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技術 分与方法、分与装置、及び、液体充填済み容器の製造方法

出願人 大日本印刷株式会社
発明者 長井太郎渡邉寛子森裕章
出願日 2018年9月14日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2018-172763
公開日 2020年3月26日 (8ヶ月経過) 公開番号 2020-045111
状態 未査定
技術分野 基本的包装技術I(流動体の充填)
主要キーワード 筒状材 合計残量 小分け容器 接続遮断 分与装置 ペリスターポンプ 理解のしやすさ 気体源
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図面 (19)

課題

分与対象となる液体を収容したフィルム容器内への泡の発生を効果的に抑制することができる分与方法および分与装置を提供する。

解決手段

分与方法は、フィルム容器10から液体Lを分与する工程と、液体Lを分与する工程の前または液体Lを分与する工程の途中にフィルム容器内の気体Gの量を制御する工程と、を含む。

概要

背景

予め生産しておいた液体を所望の量に小分けすることが、種々の分野で行われている。例えば特許文献1や特許文献2では、一つの元容器に収容された液体が、小分け用の容器に分与される。元容器として、フィルム基材を用いて作製された軟性容器であるフィルム容器が用いられることがある。フィルム容器は、安価で取り扱い性に優れるといった利点を有している。

概要

分与対象となる液体を収容したフィルム容器内への泡の発生を効果的に抑制することができる分与方法および分与装置を提供する。分与方法は、フィルム容器10から液体Lを分与する工程と、液体Lを分与する工程の前または液体Lを分与する工程の途中にフィルム容器内の気体Gの量を制御する工程と、を含む。

目的

本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、分与対象となる液体を収容したフィルム容器内への泡の発生を効果的に抑制することができる分与方法および分与装置の提供を目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

フィルム容器から液体分与する工程と、前記液体を分与する工程の前または前記液体を分与する工程の途中に、前記フィルム容器内の気体の量を制御する工程と、を備える、分与方法。

請求項2

フィルム容器内から気体を排出する工程と、前記気体を排出する工程の後に実施される工程であって、前記フィルム容器内に液体を充填する工程と、前記フィルム容器から前記液体を分与する工程と、を備える、分与方法。

請求項3

液体が充填されたフィルム容器内から気体を排出する工程と、前記気体を排出する工程の後に実施される工程であって、前記フィルム容器から前記液体を分与する工程と、を備える、分与方法。

請求項4

前記フィルム容器は、前記液体を内部に収容する容器本体と、前記容器本体の前記内部に通じる開口部と、を有し、前記気体を排出する工程において、前記開口部が前記容器本体の上方に位置するように前記フィルム容器が支持された状態で、前記開口部を介して前記容器本体の前記内部から前記気体を排出する、請求項3に記載の分与方法。

請求項5

前記フィルム容器は、前記液体を内部に収容する容器本体と、前記容器本体の前記内部に通じる開口部と、を有し、前記液体を分与する工程において、前記開口部が前記容器本体の下方に位置するように前記フィルム容器が支持された状態で、前記開口部を介して前記容器本体の前記内部から前記液体を分与する、請求項3又は4に記載の分与方法。

請求項6

フィルム容器から液体を分与する工程と、前記液体を分与する工程の途中に実施される工程であって、前記フィルム容器内に気体を供給する工程と、を備える、分与方法。

請求項7

前記フィルム容器は、前記液体を内部に収容する容器本体と、前記容器本体の前記内部に通じる開口部と、を有し、前記液体を分与する工程において、前記開口部が前記容器本体の下方に位置するように前記フィルム容器が支持された状態で、前記開口部を介して前記容器本体の前記内部から前記液体を分与する、請求項6に記載の分与方法。

請求項8

前記フィルム容器は、前記液体を内部に収容する容器本体と、前記容器本体の前記内部に通じる開口部と、を有し、前記気体を供給する工程において、前記開口部が前記容器本体の上方に位置するように前記フィルム容器が支持された状態で、前記開口部を介して前記容器本体の前記内部に前記気体を供給する、請求項6又は7に記載の分与方法。

請求項9

前記気体を供給する工程の前に実施される工程であって、前記フィルム容器と前記フィルム容器から液体を分与される分与容器との間に位置するライン内の前記液体を、前記フィルム容器内に戻す工程を、更に備える、請求項6〜8のいずれか一項に記載の分与方法。

請求項10

前記フィルム容器は、前記液体を内部に収容する容器本体と、前記容器本体の前記内部に通じる開口部と、を有し、前記液体を戻す工程において、前記開口部が前記容器本体の下方に位置するように前記フィルム容器が支持された状態で、前記開口部を介して前記容器本体の前記内部に前記液体を戻す、請求項9に記載の分与方法。

請求項11

前記気体を供給する工程において、前記ラインを介して前記フィルム容器内に前記気体を供給する、請求項9又は10に記載の分与方法。

請求項12

請求項1〜11のいずれか一項に記載の分与方法を備える、分与容器に液体を充填してなる液体充填済み容器の製造方法。

請求項13

液体が充填されたフィルム容器から分与容器に前記液体を分与する装置であって、前記フィルム容器を保持する保持手段と、前記液体が充填された前記フィルム容器内の気体を排出する気体排出手段と、前記気体が排出された後の前記フィルム容器から前記分与容器に前記液体を移送する液体移送手段と、を備える、分与装置

請求項14

前記フィルム容器は、前記液体を内部に収容する容器本体と、前記容器本体の前記内部に通じる開口部と、を有し、前記気体排出手段は、前記開口部が前記容器本体の上方に位置するように前記保持手段によって前記フィルム容器が支持された状態で、前記開口部を介して前記容器本体の前記内部から前記気体を排出する、請求項13に記載の分与装置。

請求項15

前記フィルム容器は、前記液体を内部に収容する容器本体と、前記容器本体の前記内部に通じる開口部と、を有し、前記液体移送手段は、前記開口部が前記容器本体の下方に位置するように前記保持手段によって前記フィルム容器が支持された状態で、前記開口部を介して前記容器本体の前記内部から前記液体を移送する、請求項13又は14に記載の分与装置。

請求項16

液体が充填されたフィルム容器から分与容器に前記液体を分与する装置であって、前記フィルム容器を保持する保持手段と、前記フィルム容器から前記分与容器に前記液体を移送し、前記分与容器に前記液体を分与する液体移送手段と、前記フィルム容器から前記分与容器に前記液体を移送する工程の途中において、前記フィルム容器内に気体を供給する気体供給手段と、を備える、分与装置。

請求項17

前記フィルム容器は、前記液体を内部に収容する容器本体と、前記容器本体の前記内部に通じる開口部と、を有し、前記液体移送手段は、前記開口部が前記容器本体の下方に位置するように前記保持手段によって前記フィルム容器が支持された状態で、前記開口部を介して前記容器本体の前記内部から前記液体を移送する、請求項16に記載の分与装置。

請求項18

前記フィルム容器は、前記液体を内部に収容する容器本体と、前記容器本体の前記内部に通じる開口部と、を有し、前記気体供給手段は、前記開口部が前記容器本体の上方に位置するように前記保持手段によって前記フィルム容器が支持された状態で、前記開口部を介して前記容器本体の前記内部に前記気体を供給する、請求項16又は17に記載の分与装置。

請求項19

前記液体移送手段は、前記フィルム容器と前記分与容器との間に位置するライン内の前記液体を、前記気体供給手段によって前記気体が供給される前の前記フィルム容器に戻す、請求項16〜18のいずれか一項に記載の分与装置。

