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技術 トーショナルダンパ

出願人 NOK株式会社
発明者 二又久夫
出願日 2018年9月20日 (2年3ヶ月経過) 出願番号 2018-176090
公開日 2020年3月26日 (9ヶ月経過) 公開番号 2020-046019
状態 未査定
技術分野 防振装置 プーリ
主要キーワード 放熱用突起 ダンパ軸 振動リング 半裁断面図 ダンパゴム ブッシュタイプ ダンパマス 径方向幅
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年3月26日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

ゴム状弾性体直接冷却することができ、もって放熱効率を高めることができ、部品コスト極端に上昇することもないトーショナルダンパを提供する。

解決手段

トーショナルダンパ1は、環状のハブ11と、ハブ11に対し同軸上に配置された振動リング51と、ハブ11および振動リング51間に配置され、ハブ11および振動リング51を連結したゴム状弾性体41と、ゴム状弾性体41の軸方向端部に一体に設けられた円周上複数の放熱用突起42と、を備えている。放熱用突起42は、ゴム状弾性体41の軸方向両端部にそれぞれ設けられている。

概要

背景

従来から図3に示すように、自動車エンジンクランク軸などの回転軸に取り付けられる環状のハブ102を有し、このハブ102に環状のゴム状弾性体103を介して振動リング104を連結した構造のトーショナルダンパ101が知られている。

このトーショナルダンパ101では、回転軸の回転時、ゴム状弾性体103が弾性変形することで運動エネルギー熱エネルギーに変換し、この変換作用により、回転軸に生起されるねじり振動を吸収・減衰している。

しかしながらこのトーショナルダンパ101では、ゴム状弾性体103が繰り返し弾性変形することで、ゴム状弾性体103の内部に熱が発生し、熱が蓄積される。したがってこのようにゴム状弾性体103の内部に熱が蓄積されることによりゴム状弾性体103が劣化し、ゴム状弾性体103が破損したり、振動低減効果が低下したりすることが懸念される。

また、従来、図4に示すように、ゴム状弾性体103の内部に熱が蓄積されにくいように放熱用フィン105,106を設けたトーショナルダンパ101が開発されている。

概要

ゴム状弾性体を直接冷却することができ、もって放熱効率を高めることができ、部品コスト極端に上昇することもないトーショナルダンパを提供する。トーショナルダンパ1は、環状のハブ11と、ハブ11に対し同軸上に配置された振動リング51と、ハブ11および振動リング51間に配置され、ハブ11および振動リング51を連結したゴム状弾性体41と、ゴム状弾性体41の軸方向端部に一体に設けられた円周上複数の放熱用突起42と、を備えている。放熱用突起42は、ゴム状弾性体41の軸方向両端部にそれぞれ設けられている。

目的

本発明は、ゴム状弾性体を直接冷却することができ、もって放熱効率を高めることができ、部品コストが極端に上昇することもないトーショナルダンパを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

環状のハブと、前記ハブに対し同軸上に配置された振動リングと、前記ハブおよび振動リング間に配置され、前記ハブおよび振動リングを連結したゴム状弾性体と、前記ゴム状弾性体の軸方向端部に一体に設けられた円周上複数の放熱用突起と、を備えることを特徴とするトーショナルダンパ

請求項2

請求項1記載のトーショナルダンパにおいて、前記放熱用突起は、前記ゴム状弾性体の軸方向両端部にそれぞれ設けられていることを特徴とするトーショナルダンパ。

技術分野

0001

本発明は、トーショナルダンパに関する。

背景技術

0002

従来から図3に示すように、自動車エンジンクランク軸などの回転軸に取り付けられる環状のハブ102を有し、このハブ102に環状のゴム状弾性体103を介して振動リング104を連結した構造のトーショナルダンパ101が知られている。

0003

このトーショナルダンパ101では、回転軸の回転時、ゴム状弾性体103が弾性変形することで運動エネルギー熱エネルギーに変換し、この変換作用により、回転軸に生起されるねじり振動を吸収・減衰している。

0004

しかしながらこのトーショナルダンパ101では、ゴム状弾性体103が繰り返し弾性変形することで、ゴム状弾性体103の内部に熱が発生し、熱が蓄積される。したがってこのようにゴム状弾性体103の内部に熱が蓄積されることによりゴム状弾性体103が劣化し、ゴム状弾性体103が破損したり、振動低減効果が低下したりすることが懸念される。

0005

また、従来、図4に示すように、ゴム状弾性体103の内部に熱が蓄積されにくいように放熱用フィン105,106を設けたトーショナルダンパ101が開発されている。

先行技術

0006

実開昭60−51352号公報
実開平2−67140号公報
特開2013−53744号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながらこのトーショナルダンパ101では、放熱用のフィン105,106がハブ102および振動リング104に設けられているため、ゴム状弾性体103の内部に発生した熱がこれらのハブ102または振動リング104を経由してフィン105,106へと伝えられる。

0008

したがって、放熱できるまでの経路が長く、またゴム状弾性体103が直接ではなくハブ102または振動リング104を介して間接的に冷却されるため、放熱効率の向上に関して一層の改良の余地がある。また、金属部品であるハブ102および振動リング104にフィン105,106を設けるため、フィン105,106を設ける部品に関して部品コスト極端に上昇することがある。

0009

本発明は、ゴム状弾性体を直接冷却することができ、もって放熱効率を高めることができ、部品コストが極端に上昇することもないトーショナルダンパを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0010

上記課題を解決するため、本発明のトーショナルダンパは、環状のハブと、前記ハブに対し同軸上に配置された振動リングと、前記ハブおよび振動リング間に配置され、前記ハブおよび振動リングを連結したゴム状弾性体と、前記ゴム状弾性体の軸方向端部に一体に設けられた円周上複数の放熱用突起と、を備えることを特徴とする。

