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技術 制御装置、温度調整装置及び制御方法

出願人 富士電機株式会社
発明者 塩田英明大竹克朋
出願日 2018年9月14日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2018-172857
公開日 2020年3月26日 (7ヶ月経過) 公開番号 2020-046089
状態 未査定
技術分野 冷凍機械と関連した装置 不可逆サイクルによる圧縮式冷凍機械
主要キーワード 保温対象 増加段階 ユニットクーラ オンタイマ 切り換え頻度 目標温度範囲内 目標上限温度 保温室
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年3月26日)のものです。
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図面 (15)

課題

冷却負荷の変動に応じてオフ期間の長さやオン期間の長さを適切に調整することができ、冷蔵室温度目標温度範囲から大きく外れることを抑制することができる制御装置及び制御方法を提供する。

解決手段

制御装置は、熱媒体による温度制御対象の温度を示す情報を取得する取得部を備える。制御装置は、熱媒体の流路開閉を交互に繰り返す制御部を備える。制御部は、第1の期間において流路を開状態及び閉状態の一方の状態にすることによって温度制御対象の温度とあらかじめ設定した第1の閾値との比較結果があらかじめ設定した条件を満たした場合に、第1の期間の後に流路を一方の状態にする第2の期間の長さを、第1の期間とは異ならせる。

概要

背景

冷蔵室温度冷蔵上限温度に上昇したときに冷却運転を作動し、冷蔵室温度が冷蔵下限温度に下降したときに冷却運転を停止する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1 特開平10−19400号公報

概要

冷却負荷の変動に応じてオフ期間の長さやオン期間の長さを適切に調整することができ、冷蔵室温度が目標温度範囲から大きく外れることを抑制することができる制御装置及び制御方法を提供する。制御装置は、熱媒体による温度制御対象の温度を示す情報を取得する取得部を備える。制御装置は、熱媒体の流路開閉を交互に繰り返す制御部を備える。制御部は、第1の期間において流路を開状態及び閉状態の一方の状態にすることによって温度制御対象の温度とあらかじめ設定した第1の閾値との比較結果があらかじめ設定した条件を満たした場合に、第1の期間の後に流路を一方の状態にする第2の期間の長さを、第1の期間とは異ならせる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

熱媒体による温度制御対象の温度を示す情報を取得する取得部と、前記熱媒体の流路開閉を交互に繰り返す制御部とを備え、前記制御部は、第1の期間において前記流路を開状態及び閉状態の一方の状態にすることによって前記温度制御対象の温度とあらかじめ設定した第1の閾値との比較結果があらかじめ設定した条件を満たした場合に、前記第1の期間の後に前記流路を前記一方の状態にする第2の期間の長さを、前記第1の期間とは異ならせる制御装置

請求項2

前記制御部は、前記第1の期間において前記流路を開状態及び閉状態の一方の状態にすることによって前記温度制御対象の温度が前記第1の閾値を越えた場合に、前記第2の期間を、前記第1の期間より短縮する請求項1に記載の制御装置。

請求項3

前記制御部は、前記第1の期間において前記流路を開状態及び閉状態の一方の状態にすることによって前記温度制御対象の温度が前記第1の閾値に達しなかった場合に、前記第2の期間を、前記第1の期間より延長する請求項1又は2に記載の制御装置。

請求項4

前記制御部は、前記第1の期間と前記第2の期間との間の第3の期間において前記流路を前記開状態及び前記閉状態の他方の状態にすることによって前記温度制御対象の温度とあらかじめ設定した第2の閾値との比較結果があらかじめ設定した条件を満たした場合に、前記第2の期間の後に前記流路を前記他方の状態にする第4の期間の長さを、前記第3の期間とは異ならせる請求項1から3のいずれか一項に記載の制御装置。

請求項5

前記制御部は、前記第3の期間において前記流路を開状態及び閉状態の他方の状態にすることによって前記温度制御対象の温度が前記第2の閾値を越えた場合に、前記第4の期間を、前記第3の期間より短縮する請求項4に記載の制御装置。

請求項6

前記制御部は、前記第3の期間において前記流路を開状態及び閉状態の他方の状態にすることによって前記温度制御対象の温度が前記第2の閾値に達しなかった場合に、前記第4の期間を、前記第3の期間より延長する請求項4又は5に記載の制御装置。

請求項7

前記第2の閾値は、前記第1の閾値未満であり、前記制御部は、前記第1の期間において前記流路を前記閉状態にすることによって前記温度制御対象の温度が前記第1の閾値を越えた場合に、前記第2の期間を前記第1の期間より短縮し、前記第1の期間において前記流路を前記閉状態にすることによって前記温度制御対象の温度が前記第1の閾値に達しなかった場合に、前記第2の期間を前記第1の期間より延長し、前記第3の期間において前記流路を前記開状態にすることによって前記温度制御対象の温度が前記第2の閾値未満になった場合に、前記第4の期間を前記第3の期間より短縮し、前記第3の期間において前記流路を前記開状態にすることによって前記温度制御対象の温度が前記第2の閾値に達しなかった場合に、前記第4の期間を前記第3の期間より延長する請求項4から6のいずれか一項に記載の制御装置。

請求項8

前記流路を前記開状態にする期間の長さを示す複数の開時間及び前記流路を前記閉状態にする期間の長さを示す複数の閉時間を示す情報を記憶する記憶部をさらに備え、前記制御部は、前記第1の期間において前記流路を前記閉状態にすることによって前記温度制御対象の温度が前記第1の閾値を越えた場合に、前記複数の閉時間のうち前記第1の期間より短い閉時間を前記第2の期間の長さとして決定し、前記第1の期間において前記流路を前記閉状態にすることによって前記温度制御対象の温度が前記第1の閾値に達しなかった場合に、前記複数の閉時間のうち前記第1の期間より長い閉時間を前記第2の期間の長さとして決定し、前記第3の期間において前記流路を前記開状態にすることによって前記温度制御対象の温度が前記第2の閾値を越えた場合に、前記複数の開時間のうち前記第3の期間より短い開時間を前記第4の期間の長さとして決定し、前記第3の期間において前記流路を前記開状態にすることによって前記温度制御対象の温度が前記第2の閾値に達しなかった場合に、前記複数の開時間のうち前記第3の期間より長い開時間を前記第4の期間の長さとして決定する請求項7に記載の制御装置。

請求項9

前記制御部は、前記第1の期間において前記流路を前記一方の状態にすることによって前記温度制御対象の温度が前記第1の閾値を越えた場合に、前記第1の閾値に対する前記温度制御対象の温度の越え幅に応じて、前記第1の期間に対する前記第2の期間の短縮時間を決定する請求項1から8のいずれか一項に記載の制御装置。

請求項10

前記制御部は、前記第1の期間において前記流路を前記一方の状態にすることによって前記温度制御対象の温度が前記第1の閾値を越えた場合に、前記温度制御対象の温度が前記第1の閾値を越えた時間に応じて、前記第1の期間に対する前記第2の期間の短縮時間を決定する請求項1から9のいずれか一項に記載の制御装置。

請求項11

前記制御部は、前記第3の期間において前記流路を前記他方の状態にすることによって前記温度制御対象の温度が前記第2の閾値を越えた場合に、前記第2の閾値に対する前記温度制御対象の温度の越え幅に応じて、前記第3の期間に対する前記第4の期間の短縮時間を決定する請求項4から8のいずれか一項に記載の制御装置。

請求項12

前記制御部は、前記第3の期間において前記流路を前記他方の状態にすることによって前記温度制御対象の温度が前記第2の閾値を越えた場合に、前記温度制御対象の温度が前記第2の閾値を越えた時間に応じて、前記第3の期間に対する前記第4の期間の短縮時間を決定する請求項4から8及び11のいずれか一項に記載の制御装置。

請求項13

前記温度制御対象の外気条件を示す情報を取得する外気条件取得部をさらに備え、前記制御部は、前記外気条件に基づいて前記短縮時間を調整する請求項9から12のいずれか一項に記載の制御装置。

請求項14

前記一方の状態は前記閉状態であり、前記外気条件は外気温度を含み、前記制御部は、前記第1の期間において前記流路を前記閉状態にすることによって前記温度制御対象の温度が前記第1の閾値を越えた場合に、前記外気温度に応じて、前記第1の閾値に対する前記温度制御対象の温度の越え幅に対する、前記第1の期間に対する前記第2の期間の短縮時間の比を決定する請求項13に記載の制御装置。

請求項15

前記外気条件は外気温度を含み、前記制御部は、前記第1の期間と前記第2の期間との間の第3の期間と、前記第2の期間の後の第4の期間とにおいて前記流路を前記開状態にし、前記第3の期間において前記流路を前記開状態にすることによって前記温度制御対象の温度が前記第1の閾値未満の第2の閾値を越えた場合に、前記外気温度に応じて、前記第2の閾値に対する前記温度制御対象の温度の越え幅に対する、前記第3の期間に対する前記第4の期間の短縮時間の比を決定する請求項13又は14に記載の制御装置。

請求項16

前記第1の期間及び前記第2の期間は、前記流路が前記一方の状態にある場合において前記温度制御対象の温度が前記第1の閾値より低い第1の基準値に達してから前記一方の状態を継続する期間であり、前記制御部は、前記流路が前記一方の状態にある場合において前記温度制御対象の温度が前記第1の基準値に達してから前記第1の期間が経過した場合に前記流路を前記開状態及び前記閉状態の他方の状態にし、前記流路が前記他方の状態から再び前記一方の状態に戻された後に前記温度制御対象の温度が前記第1の基準値に達してから前記第2の期間が経過した場合に、前記流路を前記他方の状態にする請求項1から15のいずれか一項に記載の制御装置。