請求項20

前記フィルム容器は、前記液体を内部に収容する容器本体と、前記容器本体の前記内部に通じる開口部と、を有し、前記液体移送手段は、前記開口部が前記容器本体の下方に位置するように前記保持手段によって前記フィルム容器が支持された状態で、前記開口部を介して前記容器本体11の前記内部に前記ライン内の前記液体を戻す、請求項19に記載の分与装置。

請求項21

前記気体供給手段は、前記ラインを介して前記フィルム容器に前記気体を供給する、請求項19又は20に記載の分与装置。

請求項22

前記フィルム容器は、前記液体を内部に収容する容器本体と、前記容器本体の前記内部に通じる第1開口部及び第2開口部と、を有し、前記気体供給手段は、前記1開口部を介して前記容器本体の前記内部に前記気体を供給し、前記液体移送手段は、前記2開口部を介して前記容器本体の前記内部から前記分与容器へ液体を移送する、請求項17〜21のいずれか一項に記載の分与装置。

技術分野

0001

本開示は、液体分与する分与方法および分与装置に関する。また、本開示は、容器に液体を充填してなる液体充填済み容器の製造方法に関する。

背景技術

0002

予め生産しておいた液体を所望の量に小分けすることが、種々の分野で行われている。例えば特許文献1や特許文献2では、一つの元容器に収容された液体が、小分け用の容器に分与される。元容器として、フィルム基材を用いて作製された軟性容器であるフィルム容器が用いられることがある。フィルム容器は、安価で取り扱い性に優れるといった利点を有している。

先行技術

0003

特開2000−238890号公報
特開2015−139625号公報

発明が解決しようとする課題

0004

その一方で、フィルム容器から液体を分与する場合、フィルム容器内の液体残量が少なくなると、表面張力等に起因して液体がフィルム容器内に薄く広がる。このため、液体をフィルム容器の注出入口をなす開口部に集めることが容易でなくなり、且つ、フィルム容器内に薄く広がった液体を注出入口に集めようとすると、フィルム容器内に泡が生じることがある。

0005

フィルム容器内に泡が生じると、小分け容器に対する所望の量での液体分与が困難となり、これにともなって液体充填済み容器の歩留まりも低下する。このような不具合は、例えばレジスト液細胞懸濁液のように、高価で且つ泡立ち易い液体、さらには泡により品質低下が生じ得る液体において、より深刻となる。

0006

本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、分与対象となる液体を収容したフィルム容器内への泡の発生を効果的に抑制することができる分与方法および分与装置の提供を目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本開示による第1の分与方法は、
フィルム容器から液体を分与する工程と、
前記液体を分与する工程の前または前記液体を分与する工程の途中に、前記フィルム容器内の気体の量を制御する工程と、を備える。

0008

本開示による第2の分与方法は、
フィルム容器内から気体を排出する工程と、
前記気体を排出する工程の後に実施される工程であって、前記フィルム容器内に液体を充填する工程と、
前記フィルム容器から前記液体を分与する工程と、を備える。

0009

本開示による第3の分与方法は、
液体が充填されたフィルム容器内から気体を排出する工程と、
前記気体を排出する工程の後に実施される工程であって、前記フィルム容器から前記液体を分与する工程と、を備える。

0010

本開示による第3の分与方法において、
前記フィルム容器は、前記液体を内部に収容する容器本体と、前記容器本体の前記内部に通じる開口部と、を有し、
前記気体を排出する工程において、前記開口部が前記容器本体の上方に位置するように前記フィルム容器が支持された状態で、前記開口部を介して前記容器本体の前記内部から前記気体を排出するようにしてもよい。

0011

本開示による第3の分与方法において、
前記フィルム容器は、前記液体を内部に収容する容器本体と、前記容器本体の前記内部に通じる開口部と、を有し、
前記液体を分与する工程において、前記開口部が前記容器本体の下方に位置するように前記フィルム容器が支持された状態で、前記開口部を介して前記容器本体の前記内部から前記液体を分与するようにしてもよい。

0012

本開示による第4の分与方法は、
フィルム容器から液体を分与する工程と、
前記液体を分与する工程の途中に実施される工程であって、前記フィルム容器内に気体を供給する工程と、を備える。

0013

本開示による第4の分与方法において、
前記フィルム容器は、前記液体を内部に収容する容器本体と、前記容器本体の前記内部に通じる開口部と、を有し、
前記液体を分与する工程において、前記開口部が前記容器本体の下方に位置するように前記フィルム容器が支持された状態で、前記開口部を介して前記容器本体の前記内部から前記液体を分与するようにしてもよい。

0014

本開示による第4の分与方法において、
前記フィルム容器は、前記液体を内部に収容する容器本体と、前記容器本体の前記内部に通じる開口部と、を有し、
前記気体を供給する工程において、前記開口部が前記容器本体の上方に位置するように前記フィルム容器が支持された状態で、前記開口部を介して前記容器本体の前記内部に前記気体を供給するようにしてもよい。

0015

本開示による第4の分与方法は、
前記気体を供給する工程の前に実施される工程であって、前記フィルム容器と前記フィルム容器から液体を分与される分与容器との間に位置するライン内の前記液体を、前記フィルム容器内に戻す工程を、更に備えるようにしてもよい。

0016

本開示による第4の分与方法において、
前記フィルム容器は、前記液体を内部に収容する容器本体と、前記容器本体の前記内部に通じる開口部と、を有し、
前記液体を戻す工程において、前記開口部が前記容器本体の下方に位置するように前記フィルム容器が支持された状態で、前記開口部を介して前記容器本体の前記内部に前記液体を戻すようにしてもよい。

0017

本開示による第4の分与方法において、
前記気体を供給する工程において、前記ラインを介して前記フィルム容器内に前記気体を供給するようにしてもよい。

0018

本開示による液体充填済み容器の製造方法は、上述した本開示による第1〜第4の分与方法のいずれかを備える。

0019

本開示による第1の分与装置は、
液体が充填されたフィルム容器から分与容器に前記液体を分与する装置であって、
前記フィルム容器を保持する保持手段と、
前記液体が充填された前記フィルム容器内の気体を排出する気体排出手段と、
前記気体が排出された後の前記フィルム容器から前記分与容器に前記液体を移送する液体移送手段と、を備える。

0020

本開示による第1の分与装置において、
前記フィルム容器は、前記液体を内部に収容する容器本体と、前記容器本体の前記内部に通じる開口部と、を有し、
前記気体排出手段は、前記開口部が前記容器本体の上方に位置するように前記保持手段によって前記フィルム容器が支持された状態で、前記開口部を介して前記容器本体の前記内部から前記気体を排出するようにしてもよい。

0021

本開示による第1の分与装置において、
前記フィルム容器は、前記液体を内部に収容する容器本体と、前記容器本体の前記内部に通じる開口部と、を有し、
前記液体移送手段は、前記開口部が前記容器本体の下方に位置するように前記保持手段によって前記フィルム容器が支持された状態で、前記開口部を介して前記容器本体の前記内部から前記液体を移送するようにしてもよい。

0022

本開示による第2の分与装置は、
液体が充填されたフィルム容器から分与容器に前記液体を分与する装置であって、
前記フィルム容器を保持する保持手段と、
前記フィルム容器から前記分与容器に前記液体を移送し、前記分与容器に前記液体を分与する液体移送手段と、
前記フィルム容器から前記分与容器に前記液体を移送する工程の途中において、前記フィルム容器内に気体を供給する気体供給手段と、を備える。

