図面 (/)

この項目の情報は公開日時点(2020年3月26日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (0)

図面はありません

課題

冷涼感に優れるメントール誘導体塩及びその含有組成物の提供。

解決手段

(A)下記一般式(1)(式中、Mは金属のカチオンを表す。)で表されるメントール誘導体塩、並びに(B)メントール誘導体塩、を含有させてなる組成物

概要

背景

メントールは従来から様々な分野に使用されてきている。メントールは血管中枢に作用して、血管弛緩効果を示すことから、貼付剤原料として、抗菌作用をも有することから、抗菌剤皮膚洗浄剤毛髪洗浄剤口腔用液体として利用されている。また、冷涼作用があり、風邪を防いで、散熱解熱の効果があることから、虫に噛まれた時のかゆみ症関節炎神経痛のような痛み、結核胃腸障害治癒を目的とした医薬品、医薬部外品食品組成物等に利用されている。さらに、種々の化粧料入浴剤、毛髪洗浄剤、口腔用液体として、主として冷涼感を得るために多くの需要を有している。これらは、主として内用経口摂取用)、外皮毛髪若しくは粘膜に適用される。したがって、メントールは水性組成物として提供されるのが一般的である。

しかし、メントールは水に難溶である。メントールに水溶性を付与する目的で、例えば、乳酸メンチルメンチルグリセリルエーテル酒石酸モノメントールエステル類などへと変換することが提案されている(特許文献1)。

概要

冷涼感に優れるメントール誘導体塩及びその含有組成物の提供。(A)下記一般式(1)(式中、Mは金属のカチオンを表す。)で表されるメントール誘導体塩、並びに(B)メントール誘導体塩、を含有させてなる組成物。なし

目的

また、冷涼作用があり、風邪を防いで、散熱、解熱の効果があることから、虫に噛まれた時のかゆみ症、関節炎や神経痛のような痛み、結核、胃腸障害治癒を目的とした

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

下記一般式(1)(式中、Mは金属のカチオンを表す。)で表されるメントール誘導体塩。

請求項2

一般式(1)中のMがナトリウムカチオンカリウムカチオン、カルシウムカチオンマグネシウムカチオン鉄カチオン、銅カチオン、亜鉛カチオン及びアルミニウムカチオンからなる群より選ばれた少なくとも1種以上の金属のカチオンである請求項1に記載のメントール誘導体塩。

請求項3

一般式(1)中のMがアルカリ金属カチオン又はアルカリ土類金属カチオンである請求項1に記載のメントール誘導体塩。

請求項4

請求項1〜3のいずれか一項に記載のメントール誘導体塩を含む皮膚外用剤

請求項5

請求項1〜3のいずれか一項に記載のメントール誘導体塩の含有量が、上記皮膚外用剤の全質量に対して0.1質量%以上10質量%以下であることを特徴とする請求項4に記載の皮膚外用剤。

請求項6

請求項1〜3のいずれか一項に記載のメントール誘導体塩を含む飲食品

請求項7

請求項1〜3のいずれか一項に記載のメントール誘導体塩を含む香料組成物

請求項8

請求項1〜3のいずれか一項に記載のメントール誘導体塩を含む冷感剤

技術分野

0001

本発明は、メントール誘導体塩及びその用途に関する。

背景技術

0002

メントールは従来から様々な分野に使用されてきている。メントールは血管中枢に作用して、血管弛緩効果を示すことから、貼付剤原料として、抗菌作用をも有することから、抗菌剤皮膚洗浄剤毛髪洗浄剤口腔用液体として利用されている。また、冷涼作用があり、風邪を防いで、散熱解熱の効果があることから、虫に噛まれた時のかゆみ症関節炎神経痛のような痛み、結核胃腸障害治癒を目的とした医薬品、医薬部外品食品組成物等に利用されている。さらに、種々の化粧料入浴剤、毛髪洗浄剤、口腔用液体として、主として冷涼感を得るために多くの需要を有している。これらは、主として内用経口摂取用)、外皮毛髪若しくは粘膜に適用される。したがって、メントールは水性組成物として提供されるのが一般的である。

0003

しかし、メントールは水に難溶である。メントールに水溶性を付与する目的で、例えば、乳酸メンチルメンチルグリセリルエーテル酒石酸モノメントールエステル類などへと変換することが提案されている(特許文献1)。

