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図面 (20)

課題

解決手段

キレート剤および受容体リガンドを含む、エストロゲン受容体とカンナビノイド受容体の間のクロストークに用いる組成物を提供する。その組成物を合成する方法も提供する。その組成物は、さらに、治療または分子イメージングに用いる医薬製剤またはキットにおいて調合することができる。

概要

背景

現在、病状の判断は、コンピュータ断層撮影(computed tomography, CT)、磁気共鳴イメージング(magnetic resonance imaging,MRI)、X線、または超音波に頼っている。これらの診断法は、形態的情報(サイズ、形状)と解剖情報を提供する。画像診断法の他に、治療評価項目は、ほぼ独占的に、一般的な異機種間プロセスの顕微鏡写真を提供する分子および病理組織学的な方法による生検分析に頼っている。しかしながら、これらの予測ツールは、細胞標的情報を提供しないため、治療効果の評価は最適のものではない。

放射標識された生化学化合物を開発して分子経路を理解することにより、医薬品開発における核分子イメージング研究の使用が拡張された。ポジトロン断層撮影(positron emission tomography, PET)および単一光子放射断層撮影(single photon emission computed tomography,SPECT)は、放射線医薬品を使用して、標的部位活性(例えば、血管形成メタボリズム(metabolism)、低酸素症アポトーシス(apoptosis)、および増殖)を撮像マッピング、および測定する。PETおよびSPECT薬剤は、検出可能な薬理作用がないため、マイクロドーズ(micro-dosing)薬剤としても知られている。[18F]フルオロデオキシグルコース(fluorodeoxyglucose,FDG)は、PETの代表的な存在であり、CTおよびMRIと相補的で、気付いていない遠隔転移(distant metastases)を検出することができる。PET FDGは、様々な腫瘍診断する時にCTおよびMRIの所見と一致するが、FDGには欠点もある。例えば、相当量(>95%)のFDGをミトコンドリア分画濃縮すると、炎症/感染と腫瘍再発の間で明白な偽陽性病変になる。また、FDGは、治療反応予測に対して正確な情報を提供することができない。そのため、治療指標(therapeutic indication)を提供することのできるFDGを超える放射線医薬品を開発することができる。

概要

エストロゲン受容体カンナビノイド受容体の間のクロストークに用いる組成物を提供する。キレート剤および受容体リガンドを含む、エストロゲン受容体とカンナビノイド受容体の間のクロストークに用いる組成物を提供する。その組成物を合成する方法も提供する。その組成物は、さらに、治療または分子イメージングに用いる医薬製剤またはキットにおいて調合することができる。A

目的

画像診断法の他に、治療の評価項目は、ほぼ独占的に、一般的な異機種間プロセスの顕微鏡写真を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

請求項2

前記キレート剤が、窒素含有テトラアザ環である請求項1に記載の組成物。

請求項3

前記窒素含有テトラアザ環が、サイクラム、サイクレン、サイクラム−カルボン酸、またはサイクレン−カルボン酸である請求項2に記載の組成物。

請求項4

前記受容体リガンドが、エストロゲンリガンドまたは抗エストロゲンリガンドである請求項1に記載の組成物。

請求項5

前記エストロゲンリガンドが、エストラジオールエストロンエストリオール、およびクロミフェンからなる群から選択された少なくとも1つである、請求項4に記載の組成物。

請求項6

前記抗エストロゲンリガンドが、非ステロイド性タモキシフェントレミフェンラロキシフェン、およびアミノグルテチミドからなる群から選択された少なくとも1つである、請求項4に記載の組成物。

請求項7

前記受容体リガンドが、スペーサーヒドロキシ基を有する請求項1に記載の組成物。

請求項8

金属イオンをさらに含む請求項1に記載の組成物。

請求項9

前記金属イオンが、放射性核種非放射性金属、またはその組み合わせである請求項8に記載の組成物。

請求項10

前記放射性核種が、99mTc、67,68Ga、60,61,62,64,67Cu、111In、166Ho、186,188Re、90Y、177Lu、223Ra、225Ac、89Zr、117mSn、153Sm、89Sr、59Fe、212Bi、211At、45Ti、またはその組み合わせである請求項9に記載の組成物。

請求項11

前記非放射性金属が、Tc、Sn、Cu、In、Tl、Ga、As、Re、Ho、Y、Sm、Se、Sr、Gd、Bi、Fe、Mn、Lu、Co、Pt、Ca、Rh、Eu、Tb、またはその組み合わせである請求項9に記載の組成物。

請求項12

前記組成物が、99mTc−サイクラム−タモキシフェン類縁体または99mTc−サイクレン−タモキシフェン類縁体である請求項8に記載の組成物。

請求項13

請求項1〜12のいずれか1項に記載の組成物を含むキット

請求項14

エポキシドを用いて受容体リガンドをキレート剤に共役させることを含む、請求項1〜12のいずれか1項に記載の組成物の合成方法

請求項15

前記キレート剤が窒素含有テトラアザ環であり、前記受容体リガンドは、前記エポキシドを用いて前記テトラアザ環に共役される、請求項14に記載の組成物の合成方法。

請求項16

前記エポキシドが、前記受容体リガンドの脂肪族鎖に付着した請求項15に記載の組成物の合成方法。

請求項17

請求項1〜12のいずれか1項に記載の前記組成物を含む、癌、関節リウマチ骨粗鬆症アテローム性動脈硬化症、または子宮内膜組織撮像するためのイメージング用キット。

請求項18

撮像が、ガンマ線撮像、PET撮像、PET/CT撮像、SPECT撮像、SPECT/CT撮像、PET/MRI撮像、SPECT/MRI撮像、またはハイブリッド撮像である、請求項17に記載の癌、関節リウマチ、骨粗鬆症、アテローム性動脈硬化症、または子宮内膜組織を撮像するためのイメージング用キット。

請求項19

造影剤量が前記キットにおいて定義される、請求項17に記載の癌、関節リウマチ、骨粗鬆症、アテローム性動脈硬化症、または子宮内膜組織を撮像するためのイメージング用キット。

請求項20

請求項1〜12のいずれか1項に記載の前記組成物を活性剤として含む、癌、関節リウマチ、骨粗鬆症、アテローム性動脈硬化症、または子宮内膜組織の治療のための医療組成物。

技術分野

0001

本発明は、組成物に関するものであり、特に、エストロゲン受容体(estrogen receptors,ER)とカンナビノイド受容体(cannabinoid receptors,CBR)の間のクロストーク(cross talk)に用いる組成物、それを合成する方法、キット、およびそれを用いた癌撮像のためのイメージング用キットおよび癌治療のための医薬組成物に関するものである。

背景技術

0002

現在、病状の判断は、コンピュータ断層撮影(computed tomography, CT)、磁気共鳴イメージング(magnetic resonance imaging,MRI)、X線、または超音波に頼っている。これらの診断法は、形態的情報(サイズ、形状)と解剖情報を提供する。画像診断法の他に、治療評価項目は、ほぼ独占的に、一般的な異機種間プロセスの顕微鏡写真を提供する分子および病理組織学的な方法による生検分析に頼っている。しかしながら、これらの予測ツールは、細胞標的情報を提供しないため、治療効果の評価は最適のものではない。