0023

本開示による第2の分与装置において、
前記フィルム容器は、前記液体を内部に収容する容器本体と、前記容器本体の前記内部に通じる開口部と、を有し、
前記液体移送手段は、前記開口部が前記容器本体の下方に位置するように前記保持手段によって前記フィルム容器が支持された状態で、前記開口部を介して前記容器本体の前記内部から前記液体を移送するようにしてもよい。

0024

本開示による第2の分与装置において、
前記フィルム容器は、前記液体を内部に収容する容器本体と、前記容器本体の前記内部に通じる開口部と、を有し、
前記気体供給手段は、前記開口部が前記容器本体の上方に位置するように前記保持手段によって前記フィルム容器が支持された状態で、前記開口部を介して前記容器本体の前記内部に前記気体を供給するようにしてもよい。

0025

本開示による第2の分与装置において、
前記液体移送手段は、前記フィルム容器と前記分与容器との間に位置するライン内の前記液体を、前記気体供給手段によって前記気体が供給される前の前記フィルム容器に戻すようにしてもよい。

0026

本開示による第2の分与装置において、
前記フィルム容器は、前記液体を内部に収容する容器本体と、前記容器本体の前記内部に通じる開口部と、を有し、
前記液体移送手段は、前記開口部が前記容器本体の下方に位置するように前記保持手段によって前記フィルム容器が支持された状態で、前記開口部を介して前記容器本体の前記内部に前記ライン内の前記液体を戻すようにしてもよい。

0027

本開示による第2の分与装置において、前記気体供給手段は、前記ラインを介して前記フィルム容器に前記気体を供給するようにしてもよい。

0028

本開示による第2の分与装置において、
前記フィルム容器は、前記液体を内部に収容する容器本体と、前記容器本体の前記内部に通じる第1開口部及び第2開口部と、を有し、
前記気体供給手段は、前記1開口部を介して前記容器本体の前記内部に前記気体を供給し、
前記液体移送手段は、前記2開口部を介して前記容器本体の前記内部から前記分与容器へ液体を移送するようにしてもよい。

0029

本開示による第1の分与装置において、前記気体排出手段は、前記フィルム容器を圧縮する圧縮装置を含むようにしてもよい。

0030

本開示による第1の分与装置において、前記保持手段および前記気体排出手段は、同一の装置により構成されていてもよい。

0031

本開示による第1の分与装置において、前記気体排出手段は、前記気体を圧送する圧送装置を含むようにしてもよい。

0032

本開示による第2の分与装置において、前記気体供給手段は、前記フィルム容器を圧縮する圧縮装置を含むようにしてもよい。

0033

本開示による第2の分与装置において、前記保持手段および前記気体供給手段は、同一の装置により構成されていてもよい。

0034

本開示による第2の分与装置において、前記気体供給手段は、前記気体を圧送する圧送装置を含むようにしてもよい。

0035

本開示による第1又は第2の分与装置において、前記液体移送手段は、前記液体を圧送する圧送装置を含むようにしてもよい。

0036

本開示による第1の分与装置において、前記気体排出手段及び前記液体移送手段は、同一の装置により構成されていてもよい。

0037

本開示による第2の分与装置において、前記気体供給手段及び前記液体移送手段は、同一の装置により構成されていてもよい。

0038

本開示による第1又は第2の分与装置において、前記液体移送手段は、前記保持手段と同一の装置により構成され、重力を利用して、前記フィルム容器から前記分与容器に前記液体を移送するようにしてもよい。

0039

本開示による第1又は第2の分与装置において、前記液体移送手段は、前記フィルム容器を圧縮する圧縮装置を含むようにしてもよい。

0040

本開示による第1又は第2の分与装置において、前記保持手段および前記液体移送手段は、同一の装置により構成されていてもよい。

発明の効果

0041

本発明によれば、フィルム容器から分与容器へ液体を分与する際に、フィルム容器内への泡の発生を効果的に抑制することができる。

図面の簡単な説明

0042

図1は、本開示の一実施の形態を説明するための図であって、フィルム容器を示す平面図である。
図2は、本実施の形態の第1具体例を説明するための図であって、分与方法及び分与装置を説明するための側面図である。
図3は、本実施の形態の第1具体例を説明するための図であって、分与方法及び分与装置を説明するための側面図である。
図4は、本実施の形態の第1具体例を説明するための図であって、分与方法及び分与装置を説明するための側面図である。
図5は、本実施の形態の第1具体例を説明するための図であって、分与方法及び分与装置を説明するための側面図である。
図6は、本実施の形態の第2具体例を説明するための図であって、分与方法及び分与装置を説明するための側面図である。
図7は、本実施の形態の第2具体例を説明するための図であって、分与方法及び分与装置を説明するための側面図である。
図8は、本実施の形態の第2具体例を説明するための図であって、分与方法及び分与装置を説明するための側面図である。
図9は、本実施の形態の第2具体例を説明するための図であって、分与方法及び分与装置を説明するための側面図である。
図10は、図1に対応する図であって、フィルム容器の一変形例を説明するための図である。
図11は、本実施の形態の第3具体例を説明するための図であって、分与方法及び分与装置を説明するための側面図である。
図12は、本実施の形態の第3具体例を説明するための図であって、分与方法及び分与装置を説明するための側面図である。
図13は、本実施の形態の第3具体例を説明するための図であって、分与方法及び分与装置を説明するための側面図である。
図14は、本実施の形態の第3具体例を説明するための図であって、分与方法及び分与装置を説明するための側面図である。
図15は、本実施の形態の第3具体例を説明するための図であって、分与方法及び分与装置を説明するための側面図である。
図16は、本実施の形態の第3具体例を説明するための図であって、分与方法及び分与装置を説明するための側面図である。
図17は、本実施の形態の第3具体例を説明するための図であって、分与方法及び分与装置を説明するための側面図である。
図18は、図1及び図10に対応する図であって、フィルム容器の他の変形例を説明するための図である。

実施例

0043

以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。

0044

本実施に形態による分与方法および分与装置40は、フィルム容器10に収容された液体Lを分与容器20に分与していく方法または装置である。分与方法および分与装置40の適用例としては、予め大量に用意または作製しておいた液体Lをフィルム容器10に収容して保管しておき、使用分量や用量が決定したところで、フィルム容器10内の液体を決定した量だけ分与容器20に分与する、ことが想定され得る。

0045

ここで、フィルム容器10は、フィルム基材12を用いて作製された容器である。フィルム容器10は、パウチとも呼ばれる。典型的には、フィルム容器10は、樹脂製フィルムからなるフィルム基材12を用いて作製され、柔軟性を有している。このようなフィルム基材12は、内部に収容した液体の量に応じて容易に変形することができる。したがって、フィルム容器10からの液体排出にともなって、フィルム容器10のフィルム基材12が変形し得る。このため、フィルム容器10からの液体排出時に、フィルム容器10からの排出量に応じた量の気体をフィルム容器10に入れる必要はない。また、同様に、フィルム容器10内への液体供給にともなってフィルム容器10のフィルム基材12が変形することで、フィルム容器10内への供給量に応じた量の気体をフィルム容器10から排出する必要もない。このようなフィルム容器10は、安価で取り扱い性に優れるといった利点を有している。また、フィルム基材12に含まれる層に応じて、遮光性耐候性バリア性等の種々の特性をフィルム容器10に付与することもできる。

