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技術 塗装板の遮熱効果比較評価装置

出願人 有限会社アート住装
発明者 田谷節夫石塚弘
出願日 2018年9月19日 (2年3ヶ月経過) 出願番号 2018-175327
公開日 2020年3月26日 (9ヶ月経過) 公開番号 2020-046320
状態 未査定
技術分野 熱的手段による材料の調査、分析
主要キーワード 温度計測センサ 断熱性樹脂 セラミック断熱材 収納隙間 温度表示装置 箱型ケース 塗装業者 内側周面
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年3月26日)のものです。
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図面 (6)

課題

熱塗装板及び非遮熱塗装板を所定の箇所に載置するだけで、温度センサに当接させて、簡単に遮熱効果を比較して評価可能な装置を提供する。

解決手段

2枚の塗装板の遮熱効果を比較して評価する遮熱効果比較評価装置1は、蓋付きの箱型ケース2を備え、箱型ケース2は、同じ大きさの第1及び第2の収納室16、17と、蓋7に取り付けられた第1及び第2の加熱用ランプ3、4と、第1及び第2の温度計測表示装置5、6と、を備え、温度計測に際して、2枚の塗装板を、それぞれ収納室16、17の内側周面に沿って配置された断熱性樹脂板21の上方に載置すると、温度計測表示装置5、6の温度センサは、それぞれ2枚の塗装板に当接して温度計測が可能となるように、収納室16、17に取り付けられている。

概要

背景

近年、地球環境の温度の上昇傾向が著しいが、建築物照射される太陽光の熱を遮熱して、建築物内の温度を下げて適正温度に維持し、或いは冷房に必要なエネルギー消費を抑えることが、益々要請がされている。

従来、建築物の壁、屋根等の材料として、遮熱塗料塗装して遮熱塗膜を形成した遮熱塗装板を利用したり、或いは、既存の建築物の壁、屋根等の板材に遮熱塗料を塗装して遮熱塗膜を形成し遮熱塗装板とする技術が知られている。

遮熱塗料は、いろいろな塗料メーカが製造販売されているが、それらの遮熱塗料による塗膜を形成して成る遮熱塗装板の遮熱効果を、非遮熱塗装板又は他の遮熱塗装板と比較して簡単に評価することができると、最も大きな遮熱効果を有する遮熱塗装板を選択することができ、或いは、建築物における遮熱塗装板の適用箇所に最適な遮熱塗装板を選択することができる。又、建築物の施主に対して遮熱塗装板の遮熱効果を分かりやすく説明することができる。

従来例として、赤外線放射する光源と、1枚の板の片側に非遮熱塗料を他方側に遮熱塗料を塗装した塗膜を形成した塗装板(或いは非遮熱塗料を塗装した塗装板と遮熱塗料を塗装した塗装板の2枚の塗装板)と、塗装板の裏側に取り付けた温度センサ(塗装板の裏側に貼り付けられたサーミスタ等)と、温度センサに接続した温度表示装置からなる遮熱塗膜の遮熱効果評価装置であって、光源と塗装板との間の相対距離を変更する手段、塗装板への赤外線の照射角度を変更する手段を有する遮熱塗膜の遮熱効果評価装置が知られている(特許文献1参照)。

概要

遮熱塗装板及び非遮熱塗装板を所定の箇所に載置するだけで、温度センサに当接させて、簡単に遮熱効果を比較して評価可能な装置を提供する。2枚の塗装板の遮熱効果を比較して評価する遮熱効果比較評価装置1は、蓋付きの箱型ケース2を備え、箱型ケース2は、同じ大きさの第1及び第2の収納室16、17と、蓋7に取り付けられた第1及び第2の加熱用ランプ3、4と、第1及び第2の温度計測表示装置5、6と、を備え、温度計測に際して、2枚の塗装板を、それぞれ収納室16、17の内側周面に沿って配置された断熱性樹脂板21の上方に載置すると、温度計測表示装置5、6の温度センサは、それぞれ2枚の塗装板に当接して温度計測が可能となるように、収納室16、17に取り付けられている。

目的

本発明は、遮熱効果が比較して評価される遮熱塗装板、非遮熱塗装板にサーミスタ等を貼り付けたりすることなく、単に、遮熱塗装板、非遮熱塗装板を所定の箇所に載置するだけで、温度センサに当接又は近接させて、簡単に遮熱効果を比較して評価することができる、使い勝手の良い遮熱効果評価装置を実現することを課題とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

蓋付きの箱型ケースと、第1及び第2の加熱用ランプと、第1及び第2の温度計測表示装置と、を備え、第1及び第2の塗装板のそれぞれについて温度計測をして、遮熱効果比較評価するために使用される遮熱効果比較評価装置であって、箱型ケースは、同じ大きさの第1及び第2の収納室区画されており、第1及び第2の収納室は、それぞれ内面に沿って断熱材が配置されており、第1及び第2の加熱用ランプは、それぞれ第1の塗装板及び第2の塗装板に対して互いに同じ一定の角度で照射可能に、蓋の内面に固定されており、第1及び第2の温度計測表示装置は、それぞれ第1の塗装板及び第2の塗装板の温度計測のための温度センサを備えており、第1及び第2の温度計測表示装置の温度センサは、それぞれ温度計測のために第1及び第2の収納室に置かれる第1の塗装板及び第2の塗装板に当接又は近接する高さに、第1及び第2の収納室内に取り付けられている構成であることを特徴とする遮熱効果比較評価装置。

