知するために消費される電力を低減することができる撮像装置、撮像装置の制御方法およびプログラムを提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、撮像素子に対する入射光を遮光する遮光手段を検知する検知手段と、前記撮像素子に対する入射光の輝度情報を周期的に取得し、周期的に取得された前記輝度情報に基づいて、前記遮光手段を検知する周期を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。

発明の効果

0007

本発明によれば、遮光状態を検知するために消費される電力を低減することができる。

図面の簡単な説明

0008

ネットワークカメラの構成例を示す図である。
遮光部の構成例を示す図である。
光学フィルタユニットの正面図である。
レンズユニットと光学フィルタユニットと遮光部と撮像素子との位置関係を示す斜視図である。
第1実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。
第2実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。

実施例

0009

以下、本発明の各実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の各実施の形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は各実施の形態に記載されている構成によって限定されることはない。

0010

<第1実施形態>
以下、図面を参照して、第1実施形態について説明する。図1は、ネットワークカメラ100の構成例を示す図である。各実施形態において、撮像装置は、ネットワークカメラ100であるものとして説明するが、各実施形態で適用される撮像装置は、ネットワークカメラには限定されない。ネットワークカメラ100は、例えば、長時間の連続撮影に用いられる。ネットワークカメラ100の連続撮影時間は、任意の時間であってよい。ネットワークカメラ100は、撮像部110、ネットワーク制御部120および電源制御部150を有している。レンズユニット111は、ネットワークカメラ100に対して着脱可能なユニットである。ネットワークカメラ100には、ネットワーク機器130および外部電源140が接続されている。レンズユニット111は、ズームレンズフォーカスレンズ防振レンズ絞り羽等のレンズ群を含むユニットである。レンズユニット111には、CPUが搭載されており、撮像部110からの指示に応じて、レンズユニット111のCPUは、レンズ群の各ブロックを制御する。具体的には、レンズユニット111のCPUは、ズームレンズの制御やフォーカスレンズの制御、防振レンズの制御、絞り羽の制御を行う。

0011

撮像部110は、撮像した画像データをネットワーク制御部120に転送し、ネットワーク制御部120は、撮像部110から転送された画像データを、ネットワーク機器130に送信する。撮像部110は、撮像素子112、信号処理回路113、撮像制御回路114、メモリ転送回路115、第1システム制御部118および光学フィルタユニット117を有している。

0012

撮像素子112は、レンズユニット111を通して結像した光(撮像対象からの光)を電荷に変換し、撮像信号を生成する。信号処理回路113は、撮像素子112が生成した撮像信号を受けて、撮像信号をデジタル化することで、画像データを生成する。撮像制御回路114は画像データの出力周期と、同じ周期で撮像素子112を制御する。撮像制御回路114は、画像データの蓄積時間が、画像データの出力周期より長い場合、撮像素子112から撮像信号が出力できない期間、信号処理回路113のフレームメモリに画像データを保持させるように信号処理回路113を制御する。メモリ転送回路115は、信号処理回路113によってデジタル化された画像データを、ネットワーク制御部120内のメモリ122に転送を行う。第1システム制御部118は、撮像部110の全体を制御する。第1システム制御部118は、制御手段に対応する。第1システム制御部118は、例えば、CPU、RAMおよびROMを含む。ROMに格納されたプログラムがRAMに展開され、RAMに展開されたプログラムをCPUが実行することで、第1システム制御部118の機能が実現されてもよい。第1システム制御部118の機能のうち一部または全部の機能は、ネットワークカメラ100ではなく、例えば、ネットワーク機器130が有していてもよい。

0013

遮光部116は、図2に示されるように、2枚の遮光幕501、ガルバノメータ505(モータ駆動部)および遮光幕の位相検知回路504等を有して構成されている。ガルバノメータ505の駆動力により、遮光幕501の開閉制御が行われることで、撮像素子112に対する入光の制御が行われる。図3は、光学フィルタユニット117の正面図である。光学フィルタユニット117は、赤外カットフィルタ601、透過ガラス600および駆動用モータ603を有して構成される。レンズユニット111を通して入光した光は、赤外カットフィルタ601と透過ガラス600との何れかを通過して、撮像素子112で受光される。つまり、レンズユニット111を通して入光した光の光路上に、赤外カットフィルタ601と透過ガラス600との何れかが挿入される。赤外カットフィルタ601を通過した光は、赤外光成分カットされた光となり、撮像素子112で電気信号に変換される。透過ガラス600を通過した光は、赤外光成分がカットされることなく、撮像素子112で電気信号に変換される。