先行技術

0004

特開2005−194243号公報

発明が解決しようとする課題

0005

メントールの有用性を鑑みると、水への溶解が困難なメントールを誘導体化し、水溶性の向上及び水溶液の安定性の向上を図りつつ、メントールが有する冷涼感等を享受可能なままに保つことが期待される。本発明は、冷涼感に優れるメントール誘導体塩及びその含有組成物の提供を目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明者らが鋭意検討した結果、以下の内容の本発明を完成した。
[1] 下記一般式(1)で表されるメントール誘導体塩。



(式中、Mは、金属のカチオンを表す。)
[2]一般式(1)中のMがナトリウムカチオンカリウムカチオン、カルシウムカチオンマグネシウムカチオン鉄カチオン、銅カチオン、亜鉛カチオン及びアルミニウムカチオンからなる群より選ばれた少なくとも1種以上の金属のカチオンである[1]に記載のメントール誘導体塩。
[3]一般式(1)中のMがアルカリ金属カチオン又はアルカリ土類金属カチオンである[1]に記載のメントール誘導体塩。
[4][1]から[3]のいずれかに記載のメントール誘導体塩を含む皮膚外用剤
[5][1]から[3]のいずれかに記載のメントール誘導体塩の含有量が、上記皮膚外用剤の全質量に対して0.1質量%以上10質量%以下であることを特徴とする[4]に記載の皮膚外用剤。
[6][1]から[3]のいずれかに記載のメントール誘導体塩を含む飲食品
[7][1]から[3]のいずれかに記載のメントール誘導体塩を含む香料組成物
[8][1]から[3]のいずれかに記載のメントール誘導体塩を含む冷感剤

発明の効果

0007

本発明によれば、安定性に優れる水溶液を得るためのメントール誘導体塩が得られる。本発明のメントール誘導体塩は、従来のメントールの用途に適用可能である。硫酸基を含有させることで、濁りの少ない水溶液が得られたり、皮膚外用剤として用いたときにべた付きがなく、肌への滑り感や冷涼感が向上したりする利点がある。

0008

本発明に係る組成物は上記(1)のメントール誘導体塩を含有させてなるものである。

0009

本発明においては、メントール誘導体塩は上記一般式(1)で表される化合物である。一般式(1)におけるMは金属のカチオンである。メントール誘導体塩は上記一般式(1)のメントール硫酸エステルアニオンと、金属カチオンの塩であれば特に限定されない。

0010

メントール誘導体塩の金属のカチオンは特に限定されないが、一般に化粧料、医薬品に使われるものならばいずれでも良く、例えば、ナトリウムカチオン、カリウムカチオン、カルシウムカチオン、マグネシウムカチオン、バリウムカチオン、チタンカチオン、鉄カチオン、コバルトカチオン、銅カチオン、亜鉛カチオン、銀カチオン、アルミニウムカチオン等が挙げられ、この中でもナトリウムカチオン、カリウムカチオン、カルシウムカチオン、マグネシウムカチオン、鉄カチオン、銅カチオン、亜鉛カチオン、アルミニウムカチオンが好ましく、メントール誘導体塩となった際に水に溶解するような金属カチオンが特に好ましい。また、例えばアルカリ金属カチオン、アルカリ土類金属カチオンがより好ましく、この中でもメントール誘導体塩となった際に水に溶解するような金属カチオンがより好ましく、ナトリウムカチオン、カリウムカチオン、カルシウムカチオン、マグネシウムカチオンが特に好ましい。

0011

上記一般式(1)のメントール誘導体塩は、上記一般式(1)のメントール硫酸エステルアニオン1つと、1価の金属カチオン1つが塩を構成したものであってよく、上記一般式(1)のメントール硫酸エステルアニオン2つと、2価の金属カチオン1つが塩を構成したものであってよく、上記一般式(1)のメントール硫酸エステルアニオン3つと3価の金属カチオン1つが塩を構成したものであってよく、上記一般式(1)のメントール硫酸エステルアニオン4つと4価の金属カチオン1つが塩を構成したものであってよく、上記一般式(1)のメントール硫酸エステルアニオン5つと5価の金属カチオン1つが塩を構成したものであってよく、上記一般式(1)のメントール硫酸エステルアニオン6つと6価の金属カチオン1つが塩を構成したものであってよい。また、上記一般式(1)のメントール硫酸エステルアニオンと、複数種類の金属カチオンが塩を構成したものであってよい。