請求項17

前記制御部は、前記流路を前記他方の状態にした後、前記温度制御対象の温度が第2の基準値に達した場合に、第3の期間が経過するまで前記他方の状態を継続してから前記流路を再び前記一方の状態に戻し、前記流路が前記一方の状態に戻されてから再び前記他方の状態に戻された後に前記温度制御対象の温度が前記第2の基準値に達した場合に、第4の期間が経過するまで前記他方の状態を継続してから前記流路を再び前記一方の状態に戻し、前記第3の期間において前記流路を前記他方の状態にすることによって、前記温度制御対象の温度が前記第2の基準値より低い第2の閾値を越えた場合に、前記第4の期間を、前記第3の期間より短縮する請求項16に記載の制御装置。

請求項18

請求項1から17のいずれか一項に記載の制御装置と、前記流路を通じて前記熱媒体が送出される熱交換器熱媒体入口側に設けられ、前記制御部によって開閉が制御される弁とを備える温度調整装置

請求項19

熱媒体による温度制御対象の温度を示す情報を取得する段階と、前記熱媒体の流路の開閉を交互に繰り返す段階と、第1の期間において前記流路を開状態及び閉状態の一方の状態にすることによって前記温度制御対象の温度とあらかじめ設定した第1の閾値との比較結果があらかじめ設定した条件を満たした場合に、前記第1の期間の後に前記流路を前記一方の状態にする第2の期間を、前記第1の期間とは異なる長さに設定する段階とを備える制御方法

技術分野

0001

本発明は、制御装置温度調整装置及び制御方法に関する。

背景技術

0002

冷蔵室温度冷蔵上限温度に上昇したときに冷却運転を作動し、冷蔵室温度が冷蔵下限温度に下降したときに冷却運転を停止する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1 特開平10−19400号公報

発明が解決しようとする課題

0003

冷却装置において、冷却対象の温度が目標温度に達したときに冷却運転の作動又は停止を切り換えると、冷却負荷が大きいほど、冷却対象の温度が目標温度を大きく越えてしまう場合がある。加温装置においても同様の課題がある。すなわち、制御対象の温度が目標温度に達したことに応じて冷却や加温の作動停止の切り換えを行うと、熱的負荷によって、制御対象の温度が目標温度を大きく越えてしまう場合がある。

課題を解決するための手段

0004

第1の態様において、制御装置が提供される。制御装置は、熱媒体による温度制御対象の温度を示す情報を取得する取得部を備える。制御装置は、熱媒体の流路開閉を交互に繰り返す制御部を備える。制御部は、第1の期間において流路を開状態及び閉状態の一方の状態にすることによって温度制御対象の温度とあらかじめ設定した第1の閾値との比較結果があらかじめ設定した条件を満たした場合に、第1の期間の後に流路を一方の状態にする第2の期間の長さを、第1の期間とは異ならせる。

0005

制御部は、第1の期間において流路を開状態及び閉状態の一方の状態にすることによって温度制御対象の温度が第1の閾値を越えた場合に、第2の期間を、第1の期間より短縮してよい。

0006

制御部は、第1の期間において流路を開状態及び閉状態の一方の状態にすることによって温度制御対象の温度が第1の閾値に達しなかった場合に、第2の期間を、第1の期間より延長してよい。

0007

制御部は、第1の期間と第2の期間との間の第3の期間において流路を開状態及び閉状態の他方の状態にすることによって温度制御対象の温度とあらかじめ設定した第2の閾値との比較結果があらかじめ設定した条件を満たした場合に、第2の期間の後に流路を他方の状態にする第4の期間の長さを、第3の期間とは異ならせてよい。

0008

制御部は、第3の期間において流路を開状態及び閉状態の他方の状態にすることによって温度制御対象の温度が第2の閾値を越えた場合に、第4の期間を、第3の期間より短縮してよい。

0009

制御部は、第3の期間において流路を開状態及び閉状態の他方の状態にすることによって温度制御対象の温度が第2の閾値に達しなかった場合に、第4の期間を、第3の期間より延長してよい。

0010

熱媒体は冷媒であってよい。第2の閾値は、第1の閾値未満であってよい。制御部は、第1の期間において流路を閉状態にすることによって温度制御対象の温度が第1の閾値を越えた場合に、第2の期間を第1の期間より短縮してよい。制御部は、第1の期間において流路を閉状態にすることによって温度制御対象の温度が第1の閾値に達しなかった場合に、第2の期間を第1の期間より延長してよい。制御部は、第3の期間において流路を開状態にすることによって温度制御対象の温度が第2の閾値未満になった場合に、第4の期間を第3の期間より短縮してよい。制御部は、第3の期間において流路を開状態にすることによって温度制御対象の温度が第2の閾値に達しなかった場合に、第4の期間を第3の期間より延長してよい。

0011

制御装置は、流路を開状態にする期間の長さを示す複数の開時間及び流路を閉状態にする期間の長さを示す複数の閉時間を示す情報を記憶する記憶部を備えてよい。制御部は、第1の期間において流路を閉状態にすることによって温度制御対象の温度が第1の閾値を越えた場合に、複数の閉時間のうち第1の期間より短い閉時間を第2の期間の長さとして決定してよい。制御部は、第1の期間において流路を閉状態にすることによって温度制御対象の温度が第1の閾値に達しなかった場合に、複数の閉時間のうち第1の期間より長い閉時間を第2の期間の長さとして決定してよい。制御部は、3の期間において流路を開状態にすることによって温度制御対象の温度が第2の閾値を越えた場合に、複数の開時間のうち第3の期間より短い開時間を第4の期間の長さとして決定してよい。制御部は、第3の期間において流路を開状態にすることによって温度制御対象の温度が第2の閾値に達しなかった場合に、複数の開時間のうち第3の期間より長い開時間を第4の期間の長さとして決定してよい。

0012

制御部は、第1の期間において流路を一方の状態にすることによって温度制御対象の温度が第1の閾値を越えた場合に、第1の閾値に対する温度制御対象の温度の越え幅に応じて、第1の期間に対する第2の期間の短縮時間を決定してよい。

0013

制御部は、第1の期間において流路を一方の状態にすることによって温度制御対象の温度が第1の閾値を越えた場合に、温度制御対象の温度が第1の閾値を越えた時間に応じて、第1の期間に対する第2の期間の短縮時間を決定してよい。

0014

制御部は、第3の期間において流路を他方の状態にすることによって温度制御対象の温度が第2の閾値を越えた場合に、第2の閾値に対する温度制御対象の温度の越え幅に応じて、第3の期間に対する第4の期間の短縮時間を決定してよい。

0015

制御部は、第3の期間において流路を他方の状態にすることによって温度制御対象の温度が第2の閾値を越えた場合に、温度制御対象の温度が第2の閾値を越えた時間に応じて、第3の期間に対する第4の期間の短縮時間を決定してよい。

0016

制御装置は、温度制御対象の外気条件を示す情報を取得する外気条件取得部を備えてよい。制御部は、外気条件に基づいて短縮時間を調整してよい。

0017

一方の状態が閉状態であり、外気条件が外気温度を含む場合、制御部は、第1の期間において流路を閉状態にすることによって温度制御対象の温度が第1の閾値を越えた場合に、外気温度に応じて、第1の閾値に対する温度制御対象の温度の越え幅に対する、第1の期間に対する第2の期間の短縮時間の比を決定してよい。

0018

外気条件が外気温度を含む場合、制御部は、第1の期間と第2の期間との間の第3の期間と、第2の期間の後の第4の期間とにおいて、流路を開状態にする。制御部は、第2の期間の後に流路を開状態にする第3の期間において流路を開状態にすることによって温度制御対象の温度が第1の閾値未満の第2の閾値を越えた場合に、外気温度に応じて、第2の閾値に対する温度制御対象の温度の越え幅に対する、第3の期間に対する第4の期間の短縮時間の比を決定してよい。

0019

第1の期間及び第2の期間は、流路が一方の状態にある場合において温度制御対象の温度が第1の閾値より低い第1の基準値に達してから一方の状態を継続する期間であってよい。制御部は、流路が一方の状態にある場合において温度制御対象の温度が第1の基準値に達してから第1の期間が経過した場合に流路を開状態及び閉状態の他方の状態にし、流路が他方の状態から再び一方の状態に戻された後に温度制御対象の温度が第1の基準値に達してから第2の期間が経過した場合に、流路を他方の状態にしてよい。

0020

制御部は、流路を他方の状態にした後、温度制御対象の温度が第2の基準値に達した場合に、第3の期間が経過するまで他方の状態を継続してから流路を再び一方の状態に戻し、流路が一方の状態に戻されてから再び他方の状態に戻された後に温度制御対象の温度が第2の基準値に達した場合に、第4の期間が経過するまで他方の状態を継続してから流路を再び一方の状態に戻してよい。制御部は、第3の期間において流路を他方の状態にすることによって、温度制御対象の温度が第2の基準値より低い第2の閾値を越えた場合に、第4の期間を、第3の期間より短縮してよい。

0021

第2の態様において、温度調整装置が提供される。温度調整装置は、上記の制御装置を備える。温度調整装置は、流路を通じて熱媒体が送出される熱交換器熱媒体入口側に設けられ、制御部によって開閉が制御される弁を備える。

0022

第3の態様において、制御方法が提供される。制御方法は、熱媒体による温度制御対象の温度を示す情報を取得する段階を備える。制御方法は、熱媒体の流路の開閉を交互に繰り返す段階を備える。制御方法は、第1の期間において流路を開状態及び閉状態の一方の状態にすることによって温度制御対象の温度とあらかじめ設定した第1の閾値との比較結果があらかじめ設定した条件を満たした場合に、第1の期間の後に流路を一方の状態にする第2の期間を、第1の期間とは異なる長さに設定する段階を備える。

