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技術 端部キャップ及び屋根構造体

出願人 YKKAP株式会社
発明者 久保明日美
出願日 2018年9月20日 (2年3ヶ月経過) 出願番号 2018-176131
公開日 2020年3月26日 (9ヶ月経過) 公開番号 2020-045707
状態 未査定
技術分野 建築環境 建築構造一般
主要キーワード 端部溝 上方キャップ 下方キャップ 上方カバー 位置決め突条 後側枠 前側枠 屈曲縁
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年3月26日)のものです。
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図面 (12)

課題

シール性を確保すること。

解決手段

左右に延在する状態で建物外壁Wに取り付けられた垂木掛け13と、外壁Wから突出するように延在し、外壁W側の端部が垂木掛け13の端部に連結された妻垂木19とを備え、垂木掛け13において外壁W側の上方縁部に設けられたシール溝13aにシール材を塗布することにより外壁Wと垂木掛け13との間がシールされる屋根構造体後端キャップ40であって、垂木掛け13の小口端面を覆う後本体カバー部41を有し、後本体カバー部41の外表面41bには、外壁W側の縁部において垂木掛け13のシール溝13aに対応した部位に上下に沿い、かつ外壁W側及び外表面41bに開口する溝状凹部70が設けられている。

概要

背景

テラス囲い等、建物外壁に設けられる屋根構造体には、外壁との間にシール性を確保する必要がある。このため、例えば外壁に取り付けられる垂木掛け横枠)には、外壁側の上方縁部にシール材を塗布するためのシール溝が設けられている。また、この種の屋根構造体では、垂木掛けの小口端面に端部キャップが取り付けられており、垂木掛けの内部に水が浸入する事態を防止するようにしている(例えば、特許文献1参照)。

概要

シール性を確保すること。左右に延在する状態で建物の外壁Wに取り付けられた垂木掛け13と、外壁Wから突出するように延在し、外壁W側の端部が垂木掛け13の端部に連結された妻垂木19とを備え、垂木掛け13において外壁W側の上方縁部に設けられたシール溝13aにシール材を塗布することにより外壁Wと垂木掛け13との間がシールされる屋根構造体の後端キャップ40であって、垂木掛け13の小口端面を覆う後本体カバー部41を有し、後本体カバー部41の外表面41bには、外壁W側の縁部において垂木掛け13のシール溝13aに対応した部位に上下に沿い、かつ外壁W側及び外表面41bに開口する溝状凹部70が設けられている。

目的

本発明は、上記実情に鑑みて、シール性を確保することのできる端部キャップ及び屋根構造体を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

左右に延在する状態で建物外壁に取り付けられた横枠と、前記外壁から突出するように延在し、前記外壁側の端部が前記横枠の端部に連結された側枠とを備え、前記横枠において前記外壁側の上方縁部に設けられたシール溝シール材を塗布することにより前記外壁と前記横枠との間がシールされる屋根構造体端部キャップであって、前記横枠の小口端面を覆う本体カバー部を有し、前記本体カバー部の外表面には、前記外壁側の縁部において前記横枠のシール溝に対応した部位に上下に沿い、かつ前記外壁側及び前記外表面に開口する溝状凹部が設けられていることを特徴とする屋根構造体の端部キャップ。

請求項2

前記本体カバー部には、前記横枠の上面を覆う上方カバー部が一体に設けられ、前記上方カバー部の上面には、前記溝状凹部に連続する部位に、前記外壁側及び前記上面に開口する上方溝状凹部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の屋根構造体の端部キャップ。

請求項3

建物の外壁から突出するように延在した側枠と、左右に延在する状態で端部が前記側枠の端部に連結された横枠と、前記側枠の下面に取り付けられた上框部材と、上下に沿って延在し、上端部が前記上框部材の端部に連結された縦框部材と、を備え、前記上框部材及び前記縦框部材を介してパネルを支持した屋根構造体の端部キャップであって、前記横枠の小口端面を覆う本体カバー部と、前記上框部材及び前記縦框部材の接合部を覆うカバー部とが一体に設けられていることを特徴とする屋根構造体の端部キャップ。

請求項4

前記本体カバー部には、前記側枠の外方側面を覆う側枠カバー部が一体に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の屋根構造体の端部キャップ。

