図面 (/)

技術 画像形成装置

出願人 ブラザー工業株式会社
発明者 尾崎茉莉花角谷穂高鈴木慎太郎樹神和利
出願日 2018年9月14日 (2年3ヶ月経過) 出願番号 2018-172124
公開日 2020年3月26日 (9ヶ月経過) 公開番号 2020-046453
状態 未査定
技術分野 電子写真におけるクリーニング・その他
主要キーワード 掻取部材 回収効果 回収位置 下降側 上昇側 ニップ板 印加回路 スポンジ層
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年3月26日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

帯電紙粉を帯電させて回収することができる画像形成装置を提供する。

解決手段

感光体61の回転方向において転写部63よりも下流側で、かつ帯電器62よりも上流側の回収位置に配置され、感光体61から紙粉を回収する1次回収ローラ110と、1次回収ローラ110で回収された紙粉を回収する2次回収ローラ120とを有する回収部100と、1次回収ローラ110に第1電圧印加し、2次回収ローラ120に第2電圧を印加する電圧印加部50と、を備える画像形成装置1を提供する。第1電圧は周期的に変化し、第1電圧の平均値正極性で第2電圧の平均値よりも低く、かつ感光体61の回収位置における静電潜像が形成されなかった部分の表面電位よりも高い。

概要

背景

従来、正帯電方式画像形成装置において、転写後に感光体上に残った残トナー現像器回収するクリーナレス方式を採用した画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この画像形成装置は、感光体から紙粉を回収する1次クリーニングローラと、1次クリーニングローラで回収された紙粉を回収する2次クリーニングローラとを有するクリーニングユニット回収部)を備えている。そして、1次クリーニングローラは、正極性電圧印加され、2次クリーニングローラは、1次クリーニングローラに印加される電圧よりも絶対値が大きい正極性の電圧が印加されることで、負に帯電した紙粉を回収することができる。

概要

未帯電の紙粉を帯電させて回収することができる画像形成装置を提供する。感光体61の回転方向において転写部63よりも下流側で、かつ帯電器62よりも上流側の回収位置に配置され、感光体61から紙粉を回収する1次回収ローラ110と、1次回収ローラ110で回収された紙粉を回収する2次回収ローラ120とを有する回収部100と、1次回収ローラ110に第1電圧を印加し、2次回収ローラ120に第2電圧を印加する電圧印加部50と、を備える画像形成装置1を提供する。第1電圧は周期的に変化し、第1電圧の平均値は正極性で第2電圧の平均値よりも低く、かつ感光体61の回収位置における静電潜像が形成されなかった部分の表面電位よりも高い。

目的

本発明は、未帯電の紙粉を帯電させて回収することができる画像形成装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

感光体と、前記感光体を正極性帯電させる帯電器と、前記感光体を露光して、静電潜像を形成する露光部と、静電潜像に現像剤を供給して現像剤像を形成する現像器と、現像剤像をシート転写する転写部と、前記感光体の回転方向において前記転写部よりも下流側で、かつ前記帯電器よりも上流側の回収位置に配置され、前記感光体から紙粉回収する1次回収ローラと、前記1次回収ローラで回収された紙粉を回収する2次回収ローラとを有する回収部と、前記1次回収ローラに第1電圧印加し、前記2次回収ローラに第2電圧を印加する電圧印加部と、を備える画像形成装置であって、前記第1電圧は周期的に変化し、前記第1電圧の平均値は正極性で前記第2電圧の平均値よりも低く、かつ前記感光体の前記回収位置における静電潜像が形成されなかった部分の表面電位よりも高いことを特徴とする画像形成装置。

請求項2

前記第1電圧は、矩形または台形波形を有し、前記第1電圧の平均値よりも高い電圧が印加されている時間が、前記第1電圧の平均値よりも低い電圧が印加されている時間よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

請求項3

前記第1電圧は、のこぎり状の波形を有し、上昇側の傾きが下降側の傾きよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

請求項4

前記第1電圧の最大値は、前記第2電圧の平均値よりも低いことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。

請求項5

前記第1電圧の最小値は、前記感光体の前記回収位置における静電潜像が形成されなかった部分の表面電位よりも低いことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置。

請求項6

前記第1電圧の最小値が0Vであることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。

請求項7

前記第2電圧は、直流電圧であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置。

請求項8

前記1次回収ローラは、導電性を有するスポンジ層を表面に有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の画像形成装置。

