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技術 美容組成物

出願人 フェイスラボ株式会社
発明者 原一茂
出願日 2018年9月14日 (3年2ヶ月経過) 出願番号 2018-172290
公開日 2020年3月26日 (1年7ヶ月経過) 公開番号 2020-045289
状態 未査定
技術分野 化粧料
主要キーワード 水蒸気蒸留後 肌弾力 肌水分 リラックス作用 登録品種 毛髪剤 収れん 酸化ダメージ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年3月26日)のものです。
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図面 (8)

課題

天然植物成分由来で安全性の高い新規美容組成物を提供する。

解決手段

本発明は、アルローズ水蒸気蒸留残渣の親水性有機溶媒抽出物を有効成分として含む美容組成物である。

概要

背景

生物が生きてゆく上で欠かせない酸素は、体内にとりこまれた後、その一部が、通常の酸素よりも反応性の高い活性酸素種へと変わる。高い反応性を有する活性酸素は、エネルギー産生生体防御ステムに利用される。しかし、活性酸素が体内に過剰に蓄積されると、以下に示すような生体機能の損傷や疾患の原因となる酸化ストレスとなる。

コラーゲンは、動物の皮膚等の結合組織を形成する構造タンパク質である。皮膚コラーゲンは、皮膚の真皮に存在する繊維芽細胞により産生され、皮膚の構造維持に貢献し、皮膚を若々しく保ち、シワを作らないために重要である。紫外線等の酸化ストレスによって、コラーゲン量が減少し、細胞外マトリックスが分解することが知られている。

ヒアルロン酸は、主に皮膚真皮の繊維芽細胞やその他結合組織の細胞によって産生され、細胞外マトリックスの主成分である。ヒアルロン酸は、滑液中に高濃度で存在し、関節の水分保持潤滑を担う等、様々な細胞間相互作用関与する。ヒアルロン酸もまた、紫外線等の酸化ストレスによって分解される。

細胞外マトリックス内のコラーゲン・エラスチン架橋構造は、肌の弾力を保持する重要な役割を果たしている。エラスチン分解酵素であるエラスターゼは、紫外線による刺激によって誘導される。エラスチンが分解されると、架橋構造が脆くなり、肌の弾力が失われる。

ヒトの皮膚に存在するメラニン色素は、フェノール類物質高分子化して色素になった物質の総称である。メラノサイト内でのチロシンドーパドーパキノン→メラニン色素の反応によって作られる。メラニン色素の最も重要な役割は、紫外線防御である。紫外線を受けると、チロシナーゼ活性化し、上記各反応が促進される。メラニンを含む細胞は、徐々に角質上層へ移動し、リパーゼのような脂質代謝酵素やエラスターゼのようなタンパク質分解酵素の作用によって細胞間の接着が分解され、最終的に角質は剥離脱落する。メラニン色素は、紫外線による日光障害悪性腫瘍発症を抑制する一方で、肌のシミソバカスの原因になる。

生物は、紫外線曝露等によって活性酸素種(ROS)が過剰に生成することを未然に防ぎ、また、発生したROSを捕捉するような抗酸化機能物質や機構を必要としている。食品中にも、ビタミンEビタミンCのような抗酸化因子がある。現在、新規抗酸化物質の探索も行われている。

例えば、特許文献1は、ジャスミンローズベチバー及びローレル一種以上の植物抽出物からなる抗酸化剤を提案する。この抗酸化剤を含む香料組成物を配合した皮膚外用剤は、香料としての機能に経皮的な抗酸化作用を賦与することができる。特許文献2は、ハイブリッドティー・ローズ又はその抽出物を含有する化粧品組成物を提案する。この化粧品組成物は、抗老化作用が高く、とりわけコラゲナーゼ活性阻害作用が高い。特許文献3は、ダマスクバラ溶媒抽出物を含有する化粧料を提案する。この化粧料は、抗酸化作用、抗炎症作用及び美白作用を有する抽出物を有効成分とする化粧料であって、肌の老化(シワ、タルミ等)の予防及び改善効果、肌のハリツヤ向上効果外的要因(紫外線や化学物質)による酸化ダメージ及び炎症から肌を保護する効果、並びにシミ、ソバカス、肝斑等を予防及び改善する効果を奏する。特許文献4は、β−エンドルフィン及びβ−エンドルフィン産生促進剤と、抗炎症剤とを含有してなる皮膚外用剤を提案する。β−エンドルフィン産生促進剤は、テルミナリアエキスセイヨウオトギリソウエキストウキンセンカエキスジャイアントケルプエキス、又はローズウォーターから選択される。この皮膚外用剤は、抗酸化効果相乗的に増強され、少量の配合により抗酸化剤の効果を十分に発揮し、皮膚中での活性酸素生成に起因する過酸化脂質の生成を抑制し、肌の炎症,肌荒れを防止あるいは改善する効果を有する。