請求項5

前記側枠の端部には、上下に沿って延在する縦枠の上端部が連結されており、前記本体カバー部には、縦枠の外方側面を覆う縦枠カバー部が一体に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の屋根構造体の端部キャップ。

請求項6

前記横枠は、前記建物の前記外壁に取り付けられ、前記外壁側の上方縁部にシール溝を有するとともに、シール溝に前記外壁との間のシールを行うシール材が塗布されたものであり、前記本体カバー部の外表面には、前記外壁側の縁部において前記横枠のシール溝に対応した部位に上下に沿い、かつ前記外壁側及び前記外表面に開口する溝状凹部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の屋根構造体の端部キャップ。

請求項7

請求項1〜請求項6のいずれか一つに記載された端部キャップを前記横枠の端部に取り付けたことを特徴とする屋根構造体。

技術分野

0001

本発明は、屋根構造体を構成する横枠の小口端面に取り付けられる端部キャップ及び屋根構造体に関するものである。

背景技術

0002

テラス囲い等、建物外壁に設けられる屋根構造体には、外壁との間にシール性を確保する必要がある。このため、例えば外壁に取り付けられる垂木掛け(横枠)には、外壁側の上方縁部にシール材を塗布するためのシール溝が設けられている。また、この種の屋根構造体では、垂木掛けの小口端面に端部キャップが取り付けられており、垂木掛けの内部に水が浸入する事態を防止するようにしている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

実公平6−8163号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上述の屋根構造体では、端部キャップの縁部が外壁に対向した構造であるため、これらの隙間からも内部に水が浸入するおそれがある。このため従来では、端部キャップを取り付けた後に外壁との間にシール材を塗布することによって水の浸入を防止するようにしている。しかしながら、外壁と端部キャップの外表面との間には三角シールを形成する必要があり、シール材を塗布する作業が煩雑となる。しかも、上述のシール材は、垂木掛けの小口端面に端部キャップを取り付けた後でなければ行うことができず、作業者がシール材の塗布作業を忘れてしまう懸念もある。

0005

一方、屋根構造体には、垂木掛けの端部に側枠及び縦枠を備えるとともに、側枠の下方に屋根妻パネルを支持させるようにしたものもある。側枠は、外壁から突出する方向に延在されており、縦枠は、垂木掛けの端部から下方に向けて延在されたものである。側枠の下面や縦枠の室外に臨む表面には、屋根妻パネルを支持するための回り縁と称される框部材が設けられている。こうした框部材を備える屋根構造体においては、端部キャップを取り付けた後、框部材の接合部に対してもシール材を塗布する必要があり、組立作業が煩雑化する要因となり得る。

0006

本発明は、上記実情に鑑みて、シール性を確保することのできる端部キャップ及び屋根構造体を提供することを目的とする。また、組立作業を容易化することのできる端部キャップ及び屋根構造体を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成するため、本発明に係る端部キャップは、左右に延在する状態で建物の外壁に取り付けられた横枠と、前記外壁から突出するように延在し、前記外壁側の端部が前記横枠の端部に連結された側枠とを備え、前記横枠において前記外壁側の上方縁部に設けられたシール溝にシール材を塗布することにより前記外壁と前記横枠との間がシールされる屋根構造体の端部キャップであって、前記横枠の小口端面を覆う本体カバー部を有し、前記本体カバー部の外表面には、前記外壁側の縁部において前記横枠のシール溝に対応した部位に上下に沿い、かつ前記外壁側及び前記外表面に開口する溝状凹部が設けられていることを特徴とする。

0008

また、本発明に係る端部キャップは、建物の外壁から突出するように延在した側枠と、左右に延在する状態で端部が前記側枠の端部に連結された横枠と、前記側枠の下面に取り付けられた上框部材と、上下に沿って延在し、上端部が前記上框部材の端部に連結された縦框部材と、を備え、前記上框部材及び前記縦框部材を介してパネルを支持した屋根構造体の端部キャップであって、前記横枠の小口端面を覆う本体カバー部と、前記上框部材及び前記縦框部材の接合部を覆うカバー部とが一体に設けられていることを特徴とする。

0009

また、本発明に係る屋根構造体は、上述した端部キャップを前記横枠の端部に取り付けたことを特徴とする。

発明の効果

0010

本発明によれば、本体カバー部の外表面に設けられた溝状凹部にシール材を塗布すれば良く、三角シールを形成する必要がないため、容易な作業でシール性を確保することができる。しかも、シール材を塗布していない場合には、本体カバー部の外表面に溝状凹部が露出した状態となるため、目視によって容易に確認することができ、シール材の塗布作業を忘れる事態を防止することも可能となる。