請求項2

蓋付きの箱型ケースと、第1及び第2の加熱用ランプと、第1及び第2の温度計測表示装置と、を備え、第1及び第2の塗装板のそれぞれについて温度計測をして、遮熱効果を比較評価するために使用される遮熱効果比較評価装置であって、箱型ケースは、平面視で長手方向中央で、区画板によって同じ大きさの第1及び第2の収納室に区画されており、第1及び第2の収納室は、それぞれ底面と左右前後の内側周面に沿って断熱材が配置されており、内側周面に沿って配置された断熱材の上には、第1の塗装板及び第2の塗装板を、水平に載置可能な枠板が配置されており、蓋と箱型ケースの間には、蓋を箱型ケース対して所定の角度で開いた状態で維持する支持アームが設けられており、第1及び第2の加熱用ランプは、それぞれ蓋を上記所定の角度で開いた状態において、第1の塗装板及び第2の塗装板に対して互いに同じ一定の角度で照射可能に、蓋の内面に取付杆によって固定されており、第1及び第2の温度計測表示装置は、それぞれ第1の塗装板及び第2の塗装板の温度計測のための温度センサと温度表示器を備えており、第1及び第2の温度計測表示装置の温度センサは、それぞれ温度計測のために第1及び第2の収納室の枠板上に載置される第1の塗装板及び第2の塗装板に当接する高さに、第1及び第2の収納室内に上方に向けて取り付けられている構成であることを特徴とする遮熱効果比較評価装置。

請求項3

第1及び第2の収納室において、前記断熱材は、区画板に沿ってかつ区画板との間に、塗装板を収納可能な収納用隙間を残して配置されている構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遮熱効果比較評価装置。

請求項4

第1及び第2の温度計測表示装置の温度表示器は、それぞれ箱型ケースの外部に設けられており、温度センサと温度表示器を接続するデータ線は、箱型ケースに形成された挿通孔を通して箱型ケースの内外に延びるように設けられている構成であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の遮熱効果比較評価装置。

技術分野

0001

本発明は、遮熱塗料塗装し遮熱塗膜の形成された遮熱塗装板と非遮熱塗装板、或いは異なる2枚の遮熱塗装板等、2枚の塗装板を加熱し温度計測して、遮熱効果を比較して評価する遮熱効果比較評価装置に関するものである。

背景技術

0002

近年、地球環境の温度の上昇傾向が著しいが、建築物照射される太陽光の熱を遮熱して、建築物内の温度を下げて適正温度に維持し、或いは冷房に必要なエネルギー消費を抑えることが、益々要請がされている。

0003

従来、建築物の壁、屋根等の材料として、遮熱塗料を塗装して遮熱塗膜を形成した遮熱塗装板を利用したり、或いは、既存の建築物の壁、屋根等の板材に遮熱塗料を塗装して遮熱塗膜を形成し遮熱塗装板とする技術が知られている。

0004

遮熱塗料は、いろいろな塗料メーカが製造販売されているが、それらの遮熱塗料による塗膜を形成して成る遮熱塗装板の遮熱効果を、非遮熱塗装板又は他の遮熱塗装板と比較して簡単に評価することができると、最も大きな遮熱効果を有する遮熱塗装板を選択することができ、或いは、建築物における遮熱塗装板の適用箇所に最適な遮熱塗装板を選択することができる。又、建築物の施主に対して遮熱塗装板の遮熱効果を分かりやすく説明することができる。

0005

従来例として、赤外線放射する光源と、1枚の板の片側に非遮熱塗料を他方側に遮熱塗料を塗装した塗膜を形成した塗装板(或いは非遮熱塗料を塗装した塗装板と遮熱塗料を塗装した塗装板の2枚の塗装板)と、塗装板の裏側に取り付けた温度センサ(塗装板の裏側に貼り付けられたサーミスタ等)と、温度センサに接続した温度表示装置からなる遮熱塗膜の遮熱効果評価装置であって、光源と塗装板との間の相対距離を変更する手段、塗装板への赤外線の照射角度を変更する手段を有する遮熱塗膜の遮熱効果評価装置が知られている(特許文献1参照)。

先行技術

0006

実用新案登録第3166534号公報

発明が解決しようとする課題

0007

従来例(特許文献1)に記載の遮熱効果評価装置は、1枚の板の片側に非遮熱塗料を他方側に遮熱塗料を塗装し塗膜を形成した塗装板(或いは非遮熱塗料を塗装した塗装板と遮熱塗料を塗装した塗装板の2枚の塗装板)であって、裏側にサーミスタ等が貼り付けられた塗装板の遮熱効果を評価する装置である。従って、塗料メーカ等が遮熱塗料の遮熱効果を評価する際に、予め裏側にサーミスタ等を貼り付けた塗装板を評価するには適している。

0008

しかしながら、建設業者塗装業者等が、現場において、複数メーカ、複数種の遮熱塗料、非遮熱塗料をサンプル用の板に塗布し、それらの塗装板の遮熱効果を次々と評価する場合は、それぞれに対してサーミスタ等を貼り付けたり、場合によっては、評価済みの塗装板から剥がして他の塗装板に貼り付け直したりしなくてはならないので、評価作業が困難となる。

0009

また、従来例に記載の遮熱効果評価装置は、明細書及び図面の限りでは、1つの光源に対して、1枚の板の片側に非遮熱塗料を他方側に遮熱塗料を塗装し塗膜を形成した塗装板(或いは非遮熱塗料を塗装した塗装板と遮熱塗料を塗装した塗装板の2枚の塗装板)を配置しているが、その配置の仕方及び光源の照射方向調整次第では、2枚の塗装板に対する光の照射度合いが異なるので、精度良い遮熱効果を評価が得られない可能性がある。