0023

なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群サブコンビネーションもまた、発明となりうる。

図面の簡単な説明

0024

一実施形態に係る冷却装置の利用形態を概略的に示す。
制御装置100の機能ブロックを模式的に示す。
制御装置100の具体的な動作の説明に用いられる用語の意味を説明するための図である。
記憶部280に記憶されるToffとTonを模式的に示す。
Toffを増減させる段階数とKoとの間の対応関係テーブル形式で示す。
Tonを増減させる段階数とKuとの間の対応関係をテーブル形式で示す。
To又はTuと、Toff又はTonの追加減少段階数と間の対応関係を示す。
制御部200により制御される冷蔵室温度の時間変化を概略的に示す。
外気温度に対する冷蔵室温度の時間変化の依存性を概略的に示す。
ΔKH及びΔKLと外気温度との間の対応関係を示す。
制御部200が膨張弁140を開状態から閉状態に切り換える場合の処理を示すフローチャートである。
制御部200が膨張弁140を閉状態から開状態に切り換える場合の処理を示すフローチャートである。
他の実施形態に基づく冷蔵室温度の時間変化を概略的に示す。
本発明の複数の実施形態が全体的又は部分的に具現化され得るコンピュータ2000の例を示す。

実施例

0025

以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。

0026

図1は、一実施形態に係る冷却装置の利用形態を概略的に示す。本実施形態の冷却装置は、ショーケース170a、ショーケース170b、及びショーケース170cを含む複数のショーケース170を冷却する。具体的には、本実施形態の冷却装置は、ショーケース170aの冷蔵室172a、ショーケース170bの冷蔵室172b、及びショーケース170cの冷蔵室172cを冷却する。なお、ショーケース170a、ショーケース170b、及びショーケース170cを、「ショーケース170」と総称する場合がある。また、冷蔵室172a、冷蔵室172b、及び冷蔵室172cを、「冷蔵室172」と総称する場合がある。

0027

本実施形態の冷却装置は、ユニットクーラ130a、ユニットクーラ130b及びユニットクーラ130cを含む複数のユニットクーラ130と、温度センサ160a、温度センサ160b及び温度センサ160cを含む複数の温度センサ160と、外気温湿度センサ190と、冷凍機110と、配管120及び配管122と、制御装置100とを備える。本実施形態において、ユニットクーラ130a、ユニットクーラ130b、及びユニットクーラ130cを、「ユニットクーラ130」と総称する場合がある。また、温度センサ160a、温度センサ160b、及び温度センサ160cを、「温度センサ160」と総称する場合がある。なお、本実施形態で用いられる「冷却装置」は、特に断らない限り、ユニットクーラ130、温度センサ160、外気温湿度センサ190、冷凍機110、及び制御装置100を備える部分を指すものとする。

0028

ユニットクーラ130aは、膨張弁140aと、蒸発器150aと、冷媒配管132aとを備える。ユニットクーラ130bは、膨張弁140bと、蒸発器150bと、冷媒配管132bとを備える。ユニットクーラ130cは、膨張弁140cと、蒸発器150cと、冷媒配管132cを備える。本実施形態において、膨張弁140a、膨張弁140b、及び膨張弁140cを、「膨張弁140」と総称する場合がある。また、蒸発器150a、蒸発器150b、及び蒸発器150cを、「蒸発器150」と総称する場合がある。また、冷媒配管132a、冷媒配管132b、及び冷媒配管132cを、「冷媒配管132」と総称する場合がある。

0029

冷凍機110は、冷媒配管122から吸入した冷媒を圧縮機で圧縮し、圧縮機で圧縮した冷媒を凝縮器凝縮して、冷媒配管120に吐出する。冷媒配管120は、冷媒配管132a、冷媒配管132b及び冷媒配管132cを介して冷媒配管122に接続されている。

0030

冷凍機110から冷媒配管120に流入した冷媒は、ユニットクーラ130のそれぞれの冷媒配管132に供給される。冷媒配管132のそれぞれには、膨張弁140及び蒸発器150が直列接続されている。冷媒配管132に供給された冷媒は、膨張弁140及び蒸発器150を順に通流して冷媒配管122に流入する。このように、蒸発器150は、冷媒回路において互いに並列接続されている。

0031

膨張弁140は、冷媒配管132から流入する冷媒を膨張させる。蒸発器150は、膨張弁140から冷媒配管132を通じて流入する気液二相冷媒蒸発させる。蒸発器150において、冷媒は、冷蔵室172内の空気から蒸発潜熱を得ながら蒸発して、冷蔵室172内の空気から熱を奪う。蒸発器150は、冷媒配管132を通じて冷媒が送出される熱交換器の一例である。蒸発器150から流出した冷媒は、気相を多く含むガス状で冷媒配管132及び冷媒配管122を通流して、冷凍機110に吸入される。

0032

温度センサ160aは、冷蔵室172a内の空気の温度を計測する。温度センサ160bは、冷蔵室172b内の空気の温度を計測する。温度センサ160cは、冷蔵室172c内の空気の温度を計測する。冷蔵室172内の空気の温度を「冷蔵室温度」と呼ぶ場合がある。外気温湿度センサ190は、ショーケース170外の空気の温度である外気温度と、ショーケース170の外の空気の湿度である外気湿度とを計測する。温度センサ160により計測された温度及び外気温湿度センサ190により計測された外気温度及び外気湿度を示す情報は、制御装置100に出力される。

0033

制御装置100は、冷凍機110及びユニットクーラ130を制御する。制御装置100は、ユニットクーラ130における冷却運転の運転状態停止状態とを交互に繰り返す。制御装置100は、全てのユニットクーラ130が停止状態にある場合に、冷凍機110の運転を停止する。制御装置100は、ユニットクーラ130における冷却運転の負荷に応じて冷凍機110の運転を制御して、冷媒配管120内の冷媒温度が略一定になるように制御する。

0034

ユニットクーラ130における運転制御について説明する。制御装置100は、膨張弁140の開閉を交互に繰り返すことにより、ユニットクーラ130の運転状態と停止状態とを交互に繰り返す。膨張弁140は、開状態と閉状態とを有する。膨張弁140が開状態の場合、膨張弁140から蒸発器150への冷媒の供給が許容される。膨張弁140が閉状態の場合、膨張弁140から蒸発器150への冷媒の供給が遮断される。

0035

膨張弁140が開状態の場合、冷蔵室172内の空気が蒸発器150で冷却されることにより、冷蔵室温度が低下する。膨張弁140が閉状態の場合、冷蔵室172内の空気は蒸発器150で冷却されないため、冷蔵室172内への外気の流入や、ショーケース170外から冷蔵室172内のへの熱の流入によって、冷蔵室温度が上昇する。

0036

制御装置100は、膨張弁140を開状態にするオン期間の長さと、膨張弁140を開状態にするオフ期間の長さとの少なくとも一方を、冷蔵室温度に基づいて制御する。例えば、制御装置100は、冷蔵室温度が予め定められた目標温度範囲内に収まるように、オン期間の長さ及びオフ期間の長さを制御する。目標温度範囲は、高温側の境界温度である目標上限温度と、低温側の境界温度である目標上限温度とによって規定される。

0037

制御装置100は、膨張弁140の開閉の繰り返しにおいて、前回のオフ期間に膨張弁140を閉状態にすることによって冷蔵室温度が目標上限温度を越えた場合に、次のオフ期間の長さを減少させる。一方、制御装置100は、膨張弁140を閉状態にすることによって冷蔵室温度が目標上限温度を越えなかった場合に、次のオフ期間の長さを増加させる。

0038

また、制御装置100は、前回のオン期間に膨張弁140を開状態にすることによって、冷蔵室温度が目標下限温度を越えた場合に、次のオン期間の長さを減少させる。一方、制御装置100は、膨張弁140を開状態にすることによって、冷蔵室温度が目標下限温度を越えなかった場合に、次のオン期間の長さを増加させる。このように、制御装置100は、オン期間の長さ及びオフ期間の長さを増減させることによって、冷蔵室172の温度を制御する。なお、本実施形態において、「K1を越える」とは、K1より低い温度からK1より高い温度になることを意味する。また、「K2を越える」とは、K2より高い温度からK2より低い温度になることを意味する。

0039

一般に、冷蔵室温度は、膨張弁140を閉状態から開状態にしてもすぐには低下せず、冷蔵室温度は膨張弁140を開状態にしてから一次遅れ状に低下する。一次遅れの時定数は、冷蔵室172の冷却負荷に応じて変動する。例えば、季節や冷蔵室172内の物品の量に応じて変動する。例えば、冷蔵室172に常温の物品が新たに収納された場合、冷却負荷が上昇し得る。したがって、仮に冷蔵室温度が目標上限温度に達したときに膨張弁140を開状態にすると、冷蔵室温度が目標上限温度を越えてから低下し始める。そのため、目標上限温度に対する冷蔵室温度の越え幅は、冷蔵室172の冷却負荷によって変動する。同様に、目標下限温度に対する冷蔵室温度の越え幅は、冷蔵室172の冷却負荷によって変動する。

0040

これに対し、制御装置100は、上述したように、前回のオフ期間において膨張弁140を閉状態にすることによって冷蔵室温度が目標上限温度を越えた場合に、次回のオフ期間を短縮する。また、前回のオン期間において冷蔵室温度が目標下限温度を越えた場合に、次回のオン期間を短縮する。これにより、冷却負荷の変動に応じてオフ期間の長さやオン期間の長さを適切に調整することができるので、冷蔵室温度が目標温度範囲から大きく外れることを抑制することができる。

0041

図2は、制御装置100の機能ブロックを模式的に示す。制御装置100は、制御部200と、取得部210と、外気条件取得部220とを備える。

0042

取得部210は、熱媒体による温度制御対象の温度を示す情報を取得する。本実施形態において、温度制御対象は冷蔵室172の空間であり、熱媒体は冷媒である。具体的には、取得部210は、温度センサ160により計測された冷蔵室172内の温度、すなわち、冷蔵室温度を取得する。

0043

制御部200は、冷媒の流路の開閉を交互に繰り返す。冷媒の流路は、例えば、冷媒配管132により形成される。制御部200は、膨張弁140の開閉を制御することにより、冷媒の流路の開閉を交互に繰り返す。上述したように、膨張弁140は、蒸発器150の冷媒入口側に設けられている。そのため、膨張弁140が開状態の場合に、冷媒の流路が開状態となり、膨張弁140が閉状態の場合に、冷媒の流路が閉状態となる。