0014

ネットワーク制御部120は、第2システム制御部121、メモリ122およびネットワークI/F123を有している。第2システム制御部121は、ネットワーク制御部120を制御する。第2システム制御部121は、メモリ転送回路115からメモリ122に転送された画像データを、ネットワークI/F123を通じて外部のネットワーク機器130に送信する。ネットワーク機器130は、ネットワークカメラ100から画像データを受信する。ネットワーク機器130は、ホスト端末(所定の情報処理装置)等であってもよい。ネットワーク機器130は、ネットワークケーブルを通じてネットワークカメラ100に給電することも可能である。第2システム制御部121は、例えば、CPU、RAMおよびROMを含む。ROMに格納されたプログラムがRAMに展開され、RAMに展開されたプログラムをCPUが実行することで、第2システム制御部121の機能が実現されてもよい。第2システム制御部121は、第1システム制御部118の機能を有していてもよいし、第1システム制御部118は、第2システム制御部121の機能を有していてもよい。以下、第1システム制御部118が、実施形態の制御を行うものとして説明する。

0015

電源制御部150は、DC−DCコンバータや、通電するブロックを切り替えスイッチ回路等を有して構成される回路である。電源制御部150は、撮像部110およびネットワーク制御部120に対する電源制御を行う。電源制御部150は、外部電源140から、電源ケーブルを介して電力供給を受けて、撮像部110およびネットワーク制御部120への電源制御を行う。電源制御部150は、ネットワーク機器130から、ネットワークケーブルを介して電力供給を受けることもある。外部電源140は、商用電源直流電源等である。上述したように、ネットワークカメラ100は、ネットワークケーブルを介して、電源供給を受けることもできる。この場合の電源は、PoE(Power over Ethernet)やPoE+等である。

0016

図2は、遮光部116(遮光ユニット)の一例を示す正面図である。図2の例では、遮光部116は、2枚の遮光幕501、アーム502、止め具部材503、位相検知回路504、ガルバノメータ505、アーム506および駆動バネ508を有する。遮光部116は、2枚の遮光幕501を開閉することにより撮像素子112への入射光を制御する。遮光幕501は、遮光手段に対応する。遮光幕501は、1枚であってもよいし、3枚以上であってもよい。止め具部材503は、遮光幕501の上下移動を一定範囲内に規制するための部材である。位相検知回路504は、遮光幕501の位相を検知する回路であり、例えばフォトインタラプタ回路である。位相検知回路504は、検知手段に対応する。位相検知回路504は、遮光幕501が開状態の位相になっている場合にはHi信号を出力し、閉状態の位相になっている場合にはLow信号を出力する。

0017

ガルバノメータ505は、電圧の入力を受けることで回転し、ガルバノメータ505の回転に伴い、ガルバノメータ505に接合されているアーム506も回転する。アーム506は、2枚の遮光幕501のそれぞれに接合されている。アーム506が反時計回りに回転すると、2枚の遮光幕501がそれぞれ上下方向に移動する。第1システム制御部118は、例えば、デューティー比を変えることで、ガルバノメータ505に入力する電圧の大きさを制御する。ガルバノメータ505に対する入力電圧が所定の電圧より大きい場合、ガルバノメータ505は、反時計回りに回転する。ガルバノメータ505に対する入力電圧が所定の電圧以下の場合、ガルバノメータ505は時計回り回転する。ガルバノメータ505の回転方向は、上記の方向には限定されない。第1システム制御部118は、ガルバノメータ505に所定の電圧を加えることで、2枚の遮光幕501を所定の位置に保持することも可能となる。

0018

図2(A)は、遮光幕501が閉状態になっている例を示す。この場合、撮像素子112は、レンズユニット111からの光を受光する。図2(B)は、遮光幕501が開状態になっている例を示す。この場合、撮像素子112は、レンズユニット111からの光を受光しない。駆動バネ508は、遮光幕501とアーム502により接合されており、開状態では駆動バネ508がチャージされた状態となる。この状態から、ガルバノメータ505への入力電圧がオフにされると、遮光幕501は閉じる方向に移動する。つまり、電源が抜かれること等により、ガルバノメータ505に対する入力電圧がオフになり、チャージされた駆動バネ508の作用により、遮光幕501は閉状態になる。