0010

少なくとも、1枚の板の片側に非遮熱塗料を他方側に遮熱塗料を塗装し塗膜を形成した塗装板については、1枚の板において非遮熱塗料と遮熱塗料のそれぞれを塗装した部分間で熱伝導して等温化するために、両者の温度差を十分精度良く計測することは難しいもの考えられる。

0011

本発明は、遮熱効果が比較して評価される遮熱塗装板、非遮熱塗装板にサーミスタ等を貼り付けたりすることなく、単に、遮熱塗装板、非遮熱塗装板を所定の箇所に載置するだけで、温度センサに当接又は近接させて、簡単に遮熱効果を比較して評価することができる、使い勝手の良い遮熱効果評価装置を実現することを課題とする。

0012

また、本発明は、遮熱塗装板、非遮熱塗装板等、比較する2枚の塗装板の遮熱効果を精度良く対比評価できるようにすることを目的とするものであり、全く同じスペック、性能の加熱ランプ及び温度計測センサを備えた遮熱効果評価手段を、一つの携帯ボックス内に形成された同じ構造の2つの室にそれぞれ同じ条件で配置する構成を実現することを課題とする。

0013

本発明は、遮熱塗装板、非遮熱塗装板等の遮熱効果評価を建設現場、顧客(施工主)先や展示会等の説明現場等で手軽に行えることを目的とするものである。そのためには、ヒータ熱源)となる遠赤外線ランプの調整等の作業は、厄介である。また、ヒータとなる遠赤外線ランプ等による照射熱は、実際は、かなりの高熱となることがあり、現場の作業員、顧客等への安全は担保しなくてはならない。

0014

本発明は、熱源となる遠赤外線ランプの調整等の作業を要することなく、しかも、遠赤外線ランプによる使用者(作業員、顧客等)への危険のない構成とすることを課題とする。

課題を解決するための手段

0015

本発明は上記課題を解決するために、蓋付きの箱型ケースと、第1及び第2の加熱用ランプと、第1及び第2の温度計測表示装置と、を備え、第1及び第2の塗装板の遮熱効果を比較評価する遮熱効果比較評価装置であって、箱型ケースは、同じ大きさの第1及び第2の収納室区画されており、第1及び第2の収納室は、それぞれ内面に沿って断熱材が配置されており、第1及び第2の加熱用ランプは、それぞれ第1の塗装板及び第2の塗装板に対して互いに同じ一定の角度で照射可能に、蓋の内面に固定されており、第1及び第2の温度計測表示装置は、それぞれ第1の塗装板及び第2の塗装板の温度計測のための温度センサを備えており、第1及び第2の温度計測表示装置の温度センサは、それぞれ温度計測のために第1及び第2の収納室に置かれる第1の塗装板及び第2の塗装板に当接又は近接する高さに、第1及び第2の収納室に取り付けられている構成であることを特徴とする遮熱効果比較評価装置を提供する。

0016

本発明は上記課題を解決するために、蓋付きの箱型ケースと、第1及び第2の加熱用ランプと、第1及び第2の温度計測表示装置と、を備え、第1及び第2の塗装板の遮熱効果を比較評価する遮熱効果比較評価装置であって、 箱型ケースは、平面視で長手方向中央で、区画板によって同じ大きさの第1及び第2の収納室に区画されており、第1及び第2の収納室は、それぞれ底面と左右前後の内側周面に沿って断熱材が配置されており、内側周面に沿って配置された断熱材の上には、第1の塗装板及び第2の塗装板を、水平に載置可能な枠板が配置されており、蓋と箱型ケースの間には、蓋を箱型ケース対して所定の角度で開いた状態で維持する支持アームが設けられており、第1及び第2の加熱用ランプは、それぞれ蓋を上記所定の角度で開いた状態において、第1の塗装板及び第2の塗装板に対して互いに同じ一定の角度で照射可能に、蓋の内面に取付杆によって固定されており、第1及び第2の温度計測表示装置は、それぞれ第1の塗装板及び第2の塗装板の温度計測のための温度センサと、温度表示器と、温度センサの計測出力を温度表示器に送るデータ線と、を備えており、第1及び第2の温度計測表示装置の温度センサは、それぞれ温度計測のために第1及び第2の収納室の枠板上に載置される第1の塗装板及び第2の塗装板に当接する高さに、第1及び第2の収納室に上方に向けて取り付けられている構成であることを特徴とする遮熱効果比較評価装置を提供する。

0017

第1及び第2の収納室において、前記断熱材は、区画板に沿ってかつ区画板との間に、塗装板を収納可能な収納用隙間を残して配置されている構成であることが好ましい。

0018

第1及び第2の温度計測表示装置の温度表示器は、それぞれ箱型ケースの外部に設けられており、データ線は、箱型ケースに形成された挿通孔を通して箱型ケースの内外に延びるように設けられている構成であることが好ましい。

発明の効果

0019

本発明によれば次の効果を生じる。
(1)遮熱効果を温度計測して比較、評価する遮熱塗装板と非遮熱塗装板(又は異なる2枚の遮熱塗装板)を、単に、箱型ケースの所定の箇所に載置するだけで、温度センサに当接又は近接するので、遮熱塗装板と非遮熱塗装板(又は異なる2枚の遮熱塗装板)の裏面に温度センサを一々貼り付けたりすることなく、簡単に、しかも異なる複数の塗装板を次々と、遮熱効果が比較して評価することができる。