0012

本明細書において、メントール誘導体塩は、不純物として下記一般式(2)で表されるメントール誘導体を含んでいていてもよい。メントール誘導体塩は90モル%以上、95モル%以上、98モル%以上、99モル%以上、99.5モル%以上、99.9モル%以上の純度であることが好ましい。不純物としての、メントール誘導体は10モル%以下、5モル%以下、2モル%以下、1モル%以下、0.5モル%以下、0.1モル%以下であることが好ましく、実質的に含まないことが好ましい。

0013

0014

これらメントール誘導体塩は、後述の実施例によって実証されるように、水に溶かして用いることで、メントールが有する冷涼感などの効果を享受することができる。したがって、メントールが用いられる用途、例えば、医薬、化粧料、皮膚外用剤、飲食品、香料組成物、冷感剤などに適用可能である。

0015

メントールと硫酸化剤とを硫酸エステル化反応に供することができる。メントールは、2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキサノールであり、この化合物は種々の立体異性体が知られている。本発明では、その立体構造(配置)は入手容易性コストの観点から、l−メントールが好ましい。

0016

硫酸化剤としては、一般的な硫酸化剤であれば反応に使用することができる。硫酸化剤としては濃硫酸、液体SO3(無水硫酸)、SO3ガスクロロスルホン酸スルファミン酸等が挙げられるが、反応性の点より液体SO3 、SO3ガス、クロロスルホン酸が好ましく、更には液体SO3 が好ましい。

0017

この反応で用いてもよい酸触媒としては、硫酸燐酸p−トルエンスルホン酸等のプロトン酸又は、塩化アルミニウム塩化亜鉛等のルイス酸といった通常のエステル化反応に用いられるような酸が挙げられる。用いてもよい塩基触媒としては、例えば、水酸化ナトリウム水酸化カリウム炭酸ナトリウム炭酸カリウム炭酸水素ナトリウム酢酸ナトリウム酢酸アンモニウム炭酸カルシウム炭酸マグネシウム等の無機塩基ナトリウムメトキシドナトリウムエトキシド等の金属アルコキシド類;又は、トリエチルアミンジイソプロピルエチルアミン等のアミン類といった通常のエステル化反応に用いられるような塩基が挙げられる。

0018

この反応で使用する溶媒は、原料を溶解し、且つ、反応を妨げないものであれば特に限定されない。具体例として、ジメチルホルムアミド等の非プロトン性極性溶剤ジエチルエーテルテトラヒドロフランジオキサン等のエーテル類ベンゼントルエンキシレン等の芳香族炭化水素類ペンタンヘキサンヘプタンオクタンシクロヘキサンメチルシクロヘキサンエチルシクロヘキサン等の脂肪族炭化水素類;又は、四塩化炭素クロロホルム塩化メチレンクロロエタンジクロロエタンプロピルクロライドブチルクロライド等のハロゲン化炭化水素類などが挙げられる。これらの中ではジメチルホルムアミドが好ましい。

0019

この反応で用いる溶媒量は特に制限されない。反応温度は、試剤の種類や添加量等に依存するので一概に規定できないが、通常、−50℃以上、好ましくは−30℃以上、より好ましくは−10℃以上である。不純物の副生を抑制する観点から、通常90℃以下、好ましくは60℃以下である。

0020

反応時間は、基質、反応温度及び試剤の添加量等に依存するので一概に規定できないが、一般には0.1〜20時間で反応は完結する。このとき、逐次、反応混合物サンプルを採取して、薄層クロマトグラフィー及び液体クロマトグラフィー等により分析して、反応の進行状況を確認することができる。

0021

得られたメントール誘導体について、メントール誘導体塩を得るためには公知の方法を適宜参照することができる。

0022

得られたメントール誘導体塩は、メントール誘導体塩以外の成分と組み合わせて飲食品、口腔用組成物、香料組成物及び冷感剤などに冷涼剤として添加して利用することができる。

0023

飲食品としては、例えば、飲料、粉末飲料アイスクリーム等のデザートチューインガムチューイングキャンディー等の飴菓子グミチョコレート錠菓麺類スナック類水産加工食品レトルト食品などの飲食品に利用することができる。口腔用組成物としては、歯磨き剤洗口剤口中清涼剤トローチうがい薬等を挙げることができる。