糖化ストレスと呼ばれる血中糖濃度の高い状態が続くと、タンパク質と糖類との架橋反応によって、最終糖化産物(advanced glycation end products、AGE)と呼ばれる変性タンパク質が生成する。AGEが体内に蓄積すると、組織の老化を促進させる原因となる。例えば、皮膚中のAGE化したコラーゲンは、皮膚弾力性を弱めてシワの形成に関与する。

概要

天然植物成分由来で安全性の高い新規な美容組成物を提供する。本発明は、アルローズ水蒸気蒸留残渣の親水性有機溶媒抽出物を有効成分として含む美容組成物である。

目的

本発明は、天然の植物成分由来で安全性の高い新規な美容組成物を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

請求項2

前記親水性有機溶媒がエタノールである、請求項1に記載の美容組成物。

請求項3

抗酸化活性皮膚コラーゲン量産生、エラスターゼ阻害活性チロシナーゼ阻害活性、及びAGE形成阻害活性の少なくとも一の機能を発揮させるための請求項1又は2に記載の美容組成物。

請求項4

さらに、化粧品学的、皮膚病学的及び/又は薬学的に許容される添加剤を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の美容組成物。

請求項5

アルバローズ水蒸気蒸留に供して、アルバローズ水蒸気蒸留及びアルバローズ水蒸気蒸留残渣を得る工程、及び前記アルバローズ水蒸気蒸留残渣を親水性有機溶媒を用いた溶媒抽出にかけてアルバローズ水蒸気蒸留残渣の親水性有機溶媒抽出物を得る工程を含む、美容組成物の製造方法。

請求項6

前記親水性有機溶媒がエタノールである、請求項5に記載の美容組成物の製造方法。

技術分野

0001

本発明は、美容組成物に関し、より詳細にはバラエキスを有効成分とする美容組成物に関する。

背景技術

0002

生物が生きてゆく上で欠かせない酸素は、体内にとりこまれた後、その一部が、通常の酸素よりも反応性の高い活性酸素種へと変わる。高い反応性を有する活性酸素は、エネルギー産生生体防御ステムに利用される。しかし、活性酸素が体内に過剰に蓄積されると、以下に示すような生体機能の損傷や疾患の原因となる酸化ストレスとなる。

0003

コラーゲンは、動物の皮膚等の結合組織を形成する構造タンパク質である。皮膚コラーゲンは、皮膚の真皮に存在する繊維芽細胞により産生され、皮膚の構造維持に貢献し、皮膚を若々しく保ち、シワを作らないために重要である。紫外線等の酸化ストレスによって、コラーゲン量が減少し、細胞外マトリックスが分解することが知られている。

0004

ヒアルロン酸は、主に皮膚真皮の繊維芽細胞やその他結合組織の細胞によって産生され、細胞外マトリックスの主成分である。ヒアルロン酸は、滑液中に高濃度で存在し、関節の水分保持潤滑を担う等、様々な細胞間相互作用関与する。ヒアルロン酸もまた、紫外線等の酸化ストレスによって分解される。

0005

細胞外マトリックス内のコラーゲン・エラスチン架橋構造は、肌の弾力を保持する重要な役割を果たしている。エラスチン分解酵素であるエラスターゼは、紫外線による刺激によって誘導される。エラスチンが分解されると、架橋構造が脆くなり、肌の弾力が失われる。

0006

ヒトの皮膚に存在するメラニン色素は、フェノール類物質高分子化して色素になった物質の総称である。メラノサイト内でのチロシンドーパドーパキノン→メラニン色素の反応によって作られる。メラニン色素の最も重要な役割は、紫外線防御である。紫外線を受けると、チロシナーゼ活性化し、上記各反応が促進される。メラニンを含む細胞は、徐々に角質上層へ移動し、リパーゼのような脂質代謝酵素やエラスターゼのようなタンパク質分解酵素の作用によって細胞間の接着が分解され、最終的に角質は剥離脱落する。メラニン色素は、紫外線による日光障害悪性腫瘍発症を抑制する一方で、肌のシミソバカスの原因になる。

0007

生物は、紫外線曝露等によって活性酸素種(ROS)が過剰に生成することを未然に防ぎ、また、発生したROSを捕捉するような抗酸化機能物質や機構を必要としている。食品中にも、ビタミンEビタミンCのような抗酸化因子がある。現在、新規抗酸化物質の探索も行われている。