0003

放射標識された生化学化合物を開発して分子経路を理解することにより、医薬品開発における核分子イメージング研究の使用が拡張された。ポジトロン断層撮影(positron emission tomography, PET)および単一光子放射断層撮影(single photon emission computed tomography,SPECT)は、放射線医薬品を使用して、標的部位活性(例えば、血管形成メタボリズム(metabolism)、低酸素症アポトーシス(apoptosis)、および増殖)を撮像、マッピング、および測定する。PETおよびSPECT薬剤は、検出可能な薬理作用がないため、マイクロドーズ(micro-dosing)薬剤としても知られている。[18F]フルオロデオキシグルコース(fluorodeoxyglucose,FDG)は、PETの代表的な存在であり、CTおよびMRIと相補的で、気付いていない遠隔転移(distant metastases)を検出することができる。PET FDGは、様々な腫瘍診断する時にCTおよびMRIの所見と一致するが、FDGには欠点もある。例えば、相当量(>95%)のFDGをミトコンドリア分画濃縮すると、炎症/感染と腫瘍再発の間で明白な偽陽性病変になる。また、FDGは、治療反応予測に対して正確な情報を提供することができない。そのため、治療指標(therapeutic indication)を提供することのできるFDGを超える放射線医薬品を開発することができる。

発明が解決しようとする課題

0004

したがって、本発明は、エストロゲン受容体(ER)とカンナビノイド受容体(CBR)の間のクロストークに用いる組成物、およびそれを合成する新規の方法を提供する。組成物は、さらに、治療または分子イメージングに用いる医薬製剤又はキット(kit)において調合することができる。

課題を解決するための手段

0005

本発明は、キレート剤および受容体リガンドを含む、エストロゲン受容体とカンナビノイド受容体の間のクロストークに用いる組成物を提供する。

0006

本発明の1つの実施形態において、キレート剤は、窒素含有テトラアザ環(tetraazacyclic ring)である。

0007

本発明の1つの実施形態において、窒素含有テトラアザ環は、サイクラム(cyclam)、サイクレン(cyclen)、サイクラム−カルボン酸、またはサイクレン−カルボン酸である。

0008

本発明の1つの実施形態において、受容体リガンドは、エストロゲンリガンドまたは抗エストロゲンリガンドである。

0009

本発明の1つの実施形態において、エストロゲンリガンドは、エストラジオール(estradiol)、エストロン(estrone)、エストリオール(estriol)、およびクロミフェン(clomiphene)からなる群から選択された少なくとも1つを含む。

0010

本発明の1つの実施形態において、抗エストロゲンリガンドは、非ステロイド性タモキシフェン(non-steroidal tamoxifen)、トレミフェン(torimiphene)、ラロキシフェン(raloxifen)、およびアミノグルテチミド(aminoglutethimide)からなる群から選択された少なくとも1つを含む。

0011

本発明の1つの実施形態において、受容体リガンドは、スペーサーヒドロキシ基を有する。

0012

本発明の1つの実施形態において、組成物は、さらに、金属イオンを含む。

0013

本発明の1つの実施形態において、金属イオンは、放射性核種非放射性金属、またはその組み合わせである。

0014

本発明の1つの実施形態において、放射性核種は、99mTc、67,68Ga、60,61,62,64,67Cu、111In、166Ho、186,188Re、90Y、177Lu、223Ra、225Ac、89Zr、117mSn、153Sm、89Sr、59Fe、212Bi、211At、45Ti、またはその組み合わせである。

0015

本発明の1つの実施形態において、非放射性金属は、テクネチウムイオン(Tc)、スズイオン(Sn)、銅イオン(Cu)、インジウムイオン(In)、タリウムイオン(Tl)、ガリウムイオン(Ga)、ヒ素イオン(As)、レニウムイオン(Re)、ホルミウムイオン(Ho)、イットリウムイオン(Y)、サマリウムイオン(Sm)、セレンイオン(Se)、ストロンチウムイオン(Sr)、ガドリニウムイオン(Gd)、ビスマスイオン(Bi)、鉄イオン(Fe)、マンガンイオン(Mn)、ルテチウムイオン(Lu)、コバルトイオン(Co)、白金イオン(Pt)、カルシウムイオン(Ca)、ロジウムイオン(Rh)、ユーロピウムイオン(Eu)、およびテルビウムイオン(Tb)、またはその組み合わせである。

0016

本発明の1つの実施形態において、組成物は、99mTc−サイクラム−タモキシフェン類縁体または99mTc−サイクレン−タモキシフェン類縁体である。

0017

本発明は、また、上述した組成物を含むキット(kit)を提供する。

0018

本発明は、さらに、エポキシドを用いて受容体リガンドをキレート剤に共役させることによる、上述した組成物の合成方法を提供する。

0019

本発明の1つの実施形態において、キレート剤は窒素含有テトラアザ環であり、受容体リガンドは、エポキシドを用いてテトラアザ環に共役される。

0020

本発明の1つの実施形態において、エポキシドは、受容体リガンドの脂肪族鎖に付着する。

0021

本発明は、さらに、上述した組成物を含む癌、関節リウマチ骨粗鬆症アテローム性動脈硬化症、または子宮内膜組織を撮像するためのイメージング用キットを提供する。

0022

本発明の1つの実施形態において、撮像は、ガンマ線撮像(gamma imaging)、PET撮像、PET/CT撮像、SPECT撮像、SPECT/CT撮像、PET/MRI撮像、SPECT/MRI撮像、またはハイブリッド撮像である。

0023

本発明の1つの実施形態において、造影剤量(imaging dose)は、キットにおいて定義される。

0024

本発明は、さらに、上述した組成物を活性剤として含む癌、関節リウマチ、骨粗鬆症、アテローム性動脈硬化症、または子宮内膜組織の治療のための医薬組成物を提供する。

発明の効果

0025

以上のように、本発明は、エストロゲン受容体とカンナビノイド受容体の間のクロストークに用いる組成物を提供する。ヒドロキシ基は、最終生成物に組み込まれる。本発明の組成物は、保護されたキレート剤を使用して、エポキシ化受容体リガンドを反応させ、キレート剤−受容体リガンド複合体を形成する。技術プラットフォームは、拮抗薬(antagonist)と作動薬(agonist)を共役させ、様々な形態の疾患における効果を視察することに利用することができる。また、組成物は、さらに、本分野の技術者にとって周知の化学手順を使用して、医薬製剤およびキットにおいて調合することができる。また、保護基を受容体リガンドに追加する必要性を除去し、処理効率最終生成品純度を上げることのできる組成物の合成方法も提供する。また、本発明の組成物は、疾患に関するエストロゲン受容体およびカンナビノイド受容体を撮像または治療するために使用することができる。

0026

本発明の上記および他の目的、特徴、および利点をより分かり易くするため、図面と併せた幾つかの実施形態を以下に説明する。

図面の簡単な説明

0027

添付図面は、本発明の原理がさらに理解されるために含まれており、本明細書に組み込まれ、且つその一部を構成するものである。図面は、本発明の実施形態を例示しており、説明とともに、本発明の原理を説明する役割を果たしている。