0044

制御部200は、第1の期間において流路を開状態及び閉状態の一方の状態にすることによって温度制御対象の温度とあらかじめ設定した第1の閾値との比較結果があらかじめ設定した条件を満たした場合に、第1の期間の後に流路を一方の状態にする第2の期間の長さを、第1の期間とは異ならせる。例えば、制御部200は、第1の期間において流路を開状態及び閉状態の一方の状態にすることによって温度制御対象の温度が第1の閾値を越えた場合に、第1の期間の後に流路を一方の状態にする第2の期間を、第1の期間より短縮してよい。制御部200は、第1の期間において流路を開状態及び閉状態の一方の状態にすることによって温度制御対象の温度が第1の閾値に達しなかった場合に、第2の期間を、第1の期間より延長してよい。

0045

制御部200は、第1の期間と第2の期間との間の第3の期間において流路を開状態及び閉状態の他方の状態にすることによって温度制御対象の温度とあらかじめ設定した第2の閾値との比較結果があらかじめ設定した条件を満たした場合に、第2の期間の後に流路を他方の状態にする第4の期間の長さを、第3の期間とは異ならせる。例えば、制御部200は、第1の期間と第2の期間との間の第3の期間において流路を開状態及び閉状態の他方の状態にすることによって温度制御対象の温度が第2の閾値を越えた場合に、第2の期間の後に流路を他方の状態にする第4の期間を、第3の期間より短縮してよい。制御部200は、第3の期間において流路を開状態及び閉状態の他方の状態にすることによって温度制御対象の温度が第2の閾値に達しなかった場合に、第4の期間を、第3の期間より延長してよい。

0046

熱媒体により温度制御対象が冷却される場合、第2の閾値は、第1の閾値未満である。この場合、制御部200は、第1の期間において流路を閉状態にすることによって温度制御対象の温度が第1の閾値を越えた場合に、第2の期間を第1の期間より短縮する。一方、制御部200は、第1の期間において流路を閉状態にすることによって温度制御対象の温度が第1の閾値に達しなかった場合に、第2の期間を第1の期間より延長する。また、制御部200は、第3の期間において流路を開状態にすることによって温度制御対象の温度が第2の閾値未満になった場合に、第4の期間を第3の期間より短縮する。一方、第3の期間において流路を開状態にすることによって温度制御対象の温度が第2の閾値に達しなかった場合に、第4の期間を第3の期間より延長する。なお、第1の閾値は、本実施形態におけるK1に対応し、第2の閾値は、本実施形態におけるK2に対応する。

0047

記憶部280は、流路を開状態にする期間の長さを示す複数の開時間及び流路を閉状態にする期間の長さを示す複数の閉時間を示す情報を記憶する。制御部200は、第1の期間において流路を閉状態にすることによって温度制御対象の温度が第1の閾値を越えた場合に、複数の閉時間のうち第1の期間より短い閉時間を第2の期間の長さとして決定する。一方、制御部200は、第1の期間において流路を閉状態にすることによって温度制御対象の温度が第1の閾値に達しなかった場合に、複数の閉時間のうち第1の期間より長い閉時間を第2の期間の長さとして決定する。また、制御部200は、第3の期間において流路を開状態にすることによって温度制御対象の温度が第2の閾値を越えた場合に、複数の開時間のうち第3の期間より短い開時間を第4の期間の長さとして決定する。一方、制御部200は、第3の期間において流路を開状態にすることによって温度制御対象の温度が第2の閾値に達しなかった場合に、複数の開時間のうち第3の期間より長い開時間を第4の期間の長さとして決定する。

0048

制御部200は、第1の期間において流路を一方の状態にすることによって温度制御対象の温度が第1の閾値を越えた場合に、第1の閾値に対する温度制御対象の温度の越え幅に応じて、第1の期間に対する第2の期間の短縮時間を決定する。例えば、制御部200は、第1の期間において流路を一方の状態にすることによって温度制御対象の温度が第1の閾値を越えた場合に、第1の閾値に対する温度制御対象の温度の越え幅が大きいほど、第1の期間に対する第2の期間の短縮時間を長くしてよい。また、制御部200は、第1の期間において流路を一方の状態にすることによって温度制御対象の温度が第1の閾値を越えた場合に、温度制御対象の温度が第1の閾値を越えた時間に応じて、第1の期間に対する第2の期間の短縮時間を決定する。例えば、制御部200は、第1の期間において流路を上記一方の状態にすることによって温度制御対象の温度が第1の閾値を越えた場合に、温度制御対象の温度が第1の閾値を越えた時間が長いほど、第1の期間に対する第2の期間の短縮時間を長くしてよい。

0049

制御部200は、第3の期間において流路を他方の状態にすることによって温度制御対象の温度が第2の閾値を越えた場合に、第2の閾値に対する温度制御対象の温度の越え幅に応じて、第3の期間に対する第4の期間の短縮時間を決定する。例えば、制御部200は、第3の期間において流路を他方の状態にすることによって温度制御対象の温度が第2の閾値を越えた場合に、第2の閾値に対する温度制御対象の温度の越え幅が大きいほど、第3の期間に対する第4の期間の短縮時間を長くしてよい。また、制御部200は、第3の期間において流路を他方の状態にすることによって温度制御対象の温度が第2の閾値を越えた場合に、温度制御対象の温度が第2の閾値を越えた時間に応じて、第3の期間に対する第4の期間の短縮時間を決定する。例えば、制御部200は、第3の期間において流路を他方の状態にすることによって温度制御対象の温度が第2の閾値を越えた場合に、温度制御対象の温度が第2の閾値を越えた時間が長いほど、第3の期間に対する第4の期間の短縮時間を長くしてよい。

0050

外気条件取得部220は、温度制御対象の外気条件を示す情報を取得する。具体的には、外気条件取得部220は、外気温湿度センサ190により計測された外気温度及び外気湿度を計測する。制御部200は、外気条件に基づいて短縮時間を調整する。

0051

熱媒体により温度制御対象が冷却される場合における外気条件に基づく短縮時間の調整方法について説明する。ここで、外気条件は外気温度を含むとする。制御部200は、第1の期間において流路を閉状態にすることによって温度制御対象の温度が第1の閾値を越えた場合に、外気温度に応じて、第1の閾値に対する温度制御対象の温度の越え幅に対する、第1の期間に対する第2の期間の短縮時間の比を決定する。例えば、制御部200は、第1の期間において流路を閉状態にすることによって温度制御対象の温度が第1の閾値を越えた場合に、外気温度が低いほど、第1の閾値に対する温度制御対象の温度の越え幅に対する、第1の期間に対する第2の期間の短縮時間の比を大きくしてよい。一方、制御部200は、第3の期間において流路を開状態にすることによって温度制御対象の温度が第1の閾値未満の第2の閾値を越えた場合に、外気温度に応じて、第2の閾値に対する温度制御対象の温度の越え幅に対する、第3の期間に対する第4の期間の短縮時間の比を決定する。例えば、制御部200は、第3の期間において流路を開状態にすることによって温度制御対象の温度が第1の閾値未満の第2の閾値を越えた場合に、外気温度が高いほど、第2の閾値に対する温度制御対象の温度の越え幅に対する、第3の期間に対する第4の期間の短縮時間の比を大きくしてよい。外気条件に基づく短縮時間の調整方法については、図9及び図10等に関連して具体的に説明する。

0052

なお、第1の期間及び第2の期間は、本実施形態におけるオン期間に対応し、第3の期間及び第4の期間は、本実施形態のオフ期間に対応し得る。第1の期間及び第2の期間は、本実施形態におけるオン期間の全期間であってよく、第3の期間及び第4の期間は、本実施形態におけるオフ期間の全期間であってよい。

0053

一方、他の温度制御方式において、第1の期間及び第2の期間を、本実施形態におけるオン期間の一部の期間とし、第3の期間及び第4の期間を、本実施形態におけるオフ期間の一部の期間とすることもできる。他の温度制御方式における制御の一例を説明する。ここでは、熱媒体が冷媒である場合は「一方の状態」が閉状態であるものとし、熱媒体が熱媒である場合は「一方の状態」が開状態であるものとする。

0054

第1の期間及び第2の期間は、流路が一方の状態にある場合において温度制御対象の温度が第1の閾値より低い第1の基準値に達してから流路を一方の状態を継続する期間である。制御部200は、流路が一方の状態にある場合において温度制御対象の温度が第1の基準値に達してから第1の期間が経過した場合に流路を開状態及び閉状態の他方の状態にし、流路が他方の状態から再び一方の状態に戻された後に温度制御対象の温度が第1の基準値に達してから第2の期間が経過した場合に、流路を他方の状態にする。

0055

また、制御部200は、流路を他方の状態にした後、温度制御対象の温度が第2の基準値に達した場合に、第3の期間が経過するまで他方の状態を継続てから流路を再び一方の状態に戻し、流路が一方の状態に戻されてから再び他方の状態に戻された後に温度制御対象の温度が第2の基準値に達した場合に、第4の期間が経過するまで他方の状態を継続してから流路を再び一方の状態に戻す。更に、制御部200は、第3の期間において流路を他方の状態にすることによって、温度制御対象の温度が第2の基準値より低い第2の閾値を越えた場合に、第4の期間を、第3の期間より短縮する。ここで説明した他の温度制御方式に係る事項については、図13等に関連して説明する。

0056

図3は、制御装置100の具体的な動作の説明に用いられる用語の意味を説明するための図である。図3は、冷蔵室温度の時間変化を示す。

0057

制御部200は、冷蔵室温度が目標温度範囲に収まるように制御する。目標温度範囲は、目標上限温度K1と目標下限温度K2とにより規定される。なお、K1及びK2は、冷蔵室172内の温度を制御するために用いられる制御用の閾値である。K1は、ショーケース170において許容される冷蔵室温度の上限値より低い温度に設定される。また、K2は、ショーケース170において許容される冷蔵室温度の下限値より高い温度に設定される。