0020

(2)遮熱塗装板と非遮熱塗装板(又は異なる2枚の遮熱塗装板)のそれぞれを温度計測するために、全く同じスペックの2つの加熱用ランプと2つの温度センサを、一つの箱型ケースに同じ状態で並べてそれぞれ独立的に配置する構成を採用したので、加熱用ランプの照射条件を調整したりすることなく、遮熱塗装板と非遮熱塗装板(又は異なる2枚の遮熱塗装板)を、同じ加熱条件及び温度計測条件で、精度良く温度計測することができ、その結果、遮熱効果を比較して正確に評価することができる。

0021

(3)2つの加熱用ランプ及び温度センサを一つの蓋及び箱型ケースに設け、蓋を開けば、加熱用ランプの照射角度を調整したりすることなく、即、加熱用ランプで温度計測すべき塗装板し加熱し、温度計測を可能とするので、遮熱塗装板、非遮熱塗装板等の遮熱効果を評価する建設現場、顧客等や展示会等の説明現場等で手軽に使用でき、非使用時の運搬や格納に都合が良い。

0022

(4)遮熱効果比較評価装置を構成する箱型ケースはその中央で左右2つの収納室に区画され、2つの収納室の底面及び内周面に沿って断熱材(例えば、断熱性樹脂材セラミック断熱材等)が配置されているので、加熱用ランプで遮熱塗装板と非遮熱塗装板(又は異なる遮熱塗装板)を照射、加熱しても、箱型ケースの周囲への照射熱の伝導放散が低減でき、使用者等への高熱による危険が防止できる。

図面の簡単な説明

0023

本発明の遮熱効果比較評価装置の実施例の全体構成を示す斜視図である。
(a)は、上記実施例の遮熱効果比較評価装置の箱型ケースのケース本体の平面図であり、比較評価のためにセットした遮熱塗装板及び非遮熱塗装板を2点鎖線で示し、(b)は(a)のB−B断面図である。
(a)は、図2(b)のA−A断面図であり、(b)、(c)は温度表示器の取付構造を説明する図であり、(b)は図1のB−B断面図であり、(c)は(b)のC−C断面図であり、(d)は支持アームの要部斜視図であり、(e)、(f)は、支持アームの動作を説明する図であり、(e)は互いに回転可能な状態を示し、(f)は係止状態を示している。
支持アームの別の構成を説明する図であり、(a)は支持アームの要部分解斜視図であり、(b)〜(d)は支持アームの要部断面図であり、(b)は上側のアームと下側のアームが相対的に回転している時等、所定の角度に維持されていない状態を示し、(c)は上側のアームと下側のアームが所定の角度に維持されている状態を示し、(d)は(c)のD部の拡大図を示す。
本発明の遮熱効果比較評価装置の変形例を示す図である。

0024

本発明に係る遮熱効果比較評価装置を実施するための形態を実施例に基づき図面を参照して、以下説明する。

0025

本発明に係る遮熱効果比較評価装置の実施例を図1〜5を参照して説明する。本発明に係る遮熱効果比較評価装置は、遮熱塗装板(遮熱塗料で塗装された塗装板)と非遮熱塗装板(遮熱性のない塗料で塗装された塗装板)、或いは異なる2枚の遮熱塗装板のように、2枚の塗装板の遮熱効果を比較して評価する装置である。

0026

本発明に係る遮熱効果比較評価装置1は、図1に全体構成を示すように、蓋付きの箱型ケース2を備えているとともに、この箱型ケース2内に区画して設けられた第1及び第2の収納室15、17内に、ヒータである第1及び第2の加熱用ランプ3、4と第1及び第2の温度計測表示装置5、6(図2(a)参照)を、それぞれ独立して備えており、この箱型ケース2の蓋7を開くことで、第1及び第2の加熱用ランプ3、4の照射方向を調整することなく、自動的に同じ照射条件で2枚の遮熱塗装板をそれぞれ加熱し、遮熱効果比較評価に供することが可能な構成である。

0027

箱型ケース2は、上方に開口した矩形の箱として形成されており、蓋7によって開閉可能である。本実施例では、説明の都合上、箱型ケース2の手前側を前方として、奥行き側を後方とし、箱型ケース2をその前方側から見て左右を左右方向という。

0028

箱型ケース2と蓋7は、木材、耐熱性樹脂材、又は金属材(例.アルミ材)等の材料で形成されている。木材は比較的熱伝導率が低いので、箱型ケース2と蓋7を木材で形成すると、ケース外への熱放散が比較的抑制可能となる。本実施例では、箱型ケース2と蓋7を木材で形成した構成とする。

0029

箱型ケース2は、図1図2(a)、(b)に示すように、左右の側板11、前板12、背板13及び底板14を有し、本実施例では、平面視で左右方向に長い長方形である。箱型ケース2は、その平面視で長手方向(図中では左右方向)の中央において、仕切板15で左右に第1の収納室16と第2の収納室17に仕切られている。第1及び第2の収納室16、17は、互いに同じ構成(同じ寸法、構造等)である。

0030

第1及び第2の収納室16、17は、それぞれその底面及び内周面に沿って、断熱材が配置されている。断熱材としては、断熱性樹脂材、セラミック断熱材等を使用する。本実施例では、断熱材として発泡性の断熱性樹脂材21(例えば、発泡スチロール板等)を使用し、断熱性樹脂材21で囲まれた空間を形成している。

0031

ここで、第1及び第2の収納室16、17について上記「内周面」とは、側板11(第1の収納室16については左の側板11、第2の収納室については右の側板11)、前板12、仕切板15及び背板13から成る部分の内周面である。「底面」は、底板14の内面である。