0024

香料組成物としては、上記メントール誘導体塩又はメントール誘導体塩を含む組成物の他、ペパーミント油スペアミント油シナモン油、アニス油ユーカリ油ウィンターグリーン油、カシア油、クローブ油、タイム油セージ油セージクラリー油、ナツメグ油ファンネル油、レモン油オレンジ油ハッカ油カルダモン油、コリアンダー油、バジル油マンダリン油ライム油ラベンダー油ローズマリー油ジンジャ−油、グレープフルーツ油ローレル油、カモミル油、キャラウェイ油、マジョラム油、ベイ油レモングラス油レモンバーム油、ピメントベリー油、パルマローザ油オリバナム油パイニードル油、ペチグレン油、ネロリ油ローズ油ジャスミン油等の天然香料成分、及びこれら天然香料成分を加工処理した香料成分;メントール、プレゴールカルボンアネトールシネオールサリチル酸メチルシンナミックアルデヒドオイゲノール、3−1−メントキシプロパン−1,2−ジオールチモール、シトロネリルアセテート、リナロール、リナリルアセテートゲラニオールゲラニルアセテート、シトロネロールリモネンメントンメンチルアセテート、N−置換パラメンタン−3−カルボキサミドピネンオクチルアルデヒドシトラールプレゴンカルビルアセテート、ジヒドロカルビルアセテート、アニスアルデヒドベンズアルデヒドカンファーラクトンエチルアセテートエチルブチレートアリルシクロヘキシルプロピオネートメチルアンスラニレート、エチルメチルフェニルグリデートバニリンウンデカラクトン、ヘキサナールブチルアセテートイソアミルアセテートヘキセノールジメチルサルファイドシクロテン、フルフラールトリメチルピラジンエチルラクテートメチルラクテートエチルチオアセテート等の単品香料成分;ストロベリーフレーバーアップルフレーバー、バナナフレーバー、パイナップルフレーバーグレープフレーバーマンゴーフレーバー、バターフレーバーミルクフレーバー、フルーツミックスフレーバー、トロピカルフルーツフレーバー等の調合香料成分を適宜配合することができる。

0025

冷感剤としては、上記メントール誘導体塩又はメントール誘導体塩を含む組成物の他、乳酸メンチル、メントングリセリンアセタール、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、メンチルエチルアミノシュウ酸、N−エチル−3−p−メンタンカルボキシアミドイソプレゴール、メンチルアセテート、ボルネオール、カンファー、チモール、及びこれらの誘導体を適宜配合することができる。

0026

また、得られたメントール誘導体塩は、皮膚外用剤に添加して利用することができる。

0027

ここで、皮膚外用剤とは、薬事法等による厳格な定義によるものではなく、「皮膚に付けるための物質」を広く包含する概念であり、例えば、医薬品、医薬部外品、化粧料等などを特に限定無く含む。

0029

本発明の皮膚外用剤の剤型は任意であり、アンプル状、カプセル状粉末状、顆粒状、錠剤状固形状、液状、ゲル状、ペースト状、乳液状、クリーム状、軟膏状、シート状、ムース状、粉末分散状多層状などの種々の剤型とすることができる。
本発明の皮膚外用剤は具体的に、クリーム、乳液、美容液、軟膏、オイルパック剤、ローション、ジェル剤などの剤型とすることができる。
本発明の皮膚外用剤において、メントール誘導体塩は、皮膚外用剤の全質量に対して、0.01〜30質量%が好ましく、0.05〜20質量%がより好ましく、0.1〜10質量%がさらに好ましい。

0030

本発明の皮膚外用剤には、通常皮膚外用剤に用いられる成分、例えば油性成分、界面活性剤(合成系、天然系)、保湿剤増粘剤防腐殺菌剤粉体成分紫外線吸収剤美白剤酸化防止剤アルコール類色剤水性成分、水、生理活性成分などを必要に応じて適宜配合することができる。
ここで、油性成分として、例えばオリーブ油ホホバ油ヒマシ油大豆油米油米胚芽油ヤシ油パーム油カカオ油、メドウフォーム油シアーバターティーツリー油アボガド油マカデミアナッツ油植物由来スクワランなどの植物由来の油脂類ミンク油、タートル油などの動物由来の油脂類;ミツロウカナウバロウライスワックスラノリンなどのロウ類流動パラフィンワセリンパラフィンワックス、スクワランなどの炭化水素類ミリスチン酸パルミチン酸ステアリン酸オレイン酸イソステアリン酸、cis−11−エイコセン酸などの脂肪酸類ラウリルアルコールセタノールステアリルアルコールなどの高級アルコール類;ミリスチン酸イソプロピルオレイン酸ブチル、2−エチルへキシジルグリセライド高級脂肪酸オクチルドデシル(ステアリン酸オクチルドデシルなど)などの合成エステル類及び合成トリグリセライド類などが挙げられる。