0008

例えば、特許文献1は、ジャスミンローズベチバー及びローレル一種以上の植物抽出物からなる抗酸化剤を提案する。この抗酸化剤を含む香料組成物を配合した皮膚外用剤は、香料としての機能に経皮的な抗酸化作用を賦与することができる。特許文献2は、ハイブリッドティー・ローズ又はその抽出物を含有する化粧品組成物を提案する。この化粧品組成物は、抗老化作用が高く、とりわけコラゲナーゼ活性阻害作用が高い。特許文献3は、ダマスクバラ溶媒抽出物を含有する化粧料を提案する。この化粧料は、抗酸化作用、抗炎症作用及び美白作用を有する抽出物を有効成分とする化粧料であって、肌の老化(シワ、タルミ等)の予防及び改善効果、肌のハリツヤ向上効果外的要因(紫外線や化学物質)による酸化ダメージ及び炎症から肌を保護する効果、並びにシミ、ソバカス、肝斑等を予防及び改善する効果を奏する。特許文献4は、β−エンドルフィン及びβ−エンドルフィン産生促進剤と、抗炎症剤とを含有してなる皮膚外用剤を提案する。β−エンドルフィン産生促進剤は、テルミナリアエキスセイヨウオトギリソウエキストウキンセンカエキスジャイアントケルプエキス、又はローズウォーターから選択される。この皮膚外用剤は、抗酸化効果相乗的に増強され、少量の配合により抗酸化剤の効果を十分に発揮し、皮膚中での活性酸素生成に起因する過酸化脂質の生成を抑制し、肌の炎症,肌荒れを防止あるいは改善する効果を有する。

0009

糖化ストレスと呼ばれる血中糖濃度の高い状態が続くと、タンパク質と糖類との架橋反応によって、最終糖化産物(advanced glycation end products、AGE)と呼ばれる変性タンパク質が生成する。AGEが体内に蓄積すると、組織の老化を促進させる原因となる。例えば、皮膚中のAGE化したコラーゲンは、皮膚弾力性を弱めてシワの形成に関与する。

先行技術

0010

特開2007−291031(抗酸化香料組成物及びこれを含有する皮膚外用剤)
特開2011−236147(ハイブリッド・ティー・ローズまたはその抽出物を含有する化粧品組成物、飲食品組成物及び医薬品組成物
特開2014−240375(化粧料)
特開2006−8537(皮膚外用剤)

発明が解決しようとする課題

0011

本発明は、天然植物成分由来で安全性の高い新規な美容組成物を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0012

バラ科バラ属の植物であるローズは、美を象徴する花として歴史的になじみ深い植物である。ローズは、原種の数が多く、また、古来、交配が繰りかえされてきたため、バラの登録品種数は40,000以上といわれている。中でも、“白バラの祖”と言われているアルバローズは、爽やかで上品な香りを放ち、リラックス作用がある。本発明者は、意外にも、アルバローズの水蒸気蒸留残渣の親水性有機溶媒抽出物に美容に役立つ様々な生理活性があることを発見し、本発明を完成させた。すなわち、本発明は、アルバローズ水蒸気蒸留残渣の親水性有機溶媒抽出物を有効成分として含む美容組成物を提供する。

0013

前記親水性有機溶媒は、例えばエタノールである。

0014

本発明の美容組成物は、抗酸化活性、皮膚コラーゲン量産生、エラスターゼ阻害活性チロシナーゼ阻害活性、及びAGE形成阻害活性の少なくとも一の機能を発揮させるために用いられることが好ましい。

0015

本発明の美容組成物は、さらに、化粧品学的、皮膚病学的及び/又は薬学的に許容される添加剤を含んでもよい。

0016

本発明は、また、アルバローズを水蒸気蒸留に供して、アルバローズ水蒸気蒸留及びアルバローズ水蒸気蒸留残渣を得る工程、及び
前記アルバローズ水蒸気蒸留残渣を親水性有機溶媒を用いた溶媒抽出にかけてアルバローズ水蒸気蒸留残渣の親水性有機溶媒抽出物を得る工程
を含む、美容組成物の製造方法を提供する。

0017

前記親水性有機溶媒は、例えばエタノールである。

発明の効果

0018

本発明の美容組成物の有効成分であるアルバローズ蒸留残渣親水性有機溶媒抽出物は、後述の実施例で証明されるように、抗酸化活性、コラーゲン産生促進、エラスターゼ阻害活性、チロシナーゼ阻害活性、メラニン生成抑制等の抗光老化作用やAGE形成阻害活性のような抗糖老化作用を示す。強い抗酸化活性は、具体的には、老化防止疾患予防に役立つ。コラーゲン産生促進作用は、皮膚老化防止に役立つ。エラスターゼ活性阻害作用やAGE(特にAGE化コラーゲン)形成阻害作用は、肌の弾力保持チロシナーゼ活性阻害作用メラニン生成抑制作用は、美白に役立つ。したがって、上記アルバローズ蒸留残渣親水性有機溶媒抽出物を含む本発明の美容組成物は、抗老化化粧品、UV化粧品等に極めて有用である。