0032

断熱性樹脂材21は、底板14、側板11(第1の収納室16については左の側板11、第2の収納室については右の側板11)、前板12、及び背板13の内面については、当接して配置される。

0033

そして、図1図2(a)、図3(a)に示すように、第1及び第2の収納室16、17について、それぞれ断熱性樹脂材21は、仕切板15に沿って、仕切板15との間に若干の隙間介して配置されている。この隙間は、遮熱効果が比較評価される塗装板が、上方から挿入されて収納又は仮置き可能となる収納隙間22として使用することができる。

0034

なお、第1及び第2の収納室16、17において、それぞれ断熱性樹脂材21は、第1及び第2の収納室16、17それぞれの内周面に沿って装脱自在に嵌め込むようにして配置される構成とする。

0035

第1及び第2の収納室16、17それぞれの内周面に沿って装脱自在に嵌め込む前後左右の断熱性樹脂材21は、嵌め込んだ際に、平面視で矩形となるようにそれぞれ周方向横幅方向)の寸法を決めるが、その寸法を僅かに大きくすることで、断熱性樹脂材21を上記内周面に沿って嵌め込んだ状態で、互いに隣接する断熱性樹脂材21どうしが当接し、さらに断熱性樹脂材21の端面と収納室の内面(例えば、収納室16の左側の断熱性樹脂材21の前後の端面と、前板12及び背板13の内面)が当接し、摩擦抵抗が生じ、嵌め込み外れないような構成とする。

0036

そのような構成とすることで、断熱性樹脂材21を、第1及び第2の収納室16、17に対して、特に取付手段を設けることなく、装脱自在に嵌め込むことが可能となり、込んだ状態では、嵌め状態が緩んで内周面から外れにくくなる。

0037

なお、図示はしないが、箱型ケース2の内面に面ファスナ側面(又は輪側面)を貼り付け、断熱性樹脂材21の外面に面ファスナの輪側面(又は鈎側面)を貼り付け、これら面ファスナで断熱性樹脂材21を収納室の内周面及び底に装脱自在に取付けて配置する構成としてもよい。

0038

このような構成とすることで、メインテナンス等において、断熱性樹脂材21の交換を可能とし、また、後記するが、第1及び第2の温度計測表示装置5、6のデータ線49を、その長さに応じて、断熱性樹脂材21と前板12の間、断熱性樹脂材21と箱型ケース2の底板14との間に、適宜、這わすようなことが可能となる。

0039

第1及び第2の収納室16、17において、それぞれ内周面に沿って配置された断熱性樹脂材21の上面に、枠板23が載置されて配置されている。第1及び第2の収納室16、17についてそれぞれに配置された枠板23は、左側の枠板、右側の枠板、前側の枠板及び後側の枠板である。

0040

第1の収納室16については、右側の枠板23は仕切板15に沿って断熱性樹脂材21上に配置され、第2の収納室17については、左側の枠板23は仕切板15に沿って断熱性樹脂材21上に配置される。

0041

蓋7は、図1図2(a)に示すように、背板13の上端部に、ヒンジ24を介して箱型ケース2に開閉可能に取り付けられている。そして、蓋7の左右の内側面と箱型ケース2の左右の側板11の内側面の間には、それぞれ折りたたみ可能な支持アーム25が取り付けられており、この支持アーム25によって、蓋7を、開いた状態で箱型ケース2に対して所定の角度で維持できる。

0042

支持アーム25は、蓋7と左右の側板11にそれぞれ回転可能に取り付けられた上下2つのアーム26、27を有し、2つのアーム26、27は、互いに回転可能であり、かつ蓋7を開いた状態で互いに係止可能となるように、連結部28で連結されている。2つのアーム26、27の連結部28自体は周知の構造を利用すれば良い。例えば、図3(d)〜(f)に示す次のような構成とする。

0043

連結部28は、枢支軸29を有し、2つのアーム26、27を互いに回転可能に連結しており、連結部28において、一方のアーム26にはバネ30で他方のアーム27側に付勢されたとピン31が設けられ、他方のアーム27にはピン31が嵌入可能な止め孔32が形成されている。

0044

図3(e)の状態でアーム26、27を互いに回転させて蓋7を開いていき、図3(f)に示すように、ピン31が止め孔32に嵌入すると、2つのアーム26、27はその回転が拘束されて、支持アーム25は、上記のとおり蓋7を開いた状態で箱型ケース2に対して所定の角度で維持する。蓋7を押して閉じる際には、ピン31はバネ30の付勢力に抗して、止め孔32から図3(e)の状態に引っ込む。

0045

なお、アーム26、27を互いに所定の角度に維持する連結部として、上記のようなバネ30でピン31を付勢するのではなく、一方のアームに設けた板バネで、玉を付勢し、他方のアームに設けた孔又は溝に係入する周知な構造を利用しても良い。このような板バネを利用した連結部の具体的な構造例を次に説明する。

0046

図4(a)〜(d)に示す連結部33は、上下のアーム26、27を枢支軸29で互いに回転可能とし、上側のアーム26の内面に円形の凹部34を設け、この凹部34内に止め孔(又は止め溝)35を形成する。下側のアーム27には、止め孔35に対応して係合玉36が嵌合し出没可能な出没孔37を設け、下側のアーム27の外面には、中心側を円盤の板バネ38にリベット等で固定し、周辺側を下側のアーム27に対して固定することなくフリー状態として弾力的に当接するように設ける。

0047

このような連結部33によると、上下のアーム26、27が所定の角度で維持されていない時は、図4(b)に示すように、板バネ38は、定置孔39に定置した係合玉36を、出没孔37から上側のアーム26の凹部34の内面に向けて付勢している。この状態では、上下のアーム26、27は互いに、枢支軸29を中心にして回転可能である。