0011

また本発明によれば、横枠の小口端面を覆うことによって上框部材及び縦框部材の接合部が同時に覆われるため、框カバー部にシール材を塗布しておくことで、上框部材及び縦框部材の接合部についてもシール性を確保することができるようになり、組立作業を容易化することができる。

図面の簡単な説明

0012

本発明の実施の形態である端部キャップを適用した屋外構造物を示すもので、(a)は外観斜視図、(b)はフレーム材の構成を示す斜視図である。
図1に示した屋外構造物の屋根構造体を示す拡大断面側面図である。
図2におけるIII−III線断面図である。
図2に示した屋根構造体の横断面図である。
図2に示した屋根構造体の前枠部分を示す拡大斜視図である。
図2に示した屋根構造体に適用する前端キャップを示すもので、(a)は外表面側から見た斜視図、(b)は内表面側から見た斜視図である。
図2に示した屋根構造体の前枠部分と前端部キャップとを示すもので、(a)は前端部キャップを内表面側から見た側面図、(b)は前端部キャップを取り付ける以前の前枠部分の断面側面図、(c)は前枠部分に取り付けた状態の前端部キャップを内表面側から見た側面図である。
図2に示した屋根構造体に適用する後端部キャップを示すもので、(a)は外表面側から見た斜視図、(b)は内表面側から見た斜視図である。
図2に示した屋根構造体に適用する後端部キャップを示すもので、(a)は平面図、(b)は外表面側から見た側面図である。
図2に示した屋根構造体の垂木掛け部分と後端部キャップとを示すもので、(a)は後端部キャップを内表面側から見た側面図、(b)は後端部キャップを取り付ける以前の垂木掛け部分の断面側面図、(c)は垂木掛け部分に取り付けた状態の後端部キャップを内表面側から見た側面図である。
垂木掛け部分に取り付けた状態の後端部キャップを外表面側から見た側面図である。

実施例

0013

以下、添付図面を参照しながら本発明に係る端部キャップ及び屋根構造体の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1図5は、本発明の実施の形態である端部キャップを適用した屋外構造物を示したものである。ここで例示する屋外構造物10は、建物の外壁Wに隣接したテラス1を利用してサンルームを構成するためのテラス囲いと称されるもので、複数のフレーム材を組み合わせることによって構成した略直方体状外殻を備えている。フレーム材は、アルミニウム合金等の金属によって成形した押し出し形材であり、長手に沿った全長がほぼ一様の断面を有するように構成してある。本実施の形態では、フレーム材として、躯体縦枠(縦枠)11、根太掛け12、垂木掛け(横枠)13、妻梁14、柱15、桁16、前枠(横枠)17、腕木18、妻垂木(側枠)19を適用し、これらを適宜組み合わせることによって屋外構造物10の外殻が構成してある。このうち、躯体縦枠11、垂木掛け13、前枠17、腕木18、妻垂木19は、後述する框部材21、屋根パネル22、屋根妻パネル(パネル)23及び端部キャップ30,40とによって屋根構造体を構成するものである。

0014

以下、屋外構造物10についてより具体的に説明する。なお、以下においては便宜上、建物の上下に沿う方向を上下、外壁Wに沿って水平となる方向を左右、外壁Wに直交して水平となる方向を前後とし、外壁Wから離隔する方向を前方、外壁Wに近接する方向を後方と称することとする。この屋外構造物10では、まず、建物の外壁Wに左右の躯体縦枠11を取り付けるとともに、躯体縦枠11の下端部間を連結するように根太掛け12を取り付け、かつ躯体縦枠11の上端部間を連結するように垂木掛け13を取り付けることにより、建物の外壁Wに矩形の枠が構成される。垂木掛け13は、両端の小口端面が左右に開口するように、両端部の下面を介して躯体縦枠11の上面に当接した状態で外壁Wに取り付けてある。図からも明らかなように、垂木掛け13及び躯体縦枠11には、外壁Wに当接する面の縁部にシール溝13a,11aが設けてある。垂木掛け13には、外壁W側の上方縁部にシール溝13aが設けてあり、躯体縦枠11には、外壁W側の両側縁部にそれぞれシール溝11aが設けてある。これらのシール溝13a,11aは、垂木掛け13や躯体縦枠11を建物に取り付けた場合に、外壁Wとの間に断面が矩形状となるように構成したもので、垂木掛け13及び躯体縦枠11で互いに同一の幅を有するように構成してある。