0031

界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテルポリオキシエチレン脂肪酸エステルポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルグリセリン脂肪酸エステルポリエチレングリコール脂肪酸エステルポリグリセリン脂肪酸エステルポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルポリオキシエチレン硬化ヒマシ油ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル脂肪酸アルカノールアミドなどの非イオン界面活性剤脂肪酸塩アルキル硫酸塩アルキルベンゼンスルホン酸塩ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩ポリオキシエチレン脂肪アミン硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、N-ラウロイルサルコシンナトリウムなどのアニオン界面活性剤第四級アンモニウム塩第一級第三級脂肪アミン塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩アルキルピリジニウム塩、2−アルキルー1−ヒドロキシエチルイミダゾリニウム塩、N,N−ジアルキルモルフォルニウム塩、ポリエチレンポリアミン脂肪酸アミド塩などのカチオン界面活性剤;N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニオベタイン、N,N,N−トリアルキル−N−アルキレンアンモニオカルボキシベタイン、N−アシドアミノプロピル−N',N'−ジメチル−N'−β−ヒドロキシプロピルアンモニオスルホベタインヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインなどの両性界面活性剤などを使用することができる。
また、又、乳化剤あるいは乳化助剤として、酵素処理ステビアなどのステビア誘導体レシチン及びその誘導体、乳酸菌発酵米乳酸菌発酵発芽米、乳酸菌発酵穀類麦類豆類雑穀など)などを配合することもできる。

0032

保湿剤としては、例えばグリセリンプロピレングリコールジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールポリエチレングリコールソルビトールキシリトールピロリドンカルボン酸ナトリウムなどがあり、さらにトレハロースなどの糖類、乳酸菌醗酵米ムコ多糖類(例えば、ヒアルロン酸及びその誘導体、コンドロイチン及びその誘導体、ヘパリン及びその誘導体など)、エラスチン及びその誘導体、コラーゲン及びその誘導体、NMF関連物質、乳酸尿素、高級脂肪酸オクチルドデシル、海藻抽出物魚介類由来コラーゲン及びその誘導体、各種アミノ酸及びそれらの誘導体などが挙げられる。

0036

生理活性成分としては、例えば美白成分として、t−シクロアミノ酸誘導体コウジ酸及びその誘導体、アスコルビン酸及びその誘導体、ハイドロキノン誘導体エラグ酸及びその誘導体、レゾルシノール誘導体松樹皮抽出物など、2,5-ジヒドロキシ安息香誘導体、ニコチン誘導体ビタミンE及びその誘導体、α−ヒドロキシ酸などが挙げられる。コウジ酸誘導体としては、例えばコウジ酸モノブチレート、コウジ酸モノカプレート、コウジ酸モノパルミテート、コウジ酸ブチレートなどのコウジ酸エステル類、コウジ酸エーテル類、コウジ酸グルコシドなどのコウジ酸糖誘導体などが、アスコルビン酸誘導体としては、例えばL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム、L−アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム、L−アスコルビン酸−2−硫酸エステルナトリウム、L−アスコルビン酸−2−硫酸エステルナマグネシウムなどのアスコルビン酸エステル塩類、L−アスコルビン酸−2−グルコシド(2−O−α−D−グルコピラノシル−L−アスコルビン酸) 、L−アスコルビン酸−5−グルコシド(5−O−α−D−グルコピラノシル−L−アスコルビン酸)などのアスコルビン酸糖誘導体、それらアスコルビン酸糖誘導体の6位アシル化物アシル基は、ヘキサノイル基、オクタノイル基、デカノイル基など)、L−アスコルビン酸テトライソパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸テトララウリン酸エステルなどのL−アスコルビン酸テトラ脂肪酸エステル類、3−O−エチルアスコルビン酸、L−アスコルビン酸−2−リン酸−6−O−パルミテートナトリウムなどが、ハイドロキノン誘導体としては、アルブチンハイドロキノン−β−D−グルコピラノシド)、α−アルブチン(ハイドロキノン−α−D−グルコピラノシド)などが、レゾルシノール誘導体としては、例えば4−n−ブチルレゾルシノール、4−n−ブチルレゾルシノール、4−イソアミルレゾルシノールなどが、2,5−ジヒドロキシ安息香酸誘導体としては、例えば、2,5−ジアセトキシ安息香酸、2−アセトキシ−5−ジヒドロキシ安息香酸、2−ヒドロキシ−5−プロピオニルオキシ安息香酸などが、ニコチン酸誘導体としては、例えばニコチン酸アミドニコチン酸ベンジルなどが、ビタミンE誘導体としては、例えばビタミンEニコチネート、ビタミンEリノレートなどが、α−ヒドロキシ酸としては、例えば乳酸、リンゴ酸コハク酸クエン酸、α−ヒドロキシオクタン酸などがある。