0019

上述したように、図3の光学フィルタユニット117は、赤外カットフィルタ601および透過ガラス600の2枚の窓を有して構成されている。駆動用モータ603が駆動力により回転すると、光学フィルタユニット117は左右に移動する。フィルタ検出回路602は、光学フィルタユニット117の位置を検出する回路であり、例えばフォトインタラプタ回路である。フィルタ検出回路602は、エンコーダとして機能し、パルスカウント計測することで、光学フィルタユニット117の位置を検出する。光学フィルタユニット117は、レンズユニット111から入射した光の光路上に、赤外カットフィルタ601と透過ガラス600との何れかを配置することで、撮像素子112が受光する光の赤外波長成分を制御している。図4は、レンズユニット111と光学フィルタユニット117と遮光部116と撮像素子112との位置関係を示す斜視図である。レンズユニット111を通過した光は、光学フィルタユニット117を通り、撮像素子112に入射するか否かは、遮光部116により制御される。

0020

次に、図5のフローチャートを参照して、第1実施形態の処理の流れについて説明する。第1実施形態では、ネットワークカメラ100が起動した後、遮光部116は、遮光幕501を開状態にし、第1システム制御部118は、撮影シーンの明るさに応じて遮光幕501の位相を検知する周期を切り替える。遮光幕501の位相は、遮光幕501が開状態であるか閉状態であるかを示す。例えば、ネットワークカメラ100に対して起動指示が入力されると、電源制御部150が起動し、ネットワークカメラ100の電源が投入される(S101)。この際、例えば、電源制御部150は、DCDC制御を行うIC(集積回路)と通信を行い、撮像部110およびネットワーク制御部120に所定の電圧を出力する。電源制御部150は、ネットワーク制御部120の起動開始を要求する。これにより、ネットワーク制御部120は、第2システム制御部121やメモリ122や通信I/F123などの初期化処理などを行う。

0021

第1システム制御部118は、レンズユニット111が装着されているかを判定し、装着されていると判定した場合に、遮光幕501をオープンして、開状態にするように遮光部116を制御する(S102)。具体的には、第1システム制御部118は、遮光幕501が開状態になるために必要な所定の第1の電圧を、ガルバノメータ505に入力する制御を行う。第1システム制御部118は、遮光幕501の位相を検知するための位相検知回路504へ電力の供給を開始し、電源をオンにする(S103)。第1システム制御部118は、遮光幕501の位相を検知することで、遮光幕501が開状態であるかを判定する(S104)。具体的には、第1システム制御部118は、位相検知回路504から出力される電圧値を取得して、電圧値が所定の値以上であるかどうかを判定する。例えば、取得された電圧値が所定の値以上である場合、第1システム制御部118は、検知結果として、遮光幕501は開状態であると判定する。一方、取得された電圧値が所定の値より小さい場合、第1システム制御部118は、検知結果として、遮光幕501は閉状態であると判定する。

0022

S104でYESと判定された場合、第1システム制御部118は、遮光幕501の位相を検知するための位相検知回路504への電源供給を停止する(S105)。第1システム制御部118は、遮光幕501が開状態を継続するための保持通電処理を開始する(S106)。具体的には、第1システム制御部118は、ガルバノメータ505に入力する電圧を第1の電圧より低い値となる第2の電圧に切り替える。第1の電圧と第2の電圧との切り替えは、デューティー比の変更により実現されてもよい。第1システム制御部118は、撮像素子112に入射する光の測光値を取得する(S107)。撮像素子112は、入射光を電気信号に変換して電気信号に変換する。変換された電気信号に基づいて画像データが生成される。変換された電気信号は、輝度情報を表す。実施形態では、第1システム制御部118は、撮像素子112が変換した電気信号に基づく輝度情報を測光値として取得するものとする。従って、第1システム制御部118は、上記画像データの輝度情報を測光値として取得する。

0023

第1システム制御部118は、測光値(輝度)が第1閾値所定輝度)より小さいかを判定する(S108)。第1システム制御部118は、ステップS107で取得した最新の測光値を用いてS108の判定を行う。測光値が第1閾値より小さい場合、第1システム制御部118は、環境光暗いと判定する。測光値(輝度)が第1閾値以上である場合(所定輝度以上である場合)、第1システム制御部118は、環境光は明るいと判定する。環境光は、ネットワークカメラ100が撮影を行う際のシーンに対応する。S108でNOと判定された場合、つまり環境光が暗いと判定された場合、第1システム制御部118は、遮光幕501の位相を検知する周期(検知周期)を第2周期に設定する(S109)。以下、第2周期を「1000ms」として説明するが、第2周期は任意の値であってよい。