0046

ここで図1は、フィルム容器10の一例を示す平面図である。図1に示すように、フィルム容器10は、容器本体11と、容器本体11の内部ISに通じる開口部15と、を有している。開口部15は、注出入口を形成し、容器本体11の内部ISと外部とを連通させている。とりわけ開口部15は、閉鎖可能に容器本体11の内部ISと外部とを連通させることが好ましい。フィルム容器10は、容器本体11の内部ISに液体Lを保持することができる。また、フィルム容器10は、保持した液体Lを開口部15を介して排出することができ、且つ、開口部15を介して容器本体11の内部ISに液体Lを受け入れることができる。

0047

具体的な構成として、フィルム容器10は、二枚のフィルム基材12と、フィルム基材12の間に挟まれた筒状材16と、を有している。二枚のフィルム基材12は、重ね合わされ、その周縁部に封止部Sを形成されている。封止部Sは、対向する一対のフィルム基材12を接合した部分である。封止部Sの一具体例として、対向する一対のフィルム基材12を熱溶着してなるヒートシール部とすることができる。筒状材16は、二枚のフィルム基材12の間に配置され、フィルム基材12と熱溶着している。筒状材16は、封止部Sを横断して延びている。筒状材16の内部通路によって、開口部15が形成されている。また、筒状材16及び封止部Sによって周状に囲まれた領域が、容器本体11の内部ISを形成している。この例において、フィルム基材12として、例えば低密度ポリエチレン線状低密度ポリエチレン中密度ポリエチレン高密度ポリエチレンポリプロピレン、プ ロピレンエチレン共重合体エチレン酢酸ビニル共重合体エチレン系不飽和カルボン酸乃至その無水物でグラフト変性されたオレフィン樹脂等のオレフィン系樹脂等を用いることができる。

0048

一方、分与容器20は、小分け用の容器である。分与容器20は特に制限されることなく、種々の形式の容器を用いることができる。分与容器20は、例えば、フィルム容器10と同様にフィルム基材を用いて形成されるようにしてもよい。

0049

フィルム容器10に収容され分与容器20に分与されるようになる液体Lは、特に制限されず、水、飲料、薬品等とすることができる。また、液体Lは、厳密な液体に限られることなく、細胞、タンパク質粒子等が溶媒に分散した懸濁液とすることもできる。

0050

とりわけ、以下に説明する分与方法および分与装置40では、フィルム容器10から分与容器20へ液体Lを分与する際に、フィルム容器10内への泡の発生を効果的に抑制し得る工夫が成されている。より具体的には、本実施の形態による分与方法は、フィルム容器10から液体Lを分与する工程と、液体Lを分与する工程の前または液体Lを分与する工程の途中にフィルム容器10内の気体の量を制御する工程と、を含んでいる。そして、このような工夫によって、分与容器20に液体を充填してなる液体充填済み容器Pの歩留まり及び生産性を効果的に改善することができる。したがって、以下に説明する本実施の形態による分与方法および分与装置40は、高価な液体や、泡立ちによって品質劣化を来す可能性のある液体に対して、好適である。具体的には、レジスト液や、タンパク質を懸濁したタンパク質懸濁液、細胞を懸濁した細胞懸濁液等に好適である。

0051

本実施の形態による分与方法によって泡の発生を効果的に抑制することができるようになる推定理由として、以下の事項が考えられる。ただし、本開示は、以下の理由には限定されない。

0052

まず、フィルム容器10内で問題となる泡の多くは、フィルム容器10内の気体Gが泡立つことで発生していると予想された。フィルム容器10内の液体Lの残量が減少すると、フィルム容器10は平たく潰れるようになる。フィルム容器10が平たく潰れると、液体Lはフィルム容器10の内部ISで薄く延び広がる。この状態で、フィルム容器10から液体Lが排出されると、容器本体11の内部ISにおいて液体Lが高速で流れるようになる。そして、この高速で流れる液体Lが、容器本体11の内部ISに残留した気体Gと接触することで、泡立ちが生じていると予想される。

0053

フィルム容器10内に泡が発生すると、高精度に定量して液体Lを分与することが難しくなる。結果として、液体充填済み容器Pの歩留まりが低下し且つ液体充填済み容器Pの生産性が低下する。つまり、容器本体11の内部ISにおける泡の発生は、液体充填済み容器Pの歩留まり低下および生産性低下の原因となる。

0054

そこで本実施の形態による分与方法は、フィルム容器10から液体Lを分与する工程に加え、液体Lを分与する工程の前または液体Lを分与する工程の途中にフィルム容器10内の気体の量を制御する工程を含んでいる。すなわち、本実施の形態では、フィルム容器10内での泡立ちの原因となる気体Gの量を、フィルム容器10からの液体分与前またはフィルム容器10からの液体分与中に、調整する。これにより、フィルム容器10内での泡の発生を効果的に抑制することができる。これにより、フィルム容器10から分与容器へ所望の量にて液体Lを分与することが可能となる。したがって、分与容器20に液体Lを充填してなる液体充填済み容器Pの歩留まり及び生産性を効果的に改善することが可能となる。

0055

次に、本実施の形態による第1〜第3具体例について説明する。第1〜第3具体例は、フィルム容器10内の気体Gの量の制御方法において異なる。第1具体例及び第2具体例では、フィルム容器10内の気体Gの量を低減することで、フィルム容器10内における泡の発生防止を図っている。一方、第3具体例では、フィルム容器10が潰れることで液体Lがフィルム容器10内で薄く広がって高速で流れることを防止しようとするものである。なお、以下の説明および添付図面において、第1〜第3具体例の間で対応する構成については同一の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。

0056

<第1具体例>
まず、第1具体例について説明する。図2図5は、第1具体例を説明するための図である。なお、図2図5、後に参照する図6図9及び図11図17は、フィルム容器10の縦断面図となる視野を示している。

0057

第1具体例の分与方法は、フィルム容器10から気体Gを排出する工程と、気体Gを排出する工程の後に実施される工程であってフィルム容器10に液体Lを充填する工程と、フィルム容器10から分与容器20に液体Lを分与する工程と、を含んでいる。この分与方法は、液体Lが充填されたフィルム容器10から分与容器20に液体Lを分与する分与装置40を用いて実施され得る。一例として、分与装置40は、フィルム容器10内の気体Gを排出する気体排出手段42と、フィルム容器10内に液体Lを充填する液体充填手段43と、フィルム容器10から分与容器20に液体Lを移送する液体移送手段44と、を有する。

0058

先ず、図2に示すように、空のフィルム容器10を準備する。図2に示すように、空のフィルム容器10の内部ISには、気体Gが入り込んでいることが想定される。そこで、図3に示すように、フィルム容器10内から気体Gを排出する。フィルム容器10内からの気体Gの排出は、例えば、気体排出手段42を用いて行われる。

0059

気体排出手段42として、気体Gを供給することができる例えばコンプレッサー等の種々の装置や機構を用いることができる。気体排出手段42の一例として、フィルム容器10を両側から圧縮する圧縮装置を用いることができる。圧縮装置は、例えば、フィルム容器10をなす一対のフィルム基材12のそれぞれに接触して互いに接近する一対の押圧体を有するようにしてもよい。