請求項9

前記1次回収ローラの周速と前記感光体の周速は異なることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の画像形成装置。

請求項10

前記2次回収ローラは、金属製であることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の画像形成装置。

請求項11

前記回収部は、前記2次回収ローラに接触し、前記2次回収ローラが保持する紙粉を掻き落とす掻取部材を有することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の画像形成装置。

請求項12

前記回転方向において前記転写部よりも下流側で、かつ前記回収部よりも上流側に配置され、前記感光体を除電する除電ランプを備えることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の画像形成装置。

技術分野

0001

本発明は、1次回収ローラと2次回収ローラを備えた正帯電方式画像形成装置に関する。

背景技術

0002

従来、正帯電方式の画像形成装置において、転写後に感光体上に残った残トナー現像器回収するクリーナレス方式を採用した画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この画像形成装置は、感光体から紙粉を回収する1次クリーニングローラと、1次クリーニングローラで回収された紙粉を回収する2次クリーニングローラとを有するクリーニングユニット回収部)を備えている。そして、1次クリーニングローラは、正極性電圧印加され、2次クリーニングローラは、1次クリーニングローラに印加される電圧よりも絶対値が大きい正極性の電圧が印加されることで、負に帯電した紙粉を回収することができる。

先行技術

0003

特開2013−97151

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、紙粉の帯電量にはばらつきがあり、十分に帯電していない紙粉(以下、「未帯電の紙粉」という。)はクリーニングユニットで回収できない場合があった。

0005

クリーナレス方式を採用する画像形成装置では、クリーニングユニットで回収されなかった紙粉は現像器内に入る場合があり、現像器内のトナーの帯電量の低下の原因となる。

0006

そこで、本発明は、未帯電の紙粉を帯電させて回収することができる画像形成装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

前記した課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、感光体と、感光体を正極性に帯電させる帯電器と、感光体を露光して、静電潜像を形成する露光部と、静電潜像に現像剤を供給して現像剤像を形成する現像器と、現像剤像をシートに転写する転写部と、感光体の回転方向において転写部よりも下流側で、かつ帯電器よりも上流側の回収位置に配置され、感光体から紙粉を回収する1次回収ローラと、1次回収ローラで回収された紙粉を回収する2次回収ローラとを有する回収部と、1次回収ローラに第1電圧を印加し、2次回収ローラに第2電圧を印加する電圧印加部と、を備える。
そして、第1電圧は周期的に変化し、第1電圧の平均値は正極性で第2電圧の平均値よりも低く、かつ感光体の回収位置における静電潜像が形成されなかった部分の表面電位よりも高いことを特徴とする。

0008

この構成によれば、1次回収ローラに周期的に変化する第1電圧を加えることで、負に帯電している紙粉を感光体と1次回収ローラとの間で運動させ、これに伴い未帯電の紙粉を帯電させることができる。そして、帯電した紙粉は、回収位置に配置された回収部において、1次回収ローラと2次回収ローラによって回収することができるので、感光体表面の紙粉を回収することができる。

0009

前記した画像形成装置において、第1電圧は、矩形または台形波形を有し、第1電圧の平均値よりも高い電圧が印加されている時間を、第1電圧の平均値よりも低い電圧が印加されている時間よりも長くすることができる。

0010

これによれば、2次回収ローラに紙粉を移動させるための時間を十分に確保することができる。

0011

前記した画像形成装置において、第1電圧は、のこぎり状の波形を有し、上昇側の傾きを下降側の傾きよりも大きくすることができる。

0012

これによれば、第1電圧が急峻に立ち上がる区間で、帯電した紙粉を1次回収ローラ側に移動させ、かつ、紙粉の移動に伴って未帯電の紙粉を帯電させることができる。また、第1電圧が立ち下がる区間を相対的に緩やかにすることで、1次回収ローラが保持する紙粉を電位差により2次回収ローラに移動させるための時間を長くすることができる。