0015

根太掛け12には、両端部から室外側に向けてほぼ水平となるように左右の妻梁14が突設してあり、妻梁14の延在端部には、それぞれ柱15が連結してある。柱15は、左右の躯体縦枠11と同じ間隔を確保した位置に上下に沿う状態でテラス1に立設したもので、個々の上端が躯体縦枠11の上端よりも低くなるように設けてある。左右の柱15の間には、桁16及び前枠17が取り付けてある。桁16は、妻梁14とほぼ同じ高さとなるように配設したもので、左右に沿ってほぼ水平に延在している。前枠17は、左右両端部の下面にそれぞれ柱15の上端面が当接するように配設してあり、垂木掛け13よりも低い位置において左右に沿ってほぼ水平に延在している。なお、本実施の形態では、これら左右の柱15、桁16及び前枠17によって構成される矩形状の前面開口24に引き違い窓50が取り付けてあり、左右の障子51をスライドさせることで前面開口24を開閉することが可能である。

0016

前枠17は、中空の筒状を成す前枠基部17aと、前枠基部17aの上部に設けた上方ヒレ部17bと、前枠基部17aの外周側となる側面に設けた前方ヒレ部17cとを一体に構成したものである。上方ヒレ部17bは、前枠基部17aとの間に、後述する屋根パネル22の縁部が挿入されるパネル装着溝17dを構成するためのもので、前枠基部17aの上部から上方に突出した後、建物の外壁Wに近接する方向に屈曲して延在している。前方ヒレ部17cは、前枠基部17aの外周に17eを構成するためのもので、前枠基部17aの側面から斜め上方に突出した後、鉛直上方に向けて屈曲し、さらに屈曲縁部が建物の外壁Wに向けてわずかに屈曲している。

0017

前枠17の両端部には、躯体縦枠11との間にそれぞれ腕木18が取り付けてある。腕木18は、前枠17の下方部から外壁Wに向けてほぼ水平に延在し、延在端部が躯体縦枠11の室外に臨む表面11cに連結してあり、躯体縦枠11、柱15及び妻梁14との間に矩形状の側方開口25を構成している。なお、本実施の形態では、左右の側方開口25にそれぞれFIX窓60が取り付けてあり、側方開口25が常時閉塞された状態にある。

0018

さらに、前枠17の両端部には、腕木18よりも上方となる部位にそれぞれ妻垂木19が取り付けてある。妻垂木19は、建物の外壁Wに向けて漸次上方となるように傾斜し、延在端部がそれぞれ垂木掛け13の両端部に連結してある。左右の妻垂木19は、垂木掛け13及び前枠17との間に矩形状の屋根開口26を構成し、かつ躯体縦枠11、腕木18及び前枠17との間にそれぞれ台形状の屋根開口27を構成している。

0019

屋根開口26には、妻垂木19と平行となるように垂木28が設けられるとともに、開口26を閉塞するように屋根パネル22が取り付けてある。屋根パネル22は、屋外構造物10の屋根となるもので、外壁Wから離隔するに従って漸次下方となるように傾斜している。図からも明らかなように、屋根パネル22は、四周の縁部を垂木掛け13、妻垂木19及び前枠17のそれぞれに設けたパネル装着溝17dに挿入することにより、屋根開口26を常時閉塞する状態で取り付けてある。