0019

アルバローズの水蒸気蒸留後に副生される蒸留残渣は、通常は廃棄されてしまうところ、本発明によって蒸留残渣を有効利用することが可能となる。

図面の簡単な説明

0020

アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物(濃度10〜400μg/mL)を成人ヒト皮膚繊維芽細胞(NHDF−Ad)へ添加した際のコラーゲン産生能を測定した結果である。濃度10μg/mL、100μg/mL又は400μg/mLのエタノール抽出物の添加されたEMEM培地でNHDF−Ad細胞を培養後、コラーゲン量をELISA法で測定し、そして細胞生存率MTT法で測定した。DMSOのみを添加したコントロールのコラーゲン量及び細胞生存率を100とし、各試験コラーゲン産生比(%)及び細胞生存率(%)を示す。図中、折れ線は、1細胞当たりのコラーゲン産生量を示す。濃度10μg/mL又は100μg/mLのアルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物の添加により、コラーゲン産生量が上昇した。したがって、アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物には、コラーゲンを産生して皮膚の抗老化に寄与する成分が含まれていることが判明した。
上記培養試験において、ELISA法でヒアルロン酸量を測定した結果を示す。アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物のいずれの濃度の添加によっても、ヒアルロン酸量の上昇は認められなかった。したがって、これらの濃度範囲のアルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物は、ヒアルロン酸産生能に影響を及ぼさないといえる。
アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物(濃度10〜400μg/mL)のエラスターゼ阻害活性を測定した結果を示す。100μg/mLの濃度のアルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物には、約40%のエラスターゼ阻害活性が認められた。この結果から、アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物には肌弾力保持機能を持つ成分が含まれているといえる。
L−DOPA基質とした場合のアルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物(濃度10〜400μg/mL)のチロシナーゼ阻害活性を測定した結果を示す。濃度100μg/mL及び400μg/mLのアルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物に濃度依存的なチロシナーゼ活性阻害効果が認められた。
L−チロシンを基質とした場合のアルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物(濃度10〜400μg/mL)のチロシナーゼ阻害活性を測定した結果を示す。濃度100μg/mL及び400μg/mLのアルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物の添加によって、チロシナーゼ活性の阻害が認められた。この効果は、L−DOPAよりもL−チロシンを基質とした場合の方がより強い。
アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物のメラニン生成抑制効果を測定した結果を示す。濃度10μg/mL及び100μg/mLのアルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物の添加により、メラニン産生の低下が認められた。アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物には、メラニンの合成を阻害し、美白成分を促す成分が含まれている。
アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物(濃度400μg/mL〜16mg/mL)によるAGE形成阻害活性を示す図である。アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物には、顕著なAGE産生量の減少が濃度依存的に認められた。アルバローズ蒸留エタノール抽出物には、強力な抗AGE活性があり、糖化を阻害する物質の存在が示唆された。

0021

以下に、本発明の一実施の形態を示すことによって、本発明を詳細に説明する。本発明の美容組成物は、アルバローズ水蒸気蒸留残渣の親水性有機溶媒抽出物を有効成分として含む。

0022

アルバローズ(学名ロサ・アルバ)は、オールドローズの一系統であり、ロサ・ダマスケナとロサ・カニナの自然交雑種といわれている。水蒸気蒸留にかけるアルバローズ原料は、花、花弁がく、葉、、種子、根等でよく、好ましくは花、特に好ましくは花弁である。水蒸気蒸留操作は、常法に基づく。

0023

蒸留後の残渣を親水性有機溶媒にて溶剤抽出する。溶剤抽出にかける蒸留残渣原料は、含水の残渣自体、凍結物乾燥物凍結乾燥物等のいずれでもよい。好ましくは、凍結乾燥物である。

0024

親水性有機溶媒の例として、メタノール、エタノール、プロパノールブタノールグリセロールプロピレングリコール、3−ブチレングリコール等の低級アルコールアセトンメチルケトン等のケトンエチルエーテルイソプロピルエーテルジエチルエーテルテトラヒドロフラン等のエーテル酢酸エチル酢酸ブチルプロピオン酸メチル等のカルボン酸エステル等が挙げられる。親水性有機溶媒は、一種単独、又は二種以上の併用であってもよい。好ましくは、エタノールである。