0048

この回転の際は、係合玉36は定置孔39によって下側のアーム27に定置された状態で、上側のアーム26の凹部34の内面に沿って周方向に移動する。上下のアーム26、27が互いに回転し、係合玉36が、図4(c)、(d)に示すように、出没孔37から上側のアーム26の凹部34に形成された止め孔35内に係入すると、上下のアーム26、27は、回転は停止し、互いに所定の角度で維持される。

0049

第1及び第2の加熱用ランプ3、4は、互いに同じ性能、スペックのもの(放射エネルギー波長加熱性能所要電力等が同じのもの)が使用され、ヒータとなる光源であればどのようなランプでもよいが、本実施例では、加熱用ランプとして遠赤外線ランプを使用する。第1及び第2の加熱用ランプ3、4には、それぞれ電源に接続する電源コード40が設けられている。なお、第1及び第2の加熱用ランプ3、4に接触し引火等しないように、電源コード40は、その一部を、図示はしないが、蓋7に取付け可能な構成とすると良い。

0050

第1及び第2の加熱用ランプ3、4は、それぞれ蓋7が、前記のとおり所定角度で開いて支持アーム25で維持された際には、図1に示すように、下方に向けて遠赤外線を照射するように、取付杆41によって蓋7の内面に固定されている。

0051

後記するが、遮熱効果を比較評価する対象である2枚の塗装板(第1及び第2の塗装板)は、温度計測の際には、それぞれ第1及び第2の収納室16、17の枠板23上に水平に載置されてセットされるが、これら2つ塗装板に対して、加熱用ランプ3、4の照射角度は互いに一定の角度、例えば、加熱用ランプ3、4の光軸が塗装板に対して略90°となるように、加熱用ランプ3、4を取付杆41によって蓋7の内面に取付け、加熱条件を同じにする。

0052

加熱用ランプ3、4は、取付杆41の取付杆41によって枠板23上の塗装板に対する照射角度を初期使用に際しては初期設定で調整可能な構成(例えば、取付杆41を2以上の部材で構成し互いの固定角度を調整できる構成)としても良い。

0053

しかしながら、初期設定した後は、照射角度が何らかの原因でズレた場合等、メインテンスが必要となったような場合を除いて、再度、調整不要な構造とすることは、蓋7を開けば、即、加熱用ランプ3、4によって2枚の塗装板を同じ条件で加熱し、温度計測可能であるという、本発明の特徴を活かすことができるので、好ましい。

0054

なお、第1及び第2の加熱用ランプ3、4に、図1に示すように、安全囲い42を装着する構成とすることにより、利用者等が加熱用ランプ3、4に接触して火傷することを防止する。

0055

遮熱効果比較評価装置1の非使用時に蓋7を閉めると、第1及び第2の加熱用ランプ3、4と、加熱用ランプ3、4に係る電源コード40、安全囲い籠42及び取付杆41は、箱型ケース2の第1及び第2の収納室16、17内に収納されるように、それぞれ構成、寸法等が決められる。

0056

図1図2(a)、(b)、図3(a)に示すように、第1及び第2の温度計測表示装置5、6は、それぞれ温度センサ47、温度表示器48及びデータ線49を備えており、温度センサ47で得られた計測データは、データ線49によって温度表示器48に送信され、温度表示器48は計測データに基づき、計測温度デジタル表示するように構成されている。なお、このような構成の温度計測表示装置5、6は、周知の温度計測表示装置を利用すればよい。

0057

本実施例では、温度表示器48は、図1図2(a)、(b)に示すように、箱型ケース2の外部に設けられており、前板12に着脱可能に装着手段で装着されている。この装着手段としては、いろいろな構成が考えられるが、一例として、本実施例では、次のような構成とした。

0058

図3(b)、(c)に示すように、温度表示器48の裏面(後面)に鍵穴状の嵌合孔54(下部の丸孔と、丸孔の径より小さな幅の上部の溝孔が一体の孔)を形成するとともに、前板12の前面左右に、それぞれ頭部56(丸孔より小径かつ溝孔の幅より大径)を有する突起55を突設した構成とし、嵌合孔54に突起55を、抜け止めかつ着脱可能に嵌着して引っ掛けることで、温度表示器48を前板12に装着する構成としている。

0059

別の装着手段として、図5に変形例の遮熱効果比較評価装置58を示すように、前板12の上端の左右において、それぞれその一部に切欠き59を形成し、この切欠き59に温度表示器60を嵌着した構成としてもよい。なお、遮熱効果比較評価装置58は、温度表示器60の装着手段以外の構成は、遮熱効果比較評価装置1と同じである。

0060

さらに別の装着手段として、図示はしないが、前板12又は温度表示器48にマグネットを取付け、温度表示器48又は前板12に鉄板等の磁石吸着材を取り付けて、着脱可能な構成としてもよい。

0061

温度センサ47としては、サーミスタ、白金測温抵抗体等を使用する。図2(a)、(b)、図3(a)に示すように、第1及び第2の収納室16、17において、それぞれ温度センサ47を取り付けるための取付片65が、断熱性樹脂材21を通して箱型ケース2の前板12に装着されている。

0062

取付片65の先端部が、それぞれ収納室16、17内に、水平に向かうように設けられおり、先端部に、温度センサ47が着脱可能に上方に向けて装着可能な構成となっている。具体的には、図3(a)に示すように、取付片65の先端部には、平面視で鍵穴状の取付孔66(前記嵌合孔54と同様に円孔と溝孔から一体に成る孔)が形成されており、この取付孔66に太径部67を有する温度センサ47を着脱自在に装着可能である(図2(b)、図3(a)参照)。

