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技術 搬送装置の駆動ユニット

出願人 村田機械株式会社
発明者 速水義之
出願日 2018年9月14日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2018-172145
公開日 2020年3月26日 (8ヶ月経過) 公開番号 2020-045181
状態 未査定
技術分野 可動式コンベヤフレーム
主要キーワード 走行ボタン 旋回部分 駆動コンベヤ 連結解除状態 各駆動ユニット ステアリング操作性 非常停止ボタン 補助車輪
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (4)

課題

搬送装置において、車輪に対する荷重を小さくしつつ、大きな推進力を得る。

解決手段

バンニング・デバンニング装置1における駆動ユニット31は、走行モータ41と、駆動車輪45と、補助車輪47と、電磁クラッチ49とを備えている。駆動車輪45は、走行モータ41によって水平方向に延びる車輪駆動軸C1回りに回転し、装置1を走行させる。補助車輪47は、車輪駆動軸C1回りに回転する。電磁クラッチ49は、補助車輪47を駆動車輪45に連結することで走行モータ41の駆動力を補助車輪47に伝える連結状態と、補助車輪47と駆動車輪45を切り離すことで走行モータ41の駆動力が駆動車輪45のみに伝わる連結解除状態と、で切り替える。

概要

背景

従来、目的地に着いたコンテナ内の荷は、コンテナから取り出されてパレット積み替えられている。この積み替えを可能とするために、コンテナから荷を降ろす(デバンニング)ため又はコンテナに荷を積む(バンニング)ためのバンニング・デバンニング装置が用いられている(例えば、特許文献1を参照)。
例えばデバンニング時において、具体的には、上記装置のコンベヤの先端がコンテナ内に配置され、作業員がコンテナ内で荷をコンベヤに載せる。そして、コンベヤが荷をコンテナの外に搬送し、最後に他の作業者が荷をパレットに積み付ける。

概要

搬送装置において、車輪に対する荷重を小さくしつつ、大きな推進力を得る。バンニング・デバンニング装置1における駆動ユニット31は、走行モータ41と、駆動車輪45と、補助車輪47と、電磁クラッチ49とを備えている。駆動車輪45は、走行モータ41によって水平方向に延びる車輪駆動軸C1回りに回転し、装置1を走行させる。補助車輪47は、車輪駆動軸C1回りに回転する。電磁クラッチ49は、補助車輪47を駆動車輪45に連結することで走行モータ41の駆動力を補助車輪47に伝える連結状態と、補助車輪47と駆動車輪45を切り離すことで走行モータ41の駆動力が駆動車輪45のみに伝わる連結解除状態と、で切り替える。

目的

本発明の他の目的は、搬送装置において、ステアリング操作が行いやすい構成にすることにある

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

搬送装置における駆動ユニットであって、駆動部と、前記駆動部によって水平方向に延びる第1軸回りに回転し、前記搬送装置を走行させる駆動車輪と、前記第1軸に平行な第2軸回りに回転する補助車輪と、前記補助車輪を前記駆動車輪に連結することで前記駆動部の駆動力を前記補助車輪に伝える連結状態と、前記補助車輪と前記駆動車輪を切り離すことで前記駆動部の駆動力が前記駆動車輪のみに伝わる連結解除状態と、で切り替える連結部と、を備える駆動ユニット。

請求項2

前記駆動車輪は、水平面内における前記駆動車輪の中心を通る鉛直な第3軸回りに旋回し、前記補助車輪も前記第3軸回りに旋回する、請求項1に記載の駆動ユニット。

請求項3

前記第1軸と前記第2軸が同軸である、請求項1又は2に記載の駆動ユニット。

請求項4

鉛直軸回りに旋回可能な支持プレートをさらに備え、前記駆動車輪は、前記支持プレートによって支持されており、前記駆動部は、前記支持プレートに設けられる、請求項1〜3のいずれかに記載の駆動ユニット。