0058

Toffは、オフ期間の長さを表す。Tonは、オン期間の長さを表す。制御部200は、Toff及びTonを期間毎に決定する。

0059

オフ期間において、制御部200はToffにわたって膨張弁140を閉状態にする。これにより、冷蔵室温度の温度が上昇し得る。膨張弁140を閉状態にしてからToffが経過した後、制御部200は、膨張弁140を閉状態から開状態にする。これにより、オフ期間からオン期間に遷移する。上述したように、オン期間が開始しても、冷蔵室温度が低下し始めるまでには、ある程度の時間遅れTdが生じる。Tdは、冷蔵室172の規模や冷凍機110及びユニットクーラ130による冷却能力に加えて、季節や冷蔵室172に収容される物品によって変動し得る。Kmaxは、オフ期間の終了時から冷蔵室温度が低下し始めるまでの期間における冷蔵室温度の最高値を表す。

0060

Koは、K1に対する冷蔵室温度の越え幅を表す。Koは、Kmax−K1により算出される。KmaxがK1を越えなかった場合、Koは負の値となる。Toは、冷蔵室温度がK1を越えた状態が継続する期間を示す。すなわち、Toは、冷蔵室温度がK1より低い状態からK1より高い状態に変わるタイミングから、冷蔵室温度がK1より高い状態からK1より低い状態に変わるタイミングまでの期間の長さを示す。

0061

オフ期間からオン期間に遷移した場合と同様に、オン期間からオフ期間に遷移した場合、冷蔵室温度が上昇し始めるまでには、ある程度の時間遅れが生じる。Kminは、オン期間の終了時から冷蔵室温度が上昇し始めるまでの期間における冷蔵室温度の最低値を表す。

0062

Kuは、K2に対するKminの越え幅を表す。Kuは、Kmin−K2により算出される。KminがK2を越えた場合、Kuは負の値となる。Tuは、冷蔵室温度がK2を越えた状態が継続する期間を示す。すなわち、Tuは、冷蔵室温度がK2より高い状態からK2より低い状態に変わるタイミングから、冷蔵室温度がK2より低い状態からK2より高い状態に変わるタイミングまでの期間の長さを示す。

0063

図4は、記憶部280に記憶されるToffとTonを模式的に示す。記憶部280は、N個のToff及びM個のTonを記憶する。

0064

N個のToffは互いに異なる。N個のToffは、1からNまでの整数iを用いて、Toff[i]で表される。本実施形態において、iの値が大きいほどToff[i]は長い。すなわち、記憶部280は、N段階のToffを記憶する。

0065

同様に、M個のTonは互いに異なる。M個のTonは、1からMまでの整数jを用いてTon[j]で表される。本実施形態において、jの値が大きいほど、Ton[j]は長い。すなわち、記憶部280は、M段階のTonを記憶する。

0066

制御部200は、オン期間からオフ期間に遷移する場合、N個のToffの中から1つのToffを選択し、選択したToffにわたって膨張弁140の閉状態を維持する。制御部200は、オン期間からオフ期間に遷移する場合に、前回のオフ期間の長さとは異なる長さのToffを選択することができる。なお、前回のオフ期間のToffよりs段階短いToffを選択することを、「s段階減少させる」等と呼ぶ場合がある。前回のオフ期間のToffよりn段階長いToffを選択することを、「s段階増加させる」等と呼ぶ場合がある。

0067

また、制御部200は、オフ期間からオン期間に遷移する場合、M個のTonの中から1つのTonを選択し、選択したTonにわたって膨張弁140の開状態を維持する。制御部200は、オフ期間からオン期間に遷移する場合に、前回のオン期間の長さとは異なる長さのTonを選択することができる。なお、前回のオン期間のTonよりs段階短いTonを選択することを、「s段階減少させる」等と呼ぶ場合がある。前回のオフ期間のTonよりs段階長いTonを選択することを、「s段階増加させる」等と呼ぶ場合がある。

0068

図5は、Toffを増減させる段階数とKoとの間の対応関係をテーブル形式で示す。図5(A)は、KmaxがK1を越えた場合の対応関係を示す。図5(B)は、KmaxがK1を越えなかった場合の対応関係を示す。ここで、Koは、前回のオフ期間におけるKmax−K1である。

0069

図5(A)に示されるように、KoがΔKH以下である場合、制御部200は、Toffを1段階減少させる。KoがΔKHより大きく2ΔKH以下である場合、制御部200は、Toffを2段階減少させる。このように、制御部200は、KmaxがK1を越えた場合、Koが大きいほど、オフ期間を短縮する。

0070

図5(B)において、|Ko|はKoの絶対値を表す。図5(B)に示されるように、|Ko|がΔKH以下である場合、制御部200は、Toffを1段階増加させる。|Ko|がΔKHより大きく2ΔKH以下である場合、制御部200は、Toffを2段階増加させる。このように、制御部200は、KmaxがK1を越えなかった場合、|Ko|が大きいほど、オフ期間を長くする。

0071

ΔKHは、予め定められた固定値であってよい。制御部200は、ショーケース170の外気条件に応じてΔKHを変化させてよい。外気条件に応じてΔKHを変化させる場合の具体例については、後述する。

0072

図6は、Tonを増減させる段階数とKuとの間の対応関係をテーブル形式で示す。図6(A)は、KminがK2を越えた場合の対応関係を示す。図5(B)は、KminがK2を越えなかった場合の対応関係を示す。ここで、Kuは、前回のオン期間に対応するKmin−K2である。

0073

図6(A)において、|Ku|はKuの絶対値を表す。図6(A)に示されるように、|Ku|がΔKL以下である場合、制御部200は、Tonを1段階減少させる。|Ku|がΔKLより大きく2ΔKL以下である場合、制御部200は、Tonを2段階減少させる。このように、制御部200は、KminがK2を越えた場合、|Ku|が大きいほど、オン期間を短縮する。

0074

図6(B)に示されるように、KuがΔKL以下である場合、制御部200は、Tonを1段階増加させる。KoがΔKLより大きく2ΔKL以下である場合、制御部200は、Tonを2段階増加させる。このように、制御部200は、KminがK2を越えなかった場合、Kuが大きいほど、オン期間を長くする。

0075

ΔKLは、予め定められた固定値であってよい。制御部200は、ショーケース170の外気条件に応じてΔKLを変化させてよい。外気条件に応じてΔKLを変化させる具体例については、後述する。

0076

図7は、To又はTuと、Toff又はTonの追加減少段階数と間の対応関係を示す。図7(A)は、Toffの追加短縮段階数とToとの間の対応関係を示す。Toは、前回のオン期間に対応する、冷蔵室温度がK1を越えた時間である。追加短縮時間は、図5(A)の対応関係とKoとから定まる減少段階数に加えて、オフ期間を更に短縮するための段階数を示す。

0077

図7(A)に示されるように、ToがΔTH以下である場合、追加減少段階数は0である。すなわち、制御部200は、図5(A)の対応関係とKoとから定まる減少段階数に従って、Toffを選択する。

0078

ToがΔTHより大きく2ΔTH以下である場合、制御部200は、Toffを更に1段階減少させる。すなわち、制御部200は、図5(A)の対応関係とKoとから定まる減少段階に加えて、更に1段階短いToffを選択する。このように、制御部200は、KmaxがK1を越えた場合、Toが長いほど、オフ期間を短縮する。

0079

図7(B)は、Tonの追加短縮段階数とTuとの間の対応関係を示す。Tuは、前回のオン期間に対応する、冷蔵室温度がK2を越えた時間である。ここで、追加短縮段階数は、図6(A)の対応関係とKuとから定まる減少段階数に加えて、オン期間を更に短縮するための段階数を示す。

0080

図7(B)に示されるように、TuがΔTL以下である場合、追加減少段階は0である。すなわち、制御部200は、図6(A)の対応関係とKuとから定まる減少段階数に従って、Tonを選択する。

0081

TuがΔTLより大きく2ΔTL以下である場合、制御部200は、Tonを更に1段階減少させる。すなわち、制御部200は、図5(A)の対応関係とKuとから定まる減少段階数に加えて、更に1段階短いTonを選択する。このように、制御部200は、KminがK2を越えた場合、Tuが長いほど、オン期間を短縮する。

0082

ΔTH及びΔTLは、予め定められた固定値であってよい。制御部200は、ショーケース170の外気条件に応じてΔTH及びΔTLの少なくとも一方を変化させてよい。外気条件に応じてΔTH及びΔTLを変化させる具体例については、後述する。

0083

図8は、制御部200による温度制御によって得られる冷蔵室温度の時間変化を概略的に示す。図8において、制御部200は、オフ期間1、オフ期間2、オフ期間3、及びオフ期間4において、膨張弁140を閉状態にする。制御部200は、オン期間1、オン期間2、オン期間3、及びオン期間4において、膨張弁140を開状態にする。

0084

図8において、オフ期間1の開始時に制御部200が決定したToffはToff[5]であったとする。また、オフ期間1の直前のオン期間はTon[7]であったとする。また、図8に示されるように、オフ期間1の直前のオン期間に対応するKminはK2であったとする。すなわち、直前のオン期間に対応するKuは0であったとする。

0085

オフ期間1の開始時刻からToff[5]が経過した場合に、制御部200は、続くオン期間1の長さを決定する。具体的には、直前のオン期間に対応するKuが0であるので、制御部200は、直前のオン期間の長さTon[7]を維持する。すなわち、制御部200は、オン期間1の長さとしてTon[7]を決定する。

0086

膨張弁140を開状態にしてTon[7]が経過すると、制御部200は、オン期間1に続くオフ期間2の長さを決定する。制御部200は、オフ期間1に対応するKoであるKo(1)及びTo(1)に基づいて、オフ期間2の長さを決定する。例えば、制御部200は、Ko(1)及びTo(1)に基づいてオフ期間の減少段階数が2であると決定すると、オフ期間2の長さとしてToff[3]を決定する。これにより、制御部200は、膨張弁140を閉状態にしてToff[3]の経過を待つ。