0063

温度センサ47を取付片65へ装着する構成は、温度計測ないし遮熱効果を比較評価すされる2枚の塗装板(第1及び第2の塗装板)との関係で、次のような構成とする。例えば、遮熱効果を比較評価する遮熱塗装板68(第1の塗装板)と非遮熱塗装板69(第2の塗装板)は、それぞれ第1及び第2の収納室16、17において、図2(a)、(b)に示すように、枠板23の上面に載置して水平にセットするが、このセット状態において、温度センサ47は、遮熱塗装板68と非遮熱塗装板69の裏面(塗装膜の形成された側と反対側の下面)にそれぞれ当接する高さに取付片65に装着される構成とする。

0064

要するに、本発明に係る遮熱効果比較評価装置1では、温度センサ47は、従来例のように、温度の計測される塗装板自体に貼り付けられているのではなく、温度計測の際に塗装板を遮熱効果比較評価装置1にセットすれば、自動的に、塗装板の裏面に当接する構成である。そのために、本発明によれば、異なる複数の塗装板の温度測定を次々に容易に行うことが可能となる。なお、温度センサ47は、塗装板に対して、当接させるのではなく、近接させる構成(例えば、5〜20mm程度離れた構成)として、塗装板の直下の温度を計測する構成としてもよい。

0065

本実施例では、第1及び第2の収納室16、17のそれぞれに対応して、箱型ケース2の前板12に、図2(a)、(b)及び図3(a)に示すように、温度センサ47及びデータ線49の通過可能な大きさの挿通孔74が形成されており、温度センサ47及びデータ線49がこの挿通孔74を通して第1及び第2の収納室16、17内に導入されている。

0066

第1及び第2の収納室16、17内に導入されたデータ線49は、図2(a)、(b)、図3(a)に示すように、長さに応じて、例えば、前板12及び底板14と、断熱性樹脂材21との間に沿うように配設され、温度センサ47は、上記のとおり取付片65に取り付けられている構成とした。挿通孔74とデータ線49の隙間は、挿脱可能な埋め込み材75(例えば、軟質性樹脂材等)が挿入され埋め込まれて閉じられている。

0067

このようにして、本実施例では、第1及び第2の温度計測表示装置5、6の温度表示器48は、箱型ケース2の外部に設けられ、データ線49によって、箱型ケース2内に設けられた温度センサ47と接続された構成とする。

0068

(作用) 以上の構成から成る遮熱効果比較評価装置1の作用を、以下説明する。遮熱効果比較評価装置1は、非使用時には、第1及び第2の加熱用ランプ3、4、電源コード40、安全囲い籠及び取付杆41は、それぞれ箱型ケース2の第1及び第2の収納室16、17内に収納し、蓋7を閉じておく。温度表示器48は、箱型ケース2の前板12に装着しておくとよい。

0069

例えば、顧客先や展示会等に出向いて、遮熱塗装板68(第1の塗装板)と非遮熱塗装板69(第2の塗装板)の遮熱効果の違いを、遮熱効果比較評価装置1によって、実証的に比較して説明するような場合は、遮熱塗装板68と非遮熱塗装板69を、それぞれ第1及び第2の収納室16、17に設けられた収納隙間22に収納しておくときわめて便利である。

0070

遮熱効果比較評価装置1は、上記のとおり、第1及び第2の加熱用ランプ3、4等を箱型ケース2内に収納することができるので、非使用時における、使用現場(例えば、顧客や展示会等の説明会場、塗装現場等)への運搬、事務所内における保管、格納等の取り扱いがし易い。

0071

使用に際しては、図1に示すように、支持アーム25によって、蓋7を箱型ケース2に対して所定の角度の開いた状態に維持すると、第1及び第2の加熱用ランプ3、4が自動的に第1及び第2の収納室16、17に向けて、互いに同じ照射角度で定置される。

0072

そして、断熱性の効果を比較評価する対象である、例えば、遮熱塗装板68と非遮熱塗装板69を、それぞれ第1及び第2の収納室16、17の枠板23の上面に、塗装面を上向きにして載置し水平にセットする(図2(a)、(b)参照)。

0073

すると、第1及び第2の収納室16、17に設けられた温度センサ47の上端が、それぞれ遮熱塗装板68と非遮熱塗装板69の裏面(塗装膜の形成される側と反対側の下面)に自動的に当接する。そして、電源コード40を介して第1及び第2の加熱用ランプ3、4を電源に接続すると、第1及び第2の加熱用ランプ3、4は、遠赤外線を遮熱塗装板68と非遮熱塗装板69に均等に照射して加熱する。

0074

このように遮熱塗装板68と非遮熱塗装板69を加熱すると、数分〜10分程度で、それぞれ温度が上昇し、第1及び第2の温度計測表示装置5、6によってそれぞれ温度計測され、温度表示器48にデジタル表示される。遮熱塗装板68は、非遮熱塗装板69に比較して遮熱効果を発揮し、その裏面の温度は低く計測される。

0075

遮熱効果比較評価装置1を使用し、遮熱塗装板68と非遮熱塗装板69の温度を計測して、第1及び第2の温度計測表示装置5、6の温度表示器48で比較することで、非遮熱塗装板69に比較して遮熱塗装板68は遮熱効果があること、またその遮熱効果はどの程度に差があること等を評価することができ、また遮熱効果を、顧客等に実証的、視覚的に示して説明することが可能となる。