技術分野

0001

本発明は、搬送装置駆動ユニットに関する。

背景技術

0002

従来、目的地に着いたコンテナ内の荷は、コンテナから取り出されてパレット積み替えられている。この積み替えを可能とするために、コンテナから荷を降ろす(デバンニング)ため又はコンテナに荷を積む(バンニング)ためのバンニング・デバンニング装置が用いられている(例えば、特許文献1を参照)。
例えばデバンニング時において、具体的には、上記装置のコンベヤの先端がコンテナ内に配置され、作業員がコンテナ内で荷をコンベヤに載せる。そして、コンベヤが荷をコンテナの外に搬送し、最後に他の作業者が荷をパレットに積み付ける。

先行技術

0003

特開2017−224136号公報

発明が解決しようとする課題

0004

バンニング・デバンニング装置では、装置の大型化に伴い、駆動車輪に作用する荷重が大きくなるという問題がある。車輪が伝達可能な装置の推進力の上限は床と車輪の摩擦力(その車輪にかかる荷重×車輪の摩擦係数)によって決まるので、駆動車輪に作用する荷重が大きくなると車輪の推進力は大きくなる。
一方、床の耐荷重に制限がある場合(例えば、トラックの床が木材でできている場合)、1輪あたりの荷重を床の耐荷重(例えば500kg/輪)以下にする必要がある。
荷重を軽減する技術として、従来では従動補助車輪を追加することで、荷重を分散させることが行われている。

0005

しかし、補助車輪を単に追加すると、搬送装置が登時や段差を乗越えるような大きな推進力を必要とする場面において、以下の問題が生じる。つまり、搬送装置のエンジンが大きなトルク発生していても、摩擦力が小さいことによって駆動車輪がスリップしてしまい、搬送装置が進まない。言い換えると、駆動車輪にかかる荷重が減ることで、推進力が低下してしまい、搬送装置の登坂や段差乗越え能力が低下してしまう。

0006

上記問題を解決するために、搬送装置に駆動車輪を追加することで、1輪あたりの荷重を軽減しつつ駆動力を確保することが考えられる。しかし、この解決方法では、駆動車輪の追加によって、コストアップ、重量アップになる。
また、ステアリグ操作に伴い複数の駆動車輪を、駆動車輪の中心からずれた位置の軸を中心に旋回させると、ステアリング操作の際に車輪が引きずられることによって駆動車輪のダメージが増加したり、ステアリング操作を行う際の操作トルクが増加したりする。
なお、ステアリング操作性を向上させるために、駆動車輪の速度差によってステアリングを制御する構成が考えられる。また、それぞれの駆動車輪の上に旋回軸を設け、それらを旋回させる制御する構成も考えられる。しかし、これらの場合は、制御構成のコストアップになり、さらに、ステアリング操作に制御が介入することによって操作感が悪化する。

0007

本発明の目的は、搬送装置において、車輪に対する荷重を小さくしつつ、大きな推進力を得ることにある。
本発明の他の目的は、搬送装置において、ステアリング操作が行いやすい構成にすることにある。

課題を解決するための手段

0008

以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。

0009

本発明の一見地に係る搬送装置における駆動ユニットは、駆動部と、駆動車輪と補助車輪と、連結部とを備えている。
駆動車輪は、駆動部によって水平方向に延びる第1軸回りに回転し、搬送装置を走行させる。
補助車輪は、第1軸に平行な第2軸回りに回転する。
連結部は、補助車輪を駆動車輪に連結することで駆動部の駆動力を補助車輪に伝える連結状態と、補助車輪と駆動車輪を切り離すことで駆動部の駆動力が駆動車輪のみに伝わる連結解除状態と、で切り替える。
この駆動ユニットでは、補助車輪を追加することにより、1輪あたりの荷重を減らしつつ、必要な場合は補助車輪と駆動車輪を連結することによって大きな推進力を得ることができる。駆動車輪にかかる荷重と補助車輪にかかる荷重を併せることができるからである。