0087

膨張弁140を閉状態にしてToff[3]が経過すると、制御部200は、オフ期間2に続くオン期間2の長さを決定する。制御部200は、前回のオン期間1に対応するKuであるKu(1)に基づいて、オン期間2の長さを決定する。例えば、制御部200は、Ku(1)とに基づいてオン期間の増加段階数が1であると決定すると、オン期間2の長さとしてTon[8]を決定する。これにより、制御部200は、膨張弁140を開状態にして、Ton[8]の経過を待つ。

0088

制御部200は、以後同様の制御を繰り返し、オフ期間3の長さとして、前回のオフ期間2に対応するKo(2)及びTo(2)に基づいてToff[2]を決定する。また、制御部200は、オン期間3の長さとして、前回のオン期間2に対応するKuが0であることに応じて、前回のオン期間2の長さTon[8]を維持する。そして、制御部200は、オフ期間4の長さとして、前回のオフ期間3に対応するKo(3)に基づいて、オフ期間2の長さToff[2]より長いToff[3]を決定する。また、制御部200は、オン期間4の長さとして、前回のオン期間3に対応するKu(3)及びTu(3)に基づいて、オン期間3の長さTon[8]より短いTon[7]を決定する。

0089

以上により、制御部200は、冷蔵室温度が目標温度範囲内に収まるように、オフ期間の長さ及びオン期間の長さを増減させる。例えば冷蔵室172の冷却負荷が大きく高まること等によって、前回のオフ期間の経過後に冷蔵室温度がK1を越えた場合には、次回のオフ期間を短縮する。そのため、例えば冷蔵室温度がK1に達するタイミングより充分早いタイミングでオフ期間を終了させて、冷蔵室172の冷却を開始することが可能になる。これにより、次回のオフ期間の終了後に冷蔵室温度がK1が大きく越えてしまう可能性を低減することができる。オン期間についても同様に、例えば冷却負荷が高まること等によって、前回のオン期間によりK2に達しなかった場合には、前回のオン期間より次回のオン期間を長くする。そのため、次回のオン期間において、冷蔵室温度をK2のより近くにまで低下させることが可能になる。

0090

このように、制御部200は、前回決定したToffにわたって冷却運転を停止することによって得られた制御結果に基づいて、次回のオフ期間の長さを決定する。また、前回決定したTonにわたって冷却運転を実行することによって得られた制御結果に基づいて、次回のオン期間の長さを決定する。そのため、冷蔵室172における現在の冷却負荷を、冷却運転を行う時間及び冷却運転の停止時間に正確に反映することができる。また、制御部200のようにオフ期間の長さ及びオン期間の長さを制御する方式によれば、冷蔵室温度が切換温度に達したか否かによって膨張弁の開閉を切り換える方式に比べて、冷蔵室172における現在の冷却負荷を、冷却運転を行う時間と冷却運転の停止時間に正確に反映することができる。

0091

例えば、冷蔵室温度が特定の切換温度に達したことに応じて膨張弁の開閉の切り換え制御を行うためには、温度をより高い精度で測定することが要求される。例えば、熱電対冷蔵室内の温度を測定する場合、0.5℃未満の精度で測定することは容易でない。そのため、例えば、冷却負荷が高まったことに応じて、膨張弁を閉状態から開状態に切り換える切換温度を低下させたとしても、温度測定誤差によって、膨張弁が開状態に切り換わるタイミングが遅れてしまう場合がある。これに対し、制御部200によれば、オフ期間及びオン期間の長さを制御するので、現在の冷却負荷に応じて、冷却運転を行う時間と冷却運転の停止時間に正確に制御することができる。

0092

また、制御装置100によれば、前回のオフ期間によって冷蔵室温度がK1に達しなかった場合は次回のオフ期間を長くし、前回のオン期間によって冷蔵室温度がK2に達しなかった場合は、次回のオフ期間を長くする。そのため、KmaxがK1近傍となるようにオフ期間を制御し、KminがK2近傍となるようにオン期間を制御することができる。そのため、膨張弁140の開閉の切り換え頻度を低減することができる。また、冷凍機110の運転状態と停止状態との切り換え頻度を低減することができる。

0093

図9は、外気温度に対する冷蔵室温度の時間変化の依存性を概略的に示す。図9(A)は外気温度が高い場合の冷蔵室温度の時間変化を示し、図9(B)は外気温度が低い場合の冷蔵室温度の時間変化を示す。

0094

図9(A)の特性曲線910及び図9(B)の特性曲線930は、膨張弁140を閉状態にした場合の温度の時間変化を示す。図9(A)の特性曲線920及び図9(B)の特性曲線940は、膨張弁140を開状態した場合の温度の時間変化を示す。一般に、各特性曲線は、外気温度が低いほど低温側にシフトする。

0095

したがって、膨張弁140を閉状態にした場合の冷蔵室温度は、外気温度が低いほど、上昇しにくい。例えば、冷蔵室温度がK1である場合の温度変化率ΔK/Δtは、外気温度が低いほど小さい。したがって、例えば外気温度が低い場合にKoが1℃であった場合と外気温度が高い場合にKoが1℃であった場合とを比較すると、外気温度が低い場合の方が、次のオフ期間のToffを短縮することが好ましい。そのため、例えば、前回のオフ期間によって冷蔵室温度がK1を越えた場合、次回のオフ期間でKoを低下させるためには、外気温度が低いほど、次回のオフ期間のToffを短縮することが好ましい。

0096

一方、膨張弁140を閉状態にした場合の冷蔵室温度は、外気温度が高いほど、低下しにくい。例えば、冷蔵室温度がK2である場合の温度変化率ΔK/Δtの大きさは、外気温度が高いほど小さい。したがって、したがって、例えば外気温度が低い場合にKuが1℃であった場合と外気温度が高い場合にKuが1℃であった場合とを比較すると、外気温度が高い場合の方が、次のオフ期間のTonを長くすることが好ましい。そのため、例えば、冷蔵室温度がK2を越えなかった場合に次回のオフ期間においてKuを低下させるためには、外気温度が高いほど、次回のオン期間のTonを長くすることが好ましい。

0097

このように、Koに基づいて次回のToffの増減段階数を決定する場合やKuに基づいて次回のTonの増減段階数を決定する場合には、外気温度に応じて温度変化率ΔK/Δtが変化することを考慮することが好ましい。

0098

図10は、ΔKH及びΔKLと外気温度との間の対応関係を示す。図10に示す情報は、Toff及びTonの増減段階数を外気温度に基づいて決定するための情報の一例である。

0099

図10(A)に示されるように、外気温度が低いほどΔKHを小さくする。これにより、外気温度が低いほど、次回のオフ期間をより大きく増減させる。すなわち、外気温度が低いほど、|Ko|に対する次回のオフ期間の減少時間又は増加時間の比を大きくする。これにより、次回のオフ期間に対応するTmaxを、よりK1に近づけるようにすることができる。なお、外気温度が低いほどΔKHを小さくすることは、外気温度が高いほどΔKHを大きくすることに対応する。

0100

また、図10(B)に示されるように、外気温度が高いほどΔKLを小さくする。これにより、外気温度が高いほど、次回のオン期間をより大きく増減させる。すなわち、外気温度が高いほど、|Ku|に対する次回のオン期間の減少時間又は増加時間の比を大きくする。これにより、次回のオン期間に対応するTminを、よりK2に近づけるようにすることができる。なお、外気温度が高いほどΔKLを小さくすることは、外気温度が高いほどΔKLを大きくすることに対応する。

0101

なお、冷蔵室温度の時間変化は、外気温度だけでなく外気湿度にも依存する。冷却装置の冷却能力が固定であり、外気温度が同じ場合、冷蔵室の冷却効果は、外気湿度が高いほど低くなる。また、冷却装置の停止時における冷蔵室の保冷効果は、外気湿度が高いほど低くなる。すなわち、一般に、図10に示す各特性曲線は、外気湿度が低いほど低温側にシフトする。したがって、外気湿度が高いほどΔKHを大きくしてよく、外気湿度が低いほどΔKLを小さくしてもよい。

0102

なお、ΔKH及びΔKLに加えて、又は、ΔKH及びΔKLに代えて、ΔTH及びΔTLを外気条件に応じて変化させてもよい。

0103

図11は、制御部200が膨張弁140を開状態から閉状態に切り換える場合の処理を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、膨張弁140を開状態から閉状態に切り換えるタイミングを計時するオンタイマ満了した場合に開始される。

0104

S1102において、制御部200は、前回のオフ期間kにおいて膨張弁140を閉状態にすることによって生じたKo(k)を取得する。例えば、制御部200は、前回のオフ期間kの終了後におけるKmaxとK1との差から、Ko(k)を算出する。

0105

S1104において、制御部200は、Ko(k)>0であるか否かを判断する。Ko(k)>0である場合、S1106において、制御部200は外気温度を取得する。S1106で取得する外気温度は、現在の外気温度であってよい。その他、S1106で取得する外気温度は、前回のオフ期間kが終了したときの外気温度、前回のオフ期間kの終了後において冷蔵室温度がK1に達したときの外気温度、又は前回のオフ期間kの終了後に冷蔵室温度がKmaxに達したときの外気温度であってよい。

0106

S1108において、制御部200は、Ko(k)に基づき、オフ期間を短縮する段階数s1を決定する。例えば、制御部200は、S1106で取得した外気温度に応じてΔKHを決定し、Ko(k)とΔKHとに基づいてオフ期間の減少段階数s1を決定する。ここで、s1は負の値である。

0107

S1110において、制御部200は、前回のオフ期間kにおいて膨張弁140を開状態にすることによって生じたTo(k)を取得する。S1112において、制御部200は、To(k)に基づいて、オフ期間の追加減少段階数s2を決定する。ここで、s2は負の値である。