0024

第1システム制御部118は、遮光幕501の位相を検知するための時間tを計測している。時間tは、前回に遮光幕501の位相を検知してから経過した時間である。第1システム制御部118は、時間tが「1000ms」に達したか否かを判定する(S110)。S110の判定結果に応じて、遮光幕501の位相を検知することなく、測光値の取得を行う測光処理を実行するか、または遮光幕501の位相を検知する位相検知処理を実行するかが定まる。S110でNOと判定された場合、測光処理を実行するため、フローは、S107に移行する。S110でYESと判定された場合、位相検知処理を実行するため、フローは、S104に移行する。

0025

S108でYESと判定された場合、測光値は第1閾値より小さい。この場合、第1システム制御部118は、環境光は暗いと判定し、遮光幕501の位相を検知する周期(検知周期)を第1周期に設定する(S111)。本実施形態では、第2周期は、第1周期よりも長い。以下、第1周期を「200ms」として説明するが、第1周期は任意の値であってよい。第1システム制御部118は、時間tが「200ms」に達したか否かを判定する(S112)。S112の判定結果に応じて、測光処理を実行するか、または位相検知処理を実行するかが定まる。S112でNOと判定された場合、測光処理を実行するため、フローは、S107に移行する。S112でYESと判定された場合、位相検知処理を実行するため、フローは、S104に移行する。

0026

ステップS104でNOと判定された場合、S102で遮光幕501は開状態にされたにもかかわらず、第1システム制御部118は、遮光幕501は閉状態であると判定していることになる。つまり、位相検知回路504は、遮光幕501の位相の状態が、正常な状態ではなく異常な状態であるという検知結果を得ることになる。このため、第1システム制御部118は、遮光幕501の動作エラーと判定する。この場合、ネットワーク制御部120は、ネットワーク機器130(例えば、クライアントPC等)へ警告を通知する(S113)。具体的には、第1システム制御部118は、遮光幕501の位相検知を所定の間隔で所定の回数行い、連続して動作エラーを判定した場合に、ネットワークI/F123を介して、ネットワーク機器130(クライアントPC)にエラー警告を通知する。

0027

以上のように、第1実施形態では、第1システム制御部118は、周期的に取得される測光値に基づいて、位相検知処理を実行する周期を第1周期にするか、または第2周期にするかを制御している。上述したように、ネットワークカメラ100が長期間の撮影中に、外乱等の影響により遮光幕501が閉状態になる可能性がある。ただし、測光値が第1閾値以上の場合(つまり、環境光が明るい場合)においては、第1システム制御部118は、位相検知回路504を用いることなく、測光値(輝度)に基づいて遮光幕501が閉状態になったか否かを認識できる。従って、位相検知回路504に対して電力を供給しなくても、外乱等の影響により遮光幕501が閉状態になったことが早期に検知される。このため、位相検知回路504に対して供給する電力を低減させることができる。

0028

一方、測光値が第1閾値より小さい場合(つまり、環境光が暗い場合)においては、第1システム制御部118は、測光値を取得する周期を第1周期とする。第1周期は、環境光が暗い場合に設定される周期であり、第2周期より短い周期である。つまり、環境光が暗い場合、高い頻度で位相検知回路504による遮光幕501の位相検知が行われる。環境光が暗い場合、環境光が明るい場合と比較して、外乱等の影響により遮光幕501が閉状態になったことを、測光値により認識することは難しい。このため、環境光が暗い場合には、第1システム制御部118は、第2周期より短い第1周期で、位相検知処理を行うことで、外乱等の影響により遮光幕501が閉状態になったことを早期に検知できる。

0029

従って、第1システム制御部118は、測光値に応じて、位相検知処理を実行する周期を制御することで、外乱等の影響により遮光幕501が閉状態になったことを早期に検知できるとともに、位相検知回路504に使用される電力を低減させることができる。つまり、ネットワークカメラ100が撮影するシーンが明るい場合には、遮光幕501の位相検知周期を長くてきるため、位相検知回路504の消費電力を低減することができる。さらに位相検知回路504の通電時間を短くできるため、位相検知回路504の通電による劣化を低減することもできる。また、ネットワークカメラ100が撮影するシーンが暗い場合にも、従来と同等の遮光幕501のエラー検知性能を担保できる。