0010

駆動車輪は、水平面内における駆動車輪の中心を通る鉛直な第3軸回りに旋回してもよい。補助車輪も、第3軸回りに旋回してもよい。
この駆動ユニットでは、駆動車輪の中心に鉛直な第3軸を位置することにより、補助車輪を駆動車輪から切り離しているときには、ステアリング操作に必要な力が、車輪をステアリングする際の抵抗となる。補助車輪を駆動車輪から切り離せば、補助車輪はフリー転回しながら旋回するからである。以上の結果、ステアリング操作が行いやすくなる。なお、「車輪をステアリングする際の抵抗」とは、搬送車走行状態又は停止状態ハンドルを切るときに、路面から車輪に作用するねじり方向の抵抗である。

0011

第1軸と第2軸が同軸であってもよい。
この駆動ユニットでは、シンプルな構造によって補助車輪を駆動車輪に連結できる。さらに、この構成によって、ステアリングのための制御が不要になる。

0012

駆動ユニットは、鉛直軸回りに旋回可能な支持プレートをさらに備えていてもよい。
駆動車輪は、支持プレートによって支持されていてもよい。
駆動部は、支持プレートに設けられていてもよい。
この駆動ユニットでは、旋回部分に駆動部が直接設けられることで、駆動部の回転半径が小さくなり、さらに省スペースになる。

発明の効果

0013

本発明に係る搬送装置の駆動ユニットでは、車輪に対する荷重を小さくしつつ、大きな推進力を得ることができる。

図面の簡単な説明

0014

本発明の第1実施形態に係るバンニング・デバンニング装置の側面図。
駆動ユニットの模式的側面図。
駆動ユニット旋回時の駆動車輪と補助車輪の位置関係を示す模式的平面図。

実施例

0015

1.第1実施形態
(1)バンニング・デバンニング装置の基本構成
図1を用いて、バンニング・デバンニング装置1(以下、「装置1」とする)を説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るバンニング・デバンニング装置の側面図である。
以下の説明においては、装置1の長さ方向を第1方向(矢印X)、幅方向を第2方向(矢印Y)、高さ方向を第3方向(矢印Z)と定義する。また、第1方向に延びる軸をX軸とし、第2方向に延びる軸をY軸とし、第3方向に延びる軸をZ軸とする。
装置1は、例えばコンテナ(図示せず)から荷Wを降ろす(デバンニング)、又は例えばコンテナに荷Wを積む(バンニング)ために用いられる。したがって、荷Wをデバンニング又はバンニングするために、装置1はコンテナの配置位置まで移動させられる。
装置1は、主に、コンベヤ3と、作業台5と、走行部7とを備える。

0016

(2)コンベヤ
コンベヤ3は、荷Wを上面に載せた状態で荷投入部から荷排出部まで搬送する装置である。
コンベヤ3は、複数のコンベヤから構成されている。具体的には、コンベヤ3は、第1方向に並んで配置された、第1コンベヤ3aと、第2コンベヤ3bと、第3コンベヤ3cと、第4コンベヤ3dと、第5コンベヤ3eとを有している。第1コンベヤ3aはモータによって駆動されるベルトコンベヤである。第2〜第5コンベヤ3b〜3eはフリーローラローラコンベヤである。なお、これらコンベヤは駆動コンベヤでもよい。
デバンニング動作であれば、第1コンベヤ3aが搬送方向上流側となって、第5コンベヤ3eが搬送方向下流側になる。バンニング動作であれば、第1コンベヤ3aが搬送方向下流側となって、第5コンベヤ3eが搬送方向上流側になる。
第1コンベヤ3aは、デバンニング動作において作業者が荷Wを置くための荷投入部である。第1コンベヤ3aは、バンニング又はデバンニングを行うときに、例えば、コンテナ、トラックの内部又は近傍に配置される。
第1コンベヤ3aの荷搬送面は、コンベヤ駆動部(図示せず)により前後に移動させられる。