0108

S1114において、制御部200は、S1108で決定したオフ期間の減少段階数s1と、S1112で決定したオフ期間の追加減少段階数s2とに基づいて、前回のオフ期間より次回のオフ期間を短縮する。具体的には、制御部200は、前回のオフ期間に対応するToffの段階数がToff[n]であった場合、Toff[n+s1+s2]を、次回のオフ期間のToffとして選択する。なお、n+s1+s2の値は、次々回のオフ期間を算出する場合に参照するために、次回のオフ期間に対応するToffの段階数として記憶部280に記憶される。

0109

S1116において、制御部200は、S1114で決定したオフ期間で満了するオフタイマを開始させるとともに、膨張弁140を閉状態にする。

0110

S1104においてKo(k)>0でないと判断した場合、S1122において、制御部200はKo(k)<0であるか否かを判断する。Ko(k)<0でないと判断した場合、前回のオフ期間からToffを変更せずに、S1116に処理を移行する。Ko(k)<0であると判断した場合、S1124において、制御部200は外気温度を取得する。S1124の処理はS1106の処理と同様であるので、説明を省略する。

0111

S1126において、制御部200は、Ko(k)に基づきオフ期間を延ばす段階数s1を決定する。例えば、制御部200は、S1124で取得した外気温度に応じてΔKHを決定し、Ko(k)とΔKHとに基づいて、オフ期間の長さの増加段階数s1を決定する。ここで、s1は正の値である。

0112

S1128において、制御部200は、S1126で決定したオフ期間の増加段階数に基づいて、前回のオフ期間より次回のオフ期間を延ばす。具体的には、制御部200は、前回のオフ期間に対応するToffの段階数がToff[n]であった場合、Toff[n+s1]を、次回のオフ期間のToffとして選択する。なお、n+s1の値は、次々回のオフ期間を算出する場合に参照するため、次回のオフ期間に対応するToffの段階数として、記憶部280に記憶される。S1128の後、S1116に処理を移行する。

0113

図12は、制御部200が膨張弁140を閉状態から開状態に切り換える場合の処理を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、上述したオフタイマが満了した場合に開始される。

0114

S1202において、制御部200は、前回のオン期間kにおいて膨張弁140を開状態にすることによって生じたKu(k)を取得する。例えば、制御部200は、前回のオン期間kの終了後におけるKminとK2との差から、Ku(k)を算出する。

0115

S1204において、制御部200は、Ku(k)<0であるか否かを判断する。Ku(k)<0である場合、S1206において、制御部200は外気温度を取得する。S1206で取得する外気温度は、現在の外気温度であってよい。その他、S1206で取得する外気温度は、前回のオン期間kが終了したときの外気温度、前回のオン期間kの終了後において冷蔵室温度がK2に達したときの外気温度、又は前回のオン期間kの終了後に冷蔵室温度がKminに達したときの外気温度であってよい。

0116

S1208において、制御部200は、Ku(k)に基づき、オン期間を短縮する段階数s1を決定する。例えば、制御部200は、S1206で取得した外気温度に応じてΔKLを決定し、Ku(k)とΔKLとに基づいてオン期間の減少段階数s1を決定する。ここで、s1は負の値である。

0117

S1210において、制御部200は、前回のオン期間kにおいて膨張弁140を開状態にすることによって生じたTu(k)を取得する。S1212において、制御部200は、Tu(k)に基づいて、オン期間の追加減少段階数s2を決定する。

0118

S1214において、制御部200は、S1208で決定したオン期間の減少段階数s1と、S1212で決定したオン期間の追加減少段階数s2とに基づいて、前回のオン期間より次回のオン期間を短縮する。具体的には、制御部200は、前回のオン期間に対応するTonの段階数がTon[m]であった場合、Ton[m+s1+s2]を、次回のオン期間のTonとして算出する。なお、m+s1+s2の値は、次々回のオン期間を算出する場合に参照するために、次回のオン期間に対応するTonの段階数として記憶部280に記憶される。

0119

S1216において、制御部200は、S1214で決定したオン期間で満了するオンタイマを開始させるとともに、膨張弁140を開状態にする。

0120

S1204においてKu(k)<0でないと判断した場合、S1222において、制御部200はKu(k)>0であるか否かを判断する。Ku(k)>0でないと判断した場合、前回のオン期間からTonを変更せずに、S1216に処理を移行する。Ku(k)>0であると判断した場合、S1224において、制御部200は外気温度を取得する。S1224の処理はS1206の処理と同様であるので、説明を省略する。

0121

S1226において、制御部200は、Ku(k)に基づきオン期間を延ばす段階数s1を決定する。例えば、制御部200は、S1224で取得した外気温度に応じてΔKLを決定し、Ku(k)とΔKLとに基づいて、オン期間の増加段階数s1を決定する。ここで、s1は正の値である。

0122

S1228において、制御部200は、S1226で決定したオン期間の増加段階数s1に基づいて、前回のオン期間より次回のオン期間を延ばす。具体的には、制御部200は、前回のオン期間に対応するTonの段階数がTon[m]であった場合、Ton[m+s1]を、次回のオン期間のTonとして選択する。なお、m+s1の値は、次々回のオン期間を算出する場合に参照するため、次回のオン期間に対応するTonの段階数として、記憶部280に記憶される。S1228の後、S1216に処理を移行する。

0123

以上に説明した実施形態における冷却装置によれば、制御部200は、前回のオフ期間に対応するKoの正負に応じて、次回のオフ期間を短縮又は延ばすことができる。また、制御部200は、前回のオン期間に対応するKuの正負に応じて、次回のオフ期間を延ばす又は短縮することができる。これにより、冷却負荷によって、冷蔵室温度が目標温度を大きく越えてしまうことを抑制することができる。

0124

なお、図11等に関連して説明した実施形態においては、Koに応じてオフ期間の増減段階数を調整する。しかし、次回のオフ期間の増減段階数はKoの大きさに依存せず、予め定められた固定値としてよい。例えば、Koが正である場合にオフ期間を1段階減少させ、Koが負である場合にオフ期間を1段階増加させてよい。また、図11等に関連して説明した実施形態においては、次回のオフ期間の増減段階数は、前回のオフ期間に対応するToにも依存し得る。しかし、次回のオフ期間の長さは、Toに依存せず、Koの値又はKoの正負に基づいて決定されてよい。また、以上に説明した実施形態においては、外気温度に応じてΔKHを調整し得るが、ΔKHを固定としてもよい。

0125

同様に、次回のオン期間の増減段階数は、Kuの大きさに依存せず、予め定められた固定値としてよい。例えば、Kuが負である場合にオフ期間を1段階減少させ、Kuが正である場合にオフ期間を1段階増加させてよい。また、次回のオン期間の長さは、Tuに依存せず、Kuの大きさ又はKuの正負に基づいて決定されてよい。また、以上に説明した実施形態においては、外気温度に応じてΔKLを調整し得るが、ΔKLを固定としてもよい。

0126

図13は、他の温度制御方式による冷蔵室温度の時間変化を概略的に示す。図8等に関連して既に説明した温度制御方式において、制御部200は、膨張弁140を閉状態に切り換えるタイミングから膨張弁140を開状態に切り換えるタイミングまでの長さを、膨張弁140を閉状態に切り換えるときに決定する。また、制御部200は、膨張弁140を開状態に切り換えるタイミングから膨張弁140を閉状態に切り換えるタイミングまでの長さを、膨張弁140を開状態に切り換えるときに決定する。

0127

他の温度制御法式として、制御部200は、膨張弁140を閉状態に切り換えた後、冷蔵室温度が予め定められた基準値Koffに達した場合に、冷蔵室温度が予め定められた基準値Koffに達したタイミングから膨張弁140を開状態に切り換えるタイミングまでの長さT'offを決定する。すなわち、冷蔵室温度が予め定められた基準値Koffに達した場合に、オフ期間の残りの継続時間を決定する。また、制御部200は、膨張弁140を開状態に切り換えた後、冷蔵室温度が予め定められた基準値Konに達した場合に、冷蔵室温度が予め定められた基準値Konに達したタイミングから膨張弁140を閉状態に切り換えるタイミングまでの長さT'onを決定する。すなわち、冷蔵室温度が予め定められた基準値Konに達した場合に、オン期間の残りの継続時間を決定する。なお、KoffはK1より低い温度であり、KonはK2より高い温度である。Koffは、Konより高い温度であってよい。

0128

記憶部280は、図4等に関連して説明したToffに代えて、互いに異なるN個のT'offを記憶する。N個のT'offを1からNまでの整数iを用いて、T'off[i]で表し、iの値が大きいほどT'off[i]は長いとする。同様に、記憶部280は、図4等に関連して説明したTonに代えて、互いに異なるM個のT'onを記憶する。M個のT'onを1からMまでの整数jを用いて、T'on[j]で表し、jの値が大きいほどT'off[j]は長いとする。制御部200は、図5から図8等に関連して説明した制御方式と同様に、Koと、Toと、外気温度及び外気湿度に基づくΔKHとに基づいて前回のオフ期間におけるT'offからの増減段階数を決定することによって、次回のオフ期間におけるT'offを決定してよい。また、制御部200は、図5から図8等に関連して説明した制御方式と同様に、Kuと、Tuと、外気温度及び外気湿度に基づくΔKLとに基づいて前回のオン期間におけるT'onからの増減段階数を決定することにより、次回のオン期間におけるT'onを決定してよい。

0129

図13において、制御部200は、オフ期間1、オフ期間2、オフ期間3、及びオフ期間4において、膨張弁140を閉状態にする。制御部200は、オン期間1、オン期間2、オン期間3、及びオン期間4において、膨張弁140を開状態にする。