0013

前記した画像形成装置において、第1電圧の最大値は、第2電圧の平均値よりも低くすることができる。

0014

これによれば、1次回収ローラが保持する紙粉を2次回収ローラで安定して回収することができる。

0015

前記した画像形成装置において、第1電圧の最小値を、感光体の回収位置における静電潜像が形成されなかった部分の表面電位よりも低くすることができる。

0016

これによれば、第1電圧の振幅を大きくすることで、未帯電の紙粉を帯電させる効果を高めることができる。

0017

前記した画像形成装置において、第1電圧の最小値を0Vとすることができる。

0018

これによれば、第1電圧の印加回路を簡単な構成とすることができる。

0019

前記した画像形成装置において、第2電圧を直流電圧とすることができる。

0020

また、前記した画像形成装置において、1次回収ローラは、導電性を有するスポンジ層を表面に有していてもよい。

0021

これによれば、1次回収ローラは、紙粉を電気的に回収するだけでなく、スポンジ層の空隙を利用して機械的に回収することができるので、紙粉の回収効果を高めることができる。

0022

前記した画像形成装置において、1次回収ローラの周速と感光体の周速は異なる構成とすることができる。

0023

これによれば、周速差を持たせたことで、感光体と1次回収ローラとの摩擦による回収効果を高めることができる。

0024

前記した画像形成装置において、2次回収ローラを金属製とすることができる。

0025

これによれば、2次回収ローラの表面で、紙粉を電気的に回収することができる。

0026

前記した画像形成装置において、回収部は、2次回収ローラに接触し、2次回収ローラが保持する紙粉を掻き落とす掻取部材を有する構成とすることができる。

0027

これによれば、2次回収ローラで回収した紙粉が1次回収ローラに戻るのを抑制することができる。

0028

前記した画像形成装置において、回転方向において転写部よりも下流側で、かつ回収部よりも上流側に配置され、感光体を除電する除電ランプを備える構成とすることができる。

0029

これによれば、紙粉の回収に先立って、感光体表面の残留電位を低下させることができる。そのため、除電後の感光体表面と第1電圧を印加した1次回収ローラとの間で電位差が大きくなり、紙粉が大きく運動するので、未帯電の紙粉を帯電させる効果を高めることができる。

発明の効果

0030

本発明によれば、感光体表面の未帯電の紙粉を帯電させて回収することができる。

図面の簡単な説明

0031

一実施形態に係る画像形成装置の側断面図である。
感光体周辺概略構成を示す図である。
1次回収ローラと2次回収ローラに印加する電圧の関係を示すグラフである。
画像形成中において、感光体上に静電潜像が形成された状態を示す図(a)と、感光体上の静電潜像に現像剤が供給された状態を示す図(b)である。
用紙に感光体上の現像剤が転写された状態を示す図(a)と、1次回収ローラが感光体上の紙粉を回収した状態を示す図(b)である。
1次回収ローラが保持する紙粉を2次回収ローラが回収した状態を示す図(a)と、感光体上に残る現像剤が現像ローラへと移動した状態を示す図(b)である。
1次回収ローラと2次回収ローラに印加する電圧の関係を示す変形例に関するグラフである。
1次回収ローラと2次回収ローラに印加する電圧の関係を示す別の変形例に関するグラフである。

実施例

0032

本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、まず、画像形成装置1の概略構成について説明した後、本発明の特徴部分について説明する。画像形成装置1は一例として、レーザプリンタである。

0033

図1に示すように、画像形成装置1は、筐体2内にシートSを供給するための給紙部3と、露光部4と、シートS上に現像剤像を転写するプロセスユニット5と、シートS上に転写された現像剤像を熱定着する定着装置8とを主に備えている。シートSは一例として、厚紙、はがき、薄紙などの用紙である。

0034

給紙部3は、筐体2内の下部に設けられ、給紙トレイ31と、用紙押圧板32と、給紙機構33とを主に備えている。給紙トレイ31に収容されたシートSは、用紙押圧板32によって上方に寄せられ、給紙機構33によってプロセスユニット5に向けて供給される。

0035

露光部4は、筐体2内の上部に配置され、図示しないレーザ発光部や、符号を省略して示すポリゴンミラーレンズ反射鏡などを備えるレーザスキャナである。この露光部4は、レーザ発光部から画像データに基づくレーザ光二点鎖線参照)を出射し、感光体61の表面を走査することで、感光体61の表面を露光する。

0036

プロセスユニット5は、露光部4の下方に配置され、筐体2に設けられたフロントカバー21を開いたときにできる開口から筐体2に対して着脱可能に装着される構成となっている。このプロセスユニット5は、ドラムカートリッジ6と、現像器7とから構成されている。現像器7は一例として、現像カートリッジである。