0020

一方、屋根妻開口27には、屋根妻パネル23が配設してある。屋根妻パネル23は、四周の縁部を妻垂木19、躯体縦枠11、腕木18及び前枠17に設けたパネル収容溝29に挿入することにより、屋根妻開口27を常時閉塞する状態で取り付けてある。腕木18には、その上面にパネル収容溝29が一体に形成してある。これに対して妻垂木19、躯体縦枠11及び前枠17では、パネル収容溝29を有した框部材21を別体に成形し、それぞれの内周側となる周面に框部材21を取り付けることによってパネル収容溝29が設けてある。框部材21は、妻垂木19、躯体縦枠11及び前枠17よりも幅が小さく構成してあり、個々の外方側面21aが、妻垂木19の外方側面19b、躯体縦枠11の外方側面11b及び前枠17の小口端面17fに対して一段退行した位置に配置されている。同様に、腕木18には、パネル収容溝29よりも室外側に位置する部位に、腕木18の外方側面18aよりも一段退行した段状側面18bが設けてある。この段状側面18bは、框部材21の外方側面21aとほぼ同一の平面上に位置している。図からも明らかなように、本実施の形態では、前枠17に設けた框部材(以下、区別する場合に前縦框部材21Aという)の上端部に妻垂木19に設けた框部材(以下、区別する場合に上框部材21Bという)が挿入する形で連結してある。また、上框部材21Bにおいて外壁W側に位置する端部には、その下面に躯体縦枠11に設けた框部材(以下、区別する場合に後縦框部材21Cという)の上端面が当接した状態で連結してある。

0021

上述の屋根パネル22及び屋根妻パネル23としては、ポリカーボネート等の樹脂によって成形した透光性を有する板材を適用している。パネル装着溝17dの内部においては、屋根パネル22の上下両面に対して少なくとも一方にシール部材22aが当接した状態にあり、パネル収容溝29の内部においては、屋根妻パネル23の内外両表面に対して少なくとも一方にシール部材23aが当接した状態にある。屋根パネル22に当接するシール部材22a及び屋根妻パネル23に当接するシール部材23aは、予め成形されたものである。

0022

また、屋外構造物10には、前枠17の小口端面17f及び垂木掛け13の小口端面にそれぞれ端部キャップ30,40が装着してある。

0023

前枠17の端部キャップ(以下、前端部キャップ30という)は、図2図4図7に示すように、前枠17の小口端面17fを覆う前本体カバー部31と、前縦框部材21Aの外方側面21aからパネル収容溝29に隣接する表面までの間を覆う前縦框カバー部32と、妻垂木19の外方側面19bを覆う前側枠カバー部33とを樹脂によって一体に成形したものである。

0024

前本体カバー部31及び前側枠カバー部33は、ほぼ同一の平面上に位置する板状部材である。これに対して前縦框カバー部32は、前本体カバー部31との間及び前側枠カバー部33との間がそれぞれ前周囲カバー部34によって連結してあり、その外表面32aが前本体カバー部31の外表面31a及び前側枠カバー部33の外表面33aよりも一段退行した位置に配置してある。前周囲カバー部34は、妻垂木19の下面19c及び前枠17の外壁Wに臨む表面17gを覆う部分であり、前本体カバー部31及び前側枠カバー部33に対してほぼ直交する方向に延在している。つまり、前本体カバー部31の内表面31bを前枠17の小口端面17fに当接もしくは近接して配置した場合に、前側枠カバー部33の内表面33bが妻垂木19の外方側面19bに当接もしくは近接して配置されるとともに、前縦框カバー部32の内表面32bが前縦框部材21Aの外方側面21aに当接もしくは近接して配置され、前周囲カバー部34の内表面34aが妻垂木19の下面19c及び前枠17の外壁Wに臨む表面17gに当接もしくは近接して配置されるように構成してある。

0025

この前端部キャップ30には、前本体カバー部31の内表面31bにおいて前枠17が当接もしくは近接して配置される部分に一連端部溝30aが形成してある。また、前側枠カバー部33の内表面33b、前縦框カバー部32の内表面32b及び前周囲カバー部34の内表面34aには、妻垂木19及び前縦框部材21Aに対向する部位の縁部に一連のシール溝30bが形成してある。

0026

垂木掛け13の端部キャップ(以下、後端部キャップ40という)は、図2図3図8図10に示すように、垂木掛け13の小口端面を覆う後本体カバー部41と、垂木掛け13の上面13bを覆う後上方カバー部42と、上框部材21B及び後縦框部材21Cの接合部を覆う後框カバー部43と、妻垂木19の外方側面19bを覆う後側枠カバー部44と、躯体縦枠11の外方側面11bを覆う後縦枠カバー部45とを樹脂によって一体に成形したものである。本実施の形態では、後本体カバー部41の上縁及び後側枠カバー部44の上縁にわたって後上方カバー部42が設けてある。