0011

また、実施の態様として、上記記載のトーショナルダンパにおいて、前記放熱用突起は、前記ゴム状弾性体の軸方向両端部にそれぞれ設けられていることを特徴とする。

発明の効果

0012

本発明では、上記構成により、ゴム状弾性体を直接冷却することができ、もって放熱効率を高めることができ、部品コストが極端に上昇することもないトーショナルダンパを提供することができる。

図面の簡単な説明

0013

実施の形態に係るトーショナルダンパを示す図で、(A)は同トーショナルダンパの半裁正面図、(B)は同トーショナルダンパの半裁断面図であって(A)におけるB−B線断面図
同トーショナルダンパの組み立て工程を示す説明図
背景技術に係るトーショナルダンパの断面図
背景技術に係るトーショナルダンパの断面図

実施例

0014

図1(A)(B)に示すように、実施の形態に係るトーショナルダンパ1は、自動車エンジンのクランク軸などの回転軸(図示せず)に取り付けられる環状のハブ11を有し、このハブ11にスリーブ31および環状のゴム状弾性体(ダンパゴム)41を介して振動リング(ダンパマス)51が連結されている。これらの部品すなわちハブ11、スリーブ31、ゴム状弾性体41および振動リング51はいずれも互いに同軸上(同一中心軸線0上)に配置されている。

0015

図2に示すように、ゴム状弾性体41は、スリーブ31の外周面および振動リング51の内周面加硫接着されており、これによりスリーブ31、ゴム状弾性体41および振動リング51よりなるブッシュタイプ加硫成形品21が形成され、この加硫成形品21がスリーブ31の内周面をもってハブ11の外周面に嵌合されている(矢印C)。

0016

ハブ11、スリーブ31および振動リング51はそれぞれ所定の金属材により形成されている。ゴム状弾性体41は所定のゴム材により形成されている。

0017

ゴム状弾性体41の軸方向端部に、放熱用突起42が一体に設けられている。

0018

放熱用突起42は、スリーブ31の軸方向端部32よりも軸方向に突出するように設けられ、また振動リング51の内周部(ゴム状弾性体保持部)における軸方向端部52よりも軸方向に突出するように設けられている。

0019

放熱用突起42は、円周上に複数の放熱用突起42が等配状に設けられている(図では24等配として描いている)。

0020

放熱用突起42は、ゴム状弾性体41の軸方向両端部にそれぞれ対称的に設けられている。

0021

上記構成のトーショナルダンパ1においては、回転軸の回転時、ゴム状弾性体41が弾性変形することで運動エネルギーを熱エネルギーに変換し、この変換作用により、回転軸に生起されるねじり振動を吸収・減衰する。

0022

また、回転軸の回転時、ゴム状弾性体41が繰り返し弾性変形することで、ゴム状弾性体41の内部に熱が発生し、熱が蓄積されようとするが、ゴム状弾性体41の軸方向端部に放熱用突起42が一体に設けられてこの放熱用突起42が空気(大気)に接触し、空気を撹拌しながら回転するため、ここに空気による冷却作用が発揮され、ゴム状弾性体41の内部に発生した熱が放熱用突起42から放出される。したがってゴム状弾性体41の内部に熱が蓄積されてゴム状弾性体41が劣化するのを抑制することができ、ゴム状弾性体41が破損したり、振動低減効果が低下したりするのを抑制することができる。

0023

また、ゴム状弾性体41の内部に発生した熱が同じゴム状弾性体41の一部である放熱用突起42から放出されるため、放熱できるまでの経路が短く、発熱するゴム状弾性体41が直接的に冷却される。ゴム状弾性体41は、放熱用突起42が一体に設けられることにより表面積が増大しているため、熱を放出しやすいものである。したがって金属部品であるハブ11や振動リング51を経由して間接的に熱を放出する場合と比較して、放熱効率を向上させることができる。

0024

また、ゴム状弾性体41に放熱用突起42を一体に設ける場合には、金型による成形になるため、金属部品であるハブ11や振動リング51にフィンを設ける場合と比較して、部品コストがあまり上昇しない。したがって金属部品であるハブ11や振動リング51にフィンを設ける場合のように部品コストが極端に上昇するのを抑制することができる。

0025

また、放熱用突起42がゴムよりなるため、ゴムに特有吸音効果が発揮される。したがって金属製のフィンが回転する場合と比較して回転時に発生する風切り音音量を小さくすることができ、騒音が発生するのを抑制することができる。

0026

尚、上記実施の形態において、放熱用突起42はそれぞれ、ダンパ径方向の内周面42aおよび外周面42b、ダンパ円周方向の両側面42cならびにダンパ軸方向の先端面42dを備えてブロック状の突起として形成されているが、放熱用突起42の形状はとくに限定されない。

0027

また、上記実施の形態において、放熱用突起42の厚み(径方向幅)d2はそれぞれゴム状弾性体41の厚み(径方向幅)d1と同等に設定されているが(d1=d2)、放熱用突起42の厚みd2はゴム状弾性体41の厚みd1よりも小さく設定されても良い(d1>d2)。但し、d1=d2の場合には、ゴム状弾性体41を加硫成形するときの金型のキャビティ形状が簡素化されるので、ゴム状弾性体41の成形を容易化し、部品コストを低減させることができる。

0028

本発明のトーショナルダンパは例えば、自動車関連の分野で用いられる。また、本発明のトーショナルダンパは例えば、産機用エンジンの分野で用いられる。

0029

1トーショナルダンパ
11 ハブ
21加硫成形品
31スリーブ
32,52軸方向端部
41ゴム状弾性体
42放熱用突起
42a内周面
42b外周面
42c 側面
42d 先端面
51 振動リング

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