0025

上記溶剤抽出時の温度は、通常、20〜28℃でよく、好ましくは25℃である。抽出時間は、通常、24〜48時間でよい。抽出時に適宜の振盪手段や攪拌手段を用いることが好ましい。

0026

上記アルバローズ蒸留残渣親水性有機溶媒抽出物を、適宜、ろ過や遠心分離機にかけて精製する。さらに、美容組成物の効能を阻害しない限り、脱色処理脱臭処理等の精製を行ってもよい。

0027

精製されたアルバローズ蒸留残渣親水性有機溶媒抽出物は、適宜、エバポレーション凍結乾燥等の濃縮手段によって濃縮又は乾固してもよい。さらに、濃縮又は乾固した抽出物を再度、水、アルコール等の溶媒に溶解してもよい。

0028

アルバローズ蒸留残渣親水性有機溶媒抽出物は、後述の実施例に示すように、抗酸化活性、皮膚コラーゲン量産生、エラスターゼ阻害活性、チロシナーゼ阻害活性、及びAGE形成阻害活性を示す。したがって、本発明の美容組成物は、上記効能の少なくとも一種を発揮させるために用いられることが好ましい。

0029

本発明の美容組成物は、さらに、化粧品学的、皮膚病学的及び/又は薬学的に許容される添加剤を含んでもよい。添加剤の例には、水;エチレングリコールポリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、ジプロピレングリコールグリセリンジグリセリンポリグリセリンペンチレングリコールイソプレングリコールグルコースマルトースフルクトースキシリトールソルビトールマルトトリオースエリスリトール等の多価アルコール;メタノール、エタノール、プロピルアルコールイソプロピルアルコールブチルアルコールイソブチルアルコール等の低級アルコール;オレイン酸イソステアリン酸ラウリン酸ミリスチン酸パルミチン酸ステアリン酸ベヘン酸ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類;オリーブ油トウモロコシ油ツバキ油マカデミアナッツ油アボカド油ナタネ油ゴマ油ヒマシ油サフラワー油綿実油ホホバ油ヤシ油パーム油等の油脂;カルナバロウキャンデリラロウミツロウラノリン等のロウ類;ソルビトール、マンニトール、グルコース、ショ糖ラクトーストレハロース等の糖類;メチルポリシロキサンメチルフェニルポリシロキサンメチルシクロポリシロキサンオクタメチルシクロテトラシロキサンオクタメチルシクロペンタシロキサンデカメチルシクロペンタシロキサンメチルハイドロジェンポリシロキサン等のシリコーン類カラギーナンキサンタンガムゼラチンペクチンアガロースアルギン酸塩デキストリンメチルセルロースエチルセルロースヒドロキシプロピルセルロースヒドロキシエチルセルロースカルボキシメチルセルロースカルボキシビニルポリマーポリビニルアルコールポリビニルピロリドンアラビアガムカラヤガムトラガントガムタマリンドガム等の増粘剤ラウロイル硫酸ナトリウムモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン等の非イオン界面活性剤アルキルサルフェート塩、ノルマルドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等の陰イオン界面活性剤ポリオキシエチレンドデシルモノメチルアンモニウムクロライド等の陽イオン界面活性剤フェノキシエタノールメチルパラベンエチルパラベンプロピルパラベンブチルパラベンパラオキシ安息香酸エステル安息香酸サリチル酸とその塩類ソルビン酸とその塩類、デヒドロ酢酸とその塩類、クロルクレゾールヘキサクロロフェン等の防腐剤ベントナイトスメクタイトバイデライトノントロナイトサポナイトヘクトライト、ソーコナイトスチーブンサイト等の鉱物ベンガラ黄酸化鉄黒酸化鉄酸化コバルト群青紺青酸化チタン酸化亜鉛等の無機顔料;赤色202号、黄色4号、青色404号等の着色料;香料;香油ビタミンAビタミンD、ビタミンE、ビタミンFビタミンK等のビタミン類やジカプリル酸ピリドキシン、ジパルミチン酸ピリドキシン、ジパルミチン酸アスコルビルモノパルミチン酸アスコルビルモノステアリン酸アスコルビル等のビタミン誘導体スクワランスクワレン流動パラフィン等の高級脂肪族炭化水素類セラミドセレブロシドスフィンゴミエリン等のスフィンゴ脂質コレステロールフィトステロール等のステロール類フラボノイドカロテノイドタンニン類没食子酸トコフェロールスーパーオキシドディムターゼ(SOD)、チオレドキシン、チオレドキシンリダクターゼ、ブチルヒドロキシトルエンブチルヒドロキシアニソール等の抗酸化剤;ステロイド系及び非ステロイド系抗炎症剤パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸モノグリセリンエステルアントラニル酸メチルホモメンチル−N−アセチルアントラニレート、パラメトキシケイ皮酸オクチルエチル−4−イソプロピルシンナメート等の紫外線吸収剤;t−シクロアミノ酸誘導体コウジ酸アスコルビン酸ハイドロキノンエラグ酸ニコチン酸レゾルシノールトラネキサム酸、4−メトキシサリチル酸カリウム塩マグノリグナン、4−HPB、ヒドロキシ安息香酸、ビタミンE、α−ヒドロキシ酸AMP等の美白剤;1,3−ブチレングリコール(BG)、ジプロピレングリコール(DPG)、ベタイン、トレハロース、ヒアルロン酸Na、水溶性コラーゲン尿素等の保湿剤等が挙げられる。