0060

図3に示された例において、気体排出手段42は、気体Gを圧送する圧送装置50として構成されている。図示された圧送装置50は、例えばポンプからなる本体部51と、本体部51に接続した流体搬送用の複数のラインL1〜L4と、を有している。本体部51として、例えば、シリンジポンプペリスターポンプを用いることができる。また、複数のラインL1〜L4から選択される任意の二つのラインの接続および接続遮断切り換え可能となっている。図3に示された例では、第1ラインL1がフィルム容器10の開口部15に挿入されている。これにより、第1ラインL1が容器本体11の内部ISに通じる。この状態で、本体部51が、第1ラインL1を介してフィルム容器10の容器本体11の内部ISに残留する気体Gを吸引する。そして、本体部51は、吸引した気体Gを第2ラインL2から排出する。このようにして、フィルム容器10内から気体Gを排出する工程が実施される。

0061

なお、後述する他の具体例も含めて、フィルム容器10の開口部15に、弁機構が設けられていることが好ましい。例えばラインL1〜L4が開口部15をなす筒状材16に挿入されていない状態において、開口部15が閉鎖されるようにしてもよい。このようなフィルム容器10によれば、フィルム容器10から気体Gを排出した後、フィルム容器10の内部ISを密閉し、フィルム容器10の内部ISも気体Gが流入することを防止することができる。

0062

次に、図4に示すように、フィルム容器10に液体Lが充填される。すなわち、気体Gを排出したフィルム容器10内に、大量に作製した液体Lを収容する。フィルム容器10内への液体Lの充填は、例えば、液体充填手段43を用いて行われる。

0063

図4に示された例において、液体充填手段43は、液体Lを圧送する圧送装置50として構成されている。図示された例において、気体排出手段42及び液体充填手段43は、同一の圧送装置50により構成されている。図4に示された例では、第3ラインL3が液体Lの図示しない供給源に接続している。そして、第1ラインL1がフィルム容器10の開口部15に挿入されている。これにより、第1ラインL1がフィルム容器10の容器本体11の内部ISに通じる。この状態で、本体部51が、第3ラインL3を介して吸引した液体Lを、第1ラインL1を介してフィルム容器10の内部ISに供給する。このようにして、気体Gを排出する工程の後に、フィルム容器10内に液体Lを充填する工程が実施される。

0064

次に、図5に示すように、フィルム容器10から分与容器20に液体Lを分与する。フィルム容器10からの液体Lの分与は、例えば、液体移送手段44を用いて行われる。

0065

液体移送手段44の一例として、フィルム容器10を両側から圧縮する圧縮装置を用いることができる。圧縮装置は、例えば、フィルム容器10をなす一対のフィルム基材12のそれぞれに接触して互いに接近する一対の押圧体を有するようにしてもよい。さらには、液体移送手段44は、開口部15を下方にしてフィルム容器10を保持することによって液体Lを重力により自然落下させる装置として構成されていてもよい。

0066

一方、図5に示された例において、液体移送手段44は、液体Lを圧送する圧送装置50として構成されている。図示された例において、液体移送手段44は、気体排出手段42及び液体充填手段43と同一の圧送装置50により構成されている。図5に示された例では、第4ラインL4が、分与容器20の注出入口21に接続し、分与容器20の内部に通じている。そして、第1ラインL1がフィルム容器10の開口部15に挿入されている。これにより、第1ラインL1がフィルム容器10の容器本体11の内部ISに通じる。この状態で、本体部51が、第1ラインL1を介してフィルム容器10内から液体Lを排出し、第4ラインL4を介して分与容器20内へ液体Lを供給する。このようにして、フィルム容器10から分与容器20に液体Lを分与する工程が実施され、分与容器20に液体Lを充填してなる液体充填済み容器Pが得られる。

0067

なお、後に図9を参照して説明するように、開口部15が容器本体11よりも下方に位置するようにフィルム容器10を保持手段41によって支持した状態で、液体Lを分与する工程が実施されるようにしてもよい。この場合、気体Gが排出されたフィルム容器10内において、液体Lは重力により開口部15の周囲に集まる。すなわち、フィルム容器10が潰れることにともなって、液体Lがフィルム容器10内に薄く延び広がることを効果的に防止することができる。これにより、液体Lを円滑にフィルム容器10から排出することが可能となり、高精度に定量分与することができる。

0068

以上に説明した一実施の形態の第1具体例において、分与方法は、フィルム容器10内から気体Gを排出する工程と、気体Gを排出する工程の後に実施される工程であってフィルム容器10内に液体Lを充填する工程と、フィルム容器10から液体Lを分与する工程と、を含んでいる。このような第1具体例によれば、液体Lの充填および液体Lの分与に先だって、フィルム容器10の内部ISから気体Gが排出される。したがって、気体Gの量が低減されたフィルム容器10、さらには気体Gが含まれていないフィルム容器10に対して、液体Lの充填および分与のための液体Lの排出が行われる。これにより、液体分与中におけるフィルム容器10内の気体Gの量が低減されるので、フィルム容器10内での泡の発生を効果的に抑制することができる。

0069

<第2具体例>
次に、第2具体例について説明する。図6図10は、第2具体例を説明するための図である。

0070

第2具体例の分与方法は、液体Lが充填されたフィルム容器10内から気体Gを排出する工程と、気体Gを排出する工程の後に実施される工程であってフィルム容器10から液体Lを分与する工程と、を含んでいる。この分与方法は、液体Lが充填されたフィルム容器10から分与容器20に液体Lを分与する分与装置40を用いて実施され得る。一例として、分与装置40は、フィルム容器10を保持する保持手段41と、フィルム容器10内の気体Gを排出する気体排出手段42と、フィルム容器10から分与容器20に液体Lを移送する液体移送手段44と、を有する。

0071

第2具体例では、先ず、図6に示すように、液体Lが充填されたフィルム容器10を準備する。図6に示すように、液体Lが充填されたフィルム容器10の容器本体11の内部ISには、気体Gが入り込んでいることが想定される。そこで、図7に示すように、フィルム容器10内から気体Gを排出する。

0072

フィルム容器10内からの気体Gの排出は、例えば、気体排出手段42を用いて行われる。気体排出手段42の構成および動作は、上述した第1具体例と同様とすることができる。図7に示された例において、気体Gを圧送する圧送装置50の本体部51が、第1ラインL1を介してフィルム容器10の容器本体11の内部ISに残留する気体Gを吸引する。そして、本体部51は、吸引した気体Gを第2ラインL2から排出する。このようにして、フィルム容器10内から気体Gを排出する工程が実施される。

0073

図7に示された例において、気体Gを排出する工程は、開口部15が容器本体11よりも上方に位置するようにフィルム容器10が支持された状態で、実施されている。図示された例において、分与装置40は、フィルム容器10を保持する保持手段41を有している。図7に示すように、気体排出手段42は、開口部15が容器本体11よりも上方に位置するように保持手段41によってフィルム容器10が支持された状態で、容器本体11の内部ISから気体Gを排出する。開口部15が容器本体11の上方に位置するようにフィルム容器10の姿勢を維持することで、気体Gは、フィルム容器10内における開口部15の周囲に集まる。すなわち、フィルム容器10内において、開口部15の周囲に気体Gを集めるとともに開口部15から離間した領域に液体Lを集め、気体Gと液体Lとを分離させることができる。これにより、フィルム容器10内から気体Gのみを迅速かつ安定して排出することが可能となる。さらに、気体Gの排出に起因したフィルム容器10内での液体Lの乱れの発生を効果的に抑制することができるので、フィルム容器10内での泡の発生を効果的に抑制することができる。