0076

上記のとおり遮熱塗装板68と非遮熱塗装板69の遮熱効果を比較できるだけでなく、異なる2枚の遮熱塗装板(第1及び第2の塗装板)を、それぞれ枠板23の上面に載置しセットし、第1及び第2の加熱用ランプ3、4で加熱し、第1及び第2の温度計測表示装置5、6によってそれぞれ温度計測するで、異なる2枚の遮熱塗装板の遮熱効果を比較して評価することができる。

0077

以上のとおり、本発明に係る遮熱効果比較評価装置1によれば、2枚の塗装板を、それぞれ第1及び第2の収納室16、17の枠板23の上面に、塗装面を上向きにして載置し水平にセットするだけで、温度センサ47の上端が、塗装板の裏面に当接するので、従来技術のように、温度センサを温度計測する塗装板の裏面に一々貼り付けるようなことをすることなく、きわめて簡単に断熱性を比較して評価することができる。

0078

また、本発明に係る遮熱効果比較評価装置1によれば、蓋7を開くことによって、第1及び第2の加熱用ランプ3、4が、遮熱効果を比較する2枚の塗装板の方向に向けて同じ照射角度及び加熱条件でセット可能となるので、第1及び第2の加熱用ランプ3、4の照射角度を同じ条件に調整する等の調整作業をする必要がない。加熱用ランプの照射角度の初期調整が必要な場合は、初期調整を一旦すれば、その後の使用時の都度調整の必要がない。

0079

ところで、第1及び第2の加熱用ランプ3、4によって2枚の塗装板がそれぞれ加熱されると、塗装板の下方の第1及び第2の収納室16、17内は高温となって熱がこもり、その熱が箱型ケース2ないし箱型ケース2の周囲に伝導、放散して、使用者等に好ましくない。

0080

本発明に係る遮熱効果比較評価装置1によれば、第1及び第2の収納室16、17は、それぞれ内周面及び底面に沿って断熱性樹脂材21を配置したので、箱型ケース2又は箱型ケース2の周囲への熱の伝導、放散が低減でき、使用者は、安心して使用できる。

0081

また、断熱性樹脂材21を設けることで、第1及び第2の収納室16、17内の温度センサ47は、それぞれ外部の温度に左右されることなく、均等な条件で、塗装板の温度計測が可能となる。

0082

なお、温度計測表示装置5、6は長時間使用すると、温度センサ47が劣化し、計測精度が低下する場合がある。そこで、遮熱効果比較評価装置1のメインテナンス等の際に、温度計測表示装置5、6を新しいものに交換する場合は、埋め込み材75を挿通孔74から抜き、温度センサ47を取付片65から外し、さらに、第1及び第2の収納室16、17の少なくとも前側の断熱性樹脂材21を、必要に応じて一部又は全て収納室16、17内から取り外す。

0083

そして、挿通孔74を通して、データ線49及び温度センサ47を箱型ケース2の外側に取り出し、替わりに、新しい温度センサ47及びデータ線49を挿通孔74から収納室16、17内に導入して、データ線49を断熱性樹脂材21と箱型ケース2の内面(箱型ケース2の前板12、底板14)に沿わして長さを適宜調整する。

0084

その後、断熱性樹脂材21を箱型ケース2の底面及び内周面に沿わして配置し、データ線49を箱型ケース2と断熱性樹脂材21の間に配置してから、温度センサ47を取付片65に取り付ける。

0085

以上、本発明に係る遮熱効果比較評価装置を実施するための形態を実施例に基づいて説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでもない。

実施例

0086

なお、本発明では、一つの箱型ケースに、収納室、加熱用ランプ及び温度計測表示装置から成るものを2組並設したが、一つの箱型ケースに一つの加熱用ランプ及び温度計測表示装置を設け、本発明と同様に、収納室の内面に沿って断熱性樹脂材を配置し、塗装板を左右前後の枠板の上面に載置すれば、温度センサに当接するような遮熱効果評価装置に変形することもできる。

0087

本発明に係る遮熱効果比較評価装置は上記のような構成であるから、塗装板の遮熱効果の評価だけでなく、その他の建築資材壁板外壁板等)、一般機器の部材等の遮熱効果や熱伝導率の比較評価にも適用可能である。

0088

1 遮熱効果比較評価装置
2箱型ケース
3 第1の加熱用ランプ
4 第2の加熱用ランプ
5 第1の温度計測表示装置
6 第2の温度計測表示装置
7 蓋
11 左右の側板
12前板
13背板
14底板
15仕切板
16 第1の収納室
17 第2の収納室
21断熱性樹脂材
22収納隙間
23枠板
24ヒンジ
25支持アーム
26 支持アームの上側のアーム
27 支持アームの下側のアーム
28 支持アームの連結部
29 支持アームの枢支軸
30バネ
31ピン
32止め孔
33別構造の支持アームの連結部
34 上側のアーム内面の円形の凹部
35 上側のアームの止め孔
36係合玉
37 下側のアームの出没孔
38 下側のアームに取り付けられた板バネ
39 板バネにおける係合玉の定置孔
40 加熱用ランプの電源コード
41取付杆
42 安全囲い籠
47温度センサ
48温度表示器
49データ線
54 温度表示器鍵穴状の嵌合孔
55 前板に突設した突起
56 突起の頭部
58 遮熱効果比較評価装置の変形例
59 前板の切欠き
60 温度表示器
65 温度センサの取付片
66 取付片の取付孔
67 温度センサの大径部
68 遮熱塗装板
69 非遮熱塗装板
74 前板の挿通孔
75 埋め込み材

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