0037

ドラムカートリッジ6は、感光体61と、帯電器62と、転写部63と、を主に備えている。また、現像器7は、ドラムカートリッジ6に対して着脱可能に装着される構成となっている。現像器7は、現像ローラ71と、供給ローラ72と、層厚規制ブレード73と、現像剤を収容する現像剤収容部74とを主に備えている。感光体61は一例として、感光ドラムである。転写部63は一例として、転写ローラである。現像剤は、非磁性一成分の正帯電性トナーである。

0038

このプロセスユニット5では、感光体61の表面が、帯電器62により一様に正帯電された後、露光部4からのレーザ光によって露光される。これにより、感光体61上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、現像剤収容部74内の現像剤は、供給ローラ72を介して現像ローラ71に供給される。このとき現像剤は、供給ローラ72と現像ローラ71の間で正極性に摩擦帯電される。現像ローラ71上に供給された現像剤は、現像ローラ71の回転に伴って、層厚規制ブレード73の間に進入し、さらに摩擦帯電されつつ、一定の厚さの薄層として現像ローラ71上に担持される。

0039

現像ローラ71上に担持された現像剤は、現像ローラ71から感光体61上に形成された静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体61上に現像剤像が形成される。その後、感光体61と転写部63の間をシートSが搬送されることで感光体61上の現像剤像がシートS上に転写される。

0040

定着装置8は、プロセスユニット5の後方に配置され、符号を省略して示すハロゲンヒータ定着ベルトニップ板などを有する加熱ユニット81と、加熱ユニット81のニップ板との間で定着ベルトを挟持する加圧ローラ82とを主に備えている。この定着装置8では、シートS上に転写された現像剤像を、シートSが加熱ユニット81と加圧ローラ82との間を通過する間に熱定着させている。現像剤像が熱定着されたシートSは、排紙ローラ23によって排紙トレイ22上に排出される。

0041

また、この画像形成装置1では、シートSに転写されずに感光体61上に残った現像剤を現像器7によって回収する、いわゆるクリーナレス方式を採用している。具体的には、現像剤を回収するときに、帯電器62で感光体61の表面を帯電させる。そして、感光体61の表面電位を現像ローラ71の電位よりも高くすることにより、感光体61上に残った現像剤が、現像ローラ71へ移動し、現像剤収容部74へ戻される。

0042

プロセスユニット5は、図2に示すように、感光体61と、帯電器62と、転写部63と、除電ランプ65と、現像ローラ71と、回収部100とを備えている。

0043

現像ローラ71は、上述したように、感光体61上の静電潜像に現像剤Tを供給するローラであり、感光体61の回転方向において、感光体61の露光部4から出射されるレーザ光が当たる露光位置よりも下流側で、感光体61の周面に接触して回転するようになっている。

0044

転写部63は、感光体61の回転方向において、現像ローラ71よりも下流側に配置されている。現像剤像をシートSに転写するとき、転写部63には負の転写バイアスが印加される。

0045

帯電器62は、帯電バイアスが印加され、感光体61の表面を正極性に帯電させるように構成されている。この帯電器62は、感光体61の回転方向において、現像ローラ71よりも上流側に配置されている。

0046

回収部100は、感光体61の回転方向において、転写部63よりも下流側で、かつ帯電器62よりも上流側の回収位置に配置されている。回収部100は、1次回収ローラ110と、2次回収ローラ120と、掻取部材130と、ケース140とを主に備えて構成されている。

0047

1次回収ローラ110は、導電性を有するスポンジ層を表面に有するローラであり、感光体61の周面に接触して回転し、感光体61上に付着する紙粉を回収するようになっている。1次回収ローラ110は、画像形成時において、筐体2内に設けられた電圧印加部50により、第1電圧V1が印加される。

0048

これにより、1次回収ローラ110は、感光体61上に付着している負に帯電した紙粉を引き寄せながら、スポンジ表面に形成されている空隙を利用して回収するようになっている。

0049

図3に示すように、第1電圧V1は、台形の波形を有し、周期的に変化する電圧である。第1電圧V1の平均値Vaveは正極性で、2次回収ローラ120に印加される後述する第2電圧V2の平均値よりも低く、かつ感光体61の回収位置における静電潜像が形成されなかった部分の表面電位Velよりも高くなっている。さらに、第1電圧V1の最小値Vminは、感光体61の回収位置における静電潜像が形成されなかった部分の表面電位Velよりも低くなっている。第1電圧V1の周波数は、例えば、2kHzである。
なお、電圧V1の平均値Vaveは、下記の式により求めることができる。