0074

なお、図7に示す例において、保持手段41は、一対の保持体41aを有している。保持手段41は、一対の保持体41aの間にフィルム容器10を保持している。図示された例において、一対の保持体41aは、フィルム容器10の容器本体11を構成する一対のフィルム基材12のそれぞれに対面して位置している。この一対の保持体41aが互いに対して相対移動しフィルム容器10を圧縮することで、フィルム容器10内の気体Gを排出するようにしてもよい。すなわち、保持手段41としても機能する圧縮装置によって、フィルム容器10内の気体Gを排出するようにしてもよい。この例においては、保持手段41及び気体排出手段42は、同一の圧縮装置によって構成されることになる。なお、ここで説明した保持手段41及び気体排出手段42に関する変形例は、上述の第1具体例にも適用することができる。

0075

次に、図8に示すように、気体Gが排出された後のフィルム容器10から液体Lを分与する工程が実施される。フィルム容器10から分与容器20への液体Lの分与は、例えば、液体移送手段44を用いて行われる。液体移送手段44の構成および動作は、上述した第1具体例と同様とすることができる。したがって、液体移送手段44は、例えば、圧縮装置によって構成されていてもよいし、圧送装置50によって構成されていてもよい。図8に示された例において、液体Lを圧送する圧送装置50の本体部51が、第1ラインL1を介してフィルム容器10から液体Lを排出し、第4ラインL4を介して分与容器20へ液体Lを供給する。このようにして、フィルム容器10から分与容器20に液体Lを分与する工程が実施され、分与容器20に液体Lを充填してなる液体充填済み容器Pが得られる。

0076

なお、液体Lを分与する工程は、開口部15が容器本体11よりも下方に位置するようにフィルム容器10を支持した状態で、実施されるようにしてもよい。図9に示された例において、液体移送手段44は、開口部15が容器本体11の下方に位置するように保持手段41によってフィルム容器10が支持された状態で、フィルム容器10から分与容器20へ液体Lを移送している。開口部15が容器本体11の下方に位置するようにフィルム容器10の姿勢を維持することで、液体Lは、フィルム容器10内における開口部15の周囲に集まる。これにより、フィルム容器10から液体Lを迅速かつ安定して分与することが可能となる。さらに、液体Lの分与に起因したフィルム容器10内での液体Lの乱れの発生を効果的に抑制することができるので、フィルム容器10内での泡の発生を効果的に抑制することができる。図9に示された液体移送手段44は、開口部15を下方にしてフィルム容器10を保持することにより液体Lを重力により自然落下させる装置として、保持手段41と同一装置として構成されていてもよい。

0077

以上に説明した一実施の形態の第2具体例において、分与装置40は、フィルム容器10を保持する保持手段41と、液体Lが充填されたフィルム容器10内の気体Gを排出する気体排出手段42と、気体Gが排出された後のフィルム容器10から分与容器20に液体Lを移送する液体移送手段44と、を有している。分与方法は、液体Lが充填されたフィルム容器10内から気体Gを排出する工程と、気体Gを排出する工程の後に実施される工程であってフィルム容器10から液体Lを分与する工程と、を有している。

0078

このような第2具体例によれば、分与のための液体Lの排出が行われる前、とりわけ直前に、液体充填済みのフィルム容器10から気体Gが排出される。したがって、気体Gの量が低減されたフィルム容器10、さらには気体Gが含まれていないフィルム容器10内から、分与のための液体Lの排出が行われる。このように、液体分与中におけるフィルム容器10内の気体Gの量が低減されているので、フィルム容器10内での泡の発生を効果的に抑制することができる。

0079

なお、液体Lの分与に先立って気体Gをフィルム容器10から排出する際、フィルム容器10は、液体Lが既に充填されることから膨らんでいる。したがって、液体Lは、フィルム容器10内において移動しやすくなっており、これにともなって、気体Gは、フィルム容器10内における重力に基づいて決定される所定の領域、すなわち鉛直方向における上方の領域に集まる。このような気体Gは、効率的かつ高精度にフィルム容器10から排出することが可能となる。これにより、フィルム容器10内での泡の発生を効果的に抑制しながら、気体Gを、とりわけ気体Gを液体Lから分離して、排出することができる。

0080

なお、第1具体例及び第2具体例の分与装置40において、気体排出手段42と液体移送手段44が同一の圧送装置50によって構成されていたが、既に説明したように別々の装置によって構成されていてもよい。気体排出手段42と液体移送手段44が別の装置によって構成される場合には、一例として、図10に示すように、二つの開口部15を有するフィルム容器10を用いることが有効である。図10に示された例において、フィルム容器10は、第1開口部15A及び第2開口部15Bを有している。第1開口部15A及び第2開口部15Bは、上述してきた開口部15と同一に構成され得る。図10に示された例において、気体排出手段42は第1開口部15Aに接続し、液体移送手段44は第2開口部15Bに接続している。

0081

なお、第1具体例の分与装置40は更に液体充填手段43を有しているが、液体充填手段43は、気体排出手段42及び液体移送手段44の両方または気体排出手段42及び液体移送手段44の一方と、別の装置として構成されていてもよい。気体排出手段42が、気体排出手段42及び液体移送手段44の両方と別の装置として構成される場合には、フィルム容器10が、液体充填手段43に接続する第3開口部を、第1開口部15A及び第2開口部15Bとは別に、有するようにしてもよい。

0082

<第3具体例>
次に、第3具体例について説明する。図11図18は、第3具体例を説明するための図である。

0083

第3具体例の分与方法は、フィルム容器10から液体Lを分与する工程と、液体Lを分与する工程の途中に実施される工程であってフィルム容器10内に気体Gを供給する工程と、を含んでいる。図11図18に示された例では、フィルム容器10から液体Lを分与する工程が一時中断して、中断期間中にフィルム容器10内に気体Gを供給する工程が実施される。この分与方法は、液体Lが充填されたフィルム容器10から分与容器20に液体Lを分与する分与装置40を用いて実施され得る。一例として、分与装置40は、フィルム容器10を保持する保持手段41と、フィルム容器10から分与容器20に液体Lを移送し分与容器20に液体Lを分与する液体移送手段44と、フィルム容器10内に気体Gを供給する気体供給手段45と、を有している。

0084

第3具体例では、先ず、図11に示すように、液体Lが充填されたフィルム容器10を準備する。図11に示すように、液体Lが充填されたフィルム容器10の内部ISには、気体Gが入り込んでいることが想定される。次に、図11及び図12に示すように、フィルム容器10から液体Lを分与する工程が実施される。

0085

フィルム容器10から分与容器20への液体Lの分与は、例えば、液体移送手段44を用いて行われる。液体移送手段44の構成および動作は、上述した第1具体例又は第2具体例と同様とすることができる。したがって、液体移送手段44は、例えば、圧縮装置によって構成されていてもよいし、圧送装置50によって構成されていてもよい。さらには、液体移送手段44は、開口部15を下方にしてフィルム容器10を保持することによって液体Lを重力により自然落下させる装置として、保持手段41と同一装置として構成されてもよい。図11及び図12に示された例において、液体Lを圧送する圧送装置50の本体部51が、第1ラインL1を介してフィルム容器10内から液体Lを排出し、第4ラインL4を介して分与容器20内へ液体Lを供給する。このようにして、フィルム容器10から分与容器20に液体Lを分与する工程が実施され、分与容器20に液体Lを充填してなる液体充填済み容器Pが得られる。