0030

上述した例では、第2周期として「1000ms」を設定した場合について説明したが、第2周期は「無限大」であってもよい。この場合、S108でNOと判定された場合、周期的な検知処理は実行されないため、ネットワークカメラ100が撮影するシーンが明るい間は、位相検知回路504に対して通電がされないようにすることができる。この場合でも、外乱等の影響により遮光幕501が閉状態になったことを早期に検知できる。そして、位相検知回路504に通電がされないため、位相検知回路504の消費電力を低減させる効果をより高くすることができる。

0031

<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態のネットワークカメラ100の構成は、第1実施形態のネットワークカメラ100の構成と同様であるため、説明を省略する。第2実施形態では、第1システム制御部118は、レンズユニット111から入射した光の光路上に、赤外カットフィルタ601が挿入されているか否かに応じて、位相検知回路504が遮光幕501の位相を検知する周期を切り替える。また、第1システム制御部118は、ネットワークカメラ100の撮像対象に対して赤外光照射されているか否かに応じて、位相検知回路504が遮光幕501の位相を検知する周期を切り替える。さらに、第2実施形態では、第1システム制御部118は、環境光の明るさの変化量に応じて、位相検知回路504による遮光幕501の位相検知処理のタイミングを制御する。

0032

以下、図6のフローチャートを参照して、第2実施形態の処理の流れについて説明する。図6のフローチャートのうち、S201〜S207は、図5のフローチャートのS101〜S107と同様であり、S216は、図5のフローチャートのS113と同様であるため、説明を省略する。第1システム制御部118は、前回の測光値と最新の測光値との差分(測光値の変化量)を取得する。測光値の変化量は、輝度の変化量を示す。第2実施形態では、第1システム制御部118は、ステップS207で取得された最新の測光値Evbとその前の周期で取得された測光値Evaから、「ΔEv=Eva−Evb」を算出する。このΔEvは、測光値(輝度)の低下量を表す。

0033

Ev値は、明るくなるに応じて大きくなり、暗くなるに応じて小さくなる。第1システム制御部118は、ΔEvが所定の値(第2閾値)以上であるかを判定する(S208)。第1システム制御部118は、ΔEvが所定の値より大きい正の値の場合は、急激に暗くなったと判定し、ΔEvが所定の値より大きい負の値の場合は、急激に明るくなったと判定する。ΔEvが第2閾値(所定量)以上の場合(S208でYES)、つまり環境光が急激に暗くなったと判定した場合、遮光幕501が何らかの外乱により閉じた可能性がある。この場合、第1システム制御部118は、ただちに遮光幕501の位相を位相検知回路504に検知させる。このため、フローはS204に移行する。逆に、ΔEvが所定の値より小さい値の場合(S208でNO)、フローはS209に移行する。ΔEvが所定の値より小さく、且つ正の値の場合、環境光は暗くなったものの、急激に暗くなってはいないと推定することができる。また、ΔEvが負の値である場合、明るい方向への変化であると推定することができる。従って、S208でNOの場合、第1システム制御部118は、遮光幕510によるエラー動作は無かったと判定し、フローは、ただちにS204に移行することなく、次のS209に移行する。

0034

第1システム制御部118は、レンズユニット111から入射した光の光路上に、赤外カットフィルタ601が位置しているか否かを光学フィルタユニット117から得る。上述したように、光学フィルタユニット117は、レンズユニット111から入射した光の光路上に、透過ガラス600または赤外カットフィルタ601を挿入する。第1システム制御部118は、光学フィルタユニット117が、レンズユニット111から入射した光の光路上に、赤外カットフィルタ601を挿入したかを判定する(S209)。赤外カットフィルタ601を通さない状態で撮影すると、赤外光成分を含む光が撮像素子112に入光される。このため、ネットワークカメラ100は、暗いシーンでの撮影可能な最低照度を低くすることができるため、暗いシーンでの撮影に有効である。赤外カットフィルタ601が、レンズユニット111から入射した光の光路上に挿入されている場合(S209でYES)、環境光は明るいと推定される。赤外カットフィルタ601が、レンズユニット111から入射した光の光路上に挿入されていない場合(S209でNO)、環境光は暗いと推定される。