0028

図1Aは、本発明の実施例1で合成された化合物1の1H−NMRスペクトルを示したものである。
図1Bは、本発明の実施例1で合成された化合物2の1H−NMRスペクトルを示したものである。
図1Cは、本発明の実施例1で合成された化合物3の1H−NMRスペクトルを示したものである。
図1Dは、本発明の実施例1で合成された化合物SC−05−K−1の1H−NMRスペクトルを示したものである。
図1Eは、本発明の実施例1で合成された化合物SC−05−K−1の13C−NMRスペクトルを示したものである。
図1Fは、本発明の実施例1で合成された化合物SC−05−K−1の1H−,1H COSY NMRスペクトルを示したものである。
図1Gは、本発明の実施例1で合成された化合物SC−05−K−1の1H−,13C HSQCNMRスペクトルを示したものである。図1Hは、本発明の実施例1で合成された化合物SC−05−K−1の1H−,13C HMBCNMRスペクトルを示したものである。
図1Hは、本発明の実施例1で合成された化合物SC−05−K−1の1H−,13C HMBC NMRスペクトルを示したものである。
図1Iは、本発明の実施例1で合成された化合物SC−05−K−1のLC−MSスペクトルを示したものである。
図1Jは、本発明の実施例1で合成された化合物SC−05−K−1のHPLCスペクトルを示したものである。
図1Kは、本発明の実施例2において合成された組成物99mTc−SC−05−K−1の放射化学純度を示したものである。
図1Lは、本発明の実施例2において合成された組成物99mTc−SC−05−K−1の放射化学純度を示したものである。
図1Mは、本発明の実施例2において合成された組成物99mTc−SC−05−K−1の標識効率を示したものである。
図2Aは、本発明の実施例3で合成された化合物5の1H−NMRスペクトルを示したものである。
図2Bは、本発明の実施例3で合成された化合物6の1H−NMRスペクトルを示したものである。
図2Cは、本発明の実施例3で合成された化合物SC−05−L−1の1H−NMRスペクトルを示したものである。
図2Dは、本発明の実施例3で合成された化合物SC−05−L−1の13C−NMRスペクトルを示したものである。
図2Eは、本発明の実施例3で合成された化合物SC−05−L−1の1H−,1H COSY NMRスペクトルを示したものである。
図2Fは、本発明の実施例3で合成された化合物SC−05−L−1の1H−,13C HSQC NMRスペクトルを示したものである。
図2Gは、本発明の実施例3で合成された化合物SC−05−L−1の1H−,13C HMBC NMRスペクトルを示したものである。
図2Hは、本発明の実施例3で合成された化合物SC−05−L−1のLC−MSスペクトルを示したものである。
図2Iは、本発明の実施例3で合成された化合物SC−05−L−1のHPLCスペクトルを示したものである。
図2Jは、本発明の実施例4において合成された組成物99mTc−SC−05−L−1の放射化学純度を示したものである。
図2Kは、本発明の実施例4において合成された組成物99mTc−SC−05−L−1の放射化学純度を示したものである。
図2Lは、本発明の実施例4において合成された組成物99mTc−SC−05−L−1の標識効率を示したものである。
図2Mは、本発明の実施例4において合成された組成物99mTc−SC−05−L−1の標識効率を示したものである。
図2Nは、本発明の実施例2において合成された組成物99mTc−SC−05−L−1のインビトロ(in vitro)安定性を示したものである。
図2Oは、本発明の実施例2において合成された組成物99mTc−SC−05−L−1のインビトロ(in vitro)安定性を示したものである。
図3Aは、本発明の実施例実施例4において合成された組成物99mTc−SC−05−L−1のMCF−7細胞取り込みおよびブロッキング研究を示したものである。
図3Bは、本発明の実施例2において合成された組成物99mTc−SC−05−K−1のMCF−7細胞取り込みおよびブロッキング研究を示したものである。
図4Aは、本発明の実施例実施例4において合成された組成物99mTc−SC−05−L−1のOVCAR3細胞およびTOV−112D細胞取り込み研究を示したものである。
図4Bは、本発明の実施例2において合成された組成物99mTc−SC−05−K−1のOVCAR3細胞およびTOV−112D細胞取り込み研究を示したものである。
図5は、本発明の実施例2において合成された組成物99mTc−SC−05−L−1のOVCAR3細胞およびTOV−112D細胞取り込みおよびブロッキング研究を示したものである。
図6は、本発明のリンパ腫細胞に対する組成物SC−05−L−1および組成物SC−05−K−1の効果を示したものである。
図7Aは、本発明の実施例3において合成された組成物SC−05−L−1のインビトロ抗癌研究を示したものである。
図7Bは、本発明の実施例3において合成された組成物SC−05−L−1のインビトロ抗癌研究を示したものである。
図8Aは、本発明の実施例1および実施例3において合成された化合物SC−05−K−1および化合物SC−05−L−1のインビトロ抗癌研究を示したものである。
図8Bは、本発明の実施例1および実施例3において合成された化合物SC−05−K−1および化合物SC−05−L−1のインビトロ抗癌研究を示したものである。

0029

以下、添付の図面を例として、本発明の実施形態を詳細に説明する。各図面において、同一の、または類似する構成要素には、同一の参照番号を使用する。

0030

エストロゲン受容体陽性(estrogen receptor-positive,ER+)経路活性化系の評価は、ホルモン依存性疾患管理の基礎である。ER+患者は、内分泌療法に対する反応が良く、陰性のER患者の2倍生き延びている。しかしながら、抗エストロゲン薬に対する腫瘍対抗性は、予測することができない。薬剤抵抗性は、おそらく腫瘍による取り込み不良または遅延に起因する。選択的エストロゲン受容体調節薬(selective estrogen receptor modulator, SERM)は、 エストロゲン受容体と(ER)カンナビノイド受容体(CBR)経路系の間にクロストークを生成することができる。SERMベースの薬が能動輸送方法としてCBRを使用しているかどうかを識別することにより、ERに対する薬剤の結合ポケット(binding pocket)を強めることができるため、薬剤抵抗性を克服できる可能性がある。したがって、本発明は、キレート剤および受容体リガンドを含む、エストロゲン受容体とカンナビノイド受容体の間のクロストークに用いる組成物を提供する。

0031

いくつかの実施形態において、キレート剤は、例えば、窒素含有テトラアザ環であってもよい。具体的に説明すると、窒素含有テトラアザ環は、例えば、サイクラム、サイクレン、サイクラム−カルボン酸、またはサイクレン−カルボン酸であってもよいが、本発明はこれに限定されない。

0032

いくつかの実施形態において、受容体リガンドは、例えば、エストロゲンリガンドまたは抗エストロゲンリガンドであってもよい。いくつかの実施形態において、エストロゲンリガンドは、例えば、エストラジオール、エストロン、エストリオール、およびクロミフェンからなる群から選択された少なくとも1つであってよい。いくつかの別の実施形態において、抗エストロゲンリガンドは、例えば、非ステロイド性タモキシフェン、トレミフェン、ラロキシフェン、およびアミノグルテチミドからなる群から選択された少なくとも1つであってよい。しかしながら、本発明はこれに限定されない。いくつかの実施形態において、受容体リガンドは、下記に詳しく説明するスペーサーヒドロキシ基を有する。

0033

いくつかの実施形態において、組成物は、さらに、金属イオンを含む。具体的に説明すると、金属イオンは、例えば、放射性核種、非放射性金属、またはその組み合わせであってもよい。いくつかの実施形態において、放射性核種は、例えば、99mTc、67,68Ga、60,61,62,64,67Cu、111In、166Ho、186,188Re、90Y、177Lu、223Ra、225Ac、89Zr、117mSn、153Sm、89Sr、59Fe、212Bi、211At、45Ti、またはその組み合わせであってもよい。いくつかの別の実施形態において、非放射性金属は、例えば、テクネチウムイオン(Tc)、スズイオン(Sn)、銅イオン(Cu)、インジウムイオン(In)、タリウムイオン(Tl)、ガリウムイオン(Ga)、ヒ素イオン(As)、レニウムイオン(Re)、ホルミウムイオン(Ho)、イットリウムイオン(Y)、サマリウムイオン(Sm)、セレンイオン(Se)、ストロンチウムイオン(Sr)、ガドリニウムイオン(Gd)、ビスマスイオン(Bi)、鉄イオン(Fe)、マンガンイオン(Mn)、ルテチウムイオン(Lu)、コバルトイオン(Co)、白金イオン(Pt)、カルシウムイオン(Ca)、ロジウムイオン(Rh)、ユーロピウムイオン(Eu)、およびテルビウムイオン(Tb)、またはその組み合わせであってもよい。しかしながら、本発明はこれに限定されない。本発明のある特定の実施形態において、組成物は、99mTc−サイクラム−タモキシフェン類縁体であってもよい。本発明の別の特定の実施形態において、組成物は、99mTc−サイクレン−タモキシフェン類縁体であってもよい。