0086

図11及び図12に示された例において、液体Lを分与する工程は、開口部15が容器本体11よりも下方に位置するようにフィルム容器10を支持した状態で、実施される。液体移送手段44は、開口部15が容器本体11の下方に位置するように保持手段41によってフィルム容器10が支持された状態で、フィルム容器10から分与容器20へ液体Lを移送している。開口部15が容器本体11の下方に位置するようにフィルム容器10の姿勢を維持することで、液体Lは、フィルム容器10内における開口部15の周囲に集まる。これにより、フィルム容器10から液体Lを迅速かつ安定して分与することが可能となる。さらに、液体Lの分与に起因したフィルム容器10内での液体Lの乱れの発生を効果的に抑制することができるので、フィルム容器10内での泡の発生を効果的に抑制することができる。

0087

加えて、フィルム容器10内には気体Gが含まれていることが想定される。図示された例のように、液体Lを分与する際に、開口部15が容器本体11よりも下方に位置するように保持手段41によってフィルム容器10の姿勢を維持することにより、液体Lは、フィルム容器10内における開口部15の周囲に集まる。すなわち、フィルム容器10内において、開口部15の周囲に液体Lを集めるとともに開口部15から離間した領域に気体Gを集め、液体Lと気体Gとを分離させることができる。これにより、流動する液体Lと気体Gとの接触を抑制して泡立ちを効果的に抑制しながら、フィルム容器10から液体Lのみを迅速かつ安定して排出することが可能となる。

0088

なお、保持手段41の構成および動作は、上述した第1具体例又は第2具体例と同様とすることができる。

0089

液体Lを分与する工程が実施されてフィルム容器10から液体Lが排出されることにより、図12に示すように、フィルム容器10内の液体Lが減少する。フィルム容器10を構成するフィルム基材12が変形してフィルム容器10が潰れ、フィルム容器10の容積が減少する。

0090

次に、図13に示すように、フィルム容器10の内部ISに気体Gを供給する工程が実施される。フィルム容器10への気体Gの供給は、例えば、気体供給手段45を用いて行われる。気体供給手段45として、気体Gを供給することができる例えばコンプレッサー等の種々の装置や機構を用いることができる。図13及び図14に示された例において、気体供給手段45として、気体Gを圧送する圧送装置50が用いられている。図示された例において、気体供給手段45は、液体移送手段44と同一の装置を用いて構成されている。図13及び図14に示された例において、圧力差によって気体Gを移送する圧送装置50の本体部51が、第2ラインL2を介して気体源に接続している。本体部51は、第2ラインL2を介して気体Gを吸引する。そして、本体部51は、第1ラインL1を介し、吸引した気体Gをフィルム容器10の内部ISに供給する。

0091

フィルム容器10内に気体Gを供給することにより、フィルム容器10の内部ISにおける気体Gの量が増大する。そして、図14に示すように、フィルム容器10を構成するフィルム基材12が変形してフィルム容器10が膨らみ、フィルム容器10の容積が増大する。

0092

図13及び図14に示された例において、気体Gを供給する工程は、開口部15が容器本体11よりも上方に位置するようにフィルム容器10を支持した状態で、実施される。気体供給手段45は、開口部15が容器本体11の上方に位置するように保持手段41によってフィルム容器10が支持された状態で、フィルム容器10内に気体Gを供給している。開口部15が容器本体11の上方に位置するようにフィルム容器10の姿勢を維持すことで、気体Gは、フィルム容器10内における開口部15の周囲に集まる。すなわち、フィルム容器10内において、開口部15の周囲に気体Gを集めるとともに開口部15から離間した領域に液体Lを集め、液体Lと気体Gとを分離させることができる。これにより、フィルム容器10内の気体Gが占めている領域に気体Gを供給することができる。すなわち、フィルム容器10の内部ISにおける液体L中に気体Gを放出することを回避することができ、フィルム容器10内での泡の発生を効果的に防止することができる。

0093

次に、図15及び図16に示すように、フィルム容器10から液体Lを分与する工程が再開される。フィルム容器10から分与容器20への液体Lの分与は、気体Gを供給する工程の前に実施された液体Lの分与と同様に行うことができる。

0094

図15及び図16に示された例において、液体Lを圧送する圧送装置50の本体部51が、第1ラインL1を介してフィルム容器10から液体Lを排出し、第4ラインL4を介して分与容器20へ液体Lを供給する。このようにして、フィルム容器10から分与容器20に液体Lを分与する工程が実施され、分与容器20に液体Lを充填してなる液体充填済み容器Pが得られる。また、図15及び図16に示された例において、液体Lを分与する工程は、開口部15が容器本体11よりも下方に位置するようにフィルム容器10を支持した状態で、実施される。したがって、フィルム容器10内において、開口部15の周囲に液体Lを集めるとともに開口部15から離間した領域に気体Gを集め、液体Lと気体Gとを分離させることができる。これにより、フィルム容器10から液体Lを迅速かつ安定して分与することが可能となり、フィルム容器10内での泡の発生を効果的に抑制することができる。とりわけ、気体Gを供給する工程の後に実施される液体Lを分与する工程では、フィルム容器10内の液体Lの残量が減少しているので、これらの効果がとりわけ有用となる。

0095

上述したフィルム容器10へ気体Gを供給する工程の実施により、フィルム容器10内の液体Lの残量が小量となっても、フィルム容器10内には大量の気体Gが残っている。つまり、フィルム容器10内の液体Lの残量が僅かとなっても、フィルム容器10は膨らんだ状態に維持される。これにより、容積が減少してフィルム容器10が潰れ、これにともなって液体Lがフィルム容器10内に薄く広がってしまという現象を、効果的に回避することができる。したがって、液体Lを分与する工程における、フィルム容器10内での液体Lの流動は、安定して、過剰に高速となることもない。すなわち、分与工程の途中に気体Gをフィルム容器10内に供給することで、フィルム容器10内における泡の発生を効果的に抑制することができる。さらに、フィルム容器10が膨らんだ状態となっているので、フィルム容器10内の液体Lを効率的に排出することができる。すなわち、フィルム容器10に残留する液体Lの量を効果的に減少させることができる。

0096

このような作用効果をより有効とする観点から、最終的に液体Lが排出されたフィルム容器10内に、フィルム容器10の最大容積の5%以上に相当する体積の気体Gが残量していることが好ましく、フィルム容器10の最大容積の10%以上に相当する体積の気体Gが残量していることがより好ましく、フィルム容器10の最大容積の15%以上に相当する体積の気体Gが残量していることが更に好ましい。したがって、フィルム容器10内に気体Gを供給する工程は、フィルム容器10内の液体L及び気体Gの合計体積が、フィルム容器10の最大容積の95%以下、より好ましくはフィルム容器10の最大容積の90%以下、更に好ましくはフィルム容器10の最大容積の85%以下となった後に実施することができる。

0097

その一方で、フィルム容器10内に気体Gを供給する工程の前に、フィルム容器10内の液体L及び気体Gの合計体積が減少し過ぎてしまうと、フィルム容器10内での液体Lの流動が高速となって泡立ちが生じてやすくなる。したがって、フィルム容器10内の液体L及び気体Gの合計体積が、当該フィルム容器10の最大容積の5%以上となっている状態で、より好ましくは当該フィルム容器10の最大容積の10%以上となっている状態で、さらに好ましくは当該フィルム容器10の最大容積の15%以上となっている状態で、フィルム容器10内に気体Gを供給する工程を実施することが有効である。