0030

本発明の美容組成物の具体的用途としては、サンタン化粧品、美容液保湿化粧水、柔軟化粧水、収れん化粧水等のスキンケア化粧品ファーミング化粧品、アンチセルライト化粧品等のボディ化粧品;基礎化粧品(化粧水、乳液クリーム)、ファンデーション下地クリームフェイスパウダーウォータープルーフ等のメイクアップ化粧品石鹸シャンプーリンス入浴剤等の入浴料;毛髪剤育毛剤等が挙げられる。

0031

本発明の美容組成物の形態は、上記用途に応じて、水剤液剤エアゾール乳剤、乳液、エマルションローション、クリーム、軟膏粉体又は固形物であり得る。即効性の観点から、水剤、液剤、エアゾール、ローション、乳剤、乳液、エマルション等に加工される。

0032

本発明の美容組成物中のアルバローズ蒸留残渣親水性有機溶媒抽出物の配合量は、使用目的に応じて適宜決められるが、抽出物の固形分として、通常、0.0001〜0.5質量%でよく、好ましくは0.0001〜0.3質量%であり、より好ましくは0.001〜0.1質量%である。

0033

本発明の美容組成物の処方例を示す。しかし、本発明は、以下の処方例に限定されるものではない。
[処方例1]化粧水

0034

[処方例2]乳液

0035

[処方例3]クリーム

0036

[処方例4]入浴剤

0037

本発明は、また、上記美容組成物の製造方法を提供する。該製造方法は、アルバローズを水蒸気蒸留に供して、アルバローズ水蒸気蒸留及びアルバローズ水蒸気蒸留残渣を得る工程、及び、前記アルバローズ水蒸気蒸留残渣を親水性有機溶媒を用いた溶媒抽出にかけてアルバローズ水蒸気蒸留残渣の親水性有機溶媒抽出物を得る工程を含む。各工程の説明は上記したとおりである。

0038

以下に本発明の美容組成物の実施例を示すことにより、本発明をより詳細に説明する。しかし、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。

0039

(1)アルバローズ水蒸気蒸留残渣エタノール抽出物の調製
アルバローズの花部からなる原料を水蒸気蒸留に供して、アルバローズ水蒸気蒸留物及びアルバローズ蒸留残渣を得た。アルバローズ蒸留残渣の含水率86.7%であった。

0040

このアルバローズ水蒸気蒸留残渣を凍結乾燥機にて乾燥させ、その乾燥物のエタノール抽出を行った。エタノール抽出は、室温にて200rpmの攪拌速度で振盪しながら、24時間行った。エタノール抽出液をろ過し、ロータリーエバポレーターにて温度45℃で濃縮後、デシケータ内で乾固させた。この乾固物を、アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物という。アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物のエタノール抽出率(=乾固物重量/抽出に用いた原料の重量)は、29.9%であった。

0041

(2)抗酸化活性試験
上記で得られたアルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物について、スーパーオキシド消去活性能をORAC(Oxygen Radical Absorbance Capacity)法により測定した。ORAC法は、活性酸素による蛍光試薬消光スピードを抗酸化物質が遅延する能力を抗酸化物質の抗酸化能として評価する方法である。例えば酸化物質APH(2,2‘−アゾビス2−アミノプロパン二塩酸塩)により発生させた活性酸素ペルオキシルラジカル試料中の蛍光試薬フルオレセイン酸化させる。もし、試料中に抗酸化物質が存在すれば、抗酸化物質がペルオキシルラジカルを消去するので、フルオセレインの消光スピードが遅延する。

0042

上記アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物の溶液(pH7.4)0.3mLに48nMフルオレセイン溶液1.8mLを加えた後、43mM AAPH(pH7.4)を0.9mL添加した。この混合液を10秒間、ボルテックスした後、分光蛍光光度計製品名FlexStation 3、Molecular devices製)で蛍光強度励起波長:485nm、測定波長520nm)を測定した。