0037

その他、塩化ナトリウムなどの塩類、エデト酸二ナトリウムエデト酸三ナトリウムクエン酸ナトリウムポリリン酸ナトリウムメタリン酸ナトリウムグルコン酸などの金属封鎖剤カフェインタンニンベラパミルトラネキサム酸およびその誘導体、甘草抽出物オウゴン抽出物、アロエ抽出物、各種生薬酢酸トコフェロールグリチルリチン酸およびその誘導体またはその塩などの薬剤グルコースフルクトースマンノースショ糖、トレハロースなどの糖類、水酸化カリウム、クエン酸などのpH調製剤溶剤としてエタノールや水なども適宜配合することができる。

0038

本発明の皮膚外用剤は、その形態、形状に応じて常法に従って製造することができ、上述のメントール誘導体塩を含む組成物を適宜の製造工程で配合すればよい。

0039

以下、実施例及び比較例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。

0040

まず、下記化合物を調製した。
化合物1:上記一般式(1)(但し、MはNa+である。)のナトリウム塩
化合物2:上記一般式(1)(但し、MはK+である。)のカリウム塩
化合物3:上記一般式(1)(但し、MはMg2+である。)のマグネシウム塩
化合物4:上記一般式(1)(但し、MはCa2+である。)のカルシウム塩
化合物5:下記一般式(3)の酒石酸メントールエステルカリウム塩
化合物6:下記一般式(4)のコハク酸メントールエステルカリウム塩

0041

0042

0043

以下の記載において、特に言及の無い限り、「部」は「質量部」を意味する。

0044

化合物1の製造は以下のように行った。
SO358部をジメチルホルムアミド800部中に溶解して硫酸化剤溶液を調製する。次にl−メントール18部をジメチルホルムアミド170部に溶解し、この中へ、前記のSO3−ジメチルホルムアミド溶液160部を、温度0〜10℃に維持しながら滴下する。滴下終了後、反応混合物を室温まで昇温させ、4時間かきまぜることにより反応を完了させる。次にこの反応混合物を2mol/l水酸化ナトリウム水溶液中和してPH7−8とし、ろ過をして回収したろ液を、減圧濃縮し溶媒を留去する。次いで、溶媒を留去した残留物を水に溶解し、2mol/l塩酸溶液でPH1−2に調製し、加熱撹拌した後放冷し、減圧濃縮後に冷却することによって晶出させ、メントール硫酸エステルを20部の白色粉末として得た。メントール硫酸エステル20部の水80部混合液に、水酸化ナトリウム3.5部を加えて中和をし、水を減圧留去し乾燥させることで化合物1を22.4部得た。

0045

化合物1:
1H−NMR(300MHz,D2O):δ0.61(d,3H)、0.81及び0.83(2×d,2×3H)、0.92(m,3H)、1.34(m,2H)、1.71(m,2H)、1.80(m,2H)、4.42(dt,1H)。
13C−NMR(75MHz,D2O):16.2,20.4,20.9,23.6,26.8,31.5,33.9,41.0,47.5,78.1。
ICP分析よりナトリウムを確認した。

0046

化合物2の製造は以下のように行った。
化合物1と同様に得たメントール硫酸エステル20部に水80部を加えた水溶液に、水酸化カリウム4.7部を加えて中和をし、水を減圧留去し乾燥させることで化合物2を23部得た。

0047

化合物2:
1H−NMR(300MHz,D2O):δ0.60(d,3H)、0.81及び0.83(2×d,2×3H)、0.92(m,3H)、1.34(m,2H)、1.70(m,2H)、1.81(m,2H)、4.43(dt,1H)。
13C−NMR(75MHz,D2O):16.3,20.2,20.9,23.7,26.9,31.5,33.9,41.1,47.4,78.0。
ICP分析よりカリウムを確認した。