0050

T:周期

0051

より詳細には、第1電圧V1は、最小値Vminが0V、最大値Vmaxが500V、デューティ比が70%、平均値Vaveが350Vである。また、第1電圧V1の平均値Vaveよりも高い電圧が印加されている時間T1は、第1電圧V1の平均値Vaveよりも低い電圧が印加されている時間T2よりも長くなっている。さらに、第1電圧V1の最大値Vmaxは、後述する第2電圧V2の平均値よりも低くなっている。

0052

2次回収ローラ120は、金属製のローラであり、1次回収ローラ110の周面に接触して回転し、1次回収ローラ110で回収された紙粉を回収するようになっている。詳細には、2次回収ローラ120は、画像形成時において、電圧印加部50により、第2電圧V2が印加され、1次回収ローラ110が保持する紙粉を引き寄せて保持するようになっている。

0053

具体的に、2次回収ローラ120は、1次回収ローラ110の後斜め上側において、1次回収ローラ110に対向して配置されている。そして、2次回収ローラ120は、1次回収ローラ110に印加される電圧よりも絶対値が大きい正の電圧である第2電圧V2が印加される。

0054

図3に示すように、第2電圧V2は600Vの直流電圧であり、第1電圧V1の平均値Vaveよりも大きく、かつ第1電圧V1の最大値Vmaxよりも大きくなっている。

0055

掻取部材130は、2次回収ローラ120の表面に吸着した紙粉を掻き取る部材であり、2次回収ローラ120の表面に摺接するように、2次回収ローラ120の上側に設けられている。この掻取部材130は、スポンジから形成されており、2次回収ローラ120に押圧されることで、2次回収ローラ120が保持する紙粉を掻き落とすようになっている。

0056

ケース140は、1次回収ローラ110および2次回収ローラ120を収容している。そして、ケース140は、2次回収ローラ120の下方に、掻取部材130によって掻き取られた紙粉を収容するための有底の貯留部141を有している。

0057

除電ランプ65は、感光体61の回転方向において、転写部63よりも下流側で、かつ回収部100が配置された回収位置よりも上流側に配置されている。除電ランプ65は、感光体61が転写部63を通過した後、感光体61を露光して、感光体61の表面電位を低下させるためのものである。

0058

次に、図4図6を参照して、以上のように構成されたプロセスユニット5の動作について説明する。
画像形成時、感光体61は、1次回収ローラ110および2次回収ローラ120よりも大きな周速度で回転する。

0059

図4(a)に示すように、画像形成時において、プロセスユニット5では、まず、感光体61の表面が帯電器62により正に帯電され、表面電位が850Vとなる。次に、露光部4からのレーザ光によって露光され、静電潜像が形成される。静電潜像が形成された部分が現像ローラ71と対向する位置まで達すると、図4(b)に示すように、現像ローラ71が担持している正帯電した現像剤Tが、感光体61の静電潜像が形成された部分に供給される。

0060

さらに感光体61が回転していくと、図5(a)に示すように、感光体61と転写部63の間を搬送されるシートSに、感光体61上の現像剤Tが転写される。このとき、負に帯電している紙粉D1および未帯電の紙粉D2がシートSから感光体61上に付着する。また、感光体61上には、シートSに転写されずに残った現像剤Tも付着している。感光体61は、転写部63を通過することで表面電位が低下し、さらに除電ランプ65に露光されることで、静電潜像が形成されなかった部分の表面電位Velが150V程度となる。

0061

そして、感光体61上に付着した紙粉D1は、第1電圧V1のパルス幅図3参照)に対応して、1次回収ローラ110に感光体61の表面電位Velよりも高い電圧Vmaxが印加されている間は1次回収ローラ110に引き寄せられ、1次回収ローラ110に感光体61の表面電位Velよりも低い電圧Vminが印加されている間は1次回収ローラ110から離れる動作を繰り返すことで、感光体61と1次回収ローラ110との間で微細往復運動をする。
そして、負に帯電している紙粉D1が感光体61と1次回収ローラ110の間で運動することに伴う摩擦で、未帯電の紙粉D2も負に帯電される。
その結果、図5(b)に示すように、紙粉D1,D2は、1次回収ローラ110に引き寄せられ、1次回収ローラ110のスポンジ表面の空隙で回収される。