0043

得られた蛍光強度からスーパーオキシド消去活性能を算出した(n=4)。結果を表5に示す。スーパーオキシド消去活性能は、サンプル1mg当たりの抗酸化活性を、トロロックスビタミンE誘導体指標とする抗酸化物質)等量として表したものであり、値が大きいほど抗酸化活性が高いことを示す。

0044

表5に示すとおり、アルバローズ水蒸気蒸留残渣のエタノール抽出物のスーパーオキシド消去活性能は、1.67mgTE/mgであった。すなわち、上記エタノール抽出物は、抗酸化物質トロロックスの約1.67倍という高い抗酸化活性を示した。

0045

(3)コラーゲン・ヒアルロン酸産生試験
上記アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物を繊維芽細胞培液へ添加した際のコラーゲン及びヒアルロン酸の産生能を測定した。具体的には、モデル細胞としての成人ヒト皮膚繊維芽細胞(NHDF−Ad、1.0×104cell/well)を濃度10μg/mL、100μg/mL又は400μg/mLのエタノール抽出物2μLの添加されたEMEM培地(998μL)中で、5%CO2+95%エアーの存在下、37℃で72時間培養した。培養後、コラーゲン及びヒアルロン酸量をELISA法で測定し、そして細胞生存率をMTT法で測定した。コラーゲン産生試験の陽性対照としてアスコルビン酸(100μg/mL)、そして、ヒアルロン産生酸試験の陽性対照としてN−アセチルグルコサミン(100μg/mL)を繊維芽細胞培液に添加した系での測定も行った。

0046

DMSOのみを添加したコントロールのコラーゲン量、ヒアルロン酸量、及び細胞生存率を100とし、各試験のコラーゲン産生比(%)及びヒアルロン酸産生比(%)をそれぞれ、図1及び図2に示す(n=3)。図1及び2中、折れ線は、それぞれ、1細胞当たりのコラーゲン産生量及びヒアルロン酸産生量を示す。

0047

図1のコラーゲン産生量を見ると、濃度10μg/mL又は100μg/mLのアルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物の添加により、コラーゲン産生量が有意に上昇した。したがって、アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物には、コラーゲンを産生して皮膚の抗老化に寄与する成分が含まれていることが判明した。これから、上記アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物には、肌水分持効果、関節痛改善効果等の効果を発揮させる用途が期待される。

0048

一方、図2のヒアルロン酸産生量を見ると、アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物のいずれの濃度の添加によっても、ヒアルロン酸量の上昇は認められなかった。したがって、これらの濃度域のアルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物はヒアルロン酸酸性能に影響を及ぼさないことが判明した。

0049

(4)エラスターゼ阻害活性試験
アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物のエラスターゼ阻害活性を測定した。具体的には、モデル細胞としての成人ヒト皮膚繊維芽細胞(NHDF−Ad、1.2×106cell/well)に溶解バッファー〔0.2M Tris−HCl(pH8.0)、1mMPMSF、0.5%Triton X−100〕を1.25mL加えて、氷水中で2分間のソニケーション後、室温にて10分間放置した。ライセートを4℃の温度で400g×15分の遠心分離処理にかけた。遠心分離後の上清25μLに0.2M Tris−HCl(pH8.0)を23μLと濃度10μg/mL、100μg/mL又は400μg/mLの上記アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物2μLを加え、37℃の温度で15分間、放置した。次いで、5mMのサブストレート(Suc−Ala−Ala−Ala−pNA)を50μL添加し、37℃で2時間、放置した。その後、吸光光度計(製品名ELx800、Bio Teck製)で406nmの吸光度を測定した。また、エラスターゼ活性阻害剤(陽性対照)として0.04mMフォスフォラミドンを添加した系でも測定を行った。

0050

DMSOのみを添加したコントロールの吸光度を100とし、各試験の吸光度の比率エラスターゼ活性)を図3に示す(n=3)。なお、濃度400μg/mLのアルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物では、サンプル自身の着色のためにエラスターゼ活性を測定不能であった。

0051

図3に示すように、100μg/mLの濃度のアルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物には、約40%のエラスターゼ阻害活性が認められた。この結果は、アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物に肌弾力保持機能を持つ成分が含まれていることを示唆する。よって、上記アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物に、肌弾力保持機能を発揮させる用途が期待される。

0052

(5)チロシナーゼ阻害活性試験
上記アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物のチロシナーゼ阻害活性を評価した。具体的には、濃度10μg/mL、100μg/mL又は400μg/mLのエタノール抽出物の存在下で、L−DOPA(3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−L−アラニン)又はL−チロシンを基質としてマッシュルームチロシナーゼによるDOPAクロム産生量を示す475nmの吸光度を前記吸光光度計で測定した。陽性対照として阻害剤であるコウジ酸(3.3μg/mL)を添加した系の吸光度も測定した。