0034

言及すべきこととして、本発明の組成物を使用することにより、細胞表面CBRを介してER+を識別することができる。放射標識されたER+リガンドは、癌の出現および再出現に対するER+組織取り込みを定量化することができるだけでなく、治療に対して最適な反応を示す患者を選択して、抵抗性が生じた時に治療を中断することもできる。つまり、組成物の構造により、組成物は、ERに対する薬剤の結合ポケットを強めることができ、それにより、薬剤抵抗性を克服することができる。

0035

本発明は、さらに、組成物を合成する方法を提供する。以下、合成方法のステップについて詳しく説明するが、本発明はこれに限定されない。

0036

いくつかの実施形態において、受容体リガンドは、例えば、エポキシドを用いて四環に共役される。つまり、エポキシドは、受容体リガンドの脂肪族鎖に付着する。いくつかの実施形態において、受容体リガンドは、例えば、クロミフェン、タモキシフェン、ラロキシフェン、およびアミノグルテチミドの非ステロイド性誘導体を含むエストロゲン作用、エストロゲン拮抗薬、またはアロマターゼ阻害薬であってもよい。本発明のある特定の実施形態において、抗エストロゲンは、タモキシフェンであってもよいが、本発明はこれに限定されない。具体的に説明すると、有機溶媒中で塩素化エポキシド(スペーサー)と脂肪族ヒドロキシル化タモキシフェンを反応させることにより、エポキシド−タモキシフェンを生成する。この場合、受容体リガンドは、タモキシフェン、選択的エストロゲン受容体調節薬(SERM)であり、エストロゲン受容体とカンナビノイド受容体経路系の間にクロストークを生成することができるが、本発明はこれに限定されない。そして、エポキシド−タモキシフェンとカップリング剤を含む保護されたテトラアザ環キレート剤を反応させる。そのため、ヒドロキシ基は、最終生成品中のキレート剤−タモキシフェン複合体に位置する。いくつかの実施形態において、テトラアザ環キレート剤は、例えば、サイクラムであっても、またはサイクレンであってもよい。しかし、本発明はこれに限定されない。注意すべきこととして、ヒドロキシル基は、受容体リガンドの脂肪族鎖に位置する。明確に理解できるよう、スキーム1は、下記に示したサイクラムまたはサイクレンに共役された受容体リガンド(R)を示す概略図を示す。

0037

0038

いくつかの実施形態において、ジメチルホルムアミドジメチルスルホキシドジオキサンメタノールエタノールヘキサン塩化メチレンアセトニトリルテトラヒドロフラン、またはその混合物等の有機溶媒中で、混合方法を実行してもよい。別の実施形態において、水性溶媒中で、混合方法を実行してもよい。いくつかの実施形態において、例えば、tert−ブチルまたはベンジル基でキレート剤の窒素基のうちの1つ、2つ、または3つを保護してもよく、あるいは保護しなくてもよい。

0039

いくつかの実施形態において、本発明の方法は、さらに、少なくとも1つの精製ステップを含んでもよい。本分野における技術者にとって周知の任意の方法で、本発明の任意の化合物を精製することができる。本分野における技術者であれば、このような方法、およびこれらの方法をいつ使用できるかを熟知している。例えば、特定の化合物に達することを目的とする複数ステップの合成において、毎回の合成ステップの後に、数回のステップの後に、合成中の様々な時点で、および/または合成の最後で、精製ステップを実行することができる。いくつかの実施形態において、1つまたはそれ以上の精製ステップは、シリカゲルカラムクロマトグラフィー高速液体クロマトグラフィー(high-performance liquid chromatography,HPLC)、および液体クロマトグラフィー(liquid chromatography, LC)からなる群より選択される技術を含む。特定の実施形態において、精製方法は、特に、サイズ排除クロマトグラフィー(size exclusion chromatography)および/または透析法を除外する。注意すべきこととして、有機溶媒において組成物を合成する方法および保護基の使用は、通常、組成物の精製を改善する。保護基の設置は、合成中の中間物の様々な官能基を保護することを許可し、これらの中間物の精製を容易にする。有機溶媒を使用する精製の様々な方法は、例えば、造影剤等の所望の化合物の分離および隔離を可能にし、不純物が非常に少ない。そのため、より効率的な方法で高純度の部位特異的複合体(site-specific conjugate)を得ることのできる有機合成技術を開発することができる。

0040

本発明のある特定の実施形態において、下記のスキーム2およびスキーム3に示した合成手段を使用して、1つの窒素基中でヒドロキシル化タモキシフェンをサイクラムおよびサイクレンに共役させる。この場合、ヒドロキシ基は、最終生成品に組み込まれる。保護されたキレート剤を使用して、エポキシ化タモキシフェンを反応させ、キレート剤−タモキシフェン複合体を形成する。技術プラットフォームは、拮抗薬と作動薬を共役させ、様々な形態の疾患における効果を視察することに利用することができる。つまり、個別化された技術プラットフォームは、それぞれの患者の疾患に関連するカンナビノイド受容体およびエストロゲン受容体の個々の遺伝子構造に基づいて設計することができる。別の態様において、これらの合成方法は、保護基をタモキシフェン類縁体に追加する必要がなく、処理効率と最終生成品の純度を上げることができる。

0041

0042

0043

また、いくつかの実施形態において、上述した組成物を含む医薬製剤およびキットを提供する。別の態様において、組成物は、さらに、技術者にとって周知の化学手順を使用して、医薬製剤またはキットにおいて調合することができる。いくつかの実施形態において、医薬製剤またはキットは、例えば、酸化防止剤、安定剤、防腐剤、または塩をさらに含んでもよい。いくつかの実施形態において、医薬製剤またはキットは、例えば、アスコルビン酸マンニトール塩化スズ(II)、およびキレート剤−タモキシフェン複合体を含んでもよい。いくつかの態様において、医薬製剤またはキットは、例えば、冷凍および/または凍結乾燥された水溶液または溶液であってもよい。ここで、「キット」とは、分子イメージングの分野において、「冷たいキット(cold kit)」とも称される。