0027

後本体カバー部41、後側枠カバー部44及び後縦枠カバー部45は、ほぼ同一の平面上に位置する板状部材である。これに対して後框カバー部43は、後側枠カバー部44との間及び後縦枠カバー部45との間がそれぞれ後周囲カバー部46によって連結してあり、その外表面43aが後側枠カバー部44の外表面44a及び後縦枠カバー部45の外表面45aよりも一段退行した位置に配置してある。後周囲カバー部46は、妻垂木19の下面19c及び躯体縦枠11の室外に臨む表面11cを覆う部分であり、後側枠カバー部44及び後縦枠カバー部45に対してほぼ直交する方向に延在している。つまり、後本体カバー部41の内表面41aを前枠17の小口端面17fに当接もしくは近接して配置した場合に、後側枠カバー部44の内表面44bが妻垂木19の外方側面19bに当接もしくは近接して配置され、かつ後縦枠カバー部45の内表面45bが躯体縦枠11の外方側面11bに当接もしくは近接して配置される。さらに、後框カバー部43の内表面43bが上框部材21Bの外方側面21a及び後縦框部材21Cの外方側面21aに当接もしくは近接して配置され、後周囲カバー部46が妻垂木19の下面19c及び躯体縦枠11の室外に臨む表面11cに当接もしくは近接して配置されるように構成してある。図からも明らかなように、後框カバー部43の下縁部は、内方に向けてほぼ直角に屈曲している。

0028

この後端部キャップ40には、後本体カバー部41の内表面41aにおいて垂木掛け13に対向する部位の縁部、妻垂木19に対向する部位の縁部、上框部材21Bに対向する部位の縁部、躯体縦枠11に対向する部位の縁部に一連のシール台部40aが形成してある。また、垂木掛け13の小口端面に対向する部位には、垂木掛け13に挿入することによって相対的な位置決めを行う位置決め突条40bが複数突出するように設けてある。

0029

また、後端部キャップ40には、後本体カバー部41に溝状凹部70が設けてあるとともに、後上方カバー部42に上方溝状凹部71が設けてある。溝状凹部70は、後本体カバー部41の外表面41bにおいて外壁W側の縁部に形成した凹所であり、後本体カバー部41の外表面41b及び外壁W側の縁部に開口している。この溝状凹部70は、垂木掛け13のシール溝13a及び躯体縦枠11のシール溝11aと同じ幅を有しており、後端部キャップ40を垂木掛け13の小口端面に取り付けた場合に、垂木掛け13のシール溝13a及び躯体縦枠11のシール溝11aの延長上に位置するように対応して設けてある。上方溝状凹部71は、後上方カバー部42の上面において外壁W側の縁部に形成した凹所であり、後上方カバー部42の上面及び外壁W側の縁部に開口している。この上方溝状凹部71は、後本体カバー部41の溝状凹部70と同一の幅を有し、かつ溝状凹部70に連続している。これら溝状凹部70及び上方溝状凹部71は、後本体カバー部41や後上方カバー部42の板厚に対してそれぞれほぼ1/2の深さを有するように形成してある。

0030

さらに、後端部キャップ40には、外表面に折り取り線47が形成してある。折り取り線47は、後本体カバー部41と後縦枠カバー部45との境界から後側枠カバー部44と後周囲カバー部46との境界となる部分にわたって溝状の切欠を形成することにより、後端部キャップ40の板厚を減少させた部分である。この折り取り線47を備える後端部キャップ40部は、カッター等の切断工具を用いることにより、現場においても、後本体カバー部41、後上方カバー部42及び後側枠カバー部44から成る上方キャップ部40Aと、後縦枠カバー部45、後周囲カバー部46及び後框カバー部43から成る下方キャップ部40Bとに容易に分断することが可能である。

0031

上記のように構成した屋外構造物10では、図1(b)に示すように、建物の外壁Wに躯体縦枠11、根太掛け12及び垂木掛け13を取り付けた後、躯体縦枠11及び垂木掛け13に対して左右の腕木18及び妻垂木19を取り付け、さらに腕木18及び妻垂木19の相互間に前枠17を設けることで屋根構造体の骨格が構成される。この状態から、前枠17の両小口端面17fに前端部キャップ30が取り付けられるとともに、垂木掛け13の両小口端面に後端部キャップ40が取り付けられる。このとき、前端部キャップ30のシール溝30bに予めシール材を塗布しておき、かつ後端部キャップ40のシール台部40aに予めシール材を塗布しておけば、それぞれの端部キャップ30,40を取り付けることにより、屋根構造体のシール性を確保することが可能となる。