0053

DMSOのみを添加したコントロールの吸光度を100として、各系のチロシナーゼ活性(%)を、L−DOPAの場合を図4に示し、そしてL−チロシンの場合を図5に示す(n=3)。

0054

図4のL−DOPAを基質とした場合、濃度100μg/mL及び400μg/mLのアルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物に濃度依存的なチロシナーゼ活性の阻害効果が認められた。

0055

図5のL−チロシンを基質とした場合でも、濃度100μg/mL及び400μg/mLのアルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物の添加により、濃度依存的なチロシナーゼ活性の阻害効果が認められた。この効果は、L−DOPAよりもL−チロシンを基質とした場合の方がより強く認められた。

0056

以上の結果より、アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物には、チロシナーゼを阻害し、メラニンの定着を防止する成分が含まれており、美白効果が期待できることが示唆された。

0057

(6)メラニン生成抑制試験
上記アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物のメラニン生成抑制作用を評価した。具体的には、モデル細胞として用いたヒトメラノーマ細胞(G361、105cells/mL、1mL/well)を濃度10μg/mL、100μg/mL又は400μg/mLのアルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物2μLの添加されたEMEM培地(998μL)中で、5%CO2+95%エアーの存在下、37℃で72時間培養した。培養液の一部に1M NaOHを1mL添加して室温で一晩(4時間)、遮光保存した後、プレートリーダーの405nmの吸収度から培養液中に生成されたメラニン量を求めた。また、上記培養液の残部にMTT染色液50μL添加して、5%CO2+95%エアーの存在下、37℃で4時間放置後、HCL−イソプロパノールを1mL添加して、室温で一晩(4時間)、遮光保存した後、プレートリーダーの570nmの吸収度から細胞生存率を求めた。陽性対照として、上記アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物の代わりにメラニン生成阻害活性を示すアルブチンを100μg/mL添加して系でのメラニン生成量も測定した。

0058

50%BG、50%エタノール、ホホバ油及びDMSOを添加したコントロールのメラニン生成量(吸光度)及び細胞生存率(吸光度)を100とし、各試験系のメラニン産生比(%)及び細胞生存率(%)を求めた。結果を図6に示す。図中、折れ線は、1細胞当たりのメラニン生成量を示す。

0059

図6から、濃度100μg/mL及び400μg/mLのアルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物の添加により、陽性対照のアルブチンに匹敵するメラニン産生低下が認められた。したがって、アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物には、メラニンの合成を阻害し、美白成分を促す成分が含まれていることが示唆された。

0060

(7)AGE形成阻害活性試験
AGEを形成させるin vitro試験系にアルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物を共存させることにより、AGEが阻害されるかどうかを以下の手順で評価した。

0061

反応溶液の調製)
BSAをPBSに溶解させて、20mg/mLのBSA溶液を調製した。グリセリルアルデヒドをPBSに溶解させて、45mg/mLのグリセリルアルデヒド溶液を調製した。上記エタノール抽出物のDMSO溶液超純水中に5%(v/v)で混合した。陰性対照として5%(v/v)DMSO溶液、陽性対照として5%(v/v)DMSO溶液にアミノグアニジンを2.2mg/mLとなるように混合させたものを用意した。

0062

96ウェルプレートの各ウェルに、BSA溶液50μL、上記グリセリルアルデヒド溶液10μL、並びに陰性対照、陽性対照又はエタノール抽出物(濃度400μg/mL、4mg/mL、又は16mg/mL)を40μL添加して混合した。予め行った試験でAGE形成反応が十分に起こるのに要した18時間の期間を反応時間とした。

0063

(AGE形成量の測定)
反応溶液中に形成したAGE量を、前記分光蛍光光度計を用いた反応溶液の蛍光強度(Ex:360nm、Em:465nm)から測定した(n=3)。反応液における反応0時間目と18時間後の蛍光強度をそれぞれ、陰性対照の反応0時間目の蛍光強度を1とした値で示した。結果を図7に示す。

実施例

0064

図7に示すように、18時間後、アルバローズ蒸留残渣エタノール抽出物には、顕著なAGE産生量の減少が濃度依存的に認められた。しかも、そのAGE産生量は、陽性対照のアミノグアニジンよりも顕著に少なかった。したがって、アルバローズ蒸留エタノール抽出物は、強力なAGE阻害活性があり、抗糖老化作用を示す美容組成物への適用が期待される。

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