0044

さらに、本発明は、被験者の疾患の部位を撮像し、治療毎/後評価を行って、被験者が抗エストロゲンで治療している間被験者を監視することのできるイメージング用キットを提供する。特定の態様において、この撮像のためのイメージング用キットは、個々の被験者の疾患の部位における放射性核種標識キレート剤−複合体によって生成された信号を検出することに用いられる。疾患の部位は、存在する場合、組織周囲よりも強い信号を生成する。いくつかの態様において、金属イオンは、放射性核種および本分野の技術者にとって周知の任意の放射性核種であってもよい。いくつかの実施形態において、放射性核種は、例えば、99mTc、67,68Ga、60,61,62,64,67Cu、111In、166Ho、186,188Re、90Y、177Lu、223Ra、225Ac、89Zr、117mSn、153Sm、89Sr、59Fe、212Bi、211At、および45Tiを含むが、本発明はこれに限定されない。別の態様において、金属イオンは、非放射性金属であってもよい。いくつかの実施形態において、撮像したい部位は、腫瘍、または卵巣子宮組織等のERに富んだ組織であってもよい。いくつかの実施形態において、このイメージング用キットは、上述した組成物の投与を含む癌、関節リウマチ、骨粗鬆症、アテローム性動脈硬化症、または子宮内膜組織を撮像するために用いられてもよい。ある特定の実施形態において、このイメージング用キットは、部位に局在する金属イオン標識キレート剤−受容体リガンド複合体から信号を検出することを含む被験者の部位を撮像するために用いられてもよい。いくつかの実施形態において、信号は、例えば、PET、PET/CT、SPECT、SPECT/CT、PET/MRI、SPECT/MRI、および核イメージング装置を有する光学イメージングハイブリッドからなる群より選択される技術を使用して検出することができる。別の実施形態において、撮像は、例えば、ガンマ線撮像、PET撮像、PET/CT撮像、SPECT撮像、SPECT/CT撮像、PET/MRI撮像、SPECT/MRI撮像、またはハイブリッド撮像であってもよい。注意すべきこととして、上述した組成物は、撮像用キットとして作成され、造影剤量は、キットにおいて定義される。また、このイメージング用キットは、さらに、癌または子宮内膜症の被験者を治療するために用いられてもよく、癌は、例えば、乳癌肺癌前立腺癌卵巣癌子宮癌子宮頸癌、または子宮内膜癌であるが、本発明はこれに限定されない。いくつかの実施形態において、癌、関節リウマチ、骨粗鬆症、アテローム性動脈硬化症、または子宮内膜組織の治療のための医療組成物は、上述した組成物を活性剤として含むことにより定義される。つまり、金属イオン標識−キレート剤−受容体リガンド複合体を被験者に投与することを含む被験者体内の部位を撮像する、疾患を診断する、または疾患を治療するためのイメージング用キット又は医療組成物を提供し、これにより部位が撮像され、疾患が診断され、または疾患が治療される。

0045

一方、注意すべきこととして、本発明の組成物は、分子イメージングおよび治療に適用することができる。例えば、本発明の組成物は、分子核イメージング剤として使用することができる。具体的に説明すると、分子核イメージング剤は、治療介入網羅的特性解析を可能にし、患者選別薬物動態学投薬量確定概念証明研究に使用することができる。機器開発と平行した受容体イメージガイド細胞治療アプローチにおける努力は、治療に対する患者反応の治療成績評価においてより包括的である。さらに詳しく説明すると、キレート剤を使用する分子イメージング剤は、放射化学収率バッチ間再現性、純度、生産コスト日常的臨床診療における薬剤の利用可能性といった利点を提供する。

0046

また、本発明の技術プラットフォームは、金属イオン、キレート剤、および受容体リガンドを統合する。受容体リガンドは、ホーミング剤(homing agent)として使用することができ、細胞表面受容体と細胞内のサイトゾル受容体の間のクロストークにより2つの役割を果たすため、ホーミング剤の細胞取り込みを強める。例えば、CB1/CB2受容体をER経路は、様々な癌において重複している。タモキシフェンは、ERとCBRの間にクロストークを提供することで知られている。そのため、タモキシフェン系イメージング剤を開発し、CB1/CB2受容体によりER系の活性を測定することが理想的である。このようなタモキシフェン系イメージング剤は、CB1/CB2受容体とER経路に誘導される治療反応を監視し、最適な治療反応を示す患者の選別を予測するのに役立つ。この場合、キレート剤−タモキシフェン複合体における脂肪族スペーサーにヒドロキシ基を包含し、革新的手段を用いて画像診断中にリン酸化反応を行うことにより、組織変性、炎症、および増殖性疾患を導く経路活性化細胞受容体における動的変化を理解するとともに、患者の診断、治療、および予後を改善する。しかしながら、本発明はこれに限定されない。

0047

本発明の組成物が撮像に適したものであり、癌治療に使用できることを証明するため、下記の実施例で説明する方法を用いて、本発明の組成物を合成および試験する。

0048

化合物SC−05−K−1の合成
本実施例において、4つの特定の化合物(化合物1〜4)と本発明の化合物SC−05−K−1を合成した。

0049

A.化合物1の合成
室温で、クロミフェンクエン酸塩(1g、1.69mmol)およびエチルアセテート(EA、10mL)の溶液に、2N NaOH溶液(10mL)を添加した。混合物を30分間激しく攪拌し、EAで3回(10mL、8mL、6mL)抽出した。減圧下で有機層を濃縮し、無色の油の遊離塩基クロミフェン(free-base clomiphene)(化合物1、675.7mg、1.68mmol、99%)を得た。

0050

B.化合物2の合成
−40℃で、テトラヒドロフラン(tetrahydrofuran, THF、50mL)中の化合物1(1.95g、4.8mmol)の溶液に、滴下漏斗を用いてtert−ブチルリチウム(50mL、96mmol、ペンタン中で1.9M)を添加した。滴下漏斗を用いてトリメチレンオキシド(6.26mL、96mmol)を添加し、−40℃で30分間攪拌した。反応を室温まで上げ、引き続き室温で18時間攪拌した。反応に注意深く水を添加して、反応をEAで3回(50mL、30mL、20mL)抽出した。EA層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥させた。濾過後、EA溶媒を減圧下で濃縮した。粗生成物カラムクロマトグラフィー(EA/ヘキサン/TEA、1/3/0.1)で精製し、白い固体の(Z)−5−(4−(2−(ジエチルアミノエトキシフェニル)−4,5−ジフェニルペント−4−エン−1−オール((Z)-5-(4-(2-(diethylamino)ethoxy)phenyl)-4,5-diphenylpent-4-en-1-ol)(化合物2、671.5mg、1.6mmol、36%)を得た。

0051

C.化合物3の合成
35%NaOH溶液(12mL)中の化合物2(503.3mg、1.17mmol)の懸濁液に、テトラブチルアンモニウムブロミド(TBABr、113.3mg、0.35mmol)を添加した。反応混合物を激しく攪拌した。その後、エピクロロヒドリン(758.7mg、8.2mmol)および数滴のトルエンを反応に添加した。反応混合物を室温で15時間攪拌した。反応にEA(20mL)を添加し、反応を3回(15mL、10mL)抽出した。有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥させた。濾過後、溶媒を減圧下で濃縮して、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(EA/ヘキサン/TEA、1/3/0.1)で精製し、黄色い油の(Z)−N,N−ジエチル−2−(4−(5−(オキシラン−2−イルメトキシ)−1,2−ジフェニルペント−1−エン−1−イルフェノキシエタン−1−アミン((Z)-N,N-diethyl-2-(4-(5-(oxiran-2-ylmethoxy)-1,2-diphenylpent-1-en-1-yl)phenoxy)ethan-1-amine)(化合物3、432.1mg、0.89mmol、76%)を得た。