0032

すなわち、前端部キャップ30においては、前本体カバー部31によって前枠17の小口端面17fが閉塞される。さらに前側枠カバー部33によって前枠17と妻垂木19との接合部がシールされるとともに、前縦框カバー部32及び前周囲カバー部34によって前枠17と前縦框部材21Aとの接合部、妻垂木19と前縦框部材21Aとの接合部、上框部材21Bと前縦框部材21Aとの接合部、前縦框部材21Aと腕木18との接合部がそれぞれシールされることになる。従って、前端部キャップ30を取り付けた後においては、これらの接合部に対して個別にシール材を塗布する作業を行う必要がなくなり、屋根構造体を組み立てる作業を煩雑化することなくシール性を確保することが可能となる。

0033

同様に、後端部キャップ40においては、後本体カバー部41によって垂木掛け13の小口端面が閉塞される。さらに、後本体カバー部41、後上方カバー部42及び後側枠カバー部44によって垂木掛け13と妻垂木19との接合部、垂木掛け13と躯体縦枠11との接合部がシールされるとともに、後框カバー部43及び後周囲カバー部46によって妻垂木19と上框部材21Bとの接合部、躯体縦枠11と後縦框部材21Cとの接合部、上框部材21Bと後縦框部材21Cとの接合部がそれぞれシールされることになる。従って、後端部キャップ40を取り付けた後においては、これらの接合部に対して個別にシール材を塗布する作業を行う必要がなくなり、屋根構造体を組み立てる作業を煩雑化することなくシール性を確保することが可能となる。

0034

さらに、後端部キャップ40を取り付けた後においては、垂木掛け13のシール溝13a、後端部キャップ40の上方溝状凹部71、溝状凹部70、躯体縦枠11のシール溝11aに対してシール材Sを連続して塗布すれば、建物の外壁Wと屋外構造物10との間にシール性を確保することができる。このとき、垂木掛け13のシール溝13a、後端部キャップ40の上方溝状凹部71、溝状凹部70、躯体縦枠11のシール溝11aは、いずれも建物の外壁Wとの間に断面が矩形状となるように構成したものである。従って、シール材Sを塗布する際に三角シールを形成する必要がなくなるため、煩雑な作業を要することなく十分なシール性を確保することができる。しかも、シール材Sを塗布していない状態においては、垂木掛け13の上面13bにシール溝13aが、躯体縦枠11の外方側面11bにシール溝11aが、後端部キャップ40の表面に上方溝状凹部71及び溝状凹部70が、それぞれ凹部として露出することになるため、目視によってこれを容易に確認することができ、シール材の塗布作業を忘れる事態を防止することも可能となる。

0035

なお、上述した実施の形態では、躯体縦枠11、腕木18及び屋根妻パネル23を有したテラス囲いと称される屋外構造物10に適用された屋根構造体を例示しているが、本発明は必ずしもこれに限定されず、躯体縦枠11、腕木18及び屋根妻パネル23を有していない屋根構造体に対しても後端部キャップ40を適用することが可能である。この場合には、カッターを用いて折り取り線47から下方キャップ部を切断すれば良く、現場においても対応することが可能である。

0036

また、上述した実施の形態では、後上方カバー部42を有した後端部キャップ40を例示しているが、後上方カバー部42は必ずしも設ける必要はない。

0037

以上のように、本発明に係る端部キャップは、左右に延在する状態で建物の外壁に取り付けられた横枠と、前記外壁から突出するように延在し、前記外壁側の端部が前記横枠の端部に連結された側枠とを備え、前記横枠において前記外壁側の上方縁部に設けられたシール溝にシール材を塗布することにより前記外壁と前記横枠との間がシールされる屋根構造体の端部キャップであって、前記横枠の小口端面を覆う本体カバー部を有し、前記本体カバー部の外表面には、前記外壁側の縁部において前記横枠のシール溝に対応した部位に上下に沿い、かつ前記外壁側及び前記外表面に開口する溝状凹部が設けられていることを特徴としている。