0098

以上に説明した一実施の形態の第3具体例において、分与方法は、フィルム容器10から液体Lを分与する工程と、液体Lを分与する工程の途中に実施される工程であってフィルム容器10内に気体Gを供給する工程と、を有している。そして、分与装置40は、フィルム容器10を保持する保持手段41と、フィルム容器10から分与容器20に液体Lを移送し、分与容器20に液体Lを分与する液体移送手段44と、フィルム容器10から分与容器20に液体Lを移送する工程の途中においてフィルム容器10内に気体Gを供給する気体供給手段45と、を有している。

0099

このような第3具体例では、フィルム容器10から液体Lが完全に排出される前に、フィルム容器10内に気体Gが供給されるようになる。すなわち、フィルム容器10内における液体L及び気体Gの合計残量が少なくなり過ぎる前に、フィルム容器10内に気体Gを供給してフィルム容器10を膨らませることができる。したがって、液体Lは、フィルム容器10内において移動しやすくなり、フィルム容器10内における重力に基づいて決定される所定の領域、鉛直方向における下方となる領域に集まるようになる。すなわち、液体Lがフィルム容器10内で薄く広がることを効果的に防止することができる。このため、フィルム容器10から液体Lを円滑且つ安定して移送することが可能となり。さらに、液体分与中におけるフィルム容器10内への泡の発生を効果的に防止することができる。これらにより、フィルム容器10から分与容器20へ所望の量にて液体Lを分与することが可能となる。したがって、分与容器20に液体Lを充填してなる液体充填済み容器Pの歩留まり及び生産性を効果的に改善することができる。さらに、フィルム容器10に残留する液体Lの量を効果的に減少させることができる。

0100

なお、上述した第3具体例で説明した分与方法が、フィルム容器10内に気体Gを供給する工程の準備工程として、したがって気体Gを供給する工程の前に実施される工程として、フィルム容器10と分与容器20との間に位置する第1ラインL1内の液体Lを、フィルム容器10に戻す工程を含むようにしてもよい。図17に示された例において、液体移送手段44は、フィルム容器10と分与容器20との間に位置する第1ラインL1内の液体Lを、気体供給手段45によって気体Gが供給される前のフィルム容器10内に戻している。この工程を追加することによって、フィルム容器10内に気体Gを供給する際に、第1ラインL1内に残留した液体Lが、フィルム容器10内に落下して、フィルム容器10内で泡立ちが生じることを効果的に防止することができる。とりわけ、液体分与のための第1ラインL1を併用してフィルム容器10内への気体Gの供給が実施される場合には、泡立ちを有効に抑制することができる。

0101

また、図17に示された例において、液体Lを戻す工程は、開口部15が容器本体11よりも下方に位置するようにフィルム容器10が支持された状態で、実施されている。液体移送手段44は、開口部15が容器本体11の下方に位置するように保持手段41によってフィルム容器10が支持された状態で、開口部15を介して第1ラインL1内の液体Lをフィルム容器10に戻している。その後に、気体供給手段45は、第1ラインL1を介してフィルム容器10内に気体Gを供給する。開口部15が容器本体11の下方に位置するようにフィルム容器10の姿勢を維持することで、液体Lは、フィルム容器10内における開口部15の周囲に集まる。そして、第1ラインL1内の液体Lは、フィルム容器10内の下方に集まった液体L内に直接戻されるようになる。したがって、第1ラインL1からの液体Lがフィルム容器10内の液体上に落下するといったことがなく、フィルム容器10内での泡の発生を効果的に防止することができる。

0102

また、第3具体例の分与装置40において、液体移送手段44及び気体供給手段45が同一の圧送装置50によって構成されていたが、既に説明したように別々の装置によって構成されてもよい。液体移送手段44と気体供給手段45が別の装置によって構成される場合には、一例として、図10図18に示すように、二つの開口部15を有するフィルム容器10を用いることが有効である。図10に示された例において、フィルム容器10は、第1開口部15A及び第2開口部15Bを容器本体11の上縁に有している。図18に示された例において、フィルム容器10は、第1開口部15A及び第2開口部15Bを容器本体11の互いに対向する縁に有している。図10及び図18に示された例において、気体供給手段45は、第1開口部15Aを介して容器本体11の内部ISに気体Gを供給し、液体移送手段44は、第2開口部15Bを介してフィルム容器10から分与容器20へ液体Lを移送するようにしてもよい。とりわけ、図18に示されたフィルム容器10では、第1開口部15Aが上方に位置し第2開口部15Bが下方に位置するようにフィルム容器10を保持することで、フィルム容器10の上下の向きを途中で変化させることなく、フィルム容器10に上方から気体Gを供給することができるとともに、分与容器20へ向けてフィルム容器10の下方から液体Lを抜き出すことできる。

0103

さらに、第3具体例の分与方法において、フィルム容器10内に気体Gを供給する工程が、フィルム容器10から分与容器20へ液体Lを分与する工程を一時中止して実施される例を示したが、これに限られず、フィルム容器10内に気体Gを供給する工程が、フィルム容器10から分与容器20へ液体Lを分与する工程を中断することなく、フィルム容器10から分与容器20へ液体Lを分与する工程と並行して実施されるようにしてもよい。例えば、液体移送手段44及び気体供給手段45が別途の装置として構成されている分与装置40を用いることで、気体供給と液体分与とを並行して実施することができる。とりわけ図18に示されたフィルム容器10を用いることで、フィルム容器10内での泡の発生を防止しながら、液体分与中の所望のタイミングで、気体供給を実施することができる。

0104

以上において、第1〜第3具体例を参照しながら一実施の形態について説明してきた。上述した一実施の形態による分与装置は、フィルム容器10から液体Lを分与する工程と、液体Lを分与する工程の前または液体Lを分与する工程の途中にフィルム容器10内の気体Gの量を制御する工程と、を含んでいる。このような分与方法によれば、フィルム容器10内での泡立ちの原因となるフィルム容器10内の気体Gの量を、フィルム容器10からの液体分与前またはフィルム容器10からの液体分与中に、調整している。これにより、フィルム容器10内での泡の発生を効果的に抑制することができる。これにより、フィルム容器10から分与容器20へ所望の量にて液体Lを分与することが可能となる。したがって、分与容器20に液体Lを充填してなる液体充填済み容器Pの歩留まり及び生産性を効果的に改善することができる。

0105

一実施の形態を複数の具体例により説明してきたが、これらの具体例が一実施の形態を限定することを意図していない。上述した一実施の形態は、その他の様々な具体例で実施されることが可能であり、その要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、追加を行うことができる。例えば、第1具体例の気体Gを排出する工程を、第2具体例または第3具体例に適用することができる。また、第2具体例の気体Gを排出する工程を、第1具体例または第3具体例に適用することができる。さらに、第3具体例の気体Gを供給する工程を、第1具体例または第2具体例に適用することができる。

0106

10フィルム容器
11容器本体
12フィルム基材
15 開口部
15A 第1開口部
15B 第2開口部
16筒状材
20分与容器
21注出入口
40分与装置
41保持手段
41a保持体
42気体排出手段
43液体充填手段
44液体移送手段
45気体供給手段
50 圧送装置
51 本体部
L液体
G 気体
P 液体充填済み容器
IS 内部
S封止部
L1 第1ライン
L2 第2ライン
L3 第3ライン
L4 第4ライン

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