0062

その後、図6(a)に示すように、1次回収ローラ110で回収された紙粉D1およびD2は、第1電圧V1の最大値Vmaxよりも大きい第2電圧V2が印加された2次回収ローラ120で回収される。
さらに、2次回収ローラ120で回収された紙粉D1およびD2は、掻取部材130で掻き取られて、ケース140の貯留部141(図6には図示せず)に回収される。また、図6(b)に示すように、感光体61がさらに回転していくと、感光体61上に残った正極性に帯電した現像剤Tは、1次回収ローラ110では回収されずに現像ローラ71まで移動する。現像剤Tは、帯電器62を通過する際に正帯電されるので、現像ローラ71へと移動し、現像剤収容部74へ戻される。

0063

以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
1次回収ローラ110に周期的に変化する第1電圧V1を加えることで、負に帯電している紙粉D1を感光体61と1次回収ローラ110との間で運動させ、これに伴い未帯電の紙粉D2を帯電させることができる。そして、帯電した紙粉D1,D2は、回収位置に配置された回収部100において、1次回収ローラ110と2次回収ローラ120によって回収することができるので、感光体61の表面の紙粉D1,D2を回収することができる。

0064

第1電圧V1は台形の波形を有し、第1電圧V1の平均値Vaveよりも高い電圧が印加されている時間T1を、第1電圧V1の平均値Vaveよりも低い電圧が印加されている時間T2よりも長くしたことにより、2次回収ローラ120に紙粉D1,D2を移動させるための時間を十分に確保することができる。

0065

第1電圧V1の最大値Vmaxを第2電圧V2の平均値よりも低く設定したことにより、1次回収ローラ110が保持する紙粉D1,D2を2次回収ローラ120で安定して回収することができる。

0066

第1電圧V1の最小値Vminを、感光体61の回収位置における静電潜像が形成されなかった部分の表面電位Velよりも低く設定したことにより、第1電圧V1の振幅を大きくして、未帯電の紙粉D2を帯電させる効果を高めることができる。

0067

第1電圧V1の最小値Vminを0Vに設定したことにより、第1電圧V1の印加回路を簡単な構成とすることができる。

0068

1次回収ローラ110は、導電性を有するスポンジ層を表面に有しているので、紙粉D1,D2を電気的に回収するだけでなく、スポンジ層の空隙を利用して機械的に回収することができるので、紙粉D1,D2の回収効果を高めることができる。

0069

1次回収ローラ110の周速と感光体61の周速が異なるので、周速差を持たせて、感光体61と1次回収ローラ110との摩擦による回収効果を高めることができる。

0070

2次回収ローラ120を金属製としたことにより、2次回収ローラ120の表面で、紙粉D1,D2を電気的に回収することができる。

0071

回収部100は、2次回収ローラ120に接触し、2次回収ローラ120が保持する紙粉D1,D2を掻き落とす掻取部材130を有しているので、2次回収ローラ120で回収した紙粉D1,D2が1次回収ローラ110に戻るのを抑制することができる。

0072

感光体61の回転方向において転写部63よりも下流側で、かつ回収部100よりも上流側に配置され、感光体61を除電する除電ランプ65を備えたことにより、紙粉D1,D2の回収に先立って、感光体61の表面に残留する電位を低下させることができる。そのため、除電後の感光体61の表面と第1電圧V1を印加した1次回収ローラ110との間で電位差が大きくなり、紙粉D1が大きく運動するので、未帯電の紙粉D2を帯電させる効果を高めることができる。

0073

以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。

0074

例えば、図7に示すように、第1電圧V1と第2電圧V2を設定してもよい。
具体的には、図3に示した実施形態と同様に、第2電圧V2は600Vの直流電圧であり、第1電圧V1は台形の波形を有し周期的に変化する電圧であるが、第1電圧V1の最大値Vmaxが第2電圧V2よりも高い750Vに設定されている。第1電圧V1の最大値Vmaxを第2電圧V2よりも高くした場合でも、第1電圧V1の平均値Vaveが正極性で第2電圧V2の平均値を超えないようにするため、第1電圧V1は、デューティ比が60%、最小値が0Vに設定されている。なお、第1電圧V1の周波数は1kHzである。
より詳細には、第1電圧V1の平均値Vaveは450Vであり、第2電圧V2よりも低く、感光体61の回収位置における静電潜像が形成されなかった部分の表面電位Velよりも高くなっている。また、第1電圧V1の最小値Vminは、感光体61の回収位置における静電潜像が形成されなかった部分の表面電位Velよりも低くなっている。さらに、第1電圧V1の平均値Vaveよりも高い電圧が印加されている時間T3は、第1電圧V1の平均値Vaveよりも低い電圧が印加されている時間T4よりも長くなっている。