0038

この発明によれば、本体カバー部の外表面に設けられた溝状凹部にシール材を塗布すれば良く、三角シールを形成する必要がないため、容易な作業でシール性を確保することができる。しかも、シール材を塗布していない場合には、本体カバー部の外表面に溝状凹部が露出した状態となるため、目視によって容易に確認することができ、シール材の塗布作業を忘れる事態を防止することも可能となる。

0039

また本発明は、上述した端部キャップにおいて、前記本体カバー部には、前記横枠の上面を覆う上方カバー部が一体に設けられ、前記上方カバー部の上面には、前記溝状凹部に連続する部位に、前記外壁側及び前記上面に開口する上方溝状凹部が設けられていることを特徴としている。

0040

この発明によれば、上方カバー部の上面に上方溝状凹部が設けられているため、溝状凹部に塗布したシール材が端部キャップの上面まで連続するようになり、横枠のシール溝に塗布したシール材との連続性をより確実なものとすることができる。

0041

また、本発明に係る端部キャップは、建物の外壁から突出するように延在した側枠と、左右に延在する状態で端部が前記側枠の端部に連結された横枠と、前記側枠の下面に取り付けられた上框部材と、上下に沿って延在し、上端部が前記上框部材の端部に連結された縦框部材と、を備え、前記上框部材及び前記縦框部材を介してパネルを支持した屋根構造体の端部キャップであって、前記横枠の小口端面を覆う本体カバー部と、前記上框部材及び前記縦框部材の接合部を覆う框カバー部とが一体に設けられていることを特徴としている。

0042

この発明によれば、横枠の小口端面を覆うことによって上框部材及び縦框部材の接合部が同時に覆われるため、框カバー部にシール材を塗布しておくことで、上框部材及び縦框部材の接合部についてもシール性を確保することができるようになり、組立作業を容易化することができる。

0043

また本発明は、上述した端部キャップにおいて、前記本体カバー部には、前記側枠の外方側面を覆う側枠カバー部が一体に設けられていることを特徴としている。

0044

この発明によれば、横枠の小口端面を覆うことによって横枠及び側枠の接合部も同時に覆われるため、側枠カバー部にシール材を塗布しておくことで、横枠及び側枠の接合部についてもシール性を確保することができるようになる。

0045

また本発明は、上述した端部キャップにおいて、前記側枠の端部には、上下に沿って延在する縦枠の上端部が連結されており、前記本体カバー部には、縦枠の外方側面を覆う縦枠カバー部が一体に設けられていることを特徴としている。

0046

この発明によれば、横枠の小口端面を覆うことによって縦枠の外方側面も同時に覆われるため、縦枠カバー部にシール材を塗布しておくことで、横枠及び縦枠の接合部についてもシール性を確保することができるようになる。

0047

また本発明は、上述した端部キャップにおいて、前記横枠は、前記建物の前記外壁に取り付けられ、前記外壁側の上方縁部にシール溝を有するとともに、シール溝に前記外壁との間のシールを行うシール材が塗布されたものであり、前記本体カバー部の外表面には、前記外壁側の縁部において前記横枠のシール溝に対応した部位に上下に沿い、かつ前記外壁側及び前記外表面に開口する溝状凹部が設けられていることを特徴としている。

0048

この発明によれば、本体カバー部の外表面に設けられた溝状凹部にシール材を塗布すれば良く、三角シールを形成する必要がないため、容易な作業でシール性を確保することができる。しかも、シール材を塗布していない場合には、本体カバー部の外表面に溝状凹部が露出した状態となるため、目視によって容易に確認することができ、シール材の塗布作業を忘れる事態を防止することも可能となる。

0049

また、本発明に係る屋根構造体は、上述した端部キャップを前記横枠の端部に取り付けたことを特徴としている。

0050

この発明によれば、上述の効果を奏する屋根構造体を提供することが可能となる。

0051

10屋外構造物、11躯体縦枠、11b外方側面、13垂木掛け、13aシール溝、17前枠、17f 小口端面、19妻垂木、19b 外方側面、19c 下面、21A 前縦框部材、21B上框部材、21C 後縦框部材、30前端部キャップ、31 前本体カバー部、31a外表面、32 前縦框カバー部、33前側枠カバー部、40後端部キャップ、41 後本体カバー部、41b 外表面、42 後上方カバー部、43 後框カバー部、44後側枠カバー部、45 後縦枠カバー部、70溝状凹部、71 上方溝状凹部、Sシール材、W 外壁

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