0035

S209でNOと判定された場合、環境光は暗いと推定されるため、第1システム制御部118は、S111と同様、検知周期を第1周期に設定する(S214)。S209でYESと判定された場合、第1システム制御部118は、ネットワークカメラ100の撮像対象に赤外光が照射されているかを判定する(S210)。例えば、夜間等においては、ネットワークカメラ100に、直接的または間接的に接続されている赤外光照明装置(不図示)が、ネットワークカメラ100の撮像対象に赤外光を照射する。赤外光照明装置により撮像対象(被写体)に赤外光が照射されると、赤外光を反射する被写体によりレンズユニット111を通して撮像素子112に赤外光成分の光が入射する。赤外カットフィルタ601を通さないで撮像素子へ光を入射させると、赤外光成分の輝度信号可視光成分の輝度信号に加算されるためより大きい値となり、シーンとしては明るくなる。

0036

ここで、S210の処理は、S209でYESと判定された場合に行われる。従って、赤外カットフィルタ601は、レンズユニット111から入射した光の光路上に挿入されている状態であり、赤外照明による輝度変化は小さい。しかしながら、第2実施形態では、S210でYESと判定された場合、第1システム制御部118は、暗いシーンでの撮影を意図していると判定する。この場合、第1システム制御部118は、赤外照明がオンにされたことを検知したタイミングで、検知周期を第1周期に設定する(S214)。S210でNOと判定された場合、第1システム制御部118は、測光値が第1閾値より小さいかを判定する(S211)。S211でNOと判定された場合、第1システム制御部118は、遮光幕501の位相を検知する周期(検知周期)を第2周期に設定する(S212)。そして、第1システム制御部118は、時間tが「1000ms」に達したか否かを判定する(S213)。S215でNOと判定された場合、測光処理を実行するため、フローは、S207に移行する。S215でYESと判定された場合、位相検知処理を実行するため、フローは、S204に移行する。

0037

S211でYESと判定された場合、第1システム制御部118は、遮光幕501の位相を検知する周期(検知周期)を第1周期に設定する(S214)。そして、第1システム制御部118は、時間tが「200ms」に達したか否かを判定する(S215)。S213でNOと判定された場合、測光処理を実行するため、フローは、S207に移行する。S213でYESと判定された場合、位相検知処理を実行するため、フローは、S204に移行する。

0038

以上により、第2実施形態では、第1の実施形態と同様にネットワークカメラ100の消費電力を低減することができる。つまり、明るいシーンにおけるネットワークカメラ100の消費電力を低減することができ、暗いシーンでの遮光幕501のエラー検知を従来と同等に行うことができる。また、位相検知回路504の通電時間が短縮されるため、耐久年数を長くすることができる。さらに、明るいシーンにおいて輝度変化により該位相検知処理を行うことにより、エラー検知の応答性が改善できる。そして、第2実施形態では、明るさが「明るい状態」から「暗い状態」に急激に変化した場合、即座に遮光幕501の位相検知を実行できるため、エラー検知の応答性が向上できる。さらに、赤外照明の動作状態や赤外カットフィルタ601の挿抜状態により、暗所での撮影状態と同様に短い検知周期とすることで、暗所での遮光幕の位相検知性能を担保できる。

0039

<その他>
上述した各実施形態における遮光部116は、電源供給が断たれたタイミングで遮光幕501を閉じる機構として説明したが、電源供給が断たれたタイミングで遮光幕501を開く機構であってもよい。例えば、ネットワークカメラ100の動作中にユーザ操作により遮光幕501が閉じられるケースにおいて、電源供給が断たれた場合に遮光幕501が開くように構成されていてもよい。

0040

また、第1システム制御部118は、測距情報を取得し、取得された測距情報が示す変化量が望遠から至近に急激に変化した場合(所定の閾値を超えた場合)、ただちに遮光幕501の位相を確認するように制御してもよい。逆に、第1システム制御部118は、取得された測距情報が示す変化量が至近から望遠に急激に変化した場合には、遮光幕501の位相を確認する制御を行わなくてもよい。また、ネットワークカメラ100が、所定の衝撃度より高い衝撃を検知した場合や、所定音量より高い音量機械的な音を検知した場合、第1システム制御部118は、ただちに遮光幕501の位相を確認するように制御してもよい。

0041

以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は上述した各実施の形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。本発明は、上述の各実施の形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークや記憶媒体を介してシステムや装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータの1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

0042

100ネットワークカメラ
110撮像部
112撮像素子
116遮光部
117光学フィルタユニット
118 第1システム制御部
120ネットワーク制御部
504 位相検知回路

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