0052

D.化合物4の合成
トルエン(4mL)中の1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン(サイクレン、642.9mg、3.73mmol)および化合物3を全てのサイクレンが溶解するまで100℃に加熱した。反応混合物を100℃で16時間攪拌した。反応を室温に冷却し、冷蔵庫で3時間保管した。その後、余剰分のサイクレンの沈殿物を濾過で除去し、冷たいトルエンで洗浄した。トルエン濾液を結合して濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH/NH4OH、1/1/0.1)で精製し、黄色い油の(Z)−1−(1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1−イル)−3−((5−(4−(2−(ジエチルアミノ)エトキシ)フェニル)−4,5−ジフェニルペント−4−エン−1−イル)オキシプロパン−2−オール((Z)-1-(1,4,7,10-tetraazacyclododecan-1-yl)-3-((5-(4-(2-(diethylamino)ethoxy)phenyl)-4,5-diphenylpent-4-en-1-yl)oxy)propan-2-ol)(化合物4、330mg、0.50mmol、67%)を得た。

0053

E.化合物SC−05−K−1の合成
1N HCl溶液を4(330mg、0.50mmol)の混合物に添加し、pH値が5〜7になるまで、滴下漏斗を用いて水(1mL)を添加した。その後、混合物を逆相カラムクロマトグラフィーで精製し、白い固体の化合物SC−05−K−1(175mg)を得た。

0054

化合物1〜3および化合物SC−05−K−1の特性評価
5mmのPFGトリプル1H−13C−15Nプローブ、5mmのPFG1H−19C−15N−31P切り換え可能プローブ、および4mmの1H−13Cナノプローブ装備した500MHzヴァリアン・イノヴァNMR分光計(500 MHz Varian Inova NMR spectrometer)(カリフォルニア州パロアルト(Palo Alto, CA))からNMRデータ収集した。ブルカー(Bruker)Solarix(ドイツ)から質量分析を得た。PC HILICカラム(5μm、2.0mm I.D.×150mm)を装備したウォーターズ(Waters)の2695セパレーションモジュールマサチューセッツミルフォード(Milford, MA))からHPLCデータを収集した。

0055

図1Aは、本発明の実施例1で合成された化合物1の1H−NMRスペクトルを示したものである。図1Bは、本発明の実施例1で合成された化合物2の1H−NMRスペクトルを示したものである。図1Cは、本発明の実施例1で合成された化合物3の1H−NMRスペクトルを示したものである。化合物1〜3の構造を1H−NMRで確認し、分析結果をそれぞれ図1A図1Cに示した。

0056

図1Dは、本発明の実施例1で合成された化合物SC−05−K−1の1H−NMRスペクトルを示したものである。図1Eは、本発明の実施例1で合成された化合物SC−05−K−1の13C−NMRスペクトルを示したものである。図1Fは、本発明の実施例1で合成された化合物SC−05−K−1の1H−,1H COSY NMRスペクトルを示したものである。図1Gは、本発明の実施例1で合成された化合物SC−05−K−1の1H−,13C HSQCNMRスペクトルを示したものである。図1Hは、本発明の実施例1で合成された化合物SC−05−K−1の1H−,13C HMBCNMRスペクトルを示したものである。図1Iは、本発明の実施例1で合成された化合物SC−05−K−1のLC−MSスペクトルを示したものである。図1Jは、本発明の実施例1で合成された化合物SC−05−K−1のHPLCスペクトルを示したものである。化合物SC−05−K−1を1H−NMR、13C−NMR、1H−,1H COSY NMR、1H−,13C HSQC NMR、および1H−,13C HMBC NMRで確認し、分析結果をそれぞれ図1D図1Hに示した。また、質量分析を用いて化合物SC−05−K−1を分析し、その結果を図1Iおよび図1Jに示した。図1Jに示すように、HILICカラムを用いた化合物SC−05−K−1(pH5〜7)のHPLC分析は、約6.5分の保持時間(retention time)を示している。

0057

組成物99mTc−SC−05−K−1の合成
コヴィディエン(テキサスヒュストン)(Covidien(Houston, TX))による99Mo/99mTcジェネレータから、過テクネチウム酸ナトリウム(Na99mTcO4)を取得した。99mTc−過テクネチウム酸(40〜50mCi)を化合物SC−05−K−1(5mg)および塩化スズ(II)(SnCl2、100μg)の凍結乾燥した残留物に添加することにより、化合物99mTc−SC−05−K−1の放射性合成を達成した。化合物SC−05−K−1と99mTcの錯体形成をpH6.5で行った。

0058

組成物99mTc−SC−05−K−1の特性評価
アセトンおよび食塩水溶離したTLCウォーターマン(Waterman)No.1、アルドリッチシグマ(Aldrich-Sigma)、ミズーリ州セントルイス(St. Louis, MO))で放射化学純度を決定した。0.5 mL/分の流速で、アセトニトリル/水(1:1 V/V)で溶離したPC HILICカラム(2.0mm I.D.×150mm、アジレント(Agilent)、カリフォルニア州サンタクララ(Santa Clara, CA))上で、NaI検出器およびUV検出器(235nm)を装備した高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を実行した。

0059

図1Kおよび図1Lは、2つの異なる系統における本発明の実施例2において合成された組成物99mTc−SC−05−K−1の放射化学純度を示したものである。具体的に説明すると、図1Kは、アセトン系における組成物99mTc−SC−05−K−1の放射化学純度を示したものであり、図1Lは、食塩水系における組成物99mTc−SC−05−K−1の放射化学純度を示したものである。図1Kおよび図1Lに示すように、組成物99mTc−SC−05−K−1の(元の場所に残留した)放射化学純度は、95%よりも大きく、Rf値は、6時間まで0.1であった。遊離Na99mTcO4は、溶媒先端に移動した。

0060

図1Mは、本発明の実施例2において合成された組成物99mTc−SC−05−K−1の標識効率を示したものである。具体的に説明すると、100μgの塩化スズ(II)(100μLのH2O中)に、続いて、200μLのNa99mTcO4-(〜5mCi)に、組成物SC−05−K−1(100μLの食塩水中に5mg)を添加した。図1Mに示すように、組成物99mTc−SC−05−K−1のHPLC分析は、約6.5分の保持時間を示している。

0061

化合物SC−05−L−1の合成
本実施例では、5つの特定の化合物(化合物1〜3、5、および6)と本発明の化合物SC−05−L−1を合成した。化合物1〜3の合成は、上述した化合物1〜3の合成と類似するため、ここでは繰り返し説明しない。

0062

F.化合物5の合成
丸底フラスコに、化合物3(500mg、1.0295mmol)、1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン(1,4,8,11-tetraazacyclotetradecane)(サイクラム、1040mg、5.140mmol)をトルエン(5mL)中に溶解した。反応溶液を100℃に上げて、一晩逆流させた。その後、反応混合物を−20℃に冷却した。沈殿物を濾過で除去し、濾液を収集して、硫酸マグネシウム上で乾燥させて濾過し、溶媒を真空で濃縮して、粗生成物(Z)−1−(1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン−1−イル)−3−((5−(4−(2−(ジエチルアミノ)エトキシ)フェニル)−4,5−ジフェニルペント−4−エン−1−イル)オキシ)プロパン−2−オール((Z)-1-(1,4,8,11-tetraazacyclotetradecan-1-yl)-3-((5-(4-(2-(diethylamino)ethoxy)phenyl)-4,5-diphenylpent-4-en-1-yl)oxy)propan-2-ol)(化合物5)を得た。さらなる精製を行わずに、化合物5を次のステップで直接使用した。