0017

第1コンベヤ3aの後端は、走行部7に対して、Y軸回りに回動可能に装着されている。さらに、第1コンベヤ3aを回動させるために、コンベヤ昇降部(図示せず)が走行部7に設けられている。コンベヤ昇降部は、第1コンベヤ3aの前端を昇降する公知技術であり、昇降モータ、複数のギヤからなる回動駆動部などを有している。
また、第1コンベヤ3aの後端は、走行部7に対して、Z軸回りに回動可能に装着されている。より詳細には、前述のコンベヤ昇降部(図示せず)の各種構造が、走行部7に対してZ軸回りに回動可能になっている。
これにより、作業者は、第1コンベヤ3aの前端を上下左右の所望の位置に移動させることができる。

0018

第2コンベヤ3bは、第1コンベヤ3aの後側に設けられている。第1コンベヤ3aと第2コンベヤ3bとの間には、第1コンベヤ3aの後端と第2コンベヤ3bとを架け渡すための追加コンベヤ3fが設けられている。これにより、第1コンベヤ3aの荷搬送面と第2コンベヤ3bの荷搬送面とを、小さな段差で、つまり荷搬送面が連続するように接続できる。

0019

第3コンベヤ3cは、走行部7の上部後端にY軸回りに回動可能に連結されている。
具体的には、第3コンベヤ3cは、その前端と第2コンベヤ3bの後端との間に生じる隙間及び段差が小さくなるように、すなわち、第2コンベヤ3bの後端と第3コンベヤ3cの前端との距離が最小限となるように、走行部7の上部後端に連結されている。さらに具体的には、第3コンベヤ3cの前端の荷搬送面の近傍(第3コンベヤ3cの前端の直下)において走行部7に連結することで、第2コンベヤ3bの後端と第3コンベヤ3cの前端との距離が小さくなる。なお、第3コンベヤ3cの後端は、第4コンベヤ3dの上部によって第1方向に相対移動可能になるように支持されている。

0020

第4コンベヤ3dは、前端が走行部7の上部に連結されている。具体的には、第4コンベヤ3dの前端は、走行部7の上部によってY軸回りに回動可能に連結されている。
第3コンベヤ3cと第4コンベヤ3dは互いに直接的に接するように配置されている。ただし、第3コンベヤ3cと第4コンベヤ3dの間に、別のコンベヤが配置されてもよい。
第5コンベヤ3eは、作業者が荷を取り出すための荷排出部である。図1に示すように、第5コンベヤ3eは、台車15の上部に設けられている。台車15は、床面Fに接触した前輪15a及び後輪15bを有している。第5コンベヤ3eの前端の上に第4コンベヤ3dの後端が置かれている。なお、第5コンベヤ3eは、ロープ等(図示せず)によって走行部7に連結されていてもよい。

0021

(3)作業台
作業台5は、第1コンベヤ3aの下方に配置された、作業者が乗ることが可能なリフタである。作業者が作業台5の上に乗ることで、荷Wを第1コンベヤ3aに載せることができる。
作業台5は、第2方向に長く延びており、そのため第1コンベヤ3aが作業台5の第2方向中央位置付近にある場合は、作業者は第1コンベヤ3aの第2方向のいずれの側にも立つことができる。

0022

作業台5は、作業者が荷をコンベヤ3に積み込むときに、第1コンベヤ3aの位置に合わせて上下方向に移動可能である。そのための構造として、作業台5は、走行部7に対して、作業台昇降部(図示せず)によって接続されている。作業台昇降部は、走行部7の作業台5側部分に設けられている。作業台昇降部は、作業台5を昇降駆動する公知の技術であって、シリンダ駆動方向変換機構などを有している。これにより、作業者は、作業台5を上下の所望の位置に移動させることができる。

0023

(4)走行部
走行部7は、床面F上を走行する走行装置である。本実施形態において、走行部7は、操作部73の操作により走行方向を変更可能となっている(後述)。
また、走行部7は、第1コンベヤ3a及び第2コンベヤ3bを搭載し、後端部に第3コンベヤ3c及び第4コンベヤ3dを連結する。
これにより、走行部7が床面Fを走行すると共に、走行部7に連結された台車15が走行部7の走行に従って移動することにより、装置1は、第1コンベヤ3a〜第5コンベヤ3eにわたって移動できる。