0130

オフ期間1において冷蔵室温度がKoffに達した場合に制御部200が決定したT'offがT'off[5]であったとする。また、オフ期間1の直前のオン期間において、冷蔵室温度がKonに達した場合に制御部200が決定したオン期間の継続時間がT'on[7]であったとする。また、図13に示されるように、オフ期間1の直前のオン期間に対応するKminはK2であったとする。すなわち、直前のオン期間に対応するKuは0であったとする。

0131

制御部200は、冷蔵室温度がKoffに達したときからT'off[5]が経過した場合に、膨張弁140を閉状態から開状態に切り換えて、冷蔵室温度がKonに達するのを待つ。冷蔵室温度がKonに達すると、Konに達してからのオン期間1の継続時間を決定する。具体的には、直前のオン期間に対応するKuが0であるので、制御部200は、直前のオン期間における継続時間T'on[7]を維持する。

0132

冷蔵室温度がKonに達してからT'on[7]が経過すると、制御部200は、膨張弁140を開状態から閉状態に切り換えて、冷蔵室温度がKoffに達するのを待つ。冷蔵室温度がKoffに達すると、Koffに達してからのオフ期間2の継続時間を決定する。具体的には、制御部200は、オフ期間1に対応するKoであるKo(1)及びTo(1)に基づいて、オフ期間2の継続時間を決定する。例えば、制御部200は、Ko(1)とTo(1)とに基づいてT'offの減少段階数が2であると決定すると、オフ期間2の継続時間としてT'off[3]を決定して、T'off[3]の経過を待つ。

0133

Toff[3]が経過すると、制御部200は、膨張弁140を閉状態から開状態に切り換えて、冷蔵室温度がKonに達するのを待つ。冷蔵室温度がKonに達すると、制御部200は、Konに達してからのオン期間2の継続時間を決定する。具体的には、制御部200は、前回のオン期間1に対応するKuであるKu(1)に基づいて、オン期間2の継続時間を決定する。例えば、制御部200は、Ku(1)に基づいてT'onの増加段階数が1であると決定すると、オン期間2の継続時間としてT'on[8]を決定して、Ton[8]の経過を待って、膨張弁140を閉状態にする。

0134

制御部200は、以後同様の制御を繰り返し、オフ期間3において冷蔵室温度がKoffに達してからの継続時間として、前回のオフ期間2に対応するKo(2)及びTo(2)に基づいてT'off[2]を決定する。また、制御部200は、オン期間3において冷蔵室温度がKonに達してからの継続時間として、前回のオン期間2に対応するKuが0であることに応じて、前回のオン期間2の継続時間Ton[8]を維持する。そして、制御部200は、オフ期間4において冷蔵室温度がKoffに達してからの継続時間として、前回のオフ期間3に対応するKo(3)に基づいて、オフ期間2におけるT'off[2]より長いT'off[3]を決定する。また、制御部200は、オン期間4において冷蔵室温度がKonに達してからのオン期間4の継続時間として、前回のオン期間3に対応するKu(3)及びTu(3)に基づいて、オン期間3におけるT'on[8]より短いT'on[7]を決定する。

0135

図13に関連して説明した温度制御方式によっても、冷却負荷の変動に応じてオフ期間の長さやオン期間の長さを適切に調整することができる。そのため、冷蔵室温度が目標温度範囲から大きく外れることを抑制することができる。

0136

上述したショーケース170の冷蔵室172は、温度制御対象の一例である。温度制御対象は、各種の冷蔵室又は冷蔵庫、各種の冷凍室又は冷凍庫、各種の保冷室又は保冷庫等において冷却制御の対象となる空間であってよい。例えば、温度制御対象は、要冷倉庫自動販売機における冷却対象空間や、冷房機能を含む空調機器による冷房対象空間であってよい。また、冷媒は、熱媒体の一例である。上述した冷却装置は、温度調整装置の一例である。上述した制御装置100の制御と同様の温度制御方式は、冷却装置のみならず、加温装置や恒温装置の温度制御方式にも適用できる。すなわち、温度制御対象は、各種の温蔵室温蔵庫、各種の保温室保温庫、各種の恒温室恒温庫において温度制御の対象となる空間であってよい。例えば、温度制御対象は、自動販売機の保温対象空間や、暖房機能を含む空調機器の空調対象空間等であってよい。

0137

図14は、本発明の複数の実施形態が全体的又は部分的に具現化され得るコンピュータ2000の例を示す。コンピュータ2000にインストールされたプログラムは、コンピュータ2000に、実施形態に係る冷却装置等の装置又は当該装置の各部として機能させる、当該装置又は当該装置の各部に関連付けられるオペレーションを実行させる、及び/又は、実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ2000に、本明細書に記載の処理手順及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU2012によって実行されてよい。

0138

本実施形態によるコンピュータ2000は、CPU2012、及びRAM2014を含み、それらはホストコントローラ2010によって相互に接続されている。コンピュータ2000はまた、ROM2026、フラッシュメモリ2024、通信インタフェース2022、及び入力/出力チップ2040を含む。ROM2026、フラッシュメモリ2024、通信インタフェース2022、及び入力/出力チップ2040は、入力/出力コントローラ2020を介してホストコントローラ2010に接続されている。

0139

CPU2012は、ROM2026及びRAM2014内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。

0140

通信インタフェース2022は、ネットワークを介して他の電子デバイス通信する。フラッシュメモリ2024は、コンピュータ2000内のCPU2012によって使用されるプログラム及びデータを格納する。ROM2026は、アクティブ化時にコンピュータ2000によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ2000のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入力/出力チップ2040はまた、キーボードマウス及びモニタ等の様々な入力/出力ユニットシリアルポートパラレルポート、キーボードポート、マウスポート、モニタポートUSBポート、HDMI登録商標)ポート等の入力/出力ポートを介して、入力/出力コントローラ2020に接続してよい。

0141

プログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、又はメモリカードのようなコンピュータ可読媒体又はネットワークを介して提供される。RAM2014、ROM2026、又はフラッシュメモリ2024は、コンピュータ可読媒体の例である。プログラムは、フラッシュメモリ2024、RAM2014、又はROM2026にインストールされ、CPU2012によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ2000に読み取られ、プログラムと上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ2000の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。

0142

例えば、コンピュータ2000及び外部デバイス間で通信が実行される場合、CPU2012は、RAM2014にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース2022に対し、通信処理命令してよい。通信インタフェース2022は、CPU2012の制御下、RAM2014及びフラッシュメモリ2024のような記録媒体内に提供される送信バッファ処理領域に格納された送信データ読み取り、読み取った送信データをネットワークに送信し、ネットワークから受信された受信データを、記録媒体上に提供される受信バッファ処理領域等に書き込む。

0143

また、CPU2012は、フラッシュメモリ2024等のような記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM2014に読み取られるようにし、RAM2014上のデータに対し様々な種類の処理を実行してよい。CPU2012は次に、処理されたデータを記録媒体にライトバックする。

0144

様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理にかけられてよい。CPU2012は、RAM2014から読み取られたデータに対し、本明細書に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々な種類のオペレーション、情報処理、条件判断条件分岐無条件分岐、情報の検索置換等を含む、様々な種類の処理を実行してよく、結果をRAM2014にライトバックする。また、CPU2012は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU2012は、第1の属性の属性値が指定されている、条件に一致するエントリを当該複数のエントリの中から検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。

0145

上で説明したプログラム又はソフトウェアモジュールは、コンピュータ2000上又はコンピュータ2000近傍のコンピュータ可読媒体に格納されてよい。専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバーシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読媒体として使用可能である。コンピュータ可読媒体に格納されたプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ2000に提供してよい。

0146

コンピュータ2000にインストールされ、コンピュータ2000を制御装置100として機能させるプログラムは、CPU2012等に働きかけて、コンピュータ2000を、制御装置100の各部としてそれぞれ機能させてよい。これらのプログラムに記述された情報処理は、コンピュータ2000に読込まれることにより、ソフトウエアと上述した各種のハードウエア資源とが協働した具体的手段である制御部200、取得部210、外気条件取得部220、記憶部280として機能する。そして、これらの具体的手段によって、本実施形態におけるコンピュータ2000の使用目的に応じた情報の演算又は加工を実現することにより、使用目的に応じた特有の制御装置100が構築される。

0147

様々な実施形態が、ブロック図等を参照して説明された。ブロック図において各ブロックは、(1)オペレーションが実行されるプロセスの段階又は(2)オペレーションを実行する役割を持つ装置の各部を表わしてよい。特定の段階及び各部が、専用回路、コンピュータ可読媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、論理AND、論理OR、論理XOR、論理NAND、論理NOR、及び他の論理オペレーションフリップフロップレジスタフィールドプログラマブルゲートアレイFPGA)、プログラマブルロジックアレイPLA)等のようなメモリ要素等を含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。

0148

コンピュータ可読媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読媒体は、処理手順又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段をもたらすべく実行され得る命令を含む製品の少なくとも一部を構成する。コンピュータ可読媒体の例としては、電子記憶媒体磁気記憶媒体光記憶媒体電磁記憶媒体半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスクディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイRTM)ディスク、メモリスティック集積回路カード等が含まれてよい。

0149

コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令命令セットアーキテクチャISA)命令、マシン命令マシン依存命令、マイクロコードファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。

0150

コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサ又はプログラマブル回路に対し、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワークWAN)を介して提供され、説明された処理手順又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段をもたらすべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ処理ユニットマイクロプロセッサデジタル信号プロセッサコントローラマイクロコントローラ等を含む。

0151

以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。

0152

特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。

0153

100制御装置
110冷凍機
120配管
122 配管
130ユニットクーラ
132冷媒配管
140膨張弁
150蒸発器
160温度センサ
170ショーケース
172冷蔵室
190外気温湿度センサ
200 制御部
210 取得部
220外気条件取得部
280 記憶部
910特性曲線
920 特性曲線
930 特性曲線
940 特性曲線
2000コンピュータ
2010ホストコントローラ
2012 CPU
2014 RAM
2020 入力/出力コントローラ
2022通信インタフェース
2024フラッシュメモリ
2026 ROM
2040 入力/出力チップ

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