0048

化合物3の製造は以下のように行った。
化合物1と同様に得たメントール硫酸エステル20部に水80部を加えた水溶液に、水酸化マグネシウム2.5部を加えて中和をし、水を減圧留去し乾燥させることで化合物3を21.9部得た。

0049

化合物3:
1H−NMR(300MHz,D2O):δ0.61(d,3H)、0.81及び0.83(2×d,2×3H)、0.90(m,3H)、1.32(m,2H)、1.70(m,2H)、1.80(m,2H)、4.45(dt,1H)。
13C−NMR(75MHz,D2O):16.0,20.5,21.0,23.4,26.8,31.6,33.9,41.1,47.6,78.3。
ICP分析よりマグネシウムを確認した。

0050

化合物4の製造は以下のように行った。
化合物1と同様に得たメントール硫酸エステル20部に水80部を加えた水溶液に、水酸化カルシウム3.1部を加えて中和をし、水を減圧留去し乾燥させることで化合物4を23.3部得た。

0051

化合物4:
1H−NMR(300MHz,D2O):δ0.62(d,3H)、0.81及び0.83(2×d,2×3H)、0.93(m,3H)、1.33(m,2H)、1.70(m,2H)、1.82(m,2H)、4.41(dt,1H)。
13C−NMR(75MHz,D2O):16.1,20.5,21.0,23.7,26.8,31.5,34.0,41.2,47.5,77.9。
ICP分析よりカルシウムを確認した。

0052

化合物5の製造は以下のように行った。
窒素雰囲気下の4つ口フラスコに、トルエン150部と、酒石酸33部と、無水酢酸56部とを加え、室温で30分攪拌して反応液を得た。前記酒石酸1molに対する無水酢酸の量は2.5molである。この反応液に95%硫酸2.5部を滴下した。その後、80℃で2時間攪拌した。次に、この反応液にヘプタン70部と、トルエン60部とを加えた後、0℃に冷却した。1時間、0℃に保った後、反応液をろ過して固形物分取した。得られた固形物をヘプタン50部、トルエン200部を用いて洗浄した。この固形物を50℃で6時間減圧乾燥することで、酒石酸無水物誘導体16部を得た。

0053

次いで、メントールとのエステル化反応のために、窒素雰囲気下の4つ口フラスコに、トルエン200部と、l−メントール16部と、上記で得られた酒石酸無水物誘導体16部と、を加えて4時間攪拌還流しして反応液を得た。前記メントール1molに対する酒石酸無水物誘導体の量は1.5molである。この反応液を25℃に冷却した後、8質量%の炭酸水素カリウム水溶液260部を反応液に添加し、室温で1時間攪拌した。その後、反応液をろ過して、固形物を分取した。該固形物をトルエン100部で2回洗浄し、酢酸エチル100で1回洗浄した後、50℃で乾燥させることで、アセチル基を有する化合物の粉末29部を得た。

0054

次いで、アセチル基を脱離させるために、メタノール360部と、炭酸カリウム12部と、上記粉末29部とを、窒素雰囲気下の4つ口フラスコに加え、室温で3時間攪拌した。反応後、減圧加熱してメタノールを留去させた。残りの反応液をろ過して、得られた粉末を酢酸エチル100部で2回洗浄した。これによって、化合物6を得た。

0055

化合物5:
1H−NMR(300MHz,D2O):δ0.62(d,3H)、0.89及び0.92(2×d,2×3H)、0.96(m,3H)、1.35(m,2H)、1.58(m,2H)、1.80(m,2H)、4.23(d,1H)、4.48(m,1H)、4.65(dt,1H)。
13C−NMR(75MHz,D2O):16.0、20.7、22.0,23.4及び26.3,31.6、34.5、40.7、73.3、74.1、及び77.8、174.2及び177.7。
ICP分析よりカリウムを確認した。

0056

化合物6の製造は以下のように行った。
窒素雰囲気下の4つ口フラスコに、トルエン150部と、コハク酸33部と、無水酢酸56部とを加え、室温で30分攪拌して反応液を得た。前記コハク酸1molに対する無水酢酸の量は2.5molである。この反応液に95%硫酸2.5部を滴下した。その後、80℃で2時間攪拌した。次に、この反応液にヘプタン70部と、トルエン60部とを加えた後、0℃に冷却した。1時間、0℃に保った後、反応液をろ過して固形物を分取した。得られた固形物をヘプタン50部、トルエン200部を用いて洗浄した。この固形物を50℃で6時間減圧乾燥することで、コハク酸無水物16部を得た。