0024

(5)駆動ユニット
図2を用いて、走行部7の駆動ユニット31を説明する。図2は、駆動ユニットの模式的側面図である。
駆動ユニット31は、走行部7において水平方向に推進力を発生する装置である。

0025

駆動ユニット31は、駆動車輪45を有する。駆動車輪45は、床面Fに接触し、走行モータ41により、Y軸回りに回転可能となっている。以下、駆動ユニット31を詳細に説明する。
駆動ユニット31は、以下に説明するように、駆動車輪45を回転駆動する構造及び駆動車輪45を旋回する構造を有している。

0026

駆動ユニット31は、装置本体の下部フレーム33の孔33aに対して軸受35を介して回転自在に支持されたステアリングシャフト37を有する。ステアリングシャフト37の回転軸であるステアリング軸C2は、Z軸に平行に延びている。ステアリングシャフト37は、ハンドル71によって操作される。
駆動ユニット31は、ステアリングシャフト37の下面に固定された支持プレート39を有している。支持プレート39は、ステアリングシャフト37によって鉛直軸回りに旋回する。支持プレート39は、ステアリングシャフト37の下面に固定された第1部分39aと、そこから下方に延びる第2部分39bとを有する。

0027

駆動ユニット31は、走行モータ41(駆動部の一例)を有している。走行モータ41は、駆動力を発生する装置である。走行モータ41は、減速機43を介して支持プレート39の第2部分39bに支持されている。
駆動車輪45は、減速機43を介して支持プレート39によって支持されている。駆動車輪45には、走行モータ41からの動力が入力される。具体的には、駆動車輪45は、減速機43から延びる第1駆動軸44aに連結されている。これにより、駆動車輪45は、走行モータ41によって車輪駆動軸C1(第1軸の一例)回りに回転し、装置1を走行させる。

0028

駆動車輪45は、平面視の中心がステアリング軸C2に一致している。言い換えると、駆動車輪45は、水平面内における駆動車輪45の中心を通る鉛直な軸(第3軸の一例)回りに旋回する。この結果、駆動車輪45は、ステアリング操作によってステアリングシャフト37が回転することにより、その舵角を変更する。なお、上記の構造が実現するのは、支持プレート39の旋回中心も上記の第3軸となっているからである。
駆動車輪45の中心にステアリング軸C2が設けられることで、ステアリング操作の際に駆動車輪45が引きずられることが減り、さらに、ステアリング操作を行う際の操作トルクが減少する。

0029

駆動ユニット31は、補助車輪47を有している。補助車輪47は、床面Fに接触し、走行モータ41によりY軸回りに回転可能となっている。具体的には、補助車輪47は、駆動車輪45を介して支持プレート39に支持されている。補助車輪47は、車輪駆動軸C1に平行な軸(第2軸の一例)回りに回転する。この実施形態では、補助車輪47の回転軸は、車輪駆動軸C1に一致している。

0030

以上に述べたように、この駆動ユニット31では、補助車輪47を追加することにより、1輪あたりの荷重(輪圧)を減らせる。
さらに、以上に述べたように、駆動ユニット31は、装置本体に対してステアリング軸C2回りで一体的に回転するようになっている。つまり、ハンドル71が操作されると、ステアリングシャフト37が回転し、それにより駆動車輪45の舵角が変更される。つまり、駆動車輪45が旋回すると、補助車輪47もステアリング軸C2回りに旋回する。この場合、補助車輪47はステアリング軸C2から所定距離だけ離れているので、補助車輪47の旋回動作半径は大きい。