0063

G.化合物6の合成
室温で、アセトニトリル(10mL)中の化合物5(600mg、0.8746mmol)の懸濁液に、滴下漏斗を用いてジ−tert−ブチルジカルボネート(1.53g、7.0103mmol)を添加した。反応懸濁液を一晩攪拌し、徐々に均質にした。反応が完了した時、溶液を真空で濃縮してから、溶離液ヘキサン/エチレンアセテートトリエチルアミン=4/1/0.1を用いてカラムクロマトグラフィーで精製し、黄色い粘着性の油のトリ−tert−ブチル(Z)−11−(3−((5−(4−(2−(ジエチルアミノ)エトキシ)フェニル)−4,5−ジフェニルペント−4−エン−1−イル)オキシ)−2−ヒドロキシプロピル)−1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン−1,4,8−トリカルボキシレート(tri-tert-butyl (Z)-11-(3-((5-(4-(2-(diethylamino)ethoxy)phenyl)-4,5-diphenylpent-4-en-1-yl)oxy)-2-hydroxypropyl)-1,4,8,11-tetraazacyclotetradecane-1,4,8-tricarboxylate)(化合物6)を得た(2つのステップ収率は70%)。

0064

H.化合物SC−05−L−1の合成
化合物5(800mg、0.8111mmol)の丸底フラスコに、トリエチルシラン(1.3mL、8.139mmol)を添加し、その後、メタノール(10mL)中のHCL(10mL)を添加した。反応溶液を室温で4時間攪拌し、TLCで監視した。反応が完了した時、溶液を真空で濃縮し、水からメタノールへの溶離液を用いて逆走カラムクロマトグラフィーで精製し、薄黄色い固体の生成物(Z)−1−(1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン−1−イル)−3−((5−(4−(2−(ジエチルアミノ)エトキシ)フェニル)−4,5−ジフェニルペント−4−エン−1−イル)オキシ)プロパン−2−オール塩酸塩((Z)-1-(1,4,8,11-tetraazacyclotetradecan-1-yl)-3-((5-(4-(2- (diethylamino)ethoxy)phenyl)-4,5-diphenylpent-4-en-1-yl)oxy)propan-2-ol hydrochloride salt)(化合物SC−05−L−1、637mg)を得た。

0065

化合物5および6および化合物SC−05−L−1の特性評価
5mmのPFGトリプル1H−13C−15Nプローブ、5mmのPFG1H−19C−15N−31P切り換え可能プローブ、および4mmの1H−13Cナノプローブを装備した500MHzヴァリアン・イノヴァNMR分光計(カリフォルニア州パロアルト)からNMRデータを収集した。ブルカーSolarix(ドイツ)から質量分析を得た。PC HILICカラム(5μm、2.0mm I.D.×150mm)を装備したウォーターズの2695セパレーションモジュール(マサチューセッツ州ミルフォード)からHPLCデータを収集した。

0066

図2Aは、本発明の実施例3で合成された化合物5の1H−NMRスペクトルを示したものである。図2Bは、本発明の実施例3で合成された化合物6の1H−NMRスペクトルを示したものである。化合物5および6の構造を1H−NMRで確認し、分析結果をそれぞれ図2Aおよび図2Bに示した。

0067

図2Cは、本発明の実施例3で合成された化合物SC−05−L−1の1H−NMRスペクトルを示したものである。図2Dは、本発明の実施例3で合成された化合物SC−05−L−1の13C−NMRスペクトルを示したものである。図2Eは、本発明の実施例3で合成された化合物SC−05−L−1の1H−,1H COSY NMRスペクトルを示したものである。図2Fは、本発明の実施例3で合成された化合物SC−05−L−1の1H−,13C HSQCNMRスペクトルを示したものである。図2Gは、本発明の実施例3で合成された化合物SC−05−L−1の1H−,13C HMBCNMRスペクトルを示したものである。図2Hは、本発明の実施例3で合成された化合物SC−05−L−1のLC−MSスペクトルを示したものである。図2Iは、本発明の実施例3で合成された化合物SC−05−L−1のHPLCスペクトルを示したものである。化合物SC−05−L−1を1H−NMR、13C−NMR、1H−,1H COSY NMR、1H−,13C HSQC NMR、および1H−,13C HMBC NMRで確認し、分析結果をそれぞれ図2C図2Gに示した。また、質量分析を用いて化合物SC−05−L−1を分析し、その結果を図2Hおよび図2Iに示した。図2Iに示すように、化合物SC−05−L−1のHPLC分析は、約6.3分の保持時間を示している。

0068

組成物99mTc−SC−05−L−1の合成
コヴィディエン(テキサス州ヒューストン)による99Mo/99mTcジェネレータから、過テクネチウム酸ナトリウム(Na99mTcO4)を取得した。99mTc−過テクネチウム酸(40〜50mCi)を化合物SC−05−L−1(5mg)および塩化スズ(II)(SnCl2、100μg)の凍結乾燥した残留物に添加することにより、化合物99mTc−SC−05−L−1 の放射性合成を達成した。化合物SC−05−L−1と99mTcの錯体形成をpH6.5で行った。

0069

組成物99mTc−SC−05−L−1の特性評価
アセトンおよび食塩水で溶離したTLC(ウォーターマンNo.1、アルドリッチ−シグマ、ミズーリ州セントルイスで放射化学純度を決定した。0.5mL/分の流速で、アセトニトリル/水(1:1 V/V)で溶離したPC HILICカラム(2.0mm I.D.×150mm、アジレント、カリフォルニア州サンタクララ)上で、NaI検出器およびUV検出器(280nm)を装備した高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を実行した。組成物99mTc−SC−05−L−1を24時間静置して、延長された保存可能期間安定性分析を行った。

0070

図2Jおよび図2Kは、2つの異なる系統における本発明の実施例4において合成された組成物99mTc−SC−05−L−1の放射化学純度を示したものである。具体的に説明すると、図2Jは、アセトン系における組成物99mTc−SC−05−L−1の放射化学純度を示したものであり、図2Kは、食塩水系における組成物99mTc−SC−05−L−1の放射化学純度を示したものである。図2Jおよび図2Kに示すように、組成物99mTc−SC−05−L−1の放射化学純度は、95%よりも大きく、Rf値は、0.1であった。

0071

図2Lおよび図2Mは、本発明の実施例4において合成された組成物99mTc−SC−05−L−1の標識効率を示したものである。具体的に説明すると、100μgの塩化スズ(II)(100μLのH2O中)に、続いて、200μLのNa99mTcO4-(〜5mCi)に、組成物SC−05−L−1(100μLの食塩水中で5mg)を添加した。図2L(280nmチャネル)および図2M電波星チャネル)に示すように、組成物99mTc−SC−05−L−1のHPLC分析は、約7分の保持時間を示している。

0072

図2Nおよび図2Oは、本発明の実施例2において合成された組成物99mTc−SC−05−L−1のインビトロ安定性を示したものである。具体的に説明すると、室温で24時間定温放置した後に、組成物99mTc−SC−05−L−1のインビトロ安定性を測定した。図2N(280nmチャネル)および図2O(電波星チャネル)に示すように、組成物99mTc−SC−05−L−1は、24時間後、pH6.5で安定している。

0073

インビトロ細胞取り込み研究

0074

実験
化合物SC−05−K−1および化合物SC−05−L−1(それぞれ5mg)をpH5〜6で0.3mLの水に溶解した。SnCL2 (0.1mL中で0.1mg)を添加した後(10mLの水における10mgの塩化スズ(II)から作製)、Na99mTcO4 (0.1mL中で5mCi)を添加した。水で希釈して総体積を1mLにした。各ウェル(well)の細胞取り込みは、5mg/5mCi/1mL(0.1mg/0.1mCi/20uL/ウェル)であった。各ウェルは、10μgの分子を含有した。多細胞株(multi-cell line)を使用して、細胞取り込み分析を行った。96ウェルプレートを使用して、MCF−7ER(+)細胞取り込み研究を行った。各ウェルは、150μLの無血清PMIにおいて、200,000のMCF−7細胞を含有した。組成物99mTc−SC−05−K−1および組成物99mTc−SC−05−L−1を異なる間隔(1〜4時間)で培養液中の各ウェル含有細胞に追加した。ERを介したプロセスにより細胞取り込みを確認するため、エストラジオール(Estradiol)(10〜100回)をMCF−7細胞に添加した。細胞取り込みを合計剤量の百分率で示した。