0075

このような画像形成装置1によると、第1電圧V1の最大値Vmaxを一時的に第2電圧V2よりも高く設定したことにより、感光体61上で負に帯電している紙粉D1を大きく運動させ、未帯電の紙粉D2を確実に帯電させることができる。
また、第1電圧V1の平均値Vaveを正極性で第2電圧V2の平均値よりも低く設定したことにより、第1電圧V1の最大値Vmaxが一時的に第2電圧V2よりも高くなる場合でも、1次回収ローラ110で回収された紙粉D1,D2を2次回収ローラ120で回収することができる。

0076

上述した各実施形態においては、感光体61の回転方向において、転写部63よりも下流側で、かつ回収部100が配置された回収位置よりも上流側に除電ランプ65を配置していたが、除電ランプを設けない構成とすることもできる。
なお、除電ランプを設けない場合であっても、第1電圧V1の平均値Vaveは、感光体61の回収位置における静電潜像が形成されなかった部分の表面電位よりも高くなるように設定する。

0077

上述した各実施形態においては、第2電圧V2は直流電圧であったが、第2電圧V2は直流電圧に限らず、例えば、周期的に変化する電圧とすることもできる。この場合、第2電圧V2の平均値は、第1電圧V1の平均値Vaveよりも高くなるように設定される。
また、感光体61の表面電位、転写部63の転写バイアス、第1電圧V1および第2電圧V2の周波数、最大値、最小値、平均値、デューティ比等は、適宜設定を変更することが可能である。
また、1次回収ローラ110の周速を感光体61の周速よりも速く設定することもできる。さらに、1次回収ローラ110と2次回収ローラ120に周速差を持たせることもできる。
また、第2回収ローラは金属製ではなく、表面が平滑な導電体から形成してもよい。

0078

上述した各実施形態においては、第1電圧V1は台形の波形を有していたが、矩形の波形を有していてもよい。
また、図8に示すように、第1電圧V1は、のこぎり状の波形を有し、上昇側の傾きが下降側の傾きよりも大きくなるように設定することもできる。
具体的には、第1電圧V1は、急峻に立ち上がる区間T5と、区間T5と比べて緩やかに下降する区間T6を含み、周期的に変化する電圧である。第2電圧V2は、直流の電圧である。第1電圧V1の平均値Vaveは正極性で、第2電圧V2よりも低く、かつ感光体61の回収位置における静電潜像が形成されなかった部分の表面電位Velよりも高くなっている。
また、第1電圧V1の最小値Vminは、感光体61の回収位置における静電潜像が形成されなかった部分の表面電位Velよりも低く、第1電圧V1の最大値Vmaxは、第2電圧V2よりも高くなっている。

0079

このような画像形成装置1によると、第1電圧V1が急峻に立ち上がる区間T5で、帯電した紙粉D1を1次回収ローラ110側に移動させ、かつ、紙粉D1の移動に伴って未帯電の紙粉D2を帯電させることができる。また、第1電圧V1が立ち下がる区間T6を相対的に緩やかにすることで、1次回収ローラ110が保持した紙粉D1,D2を電位差により2次回収ローラ120側に移動させるための時間を長くすることができる。

0080

前記実施形態では、感光体61の一例として感光ドラムを採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ベルト状の感光体を採用してもよい。

0081

前記実施形態では、露光部4の一例として、レーザスキャナを採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば、LED等の発光素子を使用して、感光体61に近接して露光する露光ヘッドを採用してもよい。

0082

前記実施形態では、画像形成装置1の一例としてレーザプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、複写機複合機などの他の画像形成装置であってもよい。

0083

前記各実施形態および変形例で説明した各要素は、任意に組み合わせて実施することができる。

0084

1画像形成装置
4露光部
7現像器
50電圧印加部
61感光体
62帯電器
63転写部
100回収部
110 1次回収ローラ
120 2次回収ローラ
130掻取部材
Sシート
T現像剤
D1紙粉
D2 紙粉
V1 第1電圧
V2 第2電圧

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