0031

駆動ユニット31は、電磁クラッチ49(連結部の一例)を有している。電磁クラッチ49は、駆動車輪45と補助車輪47とを連結及び連結解除するための装置である。言い換えると、補助車輪47が、走行モータ41に接続された駆動車輪45に対して、電磁クラッチ49を介して接続されている。さらに具体的には、駆動車輪45から第2駆動軸44bが延び、電磁クラッチ49に接続されている。なお、補助車輪47と駆動車輪45とを連結及び連結解除可能な装置は、機械式クラッチ機械的なリンク機構カム機構を使用したものでもよい。
具体的には、電磁クラッチ49は、補助車輪47を駆動車輪45に連結することで走行モータ41の駆動力を補助車輪47に伝える連結状態と、補助車輪47と駆動車輪45を切り離すことで走行モータ41の駆動力が駆動車輪45のみに伝わる連結解除状態と、で切り替える。つまり、電磁クラッチ49は、必要な推進力に応じて、走行モータ41によって駆動される車輪の数を変更する。
上記の連結状態では、駆動車輪45と共に補助車輪47が駆動されるので、装置1は大きな推進力を得ることができる。

0032

(6)制御構成
装置1は、コントローラ61を有している。
コントローラ61は、プロセッサ(例えば、CPU)と、記憶装置(例えば、ROM、RAM、HDDSSDなど)と、各種インターフェース(例えば、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、通信インターフェースなど)を有するコンピュータシステムである。コントローラ61は、記憶部(記憶装置の記憶領域の一部又は全部に対応)に保存されたプログラムを実行することで、各種制御動作を行う。
コントローラ61は、単一のプロセッサで構成されていてもよいが、各制御のために独立した複数のプロセッサから構成されていてもよい。

0033

コントローラ61の各要素の機能は、一部又は全てが、制御部を構成するコンピュータシステムにて実行可能なプログラムとして実現されてもよい。その他、制御部の各要素の機能の一部は、カスタムICにより構成されていてもよい。
図2に示すように、コントローラ61には、走行モータ41及び電磁クラッチ49が接続されている。したがって、コントローラ61は、走行モータ41及び電磁クラッチ49の動作を制御できる。

0034

操作部73の筐体には、走行ボタン92と、非常停止ボタン93とが設けられている。走行ボタン92は、前進タン92aと後進ボタン92bとを有する。これらのボタンは、例えば、押ボタンである。前進ボタン92aが押されると、走行モータ41が駆動されて装置1が前進する。後進ボタン92bが押されると、走行モータ41が駆動されて装置1が後進する。
操作部73には、電磁クラッチ操作ボタン97が設けられている。電磁クラッチ操作ボタン97によって、電磁クラッチ49がON/OFFされる。
コントローラ61には、図示しないが、荷Wの大きさ、形状及び位置検出するセンサ、各装置の状態を検出するためのセンサ及びスイッチ、並びに情報入力装置が接続されている。

0035

(7)電磁クラッチの制御動作
最初に、電磁クラッチ49の連結状態を説明する。
装置1において大きな駆動力が必要な場合は、補助車輪47を駆動車輪45に連結することで、両者を一緒に駆動する。
具体的には、作業者が電磁クラッチ操作ボタン97をONすることで、コントローラ61が電磁クラッチ49を連結させる。この結果、走行モータ41からトルクが駆動車輪45と補助車輪47に伝達される。この場合は、補助車輪47は駆動車輪として動作する。

0036

この結果、駆動車輪45と補助車輪47に作用する荷重を合わせた摩擦力を発生できる。
なお、この場合、ステアリング操作性は悪化するが、大きな駆動力が必要な登坂時や段差を乗越え時のような場面で、ステアリング操作をすることはないので、実用上問題はない。

0037

次に、電磁クラッチ49の連結解除状態を説明する。
装置1に大きな推進力が必要ない場合は、駆動車輪45のみが駆動され、補助車輪47はフリーとなる。具体的には、作業者が電磁クラッチ操作ボタン97をOFFすることで、コントローラ61が電磁クラッチ49を連結解除させる。この結果、走行モータ41からトルクが駆動車輪45のみに伝達される。この場合は、補助車輪47は従動輪として動作する。具体的には、補助車輪47はフリーで転回しながら、ステアリング軸C2を中心に旋回する。つまり、補助車輪47から大きな抵抗が駆動車輪45に伝達されることはない。この結果、装置1のステアリング操作性が向上する。