0075

図3Aおよび図3Bは、本発明の実施例2および実施例4において合成された組成物99mTc−SC−05−K−1および組成物99mTc−SC−05−L−1のMCF−7細胞取り込みおよびブロッキング研究を示したものである。図3Aおよび図3Bに示すように、組成物99mTc−SC−05−K−1および組成物99mTc−SC−05−L−1は、いずれも良好な細胞取り込みを示している。特に、図3Aに示すように、細胞取り込みは、組成物99mTc−SC−05−L−1にエストラジオールを添加した後に減少している(30〜40%)。

0076

実験2
6つのウェルプレートを使用して、OVCAR3ER(+)およびTOV−112D ER(−)細胞取り込み研究を行った。各ウェルは、150μLの無血清RPMIにおいて、100,000の細胞を含有した。組成物99mTc−SC−05−K−1および組成物99mTc−SC−05−L−1を異なる間隔(0〜2時間)で培養液中の各ウェル含有細胞に追加した。ERを介したプロセスにより組成物99mTc−SC−05−L−1のOVCAR3細胞取り込みを確認するため、ブロッキング研究を行った。ブロッキング研究のため、使用したエストロンの量は、1 μg/ウェルであり、組成物99mTc−SC−05−L−1の薬剤量(0.1mg/0.1mCi/20μL/ウェル)の1%であった。培養液中のウェル含有細胞を異なる間隔(0〜2時間)で定温放置した。続いて、よく冷えリン酸緩衝生理食塩水PBS(phosphate-buffered saline PBS)で細胞を2回洗浄して、0.5mLのトリプシン溶液トリプシン処理し、腫瘍細胞を分離した。タンパク質濃度分析を用いて各ウェルにおけるタンパク質を決定した。溶解バッファー含有プロテアーゼ阻害剤ロシュダイアグスティックス(Roche Diagnostic)、マンハイム(Mannheim)、ドイツ)に細胞を溶解した。製造業社バイオラッド(Bio-RAD)、米国カリフォルニア州ハーキュリーズ(Hercules, CA, USA)によるブラッドフォード法(Bradford method)を使用して、細胞溶解物中のタンパク質を定量化した。ブラッドフォード染料蒸留水で希釈し(1:4)、濾紙(1枚、ワットマンno.1、アドバンテック株式会社、東京)で濾過した。1000μg/ml、500μg/ml、250μg/ml、125μg/ml、62.5μg/ml、31.25μg/mlの濃度のウシ血清アルブミンを使用して、基準曲線を作成した。溶解バッファー中に1:9でタンパク質サンプルを希釈した。希釈したタンパク質サンプルまたは基準を96ウェル中のブラッドフォード染料と混合した後、595における吸光度を記録した。細胞および培養液中の放射性濃度をγ計数器コネチカットパッカード(Packard, CT))で測定し、細胞のcpm/gおよび媒体のcpm/gで表現した。タンパク質の質量対媒体放射性濃度を計算し、経時的に描写した。

0077

図4Aおよび図4Bは、本発明の実施例2および実施例4において合成された組成物99mTc−SC−05−K−1および組成物99mTc−SC−05−L−1のOVCAR3細胞およびTOV−112D細胞取り込み研究を示したものである。図4Aおよび図4Bに示すように、組成物99mTc−SC−05−K−1および組成物99mTc−SC−05−L−1を用いた細胞取り込み研究は、組成物99mTc−SC−05−L−1がER(+)OVCAR3細胞においてER(−)TOV−112D細胞よりも高い取り込みを有することを示している。また、組成物99mTc−SC−05−L−1は、組成物99mTc−SC−05−K−1よりも細胞/媒体比率が高かった。

0078

図5は、本発明の実施例2において合成された組成物99mTc−SC−05−L−1のOVCAR3細胞およびTOV−112D細胞取り込みおよびブロッキング研究を示したものである。図5に示すように、組成物99mTc−SC−05−L−1のOVCAR3細胞取り込みは、エストロンによって80%ブロックされたため、ERを介したプロセスが発生したことを示している。

0079

実施例6
インビトロ抗癌研究

0080

実験3
代表的なマントル細胞株(mantle cell line)およびびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(diffuse large B-cell lymphoma, DLBCL)における細胞生存率分析を用いて、リンパ腫細胞に対する組成物SC−05−L−1および組成物SC−05−K−1の効果を評価した。

0081

図6は、本発明のリンパ腫細胞に対する組成物SC−05−L−1および組成物SC−05−K−1の効果を示したものである。図6に示すように、これらの細胞株は、カンナビノイド受容体で過剰発現されている。

0082

実験4
組成物SC−05−L−1および組成物SC−05−K−1の濃度を増やしながら、細胞を治療した。組成物SC−05−L−1および組成物SC−05−K−1に対して敏感な、または敏感でない代表的なDLBCL細胞株を比較した。

0083

図7Aおよび図7Bは、本発明の実施例3において合成された組成物SC−05−L−1のインビトロ抗癌研究を示したものである。図8Aおよび図8Bは、本発明の実施例1および実施例3において合成された化合物SC−05−K−1および化合物SC−05−L−1のインビトロ抗癌研究を示したものである。図7Aおよび図7Bに示すように、インビトロ抗癌研究は、化合物SC−05−L−1がリンパ腫細胞に対して用量依存的であることを示している。図8Aおよび図8Bに示すように、化合物SC−05−L−1および化合物SC−05−K−1は、いずれもリンパ腫細胞に対して同様に用量依存的であることを示している。しかしながら、化合物SC−05−L−1は、化合物SC−05−K−1よりも毒性が低い。つまり、キレート剤サイクラムは、キレート剤サイクレンよりも毒性が低い。

0084

以上のように、本発明は、エストロゲン受容体とカンナビノイド受容体の間のクロストークに用いる組成物を提供する。ヒドロキシ基は、最終生成物に組み込まれる。本発明の組成物は、保護されたキレート剤を使用して、エポキシ化受容体リガンドを反応させ、キレート剤−受容体リガンド複合体を形成する。技術プラットフォームは、拮抗薬と作動薬を共役させ、様々な形態の疾患における効果を視察することに利用することができる。また、組成物は、さらに、本分野の技術者にとって周知の化学手順を使用して、医薬製剤およびキットに調合することができる。また、保護基を受容体リガンドに追加する必要がなく、処理効率と最終生成品の純度を上げることのできる組成物の合成方法も提供する。また、本発明の組成物は、疾患に関するエストロゲン受容体およびカンナビノイド受容体を撮像または治療するために使用することができる。

実施例

0085

以上のごとく、この発明を実施形態により開示したが、もとより、この発明を限定するためのものではなく、当業者であれば容易に理解できるように、この発明の技術思想の範囲内において、適当な変更ならびに修正が当然なされうるものであるから、その特許権保護の範囲は、特許請求の範囲および、それと均等な領域を基準として定めなければならない。

0086

本発明のエストロゲン受容体とカンナビノイド受容体の間のクロストークに用いる組成物は、治療または分子イメージングに用いる医薬製剤またはキットに応用することができる。

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