0057

次いで、メントールとのエステル化反応のために、窒素雰囲気下の4つ口フラスコに、トルエン200部と、l−メントール16部と、上記で得られたコハク酸無水物16部と、を加えて4時間攪拌還流しして反応液を得た。前記メントール1molに対するコハク酸無水物誘導体の量は1.5molである。この反応液を25℃に冷却した後、8質量%の炭酸水素カリウム水溶液260部を反応液に添加し、室温で1時間攪拌した。その後、反応液をろ過して、固形物を分取した。該固形物をトルエン100部で2回洗浄し、酢酸エチル100で1回洗浄した後、50℃で乾燥させることで、化合物10の粉末を得た。

0058

化合物6:
1H−NMR(300MHz,D2O):δ0.62(d,3H)、0.76及び0.79(2×d,2×3H)、0.94(m,3H)、1.35(m,2H)、1.58(m,2H)、1.77(m,2H)、2.39及び2.45(m,2×2H)、4.55(dt,1H)。
13C−NMR(75MHz,D2O):δ16.2、21.0、22.3,23.9及び26.5,31.5、31.7及び32.5、34.7、40.9、75.6、175.7及び180.7。
ICP分析よりカリウムを確認した。

0059

上記で得られた化合物2部と、水98部を混合して、実施例、比較例の水溶液を調整した。
実施例1:化合物1
実施例2:化合物2
実施例3:化合物3
実施例4:化合物4
比較例1:化合物5
比較例2:化合物6

0060

評価1(保存安定性)
上記調整した各水溶液について、温度40℃の条件化にて、24時間後、48時間後における水溶液の透明性を評価した。結果は以下のとおりである。

初期24時間後 48時間後
実施例1 透明 透明 透明
実施例2 透明 透明 透明
実施例3 透明 透明 透明
実施例4 透明 透明 透明
比較例1白濁白濁 白濁
比較例2 透明 白濁 白濁

0061

評価2 (肌への塗布性
上記調製した各水溶液について、塗布における塗布性を下記「肌への塗布性の評点」に基づいて判断した。
専門パネル10人の評点の平均点を求め、下記判定基準に基づいて、肌への濡れ広がりやすさを評価した。

0062

(肌への塗布性の評点)
3点:非常に滑らかに塗れ広がりやすい。2点:滑らかに塗れ広がりやすい。1点:適度に塗れ広がりやすい。0点:塗れ広がりやすさを感じない。
(判定基準)
A(優れる):評点の平均点が2点以上。
B(良好) :評点の平均点が1点以上、2点未満。
C(不良) :評点の平均点が1点未満。
上記評価結果は以下の通りである。

肌への塗布性
実施例1 A
実施例2 A
実施例3 A
実施例4 A
比較例1 C
比較例2 C

0063

評価3(冷涼感性)
上記調製した各水溶液について、塗布における冷涼感性を下記「肌への冷涼感性の評点」に基づいて判断した。専門パネル10人の評点の平均点を求め、下記判定基準に基づいて、肌への冷感性を評価した。
(肌への冷感性の評点)
塗布直後から0.5分後および3分後の適用部位において感じた冷涼感の程度について、評価した。
冷涼感を感じない 1
かすかに冷涼感を感じる 2
冷涼感を感じる 3
冷涼感がある 4
すごく冷涼感がある 5
上記評価結果は以下の通りである。

0.5分後 3.0分後
実施例1 3.8 3.2
実施例2 4.0 3.0
実施例3 3.2 2.4
実施例4 3.4 2.4
比較例1 3.2 2.2
比較例2 3.0 2.0

実施例

0064

上記のとおり、実施例においては冷涼感性に優れ、かつ、肌への塗布性及び水溶液の安定性に優れていた。このことから、本発明のメントール誘導体塩を含む組成物は、メントールにおける各種効果をより効果的に発揮することが把握される。

0065

本発明の化合物は、保存安定性及び冷涼感性に優れる皮膚外溶剤、飲食品、香料組成物及び冷感剤を提供することにある。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い法人

関連性が強い法人一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