0038

図3を用いて、電磁クラッチ49が連結解除された状態において、駆動ユニット31が旋回する時の駆動車輪45と補助車輪47の位置関係を説明する。図3は、駆動ユニット旋回時の駆動車輪と補助車輪の位置関係を示す模式的平面図である。
作業者が、装置1を走行させながら、作業者がハンドル71を回して走行方向を変更したとする。

0039

このとき、図3に示すように、補助車輪47はフリーで転回しながら、ステアリング軸C2を中心に旋回する。
つまり、電磁クラッチ49が連結解除された状態でステアリング操作を行えば、ステアリングに必要な力は、概ね、駆動車輪45の据えぎり抵抗となる。

0040

2.実施形態の特徴
上記実施形態は下記のようにも説明できる。
装置1(搬送装置の一例)における駆動ユニット31(駆動ユニットの一例)は、走行モータ41(駆動部の一例)と、駆動車輪45(駆動車輪の一例)と、補助車輪47(補助車輪の一例)と、電磁クラッチ49(連結部の一例)とを備えている。
駆動車輪45は、走行モータ41によって水平方向に延びる車輪駆動軸C1(第1軸の一例)回りに回転し、装置1を走行させる。
補助車輪47は、車輪駆動軸C1(第1軸に平行な第2軸の一例)回りに回転する。
電磁クラッチ49は、補助車輪47を駆動車輪45に連結することで走行モータ41の駆動力を補助車輪47に伝える連結状態と、補助車輪47と駆動車輪45を切り離すことで走行モータ41の駆動力が駆動車輪45のみに伝わる連結解除状態と、で切り替える。

0041

この駆動ユニット31では、補助車輪47を追加することにより、1輪あたりの荷重を減らしつつ、必要な場合は補助車輪47と駆動車輪45を連結することによって大きな駆動力を得ることができる。

0042

3.他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
駆動部、駆動車綸、補助車輪について、接続や支持の方法や構造は特に限定されない。
搬送車は、バンニング・デバンニング装置に限定されない。例えば、駆動ユニットは、重量物を搬送する搬送装置においては複数設けられるが、本発明では各駆動ユニットにおける駆動車輪を1つにできるので、従来に比べて駆動車輪の数を減らせる。例えば、従来であれば駆動車輪が4つ必要だったが、本願の駆動ユニットであれば従来より少ない。例えば2つ設けるだけでよい。

0043

前記実施形態では駆動車輪と補助車輪は同一軸上にあったが、駆動車輪と補助車輪は同一軸上になくてもよい。たとえば、駆動車輪と連結解除状態の時に補助車輪を椅子キャスタのように360度進行方向を変更できる構成にしておき、駆動車輪と連結されると既定の方向を向く構成にしてもよい。
前記実施形態では駆動車輪と補助車輪が1対1の関係になっていたが、1つの駆動車輪に対して複数の補助車輪が設けられていてもよい。例えば、図2において、左右方向に、補助車輪、駆動車輪、補助車輪の順番で並べられてもよいし、補助車輪、補助車輪、駆動車輪の順番で並べられてもよい。

0044

本発明は、搬送車の駆動ユニットに広く適用される。

0045

1 :バンニング・デバンニング装置
3 :コンベヤ
3a :第1コンベヤ
3b :第2コンベヤ
3c :第3コンベヤ
3d :第4コンベヤ
3e :第5コンベヤ
3f :追加コンベヤ
5 :作業台
7 :走行部
15 :台車
15a :前輪
15b :後輪
31 :駆動ユニット
33 :下部フレーム
33a :孔
35 :軸受
37 :ステアリングシャフト
39 :支持プレート
39a :第1部分
39b :第2部分
41 :走行モータ
43 :減速機
45 :駆動車輪
47 :補助車輪
49 :電磁クラッチ
61 :コントローラ
92 :走行ボタン
92a :前進ボタン
92b :後進ボタン
93 :非常停止ボタン
97 :電磁クラッチ操作ボタン
C1 :車輪駆動軸
C2 :ステアリング軸
F :床面

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